JP2019017193A - チョッパ型dc/dcコンバータおよび宇宙用チョッパ型dc/dcコンバータ - Google Patents

チョッパ型dc/dcコンバータおよび宇宙用チョッパ型dc/dcコンバータ Download PDF

Info

Publication number
JP2019017193A
JP2019017193A JP2017133434A JP2017133434A JP2019017193A JP 2019017193 A JP2019017193 A JP 2019017193A JP 2017133434 A JP2017133434 A JP 2017133434A JP 2017133434 A JP2017133434 A JP 2017133434A JP 2019017193 A JP2019017193 A JP 2019017193A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capacitor
converter
terminal
diode
chopper type
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017133434A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6963252B2 (ja
Inventor
鈴木 隆博
Takahiro Suzuki
隆博 鈴木
真 富高
Makoto Tomitaka
真 富高
佐藤 守男
Morio Sato
守男 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Avionics Co Ltd
Japan Aerospace Exploration Agency JAXA
Ohira Electronics Co Ltd
Original Assignee
Nippon Avionics Co Ltd
Japan Aerospace Exploration Agency JAXA
Ohira Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Avionics Co Ltd, Japan Aerospace Exploration Agency JAXA, Ohira Electronics Co Ltd filed Critical Nippon Avionics Co Ltd
Priority to JP2017133434A priority Critical patent/JP6963252B2/ja
Publication of JP2019017193A publication Critical patent/JP2019017193A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6963252B2 publication Critical patent/JP6963252B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】宇宙用非絶縁型宇宙用POLDC/DCコンバータを活用し、宇宙用に供し得る、電力効率に優れ、絶縁出力が可能なDC/DCコンバータを提供する。【解決手段】制御IC1はPWM制御信号により、Q1及びQ3は同期してON/OFFし、Q2はQ1及びQ3とは逆相にON/OFFする。出力端子+5VOUTはトランスT1により入力端子VINから絶縁された絶縁出力端である。Q1がONの期間に、トランスT1の励磁電流はQ3を通して流すことができるので、コンデンサC2の両端に非絶縁出力端を設け、そこに負荷を接続し、負荷電流を流すことによって励磁電流をT1に流す必要はない。非絶縁出力端子間の負荷装置で電力を消費する必要がないから、高い電力効率で絶縁出力を提供できる。制御IC1を含む宙用非絶縁型宇宙用POLDC/DCコンバータの部品が共用できる。【選択図】 図1

Description

本発明は、DC/DCコンバータ(直流電圧変換器)に関し、特にPOL(Point of Load)用途に好適であって、かつ、宇宙用電子機器に好適なチョッパ型のDC/DCコンバータに関する。
車両搭載用等汎用のチョッパ型のDC/DCコンバータについては、例えば特許文献1の特開2006−340582号公報「DC/DCコンバータ及び車両用電源装置」に開示されている。特許文献1の図1には、第1の入力系統(11)におけるMOSFETQ1〜Q4および第2の入力系統(12)におけるMOSFETQ5のスイッチングを、両入力系統に共通の制御装置(21)により行い、第1の入力系統(11)では絶縁出力を生成し、第2の入力系統(12)では非絶縁出力を生成し、絶縁出力または非絶縁出力の何れか一方を選択して、出力部(10)から外部に直流電力を供給するチョッパ型DC/DCコンバータが示されている。制御装置(21)は、MOSFETやトランジスタ等のスイッチング素子のON/OFFを行うスイッチング制御手段であり、DC/DCコンバータ制御IC(集積回路)などの名称で広く知られている。この制御装置(21)は、PWM(Pulse Width Modulation,パルス幅変調)方式またはPFM(Pulse Frequency Modulation,パルス周波数変調)でスイッチング素子のON/OFF制御を行う。本願では、スイッチング素子のON/OFF制御を行うスイッチング制御手段をDC/DCコンバータ制御用IC(または、略して「制御IC」)と称することとする。
このようなチョッパ型のDC/DCコンバータは宇宙用POL DC/DCコンバータとしても実用されている。ロケットや衛星等の宇宙用電子機器に搭載される電子部品は、宇宙空間で健全な動作を行うために、放射線、真空環境、低温および高温環境、並びにロケット打ち上げ時の振動環境に耐えうる性能を有する必要がある。このため、一般的に使用される汎用の電子部品は使用することが困難であり、高度の環境試験を経て、宇宙環境下で耐性があると認証された特有の電子部品が使用されている。
宇宙用DC/DCコンバータにおいては、他回路で発生した故障の影響を低減し、また他の回路から混入するノイズの遮断が容易な絶縁型DC/DCコンバータの需要が多い。他方、マイクロコントローラやASICのような高性能な半導体には、低電圧大電流で作動するDC/DCコンバータが求められるので、低電圧大電流の要求にも対応可能なように、半導体の近傍に配置されるPOL(Point of Load)の非絶縁型DC/DCコンバータが宇宙用電子機器に現用されている。
特開2006−340582号公報
上述のように、宇宙用電子部品は非常に高度な耐環境試験を経て実用化されている。非絶縁型の宇宙用POL DC/DCコンバータが宇宙用電子部品として既に認定され、実用されている。そこで、現用の非絶縁型宇宙用POL DC/DCコンバータの設計資産および部品(制御ICなど)を活用し、絶縁型DC/DCコンバータを実現することが望まれる。図2は、現用の宇宙用POL DC/DCコンバータを活用して考案された絶縁出力が可能なDC/DCコンバータを示す回路図である。図2には、非絶縁型宇宙用POL DC/DCコンバータがPOL適用回路A、このPOL適用回路Aに追加することにより絶縁出力を可能にした回路を追加回路Bとして、それぞれ破線で囲んで示してある。
POL適用回路Aにおいて、1は制御IC(PWM―IC)、Q1,Q2はMOSFET、T1はトランス、n1はトランスT1の一次巻線(巻数:n)、n2はトランスT1の二次巻線(巻数:n)である。また、R1およびR2は、非絶縁出力の電圧Vを分圧し、制御IC(PWM―IC)1に出力電圧Vをフィードバックする抵抗である。制御IC(PWM―IC)1は、出力電圧Vをフィードバックされることにより、MOSFETQ1,Q2をON/OFFするパルス信号のパルス幅を制御し、すなわちパルス信号のデューティー比を制御し、出力電圧Vおよび出力電圧Vをそれぞれ所定の値に安定化している。なお、制御IC(PWM―IC)は非絶縁型宇宙用PWM―ICとも称されている。
より詳しくは、制御IC(PWM―IC)1は所定周波数のパルスでMOSFETQ1をON/OFF制御し、そのパルスの幅に応じて、入力端VINに入力される入力電圧をトランスT1の一次巻線n1に送る。トランスT1はDC/DCコンバータにおけるリアクトルの作用をしている。MOSFETQ1がOFFの期間に、トランスT1に蓄えられた磁気エネルギーによりMOSFETQ1のON期間と同じ方向に一次巻線n1に逆起電力を生じ、MOSFETQ2(Q2は、Q1とはON/OFFが逆に制御される)およびダイオードD5の並列回路、一次巻線n1、抵抗R1,R2およびコンデンサC2の並列回路、の経路で、MOSFETQ1のON期間と同じ方向に電流が流れる。出力端子+3.3VOUTとRTN間に負荷が接続されていれば、抵抗R1,R2とコンデンサC2との並列回路の他に、負荷電流Iが流れる。追加回路Bにおいて、ダイオードD4およびコンデンサC3は整流回路を構成している。
図2のDC/DCコンバータは、出力電圧Vの+3.3VOUT端子と、出力電圧Vの+5VOUT端子とを有する。+3.3VOUT端子は電気的に入力端VINに繋がっているので、出力電圧Vは非絶縁出力である。他方、+5VOUT端子は、トランスT1により入力端VINから電気的に遮断されているので、出力電圧Vは絶縁出力である。すなわち、図2のDC/DCコンバータは非絶縁出力と絶縁出力との両方を有している。
図2の回路方式の場合、トランスT1を流れる励磁電流が絶縁出力に電力を伝達する役割を果たしている。そこで、絶縁出力から電力を取り出すためには非絶縁出力にも電流を流す必要がある。非絶縁出力および絶縁出力としてそれぞれ取り出し得る電力の比をみると、非絶縁出力および絶縁出力から出力される電流をそれぞれIおよびIとすると、非絶縁出力の電力W(=V)と絶縁出力の電力W(=V)との比(電力比)は経験的に1:3程度、すなわち、電圧Vの非絶縁出力電力が3であれば、電圧Vの絶縁出力電力は概ね1である。例えば、総出力電力が8W(ワット)であれば、非絶縁出力電力が6Wで、絶縁出力電力は2W程度となる。このような取り出し得る電力の割合からして、図2の回路方式は、絶縁出力と非絶縁出力を両方使用する機器の場合は利用できると思われる。しかし、絶縁出力だけを利用しようとしても、非絶縁出力にもダミー電流を流す必要があるので、図2の回路方式は電力効率的には望ましくない。図2の回路方式を採用する場合、トランスT1の設計は単純に巻数(ターン)比となるため、非絶縁出力電圧Vと絶縁出力電圧Vは式(1)に示すような関係となる。
=(n/n)V (1)
そこで、本発明は、かかる課題を解決するために、宇宙用として既に認証されるなどしていて、現用されている非絶縁型宇宙用POL DC/DCコンバータを活用し、多大な時間と費用のかかる耐環境試験を要することなく、宇宙用に供し得る、電力効率に優れた絶縁出力が可能なチョッパ型のDC/DCコンバータの提供を目的としている。
前述の課題を解決するため、本発明によるチョッパ型DC/DCコンバータおよび宇宙用チョッパ型DC/DCコンバータは、主に次のような特徴的な構成を採用している。
(1)本発明によるチョッパ型DC/DCコンバータは、
直流電源の一方の端子を第1のコンデンサの一方の端子に接続し、前記直流電源の他方の端子を第1のスイッチ素子と1次巻線を備える直列回路を介して前記第1のコンデンサの他方の端子に接続し、前記第1のコンデンサの一方の端子と前記第1のスイッチ素子の前記1次巻線側端子との間に整流素子を接続し、前記第1のコンデンサ両端の電圧の情報に基づき前記第1のスイッチ素子のスイッチングを制御することにより前記電圧を一定に制御する制御ICを設け、前記1次巻線に電磁結合した2次巻線を設け、前記1次巻線および前記2次巻線はトランスを構成し、前記2次巻線に生じる電圧を整流平滑する第1のダイオードと第2のコンデンサを接続し、前記第1のスイッチ素子がONまたはOFFに交互に制御されるとき、前記第1のダイオードはそれぞれ交互にOFFまたはONになり、前記第2のコンデンサに並列に第1の負荷装置を接続するチョッパ型のDC/DCコンバータであって、
前記1次巻線の前記第1のコンデンサ側に第2のダイオードを直列に挿入し、前記第2のダイオードの前記1次巻線側端子と前記第1のコンデンサの一方の端子の間に第2のスイッチ素子を接続し、前記制御ICは前記第2のスイッチ素子を前記第1のスイッチ素子と同期してスイッチングさせることを特徴とする。
(2)本発明による宇宙用チョッパ型DC/DCコンバータは、前記(1)に記載のチョッパ型DC/DCコンバータであって、
宇宙用POL DC/DCコンバータに適用されている非絶縁型宇宙用PWM―ICを前記制御ICとして用い、前記宇宙用POL DC/DCコンバータにおけるリアクトルを前記トランスとすることにより絶縁出力を得ることを特徴とする。
本発明によれば、宇宙用として既に認証されるなどしていて、現用されている非絶縁型宇宙用POL DC/DCコンバータを活用し、多大な時間と費用のかかる耐環境試験を要することなく、宇宙用に供し得る、電力効率に優れた絶縁出力が可能なチョッパ型のDC/DCコンバータを提供できる。
本発明の一実施形態であるチョッパ型DC/DCコンバータを示す回路図である。 現用の宇宙用非絶縁型チョッパ型DC/DCコンバータのリアクトルをトランスに変換することにより構成され、絶縁出力を得られるチョッパ型DC/DCコンバータを示す回路図である。 本発明の要点をまとめて示したチョッパ型DC/DCコンバータの回路図である。 現用の非絶縁型チョッパ型DC/DCコンバータのリアクトルをトランスに変換することにより構成されるチョッパ型DC/DCコンバータの要点をまとめて示す回路図である。 図1におけるトランスをリアクトルに変換して、非絶縁昇降圧型のチョッパ型DC/DCコンバータを構成した例を示す回路図である。
以下、本発明によるチョッパ型DC/DCコンバータの好適な実施形態について添付図を参照して説明する。本発明による宇宙用チョッパ型DC/DCコンバータにつては、チョッパ型DC/DCコンバータの一例として以下の説明に含めて記述する。なお、以下の各図面に付した図面参照符号は、理解を助けるための一例として各要素に便宜上付記したものであり、本発明を図示の態様に限定することを意図するものではないことも言うまでもない。
図1は、本発明の一実施形態であるチョッパ型DC/DCコンバータを示す回路図である。なお、図1のチョッパ型DC/DCコンバータでは、符号1で示す制御ICは、PWM(Pulse Width Modulation,パルス幅変調)方式ICであるとして以下に説明するが、制御ICがPFM(Pulse Frequency Modulation,パルス周波数変調)方式であるチョッパ型DC/DCコンバータも、本発明を適用して、同様に実施できる。
現用の宇宙用非絶縁型チョッパ型DC/DCコンバータのリアクトルをトランスに変換することにより構成され、絶縁出力を得られるチョッパ型DC/DCコンバータについて、図2を参照して先に説明したが、図1のチョッパ型DC/DCコンバータは、その図2の回路に少数の部品を加える変更でもって実現される。図1の回路図に楕円形または円形の破線で囲んで示す部品およびインダクタL1が図1の回路に追加された部品である。
図1において、1は制御IC、Q1,Q2およびQ3はnチャンネルのMOSFET、T1はトランス、D1,D2,D3およびD4はダイオード(D2はチェナーダイオード)、C1,C2およびC3はコンデンサ、n1はトランスT1の1次巻線(巻数:n)、n2はトランスT1の2次巻線(巻数:n)、L1はノイズ除去用のインダクタである。また、A´はPOL適用回路であり、既存の非絶縁型宇宙用POL DC/DCコンバータ(図2におけるA)に上記追加部品(楕円形または円形の破線で囲んで示す部品およびインダクタL1)を加えた回路、Bは既存の非絶縁型宇宙用POL DC/DCコンバータにおけるリアクトルをトランスT1に替え、絶縁出力VOUTが得られるようにした追加回路(図2におけるものと同じ)である。入力端子VINとRTNとの間に直流電源が供給され、出力端子+5VOUTとRTNとの間から直流電源が外部に出力される。
制御IC1は、PWM(Pulse Width Modulation,パルス幅変調)方式ICであり、MOSFETQ1,Q2およびQ3のゲートにPWM制御信号を加え、入力電源をスイッチングすることにより、入力電源からPWMされたパルスを生成する。MOSFETQ1およびQ3は同期してON/OFFされる。他方、MOSFETQ2は、MOSFETQ1およびQ3とは逆相にON/OFFされる。すなわち、Q1およびQ3がONの期間にはQ2はOFFに制御され、Q1およびQ3がOFFの期間にはQ2はONに制御される。なお、図2ではQ2に並列にダイオードD5を設けているが、図1の実施形態ではダイオードD5を省いてある。図1の実施形態においても、ダイオードD5をQ2に並列に設けても差し支えない。
MOSFETQ1およびQ3がONになると、入力電源端子VINから、電流がQ1、トランスT1の1次巻線n1およびQ3を経て入力電源のリターン端子RTNに戻る。図1には(1)ON時の前記の電流経路が太い線で描いてある。このとき、1次巻線n1に流れる電流により、1次巻線n1には逆起電力が誘起され、トランスT1の2次巻線n2には誘導起電力が誘起される。2次巻線n2に誘導起電力が誘起されるが、その電圧はダイオードD4に対する逆電圧となるから、2次巻線n2には電流は流れない。
制御IC1は、MOSFETQ1およびQ3をOFFにすると、MOSFETQ2をONにする。Q1のOFFにより入力電源端子VINからの電源は遮断されが、トランスT1に蓄えられていた磁気エネルギーにより1次巻線n1および2次巻線n2には誘導起電力が誘起される。この誘導起電力は、それまで1次巻線n1に流れていた電流を維持する方向に1次巻線n1に電圧を生じ、MOSFETQ2、1次巻線n1、ダイオードD1、およびインダクタンスL1の経路でコンデンサC2に電流を流し、コンデンサC2を充電する。他方、2次巻線n2に誘起された誘導起電力により、ダイオードD4の順方向に電圧が生じ、コンデンサC3を充電しながら、出力端子+5VOUTとRTNとの間から直流電源を外部に出力する。図1には(2)OFF時の電流経路が太い線で、それぞれ描いてある。
出力端子+5VOUTとRTNは、トランスT1により、入力電源端子VINおよびRTNから電気的に分離されているから、出力端子+5VOUTとRTNの間から出力される電源は絶縁出力となる。MOSFETQ1およびQ3がONのとき、2次巻線n2に誘起される誘導起電力が、ダイオードD4に対する逆電圧となるから、2次巻線n2には電流は流れないが、Q1およびQ3がOFFの期間にコンデンサC3に充電された電力により、出力端子+5VOUTとRTNの間から電力が出力される。したがって、出力端子+5VOUTとRTNの間から出力される絶縁出力は直流電力である。
図1のチョッパ型DC/DCコンバータでは、トランスT1の作用により、出力端子+5VOUTとRTNの間から直流電力(絶縁出力)が出力されることは上述のとおりである。この図1の回路における入力端子VINとRTNの間に入力される電圧をVINとし、出力端子+5VOUTとRTNの間から出力される電圧をVOUTとし、制御ICから出力されるPWM制御信号であるパルスのON時間をtonとし、そのパルスのOFF時間をtoffとすると、VOUTは次の式(2)により定まる。
OUT=(n/n)・(ton/toff)VIN (2)
式(2)が示すように、絶縁出力の電圧VOUTは、PWM制御信号におけるON時間tonとOFF時間toffとの比により任意に制御できる。
コンデンサC2とインダクタL1との直列回路に並列に、抵抗R1およびR2の直列回路が接続され、抵抗R1およびR2の接合点の電位が制御IC1にフィードバックされている。制御IC1は、PWM制御信号(Q1,Q2,Q3のゲートに加えられる信号)のパルス幅を制御し、その接合点の電位を一定する。この接合点の電位は、コンデンサC2の両端の電圧に対応しているので、制御IC1は、コンデンサC2の両端の電圧の情報に基づきQ1のスイッチングを制御し、コンデンサC2の両端の電圧を一定に制御していると言える。
MOSFETQ1のゲート端子と MOSFETQ3のゲート端子との間に抵抗R3を接続し、MOSFETQ3のソース端子とゲート端子の間にツェナーダイオードD2を接続し、抵抗R3に並列にダイオードD3を接続している。Q3のゲート端子には、抵抗R3とツェナーダイオードD2とで分圧されたPWM制御信号が加えられている。ツェナーダイオードD2は、Q3のゲート端子に過電圧が加わるのを防止し、そのゲート端子を保護している。ダイオードD3は、MOSFETQ3のターンオフ速度を高める作用をする。
ダイオードD1とコンデンサC2との間に、ダイオードD1に直列に、ノイズ除去用のローパスフィルタの作用をするインダクタL1が挿入してある。インダクタL1により、コンデンサC2に流れ込む電流のサージが低減され、また、出力端子+5VOUTとRTNの間から出力される絶縁出力のレギュレーションが改善される。インダクタL1は、フェライトビーズもしくはアモルファスビーズでも差し支えない。
図1のチョッパ型DC/DCコンバータでは、コンデンサC2の両端に出力端子を設け、この出力端子間を非絶縁出力端として負荷装置を接続することができる。しかし、図1の実施形態のチョッパ型DC/DCコンバータは、MOSFETQ3を有する。Q3は、MOSFETQ1と同期してON/OFFされる。そこで、Q1がONの期間に、トランスT1の励磁電流はQ3を通して流すことができるので、非絶縁出力端を設けて、そこに負荷装置を接続する必要はない。
先に説明した図2のチョッパ型DC/DCコンバータでは、出力端子+3.3VOUTとRTNの間に負荷装置を接続して負荷電流を流すことによってトランスT1に励磁電流を供給していた。これに対し、図1の実施形態のチョッパ型DC/DCコンバータでは、励磁電流はMOSFETQ3を通して流すことができるので、非絶縁出力端を設けて、この非絶縁出力端に負荷装置を接続することなく、言い換えれば非絶縁出力端の付加装置で電力の消費をすることなく、絶縁出力端である出力端子+5VOUTとRTNの間に負荷装置を接続し、この負荷装置に絶縁出力を提供できる。したがって、図1の実施形態のチョッパ型DC/DCコンバータは、絶縁出力端からだけでも電力の出力が可能であり、非絶縁出力端子を設けて非絶縁出力端子間の負荷装置で電力を消費する必要がないから、高い電力効率で絶縁出力を提供できるという優れた特徴を有する。
非絶縁出力を発生しない絶縁型専用のチョッパ型DC/DCコンバータでは、絶縁出力をフォトカプラで検出し、フォトカプラの出力を制御ICにフィードバックすることにより、絶縁出力電圧の安定化を図っているものが多い。しかしながら、フォトカプラは、一般的に放射線により障害を受けやすく、耐放射線性を有するものは高価で、かつ入手に問題があった。
これに対し、図1の実施形態のチョッパ型DC/DCコンバータでは、非絶縁出力であるダイオードD1のコンデンサC2側に抵抗R1およびR2の直列回路を設け、抵抗R1およびR2の接続点の電位をコンデンサC2の端子間電圧(非絶縁出力に相当)に対応する電圧として制御IC1にフィードバックして、非絶縁出力に相当するコンデンサC2の端子間電圧を安定化し、また同時に絶縁出力(出力端子+5VOUTとRTN間の電圧)を安定化しているので、フォトカプラを用いることなく所定電圧の絶縁出力が安定に得られる。このように、図1の実施形態のチョッパ型DC/DCコンバータには、フォトカプラを用いることなく絶縁出力を安定化できるという優れた特徴がある。したがって、図1の実施形態のチョッパ型DC/DCコンバータは、宇宙用に好適である。
図1の実施形態のチョッパ型DC/DCコンバータは、図2におけるPOL適用回路Aに、図1において楕円および円の破線で囲んで示す範囲の部品(Q3,R3,D2,D3,D1)およびインダクタL1を加えた構成のPOL適用回路A´に、図2の追加回路Bをそのまま追加して、実現されている。なお、図2におけるダイオードD5は、図1では欠けているが、前述のとおり、図1の実施形態においても、ダイオードD5を設けても差し支えない。また、図2の回路にはないインダクタL1を図1の実施形態では設けているが、インダクタL1の挿入によりノイズを低減し、レギュレーションの改善を図っているのであり、図1の回路においてもインダクタL1を省いても、本発明は実施できる。
図3は、本発明の要点をまとめて示したチョッパ型DC/DCコンバータの回路図である。この図3は、本発明の一実施形態である図1のチョッパ型DC/DCコンバータにおける主要な機能をまとめたものとなっている。図3のチョッパ型DC/DCコンバータは、制御IC1と、直流電源10と、第1のスイッチ素子Q1と、第2のスイッチ素子Q3と、整流素子D6と、第1のダイオードD4と、第2のダイオードD1と、1次巻線n1と、2次巻線n2と、第1のコンデンサC2と、第2のコンデンサC3とを有している。1次巻線n1と2次巻線n2とでトランスT1をなしている。第1の負荷装置30は、図3のチョッパ型DC/DCコンバータにおける絶縁出力端に接続されている。第2の負荷装置20は、図3のチョッパ型DC/DCコンバータにおける非絶縁出力端に接続されている。
図3のチョッパ型DC/DCコンバータは、直流電源10の一方の端子を第1のコンデンサC2の一方の端子に接続し、直流電源10の他方の端子を第1のスイッチ素子Q1と1次巻線n1からなる直列回路を介して第1のコンデンサC2の他方の端子に接続し、第1のコンデンサC2の一方の端子と第1のスイッチ素子Q1の1次巻線n1側端子との間に整流素子D6を接続し、第1のコンデンサC2両端の電圧の情報に基づき第1のスイッチ素子Q1のスイッチングを制御することにより前記電圧を一定に制御する制御IC1を設け、1次巻線n1に電磁結合した2次巻線n2を設け、1次巻線n1および2次巻線n2はトランスT1を構成し、2次巻線n2に生じる電圧を整流平滑する第1のダイオードD4と第2のコンデンサC3に接続し、第2のコンデンサC3に並列に第1の負荷装置30を接続するチョッパ型のDC/DCコンバータであって、
1次巻線n1の第1のコンデンサC2側に第2のダイオードD1を直列に挿入し、第2のダイオードD1の1次巻線n1側端子と第1のコンデンサC2の一方の端子の間に第2のスイッチ素子Q3を接続し、制御IC1は第2のスイッチ素子Q2を第1のスイッチ素子Q1と同期してスイッチングさせることを特徴としている。整流素子D6は、図1のMOSFETQ2に相当し、ダイオードでも実現できるし、図2に示したMOSFETQ2とダイオードD5との並列回路で構成しても差し支えない。
図4は、図2に示したチョッパ型DC/DCコンバータにおける主要な機能をまとめて図示したものである。図2に示した回路は、現用の宇宙用非絶縁型チョッパ型DC/DCコンバータのリアクトルをトランスに変換することにより構成され、絶縁出力を得られるようにしたチョッパ型DC/DCコンバータであることは前述のとおりである。図4のチョッパ型DC/DCコンバータは、制御IC1と、直流電源10と、第1のスイッチ素子Q1と、整流素子D6と、第1のダイオードD4と、1次巻線n1と、2次巻線n2と、第1のコンデンサC2と、第2のコンデンサC3とを有している。1次巻線n1と2次巻線n2とでトランスT1をなしている。第1の負荷装置30は、図4のチョッパ型DC/DCコンバータにおける絶縁出力端に接続されている。第2の負荷装置20は、図4のチョッパ型DC/DCコンバータにおける非絶縁出力端に接続されている。
図4のチョッパ型DC/DCコンバータは、直流電源10の一方の端子を第1のコンデンサC2の一方の端子に接続し、直流電源10の他方の端子を第1のスイッチ素子Q1と1次巻線n1からなる直列回路を介して第1のコンデンサC2の他方の端子に接続し、第1のコンデンサC2の一方の端子と第1のスイッチ素子Q1の1次巻線n1側端子との間に整流素子D6を接続し、第1のコンデンサC2両端の電圧の情報に基づき第1のスイッチ素子Q1のスイッチングを制御することにより前記電圧を一定に制御する制御IC1を設け、1次巻線n1に電磁結合した2次巻線n2を設け、1次巻線n1および2次巻線n2はトランスT1を構成し、2次巻線n2に生じる電圧を整流平滑する第1のダイオードD4と第2のコンデンサC3に接続し、第2のコンデンサC3に並列に第1の負荷装置30を接続している。先に説明した図3のチョッパ型DC/DCコンバータは、上述の図4のものとは、次の点で相違している。すなわち、図3の回路は、1次巻線n1の第1のコンデンサC2側に第2のダイオードD1を直列に挿入し、第2のダイオードD1の1次巻線n1側端子と第1のコンデンサC2の一方の端子の間に第2のスイッチ素子Q3を接続し、制御IC1は第2のスイッチ素子Q2を第1のスイッチ素子Q1と同期してスイッチングさせる、という構成を有しているのに対し、図4の回路は、これらの構成を欠いているのである。
図5は、図1のチョッパ型DC/DCコンバータにおけるトランスをリアクトルに変換して、非絶縁昇降圧型のチョッパ型DC/DCコンバータを構成した例を示す回路図である。本図に示すように、図1におけるトランスT1をリアクトルn1として、図1における追加回路Bを除くことにより、出力端子VOUTとRTNとの間から非絶縁出力を取り出せる非絶縁昇降圧型のチョッパ型DC/DCコンバータが実現できる。
前述のとおり、図2におけるPOL適用回路Aは既存の非絶縁型宇宙用POL DC/DCコンバータである。したがって、図1のPOL適用回路A´は既存の非絶縁型宇宙用POL DC/DCコンバータに少数の部品を追加して実現される非絶縁型DC/DCコンバータである。特に、図1の実施形態では、重要な部品である制御IC1は、既存の非絶縁型宇宙用POL DC/DCコンバータにおける非絶縁型宇宙用PWM―ICである。そして、図1の実施形態では、非絶縁型宇宙用POL DC/DCコンバータにおけるリアクトルをトランスT1とすることにより絶縁出力を得ている。このように、図1の実施形態のチョッパ型DC/DCコンバータは、既存の非絶縁型宇宙用POL DC/DCコンバータにおける非絶縁型宇宙用PWM―IC、その他の基幹部品、回路構成をそのまま流用し、その非絶縁型宇宙用POL DC/DCコンバータにおける出力リアクトルをトランスに変更することにより、絶縁出力を得ている。
このように、図1の実施形態のチョッパ型DC/DCコンバータは、既存の非絶縁型宇宙用POL DC/DCコンバータと部品を共有化でき、比較的軽微な変更でもって絶縁出力を得ることができる。したがって、図1の実施形態のチョッパ型DC/DCコンバータは、多大な時間と費用のかかる耐環境試験を全部品について実施することなく、追加部品を宇宙用部品から選ぶか、或いは追加部品だけについて耐環境試験を実施し、全体についての耐環境試験を実施するだけで、宇宙用電子機器に搭載できるので、実用上極めて有用である。
以上、本発明の好適な実施形態の構成を説明した。しかし、かかる実施形態は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するものではないことに留意されたい。本発明の要旨を逸脱することなく、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であることが、当業者には容易に理解できよう。
1 制御IC
10 直流電源
20,30 負荷
Q1,Q2,Q3 nチャンネルMOSFET
T1 トランス
D1,D2,D3,D4 ダイオード
C1,C2,C3 コンデンサ
n1 トランスT1の1次巻線(巻数:n1)
n2 トランスT1の2次巻線(巻数:n2)
L1 ノイズ除去用のインダクタ

Claims (9)

  1. 直流電源の一方の端子を第1のコンデンサの一方の端子に接続し、前記直流電源の他方の端子を第1のスイッチ素子と1次巻線を備える直列回路を介して前記第1のコンデンサの他方の端子に接続し、前記第1のコンデンサの一方の端子と前記第1のスイッチ素子の前記1次巻線側端子との間に整流素子を接続し、前記第1のコンデンサ両端の電圧の情報に基づき前記第1のスイッチ素子のスイッチングを制御することにより前記電圧を一定に制御する制御ICを設け、前記1次巻線に電磁結合した2次巻線を設け、前記1次巻線および前記2次巻線はトランスを構成し、前記2次巻線に生じる電圧を整流平滑する第1のダイオードと第2のコンデンサを接続し、前記第1のスイッチ素子がONまたはOFFに交互に制御されるとき、前記第1のダイオードはそれぞれ交互にOFFまたはONになり、前記第2のコンデンサに並列に第1の負荷装置を接続するチョッパ型のDC/DCコンバータであって、
    前記1次巻線の前記第1のコンデンサ側に第2のダイオードを直列に挿入し、前記第2のダイオードの前記1次巻線側端子と前記第1のコンデンサの一方の端子の間に第2のスイッチ素子を接続し、前記制御ICは前記第2のスイッチ素子を前記第1のスイッチ素子と同期してスイッチングさせることを特徴とするチョッパ型DC/DCコンバータ。
  2. 前記第1および第2のスイッチ素子ならびに前記整流素子はMOSFETで構成し、
    前記制御ICは、前記第1のスイッチ素子であるMOSFETのスイッチングにおけるON/OFFとは逆相に前記整流素子のMOSFETをON/OFFすることを特徴とする請求項1に記載のチョッパ型DC/DCコンバータ。
  3. 前記整流素子は第3のダイオードで構成し、
    前記1次巻線、前記第2のダイオード、前記第1のコンデンサおよび前記第3のダイオードを備えるループにおいて、前記第2および第3のダイオードの順方向は同じであることを特徴とする請求項1に記載のチョッパ型DC/DCコンバータ。
  4. 前記第2のダイオードの前記第1のコンデンサ側端子と前記第1のコンデンサの一方の端子との間に第1および第2の抵抗の直列回路を接続し、
    前記第1のコンデンサ両端の電圧の情報は、前記第1のコンデンサの一方の端子と前記第1および第2の抵抗の接続点との間の電圧であることを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載のチョッパ型DC/DCコンバータ。
  5. 前記第1のスイッチ素子であるMOSFETのゲート端子と前記第2のスイッチ素子であるMOSFETのゲート端子との間に第3の抵抗を接続し、前記第2のスイッチ素子であるMOSFETのソース端子とゲート端子の間にツェナーダイオードを接続し、前記第3の抵抗に並列にダイオードを接続しことを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載のチョッパ型DC/DCコンバータ。
  6. 前記第2のダイオードの前記第1のコンデンサ側端子と前記第1のコンデンサの他方の端子との間に前記第2のダイオードに直列に、または前記第1のコンデンサに並列にノイズ除去用のローパスフィルタを設けたことを特徴とする請求項1ないし5の何れかに記載のチョッパ型DC/DCコンバータ。
  7. 前記ローパスフィルタは、前記第2のダイオードの前記第1のコンデンサ側端子と前記第1のコンデンサの他方の端子との間に前記第2のダイオードに直列に接続されたインダクタまたはフェライトビーズもしくはアモルファスビーズであることを特徴とする請求項6に記載のチョッパ型DC/DCコンバータ。
  8. 前記トランスをリアクトルとして用いることにより非絶縁出力を得ることを特徴とする請求項1ないし7の何れかに記載のチョッパ型DC/DCコンバータ。
  9. 請求項1ないし7の何れかに記載のチョッパ型DC/DCコンバータであって、
    宇宙用POL DC/DCコンバータに適用されている非絶縁型宇宙用PWM―ICを前記制御ICとして用い、前記宇宙用POL DC/DCコンバータにおけるリアクトルを前記トランスとすることにより絶縁出力を得ることを特徴とする宇宙用チョッパ型DC/DCコンバータ。
JP2017133434A 2017-07-07 2017-07-07 チョッパ型dc/dcコンバータおよび宇宙用チョッパ型dc/dcコンバータ Active JP6963252B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017133434A JP6963252B2 (ja) 2017-07-07 2017-07-07 チョッパ型dc/dcコンバータおよび宇宙用チョッパ型dc/dcコンバータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017133434A JP6963252B2 (ja) 2017-07-07 2017-07-07 チョッパ型dc/dcコンバータおよび宇宙用チョッパ型dc/dcコンバータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019017193A true JP2019017193A (ja) 2019-01-31
JP6963252B2 JP6963252B2 (ja) 2021-11-05

Family

ID=65357044

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017133434A Active JP6963252B2 (ja) 2017-07-07 2017-07-07 チョッパ型dc/dcコンバータおよび宇宙用チョッパ型dc/dcコンバータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6963252B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005033867A (ja) * 2003-07-08 2005-02-03 Honda Motor Co Ltd 電力制御装置及び電力制御方法
JP2010068701A (ja) * 2008-09-12 2010-03-25 Toshiba Corp Dc−dcコンバータ
JP2015154591A (ja) * 2014-02-14 2015-08-24 ローム株式会社 ゲート駆動回路および電源装置
JP2015188297A (ja) * 2013-07-31 2015-10-29 株式会社半導体エネルギー研究所 制御回路、及びdc−dcコンバータ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005033867A (ja) * 2003-07-08 2005-02-03 Honda Motor Co Ltd 電力制御装置及び電力制御方法
JP2010068701A (ja) * 2008-09-12 2010-03-25 Toshiba Corp Dc−dcコンバータ
JP2015188297A (ja) * 2013-07-31 2015-10-29 株式会社半導体エネルギー研究所 制御回路、及びdc−dcコンバータ
JP2015154591A (ja) * 2014-02-14 2015-08-24 ローム株式会社 ゲート駆動回路および電源装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6963252B2 (ja) 2021-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6469478B1 (en) Multiple output power supply including one regulated converter and at least one semi-regulated converter
USRE40907E1 (en) Ripple cancellation circuit for ultra-low-noise power supplies
US9391525B2 (en) Power system switch protection using output driver regulation
RU2642839C2 (ru) Высоковольтный преобразователь постоянного напряжения в постоянное напряжение
US5949222A (en) Self-oscillating switch mode DC to DC conversion with current switching threshold hystersis
EP1605576A1 (en) Device and method for extending the input voltage range of a DC/DC converter
US10454379B2 (en) Lossless snubber circuits
US20190044449A1 (en) Auxiliary Power Supply Apparatus and Method
US20140035627A1 (en) SiC Proportional Bias Switch Driver Circuit with Current Transformer
JP2000134920A (ja) 同期整流器のドライブ補償回路と同期整流器を作動する方法
CN110999053A (zh) 用于向功率开关控制设备供电的可调电源设备
WO2017014931A1 (en) Circuits and methods for controlling a boost switching regulator based on inductor current
CN110972514B (zh) 在低压输出条件期间对于同步整流器控制器的电压供应
US8981819B2 (en) Proportional bias switch driver circuit with current transformer
US10778095B2 (en) Switching DC/DC converter having power output during on and off periods
EP0505982A1 (en) Switching regulator
US9444354B2 (en) Voltage converter that steps up low starting voltages to higher voltages
US20150168983A1 (en) Power conversion device, isolated driving circuit, and isolated driving method
US20030021130A1 (en) Switching power converter apparatus and methods using switching cycle with energy holding state
JP2005287291A (ja) 電圧調整器
US8933675B2 (en) Two-inductor based AC-DC offline power converter with high efficiency
US6486567B2 (en) Multi-output DC-DC converter and electronic apparatus using the same
US11784560B2 (en) Power conversion circuit
JP6963252B2 (ja) チョッパ型dc/dcコンバータおよび宇宙用チョッパ型dc/dcコンバータ
US9600012B2 (en) Internal power supply of a device

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170804

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170929

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200626

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20200626

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20200626

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210415

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210601

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210713

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210928

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211006

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6963252

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150