JP2019020882A - ライフログ活用システム、方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ライフログの共有に対する関心及び動機を高めることが可能なライフログ活用システム、方法及びプログラムを提供する。【解決手段】ライフログ活用システム10は、同時期又は所定時間内にそれぞれ取得された、イベント情報、感情情報及び行動情報のうち少なくとも2つを紐付けし、ユーザUaのライフログD1として記録し、ライフログD1又は該ライフログD1から生成した情報(編集コンテンツD4)を、ライフコンテンツとして少なくともユーザUaに対して出力する。そして、ライフログ活用システム10は、ユーザUaからの共有承認を受け付けたことを条件に、ユーザUbに対するライフコンテンツの出力を許可する。【選択図】図2

Description

本発明は、対象者から収集したライフログを活用するライフログ活用システム、方法及びプログラムに関する。
近時、情報処理技術の飛躍的な発展に伴って、いわゆるビッグデータを分析することで、人々の生活をより豊かにするためのサービスが提供されつつある。例えば、対象者から収集したライフログを活用する技術が種々開発されている。
特許文献1では、イベントの発生をトリガとして携帯機器の操作に起因する検知回数を計測し、対象者の感情に影響を与えたイベントとして記録及び表示するイベント記録装置が提案されている。具体例として、打鍵密度情報をブログとしてネットワークに公開し、他者と共有する旨の記載がある。
特開2014−191731号公報([0091]、図21等)
ところで、特許文献1で提案される装置では、感情に影響を与えたイベントに関する情報を単に提示するにすぎず、イベントの発生に対する対象者の行動又は感情の関連性まで把握することができない。そこで、対象者の体験を通じて同時かつ多角的に取得された様々な情報を盛り込んだライフログを生成・共有することで、他者との共感が生まれやすくなると考えられる。
しかしながら、対象者のライフログを解析することで当該対象者の行動を把握し得ることから、ライフログは、個人情報としての側面を有するとも言える。その結果、個人情報の保護に関する意識が高い対象者がライフログを共有することに不安を抱く場合があり、ライフログの共有サービスの運用に対して十分な理解が得られないという懸念がある。
本発明は上記した問題を解決するためになされたものであり、ライフログの共有に対する関心及び動機を高めることが可能なライフログ活用システム、方法及びプログラムを提供することを目的とする。
第1の本発明に係るライフログ活用システムは、対象者の周囲で起きるイベント又は前記対象者が関与するイベントに関するイベント情報を取得するイベント情報取得部、前記対象者の感情状態を示す感情情報を取得する感情情報取得部、及び前記対象者の行動を示す行動情報を取得する行動情報取得部のうち少なくとも2つと、同時期又は所定時間内にそれぞれ取得された、前記イベント情報取得部による前記イベント情報、前記感情情報取得部による前記感情情報、及び前記行動情報取得部による前記行動情報のうち少なくとも2つを紐付けし、前記対象者のライフログとして記録するライフログ記録部と、前記ライフログ記録部により記録された前記ライフログ又は該ライフログから生成した情報を、ライフコンテンツとして少なくとも前記対象者に対して出力するコンテンツ出力部と、前記対象者からの共有承認を受け付けたことを条件に、前記コンテンツ出力部による他の対象者に対する前記ライフコンテンツの出力を許可するデータ処理を行う共有ログ管理部と、を備える。
このように、イベント情報、感情情報及び行動情報のうち少なくとも2つを紐付けたライフログを用いることで、他者のライフログを通じて臨場感が溢れる追体験を行うことができる。一方、対象者からの共有承認を受け付けたことを条件に、他の対象者に対するライフコンテンツの出力を許可するので、対象者は、自らの意思決定に基づく許可範囲内にて個人情報を他者に開示することができる。これにより、ライフログの共有に対する関心及び動機を高めることができる。
また、当該システムは、所定の検索条件を満たす前記ライフログを注目ログとして特定するライフログ特定部をさらに備え、前記共有ログ管理部は、前記ライフログ特定部により特定された前記注目ログの提供元である前記対象者に対して前記共有承認を求める問合せ処理を行ってもよい。これにより、ライフログの共有を促進することができる。
また、前記ライフログ特定部は、前記感情情報の変化が閾値以上である前記ライフログを特定してもよい。これにより、感情状態の変化を通じて対象者の無意識的な気付きを検出可能となり、大量のライフログの中から魅力的なコンテンツになり得る注目ログを適切に抽出することができる。
また、前記共有ログ管理部は、前記他の対象者から提供された前記ライフコンテンツの出力前後にわたる前記対象者の感情情報の変化が閾値以上であった場合、前記対象者の前記ライフコンテンツの共有承認を求める問合せ処理を行ってもよい。感情状態の変化を通じて、自身のライフログを提供する動機付けが発生した対象者に適時に問い合わせることで、ライフログの共有をさらに促進することができる。
また、当該システムは、前記対象者の生体活動を示す生体情報を取得する生体情報取得部をさらに備え、前記感情情報取得部は、前記生体情報取得部により取得された前記生体情報に基づいて前記感情情報を取得してもよい。
また、当該システムは、前記共有承認に応じて前記対象者に対してインセンティブを付与するインセンティブ管理部をさらに備えてもよい。インセンティブを通じて、ライフログの共有に対する動機付けを一層高めることができる。
また、前記インセンティブ管理部は、前記ライフログのデータ量、希少度、流行度、需要度、及び前記共有承認の回数のうち少なくとも1つに応じて異なる前記インセンティブを付与してもよい。
また、前記インセンティブ管理部は、前記問合せ処理の開始時点から前記共有承認の受け付け時点までの時間の長さに応じて異なる前記インセンティブを付与してもよい。
また、前記インセンティブ管理部は、前記問合せ処理の実行前に前記共有承認を受け付けた場合、前記問合せ処理の実行後に前記共有承認を受け付けた場合よりも大きい前記インセンティブを付与してもよい。これにより、対象者にとって速やかに、かつ自発的にライフログを共有する動機付けが起こるので、ライフログの共有をさらに促進することができる。
また、当該システムは、前記感情情報の変化が閾値以上である前記ライフログを解析することで前記イベント情報又は前記行動情報に関する情報共通性を抽出する共通性抽出部と、前記共通性抽出部により抽出された前記情報共通性に基づいて、前記対象者の特性タイプ又は特性パターンを推定する特性推定部と、をさらに備え、前記共有ログ管理部は、前記ライフコンテンツの出力が許可された他の対象者によって、前記情報共通性、前記特性タイプ及び前記特性パターンのうち少なくとも1つを検索可能に構成されてもよい。これにより、自身と似通った特性を有する他者のライフログを探し易くなる。
第2の本発明に係るライフログ活用方法は、対象者の周囲で起きるイベント又は前記対象者が関与するイベントに関するイベント情報を取得するイベント情報取得ステップ、前記対象者の感情状態を示す感情情報を取得する感情情報取得ステップ、及び前記対象者の行動を示す行動情報を取得する行動情報取得ステップのうち少なくとも2つのステップと、同時期又は所定時間内にそれぞれ取得された、前記イベント情報、前記感情情報及び前記行動情報のうち少なくとも2つを紐付けし、前記対象者のライフログとして記録する記録ステップと、記録された前記ライフログ又は該ライフログから生成した情報を、ライフコンテンツとして少なくとも前記対象者に対して出力する出力ステップと、前記対象者からの共有承認を受け付けたことを条件に、前記出力ステップによる他の対象者に対する前記ライフコンテンツの出力を許可するデータ処理を行う共有管理ステップと、を1つ又は複数のコンピュータが実行する。
第3の本発明に係るライフログ活用プログラムは、対象者の周囲で起きるイベント又は前記対象者が関与するイベントに関するイベント情報を取得するイベント情報取得ステップ、前記対象者の感情状態を示す感情情報を取得する感情情報取得ステップ、及び前記対象者の行動を示す行動情報を取得する行動情報取得ステップのうち少なくとも2つと、同時期又は所定時間内にそれぞれ取得された、前記イベント情報、前記感情情報及び前記行動情報のうち少なくとも2つを紐付けし、前記対象者のライフログとして記録する記録ステップと、記録された前記ライフログ又は該ライフログから生成した情報を、ライフコンテンツとして少なくとも前記対象者に対して出力する出力ステップと、前記対象者からの共有承認を受け付けたことを条件に、前記出力ステップによる他の対象者に対する前記ライフコンテンツの出力を許可するデータ処理を行う共有管理ステップと、を1つ又は複数のコンピュータに実行させる。
本発明に係るライフログ活用システム、方法及びプログラムによれば、ライフログの共有に対する関心及び動機を高めることができる。
本発明の一実施形態におけるライフログ活用システムの全体構成図である。 図1に示すログ管理サーバの機能ブロック図である。 図1に示すライフログ活用システムの動作説明に供される第1のフローチャートである。 図1に示すライフログ活用システムの動作説明に供される第2のフローチャートである。 図1に示すライフログ活用システムの動作説明に供される第3のフローチャートである。 ユーザ特性の推定結果を例示する図である。 共有許否の問合せ画面を例示する画像図である。 インセンティブの付与量を決定する方法を模式的に示す図である。 図9Aは、ライフログのデータ構造を例示する図である。図9Bは、分類データのデータ構造を例示する図である。図9Cは、個人データのデータ構造を例示する図である。 図1に示すライフログ活用システムの動作説明に供される第4のフローチャートである。 編集コンテンツの出力形態の一例を示す図である。
以下、本発明に係るライフログ活用システムについて、ライフログ活用方法及びライフログ活用プログラムとの関係において好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。
[ライフログ活用システム10の構成]
<全体構成>
図1は、本発明の一実施形態におけるライフログ活用システム10の全体構成図である。ライフログ活用システム10は、サービスの利用登録がなされたユーザUa、Ub毎にライフログD1(図2)を収集し、魅力的なコンテンツとしてのライフログD1を相互に共有可能に構成されるシステムである。具体的には、このライフログ活用システム10は、ログ管理サーバ12と、データセンタ14と、ウェアラブルコンピュータ16と、を含んで構成される。
ログ管理サーバ12は、ライフログ活用システム10の中心的役割を担うコンピュータである。ログ管理サーバ12は、通信モジュール18と、CPU20(Central Processing Unit)と、メモリ22と、を含んで構成される。なお、メモリ22は、非一過性であり、かつ、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体で構成されている。
データセンタ14内に設置されたサーバ(不図示)により、後述する複数種類のデータベースが構築されている。データセンタ14は、ネットワークNW(例えば、インターネット)を介して、ログ管理サーバ12と相互に通信可能に構成されている。これにより、ログ管理サーバ12とデータセンタ14の間でデータの遣り取りが可能となる。
ウェアラブルコンピュータ16は、ユーザUa、Ubが装着した状態で使用可能な多機能・多目的装置であり、例えば、筐体、制御基板、表示パネル、スピーカ、又は複数のセンサを含んで構成される。これにより、ウェアラブルコンピュータ16は、行動情報取得部26、生体情報取得部28、及びコンテンツ出力部30として機能する。
ウェアラブルコンピュータ16に搭載されるセンサは、例えば、カメラ、バイタルセンサ、モーションセンサ、位置センサ、又は音声センサのいずれであってもよい。これらのセンサ値を解析することで、具体的には、ユーザUa、Ubの心拍、脈拍、血圧、瞳孔、視線、動き、位置、又は音声を検出可能である。
本図の例では、ウェアラブルコンピュータ16は、いわゆるVR(Virtual Reality)ゴーグルで構成されているが、他の形態を有するヘッドマウントディスプレイであってもよい。また、ウェアラブルコンピュータ16は、備え付けの出力装置(例えば、ディスプレイ、プロジェクタ)と通信可能に構成され、自身に代わってこの出力装置に映像を表示させてもよい。
<ログ管理サーバ12の機能ブロック図>
図2は、図1に示すログ管理サーバ12の機能ブロック図である。ログ管理サーバ12のCPU20は、メモリ22に格納されたプログラムを読み出して実行することで、データベース処理部50、送受信制御部52、情報処理部54及び運営処理部56として機能する。
情報処理部54は、イベント情報取得部58と、感情情報取得部59と、ライフログ特定部60と、特性推定部61と、共通性抽出部62と、コンテンツ編集部63と、を含んで構成される。運営処理部56は、共有ログ管理部64と、インセンティブ管理部66と、を含んで構成される。
データセンタ14には、例えば、3種類のデータベース、具体的には、ライフログD1に関するデータベース(以下、ライフログDB71)と、ライフログD1の分類データD2に関するデータベース(以下、ログ分類情報DB72)と、個人データD3に関するデータベース(以下、ユーザ情報DB73)が構築されている。
[ライフログ活用システム10の動作]
本実施形態におけるライフログ活用システム10は、以上のように構成される。続いて、ライフログ活用システム10の動作について、図3〜図11を参照しながら説明する。
<第1の動作;ライフログD1の記録>
図3のステップS1において、ライフログ活用システム10は、ライフログD1の生成に供される各種情報を取得する。具体的には、ステップS1aでは、行動情報取得部26は、ユーザUaの行動を示す情報(以下、行動情報)を取得する。ステップS1bでは、生体情報取得部28は、ユーザUaの生体活動を示す情報(以下、生体情報)を取得する。
なお、ステップS1a、S1bは、同期的に実行されてもよいし、非同期的に(例えば、異なる周期毎に)実行されてもよい。ウェアラブルコンピュータ16は、所定のデータ量が蓄積されたことをトリガとして、行動情報及び生体情報を含み、かつ、ユーザUaから収集されるデータ(以下、収集データ)をログ管理サーバ12に向けて送信する。
ログ管理サーバ12は、中継機器24、ネットワークNW及び通信モジュール18を介して、各々のユーザ(ここでは、ユーザUa)からの収集データを受信及び取得した後、メモリ22に一時的に格納させる。
ステップS2において、イベント情報取得部58は、ステップS1により取得された情報(特に、行動情報)に紐付けされるイベント情報を取得する。具体的には、イベント情報取得部58は、行動情報の一部を抽出することで又は行動情報の内容を解析してイベントを推定することで、このイベント情報を取得する。
ここで、「イベント情報」とは、ユーザUaの周囲で起きるイベント又はユーザUaが関与するイベントに関する情報である。このイベントは、行動分析が可能な程度に分類された行動単位であればよく、抽象的な事象(例えば、旅行、デート、祭り)であってもよいし、個別・具体的な事象(例えば、出会い、会話、通勤移動中)であってもよい。
ステップS3において、感情情報取得部59は、ステップS1により取得された情報(つまり、収集データ)に紐付けされる感情情報を取得する。具体的には、感情情報取得部59は、収集データに含まれる生体情報に基づいてユーザUaの感情状態を推定し、この推定結果(定量値)を感情情報として取得する。
感情情報取得部59は、この推定に先立ち、例えば、心拍数の変化を捉えて感情の高ぶりを検知してもよいし、顔を含むカメラ画像に対して画像処理を行うことで表情を検知してもよい。そして、感情情報取得部59は、上記した1つ又は複数の検知結果に基づいて、ユーザUaの感情状態を1つ又は複数のパラメータ(例えば、喜び/怒り/哀しさ/楽しさ)を用いて定量化する。
ここで、感情情報取得部59は、ユーザUaの生体情報に基づいて感情情報を生成しているが、感情情報の取得方法はこれに限られない。例えば、感情情報取得部59は、収集時間(例えば、日付、時・分・秒単位のいずれか)により上記した収集データに紐付けされたデータ(ここでは、ユーザUaの感情情報)を、ログ管理サーバ12とは異なる外部装置から新たに取得してもよい。
ステップS4において、データセンタ14(より詳しくは、ライフログDB71)は、ステップS1〜S3で取得された情報を紐付けし、ユーザUaのライフログD1として記録する。この記録に先立ち、データベース処理部50は、同時期又は所定時間内に取得された情報同士を対応付ける処理(つまり、データの結合処理)を行う。
先ず、データベース処理部50は、行動情報の取得時間が、生体情報の取得時間と許可範囲内(例えば、1分以内)で一致する場合、相互に関連性があるとして行動情報と生体情報との紐付けを行う。その後、データベース処理部50は、イベント情報を紐付けし得る所定条件を満たす場合、先に紐付けされた情報セット(行動情報と生体情報)に対してさらにイベント情報との紐付けを行う。
図9Aは、ライフログD1のデータ構造を例示する図である。本図は、ライフログDB71の構成単位であるレコードに相当する。ライフログD1は、ライフログIDと、ユーザIDと、取得時区間と、収集データ(行動情報、生体情報及びイベント情報を含む)と、感情情報と、を含んで構成される。ここで、ライフログID(=12345)は、ライフログD1に固有の識別子である。また、ユーザID(=98765)は、ユーザUaに固有の識別子である。
なお、図9Aに示すライフログD1のレコードを生成可能であれば、例えば、階層型、ネットワーク型又はリレーショナル型を含む任意の種類のデータベースを採用してもよい。後述する分類データD2(図9B)、個人データD3(図9C)についても同様である。
その後、送受信制御部52は、ライフログD1を含む記録用データを、データセンタ14に向けて送信する。これにより、ライフログDB71は、少なくとも、行動情報、生体情報、イベント情報及び感情情報を紐付けしてなる、ユーザUaのライフログD1を記録する。
このようにして、ライフログ活用システム10は、第1の動作(ライフログD1の記録)を終了する。ライフログ活用システム10は、定期的又は不定期に、図3のフローチャートを反復して実行することで、サービスの利用登録がなされたユーザUaのライフログD1を逐次収集することができる。同様に、ライフログ活用システム10は、上記した第1の動作を行うことで、ユーザUaとは別のユーザUbのライフログD1を逐次収集する。
<第2の動作;分類データD2の生成>
図4のステップS11において、データベース処理部50は、データセンタ14のライフログDB71を参照し、未解析であるライフログD1(任意のレコード数)を読み出す。この解析状態は、例えば、ライフログD1のタグ情報(例えば、解析状態を示すフラグ)を参照することで判別される。
ステップS12において、ライフログ特定部60は、ステップS11で読み出されたライフログD1の内容を解析し、共有に値するコンテンツを示すライフログD1(以下、注目ログ)であるか否かを特定する。例えば、ライフログ特定部60は、感情情報の変化が閾値以上であるライフログD1、又は、行動情報の統計的な乖離度が閾値以上であるライフログD1を注目ログとして特定してもよい。
ステップS13において、ライフログ特定部60は、ステップS12で解析されたライフログD1が注目ログに該当するか否かを判定する。具体的には、解析対象の中に注目ログが存在しないと判定された場合(ステップS13:NO)、図4のフローチャートをそのまま終了する。一方、解析対象の中に注目ログが存在すると判定された場合(ステップS13:YES)、次のステップ(S14)に進む。
ステップS14において、共通性抽出部62は、ステップS13で特定された注目ログ(ここでは、感情情報の変化が閾値以上であるライフログD1)を解析することで、イベント情報又は行動情報に関する共通性(以下、情報共通性)を抽出する。そして、共通性抽出部62は、この注目ログを所定の規則に従って分類し、「感情」「イベント」「行動」に関する分類項目を付与する。
ステップS15において、特性推定部61は、ステップS14での分類結果に基づいてユーザUaの特性(以下、ユーザ特性)を推定する。具体的には、特性推定部61は、ステップS14で付与された分類項目(感情/イベント/行動)の組み合わせに応じて1つ又は複数のユーザ特性(タイプ又はパターン)を推定する。例えば、複数の注目ログが存在する場合、最頻値(多数決)の採用、平均処理を含む統計的手法を用いて、最も相応しいユーザ特性が求められる。
図6は、ユーザ特性の推定結果を例示する図である。本図は、3種類の分類項目(感情、イベント及び行動)の組み合わせに対するユーザ特性の関係を示すテーブルデータに相当する。例えば、感情が「喜び」、イベントが「人との出会い」、行動が「話しかけた」である場合、「アクティブ」というユーザ特性が得られる。ユーザ特性の内容には、アクティブの他、例えば、堅実、感情的、短気、素直、節約が含まれる。
このように、特性推定部61は、1つ又は複数の注目ログに含まれるイベント情報又は行動情報の共通性を抽出することで、ユーザUaの特性を推定してもよい。これにより、無意識的であったユーザ特性を表出化することができる。
図4のステップS16において、データセンタ14(より詳しくは、ログ分類情報DB72)は、ステップS14で付与された分類項目、ステップS15で推定されたユーザ特性を含む分類データD2を記録する。
図9Bは、分類データD2のデータ構造を例示する図である。本図は、ログ分類情報DB72の構成単位であるレコードに相当する。分類データD2は、注目ログID、ライフログID、ユーザID、及び分類項目(感情/イベント/行動/ユーザ特性)を含んで構成される。ここで、注目ログID(=678)は、ログ分類情報DB72で一元的に管理される、分類データD2に固有の識別子である。
その後、送受信制御部52は、分類データD2を含む記録用データを、データセンタ14に向けて送信する。これにより、ログ分類情報DB72は、特定のライフログD1(注目ログ)に関する分類データD2を記録する。
このようにして、ライフログ活用システム10は、第2の動作(分類データD2の生成)を終了する。ライフログ活用システム10は、例えば、ログ管理サーバ12の稼働率が低い時間帯に、図4のフローチャートを反復して実行することで、大量のライフログD1の中から魅力的なコンテンツを特定し、分類することができる。
<第3の動作;ライフログD1の共有>
図5のステップS21において、共有ログ管理部64は、魅力コンテンツの検索条件を生成する。ここで、「魅力コンテンツ」とは、相当数のユーザが追体験したいと考えられる、商品価値の高いコンテンツである。検索条件は、例えば、感動度、希少度、有名度、流行度又は需要度が高いもの(人、物、又は情報)が挙げられる。
ステップS22において、共有ログ管理部64は、ステップS21で生成された検索条件に合致する注目ログ(ライフログD1)及び分類データD2を読み出し取得する。
ステップS23において、共有ログ管理部64は、ステップS22で読み出された注目ログの提供先(ユーザUa)に対して共有承認を求める問合せ処理を行う。具体的には、送受信制御部52は、共有ログ管理部64が生成した問合せ要求信号を、ユーザUaのウェアラブルコンピュータ16に向けて送信する。これにより、ウェアラブルコンピュータ16は、搭載される表示機能を用いて、共有許否の問合せ画面を可視的に表示する。
図7に示すように、ウェアラブルコンピュータ16の表示領域80内には、問合せ内容を示すメッセージ欄81と、コンテンツを示すサムネイル82と、[YES][NO]と表記された2つのボタン83と、が配置されている。いずれか一方のボタン83(YES/NO)を選択するユーザUaの操作がトリガとなって、次のステップ(S24)に進む。
図5のステップS24において、共有ログ管理部64は、ステップS23で行われた問合せ処理に対するユーザUaの回答結果を確認する。「YES」が選択された場合(ステップS24:許可する)、次のステップS25に進む。一方、「NO」が選択された場合(ステップS24:許可しない)、ステップS25、S26を省略し、図5のフローチャートをそのまま終了する。
ステップS25において、インセンティブ管理部66は、ライフログD1の共有承認に伴うインセンティブ(対価)の付与量を決定する。このインセンティブは、例えば、本サービスを受ける際の有利な条件、本サービスの参加者の等級を示す情報、物品又は金銭と交換可能なポイントである。
図8は、インセンティブの付与量を決定する方法を模式的に示す図である。グラフの横軸は時間(単位:日)を示すと共に、グラフの縦軸はインセンティブの付与量(任意の単位)を示す。ここで、時間t=0は、共有許否の問合せ処理(ステップS23)の開始時点に相当する。
本図から理解されるように、ライフログD1の種類に応じて異なる曲線が設定されている。例えば、「通常」の場合、インセンティブは、0≦t<Tn1の範囲では一定値(In1)であり、Tn1≦t<Tn2の範囲では線形的に減少し、t≧Tn2の範囲では一定値(In2)である。
これに対して、「流行性が高い」の場合、インセンティブは、0≦t<Th1の範囲では一定値(Ih1)であり、Th1≦t<Th2の範囲では線形的に減少し、t≧Th2の範囲では一定値(Ih2)である。つまり、インセンティブの付与量は、世間の注目度に概ね相関するように決定されており、Ih1>In1、Th1<Tn1の関係を満たす。
ところで、「流行性が低い」の場合、インセンティブは、時間(t)にかかわらず一定値(Ic)である。ライフログD1に興味をもつユーザ母集団が少ないものの、常に一定のニーズが見込めるからである。
このように、インセンティブ管理部66は、ライフログD1の共有承認に応じて(例えば、共有承認を行う度に)ユーザUaに対してインセンティブを付与する。インセンティブを通じて、ライフログD1の共有に対する動機付けを一層高めることができる。
また、インセンティブ管理部66は、ライフログD1のデータ量、希少度、流行度、需要度、及び共有承認の回数のうち少なくとも1つに応じて異なるインセンティブを付与してもよい。これと併せて又はこれとは別に、インセンティブ管理部66は、問合せ処理の開始時点から共有承認の受け付け時点までの時間の長さに応じて異なるインセンティブを付与してもよい。
また、インセンティブ管理部66は、問合せ処理(図5のステップS23)の実行前に共有承認を受け付けた場合、問合せ処理の実行後に共有承認を受け付けた場合よりも大きいインセンティブを付与してもよい。これにより、ユーザUaにとって速やかに、かつ自発的にライフログD1を共有する動機付けが起こるので、ライフログD1の共有をさらに促進することができる。
図5のステップS26において、データセンタ14(より詳しくは、ユーザ情報DB73)は、ステップS24、S25による演算結果に基づいて、ユーザUaに関する個人データD3を上書き更新する。
図9Cは、個人データD3のデータ構造を例示する図である。本図は、ユーザ情報DB73の構成単位であるレコードに相当する。個人データD3は、ユーザID、ユーザ特性(ここでは、アクティブ/短気/素直の3種類)、共有承認(フラグ値)、及びインセンティブ情報を含んで構成される。
ここで、共有承認フラグは、ライフログD1の共有許否の状態値に相当し、フラグ値が1の場合は「許可する」、フラグ値が0の場合は「許可しない」をそれぞれ示す。例えば、初期状態においてフラグ値は0であるが、初めて「許可する」旨を受け付けた場合、フラグ値を0から1に更新する。
また、インセンティブ情報は、インセンティブの付与状態を示す情報であり、一例として、付与量の合計又は付与履歴(付与時間・付与量・付与理由)が挙げられる。つまり、インセンティブ情報は、直近に決定された付与量を加味して更新される。
その後、送受信制御部52は、個人データD3を含む記録用データを、データセンタ14に向けて送信する。これにより、ユーザ情報DB73は、特定のライフログD1(注目ログ)に関する個人データD3を記録する。
このようにして、ライフログ活用システム10は、第3の動作(ライフログD1の共有)を終了する。ライフログ活用システム10は、例えば、ログ管理サーバ12の稼働率が低い時間帯に、図5のフローチャートを反復して実行することで、魅力コンテンツの提供先に対して問い合わせて、ライフログD1を共有することができる。
<第4の動作;編集コンテンツD4の出力>
ところで、ユーザUbは、他者のライフログD1を通じて臨場感が溢れる追体験を行ってみたいと考えることがある。この場合、ライフログ活用システム10は、ユーザUbに対して編集コンテンツD4を提供することができる。
図10のステップS31において、ログ管理サーバ12は、ユーザUbのウェアラブルコンピュータ16から所定の指示操作(つまり、ユーザUbの要求)を受け付けたか否かを判定する。指示操作を受け付けるためのインターフェース(HMI;Human Machine Interface)は、一覧表示されたコンテンツリストの中から選択する形態を含む、様々な形態を採用してもよい。
未だ指示操作を受け付けていない場合(ステップS31:NO)、この操作を受け付けるまでの間、ステップS31に留まる。一方、指示操作を受け付けた場合(ステップS31:YES)、次のステップS32に進む。
ステップS32において、データベース処理部50は、ステップS31での指示(コンテンツの選択)に応じてライフログDB71の検索処理を行い、検索条件に合致するライフログD1(以下、共有ログともいう)を読み出す。検索条件は、例えば、分類項目の一致性、共有承認フラグの値が挙げられる。
例えば、共有ログ管理部64は、ユーザUa、Ubの個人データD3を相互に参照し、ユーザ特性の組み合わせが一致又は類似し、かつ、ユーザUa、Ub同士の間で共有承認がなされているか否かを確認する。
ここで、共有ログ管理部64は、ライフコンテンツの出力が許可されたユーザUbが、共通性抽出部62により抽出された情報共通性、特性推定部61により推定された特性タイプ、特性パターンのうち少なくとも1つを検索可能に構成されてもよい。これにより、自身と似通った特性を有するユーザUaのライフログD1を探し易くなる。
ステップS33において、コンテンツ編集部63は、ステップS32で読み出した共有ログに対して必要に応じて編集処理を行う。この編集処理として、例えば、[1]動画又は静止画にアノテーションを付与する注釈処理、[2]時系列データをグラフ化するグラフ作成処理、[3]動画の再生時間を短縮する間引き処理・トリム処理、が挙げられる。
以下、ライフログD1及び該ライフログD1から生成された編集コンテンツD4を纏めて「ライフコンテンツ」という場合がある。なお、新たに生成された編集コンテンツD4をデータセンタ14(例えば、ライフログDB71)に記録させてもよい。
ステップS34において、コンテンツ出力部30は、ステップS32又はステップS33で得られたライフコンテンツをユーザUbに対して出力する。この出力に先立ち、送受信制御部52は、ユーザUbのウェアラブルコンピュータ16に向けてライフコンテンツを送信する。ウェアラブルコンピュータ16は、搭載される表示機能を用いて、ライフコンテンツ(ここでは、編集コンテンツD4)を可視的に表示する。
図11に示すように、ウェアラブルコンピュータ16の表示領域80内には、ユーザUaの目線から行動を映し出す仮想世界84が生成されている。この仮想世界84は、ユーザUaが南国の島を周遊している状況を示す再現動画85と、この再現動画85の右下隅部に重ねて配置されたグラフ86とからなる。グラフ86は、ユーザUaの感情状態(例えば、喜びの定量値)の時間変化を示す。
このように、コンテンツ出力部30は、少なくとも共有ログを用いて、ユーザUaの行動を仮想的に再現させる仮想世界84を生成可能に構成されてもよい。これにより、ユーザUbは、仮想世界84を通じて臨場感溢れる追体験を行うことができる。なお、ユーザUaは、共有承認の有無にかかわらず、自身のライフログD1による仮想世界84を体験することができる。
ところで、共有ログ管理部64は、ユーザUbから提供されたライフコンテンツ(ライフログD1又は編集コンテンツD4)の出力前後にわたるユーザUaの感情情報の変化が閾値以上であった場合、ユーザUaのライフコンテンツの共有承認を求める問合せ処理を行ってもよい。感情状態の変化を通じて、自身のライフログD1を提供する動機付けが発生したユーザUaに適時に問い合わせることで、ライフログD1の共有をさらに促進することができる。
[ライフログ活用システム10による効果]
以上のように、ライフログ活用システム10は、[1]ユーザUa(対象者)の周囲で起きるイベント又はユーザUaが関与するイベントに関するイベント情報を取得するイベント情報取得部58、ユーザUaの感情状態を示す感情情報を取得する感情情報取得部59、及びユーザUaの行動を示す行動情報を取得する行動情報取得部26のうち少なくとも2つと、[2]同時期又は所定時間内にそれぞれ取得された、イベント情報、感情情報及び行動情報のうち少なくとも2つを紐付けし、ユーザUaのライフログD1として記録するライフログDB71(ライフログ記録部)と、[3]記録されたライフログD1又は該ライフログD1から生成した情報(編集コンテンツD4)を、ライフコンテンツとして少なくともユーザUaに対して出力するコンテンツ出力部30と、[4]ユーザUaからの共有承認を受け付けたことを条件に、コンテンツ出力部30によるユーザUb(他の対象者)に対するライフコンテンツの出力を許可するデータ処理を行う共有ログ管理部64と、を備える。
また、このライフログ活用方法及びプログラムによれば、[1]イベント情報を取得するイベント情報取得ステップ(S2)、感情情報を取得する感情情報取得ステップ(S3)、及び行動情報を取得する行動情報取得ステップ(S1)のうち少なくとも2つのステップと、[2]ライフログD1を記録する記録ステップ(S4)と、[3]ライフログD1又は該ライフログD1から生成した情報(編集コンテンツD4)を少なくともユーザUaに対して出力する出力ステップ(S34)と、[4]ユーザUaからの共有承認を受け付けたことを条件に、ユーザUbに対するライフコンテンツの出力を許可するデータ処理を行う共有管理ステップ(S26)と、を1つ又は複数のコンピュータが実行する。
このように、イベント情報、感情情報及び行動情報のうち少なくとも2つを紐付けたライフログD1を用いることで、ユーザUbは、他者(ユーザUa)のライフログD1を通じて臨場感が溢れる追体験を行うことができる。一方、ユーザUaからの共有承認を受け付けたことを条件に、ユーザUbに対するライフコンテンツの出力を許可するので、ユーザUaは、自らの意思決定に基づく許可範囲内にて個人情報をユーザUbに開示することができる。これにより、ライフログD1の共有に対する関心及び動機を高めることができる。
また、ライフログ活用システム10は、[5]所定の検索条件を満たすライフログD1を注目ログとして特定するライフログ特定部60をさらに備え、[6]共有ログ管理部64は、特定された注目ログの提供元であるユーザUaに対して共有承認を求める問合せ処理を行ってもよい。これにより、ライフログD1の共有を促進することができる。
また、[7]ライフログ特定部60は、感情情報の変化が閾値以上であるライフログD1を特定してもよい。これにより、感情状態の変化を通じてユーザUaの無意識的な気付きを検出可能となり、大量のライフログD1の中から魅力的なコンテンツになり得る注目ログを適切に抽出することができる。
また、ライフログ活用システム10は、[8]ユーザUaの生体活動を示す生体情報を取得する生体情報取得部28をさらに備え、[9]感情情報取得部59は、取得された生体情報に基づいて感情情報を取得してもよい。
[補足]
なお、この発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、この発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。或いは、技術的に矛盾が生じない範囲で各々の構成を任意に組み合わせてもよい。
10…ライフログ活用システム 12…ログ管理サーバ
14…データセンタ 16…ウェアラブルコンピュータ
26…行動情報取得部 28…生体情報取得部
30…コンテンツ出力部 50…データベース処理部
52…送受信制御部 54…情報処理部
56…運営処理部 58…イベント情報取得部
59…感情情報取得部 60…ライフログ特定部
61…特性推定部 62…共通性抽出部
63…コンテンツ編集部 64…共有ログ管理部
66…インセンティブ管理部 71…ライフログDB(ライフログ記録部)
72…ログ分類情報DB 73…ユーザ情報DB
80…表示領域 81…メッセージ欄
82…サムネイル 83…ボタン
84…仮想世界 85…再現動画
86…グラフ D1…ライフログ(ライフコンテンツ)
D2…分類データ D3…個人データ
D4…編集コンテンツ(ライフコンテンツ) Ua…ユーザ(対象者)
Ub…ユーザ(他の対象者)

Claims (12)

  1. 対象者の周囲で起きるイベント又は前記対象者が関与するイベントに関するイベント情報を取得するイベント情報取得部、
    前記対象者の感情状態を示す感情情報を取得する感情情報取得部、及び
    前記対象者の行動を示す行動情報を取得する行動情報取得部
    のうち少なくとも2つと、
    同時期又は所定時間内にそれぞれ取得された、前記イベント情報取得部による前記イベント情報、前記感情情報取得部による前記感情情報、及び前記行動情報取得部による前記行動情報のうち少なくとも2つを紐付けし、前記対象者のライフログとして記録するライフログ記録部と、
    前記ライフログ記録部により記録された前記ライフログ又は該ライフログから生成した情報を、ライフコンテンツとして少なくとも前記対象者に対して出力するコンテンツ出力部と、
    前記対象者からの共有承認を受け付けたことを条件に、前記コンテンツ出力部による他の対象者に対する前記ライフコンテンツの出力を許可するデータ処理を行う共有ログ管理部と、
    を備えることを特徴とするライフログ活用システム。
  2. 請求項1に記載のライフログ活用システムにおいて、
    所定の検索条件を満たす前記ライフログを注目ログとして特定するライフログ特定部をさらに備え、
    前記共有ログ管理部は、前記ライフログ特定部により特定された前記注目ログの提供元である前記対象者に対して前記共有承認を求める問合せ処理を行う
    ことを特徴とするライフログ活用システム。
  3. 請求項2に記載のライフログ活用システムにおいて、
    前記ライフログ特定部は、前記感情情報の変化が閾値以上である前記ライフログを特定することを特徴とするライフログ活用システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のライフログ活用システムにおいて、
    前記共有ログ管理部は、前記他の対象者から提供された前記ライフコンテンツの出力前後にわたる前記対象者の感情情報の変化が閾値以上であった場合、前記対象者の前記ライフコンテンツの共有承認を求める問合せ処理を行うことを特徴とするライフログ活用システム。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のライフログ活用システムにおいて、
    前記対象者の生体活動を示す生体情報を取得する生体情報取得部をさらに備え、
    前記感情情報取得部は、前記生体情報取得部により取得された前記生体情報に基づいて前記感情情報を取得する
    ことを特徴とするライフログ活用システム。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のライフログ活用システムにおいて、
    前記共有承認に応じて前記対象者に対してインセンティブを付与するインセンティブ管理部をさらに備えることを特徴とするライフログ活用システム。
  7. 請求項6に記載のライフログ活用システムにおいて、
    前記インセンティブ管理部は、前記ライフログのデータ量、希少度、流行度、需要度、及び前記共有承認の回数のうち少なくとも1つに応じて異なる前記インセンティブを付与することを特徴とするライフログ活用システム。
  8. 請求項2又は4を引用する請求項6に記載のライフログ活用システムにおいて、
    前記インセンティブ管理部は、前記問合せ処理の開始時点から前記共有承認の受け付け時点までの時間の長さに応じて異なる前記インセンティブを付与することを特徴とするライフログ活用システム。
  9. 請求項2又は4を引用する請求項6に記載のライフログ活用システムにおいて、
    前記インセンティブ管理部は、前記問合せ処理の実行前に前記共有承認を受け付けた場合、前記問合せ処理の実行後に前記共有承認を受け付けた場合よりも大きい前記インセンティブを付与することを特徴とするライフログ活用システム。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載のライフログ活用システムにおいて、
    前記感情情報の変化が閾値以上である前記ライフログを解析することで前記イベント情報又は前記行動情報に関する情報共通性を抽出する共通性抽出部と、
    前記共通性抽出部により抽出された前記情報共通性に基づいて、前記対象者の特性タイプ又は特性パターンを推定する特性推定部と、
    をさらに備え、
    前記共有ログ管理部は、前記ライフコンテンツの出力が許可された他の対象者によって、前記情報共通性、前記特性タイプ及び前記特性パターンのうち少なくとも1つを検索可能に構成されることを特徴とするライフログ活用システム。
  11. 対象者の周囲で起きるイベント又は前記対象者が関与するイベントに関するイベント情報を取得するイベント情報取得ステップ、
    前記対象者の感情状態を示す感情情報を取得する感情情報取得ステップ、及び
    前記対象者の行動を示す行動情報を取得する行動情報取得ステップ
    のうち少なくとも2つのステップと、
    同時期又は所定時間内にそれぞれ取得された、前記イベント情報、前記感情情報及び前記行動情報のうち少なくとも2つを紐付けし、前記対象者のライフログとして記録する記録ステップと、
    記録された前記ライフログ又は該ライフログから生成した情報を、ライフコンテンツとして少なくとも前記対象者に対して出力する出力ステップと、
    前記対象者からの共有承認を受け付けたことを条件に、前記出力ステップによる他の対象者に対する前記ライフコンテンツの出力を許可するデータ処理を行う共有管理ステップと、
    を1つ又は複数のコンピュータが実行することを特徴とするライフログ活用方法。
  12. 対象者の周囲で起きるイベント又は前記対象者が関与するイベントに関するイベント情報を取得するイベント情報取得ステップ、
    前記対象者の感情状態を示す感情情報を取得する感情情報取得ステップ、及び
    前記対象者の行動を示す行動情報を取得する行動情報取得ステップ
    のうち少なくとも2つのステップと、
    同時期又は所定時間内にそれぞれ取得された、前記イベント情報、前記感情情報及び前記行動情報のうち少なくとも2つを紐付けし、前記対象者のライフログとして記録する記録ステップと、
    記録された前記ライフログ又は該ライフログから生成した情報を、ライフコンテンツとして少なくとも前記対象者に対して出力する出力ステップと、
    前記対象者からの共有承認を受け付けたことを条件に、前記出力ステップによる他の対象者に対する前記ライフコンテンツの出力を許可するデータ処理を行う共有管理ステップと、
    を1つ又は複数のコンピュータに実行させることを特徴とするライフログ活用プログラム。
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