JP2019020854A - 電子機器、制御装置、制御プログラム、及び記録媒体 - Google Patents

電子機器、制御装置、制御プログラム、及び記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2019020854A
JP2019020854A JP2017136532A JP2017136532A JP2019020854A JP 2019020854 A JP2019020854 A JP 2019020854A JP 2017136532 A JP2017136532 A JP 2017136532A JP 2017136532 A JP2017136532 A JP 2017136532A JP 2019020854 A JP2019020854 A JP 2019020854A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
unit
electronic device
screen display
sensitivity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017136532A
Other languages
English (en)
Inventor
将之 鶴田
Masayuki Tsuruta
将之 鶴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2017136532A priority Critical patent/JP2019020854A/ja
Publication of JP2019020854A publication Critical patent/JP2019020854A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Telephone Function (AREA)

Abstract

【課題】ユーザが把持すると即時に、最適なタッチ感度に設定、オブジェクトの表示サイズの設定、アプリケーションの起動を行う電子機器を提供すること。【解決手段】電子機器(1、1a)においてユーザが当該電子機器を把持した場合に静電容量または圧力を測定するセンサ部(10、50)から値を受け取るセンサ値取得部(41)と、最適なタッチ感度、オブジェクトの表示サイズ、起動するアプリケーションを決定する感度決定部(42)を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、電子機器、制御装置、制御プログラム、及び記憶媒体に関する。
近年、冬季に手袋を装着した状態でも、スマートフォンのタッチパネル操作ができるように、「グローブモード」(または「手袋モード」)などと呼ばれる、タッチパネルの感度を変更したモードにて動作可能な端末が多い(例えば、下記特許文献1)。なお、以下では、タッチ感度を変更しないモードを以下では、通常モードという。
特開2012―194791(2012年10月11日公開) 特開2014−142894(2014年8月7日公開) 特開2013−69219(2013年4月18日公開) 特開2016−10111(2016年1月18日公開)
従来の技術では、手袋を外したユーザが端末の設定画面を操作することによりモードを変更することを前提としているものが多い。しかしこの方法では、既に手袋を装着した状態において、とっさに端末を操作したい場合には、一度手袋を外す必要があり、不便である。
ユーザが端末の設定画面を操作すること以外での「グローブモード」への切替方法として、端末に内蔵されている加速度センサを用いて、端末を振ったことなどを検知し、「グローブモード」に切り替えるという技術も知られている。しかし、このような構成では、端末を振るという操作を追加で行う必要があるため、ユーザにとって煩わしさがある。
本発明の一態様は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、タッチパネルの感度の切り替えに関し、簡便性と即時性とを向上させた電子機器を実現することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る電子機器は、ユーザが上記電子機器を把持した場合の静電容量または圧力を検出するセンサ部(グリップセンサ部または圧力センサ部をいう)、上記センサ部から値を受け取るセンサ値取得部、上記センサ値に応じたタッチ感度を決定する感度決定部、上記状態を反映するためのタッチパネル部、及び画面表示部を備えている。
本発明の一態様によれば、タッチパネルの感度の切り替えに関し、簡便性と即時性とを向上させた電子機器を実現することができる。
本発明の実施形態1に係る電子機器の構成を示すブロック図である。 図1に示す電子機器の外観を示す図である。 本発明の実施形態1に係る電子機器のフローチャートである。 本発明の実施形態2に係る電子機器のフローチャートである。 本発明の実施形態3に係る電子機器のフローチャートである。 本発明の実施形態4に係る電子機器の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態4〜6に係る電子機器のフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図1〜図7に基づいて説明すれば以下の通りである。
〔実施形態1〕
[1.電子機器1の構成]
まず、図1及び図2に基づいて電子機器1の構成を説明する。図1は本発明の本実施形態に係る電子機器1の機能ブロック図である。図1に示す通り、電子機器1はグリップセンサ部10、
画面表示部20、タッチパネル部30、及び制御部(制御装置)40を備えている。グリップセンサ部10はグリップセンサ11とセンサ制御部12とを備えている。センサ制御部12は、センサ検出部13とセンサ信号送出部14とを備えており、それらを制御するためのソフトウェアモジュール(ファームウェア)がセンサ制御部12において動作している。
グリップセンサ11に対する物体の接触があった場合、センサ検出部13はグリップセンサ11の静電容量値を読み取り、読み取った静電容量値をグリップセンサ信号に変換する。センサ信号送出部14は上記センサ信号を制御部40のセンサ値取得部41に送出する。
制御部40は、センサ信号送出部14から取得したグリップセンサ信号を参照して、端末のモードを「通常モード」と「グローブモード」とのどちらにするかを、感度決定部42にて判定を行い、判定結果に応じたタッチ感度制御信号をタッチパネル部30に対して供給する。
ここで、「グローブモード」は、「通常モード」に比べてタッチ感度を高めたモードのことである。
また図2は図1に示す電子機器1の外観を示す図である。
画面表示部20は表示パネルであり、電子機器1が携帯端末の場合は図2のように当該携帯端末の前面に備えつけられていることが多い。制御部40からの切り替え信号を受けユーザに対し動画像、テキスト、及びその他表示オブジェクトの表示を行う。
タッチパネル部30は、画面表示部20に重畳して、または、画面表示部20に一体で設けられたタッチセンサ(タッチパネル)31と、タッチパネル制御部32とを備えている。また、タッチパネル制御部32は、タッチ検出部33、タッチ信号送出部34、及びタッチ感度制御部35を備えており、タッチパネル制御部32では、それらを制御するためのソフトウェアモジュール(ファームウェア)が動作している。
タッチ感度制御部35は制御部40から取得したタッチ感度制御信号を参照し、タッチセンサ(タッチパネル)31に物体が接触した場合の判定に用いる所定の閾値を設定する。
タッチセンサ(タッチパネル)31に物体の接触が確認されると、タッチ検出部33がタッチセンサ(タッチパネル)31の静電容量値を読み取り、タッチセンサ信号に変換する。
タッチ感度制御部35は制御部40からの信号を参照して、タッチ検出部33で得られた上記静電容量値がユーザの操作によるタッチに相当するか否かを判定し、タッチセンサ(タッチパネル)31がタッチされたことに相当する場合は、タッチ信号送出部34から制御部40に対して、タッチ位置を示すタッチ位置信号を送出する。なお、タッチ感度制御部35による具体的な判定処理については、後述する。
制御部40は上記の制御に加えさらに画面表示部20に表示する各種オブジェクトの表示に関する制御を行う。
[2.電子機器1におけるモード選択及び画面表示の処理の流れ]
次に電子機器1における処理の流れについて図3に基づき説明する。図3はユーザが電子機器1を把持またはグリップセンサ部10に物体が接触した場合の画面表示及びモード選択の処理の流れを示すフローチャートである。
(S101)
ステップS101では、感度決定部42がグリップセンサ11の静電容量の値に基づく判定を行う。
上記静電容量が所定の閾値x2未満である場合(S101で静電容量がx2未満)、感度決定部42は、対象の接触が、ユーザが電子機器1を把持することによるグリップセンサ11に対する接触ではないと判断し、上記グリップ信号を反映した新たな動作を行わない(S107)。これにより、ユーザが触れていないにも関わらず画面表示部20に画面が表示されてしまう誤作動を防ぐことができる。
一方で、上記静電容量がx2以上で、所定の閾値x1(x1はx1>x2を満たす)未満である場合(S101で静電容量がx2以上かつx1未満)、感度決定部42は、ユーザが手袋を着用した状態で電子機器1を把持したと判断し、ステップS105に進む。
一方で、上記静電容量がx1以上である場合(S101で静電容量がx1以上)、感度決定部42は、ユーザが素手で電子機器1を把持したと判断し、ステップS102に進む。
(S102)
ステップS101で静電容量がx1以上である場合、ステップS102において、画面表示部20による画面表示がOFFであるか否かを制御部40が判定する。画面が表示されていない場合にステップS103に進み、画面が表示されている場合にはステップS104に進む。
(S103)
画面表示部20に何も表示がされていない場合(S102でYES)、ステップS103において、制御部40は、通常モードで電子機器1の画面表示部20の画面表示をONにする。
(S104)
一方で、画面表示部20に画面が既に表示されている場合(S102でNO)、制御部40は、タッチ感度に関する指示は行わない。通常の使用においてセンサ検出部13が、グリップセンサ11に対する接触を検知するたびに制御部40がグローブモードまたは通常モードをその都度設定する必要は無いので、制御部40の処理リソースの節約を行うことができる。
(S105)
ステップS101において、ユーザが手袋を着用した状態で電子機器1を把持したと感度決定部42が判断した場合(S101で静電容量がx2以上かつx1未満)、制御部40は、ステップS105において、画面表示部20に画面が表示されているか否かを判定する。
画面表示部20に何も表示されていない場合にステップS106に進み、画面が表示されている場合はステップS107に進む。
(S106)
画像表示部に何も表示がされていない場合(S105でYES)、ステップS106において、制御部40は、グローブモードで電子機器1の画面表示部20の画面表示をONにする。
(S107)
一方で、画面表示部20に画面が既に表示されている場合(S105でNO)、ステップS104と同様に制御部40はタッチ感度に関する指示は行わない。
上記の構成によれば、グリップセンサ11の静電容量がx1以上である場合に、通常モードで画面表示をONにし、グリップセンサ11の静電容量がx1未満かつx2以上(x2<x1)である場合に、通常モードよりもタッチ感度を高めたグローブモードで画面表示をONにする。したがって、上記の構成によれば、ユーザが当該電子機器を把持するだけで、意識することなく手袋の着用の有無に応じたモードの切り替えが可能である。したがって、簡便性と即時性とを向上させつつタッチパネルの感度を切り替えることができる。換言すれば、ユーザの煩わしさを低減しつつ、タッチパネルの感度を切り替えることができる。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、図4に基づいて説明すれば、以下の通りである。
本実施形態に係る電子機器1は、実施形態1に係る電子機器1と同様の構成を有している。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図4は、ユーザが電子機器1を把持またはグリップセンサ部10に物体が接触した場合の画面表示及びモード選択の処理の流れを示すフローチャートである。
本実施形態においては、処理部40が画面表示部20にグローブモードでオブジェクトを表示する場合(実施形態1におけるS103またはS106に相当)には通常モードで表示する場合とは異なったサイズでの上記オブジェクトの表示を規定する。グローブモードで動作している場合にはユーザは手袋を着用しているので、細かい操作がし辛いという課題もある。本実施形態では、この課題を解決するために、グローブモードにおいて、通常モードよりオブジェクトを大きく表示する構成について説明を行う。
図4において、ステップS101、S102、S104、S105、及びS107は、実施形態1において説明した図3の各ステップと同様である。本実施形態における電子機器1における処理の流れには、図4に示すように、実施形態1に係るステップS103に代えて、ステップS113が、ステップS106に代えてステップS116がそれぞれ含まれている。
本実施形態において、ステップS102及びS105に至るまでの構成並びにS104及びS107の構成は実施形態1の場合と同様である。
(S102)
ユーザが素手で電子機器1を把持したと感度決定部42が判断した場合(S101で静電容量がx1以上)、ステップS102において、画面表示部20による画面表示がOFFであるか否かを制御部40が判定する。画面が表示されていない場合にステップS113に進み、画面が表示されている場合にはステップS104に進む。
(S105)
ステップS101において、ユーザが手袋を着用した状態で電子機器1を把持したと感度決定部42が判断した場合(S101で静電容量がx2以上かつx1未満)、ステップS105では制御部40が画面表示部20に画面が表示されているか否かを判定する。
画面表示部20に何も表示されていない場合にステップS116に進み、画面が表示されている場合はステップS107に進む。
(S113)
グリップセンサ11の静電容量がx1以上で画面表示部20に何も表示がされていない場合(S102でYES)、ステップS113において、制御部40は、通常モードで電子機器1の画面表示部20の画面表示をONにする。
また、制御部40が所定の大きさ(図4における表示サイズA)で画面表示部20に各種オブジェクトを表示する。ここで、所定の大きさで各種オブジェクトを表示するとは、解像度を規定値(例えば、768×1024)から変更せずにオブジェクトを表示することを含む。
(S116)
グリップセンサの静電容量がx2以上かつx1未満で画面表示部20に何も表示がされていない場合、(S105でYES)ステップS116では制御部40がグローブモードで画面表示部20に画面を表示させると共に、上記画面表示部20に表示するオブジェクトの表示サイズを通常モードで表示するよりも大きく表示する(図4における表示サイズB)。
ここで、オブジェクトの表示サイズを通常モードで表示するよりも大きく表示するとは、表示画面の解像度を規定値よりも小さくして(例えば、360×640に変更して)オブジェクトを表示することを含む。
例えば、表示画面の解像度を2分の1にしてオブジェクトを表示するとユーザから見たオブジェクトの大きさは2倍になるので、ユーザはオブジェクトへのタッチ操作を容易に行うことができる。
また、オブジェクトの表示サイズを通常モードで表示するよりも大きく表示するとは、画面表示の解像度を変更せずに、オブジェクトの画像データを変更することにより、当該オブジェクトのサイズを大きくすることを含む。
上記の構成により、実施形態1の効果に加え、以下の効果を奏する。すなわち、ユーザが追加の操作を行うことなく、オブジェクトへのタッチ操作を容易に行えるようになるので、よりユーザが望む操作を反映させることができる。
[実施形態3]
本発明の他の実施形態について、図5に基づいて説明すれば、以下の通りである。
本実施形態に係る電子機器1は、実施形態1に係る電子機器1と同様の構成を有している。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図5は、ユーザが電子機器1を把持またはグリップセンサ部10に物体が接触した場合の画面表示及びモード選択の処理の流れを示すフローチャートである。
本実施形態では、画面表示部20に画面を表示する場合(実施形態1におけるS103またはS106に相当)に、最初に起動するアプリケーションを規定する。
例えば、電子機器1の画面表示部20の画面表示をグローブモードでONにする場合には通常屋外にいると考えられるので、ユーザが最初に起動させるアプリケーションは地図アプリや時刻表等の屋外で使用される頻度が多いアプリケーションとなる傾向がある。一方で、ユーザは、屋内では、上記のような屋外で使用される頻度が多いアプリケーション以外のアプリケーション、言い換えれば、屋内で起動される頻度が多いアプリケーション群に属するアプリケーションを起動する傾向がある。本実施形態では、上記のような傾向を鑑み、ユーザに対して、より好適なアプリケーションを起動する構成について説明を行う。
図5において、ステップS101、S102、S104、S105、及びS107は、実施形態1において説明した図3の各ステップと同様である。本実施形態における電子機器1における処理の流れには、図5に示すように、実施形態1に係るステップS103に代えて、ステップS123が、ステップS106に代えてステップS126がそれぞれ含まれている。
本実施形態において、ステップS102及びS105に至るまでの構成並びにS104及びS107の構成は実施形態1の場合と同様である。
(S102)
ユーザが素手で電子機器1を把持したと感度決定部42が判断した場合(S101で静電容量がx1以上)、ステップS102において、画面表示部20による画面表示がOFFであるか否かを制御部40が判定する。画面が表示されていない場合にステップS123に進み、画面が表示されている場合にはステップS104に進む。
(S105)
ステップS101において、ユーザが手袋を着用した状態で電子機器1を把持したと感度決定部42が判断した場合(S101で静電容量がx2以上かつx1未満)、ステップS105では制御部40が画面表示部20に画面が表示されているか否かを判定する。
画面表示部20に何も表示されていない場合にステップS126に進み、画面が表示されている場合はステップS107に進む。
(S123)
グリップセンサ11の静電容量がx1以上で画面表示部20に何も表示がされていない場合(S102でYES)、ステップS123において、制御部40は、通常モードで電子機器1の画面表示部20の画面表示をONにする。
その場合、制御部40が屋内で起動される頻度が多いアプリケーション群に属する所定のアプリケーション(図5におけるアプリケーションA)を起動させる。これにより、ユーザにとって好適なアプリケーションを起動することができる。
ここで上記の屋内で起動される頻度が多いアプリケーション群に属するアプリケーションには例えば動画鑑賞や家計簿等のアプリケーションが含まれる。
なお本願においてアプリケーションとは他のアプリケーション群を簡易に起動するためのアプリケーション(ランチャー)を当然に含む。
(S126)
グリップセンサ11の静電容量がx2以上かつx1未満で画面表示部20に何も表示がされていない場合、(S105でYES)、ステップS126において、制御部40は、グローブモードで電子機器1の画面表示部20の画面表示をONにする。
その場合、制御部40が屋外で起動される頻度が多いアプリケーション群に属する所定のアプリケーション(図5におけるアプリケーションB)を起動させる。これにより、ステップS123と同様、ユーザにとって好適なアプリケーションを起動することができる。
なおグローブモードでの動作はユーザが手袋を着用し、通常屋外にいることを想定しているので、アプリケーションBには、例えば、地図や時刻表等のアプリケーションが含まれる。
このように、本実施形態によれば、実施形態1の効果に加え、ユーザにとって好適なアプリケーションを起動することができるという更なる効果を奏する。
<実施形態1〜3に関する付記事項>
上記実施形態1〜3において実際には、x1及びx2の二値だけを参照した判定(通常モード、及びグローブモードの二種類の設定)に限定されない。例えば、3値以上の閾値を参照した判定を行うことによって、3つ以上のモードの何れかのモードを設定する構成としてもよい。
静電容量値は手袋着用の有無だけでなく、電子機器1のユーザ及びグリップセンサ11に対する接触面の状態や湿度等の要因にも左右されるので、上記静電容量値に従属したタッチ感度をそれぞれ設定することも可能である。
〔実施形態4〕
本発明の他の実施形態について、図1、図3、図6、及び図7に基づいて説明すれば、以下の通りである。
[1.電子機器1aの構成]
本実施形態に係る電子機器1aは、実施形態1〜3における静電容量方式のタッチセンサの代替として、圧力センサを備えている。このような構成であっても、従来の加速度センサを用いて電子機器を振る動作が必要になる場合と比較するとユーザが画面を見たままの状態で当該操作を行うことができ、また、ユーザが体勢を変える必要も無いので、ユーザの利便性が向上する。
図6に基づいて電子機器1aの構成を説明する。図6は本実施形態に係る電子機器1aの機能ブロック図である。図6は、図1におけるグリップセンサ部10が圧力センサ部50に置き換えられている。
圧力センサ部50は圧力センサ51と圧力センサ制御部52とを備え、さらに圧力センサ制御部52は圧力検出部53と圧力信号送出部54とを備え、それらを制御するためのソフトウェアモジュール(ファームウェア)が圧力センサ制御部52で動作している。
圧力センサ51に対する物体の接触または加圧があった場合、圧力検出部53は圧力センサ51の圧力値を読み取り圧力センサ信号に変換する。圧力信号送出部54は上記圧力センサ信号を制御部40のセンサ値取得部41に送出する。
制御部40は、圧力信号送出部54から取得した圧力センサ信号を参照して、端末のモードを「通常モード」と「グローブモード」とのどちらにするかを、感度決定部42にて判定を行い、判定結果に応じたタッチ感度制御信号をタッチパネル部30に対して供給する。
タッチ感度制御部35は制御部40から取得したタッチ感度制御信号を参照し、タッチセンサ(タッチパネル)31に物体が接触した場合の判定に用いる所定の閾値を設定する。
以下、画面表示部20、タッチパネル部30、及び制御部40の画面表示部20に対する処理に関しては実施形態1の場合と同様の構成である。
[2.電子機器1aにおけるモード選択及び画面表示の処理の流れ]
次に電子機器1aにおける処理の流れについて図7に基づき説明する。図7は、ユーザが電子機器1aを把持または圧力センサ51に対する物体の接触または加圧があった場合の画面表示及びモード選択の処理の流れを示すフローチャートである。
図3のステップS101で行われているようなグリップセンサ11の静電容量値による判定ではなく、圧力センサ51にかかる圧力に係る判定に基づき、制御部40は画面表示部20及びタッチパネル部30に送出する信号を制御する。
図7において、ステップS102〜S107は、実施形態1において説明した図3の各ステップと同様である。本実施形態における電子機器1aにおける処理の流れには、図7に示すように、実施形態1に係るステップS101に代えて、ステップS201が含まれている。
(S201)
ステップS201では、感度決定部42が圧力センサ51の値に基づく判定を行う。
S201において圧力センサ51にかかる圧力がp2未満、圧力がp2以上かつp1未満、圧力がp1以上であるとは実施形態1における図3のステップS101の静電容量がp2未満、静電容量がp2以上かつp1未満、静電容量がp1以上である場合にそれぞれ相当し、以下同様の分岐を行う。
上記圧力が所定の閾値p2未満である場合(S201で圧力がp2未満)、感度決定部42はユーザが電子機器1aを把持した場合による圧力センサ51に対する接触ではないと判断し、制御部40は上記グリップ信号を反映した新たな動作を行わない(S107)。これにより、ユーザが触れていないにも関わらず画面表示部20に画面が表示されてしまう誤作動を防ぐことができる。
一方で、上記圧力がp2以上で、所定の閾値p1(p1はp1>p2を満たす)未満である場合(S201で圧力がp2以上かつp1未満)、感度決定部42の判断により、ステップS105に進む。
一方で、上記圧力がp1以上である場合(S201で圧力がp1以上)、感度決定部42の判断により、ステップS102に進む。
本実施形態の構成であっても、実施形態1と同様に、ユーザの煩わしさを低減しつつ、タッチパネルの感度を切り替えることができるという効果を奏する。
〔実施形態5〕
本発明の他の実施形態について、図4、図7に基づいて説明すれば、以下の通りである。
本実施形態に係る電子機器1aは、実施形態4に係る電子機器1aと同様の構成を有している。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態において処理部40が画面表示部20に画面を表示する場合(実施形態4におけるS103またはS106に相当)、静電容量方式のタッチセンサを用いた実施形態2と同様に、グローブモードでオブジェクトを表示する場合には通常モードで表示する場合とは異なったサイズで上記オブジェクトを表示させる。
本実施形態に係る電子機器1aは、実施形態2において説明した図4のステップS102〜S107と同様の処理を行う。また、本実施形態における電子機器1aにおける処理の流れには、実施形態2に係るステップS101に代えて、ステップS201が含まれている。
(S201)
ステップS201では、感度決定部42が圧力センサ51の値に基づく判定を行う。
そして、上記圧力がp2未満であればステップS107に進み、上記圧力がp2以上でp1未満であればステップS105に進み、上記圧力がp1以上であればステップS102に進む。
本実施形態の構成であっても、実施形態2と同様に、ユーザがオブジェクトへのタッチ操作を容易に行えるようになるという更なる効果を奏する。
〔実施形態6〕
本発明の他の実施形態について、図5、図7に基づいて説明すれば、以下の通りである。
本実施形態に係る電子機器1aは、実施形態4に係る電子機器1aと同様の構成を有している。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態において処理部40が画面表示部20に画面を表示する場合(実施形態4におけるS103またはS106に相当)、静電容量方式のタッチセンサを用いた実施形態3と同様に最初に起動するアプリケーションについて規定することができる。
本実施形態に係る電子機器1aは、実施形態3において説明した図5のステップS102〜S107と同様の処理を行う。また、本実施形態における電子機器1aにおける処理の流れには、実施形態3に係るステップS101に代えて、ステップS201が含まれている。
(S201)
ステップS201では、感度決定部42が圧力センサ51の値に基づく判定を行う。
そして、上記圧力がp2未満であればステップS107に進み、上記圧力がp2以上でp1未満であればステップS105に進み、上記圧力がp1以上であればステップS102に進む。
本実施形態の構成であっても、実施形態3と同様に、ユーザにとって好適なアプリケーションを起動することができるという更なる効果を奏する。
<実施形態4〜6に関する付記事項>
圧力センサを用いた構成においても静電容量方式のタッチセンサを用いた場合と同様に、上記実施形態4〜6に係る実施形態において実際には、p1、p2二値だけの判定(通常モード、グローブモードの二種類の設定)に限定されない。例えば、3値以上の閾値を参照した判定を行うことによって、3つ以上のモードの何れかのモードを設定する構成としてもよい。
実施形態6においてもユーザが電子機器1aを把持する圧力に応じて、3値以上の閾値を参照することにより起動するアプリケーションの候補を切り替え、ユーザが望むアプリケーションが候補になった時点においてユーザが把持する圧力を弱め、その判定により当該アプリケーションの起動を確定させる構成が可能である。
〔ソフトウェアによる実現例〕
電子機器(1、1a)の制御ブロック(特に制御部40)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、電子機器(1、1a)は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば1つ以上のプロセッサを備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を備えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る電子機器(1、1a)は、ユーザが上記電子機器(1、1a)を把持した場合の静電容量または圧力を検出するセンサ部(10、50)、上記センサ部(10、50)から値を受け取るセンサ値取得部41及び上記センサ値に応じたタッチ感度を決定する感度決定部42を備えた制御部40、上記状態を反映するためのタッチパネル部30、及び画面表示部20を備えている。
上記の構成によれば、簡便性と即時性とを向上させつつ、タッチパネル(タッチパネル部30)の感度を切り替えることができる。
本発明の態様2に係る電子機器(1、1a)は、上記態様1において上記制御部40が上記取得したセンサ値に応じて、上記表示装置(画面表示部20)に表示するオブジェクトの表示サイズを変更する表示装置(画面表示部20)を更に備えていてもよい。
上記の構成によれば、画面表示部20にグローブモードでオブジェクトを表示する場合には通常モードで表示する場合よりも大きいサイズで上記オブジェクトを表示させることにより、手袋を着用している場合においても、追加の操作を行うことなく細かい操作が行えるようになり、よりユーザが望む操作を反映させることができる。
本発明の態様3に係る電子機器(1、1a)は、上記態様1または2において、上記制御装置(制御部40)は上記取得したセンサ値に応じたアプリケーション群に含まれるアプリケーションを起動してもよい。
上記の構成によれば、グローブモードで電子機器(1、1a)の画面表示部20の画面表示がONになり、通常屋外にいると考えられる場合、当該電子機器を把持するだけで地図アプリや時刻表等のアプリケーションがすぐに起動しユーザにとって快適な操作性を実現することができる。同様に通常モードで起動する場合も規定されたアプリケーションを設定し起動させることが可能である。
本発明の態様4に係る制御装置40は、上記態様1〜3において、少なくとも1つの静電容量方式のタッチセンサ(グリップセンサ11)または少なくとも1つの圧力センサ51と、少なくとも1つのタッチパネル(タッチパネル部30)とを備えている電子機器(1、1a)を制御する制御装置(制御部40)であって、上記静電容量方式のタッチセンサ(グリップセンサ11)または圧力センサ51の値を取得するセンサ値取得部41と、上記取得したセンサの値を参照して、上記タッチパネル(タッチパネル部30)の感度を決定する感度決定部42とを備えている。
上記の構成によれば、ユーザの煩わしさを低減しつつ、タッチパネル(タッチパネル部30)の感度を切り替えるための構成部品である制御装置(制御部40)を実現することができる。
本発明の態様1〜3に係る電子機器(1、1a)は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記電子機器(1、1a)が備える各部(ソフトウェア要素)として動作させることにより上記電子機器(1、1a)をコンピュータにて実現させる電子機器(1、1a)のプログラム、及びそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、ユーザによって把持することのできるスマートフォンやタブレット型端末などの情報端末装置に利用することができる。
1 電子機器
1a 電子機器
10 グリップセンサ部
11 グリップセンサ
20 画面表示部(表示装置)
30 タッチパネル部
40 制御部(制御装置)
41 センサ値取得部
42 感度決定部
50 圧力センサ部
51 圧力センサ

Claims (6)

  1. 少なくとも1つの静電容量方式のタッチセンサまたは少なくとも1つの圧力センサと、少なくとも1つのタッチパネルと、少なくとも1つの制御装置とを備えている電子機器であって、
    上記制御装置は、
    上記静電容量方式のタッチセンサまたは圧力センサの値を取得し、
    上記取得したセンサの値を参照して、上記タッチパネルの感度を決定する
    ことを特徴とする電子機器。
  2. 少なくとも1つの表示装置を更に備え、
    上記制御装置は、上記取得したセンサ値に応じて、上記表示装置に表示するオブジェクトの表示サイズを変更することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 上記制御装置は、上記取得したセンサ値に応じたアプリケーション群に含まれるアプリケーションを起動することを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。
  4. 少なくとも1つの静電容量方式のタッチセンサまたは少なくとも1つの圧力センサと、少なくとも1つのタッチパネルとを備えている電子機器を制御する制御装置であって、
    上記静電容量方式のタッチセンサまたは圧力センサの値を取得するセンサ値取得部と、
    上記取得したセンサの値を参照して、上記タッチパネルの感度を決定する感度決定部とを備えていることを特徴とする制御装置。
  5. 請求項1に記載の電子機器としてコンピュータを機能させるための制御プログラムであって、上記コンピュータを上記制御装置として機能させることを特徴とする制御プログラム。
  6. 請求項5に記載の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP2017136532A 2017-07-12 2017-07-12 電子機器、制御装置、制御プログラム、及び記録媒体 Pending JP2019020854A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017136532A JP2019020854A (ja) 2017-07-12 2017-07-12 電子機器、制御装置、制御プログラム、及び記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017136532A JP2019020854A (ja) 2017-07-12 2017-07-12 電子機器、制御装置、制御プログラム、及び記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019020854A true JP2019020854A (ja) 2019-02-07

Family

ID=65355655

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017136532A Pending JP2019020854A (ja) 2017-07-12 2017-07-12 電子機器、制御装置、制御プログラム、及び記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019020854A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2020201096B2 (en) Quick screen splitting method, apparatus, and electronic device, display UI, and storage medium
US11054988B2 (en) Graphical user interface display method and electronic device
CN108958685B (zh) 连接移动终端和外部显示器的方法和实现该方法的装置
JP5742187B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
JP5922480B2 (ja) 表示機能を備える携帯機器、プログラムおよび表示機能を備える携帯機器の制御方法
US11656711B2 (en) Method and apparatus for configuring a plurality of virtual buttons on a device
US10372320B2 (en) Device and method for operating on touch screen, and storage medium
KR20190100339A (ko) 애플리케이션 스위칭 방법, 디바이스 및 그래픽 사용자 인터페이스
EP3349510A1 (en) Method for limiting usage of application program, and terminal
EP3136214A1 (en) Touch operation method and apparatus for terminal
WO2012127792A1 (ja) 情報端末、表示画面切り替えのための方法、及びそのプログラム
KR20100056639A (ko) 터치 스크린을 구비한 휴대 단말기 및 그 휴대 단말기에서 태그 정보 표시 방법
US11675489B2 (en) Electronic device including flexible display
WO2014121623A1 (en) Sliding control method and terminal device thereof
US20170046040A1 (en) Terminal device and screen content enlarging method
WO2015016025A1 (ja) 端末装置
US10159046B2 (en) Mobile terminal device
CN109074124B (zh) 数据处理的方法及移动设备
CA2932267C (en) Binding of an apparatus to a computing device
JP2019070762A (ja) 電子機器、制御装置、電子機器の制御方法、および制御プログラム
JP2014006799A (ja) 電子機器
US20190260864A1 (en) Screen Locking Method, Terminal, and Screen Locking Apparatus
JP2019020854A (ja) 電子機器、制御装置、制御プログラム、及び記録媒体
EP3674867B1 (en) Human-computer interaction method and electronic device
JP5837705B2 (ja) 通信端末及び記憶媒体