JP2019016964A - 画像処理システム、画像処理装置およびプログラム - Google Patents

画像処理システム、画像処理装置およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】動画データによりユーザにガイダンス情報を示す場合であっても、画像処理装置の処理負荷を効果的に低減するともに、携帯端末装置の処理速度の低下を効果的に防止する画像処理システムを実現する。【解決手段】画像処理システム1000は、画像処理装置100と、携帯端末装置200と、外部サーバ群300に含まれる認証サーバ31およびリソースサーバ32とを備える。画像処理システム1000において、画像処理装置100の稼働状態が「高負荷状態」である場合、携帯端末装置200が要求する動画データを、リソースサーバ32から携帯端末装置200へと転送し、一方、画像処理装置100の稼働状態が「高負荷状態」ではない場合、携帯端末装置200が要求する動画データを、画像処理装置100から携帯端末装置200へと転送する。【選択図】図1

Description

本発明は、MFP(Multifunction Peripherals)などの画像処理装置と携帯端末装置とサーバ群とを含む画像処理システムに関し、特に、画像処理装置の負荷低減を実現するとともに、携帯端末装置の操作性を担保するための技術に関する。
従来、プリンタ等の電子機器の状態を検知し、検知した状態に応じてガイダンス情報を表示し、メンテナンス作業を効率化するための技術が知られている(例えば、特許文献1)。例えば、特許文献1には、プリンタがインク切れになった場合、インクを補充するための操作についてのガイダンス情報を表示し、メンテナンス作業を効率化する技術の開示がある。
このような技術の応用例として、ガイダンス情報を動画データとすることも考えられる。
例えば、MFPなどの画像処理装置と、当該画像処理装置の操作をリモートで行う機能を有する携帯端末装置とが連携するシステムにおいて、画像処理装置に紙詰まりなどのエラーが発生した場合に、画像処理装置が当該エラーの対処方法を説明する動画データを携帯端末装置に対して送信し、ユーザが当該動画データを携帯端末装置で再生することで、ユーザは、発生しているエラーの対処方法を適切かつ容易に把握することができる。
特開2001−113792号公報
しかしながら、上記のように動画データによりユーザにガイダンス情報を示す場合、動画データはデータサイズが大きいので、画像処理装置で実行している処理を圧迫する。その結果、画像処理装置で実行されている処理(例えば、優先度の高い処理)の速度が極端に低下するという問題が発生する。
また、画像処理装置で処理負荷を大きいタスクが多く実行されている場合、画像処理装置から携帯端末装置への動画データの転送処理の速度も低下する可能性がある。その結果、動画データを受信する携帯端末装置においても、動画データの受信処理の処理負荷が大きくなり、携帯端末装置で実行されている他のタスクの処理速度も低下する。これにより、携帯端末装置においても処理速度が低下してしまうという問題がある。
また近年では、画像処理装置の操作パネルにブラウザが搭載され、画像処理装置の本体には操作パネルに表示する操作画面などをWebページとして保持しておくことが提案されている。このようなケースでは、画像処理装置にエラーが発生すると、ブラウザによって表示される画面に、エラーを解消するためのガイダンス情報を示す動画データを速やかに且つスムーズに再生して表示させることが望まれる。しかし、上述したように、画像処理装置で処理負荷を大きいタスクが多く実行されているような場合には、ブラウザが動画データを表示する際のレスポンスが低下し、スムーズな動画再生を行うことができない。そのため、上記と同様の問題は、画像処理装置の操作パネルにも現れる。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、動画データによりユーザにガイダンス情報を示す場合であっても、画像処理装置の処理負荷を効果的に低減するともに、携帯端末装置の処理速度の低下を効果的に防止する画像処理システム、画像処理装置およびプログラムを実現することを目的とする。
上記課題を解決するために、第1の発明は、画像処理装置と、携帯端末装置と、リソースサーバを含む外部サーバ群とを備える画像処理システムである。画像処理装置は、状態検知部と、第1記憶部と、動画データ決定部と、第1通信部と、稼働状態判定部と、動画データ転送元決定部と、を備える。携帯端末装置は、第2通信部と、動画データ取得部と、を備える。リソースサーバは、第3通信部と、第2記憶部と、を備える。画像処理装置の状態検知部は、携帯端末装置に通知する必要のある画像処理装置の状態を検知する。第1記憶部は、動画データを記憶する。動画データ決定部は、状態検知部の検知結果および携帯端末装置からの要求の少なくとも一方に基づいて、取得する動画データを、第1動画データとして決定する。第1通信部は、外部サーバ群および携帯端末装置と通信を行うための通信インタフェースを含む。稼働状態判定部は、画像処理装置の稼働状態を判定する。動画データ転送元決定部は、稼働状態判定部の判定結果に基づいて、動画データの転送元を決定する。携帯端末装置の第2通信部は、外部サーバ群および画像処理装置と通信を行うための通信インタフェースを含む。動画データ取得部は、第2通信部を介して、画像処理装置および外部サーバ群のいずれか一方から転送される動画データを取得する。リソースサーバの第3通信部は、画像処理装置および携帯端末装置と通信を行うための通信インタフェースを含む。第2記憶部は、第1動画データと同じ動画データである第2動画データを記憶する。
そして、画像処理システムでは、画像処理装置の稼働状態判定部が画像処理装置の稼働状態が高負荷状態であると判定した場合、動画データ転送元決定部は、動画データの転送元を外部サーバ群に決定するとともに、外部サーバ群から、外部サーバ群の携帯端末装置からの接続先に関する情報である接続先情報を取得し、取得した接続先情報を、第1通信部を介して、端末装置に送信する。
携帯端末装置は、接続先情報に基づいて、外部サーバ群にアクセスし、外部サーバ群から第2動画データを取得する。
この画像処理システムでは、画像処理装置の稼働状態が「高負荷状態」である場合、携帯端末装置が要求する動画データを、リソースサーバから携帯端末装置へと転送し、一方、画像処理装置の稼働状態が「高負荷状態」ではない場合、携帯端末装置が要求する動画データを、画像処理装置から携帯端末装置へと転送する。
この画像処理システムでは、このように処理することで、画像処理装置が高負荷状態である場合、負荷の高い動画データ転送処理が画像処理装置で実行され、さらに、画像処理装置の稼働状態を高負荷状態にすることを適切に防止することができる。また、画像処理装置が高負荷状態である場合、携帯端末装置が要求する動画データは、リソースサーバから携帯端末装置へと転送されるため、携帯端末装置での動画取得処理、動画再生処理が高速に実行される。
つまり、この画像処理システムでは、上記のように処理することで、動画データによりユーザにガイダンス情報を示す場合であっても、画像処理装置の処理負荷を効果的に低減するともに、携帯端末装置の処理速度の低下を効果的に防止することができる。
第2の発明は、第1の発明であって、画像処理装置は、画像処理装置のジャム状況を検出するジャム検出部をさらに備える。
動画データ決定部は、ジャム検出部の検出結果に基づいて、リソースサーバまたは画像処理装置から携帯端末装置に転送すべき動画データを決定する。
これにより、この画像処理システムでは、画像処理装置においてジャム状態が発生した場合、ジャム状態を解消させる操作を説明する動画データ(例えば、動画ファイル)をリソースサーバまたは画像処理装置から携帯端末装置に転送することができる。
第3の発明は、第1または第2の発明であって、画像処理装置は、画像処理装置の消耗品の残量及び交換の状況を検出する消耗品交換検出部をさらに備える。
動画データ決定部は、消耗品交換検出部の検出結果に基づいて、リソースサーバまたは画像処理装置から携帯端末装置に転送すべき動画データを決定する。
これにより、この画像処理システムでは、画像処理装置において消耗品の交換等が必要になった場合、当該消耗品の交換等の操作を説明する動画データをリソースサーバまたは画像処理装置から携帯端末装置に転送することができる。
第4の発明は、第1から第3のいずれかの発明であって、携帯端末装置は、画像処理装置を操作するためのユーザインタフェースを実現する処理を実行するブラウザパネル処理部をさらに備える。
画像処理装置は、ブラウザパネル処理部から画像処理装置に対する操作ヘルプ表示の要求の有無を検出するヘルプ操作検出部をさらに備える。
動画データ決定部は、ヘルプ操作検出部の検出結果に基づいて、リソースサーバまたは画像処理装置から携帯端末装置に転送すべき動画データを決定する。
これにより、この画像処理システムでは、画像処理装置に対する操作ヘルプ表示の要求があった場合、当該操作ヘルプ表示についての動画データをリソースサーバまたは画像処理装置から携帯端末装置に転送することができる。
第5の発明は、第1から第4のいずれかの発明であって、稼働状態判定部は、画像処理装置の各部を制御するプロセッサのCPU占有率、第1記憶部の占有率、および、第2通信部の占有率の少なくとも1つに基づいて、画像処理装置の稼働状態を判定するとともに、プロセッサのCPU占有率、第1記憶部の占有率、および、第2通信部の占有率の少なくとも1つに基づいて画像処理装置の稼働状態の評価値である稼働評価値を取得する。
動画データ転送元決定部は、稼働状態判定部が取得した稼働評価値が所定の閾値よりも大きい場合、動画データの転送元をリソースサーバに決定する。
これにより、この画像処理システムでは、画像処理装置の稼働率が高い場合に、携帯端末装置への動画データの転送元をリソースサーバに決定することができる。
第6の発明は、第1から第5のいずれかの発明であって、画像処理装置は、画像処理装置において、高負荷処理が実行されようとしているか否かを判定する高負荷処理判定部をさらに備える。
動画データ転送元決定部は、高負荷処理判定部が画像処理装置において高負荷処理が実行されようとしていると判定した場合、動画データの転送元をリソースサーバに決定する。
これにより、この画像処理システムでは、画像処理装置で高負荷処理が実行されようとしている場合、予め、当該高負荷処理に関する動画データを、リソースサーバから携帯端末装置に転送しておくことができる。
第7の発明は、第1から第6のいずれかの発明であって、画像処理装置は、既に画像処理装置から携帯端末装置へ動画データを転送している状態か否かの判定を行う動画転送判定部をさらに備える。
動画データ転送元決定部は、動画転送判定部が既に画像処理装置から携帯端末装置へ動画データを転送している状態であると判定した場合、動画データの転送元をリソースサーバに決定する。
これにより、この画像処理システムでは、既に画像処理装置から携帯端末装置へ動画データを転送している状態である場合であって、2台目以降の携帯端末装置から画像処理装置に対して、動画データの転送要求があった場合、当該2台目以降の携帯端末装置へは、リソースサーバから動画データを転送する。したがって、この画像処理システムでは、2台目以降の携帯端末装置から画像処理装置に対して、動画データの転送要求があった場合においても、画像処理装置100に過剰な負荷をかけることがない。
第8の発明は、第1から第7のいずれかの発明であって、画像処理装置は、第1記憶部に記憶されている動画データが最新であるか否かを判定する動画データ更新部をさらに備える。
動画データ転送元決定部は、動画データ更新部が第1記憶部に記憶されている動画データが最新ではないと判定した場合、動画データの転送元をリソースサーバに決定する。
これにより、この画像処理システムでは、常に、最新の動画データを、携帯端末装置に転送することができる。
第9の発明は、第8の発明であって、動画データ更新部は、第1記憶部に記憶されている動画データが最新ではないと判定した場合、画像処理装置の稼働率は所定の値以下であるときに、リソースサーバから最新の動画データを取得し、取得した最新の動画データを第1記憶部に格納する。
これにより、この画像処理システムでは、画像処理装置の稼働率が高くないときに、画像処理装置の動画データを最新の動画データに更新することができる。
第10の発明は、第1から第9のいずれかの発明であって、画像処理装置は、携帯端末装置が画像処理装置と同じドメインに存在するか否かを判定するドメイン判定部をさらに備える。
動画データ転送元決定部は、ドメイン判定部が、携帯端末装置が画像処理装置と同じドメインに存在しないと判定した場合、動画データの転送元をリソースサーバに決定する。
これにより、この画像処理システムでは、携帯端末装置が画像処理装置と同じドメインに存在しない場合、リソースサーバから携帯端末装置に動画データを転送することができる。
第11の発明は、第1から第10のいずれかの発明であって、動画データ決定部は、携帯端末装置から要求されている動画データが画像処理装置にのみ存在するか否かを判定する。
動画データ転送元決定部は、動画データ決定部が、携帯端末装置から要求されている動画データが画像処理装置にのみ存在すると判定した場合、動画データの転送元を画像処理装置に決定する。
これにより、この画像処理システムでは、画像処理装置にのみ格納されている動画データ(例えば、画像処理装置に特有なサーバ機能やデータベース機能についてのヘルプ動画データ)を、画像処理装置から携帯端末装置に転送することができる。
第12の発明は、第1から第11のいずれかの発明であって、携帯端末装置は、携帯端末装置とリソースサーバとの間のデータ転送速度を取得する転送レート取得部をさらに備える。
携帯端末装置は、転送レート取得部が取得したデータ転送速度が所定の閾値よりも低い場合、画像処理装置から動画データを取得する。
これにより、この画像処理システムでは、携帯端末装置とリソースサーバとの間のデータ転送速度が所定の閾値よりも低い場合、画像処理装置から携帯端末装置に動画データを転送することができる。
第13の発明は、第1から第12のいずれかの発明であって、画像処理装置は、動画データの送信先とする携帯端末装置を特定する動画データ転送先決定部をさらに備える。
動画データ転送先決定部は、画像処理装置の機構を作動させるジョブであるMFPジョブを実行させる操作を行っている携帯端末装置を、動画データの送信先に設定する。
これにより、この画像処理システムでは、MFPジョブを実行させる操作を行っている携帯端末装置にのみ、当該MFPジョブに関する動画データを転送することができる。その結果、MFPジョブに関する動画データを要求していない携帯端末装置に余計な負荷をかけることがない。
第14の発明は、携帯端末装置と、リソースサーバを含む外部サーバ群とを備える画像処理システムに用いられる画像処理装置であって、状態検知部と、第1記憶部と、動画データ決定部と、第1通信部と、稼働状態判定部と、動画データ転送元決定部と、を備える。状態検知部は、携帯端末装置に通知する必要のある画像処理装置の状態を検知する。第1記憶部は、動画データを記憶する。動画データ決定部は、状態検知部の検知結果および携帯端末装置からの要求の少なくとも一方に基づいて、取得する動画データを、第1動画データとして決定する。第1通信部は、外部サーバ群および携帯端末装置と通信を行うための通信インタフェースを含む。稼働状態判定部は、画像処理装置の稼働状態を判定する。動画データ転送元決定部は、稼働状態判定部の判定結果に基づいて、動画データの転送元を決定する。
これにより、この画像処理装置を画像処理システムに用いることで、画像処理装置の稼働状態が「高負荷状態」である場合、携帯端末装置が要求する動画データを、リソースサーバから携帯端末装置へと転送し、一方、画像処理装置の稼働状態が「高負荷状態」ではない場合、携帯端末装置が要求する動画データを、画像処理装置から携帯端末装置へと転送することができる。その結果、動画データによりユーザにガイダンス情報を示す場合であっても、画像処理装置の処理負荷を効果的に低減するともに、画像処理システムにおいて、この画像処理装置とともに携帯端末装置の処理速度の低下を効果的に防止することができる。
第15の発明は、第14の発明であって、画像処理装置のジャム状況を検出するジャム検出部をさらに備える。動画データ決定部は、ジャム検出部の検出結果に基づいて、リソースサーバまたは画像処理装置から携帯端末装置に転送すべき動画データを決定する。
これにより、この画像処理装置でジャム状態が発生した場合、ジャム状態を解消させる操作を説明する動画データをリソースサーバまたは画像処理装置から携帯端末装置に転送することができる。
第16の発明は、第14または第15の発明であって、画像処理装置の消耗品の残量及び交換の状況を検出する消耗品交換検出部をさらに備える。動画データ決定部は、消耗品交換検出部の検出結果に基づいて、リソースサーバまたは画像処理装置から携帯端末装置に転送すべき動画データを決定する。
これにより、画像処理装置において消耗品の交換等が必要になった場合、当該消耗品の交換等の操作を説明する動画データをリソースサーバまたは画像処理装置から携帯端末装置に転送することができる。
第17の発明は、第14から第16のいずれかの発明であって、画像処理装置を操作するためのユーザインタフェースを実現する処理を実行する携帯端末装置のブラウザパネル処理部から画像処理装置に対する操作ヘルプ表示の要求の有無を検出するヘルプ操作検出部をさらに備える。動画データ決定部は、ヘルプ操作検出部の検出結果に基づいて、リソースサーバまたは画像処理装置から携帯端末装置に転送すべき動画ファイルを決定する。
これにより、画像処理装置に対する操作ヘルプ表示の要求があった場合、当該操作ヘルプ表示についての動画データをリソースサーバまたは画像処理装置から携帯端末装置に転送することができる。
第18の発明は、第14から第17のいずれかの発明であって、稼働状態判定部は、画像処理装置の各部を制御するプロセッサのCPU占有率、第1記憶部の占有率、および、第2通信部の占有率の少なくとも1つに基づいて、画像処理装置の稼働状態を判定するとともに、プロセッサのCPU占有率、第1記憶部の占有率、および、第2通信部の占有率の少なくとも1つに基づいて画像処理装置の稼働状態の評価値である稼働評価値を取得する。
動画データ転送元決定部は、稼働状態判定部が取得した稼働評価値が所定の閾値よりも大きい場合、動画データの転送元をリソースサーバに決定する。
これにより、画像処理装置の稼働率が高い場合に、携帯端末装置への動画データの転送元をリソースサーバに決定することができる。
第19の発明は、第14から第18のいずれかの発明であって、画像処理装置において、高負荷処理が実行されようとしているか否かを判定する高負荷処理判定部をさらに備える。動画データ転送元決定部は、高負荷処理判定部が画像処理装置において高負荷処理が実行されようとしていると判定した場合、動画データの転送元をリソースサーバに決定する。
これにより、画像処理装置で高負荷処理が実行されようとしている場合、予め、当該高負荷処理に関する動画データを、リソースサーバから携帯端末装置に転送しておくことができる。
第20の発明は、第14から第19のいずれかの発明であって、既に画像処理装置から携帯端末装置へ動画データを転送している状態か否かの判定を行う動画転送判定部をさらに備える。動画データ転送元決定部は、動画転送判定部が既に画像処理装置から携帯端末装置へ動画データを転送している状態であると判定した場合、動画データの転送元をリソースサーバに決定する。
これにより、既に画像処理装置から携帯端末装置へ動画データを転送している状態である場合であって、2台目以降の携帯端末装置から画像処理装置に対して、動画データの転送要求があった場合、当該2台目以降の携帯端末装置へは、リソースサーバから動画データを転送する。したがって、2台目以降の携帯端末装置から画像処理装置に対して、動画データの転送要求があった場合においても、画像処理装置100に過剰な負荷をかけることがない。
第21の発明は、第14から第20のいずれかの発明であって、第1記憶部に記憶されている動画データが最新であるか否かを判定する動画データ更新部をさらに備える。動画データ転送元決定部は、動画データ更新部が第1記憶部に記憶されている動画データが最新ではないと判定した場合、動画データの転送元をリソースサーバに決定する。
これにより、この画像処理装置を用いた画像処理システムでは、常に、最新の動画データを、携帯端末装置に転送することができる。
第22の発明は、第21の発明であって、動画データ更新部は、第1記憶部に記憶されている動画データが最新ではないと判定した場合、画像処理装置の稼働率は所定の値以下であるときに、リソースサーバから最新の動画データを取得し、取得した最新の動画データを第1記憶部に格納する。
これにより、この画像処理装置では、画像処理装置の稼働率が高くないときに、画像処理装置の動画データを最新の動画データに更新することができる。
第23の発明は、第14から第22のいずれかの発明であって、携帯端末装置が画像処理装置と同じドメインに存在するか否かを判定するドメイン判定部をさらに備える。動画データ転送元決定部は、ドメイン判定部が、携帯端末装置が画像処理装置と同じドメインに存在しないと判定した場合、動画データの転送元をリソースサーバに決定する。
これにより、携帯端末装置が画像処理装置と同じドメインに存在しない場合、リソースサーバから携帯端末装置に動画データを転送することができる。
第24の発明は、第14から第23のいずれかの発明であって、携帯端末装置が画像処理装置と同じドメインに存在するか否かを判定するドメイン判定部をさらに備える。動画データ転送元決定部は、ドメイン判定部が、携帯端末装置が画像処理装置と同じドメインに存在しないと判定した場合、動画データの転送元をリソースサーバに決定する。
これにより、画像処理装置にのみ格納されている動画データ(例えば、画像処理装置に特有なサーバ機能やデータベース機能についてのヘルプ動画データ)を、画像処理装置から携帯端末装置に転送することができる。
第25の発明は、第14から第24のいずれかの発明であって、動画データ決定部は、携帯端末装置から要求されている動画データが画像処理装置にのみ存在するか否かを判定する。動画データ転送元決定部は、動画データ決定部が、携帯端末装置から要求されている動画データが画像処理装置にのみ存在すると判定した場合、動画データの転送元を画像処理装置に決定する。
これにより、携帯端末装置とリソースサーバとの間のデータ転送速度が所定の閾値よりも低い場合、画像処理装置から携帯端末装置に動画データを転送することができる。
第26の発明は、第14から第25のいずれかの発明であって、動画データの送信先とする携帯端末装置を特定する動画データ転送先決定部をさらに備える。動画データ転送先決定部は、画像処理装置の機構を作動させるジョブであるMFPジョブを実行させる操作を行っている携帯端末装置を、動画データの送信先に設定する。
これにより、この画像処理装置を用いた画像処理システムでは、MFPジョブを実行させる操作を行っている携帯端末装置にのみ、当該MFPジョブに関する動画データを転送することができる。その結果、MFPジョブに関する動画データを要求していない携帯端末装置に余計な負荷をかけることがない。
第27の発明は、画像処理装置と、携帯端末装置と、外部サーバ群とを備える画像処理システムの制御方法をコンピュータで実行するためのプログラムである。当該制御方法は、第1ステップと、第2ステップと、第3ステップとを備える。
画像処理装置は、状態検知部と、第1記憶部と、動画データ決定部と、第1通信部と、稼働状態判定部と、動画データ転送元決定部と、を備える。携帯端末装置は、第2通信部と、動画データ取得部と、を備える。リソースサーバは、第3通信部と、第2記憶部と、を備える。画像処理装置の状態検知部は、携帯端末装置に通知する必要のある画像処理装置の状態を検知する。第1記憶部は、動画データを記憶する。動画データ決定部は、状態検知部の検知結果および携帯端末装置からの要求の少なくとも一方に基づいて、取得する動画データを、第1動画データとして決定する。第1通信部は、外部サーバ群および携帯端末装置と通信を行うための通信インタフェースを含む。稼働状態判定部は、画像処理装置の稼働状態を判定する。動画データ転送元決定部は、稼働状態判定部の判定結果に基づいて、動画データの転送元を決定する。携帯端末装置の第2通信部は、外部サーバ群および画像処理装置と通信を行うための通信インタフェースを含む。動画データ取得部は、第2通信部を介して、画像処理装置および外部サーバ群のいずれか一方から転送される動画データを取得する。リソースサーバの第3通信部は、画像処理装置および携帯端末装置と通信を行うための通信インタフェースを含む。第2記憶部は、第1動画データと同じ動画データである第2動画データを記憶する。
そして第1ステップは、画像処理装置の稼働状態判定部が画像処理部装置の稼働状態が高負荷状態であるか否かを判定する。第2ステップは、画像処理装置の稼働状態判定部が画像処理部装置の稼働状態が高負荷状態であると判定した場合、動画データ転送元決定部は、動画データの転送元を外部サーバ群に決定するとともに、外部サーバ群から、外部サーバ群の携帯端末装置からの接続先に関する情報である接続先情報を取得し、取得した接続先情報を、第1通信部を介して、端末装置に送信する。第3ステップは、携帯端末装置が、接続先情報に基づいて、外部サーバ群にアクセスし、外部サーバ群から第2動画データを取得する。
これにより、第1の発明と同様の効果を奏する画像処理システムの制御方法をコンピュータで実行するためのプログラムを実現することができる。
本発明によれば、動画データによりユーザにガイダンス情報を示す場合であっても、画像処理装置の処理負荷を効果的に低減するともに、携帯端末装置の処理速度の低下を効果的に防止する画像処理システム、画像処理装置およびプログラムを実現することができる。
第1実施形態に係る画像処理システム1000の概略構成図。 第1実施形態に係る画像処理装置100の概略構成図(物理構成例)。 第1実施形態に係る画像処理装置100の概略構成図(機能ブロックの構成例)。 第1実施形態に係る携帯端末装置200の概略構成図。 第1実施形態に係る外部サーバ群300の認証サーバ31の概略構成図。 第1実施形態に係る外部サーバ群300のリソースサーバ32の概略構成図。 画像処理システム1000の動作を説明するためのシーケンス図。 画像処理システム1000の動作を説明するためのシーケンス図。 画像処理システム1000の動作を説明するためのシーケンス図。 第2実施形態に係る画像処理システム2000および画像処理装置100Aの概略構成図。 画像処理システム2000の動作を説明するためのシーケンス図。 画像処理システム2000の動作を説明するためのシーケンス図。 第3実施形態に係る画像処理システム3000および画像処理装置100Bの概略構成図。 画像処理システム3000の動作を説明するためのシーケンス図。 判定処理(ステップS306)のフローチャート。 第4実施形態に係る画像処理システム4000および画像処理装置100Cの概略構成図。 第5実施形態に係る携帯端末装置200Aの概略構成図。 本実施形態の画像処理システムの動作を説明するためのシーケンス図。 第6実施形態に係る画像処理システム6000および画像処理装置100Dの概略構成図。 画像処理システム6000の動作を説明するためのシーケンス図。 画像処理システム6000の動作を説明するためのシーケンス図。 画像処理システム6000の動作を説明するためのシーケンス図。
[第1実施形態]
第1実施形態について、図面を参照しながら、以下、説明する。
<1.1:画像処理システムの構成>
図1は、第1実施形態に係る画像処理システム1000の概略構成図である。図2は、第1実施形態に係る画像処理装置100の概略構成図(物理構成例)である。図3は、第1実施形態に係る画像処理装置100の概略構成図(機能ブロックの構成例)である。図4は、第1実施形態に係る携帯端末装置200の概略構成図である。図5は、第1実施形態に係る外部サーバ群300の認証サーバ31の概略構成図である。図6は、第1実施形態に係る外部サーバ群300のリソースサーバ32の概略構成図である。
画像処理システム1000は、図1に示すように、画像処理装置100と、携帯端末装置200と、認証サーバ31およびリソースサーバ32を含む外部サーバ群300と、携帯端末装置200と無線通信を行うアクセスポイントAP1とを備える。画像処理装置100、認証サーバ31、リソースサーバ32、および、アクセスポイントAP1は、図1に示すように、外部ネットワークNW1(例えば、インターネット)に接続されている。尚、画像処理装置100および携帯端末装置200は、図示を省略するローカルネットワークに接続され、そのローカルネットワークを介して外部ネットワークNW1に接続されるものであっても構わない。
(1.1.1:画像処理装置の構成)
画像処理装置100は、スキャン機能やプリント機能、コピー機能などの複数の機能を備えており、ユーザの指示に基づいてスキャンジョブやプリントジョブ、コピージョブなどを実行することができる。画像処理装置100は、例えば、MFPである。なお、画像処理装置100は、サーバ機能、データベース機能等を備えるものであってもよい。
画像処理装置100は、図2に示すように、第1制御部1と、第1通信部2と、第1記憶部3と、スキャナ部4と、操作パネル5と、プリンタ部6と、バスBus1とを備える。
第1制御部1は、例えば、CPU(Central Processing unit)1a、ROM(Read Only Memory)1b、RAM(Random Access Memory)1cにより実現される。第1制御部1は、画像処理装置100内の各機能部を制御する。図3に示すように、第1制御部1により、ジャム検出部11、消耗品交換検出部12、ヘルプ操作検出部13、稼働状態判定部14、動画データ転送元決定部15、および、動画データ決定部16の機能が実現される。
ジャム検出部11は、スキャナ部4またはプリンタ部6の用紙搬送機構(例えば、原稿搬送部41、用紙搬送部62)に設置されたセンサ(例えば、紙詰まりセンサ41S、紙詰まりセンサ62S)からの信号を、スキャナ部4またはプリンタ部6から受け、当該信号に基づいて、ジャム発生の有無を判定(検出)する。
消耗品交換検出部12は、プリンタ部6の給紙部(例えば、給紙部61)に設置されたセンサ(例えば、用紙エンプティセンサ61S)からの信号をプリンタ部6から受け、当該信号に基づいて、プリンタ部6の給紙部の用紙の状態を検出する(あるいは、給紙の必要性の有無を判定する)。また、消耗品交換検出部12は、プリンタ部6の画像形成部(例えば、画像形成部63)に設置されたセンサ(例えば、トナー残量センサ63S)からの信号をプリンタ部6から受け、当該信号に基づいて、プリンタ部6の画像形成部のトナー残量を検出し、用紙補充の必要性の有無を判定する。
ヘルプ操作検出部13は、操作パネル5においてヘルプ操作が実行されたことを示す信号を操作パネル5から受け、当該信号に基づいて、ヘルプ操作に必要な処理(例えば、操作ヘルプ情報の表示等)を実行する。
稼働状態判定部14は、例えば、第1制御部のCPU占有率、第1記憶部3の占有率(例えば、HDD(Hard Disc Drive)占有率)、第1通信部2の占有率(例えば、ネットワークインタフェース占有率)を考慮して、画像処理装置100の稼働状態を判定する。
動画データ転送元決定部15は、稼働状態判定部14による画像処理装置100の稼働状態の判定結果に基づいて、動画データの転送元を決定する。
動画データ決定部16は、第1記憶部3に記憶されている動画データの中から、動画転送処理の対処となる動画データを選択(決定)する。
第1通信部2は、外部ネットワーク(例えば、インターネット)を介して、外部に設置されたサーバ等と通信するための通信インタフェースであり、かつ、携帯端末装置200と、例えば、無線通信により通信するための通信インタフェースである。第1通信部2は、携帯端末装置200と無線通信するために、例えば、NFC(Near Field Communication)やBluetooth(登録商標)などの規格に基づく無線通信インタフェース機能を有するものであってもよい。
第1記憶部3は、動画データを含む各種データを記憶することができる記憶部である。第1記憶部3は、例えば、HDDやSSD(Solid State Drive)を用いて実現される。動画データは、画像処理装置100において用紙エンプティや紙詰まりなどのエラーが発生した場合に、そのエラーをユーザに解消させるための作業などを動画像としてガイダンス表示するためのデータであり、例えばFlashやMPEG4などのデータである。例えば、エラーを解消するためにユーザが行うべき作業に複数の作業工程が含まれる場合、動画データはそれら作業工程ごとに作成される。そして前の工程の動画データと後の工程の動画データとが相互に関連付けられており、それらが順次再生されることで、一連の作業工程を示す動画像として再生される。
スキャナ部4は、ユーザによってセットされる原稿を読み取って画像データを生成する。スキャナ部4は、原稿搬送部41と画像読取部42とを備えている。
原稿搬送部41は、ユーザによってセットされる原稿を所定の搬送路に沿って1枚ずつ自動搬送するものである。
画像読取部42は、原稿搬送部41によって搬送される原稿が所定の読み取り位置を通過する際に、その原稿の表面にある画像を光学的に読み取るものである。
このようなスキャナ部4では、原稿搬送部41が原稿の自動搬送を行っているときに、搬送路において紙詰まりが発生する可能性がある。そのため原稿搬送部41は、そのような紙詰まりを検知するための紙詰まりセンサ41Sを備えている。紙詰まりセンサ41Sは、原稿の紙詰まりをエラーとして検知するセンサである。そして紙詰まりセンサ41Sによる検知結果は、第1制御部1へ出力される。
操作パネル5は、ユーザが画像処理装置100を操作する際のユーザインタフェースとなるものである。操作パネル5は、ユーザに対して各種情報を表示する表示部51と、ユーザによる操作を受け付ける操作部52とを備えている。表示部51は、例えばカラー液晶ディスプレイで構成される。操作部52は、表示部51の画面上に配置されるタッチパネルキーや表示部51の画面周囲に配置される押しボタンキーなどで構成される。このような操作パネル5は、例えば、画像処理装置100の装置本体正面側の所定位置に固定されている。そのため、ユーザ、画像処理装置2の正面側に立つことにより、表示部51で表示される画像を視認し易く、また操作部52に対する操作を行い易くなる。
このような操作パネル5は、ブラウザを搭載しており、そのブラウザの機能によって表示部51にユーザが操作可能な画面を表示したり、動画データに基づくガイダンス表示を行ったりすることも可能である。
また操作パネル5は、画像処理装置100の本体に対して着脱可能なように構成されたものであっても良い。画像処理装置100の本体から操作パネル5が切り離されると、操作パネル5は、画像処理装置100の本体、および、外部ネットワークNW1と無線通信を行うことができるようになり、後述する携帯端末装置200と同様に機能する。
プリンタ部6は、第1制御部1によって指定された画像データに基づいて印刷用紙に画像形成を行うことにより、印刷出力を行う。プリンタ部6は、給紙部61と、用紙搬送部62と、画像形成部63と、を備えている。
給紙部61は、例えば、複数のトレー(例えば、4個のトレー)のいずれか1つから印刷出力に適した用紙を1枚ずつ取り出して用紙搬送部63へ送り出す機能を有している。給紙部61には、複数のトレーのそれぞれにストックされている用紙が無くなったことを検知する用紙エンプティセンサ61Sが設けられている。用紙エンプティセンサ61Sは、用紙が無くなったことをエラーとして検知するセンサである。そして用紙エンプティセンサ61Sによる検知結果は、第1制御部1へ出力される。
用紙搬送部62は、給紙部61によって給紙される用紙を、所定の搬送路に沿って自動搬送するものである。用紙搬送部62が用紙の自動搬送を行っているときには、搬送路において紙詰まりが発生する可能性がある。そのため用紙搬送部62は、紙詰まりを検知するための紙詰まりセンサ62Sを備えている。なお、この紙詰まりセンサ62Sは、複数個の検出センサ(紙詰まりを検出するための複数のセンサ)を含んでもよい。この場合、複数個の検出センサは、それぞれ搬送路内の異なる箇所に設置される。そのため、搬送路内の任意の箇所で紙詰まりが発生すると、複数の検出センサのいずれかがその紙詰まりをエラーとして検知することができる。そして、紙詰まりセンサ62Sによる検知結果は、第1制御部1へ出力される。
画像形成部63は、用紙搬送部62によって搬送される用紙が所定位置を通過する際に、用紙の表面にトナー像を転写し、更にトナー像を転写した用紙が別の所定位置を通過する際にトナー像を用紙に定着させることにより、用紙に対して画像形成を行うものである。画像形成部63は、トナー残量センサ63Sを備えている。トナー残量センサ63Sは、画像形成部63に装着されているトナーの残量を検知すると共に、トナーエンプティを検知することが可能なセンサである。トナー残量センサ63Sは、トナーエンプティをエラーとして検知することができる。そしてトナー残量センサ63Sの検知結果は、第1制御部1へ出力される。
なお、画像形成部63にそれぞれ色の異なる複数のトナーが装着される場合、トナー残量センサ63Sは色ごとに設けられるものであってもよい。
バスBus1は、画像処理装置100の各機能部を接続するためのバスであり、例えば、制御バス、データバス、アドレスバスから構成される。画像処理装置100の各機能部は、バスBus1を介して、各種コマンド(制御信号)、データ、アドレスを送受信することができる。
(1.1.2:携帯端末装置の構成)
携帯端末装置200は、図4に示すように、第2制御部21と、第2通信部22と、記憶部23と、表示部24と、操作部25と、音声入力部26と、音声出力部27と、バスBus2とを備える。携帯端末装置200は、無線通信により、画像処理装置100および外部ネットワークNWに接続されているアクセスポイントAP1と通信することができる。そして、携帯端末装置200は、アクセスポイントAP1を介して、外部ネットワークNWに接続されている外部サーバ(例えば、リソースサーバ32)と通信することができる。
第2制御部21は、例えば、CPU、ROM、および、RAM(不図示)により構成される。第2制御部21は、携帯端末装置200内の各機能部を制御する。図4に示すように、第2制御部21により、動画データ取得部211、動画再生部212、および、ブラウザパネル処理部213の機能が実現される。
動画データ取得部211は、第2通信部22を介して、外部より所定の動画データを取得する処理を実行する。そして、動画データ取得部211は、取得した動画データを記憶部23に格納する。
動画再生部212は、所定のタイミング(例えば、ユーザからの操作部を介して、所定の動画データの再生指令を受けたタイミング)で、記憶部23から動画データを取得し、取得した動画が表示部24に表示されるよう(再生されるように)表示部24を制御する。また動画再生部212は、要求した動画データを取得したタイミングでその動画データを自動再生し、表示部24に動画を表示させるものであっても構わない。
ブラウザパネル処理部213は、画像処理装置100をリモートで操作するための機能を実現するためのユーザインタフェースを実現するための処理を実行する。ブラウザパネル処理部213は、携帯端末装置200の表示部24にブラウザを表示し、当該ブラウザ内に、画像処理装置100を操作するための表示(例えば、画像処理装置100の操作パネル5において表示される画面の表示)をする。つまり、ブラウザパネル処理部213は、画像処理装置100にアクセスし、画像処理装置100によってWebページとして提供される操作画面をブラウザ内に表示するのである。そして、ユーザが当該ブラウザ内の画面に対する操作を行うことで(例えば、表示されたアイコンや操作ボタンをクリックすることで)、画像処理装置100をリモートで操作することができる。ブラウザパネル処理部は、このリモート操作のための情報(リモート操作情報)を、第2通信部22を介して、画像処理装置100に送信する。そして、画像処理装置100は、携帯端末装置200から送信されるリモート操作情報を含む信号を受信し、受信したリモート操作情報に基づく処理を実行する。
第2通信部22は、画像処理装置100、および、外部ネットワーク(例えば、インターネット)に接続されたアクセスポイントAP1(図1参照)と通信するための通信インタフェースである。第2通信部22は、画像処理装置100、および、アクセスポイントAP1と無線通信するために、例えば、無線LAN規格に基づく通信インタフェースである。また、第2通信部22は、画像処理装置100と無線通信するために、NFC(Near Field Communication)やBluetooth(登録商標)などの規格に基づく無線通信インタフェース機能を有するものであってもよい。
携帯端末装置200の記憶部23は、動画データを含む各種データを記憶することができる記憶部である。記憶部23は、例えば、HDDやSSD(Solid State Drive)を用いて実現される。
表示部24は、ユーザに対して各種の画像を表示する表示手段であり、例えばカラー液晶ディスプレイによって構成される。
操作部25は、ユーザによる操作を受け付けるためのものであり、例えば表示部24の画面上に配置されるタッチパネルキーや、表示部24の画面周囲に配置される押しボタンキーなどによって構成される。
音声入力部26は、例えば、マイクであり、周囲の音声を音声信号に変換して第2制御部21へ出力するものである。
音声出力部27は、第2制御部21から入力される音声信号に基づいて周囲に音声を出力するものである。
バスBus2は、携帯端末装置200の各機能部を接続するためのバスであり、例えば、制御バス、データバス、アドレスバスから構成される。携帯端末装置200の各機能部は、バスBus2を介して、各種コマンド(制御信号)、データ、アドレスを送受信することができる。
(1.1.3:外部サーバ群の構成)
図1に示すように、外部サーバ群300は、認証サーバ31と、リソースサーバ32とを含む。
(1.1.3.1:認証サーバの構成)
認証サーバ31は、図5に示すように、認証サーバ制御部311と、認証サーバ通信部312と、認証サーバ記憶部313と、バスBus31とを備える。認証サーバ31は、認証サーバ通信部312を介して、外部ネットワークNW1に接続されている外部装置と通信することができる。
認証サーバ制御部311は、例えば、CPU、ROM、および、RAM(不図示)により構成される。認証サーバ制御部311は、携帯端末装置200内の各機能部を制御する。図5に示すように、認証サーバ制御部311により、認証処理部3111の機能が実現される。
認証処理部3111は、認証サーバ通信部312を介して、画像処理装置100からの認証要求を受け、当該画像処理装置100についての認証処理を行う。また、認証処理部3111は、リソースサーバ32に対して権限委譲を行うための認証処理(リソースサーバ32についての認証処理)を実行し、また、リソースサーバ32に対して所定の権限を委譲するための処理を実行する。
認証サーバ通信部312は、外部ネットワーク(例えば、インターネット)に接続された画像処理装置100、アクセスポイントAP1(図1参照)、および、アクセスポイントAP1を介して接続される携帯端末装置200と通信するための通信インタフェースである。認証サーバ通信部312は、例えば、TCP/IPに基づく通信インタフェースである。
認証サーバ記憶部313は、認証処理に必要なデータ等を記憶することができる記憶部である。認証サーバ記憶部313は、例えば、HDDやSSD(Solid State Drive)を用いて実現される。
バスBus31は、認証サーバ31の各機能部を接続するためのバスであり、例えば、制御バス、データバス、アドレスバスから構成される。認証サーバ31の各機能部は、バスBus31を介して、各種コマンド(制御信号)、データ、アドレスを送受信することができる。
(1.1.3.2:リソースサーバの構成)
リソースサーバ32は、図6に示すように、リソースサーバ制御部321と、第3通信部322と、リソースサーバ記憶部323(第2記憶部323)と、バスBus32とを備える。リソースサーバ32は、第3通信部322を介して、外部ネットワークNW1に接続されている外部装置と通信することができる。
リソースサーバ制御部321は、例えば、CPU、ROM、および、RAM(不図示)により構成される。リソースサーバ制御部321は、携帯端末装置200内の各機能部を制御する。図6に示すように、リソースサーバ制御部321により、認証処理部3211、および、サーバ側動画データ取得部3212の機能が実現される。
認証処理部3211は、第3通信部322を介して、認証サーバ31からの権限委譲要求を受け、当該権限委譲要求についての認証処理を行う。また、認証処理部3211は、携帯端末装置200からの要求(動画データの転送要求)についての認証処理(例えば、動画データを取得するための正当なアクセストークンを提示しているか等の判定処理)を行う。
サーバ側動画データ取得部3212は、リソースサーバ記憶部323から所定の動画データを取得し、取得した動画データを、第3通信部322を介して、携帯端末装置200に送信する。
第3通信部322は、外部ネットワーク(例えば、インターネット)に接続された画像処理装置100、アクセスポイントAP1(図1参照)、および、アクセスポイントAP1を介して接続される携帯端末装置200と通信するための通信インタフェースである。第3通信部322は、例えば、TCP/IPに基づく通信インタフェースである。
リソースサーバ記憶部323は、認証処理に必要なデータや動画データ等を記憶することができる記憶部である。リソースサーバ記憶部323は、例えば、HDDやSSD(Solid State Drive)を用いて実現される。
バスBus32は、リソースサーバ32の各機能部を接続するためのバスであり、例えば、制御バス、データバス、アドレスバスから構成される。リソースサーバ32の各機能部は、バスBus32を介して、各種コマンド(制御信号)、データ、アドレスを送受信することができる。
<1.2:画像処理システムの動作>
以上のように構成された画像処理システム1000の動作について、以下、説明する。
図7〜図9は、画像処理システム1000の動作を説明するためのシーケンス図である。以下では、図7〜図9のシーケンス図を参照しながら、画像処理システム1000の動作について説明する。
(ステップS100):
ステップS100では、画像処理装置100の機器状態を判定し、所定の機器状態であるか否かの判定を行う(詳細については後述)。判定の結果、所定の機器状態ではない場合、処理をステップS101に進め、所定の機器状態である場合、処理をステップS105(動画データ選択処理)に進める。
(ステップS101):
ステップS101では、画像処理装置100においてジャム検出処理が実行される。具体的には、ジャム検出部11は、スキャナ部4またはプリンタ部6の用紙搬送機構(例えば、原稿搬送部41、用紙搬送部62)に設置されたセンサ(例えば、紙詰まりセンサ41S、紙詰まりセンサ62S)からの信号を、スキャナ部4またはプリンタ部6から受け、当該信号に基づいて、ジャム発生の有無を判定(検出)する。
そして、ジャム検出部11が「ジャム発生あり」と判定した場合、処理をステップS104に進める。なお、この場合、ジャム検出部11は、ジャム発生箇所、ジャム状態等の情報を保持する。
一方、ジャム検出部11が「ジャム発生なし」と判定した場合、処理をステップS102に進める。
(ステップS102):
ステップS102では、画像処理装置100において消耗品交換検出処理が実行される。具体的には、消耗品交換検出部12は、プリンタ部6の給紙部(例えば、給紙部61)に設置されたセンサ(例えば、用紙エンプティセンサ61S)からの信号をプリンタ部6から受け、当該信号に基づいて、プリンタ部6の給紙部の用紙の状態を検出する(あるは、給紙の必要性の有無を判定する)。また、消耗品交換検出部12は、プリンタ部6の画像形成部(例えば、画像形成部63)に設置されたセンサ(例えば、トナー残量センサ63S)からの信号をプリンタ部6から受け、当該信号に基づいて、プリンタ部6の画像形成部のトナー残量を検出し、用紙補充の必要性の有無を判定する。
そして、消耗品交換検出部12が「消耗品交換の必要あり」と判定した場合、処理をステップS104に進める。なお、この場合、消耗品交換検出部12は、交換する必要のある消耗品を特定するための情報を保持する。
一方、消耗品交換検出部12が「消耗品交換の必要なし」と判定した場合、処理をステップS103に進める。
(ステップS103):
ステップS103では、画像処理装置100においてヘルプ操作検出処理が実行される。具体的には、ヘルプ操作検出部13は、操作パネル5においてヘルプ操作が実行されたことを示す信号を操作パネル5から受けることで、ヘルプ操作の有無を判定する。また、ヘルプ操作検出部13は、携帯端末装置200のブラウザパネル処理部213により操作ヘルプ表示を画像処理装置に対して要求する処理が実行されたか否かに基づいて、ヘルプ操作の有無を判定する。
そして、ヘルプ操作検出部13が「ヘルプ操作あり」と判定した場合、処理をステップS104に進める。なお、この場合、ヘルプ操作検出部13は、ヘルプ対象を特定するための情報を保持する。
一方、ヘルプ操作検出部13が「ヘルプ操作なし」と判定した場合、処理をステップS101に戻す。
(ステップS104):
ステップS104では、画像処理装置100で実行されたステップS101〜S103の判定結果(検出結果)をユーザに通知するための情報Info(state)を生成する。このとき、(1)ジャム検出部11が保持しているジャム発生箇所、ジャム状態等の情報、(2)消耗品交換検出部12が保持している交換する必要のある消耗品を特定するための情報、および/または、(3)ヘルプ操作検出部13が保持しているヘルプ対象を特定するための情報も情報Info(state)に含める。
そして、画像処理装置100は、生成した情報Info(state)を、画像処理装置100から携帯端末装置200に対して、送信する。なお、画像処理装置100は、画像処理装置100と携帯端末装置200との間に、無線通信による通信コネクションを確立させ、当該通信コネクションにより、携帯端末装置200とデータ通信を行う。
携帯端末装置200は、画像処理装置100から送信される情報Info(state)を受信する。
(ステップS105):
ステップS105では、携帯端末装置200の第2制御部21は、画像処理装置100から受信した情報Info(state)に基づいて、携帯端末装置200の表示部24に表示するためのデータ(表示データ)を生成し、生成した表示データを表示部24に表示する。具体的に説明すると、画像処理装置100から受信する情報Info(state)は、例えばHTML(HyperText Markup Language)などで記述された情報であり、ブラウザパネル処理部213が、情報Info(state)に基づいてボタンやアイコン等の各種コンテンツをレイアウトすることで表示データを生成し、その表示データをブラウザ内に表示する。
例えば、携帯端末装置200の表示部24において、以下の表示データを表示し、ユーザが、対応する動画データ(動画ヘルプデータ)の要求ができるようにする。
(1)情報Info(state)が、画像処理装置100の所定の場所Aでジャムが発生したことを示している場合、携帯端末装置200は、表示部24において、場所Aでジャムが発生したことを示す表示データを表示し、ユーザにジャム発生を通知するとともに、発生しているジャム状態を解消させるための動画データ(動画ヘルプデータ)の要求をユーザに求めるための表示を行う。例えば、携帯端末装置200の表示画面に動画データ(動画ヘルプデータ)の要求を示すボタン、アイコン等を表示させることで、ユーザが対応する動画データ(動画ヘルプデータ)の要求ができるようにする。
(2)情報Info(state)が、画像処理装置100の所定の消耗品が少なくなっており、交換(あるいは補充)する必要があることを示している場合、携帯端末装置200は、表示部24において、交換(あるいは補充)する必要がある消耗品があることを示す表示データを表示し、ユーザに通知するとともに、交換(あるいは補充)する必要がある消耗品の交換手順(あるいは補充手順)を説明する動画データ(動画ヘルプデータ)の要求をユーザに求めるための表示を行う。例えば、携帯端末装置200の表示画面に動画データ(動画ヘルプデータ)の要求を示すボタン、アイコン等を表示させることで、ユーザが対応する動画データ(動画ヘルプデータ)の要求ができるようにする。
(3)情報Info(state)が、画像処理装置100でヘルプ操作が実行されたことを示している場合、携帯端末装置200は、表示部24において、画像処理装置100でヘルプ操作が実行されたことを示す表示データを表示し、ユーザに通知するとともに、当該ヘルプ操作の対象処理を説明する動画データ(動画ヘルプデータ)の要求をユーザに求めるための表示を行う。例えば、携帯端末装置200の表示画面に動画データ(動画ヘルプデータ)の要求を示すボタン、アイコン等を表示させることで、ユーザが対応する動画データ(動画ヘルプデータ)の要求ができるようにする。
そして、携帯端末装置200の操作部25にて、ユーザが所定の動画データを要求した場合、携帯端末装置200の第2制御部21は、ユーザが要求した動画データを要求するための要求信号Req_Dvを生成し、生成した要求信号Req_Dvを、第2通信部22を介して、画像処理装置100に送信する。
画像処理装置100は、携帯端末装置200からの要求信号Req_Dvを受信する。画像処理装置100の第1制御部1(動画データ決定部16)は、受信した要求信号Req_Dvから、携帯端末装置200が要求している動画データを特定し、特定した動画データを第1記憶部3から取得する(動画データ選択処理)。
また、画像処理装置100は、ステップS100において、所定の機器状態が検出された場合、当該機器状態に応じた動画データを特定し、特定した動画データを第1記憶部3から取得する。
例えば、画像処理装置100において、トナーが切れた状態が検出された場合、以下の処理が実行される。
(1)まず、第1の動画データ(トナー補充のときの最初の工程の操作を説明する動画のデータ)が、画像処理装置100から携帯端末装置200に送信される。
(2)ユーザが、第1の動画データを参照し、第1の動画データで説明されている所定の操作を完了したことを、画像処理装置100が検出した場合(例えば、第1の動画データにて、トナー補充のために所定のドアを開くように説明し、当該所定のドアが開いた状態になったことを画像処理装置100が、ステップS100で検出した場合)、次の工程の操作を説明する動画データが、画像処理装置100から携帯端末装置200に送信される。
つまり、ユーザに所定の操作を、逐一、動画データを参照させながら、操作させるために、画像処理装置100は、機器状態を把握し、当該機器状態に応じた動画データを、画像処理装置100から携帯端末装置200に送信する。このために、画像処理装置100は、ステップS100において、所定の機器状態が検出された場合、当該機器状態に応じた動画データを特定し、特定した動画データを第1記憶部3から取得する。
(ステップS106):
ステップS106では、画像処理装置100において、稼働状態の評価判定処理が実行される。具体的には、画像処理装置100の稼働状態判定部14は、例えば、第1制御部1のCPU占有率、第1記憶部3の占有率(例えば、HDD(Hard Disc Drive)占有率)、第1通信部2の占有率(例えば、ネットワークインタフェース占有率)を考慮して、画像処理装置100の稼働状態を判定する。
例えば、第1制御部1のCPU占有率をEv1とし、第1記憶部3の占有率をEv2とし、第1通信部2の占有率をEv3とし、CPU占有率の閾値をTh1_ev1とし、第1記憶部3の占有率の閾値をTh1_ev2とし、第1通信部2の占有率の閾値をTh1_ev3とすると、
Ev1>Th1_ev1
Ev2>Th1_ev2
Ev3>Th1_ev3
の1つまたは複数を満たす場合、画像処理装置100の稼働状態が「高負荷状態」であると判定する。あるいは、稼働状態判定部14は、稼働評価値EvAllを
EvAll=α×Ev1+β×Ev1+γ×Ev3
α、β、γ:係数
として算出し、閾値をTh1としたとき、
EvAll>Th1
を満たす場合、画像処理装置100の稼働状態が「高負荷状態」であると判定する。
画像処理装置100の稼働状態が「高負荷状態」であると判定された場合、処理をステップS108に進める。
一方、画像処理装置100の稼働状態が「高負荷状態」ではないと判定された場合、処理をステップS107に進める。
(ステップS107):
ステップS107では、画像処理装置100から携帯端末装置200への動画データ転送処理が実行される。具体的には、動画データ転送元決定部15は、稼働状態判定部14により、画像処理装置100の稼働状態が「高負荷状態」ではないと判定されているので、動画データの転送元を「画像処理装置100」に決定する。そして、画像処理装置100は、携帯端末装置200から要求された動画データを、携帯端末装置200に対して送信する。
携帯端末装置200は、画像処理装置100から送信される動画データを受信する。具体的には、携帯端末装置200の動画データ取得部211は、第2通信部22を介して、画像処理装置100からの動画データを取得する(受信する)。そして、携帯端末装置200の動画再生部212は、受信した動画データを再生し、表示部24において表示されているブラウザ内に当該動画データを映像として表示する。なお、音声付きの動画データである場合、携帯端末装置200は、当該音声を音声出力部により出力しながら、動画再生を行う。このとき、ブラウザは、動画データで説明される工程の作業がユーザによって行われるまで、同じ動画データの再生を繰り返し行うようにしてもよい。
(ステップS108):
ステップS108では、画像処理装置100において、認証サーバ31による認証処理の要否判定が行われる。例えば、以前に認証サーバ31による認証処理が実行されており、所定の時間が経過していない場合や、以前に認証サーバ31による認証処理が実行されており、有効なアクセストークンを画像処理装置100が保持している場合、画像処理装置100は、再度、認証サーバ31による認証処理を行う必要はないと判定する。
判定の結果、認証サーバ31による認証処理の必要があると判定された場合、処理をステップS111に進める。一方、認証サーバ31による認証処理の必要がないと判定された場合、処理をステップS109に進める。
(ステップS109):
ステップS109では、画像処理装置100において、携帯端末装置200において再生すべき次のデータが存在するか否かの判定を行う。
例えば、画像処理装置100において、トナーが切れた状態であり、トナーを補充するための動画データが2つ存在し、そのうちの1つの動画データは携帯端末装置200にて再生され、さらに、ステップS100において、所定の機器状態が検出され、次の工程の動画データを表示させる必要がある場合、画像処理装置100は、携帯端末装置200において再生すべき次のデータが存在すると判定する。
そして、上記判定の結果、携帯端末装置200において再生すべき次のデータが存在すると判定された場合、処理をステップS110に進める。一方、携帯端末装置200において再生すべき次のデータが存在しないと判定された場合、処理をステップS100に戻す。
(ステップS110):
ステップS110では、画像処理装置100は、携帯端末装置200において再生すべき次のデータについての情報を情報Info(NextMv)として、携帯端末装置200に送信する。
携帯端末装置200は、画像処理装置100から送信される情報Info(NextMv)を受信し、携帯端末装置200において再生すべき次のデータについての情報を取得する。
(ステップS111〜S113):
ステップS111では、画像処理装置100において、サーバアクセス処理が実行される。具体的には、画像処理装置100は、認証サーバ31に対して、画像処理装置100を認証するように要求信号Req_authを送信する。なお、画像処理装置100は、画像処理装置100と認証サーバ31との間に、例えば、TCP/IPによる通信コネクションを確立させ、当該通信コネクションにより、認証サーバ31とデータ通信を行う。なお、上記通信コネクションは、画像処理装置100と認証サーバ31との間に、1または複数のプロキシサーバを含む通信経路について、確立されるものであってもよい。
認証サーバ31は、画像処理装置100からの要求信号Req_authを受信し、当該要求信号Req_authに基づいて、認証サーバ31の認証処理部3111が認証処理を実行する。
そして、認証処理の結果、画像処理装置100が正しく認証された場合(画像処理装置100が正当な機器であると認証された場合)、認証サーバ31は、リソースサーバ32に対して権限委譲要求処理を実行する(ステップS112でYesの場合の処理、ステップS113)。この権限委譲要求処理において、認証サーバ31は、例えば、リソースサーバ32に対して、リソースサーバ32のリソースにアクセスするためのアクセストークンを発行する権限を要求するともに、携帯端末装置200で再生させるべき動画データの接続先の情報(例えば、当該動画データをダウンロードするためのURL(ソースサーバ32の接続先)の情報)を要求する。
なお、認証サーバ31は、認証サーバ31とリソースサーバ32との間に、例えば、TCP/IPによる通信コネクションを確立させ、当該通信コネクションにより、リソースサーバ32とデータ通信を行う。
一方、画像処理装置100が正しく認証されなかった場合(画像処理装置100が正当な機器であると認証されなかった場合)、認証サーバ31は、画像処理装置100に対して、認証結果(認証失敗)を含む信号Rst_authを生成し、当該信号Rst_authを画像処理装置100に送信する(ステップS112でNoの場合の処理)。
ステップS113において、画像処理装置100は、認証サーバ31からの信号Rst_authを受信し、認証が失敗したことを把握し、処理をステップS114に進める。
(ステップS114):
ステップS114において、画像処理装置100は、携帯端末装置200に送信すべき動画データを、第1記憶部3から取得し、当該動画データをデータDv1として、携帯端末装置200に送信する。
携帯端末装置200は、画像処理装置100から送信される動画データ(動画データDv1)を受信する。そして、携帯端末装置200では、ステップS107と同様の処理が実行される。
(ステップS115):
ステップS115において、リソースサーバ32は、認証サーバ31からの権限委譲要求信号を受信する。リソースサーバ32の認証処理部3211は、認証サーバ31の認証を行うとともに、認証サーバ31が要求している権限を付与してもよいか否かの判定を行う。
リソースサーバ32の認証処理部3211が、認証サーバ31が要求している権限を付与してもよいと判定した場合、リソースサーバ32は、認証サーバ31が要求している以下の情報を含む信号を認証サーバ31に送信する。
(1)認証サーバ31が要求している権限(リソースサーバ32のリソースにアクセスするためのアクセストークンを発行する権限等)を付与することを許可する情報(許可情報)。
(2)認証サーバ31が要求している、携帯端末装置200で再生させるべき動画データの接続先の情報(例えば、当該動画データをダウンロードするためのURL(ソースサーバ32の接続先)の情報)。
認証サーバ31は、認証サーバ31からの許可情報を含む信号を受信し、(1)リソースサーバ32のリソースにアクセスするためのアクセストークンを発行する権限等を取得するとともに、(2)携帯端末装置200で再生させるべき動画データの接続先の情報(例えば、当該動画データをダウンロードするためのURL(ソースサーバ32の接続先)の情報)を取得する。
(ステップS116):
ステップS116において、認証サーバ31は、ステップS115においてリソースサーバ32から取得した情報を情報Info1(Rsc_svr)として画像処理装置100に送信する。なお、認証サーバ31は、情報Info1(Rsc_svr)に、(1)リソースサーバ32のリソースにアクセスするためのアクセストークンと、(2)携帯端末装置200で再生させるべき動画データの接続先の情報(例えば、当該動画データをダウンロードするためのURL(ソースサーバ32の接続先)の情報)とを含めて、情報Info1(Rsc_svr)を画像処理装置100に送信する。
画像処理装置100は、認証サーバ31からの情報Info1(Rsc_svr)を受信する。
(ステップS117):
ステップS117において、画像処理装置100は、認証サーバ31から受信した情報Info1(Rsc_svr)に基づいて、携帯端末装置200に送信するための情報Info2(Rsc_svr)を生成し、生成した情報Info2(Rsc_svr)を携帯端末装置200に送信する。
なお、情報Info2(Rsc_svr)は、情報Info1(Rsc_svr)と同様に、(1)リソースサーバ32のリソースにアクセスするためのアクセストークンと、(2)携帯端末装置200で再生させるべき動画データの接続先の情報(例えば、当該動画データをダウンロードするためのURL(ソースサーバ32の接続先)の情報)とを含む。情報Info2(Rsc_svr)は、情報Info1(Rsc_svr)と同一であってもよいし、画像処理装置100から携帯端末装置200に送信するときに、フォーマット変換等が必要である場合、当該フォーマット変換等を行った情報としてもよい。
携帯端末装置200は、画像処理装置100からの情報Info2(Rsc_svr)を受信する。
(ステップS118):
ステップS118において、携帯端末装置200は、情報Info2(Rsc_svr)から、(1)リソースサーバ32のリソースにアクセスするためのアクセストークンと、(2)携帯端末装置200で再生すべき動画データの接続先の情報(例えば、当該動画データをダウンロードするためのURL(ソースサーバ32の接続先)の情報)とを取得する。
そして、携帯端末装置200は、取得したリソースサーバ32の接続先(例えば、動画データをダウンロードするためのURL)にアクセスするための要求信号Req_Dvを生成する。なお、携帯端末装置200は、要求信号Req_Dvに、情報Info2(Rsc_svr)から取得したリソースサーバ32のリソースにアクセスするためのアクセストークンを含めて、要求信号Req_Dvをリソースサーバ32に送信する。
なお、携帯端末装置200は、携帯端末装置200とリソースサーバ32との間に、例えば、TCP/IPによる通信コネクションを確立させ、当該通信コネクションにより、リソースサーバ32とデータ通信を行う。なお、上記通信コネクションは、携帯端末装置200とリソースサーバ32との間に、1または複数のプロキシサーバを含む通信経路について、確立されるものであってもよい。
リソースサーバ32は、携帯端末装置200からの要求信号Req_Dvを受信する。
(ステップS119):
ステップS119において、リソースサーバ32は、動画データ取得処理を実行する。具体的には、リソースサーバ32の認証処理部3211が、携帯端末装置200からの要求信号Req_Dvに含まれるアクセストークンが有効であるか否かを判定する。アクセストークンが有効であると判定された場合、リソースサーバ32のサーバ側動画データ取得部3212は、携帯端末装置200からの要求信号Req_Dvにより特定される動画データを、リソースサーバ記憶部323から取得する。
(ステップS120):
ステップS120において、リソースサーバ32は、ステップS119で取得した動画データを、動画データDv2として、携帯端末装置200に送信する。
携帯端末装置200は、リソースサーバ32からの動画データDv2を受信する。そして、携帯端末装置200では、ステップS107と同様の処理が実行される。
以上のように、画像処理システム1000では、画像処理装置100の稼働状態が「高負荷状態」である場合、携帯端末装置200が要求する動画データを、リソースサーバ32から携帯端末装置200へと転送し、一方、画像処理装置100の稼働状態が「高負荷状態」ではない場合、携帯端末装置200が要求する動画データを、画像処理装置100から携帯端末装置200へと転送する。
画像処理システム1000では、このように処理することで、画像処理装置100が高負荷状態である場合、負荷の高い動画データ転送処理が画像処理装置100で実行され、さらに、画像処理装置100の稼働状態を高負荷状態にすることを適切に防止することができる。また、画像処理装置100が高負荷状態である場合、携帯端末装置200が要求する動画データは、リソースサーバ32から携帯端末装置200へと転送されるため、携帯端末装置200での動画取得処理、動画再生処理が高速に実行される。
つまり、画像処理システム1000では、上記のように処理することで、動画データによりユーザにガイダンス情報を示す場合であっても、画像処理装置の処理負荷を効果的に低減するともに、携帯端末装置の処理速度の低下を効果的に防止することができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について、図面を参照しながら、以下、説明する。本実施形態では、画像処理装置において高負荷処理を実行するときに、予め携帯端末装置にリソースサーバからエラー解消のための動画データを取得させておき、高負荷処理の実行中にエラーが発生した場合には速やかに携帯端末装置において動画データを再生できるようにした1つの好ましい実施形態について説明する。
なお、本実施形態において、第1実施形態と同様の部分については、同一符号を付し、詳細な説明を省略する。
<2.1:画像処理システムの構成>
図10は、第2実施形態に係る画像処理システム2000および画像処理装置100Aの概略構成図である。
本実施形態の画像処理システム2000は、第1実施形態の画像処理システム1000において、画像処理装置100を画像処理装置100Aに置換した構成を有している。それ以外については、画像処理システム2000は、画像処理システム1000と同様である。
画像処理装置100Aは、図10に示すように、第1実施形態の第1制御部1を第1制御部1Aに置換した構成を有している。それ以外については、画像処理装置100Aは、画像処理装置100と同様である。
第1制御部1Aは、第1制御部1において、さらに、高負荷処理判定部17を追加した構成を有している。
高負荷処理判定部17は、画像処理装置100Aにおいて、高負荷処理を実行するための指令を受け、これから高負荷処理が実行されようとしているか否かを判定する。高負荷処理としては、例えば、高解像度(例えば、1200dpi)でのプリント処理や、高解像度(例えば、1200dpi)でのスキャナ処理である。
<2.2:画像処理システムの動作>
以上のように構成された画像処理システム2000の動作について、以下、説明する。
図11、図12は、画像処理システム2000の動作を説明するためのシーケンス図である。以下では、図11、図12のシーケンス図を参照しながら、画像処理システム2000の動作について説明する。
(ステップS201):
ステップS201では、携帯端末装置200において、画像処理装置100Aで高負荷処理(例えば、高解像度(例えば、1200dpi)のプリント処理やスキャナ処理)を実行させるための要求が発生したか否かの判定処理が実行される。
そして、判定の結果、画像処理装置100Aで高負荷処理を実行させるための要求が発生したと判定された場合、処理をステップS204に進める。一方、画像処理装置100Aで高負荷処理を実行させるための要求が発生したと判定されなかった場合、処理をステップS201に戻す。
(ステップS202、S203):
ステップS202において、画像処理装置100Aは、第1実施形態のステップS109と同様の処理、すなわち、携帯端末装置200において再生すべき次のデータが存在するか否かの判定を行う。判定の結果、携帯端末装置200において再生すべき次のデータが存在する場合、処理をステップS203に進め、携帯端末装置200において再生すべき次のデータが存在しない場合、処理をステップS201に戻す。
ステップS203において、画像処理装置100Aは、第1実施形態のステップS100と同様の処理、すなわち、画像処理装置100Aの機器状態を判定し、所定の機器状態であるか否かの判定を行う。判定の結果、所定の機器状態である場合、処理をステップS212に進め、所定の機器状態ではない場合、処理をステップS203に戻す。
(ステップS204〜S206):
ステップS204において、携帯端末装置200は、画像処理装置100Aに対して、高負荷処理(例えば、高解像度(例えば、1200dpi)のプリント処理やスキャナ処理)を実行させるための要求信号Req_jobを送信する。
画像処理装置100Aは、携帯端末装置200からの要求信号Req_jobを受信し、要求信号Req_jobに基づいて、画像処理装置100Aにおいて、実行すべき高負荷処理を特定し、処理をステップS206に進める。
ステップS205において、画像処理装置100Aは、サーバアクセス処理を実行する。このサーバアクセス処理は、第1実施形態のステップS111の処理と同様である。ここでは、画像処理装置100Aは、携帯端末装置200から高負荷処理を実行することが要求された場合に、予め携帯端末装置200が動画データを取得できるように要求していることを示す情報を含めて、要求信号を認証サーバ31に送信する。
認証サーバ31は、画像処理装置100Aからの要求に従い、認証処理を実行する。この認証処理は、第1実施形態のステップS111〜S113において、認証サーバ31で実行される処理と同様である。
ステップS206において、画像処理装置100Aは、携帯端末装置200から要求された高負荷処理を実行する。
(ステップS207):
ステップS207において、リソースサーバ32は、認証サーバ31からの要求に従い、権限委譲処理を実行する。この権限委譲処理は、第1実施形態のS115の権限委譲処理と同様である。
そして、リソースサーバ32は、接続元通知処理を実行する。この接続元通知処理は、第1実施形態のステップS115、S116で、認証サーバ31が実行する処理と同様である。なお、リソースサーバ32は、画像処理装置100Aにおいて高負荷処理が実行されているときに、携帯端末装置200が動画データを取得するためのリソースサーバ32の接続元(例えば、URL)の情報を含む信号を認証サーバ31に送信する。ただし、この時点では、画像処理装置100Aにおいてエラーが検知されていないため、リソースサーバ32は、携帯端末装置200で再生させるべき動画データを特定することができない。そのため、リソースサーバ32は、例えば、画像形成装置100Aが高負荷処理を実行しているときに発生し得る全てのエラーを解消するための動画データにアクセスするための接続元の情報を認証サーバ31に送信することが好ましい。
画像処理装置100Aは、第1実施形態と同様に、リソースサーバ32から情報Info1(Rsc_svr)を含む信号を受信し、接続元転送処理を実行する。この接続元転送処理は、第1実施形態のステップS116、S117で、画像処理装置100が実行する処理と同様である。なお、画像処理装置100Aは、動画データを取得するためのリソースサーバ32の接続元(例えば、URL)の情報を含む信号を携帯端末装置200に送信する。このような転送処理は、第1制御部1に与える負荷が極めて小さいため、画像処理装置100Aが高負荷処理の実行中であっても、その高負荷処理の処理効率を低下させるものではない。
携帯端末装置200は、接続元受信処理を実行する。この接続元受信処理は、第1実施形態のステップS117で、携帯端末装置200が実行する処理と同様である。
(ステップS208〜S210):
ステップS208〜S210において、第1実施形態のステップS118〜S120と同様の処理が実行される。
なお、携帯端末装置200は、リソースサーバ32に対して、ステップS201、S204で、画像処理装置100Aで高負荷処理が実行されている状態において、動画データを要求する。そして、リソースサーバ32は、携帯端末装置200に対して、当該高負荷処理の実行中にエラーが発生すれば必要となる全ての動画データを送信する。これにより、携帯端末装置200は、画像処理装置100Aにおいて高負荷処理が実行されている状態において、その高負荷処理でエラーが発生したときに必要となる全ての動画データを予め取得することができる。
(ステップS211〜S213):
ステップS211において、画像処理装置100Aで、高負荷処理実行に伴うエラーが発生した場合、画像処理装置100Aは、当該エラーを特定し、当該エラーを解消させるための動画データを選択する処理を実行する(ステップS212)。なお、ステップS203において所定の機器状態が検出されている場合、当該所定の機器状態に基づいて、動画データを選択する。
そして、画像処理装置100Aは、特定した動画データについての情報を含む信号を携帯端末装置200に送信する(ステップS213)。
携帯端末装置200は、画像処理装置100Aからの信号を受信し、携帯端末装置200で再生すべき動画データを特定する。つまり、携帯端末装置200は、リソースサーバ32から予め取得しておいた様々なエラーを解消するために表示する動画データの中から、画像処理装置100Aにおいて発生したエラーに対応する動画データを特定するのである。そして、携帯端末装置200は、特定した動画データを再生する。その後、携帯端末装置200は、処理をステップS202に戻す。
このように、画像処理システム2000では、画像処理装置100Aにおいて、所定のエラー発生の可能性が高い高負荷処理が実行される場合、予め、当該エラーについての動画データを、携帯端末装置200がリソースサーバ32から取得しておき、当該エラーが発生したときにすぐに当該エラーを解消させるための動画データを携帯端末装置200にて再生する。
これにより、画像処理装置100Aにおいて所定のエラー発生の可能性が高い高負荷処理が実行される場合であっても、画像処理装置100Aに負荷をかけることなく、携帯端末装置200にて、エラー解消のための動画データを速やかに再生することができる。
つまり、画像処理システム1000では、上記のように処理することで、画像処理装置100Aにおいて所定のエラー発生の可能性が高い高負荷処理についての動画データによりユーザにガイダンス情報(ヘルプ情報)を示す場合であっても、画像処理装置の処理負荷を効果的に低減するともに、携帯端末装置の処理速度の低下を効果的に防止することができる。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態について、図面を参照しながら、以下、説明する。本実施形態では、携帯端末装置に対する動画データの転送元を決定する際に更に付加的な条件を判定するようにした一形態について説明する。
なお、本実施形態において、上記実施形態と同様の部分については、同一符号を付し、詳細な説明を省略する。
<3.1:画像処理システムの構成>
図13は、第3実施形態に係る画像処理システム3000および画像処理装置100Bの概略構成図である。
本実施形態の画像処理システム3000は、第1実施形態の画像処理システム1000において、画像処理装置100を画像処理装置100Bに置換した構成を有している。それ以外については、画像処理システム3000は、画像処理システム1000と同様である。
画像処理装置100Bは、図13に示すように、第1実施形態の第1制御部1を第1制御部1Bに置換した構成を有している。それ以外については、画像処理装置100Bは、画像処理装置100と同様である。
第1制御部1Bは、第1制御部1において、さらに、ドメイン判定部18と、動画転送判定部19と、動画データ更新部20とを追加した構成を有している。
ドメイン判定部18は、携帯端末装置200のドメインが、画像処理装置100Bと同じドメインであるか否かを判定する。
動画転送判定部19は、画像処理装置100Bから携帯端末装置200に動画データを転送している状態であるか否かを判定する。
動画データ更新部20は、画像処理装置100Bの第1記憶部3に記憶されている動画データが最新であるか否かを判定する。具体的には、動画データ更新部20は、リソースサーバ32に記憶されている動画データと、第1記憶部3に記憶されている動画データとを比較し、第1記憶部3に記憶されている動画データが最新の動画データであるか否かを判定する。そして、第1記憶部3に記憶されている動画データが最新の動画データではない場合、リソースサーバ32から最新の動画データを取得し、第1記憶部3に最新の動画データを記憶する。
<3.2:画像処理システムの動作>
以上のように構成された画像処理システム3000の動作を、以下、説明する。
図14は、画像処理システム3000の動作を説明するためのシーケンス図である。
図15は、判定処理(ステップS306)のフローチャートである。
以下では、図14、図15のシーケンス図、フローチャートを参照しながら、画像処理システム3000の動作について説明する。
(ステップS300〜S305):
画像処理システム3000では、ステップS300〜S305において、第1実施形態のステップS100〜S105と同様の処理が実行される。
(ステップS306):
ステップS306では、第1実施形態のステップS106の処理の代わりに、画像処理装置100Bにおいて判定処理が実行される。この判定処理の詳細を図15のフローチャートに示す。
図15に示すように、以下の(1)〜(5)の判定処理が実行される。
(1)ステップS3061において、画像処理装置100Bのドメイン判定部18は、携帯端末装置200が画像処理装置100Bと同じドメインに存在するか否かを判定する。具体的には、ドメイン判定部18は、例えば、画像処理装置100Bと同一ドメイン内にあるドメインを管理しているサーバ(不図示)に対して、携帯端末装置200が画像処理装置100Bと同じドメインに存在するか否かを問い合わせる信号を送信し、それに対する返信信号の問い合わせ結果に基づいて、携帯端末装置200が画像処理装置100Bと同じドメインに存在するか否かを判定する。また、ドメイン判定部18は、携帯端末装置200に割り振られているIPアドレスから、携帯端末装置200が画像処理装置100Bと同じドメインに存在するか否かを判定してもよい。あるいは、ドメイン判定部18は、携帯端末装置200に割り振られているIPアドレスから、ネットワークアドレスを取得し、携帯端末装置200のネットワークアドレスが、画像処理装置100Bのネットワークアドレスと異なる場合、携帯端末装置200が画像処理装置100Bと同じドメインに存在しないと判定してもよい。
上記の判定の結果、携帯端末装置200が画像処理装置100Bと同じドメインに存在すると判定された場合、図15に示すように、画像処理装置100Bから携帯端末装置200に動画データを転送する処理を実行する。つまり、処理をステップS307(第1実施形態のステップS107と同様の処理)に進める。そして、以降、第1実施形態と同様の処理が実行される。
一方、携帯端末装置200が画像処理装置100Bと同じドメインに存在しないと判定された場合、図15に示すように、リソースサーバ32から携帯端末装置200に動画データを転送する処理を実行する。つまり、この場合、画像処理システム3000では、第1実施形態のステップS108〜ステップS120と同じ処理が実行される。
(2)ステップS3062において、画像処理装置100Bの動画転送判定部19は、既に画像処理装置100Bから携帯端末装置200へ動画データを転送している状態か否かの判定を行う。例えば画像処理装置100Bが複数の携帯端末装置200と連携動作している場合、1つの携帯端末装置200には既に動画データを転送しているが、他の携帯端末装置には未だ動画データを転送していないケースが生じ得る。ステップS3062では、そのようなケースであるか否かが判定される。
そして、判定の結果、既に画像処理装置100Bから1つの携帯端末装置200へ動画データを転送している状態である場合、リソースサーバ32から他の携帯端末装置200に動画データを転送する処理を実行する。
一方、既に画像処理装置100Bから携帯端末装置200へ動画データを転送している状態ではない場合、画像処理装置100Bから携帯端末装置200に動画データを転送する処理を実行する。つまり、処理をステップS307に進める。そして、以降、第1実施形態と同様の処理が実行される。
このように処理することで、画像処理システム3000では、2台目以降の携帯端末装置200が、画像処理装置100Bに対して、動画データの転送を要求した場合であって、既に、画像処理装置100Bから携帯端末装置200(最初に動画データを要求した携帯端末装置)に動画データを転送する処理が実行されている場合、上記の2台目以降の携帯端末装置に対しては、リソースサーバ32から、動画データの転送処理が実行される。その結果、上記の場合においても、画像処理装置100Bにさらなる負荷をかけることがない。したがあって、上記の場合であっても画像処理装置100Bの処理負荷を効果的に低減することができる。
(3)ステップS3063において、画像処理装置100Bの動画データ更新部20は、画像処理装置100Bの第1記憶部3に記憶されている動画データが最新であるか否かを判定する。具体的には、動画データ更新部20は、リソースサーバ32に記憶されている動画データと、第1記憶部3に記憶されている動画データとを比較し、第1記憶部3に記憶されている動画データが最新の動画データであるか否かを判定する。そして、第1記憶部3に記憶されている動画データが最新の動画データではない場合、リソースサーバ32から最新の動画データを取得し、第1記憶部3に最新の動画データを記憶する。なお、このとき、画像処理装置100Bが高負荷稼働中であるか否かの判定を行い(ステップS30631)、当該判定の結果、画像処理装置100Bが高負荷稼働中ではないと判定された場合、動画データ更新部20は、動画データの更新処理を行う(ステップS30632)。すなわち、この場合、動画データ更新部20は、リソースサーバ32から最新の動画データを取得し、第1記憶部3に最新の動画データを記憶する。
(4)ステップS3064では、画像処理装置100Bの動画データ決定部16が、携帯端末装置200から要求されている動画データが画像処理装置100Bにのみ存在するか否かを判定する。判定の結果、携帯端末装置200から要求されている動画データが画像処理装置100Bにのみ存在すると判定された場合、画像処理装置100Bから携帯端末装置200に動画データを転送する処理を実行する。つまり、処理をステップS307に進める。そして、以降、第1実施形態と同様の処理が実行される。例えば、画像処理装置100Bが特殊なサーバ機能を有している場合や、特殊なデータベース機能を有している場合、当該機能についての動画データは、画像処理装置100Bにのみ格納されることが想定される。このような場合、上記判定処理により、画像処理装置100Bにのみ格納されている動画データを特定し、当該動画データを、画像処理装置100Bから携帯端末装置200に転送する。
一方、携帯端末装置200から要求されている動画データが画像処理装置100Bにのみ存在するものではない判定された場合、リソースサーバ32から携帯端末装置200に動画データを転送する処理を実行する。つまり、この場合、画像処理システム3000では、第1実施形態のステップS108〜ステップS120と同じ処理が実行される。
(5)ステップS3065では、画像処理装置100Bが高負荷稼働中であるか否かの判定処理が実行される。この判定処理は、第1実施形態のステップS106の判定処理と同様である。判定の結果、画像処理装置100Bが高負荷稼働中であると判定された場合、リソースサーバ32から携帯端末装置200に動画データを転送する処理を実行する。つまり、この場合、画像処理システム3000では、第1実施形態のステップS108〜ステップS120と同じ処理が実行される。
一方、画像処理装置100Bが高負荷稼働中でないと判定された場合、画像処理装置100Bから携帯端末装置200に動画データを転送する処理を実行する。つまり、処理をステップS307に進める。そして、以降、第1実施形態と同様の処理が実行される。
上記(1)〜(5)の判定処理が実行された後、画像処理システム3000では、第1実施形態のステップS107〜S120と同じ処理が実行される。
このように、画像処理システム3000では、上記(1)〜(5)の判定処理の結果に基づいて、画像処理装置100Bに過剰な負荷がかからないように、動画データの転送先を決定し、決定した転送先から、携帯端末装置200は、動画データを取得する。したがって、画像処理システム3000では、画像処理装置の処理負荷を効果的に低減するともに、携帯端末装置の処理速度の低下を効果的に防止することができる。
[第4実施形態]
次に、第4実施形態について、図面を参照しながら、以下、説明する。
なお、本実施形態において、上記実施形態と同様の部分については、同一符号を付し、詳細な説明を省略する。
図16は、第4実施形態に係る画像処理システム4000および画像処理装置100Cの概略構成図である。
本実施形態の画像処理システム4000は、第1実施形態の画像処理システム1000において、画像処理装置100を画像処理装置100Cに置換した構成を有している。それ以外については、画像処理システム4000は、画像処理システム1000と同様である。
画像処理装置100Cは、図16に示すように、第1実施形態の第1制御部1を第1制御部1Cに置換した構成を有している。それ以外については、画像処理装置100Cは、画像処理装置100と同様である。
第1制御部1Cは、第1制御部1において、さらに、エラー検出部20を追加した構成を有している。
エラー検出部20は、認証エラー、ネットワークエラー等を検出する。エラー検出部20は、例えば、画像処理装置100Cと認証サーバ31との間で正常に通信できない状態であることをネットワークエラーとして検出する。また、エラー検出部20は、認証サーバ31での認証の結果を所定時間内に取得できない場合、認証処理にエラーが発生したと判断する(認証エラーを検出する)。
画像処理装置100Cのエラー検出部20が認証エラー(認証サーバ31での認証処理の異常を検出した等の認証エラー)、ネットワークエラー(認証サーバ31等の外部サーバとネットワークNW1を介して通信できない等のネットワークエラー)を検出した場合、画像処理システム4000では、画像処理装置100から携帯端末装置200に対して、動画データの転送処理を実行するようにする。
これにより、画像処理システム4000では、認証エラー(認証サーバ31での認証処理の異常を検出した等の認証エラー)、ネットワークエラー(認証サーバ31等の外部サーバとネットワークNW1を介して通信できない等のネットワークエラー)等が発生した場合であっても、携帯端末装置200が、動画データを確実に取得することができる。
[第5実施形態]
次に、第5実施形態について、図面を参照しながら、以下、説明する。
なお、本実施形態において、上記実施形態と同様の部分については、同一符号を付し、詳細な説明を省略する。
<5.1:画像処理システムの構成>
図17は、第5実施形態に係る携帯端末装置200Aの概略構成図である。
第5実施形態の画像処理システムは、第1実施形態の画像処理システム1000において、携帯端末装置200を携帯端末装置200Aに置換した構成を有している。それ以外については、本実施形態の画像処理システムは、第1実施形態の画像処理システム1000と同様である。
携帯端末装置200Aは、図17に示すように、携帯端末装置200において、第2制御部21を第2制御部21Aに置換した構成を有している。
第2制御部21Aは、第2制御部21において、さらに、転送レート取得部214を追加した構成を有している。
<5.2:画像処理システムの動作>
以上のように構成された第5実施形態の画像処理システムの動作を、以下、説明する。
図18は、本実施形態の画像処理システムの動作を説明するためのシーケンス図である。
なお、本実施形態の画像処理システムでは、第1実施形態のステップS100〜S120と同じ処理が実行される。そして、本実施形態の画像処理システムでは、図18に示すように、ステップS120の処理の後、ステップS401〜S404の処理が実行される。
(ステップS401):
ステップS401では、動画データの受信処理が完了したか否かの判定が行われる。そして、判定の結果、動画データの受信処理が完了したと判定された場合、第1実施形態と同様に、処理をステップS100に戻す。一方、動画データの受信処理が完了していないと判定された場合、処理をステップS402に進める。
(ステップS402):
ステップS402では、携帯端末装置200Aの転送レート取得部が、例えば、携帯端末装置200Aとリソースサーバ32との間のデータ転送速度を取得し、取得したデータ転送速度が所定の閾値よりも低い場合、通信速度が遅いと判定し、処理をステップS403に進める。一方、取得したデータ転送速度が所定の閾値以上の場合、処理をステップS120に戻し、リソースサーバ32から携帯端末装置200Aへの動画データの転送処理を続ける。
(ステップS403):
ステップS403では、携帯端末装置200Aは、転送先切替処理を実行する。具体的には、携帯端末装置200Aは、リソースサーバ32に対して、動画データの転送処理の停止を要求する要求信号Req_stopを送信する。リソースサーバ32は、携帯端末装置200Aからの要求信号Req_stopを受信し、動画データの転送処理を停止する処理を実行する。
また、携帯端末装置200Aは、画像処理装置100に対して、動画データを要求する要求信号Req_Dvを送信する。画像処理装置100は、携帯端末装置200Aからの要求信号Req_Dvを受信する。
(ステップS404):
ステップS404では、画像処理装置100は、携帯端末装置200Aに対して、動画データを送信する処理を実行する。そして、携帯端末装置200Aは、画像処理装置100からの動画データを受信する処理を行う。これにより、携帯端末装置200Aは、動画データの取得先を、リソースサーバ32から画像処理装置100に切り替えることができる。
以上のように、本実施形態の画像処理システムでは、リソースサーバ32と携帯端末装置200との間の通信速度が遅い場合、携帯端末装置200Aは、動画データの転送処理の接続先を、リソースサーバ32から画像処理装置100に切り替え、動画データを画像処理装置100から取得することができる。
[第6実施形態]
次に、第6実施形態について、図面を参照しながら、以下、説明する。
なお、本実施形態において、上記実施形態と同様の部分については、同一符号を付し、詳細な説明を省略する。
<6.1:画像処理システムの構成>
図19は、第6実施形態に係る画像処理システム6000および画像処理装置100Dの概略構成図である。
本実施形態の画像処理システム6000は、第1実施形態の画像処理システム1000において、画像処理装置100を画像処理装置100Dに置換した構成を有している。それ以外については、画像処理システム6000は、画像処理システム1000と同様である。
画像処理装置100Dは、図19に示すように、第1実施形態の第1制御部1を第1制御部1Dに置換した構成を有している。それ以外については、画像処理装置100Dは、画像処理装置100と同様である。
第1制御部1Dは、第1制御部1において、さらに、動画データ転送先決定部22を追加した構成を有している。
動画データ転送先決定部22は、動画データの転送(送信)先とする携帯端末装置200を特定する。
<6.2:画像処理システムの動作>
以上のように構成された画像処理システム6000の動作を、以下、説明する。
図20〜図22は、画像処理システム6000の動作を説明するためのシーケンス図である。
画像処理システム6000では、図20に示すように、第1実施形態の画像処理システム1000で実行されるステップS100〜S105と同じ処理が実行される。
そして、ステップS105の処理の実行後、ステップS601の処理が実行される。
(ステップS601):
ステップS601において、画像処理装置100Dの動画データ転送先決定部22は、動画データの転送(送信)先とする携帯端末装置200を特定する。具体的には、動画データ転送先決定部22は、プリント処理やスキャナ処理のような画像処理装置100Dの機構を作動させるジョブ(MFPジョブ)を実行させる操作を行っている携帯端末装置200を、動画データの転送(送信)先に設定する。説明便宜のため、携帯端末装置が4台、画像処理システム6000に接続されている場合を例に、以下説明する。なお、4台の携帯端末装置を携帯端末装置200a、200b、200c、200dとし、画像処理装置100Dに対して、MFPジョブを実行させる操作を行っている携帯端末装置が携帯端末装置200a、200bであるものとして、以下、説明する。
この場合、動画データ転送先決定部22は、携帯端末装置200a、200bを、動画データの転送(送信)先として決定する。
(ステップS606、S607):
ステップS606では、第1実施形態のステップS106と同様の処理が実行される。
ステップ607では、動画データの転送先を携帯端末装置200a、200bとして、第1実施形態のステップS607と同様の処理が実行される。
(ステップS608〜S610):
ステップS608、S609では、第1実施形態のステップS108、S109と同様の処理が実行される。
ステップ610では、動画データの転送先を携帯端末装置200a、200bとして、第1実施形態のステップS110と同様の処理が実行される。
(ステップS611〜S614):
ステップS611〜S614では、第1実施形態のステップS111〜S114と同様の処理が実行される。
なお、ステップ614では、動画データの転送先を携帯端末装置200a、200bとして、第1実施形態のステップS114と同様の処理が実行される。
(ステップS615〜S617):
ステップS615〜S617では、第1実施形態のステップS115〜S117と同様の処理が実行される。
なお、ステップ617では、動画データの転送先を携帯端末装置200a、200bとして、第1実施形態のステップS117と同様の処理が実行される。
(ステップS618〜S620):
ステップS618〜S620では、携帯端末装置200a、200bにおいて、第1実施形態のステップS118〜S120と同様の処理が実行される。
以上のように、画像処理システム6000では、画像処理装置100Dに対して、MFPジョブを実行させる操作を行っている携帯端末装置(上記では200a、200b)のみに動画データの転送処理を行う。つまり、画像処理システム6000では、動画データを必要としている携帯端末装置(上記では200a、200b)のみに動画データの転送処理を行うことができる。
なお、画像処理システム6000において、画像処理システム6000に接続している全ての携帯端末装置(上記では、200a〜200d)を動画データの転送先とするようにしてもよい。この場合、例えば、画像処理装置100Dにおいて、ジャムが発生し、発生したジャム状態を解消させるための動画データが画像処理システム6000に接続している全ての携帯端末装置(上記では、200a〜200d)に転送されるため、使用している携帯端末装置によりジャム発生に気づいたユーザがジャム状態を素早く解消する操作を行うことができる。その結果、画像処理装置100Dのエラー状態(例えば、ジャム状態)が素早く解消される可能性が高くなる。
[他の実施形態]
上記実施形態の画像処理システムにおいて、無線通信により通信を実行する部分を有線通信により実行するようにしてもよい。また、上記実施形態の画像処理システムにおいて、有線通信により通信を実行する部分を無線通信により実行するようにしてもよい。
また、上記実施形態の画像処理システムにおいて、画像処理装置の操作パネル5が上述した携帯端末装置として機能するものであってもよい。
また、上記実施形態の画像処理システムに接続される機器の接続トポロジーは、上記に限定されることはなく、他の接続トポロジーであってもよい。また、上記実施形態の画像処理システムは、プロキシサーバが接続されるものであってもよい。
なお、上記実施形態において、「動画データ」は、動画圧縮符号化されたデータであってもよく、また、暗号化されたデータであってもよい。
また、上記実施形態では、携帯端末装置において、動画再生部212は、第2制御部により、その機能が実現される場合について説明したが、これに限定されることはなく、動画再生部212は、例えば、専用のハードウェアにより構成されるものであってもよい。
また、上記実施形態の画像処理装置の第1制御部は、プロセッサにより構成されるものであってもよいし、また、CPUコア、ROM、RAMを搭載したシステムLSIにより構成されるものであってもよい。
また、上記実施形態の携帯端末装置の第2制御部は、プロセッサにより構成されるものであってもよいし、また、CPUコア、ROM、RAMを搭載したシステムLSIにより構成されるものであってもよい。
また、上記実施形態で説明した画像処理システム、画像処理装置、携帯端末装置において、各ブロックは、LSIなどの半導体装置により個別に1チップ化されても良いし、一部又は全部を含むように1チップ化されても良い。
なお、ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用しても良い。
また、上記各実施形態の各機能ブロックの処理の一部または全部は、プログラムにより実現されるものであってもよい。そして、上記各実施形態の各機能ブロックの処理の一部または全部は、コンピュータにおいて、中央演算装置(CPU)、マイクロプロセッサ、プロセッサ等により行われる。また、それぞれの処理を行うためのプログラムは、ハードディスク、ROMなどの記憶装置に格納されており、ROMにおいて、あるいはRAMに読み出されて実行される。
また、上記実施形態の各処理をハードウェアにより実現してもよいし、ソフトウェア(OS(オペレーティングシステム)、ミドルウェア、あるいは、所定のライブラリとともに実現される場合を含む。)により実現してもよい。さらに、ソフトウェアおよびハードウェアの混在処理により実現しても良い。
また、上記実施形態における処理方法の実行順序は、必ずしも、上記実施形態の記載に制限されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で、実行順序を入れ替えることができるものである。
前述した方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、本発明の範囲に含まれる。ここで、コンピュータ読み取り可能な記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD−ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、大容量DVD、次世代DVD、半導体メモリを挙げることができる。
上記コンピュータプログラムは、上記記録媒体に記録されたものに限られず、電気通信回線、無線又は有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク等を経由して伝送されるものであってもよい。
なお、本発明の具体的な構成は、前述の実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更および修正が可能である。
1000、2000、3000、4000、6000 画像処理システム
100、100A、100B、100C、100D 画像処理装置
200、200A 携帯端末装置
11 ジャム検出部
12 消耗品交換検出部
13 ヘルプ操作検出部
14 稼働状態判定部
15 動画データ転送元決定部
16 動画データ決定部
17 高負荷処理判定部
18 ドメイン判定部
19 動画転送判定部
20 動画データ更新部
21 エラー検出部
22 動画データ転送先決定部
300 サーバ群
31 認証サーバ
32 リソースサーバ

Claims (27)

  1. 画像処理装置と、携帯端末装置と、外部サーバ群とを備える画像処理システムであって、
    前記画像処理装置は、
    前記携帯端末装置に通知する必要のある前記画像処理装置の状態を検知する状態検知部と、
    動画データを記憶する第1記憶部と、
    前記状態検知部の検知結果および前記携帯端末装置からの要求の少なくとも一方に基づいて、取得する動画データを、第1動画データとして決定する動画データ決定部と、
    前記外部サーバ群および前記携帯端末装置と通信を行うための通信インタフェースを含む第1通信部と、
    前記画像処理装置の稼働状態を判定する稼働状態判定部と、
    前記稼働状態判定部の判定結果に基づいて、動画データの転送元を決定する動画データ転送元決定部と、
    を備え、
    前記携帯端末装置は、
    前記外部サーバ群および前記画像処理装置と通信を行うための通信インタフェースを含む第2通信部と、
    前記第2通信部を介して、前記画像処理装置および前記外部サーバ群のいずれか一方から転送される動画データを取得する動画データ取得部と、
    を備え、
    前記外部サーバ群は、リソースサーバを含み、
    前記リソースサーバは、
    前記画像処理装置および前記携帯端末装置と通信を行うための通信インタフェースを含む第3通信部と、
    前記第1動画データと同じ動画データである第2動画データを記憶する第2記憶部と、
    を備え、
    前記画像処理装置の前記稼働状態判定部が前記画像処理装置の稼働状態が高負荷状態であると判定した場合、
    前記動画データ転送元決定部は、動画データの転送元を前記外部サーバ群に決定するとともに、前記外部サーバ群から、前記外部サーバ群の前記携帯端末装置からの接続先に関する情報である接続先情報を取得し、取得した前記接続先情報を、前記第1通信部を介して、前記端末装置に送信し、
    前記携帯端末装置は、前記接続先情報に基づいて、前記外部サーバ群にアクセスし、前記外部サーバ群から前記第2動画データを取得する、
    画像処理システム。
  2. 前記画像処理装置は
    前記画像処理装置のジャム状況を検出するジャム検出部をさらに備え、
    前記動画データ決定部は、前記ジャム検出部の検出結果に基づいて、前記リソースサーバまたは前記画像処理装置から前記携帯端末装置に転送すべき動画データを決定する、
    請求項1に記載の画像処理システム。
  3. 前記画像処理装置は
    前記画像処理装置の消耗品の残量及び交換の状況を検出する消耗品交換検出部をさらに備え、
    前記動画データ決定部は、前記消耗品交換検出部の検出結果に基づいて、前記リソースサーバまたは前記画像処理装置から前記携帯端末装置に転送すべき動画データを決定する、
    請求項1又は2に記載の画像処理システム。
  4. 前記携帯端末装置は、
    前記画像処理装置を操作するためのユーザインタフェースを実現する処理を実行するブラウザパネル処理部をさらに備え、
    前記画像処理装置は
    前記ブラウザパネル処理部から前記画像処理装置に対する操作ヘルプ表示の要求の有無を検出するヘルプ操作検出部をさらに備え、
    前記動画データ決定部は、前記ヘルプ操作検出部の検出結果に基づいて、前記リソースサーバまたは前記画像処理装置から前記携帯端末装置に転送すべき動画データを決定する、
    請求項1から3のいずれかに記載の画像処理システム。
  5. 前記稼働状態判定部は、
    前記画像処理装置の各部を制御するプロセッサのCPU占有率、前記第1記憶部の占有率、および、第2通信部の占有率の少なくとも1つに基づいて、前記画像処理装置の稼働状態を判定するとともに、
    前記プロセッサのCPU占有率、前記第1記憶部の占有率、および、第2通信部の占有率の少なくとも1つに基づいて前記画像処理装置の稼働状態の評価値である稼働評価値を取得し、
    前記動画データ転送元決定部は、
    前記稼働状態判定部が取得した前記稼働評価値が所定の閾値よりも大きい場合、前記動画データの転送元を前記リソースサーバに決定する、
    請求項1から4のいずれかに記載の画像処理システム。
  6. 前記画像処理装置は、
    前記画像処理装置において、高負荷処理が実行されようとしているか否かを判定する高負荷処理判定部をさらに備え、
    前記動画データ転送元決定部は、
    前記高負荷処理判定部が前記画像処理装置において高負荷処理が実行されようとしていると判定した場合、前記動画データの転送元を前記リソースサーバに決定する、
    請求項1から5のいずれかに記載の画像処理システム。
  7. 前記画像処理装置は、
    既に前記画像処理装置から前記携帯端末装置へ動画データを転送している状態か否かの判定を行う動画転送判定部をさらに備え、
    前記動画データ転送元決定部は、
    前記動画転送判定部が既に前記画像処理装置から前記携帯端末装置へ動画データを転送している状態であると判定した場合、前記動画データの転送元を前記リソースサーバに決定する、
    請求項1から6のいずれかに記載の画像処理システム。
  8. 前記画像処理装置は、
    前記第1記憶部に記憶されている動画データが最新であるか否かを判定する動画データ更新部をさらに備え、
    前記動画データ転送元決定部は、
    前記動画データ更新部が前記第1記憶部に記憶されている動画データが最新ではないと判定した場合、前記動画データの転送元を前記リソースサーバに決定する、
    請求項1から7のいずれかに記載の画像処理システム。
  9. 前記動画データ更新部は、
    前記第1記憶部に記憶されている動画データが最新ではないと判定した場合、前記画像処理装置の稼働率は所定の値以下であるときに、前記リソースサーバから最新の動画データを取得し、取得した最新の動画データを前記第1記憶部に格納する、
    請求項8に記載の画像処理システム。
  10. 前記画像処理装置は、
    前記携帯端末装置が前記画像処理装置と同じドメインに存在するか否かを判定するドメイン判定部をさらに備え、
    前記動画データ転送元決定部は、
    前記ドメイン判定部が、前記携帯端末装置が前記画像処理装置と同じドメインに存在しないと判定した場合、前記動画データの転送元を前記リソースサーバに決定する、
    請求項1から9のいずれかに記載の画像処理システム。
  11. 前記動画データ決定部は、前記携帯端末装置から要求されている動画データが前記画像処理装置にのみ存在するか否かを判定し、
    前記動画データ転送元決定部は、
    前記動画データ決定部が、前記携帯端末装置から要求されている動画データが前記画像処理装置にのみ存在すると判定した場合、前記動画データの転送元を前記画像処理装置に決定する、
    請求項1から10のいずれかに記載の画像処理システム。
  12. 前記携帯端末装置は、
    前記携帯端末装置と前記リソースサーバとの間のデータ転送速度を取得する転送レート取得部をさらに備え、
    前記携帯端末装置は、
    前記転送レート取得部が取得した前記データ転送速度が所定の閾値よりも低い場合、前記画像処理装置から前記動画データを取得する、
    請求項1から11のいずれかに記載の画像処理システム。
  13. 前記画像処理装置は、
    動画データの送信先とする携帯端末装置を特定する動画データ転送先決定部をさらに備え、
    前記動画データ転送先決定部は、前記画像処理装置の機構を作動させるジョブであるMFPジョブを実行させる操作を行っている携帯端末装置を、前記動画データの送信先に設定する、
    請求項1から12のいずれかに記載の画像処理システム。
  14. 携帯端末装置と、リソースサーバを含む外部サーバ群とを備える画像処理システムに用いられる画像処理装置であって、
    前記携帯端末装置に通知する必要のある前記画像処理装置の状態を検知する状態検知部と、
    動画データを記憶する第1記憶部と、
    前記状態検知部の検知結果および前記携帯端末装置からの要求の少なくとも一方に基づいて、取得する動画データを、第1動画データとして決定する動画データ決定部と、
    前記外部サーバ群および前記携帯端末装置と通信を行うための通信インタフェースを含む第1通信部と、
    前記画像処理装置の稼働状態を判定する稼働状態判定部と、
    前記稼働状態判定部の判定結果に基づいて、動画データの転送元を決定する動画データ転送元決定部と、
    を備える画像処理装置。
  15. 前記画像処理装置のジャム状況を検出するジャム検出部をさらに備え、
    前記動画データ決定部は、前記ジャム検出部の検出結果に基づいて、前記リソースサーバまたは前記画像処理装置から前記携帯端末装置に転送すべき動画データを決定する、
    請求項14に記載の画像処理装置。
  16. 前記画像処理装置の消耗品の残量及び交換の状況を検出する消耗品交換検出部をさらに備え、
    前記動画データ決定部は、前記消耗品交換検出部の検出結果に基づいて、前記リソースサーバまたは前記画像処理装置から前記携帯端末装置に転送すべき動画データを決定する、
    請求項14又は15に記載の画像処理装置。
  17. 前記画像処理装置を操作するためのユーザインタフェースを実現する処理を実行する前記携帯端末装置のブラウザパネル処理部から前記画像処理装置に対する操作ヘルプ表示の要求の有無を検出するヘルプ操作検出部をさらに備え、
    前記動画データ決定部は、前記ヘルプ操作検出部の検出結果に基づいて、前記リソースサーバまたは前記画像処理装置から前記携帯端末装置に転送すべき動画データを決定する、
    請求項14から16のいずれかに記載の画像処理装置。
  18. 前記稼働状態判定部は、
    前記画像処理装置の各部を制御するプロセッサのCPU占有率、前記第1記憶部の占有率、および、第2通信部の占有率の少なくとも1つに基づいて、前記画像処理装置の稼働状態を判定するとともに、
    前記プロセッサのCPU占有率、前記第1記憶部の占有率、および、第2通信部の占有率の少なくとも1つに基づいて前記画像処理装置の稼働状態の評価値である稼働評価値を取得し、
    前記動画データ転送元決定部は、
    前記稼働状態判定部が取得した前記稼働評価値が所定の閾値よりも大きい場合、前記動画データの転送元を前記リソースサーバに決定する、
    請求項14から17のいずれかに記載の画像処理装置。
  19. 前記画像処理装置において、高負荷処理が実行されようとしているか否かを判定する高負荷処理判定部をさらに備え、
    前記動画データ転送元決定部は、
    前記高負荷処理判定部が前記画像処理装置において高負荷処理が実行されようとしていると判定した場合、前記動画データの転送元を前記リソースサーバに決定する、
    請求項14から18のいずれかに記載の画像処理装置。
  20. 既に前記画像処理装置から前記携帯端末装置へ動画データを転送している状態か否かの判定を行う動画転送判定部をさらに備え、
    前記動画データ転送元決定部は、
    前記動画転送判定部が既に前記画像処理装置から前記携帯端末装置へ動画データを転送している状態であると判定した場合、前記動画データの転送元を前記リソースサーバに決定する、
    請求項14から19のいずれかに記載の画像処理装置。
  21. 前記第1記憶部に記憶されている動画データが最新であるか否かを判定する動画データ更新部をさらに備え、
    前記動画データ転送元決定部は、
    前記動画データ更新部が前記第1記憶部に記憶されている動画データが最新ではないと判定した場合、前記動画データの転送元を前記リソースサーバに決定する、
    請求項14から20のいずれかに記載の画像処理装置。
  22. 前記動画データ更新部は、
    前記第1記憶部に記憶されている動画データが最新ではないと判定した場合、前記画像処理装置の稼働率は所定の値以下であるときに、前記リソースサーバから最新の動画データを取得し、取得した最新の動画データを前記第1記憶部に格納する、
    請求項21に記載の画像処理装置。
  23. 前記携帯端末装置が前記画像処理装置と同じドメインに存在するか否かを判定するドメイン判定部をさらに備え、
    前記動画データ転送元決定部は、
    前記ドメイン判定部が、前記携帯端末装置が前記画像処理装置と同じドメインに存在しないと判定した場合、前記動画データの転送元を前記リソースサーバに決定する、
    請求項14から22のいずれかに記載の画像処理装置。
  24. 前記携帯端末装置が前記画像処理装置と同じドメインに存在するか否かを判定するドメイン判定部をさらに備え、
    前記動画データ転送元決定部は、
    前記ドメイン判定部が、前記携帯端末装置が前記画像処理装置と同じドメインに存在しないと判定した場合、前記動画データの転送元を前記リソースサーバに決定する、
    請求項14から23のいずれかに記載の画像処理装置。
  25. 前記動画データ決定部は、前記携帯端末装置から要求されている動画データが前記画像処理装置にのみ存在するか否かを判定し、
    前記動画データ転送元決定部は、
    前記動画データ決定部が、前記携帯端末装置から要求されている動画データが前記画像処理装置にのみ存在すると判定した場合、前記動画データの転送元を前記画像処理装置に決定する、
    請求項14から24のいずれかに記載の画像処理装置。
  26. 動画データの送信先とする携帯端末装置を特定する動画データ転送先決定部をさらに備え、
    前記動画データ転送先決定部は、前記画像処理装置の機構を作動させるジョブであるMFPジョブを実行させる操作を行っている携帯端末装置を、前記動画データの送信先に設定する、
    請求項14から25のいずれかに記載の画像処理装置。
  27. 画像処理装置と、携帯端末装置と、外部サーバ群とを備える画像処理システムであって、
    前記画像処理装置は、
    前記携帯端末装置に通知する必要のある前記画像処理装置の状態を検知する状態検知部と、
    動画データを記憶する第1記憶部と、
    前記状態検知部の検知結果および前記携帯端末装置からの要求の少なくとも一方に基づいて、取得する動画データを、第1動画データとして決定する動画データ決定部と、
    前記外部サーバ群および前記携帯端末装置と通信を行うための通信インタフェースを含む第1通信部と、
    前記画像処理装置の稼働状態を判定する稼働状態判定部と、
    前記稼働状態判定部の判定結果に基づいて、動画データの転送元を決定する動画データ転送元決定部と、
    を備え、
    前記携帯端末装置は、
    前記外部サーバ群および前記画像処理装置と通信を行うための通信インタフェースを含む第2通信部と、
    前記第2通信部を介して、前記画像処理装置および前記外部サーバ群のいずれか一方から転送される動画データを取得する動画データ取得部と、
    を備え、
    前記外部サーバ群は、リソースサーバを含み、
    前記リソースサーバは、
    前記画像処理装置および前記携帯端末装置と通信を行うための通信インタフェースを含む第3通信部と、
    前記第1動画データと同じ動画データである第2動画データを記憶する第2記憶部と、
    を備える前記画像処理システムの制御方法をコンピュータで実行するためのプログラムであって、
    前記画像処理装置の前記稼働状態判定部が前記画像処理部装置の稼働状態が高負荷状態であるか否かを判定する第1ステップと、
    前記画像処理装置の前記稼働状態判定部が前記画像処理部装置の稼働状態が高負荷状態であると判定した場合、
    前記動画データ転送元決定部は、動画データの転送元を前記外部サーバ群に決定するとともに、前記外部サーバ群から、前記外部サーバ群の前記携帯端末装置からの接続先に関する情報である接続先情報を取得し、取得した前記接続先情報を、前記第1通信部を介して、前記端末装置に送信する第2ステップと、
    前記携帯端末装置が、前記接続先情報に基づいて、前記外部サーバ群にアクセスし、前記外部サーバ群から前記第2動画データを取得する第3ステップと、
    を備える前記画像処理システムの制御方法をコンピュータで実行するためのプログラム。
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