JP2019022927A - ピンセットおよびその付属部品 - Google Patents
ピンセットおよびその付属部品 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019022927A JP2019022927A JP2018102718A JP2018102718A JP2019022927A JP 2019022927 A JP2019022927 A JP 2019022927A JP 2018102718 A JP2018102718 A JP 2018102718A JP 2018102718 A JP2018102718 A JP 2018102718A JP 2019022927 A JP2019022927 A JP 2019022927A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pair
- sample
- tweezers
- portions
- gripping
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Gripping Jigs, Holding Jigs, And Positioning Jigs (AREA)
Abstract
Description
本発明の第1の態様は、
基端部から二股状に延伸するとともに、前記基端部と反対側の先端部を互いに接離するように開閉操作される一対の脚部と、
前記一対の脚部の先端部に設けられ、前記一対の脚部を閉じることにより物品を把持する一対の把持部と、
を備え、
前記一対の把持部は、前記一対の脚部を閉じたときに筒形をなす半割構造体によって構成されている、ピンセットである。
(第2の態様)
本発明の第2の態様は、
前記一対の把持部は、前記一対の脚部を閉じたときに円筒形をなす、平面視半円形の半割構造体によって構成されている、
上記第1の形態に記載のピンセットである。
(第3の態様)
本発明の第3の態様は、
前記一対の把持部は、前記一対の脚部を閉じたときに角筒形をなす、平面視L字形の半割構造体によって構成されている、
上記第1の態様に記載のピンセットである。
(第4の態様)
本発明の第4の態様は、
前記一対の把持部は、前記一対の脚部の先端部に着脱可能に構成されている、
上記第1〜第3の態様のいずれか1つに記載のピンセットである。
(第5の態様)
本発明の第5の態様は、
前記ピンセットにおいては、力が加えられることにより一対の脚部が互いに離れる逆作動方式が採用された、
上記第1〜第4の態様のいずれか1つに記載のピンセットである。
(第6の態様)
本発明の第6の態様は、
基端部から二股状に延伸するとともに、前記基端部と反対側の先端部を互いに接離するように開閉操作されるピンセットの一対の脚部の各々の先端部に着脱可能なピンセット用付属部品であって、
前記ピンセット用付属部品を前記一対の脚部の各々の先端部に取り付けた状態で前記一対の脚部を閉じたときに筒形をなす半割構造体によって構成されている、ピンセット用付属部品である。
本発明の実施形態においては、次の順序で説明を行う。
1.熱機械分析装置の試料セット部
2.熱機械分析の手順
3.ピンセットの構成
4.ピンセットの使用方法
5.熱機械分析におけるピンセットの使用
6.実施形態の効果
7.他の実施形態
8.変形例等
まず、熱機械分析装置の試料セット部について図1を用いて説明する。
試料セット部100には、試料台101と2つの融着防止板102,103を用いて、試料105がセットされる。試料台101と2つの融着防止板102,103は、試料セット部100に試料105をセットする際に用いられる治具である。
次に、上記構成の熱機械分析装置を用いて試料105の熱膨張や熱収縮を測定する場合の手順について説明する。
次に、粉末状の試料を加圧成型などによって円柱状に成型することにより、上記の試料105を得る。
次に、検出棒106によって試料105に所定の荷重をかけながら熱を加えることにより、試料105の熱膨張または熱収縮の測定を開始する。
以下、本発明の実施形態に係るピンセットの構成について説明する。
図2(A)は本発明の実施形態に係るピンセットの構成を示す平面図であり、(B)は正面図である。
一対の脚部2a,2bは、基端部5から二股状に延伸している。各々の脚部2a,2bは、所定の長さを有する板状体によって構成されている。一対の脚部2a,2bは長さ方向の一端部を基端部5とし、この基端部5で一対の脚部2a,2bが互いに連結されている。一対の脚部2a,2bは、それぞれ長さ方向の他端部、すなわち基端部5と反対側の端部を先端部6a,6bとしている。各々の脚部2a,2bの幅Wは、それぞれ長さ方向の途中から先端部6a,6bに向かって徐々に狭くなっている。また、一対の脚部2a,2bは、基端部5を支点に開閉操作可能に構成されている。ここで記述する「開閉操作」とは、一対の脚部2a,2bの先端部6a,6bを互いに接離する方向に変位させる操作をいう。
一対の把持部3a,3bは、一対の脚部2a,2bの先端部6a,6bに設けられている。具体的には、一方の把持部3aは脚部2aの先端部6aに設けられ、他方の把持部3bは脚部2bの先端部6bに設けられている。一対の把持部3a,3bは、一対の脚部2a,2bを閉じ操作したときに筒形をなす半割構造体によって構成されている。半割構造体とは、筒形の構造物をその中心軸に沿って半分に分割した場合に得られる構造体である。
次に、本発明の実施形態に係るピンセットの使用方法について説明する。ここでは円柱形の物品をピンセットで把持する場合を例に挙げて説明する。
まず、ピンセット1を手に持って、図3(A)に示すように、一対の脚部2a,2bを開いたまま、一対の把持部3a,3bの間に物品7を配置する。
次に、本発明の実施形態に係るピンセットを熱機械分析で使用する場合について説明する。
本発明の実施形態に係るピンセット1によれば、円柱状または円筒状の物品を一対の把持部3a,3bで把持すべく、一対の脚部2a,2bを閉じ操作した場合に、一対の把持部3a,3bの中心軸に上記物品の中心軸を位置合わせすることができる。このため、たとえば、熱機械分析装置で試料セット部100に試料105をセットする場合は、試料台101、融着防止板102、試料105および融着防止板103を、一対の把持部3a,3bで一緒に把持するだけで、それらの物品を一直線上に配列させることができる。したがって、熱機械分析装置で試料105のセットを簡単かつ確実に行うことができる。その結果、熱機械分析にかかる時間と労力を節約し、試料105の熱膨張や熱収縮の測定を効率良く行うことが可能となる。
図5は本発明の他の実施形態に係るピンセットの構成を示す平面図である。
図示したピンセット1は、一対の把持部3a,3bの構造が上記実施形態と異なる。具体的には、上記実施形態においては、一対の脚部2a,2bを閉じたときに円筒形をなす半割構造体によって一対の把持部3a,3bを構成しているが、他の実施形態においては、円筒形ではなく角筒形の半割構造体によって一対の把持部3a,3bを構成している。
具体的には、円筒形または円柱形の物品を把持する場合は、一対の把持部3a,3bの間に物品7を配置した後、一対の脚部2a,2bを閉じ操作する(図6)。そうすると、一対の把持部3a,3bが互いに接近し、その接近途中で4つの把持面4a,4bが物品7の外周面に線接触で接触する。これにより、一対の把持部3a,3bは、4つの把持面4a,4bで物品7を4方向から挟むように把持する。したがって、物品7をピンセット1でつまみ上げることができる。
図示したピンセット1は、一対の把持部3a,3b以外の構造が上記実施形態と異なる。具体的には、上記実施形態においては、ピンセット1の一対の基端側脚部21a,21bを近接させるように力を加えることにより、一対の末端側脚部22a,22bが外側に開くという逆作動方式を採用している。
本発明の技術的範囲は上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の構成要件やその組み合わせによって得られる特定の効果を導き出せる範囲において、種々の変更や改良を加えた形態も含む。
着脱のための別の具体的な構造としては、たとえば、従来のピンセットの一対の脚部2a,2bの先端部6a,6bに対し、上記の一対の把持部3a,3bの形状を有するピンセットカバーを採用することが可能である。このピンセットカバーとしては樹脂製でも金属製でもよい。この構造を採用することにより、従来のピンセットをピンセットカバーの孔Hに嵌め入れるだけで本発明の技術が使用可能となり、汎用性に富む。
なお、従来のピンセットを用いる場合であっても上記アタッチメントを利用することにより本発明の効果を奏する。そのため、上記アタッチメントはそれ自体で発明足りうる。この発明の構成は以下の通りである。
「基端部から二股状に延伸するとともに、前記基端部と反対側の先端部を互いに接離するように開閉操作されるピンセットの一対の脚部の各々の先端部に着脱可能なピンセット用付属部品であって、
前記ピンセット用付属部品を前記一対の脚部の各々の先端部に取り付けた状態で前記一対の脚部を閉じたときに筒形をなす半割構造体によって構成されている、ピンセット用付属部品。」
アタッチメントであるピンセット用付属部品は、一つの形状のものを2個準備し、一対の脚部の各々の先端部に装着すればよい。そのため、1個のピンセット用付属部品としても本発明の効果を奏するといえるし、2個一組である一対のピンセット用付属部品としても本発明の効果を奏するといえる。
また、上記実施形態の各例を上記構成に対して適宜採用しても構わない。
2a,2b…脚部
21a,21b…基端側脚部
22a,22b…末端側脚部
3a,3b…把持部
5…基端部
6a,6b…先端部
7…物品
H…孔
100…試料セット部
101…試料台
102,103…融着防止板
105…試料
106…検出棒
Claims (6)
- 基端部から二股状に延伸するとともに、前記基端部と反対側の先端部を互いに接離するように開閉操作される一対の脚部と、
前記一対の脚部の先端部に設けられ、前記一対の脚部を閉じることにより物品を把持する一対の把持部と、
を備え、
前記一対の把持部は、前記一対の脚部を閉じたときに筒形をなす半割構造体によって構成されている、ピンセット。 - 前記一対の把持部は、前記一対の脚部を閉じたときに円筒形をなす、平面視半円形の半割構造体によって構成されている、
請求項1に記載のピンセット。 - 前記一対の把持部は、前記一対の脚部を閉じたときに角筒形をなす、平面視L字形の半割構造体によって構成されている、
請求項1に記載のピンセット。 - 前記一対の把持部は、前記一対の脚部の先端部に着脱可能に構成されている、
請求項1〜3のいずれか1項に記載のピンセット。 - 前記ピンセットにおいては、力が加えられることにより一対の脚部が互いに離れる逆作動方式が採用された、
請求項1〜4のいずれか1項に記載のピンセット。 - 基端部から二股状に延伸するとともに、前記基端部と反対側の先端部を互いに接離するように開閉操作されるピンセットの一対の脚部の各々の先端部に着脱可能なピンセット用付属部品であって、
前記ピンセット用付属部品を前記一対の脚部の各々の先端部に取り付けた状態で前記一対の脚部を閉じたときに筒形をなす半割構造体によって構成されている、ピンセット用付属部品。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017141743 | 2017-07-21 | ||
JP2017141743 | 2017-07-21 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019022927A true JP2019022927A (ja) | 2019-02-14 |
JP7017122B2 JP7017122B2 (ja) | 2022-02-08 |
Family
ID=65368246
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018102718A Active JP7017122B2 (ja) | 2017-07-21 | 2018-05-29 | 熱機械分析装置への試料のセット方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7017122B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110549265A (zh) * | 2019-09-27 | 2019-12-10 | 闽南师范大学 | 一种安装于镊子的夹取配件及镊子和应用 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5332081U (ja) * | 1976-08-26 | 1978-03-20 | ||
JPS57145670U (ja) * | 1981-03-09 | 1982-09-13 | ||
JP3113810U (ja) * | 2005-06-17 | 2005-09-22 | 有限会社池田製作所 | カプセル保持具 |
-
2018
- 2018-05-29 JP JP2018102718A patent/JP7017122B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5332081U (ja) * | 1976-08-26 | 1978-03-20 | ||
JPS57145670U (ja) * | 1981-03-09 | 1982-09-13 | ||
JP3113810U (ja) * | 2005-06-17 | 2005-09-22 | 有限会社池田製作所 | カプセル保持具 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110549265A (zh) * | 2019-09-27 | 2019-12-10 | 闽南师范大学 | 一种安装于镊子的夹取配件及镊子和应用 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7017122B2 (ja) | 2022-02-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8550413B2 (en) | Self-centering vial clamp | |
JP5810582B2 (ja) | ロボットの制御方法、及びロボット | |
US20150352690A1 (en) | Method and apparatus for securing a workpiece to a fixture plate using a novel workpiece hold-down clamp | |
JP2019022927A (ja) | ピンセットおよびその付属部品 | |
US9498107B2 (en) | Clamping system | |
KR20170049092A (ko) | 마이크로미터 세팅지그 | |
DE502005001544D1 (de) | Verfahren und Vorrichtung zum Vermessen und Positionieren eines quaderförmigen Stückguts | |
JP2016046983A (ja) | 把持用工具 | |
JP2012503173A5 (ja) | ||
CN106622888A (zh) | 环形件夹持机构 | |
JP4625985B2 (ja) | 押圧吊下型孔位置測定補助具 | |
CN104016128B (zh) | 一种用于真空环境下的夹具机构 | |
JP2015058438A (ja) | 配管挟持装置 | |
KR101839825B1 (ko) | 링 스프링의 하중검사 시스템 | |
CN108917586A (zh) | 一种模型试验应变砖传感器加工台及其操作方法 | |
US8007019B1 (en) | Clamp having symmetrical configuration | |
US11065736B2 (en) | Tote tray | |
KR100716211B1 (ko) | 초기 측정부의 길이를 변화시킬 수 있는 고온용 변형율측정장치 | |
KR20220073120A (ko) | 인장강도 측정기용 고정 그리퍼 및 인장강도 측정기 | |
JP3098109U (ja) | スイッチの特性試験装置 | |
GB2556889A (en) | Tote tray | |
US20160046007A1 (en) | Apparatus and method for squaring a piston ring | |
CN216385399U (zh) | 一种钳式深弓测厚仪 | |
KR20050110284A (ko) | 시편 고정 소형 지그 장치 | |
JP2014213385A (ja) | インゴットのクランプ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210204 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210922 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210928 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211020 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20211228 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220110 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7017122 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |