JP3513906B2 - 振れ補正機能を有するカメラ - Google Patents

振れ補正機能を有するカメラ

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JP3513906B2
JP3513906B2 JP09265694A JP9265694A JP3513906B2 JP 3513906 B2 JP3513906 B2 JP 3513906B2 JP 09265694 A JP09265694 A JP 09265694A JP 9265694 A JP9265694 A JP 9265694A JP 3513906 B2 JP3513906 B2 JP 3513906B2
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末之 大石
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  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、振れ補正機能を有する
カメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来は、振れ補正機能を有するカメラに
おいて、角速度センサ等を用いた振れ検出回路によって
カメラに生じた振れを検出し、その検出量に基づき撮影
光学系の光軸を変化させることによって振れを補正する
ようなカメラが提案されている。
【0003】撮影光学系の光軸を変化させるものとして
は、撮影光学系の一部である振れ補正レンズを用い、そ
れをモータ等によって光軸に対して垂直に駆動させるこ
とによって光軸を変化させている。モータを用いた場
合、モータの回転をギヤ等で減速し回転運動を直線運動
に変換し、振れ補正レンズを駆動している。また、従来
は、振れ補正機能を有するカメラにおいて、振れ検出回
路からの出力に基づき振れを補正するための振れ補正レ
ンズの駆動速度を算出し、レンズ位置検出回路からの出
力に基づき振れ補正レンズの駆動量を算出する。振れ補
正レンズを所定の基準位置(以下、リセット位置と呼
ぶ。)から光軸が撮影光学系のほぼ中央位置となるよう
に駆動する(以下、センタリング駆動と呼ぶ。)。シャ
ッタを駆動させフィルムに露光する露出処理の直前か
ら、マイコンは、算出した駆動速度、駆動量に基づいて
モータ駆動回路を制御し、振れ補正レンズを駆動し、カ
メラの振れを打ち消すように光軸を変化させる制御(以
下、振れ補正制御と呼ぶ。)を開始する。露出処理が完
了し振れ補正制御を終了した後、振れ補正レンズをリセ
ット位置に駆動する(以下、リセット駆動と呼ぶ。)。
このような一連の処理を行っている。
【0004】また、カメラの一連の撮影処理を制御する
メインマイコンと、振れ検出回路、レンズ位置検出回
路、モータ駆動回路を制御し振れ補正制御を実行するサ
ブマイコンとを有し、メインマイコンとサブマイコンと
は電気的に接続されており、シリアル通信をすることに
よって、メインマイコンはサブマイコンを制御してい
る。
【0005】また、サブマイコンには、サブマイコンに
内蔵されたプログラムにそって処理を行っている動作状
態と、プログラムの処理が一時停止し、動作状態時に比
べ消費電流が非常に小さい待機状態(以下、スタンバイ
状態と呼ぶ。)と、プログラムの処理が停止し、内部デ
ータが初期化されている停止状態(以下、リセット状態
と呼ぶ。)とがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように従来の技術は、メインマイコンがサブマイコンを
リセット状態から解除したり、リセット状態に遷移させ
たりするには、メインマイコンからリセットIC等のデ
バイスを介してサブマイコンを制御していた。そのた
め、実装面積が大きくなり、コストが高くなるという問
題があった。
【0007】また、メインマイコンとサブマイコンとは
シリアル通信によってデータを転送しているため、シリ
アル通信エラーとなった場合、振れ検出回路、レンズ位
置検出回路、モータ駆動回路が動作したままとなり電源
である電池が消耗したり、また不具合の発生や不具合の
拡大へとつながるという問題があった。そこで、本発明
はこのような従来の問題点に鑑みてなされたもので、メ
インマイコンからリセットICを介してサブマイコンを
制御しているため、実装面積が大きくなることによるコ
ストアップを解決することを目的としている。
【0008】また、シリアル通信エラーとなった場合、
電池が消耗したり、不具合の発生や不具合の拡大を解決
することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、請求項1のカメラに於いては、カメラの一
連の撮影露出動作を制御する主制御装置と、カメラの振
れを検出する振れ検出装置と、撮影レンズの光軸を変化
させるための光軸変化装置と、光軸変化装置を駆動する
駆動装置と、振れ検出装置からの出力に基づき駆動装置
を制御し、光軸変化装置を駆動することによって、振れ
補正を実行する振れ補正制御装置と、を備え、振れ補正
制御装置は、少なくとも動作していない停止状態と、動
作している動作状態とを有し、主制御装置と振れ補正制
御装置とは電気的に接続されており、主制御装置と振れ
補正制御装置との間でシリアルデータ通信を行うことに
よって主制御装置が振れ補正制御装置を制御するカメラ
において、主制御装置は、シリアルデータ通信の際に主
制御装置がシリアルデータ通信異常を検出した場合、電
気的に接続された信号ラインの少なくとも1本を用いて
主制御装置から振れ補正制御装置への出力信号によって
振れ補正制御装置を動作状態から停止状態に遷移させる
ようにした。
【0010】請求項2のカメラに於いては、カメラの一
連の撮影露出動作を制御する主制御装置と、カメラの振
れを検出する振れ検出装置と、撮影レンズの光軸を変化
させるための光軸変化装置と、光軸変化装置を駆動する
駆動装置と、振れ検出装置からの出力に基づき駆動装置
を制御し、光軸変化装置を駆動することによって、振れ
補正を実行する振れ補正制御装置と、を備え、振れ補正
制御装置は、少なくとも動作していない停止状態と、動
作している動作状態とを有し、主制御装置と振れ補正制
御装置とは電気的に接続されており、主制御装置が振れ
補正制御装置へシリアルデータ通信を行うことで振れ補
正制御装置が所定の制御を行い、所定の制御が終了した
ことに応じて振れ補正制御装置が主制御装置へシリアル
データ通信を行うことで所定の制御が終了したことを主
制御装置に認識させるカメラにおいて、主制御装置は、
主制御装置の振れ補正制御装置へのシリアルデータ通信
から、所定時間経過しても振れ補正制御装置から主制御
装置へシリアルデータ通信が行われなかった場合に電気
的に接続された信号ラインの少なくとも1本の信号によ
って振れ補正制御装置を動作状態から停止状態に遷移さ
せるようにした。
【0011】請求項3のカメラに於いては、請求項1に
加え、主制御装置の振れ補正制御装置へのシリアルデー
タ送信において、所定時間内に振れ補正制御装置からの
応答信号がないことを主制御装置が検出した場合、主制
御装置はシリアルデータ通信異常と判断するようにし
た。請求項4のカメラに於いては、請求項1に加え、主
制御装置の振れ補正制御装置からのシリアルデータ受信
において、所定時間内に振れ補正制御装置からの応答信
号がないことを主制御装置が検出した場合、主制御装置
はシリアルデータ通信異常と判断するようにした。
【0012】請求項5のカメラに於いては、請求項1に
加え、主制御装置の振れ補正制御装置からのシリアルデ
ータ受信において、シリアルデータ受信で受信したデー
タが正常でないことを主制御装置が検出した場合、主制
御装置はシリアルデータ通信異常と判断するようにし
た。請求項6のカメラに於いては、請求項1あるいは請
求項3〜5に加え、シリアルデータ通信異常となり、振
れ補正制御装置が停止状態に遷移した場合、主制御装置
は電気的に接続された信号ラインの少なくとも1本を用
いた主制御装置から振れ補正制御装置への出力信号によ
って振れ補正制御装置の停止状態を解除するようにし
た。
【0013】請求項7のカメラに於いては、請求項2に
加え、主制御装置の振れ補正制御装置へのシリアルデー
タ通信から、所定時間経過しても振れ補正制御装置から
主制御装置へシリアルデータ通信が行われなかった場合
に振れ補正制御装置が停止状態に遷移した場合、主制御
装置は電気的に接続された信号ラインの少なくとも1本
を用いた主制御装置から振れ補正制御装置への出力信号
によって振れ補正制御装置の停止状態を解除するように
した。
【0014】請求項8のカメラに於いては、請求項6あ
るいは請求項7に加え、さらに主制御装置は、振れ補正
制御装置の停止状態の解除後、振れ補正制御装置への
リアルデータ通信によって振れ補正制御装置が光軸変化
装置を所定の基準位置に駆動させるようにした。
【0015】
【作用】本発明において、以下の作用がある。請求項1
のカメラに於いては、シリアルデータ通信において、主
制御装置がシリアルデータ通信異常を検出した場合に
は、主制御装置は電気的に接続された信号ラインの少な
くとも1本を用いて主制御装置から振れ補正制御装置へ
の出力信号によって振れ補正制御装置を動作状態から停
止状態に遷移させるので、シリアル通信エラーとなっ
て、振れ補正制御装置が暴走したり、振れ補正制御装置
が勝手に動作して振れ補正の制御を行うことが無く、駆
動装置等の振れ補正に必要な装置で消耗する電流が抑え
られ、かつ、不具合の発生や不具合の拡大を未然に防ぐ
ことができる。
【0016】請求項2のカメラに於いては、主制御装置
の振れ補正制御装置へのシリアルデータ通信から、所定
時間経過しても振れ補正制御装置から振れ補正制御装置
へシリアルデータ通信が行われなかった場合に主制御装
置は電気的に接続された信号ラインの少なくとも1本の
信号によって振れ補正制御装置を動作状態から停止状態
に遷移させるので、振れ補正制御装置が暴走したり、振
れ補正制御装置が勝手に動作して振れ補正の制御を行う
ことが無く、駆動装置等の振れ補正に必要な装置で消耗
する電流が抑えられ、かつ、不具合の発生や不具合の拡
大を未然に防ぐことができる。
【0017】請求項3のカメラに於いては、主制御装置
の振れ補正制御装置へのシリアルデータ送信において、
所定時間内に振れ補正制御装置からの応答信号がないこ
とを主制御装置が検出した場合、シリアルデータ通信異
常としたので、請求項1あるいは請求項2に加え、より
確実に主制御装置がシリアルデータ通信異常を検出で
き、請求項1あるいは請求項2の作用が高まる。
【0018】請求項4のカメラに於いては、主制御装置
の振れ補正制御装置からのシリアルデータ受信におい
て、所定時間内に振れ補正制御装置からの応答信号がな
いことを主制御装置が検出した場合、シリアルデータ通
信異常とするので、請求項1あるいは請求項2に加え、
より確実に主制御装置がシリアルデータ通信異常を検出
でき、請求項1あるいは請求項2の作用が高まる。
【0019】請求項5のカメラに於いては、主制御装置
の振れ補正制御装置からのシリアルデータ受信におい
て、シリアルデータ受信で受信したデータが正常でない
ことを主制御装置が検出した場合、シリアルデータ通信
異常とするので、請求項1あるいは請求項2に加え、よ
り確実に振れ主制御装置がシリアルデータ通信異常を検
出でき、請求項1あるいは請求項2の作用が高まる。
【0020】請求項6のカメラに於いては、シリアルデ
ータ通信異常となり、振れ補正制御装置が停止状態に遷
移した場合、電気的に接続された信号ラインの少なくと
も1本を用いた主制御装置から振れ補正制御装置への出
力信号によって振れ補正制御装置の停止状態を解除する
ことを特徴とするので、請求項1の作用に加え、一旦、
振れ補正制御装置が停止状態になった場合もその後、動
作状態にでき、振れ補正制御装置の制御が可能な状態に
することができる。
【0021】請求項7のカメラに於いては、主制御装置
の振れ補正制御装置へのシリアルデータ通信から、所定
時間経過しても振れ補正制御装置から主制御装置へシリ
アルデータ通信が行われなかった場合に振れ補正制御装
置が停止状態に遷移した場合、電気的に接続された信号
ラインの少なくとも1本を用いた主制御装置から振れ補
正制御装置への出力信号によって振れ補正制御装置の停
止状態を解除するので、請求項2の作用に加え、一旦、
振れ補正制御装置が停止状態になった場合もその後、動
作状態にでき、振れ補正制御装置の制御が可能な状態に
することができる。
【0022】請求項8のカメラに於いては、さらに制御
装置は、振れ補正制御装置の停止状態の解除後、主制御
装置から振れ補正制御装置へのシリアルデータ通信によ
って振れ補正制御装置が光軸変化装置を所定の基準位置
に駆動させるので、請求項6あるいは請求項7の作用に
加え、たとえ、シリアルデータ通信異常、或いは、振れ
補正制御装置からのシリアルデータ通信がなく、振れ補
正制御装置が暴走、或いは、勝手に動作に停止した場合
に光軸が途中のどこかの位置で停止していても、光軸変
化装置は所定の基準位置に駆動させる。
【0023】
【実施例】図1は本発明の第1実施例の振れ補正機能を
有するカメラの構成を示すブロック図である。撮影レン
ズは15、16、17、18の4枚のレンズで構成され
る。そのうち、撮影レンズ17は、前述の光軸変化装置
に相当し、振れ補正用にX軸(水平)、Y軸(鉛直)方
向に駆動可能な振れ補正レンズ17である。撮影レンズ
18は、焦点調節用にZ軸(光軸)方向に駆動可能なフ
ォーカシングレンズ18である。
【0024】Aマイコン1は、前述の主制御装置に相当
し、振れ補正制御以外の撮影処理を実行し、Bマイコン
2を制御するメインマイコンで、測光回路3と、測距回
路4と、不揮発性メモリ5(以下、EEPROM5と呼
ぶ。)と、液晶表示器6(以下、LCD6と呼ぶ。)
と、ストロボ回路7と、振れ状態表示器8と、メインス
イッチ21と、半押しスイッチ22と、全押しスイッチ
23と、モードスイッチ24とが接続されている。
【0025】測光回路3は、被写界の輝度を測光する。
測距回路4は、被写体までの距離を測距する。EEPR
OM5は、撮影処理に必要な調整データ等ををあらかじ
め書き込んでおき、所定の処理が行われるうえで必要な
時にAマイコン1が所定データを読み込むようにするた
めのものである。LCD6は、撮影モード、フィルム枚
数、ズーム位置等の撮影情報を表示する。電子閃光装置
としてのストロボ回路7は、昇圧部と発光制御部とから
なり、充電、発光を制御する。また、その充電が完了し
ているかを検出することができる。振れ状態表示器8
は、カメラの振れ状態を表示する。メインスイッチ21
は、カメラの動作を開始させるスイッチで、オン位置と
オフ位置を持ち、撮影者がいったんオン位置にセットす
ると、再度オフ位置に戻されるまでオン位置を保持する
ものとする。半押しスイッチ22は、レリーズ釦の半押
しでオンする。全押しスイッチ23は、レリーズ釦の全
押しでオンする。モードスイッチ24は、撮影者がオン
するごとに設定されている撮影モード、例えば、ストロ
ボ撮影モード、セルフ撮影モード等をサイクリックに選
択することができるものとする。
【0026】Bマイコン2は、前述の振れ補正制御回路
に相当し、振れ補正制御を実行するサブマイコンで、振
れ検出回路9、10と、モータ駆動回路11、12と、
レンズ位置検出回路19、20とが接続されていて、振
れ補正制御を実行する。振れ検出回路9、10は、前述
の振れ検出装置に相当する。振れ検出回路9は、カメラ
の振れによって生じるX軸方向の角速度を検出し、振れ
検出回路10は、Y軸方向の角速度を検出する。モータ
駆動回路11には、振れ補正レンズ17をX軸方向に駆
動するモータ13が、モータ駆動回路12には、振れ補
正レンズ17をY軸方向に駆動するモータ14がそれぞ
れ接続されていて、前述の駆動装置に相当する。モータ
13の回転は、振れ補正レンズ駆動メカ系(不図示)に
より直線運動に変換され、振れ補正レンズ17をX軸方
向に駆動する。モータ14の回転は、振れ補正レンズ駆
動メカ系(不図示)により直線運動に変換され、振れ補
正レンズ17をY軸方向に駆動する。レンズ位置検出回
路19、20は、変位検出装置に相当し、レンズ位置検
出回路19は振れ補正レンズ17のX軸方向の位置を読
み込み、レンズ位置検出回路20は、振れ補正レンズ1
7のY軸方向の位置を読み込む。振れ検出回路9、10
からの出力をBマイコン2がA/D変換することで振れ
によってカメラに生じた角速度を算出し、振れを補正す
るための振れ補正レンズ17の制御する目標速度を算出
し、レンズ位置検出回路19、20からの出力から振れ
補正レンズ17の実際の移動速度が算出される。Bマイ
コン2は振れ補正レンズ17の目標速度と実際の振れ補
正レンズ17の移動速度とから所定の演算によりモータ
13、14の駆動量が算出され、モータ駆動回路11、
12を通じてモータ13、14が駆動される。このこと
により振れ補正レンズ17が適当な速度で駆動され、手
振れが補正される。
【0027】Aマイコン1とBマイコン2とは、以下の
制御信号線で接続されていて、Aマイコン1とBマイコ
ン2との間でシリアル通信を行うことによって、Aマイ
コン1はBマイコン2を制御し、振れ補正制御を実行す
ることができる。ARDYは、Aマイコン1からBマイ
コン2への出力信号であり、Aマイコン1からBマイコ
ン2へのデータ転送要求、およびAマイコン1とBマイ
コン2とのハンドシェークのための信号である。
【0028】BRDYは、Bマイコン2からAマイコン
1への出力信号であり、Bマイコン2からAマイコン1
へのデータ転送要求、およびAマイコン1とBマイコン
2とのハンドシェークのための信号である。SCKは、
Aマイコン1からBマイコン2への出力信号であり、A
マイコン1とBマイコン2との間のシリアルデータ転送
のシリアルクロックである。
【0029】SOは、Aマイコン1からBマイコン2へ
の出力信号であり、Aマイコン1からBマイコン2への
データ転送の際、SCK信号に同期してデータを転送す
るための信号である。 SIは、Bマイコン2からAマ
イコン1への出力信号であり、Bマイコン2からAマイ
コン1へのデータ転送の際、SCK信号に同期してデー
タを転送するための信号である。 RESETは、Aマ
イコン1からBマイコン2への出力信号であり、Bマイ
コン2をリセット状態から解除するため、あるいはリセ
ット状態に遷移させるための信号である。 Bマイコン
2は、RESET信号がLレベルでリセット状態にな
り、LレベルからHレベルにすることでリセット状態が
解除され動作状態となる。また、Bマイコン2は、AR
DY信号をLレベルからHレベルにすることでスタンバ
イ状態が解除され動作状態となるウェイクアップ機能を
備えている。ここで、動作状態とは、マイコンに内蔵さ
れたプログラムにそって処理を行っている状態のことで
ある。スタンバイ状態とは、プログラムの処理が一時停
止した待機状態のことで、動作状態時に比べ消費電流が
非常に小さい。また、マイコンの内部データ、入出力ポ
ートの状態はスタンバイ状態に遷移する直前の状態を保
持している。リセット状態とは、プログラムの処理が停
止した停止状態のことで、内部データが初期化されてい
る。
【0030】Aマイコン1とBマイコン2とは、ワンチ
ップマイクロコンピュータであり、カメラの全シーケン
スを制御している。Aマイコン1は、時間を計測する計
時タイマ機能、AE演算機能、AF演算機能等を持つも
のとする。Bマイコン2は、時間を計測する計時タイマ
機能、A/D変換機能、振れ補正機能等を持つものとす
る。
【0031】以下で説明するフローチャートに示した処
理は、Aマイコン1、Bマイコン2に内蔵しているプロ
グラムのうち、本実施例に関わる処理のみを示したもの
である。図2は本発明の第1実施例の振れ補正機能を有
するカメラのAマイコン1の全体の処理を示すフローチ
ャートである。
【0032】電源が投入された場合、Aマイコン1はス
テップS200から処理を開始する。まず、ステップS
201でAマイコン1の内部データ、入出力ポートを初
期化し、ステップS202に進む。ステップS202
で、後述の電源投入処理を実行し、ステップS203に
進む。ステップS203で、メインスイッチ21がオン
しているか否か判定を行う。オンしていれば、ステップ
S204に進み、後述のメインスイッチ処理を実行し、
ステップS205に進む。オフしていれば、メインスイ
ッチ21がオンされるまで判定を続行する。ステップS
205で、半押しスイッチ22がオンしているか否か判
定を行う。オンしていれば、ステップS206に進み、
後述の撮影処理を実行し、ステップS207に進む。オ
フしていれば、ステップS207に進む。ステップS2
07で、メインスイッチ21がオンしているか否か判定
を行う。オンしていれば、ステップS205に戻り、再
び半押しスイッチ22の判定を行う。オフしていれば、
ステップS203に戻る。
【0033】つまり、メインスイッチ21と半押しスイ
ッチ22の状態を判定し、メインスイッチ21がオンし
た状態で半押しスイッチ22がオンすれば撮影処理が行
われる。図3は本発明の第1実施例の振れ補正機能を有
するカメラのAマイコン1の電源投入時、メインスイッ
チ21オン時、Aマイコン1とBマイコン2とのシリア
ル通信エラー時の処理を示すフローチャートである。
【0034】Aマイコン1に電源が投入された場合、図
2のステップS202のAマイコン1電源投入処理を図
3のステップS300から開始する。ステップS301
で、Bマイコン2のリセット状態を解除するリセット解
除処理を行い、ステップS302に進む。ステップS3
02で、所定時間待機し、ステップS303に進む。ス
テップS303で、振れ補正レンズ17をリセット位置
に駆動する補正レンズリセット命令処理をAマイコン1
がBマイコン2にシリアル通信し、ステップS304に
進む。ステップS304で、Bマイコン2を動作状態か
らスタンバイ状態にするスタンバイ遷移命令処理をAマ
イコン1がBマイコン2にシリアル通信し、ステップS
305に進む。ステップS305で、Aマイコン1電源
投入処理を終了し、図2のステップS203に進む。つ
まり、電源が投入されると、Aマイコン1がBマイコン
2をリセット状態から解除する。所定の処理が終了した
後、Aマイコン1がシリアル通信によってBマイコン2
を動作状態からスタンバイ状態にする。
【0035】これを図14を用いて説明すると、電源が
投入されてからタイミングt31までは、Bマイコン2
はリセット状態である。タイミングt31でAマイコン
1がRESETをLレベルからHレベルにすることで、
Bマイコン2はリセット状態が解除される。タイミング
t32以降はステップS303のシリアル通信に相当す
る。
【0036】メインスイッチ21がオンされた場合、図
2のステップS204のAマイコン1メインスイッチ処
理を図3のステップS310から開始する。ステップS
303から前述の処理と同様の処理を行い、ステップS
305で、Aマイコン1メインスイッチ処理を終了し、
図2のステップS205に進む。つまり、メインスイッ
チ21がオンされると、Aマイコン1がシリアル通信に
よってBマイコン2をスタンバイ状態から解除し動作状
態にする。所定の処理が終了した後、Aマイコン1がシ
リアル通信によってBマイコン2を動作状態からスタン
バイ状態にする。
【0037】これを図12を用いて説明すると、タイミ
ングt1以前は、Bマイコン2はスタンバイ状態であ
る。タイミングt1でAマイコン1がシリアル通信によ
ってARDYをLレベルからHレベルにすることで、B
マイコン2のウェイクアップ機能によってスタンバイ状
態が解除され動作状態となる。Aマイコン1とBマイコ
ン2とのシリアル通信についての詳細は後述する。
【0038】後述のAマイコン1とBマイコン2とのシ
リアル通信中に通信エラーが発生し、Aマイコン1がそ
の通信エラーを検出した場合、ステップS320からA
マイコン1シリアルエラー処理を開始する。ステップS
321で、LCD6を点滅表示させ、ステップS322
に進む。ステップS322で、Aマイコン1がBマイコ
ン2を強制的にリセット状態にするリセット遷移処理を
行い、ステップS323に進む。ステップS323で、
所定時間待機し、ステップS301に進む。ステップS
301から前述の処理と同様の処理を行い、ステップS
305で、Aマイコン1シリアルエラー処理を終了し、
図2のステップS203に進む。また、LCD6の点滅
は、メインスイッチ21、または半押しスイッチ22が
再度オンされるまで継続する(不図示)。
【0039】つまり、シリアル通信エラーが発生する
と、LCD6を点滅表示させ、Aマイコン1がBマイコ
ン2を強制的にリセット状態にする。所定時間後、Aマ
イコン1がBマイコン2をリセット状態から解除する。
所定の処理が終了した後、Aマイコン1がシリアル通信
によってBマイコン2を動作状態からスタンバイ状態に
する。
【0040】これを図15を用いて説明すると、タイミ
ングt41までは、Bマイコン2は動作状態、またはス
タンバイ状態である。タイミングt41でAマイコン1
がRESETをHレベルからLレベルにする(S322
の処理に相当する)ことで、Bマイコン2はリセット状
態となる。所定時間後、タイミングt42でAマイコン
1がRESETをLレベルからHレベルにする(S30
1の処理に相当する)ことで、Bマイコン2はリセット
状態が解除される。タイミングt43以降はステップS
303のシリアル通信に相当する。 図4、図5は本発
明の振れ補正機能を有するカメラのAマイコン1の撮影
処理を示すフローチャートである。メインスイッチ21
がオンした状態で半押しスイッチ22がオンされた場
合、図2のステップS206のAマイコン1撮影処理を
図4のステップS400から開始する。ステップS40
1で、振れ検出回路9、10の電源をオンし振れによる
角速度の検出を開始させる振れ検出回路電源オン命令処
理をAマイコン1がBマイコン2にシリアル通信し、ス
テップS402に進む。このシリアル通信でAマイコン
1がARDYをLレベルからHレベルにすることで、B
マイコン2はスタンバイ状態が解除され動作状態とな
る。ステップS402で、測光回路3を動作させて測光
処理を行い、測距回路4を動作させて測距処理を行い、
ステップ403に進む。ステップS403で、ステップ
S402の測光処理、測距処理の結果からAE演算、A
F演算、FM演算を行い、ステップS404に進む。ス
テップS404で、振れ補正制御に必要な測距値、ズー
ム位置のデータを転送する測距値、ズーム位置データ転
送処理をAマイコン1がBマイコン2にシリアル通信
し、ステップS405に進む。ステップS405で、ス
テップS403のAE演算の結果からストロボ発光撮影
モードか否か、またはモードスイッチ24によってスト
ロボ発光撮影モードが選択されてる否か判定する。スト
ロボ発光撮影モードであれば、次のステップS406
で、ストロボ回路7の充電が完了しているか否か判定す
る。ステップS405でストロボ発光撮影モードで、ス
テップS406でストロボ回路7の充電が完了していな
ければ、ストロボ回路7を駆動し充電を開始し(不図
示)、次のステップS407で、振れ検出回路9、10
の電源をオフし振れによる角速度の検出を停止させる振
れ検出回路電源オフ命令処理をAマイコン1がBマイコ
ン2にシリアル通信し、次のステップS408で、Bマ
イコン2を動作状態からスタンバイ状態にするスタンバ
イ遷移命令処理をAマイコン1がBマイコン2にシリア
ル通信し、次のステップS409で、図2のステップS
207に進む。ステップS405でストロボ発光モード
でなければ、またはステップS406でストロボ回路7
の充電が完了していれば、ステップS410に進む。つ
まり、半押しスイッチ22がオンされると、Aマイコン
1がシリアル通信によってBマイコン2をスタンバイ状
態から動作状態にし、Bマイコン2に振れ検出回路9、
10の電源をオンさせる。また、半押しスイッチ22の
オン後、ストロボ発光撮影モードと判定されストロボの
充電が完了していなければ、Aマイコン1がシリアル通
信によってBマイコン2に振れ検出回路9、10の電源
をオフさせ、Bマイコン2を動作状態からスタンバイ状
態にする。ステップS410で、フォーカシングレンズ
18を初期位置からステップS403で求められたAF
ステップ先に駆動し、ステップS411に進む。ステッ
プS411で、振れ検出回路9、10が検出しBマイコ
ン2で算出された角速度に応じた表示を行うため振れ表
示データ要求命令処理をAマイコン1がBマイコン2に
シリアル通信し、ステップS412に進む。この時、B
マイコン2からぶれ表示データがAマイコン1へ転送さ
れる。ステップS412で、Bマイコン2からAマイコ
ン1に送信された振れ表示データに応じて振れ状態表示
器8を駆動し振れ表示を行い、ステップS413に進
む。ステップS413で、タイマをスタートさせ、ステ
ップS414に進む。ステップS414で、全押しスイ
ッチ23がオンされているか否か判定する。全押しスイ
ッチ23がオンされていなければ、次のステップS41
5で、半押しスイッチ22がオンさているか否か判定す
る。半押しスイッチ22がオンされていなければ、次の
ステップS416で、タイマがタイムアップしたか否か
判定する。
【0041】ステップS414で全押しスイッチ23が
オンされていなく、ステップS415で半押しスイッチ
22がオンされていて、ステップS416でタイマがタ
イムアップしていれば、ステップS411に戻り、Aマ
イコン1がBマイコン2へ振れ表示データ要求通信処理
を行い、振れ表示の更新を行う。ステップS414で全
押しスイッチ23がオンされていなく、ステップS41
5で半押しスイッチ22がオンされていて、ステップS
416でタイマがタイムアップしていなければ、ステッ
プS414に戻り、全押しスイッチ23の状態を再判定
する。ステップS414で全押しスイッチ23がオンさ
れていなく、ステップS415で半押しスイッチ22が
オンされていなければ、次のステップS417で、振れ
検出回路9、10の電源をオフし振れによる角速度の検
出を停止させる振れ検出回路電源オフ命令処理をAマイ
コン1がBマイコン2にシリアル通信し、次のステップ
S418で、Bマイコン2を動作状態からスタンバイ状
態にするスタンバイ遷移命令処理をAマイコン1がBマ
イコン2にシリアル通信し、次のステップS419で、
振れ表示を消灯し、S420で図2のステップS207
に進む。ステップS414で、全押しスイッチ23がオ
ンされていれば、ステップS420に進む。
【0042】つまり、半押しスイッチ22がオンされた
状態で全押しスイッチ23がオンされれば、以降の撮影
処理を続行する。全押しスイッチ23がオフで半押しス
イッチ22がオンされたままの状態では、タイマがタイ
ムアップするごとに振れ表示データを受信しそれに応じ
て振れ表示を更新する。タイマは、振れ表示が頻繁に変
化するのを防ぎ、一定時間は振れ表示を継続させるため
のものである。また、半押しスイッチ22がオフされれ
ば、Aマイコン1がシリアル通信によってBマイコン2
に振れ検出回路9、10の電源をオフさせ、Bマイコン
2を動作状態からスタンバイ状態にする。ステップS4
21で、振れ状態表示器8を駆動し振れ表示を消灯し、
図5のステップS501に進む。
【0043】ステップS501で、モードスイッチ24
によってセルフタイマ撮影モードか否か判定する。セル
フタイマ撮影モードであれば、次のステップS502
で、セルフタイマをスタートし、次のステップS503
で、メインスイッチ21がオンされたか否か判定する。
ステップS501でセルフタイマ撮影モードで、セルフ
タイマ計時中にステップS503でメインスイッチ21
がオフされれば、次のステップS505で、振れ検出回
路9、10の電源をオフし振れによる角速度の検出を停
止させる振れ検出回路電源オフ命令処理をAマイコン1
がBマイコン2にシリアル通信し、次のステップS50
6で、Bマイコン2を動作状態からスタンバイ状態にす
るスタンバイ遷移命令処理をAマイコン1がBマイコン
2にシリアル通信し、次のステップS507で、図2の
ステップS207に進む。 ステップS501でセルフ
タイマ撮影モードで、ステップS503でメインスイッ
チ21がオンされていれば、次のステップS504で、
セルフタイマがタイムアップしたか否か判定する。セル
フタイマがタイムアップしなければ、ステップS503
に戻り、メインスイッチ21の状態を再判定する。セル
フタイマがタイムアップすれば、ステップS508に進
む。ステップS501でセルフタイマ撮影モードでなけ
れば、ステップS508に進む。つまり、セルフタイマ
の計時中にメインスイッチ21をオフすれば、セルフタ
イマ撮影をキャンセルすることができる。その場合、A
マイコン1がシリアル通信によってBマイコン2に振れ
検出回路9、10の電源をオフさせ、Bマイコン2を動
作状態からスタンバイ状態にする。ステップS508
で、モータ駆動回路11、12を駆動し振れ補正レンズ
17を光軸が撮影光学系の概略中央となる位置になるよ
うに駆動する補正レンズセンタリング命令処理をAマイ
コン1がBマイコン2にシリアル通信し、ステップS5
09に進む。ステップS509で、角速度検出回路9、
10の出力値に応じて振れ補正レンズ17を駆動し振れ
を打ち消すように光軸を変化させる振れ補正制御を開始
させる振れ補正制御開始命令処理をAマイコン1がBマ
イコン2にシリアル通信し、ステップS510に進む。
ステップS510で、Bマイコン2が行う振れ補正の制
御が安定するまで所定時間待機し、ステップS511に
進む。ステップS511で、ステップS403で求めた
AE演算によって求められたEV値に従って所定秒時の
シャッタ露出処理を行い、ステップS512に進む。こ
のシャッタ露光処理中にストロボ発光モードの場合には
ストロボの発光も行われる。ステップS512で、振れ
補正制御を停止させる振れ補正制御停止命令処理をAマ
イコン1がBマイコン2にシリアル通信し、ステップS
513に進む。ステップS513で、振れ検出回路9、
10の電源をオフし振れによる角速度の検出を停止させ
る振れ検出回路電源オフ命令処理をAマイコン1がBマ
イコン2にシリアル通信し、ステップS514に進む。
ステップS514で、モータ駆動回路11、12を駆動
し振れ補正レンズ17を所定の初期位置であるリセット
位置に駆動する補正レンズリセット命令処理をAマイコ
ン1がBマイコン2にシリアル通信し、ステップS51
5に進む。ステップS515で、Bマイコン2を動作状
態からスタンバイ状態にするスタンバイ遷移命令処理を
Aマイコン1がBマイコン2にシリアル通信し、ステッ
プS516に進む。ステップS516で、フォーカシン
グレンズ18を初期位置に駆動し、ステップS517に
進む。ステップS517で、露光されたフィルムを1駒
巻上げ、ステップS518に進む。ステップS518
で、Aマイコン1撮影処理を終了し、図2のステップS
207に進む。
【0044】図6は本発明の振れ補正機能を有するカメ
ラのAマイコン1のBマイコン2とのシリアル通信時の
処理を示すフローチャートである。前述のスタンバイ遷
移命令処理、振れ検出回路電源オン命令処理、振れ検出
回路電源オフ命令処理、振れ表示データ要求命令処理、
振れ補正制御開始命令処理、振れ補正制御停止命令処
理、補正レンズセンタリング命令処理、補正レンズリセ
ット命令処理、測距値、ズーム位置データ転送処理の具
体的な処理で、Aマイコン1はステップS600から処
理を開始する。ステップS601で、Aマイコン1がB
マイコン2に1バイト目にコマンドデータ、2バイト目
にデータをシリアル通信する送信処理(後述)を行い、
ステップS602に進む。ステップS602で、送信処
理中に後述する送信エラーとなったか否か判定する。送
信エラーでなければ、ステップS603に進む。ステッ
プS603で、タイマをスタートさせ、ステップS60
4に進む。ステップS604で、BRDYがHレベルか
Lレベルか判定する。BRDYがLレベルであれば、次
のステップS605で、タイマがタイムアップしたか否
か判定する。タイムアップしていなければ、ステップS
604に戻り、BRDYの状態を再判定する。BRDY
がHレベルであれば、ステップS606に進む。ステッ
プS606で、Aマイコン1がBマイコン2からのデー
タをシリアル通信する受信処理(後述)を行い、ステッ
プS607に進む。ステップS607で、受信処理中に
受信エラーとなったか否か判定する。受信エラーでなけ
れば、ステップS609に進む。ステップS609で、
Aマイコン1通信処理を終了し、前記のそれぞれの処理
に戻る。ステップS602で送信エラーの場合、ステッ
プS605でタイムアップの場合、ステップS607で
受信エラーの場合は、シリアル通信エラーとする。ステ
ップS608に進み、シリアルエラー処理を行う。シリ
アルエラー処理は、図3のステップS320から開始す
る。ここで、Bマイコン2は、Aマイコン1からの送信
処理(ステップS602)の内容によって処理を実行
し、その処理の終了後にBRDYをHレベルにする。ス
テップS605でBRDYがHレベルにならずタイムア
ップしたということは、Bマイコン2が何らかの理由で
正常に動作しなくなったか、正常にシリアル通信が成立
しなかったかである。つまり、Aマイコン1の送信処理
中に送信エラーとなった場合、受信処理中に受信エラー
となった場合、送信処理後にBRDYがHレベルになら
ずタイムアップした場合は、シリアル通信エラーとし、
シリアルエラー処理を行う。
【0045】Aマイコン1の処理に対応するBマイコン
2の処理、Aマイコン1がBマイコン2にシリアル転送
するデータ、Bマイコン2がAマイコン1にシリアル転
送するデータを表1に示す。
【0046】
【表1】
【0047】ここで、表1にAマイコン1からBマイコ
ン2へ転送される転送データと、その転送されたデータ
の内容により行われるBマイコン2の処理内容と、その
処理後にBマイコン2からAマイコンへ転送させるデー
タの1例を示している。まず、図6のS601に於ける
Aマイコン送信処理に於いて、前述のスタンバイ遷移命
令処理、振れ検出回路電源オン命令処理、振れ検出回路
電源オフ命令処理、振れ表示データ要求命令処理、振れ
補正制御開始命令処理、振れ補正制御停止命令処理、補
正レンズセンタリング命令処理、補正レンズリセット命
令処理、測距値、ズーム位置データ転送処理に対応し
て、それぞれ0、1、2、3、4、5、6、7、8のデ
ータ(コマンドデータ)がBマイコン2へ転送される。
次に、2バイト目の転送データとして、前述のスタンバ
イ遷移命令処理、振れ検出回路電源オン命令処理、振れ
検出回路電源オフ命令処理、振れ表示データ要求命令処
理、振れ補正制御開始命令処理、振れ補正制御停止命令
処理、補正レンズセンタリング命令処理、補正レンズリ
セット命令処理の場合には0が、測距値、ズーム位置デ
ータ転送処理の場合には、測距値とズーム位置のデータ
がBマイコン2へ転送される。次に、Bマイコン2は、
これから詳細を説明する図7の処理によって、Aマイコ
ンから転送されたこれらのデータの内容により、表1に
記載された処理を行い、その処理が終了すると、後述す
る図7のS725のBマイコン送信処理により表1で示
されるデータをAマイコン1へ転送する(この転送され
るデータを応答データと呼ぶことにする)。
【0048】図7は本発明の振れ補正機能を有するカメ
ラのBマイコン2の処理の1例を示すフローチャートで
ある。図2の電源投入処理時、Aマイコン1がRESE
TをLレベルからHレベルにした場合、Bマイコン2は
リセット状態を解除され、ステップS700から処理を
開始する。メインスイッチ21がオンされた場合、また
は半押しスイッチ22がオンされた場合、Aマイコン1
がARDYをLレベルからHレベルにすることによって
Bマイコン2はウェイクアップ機能によりスタンバイ状
態を解除され、ステップS740から処理を開始する。
Bマイコン2リセット解除処理の場合は、ステップS7
01で、Bマイコン2の内部を初期化し、ステップS7
02に進む。Bマイコン2スタンバイ解除処理の場合
は、ステップS702に進む。ステップS702で、タ
イマをスタートし、ステップS703に進む。ステップ
S703で、ARDYがLレベルかHレベルか判定す
る。ARDYがLレベルならば、次のステップS704
で、タイマがタイムアップしたか否か判定する。タイム
アップしていなければ、ステップS703に戻り、AR
DYの状態を再判定する。ARDYがHレベルならば、
次のステップS705に進む。ステップS705で、B
マイコン2がAマイコン1から1バイト目にコマンドデ
ータ、2バイト目にデータをシリアル通信する受信処理
(後述)を行い、ステップS706に進む。ステップS
706で、受信処理中に受信エラーとなったか否か判定
する。受信エラーでなければ、ステップS707に進
む。
【0049】ステップS707からステップS724
で、受信したコマンドデータを判別し、それに応じた処
理を行う。ステップS707で、Aマイコン1からスタ
ンバイ遷移命令処理がシリアル通信され、コマンドデー
タが0の場合、次のステップS708で、振れ検出回路
9、10、モータ駆動回路13、14、レンズ位置検出
回路19、20を遮断する回路遮断を行い、ステップS
725に進む。ステップS709で、Aマイコン1から
振れ検出回路電源オン命令処理がシリアル通信され、コ
マンドデータが1の場合、次のステップS710で、振
れ検出回路9、10の電源をオンし振れによる角速度の
検出を開始する振れ検出回路電源オン処理を行い、ステ
ップS725に進む。ステップS711で、Aマイコン
1から振れ検出回路電源オフ命令処理がシリアル通信さ
れ、コマンドデータが2の場合、次のステップS712
で、振れ検出回路9、10の電源をオフし振れによる角
速度の検出を停止する振れ検出回路電源オフ処理を行
い、ステップS725に進む。ステップS713で、A
マイコン1から振れ表示データ要求命令処理がシリアル
通信され、コマンドデータが3の場合、次のステップS
714で、振れ検出回路9、10が検出した角速度に応
じて振れ状態表示器8を駆動するための表示データを演
算する振れ表示データ演算を行い、ステップS725に
進む。ステップS715で、Aマイコン1から振れ補正
制御開始命令処理がシリアル通信され、コマンドデータ
が4の場合、次のステップS716で、角速度検出回路
9、10の出力値に応じて振れ補正レンズ17を駆動し
振れを打ち消すように光軸を変化させる振れ補正制御を
開始する振れ補正制御開始処理を行い、ステップS72
5に進む。ステップS717で、Aマイコン1から振れ
補正制御停止命令処理がシリアル通信され、コマンドデ
ータが5の場合、次のステップS718で、振れ補正制
御を停止する振れ補正制御停止処理を行い、ステップS
725に進む。ステップS719で、Aマイコン1から
補正レンズセンタリング命令処理がシリアル送信され、
コマンドデータが6の場合、次のステップS720で、
モータ駆動回路11、12を駆動し振れ補正レンズ17
を光軸が撮影光学系の概略中央となる位置になるように
駆動する補正レンズセンタリング処理を行い、ステップ
S725に進む。ステップS721で、Aマイコン1か
ら補正レンズリセット命令処理がシリアル通信され、コ
マンドデータが7の場合、次のステップS722で、モ
ータ駆動回路11、12を駆動し振れ補正レンズ17を
リセット位置に駆動する補正レンズリセット処理を行
い、ステップS725に進む。ステップS723で、A
マイコン1から測距値、ズーム位置データ転送処理がシ
リアル通信され、コマンドデータが8の場合、次のステ
ップS724で、振れ補正制御に必要な測距値、ズーム
位置のデータに基づいて補正レンズのシフト係数を演算
する補正レンズシフト係数演算処理を行い、ステップS
725に進む。この補正レンズシフト係数演算処理と
は、振れ検出回路9、10の出力をA/D変換して得ら
れたカメラの振れによる角速度に対して振れ補正レンズ
17を如何なる目標速度でシフトすれば適正に振れが補
正できるかの係数で、被写体の距離、或いは、撮影光学
系がズーム光学系であった場合にその焦点距離によりこ
の係数は異なる。補正レンズシフト係数演算処理は、測
距値、ズーム位置のデータに基づいてこの適正な振れ補
正を行える係数を所定の演算を用いて算出する処理であ
る。ステップS725で、Bマイコン2がAマイコン1
にデータをシリアル通信する送信処理(後述)を行い、
ステップS726に進む。ステップS726で、送信処
理中に送信エラーとなったか否か判定する。送信エラー
でなければ、ステップS727に進む。ステップS72
7で、Bマイコン2がAマイコン1からシリアル通信し
たコマンドデータが0であるか否か判定する。0でなけ
れば、ステップS728に進む。ステップS728で、
Aマイコン1が次のシリアル通信のためにARDYをH
レベルにしたか否か判定する。Lレベルのままならば、
ARDYがHレベルになるまで判定を繰り返す。Hレベ
ルならば、ステップS705に進み、前述の処理を繰り
返す。ステップS704でタイマがタイムアップした場
合、ステップ706で受信エラーの場合、ステップS7
26で送信エラーの場合は、シリアル通信エラーとして
ステップS729に進み、振れ検出回路9、10、モー
タ駆動回路13、14、レンズ位置検出回路19、20
を遮断する回路遮断を行い、ステップS730に進む。
また、S707、S709、S711、S713、S7
15、S717、S719、S721、S723で全て
否定された場合、つまり、S705で受信したコマンド
データが0〜8でない場合、つまり、あり得ないコマン
ドであった場合には、同様にステップS729で振れ検
出回路9、10、モータ駆動回路13、14、レンズ位
置検出回路19、20を遮断する回路遮断を行い、ステ
ップS730に進む。ステップS727で、Bマイコン
2がAマイコン1からシリアル通信したコマンドデータ
が0であれば、ステップS730に進む。
【0050】ステップS730で、Bマイコン2を動作
状態からスタンバイ状態にするスタンバイ遷移処理を行
い、ステップS731に進む。ステップS731で、B
マイコン2リセット解除処理、Bマイコン2スタンバイ
解除処理を終了する。つまり、Bマイコン2の送信処理
中に送信エラーとなった場合、受信処理中に受信エラー
となった場合、Bマイコン2のリセット状態が解除され
たがARDYがHレベルにならずタイムアップした場
合、Bマイコン2のスタンバイ状態を解除しようとした
がARDYがHレベルにならずタイムアップした場合、
Bマイコン2が受信したコマンドデータが所定の値でな
かった場合は、振れ検出回路9、10、モータ駆動回路
13、14、レンズ位置検出回路19、20を遮断し、
Bマイコン2をスタンバイ状態にする。また、Aマイコ
ンからスタンバイ遷移命令が転送された場合にも、振れ
検出回路9、10、モータ駆動回路13、14、レンズ
位置検出回路19、20を遮断し、Bマイコン2をスタ
ンバイ状態にする。
【0051】また、S700から開始されるリセット解
除時の処理に於いてS702でスタートされるタイマ
は、RESETの信号ラインにノイズが乗った場合に、
Bマイコンが一旦、リセットされた場合にBマイコン、
及び、振れ検出回路9、10、モータ駆動回路13、1
4、レンズ位置検出回路19、20が動作状態になって
しまい、電池を消耗してしまうのを防ぐためのものであ
る。S702でスタートしたタイマがタイムアップする
前にAマイコンからシリアル通信がない場合には、S7
29とS730の処理により振れ検出回路9、10、モ
ータ駆動回路13、14、レンズ位置検出回路19、2
0を遮断し、Bマイコン2はスタンバイ状態に遷移す
る。
【0052】また、S740から開始されるスタンバイ
解除時の処理に於いてS702でスタートされるタイマ
は、ARDYの信号ラインにノイズが乗ったことにより
Bマイコン2がスタンバイ招待から動作状態に遷移した
場合に、Bマイコンが動作状態になってしまい、電池が
消耗されてしまうのを防ぐためのものである。S702
でスタートしたタイマがタイムアップする前にAマイコ
ンからシリアル通信がない場合には、S729とS73
0の処理により振れ検出回路9、10、モータ駆動回路
13、14、レンズ位置検出回路19、20を遮断し、
Bマイコン2はスタンバイ状態に遷移する。
【0053】図8は本発明の振れ補正機能を有するカメ
ラのAマイコン1のBマイコン2への送信処理を示すフ
ローチャートである。図6のステップS601のAマイ
コン1送信処理を図8のステップS800から開始す
る。ステップS801で、タイマをスタートし、ステッ
プS802に進む。ステップS802で、ARDYをL
レベルからHレベルにし(図12のタイミングt1)、
ステップS803に進む。ステップS803で、BRD
YがHレベルかLレベルか判定する。BRDYがLレベ
ルであれば、次のステップS804で、タイマがタイム
アップしたか否か判定する。タイムアップしていなけれ
ば、ステップS803に戻り、BRDYの状態を再判定
する。BRDYがHレベルであれば(図12のタイミン
グt2)、ステップS805に進む。ステップS805
で、タイマをスタートし、ステップS806に進む。ス
テップS806でARDYをHレベルからLレベルにし
(図12のタイミングt3)、ステップS807に進
む。ステップS807で、BRDYがHレベルかLレベ
ルか判定する。BRDYがHレベルであれば、次のステ
ップS808で、タイマがタイムアップしたか否か判定
する。タイムアップしていなければ、ステップS807
に戻り、BRDYの状態を再判定する。BRDYがLレ
ベルであれば(図12のタイミングt4)、ステップS
809に進む。ステップS809で、Aマイコン1がS
CKに同期したSOを出力することによってBマイコン
2にコマンドデータがシリアル通信される(図12のタ
イミングt5からt6、表1のAマイコン1がBマイコ
ン2に転送するデータの1バイト目)。逆に、この時、
Bマイコン2がSCKに同期したSOを入力することに
よってAマイコン1からのコマンドデータをシリアル受
信する。次にステップS810に進む。ステップS81
0で、タイマをスタートし、ステップS811に進む。
ステップS811で、ARDYをLレベルからHレベル
にし(図12のタイミングt7)、ステップS812に
進む。ステップS812で、BRDYがHレベルかLレ
ベルか判定する。BRDYがLレベルであれば、次のス
テップS813で、タイマがタイムアップしたか否か判
定する。タイムアップしていなければ、ステップS81
2に戻り、BRDYの状態を再判定する。BRDYがH
レベルであれば(図12のタイミングt8)、ステップ
S814に進む。ステップS814で、タイマをスター
トし、ステップS815に進む。ステップS815で、
ARDYをHレベルからLレベルにし(図12のタイミ
ングt9)、ステップS816に進む。ステップS81
6で、BRDYがHレベルかLレベルか判定する。BR
DYがHレベルであれば、次のステップS817で、タ
イマがタイムアップしたか否か判定する。タイムアップ
していなければ、ステップS816に戻り、BRDYの
状態を再判定する。BRDYがLレベルであれば(図1
2のタイミングt10)、ステップS818に進む。ス
テップS818で、Aマイコン1がSCKに同期したS
Oを出力することによってBマイコン2に2バイト目の
データがシリアル通信される(図12のタイミングt1
1からt12、表1のAマイコン1がBマイコン2に転
送するデータの2バイト目)。逆に、この時、Bマイコ
ン2がSCKに同期したSOを入力することによってA
マイコン1からの2バイト目のデータをシリアル受信す
る。次のステップS820に進む。
【0054】ステップS803でBRDYがLレベルの
まま、次のステップS804でタイマがタイムアップし
た場合、ステップS819に進み、送信エラーとする。
ステップS807でBRDYがHレベルのまま、次のス
テップS808でタイマがタイムアップした場合、ステ
ップS819に進み、送信エラーとする。ステップS8
12でBRDYがLレベルのまま、次のステップS81
3でタイマがタイムアップした場合、ステップS819
に進み、送信エラーとする。ステップS816でBRD
YがHレベルのまま、次のステップS817でタイマが
タイムアップした場合、ステップS819に進み、送信
エラーとする。次のステップS820で、Aマイコン1
送信処理を終了し、図6のステップS602に進む。
つまり、Aマイコン1がARDYをLレベルからHレベ
ルにした後、所定のタイマ時間内に後述するBマイコン
2の受信処理によってBRDYをLレベルからHレベル
にならなかった場合、またはAマイコン1がARDYを
HレベルからLレベルにした後、所定のタイマ時間内に
後述するBマイコン2受信処理によってBRDYをHレ
ベルからLレベルにならなかった場合、送信エラーとし
て、前述のシリアルエラー処理を行う。
【0055】以上のように、タイマはBマイコン2が何
らかの理由で正常に動作しなくなったことを検出するた
めのものである。また、正常にシリアル通信が成立しな
かったことを検出するためのものである。図9は本発明
の振れ補正機能を有するカメラのBマイコン2のAマイ
コン1からの受信処理を示すフローチャートである。図
7のステップS705のBマイコン2送信処理を図9の
ステップS900から開始する。ステップS901で、
タイマをスタートし、ステップS902に進む。ステッ
プS902で、BRDYをLレベルからHレベルにし
(図12のタイミングt2)、ステップS903に進
む。ステップS903で、ARDYがHレベルかLレベ
ルか判定する。ARDYがHレベルであれば、次のステ
ップS904で、タイマがタイムアップしたか否か判定
する。タイムアップしていなければ、ステップS903
に戻り、ARDYの状態を再判定する。ARDYがLレ
ベルであれば(図12のタイミングt3)、ステップS
905に進む。ステップS905で、Bマイコン2のシ
リアル受信を許可し、ステップS906に進む。これ
は、Aマイコン1から送信されるデータを受信すること
が可能な状態にすることである。ステップS906で、
タイマをスタートし、ステップS907に進む。ステッ
プS907で、BRDYをHレベルからLレベルにする
(図12のタイミングt4)。このことにより、前述の
ようにAマイコン1はこのBRDYのLレベルになった
ことを検出し、コマンドデータのBマイコン2への転送
が開始される(図12のタイミングt5、表1のAマイ
コン1がBマイコン2に転送するデータの1バイト
目)。次にステップS908に進む。ステップS908
で、コマンドデータのシリアル受信が終了したか否か判
定する。シリアル受信が終了していなければ、次のステ
ップS909で、タイマがタイムアップしたか否か判定
する。タイムアップしていなければ、ステップS908
に戻り、シリアル受信が終了したか否か再判定する。シ
リアル受信が終了していれば(図12のタイミングt
6)、ステップS910に進む。ステップS910で、
受信したデータを所定データにセットし、ステップS9
11に進む。ステップS911で、タイマをスタート
し、ステップS912に進む。ステップS912で、A
RDYがHレベルかLレベルか判定する。ARDYがL
レベルであれば、次のステップS913で、タイマがタ
イムアップしたか否か判定する。タイムアップしていな
ければ、ステップS912に戻り、ARDYの状態を再
判定する。ARDYがHレベルであれば(図12のタイ
ミングt7)、ステップS914に進む。ステップS9
14で、タイマをスタートし、ステップS915に進
む。ステップS915で、BRDYをLレベルからHレ
ベルにし(図12のタイミングt8)、ステップS91
6に進む。ステップS916で、ARDYがHレベルか
Lレベルか判定する。ARDYがHレベルであれば、次
のステップS917で、タイマがタイムアップしたか否
か判定する。タイムアップしていなければ、ステップS
916に戻り、ARDYの状態を再判定する。ARDY
がLレベルであれば(図12のタイミングt9)、ステ
ップS918に進む。Bマイコン2のシリアル受信を許
可し、ステップS919に進む。これは、Aマイコン1
から送信されるデータを受信することが可能な状態にす
ることである。ステップS919で、タイマをスタート
し、ステップS920に進む。ステップS920で、B
RDYをHレベルからLレベルにする(図12のタイミ
ングt10)。このことにより、前述のようにAマイコ
ン1はこのBRDYのLレベルになったことを検出し、
2バイト目のデータのBマイコン2への転送が行われる
(図12のタイミングt11、表1のAマイコン1がB
マイコン2に転送するデータの2バイト目)。次にステ
ップS921に進む。ステップS921で、2バイト目
のデータのシリアル受信が終了したか否か判定する。シ
リアル受信が終了していなければ、次のステップS92
2で、タイマがタイムアップしたか否か判定する。タイ
ムアップしていなければ、ステップS921に戻り、シ
リアル受信が終了したか否か再判定する。シリアル受信
が終了していれば(図12のタイミングt12)、ステ
ップS923に進む。ステップS923で、受信したデ
ータを所定データにセットし、ステップS925に進
む。
【0056】ステップS903でARDYがHレベルの
まま、次のステップS904でタイマがタイムアップし
た場合、ステップS924に進み、送信エラーとする。
ステップS908でシリアル受信が終了しないまま、次
のステップS909でタイマがタイムアップした場合、
ステップS924に進み、送信エラーとする。ステップ
S912でARDYがLレベルのまま、次のステップS
913でタイマがタイムアップした場合、ステップS9
24に進み、送信エラーとする。ステップS916でA
RDYがHレベルのまま、次のステップS917でタイ
マがタイムアップした場合、ステップS924に進み、
送信エラーとする。ステップS921でシリアル受信が
終了しないまま、次のステップS922でタイマがタイ
ムアップした場合、ステップS924に進み、送信エラ
ーとする。次のステップS925で、Bマイコン2受信
処理を終了し、図7のステップS706に進む。
【0057】つまり、Bマイコン2がBRDYをLレベ
ルからHレベルにした後、所定のタイマ時間内に前述の
Aマイコン1受信処理によってARDYをLレベルから
Hレベルにならなかった場合、またはBマイコン2がB
RDYをHレベルからLレベルにした後、所定のタイマ
時間内に前述のAマイコン1受信処理によってARDY
をHレベルからLレベルにならなかった場合、またはB
マイコン2のシリアル受信が所定のタイマ時間内に終了
しなかった場合、受信エラーとして、前述のシリアルエ
ラー処理を行う。
【0058】以上のように、タイマはAマイコン1が何
らかの理由で正常に動作しなくなったことを検出するた
めのものである。また、正常にシリアル通信が成立しな
かったことを検出するためのものである。図10は本発
明の振れ補正機能を有するカメラのBマイコン2のAマ
イコン1への送信処理を示すフローチャートである。図
7のステップS725のBマイコン2送信処理を図10
のステップS1000から開始する。ステップS100
1で、タイマをスタートし、ステップS1002に進
む。ステップS1002で、BRDYをLレベルからH
レベルにし(図13のタイミングt21)、ステップS
1003に進む。ステップS1003で、ARDYがH
レベルかLレベルか判定する。ARDYがLレベルであ
れば、次のステップS1004で、タイマがタイムアッ
プしたか否か判定する。タイムアップしていなければ、
ステップS1003に戻り、ARDYの状態を再判定す
る。ARDYがHレベルであれば(図13のタイミング
t22)、ステップS1005に進む。ステップS10
05で、Bマイコン2のシリアル通信を許可し、ステッ
プS1006に進む。これは、Aマイコン1からSCK
が入力されると、Bマイコン2がSCKに同期してSI
から応答データをAマイコン1に送信することが可能な
状態にすることである。
【0059】ステップS1006で、タイマをスタート
し、ステップS1007に進む。ステップS1007
で、BRDYをHレベルからLレベルにし(図13のタ
イミングt23)、ステップS1008に進む。ステッ
プS1008で、ARDYがHレベルかLレベルか判定
する。ARDYがHレベルであれば、次のステップS1
009で、タイマがタイムアップしたか否か判定する。
タイムアップしていなければ、ステップS1008に戻
り、ARDYの状態を再判定する。ARDYがLレベル
であれば(図13のタイミングt24)、ステップS1
010に進む。ステップS1010で、タイマをスター
トし、Bマイコン2がSCKに同期したSIを出力する
ことによってAマイコン1に応答データがシリアル通信
が開始される(図13のタイミングt25、表1のBマ
イコン2の処理後にAマイコン1に転送するデータ)。
逆に、この時、Aマイコン1がSCKに同期したSIを
入力することによってBマイコン2からの応答データを
シリアル受信する。次にステップS1011に進む。ス
テップS1011で、応答データのシリアル通信が終了
したか否か判定する。シリアル通信が終了していなけれ
ば、次のステップS1012で、タイマがタイムアップ
したか否か判定する。タイムアップしていなければ、ス
テップS1011に戻り、シリアル通信が終了したか否
か再判定する。シリアル通信が終了していれば(図13
のタイミングt26)、ステップS1014に進む。
【0060】ステップS1003でARDYがLレベル
のまま、次のステップS1004でタイマがタイムアッ
プした場合、ステップS1013に進み、送信エラーと
する。ステップS1008でARDYがHレベルのま
ま、次のステップS1009でタイマがタイムアップし
た場合、ステップS1013に進み、送信エラーとす
る。ステップS1011でシリアル通信が終了しないま
ま、次のステップS1012でタイマがタイムアップし
た場合、ステップS1013に進み、送信エラーとす
る。
【0061】次のステップS1014で、Bマイコン2
送信処理を終了し、図7のステップS726に進む。つ
まり、Bマイコン2がBRDYをLレベルからHレベル
にした後、所定のタイマ時間内に前述のAマイコン1受
信処理によってARDYをLレベルからHレベルになら
なかった場合、またはBマイコン2がBRDYをHレベ
ルからLレベルにした後、所定のタイマ時間内に前述の
Aマイコン1受信処理によってARDYをHレベルから
Lレベルにならなかった場合、またはBマイコン2のシ
リアル通信が所定のタイマ時間内に終了しなかった場
合、送信エラーとして、前述のシリアルエラー処理を行
う。
【0062】以上のように、タイマはBマイコン2が何
らかの理由で正常に動作しなくなったことを検出するた
めのものである。また、正常にシリアル通信が成立しな
かったことを検出するためのものである。図11は本発
明の振れ補正機能を有するカメラのAマイコン1のBマ
イコン2からの受信処理を示すフローチャートである。
図6のステップS606のAマイコン1受信処理を図1
1のステップS1100から開始する。ステップS11
01で、タイマをスタートし、ステップS1102に進
む。ステップS1102で、ARDYをLレベルからH
レベルにし(図13のタイミングt22)、ステップS
1103に進む。ステップS1103で、BRDYがH
レベルかLレベルか判定する。BRDYがHレベルであ
れば、次のステップS1104で、タイマがタイムアッ
プしたか否か判定する。タイムアップしていなければ、
ステップS1103に戻り、BRDYの状態を再判定す
る。BRDYがLレベルであれば(図13のタイミング
t23)、ステップS1105に進む。ステップS11
05で、ARDYをHレベルからLレベルにし(図13
のタイミングt24)、ステップS1106に進む。ス
テップS1106で、Aマイコン1がSCKに同期した
SIを入力することによってBマイコン2からの応答デ
ータをシリアル受信する(図13のタイミングt25か
らt26、表1のBマイコン2の処理後にAマイコン1
に転送するデータ)。逆に、この時、Bマイコン2がS
CKに同期したSIを出力することによってAマイコン
1に応答データがシリアル通信される。次にステップS
1107に進む。ステップS1107で、シリアル受信
が終了した後、受信した応答データが正常か否か判定す
る。正常な応答データであれば、ステップS1109に
進む。ステップS1109で、受信したデータを所定デ
ータにセットし、ステップS1110進む。
【0063】ステップS1103でBRDYがHレベル
のまま、次のステップS1104でタイマがタイムアッ
プした場合、ステップS1108に進み、受信エラーと
する。ステップS1107で受信した応答データが正常
でない場合、つまり、あり得ないデータであった場合に
は、ステップS1108に進み、受信エラーとする。こ
のあり得ないデータとは、応答データ(Bマイコン2の
処理にAマイコン1に転送するデータ)が表1で示され
るデータ以外であった場合である。
【0064】次のステップS1110で、Aマイコン1
受信処理を終了し、図6のステップS607に進む。つ
まり、Aマイコン1がARDYをLレベルからHレベル
にした後、所定のタイマ時間内に前述のBマイコン2送
信処理によってBRDYをHレベルからLレベルになら
なかった場合、またはAマイコン1が受信した応答デー
タが正常なデータでない場合、受信エラーとして、前述
のシリアルエラー処理を行う。
【0065】以上のように、タイマはAマイコン1が何
らかの理由で正常に動作しなくなったことを検出するた
めのものである。また、正常にシリアル通信が成立しな
かったことを検出するためのものである。
【0066】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、以下の効
果がある。請求項1のカメラに於いては、シリアルデー
タ通信において、主制御装置がシリアルデータ通信異常
を検出した場合には、主制御装置は電気的に接続された
信号ラインの少なくとも1本を用いて主制御装置から振
れ補正制御装置への出力信号によって振れ補正制御装置
を動作状態から停止状態に遷移させるので、シリアル通
信エラーとなって、振れ補正制御装置が暴走したり、振
れ補正制御装置が勝手に動作して振れ補正の制御を行う
ことが無く、駆動装置等の振れ補正に必要な装置で消耗
する電流が抑えられ、かつ、不具合の発生や不具合の拡
大を未然に防ぐことができる。
【0067】請求項2のカメラに於いては、主制御装置
の振れ補正制御装置へのシリアルデータ通信から、所定
時間経過しても振れ補正制御装置から振れ補正制御装置
へシリアルデータ通信が行われなかった場合に主制御装
置は電気的に接続された信号ラインの少なくとも1本の
信号によって振れ補正制御装置を動作状態から停止状態
に遷移させるので、振れ補正制御装置が暴走したり、振
れ補正制御装置が勝手に動作して振れ補正の制御を行う
ことが無く、駆動装置等の振れ補正に必要な装置で消耗
する電流が抑えられ、かつ、不具合の発生や不具合の拡
大を未然に防ぐことができる。
【0068】請求項3のカメラに於いては、主制御装置
の振れ補正制御装置へのシリアルデータ送信において、
所定時間内に振れ補正制御装置からの応答信号がないこ
とを主制御装置が検出した場合、シリアルデータ通信異
常としたので、請求項1あるいは請求項2に加え、より
確実に主制御装置がシリアルデータ通信異常を検出で
き、請求項1あるいは請求項2の効果が高まる。
【0069】請求項4のカメラに於いては、主制御装置
の振れ補正制御装置からのシリアルデータ受信におい
て、所定時間内に振れ補正制御装置からの応答信号がな
いことを主制御装置が検出した場合、シリアルデータ通
信異常とするので、請求項1あるいは請求項2に加え、
より確実に主制御装置がシリアルデータ通信異常を検出
でき、請求項1あるいは請求項2の効果が高まる。
【0070】請求項5のカメラに於いては、主制御装置
の振れ補正制御装置からのシリアルデータ受信におい
て、シリアルデータ受信で受信したデータが正常でない
ことを主制御装置が検出した場合、シリアルデータ通信
異常とするので、請求項1あるいは請求項2に加え、よ
り確実に振れ主制御装置がシリアルデータ通信異常を検
出でき、請求項1あるいは請求項2の効果が高まる。
【0071】請求項6のカメラに於いては、シリアルデ
ータ通信異常となり、振れ補正制御装置が停止状態に遷
移した場合、電気的に接続された信号ラインの少なくと
も1本を用いた主制御装置から振れ補正制御装置への出
力信号によって振れ補正制御装置の停止状態を解除する
ことを特徴とするので、請求項1の効果に加え、一旦、
振れ補正制御装置が停止状態になった場合もその後、動
作状態にでき、振れ補正制御装置の制御が可能な状態に
することができる。
【0072】請求項7のカメラに於いては、主制御装置
の振れ補正制御装置へのシリアルデータ通信から、所定
時間経過しても振れ補正制御装置から主制御装置へシリ
アルデータ通信が行われなかった場合に振れ補正制御装
置が停止状態に遷移した場合、電気的に接続された信号
ラインの少なくとも1本を用いた主制御装置から振れ補
正制御装置への出力信号によって振れ補正制御装置の停
止状態を解除するので、請求項2の効果に加え、一旦、
振れ補正制御装置が停止状態になった場合もその後、動
作状態にでき、振れ補正制御装置の制御が可能な状態に
することができる。
【0073】請求項8のカメラに於いては、さらに制御
装置は、振れ補正制御装置の停止状態の解除後、主制御
装置から振れ補正制御装置へのシリアルデータ通信によ
って振れ補正制御装置が光軸変化装置を所定の基準位置
に駆動させるので、請求項6あるいは請求項7の効果に
加え、たとえ、シリアルデータ通信異常、或いは、振れ
補正制御装置からのシリアルデータ通信がなく、振れ補
正制御装置が暴走、或いは、勝手に動作に停止した場合
に光軸が途中のどこかの位置で停止していても、光軸変
化装置は所定の基準位置に駆動させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の振れ補正機能を有するカメラの構成を
示すブロック図である。
【図2】本発明の振れ補正機能を有するカメラのAマイ
コンの全体の処理を示すフローチャートである。
【図3】本発明の振れ補正機能を有するカメラのAマイ
コンの電源投入時、メインスイッチオン時、Aマイコン
とBマイコンとのシリアル通信エラー時の処理である。
【図4】本発明の振れ補正機能を有するカメラのAマイ
コンの撮影処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明の振れ補正機能を有するカメラの図4の
Aマイコンの撮影処理に引き続く処理を示すフローチャ
ートである。
【図6】本発明の振れ補正機能を有するカメラのAマイ
コンのBマイコンとのシリアル通信時の処理を示すフロ
ーチャートである。
【図7】本発明の振れ補正機能を有するカメラのBマイ
コンのAマイコンとのシリアル通信、その他の処理を示
すフローチャートである。
【図8】本発明の振れ補正機能を有するカメラのAマイ
コンのBマイコンへの送信処理を示すフローチャートで
ある。
【図9】本発明の振れ補正機能を有するカメラのBマイ
コンのAマイコンからの受信処理を示すフローチャート
である。
【図10】本発明の振れ補正機能を有するカメラのBマ
イコンのAマイコンへの送信処理を示すフローチャート
である。
【図11】本発明の振れ補正機能を有するカメラのAマ
イコンのBマイコンからの受信処理を示すフローチャー
トである。
【図12】本発明のAマイコンからBマイコンへの通信
の1例を示すタイミングチャートである。
【図13】本発明のBマイコンからAマイコンへの通信
の1例を示すタイミングチャートである。
【図14】本発明の電源投入時のAマイコンの処理の様
子を示すタイミングチャートである。
【図15】本発明のAマイコンのシリアルエラー検出時
の処理の様子を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 …Aマイコン 2 …Bマイコン 3 …測光回路 4 …測距回路 5 …EEPROM 6 …LCD 7 …ストロボ回路 8 …振れ状態表示器 9 …振れ検出回路(X軸方向) 10 …振れ検出回路(Y軸方向) 11 …モータ駆動回路(X軸方向) 12 …モータ駆動回路(Y軸方向) 13 …モータ(X軸方向) 14 …モータ(Y軸方向) 15 …撮影レンズ 16 …撮影レンズ 17 …振れ補正レンズ 18 …フォーカシングレンズ 19 …レンズ位置検出回路(X軸方向) 20 …レンズ位置検出回路(Y軸方向) 21 …メインスイッチ 22 …半押しスイッチ 23 …全押しスイッチ 24 …モードスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G03B 17/14 G03B 17/14 (56)参考文献 特開 平3−24529(JP,A) 特開 平1−185611(JP,A) 特開 昭62−176(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 5/00 G03B 17/14

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラの一連の撮影露出動作を制御する
    主制御装置と、 カメラの振れを検出する振れ検出装置と、 撮影レンズの光軸を変化させるための光軸変化装置と、 前記光軸変化装置を駆動する駆動装置と、 前記振れ検出装置からの出力に基づき前記駆動装置を制
    御し、前記光軸変化装置を駆動することによって、振れ
    補正を実行する振れ補正制御装置と、を備え、 前記振れ補正制御装置は、少なくとも動作していない停
    止状態と、動作している動作状態とを有し、 前記主制御装置と前記振れ補正制御装置とは電気的に接
    続されており、前記主制御装置と前記振れ補正制御装置
    との間でシリアルデータ通信を行うことによって前記主
    制御装置が前記振れ補正制御装置を制御するカメラにお
    いて、 前記主制御装置は、前記シリアルデータ通信の際に前記
    主制御装置がシリアルデータ通信異常を検出した場合、
    前記の電気的に接続された信号ラインの少なくとも1本
    を用いて前記主制御装置から前記振れ補正制御装置への
    出力信号によって前記振れ補正制御装置を前記動作状態
    から前記停止状態に遷移させることを特徴とする振れ補
    正機能を有するカメラ。
  2. 【請求項2】 カメラの一連の撮影露出動作を制御する
    主制御装置と、 カメラの振れを検出する振れ検出装置と、 撮影レンズの光軸を変化させるための光軸変化装置と、 前記光軸変化装置を駆動する駆動装置と、 前記振れ検出装置からの出力に基づき前記駆動装置を制
    御し、前記光軸変化装置を駆動することによって、振れ
    補正を実行する振れ補正制御装置と、を備え、 前記振れ補正制御装置は、少なくとも動作していない停
    止状態と、動作している動作状態とを有し、 前記主制御装置と前記振れ補正制御装置とは電気的に接
    続されており、前記主制御装置が前記振れ補正制御装置
    へシリアルデータ通信を行うことで前記振れ補正制御装
    置が所定の制御を行い、前記所定の制御が終了したこと
    に応じて前記振れ補正制御装置が前記主制御装置へシリ
    アルデータ通信を行うことで前記所定の制御が終了した
    ことを前記主制御装置に認識させるカメラにおいて、 前記主制御装置は、前記主制御装置の前記振れ補正制御
    装置へのシリアルデータ通信から、所定時間経過しても
    前記振れ補正制御装置から前記主制御装置へシリアルデ
    ータ通信が行われなかった場合に前記の電気的に接続さ
    れた信号ラインの少なくとも1本の信号によって前記振
    れ補正制御装置を前記動作状態から前記停止状態に遷移
    させることを特徴とする振れ補正機能を有するカメラ。
  3. 【請求項3】 前記主制御装置の前記振れ補正制御装置
    へのシリアルデータ送信において、所定時間内に前記振
    れ補正制御装置からの応答信号がないことを前記主制御
    装置が検出した場合、前記主制御装置はシリアルデータ
    通信異常と判断することを特徴とする請求項1記載の振
    れ補正機能を有するカメラ。
  4. 【請求項4】 前記主制御装置の前記振れ補正制御装置
    からのシリアルデータ受信において、所定時間内に前記
    振れ補正制御装置からの応答信号がないことを前記主制
    御装置が検出した場合、前記主制御装置はシリアルデー
    タ通信異常と判断することを特徴とする請求項1記載の
    振れ補正機能を有するカメラ。
  5. 【請求項5】 前記主制御装置の前記振れ補正制御装置
    からのシリアルデータ受信において、前記シリアルデー
    タ受信で受信したデータが正常でないことを前記主制御
    装置が検出した場合、前記主制御装置はシリアルデータ
    通信異常と判断することを特徴とする請求項1記載の振
    れ補正機能を有するカメラ。
  6. 【請求項6】 前記主制御装置は、前記シリアルデータ
    通信異常となり、前記振れ補正制御装置が前記停止状態
    に遷移した場合、前記の電気的に接続された信号ライン
    の少なくとも1本を用いた前記主制御装置から前記振れ
    補正制御装置への前記出力信号によって前記振れ補正制
    御装置の停止状態を解除することを特徴とする請求項1
    あるいは請求項3乃至5記載の振れ補正機能を有するカ
    メラ。
  7. 【請求項7】 前記主制御装置の前記振れ補正制御装置
    へのシリアルデータ通信から、所定時間経過しても前記
    振れ補正制御装置から前記主制御装置へシリアルデータ
    通信が行われなかった場合に前記振れ補正制御装置が前
    記停止状態に遷移した場合、前記主制御装置は、前記の
    電気的に接続された信号ラインの少なくとも1本を用い
    た前記主制御装置から前記振れ補正制御装置への前記出
    力信号によって前記振れ補正制御装置の停止状態を解除
    することを特徴とする請求項2記載の振れ補正機能を有
    するカメラ。
  8. 【請求項8】 さらに前記主制御装置は、前記振れ補正
    制御装置の停止状態の解除後、前記主制御装置から前記
    振れ補正制御装置へのシリアルデータ通信によって前記
    振れ補正制御装置が前記光軸変化装置を所定の基準位置
    に駆動させることを特徴とする請求項6あるいは請求項
    7記載の振れ補正機能を有するカメラ。
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