JP2019024932A - 使い捨ておむつ - Google Patents
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Abstract
Description
また、使い捨ておむつの良好な装着感を得るために、ファスニングテープの腹側に設けられた弾性伸縮部材の伸長力をファスニングテープの背側に設けられた弾性伸縮部材の伸長力よりも大きく設定する技術が知られている。(特許文献2)
さらに、装着者の脚や腹部にファスニングテープによる締め付けた跡を残さないようにするために、係止部が設けられていないファスニングテープにおける背側と腹側の部位に設けられた弾性伸縮部材を間欠的にファスニングテープに固定する技術が知られている。(特許文献3)
装着者が意識しなくても上下に分離された背側ファスニングテープと腹側ファスニングテープをクロス状態に引き伸ばし、所定の伸びしろを持った状態でターゲットシートに係止できる
第1手段は、身体側に設けられた液透過性のトップシートと、反身体側に設けられた液不透過性のバックシートと、前記トップシートとバックシートの間に設けられた排泄物を吸収する吸収体と、前記バックシートの反身体側に設けられた外装シートを備えた使い捨ておむつにおいて、
前記外装シートの背側部に、それぞれ幅方向に延出するファスニングテープを設け、前記ファスニングテープを、前記外装シートに固定される基部と、係止部を有するタブ部と、前記基部とタブ部の間の本体部から形成し、前記本体部に、前後方向に所定の間隔を隔てて左右方向に延在する弾性伸縮部材を設け、前記本体部における基部に隣接する部位の背側に、他の部位よりも小さな伸長力で伸長する第1容易伸縮領域を形成し、前記本体部の基部に隣接する部位の腹側に、他の部位よりも小さな伸長力で伸長する第2容易伸縮領域を形成したことを特徴とする。
本発明のクロス止めに優れる容易伸長領域が設けられたファスニングテープを備えた使い捨ておむつについて添付図面を参照しながら説明する。本明細書においては、「前後方向」とは腹側と背側を結ぶ方向をいい、「幅方向」とは前後方向と直交する方向をいい、「上下方向」とは使い捨ておむつの装着状態において胴回り方向と直交する方向をいい、「内面」とはそれぞれの部材の身体側面をいい、「外面」とは反身体側面をいうものとする。
トップシート1は、本実施形態においては、吸収体3の外周縁よりも外側に延在しており、その延在した部位は、ホットメルト等の接着剤を介してバックシート2の内面に固定されている。なお、トップシート1を吸収体3の外周縁の外側に延在させない形態に変更することもできる。
バックシート2は、吸収体3の外周縁よりも外側に延在しており、吸収体3に吸収された排泄物の外部への移動を遮断するものである。
吸収体3としては、パルプ繊維の積繊体、セルロースアセテート等のフィラメントの集合体、あるいは不織布を基本とし、必要に応じて高吸収性ポリマーを混合、固定等してなるものを用いることができる。吸収体3におけるパルプ目付けは100〜500g/m2、厚みは1〜15mmが好ましい。また、高吸水性樹脂の目付けは0〜300g/m2が好ましく、高吸水性樹脂含有率が少な過ぎると、十分な吸収能を与えることができず、多過ぎるとパルプ繊維間の絡み合いが無くなり、ヨレや割れ等が発生し易くなる。
外装シート20は、バックシート2を覆って使い捨ておむつ100の外面を布のような外観、肌触りとするものである。外装シート20としては、不織布で形成するのが好ましい。素材繊維は、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いることができ、加工法は、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、エアスルー法、ニードルパンチ法等を用いて製作することができる。但し、肌触り及び強度を両立できる点でスパンボンド不織布やSMS不織布、SMMS不織布等の長繊維不織布が好ましい。
図3,4に示すように、脚周り用の立体ギャザー30を形成するギャザーシート31の基部31Aは、トップシート1の内面の幅方向の外側部とバックシート2の内面の幅方向の外側部に前後方向に亘って固定されている。また、ギャザーシート31の起立部31Bの前後方向の両端部は、トップシート1の内面の幅方向の外側部と立体ギャザー50を形成するギャザーシート51の内面の幅方向の外側部に固定され、ギャザーシート31の起立部31Bの前後方向の中間部は、トップシート1の内面とギャザーシート51の内面には固定されておらず離間している。また、起立部31Bには、幅方向に所定の間隔を隔てて前後方向に延在する複数の細長状の弾性伸縮部材32が所定の伸長状態で設けられている。これにより、装着者に使い捨ておむつ100を装着した場合には、弾性伸縮部材32の収縮力によって起立部31Bを装着者の股間部に向かって起立させて、起立部31Bの先端部を装着者の股間部に押接させ排泄物の外部への漏れを防止することができる。
平面ギャザー40は、サイドフラップ部SFにおけるギャザーシート31の基部31Aに対向する部位に設けられている。サイドフラップ部SFを形成するバックシート2と外装シート12の幅方向の外側部には、幅方向に所定の間隔を隔てて前後方向に延在する細長状の弾性伸縮部材41が所定の伸長状態で設けられている。これにより、装着者に使い捨ておむつ100を装着した場合には、弾性伸縮部材41の収縮力によって平面ギャザー40が装着者の脚部に押接させ排泄物の外部への漏れを防止することができる。
図5に示すように、背側用の立体ギャザー50を形成するギャザーシート51の基部51Aは、トップシート1の内面の背側部の幅方向に中間部に固定されている。また、ギャザーシート51の起立部51Bの内面の幅方向の両側部は、トップシート1の内面と対向するギャザーシート31の外面に固定され、ギャザーシート51の起立部51Bの幅方向の中間部には、前後方向に所定の間隔を隔てて幅方向に延在する複数の細長状の弾性伸縮部材52が所定の伸長状態で設けられている。これにより、装着者に使い捨ておむつ100を装着した場合には、弾性伸縮部材52の収縮力によって起立部51Bを装着者の背中に向かって起立させて、起立部51Bの先端部を装着者の背中に押接させ排泄物の外部への漏れを防止することができる。
平面ギャザー60は、エンドフラップ部EFにおけるギャザーシート51の基部51Aに対向する部位に設けられている。ギャザーシート51の基部51Aには、前後方向に所定の間隔を隔てて幅方向に延在する細長状の弾性伸縮部材61が所定の伸長状態で設けられている。これにより、装着者に使い捨ておむつ100を装着した場合には、弾性伸縮部材61の収縮力によって平面ギャザー60が装着者の背中に押接させ排泄物の外部への漏れを防止することができる。
図1〜3に示すように、サイドフラップ部SFの背側には、それぞれ外側に向かって延在するファスニングテープ70が設けられている。ファスニングテープ70は、基材シート71と、基材シート71の内面に設けられた係止部72から形成されている。
次に、図6に示す第1実施形態のファスニングテープ70について説明する。図6(a)は、内面平面図であり、図6(b)は、A−A断面図であり、図6のドットは、弾性伸縮部材77の固定箇所を示している。
次に、図8に示す第2実施形態のファスニングテープ70について説明する。図8(a)は、内面平面図であり、図8(b)は、A−A断面図であり、図8のドットは、弾性伸縮部材77の固定箇所を示している。なお、第1実施形態のファスニングテープ70と同一部材には、同一符号を付して説明を省略する。
次に、図9に示す第3実施形態のファスニングテープ70について説明する。図9(a)は、内面平面図であり、図9(b)は、A−A断面図であり、図9のドットは、基材シート86の固定箇所を示している。なお、第1実施形態のファスニングテープ70と同一部材には、同一符号を付して説明を省略する。
ターゲットシート90としては、ループ糸が表面に多数設けられたプラスチックフィルムや不織布等が好ましい。これにより、装着者に使い捨ておむつ100を装着する場合には、ファスニングテープ70の係止部72をターゲットシート90に効率よく係止することができる。
2 バックシート
3 吸収体
20 外装シート
70 ファスニングテープ
72 係止部
73 基部
74 本体部
75 切断部
76 タブ部
77 弾性伸縮部材
80A 第1境界線
80B 第4境界線
81A 第2境界線
81B 第5境界線
82A 第3境界線
82B 第6境界線
S1 第1容易伸縮領域
S2 第2容易伸縮領域
S3 第1難伸縮領域
S4 第2難伸縮領域
Claims (5)
- 身体側に設けられた液透過性のトップシートと、反身体側に設けられた液不透過性のバックシートと、前記トップシートとバックシートの間に設けられた排泄物を吸収する吸収体と、前記バックシートの反身体側に設けられた外装シートを備えた使い捨ておむつにおいて、
前記外装シートの背側部に、それぞれ幅方向に延出するファスニングテープを設け、
前記ファスニングテープを、前記外装シートに固定される基部と、係止部を有するタブ部と、前記基部とタブ部の間の本体部から形成し、
前記本体部に、前後方向に所定の間隔を隔てて左右方向に延在する弾性伸縮部材を設け、
前記本体部における基部に隣接する部位の背側に、他の部位よりも小さな伸長力で伸長する第1容易伸縮領域を形成し、
前記本体部の基部に隣接する部位の腹側に、他の部位よりも小さな伸長力で伸長する第2容易伸縮領域を形成したことを特徴とする使い捨ておむつ。 - 平面視で前記第1容易伸縮領域を、前後方向に延在する第1境界線と、前記第1境界線の背側端部から幅方向の外側に延在する第2境界線と、前記第1境界線の腹側端部から幅方向の外側に向かうほど背側に向かって延在する第3境界線で区画される三角形形状に形成し、
平面視で前記第2容易伸縮領域を、前後方向に延在する第4境界線と、前記第4境界線の腹側端部から幅方向の外側に延在する第5境界線と、前記第4境界線の背側端部から幅方向の外側に向かうほど腹側に向かって延在する第6境界線で区画される三角形形状に形成した請求項1記載の使い捨ておむつ。 - 前記第1境界線の前後方向の長さを、前記タブ部の前後方向の長さよりも長く形成し、
前記第2境界線の前後方向の長さを、前記タブ部の前後方向の長さよりも長く形成した請求項2記載の使い捨ておむつ。 - 前記本体部の前後方向の中間部に幅方向に延在する切断部を形成した請求項1〜3のいずれか1項に記載の使い捨ておむつ。
- 前記切断部に隣接する部位の背側に、他の部位よりも大きな伸長力で伸長する第1難伸縮領域を形成し、
前記切断部に隣接する部位の腹側に、他の部位よりも大きな伸長力で伸長する第2難伸縮領域を形成した請求項4記載の使い捨ておむつ。
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JP2014138906A (ja) * | 2014-05-07 | 2014-07-31 | Daio Paper Corp | 吸収性物品 |
JP2015142685A (ja) * | 2014-01-31 | 2015-08-06 | 大王製紙株式会社 | テープタイプ使い捨ておむつ |
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