JP2019021180A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】低消費電力状態から短時間で通常動作状態に復帰する電子機器を提供する。【解決手段】電子機器は、動作部132,133と、メイン制御部205と、メイン制御部および動作部に対する電源供給を電源設定データに基づいて制御する電源制御部127と、第1の動作状態において電源設定データとしての第1のデータを電源制御部に与え、第1の動作状態より消費電力が少ない第2の動作状態において電源設定データとしての第2のデータを電源制御部に与えるデータ制御部124とを有する。動作状態が第1から第2の動作状態に移行する際に、データ制御部は第1のデータを記憶部に書き込む。第2から第1の動作状態に復帰する際に、データ制御部は記憶部に書き込まれた第1のデータを電源制御部に与え、電源制御部は第1のデータに基づいてメイン制御部への電源供給を行うとともにメイン制御部の起動処理が終了する前から動作部への電源供給を開始する。【選択図】図2

Description

本発明は、低消費電力状態に移行可能な電子機器に関する。
デジタルカメラや交換レンズ等の電子機器には、通常動作状態において所定時間の間、ユーザにより何ら操作されかった場合に低消費電力状態(パワーセーブモードやスリープモード等ともいう)に移行する省電力機能が備えられている。レンズ交換型カメラ本体と交換レンズを含む撮像システムでは、カメラ本体が低消費電力状態に移行する際に、該カメラ本体から交換レンズに低消費電力状態への移行命令が送信される。該移行命令を受けた交換レンズは、内部電源をオフすることによって通常動作状態から低消費電力状態に移行する。さらに、カメラ本体および交換レンズは、それらに対するユーザ操作を検出することで低消費電力状態を解除して通常動作状態に復帰する。交換レンズは、低消費電力状態から通常動作状態への復帰時に内部電源の立ち上げ(オン)動作を復帰毎に行う。この復帰時の電源立ち上げ動作に要する時間を短縮して撮像システムの起動を早めることが求められている。
特許文献1には、多機能通信制御LSIに内蔵されるモードレジスタを不揮発性デバイスで構成することにより、リセット解除毎にモードレジスタの設定を行う必要をなくし、モード設定時間を短縮するシステムが開示されている。
特開平10−056490号公報
しかしながら、特許文献1にて開示されたシステムでは、マイコン内のモード設定を一度行ってしまえば、リセット後も同じモード設定で動作可能なものであり、消費電力に関する状態の移行については言及されていない。
本発明は、低消費電力状態から短時間で通常動作状態に復帰することができるようにした電子機器を提供する。
本発明の一側面としての電子機器は、動作状態が第1の動作状態と該第1の動作状態よりも消費電力が低い第2の動作状態とに切り替わる。該電子機器は、第1の動作状態において動作が可能な動作部と、第1の動作状態において動作部の制御が可能な起動状態となり、第2の動作状態において非起動状態となるメイン制御部と、メイン制御部および動作部に対する電源供給を電源設定データに基づいて制御する電源制御部と、第1の動作状態において電源設定データとしての第1のデータを電源制御部に与え、第2の動作状態において電源設定データとしての第2のデータを前記電源制御部に与えるデータ制御部とを有する。第1の動作状態から第2の動作状態に移行する際に、データ制御部は、第1のデータを記憶部に書き込む。第2の動作状態から第1の動作状態に復帰する際に、データ制御部は、記憶部に書き込まれた第1のデータを電源制御部に与え、電源制御部は、該第1のデータに基づいて、メイン制御部への電源供給を行うとともに、メイン制御部の非起動状態から起動状態への起動処理が終了する前から動作部への電源供給を開始することを特徴とする。
なお、データ制御コンピュータとしての上記データ制御部に、第1の動作状態から第2の動作状態に移行する際に、第1のデータを記憶部に書き込むステップと、第2の動作状態から第1の動作状態に復帰する際に、記憶部に書き込まれた第1のデータを電源制御部に与えて、該電源制御部に該第1のデータに基づいてメイン制御部への電源供給を行わせるとともに、メイン制御部の非起動状態から起動状態への起動処理が終了する前から動作部への電源供給を開始させるステップとを含む処理を実行させる制御プログラムも、本発明の他の一側面を構成する。
本発明によれば、第2の状態(低消費電力状態)から短時間で第1の状態(通常動作状態)に復帰することが可能な電子機器を実現することができる。
本発明の実施例であるレンズ交換型カメラシステムの構成を示すブロック図。 実施例におけるカメラ本体と交換レンズとの間の電源・通信回路の構成を示す図。 実施例におけるデータ管理部内のデータを示す図。 実施例1における交換レンズ装着後の動作を示すタイミングチャート。 実施例1におけるアクティブモードからスリープモードへの移行までのタイミングチャート。 実施例1の比較例として、記憶部のデータ書き換えを行わずにスリープモードに移行した場合のスリープモードからアクティブモードへの復帰処理を示すタイミングチャート。 実施例1において記憶部のデータ書き換えてスリープモードに移行した場合のスリープモードからアクティブモードへの復帰処理を示すタイミングチャート。 実施例2における交換レンズ装着後の動作を示すタイミングチャート。 実施例2におけるアクティブモードからスリープモードへの移行までのタイミングチャート。 実施例2の比較例として、記憶部のデータ書き換えを行わずにスリープモードに移行した場合のスリープモードからアクティブモードへの復帰処理を示すタイミングチャート。 実施例2において記憶部のデータ書き換えてスリープモードに移行した場合のスリープモードからアクティブモードへの復帰処理を示すタイミングチャート。 実施例3における交換レンズ装着後の動作を示すタイミングチャート。 実施例3におけるアクティブモードからスリープモードへの移行までのタイミングチャート。 実施例3の比較例として、記憶部のデータ書き換えを行わずにスリープモードに移行した場合のスリープモードからアクティブモードへの復帰処理を示すタイミングチャート。 実施例3において記憶部のデータ書き換えてスリープモードに移行した場合のスリープモードからアクティブモードへの復帰処理を示すタイミングチャート。 実施例4における交換レンズ装着後の動作を示すタイミングチャート。 実施例4におけるアクティブモードからスリープモードへの移行までのタイミングチャート。 実施例3における処理を示すフローチャート。 実施例4における処理を示すフローチャート。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1には、本発明の実施例1である撮像装置としてのカメラ本体200とこれに着脱可能に接続(装着)されたアクセサリ装置(電子機器または光学機器)としての交換レンズ100とを含む撮像(カメラ)システムの構成を示している。
カメラ本体200と交換レンズ100は、それぞれが有するカメラ通信部208およびレンズ通信部112を介して低消費電力状態への移行命令を送信したり、制御命令や内部情報を伝送したりする。また、カメラ通信部208およびレンズ通信部112は複数の通信フォーマットをサポートしており、通信データの種類や通信目的に応じて互いに同期して同一の通信フォーマットに切り替えることにより、様々な状況に対する最適な通信フォーマットを選択する。
まず、交換レンズ100とカメラ本体200の具体的な構成について説明する。交換レンズ100とカメラ本体200は、結合機構であるマウント300を介して機械的および電気的に接続されている。交換レンズ100は、マウント300に設けられた電源端子(図2に示すVDD端子)およびレンズ電源・通信制御部124を介してカメラ本体200から電源の供給を受け、後述する各種アクチュエータやレンズマイクロコンピュータ111を動作させる。また、交換レンズ100とカメラ本体200は、マウント300に設けられた通信端子(図2に示すLCLK、DLCおよびDCL端子)およびレンズ電源・通信制御部124を介して相互に通信を行う。
交換レンズ100は、撮像光学系を有する。撮像光学系は、被写体OBJ側から順に、フィールドレンズ101と、変倍を行う変倍レンズ102と、光量を調節する絞りユニット114と、防振(像振れ補正)レンズ103と、焦点調節を行うフォーカスレンズ104とを含む。
変倍レンズ102とフォーカスレンズ104はそれぞれ、レンズ保持枠105,106により保持されている。レンズ保持枠105,106は、不図示のガイド軸により図中に破線で示した光軸方向に移動可能にガイドされており、それぞれステッピングモータ107,108によって光軸方向に駆動される。ステッピングモータ107,108はそれぞれ、駆動パルスに同期して変倍レンズ102およびフォーカスレンズ104を移動させる。
防振レンズ103は、撮像光学系の光軸に直交する方向に移動することで、手振れ等に起因する像振れを低減(補正)する。
レンズ電源・通信制御部124は、マウント300に設けられた通信端子とレンズ通信部112との間に設けられ、カメラ本体200との間の通信制御やレンズマイクロコンピュータ(以下、レンズマイコンという)111および各駆動回路への電源供給制御を行う。
レンズマイコン111は、交換レンズ100内の各部の動作を制御するアクセサリ制御部である。レンズマイコン111内のマイコン通信制御部123は、レンズ電源・通信制御部124とレンズマイコン111との間の通信制御を行う。レンズマイコン111は、レンズ電源・通信制御部124とアクセサリ通信部としてのレンズ通信部112を介してカメラ本体200から送信された制御コマンドを受信し、レンズデータ(アクセサリデータ)の送信要求を受ける。
また、レンズマイコン111は、制御コマンドに対応するレンズ制御を行い、レンズ電源・通信制御部124とレンズ通信部112を介して送信要求に対応するレンズデータをカメラ本体200に送信する。レンズマイコン111は、コンピュータプログラムとしての通信制御プログラムに従ってカメラ本体200(後述するカメラマイクロコンピュータ205)との通信に関する動作を行う。また、レンズマイコン111は、コンピュータプログラムとしての状態制御プログラムに従って、交換レンズ100の通常動作状態と低消費電力状態との間での状態切替えを制御する。
さらに、レンズマイコン111は、制御コマンドのうち変倍やフォーカシングに関するコマンドに応答してズーム駆動回路117およびフォーカス駆動回路120に駆動信号を出力してステッピングモータ107,108を駆動させる。これにより、変倍レンズ102による変倍動作を制御するズーム処理やフォーカスレンズ104による焦点調節動作を制御するAF(オートフォーカス)処理が行われる。
交換レンズ100は、ユーザにより回転操作可能なマニュアル操作(フォーカス)リング121と、該マニュアルフォーカスリング121の回転操作量を検出するフォーカスエンコーダ122とを有する。レンズマイコン111は、フォーカスエンコーダ122により検出されたマニュアル操作リング121の回転操作量に応じてフォーカス駆動回路120にステッピングモータ108を駆動させてフォーカスレンズ104を移動させる。これにより、MF(マニュアルフォーカス)が行われる。
絞りユニット114は、絞り羽根114a,114bを備えて構成される。絞り羽根114a,114bの状態は、ホール素子113により検出され、増幅回路115およびA/D変換回路116を介してレンズマイコン111に入力される。レンズマイコン111は、A/D変換回路116からの入力信号に基づいて絞り駆動回路118に駆動信号を出力して絞りアクチュエータ109を駆動させる。これにより、絞りユニット114による光量調節動作を制御する。
さらに、レンズマイコン111は、交換レンズ100内に設けられた振動ジャイロ等の不図示の振れセンサにより検出された振れに応じて、防振駆動回路119を介して防振アクチュエータ110を駆動する。これにより、防振レンズ103の移動(防振動作)を制御する防振処理が行われる。
SW125はユーザが操作してその状態を変化させることが可能な少なくとも1つのスイッチ等を含む操作部であり、AF/MFの切替えや防振動作のON/OFFを選択することができる。
カメラ本体200は、CCDセンサやCMOSセンサ等の撮像素子201と、A/D変換回路202と、信号処理回路203と、記録部204と、カメラマイクロコンピュータ(以下、カメラマイコンという)205と、表示部206とを有する。
撮像素子201は、交換レンズ100内の撮像光学系により形成された被写体像を光電変換して電気信号(アナログ信号)を出力する。A/D変換回路202は、撮像素子201からのアナログ信号をデジタル信号に変換する。信号処理回路203は、A/D変換回路202からのデジタル信号に対して各種画像処理を行って映像信号を生成する。
また、信号処理回路203は、映像信号から被写体像のコントラスト状態、つまりは撮像光学系の焦点状態を示すフォーカス情報や露出状態を表す輝度情報も生成する。信号処理回路203は、映像信号を表示部206に出力し、表示部206は映像信号を構図やピント状態等の確認に用いられるライブビュー画像として表示する。また、信号処理回路203は、映像信号を記録部204に出力し、記録部204は映像信号を記録する。
カメラ制御部としてのカメラマイコン205は、不図示の撮像指示スイッチおよび各種設定スイッチ等を含むカメラ操作部207からの入力に応じてカメラ本体200の制御を行う。また、カメラマイコン205は、カメラデータ送受信部208bを介して、不図示のズームスイッチの操作に応じて変倍レンズ102の変倍動作に関する制御コマンドをレンズマイコン111に送信する。さらに、カメラマイコン205は、カメラデータ送受信部208bを介して、輝度情報に応じた絞りユニット114の光量調節動作やフォーカス情報に応じたフォーカスレンズ104の焦点調節動作に関する制御コマンドをレンズマイコン111に送信する。カメラマイコン205は、コンピュータプログラムとしての通信制御プログラムに従ってレンズマイコン111との通信に関する動作を行う。また、カメラマイコン205は、コンピュータプログラムとしての状態制御プログラムに従って、カメラ本体200の通常動作状態と低消費電力状態との間での状態切替えを制御する。
図2には、カメラ本体200(カメラマイコン205)と交換レンズ100(レンズマイコン111)とレンズ電源・通信制御部124の間で構成される電源・通信回路の構成を示している。
カメラマイコン205は、レンズマイコン111との間での通信方式や通信設定を管理する機能と、レンズマイコン111に対して送信要求等の通知を行う機能とを有する。レンズマイコン111は、レンズデータを生成する機能と該レンズデータを送信する機能とを有する。データ制御コンピュータとしてのレンズ電源・通信制御部124は、レンズマイコン111とカメラマイコン205との間の通信制御をサポートする通信制御サポート部131と、交換レンズ100内への電源供給を行う電源部130とを有するICである。
電源部130は、カメラ本体200の電源部129からマウント300に設けられたVDD端子を含むVDDラインを介して電源(以下、VDD電源という)の供給を受け、交換レンズ100内で使用する電源の生成と供給を行う。また、電源部130は3つの電源a,b,cを供給する。電源aは交換レンズ100のメイン制御部であるレンズマイコン111に、電源bは周辺回路(動作部)132に、電源cは周辺回路(動作部)133に供給される。周辺回路132は、例えば駆動回路118~120を含む。また、周辺回路133は、例えばホール素子113、増幅回路115およびA/D変換回路116等のアナログ素子を含む。周辺回路132、133に電源b、cが供給されることで、交換レンズ100は、レンズマイコン111が撮像のための動作を行う周辺回路132,133を制御可能な通常動作状態となる。
レンズ電源・通信制御部(データ制御部)124は、データ管理部128に書き込むデータに応じて、電源部130からの電源aをLDO電源とDC/DC電源とに切り替えてレンズマイコン111に供給する。レンズ電源・通信制御部124は、データ管理部128に書き込まれたデータに応じて、電源部130からの電源b,cの供給をON/OFFすることも可能である。
カメラマイコン205は、カメラ通信インタフェース回路208aを有し、レンズマイコン111はレンズ通信インタフェース回路112aを有する。カメラマイコン205(カメラデータ送受信部208b)とレンズマイコン111(レンズデータ送受信部112b)は、マウント300に設けられたLCLK、DLCおよびDCL端子と通信インタフェース回路208a,112aと通信制御サポート部131を介して通信を行う。カメラ通信インタフェース回路208aとカメラデータ送受信部208bにより図1に示したカメラ通信部208が構成され、レンズ通信インタフェース回路112aとレンズデータ送受信部112bによりアクセサリ通信部としてのレンズ通信部112が構成される。
レンズマイコン111内のマイコン通信制御部123は、レンズ電源・通信制御部124と通信を行ってレンズ電源・通信制御部124内のデータ管理部128に、電源部130を制御するための電源設定データを書き込む。レンズ電源・通信制御部124は、データ管理部128内の電源制御部127に書き込まれた電源設定データに応じて、後述するアクティブモードとスリープモードでの電源供給制御を行う。
カメラマイコン205(カメラデータ送受信部208b)は、DCL端子を含むDCLチャネルおよび通信制御サポート部131を介してレンズマイコン111(レンズデータ送受信部112b)にデータ送信を行う。また、レンズマイコン111は、通信制御サポート部131およびDLC端子を含むDLCチャネルを介してカメラマイコン205へのデータ送信を行う。また、カメラマイコン205は、LCLK端子を含むLCLKチャネルを介してレンズマイコン111にクロックパルスを送信する。所定数(8つ)目のクロックパルスの立ち上がりの直後に、通信制御サポート部131は、busy信号(Low信号)を出力する。その後、レンズマイコン111は、次の通信を受け付け可能となると、通信制御サポート部131を介してカメラマイコン205にbusy解除信号(High信号)を出力する。
本実施例では、レンズマイコン111は、カメラマイコン205からの低消費電力状態への移行命令を受けることに応じて、交換レンズ100を通常動作状態(以下、アクティブモードという)から低消費電力状態(以下、スリープモードという)に移行させる。具体的には、レンズマイコン111は、マイコン通信制御部123を介してレンズ電源・通信制御部124と通信を行い、それまでレンズ電源・通信制御部124から交換レンズ100内の各部に供給されていた電力の供給を遮断させる。また、スリープモードにおいて、レンズマイコン111は自身の動作も制限して、消費電力が低くなるようにする。カメラマイコン205は、スリープモードに移行してもVDD電源を遮断せず、これによりレンズ電源・通信制御部124は、レンズマイコン111への電源aの供給を維持する。
次に、本実施例におけるスリープモードへの移行時における電源遮断処理と、スリープモードの解除時(アクティブモードへの復帰)時における電源投入処理について説明する。
図3は、データ管理部128内の記憶部126および電源制御部127に書き込まれる電源設定データを示している。「data0」は、電源aをLDOモードの電源(以下、LDO電源という)とし、電源b,cをOFF(遮断状態)とするように電源部130を制御するための電源設定データである。「data0」は第2のデータに相当する。
「data1」は、電源aをDC/DCモードの電源(以下、DC/DC電源という)とし、電源b,cをOFFとするように電源部130を制御するための電源設定データである。上記LDO電源は、DC/DC電源よりも低消費電力の電源である。「data2」は、電源aをDC/DC電源とし、電源bをON(供給状態)とし、電源cをOFFとするように電源部130を制御するための電源設定データである。「data3」は、電源aをDC/DC電源とし、電源b,cをONとするように電源部130を制御するための電源設定データである。「data1」、「data2」および「data3」は、第1のデータに相当する。
図4は、交換レンズ100がカメラ本体200に接続されてVDD電源の供給が十分行われた後の処理を示すタイミングチャートである。電源制御部127と記憶部126には、初期電源設定データとして「data0」が格納されている。このため、電源aはLDO電源となり、電源b,cはともにOFFとなっている。LCLKチャネルには通信制御サポート部131からのbusy信号が出力されている。図4および後述する図5〜図19に記載されている項目の意味は以下の通りである。
VDD:カメラ本体200から交換レンズ100に供給される電源
LCLK:クロック信号(busy信号を含む)
電源aステータス:レンズマイコン111に供給される電源aの状態(LDO電源またはDC/DC電源)
電源b:周辺回路132に供給される電源
電源c:周辺回路133に供給される電源
電源aDC/DC制御:電源aをDC/DC電源にするためのDC/DC信号の切替え(Highでアサート)
電源bON/OFF制御:電源bのON/OFFを切り替えるための電源bON/OFF信号の切替え(HighでON(アサート))
電源制御部格納データ:電源制御部127内の電源設定データ
記憶部格納データ:記憶部126内の電源設定データ
レンズステータス:交換レンズ100のアクティブ(Active)モードとスリープ(Sleep)モード
図4に示すLCLKチャネルにbusy信号(Low信号)が出力されている状態でのタイミングT1において、レンズマイコン111は、マイコン通信制御部123を介してレンズ電源・通信制御部127と通信を行う。この通信により、電源制御部127内の電源設定データ(以下、単にデータという)を「data1」に書き換える。これにより、DC/DC信号がアサートされて電源aがDC/DC電源となる。DC/DC電源が供給されたレンズマイコン111は、書き換え前のLDO電源よりも電力効率が高い状態で周辺回路132,133の動作を制御することが可能となる。
次に、タイミングT2において、レンズマイコン111は電源制御部127内のデータを「data2」に書き換える。これにより、電源bON信号がアサートされて電源bが周辺回路132に供給される。
本実施例では、タイミングT1で電源制御部127に「data1」を書き込んだ後のタイミングT2で「data2」を書き込むことで、電源aのDC/DC電源への切替えタイミングと電源bのONタイミングとをずらしている。しかし、タイミングT1で「data2」を書き込んでもよい。
続いてタイミングT3では、レンズマイコン111は、通信制御サポート部131を介してカメラマイコン205にbusy解除信号(High信号)を送信して次の通信を受け付け可能とする。これにより、交換レンズ100の接続後のレンズマイコン111による電源投入処理が完了する。
図5は、交換レンズ100のアクティブモードからスリープモードへの移行までの処理を示すタイミングチャートである。図5のタイミングT11において、カメラマイコン205はDCLチャネルを介してレンズマイコン111にアクティブモードからスリープモードへの移行命令を送信する。このときの電源制御部127内のデータは「data2」であり、記憶部126内のデータは「data0」である。電源制御部127に書き込まれている「data2」に応じて、電源aはDC/DC電源であり、電源bはONであり、電源cはOFFである。
その後、LCLKチャネルへのbusy信号の出力中のタイミングT12において、レンズマイコン111はマイコン通信制御部123を介してレンズ電源・通信制御部127と通信を行う。この通信により、電源制御部127内のデータを「data0」に、記憶部126内のデータを「data2」に書き換える。電源制御部127内のデータが「data2」から「data0」に書き換えられたことにより、電源aはLDO電源となり、電源b,cはともにOFFとなる。スリープモードへの移行時に電源aをLDO電源とするのは、前述したようにLDO電源の方がDC/DC電源よりも低消費電力の電源だからである。
続いてタイミングT13では、レンズマイコン111は、通信制御サポート部131を介してカメラマイコン205にbusy解除信号を出力後、レンズマイコン111自身も不図示の内部発振器や内蔵モジュールを停止するよう制御され、低消費電力状態へと遷移する。これにより、交換レンズ100のスリープモードヘの移行が完了する。
図6は、図5において記憶部126内のデータを「data2」に書き換えることなく「data0」のままスリープモードに移行した場合に該スリープモードを解除するときの処理を示すタイミングチャートである。
図6のタイミングT21において、カメラマイコン205は、レンズマイコン111へのスリープモードの解除トリガ(移行命令)として、LCLKラインに8つのクロックパルス信号を出力する。このクロックパルス信号を、通信制御サポート部131を介して受けたレンズマイコン111は、8つのクロックパルスのいずれか1つのLow信号をトリガに、自身のスリープ状態からアクティブ状態への復帰動作としての起動処理を行う。本実施例では8つのクロックパルス信号としているが、Low信号をトリガとしているため、スリープモードの解除トリガ(移行命令)としては、HighからLowへの変化が1回でもあればよい。レンズマイコン111は、この起動処理を行っている時間(起動処理時間)ΔTaの間は、レンズ電源・通信制御部124と通信することができない。電源制御部127および記憶部126内のデータはともに「data0」であるため、電源aはLDO電源となっており、電源b,cはOFFとなっている。
通信制御サポート部131による、LCLKチャネルへのbusy信号の出力中における起動処理時間ΔTaの経過後のタイミングT22において、レンズマイコン111は、マイコン通信制御部123を介してレンズ電源・通信制御部124と通信を行う。この通信により、電源制御部127内のデータを「data1」に書き換える。これにより、DC/DC信号がアサートされて電源aがDC/DC電源に切り替わる。
次にタイミングT23では、レンズマイコン111は、電源制御部127内のデータを「data2」に書き換える。これにより、電源bON/OFF信号がアサートされて電源bが周辺回路132に供給される。
図6においても、タイミングT22で電源制御部127に「data1」を書き込んだ後のタイミングT23で「data2」を書き込むことで、電源aのDC/DC電源への切替えタイミングと電源bのONタイミングとをずらしている。しかし、タイミングT22で「data2」を書き込んでもよい。
次にタイミングT24において、レンズマイコン111は、通信制御サポート部131を介してカメラマイコン205にbusy解除信号を出力する。以上により、スリープモードの解除(アクティブモードへの移行)が完了する。
図6に示す場合は、レンズマイコン111は、起動処理時間ΔTaの経過後(起動処理の終了後)にレンズ電源・通信制御部124との通信を行う。このため、周辺回路132への電源bの供給が遅れ、レンズマイコン111から周辺回路132への制御命令の送信までに時間を要する。つまり、交換レンズ100のスリープモードからアクティブモードへの移行までに長時間を要する。
これに対して、図7は、図5に示したように記憶部126内のデータを「data2」に書き換えてからスリープモードに移行した場合に該スリープモードを解除するときの処理を示すタイミングチャートである。
図7のタイミングT31(図6のT21に相当する)において、カメラマイコン205は、レンズマイコン111へのスリープモードの解除トリガとして、LCLKラインに8つのクロックパルス信号を出力する。このクロックパルス信号を、通信制御サポート部131を介して受けたレンズマイコン111は、自身のスリープ状態からアクティブ状態への復帰動作としての起動処理を行う。レンズマイコン111は、図6と同様に起動処理時間ΔTaが経過するタイミングT33(図6のT22に相当する)までの間、レンズ電源・通信制御部124と通信することができない。電源制御部127内のデータは「data0」であるため、電源aはLDO電源となっており、電源b,cはOFFとなっている。
しかし、記憶部126には「data2」が書き込まれているため、スリープ解除のトリガからΔTb後のタイミングT32において、レンズ電源・通信制御部124は記憶部126内のデータ「data2」を電源制御部127に書き込む。ΔTbはレンズ電源・通信制御部124の起動時間であり、ΔTa>ΔTbの関係にある。これにより、DC/DC信号がアサートされて電源aがDC/DC電源に切り替わり、電源bON/OFF信号がアサートされて電源bが周辺回路132に供給される。
起動処理時間ΔTaが経過したタイミングT33でレンズマイコン111が起動するが、この時点ではすでに電源投入処理が終わっている。このため、その直後のタイミングT34においてレンズマイコン111は、通信制御サポート部131を介してカメラマイコン205にbusy解除信号を出力して次の通信を受け付け可能とする。これにより、スリープモードの解除(アクティブモードへの移行)が完了する。
このように本実施例では、レンズマイコン111の起動処理時間ΔTaが経過する前(起動処理の終了前)に電源bの周辺回路132への供給を開始することができる。このため、ΔTa−ΔTbの時間分だけスリープモードからアクティブモードへの復帰に要する時間を短縮することができる。
次に、本発明の実施例2について説明する。実施例1では、レンズ電源・通信制御部124の記憶部126内のデータをスリープモードの解除時に電源制御部127に書き込むことでスリープモードからの復帰に要する時間を短縮した。本実施例では、この処理が電源供給を行う周辺回路133の電源投入からの起動に要する時間が長い場合にも有効であることを示す。
図8は、本実施例において交換レンズ100がカメラ本体200に接続されてVDD電源の供給が十分行われた後の処理を示すタイミングチャートである。図8および後述する図9〜11に示す項目のうち図4に示したもの以外の項目の意味は以下の通りである。
電源cON/OFF制御:電源cのON/OFFを切り替えるための電源cON/OFF信号の切替え(HighでON(アサート))
電源b対応周辺回路ステータス:周辺回路132の状態
電源c対応周辺回路ステータス:周辺回路133の状態
図8に示すLCLKチャネルにbusy信号が出力されている状態でのタイミングT41おいて、レンズマイコン111は、マイコン通信制御部123を介してレンズ電源・通信制御部127と通信を行う。この通信により、電源制御部127内のデータを「data1」に書き換える。これにより、DC/DC信号がアサートされて電源aがDC/DC電源に切り替わる。このとき、電源b,cは周辺回路132,133に供給されておらず、周辺回路132,133の状態は「No Care」(未起動状態)となる。
次にタイミングT42において、レンズマイコン111は、マイコン通信制御部123を介してレンズ電源・通信制御部124と通信を行う。この通信により、電源制御部127内のデータを「data3」に書き換える。これにより、電源bON/OFF信号および電源cON/OFF信号がアサートされて電源bの周辺回路132への供給と電源cの周辺回路133への供給とが開始される。こうして電源b,cの周辺回路132,133への供給が開始されると、周辺回路132,133は起動準備に入る。
本実施例では、タイミングT41で電源制御部127に「data1」を書き込んだ後のタイミングT42で「data3」を書き込むことで、電源aのDC/DC電源への切替えタイミングと電源bのONタイミングとをずらしている。このとき、タイミングT41で「data3」を書き込んでもよい。
続いてタイミングT43で起動準備が終了した周辺回路132は、レンズマイコン111からの制御命令を待機する状態となる。そして、タイミングT43から遅れたタイミングT44で起動準備が終了した周辺回路133も、レンズマイコン111からの制御命令を待機する状態となる。このように本実施例では、周辺回路133の方が周辺回路132よりも起動に要する起動準備時間が長い。これは、周辺回路133が、ホール素子やフォトインタラプタ等のアナログセンサやセンサ信号を処理するA/D回路を含んでいるため、A/D変換の処理に時間がかかるためである。
周辺回路132,133が起動した後のタイミングT45において、レンズマイコン111は、通信制御サポート部131を介してカメラマイコン205にbusy解除信号(High信号)を出力して次の通信を受け付け可能とする。これにより、交換レンズ100の接続後のレンズマイコン111による電源投入処理が完了する。
図9は、本実施例におけるアクティブモードからスリープモードへの移行までの処理を示すタイミングチャートである。図9のタイミングT51において、カメラマイコン205はDCLチャネルを介してレンズマイコン111にアクティブモードからスリープモードへの移行命令を送信する。このときの電源制御部127内のデータは「data3」であり、記憶部126内のデータは「data0」である。電源制御部127に書き込まれている「data3」に応じて、電源aはDC/DC電源であり、電源b,cはともにONである。
その後、LCLKチャネルへのbusy信号の出力中のタイミングT52において、レンズマイコン111はマイコン通信制御部123を介してレンズ電源・通信制御部127と通信を行う。この通信により、電源制御部127内のデータを「data0」に、記憶部126内のデータを「data3」に書き換える。電源制御部127内のデータが「data3」から「data0」に書き換えられたことにより、電源aはLDO電源となり、電源b,cはともにOFFとなって周辺回路132,133は上述した制御命令待機状態から「NoCare」の状態となる。
続いてタイミングT53では、レンズマイコン111は、通信制御サポート部131を介してカメラマイコン205にbusy解除信号を出力後、レンズマイコン111自身も不図示の内部発振器や内蔵モジュールを停止するよう制御され、低消費電力状態へと遷移する。これにより、スリープモードヘの移行が完了する。
図10は、図9において記憶部126内のデータを「data3」に書き換えることなく「data0」のままスリープモードに移行した場合に該スリープモードを解除するときの処理を示すタイミングチャートである。
図10のタイミングT61において、カメラマイコン205は、レンズマイコン111へのスリープモードの解除トリガとして、LCLKラインに8つのクロックパルス信号が出力される。このクロックパルス信号を受けたレンズマイコン111は、自身のスリープ状態からアクティブ状態への復帰動作としての起動処理を行う。レンズマイコン111は、この起動処理を行っている起動処理時間ΔTaの間は、レンズ電源・通信制御部124と通信することができない。電源制御部127および記憶部126内のデータはともに「data0」であるため、電源aはLDO電源となっており、電源b,cはOFFとなっている。周辺回路132,133の状態は「No Care」となる。
LCLKチャネルへのbusy信号の出力中における起動処理時間ΔTaの経過後のタイミングT62において、レンズマイコン111は、マイコン通信制御部123を介してレンズ電源・通信制御部124と通信を行う。この通信により、電源制御部127内のデータを「data1」に書き換える。これにより、DC/DC信号がアサートされて電源aがDC/DC電源に切り替わる。
次にタイミングT63において、レンズマイコン111は、電源制御部127内のデータを「data3」に書き換える。これにより、これにより、電源bON信号と電源cON信号がアサートされて電源bの周辺回路132への供給と電源cの周辺回路133への供給とが開始される。こうして電源b,cの周辺回路132,133への供給が開始されると、周辺回路132,133は起動準備に入る。
図10においても、タイミングT62で電源制御部127に「data1」を書き込んだ後のタイミングT63で「data3」を書き込むことで、電源aのDC/DC電源への切替えタイミングと電源b,cのONタイミングとをずらしている。しかし、タイミングT62で「data3」を書き込んでもよい。
次にタイミングT64において、周辺回路132の起動準備が終了してレンズマイコン111からの制御命令を待機する状態となる。その後、タイミングT65において、周辺回路133の起動準備が終了してレンズマイコン111からの制御命令を待機する状態となる。さらに、タイミングT66において、レンズマイコン111は、通信制御サポート部131を介してカメラマイコン205にbusy解除信号を出力し、次の通信を受け付け可能とする。これにより、スリープモードの解除(アクティブモードへの移行)が完了する。
図10に示す場合は、レンズマイコン111は、起動処理時間ΔTaの経過後(起動処理の終了後)にレンズ電源・通信制御部124との通信を行う。このため、周辺回路132,133への電源b,cの供給が遅れ、レンズマイコン111から周辺回路132,133への制御命令の送信までに時間を要する。さらにレンズマイコン111は、周辺回路132の起動が完了した後も周辺回路132,133の起動準備時間の差分であるΔTcだけ待機してから周辺回路132,133に制御命令を送信する。このように、レンズマイコン111から周辺回路132,133への制御命令の送信までに時間を要する。つまり、交換レンズ100のスリープモードからアクティブモードへの移行までに長時間を要する。
これに対して、図11は、図5に示したように記憶部126内のデータを「data3」に書き換えてからスリープモードに移行した場合に該スリープモードを解除するときの処理を示すタイミングチャートである。
図11のタイミングT71(図10のT61に相当する)において、カメラマイコン205は、レンズマイコン111へのスリープ解除のトリガとして、LCLKチャネルに8つのクロックパルス信号を出力する。このクロックパルス信号を受けたレンズマイコン111は、自身のスリープ状態からアクティブ状態への復帰動作としての起動処理を行う。レンズマイコン111は、図10と同様に起動処理時間ΔTaが経過するタイミングT74(図6のT62に相当する)までの間、レンズ電源・通信制御部124と通信することができない。電源制御部127内のデータは「data0」であるため、電源aはLDO電源となっており、電源b,cはOFFとなっている。
しかし、記憶部126には「data3」が書き込まれているため、スリープ解除のトリガからΔTb後のタイミングT72において、レンズ電源・通信制御部124は記憶部126内のデータ「data3」を電源制御部127に書き込む。ΔTbはレンズ電源・通信制御部124の起動時間であり、ΔTa>ΔTbの関係にある。また、LCLKチャネルのクロックパルス信号とは非同期である。これにより、DC/DC信号がアサートされて電源aがDC/DC電源に切り替わり、電源bON/OFF信号および電源cON/OFF信号がアサートされて電源b,cの周辺回路132,133への供給が開始される。これにより、周辺回路132,133は起動準備に入る。
その後、タイミングT73で周辺回路132の起動準備が終了して制御命令待機状態となり、さらに起動処理時間ΔTaの経過タイミングT74を過ぎたタイミングT75で周辺回路133の起動準備が終了して制御命令待機状態となる。タイミングT73からタイミングT75までの時間はΔTcであり、タイミングT74からタイミングT75までの時間はΔTdである。なお、タイミングT73とタイミングT74は同時であってもよい。
そして、タイミングT75の直後のタイミングT76においてレンズマイコン111は通信制御サポート部131を介してカメラマイコン205にbusy解除信号を出力して次の通信を受け付け可能とする。これにより、スリープモードの解除(アクティブモードへの移行)が完了する。
このように本実施例では、レンズマイコン111の起動処理時間ΔTaが経過する前に電源b,cの周辺回路132,133への供給を開始することができる。このため、ΔTa−ΔTbの時間分だけスリープモードからアクティブモードへの復帰に要する時間を短縮することができる。さらに周辺回路132よりも起動準備時間が長い周辺回路133への電源cの供給を起動処理時間ΔTa内で開始することができるため、ΔTc−ΔTdの時間分だけスリープモードからアクティブモードへの復帰に要する時間を短縮することができる。
なお本実施例では、スリープモードからアクティブモードへの復帰動作において電源b,cを同時にONする。しかし、電源毎にタイマカウント部を設けてスリープモードへの移行時にタイマ設定をしておくことで、復帰動作において電源毎にタイマ設定に応じたタイミングでONさせることもできる。
次に、本発明の実施例3について説明する。実施例1,2では、レンズ電源・通信制御部124の記憶部126内のデータをスリープモードの解除時に電源制御部127に書き込むことでスリープモードからの復帰に要する時間を短縮した。本実施例では、スリープモードへの移行時におけるSW125の状態に応じて記憶部126内への書き込みデータを変更することにより、スリープモードからの復帰に要する時間を短縮する。
図12は、本実施例において交換レンズ100がカメラ本体200に接続されてVDD電源の供給が十分行われた後の処理を示すタイミングチャートである。図12および後述する図13〜図15に示す項目のうち図8に示したもの以外の項目の意味は以下の通りである。また、本実施例では、SW125は防振動作のON/OFFを切り替えるために操作される。本実施例において電源cが供給されるホール素子113、増幅回路115およびA/D変換回路116は防振動作の制御に使用される。
SWステータス:SW125(防振動作)のON/OFF
図12は、図8にSWステータスを追加したものであるので、それ以上の説明は省略する。
図13は、本実施例におけるアクティブモードからスリープモードへの移行までの処理を示すタイミングチャートである。タイミングT81において、カメラマイコン205はDCLチャネルを介してレンズマイコン111にアクティブモードからスリープモードへの移行命令を送信する。このときの電源制御部127内のデータは「data3」であり、記憶部126内のデータは「data0」である。電源制御部127に書き込まれている「data3」に応じて、電源aはDC/DC電源であり、電源b,cはともにONである。また、SW125はONである。
その後のタイミングT82において、レンズマイコン111は、SW125がユーザ操作によりOFFに切り替えられたことを認識する。
さらにその後、LCLKチャネルへのbusy信号の出力中のタイミングT83において、レンズマイコン111はマイコン通信制御部123を介してレンズ電源・通信制御部124と通信を行い、電源制御部127内のデータを「data0」に書き換える。この際、レンズマイコン111は、SW125がOFFであることから、ユーザは防振動作を必要としていないとみなす。このため、今回のスリープモードが解除されたときに周辺回路133に電源cを供給しないように、記憶部126内のデータを「data2」に書き換える。電源制御部127内のデータが「data3」から「data0」に書き換えられたことにより、電源aはLDO電源となり、電源b,cはともにOFFとなる。周辺回路132,133はレンズマイコン111からの制御命令を待機する状態から「No Care」の状態となる。
なお、SW125がONのままであった場合は、レンズマイコン111は、マイコン通信制御部123を介してレンズ電源・通信制御部124と通信を行い、記憶部126内のデータを「data3」に書き換える。
続いて、タイミングT84では、レンズマイコン111は、通信制御サポート部131を介してカメラマイコン205にbusy解除信号を出力後、レンズマイコン111自身も不図示の内部発振器や内蔵モジュールを停止するよう制御され、低消費電力状態へと遷移する。これにより、スリープモードヘの移行が完了する。
図14は、図13において記憶部126内のデータを「data2」に書き換えることなく「data0」のままスリープモードに移行した場合に該スリープモードを解除するときの処理を示すタイミングチャートである。
図14のタイミングT91において、カメラマイコン205は、レンズマイコン111へのスリープモードの解除トリガとして、LCLKラインに8つのクロックパルス信号が出力される。このクロックパルス信号を受けたレンズマイコン111は、自身のスリープ状態からアクティブ状態への復帰動作としての起動処理を行う。レンズマイコン111は、この起動処理を行っている起動処理時間ΔTaの間は、レンズ電源・通信制御部124と通信することができない。電源制御部127および記憶部126内のデータはともに「data0」であるため、電源aはLDO電源となっており、電源b,cはOFFとなっている。周辺回路132,133の状態は「No Care」となる。また、SW125はOFFである。
LCLKチャネルへのbusy信号の出力中における起動処理時間ΔTaの経過後のタイミングT92において、レンズマイコン111は、マイコン通信制御部123を介してレンズ電源・通信制御部124と通信を行う。この通信により、電源制御部127内のデータを「data1」に書き換える。これにより、DC/DC信号がアサートされて電源aがDC/DC電源に切り替わる。
次にタイミングT93において、レンズマイコン111は、電源制御部127内のデータを「data2」に書き換える。これにより、これにより、電源bON信号がアサートされて電源bの周辺回路132への供給が開始され、周辺回路132は起動準備に入る。
図14において、タイミングT92で電源制御部127に「data1」を書き込んだ後のタイミングT93で「data2」を書き込むことで、電源aのDC/DC電源への切替えタイミングと電源bのONタイミングとをずらしている。このとき、タイミングT92で「data2」を書き込んでもよい。
次に、タイミングT94において、周辺回路132の起動準備が終了してレンズマイコン111からの制御命令を待機する状態となる。その後、タイミングT95において、レンズマイコン111は、通信制御サポート部131を介してカメラマイコン205にbusy解除信号を出力し、次の通信を受け付け可能とする。これにより、スリープモードの解除(アクティブモードへの移行)が完了する。
図14に示す場合は、レンズマイコン111は、起動処理時間ΔTaの経過後(起動処理の終了後)にレンズ電源・通信制御部124との通信を行う。このため、周辺回路132への電源bの供給が遅れ、レンズマイコン111から周辺回路132への制御命令の送信までに時間を要する。
これに対して図15は、図13に示したように記憶部126内のデータを「data2」に書き換えてからスリープモードに移行した場合に該スリープモードを解除するときの処理を示すタイミングチャートである。
図15のタイミングT101(図14のT91に相当する)において、カメラマイコン205は、レンズマイコン111へのスリープ解除のトリガとして、LCLKチャネルに8つのクロックパルス信号を出力する。
このクロックパルス信号を受けたレンズマイコン111は、自身のスリープ状態からアクティブ状態への復帰動作としての起動処理を行う。レンズマイコン111は、図14と同様に起動処理時間ΔTaが経過するタイミングT104(図6のT92に相当する)までの間、レンズ電源・通信制御部124と通信することができない。電源制御部127内のデータは「data0」であるため、電源aはLDO電源となっており、電源b,cはOFFとなっている。また、SW125はOFFである。このとき記憶部126には「data2」が書き込まれているため、タイミングT101(スリープ解除トリガ)からΔTb後のタイミングT102では、レンズ電源・通信制御部124は記憶部126内の「data2」を電源制御部127に書き込む。
ΔTbはレンズ電源・通信制御部124の起動時間であり、ΔTa>ΔTbの関係にある。これにより、DC/DC信号がアサートされて電源aがDC/DC電源に切り替わり、電源bON/OFF信号がアサートされて電源bの周辺回路132への供給が開始されて周辺回路132は起動準備に入る。図15には、仮に電源cON/OFF信号がアサートされて電源cが周辺回路133に供給されていた場合の該周辺回路133の起動準備時間を破線枠で示している。
タイミングT103において、周辺回路132は起動準備を終了してレンズマイコン111からの制御命令を待機する状態となる。その後のタイミングT104でレンズマイコン111の起動処理時間ΔTaが経過する。
そしてその直後のタイミングT105においてレンズマイコン111は通信制御サポート部131を介して、カメラマイコン205にbusy解除信号を出力して次の通信を受け付け可能とする。これにより、スリープモードの解除(アクティブモードへの移行)が完了する。仮に周辺回路133が起動されていると、タイミングT105より後のタイミングT106でレンズマイコン111が次の通信を受け付け可能となる。
このように本実施例では、レンズマイコン111の起動処理時間ΔTaが経過する前に電源bの周辺回路132への供給を開始することができる。このため、ΔTa−ΔTbの時間分だけスリープモードからアクティブモードへの復帰に要する時間を短縮することができる。さらに、SW125(つまりは防振動作)のON/OFFに応じてスリープモード移行時の記憶部126への書き込みデータを変更する。これにより、タイミングT105〜T106間の時間ΔTe分だけスリープモードからアクティブモードへの復帰に要する時間を短縮することができる。
図18のフローチャートは、本実施例においてレンズマイコン111が実行するアクティブモードからスリープモードへの移行処理を示す。図18および後述する図19のフローチャートにおいて、Sはステップを意味する。
S101において、レンズマイコン111は、スリープモードに移行するために、レンズ電源・通信制御部124に電源aをDC/DC電源からDLO電源に切り替えさせるとともに、電源b,cをOFFにさせる。
次にS102では、レンズ電源・通信制御部124は、SW125の状態(ON/OFF)を確認する。SW125がONである場合は、S103に進んで記憶部126への書き込みデータを「data3」とする。SW125がOFFである場合は、S104に進んで記憶部126への書き込みデータを「data2」とする。
そして、レンズマイコン111は、S105においてスリープモードへの移行処理を行う。該移行処理の完了後にレンズ電源・通信制御部124(通信制御サポート部131)を介してカメラマイコン205にbusy解除信号を出力後、レンズマイコン111自身も不図示の内部発振器や内蔵モジュールを停止するよう制御され、低消費電力状態へと遷移する。以上により、スリープモードへの移行を完了する。
なお、前述した実施例1では、レンズマイコン111は、図18のフローチャートのうち、S102とS103の処理を行わずに、S101→S104→S105の処理を行う。また、実施例2では、レンズマイコン111は、S102とS104の処理を行わずに、S101→S103→S105の処理を行う。
次に、本発明の実施例4について説明する。本実施例は、スリープモードからアクティブモードへの復帰時に記憶部126内のデータを電源制御部127に反映するか否かを制御する場合について説明する。この記憶部126内のデータを電源制御部127に反映するか否かの制御は、例えばSW125を通じたユーザによる設定に応じて行われる。また、レンズ電源・通信制御部124内のデータ管理部128に設けられた、記憶部126の反映の有効/無効を決めるステータスビットの状態に応じて行われてもよい。例えば、有効ならば“1”、無効ならば“0”とする。
図16は、本実施例におけるアクティブモードからスリープモードへの移行までの処理を示すタイミングチャートである。図16および後述する図17中の記憶部反映は、スリープモード解除時における記憶部126内のデータの電源制御部127への反映の有効/無効を示す。
図16のタイミングT111において、カメラマイコン205はDCLチャネルを介してレンズマイコン111にアクティブモードからスリープモードへの移行命令を送信する。このときの電源制御部127内のデータは「data2」であり、記憶部126内のデータは「data0」である。電源制御部127に書き込まれている「data2」に応じて、電源aはDC/DC電源であり、電源bはONである。
その後、LCLKチャネルへのbusy信号の出力中のタイミングT112において、レンズマイコン111はマイコン通信制御部123を介してレンズ電源・通信制御部124と通信を行う。この通信により、電源制御部127内のデータを「data0」に、記憶部126内のデータを「data2」に書き換える。電源制御部127内のデータが「data2」から「data0」に書き換えられたことにより、電源aはLDO電源となり、電源bはOFFとなる。
続いてタイミングT113では、レンズマイコン111は、通信制御サポート部131を介してカメラマイコン205にbusy解除信号を出力後、レンズマイコン111自身も不図示の内部発振器や内蔵モジュールを停止するよう制御され、低消費電力状態へと遷移する。これにより、スリープモードヘの移行が完了する。このとき、記憶部反映は、「無効(ステータスビットは“0”)」となっている。
図17は、記憶部反映が「無効」であり、記憶部126内のデータを「data2」に書き換えてからスリープモードに移行した場合の該スリープモードを解除するときの処理を示すタイミングチャートである。
図17のタイミングT121において、カメラマイコン205は、レンズマイコン111へのスリープ解除のトリガとして、LCLKチャネルに8つのクロックパルス信号を出力する。このクロックパルス信号を受けたレンズマイコン111は、自身のスリープ状態からアクティブ状態への復帰動作としての起動処理を行う。レンズマイコン111は、起動処理時間ΔTaが経過するタイミングT123までの間、レンズ電源・通信制御部124と通信することができない。電源制御部127内のデータは「data0」であるため、電源aはLDO電源となっており、電源bはOFFとなっている。
実施例1〜3では、図17のタイミングT122に相当するタイミングでレンズ電源・通信制御部124が記憶部126内のデータ「data2」を電源制御部127に書き込んでいる。しかし、本実施例では記憶部反映が「無効(ステータスビットは“0”)」であるため、記憶部126内のデータの電源制御部127への書き込みは行わない。したがって、図17のタイミングT123、T124およびT125は、実施例1で説明したタイミングT22、T23およびT24と同じとなる。
このように本実施例では、スリープモードからアクティブモードへの復帰時に記憶部126内のデータを電源制御部127に反映するか否かを制御することができる。これにより、交換レンズ100の構成毎にスリープモードからアクティブモードへの復帰動作方法を選択することができる。復帰動作方法を選択できると、将来的に交換レンズ100内に電源が設けられた場合や新規に追加される制御デバイスへの電源供給方法に対して、電源投入のタイミング等のパワーマネジメントに柔軟に対応することが可能となる。
図19のフローチャートは、本実施例において、スリープモードからアクティブモードへの復帰処理を示している。S201で、レンズマイコン111は、カメラマイコン205からスリープモードの解除を指示するクロックパルス信号を受信したか否を確認する。クロックパルス信号を受信したレンズマイコン111は、S202に進み、起動処理を行う。
S203では、レンズ電源・通信制御部124は、記憶部126内のデータの電源制御部127への反映が有効か無効か(例えばSW125のON/OFF)を判定し、有効であればS204に進み、無効であればS206に進む。
S204では、レンズ電源・通信制御部124は、記憶部126内のデータを電源制御部127に書き込ませることにより、S205で電源aをDC/DC電源に切り替え、電源bをONする。
一方、S206では、起動処理を終了したレンズマイコン111は、レンズ電源・通信制御部124と通信を行って、電源aをDC/DC電源に切り替えさせるとともに電源bをONさせる。
なお、上述した実施例1〜3では、レンズ電源・通信制御部124は、図19のフローチャートのうちS203、S206およびS207の処理を行わずに、S201→S202→S204→S205の処理を行う。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
100 交換レンズ
111 レンズマイコン
112 レンズ通信部
126 記憶部
127 電源制御部
128 データ管理部
200 カメラ本体
205 カメラマイコン
208 カメラ通信部

Claims (8)

  1. 動作状態が第1の動作状態と該第1の動作状態よりも消費電力が低い第2の動作状態とに切り替わる電子機器であって、
    前記第1の動作状態において動作が可能な動作部と、
    前記第1の動作状態において前記動作部の制御が可能な起動状態となり、前記第2の動作状態において非起動状態となるメイン制御部と、
    前記メイン制御部および前記動作部に対する電源供給を電源設定データに基づいて制御する電源制御部と、
    前記第1の動作状態において前記電源設定データとしての第1のデータを前記電源制御部に与え、前記第2の動作状態において前記電源設定データとしての第2のデータを前記電源制御部に与えるデータ制御部とを有し、
    前記動作状態が前記第1の動作状態から前記第2の動作状態に移行する際に、前記データ制御部は、前記第1のデータを記憶部に書き込み、
    前記動作状態が前記第2の動作状態から前記第1の動作状態に復帰する際に、
    前記データ制御部は、前記記憶部に書き込まれた前記第1のデータを前記電源制御部に与え、
    前記電源制御部は、該第1のデータに基づいて、前記メイン制御部への電源供給を行うとともに、前記メイン制御部の前記非起動状態から前記起動状態への起動処理が終了する前から前記動作部への電源供給を開始することを特徴とする電子機器。
  2. 前記メイン制御部は、
    前記動作状態が前記第1の動作状態から前記第2の動作状態に移行する際には、前記データ制御部と通信を行って前記第1のデータを前記記憶部に書き込ませ、
    前記動作状態が前記第2の動作状態から前記第1の動作状態に復帰する際には、前記起動処理が終了するまでは前記データ制御部との通信を行えないことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記動作状態が前記第2の動作状態から前記第1の動作状態に復帰する際に、前記電源制御部からの電源供給が開始された前記動作部は、前記メイン制御部の前記起動処理の終了前または該終了と同時に、前記メイン制御部による動作の制御が可能な状態となることを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。
  4. ユーザ操作により状態が変化する操作部を有しており、
    前記データ制御部は、前記動作状態が前記第1の動作状態から前記第2の動作状態に移行する際に、前記操作部の前記状態に応じて、前記記憶部に書き込む前記第1のデータを変更することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の電子機器。
  5. 前記データ制御部は、
    前記動作状態が前記第1の動作状態から前記第2の動作状態に移行する際に、前記第2の動作状態から前記第1の動作状態への復帰時に前記記憶部に書き込まれた前記第1のデータを前記電源制御部に与えるか否かを判定し、
    前記復帰時に前記第1のデータを前記電源制御部に与えると判定した場合に、前記第1のデータを前記記憶部に書き込むことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の電子機器。
  6. 前記電子機器は、撮像装置に対して着脱可能に接続される交換レンズであることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の電子機器。
  7. 前記メイン制御部は、前記撮像装置からの移行命令に応じて、前記第1の動作状態と前記第2の動作状態とに移行する処理を行うことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の電子機器。
  8. 動作状態が第1の動作状態と該第1の動作状態よりも消費電力が低い第2の動作状態とに切り替わる電子機器であり、前記第1の動作状態において動作が可能な動作部と、前記第1の動作状態において前記動作部の制御が可能な起動状態となり、前記第2の動作状態において非起動状態となるメイン制御部と、前記メイン制御部および前記動作部に対する電源供給を電源設定データに基づいて制御する電源制御部と、前記第1の動作状態において前記電源設定データとしての第1のデータを前記電源制御部に与え、前記第2の動作状態において前記電源設定データとしての第2のデータを前記電源制御部に与えるデータ制御コンピュータとを有する電子機器において、前記データ制御コンピュータに処理を実行させるコンピュータプログラムであって、
    前記処理は、
    前記動作状態が前記第1の動作状態から前記第2の動作状態に移行する際に、前記第1のデータを記憶部に書き込むステップと、
    前記動作状態が前記第2の動作状態から前記第1の動作状態に復帰する際に、前記記憶部に書き込まれた前記第1のデータを前記電源制御部に与えて、該電源制御部に該第1のデータに基づいて前記メイン制御部への電源供給を行わせるとともに、前記メイン制御部の前記非起動状態から前記起動状態への起動処理が終了する前から前記動作部への電源供給を開始させるステップとを有することを特徴とする制御プログラム。
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