JP2019024932A - 使い捨ておむつ - Google Patents

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Abstract

【課題】ファスニングテープの上側ファスニングテープと下側ファスニングテープを略X字状にクロスさせて腹側部に係合させることができるファスニングテープを備えた使い捨ておむつを提供する。【解決手段】外装シートの背側部に、それぞれ幅方向に延出するファスニングテープを設け、ファスニングテープを、外装シートに固定される基部と、係止部を有するタブ部と、基部とタブ部の間の本体部から形成し、本体部に、前後方向に所定の間隔を隔てて左右方向に延在する弾性伸縮部材を設け、本体部における基部に隣接する部位の背側に、他の部位よりも小さな伸長力で伸長する第1容易伸縮領域を形成し、本体部の基部に隣接する部位の腹側に、他の部位よりも小さな伸長力で伸長する第2容易伸縮領域を形成することにより解決される。【選択図】図6

Description

本発明は、使い捨ておむつに関するものであり、特に、ファスニングテープを容易にクロス止めできる使い捨ておむつに関するものである。
従来、使い捨ておむつを装着者にフィットさせて漏れを防止するために、ファスニングテープを上下方向に分離して形成される上側ファスニングテープと下側ファスニングテープを略X字状にクロスさせてターゲットシートに係合する技術が知られている。(特許文献1)
また、使い捨ておむつの良好な装着感を得るために、ファスニングテープの腹側に設けられた弾性伸縮部材の伸長力をファスニングテープの背側に設けられた弾性伸縮部材の伸長力よりも大きく設定する技術が知られている。(特許文献2)
さらに、装着者の脚や腹部にファスニングテープによる締め付けた跡を残さないようにするために、係止部が設けられていないファスニングテープにおける背側と腹側の部位に設けられた弾性伸縮部材を間欠的にファスニングテープに固定する技術が知られている。(特許文献3)
特開2009−72472号公報 特開2011−160933号公報 特開2012−100774号公報
しかし、特許文献1の技術では、ファスニングテープの上側ファスニングテープと下側ファスニングテープを幅方向に伸長して略X字状にクロスさせてターゲットシートに係合させるので、作業負担が増加する問題がある。
特許文献2の技術では、ファスニングテープの基部とタブ部の間の本体部には同一伸長力の弾性伸縮部材が設けられているために、ファスニングテープが伸びきった状態、すなわち幅方向の伸びしろが無い状態で係止部がターゲットシートに係止される恐れがあり、装着者の姿勢の変化に伴う腹部の変化にファスニングテープが追従することができず装着者に過度の押圧を加える問題がある。
特許文献3の技術も同様に、ファスニングテープの本体部には同一伸長力の弾性伸縮部材が設けられているために、ファスニングテープが伸びきった状態で係止部がターゲットシートに係止される恐れがあり、装着者の姿勢の変化に伴う腹部の変化にファスニングテープが追従することができず装着者に過度の押圧を加える問題がある。
そこで、本発明の主たる課題は、ファスニングテープの上側に位置する上側ファスニングテープと、ファスニングテープの下側に位置する下側ファスニングテープを、装着者が意識しなくても容易に略X字状にクロスさせてターゲットシートに係合することができるファスニングテープを備えた使い捨ておむつを提供することにあり、次なる課題は、上側ファスニングテープと下側ファスニングテープを、所定の伸びしろを持った状態でターゲットシートに係止できるファスニングテープを備えた使い捨ておむつを提供することにある。
装着者が意識しなくても上下に分離された背側ファスニングテープと腹側ファスニングテープをクロス状態に引き伸ばし、所定の伸びしろを持った状態でターゲットシートに係止できる
上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。
第1手段は、身体側に設けられた液透過性のトップシートと、反身体側に設けられた液不透過性のバックシートと、前記トップシートとバックシートの間に設けられた排泄物を吸収する吸収体と、前記バックシートの反身体側に設けられた外装シートを備えた使い捨ておむつにおいて、
前記外装シートの背側部に、それぞれ幅方向に延出するファスニングテープを設け、前記ファスニングテープを、前記外装シートに固定される基部と、係止部を有するタブ部と、前記基部とタブ部の間の本体部から形成し、前記本体部に、前後方向に所定の間隔を隔てて左右方向に延在する弾性伸縮部材を設け、前記本体部における基部に隣接する部位の背側に、他の部位よりも小さな伸長力で伸長する第1容易伸縮領域を形成し、前記本体部の基部に隣接する部位の腹側に、他の部位よりも小さな伸長力で伸長する第2容易伸縮領域を形成したことを特徴とする。
第2手段は、第1の構成において、平面視で前記第1容易伸縮領域を、前後方向に延在する第1境界線と、前記第1境界線の背側端部から幅方向の外側に延在する第2境界線と、前記第1境界線の腹側端部から幅方向の外側に向かうほど背側に向かって延在する第3境界線で区画される三角形形状に形成し、平面視で前記第2容易伸縮領域を、前後方向に延在する第4境界線と、前記第4境界線の腹側端部から幅方向の外側に延在する第5境界線と、前記第4境界線の背側端部から幅方向の外側に向かうほど腹側に向かって延在する第6境界線で区画される三角形形状に形成したことを特徴とする。
第3手段は、第2の構成において、前記第1境界線の前後方向の長さを、前記タブ部の前後方向の長さよりも長く形成し、前記第2境界線の前後方向の長さを、前記タブ部の前後方向の長さよりも長く形成したことを特徴とする。
第4手段は、第1〜3のいずれか1項の手段の構成において、前記本体部の前後方向の中間部に幅方向に延在する切断部を形成したことを特徴とする。
第5手段は、第4の構成において、前記切断部に隣接する部位の背側に、他の部位よりも大きな伸長力で伸長する第1難伸縮領域を形成し、前記切断部に隣接する部位の腹側に、他の部位よりも大きな伸長力で伸長する第2難伸縮領域を形成したことを特徴とする。
第1手段によれば、外装シートの背側部に、それぞれ幅方向に延出するファスニングテープを設け、ファスニングテープを、外装シートに固定される基部と、係止部を有するタブ部と、基部とタブ部の間の本体部から形成し、本体部に、前後方向に所定の間隔を隔てて左右方向に延在する弾性伸縮部材を設け、本体部における基部に隣接する部位の背側に、他の部位よりも小さな伸長力で伸長する第1容易伸縮領域を形成し、本体部の基部に隣接する部位の腹側に、他の部位よりも小さな伸長力で伸長する第2容易伸縮領域を形成したので、ファスニングテープの上側に位置する上側ファスニングテープのタブ部を幅方向の外側に向けて伸長すると上側ファスニングテープを下側に向かって傾斜して延在させ、ファスニングテープの下側に位置する下側ファスニングテープのタブ部を幅方向の外側に向けて伸長すると下側ファスニングテープを上側に向かって傾斜して延在させ、上側ファスニングテープと下側ファスニングテープを略X字状にクロスさせて外装シートの腹側部に容易に係合させ作業負担を軽減することができる。また、所定の伸びしろを持った状態で上側ファスニングテープと下側ファスニングテープを外装シートの腹側部に係止することができる。
第2手段によれば、第1手段による効果に加えて、平面視で第1容易伸縮領域を、前後方向に延在する第1境界線と、第1境界線の背側端部から幅方向の外側に延在する第2境界線と、第1境界線の腹側端部から幅方向の外側に向かうほど背側に向かって延在する第3境界線で区画される三角形形状に形成し、平面視で第2容易伸縮領域を、前後方向に延在する第4境界線と、第4境界線の腹側端部から幅方向の外側に延在する第5境界線と、第4境界線の背側端部から幅方向の外側に向かうほど腹側に向かって延在する第6境界線で区画される三角形形状に形成したので、上側ファスニングテープを下側に向かってより傾斜して延在させ、下側ファスニングテープを上側に向かってより傾斜して延在させることができる。
第3手段によれば、第2手段による効果に加えて、第1境界線の前後方向の長さを、タブ部の前後方向の長さよりも長く形成し、第2境界線の前後方向の長さを、タブ部の前後方向の長さよりも長く形成したので、タブ部を把持した位置に関係なく、上側ファスニングテープのタブ部を幅方向の外側に向けて伸長すると上側ファスニングテープを下側に向かって傾斜して延在させ、下側ファスニングテープのタブ部を幅方向の外側に向けて伸長すると下側ファスニングテープを上側に向かって傾斜して延在させることができる。
第4手段によれば、第1〜3手段のいずれかによる効果に加えて、本体部の前後方向の中間部に幅方向に延在する切断部を形成したので、ファスニングテープを切断部で上側ファスニングテープと下側ファスニングテープに分断でき、上側ファスニングテープを下側に向かってさらに効率良く傾斜して延在させ、下側ファスニングテープを上側に向かってさらに効率良く傾斜して延在させることができる。
第5手段によれば、第4手段による効果に加えて、切断部に隣接する部位の背側に、他の部位よりも大きな伸長力で伸長する第1難伸縮領域を形成し、切断部に隣接する部位の腹側に、他の部位よりも大きな伸長力で伸長する第2難伸縮領域を形成したので、上側ファスニングテープを下側に向かってより効率良く傾斜して延在させ、下側ファスニングテープを上側に向かってより効率良く傾斜して延在させることができる。
使い捨ておむつを展開した内面平面図である。 使い捨ておむつを展開した外面平面図である。 図1のiii−iii断面図である。 図1のiv−iv断面図である。 図1のv−v断面図である。 第1実施形態のファスニングテープの(a)は内面平面図、(b)はA−A断面図である。 第1実施形態のファスニングテープの伸長状態の(a)は初期状態、(b)は切断部を切断した状態、(c)は伸長状態である。 第2実施形態のファスニングテープの(a)は内面平面図、(b)はA−A断面図である。 第3実施形態のファスニングテープの(a)は内面平面図、(b)はA−A断面図である。 使い捨ておむつを装着者に装着した斜視図である。
<使い捨ておむつ>
本発明のクロス止めに優れる容易伸長領域が設けられたファスニングテープを備えた使い捨ておむつについて添付図面を参照しながら説明する。本明細書においては、「前後方向」とは腹側と背側を結ぶ方向をいい、「幅方向」とは前後方向と直交する方向をいい、「上下方向」とは使い捨ておむつの装着状態において胴回り方向と直交する方向をいい、「内面」とはそれぞれの部材の身体側面をいい、「外面」とは反身体側面をいうものとする。
図1,2に示すように、使い捨ておむつ100は、身体側の液透過性のトップシート1と、反身体側の液不透過性のバックシート2と、トップシート1とバックシート2の間に設けられた吸収体3から構成されている。また、バックシート2の外面には、外装シート20が設けられている。
吸収体3の幅方向の外側には、排泄物の外部への漏れを防止するために脚周り用の立体ギャザー30がそれぞれ設けられ、立体ギャザー30の基部の外側には、所定の間隔を隔てて排泄物の外部への漏れを防止する脚周り用の平面ギャザー40がそれぞれ設けられている。
吸収体3の前後方向の背側には、排泄物の外部への漏れを防止する背側用の立体ギャザー50が設けられ、立体ギャザー50の基部には、排泄物の外部への漏れを防止する背側用の平面ギャザー60が設けられている。
吸収体3の前後方向の外側には、吸収体3が延在しないエンドフラップ部EFがそれぞれ設けられ、吸収体3の幅方向の外側には、吸収体3が延在しないサイドフラップ部SFがそれぞれ設けられている。
サイドフラップ部SFの背側には、外側に向かって延在するファスニングテープ70がそれぞれ設けられ、外装シート20の外面の腹側には、装着者に使い捨ておむつ100を装着する場合にファスニングテープ70を係止するターゲットシート90が設けられている。
(トップシート)
トップシート1は、本実施形態においては、吸収体3の外周縁よりも外側に延在しており、その延在した部位は、ホットメルト等の接着剤を介してバックシート2の内面に固定されている。なお、トップシート1を吸収体3の外周縁の外側に延在させない形態に変更することもできる。
トップシート1としては、有孔または無孔の不織布や穴あきプラスチックシートなどが用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、アミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いることができる。また、不織布の加工方法としては、スパンレース法、スパンボンド法、SMS法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法、エアスルー法、ポイントボンド法等の公知の方法を用いることができる。トップシート1に用いる不織布の繊維目付けは15〜30g/m2が好ましく、厚みは0.05〜1mmが好ましい。
(バックシート)
バックシート2は、吸収体3の外周縁よりも外側に延在しており、吸収体3に吸収された排泄物の外部への移動を遮断するものである。
バックシート2としては、ポリエチレンフィルム等のプラスチックフィルムの他、ムレ防止の点から遮水性を損なわずに透湿性を備えたシートも用いることができる。この遮水・透湿性シートは、例えばポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填材を溶融混練してシートを形成した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートを用いることができる。バックシート2の単位面積あたりの重量は13〜40g/m2が好ましく、厚みは0.01〜0.1mmが好ましい。
(吸収体)
吸収体3としては、パルプ繊維の積繊体、セルロースアセテート等のフィラメントの集合体、あるいは不織布を基本とし、必要に応じて高吸収性ポリマーを混合、固定等してなるものを用いることができる。吸収体3におけるパルプ目付けは100〜500g/m2、厚みは1〜15mmが好ましい。また、高吸水性樹脂の目付けは0〜300g/m2が好ましく、高吸水性樹脂含有率が少な過ぎると、十分な吸収能を与えることができず、多過ぎるとパルプ繊維間の絡み合いが無くなり、ヨレや割れ等が発生し易くなる。
吸収体3は、一層構造に形成しているが、身体側の上層吸収体と反身体側の下層吸収体の二層構造に形成することもできる。また、平面視において吸収体3は砂時計形状に形成しているが、長方形状等に形成することもでき、高吸収性ポリマーの脱落を防止するために、液透過性のクレープ紙によって吸収体3を包装することもできる。
(外装シート)
外装シート20は、バックシート2を覆って使い捨ておむつ100の外面を布のような外観、肌触りとするものである。外装シート20としては、不織布で形成するのが好ましい。素材繊維は、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いることができ、加工法は、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、エアスルー法、ニードルパンチ法等を用いて製作することができる。但し、肌触り及び強度を両立できる点でスパンボンド不織布やSMS不織布、SMMS不織布等の長繊維不織布が好ましい。
不織布は一枚で使用する他、複数枚を重ねて使用することもでき、複数枚を重ねて使用する場合は、不織布相互をホットメルト等の接着剤を介して固定するのが好ましい。また、不織布を用いる場合は、その繊維目付けは10〜50g/m2、特に15〜30g/m2が好ましい。
(脚周り用の立体ギャザー)
図3,4に示すように、脚周り用の立体ギャザー30を形成するギャザーシート31の基部31Aは、トップシート1の内面の幅方向の外側部とバックシート2の内面の幅方向の外側部に前後方向に亘って固定されている。また、ギャザーシート31の起立部31Bの前後方向の両端部は、トップシート1の内面の幅方向の外側部と立体ギャザー50を形成するギャザーシート51の内面の幅方向の外側部に固定され、ギャザーシート31の起立部31Bの前後方向の中間部は、トップシート1の内面とギャザーシート51の内面には固定されておらず離間している。また、起立部31Bには、幅方向に所定の間隔を隔てて前後方向に延在する複数の細長状の弾性伸縮部材32が所定の伸長状態で設けられている。これにより、装着者に使い捨ておむつ100を装着した場合には、弾性伸縮部材32の収縮力によって起立部31Bを装着者の股間部に向かって起立させて、起立部31Bの先端部を装着者の股間部に押接させ排泄物の外部への漏れを防止することができる。
ギャザーシート31としては、スパンボンド不織布等の不織布の他、バックシート2に用いられるものと同様のプラスチックフィルム、又はこれらの積層シートを用いることができるが、肌への感触性の点で、撥水処理を施した不織布が好ましい。
弾性伸縮部材32としては、糸状、紐状、帯状等に形成された天然ゴム又は合成ゴム、具体的にはスチレン系ゴム、オレフィン系ゴム、ウレタン系ゴム、エステル系ゴム、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリスチレン、スチレンブタジエン、シリコン、ポリエステル等、通常使用される素材を用いることができる。また、弾性伸縮部材32の太さは500〜1500dtex程度、特に800〜1300dtex程度(天然ゴムの場合0.1〜3mm程度、特に0.5〜3mm程度)が好ましく、また取り付け時の伸長率は150〜250%程度、特に160〜200%程度が好ましい。なお、図1の右斜め上がりの斜線はギャザーシート31の固定箇所を示し、左斜め上がりの斜線はギャザーシート51の固定箇所を示し、図3〜5のドッドは、ホットメルト接着剤等により固定させた部位を示している。
(脚周り用の平面ギャザー)
平面ギャザー40は、サイドフラップ部SFにおけるギャザーシート31の基部31Aに対向する部位に設けられている。サイドフラップ部SFを形成するバックシート2と外装シート12の幅方向の外側部には、幅方向に所定の間隔を隔てて前後方向に延在する細長状の弾性伸縮部材41が所定の伸長状態で設けられている。これにより、装着者に使い捨ておむつ100を装着した場合には、弾性伸縮部材41の収縮力によって平面ギャザー40が装着者の脚部に押接させ排泄物の外部への漏れを防止することができる。
弾性伸縮部材41としては、糸状、紐状、帯状等に形成された天然ゴム又は合成ゴム、具体的にはスチレン系ゴム、オレフィン系ゴム、ウレタン系ゴム、エステル系ゴム、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリスチレン、スチレンブタジエン、シリコン、ポリエステル等、通常使用される素材を用いることができる。また、弾性伸縮部材41の間隔は2〜15mm程度、特に3〜7mm程度が好ましい。さらに、弾性伸縮部材41の太さは500〜1500dtex程度、特に800〜1300dtex程度(天然ゴムの場合0.1〜3mm程度、特に0.5〜3mm程度)が好ましく、また取り付け時の伸長率は150〜250%程度、特に160〜200%程度が好ましい。
(背側用の立体ギャザー)
図5に示すように、背側用の立体ギャザー50を形成するギャザーシート51の基部51Aは、トップシート1の内面の背側部の幅方向に中間部に固定されている。また、ギャザーシート51の起立部51Bの内面の幅方向の両側部は、トップシート1の内面と対向するギャザーシート31の外面に固定され、ギャザーシート51の起立部51Bの幅方向の中間部には、前後方向に所定の間隔を隔てて幅方向に延在する複数の細長状の弾性伸縮部材52が所定の伸長状態で設けられている。これにより、装着者に使い捨ておむつ100を装着した場合には、弾性伸縮部材52の収縮力によって起立部51Bを装着者の背中に向かって起立させて、起立部51Bの先端部を装着者の背中に押接させ排泄物の外部への漏れを防止することができる。
ギャザーシート51は、ギャザーシート31と同様にスパンボンド不織布等の不織布の他、バックシート2に用いられるものと同様のプラスチックフィルム、又はこれらの積層シートを用いることができるが、肌への感触性の点で、撥水処理を施した不織布が好ましい。
弾性伸縮部材52としては、弾性伸縮部材32と同様に糸状、紐状、帯状等に形成された天然ゴム又は合成ゴム、具体的にはスチレン系ゴム、オレフィン系ゴム、ウレタン系ゴム、エステル系ゴム、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリスチレン、スチレンブタジエン、シリコン、ポリエステル等、通常使用される素材を用いることができる。また、弾性伸縮部材32の太さは500〜1500dtex程度、特に800〜1300dtex程度(天然ゴムの場合0.1〜3mm程度、特に0.5〜3mm程度)が好ましく、また取り付け時の伸長率は150〜250%程度、特に160〜200%程度が好ましい。
(背側用の平面ギャザー)
平面ギャザー60は、エンドフラップ部EFにおけるギャザーシート51の基部51Aに対向する部位に設けられている。ギャザーシート51の基部51Aには、前後方向に所定の間隔を隔てて幅方向に延在する細長状の弾性伸縮部材61が所定の伸長状態で設けられている。これにより、装着者に使い捨ておむつ100を装着した場合には、弾性伸縮部材61の収縮力によって平面ギャザー60が装着者の背中に押接させ排泄物の外部への漏れを防止することができる。
弾性伸縮部材61としては、弾性伸縮部材41と同様に糸状、紐状、帯状等に形成された天然ゴム又は合成ゴム、具体的にはスチレン系ゴム、オレフィン系ゴム、ウレタン系ゴム、エステル系ゴム、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリスチレン、スチレンブタジエン、シリコン、ポリエステル等、通常使用される素材を用いることができる。また、弾性伸縮部材41の間隔は2〜15mm程度、特に3〜7mm程度が好ましい。さらに、弾性伸縮部材41の太さは500〜1500dtex程度、特に800〜1300dtex程度(天然ゴムの場合0.1〜3mm程度、特に0.5〜3mm程度)が好ましく、また取り付け時の伸長率は150〜250%程度、特に160〜200%程度が好ましい。なお、弾性伸縮部材61は、ギャザーシート51の基部51Aに設けているが、ギャザーシート51の前後方向の背側に別途シートを設けて弾性伸縮部材61を設けることもできる。
(ファスニングテープ)
図1〜3に示すように、サイドフラップ部SFの背側には、それぞれ外側に向かって延在するファスニングテープ70が設けられている。ファスニングテープ70は、基材シート71と、基材シート71の内面に設けられた係止部72から形成されている。
基材シート71の基部73は、外装シート20とギャザーシート31の幅方向の外側部の間に固定され、基材シート71の本体部74の前後方向の中間部には、ミシン目等からなる切断部75が設けられ、基材シート71のタブ部76の内面には、係止部72が設けられている。
基材シート71は、内側に位置する内側基材シート71Aと、外側に位置する外側基材シート71Bと、内側基材シート71Aと外側基材シート71Bの間に前後方向に所定の間隔を隔てて幅方向に伸長状態にされた複数の細長状の弾性伸縮部材77から形成されている。これにより、装着者に使い捨ておむつ100を装着した場合には、弾性伸縮部材77の収縮力によって装着者に使い捨ておむつ100を密着して装着することができる。
内側基材シート71Aと外側基材シート71Bの素材は、不織布が好ましく、不織布としては公知のものを特に限定無く用いることができる。不織布を構成する繊維としては、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、アミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いることができる。また、不織布の製造方法としては、スパンレース法、スパンボンド法、SMS法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法、エアスルー法、ポイントボンド法等の公知の方法を用いることができる。特にオレフィン系繊維を用いたスパンボンド不織布、SMS不織布が好ましい。使用する不織布の坪量は適宜定めることができるが、本体部5bにおける不織布の総坪量が20〜75g/m2、特に26〜46g/m2であり、固定部5f及び先端部5pにおける不織布の総坪量がそれぞれ35〜130g/m2、特に46〜116g/m2であると好ましい。この範囲内であれば、外装シート20とギャザーシート31の間に固定される基部73における強度や剛性を確保でき、且つ本体部74の柔軟性や伸縮性の確保をすることができる。
係止部72としては、メカニカルファスナーのフック材が好ましい。フック材は、多数の係合突起を有する。係合突起の形状としては、(A)レ字状、(B)J字状、(C)マッシュルーム状、(D)T字状、(E)ダブルJ字状(J字状のものを背合わせに結合した形状のもの)等が存在するが、いずれの形状であっても良い。また、フック材に替えて粘着剤層を用いることもできる。
背側のタブ部76は、基材シート71の幅方向の外側の背側端部に設けられ、腹側のタブ部76は、基材シート71の幅方向の外側の腹側端部に設けられている。これにより、図7(c)に示すように、背側のタブ部76を幅方向の外側に向けて伸長させた場合には、上側ファスニングテープ70Aを幅方向の外側に向かうほど腹側に向かって延在させ、腹側のタブ部76を幅方向の外側に向けて伸長させた場合には、下側ファスニングテープ70Bを幅方向の外側に向かうほど背側に向かって延在させることができる。なお、本明細書では、上側ファスニングテープ70Aは、ファスニングテープ70を基材シート71の切断部75で切断した後に、切断部75よりも背側に位置するファスニングテープ70部位を言い、下側ファスニングテープ70Bは、ファスニングテープ70を基材シート71の切断部75で切断した後に、切断部75よりも腹側に位置するファスニングテープ70部位を言うものとする。
タブ部76の幅方向の長さは、本体部74の長さの20〜40%に形成するのが好ましい。これにより、上側ファスニングテープ70Aと下側ファスニングテープ70Bをそれぞれ伸長させる方向、上側ファスニングテープ70Aの係止部74と下側ファスニングテープ70Bの係止部74をそれぞれターゲットシート90に係合する位置の自由度を高めることができる。
弾性伸縮部材77は、糸状、紐状、帯状等に形成された天然ゴム又は合成ゴム、具体的にはスチレン系ゴム、オレフィン系ゴム、ウレタン系ゴム、エステル系ゴム、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリスチレン、スチレンブタジエン、シリコン、ポリエステル等、通常使用される素材を用いることができる。また、弾性伸縮部材77の太さは、300〜3000dtex程度、特に400〜1300dtex程度、さらにいうならば900〜1300dtex程度とするのが好ましく、また取り付け時の伸長率は150〜500%程度、特に200〜400%程度、さらにいうならば300〜400%程度とするのが好ましい。
<第1実施形態のファスニングテープ>
次に、図6に示す第1実施形態のファスニングテープ70について説明する。図6(a)は、内面平面図であり、図6(b)は、A−A断面図であり、図6のドットは、弾性伸縮部材77の固定箇所を示している。
第1実施形態のファスニングテープ70は、本体部74における基部73に隣接する部位の背側に幅方向に容易に伸長する第1容易伸縮領域S1が設けられ、本体部74における基部73に隣接する部位の腹側に幅方向に容易に伸長する第2容易伸縮領域S2が設けられている。
ファスニングテープ70の本体部74に設けられた弾性伸縮部材77は、幅方向に所定の間隔を隔てて前後方向に延在するホットメルト等の接着剤84を介して内側基材シート71Aと外側基材シート71Bに固定されている。
第1容易伸縮領域S1内に位置する弾性伸縮部材77の部位は、接着剤84とこれに隣接する接着剤84の間において切断されている。これにより、第1容易伸縮領域S1に対向する背側のタブ部76を幅方向の外側に向けて伸長させた場合は、第1容易伸縮領域S1内に位置する切断された弾性伸縮部材77に伸長力を加える必要がないので第1容易伸縮領域S1を幅方向の外側に向けて容易に伸長させることができる。また、第2容易伸縮領域S2内に位置する弾性伸縮部材77の部位は、接着剤84とこれに隣接する接着剤84の間において切断されている。これにより、第1容易伸縮領域S1に対向する腹側のタブ部76を幅方向の外側に向けて伸長させた場合は、第2容易伸縮領域S2内に位置する切断された弾性伸縮部材77に伸長力を加える必要がないので第2容易伸縮領域S2を幅方向の外側に向けて容易に伸長させることができる。
第1容易伸縮領域S1は、平面視において略三角形形状に形成されているが、矩形形状に形成することもできる。また、第2容易伸縮領域S2は、平面視において略三角形形状に形成されているが、矩形形状に形成することもできる。
第1容易伸縮領域S1は、前後方向に延在する第1境界線80Aと、第1境界線80Aの背側端部から幅方向の外側に向かって延在する第2境界線81Aと、第1境界線80Aの腹側端部から幅方向の外側に向かうほど背側に向かって延在する第3境界線82Aによって区画されている。第1境界線80Aは、基部73と本体部74上の境界線上に設けられ、第2境界線81Aは、本体部74の背側端部に近接して設けられている。また、第2容易伸縮領域S2は、前後方向に延在する第4境界線80Bと、第4境界線80Bの腹側端部から幅方向の外側に向かって延在する第5境界線81Bと、第4境界線80Bの背側端部から幅方向の外側に向かうほど腹側に向かって延在する第6境界線82Bによって区画されている。第4境界線80Bは、基部73と本体部74上の境界線上に設けられ、第5境界線81Bは、本体部74の腹側端部に近接して設けられている。
図7(a),(b)に示すように、装着者に使い捨ておむつ100を装着する場合は、先ず、ファスニングテープ70の切断部75を切断して、ファスニングテープ70を切断部75よりも背側に位置する上側ファスニングテープ70Aと切断部75よりも腹側に位置する下側ファスニングテープ70Bに分離する。
次に、図7(c)に示すように、上側ファスニングテープ70Aをタブ部76を掴んで幅方向の外側に向けて伸長させると、上側ファスニングテープ70Aの容易伸長領域S1が容易伸長領域S1以外の部位よりも幅方向に大きく伸長して、上側ファスニングテープ70Aは、幅方向の外側に向かうほど腹側に向かって延在する。また、下側ファスニングテープ70Bをタブ部76を掴んで幅方向の外側に向けて伸長させると、下側ファスニングテープ70Bの容易伸長領域S2が容易伸長領域S2以外の部位よりも幅方向に大きく伸長して、下側ファスニングテープ70Bは、幅方向の外側に向かうほど背側に向かって延在する。
これにより、図10に示すクロス止め、すなわち、下側ファスニングテープ70Bをターゲットシート90の幅方向の中央に向かうほど上側に向かって延在させて、上側ファスニングテープ70Aをターゲットシート90の幅方向の中央に向かうほど下側に向かって延在させて、上側ファスニングテープ70Aと下側ファスニングテープ70Bをターゲットシート90上で略X字状にクロスさせて係合させることができる。よって、使い捨ておむつ100を装着者によりフィットさせて装着して排泄物の外部への漏れ出しを防止することができ、また、装着者の姿勢の変化に伴う腹部の変化が生じた場合にも、上側ファスニングテープ70Aと下側ファスニングテープ70Bが幅方向に伸縮して腹部の変化に使い捨ておむつ100をより容易に追従させることができる。
図6に示すように、容易伸長領域S1の第1境界線80Aの前後方向の長さを上側ファスニングテープ70Aのタブ部76の前後方向の長さよりも長く形成するのが好ましい。これにより、タブ部76を掴む位置に関係なく、タブ部76を掴んで幅方向の外側に向けて伸長させると、上側ファスニングテープ70Aを幅方向に伸長して幅方向の外側に向かうほど腹側に向かって延在させることができる。また、容易伸長領域S2の第4境界線80Bの前後方向の長さを下側ファスニングテープ70Bのタブ部76の前後方向の長さよりも長く形成するのが好ましい。これにより、タブ部76を掴む位置に関係なく、タブ部76を掴んで幅方向の外側に向けて伸長させると、下側ファスニングテープ70Bを幅方向に伸長して幅方向の外側に向かうほど背側に向かって延在させることができる。
容易伸長領域S1の第3境界線82Aと本体部74の背側端部との交差角度θ1を30〜60度に形成するのが好ましい。これにより、タブ部76を掴んで幅方向の外側に向けて伸長させると、上側ファスニングテープ70Aを幅方向に伸長して幅方向の外側に向かうほど腹側に向かって屈曲することなく効率良く延在させることができる。また、容易伸長領域S2の第6境界線82Bと本体部74の腹側端部との交差角度θ2を30〜60度に形成するのが好ましい。これにより、タブ部76を掴んで幅方向の外側に向けて伸長させると、下側ファスニングテープ70Bを幅方向に伸長して幅方向の外側に向かうほど背側に向かって屈曲することなく効率良く延在させることができる。
<第2実施形態のファスニングテープ>
次に、図8に示す第2実施形態のファスニングテープ70について説明する。図8(a)は、内面平面図であり、図8(b)は、A−A断面図であり、図8のドットは、弾性伸縮部材77の固定箇所を示している。なお、第1実施形態のファスニングテープ70と同一部材には、同一符号を付して説明を省略する。
第2実施形態のファスニングテープ70は、切断部75の背側近傍に幅方向に伸長するのが困難な難伸縮領域S3が設けられ、また、切断部75の腹側近傍に幅方向に伸長するのが困難な難伸縮領域S4が設けられている。なお、第1難伸縮領域S3と第2難伸縮領域S4は、平面視において略矩形形状に形成されている。
第1難伸縮領域S3内に設けられた弾性伸縮部材77は、それぞれ接着材84と、接着剤84とこれに隣接する接着剤84の間に設けられたホットメルト等の接着剤85を介して内側基材シート71Aと外側基材シート71Bに固定され、また、第2難伸縮領域S4内に設けられた弾性伸縮部材77は、それぞれ接着材84と、接着剤84とこれに隣接する接着剤84の間に設けられたホットメルト等の接着剤85を介して内側基材シート71Aと外側基材シート71Bに固定されている。
第1難伸縮領域S3内に設けられた弾性伸縮部材77は、タブ部76を幅方向の外側に向かって伸長した場合に、接着剤84と接着剤85によって固定されていない幅方向に伸長できる部位の長さが短いので幅方向の外側に向かって伸長しづらくなる。これにより、タブ部76を掴んで幅方向の外側に向けて伸長させると、上側ファスニングテープ70Aを幅方向に伸長して幅方向の外側に向かうほど腹側に向かってよりスムーズに延在させることができる。
また、第2難伸縮領域S4内に設けられた弾性伸縮部材77は、下側ファスニングテープ70Bのタブ部76を幅方向の外側に向かって伸長した場合に、接着剤84と接着剤85によって固定されていない幅方向に伸長できる部位の長さが短いので幅方向の外側に向かって伸長しづらくなる。これにより、タブ部76を掴んで幅方向の外側に向けて伸長させると、下側ファスニングテープ70Bを幅方向に伸長して幅方向の外側に向かうほど背側に向かってよりスムーズに延在させることができる。
<第3実施形態のファスニングテープ>
次に、図9に示す第3実施形態のファスニングテープ70について説明する。図9(a)は、内面平面図であり、図9(b)は、A−A断面図であり、図9のドットは、基材シート86の固定箇所を示している。なお、第1実施形態のファスニングテープ70と同一部材には、同一符号を付して説明を省略する。
第3実施形態のファスニングテープ70の容易伸長領域S1内に位置する弾性伸縮部材77は、容易伸長領域S1内の全域に設けられた接着剤86を介して内側基材シート71Aと外側基材シート71Bに固定され、ファスニングテープ70の容易伸長領域S2内に位置する弾性伸縮部材77は、容易伸長領域S2内の全域に設けられた接着剤86を介して内側基材シート71Aと外側基材シート71Bに固定されている。
上側ファスニングテープ70Aの容易伸長領域S1内に位置する弾性伸縮部材77の部位は、接着剤86を介して内側基材シート71Aと外側基材シート71Bに固定されているので、上側ファスニングテープ70Aのタブ部76を幅方向の外側に向かって伸長した場合に、幅方向の外側に向かう伸長力を加える必要がない。これにより、タブ部76を掴んで幅方向の外側に向けて伸長させると、容易伸長領域S1が幅方向の外側に向けて容易に伸長し、上側ファスニングテープ70Aを幅方向の外側に向かうほど腹側に向かって延在させることができる。
また、下側ファスニングテープ70Bの容易伸長領域S2内に位置する弾性伸縮部材77の部位は、接着剤86を介して内側基材シート71Aと外側基材シート71Bに固定されているので、下側ファスニングテープ70Bのタブ部76を幅方向の外側に向かって伸長した場合に、幅方向の外側に向かう伸長力を加える必要がない。これにより、タブ部76を掴んで幅方向の外側に向けて伸長させると、容易伸長領域S2が幅方向の外側に向けて容易に伸長し、下側ファスニングテープ70Bを幅方向の外側に向かうほど背側に向かって延在させることができる。
(ターゲットシート)
ターゲットシート90としては、ループ糸が表面に多数設けられたプラスチックフィルムや不織布等が好ましい。これにより、装着者に使い捨ておむつ100を装着する場合には、ファスニングテープ70の係止部72をターゲットシート90に効率よく係止することができる。
本発明は、テープタイプ使い捨ておむつに利用できるものである。
1 トップシート
2 バックシート
3 吸収体
20 外装シート
70 ファスニングテープ
72 係止部
73 基部
74 本体部
75 切断部
76 タブ部
77 弾性伸縮部材
80A 第1境界線
80B 第4境界線
81A 第2境界線
81B 第5境界線
82A 第3境界線
82B 第6境界線
S1 第1容易伸縮領域
S2 第2容易伸縮領域
S3 第1難伸縮領域
S4 第2難伸縮領域

Claims (5)

  1. 身体側に設けられた液透過性のトップシートと、反身体側に設けられた液不透過性のバックシートと、前記トップシートとバックシートの間に設けられた排泄物を吸収する吸収体と、前記バックシートの反身体側に設けられた外装シートを備えた使い捨ておむつにおいて、
    前記外装シートの背側部に、それぞれ幅方向に延出するファスニングテープを設け、
    前記ファスニングテープを、前記外装シートに固定される基部と、係止部を有するタブ部と、前記基部とタブ部の間の本体部から形成し、
    前記本体部に、前後方向に所定の間隔を隔てて左右方向に延在する弾性伸縮部材を設け、
    前記本体部における基部に隣接する部位の背側に、他の部位よりも小さな伸長力で伸長する第1容易伸縮領域を形成し、
    前記本体部の基部に隣接する部位の腹側に、他の部位よりも小さな伸長力で伸長する第2容易伸縮領域を形成したことを特徴とする使い捨ておむつ。
  2. 平面視で前記第1容易伸縮領域を、前後方向に延在する第1境界線と、前記第1境界線の背側端部から幅方向の外側に延在する第2境界線と、前記第1境界線の腹側端部から幅方向の外側に向かうほど背側に向かって延在する第3境界線で区画される三角形形状に形成し、
    平面視で前記第2容易伸縮領域を、前後方向に延在する第4境界線と、前記第4境界線の腹側端部から幅方向の外側に延在する第5境界線と、前記第4境界線の背側端部から幅方向の外側に向かうほど腹側に向かって延在する第6境界線で区画される三角形形状に形成した請求項1記載の使い捨ておむつ。
  3. 前記第1境界線の前後方向の長さを、前記タブ部の前後方向の長さよりも長く形成し、
    前記第2境界線の前後方向の長さを、前記タブ部の前後方向の長さよりも長く形成した請求項2記載の使い捨ておむつ。
  4. 前記本体部の前後方向の中間部に幅方向に延在する切断部を形成した請求項1〜3のいずれか1項に記載の使い捨ておむつ。
  5. 前記切断部に隣接する部位の背側に、他の部位よりも大きな伸長力で伸長する第1難伸縮領域を形成し、
    前記切断部に隣接する部位の腹側に、他の部位よりも大きな伸長力で伸長する第2難伸縮領域を形成した請求項4記載の使い捨ておむつ。
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