JP2019020633A - 光学ユニット、顕微鏡装置、及び、オートフォーカス装置 - Google Patents

光学ユニット、顕微鏡装置、及び、オートフォーカス装置 Download PDF

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直樹 松崎
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Abstract

【課題】光学ユニットから出射する迷光を低減する。【解決手段】光学ユニット10は、光路分岐素子であるダイクロイックミラー11と、ダイクロイックミラー11を収容する筐体12と、筐体12の内壁面に設けられた、複数の反射面を有する減光部15と、を備える。減光部15は、減光部15に入射した光を複数の反射面での多重反射により減衰させる、ように構成されている。【選択図】図2

Description

本明細書の開示は、光学ユニット、顕微鏡装置、及び、オートフォーカス装置に関する。
近年、生物顕微鏡の分野では、細胞などの生体試料からの微弱な光を検出してその試料の反応を観察するため、高感度カメラを用いた観察に対するニーズが高まっている。
ところが、このような観察では、微弱な光がデジタル信号に変換されることから、迷光が高感度カメラに入射してしまうと、顕微鏡画像のコントラストが大幅に低下してしまう。このため、コントラストの高い顕微鏡画像を得るために、高感度カメラへの迷光の入射を抑制することが望まれている。
迷光の発生源は様々であるが、典型的な発生源の一つとして光路分岐素子を備えた光学ユニットが挙げられる。蛍光顕微鏡で用いられる蛍光ミラーユニット(蛍光フィルタキューブともいう)は、光路分岐素子を備える光学ユニットの一例である。
蛍光ミラーユニットでは、ダイクロイックミラーで反射すべき励起光の一部がダイクロイックミラーを透過して蛍光ミラーユニットの筐体で反射し、迷光として検出光路へ導かれてしまうことがある。このため、励起光が入射し得る筐体の内壁面に植毛紙を貼り付けて励起光を吸収するなどの対策が講じられている。
また、特許文献1には、励起光が入射し得る筐体壁面に開口部を設けることで壁面での反射を回避し、それによって検出光路への迷光の入射を抑制する技術が記載されている。
特開2001−221953号公報
しかしながら、植毛紙を筐体の内壁面に貼り付けた場合であれば、入射光の波長によっては植毛紙で自家蛍光が発生してしまう、植毛紙から塵が出る、などの課題がある。
また、壁面に開口部を設けた場合であれば、開口部を通過した光が迷光とならないように処理するための構造が蛍光ミラーユニットの外部に必要となる、その結果、顕微鏡装置内で迷光対策に大きなスペースが必要となる、などの課題がある。
このため、光学ユニットから出射する迷光(即ち、光源ユニットで発生する迷光)を低減する新たな技術が求められている。以上のような実情を踏まえ、本発明の一側面に係る目的は、光学ユニットから出射する迷光を低減する技術を提供することである。
本発明の一態様に係る光学ユニットは、光路分岐素子と、前記光路分岐素子を収容する筐体と、前記筐体の内壁面に設けられた、複数の反射面を有する減光部と、を備える。前記減光部は、前記減光部に入射した光を前記複数の反射面での多重反射により減衰させる、ように構成される。
本発明の一態様に係る顕微鏡装置は、試料に至る照明光路と検出器に至る検出光路とが交差する位置に配置された、上記の態様に係る光学ユニットを備える。
本発明の一態様に係るオートフォーカス装置は、試料に至る照明光路と検出器に至る検出光路とが交差する位置に配置された、上記の態様に係る光学ユニットを備える。
上記の態様によれば、光学ユニットから出射する迷光を低減することができる。
顕微鏡装置1の構成を例示した図である。 Z-Z’断面における光学ユニット10の断面斜視図である。 X-X’断面における光学ユニット10の断面図である。 減光部15の拡大図である。 減光部15が有する反射面と照明光学系4の光軸とのなす角度について説明するための図である。 減光部17の拡大図である。 減光部19の拡大図である。 減光部21の拡大図である。 減光部23の拡大図である。 減光部26の拡大図である。 X-X’断面における光学ユニット30の断面図である。 顕微鏡装置1aの構成を例示した図である。 顕微鏡装置1bの構成を例示した図である。 顕微鏡装置1cの構成を例示した図である。
[第1の実施形態]
図1は、顕微鏡装置1の構成を例示した図である。顕微鏡装置1は、正立型の蛍光顕微鏡装置である。顕微鏡装置1は、ステージ5に載置された試料Sに対して落射照明と透過照明のいずれかを選択的に行い、試料Sの顕微鏡画像を、撮像装置8で取得する、又は、接眼レンズ9を用いて観察者の目に投影する。
顕微鏡装置1は、試料Sに至る落射照明での照明光路P1上に、照明光学系4と、光学ユニット10と、レボルバ6に装着された対物レンズ7を備えている。また、顕微鏡装置1は、顕微鏡画像を取得する撮像装置8と、目視観察用の接眼レンズ9を備えている。さらに、顕微鏡装置1は、透過照明を行うための光学系を備えている。
照明光学系4は、試料Sに対して落射照明を行う照明光学系であり、光源ユニット2と、光量調整部3を備えている。光源ユニット2は、光源2aとコレクタレンズ2bを備え、光学ユニット10に照明光を導くように構成されている。
光源2aは、例えば、水銀ランプ、キセノンランプ、ハロゲンランプ、LED(Light Emitting Diode)などである。また、光源2aは、光ファイバーと光源本体が接続されたライトガイド光源であってもよく、その場合、光源本体は、光源ユニット2外部に設けられてもよい。コレクタレンズ2bは、光源2aが出射した照明光を取り込んで、光源ユニット2から出射する。
光量調整部3は、例えば、ND(Neutral Density)フィルタ、シャッタ等を含み、試料Sに照射する光量を調整する。シャッタは、例えば、電磁シャッタ、AOM(Acousto-optic Modulator)などである。
光学ユニット10は、いわゆる蛍光ミラーユニットである。光学ユニット10は、検出光路を照明光路から分岐する光路分岐素子であるダイクロイックミラー11と、照明光から励起波長の光(以降、励起光と記す)を選択的に透過させる励起フィルタ13と、励起光を遮断する吸収フィルタ14と、減光部15を備えている。なお、光学ユニット10については、後に詳述する。
レボルバ6に装着された対物レンズ7は、顕微鏡対物レンズである。対物レンズ7は、例えば、無限遠補正型の対物レンズである。対物レンズ7は、乾燥系対物レンズであっても、液浸系対物レンズであってもよい。なお、図1では、レボルバ6に1つの対物レンズ7のみが装着されているが、レボルバ6には倍率の異なる複数の対物レンズが装着されてもよい。この場合、レボルバ6を回転させることで光路上に配置された観察に使用する対物レンズを切り替えることができる。
撮像装置8は、顕微鏡画像を取得するデジタルカメラである。撮像装置8は、顕微鏡装置1の3眼鏡筒(Trinocular)に装着された、例えば、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ(CCD検出器ともいう)を備えるCCDカメラ、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ(CMOS検出器ともいう)を備えるCMOSカメラなどである。
接眼レンズ9は、顕微鏡装置1の3眼鏡筒に装着されている。なお、顕微鏡装置1の3眼鏡筒はエルゴノミックデザインが取り入れられた鏡筒であり、例えば、接眼レンズ9の傾斜角度が変更可能に構成されている。
図2は、Z-Z’断面における光学ユニット10の断面斜視図である。図3は、X-X’断面における光学ユニット10の断面図である。なお、図3では、ダイクロイックミラー11の記載は省略されている。以下、図2及び図3を参照しながら、光学ユニット10の構成について説明する。なお、光学ユニット10は、図1に示すように、試料Sに至る照明光路P1と撮像装置8(検出器)に至る検出光路P2とが交差する位置に配置されている。
光学ユニット10は、図2に示すように、ダイクロイックミラー11を収容する筐体12を備えている。蛍光顕微鏡では様々な波長の光が使用されることから、筐体12は、波長に寄らず自家蛍光を生じにくい材料で構成されることが望ましく、例えば、金属材料などで構成されてもよい。
ダイクロイックミラー11は、励起光を反射させ、蛍光(検出光)を透過させる光学特性を有している。ダイクロイックミラー11は、照明光路P1と検出光路P2のそれぞれに対して45°傾けた状態で、筐体12内に固定されている。これにより、対物レンズ7の光軸に対して90°の角度を持つ照明光学系4からの光がダイクロイックミラー11で対物レンズ7の光軸方向に反射する。
筐体12には、ダイクロイックミラー11に加えて、励起フィルタ13、吸収フィルタ14が収容されている。励起フィルタ13、吸収フィルタ14は、それぞれ、照明光路P1、検出光路P2と垂直に交わるように筐体12に固定されている。
より具体的には、筐体12には、図2に示すように、少なくとも3つの開口(開口12a、開口12b、開口12c)が形成されている。励起フィルタ13は、照明光学系4に向けられた開口12a、即ち、照明光が入射する開口12aに、照明光路P1と直交するように配置されている。吸収フィルタ14は、撮像装置8に向けられた開口12c、即ち、蛍光(検出光)が出射する開口12cに、検出光路P2と直交するように配置されている。なお、ステージ5に向けられた開口12bには、フィルタは配置されていない。
さらに、筐体12の内壁面には、減光部15が設けられている。減光部15は、ダイクロイックミラー11を透過した励起光を減衰させることで筐体12から出射する迷光の光量を減少させる。このため、減光部15は、図2及び図3に示すように、照明光学系4の光軸上であって、ダイクロイックミラー11を挟んで開口12aとは対向する筐体12の内壁面に設けられる。換言すると、減光部15は、筐体12内において、励起フィルタ13とは反対側の内壁面に設けられている。
また、減光部15は、自家蛍光の発生を抑制するために、例えば、自家蛍光が発生しにくい材料で構成されても良く、それは筐体12と同じ材料であってもよい。また、光学ユニット10の製造工数を削減するために、減光部15は筐体12と一体成型されてもよく、その場合、減光部15と筐体12には同じ材料が用いられても異なる材料が用いられても良い。
図4は、減光部15の拡大図である。図5は、減光部15が有する反射面と照明光学系4の光軸とのなす角度について説明するための図である。以下、図2から図5を参照しながら、減光部15について更に詳細に説明する。
図4に示すように、減光部15は、ダイクロイックミラー11を透過した励起光Eを反射する複数の反射面(反射面16a、反射面16b、反射面16c、反射面16d、反射面16e、反射面16f、以降これらを特に区別しない場合には反射面16と記す)を備えている。これらの反射面16は、いずれも平面形状、より具体的には、照明光学系4の光軸に対して傾斜した平面形状、を有している。そして、減光部15は、減光部15に入射した励起光Eを複数の反射面16での多重反射により減衰させるように構成されている。
複数の反射面16は、向かい合わせに設けられた少なくとも2つの反射面16を含んでいる。図4に示す例では、例えば、反射面16bと反射面16cは、向かい合わせに設けられた少なくとも2つの反射面16であり、これらの反射面16によりテーパー形状の空間が形成されている。また、反射面16dと反射面16eもまた、向かい合わせに設けられた少なくとも2つの反射面16であり、これらの反射面によりテーパー形状の空間が形成されている。
向かい合わせに設けられた少なくとも2つの反射面16を含むことで、図4に示すように、その少なくとも2つの反射面16の間の空間に入射した励起光Eがこれらの反射面16で多重反射し、反射回数に応じて減衰する。従って、多重反射後に減光部15から出射した励起光Eが迷光として撮像装置8へ向かった場合であっても、励起光E(迷光)は減光部15で十分に減衰しているため、光学ユニット10から出射する迷光の光量が少なくなる。
減光部15は、図2及び図3に示すように、向かい合わせに設けられた少なくとも2つの反射面16の法線を含む平面(例えば、X-X’平面)が検出光路P2と直交するように、その少なくとも2つの反射面16を含んでいる。顕微鏡装置1内においてこのような向きに反射面16を向けることで、反射面16で反射した励起光Eが検出光路P2へ向かい難くなる。このため、顕微鏡画像への迷光の影響を抑えることができる。
なお、反射面16で反射した励起光Eが検出光路P2へ向かい難くなればよい。このため、減光部15は、向かい合わせに設けられた少なくとも2つの反射面16の法線を含む平面が検出光路P2と交差するように、その少なくとも2つの反射面16を含んでもよい。
複数の反射面16と照明光学系4の光軸のなす角度は、比較的小さいことが望ましい。具体的には、向かい合わせに設けられた少なくとも2つの反射面16の1つに入射した励起光が他の反射面に入射できる程度に小さな角度を有することが望ましい。これは、複数の反射面16と照明光学系4の光軸のなす角度が大きくなりすぎると、例えば、反射面16cで反射した励起光Eが反射面16bと反射面16cの間に空間へ進まずに、減光部15の外へ出射してしまうからである。最初の反射で減光部15から出射してしまうと多重反射が生じないため、励起光Eが十分に減衰されない可能性があり、望ましくない。
具体的には、複数の反射面16と照明光学系4の光軸のなす角度は、40°以下であることが望ましい。図5に示すように、反射面16cと照明光学系4の光軸のなす角度をαとし、反射面16cに入射する励起光E1と反射面16cとのなす角度をβとし、励起光E1と反射面16cの法線とのなす角度をγとすると、α+β+γ=90°である。また、反射面16cで反射した励起光E2の進行方向は、照明光学系4の光軸に対してβ+2γの角度の方向である。蛍光顕微鏡では、蛍光ミラーユニットに入射する照明光の入射角度は照明光学系の光軸に対して5°以内に抑えられているのが通常である。従って、その倍の10°の入射角度(つまり、β=10°)で照明光が光学ユニット10に入射したと仮定したとしても、α≦40°であれば、β+2γ≧90°となる。β+2γ≧90°であれば、反射面16cで反射した励起光E2が反射面16bと反射面16cの間の空間を進み、反射面16bに入射することができるため、多重反射による減衰効果が期待できる。
多重反射でより大きく励起光Eを減衰させるためには、減光部15での反射回数が多いことが望ましい。このため、向かい合わせに設けられた少なくとも2つの反射面16は、照明光学系4の光軸方向に長いことが望ましい。同様の理由から、これらの反射面16間の間隔は、短いことが望ましい。
また、多重反射でより大きく励起光Eを減衰させるためには、複数の反射面16(減光部15)の表面反射率が低いことも望ましい。このため、複数の反射面16の表面には反射率を下げるための表面処理が施されていることが望ましい。反射率を下げるための表面処理は、例えば、反射防止膜をコーティングする処理、黒アルマイト処理、黒メッキ処理、塗装などである。
減光部15が以上のように構成されることで、光学ユニット10は、条件式(1)を満たすことが望ましく、条件式(2)を満たすことが更に望ましい。
<0.1% ・・・(1)
<0.01% ・・・(2)
ただし、Nは、照明光学系4の光軸に沿った方向(つまり、照明光学系4の光軸方向)から減光部15へ入射した光の多重反射回数である。多重反射回数は、入射位置によって異なるが、Nはその最大値である。また、多重反射回数は、減光部15に入射してから減光部15から出て行くまでの反射回数である。Rは、減光部15の表面反射率である。
条件式(1)若しくは条件式(2)を満たすことで、減光部15に入射した励起光は、0.1%未満若しくは0.01%未満に減衰してから光学ユニット10から出射する。従って、顕微鏡装置1における迷光の影響を大幅に抑えることができる。
上述した光学ユニット10によれば、減光部15が設けられていることで、光学ユニット10から出射する迷光を低減することができる。また、減光部15は筐体12の内壁面に設けられるため、従来の光学ユニットと比較して光学ユニット10が大型化することはない。従って、顕微鏡装置1によれば、顕微鏡装置1内で迷光対策に大きなスペースを使うことなく低減することができる。
さらに、光学ユニット10は、植毛紙の代わりに複数の反射面16を有し、複数の反射面16での多重反射により迷光を減衰させる。このため、光学ユニット10によれば、反射面を適切な材料で構成することで、植毛紙を用いた場合とは異なり、自家蛍光の発生を回避することができる。また、顕微鏡装置1によれば、自家蛍光による顕微鏡画像のコントラストの低下を回避することができる。一般的な植毛紙の反射率が1〜2%程度なので、表面反射率と反射回数によっては、植毛紙よりも大幅に減衰させることができる。
さらに、光学ユニット10では、筐体12の内壁面に植毛紙を貼り付ける代わりに、筐体12の内壁面に複数の反射面16を設ける。光学ユニット10によれば、複数の反射面16と筐体12を一体成型することで、光学ユニット10の製造工数を削減することが可能であり、製造コストも低減し得る。
図6は、減光部17の拡大図である。図7は、減光部19の拡大図である。図8は、減光部21の拡大図である。図9は、減光部23の拡大図である。図10は、減光部26の拡大図である。以下、図6から図10を参照しながら、減光部15の変形例について説明する。
図4に示す減光部15では、向かい合わせに設けられた少なくとも2つの反射面16である反射面16bと反射面16cは、照明光学系4の光軸に対して対称な形状を有しているが、少なくとも2つの反射面は対称な形状を有しなくてもよい。
例えば、図6に示す減光部17は、複数の反射面(反射面18a、反射面18b、反射面18c、反射面18d、反射面18e、反射面18f)を有している。減光部17は、向かい合わせに設けられた少なくとも2つの反射面の1つである反射面18cが照明光学系4の光軸に対して角度α(40°以下)だけ傾斜しているが、別の1つの反射面である反射面18bは照明光学系4の光軸と平行である、という点で減光部15とは異なる。
減光部15の代わりに減光部17を有する光学ユニットであっても、光学ユニット10と同様の効果を得ることができる。つまり、光学ユニットの減光部は、少なくとも2つの反射面のうちの少なくとも1つの反射面が照明光学系4の光軸に対して傾斜した平面形状を有するように、構成されてもよい。また、光学ユニットの減光部は、少なくとも2つの反射面のうちの少なくとも1つの反射面と照明光学系4の光軸とのなす角が40°以下であるように、構成されても良い。
また、図4に示す減光部15では、向かい合わせに設けられた少なくとも2つの反射面16である反射面16bと反射面16cは平面形状を有しているが、少なくとも2つの反射面は平面形状を有しなくてもよい。
例えば、図7に示す減光部19は、複数の反射面(反射面20a、反射面20b、反射面20c、反射面20d、反射面20e、反射面20f)を有している。減光部19は、向かい合わせに設けられた少なくとも2つの反射面20b、20cがそれぞれ曲面形状を有している、という点で減光部15とは異なる。減光部15の代わりに減光部19を有する光学ユニットであっても、光学ユニット10と同様の効果を得ることができる。
また、図4に示す減光部15では、向かい合わせに設けられた2つの反射面16である反射面16bと反射面16cを含んでいるが、向かい合わせに設けられた反射面は少なくとも2つ含んでいればよく、向かい合わせに設けられた3つ以上の反射面を含んでもよい。
例えば、図8に示す減光部21は、複数の反射面(反射面22aから反射面22r)を有している。減光部21は、向かい合わせに設けられた6つの反射面22d、22e、22f、22g、22h、22iを含んでいる、という点で減光部15とは異なる。また、減光部21は、光軸に対する角度の異なる複数の反射面を含んでいる。減光部15の代わりに減光部21を有する光学ユニットであっても、光学ユニット10と同様の効果を得ることができる。
また、図4に示す減光部15では、向かい合わせに設けられた2つの反射面16である反射面16bと反射面16cが直接つながっているが、向かい合わせに設けられた反射面に加えて、向かい合わせに設けられた反射面をつなぐ反射面を含んでもよい。
例えば、図9に示す減光部23は、複数の反射面(反射面24aから反射面24f、反射面25a、反射面25b)を有している。減光部23は、向かい合わせに設けられた反射面24b、反射面24cに加えて、反射面24bと反射面24cをつなぐ反射面25aを含んでいる、という点で減光部15とは異なる。反射面25aは、反射面24bと反射面24cの間に形成される空間の底を構成する。減光部15の代わりに減光部23を有する光学ユニットであっても、光学ユニット10と同様の効果を得ることができる。なお、多重反射回数をより多くするためには、底面を構成する反射面25a(及び反射面25b)は反射面24aから反射面24fに比べて十分に小さな面積を有することが望ましい。
また、図9に示す減光部23では、向かい合わせに設けられた反射面24bと反射面24cをつなぐ反射面25aが平面形状を有する例を示したが、向かい合わせに設けられた反射面をつなぐ反射面は曲面形状を有してもよい。
例えば、図10に示す減光部26は、複数の反射面(反射面27aから反射面27f、反射面28a、反射面28b)を有している。減光部26は、向かい合わせに設けられた反射面27bと反射面27cをつなぐ反射面28aが円弧形状を有している、という点で減光部23とは異なる。反射面28aが円弧形状を有することで、反射面28aが平面形状を有する場合に比べて反射回数を増やすことができる。減光部23の代わりに減光部26を有することで、減光部23を有する光学ユニットよりも迷光を減衰させる効果の高い光学ユニットを実現することができる。なお、反射面28aの形状は円弧形状に限らず、反射面28aが形成する空間に入射した励起光がその空間から外の空間へ飛び出しにくい任意の形状を有してもよい。
また、図4から図10に示す減光部はいずれも複数の周期構造を有し、さらに、複数の周期構造の各々が減光部に設けられた複数の反射面のうちの向かい合わせに設けられた少なくとも2つの反射面を含んでいる。しかしながら、光学ユニットに設けられた減光部は複数の反射面を有していればよく、複数の周期構造を含まなくてもよい。即ち、複数の反射面は周期構造を構成しなくてもよい。複数の反射面は周期的に配置されていなくてもよく、現行部は反射面が密に配置されている部分と疎に配置されている部分を含んでも良い。また、複数の反射面の配置には規則性がなくてもよく、複数の反射面は不規則に配置されてもよい。
また、図4から図10に示す減光部はいずれも検出光路P2の方向(つまり、対物レンズ7の光軸方向)に一様な形状を有する反射面を含んでいるが、複数の反射面は検出光路P2の方向に一様でない形状を有してもよい。なお、検出光路P2の方向に一様な形状とは、検出光路P2に直交する減光部15の断面形状が検出光路P2の方向に一定な形状をいう。減光部で多重反射が生じるのであれば、例えば、減光部のうちの反射面で区画された部分が円錐形状を有してもよい。また、その区画された部分の先端は面取りされていても良い。
図11は、X-X’断面における光学ユニット30の断面図である。図11に示す光学ユニット30は、光学ユニット10の変形例である。以下、図11を参照しながら、光学ユニット10の変形例について説明する。
光学ユニット30は、図11に示すように、減光部15に加えて、減光部15a及び減光部15bを備える点が、光学ユニット10とは異なる。減光部15aと減光部15bは、筐体12の内壁面であって減光部15とは異なる内壁面に、減光部15aと減光部15bが対向するように配置されている。即ち、光学ユニット30では、3つの減光部(減光部15、減光部15a、減光部15b)は、それぞれ筐体12の開口が形成されていない内壁面に設けられている。
光学ユニット30では、励起光がダイクロイックミラー11を透過する際に偏向し減光部15が設けられた内壁面とは異なる内壁面に入射した場合であっても、減光部15とは異なる減光部(減光部15a、減光部15b)で励起光を減衰させることができる。また、いずれかの減光部で減衰した励起光が他の減光部へ入射することで、さらに励起光を減衰させることができる。従って、光学ユニット30によれば、光学ユニット10よりもさらに迷光を低減することができる。
[第2の実施形態]
図12は、顕微鏡装置1aの構成を例示した図である。図12に示す顕微鏡装置1aは、図1に示す顕微鏡装置1と同様に、正立型の蛍光顕微鏡装置である。顕微鏡装置1aは、光学ユニット10の代わりに光学ユニット10aを備える点、照明光学系4が対物レンズ7の光軸と同軸上に設けられている点、及び、撮像装置8がダイクロイックミラー11aの反射光路上に設けられている点が、顕微鏡装置1とは異なる。
光学ユニット10aは、ダイクロイックミラー11の代わりにダイクロイックミラー11aを備えている。ダイクロイックミラー11aは、検出光路P2を照明光路P1から分岐する光路分岐素子であり、照明光路P1と検出光路P2のそれぞれに対して45°傾けた状態で筐体12内に固定されている点は、ダイクロイックミラー11と同様である。ただし、ダイクロイックミラー11aは、ダイクロイックミラー11とは異なり、励起光を透過させ、蛍光を反射させる光学特性を有している。
また、光学ユニット10aは、顕微鏡装置1a内の、試料Sに至る照明光路P1と撮像装置8(検出器)に至る検出光路P2とが交差する位置に、励起フィルタ13が照明光路P1と直交し、吸収フィルタ14が検出光路P2と直交するように、配置されている。
以上のように構成された光学ユニット10aによっても、光学ユニット10と同様の効果を得ることができる。また、顕微鏡装置1aによっても顕微鏡装置1と同様の効果を得ることができる。
本実施形態においても、第1の実施形態と同様に種々の変形が可能である。例えば、減光部15を、第1の実施形態で示した種々の変形例に係る減光部へ変形してもよい。また、光学ユニット30のように、光学ユニット10a内に複数の減光部を設けてもよい。
[第3の実施形態]
図13は、顕微鏡装置1bの構成を例示した図である。図13に示す顕微鏡装置1bは、明視野観察を行うための正立型の顕微鏡装置である。顕微鏡装置1bは、光学ユニット10の代わりに光学ユニット40を備える点が、顕微鏡装置1とは異なる。
光学ユニット40は、ダイクロイックミラー11の代わりにハーフミラー41を有し、さらに、励起フィルタ13及び吸収フィルタ14を有しない点が、光学ユニット10とは異なる。ハーフミラー41は、検出光路P2を照明光路P1から分岐する光路分岐素子であり、照明光路P1と検出光路P2のそれぞれに対して45°傾けた状態で筐体12内に固定されている。なお、減光部15は、照明光学系4の光軸上であって、照明光が入射する開口とはハーフミラー41を挟んで対向する光学ユニット40の筐体の内壁面に設けられる。
以上のように構成された光学ユニット40によっても、光学ユニット10と同様の効果を得ることができる。即ち、試料Sからの反射光ではない迷光を減光部15で減衰させることができるため、光学ユニット40から出射する迷光を低減することができる。従って、顕微鏡装置1bによれば、落射明視野観察においても、顕微鏡装置1と同様に、迷光による顕微鏡画像のコントラストの低下を抑制することができる。また、迷光対策に大きなスペースを使うことなく迷光を低減することができる。
本実施形態においても、第1の実施形態と同様に種々の変形が可能である。例えば、減光部15を、第1の実施形態で示した種々の変形例に係る減光部へ変形してもよい。また、光学ユニット30のように、光学ユニット40内に複数の減光部を設けてもよい。
[第4の実施形態]
図14は、顕微鏡装置1cの構成を例示した図である。図14に示す顕微鏡装置1cは、オートフォーカス装置50を備える顕微鏡装置である。顕微鏡装置1cは、オートフォーカス装置50を備える点が、顕微鏡装置1とは異なる。その他の構成は、顕微鏡装置1と同様である。
オートフォーカス装置50は、アクティブ方式のオートフォーカス(AF)装置であり、図14に示すように、光源51a、コレクタレンズ51b、瞳分割絞り52、瞳分割絞り53、集光レンズ54、光検出装置55、λ/4板56、光学ユニット60、光学ユニット70を備えている。
光源51aは、光源2aとは異なる波長の光(以降、AF光と記す)を出射するAF用光源である。光源51aは、コヒーレント光源であり、例えば、赤外域など可視域外の波長を有するレーザ光を出射する半導体レーザである。
コレクタレンズ51bは、光源51aから出射したAF光をコリメートし、瞳分割絞り52に照射する。瞳分割絞り52は、コレクタレンズ51bの光軸に沿って分割したAF光の光束の半分を遮光する。瞳分割絞り52で遮光されなかった残りの半分であるAF光の光束は、光学ユニット60へ入射する。なお、光源51a、コレクタレンズ51b、瞳分割絞り52は、照明光であるAF光を光学ユニット60へ導く照明光学系である。
光学ユニット60は、試料Sに至るAF光の照明光路P3と光検出装置55に至るAF光の検出光路P4とが交差する位置に配置された光学ユニットである。光学ユニット60は、偏光ビームスプリッタ(PBS)61と減光部65を備えている。PBS61は、照明光路P3と検出光路P4とを分岐する光路分岐素子である。
光学ユニット60へ入射したAF光は、所定の偏光方向を有する直線偏光であり、PBS61で反射する。また、PBS61で反射しなかったAF光は減光部65へ入射する。減光部65は、照明光学系(光源51a、コレクタレンズ51b、瞳分割絞り52)の光軸上であって、光学ユニット60の筐体の内壁面に設けられている。
減光部65は、例えば、減光部15と同様の構成を有している。即ち、平面形状を有する少なくとも2つの反射面を有し、それらの反射面と照明光学系の光軸のなす角度は40°以下である。このため、減光部65へ入射したAF光は、減光部65で多重反射し、十分に減衰する。また、減光部65は、少なくとも2つの反射面の法線を含む平面が検出光路P4と交差するように、その少なくとも2つの反射面を含んでいる。
PBS61で反射したAF光は、その後、λ/4板56で円偏光に変換されて、光学ユニット70へ入射する。
光学ユニット70は、試料Sに至るAF光の照明光路P3と撮像装置8に至る検出光の検出光路P2とが交差する位置に配置された光学ユニットである。光学ユニット70は、ダイクロイックミラー71と、減光部75を備えている。ダイクロイックミラー71は、照明光路P3と検出光路P2とを分岐する光路分岐素子である。ダイクロイックミラー71は、AF光を反射させ、蛍光を透過させる光学特性を有している。
光学ユニット70へ入射したAF光は、ダイクロイックミラー71で反射し、対物レンズ7により試料Sに照射される。また、ダイクロイックミラー71で反射しなかったAF光は、減光部75へ入射する。減光部75は、光学ユニット70の筐体の内壁面に設けられていて、例えば、減光部15と同様の構成を有している。このため、減光部75へ入射したAF光は多重反射により十分に減衰する。
試料Sで反射したAF光は、対物レンズ7を介して再び光学ユニット70へ入射しダイクロイックミラー71で反射して、λ/4板56へ入射する。λ/4板56へ入射したAF光は円偏光から直線偏光に変換される。このとき、λ/4板56で直線偏光に変換されたAF光は、光源51aからPBS61へ向かうAF光とは90度異なる偏光方向を有している。このため、λ/4板56で直線偏光に変換されたAF光は、PBS61を透過する。その後、AF光は、瞳分割絞り53を介して集光レンズ54へ入射し、集光レンズ54の屈折力により集光する。なお、瞳分割絞り53は、集光レンズ54の光軸で分割した領域の一方に入射したAF光を遮光する。ただし、瞳分割絞り53は、瞳分割絞り52に対応するように配置されている。このため、試料Sで正反射したAF光のほとんどは瞳分割絞り53では遮光されない。瞳分割絞り53では試料Sで乱反射したAF光やその他の迷光が遮光される。
光検出装置55は、集光レンズ54の光軸に対して対称に配置されたフォトダイオード55aとフォトダイオード55bを備えている。また、光検出装置55は、集光レンズ54の焦点面に配置されている。
対物レンズ7の焦点面に試料Sが位置し、その焦点面にある試料SでAF光が反射した場合、つまり、フォーカス状態では、AF光はフォトダイオード55aとフォトダイオード55bの中間に集光する。このため、フォトダイオード55aから出力される信号強度Aとフォトダイオード55bから出力される信号強度Bは、およそ同じになる。
これに対して、対物レンズ7の焦点面から対物レンズ7の光軸方向にずれた位置に試料Sが位置し、そのずれた位置にある試料SでAF光が反射した場合、つまり、デフォーカス状態では、信号強度Aと信号強度Bの一方が他方に対して大きくなる。また、信号強度Aと信号強度Bのどちらが強いかによって焦点面に対して試料Sが光軸方向の正方向と負方向のどちらにずれているか判断することができる。
オートフォーカス装置50は、信号強度Aと信号強度Bに基づく合焦評価値を用いて、図示しない準焦機構を制御してフォーカスをあわせる。合焦評価値は、(A−B)/(A+B)などであり、値が0に近いほどフォーカス状態に近い状態であることを示している。
光学ユニット60及び光学ユニット70によれば、これらの光学ユニットから出射する迷光を低減することができる。このため、オートフォーカス装置50によれば、迷光として光検出装置55に入射するAF光の光量が少なくなるため、高い精度でフォーカスを合わせることができる。また、顕微鏡装置1cは、顕微鏡装置1と同様に光学ユニット10を備えている。このため、顕微鏡装置1cによっても、顕微鏡装置1と同様の効果を得ることができる。
本実施形態においても、第1の実施形態と同様に種々の変形が可能である。例えば、減光部65及び減光部75を、第1の実施形態で示した種々の変形例に係る減光部へ変形してもよい。また、光学ユニット30のように、光学ユニット60及び光学ユニット70内に複数の減光部を設けてもよい。
上述した実施形態は、発明の理解を容易にするための具体例を示したものであり、本発明の実施形態はこれらに限定されるものではない。上述した実施形態の一部を他の実施形態に適用しても良い。光学ユニット、顕微鏡装置、及び、オートフォーカス装置は、特許請求の範囲の記載を逸脱しない範囲において、さまざまな変形、変更が可能である。
落射照明用の光源2aとして、水銀ランプ等の白色光源を例示したが、白色光源の代わりにレーザが用いられてもよい。その場合、光学ユニット10は、励起フィルタ13を含まなくてもよい。また、光学ユニット10を備える顕微鏡装置として、正立顕微鏡を例示したが、顕微鏡装置は正立顕微鏡に限らない。倒立顕微鏡であっても良い。また、反射面が平面形状を有する例と曲面形状を有する例を例示したが、反射面の形状は特に限定しない。反射面の形状は反射面間で多重反射が生じるように設計されていればよい。
1、1a、1b、1c 顕微鏡装置
2 光源ユニット
2a、51a 光源
2b、51b コレクタレンズ
3 光量調整部
4 照明光学系
5 ステージ
6 レボルバ
7 対物レンズ
8 撮像装置
9 接眼レンズ
10、10a、30、40、60、70 光学ユニット
11、11a、71 ダイクロイックミラー
12 筐体
12a、12b、12c 開口
13 励起フィルタ
14 吸収フィルタ
15、17、19、21、23、26、65、75 減光部
41 ハーフミラー
50 オートフォーカス装置
52、53 瞳分割絞り
54 集光レンズ
55 光検出装置
55a、55b フォトダイオード
56 λ/4板
61 PBS
S 試料
P1、P3 照明光路
P2、P4 検出光路
E、E1、E2 励起光
16a−16f、18a−18f、20a−20f、22a−22r、24a−24f、25a、25b、27a−27f、28a、28b 反射面

Claims (14)

  1. 光路分岐素子と、
    前記光路分岐素子を収容する筐体と、
    前記筐体の内壁面に設けられた、複数の反射面を有する減光部と、を備え、
    前記減光部は、前記減光部に入射した光を前記複数の反射面での多重反射により減衰させる、ように構成された
    ことを特徴とする光学ユニット。
  2. 請求項1に記載の光学ユニットにおいて、
    前記複数の反射面は、向かい合わせに設けられた少なくとも2つの反射面を含む
    ことを特徴とする光学ユニット。
  3. 請求項2に記載の光学ユニットにおいて、
    前記減光部は、複数の周期構造を有し、
    前記複数の周期構造の各々は、前記複数の反射面のうちの向かい合わせに設けられた少なくとも2つの反射面を含む
    ことを特徴とする光学ユニット。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の光学ユニットにおいて、
    前記少なくとも2つの反射面は、平面形状を有する
    ことを特徴とする光学ユニット。
  5. 試料に至る照明光路と検出器に至る検出光路とが交差する位置に配置された、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の光学ユニットを備える
    ことを特徴とする顕微鏡装置。
  6. 試料に至る照明光路と検出器に至る検出光路とが交差する位置に配置された、請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載の光学ユニットと、
    前記光学ユニットに照明光を導く照明光学系と、を備え、
    前記減光部は、前記照明光学系の光軸上に設けられ、
    前記少なくとも2つの反射面のうちの少なくとも1つの反射面は、前記光軸に対して傾斜した平面形状を有する
    ことを特徴とする顕微鏡装置。
  7. 請求項6に記載の顕微鏡装置において、
    前記少なくとも1つの反射面と前記光軸のなす角は、40°以下である
    ことを特徴とする顕微鏡装置。
  8. 請求項6又は請求項7に記載の顕微鏡装置において、
    前記光軸に沿った方向から前記減光部へ入射した光の多重反射回数をNとし、前記減光部の表面反射率をRとするとき、以下の条件式
    <0.1%
    を満たすことを特徴とする顕微鏡装置。
  9. 請求項6乃至請求項8のいずれか1項に記載の顕微鏡装置において、
    前記減光部は、前記少なくとも2つの反射面の法線を含む平面が前記検出光路と交差するように、前記少なくとも2つの反射面を含む
    ことを特徴とする顕微鏡装置。
  10. 試料に至る照明光路と検出器に至る検出光路とが交差する位置に配置された、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の光学ユニットを備える
    ことを特徴とするアクティブ方式のオートフォーカス装置。
  11. 試料に至る照明光路と検出器に至る検出光路とが交差する位置に配置された、請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載の光学ユニットと、
    前記光学ユニットに照明光を導く照明光学系と、を備え、
    前記減光部は、前記照明光学系の光軸上に設けられ、
    前記少なくとも2つの反射面のうちの少なくとも1つの反射面は、前記光軸に対して傾斜した平面形状を有する
    ことを特徴とするオートフォーカス装置。
  12. 請求項11に記載のオートフォーカス装置において、
    前記少なくとも1つの反射面と前記光軸のなす角は、40°以下である
    ことを特徴とするオートフォーカス装置。
  13. 請求項11又は請求項12に記載の顕微鏡装置において、
    前記光軸に沿った方向から前記減光部へ入射した光の多重反射回数をNとし、前記減光部の表面反射率をRとするとき、以下の条件式
    <0.1%
    を満たすことを特徴とする顕微鏡装置。
  14. 請求項11乃至請求項13のいずれか1項に記載のオートフォーカス装置において、
    前記減光部は、前記少なくとも2つの反射面の法線を含む平面が前記検出光路と交差するように、前記少なくとも2つの反射面を含む
    ことを特徴とするオートフォーカス装置。
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