JP2019016337A - Ivrを用いた自動音声案内方法およびivrシステム - Google Patents

Ivrを用いた自動音声案内方法およびivrシステム Download PDF

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Abstract

【課題】IVRを用いた手続きにおいて、番号入力者が間違いなく番号入力できるように音声案内する。【解決手段】コンタクトセンター100を介した商取引におけるカード決済処理において、カード決済処理前に顧客がクレジットカード番号を入力するとき、IVR制御サーバ240は、コンタクトセンター100内のオペレータによって作成された顧客のクレジットカードの番号長および区切り箇所の情報(カードデータ)を、オペレータ端末装置110からネットワークR2を通じて受信する。IVRサーバ220は、その情報に基づいて、段階的なカード番号入力の案内および段階的な番号復唱を行う。【選択図】図3

Description

本発明は、電話を用いた商品購入やサービス提供の商取引、予約受付などの手続きにおいて、IVRを用いて行われる自動音声案内に関する。
例えば、電話などの通信手段を使って、一般に口頭で顧客からの注文を受け付ける拠点(以下、コンタクトセンターという)における商取引では、顧客がコンタクトセンターに所在するオペレータと通話し、購入希望の商品、希望するサービスを注文する。クレジットカードあるいはデビットカードなどによって決済を行う場合、カード番号などの個人情報の漏えいを防ぐため、オペレータとの通話は購買内容などに限定し、カード番号など個人情報を扱うそれ以降の決済手続きについては、IVR(Interactive Voice Response)システムによる自動音声応答で対応するカード決済システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第5457498号公報
決済処理などにおいて、顧客がカード番号を入力するとき、そのカード番号の桁数が大きいため、カード番号の入力間違えが生じやすい。カード番号だけでなく、個人情報に関する番号(例えばマイナンバー、年金番号、口座番号など)といったその他の番号に関して自動音声案内に従って入力する手続きを行うときにも、同様の問題が生じる。
したがって、IVRを用いた手続きにおいて、番号入力者が間違いを起こさずに番号入力できるように音声案内することが求められる。
本発明は、コンタクトセンターを介した通話者との商取引におけるカード決済処理において、IVR(Interactive Voice Response)システムを用いて行われる自動音声案内方法である。本発明では、IVRシステムにおいて、通話者が使用する決済カードの番号区切り箇所に応じて、段階的な番号入力案内および段階的な入力番号復唱のうち少なくともいずれか一方を、通話者に対して行う。このような自動音声案内は、コンタクトセンターのオペレータおよび通話者と通話可能なIVR(Interactive Voice Response)と、IVRの自動音声通話を制御するIVR制御部とを備えたIVRシステムによって実現することができる。
ここで、「決済カードの番号区切り箇所」とは、決済カードに与えられた番号の列を所定の桁数で幾つかのまとまった番号に区分けしたとき、その境となる所を表す。例えば、決済カードでは、ハイフン、あるいは空白によって区切り箇所が表されている。番号区切り箇所は、例えば、決済カードの種類などによって異なる。また、同種の決済カードにおいても、番号長の違いなどによって異なる場合がある。
IVRシステムでは、コンタクトセンターのオペレータもしくは通話者から送られてくる番号区切り箇所の情報に基づいて、段階的な番号入力案内および段階的な入力番号復唱のうち少なくともいずれか一方を、通話者に対して行うことが可能である。例えば、カード番号長および区切り桁数の情報が、オペレータから、もしくは通話者からIVRシステムに送られてくると、IVRシステムはそれを認識して自動音声案内を行う。ここでの「オペレータ」は、人、AIで構成される応答処理部いずれも適用可能である。
本発明の他の態様における自動音声案内方法は、IVR(Interactive Voice Response)システムを用いて行われる通話者への自動音声案内方法であって、IVRシステムにおいて、通話者が入力する2桁以上の入力番号の番号区切り箇所に応じて、段階的なカード番号入力案内および段階的な入力番号復唱のうち少なくともいずれか一方を、通話者に対して行う。このような自動音声案内は、コンタクトセンターのオペレータおよび通話者と通話可能なIVR(Interactive Voice Response)と、IVRの自動音声通話を制御するIVR制御部とを備えたIVRシステムによって実現することができる。
ここでの「入力番号」は、決済カードのカード番号、あるいは決済用に割り当てられた番号、個人のID番号(例えば年金番号、マイナンバー、地方行政発行のID番号、電話番号など)その他の入力される番号を含む。入力番号は、通話者によって番号区切り箇所が異なる番号であり、例えば、カードの種類によって異なり、同種カードでも異なる場合がある。
このように本発明によれば、IVRとの通話によって、間違いを起こさずに番号を入力することができる。
第1の実施形態におけるコンタクトセンターを介したカード決済による商取引のネットワーク構成図である。 オペレータ端末のログイン認証プロセスのフローを示した図である。 商取引からカード決済処理までのフローを示した図である。 種類の異なるクレジットカードのカード番号長およびその場合の入力手順を示した図である。 第2の実施形態における手続きに関するネットワーク構成図である。
以下、図面を参照して本実施形態であるコンタクトセンターを介したカード決済商取引のネットワークについて説明する。
図1は、コンタクトセンターを介したカード決済による商取引のネットワーク構成図である。
コンタクトセンターを介した商取引では、例えば通販事業者などの商取引を行うことが可能であり、オペレータ所在のコンタクトセンター100と、決済代行会社が運営する決済サーバ300との間に、IVRシステム200を構築したネットワーク構成となっている。ここでは、クレジットカードによる決済処理によって商取引を行うが、デビッドカードなど他のカードによる決済処理でも、物理的にカードが発行されていなくても同等の役割を担う決済用の番号を使った処理でもよい。
顧客が所有する電話機10(以下、顧客および顧客電話機を、場合に応じて符号10で表す)は、PSTN(公衆電話網)あるいはIP網を介してコンタクトセンター100と接続されている。顧客は、固定電話機、携帯電話機、公衆電話機などの電話機10からコンタクトセンター100へ電話をかけ、購入商品などを注文する。顧客の電話機10とコンタクトセンター100は、PSTN(公衆電話網)あるいはIP網などの電話網によって接続されており、両網ともに無線/有線など問わない。
コンタクトセンター100には、複数のオペレータが所在し、顧客からの電話注文を受け付ける。各オペレータには、コンピュータ(以下では、オペレータ端末装置ともいう)110および電話機(オペレータ電話機)130が装備されており、顧客からの電話注文を聞き取りながら、コンピュータを操作して注文内容の入力などを行う。図1では、オペレータOP1、OP2のコンピュータ110A、110Bと電話機130A、130Bを示している。
コンタクトセンター100は、受注システム500とネットワークを介して接続されている。受注システム500は、例えば通信販売業者などが運営、管理するサーバであり、コンタクトセンター100のオペレータは、受注システム500が提供する商取引用のソフトウェアに基づいて顧客とのやり取りを行う。例えば受注システム500の開設するWebサイト上で商取引を行うことができる。
コンタクトセンター100のACD(Automatic Call Distribution)装置120は、着信呼を分配するオペレータを選択、決定し、着信呼を分配する。また、ACD装置120は、PSTN/IP網を介してオペレータ電話機からIVR(Interactive Voice Response)システム200に対して外線発信したり、顧客の着信呼の外線転送の制御、オペレータとIVRシステムとの間の音声データ転送の制御などおこなうPBXまたはIP−PBXとして機能することが可能である。なお、ACD機能を備えたPBXまたはIP−PBXを適用することも可能である。
コンタクトセンター100のCTI(Computer Telephony Integration)装置140は、受注システム500に検索を掛けて顧客情報を読み出し、また、顧客の発信電話番号に基づいてデータベースを検索し、あるいは、過去の応答履歴などをオペレータ端末装置110のモニタ画面に表示させることが可能である。さらに、ACD装置120を制御して顧客着信の割り振りなどを制御することができる。
IVRシステム200は、IVRサーバ220およびIVR制御サーバ240を備える。IVRサーバ220は、顧客に対して自動音声応答処理によって通話、音声出力する装置であり、ここでは、音声合成処理によって生成される音声データに基づいて通話を行うことが可能である。IVR制御サーバ240は、IVRサーバ220を制御し、コンタクトセンター100から送られてくるデータに基づいて音声合成処理を実行させることが可能である。
IVRシステム200は、PSTN/IP網を通じてコンタクトセンター100のACD装置120と接続されている。ACD装置120は、顧客の電話機10とオペレータ電話機130とが接続状態であるときに電話回線をIVRシステム200へ転送させることが可能である。
IVRシステム200は、顧客10と自動音声応答可能であり、カード決済処理に関して音声案内するとともに、顧客の電話機10から発信されるカード情報(クレジットカード番号など)およびコンタクトセンター100から受け取った注文内容などをIP網経由で決済サーバ300へ送信する。決済サーバ300は、カード決済処理を行い、決済結果をIVRシステム200へ送信する。
IVRシステム200は、ACD装置120と接続するときのPSTN/IP網とは異なるIP網を通じて、コンタクトセンター100のオペレータ端末装置110と接続されている。すなわち、IVRシステム200は、顧客と通話するための電話回線網(PTSN/IP網)R1と、データ通信用のネットワーク(IP網)R2という別々のネットワーク系統によって、コンタクトセンター100のオペレータ電話機130とオペレータ端末装置110とに接続されている。ネットワークR2では、オペレータ端末装置110あるいは受注システム500との間で、商取引に関するデータが相互通信される。
このようなIVRシステム200とコンタクトセンター100との間で2つのネットワーク(接続ルート)R1、R2を用意したシステムにおいて、オペレータとの電話による注文受付からIVRシステム200による自動音声応答に切り替えてカード決済処理を行うとき、オペレータの受け付けた注文内容と、IVRシステム200に転送した顧客(電話機)とが一致していること確認するプロセスを、カード決済処理を開始する前段階で行う。
このとき、IVRシステム200は、認証用の識別コード(以下では、トークIDという)を、データ通信用のネットワーク(以下、ルートともいう)R2のルートを通じてオペレータ端末装置110に送信する一方、オペレータ電話機130とIVRシステム200との間では、入力コードが電話回線網のネットワーク(以下、ルートともいう)R1を通じて送信される。以下、これについて説明する。
図2は、オペレータ端末装置110のログイン認証プロセスのフローを示した図である。
オペレータは、オペレータ端末装置110のブラウザによって、WEBサーバとして機能するIVR制御サーバ240のWEBサイトに接続し、ログイン画面上でオペレータID、パスワードなどを入力する(S101、S102)。IVR制御サーバ240は、オペレータのログイン認証処理を行い、認証すると、上述したトークID発行画面をオペレータ端末装置110で表示できるようにする(S103〜S106)。
このようにIVR制御サーバ240のWEB画面でログイン認証されることにより、IVR制御サーバ240は、コンタクトセンター100内にいる複数のオペレータの中から特定のオペレータに対してトークIDを送信することが可能となる。
図3は、一連の注文受付からカード決済処理のフローを示した図である。
顧客が電話機10によってコンタクトセンター100に電話をかけると、ACD装置120によって割り当てられたオペレータ電話機に対応するオペレータが、商品又はサービスなどの注文を受け付ける。オペレータは、CTI装置140によって連携している受注システム500の商取引ソフトウェアの画面上に、注文内容(数量、金額、購入者氏名など)を入力する(S601、S602)。
注文内容の入力が完了すると、受注システム500では、クレジットカード認証データと連携するAPI(Application Programming Interface)を呼び出す(S603)。呼び出したAPIにより、購入金額および受注IDなどの決済処理用データが受注システム500からIVR制御サーバ240へ送られる。
IVR制御サーバ240は、決済処理用データを受信すると、データをメモリに一時的に保存するとともに、トークIDを送信する(S604)。トークIDは、商取引を識別(同定)するコードを表し、例えばオペレータ電話機130で入力可能な4桁の数で構成される。その上位3桁は、処理単位であるトランザクションを個別に識別するコードとして構成され、また、最下位の桁は、入力ミスを検出するためのチェックディジットとして構成される。なお、トークIDは4桁の数に限定されず、オペレータにとって入力困難でないような範囲で定めてもよい。また、チェックディジットを含まないコードにしてもよい。
図2のステップS102において、オペレータは、オペレータID、パスワードとともに、自身の内線番号、すなわちオペレータ端末装置110に対応する電話機130に割り当てられた内線番号を入力している。コンタクトセンター100では、所在する複数のオペレータ(の電話機)に対して内線番号を割り当てており、ACD(PBX)120は、内線番号によって、受電した電話をオペレータ間で転送処理することが可能である。IVR制御サーバ240は、ログイン認証処理を行い、トークID発行画面を表示可能にする。このとき、オペレータIDと内線番号とを紐付けし、図示しないメモリなどへ記録する。ステップS604では、オペレータのログイン認証時に取得した内線番号を、トークIDとしてそのオペレータの端末装置へ送信する。
オペレータは、管理画面(図示せず)においてトークID取得のための操作(例えば、ID取得用の欄をクリック)を行う。その結果、生成されたトークIDが画面上に表示される(S605)。オペレータは、トークIDを確認すると、顧客10と接続している電話回線をIVRサーバ220へ外線転送の要求操作を行う。ACD装置120のPBX機能によって、顧客とオペレータとの間を保留状態に切り替えるとともに、オペレータ電話機130とIVRサーバ220との間で電話が接続状態となる(S607)。
IVRサーバ220は、自動音声によってトークID入力を促す通話を行う(S608)。オペレータは、管理画面を見ながらオペレータ電話機130のうち、4ケタのトークIDの数値と同じプッシュボタンを操作し、コード(以下では、入力トークIDという)を入力する(S609)。その結果、オペレータ電話機130から入力トークIDのシグナルが、電話回線網であるPSTN/IP網のルートR1を通じて、IVR制御サーバ240へ送られる。
IVRサーバ220は、オペレータ電話機130から送信されたオペレータ入力のトークIDを受信し(S610’)、IVR制御サーバ240は、ステップS604で送信したトークIDと一致しているか否かを判断する(S610)。ここでは、トークIDが生成されたときに決済処理用データにトークIDが加えられる処理が行われており、決済処理用データ内にオペレータが入力したトークIDが存在するか否かが判断される。
オペレータによる入力トークIDが送信したトークIDと一致する場合、IVRサーバ220が自動音声によって入力トークIDを復唱する(S611)。一方、入力トークIDがトークIDと一致しない場合、IVRサーバ220は自動音声によって再入力をオペレータに促す。なお、間違っている旨を自動音声で通知するようにしてもよい。
オペレータは、IVRサーバ220からのトークIDの復唱を聞いて、自身がオペレータ電話機130に入力したコードと一致していて、入力操作に間違いないことを確認すると、電話回線を切る。これに従い、ACD装置120は、顧客10とIVRサーバ220とを通話可能な接続状態にし、電話回線の転送を完了させる(S612)。これによって、オペレータは、顧客10との会話から切り離される。
IVR制御サーバ240は、トークIDに基づいて、顧客電話機10の電話回線と決済処理用データ内に含まれる受注内容とをマッチングし、両者を関連付ける(S613)。マッチングすべき注文内容として、少なくとも購入金額が含まれればよい。ただし、決済処理用データ内にトークIDが含まれるため、入力されたトークIDの認証処理(S611)に利用された決済処理用データが、そのままマッチングに利用される。そしてIVRサーバ220は、クレジット番号の入力を促すガイダンス音声を発信する(S614)。このとき、購入金額などマッチングした受注内容を顧客10に確認させる。例えば、「今回のお買い上げ金額は、・・・ですね。よろしければ、トーン音の後にクレジット番号を入力してください。」といった自動音声案内を行う。そして、IVRサーバ220によってカード番号の入力案内が行われる。
このとき、カード番号の番号長(以下、桁数ともいう)に応じて、顧客による段階的なカード番号入力の案内と、顧客による段階的なカード番号入力、そしてカード番号入力に対するIVRサーバ220の段階的復唱が行われる(S614〜S616)。
顧客10がクレジット番号を入力し、決済処理用データがすべて揃うと、IVR制御サーバ240は、IP網を通じて決済サーバ300へ決済を依頼する(S617)。決済サーバ300が決済処理を行い、決済結果をIVR制御サーバ240へ通知する(S618)。その後、IVR制御サーバ240が決済結果を保存するとともに、IVRサーバ220が顧客10に決済終了の旨を自動音声によって通知し、電話回線の接続を遮断する。これに伴い、顧客10も電話を切る。
以下では、段階的なカード番号入力案内および段階的な入力番号復唱について説明する。
図4は、種類の異なるクレジットカードの桁数およびその場合の入力手順を示した図である。クレジットカードの番号は、ISO/IEC7812において規格化されており、プレフィックスはカードの属するクレジットカード網を特定し、最初の6桁は、BINあるいはIINと呼ばれ、クレジットカードの発行事業者を特定する。残りの番号は、発行事業者によって割り当てられる。
一方、カード番号の桁数は、クレジットカードの種類によって異なる。図12に示すクレジットカードAは16桁、クレジットカードBは15桁、クレジットカードCは14桁に定められている。クレジットカードAは、VISA(登録商標)カード、銀聯(登録商標)カードなどを示し、クレジットカードBは、American Express(登録商標)カードなどを示し、クレジットカードCは、Diners Club(登録商標)カードなどを示している。
カード番号は、番号すべてが等間隔でカードに刻まれておらず、所定の桁数に分かれて区切り(ハイフン)、あるいは空白が設けられており、その区切り(空白)の箇所もカード種類によって異なる。クレジットカードAの場合、16桁の番号は4桁ずつに分割されており(以下、4‐4‐4‐4と表記する)、クレジットカードBの場合、4桁、6桁、5桁(4‐6‐5)、そしてクレジットカードCの場合、4桁、6桁、4桁(4‐6‐4)で区切られている。
本実施形態では、このようなカード番号の区切り箇所に合わせて顧客にカード番号を段階的に入力させ、その都度IVRサーバ220が入力番号を復唱する。クレジットカードの番号長の特定および番号区切り箇所の特定に関しては、オペレータが顧客から商品注文を受けるときにクレジットカード番号の桁数、桁数の区切り、あるいはクレジットカードの会社名などを合わせて聞くことによって特定する。オペレータは、注文画面上において、カード番号入力方式を、顧客のクレジットカードに適した入力方式に設定する操作を行う。
オペレータが入力方式を選択し、設定すると、カード番号長および区切りの位置を表すデータ(以下、カードデータという)が、IVR制御サーバ240にテキストデータとして送信される。IVR制御部240は、取得したカードデータに基づいて、そのカードに応じた音声内容および復唱をIVRサーバ220に実行させる。
例えば、クレジットカードAの場合、「4‐4‐4‐4」に関するカードデータが、テキストデータとしてIVR制御サーバ240に送信される。これにより、IVR制御部240は、顧客に対して4桁ずつ番号を入力させる自動音声案内をIVRサーバ220にさせる(S614)。例えばIVRサーバ220は、「お手元のカード番号の最初の4桁の番号を入力してください。」という音声案内を行う。クレジットカードBの場合には4桁、6桁、5桁、クレジットカードCの場合には4桁、6桁、4桁ずつ番号入力させる音声案内が行われる。
クレジットカードAの場合、顧客が4桁の番号を電話機に入力すると、IVRサーバ220は、その入力番号データを自動音声で復唱し、その後「宜しければ次の4桁の番号を入力してください。間違いであれば、・・・を押してもう一度やり直してください」といった音声案内を行う。顧客が続けて4桁ずつ番号を入力するのに伴い、IVRサーバ220によって同様の音声案内および復唱を行う。最後の4桁の番号が入力され、IVRサーバ220の復唱によって間違いないことを顧客が確認すると、指定されたボタンを押下する。
このように本実施形態によれば、コンタクトセンター100を介した商取引におけるカード決済処理において、カード決済処理前に顧客がクレジットカード番号を入力するとき、IVR制御サーバ240は、コンタクトセンター100内のオペレータによって作成された顧客のクレジットカードの番号長および区切り箇所の情報(カードデータ)を、オペレータ端末装置110からネットワークR2を通じて受信する。IVRサーバ220は、その情報に基づいて、段階的なカード番号入力の案内および段階的な番号復唱を行う。
これによって、どのようなクレジットカードの種類でも、顧客がカード番号を間違いなく入力することができる。また、カード番号長および区切り箇所を特定するカードデータをIVR制御部240へ送信することにより、将来的にカード番号の桁数が増えたような場合でも対処することが可能となり、クレジットカードの種類(会社)を特定しなくても、そのカード番号長、区切りに合わせてIVRサーバ220が入力番号案内、復唱を行うことができる。また、IVRシステム200において区切り箇所を検出するような処理部をもつ必要がなく、汎用性が高まる。
なお、顧客がカード番号全体を一度に入力し、IVR220が入力されたカード番号をまとめて復唱するような選択、設定をオペレータが行うことを可能としてもよい。また、復唱するか否かを選択できるようにしてもよい。これらは、オペレータ毎あるいはコンタクトセンターごとに設定することができる。また、カード番号長から番号区切り箇所を判断してもよい。さらには、クレジットカード以外のカード番号長が種類などによって異なるカード(デビットカードなど)を用いて決済処理その他の処理を実行するシステムに対しても適用可能である。なお、段階的な番号入力案内、段階的な入力番号復唱いずれか一方を行うように構成してもよい。いずれか一方でも、入力の間違いを防ぐことができる。また、すべての番号区切り箇所ではなく、一部に対して段階的な入力案内、番号入力復唱を行ってもよい。
次に、図5を用いて、第2の実施形態について説明する。第3の実施形態では、カード決済処理以外の番号入力を伴う処理において、IVRを用いた手続処理を行う。
図5は、第2の実施形態における手続きに関するネットワーク構成図である。ここでは、行政によって定められた個人のID番号の入力を伴う行政手続きが行われる。
コンタクトセンター100”は、行政手続きの一部を代行し、複数のオペレータが電話受付を行う。ここでは、オペレータOP1、OP2を図示し、それぞれコンピュータ端末装置110A、110Bと電話機130A、130Bが割り当てられている。IVRサーバ220は、公衆電話網/IP網(ネットワークルートR1)を介してコンタクトセンター100”と接続し、IVR制御サーバ240は、IP網(ネットワークルートR2)を介してコンタクトセンター100”と接続されている。
IVRシステム200は、IP網を通じて行政(地方自治体など)が運営する行政サーバ350と接続されている。行政サーバ350を所有する行政は、コンタクトセンター100”による書類申請、書類発行、登録手続き、変更手続きなどの手続きを行うサービスを展開しており、ユーザであるその行政居住区の住人(以下、通話者という)10”は、納税証明書などの書類申請を行う場合、コンタクトセンター100”に電話して申請を行う。
コンタクトセンター100”では、例えばオペレータOP1が通話者10”に対して電話応答し、名前、住所、電話番号などを聞いて、オペレータ端末装置110Aに入力する。そして、すべての必要項目についての記入を終えると、その情報を手続情報としてIVRシステム200へ送信する。
第1の実施形態と同様、IVR制御サーバ240は、識別コードをオペレータ端末装置110Aに送信する。そして、オペレータOP1の電話機130Aから入力コードが送信されてくると、入力コードと識別コードの一致を判断する。入力コードと識別コードの一致に伴い、オペレータOP1が転送完了操作を行うことで通話者10”の電話回線がIVR220と接続すると、IVR制御サーバ240は、顧客と手続情報とを関連付ける。そして、IVR220によって、通話者10”に対し通話者のID番号の入力を促す。
第1の実施形態と同様、IVR220は、段階的な番号入力の案内を行うとともに、段階的な入力番号復唱を行う。ここでのID番号は、行政が通話者に対して割り当てた固有の番号を表す。ID番号は、人の居住区によって桁数が異なり、また、区切り箇所が異なる。オペレータは、入力情報に含まれる住所からID番号の区切り箇所を把握し、番号長および区切り箇所に関するデータを、手続情報とともにIVRシステム200へ送信する。
ID番号が入力されると、手続情報とID番号とが関連付けられ、行政サーバ350に送信される。行政サーバ350は、受信した手続情報に紐付けられたID番号と手続情報とが一致しているかを確認する。一致していると確認し、手続処理を行う。なお、申請時にかかる料金をカード決済するように構成してもよい。例えば、IVRシステム200に決済代行サーバを接続させる。そして、ID番号の入力後、クレジットカード決済処理を行うためにカード番号入力を促す音声案内を行い、決済代行サーバにカード決済処理を行わせることが可能である。
このように、カード決済処理以外においても、種類、特性などに応じて区切り箇所の異なるID番号入力に対し、適切な入力案内を行うことができる。なお、行政によって割り当てられた個人のID番号としては、例えばその国の国民全てに割り当てられた番号、いわゆるマイナンバー(National Identification Number)がある。このようなマイナンバーでも区切り箇所が異なる場合には、段階的な番号案内および番号復唱を行うことができる。
第2の実施形態では、人であるオペレータがコンタクトセンター100’に配置されているが、AIであって、音声通信装置、IVRを備えた応答処理部をオペレータとして配置し、自動音声通話するようにしてもよい。この場合、ID番号以外の番号入力においても、区切り箇所に応じて入力番号の案内および復唱する構成としてもよい。すなわち、IVRシステム200のIVR220だけでなく、応答処理部のIVRに実行させればよい。
例えば、電話番号の場合、居住場所によって番号の区切り箇所が異なる場合もある。例えば、市外局番が「03」などで二桁のエリアが存在する一方、「0424」など4桁の市外局番をもつエリアも存在する。銀行、保険会社などへの手続きを行う場合、入力された住所の情報に基づいて電話番号の区切り箇所を検出し、居住区に合わせた番号復唱を行うことができる。
通話者が入力する(2桁以上の)番号の区切り箇所は、クレジットカードのようにカード作成会社によって異なる場合だけでなく、決済カード、個人のID番号(年金番号や納税者番号など)といったカードの種類によって、カード番号長および番号区切り箇所が異なる。このような発行目的によって番号区切り箇所の異なる一連の番号を、段階的に音声案内、入力番号復唱を行うように構成することができる。
例えば、コンタクトセンターのオペレータ(人あるいはAI)が、通話者から番号区切り箇所の情報を入手し、その情報をIVRシステムに送信すればよい。番号区切り箇所の情報は、番号の種類によって違う場合(決済カード、マイナンバー、納税者番号、口座番号など)、同種類の中で違う場合(電場番号、クレジットカード番号など)があり、様々である。IVRシステムは、カード番号などの番号列に対して定められた番号区切り箇所の情報を認識することで、IVRによってその番号区切り箇所に応じた自動音声案内を行う。
本実施形態では、通話者を情報源としてオペレータから番号区切り箇所の情報がIVRシステム200に送られてくるが、IVRシステム200が番号情報を聞き出す自動音音声案内を行い、通話者の応答によって番号区切り箇所を認識してもよい。例えば、クレジットカード会社A、Bの場合、それぞれプッシュボタン1、2を押下させるようにすることで、番号区切り箇所の情報を得ることができる。
10 顧客
100 コンタクトセンター
200 IVRシステム
220 IVRサーバ(IVR)
240 IVR制御サーバ(IVR制御部)
110 オペレータ端末装置
130 オペレータ電話機
500 受注システム
R1 電話回線網
R2 ネットワーク

Claims (7)

  1. コンタクトセンターを介した通話者との商取引におけるカード決済処理において、IVR(Interactive Voice Response)システムを用いて行われる自動音声案内方法であって、
    前記IVRシステムにおいて、通話者が使用する決済カードの番号区切り箇所に応じて、段階的な番号入力案内および段階的な入力番号復唱のうち少なくともいずれか一方を、通話者に対して行うことを特徴とする自動音声案内方法。
  2. 前記IVRシステムにおいて、前記コンタクトセンターのオペレータもしくは通話者から送られてくる番号区切り箇所の情報に基づいて、段階的な番号入力案内および段階的な入力番号復唱のうち少なくともいずれか一方を、通話者に対して行う特徴とする請求項1に記載の自動音声案内方法。
  3. 前記IVRシステムにおいて、前記コンタクトセンターのオペレータもしくは通話者から送られてくるカード番号長および区切り桁数の情報に基づいて、段階的な番号入力案内および段階的な入力番号復唱のうち少なくともいずれか一方を、通話者に対して行うことを特徴とする請求項1または2に記載の自動音声案内方法。
  4. コンタクトセンターのオペレータおよび通話者と通話可能なIVR(Interactive Voice Response)と、
    前記IVRの自動音声通話を制御するIVR制御部とを備え、
    前記IVRが、通話者が使用する決済カードの番号区切り箇所に応じて、段階的な番号入力案内および段階的な入力番号復唱のうち少なくともいずれか一方を、通話者に対して行うことを特徴とするIVRシステム。
  5. IVR(Interactive Voice Response)システムを用いて行われる通話者への自動音声案内方法であって、
    前記IVRシステムにおいて、通話者が入力する2桁以上の入力番号の番号区切り箇所に応じて、段階的な番号入力案内および段階的な入力番号復唱のうち少なくともいずれか一方を、通話者に対して行うことを特徴とする自動音声案内方法。
  6. 前記入力番号が、通話者によって番号区切り箇所が異なる番号であることを特徴とする請求項5に記載の自動音声案内方法。
  7. IVR(Interactive Voice Response)と、
    前記IVRの自動音声通話を制御するIVR制御部とを備え、
    前記IVRが、通話者が入力する2桁以上の入力番号の番号区切り箇所に応じて、段階的な番号入力案内および段階的な入力番号復唱のうち少なくともいずれか一方を、通話者に対して行うことを特徴とするIVRシステム。
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