JP2019018159A - 光触媒含有製品およびその製造方法 - Google Patents

光触媒含有製品およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2019018159A
JP2019018159A JP2017139682A JP2017139682A JP2019018159A JP 2019018159 A JP2019018159 A JP 2019018159A JP 2017139682 A JP2017139682 A JP 2017139682A JP 2017139682 A JP2017139682 A JP 2017139682A JP 2019018159 A JP2019018159 A JP 2019018159A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photocatalyst
porous glass
pores
glass particles
ppm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017139682A
Other languages
English (en)
Inventor
孝則 中野
Takanori Nakano
孝則 中野
陽介 庄司
Yosuke Shoji
陽介 庄司
嘉一 小山
Yoshikazu Koyama
嘉一 小山
邦男 田畑
Kunio Tabata
邦男 田畑
昌也 坪田
Masaya Tsubota
昌也 坪田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHIYOURIN KOGYO KK
Mikasa Shoji Co Ltd
Original Assignee
SHIYOURIN KOGYO KK
Mikasa Shoji Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SHIYOURIN KOGYO KK, Mikasa Shoji Co Ltd filed Critical SHIYOURIN KOGYO KK
Priority to JP2017139682A priority Critical patent/JP2019018159A/ja
Publication of JP2019018159A publication Critical patent/JP2019018159A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)

Abstract

【課題】光触媒を樹脂などによりコーティングした際に、光触媒が樹脂で封鎖されてしまい光触媒としての効果が低下したり、光触媒により樹脂が分解してしまう不具合を削減できる光触媒含有製品の製造方法を提供する。【解決手段】光触媒含有コーティング材の製造方法は以下のステップを含む。・細孔に光触媒を担持した多孔質ガラス粒子を用意すること。・多孔質ガラス粒子を水に浸漬すること。・細孔内に水が浸透している状態の複数の多孔質ガラス粒子とバインダー樹脂とを含む光触媒含有コーティング材を生成すること。【選択図】図1

Description

本発明は、光触媒を含有したコーティング材およびそれを塗布した製品、および製造方法に関するものである。
特許文献1には、耐水性、耐光性、耐熱性のみならず、抗菌抗カビ力及び抗菌抗カビ効果の持続性という面からも優れた特性を有する安全な抗菌抗カビ性セラミックス及びその製造方法が開示されている。抗菌抗カビ性セラミックスは、基板あるいは導電性の皮膜を施した基板あるいは導電性の基板に、銀、銅、亜鉛、白金の内から選ばれた少なくとも一種の金属イオンを含有した酸化チタン膜を被覆すること、あるいはその上にさらに酸化チタン膜あるいは白金膜を被覆することによって製造され、金属イオンの作用に加えて、太陽光や電灯などの光を受けて酸化チタン膜に電子や正孔が生成して酸化還元を行うことにより、溶液中あるいは膜上の雑菌及びカビの繁殖を効果的に防止でき、安全で経済的で持続性、耐候性、耐久性に優れているとしている。
特許文献2には、シリカゲル表面近傍の酸化チタン濃度を高くし、中心部の酸化チタン濃度を低くなるように濃度勾配を設けることにより、空気中の悪臭や有害物質、あるいは水中に含まれている有機溶剤、農薬などの環境汚染物質などを分解する性能を向上させ、しかも安全性、経済性、安定性、耐水性(水に入れても割れない)という観点からも優れた特性を有する光触媒高担持シリカゲルおよびその製造方法が開示されている。平均細孔径が6〜100nmの範囲にあるシリカゲルの表面近傍の細孔内に含ませる酸化チタン量を7〜70重量%とし、かつ当該酸化チタン量を当該シリカゲル中心部付近の細孔内に含ませる酸化チタン量の1.5倍以上となるように濃度勾配を持たせたことを特徴とする酸化チタン光触媒高担持シリカゲルが記載されている。
特許文献3には、NOx、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、トルエン、キシレンなどの環境汚染物質や硫化メチル、二硫化メチル、スチレン、トリメチルアミン、硫化水素、メチルメルカプタンなどの悪臭物質を選択的に吸着し、これらを効率よく分解することができる酸化チタン担持光触媒シリカゲルを提供することが記載されている。平均細孔径が6〜100nmの範囲にあるシリカゲルの細孔内に酸化チタン光触媒を担持したのち、該細孔内にアルカリ金属化合物、銅族元素化合物、アルカリ土金属化合物、亜鉛族元素化合物、土類元素化合物、クロム族元素化合物、マンガン族元素化合物、鉄族元素化合物の少なくとも一種を含ませることにより、NOx、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、トルエン、キシレンなどの環境汚染物質や硫化メチル、二硫化メチル、スチレン、トリメチルアミン、硫化水素、メチルメルカプタンなどの悪臭物質を効率よく分解できる酸化チタン担持光触媒シリカゲルが記載されている。
特開平06−65012号公報 特開2000−218160号公報 特開2002−282704号公報
特許文献1に記載の抗菌抗カビ性セラミックスは吸着性が小さい。したがって、VOC、その他の環境汚染物質、悪臭物質などを含む分解対象物を処理するためには大きな表面積が必要となる。特許文献2に開示されている細孔を含むシリカゲルは、それ自体の表面積は大きく、一般的に吸着性は優れているが、酸性ガスや中性ガスを吸着し難く、分解効率が悪いことが報告されている。そのため、特許文献3において、各種ガスを選択吸着するため金属化合物を担持することが記載されているが、分解対象のガスが限られ、作製に手間がかかり、さらに、シリカゲルの細孔に吸着されたガスに光(紫外線)を照射することは困難であり、光触媒の効果を効率的に得ることは難しい。
また、基板や布などに光触媒を担持したシリカゲルを、樹脂などにより塗布(コーティング)しようとすると、シリカゲルの細孔が樹脂で封鎖されてしまうので、吸着性能も分解性能も低下してしまう。一方、光触媒を表面に担持した粒子を樹脂などによりコーティングすると光触媒により樹脂が分解してしまい耐久性を維持することが難しい。
本発明の一態様は、以下のステップを含む光触媒含有コーティング材の製造方法である。
・細孔に光触媒を担持した多孔質ガラス粒子を用意すること。
・多孔質ガラス粒子を水に浸漬すること。
・細孔内に水が浸透している状態の複数の多孔質ガラス粒子とバインダー樹脂とを含む光触媒含有コーティング材を生成すること。
この光触媒含有コーティング材を対象物の活性化対象部分に塗布し、塗布された対象物を乾燥する。真空乾燥などであってもよいが、塗布された対象物を100〜150℃で乾燥すると、細孔内の水が沸騰蒸発し、細孔を覆っていたバインダー樹脂を破壊したり、亀裂を生じさせ、光触媒を担持した細孔が外界に対してオープンになる。このため、細孔に光触媒を担持した複数の多孔質ガラス粒子がバインダー樹脂により細孔が開口した状態で対象物の少なくとも一部に付着している光触媒含有製品を製造し、提供できる。
この光触媒含有製品においては、対象物の少なくとも一部にバインダー樹脂により付着した多孔質ガラス粒子が、ガスなどの分解対象物を細孔内に吸着する。そして、光(紫外線)を照射すると、透明なガラスを介して細孔内の光触媒が活性化され、細孔内に吸着(確保)されたガスなどの分解対象物を分解する。したがって、吸着性能が高く、細孔内に吸着した分解対象物の分解効率も高い光触媒含有製品を提供できる。さらに、多孔質ガラス粒子の細孔内に光触媒が担持され、多孔質ガラス粒子の表面を覆い、対象物との付着を支持するバインダー樹脂と光触媒との接触が抑制されるので、光触媒によるバインダー樹脂の分解が抑制され、耐久性の高い光触媒含有製品を提供できる。
光触媒は酸化タングステン等であってもよいが、典型的なものは酸化チタンである。バインダー樹脂は、耐紫外線樹脂を含んでもよい。光触媒を活性化するために紫外線を照射する際の耐久性が高い。耐紫外線樹脂は、アクリル樹脂、フッ素樹脂およびニトリル樹脂の少なくともいずれかを含んでもよい。
光触媒含有コーティング材を塗布する対象物は繊維製品であってもよい。繊維製品は分解対象物の一次吸着材として機能することがあり、大気などの環境(外界)における分解対象物の濃度を低減でき、一次吸着された分解対象物を多孔質ガラス粒子の細孔内の光触媒で効率よく分解できる。光触媒含有製品はシート状であってもよい。多数の多孔質ガラス粒子を含む光触媒含有コーティング材が塗布される面積が大きく、分解対象物の吸着および分解能力の高い光触媒含有製品を提供できる。シート状の光触媒含有製品は、体積に対する表面積を確保するために折り曲げられていたり、円筒状あるいは渦巻状に巻かれていてもよい。
光触媒含有製品の製造方法を示すフローチャート。 製造段階を模式的に示す図。 光触媒シートの表面の拡大図。 光触媒シートの細孔径の分布を、コーティング前の多孔質ガラス粒子の細孔径の分布と比較して示す図。 試験用のガスの一覧。 ガスバッグ法の概要を示す図。 アセトアルデヒドの試験結果を示す図。 アセトンの試験結果を示す図。 トリメチルアミンの試験結果を示す図。 硫化水素の試験結果を示す図。 アンモニアの試験結果を示す図。 紫外線を照射する前と後の光触媒シートの表面のSEM画像。
図1に、光触媒含有製品の製造方法の一例を示している。また、図2に、この製造方法10の各ステップを模式的に示している。この製造方法10においては、まず、ステップ11において、多孔質ガラス粒子を準備する。多孔質ガラス粒子の一例は、均細孔径が数nm、粒子径が数μ〜数十μmのものであり、製造方法の一例は、分相法と呼ばれるものである。分相法による多孔質ガラスは、米国コーニング社が開発したナトリウムホウケイ酸塩系分相ガラスが代表的なもので、主材料の一例は、二酸化ケイ素(シリカ、SiO)、酸化ホウ素(ホウ酸、B)および酸化ナトリウム(NaO)を含むものである。この主材料に酸化アルミニウム(Al)と酸化カルシウム(CaO)を添加して原材料を溶融後、粒子径を75μm以下程度に粉砕、分級して多孔質ガラス原料の粒子(多孔質ガラス粒子)を得る。
主材料に添加する酸化アルミニウムと酸化カルシウムは各1〜10重量%程度であってもよい。酸化アルミニウムを添加することは、多孔質ガラスにイオン交換機能を付加するために必要であり、酸化カルシウムを添加することは細孔径が数十nmまでの大きめの細孔を得る場合の孔径制御に適している。したがって、酸化カルシウムの添加は、数nm程度の細孔径を備えた多孔質ガラス粒子を生成する場合は必ずしも必要でない。
本例においては、イオン交換機能の付加と数十nmまでの大きめの細孔を備えた多孔質ガラス粒子を得るために、主材料に酸化アルミニウムと酸化カルシウムとを添加し、添加した材質を加熱熔融によりガラス化して多孔質ガラス材料とする。加熱温度は原料組成によりガラス化する温度に適宜設定できる。
多孔質ガラスの原材料の一例は、(SiO:B:NaO:Al:CaO)を組成比(重量%)(60:25:9:3:3)で均一に混合し、1300℃から1450℃で加熱熔融して多孔質ガラス原料を得た。この多孔質ガラス原料を、粒子径を75μm以下程度に粉砕、分級して原料粒子とした。
この原料粒子を、ガラス転移点以上ガラス軟化点以下の温度で熱処理することにより、分相ガラスを得た。分相現象は、一般的にガラス転移点以上の温度で熱処理することにより起き、SiOを主体とする相と(SiO−B−NaO)を主体とする相に分相する。分相ガラスは、pH5以下で酸処理することにより、SiO−B−NaOを主体とする相からBやNaOを溶出でき、多孔質ガラス粒子を得ることができる。なお、溶出段階では、すべてのBやNaOを除去する必要はない。本例においては、分相ガラスに対して、0.5M(モル濃度、mol/L)の塩酸を用いて、80℃の条件下で1時間浸漬撹拌処理をし、BとNaOを溶出し、多数の細孔を備えた多孔質ガラス粒子を得た。
次に、細孔に光触媒を担持した多孔質ガラス粒子を用意する。まず、ステップ12において、多孔質ガラス粒子を含チタンイオン水溶液に浸漬する。図2(a)に示すように、基材となる多孔質ガラス粒子20を70容量%以上のチタン含有溶液を25〜50倍程度希釈した溶液中31に浸漬して、数分放置する。チタンイオンが多孔質ガラス粒子20の細孔21内に侵入し、多孔質ガラス粒子20のNaOとのイオン交換によりチタンイオンが細孔21内に吸着される。具体的には、多孔質ガラス粒子20を50倍希釈した30%硫酸チタン(IV)溶液31に10分間浸漬させて、チタンイオンを細孔21に吸着した多孔質ガラス粒子20を得た。
ステップ13において、チタンイオンを吸着した多孔質ガラス粒子20を熱処理した。具体的には、多孔質ガラス粒子20をガラス軟化点(700〜850℃)以下の温度で焼成する。この熱処理により、図2(b)に示すように、細孔21内に酸化チタン32が担持された多孔質ガラス粒子20を得ることができる。多孔質ガラスの軟化点以下の温度で加熱焼成することにより、細孔21が潰れることなく細孔21内が酸化チタン32で被膜された多孔質ガラス粒子20を得ることができる。例えば、チタンイオンを吸着した多孔質ガラス20を500℃30分間の熱処理を施すことにより、酸化チタン32を担持した多孔質ガラス粒子(光触媒ガラス材料)を得た。
次に、酸化チタンを担持した多孔質ガラス粒子を水に浸漬し、細孔内に水が浸透している状態の複数の多孔質ガラス粒子とバインダー樹脂とを含む光触媒含有コーティング材を生成する。まず、ステップ14において、図2(c)に示すように、酸化チタン32を細孔21内に担持した多孔質ガラス粒子20を水35に浸漬し、細孔21内に水35を十分浸透させる。具体的には、多孔質ガラス粒子20を水35に30〜60分間浸漬させる。
ステップ15において、図2(d)に示すように酸化チタン32で細孔21内がコーティングされた多孔質ガラス粒子20の細孔21内に水35を十分に吸着した状態で、バインダー樹脂37を含む溶液36と混合して光触媒含有コーティング材39を得る。バインダー樹脂37の一例は、耐紫外線樹脂の1つであるアクリル樹脂である。バインダー樹脂37は、耐紫外線樹脂としてフッ素樹脂またはニトリル樹脂を含んでいてもよい。コーティング材(塗布液)39は、バインダー樹脂37と増粘剤とを含む水溶液36であってもよい。バインダー樹脂37を含む溶液を均質に混合しペースト状にすることにより、図2(e)に示すように、内部に酸化チタン32を担持した細孔21に水35が充填された状態の多孔質ガラス粒子20の表面23がバインダー樹脂37で覆われた光触媒含有コーティング材(光触媒含有塗布液)39を得ることができる。
ステップ16において、光触媒含有コーティング材39を対象物の活性化対象部分に塗布する。本例においては、繊維性のシート材、例えば、不織布の片面にコーティング材39を塗布する。図2(f)に示すように、コーティング材39に含まれる多孔質ガラス粒子20が細孔21に水35が充填された状態で、バインダー樹脂37により、不織布41に付着し、固定される。
ステップ17において、コーティング材39が塗布された対象物、本例では不織布41を、真空乾燥したり、水の沸点以上の温度、例えば100〜150℃程度で乾燥する。さらに具体的には、図2(g)に示すように、不織布等の基材41の表面にコーティング材39を塗布し、バインダー樹脂37により基材41に多孔質ガラス粒子20が付着した状態で乾燥温度120〜135℃に加温することにより、多孔質ガラス粒子20の表面のバインダー樹脂(バインダー溶液)37を乾燥し皮膜を形成しつつ多孔質ガラス粒子20の細孔21内部の水35を蒸発させる。この際、バインダー樹脂(本例ではアクリル樹脂)37の被膜が形成された後、細孔21内部の水分35の蒸発時の蒸気圧の上昇によりバインダー樹脂37の被膜が破壊され、細孔21が再生される。このため、細孔21内に担持された酸化チタン32がバインダー樹脂37に覆われることを防ぐことができる。
したがって、これらのステップ11〜17を含む製造方法10により、細孔21に光触媒32を担持した複数の多孔質ガラス粒子20がバインダー樹脂37により細孔21が開口した状態で対象物(本例では不織布)41の少なくとも一部、例えば一面に付着している光触媒含有製品、本例では、光触媒含有シート(不織布)45を製造し、提供できる。
この光触媒含有製品45は、吸着性を有し、紫外光透過性に優れ、光触媒材料である酸化チタン32を担持し、さらに、固定用のバインダー樹脂37と酸化チタン32との接触がなくバインダー樹脂37の劣化を抑制可能な光触媒多孔質ガラス粒子20を、不織布などの基材41にバインダー樹脂37でコーティングしたものであり、コーティングする際に、細孔21に水35を充填した後に、バインダー樹脂37を乾燥させる際に細孔21内の水35の蒸気圧で細孔21の開口を封鎖しているバインダー樹脂37を破壊し、多孔質ガラス粒子20の細孔21が塞がることなく基材41にコーティングしたものである。したがって、多孔質ガラス粒子20の吸着性能と、多孔質ガラス粒子20の細孔21に含まれる酸化チタン32が多孔質ガラス粒子20を透過した光(紫外線)により活性化され、有機物などの分解対象物を分解する性能とを維持したまま塗布対象物41に塗布でき、耐久性と加工性の良好な光触媒シート45を提供できる。
すなわち、上記の製造方法10のステップ13において製造された酸化チタン担持の多孔質ガラス粒子20は次のような特徴を有する。第1に、紫外光の透過が良好な1〜50nmの細孔分布を有するため、光触媒による分解効果が良好に行われる。第2に、細孔21内に光触媒材料32を担持することで、有害ガスなどの分解対象物の細孔21内への吸着機能と光触媒32による分解機能を併せ持ち、紫外光が無い場合でも有害ガスなどの分解対象物を吸着し、それによる除去効果、例えば、消臭効果が期待できる。
第3に、紫外光を照射することで細孔21に吸着された有害ガスなどの分解対象物が光触媒32により分解される。このため、いったん、吸着飽和が発生した後であっても、紫外線を照射することにより吸着性能が復活し、吸着と紫外線照射による光触媒の活性化とを繰り返すことにより、分解対象物の除去効果が持続する。
第4に、多孔質ガラス粒子20の表面には光触媒32がほとんど露出していない。このため、バインダー樹脂37で光触媒32を担持した多孔質ガラス粒子20を基材41に添着しても、バインダー樹脂37の分解が抑制され、かつ、基材41の耐久性も良好に保持される。
したがって、これらの特徴を有する酸化チタン担持の多孔質ガラス粒子20をコーティングした光触媒シート45は、多孔質ガラス粒子20の大きな比表面積で分解対象とするガスを吸着し、基材41である不織布に耐紫外線樹脂のアクリルバインダー樹脂37でコーティングされたシート形状のため、紫外光が多孔質ガラス粒子20の細孔21内の酸化チタン32まで良好に到達し光触媒としての性能を発揮する。このため、光触媒シート45は、空気中の悪臭や有害物質などの分解対象物を多量に吸着でき、従来の光触媒材料より迅速に効率よく分解除去できる。また、不織布が基材41のため、様々な形状に加工が容易であり、様々な用途に適用できる。
また、この光触媒シート45は、光触媒による有機化合物、ウイルスなどの吸着・分解も期待でき、多孔質ガラス粒子20のナノ細孔21による紫外線カット効果も期待できる。さらに、基材41である不織布の通気性も利用できる。このため、用途の幾つかの例としては、空気清浄機のフィルター、冷蔵用途あるいは運搬用途における鮮度保持シート、吸着・分解、UVカット効果および通気性を備えたブラインド、カーテン、壁紙、マスク、梱包材(消臭、鮮度保持、カビ対策)、小型脱臭器(トイレ、下駄箱、乗り物などの閉所用)などに適用できる。また、光触媒シート45は、果実などの防虫用および鮮度保持用の袋、畜舎の消臭・抗ウイルス材料、ビニルハウスなどにも適用できる。光触媒シート45の用途としては、さらに、ゴミ焼却場の有害ガス除去材、仮設/避難テントなども期待され、多種多様な用途が期待できる。
以下では、光触媒シートの吸着分解性能を実験した例を説明する。この実験では、以下のように光触媒シート45を生成した。予め酸化チタン担持した多孔質ガラス20部を水70部に60分浸漬し、多孔質ガラスの細孔内に十分水を浸透させ、その後、アクリル樹脂20部と増粘剤2部を加えて撹拌し、ペースト状のコーティング材(塗布液)39を得た。コーティング材39を基材41であるスパンボンド不織布上に塗布し、温度125℃にて乾燥を行い、酸化チタンを担持した多孔質ガラスの粉末が不織布の片面に固着した光触媒シート45を得た。
図3に、触媒シート45の表面を10,000倍の電子顕微鏡(SEM)にて観察した様子を示している。図3(a)は、上記にて製造した触媒シート45の表面であり、アクリル樹脂は多孔質ガラスに馴染んで添着しているとともに、樹脂の間から多孔質ガラス粒子と不織布との空隙が見えていることが分かる。図3(b)は、リファレンスとして、バインダー樹脂としてシリコーン樹脂を使用した例であり、多孔質ガラス粒子との馴染みが悪く、表面全体を樹脂がスポンジ状に添着しており、多孔質ガラス粒子の機能性が認められなかった。
図4に、細孔の状態を水銀ポロシメータで検証した結果を示している。破線のグラフは、ステップ13で準備した酸化チタンを担持した多孔質ガラス粒子の細孔をポロシメータで測定し結果であり、細孔容積ピークを1として正規化したグラフで、細孔ピークが5.2nmと7.5nmとに表われていることが分かる。
実線のグラフは、触媒シート45の細孔をポロシメータで測定した結果であり、3.7nmと6.6nmにピークが表れており、細孔容積は破線に対して6割程度となっている。このことより、製造方法10により製造された触媒シート45においては、多孔質ガラス粒子を樹脂によりコーティングしても、樹脂による細孔の潰れは少なく、4割程度の減少に収まっており、細孔径にもほとんど影響を与えていないことが分かる。
次に、分解対象物として図5に示した5種類のガスを用意し、ガスバッグ法により、光触媒シート45の吸着およびガス分解性能を確認した。対象ガスは、有機化合物としてアセトアルデヒドとアセトン、アミン系の有機化合物としてトリメチルアミン、無機化合物として硫化水素とアンモニアの計5種とした。実施濃度は図5に示したとおりであり、吸着の効果で対象ガスが大幅に減少する場合は、再度ガスを吸入し効果を確認することとした。
図6にガスバッグ法の概要を示している。図6(a)に示すように、光触媒シート45を50±1mm角の正方形に切断した試験片51を評価用テドラーバッグ55に入れ、密閉後、2時間以上紫外線照射(1.0mW/cm)を照射したセットを2セット用意した。
図6(b)に示すように、試験ガスの調整として、試験ガス調整用テドラーバッグ(5L)56内に、図5に示したそれぞれの試験ガス57を実施濃度にて3Lとなるように調整した。試験試料51を入れたテドラーバッグ55の内部空気を除去後、試験ガスを入れたテドラーバッグ56内の試験ガス57を、試験試料を入れたテドラーバッグ55内に注入した。同様の工程で、紫外線照射用のテドラーバッグと未照射用のテトラ―バッグを用意した。紫外線照射用の、試験試料と試験ガスを入れたテドラーバッグ55は、試験試料に紫外線照射(1.0mW/cm)を開始し、所定の時間毎にテドラーバッグ55内の状態を測定した。具体的には、ガス検知管を用いて、それぞれのテドラーバッグ55内のガス濃度を試験開始直後、1時間後、2時間後、4時間後、20時間後に測定した。紫外線未照射用の、試験試料と試験ガスを入れたテドラーバッグ55は、紫外線、太陽光照射がない暗条件下に静置し、上記と同じタイミングで試験ガスの濃度を測定した。
図7に、アセトアルデヒドの試験結果を示している。紫外線未照射のテドラーバッグ内のアセトアルデヒド濃度を破線で示し、紫外線照射のテドラーバッグ内のアセトアルデヒド濃度を実線で示している。未照射の場合は、試験開始直後が100ppm(除去率0%)、1時間後が85ppm(除去率15%)、2時間後が80ppm(除去率20%)、4時間後が80ppm(除去率20%)、20時間後が75ppm(除去率25%)となった。紫外線照射の場合は、試験開始直後が90ppm(除去率0%)、1時間後が55ppm(除去率39%)、2時間後が40ppm(除去率56%)、4時間後が22ppm(除去率76%)、20時間後が0ppm(除去率100%)となった。
紫外線未照射では開始20時間で3Lガス中の25ppm分(除去率25%)のアセトアルデヒドの濃度減少しか確認出来なかった。これに対して、紫外線照射では開始20時間で90ppm分(除去率100%)の低下となっており、触媒シート45の、紫外線照射によるアセトアルデヒドの濃度減少が確認できた。
図8に、アセトンの試験結果を示している。紫外線未照射のテドラーバッグ内のアセトン濃度を破線で示し、紫外線照射のテドラーバッグ内のアセトン濃度を実線で示している。紫外線未照射の場合は、試験開始直後が150ppm(除去率0%)、1時間後が75ppm(除去率50%)、2時間後が75ppm(除去率50%)、4時間後が75ppm(除去率50%)、20時間後が50ppm(除去率67%)となった。紫外線照射の場合は、試験開始直後が160ppm(除去率0%)、1時間後が60ppm(除去率63%)、2時間後が45ppm(除去率72%)、4時間後が35ppm(除去率78%)、20時間後が5ppm(除去率97%)となった。
紫外線未照射では開始20時間で3Lガス中の100ppm分(除去率67%)のアセトンの濃度減少しか確認できなかった。これに対して、紫外線照射では開始20時間で155ppm分(除去率97%)の低下となっており、触媒シート45の、紫外線照射によるアセトンの濃度減少が確認出来た。
図9に、トリメチルアミンの試験結果を示している。紫外線未照射のテドラーバッグ内のトリチルアミンアミン濃度を破線で示し、紫外線照射のテドラーバッグ内のトリチルアミン濃度を実線で示している。紫外線未照射の場合は、試験開始直後が520ppm(除去率0%)、1時間後が47ppm(除去率91%)、2時間後が24ppm(除去率95%)、4時間後が18ppm(除去率97%)、20時間後が3ppm(除去率99%)となった。紫外線照射の場合は、試験開始直後が530ppm(除去率0%)、1時間後が50ppm(除去率91%)、2時間後が28ppm(除去率95%)、4時間後が18ppm(除去率97%)、20時間後が3ppm(除去率99%)となった。
紫外線未照射のサンプルと紫外線照射のサンプルとでトリメチルアミンの濃度減少に大きな差異が確認できなかった。このため、20時間経過後に、評価用テドラーバッグ内のガスを抜き、再度3Lのトリメチルアミンガスを注入し、紫外線照射有無での吸着及び分解性能を確認した。
再度ガスを注入した紫外線未照射のテドラーバッグ内のトリメチルアミン濃度の試験開始直後が530ppm(除去率0%)、120時間後が110ppm(除去率79%)となった。再度ガスを注入した紫外線照射のテドラーバッグ内のトリメチルアミン濃度の試験開始直後が550ppm(除去率0%)、120時間後が5ppm(除去率99%)となった。
紫外線未照射では、2回分のガス量の合計で3Lガス中の937ppm分(除去率89%)のトリメチルアミンの濃度減少しか確認できなかった。これに対して、紫外線照射では合計1072ppm分(除去率99%)の濃度減少が確認できた。トリメチルアミンに関しては、低濃度ではほとんど吸着しか確認できなかったが、ガスを追加注入することにより、細孔がトリメチルアミンで詰まった後の光触媒による分解を確認することができた。
図10に硫化水素の試験結果を示している。紫外線未照射のテドラーバッグ内の硫化水素濃度を破線で示し、紫外線照射のテドラーバッグ内の硫化水素濃度を実線で示している。紫外線未照射の場合は、試験開始直後が38ppm(除去率0%)、1時間後が36ppm(除去率5%)、2時間後が35ppm(除去率8%)、4時間後が34ppm(除去率11%)、20時間後が31ppm(除去率18%)となった。紫外線照射の場合は、試験開始直後が42ppm(除去率0%)、1時間後が36ppm(除去率14%)、2時間後が32ppm(除去率24%)、4時間後が27ppm(除去率36%)、20時間後が3ppm(除去率93%)となった。
紫外線未照射では開始20時間で3Lガス中の7ppm分(除去率18%)の硫化水素の濃度減少しか確認できなかった。これに対して、紫外線照射では開始20時間で39ppm分(除去率93%)の低下となっており、触媒シート45の、紫外線照射による硫化水素の濃度減少が確認出来た。
図11に、アンモニアの試験結果を示している。紫外線未照射のテドラーバッグ内のアンモニア濃度を破線で示し、紫外線照射のテドラーバッグ内のアンモニア濃度を実線で示している。紫外線未照射の場合は、テドラーバッグ内アンモニア濃度の試験開始直後が1000ppm(除去率0%)、1時間後が170ppm(除去率83%)、2時間後が150ppm(除去率85%)、4時間後が150ppm(除去率85%)、20時間後が140ppm(除去率86%)となった。紫外線照射の場合は、試験開始直後が1000ppm(除去率0%)、1時間後が200ppm(除去率80%)、2時間後が180ppm(除去率82%)、4時間後が160ppm(除去率84%)、20時間後が75ppm(除去率93%)となった。
両サンプルとも、アンモニアの濃度減少が大きかった。このため継続して試験を実施した。その結果、紫外線未照射のテドラーバッグ内アンモニア濃度は、44時間後で140ppm(除去率86%)、140時間後で80ppm(除去率92%)となった。紫外線照射のテドラーバッグ内アンモニア濃度は、44時間後で40ppm(除去率96%)、140時間後で0ppm(除去率100%)となった。
紫外線未照射では開始140時間で3Lガス中の920ppm分(除去率92%)のアンモニアの濃度減少しか確認できなった。これに対して、紫外線照射では開始140時間で1000ppm分(除去率100%)の低下となっており、紫外線照射によるアンモニアの濃度減少が確認できた。
以上のように、試験対象ガスとした5種(アセトアルデヒド、アセトン、トリメチルアミン、硫化水素、アンモニア)すべてで、紫外線未照射のサンプルおよび紫外線照射のサンプルの両方で、触媒シート45によるガス濃度の減少の効果が確認できた。また、紫外線を照射したサンプルの方がより多くの濃度減少が確認された。紫外線を照射していないサンプルに関しては光触媒による効果はないため、吸着によるガス濃度の減少と考えられる。また、紫外線を照射したサンプルに関しては、上記吸着効果に追加して、光触媒効果によるガス分解による濃度減少があったと考えられる。
図12(a)にアンモニアの試験において、試験片51(光触媒シート45)に紫外線を照射する前のSEM画像を示し、図12(b)に紫外線照射(ピーク波長360nm、1mW/cm)を1000時間行った後のSEM画像を示す。画像はいずれも1000倍の画像であり、長時間の紫外線照射によるバインダー樹脂(コーティング樹脂)および基材である不織布の状態を検証した。これらの写真に示すように紫外線照射後も、バインダー樹脂は、照射前と同様に不織布の繊維にしっかり固着しており、繊維や樹脂を分解している様子は認められない。
さらに、1000時間紫外線を照射した光触媒シート45のコーティング材が付着した固着部を強く擦っても、粉落ちや剥がれは観測されず、紫外線照射前の状態との変化は認められなかった。これらの結果より、多孔質ガラス粒子の細孔内に酸化チタンを担持することにより、ガラス粒子表面への酸化チタンの露出が抑制され、酸化チタンとバインダー樹脂またはコーティング樹脂が直接触れることが少なく、樹脂表面が劣化するチョーキング現象を抑えることができたものと考えられる。
なお、光触媒シートの分解対象物として、タバコの煙に含まれるアセトアルデヒド、特定悪臭物質のアンモニア、硫化水素、トリメチルアミン、アセトンを例に試験をしたが、分解対象物はこれらに限定されず、シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドなどのVOCや、その他の様々な種類の悪臭物質に対して、光触媒シートは、吸着・分解して脱臭等を行うことができる。
また、光触媒は悪臭除去のみならず、ウイルスやカビ菌などの分解除去効果も有している。このため、今後、内装建材、医療衛生関連、空調機器分野、家電分野、畜産分野など、広い分野への応用が期待できる。また、基材は不織布に限定されず、様々な繊維製品であってもよく、また、壁紙、その他の壁面、機器の外装、建材などであってもよく、光触媒含有コーティング材で表面または通気性の内面の少なくとも一部がコーティングできるものであればよい。また、上記では光触媒として一般的な酸化チタンを例に説明しているが、他の光触媒、例えば、酸化タングステン等であってもよい。
20 多孔質ガラス粒子、 21 細孔
32 酸化チタン、 35 水、 37 バインダー樹脂

Claims (13)

  1. 細孔に光触媒を担持した多孔質ガラス粒子を用意することと、
    前記多孔質ガラス粒子を水に浸漬することと、
    前記細孔内に水が浸透している状態の複数の前記多孔質ガラス粒子とバインダー樹脂とを含む光触媒含有コーティング材を生成することとを有する、光触媒含有コーティング材の製造方法。
  2. 請求項1において、
    前記光触媒は酸化チタンを含む、光触媒含有コーティング材の製造方法。
  3. 請求項1または2において、
    前記バインダー樹脂は耐紫外線樹脂を含む、光触媒含有コーティング材の製造方法。
  4. 請求項3において、
    前記耐紫外線樹脂は、アクリル樹脂、フッ素樹脂およびニトリル樹脂の少なくともいずれかを含む、光触媒含有コーティング材の製造方法。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の光触媒含有コーティング材を対象物の活性化対象部分に塗布することと、
    塗布された対象物を乾燥することとを有する、光触媒含有製品の製造方法。
  6. 請求項5において、
    乾燥することは、100〜150℃で乾燥することを含む、光触媒含有製品の製造方法。
  7. 請求項5または6において、
    前記対象物は繊維製品を含む、光触媒含有製品の製造方法。
  8. 請求項5ないし7のいずれかにおいて、
    当該光触媒含有製品はシート状である、光触媒含有製品の製造方法。
  9. 細孔に光触媒を担持した複数の多孔質ガラス粒子がバインダー樹脂により前記細孔が開口した状態で対象物の少なくとも一部に付着している光触媒含有製品。
  10. 請求項9において、
    前記光触媒は酸化チタンを含む、光触媒含有製品。
  11. 請求項9または10において、
    前記バインダー樹脂は、アクリル樹脂、フッ素樹脂およびニトリル樹脂の少なくともいずれかを含む、光触媒含有製品。
  12. 請求項9ないし11のいずれかにおいて、
    前記対象物は繊維製品を含む、光触媒含有製品。
  13. 請求項9ないし12のいずれかにおいて、
    当該光触媒含有製品はシート状である、光触媒含有製品。
JP2017139682A 2017-07-19 2017-07-19 光触媒含有製品およびその製造方法 Pending JP2019018159A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017139682A JP2019018159A (ja) 2017-07-19 2017-07-19 光触媒含有製品およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017139682A JP2019018159A (ja) 2017-07-19 2017-07-19 光触媒含有製品およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019018159A true JP2019018159A (ja) 2019-02-07

Family

ID=65354237

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017139682A Pending JP2019018159A (ja) 2017-07-19 2017-07-19 光触媒含有製品およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019018159A (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004305947A (ja) * 2003-04-08 2004-11-04 Shinto V-Cerax Ltd アナターゼ形酸化チタン光触媒担持シリカゲル及びその製法
JP2005199261A (ja) * 2003-12-17 2005-07-28 Fujikura Kasei Co Ltd 光触媒複合材料、光触媒含有塗料組成物、セルフクリーニング性塗膜
JP2005230758A (ja) * 2004-02-23 2005-09-02 Okaya Electric Ind Co Ltd 光触媒担持体
JP2005230757A (ja) * 2004-02-23 2005-09-02 Okaya Electric Ind Co Ltd 光触媒担持体
JP2008088436A (ja) * 1998-04-14 2008-04-17 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 光触媒を含む塗料組成物
JP2008142606A (ja) * 2006-12-07 2008-06-26 New Industry Research Organization 光触媒用組成物、光触媒用材料およびその製造方法
JP2014024041A (ja) * 2012-07-30 2014-02-06 National Institute Of Advanced Industrial & Technology TiO2複合化多孔質シリカ光触媒粒子の製造方法及びTiO2複合化多孔質シリカ光触媒粒子

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008088436A (ja) * 1998-04-14 2008-04-17 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 光触媒を含む塗料組成物
JP2004305947A (ja) * 2003-04-08 2004-11-04 Shinto V-Cerax Ltd アナターゼ形酸化チタン光触媒担持シリカゲル及びその製法
JP2005199261A (ja) * 2003-12-17 2005-07-28 Fujikura Kasei Co Ltd 光触媒複合材料、光触媒含有塗料組成物、セルフクリーニング性塗膜
JP2005230758A (ja) * 2004-02-23 2005-09-02 Okaya Electric Ind Co Ltd 光触媒担持体
JP2005230757A (ja) * 2004-02-23 2005-09-02 Okaya Electric Ind Co Ltd 光触媒担持体
JP2008142606A (ja) * 2006-12-07 2008-06-26 New Industry Research Organization 光触媒用組成物、光触媒用材料およびその製造方法
JP2014024041A (ja) * 2012-07-30 2014-02-06 National Institute Of Advanced Industrial & Technology TiO2複合化多孔質シリカ光触媒粒子の製造方法及びTiO2複合化多孔質シリカ光触媒粒子

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100357765B1 (ko) 광반도성 탈취/항균 필터의 제조 방법 및 이에 의해 제조된 광반도성 탈취/항균필터
JP6457077B2 (ja) 可視光活性光触媒タイル
JP2600103B2 (ja) 光触媒フィルター及びその製造方法
JP2009136832A (ja) 天然鉱物膜
JPH0899041A (ja) 酸化チタン多孔質薄膜光触媒及びその製造方法
JP2006082071A (ja) 光触媒組成物、内装用建材、塗料、合成樹脂成形体、光触媒の活用方法及び有害物質の分解方法
JP3710323B2 (ja) 脱臭装置
JP2004350935A (ja) フィルター
JP6342778B2 (ja) 正孔を保有する基材−シリカゾル乾燥物複合体及びその製造方法
JP4010936B2 (ja) 静電塗装用光触媒マイクロカプセル含有コーティング組成物
KR102279008B1 (ko) 가시광 활성 광촉매를 포함하는 공기정화용 창호
JPH09157549A (ja) コーティング剤組成物
JP2019018159A (ja) 光触媒含有製品およびその製造方法
JP5610329B2 (ja) ケイ酸塩でコーティングされた酸化チタン揮発性有機化合物分解材料
KR101675630B1 (ko) 항균성 광촉매, 광촉매 도포 항균제품 및 그 제조방법
KR101724148B1 (ko) 세라믹 하니컴 기반 저온환경용 탈취제
KR101234609B1 (ko) 오염 물질 분해 효과를 갖는 미세 다공질 세라믹 패널 및 그 제조 방법
KR100562476B1 (ko) 마이크로 캡슐화된 천연향이 첨가된 광촉매 코팅용 졸 및이의 제조방법
JPH02273513A (ja) 有害物質除去フィルター及びその製造方法
JP5065636B2 (ja) 光半導体微粒子の製造方法
KR102383557B1 (ko) 복합재 및 이의 제조방법
JP4573560B2 (ja) 光触媒機能材料の製造方法及びこの方法によって製造される光触媒機能材料
KR20030084174A (ko) 기재에 광촉매를 직접 고정시키는 방법
JP2005200302A (ja) 金属修飾アパタイト及びその製造方法
CN115006577B (zh) 一种植物负氧离子空气净化剂及其制备方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180515

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190320

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190326

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190930