JP2019021576A - 照明装置、照明器具並びに照明装置の製造方法 - Google Patents

照明装置、照明器具並びに照明装置の製造方法 Download PDF

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幸宏 神保
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徹 溝谷
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Teppei Kawakami
哲平 川上
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Keita Sasabe
啓太 雀部
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Abstract

【課題】透光カバーに関する種々の制約条件の緩和を図ることができる。
【解決手段】取付部材4は、第1面及び第2面を有する板状の取付板40と、取付板40の周縁から第1面の側に突出する側板41とを有している。透光カバー5は、取付部材4の第1面と対向する底部50と、底部50の周縁から第1面の側に突出する周壁部51と、周壁部51の先端から外向きに突出する鍔部52とを有している。周壁部51の先端部分に、周壁部51の内側に凹んだ凹部53が設けられている。取付部材4は、側板41から内側に向かって突出し、鍔部52を引っ掛ける引掛部42を有している。
【選択図】 図7

Description

本発明は、照明装置、照明器具並びに照明装置の製造方法に関し、より詳細には、透光性を有する透光カバーを備える照明装置、当該照明装置を有する照明器具、並びに前記照明装置の製造方法に関する。
従来例として特許文献1記載の照明装置を例示する。特許文献1記載の照明装置は、取付板、発光モジュールおよび透光カバーを備える。取付板は、金属製で長尺に形成されており、幅方向の両端部よりも内側域に基板取付領域を有するとともに、幅方向の両端部よりも内側域から切り起こされた透光カバー保持部を有する。発光モジュールは、長尺な基板およびこの基板に実装された発光素子を有し、取付板の基板取付領域に取り付ける。透光カバーは、発光モジュールを覆い、透光カバー保持部によって取付板に保持される。
透光カバー保持部は、取付板の下面から立ち上がる立上げ部、およびこの立上げ部の先端側部から突出する爪部を有し、略L字形に形成されている。透光カバー保持部は、爪部の先端側が取付板の幅方向の端部側に向けて突出するように形成されている。透光カバー保持部は基板取付領域から切り起こされ、透光カバー保持部を切り起こすことで形成される孔部が基板取付領域に配置されている。
透光カバーは、発光モジュールに対向する前面部、およびこの前面部の両側に設けられた側面部を有している。側面部の先端内側には、透光カバー保持部の爪部と取付板との間に配置される突起が突設されている。透光カバーは、両側の側面部間の間隔が広がるように弾性変形させながら、両側の側面部を両側の透光カバー保持部の外側に嵌め込み、取付板に押し付けられるようにして取付板に取り付けられる。
特開2016−46036号公報
しかしながら、特許文献1記載の照明装置では、透光カバーを取付板に取り付ける際、透光カバーの側面部を弾性変形させる必要がある。そのため、透光カバーの材料や透光カバーの形状及び構造が制約されてしまうという問題があった。
本発明の目的は、透光カバーに関する種々の制約条件の緩和を図ることができる照明装置、照明器具並びに照明装置の製造方法を提供することである。
本発明の一態様に係る照明装置は、第1面及び前記第1面と反対側の第2面を有する板状に形成され、前記第1面に光源が取り付けられる取付部材と、前記光源を覆うように前記取付部材に支持され、前記光源から放射される光を透過させる透光カバーとを備える。前記取付部材は、前記第1面及び前記第2面を有する板状の取付板と、前記取付板の周縁から前記第1面の側に突出する側板とを有している。前記透光カバーは、前記取付部材の前記第1面と対向する底部と、前記底部の周縁から前記第1面の側に突出する周壁部と、前記周壁部の先端から外向きに突出する鍔部とを有している。前記周壁部の先端部分に、前記周壁部の内側に凹んだ凹部が設けられている。前記取付部材は、前記側板から内側に向かって突出し、前記鍔部を引っ掛ける引掛部を有している。
本発明の一態様に係る照明器具は、前記照明装置と、前記照明装置を支持する器具本体とを備える。
本発明の一態様に係る照明装置の製造方法は、前記側板の少なくとも一部を前記凹部内に進入する向きに塑性変形させ、塑性変形させた前記側板の少なくとも一部からなる前記引掛部に前記透光カバーの前記鍔部を引掛させる。
本発明の照明装置、照明器具並びに照明装置の製造方法は、透光カバーに関する種々の制約条件の緩和を図ることができるという効果がある。
図1は、本発明の一実施形態に係る照明器具の斜視図である。 図2は、同上の照明器具の右側面図である。 図3は、同上の照明器具の前面図である。 図4は、同上の照明器具の分解斜視図である。 図5は、本発明の一実施形態に係る光源ユニットの一部省略した分解斜視図である。 図6は、同上の光源ユニットの平面図である。 図7は、同上の光源ユニットの要部の断面図である。 図8は、同上の光源ユニットにおけるLEDの配光特性を説明するための説明図である。 図9Aは、同上の光源ユニットにおける引掛部の変形例1を示す要部の断面図である。図9Bは、同上の光源ユニットにおける引掛部の変形例2を示す要部の断面図である。
本発明の一実施形態に係る照明装置、照明器具並びに照明装置の製造方法について説明する。本実施形態の照明器具は、天井に埋込配設される埋込型の照明器具である。なお、以下の実施形態で説明する構成は本発明の一例にすぎない。本発明は、以下の実施形態に限定されず、本発明の効果を奏することができれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。すなわち、照明器具は埋込型の照明器具に限定されず、例えば、天井に直付けされる直付け型の照明器具であってもよい。また、下記の実施形態において説明する各図は模式的な図であり、各構成要素の大きさや厚さそれぞれの比が必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。
本実施形態の照明器具1は、図1及び図4に示すように、照明装置に相当する光源ユニット2と、光源ユニット2を支持する器具本体10とを備えている。ただし、以下の説明では、特に断りのない限り、図4において照明器具1及び光源ユニット2の上下、前後及び左右の各方向を規定する。
器具本体10は、図4に示すように、下面が開口した直方体形状(箱形)の収容部11と、上面及び下面が開口した四角錐台状(角筒状)の反射部材12とを有している。収容部11は、正方形状の底壁110と、底壁110の4つの辺から下向きに突出する長方形状の4つの側壁111とを有している。底壁110は、給電用の電源線が挿通される複数の挿通孔1100を有している。挿通孔1100に挿通される電源線は、底壁110の下面に取り付けられている端子台13に電気的に接続される。さらに、底壁110は、建物の躯体(天井躯体9)に埋め込まれている吊りボルト90が挿通される複数のボルト挿通孔1101を有している(図4参照)。これら複数のボルト挿通孔1101は、左右方向に一列に並ぶように底壁110に設けられている。収容部11の底壁110及び4つの側壁111は、鋼板などの金属板によって一体に形成されることが好ましい。
左側の側壁111及び右側の側壁111の各々は、一対の係止部112と、一対の導通部113とを有している。一対の係止部112は、各側壁111の内側面から斜め上方に突出している。なお、これらの係止部112は、側壁111の一部が切り起こされて形成されることが好ましい。また、一対の導通部113は、側壁111の一部が切り起こされて形成されている。さらに、左側の側壁111及び右側の側壁111の各々は、一対の規制部115を有している。一対の規制部115は、概ね矩形平板状であって、各側壁111の長手方向(前後方向)の両端における内側の側面から、前側及び後側の側壁111と平行するように突出している。なお、これらの規制部115は、各側壁111から切り起こして形成されることが好ましい。
前側の側壁111及び後側の側壁111の各々は、一対の係止部112と、取付部114とを有している。一対の係止部112は、左側及び右側の側壁111の係止部112と同様に、側壁111の一部が切り起こされることにより、各側壁111の内側面から斜め上方に突出するように形成されている。取付部114は、側壁111の長手方向の中央に設けられている。取付部114は、側壁111をその厚み方向に貫通する孔を有している。ただし、前側の取付部114の孔は、逆U字状に形成されている(図3参照)。一方、後側の取付部114の孔は、H字状に形成されている(図4参照)。
反射部材12は、4つの反射板120と、各反射板120の上端からそれぞれ上向きに突出する4つの側板121と、各反射板120の下端から前後方向及び左右方向に突出する枠体122とを有している(図4参照)。各反射板120は、台形状に形成されている。各側板121は、概ね台形状に形成されている。各側板121は、収容部11の4つの側壁111のうちの対応する1つの側壁111にそれぞれ結合される。枠体122は、正方形の枠状に形成され、4つの反射板120のそれぞれの下端とつながっている。反射部材12は、4つの反射板120の内側面(反射面)によって光源ユニット2が発する光の配光を調整するように構成されている。
4つの側板121は、すべて同一の形状に形成されている。各側板121は、一対の矩形の係止孔123と、矩形の貫通孔124と、一対の台形状の孔125とを有している(図4参照)。貫通孔124は、側板121の長手方向におけるほぼ中央に設けられている。一対の孔125は、側板121の長手方向に沿って貫通孔124の両側に設けられている。一対の係止孔123は、その長手方向を側板121の長手方向に揃え、かつ、側板121の長手方向に沿って一対の孔125の両側に設けられている。4つの側板121にそれぞれ一対ずつ設けられている係止孔123に、収容部11の4つの側壁111にそれぞれ一対ずつ設けられている係止部112のうちの対応する1つの係止部112が1つずつ挿入される。係止孔123に挿入された係止部112は、各側板121における係止孔123の上側の縁に当たることにより、側板121に係止される(図2〜図4参照)。つまり、係止部112は、側板121が底壁110から離れる向き(下向き)に変位することを妨げるように構成されている。
上述のように、合計8つの係止部112がそれぞれ側壁111に係止されることにより、収容部11と反射部材12が結合されて器具本体10が構成される(図1〜図4参照)。また、各側壁111に設けられている一対の導通部113は、対応する孔125に挿通されるように折り曲げられる(図4参照)。折り曲げられた導通部113は、側板121における孔125の縁に接触する。つまり、収容部11は、導通部113を介して反射部材12と電気的に導通している。さらに、側壁111に設けられている取付部114は、側壁111及び側板121の厚み方向(前後方向)に沿って、側板121に設けられている貫通孔124と重なっている(図4参照)。
光源ユニット2は、図5に示すように、LED(Light Emitting Diode)モジュール3と、取付部材4と、透光カバー5とを備えている。さらに、光源ユニット2は、図6に示すように、電源装置6と、2つの取付具8とを備えている。ただし、図5では電源装置6及び2つの取付具8の図示を省略している。
取付部材4は、第1面(下面)と第1面の反対側の第2面(上面)を有する正方形の取付板40と、取付板40の周縁(4つの辺)からそれぞれ下向きに突出する4つの側板41とを有している(図5参照)。ただし、取付板40と4つの側板41とは、亜鉛鋼板などの金属板が曲げ加工されて一体に形成されることが好ましい。4つの側板41の各々は、細長い長方形状に形成されている。
LEDモジュール3は、正方形状の基板31の実装面(下面)に多数のLED30を実装して構成されている。各LED30は、例えば、白色光を放射する照明用白色LEDである。これら複数のLED30は、基板31の実装面に格子状に配置され、実装面に形成されている配線導体(銅はく)を介して互いに電気的に接続されている。LEDモジュール3は、取付板40の下面にねじ止めにより取り付けられる。
電源装置6は、プリント配線板61に電子部品が実装されて構成された電源回路と、この電源回路を収容するケース60とを有している(図6参照)。電源回路は、入力コネクタ62、整流器、力率改善回路、降圧型のDC/DCコンバータ、出力コネクタ63などを備える。入力コネクタ62は、電線を介して端子台13と電気的に接続される。電源回路は、入力コネクタ62から入力する交流電力を直流電力に変換した後、変換後の直流電力を出力コネクタ63から電線(出力線)を介して出力する。直流電力は、出力線の先端に設けられたコネクタを介してLEDモジュール3の各LED30に供給される。
プリント配線板61は、長尺の矩形平板状の絶縁基板のはんだ面に配線導体(銅はく)が形成されている。プリント配線板61の部品面に、入力コネクタ62、出力コネクタ63、平滑コンデンサ、チョークコイルなどの、いわゆるリード部品が挿入実装される。そして、プリント配線板61のはんだ面に電源回路を構成している電子部品のうちの表面実装部品が表面実装される。ケース60は、図6に示すように、金属製の板材によって長尺の箱状に形成されている。ケース60は、入力コネクタ62及び出力コネクタ63を露出するようにしてプリント配線板61を内部に収容している。電源装置6は、取付板40の上面における前端に、ケース60の長手方向を左右方向に一致させるようにして取付板40にねじ止めされている(図6参照)。
2つの取付具8は同一の構成を有している。各取付具8は、取付ばね80と、取付ばね80を取付板40に取り付けるための取付金具85とを有している(図6参照)。取付ばね80は、コイル部81と、腕部82と、引掛片とを有するねじりコイルばねで構成されている。取付金具85は、平板状のベース850と、ベース850に設けられたブリッジ状の第1支持部851と、ベース850に設けられた筒状の第2支持部852とを有している。第1支持部851は、コイル部81をその軸まわりに回転可能に支持する。第2支持部852は、取付ばね80の先端部分を支持する。取付金具85は、取付板40の上面における前後方向の両端かつ左右方向の中央の位置にねじ止めされる(図6参照)。各取付ばね80の腕部82は、取付板40の外に突出している(図6参照)。
透光カバー5は、図5に示すように、正方形状の底部50と、底部50の周縁(4辺)から上向きに立ち上がる周壁部51と、周壁部51の先端(上端)に設けられた鍔部52とを有している。底部50と周壁部51と鍔部52は、アクリル樹脂やポリカーボネート樹脂などの透光性を有する合成樹脂材料によって一体に形成されることが好ましい。また、少なくとも底部50及び周壁部51は、その表面にシボ加工が施されることによって光を拡散するように構成されることが好ましい。あるいは、少なくとも底部50及び周壁部51は、合成樹脂材料に拡散剤が混入されることによって光を拡散するように構成されることが好ましい。鍔部52は、周壁部51の先端から底部50と平行かつ底部50の反対側(外側)に突出する正方形の枠状に形成されている。また、周壁部51の先端部分に、周壁部51の内側に向かって凹んだ凹部53が設けられている(図5参照)。凹部53は、鍔部52の下方に位置し、鍔部52が突出する方向に開口している(図7参照)。
透光カバー5は、取付部材4の側板41の内側に鍔部52及び凹部53を収めるようにして取付部材4に取り付けられる(図7参照)。ここで、取付部材4の各側板41に、それぞれ3つの引掛部42が設けられている(図5参照)。これらの引掛部42は、側板41の一部を切り起こすことによって側板41と一体に形成されている。各引掛部42は、取付板40に取り付けられた基板31との間に隙間を空けるようにして、おおよそ台形状に形成されている(図7参照)。各引掛部42は、基板31との間の隙間に鍔部52を収めるようにして周壁部51の凹部53内に配置される。そして、各引掛部42は、引掛部42の上端に載せるようにして鍔部52を引っ掛けている。その結果、透光カバー5は、側板41の内側に周壁部51の凹部53を収めるようにして取付部材4の側板41に取り付けられる(図7参照)。
ここで、光源ユニット2の製造方法、詳しくは、取付部材4に透光カバー5を取り付ける取付方法について説明する。なお、以下の説明における作業者は人に限定されず、作業用のロボットであっても構わない。
作業者は、LEDモジュール3が取り付けられた取付部材4の鍔部52及び凹部53を取付部材4の側板41の内側に収めるようにして透光カバー5の上に取付部材4を被せる。この時点では、取付部材4の各側板41に設けられている引掛部42は、側板41から曲げ起こされていない。
次に、作業者は、工具を使って引掛部42を側板41の内側にほぼ90度の角度に折り曲げて塑性変形させる。そして、塑性変形した引掛部42の上端に鍔部52が載ることにより、鍔部52が引掛部42に引っ掛かる(図7参照)。このようにして取付部材4に対する透光カバー5の取付作業が完了する。
上述のように本実施形態の製造方法によれば、透光カバー5を取付部材4に取り付ける際、従来例とは異なり、透光カバー5の周壁部51を弾性変形させる必要がない。そのため、本実施形態の製造方法では、透光カバー5に関する種々の制約条件、例えば、透光カバー5の材料(例えば、合成樹脂)の制約条件や透光カバー5の形状の制約条件などの緩和を図ることができる。
さらに、本実施形態の光源ユニット2では、周壁部51の先端部分に周壁部51の内側に凹んだ凹部53が設けられている。塑性変形した引掛部42が凹部53内に収まることにより、取付部材4の側板41と透光カバー5の周壁部51とをほぼ同一平面上に並べて配置させることができる。その結果、凹部53がなく、側板41よりも外側に引掛部が飛び出す場合と比較して、本実施形態の光源ユニット2では取付部材4の小型化を図ることができる。
ここで、凹部53が設けられている周壁部51の先端部分(上端部分)は、鍔部52から離れるにつれて周壁部51の後端部分(下端部分)に近付く向きに傾斜する傾斜面530を有している(図7参照)。周壁部51の先端部分が傾斜面530を有しているため、LEDモジュール3から放射される光、特に基板31の端に実装されているLED30から放射される光が、凹部53が設けられている周壁部51の先端部分にけられにくくなる(遮られにくくなる)。なお、傾斜面530の傾斜角度φは、LED30の配光特性における2分の1ビーム角以上の角度であることが好ましい。例えば、LED30が図8に示す配光特性を有している場合、傾斜角度φは、2分の1のビーム角(配光特性における光度分布の相対値が最大光度に対して50%となるビーム角)である約45度以上であることが好ましい。なお、図8に示す極座標の動径座標は、配光特性における最大光度を1とした光度の比を表し、極座標の角度座標は、LED30の光軸を0度としたビーム角を表している。
図8に示す配光特性から明らかなように、傾斜面530の傾斜角度φが2分の1のビーム角以上であれば、LED30から放射される光のうちで傾斜面530にけられる光は非常に少なくなる。一方、凹部53が設けられている周壁部51の先端部分より下側の周壁部51の角度を、LED30の配光特性における最大光度のビーム角となす角を2分の1ビーム角未満、例えば、約0度としてもよい。これにより、LED30から放射される光に周壁部51を通過させることによって光の利用効率の低下を抑えることができる。なお、LED30の配光特性は図8に示した配光特性に限定されない。
ところで、引掛部42は水平方向(取付板40と平行な方向)に曲げ起こされる構成に限定されない。例えば、引掛部42は、下から上に向かって曲げ起こされてもよい(図9A及び図9B参照)。そして、下から上に向かって曲げ起こされた引掛部42の先端(上端)に鍔部52が引っ掛かる。なお、引掛部42は、図9Aに示す変形例1のように側板41の一部分を下から上に切り起こして形成されてもよい。あるいは、引掛部42は、図9Bに示す変形例2のように側板41の長手方向に沿った下端部分全体を曲げ起こして形成されてもよい。
次に、照明器具1を天井に施工する作業について説明する。施工作業を行う作業者は、まず、底壁110の挿通孔1100に電源線を挿通した後、ボルト挿通孔1101に挿通した吊りボルト90にナット91を締め付けることで器具本体10を吊りボルトに取り付ける(図4参照)。また、作業者は、挿通孔1100から引き込んだ電源線を端子台13に結線することで器具本体10を天井に配設する。続いて、作業者は、後側の側板121に設けられた貫通孔124を通して、後側の側壁111に設けられた取付部114に後側の取付ばね80の腕部82を挿入する(図3参照)。そして、作業者は、前側の側壁111に設けられた取付部114に前側の取付ばね80の腕部82を差し込んだ後、光源ユニット2を持ち上げて収容部11内に収容する。光源ユニット2が収容部11内に収容されると、各取付ばね80の腕部82が側壁111の取付部114の縁に引っ掛かる。その結果、光源ユニット2は、2つの取付ばね80のばね力によって器具本体10に支持される。以上のような手順で照明器具1の施工作業が完了する。
なお、光源ユニット2は電源装置6を備えていなくてもよい。例えば、電源装置6は、器具本体10の収容部11の底壁110に取り付けられてもよい。また、照明装置の実施形態として光源(LEDユニット3)を備える光源ユニット2を例示したが、照明装置は、少なくとも取付部材4と透光カバー5を備えていればよい。さらに、光源ユニット2が器具本体10に取り付けられた状態では、透光カバー5の鍔部52及び凹部53が器具本体10の収容部11に収容されている(図1参照)。つまり、照明器具1では、透光カバー5の鍔部52及び凹部53が収容部11の外に露出しないので、外観上の見栄えをよくすることができる。
以上述べた実施形態から明らかなように、本発明の第1の態様に係る照明装置(光源ユニット2)は、第1面及び第1面と反対側の第2面を有する板状に形成され、第1面に光源(LEDモジュール3)が取り付けられる取付部材(4)を備える。照明装置(光源ユニット2)は、光源(LEDモジュール3)を覆うように取付部材(4)に支持され、光源(LEDモジュール3)から放射される光を透過させる透光カバー(5)を備える。取付部材(4)は、第1面及び第2面を有する板状の取付板(40)と、取付板(40)の周縁から第1面の側に突出する側板(41)とを有している。透光カバー(5)は、取付部材(4)の第1面と対向する底部(50)と、底部(50)の周縁から第1面の側に突出する周壁部(51)と、周壁部(51)の先端から外向きに突出する鍔部(52)とを有している。周壁部(51)の先端部分に、周壁部(51)の内側に凹んだ凹部(53)が設けられている。取付部材(4)は、側板(41)から内側に向かって突出し、鍔部(52)を引っ掛ける引掛部(42)を有している。
第1の態様に係る照明装置(光源ユニット2)では、鍔部(52)の周壁部(51)側に凹部(53)が位置し、鍔部(52)が突出する方向に向けて凹部(53)が開口している。そのため、第1の態様に係る照明装置(光源ユニット2)では、凹部(53)内に進入するように側板(41)に設けられた引掛部(42)を塑性変形させることができる。その結果、第1の態様に係る照明装置(光源ユニット2)では、引掛部(42)に鍔部(52)を引っ掛けることによって取付部材(4)に透光カバー(5)を取り付けることができる。ゆえに、第1の態様に係る照明装置(光源ユニット2)では、引掛部(42)に鍔部(52)を引っ掛ける際に透光カバー(5)を弾性変形させる必要がないので、透光カバー(5)に関する種々の制約条件の緩和を図ることができる。
本発明の第2の態様に係る照明装置(光源ユニット2)では、第1の態様において、引掛部(42)は、側板(41)と一体に形成され、側板(41)に対して塑性変形した状態で鍔部(52)を引っ掛けていることが好ましい。
第2の態様に係る照明装置(光源ユニット2)では、引掛部(42)が側板(41)と一体に形成されることにより、引掛部(42)が側板(41)と別体に形成される場合と比較して、部品点数の削減を図ることができる。
本発明の第3の態様に係る照明装置(光源ユニット2)では、第1又は第2の態様において、凹部(53)が設けられている周壁部(51)の先端部分は、鍔部(52)から離れるにつれて周壁部(51)の後端部分に近付く向きに傾斜する傾斜面(530)を有していることが好ましい。
第3の態様に係る照明装置(光源ユニット2)では、光源(LEDモジュール3)の端から放射される光が、凹部(53)が設けられている周壁部51の先端部分にけられにくくなる(遮られにくくなる)。
本発明の第4の態様に係る照明装置(光源ユニット2)では、第3の態様において、傾斜面(530)の傾斜角度(φ)は、光源(LEDユニット3)の配光特性における2分の1ビーム角以上の角度であることが好ましい。
第4の態様に係る照明装置(光源ユニット2)では、傾斜面(530)の傾斜角度(φ)を2分の1のビーム角以上とすれば、光源(LEDモジュール3)から放射される光のうちで傾斜面(530)にけられる光を更に少なくすることができる。
本発明の第5の態様に係る照明装置(光源ユニット2)では、第1〜第4の態様のいずれかの態様において、平板状の基板(31)と、基板(31)に実装された複数の固体発光素子(LED30)とを有する光源(LEDモジュール3)を備えていることが好ましい。
第5の態様に係る照明装置(光源ユニット2)では、光源(LEDモジュール3)を備えない場合と比較して、取り扱いの容易化を図ることができる。
本発明の第6の態様に係る照明装置(光源ユニット2)では、第5の態様において、光源(LEDモジュール3)に電力を供給して点灯させる電源装置(6)を備えていることが好ましい。
第6の態様に係る照明装置(光源ユニット2)では、電源装置(6)を備えない場合と比較して、取り扱いの更なる容易化を図ることができる。
本発明の第7の態様に係る照明器具(1)は、第1〜第6の態様のいずれかの照明装置(光源ユニット2)と、照明装置(光源ユニット2)を支持する器具本体(10)とを備える。
第7の態様に係る照明器具(1)では、第1〜第6の態様のいずれかの照明装置(光源ユニット2)を備えているので、透光カバー(5)に関する種々の制約条件の緩和を図ることができる。
本発明の第8の態様に係る照明器具(1)では、第7の態様において、器具本体(10)は一面が開口する箱状に形成されていることが好ましい。照明装置(光源ユニット2)は、鍔部(52)及び凹部(53)を器具本体(10)内に収容し、かつ、一面から透光カバー(5)の底部(50)及び周壁部(51)を器具本体(10)の外に突出させるようにして器具本体(10)に保持されていることが好ましい。
第8の態様に係る照明器具(1)では、透光カバー(5)の鍔部(52)及び凹部(53)が器具本体(10)の外に露出しないので、外観上の見栄えをよくすることができる。
本発明の第9の態様に係る照明器具(1)では、第7又は第8の態様において、周壁部(51)が光源(LEDモジュール3)の配光特性における最大光度のビーム角となす角を光源(LEDモジュール3)の配光特性における2分の1ビーム角未満とすることが好ましい。
第9の態様に係る照明器具(1)では、光源(LEDユニット3)から放射される光を周壁部(51)を透過させて光の利用効率の低下を抑えることができる。
本発明の第10の態様に係る照明装置(光源ユニット2)の製造方法では、側板(41)の少なくとも一部を凹部(53)内に進入する向きに塑性変形させる。さらに、塑性変形させた側板(41)の少なくとも一部からなる引掛部(42)に透光カバー(5)の鍔部(52)を引掛させる。
第10の態様に係る照明装置(光源ユニット2)の製造方法では、透光カバー(5)を取付部材(4)に取り付ける際に透光カバー(5)の周壁部(51)を弾性変形させる必要がない。そのため、透光カバー(5)の材料や透光カバー(5)の形状及び構造が制約されてしまうという問題が生じない。ゆえに、第10の態様に係る照明装置(光源ユニット2)の製造方法では、透光カバー(5)に関する種々の制約条件の緩和を図ることができる。
1 照明器具
2 光源ユニット(照明装置)
3 LEDモジュール(光源)
4 取付部材
5 透光カバー
6 電源装置
10 器具本体
30 LED(固体発光素子)
31 基板
40 取付板
41 側板
42 引掛部
50 底部
51 周壁部
52 鍔部
53 凹部
530 傾斜面
φ 傾斜角度

Claims (10)

  1. 第1面及び前記第1面と反対側の第2面を有する板状に形成され、前記第1面に光源が取り付けられる取付部材と、
    前記光源を覆うように前記取付部材に支持され、前記光源から放射される光を透過させる透光カバーと
    を備え、
    前記取付部材は、
    前記第1面及び前記第2面を有する板状の取付板と、
    前記取付板の周縁から前記第1面の側に突出する側板と
    を有し、
    前記透光カバーは、
    前記取付部材の前記第1面と対向する底部と、
    前記底部の周縁から前記第1面の側に突出する周壁部と、
    前記周壁部の先端から外向きに突出する鍔部と
    を有し、
    前記周壁部の先端部分に、前記周壁部の内側に凹んだ凹部が設けられており、
    前記取付部材は、前記側板から内側に向かって突出し、前記鍔部を引っ掛ける引掛部を有している
    ことを特徴とする照明装置。
  2. 前記引掛部は、前記側板と一体に形成され、前記側板に対して塑性変形した状態で前記鍔部を引っ掛けている
    ことを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  3. 前記凹部が設けられている前記周壁部の先端部分は、前記鍔部から離れるにつれて前記周壁部の後端部分に近付く向きに傾斜する傾斜面を有している
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の照明装置。
  4. 前記傾斜面の傾斜角度は、前記光源の配光特性における2分の1ビーム角以上の角度である
    ことを特徴とする請求項3記載の照明装置。
  5. 平板状の基板と、前記基板に実装された複数の固体発光素子とを有する前記光源を備えている
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の照明装置。
  6. 前記光源に電力を供給して点灯させる電源装置を備えている
    ことを特徴とする請求項5記載の照明装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項の照明装置と、
    前記照明装置を支持する器具本体と
    を備える
    ことを特徴とする照明器具。
  8. 前記器具本体は一面が開口する箱状に形成されており、
    前記照明装置は、前記鍔部及び前記凹部を前記器具本体内に収容し、かつ、前記一面から前記透光カバーの前記底部及び前記周壁部を前記器具本体の外に突出させるようにして前記器具本体に保持されている
    ことを特徴とする請求項7記載の照明器具。
  9. 前記周壁部が前記光源の配光特性における最大光度のビーム角となす角を前記光源の配光特性における2分の1ビーム角未満とした
    ことを特徴とする請求項7又は8記載の照明器具。
  10. 請求項1〜6のいずれか1項の照明装置を製造する製造方法であって、
    前記側板の少なくとも一部を前記凹部内に進入する向きに塑性変形させ、塑性変形させた前記側板の少なくとも一部からなる前記引掛部に前記透光カバーの前記鍔部を引掛させる
    ことを特徴とする照明装置の製造方法。
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