JP2019021302A - 決済処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】買主及び売主の双方にとって、より安全で便利な決済処理システムを提供する。【解決手段】本発明の一実施形態に係るプログラムは、第1プログラムと第2プログラムとを記憶する記憶部を備える端末において起動する前記第1プログラムであって、前記第2プログラムは、前記端末に、情報交信システムから資源位置識別情報を受信し、前記資源位置識別情報を表示部に表示するように制御することを実行させるためのプログラムであり、前記第1プログラムは、前記表示部に表示される前記資源位置識別情報が選択されることによって起動する。【選択図】図1

Description

本発明は、決済処理システムに関する。
従来、商品の案内から決済処理までの売買取引における処理をワンストップで仲介する購買決済仲介装置が開示されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に開示された技術によれば、売主の商品案内と買主の購入意思の確認による売買契約の成立までも売買決済仲介装置を介する必要がある。
一方、近年、SNS(Social Network Service)の発展に伴い、SNSを介して買主の購入意思と売主の承諾の意思が合致して売買契約が成立することが多くなっている。したがって、特許文献1に開示された技術では、このような取引に対応することは困難である。SNSを介して売買契約が成立した場合には、買主は、売主に対して、何らかの手段で取引金額を支払うことになる。買主及び売主双方とも、個人情報を開示したくないという場合には、対面での支払いが行われる。他方、個人情報開示のリスクを負って、郵送によって商品の引き渡しを行う場合、買主が取引金額を商品の受領に先行して入金するため、買主は取引金額を支払ったのに商品が郵送されないというリスクを負うことになる。
特開2016−28348号公報
しかしながら、対面での支払い及び商品の引き渡しは、買主及び売主の双方が近接した地域にいないと実現困難であるし、対面のための時間を取るのが煩わしいといった問題もある。他方、郵送による商品の引き渡しの場合、買主が前述のリスクを負担するという問題がある。
本発明は、上記のような従来技術に伴う課題を解決しようとするものであって、その目的とするところは、買主及び売主の双方にとって、より安全で便利な決済処理システムを提供するところにある。
本発明の一実施形態によれば、情報交信システムにおける第1のユーザを識別する第1の識別子及び前記情報交信システムにおける第2のユーザを識別する第2の識別子を受信する受信部と、前記第1のユーザの第1端末から、前記第2のユーザに対する決済金額の情報を含む決済指示に関する情報を受信すると、当該決済金額を前記第1の識別子と対応付けられた前記第1のユーザの預金口座から出金処理をし、エスクロー口座に入金処理をする決済処理部と、を備える決済処理システムが提供される。
前記決済処理部が前記エスクロー口座に入金処理をすると、前記第2のユーザの第2端末に前記入金処理が完了したことを示す情報を送信する送信部をさらに備えてもよい。
前記第1のユーザは、特定の目的物の買主であり、前記第2のユーザは、当該特定の目的物の売主であり、前記受信部が前記第1端末から前記第1のユーザが前記特定の目的物を受領したことを示す情報を受信すると、前記決済処理部は、前記エスクロー口座から前記第2のユーザの預金口座に前記決済金額を入金する処理を行ってもよい。
前記受信部が所定の期間内に前記第1端末から前記特定の目的物を受領したことを示す情報を受信しないと、前記決済処理部は、前記エスクロー口座から前記第2のユーザの預金口座に前記決済金額を入金する処理を行ってもよい。
前記第2のユーザの第2端末から取引識別番号を発行するように要求する信号を受信すると、当該取引識別番号を発行する発行部をさらに備え、前記発行部が発行した前記取引識別番号を記憶装置に記憶し、前記第1端末は、前記第2端末から前記情報交信システムを介して前記取引識別番号を受信し、前記決済指示に関する情報は、前記取引識別番号を含んでもよい。
前記第1端末から前記取引識別番号を含む前記決済指示に関する情報を受信すると、前記記憶装置が記憶した前記取引識別番号と前記決済指示に関する情報に含まれる前記取引識別番号とが一致するかどうかを判定する判定部をさらに備え、前記判定部が一致するとの判定をすると、前記決済処理部は、前記決済金額を前記第1のユーザの預金口座から出金処理をし、前記エスクロー口座に入金処理をしてもよい。
前記記憶装置は、前記取引識別番号に対応付けて前記第1の識別子及び前記第2の識別子を記憶し、前記決済指示に関する情報は、前記第1の識別子及び前記第2の識別子を含み、前記判定部は、前記第1端末から前記取引識別番号を含む前記決済指示に関する情報を受信すると、前記記憶装置が記憶した前記第1の識別子及び前記第2の識別子と前記決済指示に関する情報に含まれる前記第1の識別子及び前記第2の識別子とが各々一致するかどうかをさらに判定してもよい。
前記第1のユーザと前記第2のユーザとの間の取引状態を記憶する取引状態記憶部をさらに備え、前記第1のユーザは、特定の目的物の買主であり、前記第2のユーザは、当該特定の目的物の売主であり、前記発行部が発行した前記取引識別番号を受信すると、前記取引状態記憶部は、前記取引状態を取引が開始されることを待機する第1の状態として記憶してもよい。
前記第2端末から前記取引識別番号を受信すると、前記取引状態記憶部は、前記取引状態を前記買主からの振込を待機する第2の状態として更新してもよい。
前記決済処理部が前記決済金額を前記第1のユーザの預金口座から出金処理をし、前記エスクロー口座に入金処理をすると、前記取引状態記憶部は、前記取引状態を、前記売主から前記買主に対して前記目的物が発送されることを待機する第3の状態として更新してもよい。
前記受信部が前記第2端末から前記目的物を発送したことを示す情報を受信すると、前記取引状態記憶部は、前記取引状態を、前記売主が前記目的物を発送し前記買主が前記目的物の受領待ちである第4の状態として更新してもよい。
前記受信部が所定の期間内に前記第1端末から前記特定の目的物を受領したことを示す情報を受信すると、前記取引状態記憶部は、前記取引状態を、前記買主と前記売主の取引が完了した第5の状態として更新してもよい。
前記第1の識別子及び前記決済金額に基づいて、資源位置識別情報を生成する生成部をさらに備えてもよい。
前記生成部は、さらに前記決済金額に基づく決済処理に関連して設定される有効期限に基づいて、前記資源位置識別情報を生成してもよい。
本発明の一実施形態によれば、第1プログラムを記憶する第1記憶部と、情報交信システムから資源位置識別情報を含む情報を受信する情報受信部と、前記資源位置識別情報を表示部に表示するように制御する表示制御部と、前記表示部に表示される前記資源位置識別情報が選択されることによって、前記第1プログラムを実行する実行部と、を備える端末が提供される。
本発明の一実施形態によれば、第1プログラムと第2プログラムとを記憶する記憶部を備える端末において起動する前記第1プログラムであって、前記第2プログラムは、前記端末に、情報交信システムから資源位置識別情報を受信し、前記資源位置識別情報を表示部に表示するように制御することを実行させるためのプログラムであり、前記第1プログラムは、前記表示部に表示される前記資源位置識別情報が選択されることによって起動することを特徴とするプログラムが提供される。
本発明によれば、買主及び売主の双方にとって、より安全で便利な決済処理システムを提供することができる。
本発明の一実施形態に係るSNS決済連携システムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る送金システムサーバの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る送金システムサーバの制御部及び預金システムサーバの制御部によって実現される機能構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る端末の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るSNS決済連携システムにおける連携登録処理のフローを示す図である。 本発明の一実施形態に係る端末に表示される画像の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るSNS決済連携システムにおける決済処理のフローの一部を示す図である。 本発明の一実施形態に係るSNS決済連携システムにおける決済処理のフローの一部を示す図である。 本発明の一実施形態に係るSNS決済連携システムにおける決済処理のフローの一部を示す図である。 本発明の一実施形態に係るSNS決済連携システムにおける決済処理のフローの一部を示す図である。 本発明の一実施形態に係るSNS決済連携システムにおける決済処理のフローの一部を示す図である。 本発明の一実施形態に係るSNS決済連携システムにおける決済処理のフローの一部を示す図である。 本発明の一実施形態に係るSNS決済連携システムにおける決済処理のフローの一部を示す図である。 本発明の一実施形態に係る端末に表示される画像の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る端末に表示される画像の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る端末に表示される画像の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る端末に表示される画像の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る端末に表示される画像の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る端末に表示される画像の一例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。以下に示す実施形態は本発明の実施形態の一例であって、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。なお、説明の都合上構成の一部が図面から省略されたりする場合がある。
<実施形態>
[SNS決済連携システムの構成]
図1を用いて、SNS決済連携システム1について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るSNS決済連携システムの構成を示すブロック図である。
SNS決済連携システム1は、決済処理システム2、SNSシステム(情報交信システム)5、通信網6、第1端末7、第2端末8を含む。決済処理システム2は、送金システム3及び預金システム4を含む。送金システム3は、送金システムサーバ31及び送金システムデータベース33を含む。同様に、預金システム4は、預金システムサーバ41及び預金システムデータベース43を含む。同様に、SNSシステム5は、SNSシステムサーバ51及びSNSシステムデータベース53を含む。決済処理システム2、SNSシステム5、第1端末7及び第2端末8は、通信網6を介して接続されている。
SNSシステムは、SNSを提供するシステムである。SNSは、例えば、Twitter(登録商標)、Instagram(登録商標)、mixi(登録商標)などである。第1端末7と第2端末8は、SNSシステム5を利用するために、それぞれSNSアプリケーション71をインストールしている。第1端末7と第2端末8は、通信網6、SNSシステム5を介して情報通信することができる。
決済処理システム2は、第1端末7と第2端末8がSNSシステム5を通じて成立させた取引を引き継いで、当該取引の決済処理を行うシステムである。決済処理システム2についての詳細な説明は後述する。
通信網6は、インターネットやWAN(Wide Area Network)などである。第1端末7及び第2端末8は、例えば、スマートフォン、パーソナルコンピュータ等の通信可能な装置である。
[送金システムサーバのハードウェア構成]
次に、図2を用いて、送金システムサーバ31のハードウェア構成について説明する。図2は、本発明の一実施形態に係る送金システムサーバの構成を示すブロック図である。なお、預金システムサーバ41、SNSシステムサーバ51は、送金システムサーバ31のハードウェア構成と概ね同じである。そのため、それぞれのハードウェア構成についての詳細な説明は省略し、特徴的な点についてのみ適宜説明する。
送金システムサーバ31は、制御部311、記憶部313、操作部315、通信部317及び接続部319を備える。これらの各構成はバスを介して接続されている。
制御部311は、CPUなどの演算処理回路を含む。制御部311は、記憶部313に記憶されたプログラムをCPU(コンピュータ)により実行して、後述する決済処理要求等を行うための機能を実現する。この機能を実現する構成の一部または全部は、プログラムの実行によってソフトウェアによって実現される場合に限られず、ハードウェアによって実現されてもよい。
記憶部313は、不揮発性メモリ、ハードディスク等の記憶装置である。記憶部313は、上述したプログラムなど、様々な機能を実現するためのアプリケーションプログラムを記憶する記憶領域を含む。プログラムは、コンピュータにより実行可能であればよく、磁気記録媒体、光記録媒体、光磁気記録媒体、半導体メモリなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶した状態で提供されてもよい。また、プログラムは、ネットワーク経由でダウンロードされてもよい。
操作部315は、操作ボタンなどの装置であり、ユーザによって入力された操作に応じた信号を制御部311に出力する。通信部317は、制御部311の制御に基づいて通信網6に接続し、第1端末7、第2端末8などの外部の装置と通信をし、情報の送受信を行う。
接続部319は、外部装置と接続して情報の送受信を行うためのインターフェイスである。この例では、接続部319と外部装置との接続は有線であり、接続部319は、ケーブル等が接続されるコネクタである。以上で、送金システムサーバ31のハードウェア構成について説明した。
[送金システムサーバ及び預金システムサーバのソフトウェア構成]
次に、図3を用いて、送金システムサーバ31及び預金システムサーバ41のソフトウェア構成について説明する。図3は、本発明の一実施形態に係る送金システムサーバの制御部及び預金システムサーバの制御部によって実現される機能構成を示すブロック図である。ここでは、上述したプログラムが送金システムサーバの制御部及び預金システムサーバの制御部によって実行されることにより決済処理を行うための機能(決済処理要求機能100及び決済処理機能200)として実現された構成について説明する。
決済処理要求機能100は、受信部101、取得部103、決済処理要求部105、送信部107、発行部109及び判定部111を含む。決済処理機能200は、決済処理部201を含む。
受信部101は、SNSシステムにおける識別子を受信する。SNSシステムにおける識別子とは、例えば、Twitter(登録商標)におけるTwitter(登録商標)IDなどである。受信部101は、第1のユーザを識別する第1の識別子、第2のユーザを識別する第2の識別子を受信する。この例では、第1のユーザは、第1端末7を利用するユーザを意味し、第2のユーザは、第2端末8を利用するユーザを意味する。この例では、第1のユーザと第2のユーザは、SNSシステムを介して、特定の目的物の売買取引を行っている。第1のユーザは、取引における買主で、第2のユーザは、取引における売主である。そこで、第1のユーザを「買主」、第2のユーザを「売主」と呼び、第1端末7を「買主の端末7」、第2端末8を「売主の端末8」と呼んでもよい。受信部101は、買主及び売主のSNSシステムの識別子を受信するが、第1端末7、第2端末8のそれぞれから両者の識別子を受信してもよい。
受信部101は、第1端末7から、決済指示に関する情報を受信してもよい。ここで、決済指示に関する情報は、売主に対する決済金額の情報、取引の有効期限を含む。売主に対する決済金額の情報は、売主と買主との間の売買契約における目的物の対価であり、例えば、1,080円などの金額の情報である。取引の有効期限は、後述の新規あんしん取引番号を登録したときを起算点として、買主が振込を実行することが可能な期限を意味する。なお、決済指示に関する情報は、前述の買主及び売主のSNSシステムの識別子も含む。
受信部101は、第2端末8から、あんしん取引番号(取引識別番号)を発行するように要求する信号を受信してもよい。ここで、受信部101は、あんしん取引番号を発行するように要求する信号とともに、売主及び買主のSNSシステムの識別子、売主に対する決済金額の情報、取引の有効期限についても受信してもよい。また、受信部101は、第2端末8から売主が目的物を発送したことを示す情報を受信してもよい。さらに、受信部101は、第1端末7から、買主が売買の目的物を受領したことを示す情報を受信してもよい。詳細については、決済処理のフローの説明において説明する。
取得部103は、第1端末7から、前述の決済指示に関する情報を受信すると、記憶装置(例えば、送金システムデータベース33)から、買主及び売主の預金口座の情報を取得する。ここで、買主の預金口座の情報は、買主のSNSシステムの識別子と対応付けられており、売主の預金口座の情報は、売主のSNSシステムの識別子と対応付けられている。そのため、取得部103は、決済指示に関する情報に含まれるSNSシステムの識別子に対応付けられた預金口座の情報を取得することが可能となる。預金口座の情報とは、預金システム41において、決済処理を行うのに必要な情報を意味し、例えば、預金口座の支店情報、預金口座の種類(普通預金口座、当座預金口座)、口座番号、当該預金口座を保有する者の氏名などの情報である。この例では、買主及び売主の預金口座の情報は、予め送金システムデータベース33に記憶されている。
決済処理要求部105は、第1端末7から、前述の決済指示に関する情報を受信すると、決済処理部201に対して、決済金額を買主の預金口座から出金処理をし、エスクロー口座に入金処理をするように要求する。ここで、買主の預金口座の情報は、前述のとおり、取得部103が送金システムデータベース33から取得したものである。要求を受けた決済処理部201は、決済金額を買主の預金口座から出金処理し、エスクロー口座に入金処理をする。ここで、エスクロー口座は、買主及び売主の預金口座とは異なる口座であって、買主の預金口座から出金処理された金額を一時的に預かり、所定の条件を満たしたときに、預かった金額を売主の預金口座に入金する口座を意味する。
決済処理要求部105は、受信部101が第1端末7から買主が売買の目的物を受領したことを示す情報を受信すると、決済処理部201に対して、前述のエスクロー口座から売主の預金口座に決済金額を入金する処理を行うように要求する。要求を受けた決済処理部201は、エスクロー口座から売主の預金口座に決済金額を入金する処理を行う。
なお、受信部101が取引の有効期限内(所定の期間内)に第1端末7から買主が売買の目的物を受領したことを示す情報を受信しないと、決済処理要求部105は、決済処理部201に対して、エスクロー口座から売主の預金口座に決済金額を入金する処理を行うように要求する。そして、要求を受けた決済処理部201は、エスクロー口座から売主の預金口座に決済金額を入金する処理を行う。このように有効期限内に第1端末7から買主が売買の目的物を受領したことを示す情報を受信しない場合にも、エスクロー口座から売主の預金口座に決済金額を入金する処理を行うのは、買主が目的物を受領しつつも不当に支払いを行わないことを防ぐためである。目的物が届かない場合、目的物に不備がある場合等には、買主は、この期限内に売主に対して連絡をすることになる。
発行部109は、受信部101が第2端末8から「あんしん取引番号」を発行するように要求する信号を受信すると、あんしん取引番号を発行する。ここで、あんしん取引番号とは、売主と買主との間の特定の売買取引の決算処理を行うための一意の識別番号をいう。あんしん取引番号は、特定の売買取引の決済処理に限り有効な識別番号であるという意味で、One Time Password(OTP)と呼んでもよい。また、特定の売買取引の決済処理に限っており、セキュリティが高いといえることから、ここでは、「あんしん取引番号」と呼んでいる。なお、発行部109が発行した「あんしん取引番号」は、送金システムデータベース33に記憶される。また、前述のとおり、受信部101は、第2端末8から、「あんしん取引番号」を発行するように要求する信号とともに、売主及び買主のSNSシステムの識別子、売主に対する決済金額の情報、取引の有効期限も受信する。そこで、送金システムデータベース33には、あんしん取引番号に対応付けて、売主及び買主のSNSシステムの識別子、売主に対する決済金額の情報、取引の有効期限を記憶してもよい。
判定部111は、第1端末7から決済指示に関する情報を受信すると、送金システムデータベース33に記憶された「あんしん取引番号」と決済指示に関する情報に含まれる「あんしん取引番号」とが一致するかどうかを判定する。判定部111が、両方の「あんしん取引番号」が一致するとの判定をすると、決済処理要求部105は、決済処理要求部105に対して、決済金額を買主の預金口座から出金処理をし、エスクロー口座に入金処理をするように要求する。他方、判定部111が、両方の「あんしん取引番号」が一致しないとの判定をすると、送信部107は、第1端末7に、取引エラーを意味する信号を送信する。
判定部111は、第1端末7から決済指示に関する情報を受信すると、送金システムデータベース33に記憶された買主及び売主のSNSシステムの識別子と決済指示に関する情報に含まれる買主及び売主のSNSシステムの識別子とが各々一致するかどうかをさらに判定してもよい。判定部111が、「あんしん取引番号」に加えて、買主及び売主のSNSシステムの識別子の一致も判定することによって、よりセキュアな決済処理を行うことが可能になる。
生成部111は、買主のSNSシステムの識別子(第1のユーザを識別する第1の識別子)、決済金額に基づいて、URL(Uniform Resource Locator)を生成する。生成部111は、これらの情報に加えて、取引の有効期限に基づいて、URLを生成してもよい。生成されたURLは、取引の有効期限と同じ有効期限が設定されることになる。すなわち、URLをタップすることが可能な期限が設定される。生成部111がURLを生成するにあたって必要となる情報は適宜に変更することが可能である。生成部111が生成したURLは、後述のとおり、第2端末8に送信される。以上で、決済処理要求機能100及び決済処理機能200について説明した。なお、決済処理システム2の最小構成は、受信部101と決済処理部201であって、その他の構成は適宜に追加することが可能である。
[端末の構成]
次に、図4を用いて、端末の構成について説明する。図4は、本発明の一実施形態に係る端末の構成を示すブロック図である。端末400(第1端末7又は第2端末8)は、制御部401、記憶部403、操作部405、表示部407、通信部408及び接続部409を備える。これらの各構成はバスを介して接続されている。
制御部401は、CPUなどの演算処理回路を含む。制御部401は、記憶部403に記憶されたプログラムをCPU(コンピュータ)により実行して、表示制御等の機能を実現する。この機能を実現する構成の一部または全部は、プログラムの実行によってソフトウェアによって実現される場合に限られず、ハードウェアによって実現されてもよい。
制御部401は、情報受信部411、表示制御部413及び実行部413を含む。情報受信部411は、SNSシステム5からURL(資源位置識別情報)を含むメッセージを受信する。表示制御部413は、情報受信部411が受信したURLを表示部407に表示するように制御する。実行部415は、表示部407に表示されるURLが選択されることによって、送金アプリケーションプログラム(第1プログラム)を実行する。例えば、表示部407は、抵抗膜方式のタッチパネルや静電容量方式のタッチパネルである。抵抗膜方式のタッチパネルの場合、URLが表示されている箇所が押下されることによって、URLが選択されることになる。他方、静電容量方式のタッチパネルの場合、URL又はその近傍領域の静電容量の変化によって、URLが選択されることになる。なお、以上の情報受信部411、表示制御部413及び実行部413の説明は、第2端末8における動作の説明である。
記憶部403の一般的な説明は、記憶部313の説明において、説明したとおりである。記憶部403には、SNSアプリケーションプログラムが記憶されている。記憶部403の第1記憶部421には、送金アプリケーションプログラムが記憶されている。SNSアプリケーションプログラムは、SNSシステム5を利用するためのプログラムであり、送金アプリケーションプログラムは、決済処理システム2を利用するためのプログラムである。
操作部405は、操作ボタンなどの装置であり、ユーザによって入力された操作に応じた信号を制御部401に出力する。通信部408は、制御部405の制御に基づいて通信網6に接続し、外部の装置と通信をし、情報の送受信を行う。
表示部407は、タッチパネル、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等の表示装置であり、制御部401(特に、表示制御部413)による制御に基づいた画面を表示する。
[連携登録の処理フロー]
次に、図5及び図6を用いて、SNSシステム5と決済処理システム2との連携を登録する処理について説明する。図5は、本発明の一実施形態に係るSNS決済連携システムにおける連携登録処理のフローを示す図である。図6は、本発明の一実施形態に係る端末に表示される画像の一例を示す図である。なお、SNSシステム5と決済処理システム2との連携を登録する処理については、第1端末7であっても、第2端末8であっても行う処理は同じである。そこで、ここでは両端末を区別することなく、単に「端末」と表記して説明する。
まず、SNSシステム5と決済処理システム2を連携させたいユーザは、送金アプリケーションを起動させる。なお、以降の処理において、端末における処理は、送金アプリケーションを用いた処理を意味する。次に、ユーザは、端末から、送金システムサーバ31に契約番号とログインパスワードを送信する(ステップS401)。続いて、ユーザは、決済処理システム2と連携させたいSNSを選択する(ステップS403)。前述のとおり、SNSには、Twitter(登録商標)、Instagram(登録商標)、mixi(登録商標)などがある。ユーザの端末には、複数のSNSのアイコンが表示されており、当該アイコンを押下するなどして選択することになる。
SNSのアイコンを選択すると、図6に示すような画面に遷移する。図6に示すように、端末の表示部には、SNSシステム5と決済処理システム2との連携についての簡易な説明が表示されている。ここで、TL(タイムライン)とは、SNSシステム5に投稿されたメッセージが時系列にまとめられたリストをいう。また、端末の表示部には、許可アイコン601及びキャンセルアイコン603も表示されている。許可アイコン601を押下すると、SNS決済連携システム1を利用して、決済処理を行った場合、SNSシステム5のタイムラインに、SNS決済連携システム1を利用したことがわかるメッセージが投稿されることを意味する。具体的なメッセージについては、図17の説明において説明する。
許可アイコン601を押下することによって、SNSのサインインを行うと(ステップS405)、SNSシステム5は、送金アプリケーションとの連携を承認する(ステップS407)。その後、ユーザは、端末から、送金システムサーバ31に対し、SNSシステムの識別子(SNSのID)を送信する(ステップS409)。送金システムサーバ31は、契約番号とSNSのIDを送金システムデータベース33に送り、送金システムデータベース33には、契約番号とSNSのIDが対応付けられて記憶される(ステップS413)。以上で、SNSシステム5と決済処理システム2との連携を登録する処理について説明した。
[決済処理のフロー]
次に、図7から図19を用いて、SNS決済連携システム1における決済処理のフローについて説明する。図7から図13は、それぞれ本発明の一実施形態に係るSNS決済連携システムにおける決済処理のフローの一部を示す図である。図14から図19は、本発明の一実施形態に係る端末に表示される画像の一例を示す図である。
まず、売主の第2端末8から、送金システムサーバ31に契約番号、ログインパスワードを送信する(ステップS501)。次に、第2端末8の表示部に表示される「売る」又は「買う」の利用区分の中から、「売る」のアイコンを押下するなどとして選択する。続いて、第2端末8から、送金システムサーバ31に対して、取引一覧を送信するように要求する信号を送信する(ステップS503)。同時に、第2端末8から、SNSシステム5に対して、売主が直近に交信したSNSのID(識別子)の一覧を送信するように要求する信号を送信する(ステップS503)。送金システムサーバ31は、送金システムデータベース33から取引一覧を取得して(ステップS505)、第2端末8に送信する(ステップS507)。他方、SNSシステム5は、第2端末8に売主が直近に交信したSNSのIDの一覧を送信する(ステップS507)。なお、図7に示すステップS507は、第2端末8に対して送信するシステムが異なることから、同時でなくてもよい。
第2端末8は、取引一覧及びSNSのIDの一覧を受信すると、取引一覧を表示する(ステップS509)。具体的には、図14に示すように、第2端末8の表示部には、取引履歴(取引一覧)が表示される。取引履歴には、取引中のものと、取引完了したものの2種類がある。取引中アイコン611を選択すると、取引状態が取引中の取引の一覧が表示され、取引完了アイコン613を選択すると、取引状態が取引完了の取引の一覧が表示される。この例では、第2端末8の表示部には、取引状態が取引中の取引が表示されている。また、第2端末8の表示部には、買主のSNSのID615、あんしん取引番号617、取引金額619及び有効期限621も表示されている。さらに、第2端末8の表示部には、アイコン623、新規取引アイコン625が表示されている。アイコン623を押下すると、表示されている処理の実行に伴い、取引状態を遷移させることができる。例えば、図14の例では、買主の振込が完了し、売主の商品発送前の状態であり、アイコン623を押下すると、商品発送が完了した状態に遷移する。取引状態についての詳細は、後述する。
次に、図14に示す新規取引アイコン625を押下する(ステップS511)と、第2端末8の表示部には、図15に示すような新規あんしん取引番号登録画面が表示される。売主は、買主のSNSのID631を選択する。具体的には、ステップS509で受信したSNSのIDの一覧から、SNSのIDのリストを作成して、選択ボタンをタップすることによって選択する。また、売主は、取引金額欄に、買主との間で定めた取引金額633を入力する。売主は、有効期限635を設定する。この例では、「24時間」、「72時間」、「168時間」の3つの選択肢の中からプルダウンで選択することが可能である。もっとも、有効期限635は、売主が任意の時間を選択するようにしてもよい。
買主のSNSのID631、取引金額633、有効期限635を入力後に、登録ボタン637を押下することによって、第2端末8は、送金システムサーバ31に対して、あんしん取引番号の発行及びURLの生成をするように要求する信号を送信する(ステップS513)。なお、送金システムサーバ31に送信される情報は、買主及び売主のSNSのID、取引金額、有効期限も含まれる。あんしん取引番号を発行するように要求する信号を受信した送金システムサーバ31は、あんしん取引番号を発行する(ステップS515)。また、URLを生成するように要求する信号を受信した送金システムサーバ31は、買主のSNSのID、取引金額及び有効期限に基づいて、URLを生成する。そして、送金システムサーバ31は、第2端末8に対して、あんしん取引番号及びURLを送信する(ステップS517)。
これと同時に、送金システムサーバ31は、送金システムデータベース33に、あんしん取引番号、買主及び売主のSNSのID、取引金額、有効期限を送信する。送金システムデータベース33は、各情報を対応付けて記憶する(ステップS519)。ここで、送金システムデータベース33は、取引状態を、取引が開始されることを待機する状態(第1の状態)として記憶する。なお、送金システムデータベース33のうち、取引状態を記憶する領域を「取引状態記憶部」と呼ぶ。
第2端末8が「あんしん取引番号」及びURLを受信すると、第2端末8の表示部には、図16に示すような画面が表示される。すなわち、第2端末8の表示部には、買主のSNSのID631、取引金額633、有効期限636に加えて、あんしん取引番号639が表示される。売主が、買主にシェアボタン641を押下すると(ステップS521)、第2端末8は、図8に示すように、送金システムサーバ31に「あんしん取引番号」を送信するとともに、SNSシステム5に対して、第1端末7にURLを含むメッセージを送信するように要求する信号を送信する(ステップS523)。
「あんしん取引番号」を受信した送金システムサーバ31は、送金システムデータベース33に対し、取引状態の更新要求を行う(ステップS525)。当該要求を受けた送金システムデータベース33は、取引状態を、第1の状態から買主からの振込を待機する状態(第2の状態)に更新する(ステップS527)。この状態においては、買主の端末(第1端末)7の表示部には、図18に示すように、「振込未済です。」と表示される。他方、売主の端末(第2端末)8の表示部には、図14の「振込金額をお預かりしています。商品を発送して下さい」の代わりに、「振込待ちです。」と表示されることになる。
第1端末7にURLを含むメッセージを送信するように要求する信号を受信したSNSシステム5は、第1端末7に対し、図17に示すようなURLを含むメッセージを送信する(ステップS529)。第1端末7のSNSアプリケーション上に、図17に示すようなURLを含むメッセージが表示される。このURLを含むメッセージは、タイムラインに表示される。タイムラインに表示されると、SNSアプリケーションをインストールしている端末であれば、当該タイムラインを見ることが可能である。
次に、買主は、第1端末7の表示部に表示された、図17に示すURLをタップすることによって、送金アプリケーションを起動する(ステップS531)。なお、図17に示すメッセージは、SNSアプリケーションをインストールしている端末から確認することが可能であるが、URLをタップすることができるのは、買主である第1端末7のユーザのみである。
買主は、第1端末7から、送金システムサーバ31に対し、契約番号及びログインパスワードを送信する(ステップS533)。次に、買主は、第1端末7から、送金システムサーバ31に対し、買主の取引一覧を送信するように要求する信号を送信する(ステップS535)。当該信号を受信した送金システムサーバ31は、送金システムデータベース33から買主の取引一覧を取得し(ステップS537)、第1端末7に対し、買主の取引一覧を送信する(ステップS539)。なお、買主の取引一覧には、前述の「あんしん取引番号」、売主のSNSのID、取引金額及び有効期限も含まれる。
買主の第1端末7の表示部には、図18に示すような取引一覧が表示される(ステップS541)。この例では、第1端末7の表示部には、取引状態が取引中の取引が表示されている。取引完了アイコン663を押下すると、取引状態が取引完了の取引が表示され、取引中アイコン661を押下すると、取引状態が取引中の取引の表示に切り替わる。また、第1端末7の表示部には、売主のSNSのID665、あんしん取引番号667、取引金額669、有効期限671が表示されている。さらに、前述のとおり、取引状態は、売主からの振込を待機する状態(第2の状態)であるから、第1端末7の表示部には、第2の状態であることを意味する情報として、「振込未済です。」と表示されている。
また、第1端末7の表示部には、アイコン673が表示されている。アイコン673を押下すると、図19に示す振込手続き画面に遷移する。この状態で、振込実行ボタン691を押下すると(ステップS543)、第1端末7から、送金システムサーバ31に対し、決済指示に関する情報が送信される(ステップS545)。これと同時に、第1端末7から、SNSシステム5に対し、第2端末8に振込実行のメッセージを送信するように要求する信号が送信される。
決済指示に関する情報を受信した送金システムサーバ31は、決済指示に関する情報に含まれる「あんしん取引番号」と送金システムデータベース33に記憶されている「あんしん取引番号」とが一致するかどうかを判定する。なお、「あんしん取引番号」の他に買主及び売主のSNSのIDが一致するかどうかを判定してもよい。判定の結果、一致しないと判定した場合には、送金システムサーバ31は、第2端末8に対し、取引エラーを意味する信号を送信する(ステップS547)。他方、判定の結果、一致すると判定した場合には、送金システムサーバ31は、送金システムデータベース33から、あんしん取引番号、売主及び買主のSNSのIDに対応付けられた売主及び買主の預金口座の情報を取得する。
売主及び買主の預金口座の情報を取得した送金システムサーバ31は、預金システム4に対し、取引金額を買主の預金口座から出金処理をし、エスクロー口座に入金処理をするように要求し(ステップS549)、預金システム4は、当該処理を行う。
また、送金システムサーバ31は、送金システムデータベース33に対し、取引状態の更新要求を行う(ステップS551)。当該要求を受けた送金システムデータベース33は、取引状態を第2の状態から、売主から買主に対して目的物が発送されることを待機する状態(第3の状態)に更新する(ステップS553)。この状態においては、買主の端末(第1端末)7の表示部には、図18の「振込未済です。」の代わりに「振込金額をお預かりしています。相手の商品発送待ちです。」と表示される。他方、売主の端末(第2端末)8の表示部には、図14に示すように、「振込金額をお預かりしています。商品を発送して下さい」と表示される。
第1端末7から、第2端末8に振込実行のメッセージを送信するように要求する信号を受信したSNSシステム5は、第2端末8のSNSアプリケーションに振込実行のメッセージを送信する(ステップS552)。
次に、図12を用いて、売主が買主に対して、売買の目的物たる商品を発送した以降の処理フローについて説明する。売主は、買主に対して、商品を発送すると、第2端末8の表示部に表示される目的物発送ボタンを押下する(ステップS553)。そうすると、第2端末8から、送金システムサーバ31に対し、目的物の発送を示す信号を送信する(ステップS555)。これと同時に、第2端末8から、SNSシステム5に対し、第1端末7に目的物発送のメッセージを送信するように要求する信号を送信する(ステップS555)。
第2端末8から、目的物の発送を示す信号を受信した送金システムサーバ31は、送金システムデータベース33に対し、取引状態の更新要求を行う(ステップS557)。当該要求を受けた送金システムデータベース33は、取引状態を、第3の状態から、売主が目的物を発送し買主が目的物の受領待ちである状態(第4の状態)に更新する(ステップS559)。この状態においては、買主の端末(第1端末)7の表示部には、図18の「振込未済です。」の代わりに「相手から商品が発送されました。到着連絡をして下さい。」と表示され、図18の「振込手続きへ」のボタンの代わりに「到着連絡」ボタンが表示されることになる。他方、売主の端末(第2端末)8の表示部には、図14の「振込金額をお預かりしています。商品を発送して下さい」の代わりに「商品を発送しました。相手からの到着連絡をお待ちして下さい。」と表示されることになる。
第2端末8から、第1端末7に目的物発送のメッセージを送信するように要求する信号を受信したSNSシステム5は、第1端末7のSNSアプリケーションに対し、目的物発送のメッセージを送信する(ステップS561)。
次に、図13を用いて、買主が目的物を受領した後の処理フローについて説明する。買主は、目的物を受領すると、第1端末7の表示部に表示される目的物受領ボタンを押下する(ステップS563)。そうすると、第1端末7から、送金システムサーバ31に対し、目的物の受領を示す信号が送信される(ステップS565)。これと同時に、第1端末7から、SNSシステム5に対し、第2端末8に取引完了のメッセージを送信するように要求する信号を送信する(ステップS565)。
第1端末7から、目的物の受領を示す信号を受信した送金システムサーバ31は、預金システム4に対し、エスクロー口座から売主の預金口座に入金処理をするように要求し(ステップS567)、預金システム4は、当該処理を行う。これと同時に、送金システムサーバ31は、送金システムデータベース33に対し、取引状態の更新要求を行う(ステップS567)。当該要求を受けた送金システムデータベース33は、取引状態を、第4の状態から、買主と売主の取引が完了した状態(第5の状態)に更新する(ステップS571)。この状態においては、買主の端末(第1端末)7の表示部には、図18の「振込未済です。」の代わりに「振込金額を相手に入金しました。取引完了です。」と表示される。他方、売主の端末(第2端末)8の表示部には、図14の「振込金額をお預かりしています。商品を発送して下さい」の代わりに「振込金額が入金されました。取引完了です。」と表示される。
第1端末7から、第2端末8に取引完了のメッセージを送信するように要求する信号を受信したSNSシステム5は、第2端末8のSNSアプリケーションに取引完了のメッセージを送信する(ステップS573)。以上で、SNS決済連携システム1における決済処理のフローについて説明した。
本実施形態では、第1端末7から決済指示に関する情報を受信すると、決済金額を買主の預金口座から出金処理をし、エスクロー口座に入金処理をする。エスクロー口座に決済金額が入金されている状態というのは、売主の預金口座から見ると、資金化が留保されている状態といえる。そして、決済処理システム2が第1端末7から買主が目的物を受領したことを示す情報を受信して初めて、エスクロー口座から売主の預金口座に決済金額が入金される。SNSシステム5を利用するユーザは、本名を登録しないことが多い。SNSシステム5を介して売買取引を行う場合、売主及び買主は、本名、住所、預金口座の口座情報などの個人情報を売買の他方当事者に開示したくないという要求がある。とりわけ、業者ではない個人ユーザ同士においては、当該要求が強い。そのため、SNSシステム5を介して売買取引を行った場合、対面での目的物と対価の交換という手法が採られる傾向がある。一方で、当該手法は、双方が近接した地域にいないと実現困難であるし、対面のための時間を取るのが煩わしいといった問題もある。本実施形態では、銀行などの金融機関が決済処理システム2を提供することによって、個人情報を他方当事者に開示することなく、また、対面での目的物と対価の交換という煩わしい手段を取る必要がなくなる。
また、SNSシステム5を介して売買取引を行い、買主が先に売主の預金口座に振り込むという手段を採った場合には、売主が目的物を発送しないというリスクを買主が負担することになる。他方、本実施形態では、前述のとおり、決済処理システム2が第1端末7から買主が目的物を受領したことを示す情報を受信して初めて、エスクロー口座から売主の預金口座に決済金額が入金される。そのため、買主が一方的に前述のリスクを負担するという事態を回避することができる。また、本実施形態では、前述のとおり、有効期限内に第1端末7から買主が売買の目的物を受領したことを示す情報を受信しない場合にも、エスクロー口座から売主の預金口座に決済金額を入金する処理を行う。その結果、買主が目的物を受領しつつも不当に支払いを行わないことを防ぐことが可能になる。
本実施形態では、決済処理システム2が「あんしん取引番号」を発行し、判定部111が、送金システムデータベース33に記憶された「あんしん取引番号」と決済指示に関する情報に含まれる「あんしん取引番号」とが一致するかどうかを判定する。「あんしん取引番号」は、当該取引において一意に発行される取引識別番号であるため、決済処理の安全性が確保される。さらに、判定部111が、あんしん取引番号に加えて、買主及び売主のSNSのIDの一致も判定するため、決済処理の安全性がより確保される。
さらに、本実施形態では、決済処理システム2とSNSシステム5が連携することによって、SNSシステム5が提供するタイムライン上に、図17に示すようなメッセージが表示される。当該メッセージは、端末にSNSアプリケーションをインストールしているユーザであれば、基本的には見ることが可能である。そうすると、SNS決済連携システム1を知らなかったユーザに対して、SNS決済連携システム1の存在を認知させることができ、SNS決済連携システム1の広告効果が生じる。
なお、タイムライン上に、図17に示すようなメッセージが表示されるものの、URLをタップすることが可能なのは、買主だけである。そのため、広告効果を生じさせつつ、決済処理の安全性を確保することが可能である。そして、URLをタップすることによって、決済処理の画面に移行されるから、シームレスなサービスを提供することが可能となる。また、取引の有効期限にも基づいてURLが生成される場合には、買主がURLをタップすることが可能な期限が設定される。そのため、当該期限を経過した後は、買主は取引金額を支払うことはできず、売主は当該買主に商品を引き渡す義務から解放される。つまり、買主と売主との間で成立した売買契約は、有効期限の経過によって、自動的に解除される。その結果、売主は、別途、買主を探すことができるため、機会損失を最小限にとどめることが可能になる。また、近年、SNSシステム5の普及は著しい。SNSシステム5と連携して安全性の高い決済処理を実現すれば、市場規模がより拡大することになり、SNS決済連携システム1を利用するユーザにとってメリットになるし、その結果、SNSシステム5、決済処理システム2を提供する事業者双方にシナジー効果が生じることになる。
<変形例1>
以上の実施形態においては、買主が目的物受領ボタンを押下する(ステップS563)ことを前提に説明した。もっとも、買主が目的物を受領しても、目的物受領ボタンを押下しないというリスクもわずかながらある。そこで、売主及び買主と利害関係のない第三者である宅配業者の配送システムとさらに連携することも可能である。具体的には、売主から目的物を受け取った宅配業者は、以上の実施形態の売主のステップS553に代わって、目的物発送ボタンを押下する。そうすると、宅配業者の配送システムから、送金システムサーバ31に対して、目的物の発送を示す信号を送信する。なお、当該信号を送信する際、予め売主から取得した「あんしん取引番号」、売主及び買主のSNSのIDといった情報も送信する。これらの情報を送信しないと、決済処理システム2が、どの取引に関する目的物の発送か判定できないからである。そして、宅配業者が買主に目的物を引き渡したら、買主が行うステップS563に代わって、目的物引き渡しボタンを押下する。これによって、宅配業者の配送システムから、送金システムサーバ31に対して、目的物の受領を示す信号を送信することになる。なお、当該信号を送信する際に、予め売主から取得した「あんしん取引番号」、売主及び買主のSNSのIDといった情報も送信する。本変形でも、以上の実施形態と同じ効果を奏する。加えて、本変形例では、買主が目的物を受領しても、目的物受領ボタンを押下しないというリスクを回避することができる。
<変形例2>
以上の実施形態においては、タイムライン上のメッセージにURLが表示されることを前提に説明した。もっとも、URLの代わりにロゴを用いてもよい。URLは、取引ごとに変わるのに対して、ロゴは、取引ごとに変わるものではない。ロゴをタップしても、買主は、振込を行うことができる。本変形でも、以上の実施形態と同じ効果を奏する。加えて、ロゴは、取引ごとに変わらないものであるため、タイムライン上に表示されるロゴを繰り返し見たユーザの記憶に定着しやすくなり、ユーザに対するさらなる広告効果が期待できる。
<変形例3>
以上の実施形態においては、タイムライン上のメッセージにURLが表示されることを前提に説明した。もっとも、より安全性を確保するため、URLの部分だけは、別途買主宛にメッセージを送るようにしてもよい。この場合であっても、タイムライン上には、URLを除くメッセージ(図17参照)が表示されるため、前述の広告効果は生じる。
なお、本発明は上記の実施形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
1:SNS決済連携システム 2:決済処理システム 3:送金システム
4:預金システム 5:SNSシステム 6:通信網 7:第1端末
8:第2端末 31:送金システムサーバ
33:送金システムデータベース 41:預金システムサーバ
43:預金システムデータベース 51:SNSシステムサーバ
53:SNSシステムデータベース

Claims (1)

  1. 第1プログラムと第2プログラムとを記憶する記憶部を備える端末において起動する前記第1プログラムであって、
    前記第2プログラムは、
    前記端末に、
    情報交信システムから資源位置識別情報を受信し、
    前記資源位置識別情報を表示部に表示するように制御することを実行させるためのプログラムであり、
    前記第1プログラムは、前記表示部に表示される前記資源位置識別情報が選択されることによって起動することを特徴とするプログラム。
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