JP2019016197A - 移動体誘導システム - Google Patents

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Daisuke Matsuka
大介 松家
日野 一彦
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一彦 日野
三村 昌弘
Masahiro Mimura
昌弘 三村
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Abstract

【課題】移動体が自己位置を精度よく把握できない環境下、かつ障害物が存在する空間で、移動体が目的地まで到達可能な誘導システムを提供する。【解決手段】GNSS信号受信環境下で自己位置を把握し、現在地から目的地周辺まで自律移動する移動体と、目的地周辺に到達した前記移動体を目的地に誘導する移動体誘導装置と、を備えた移動体誘導システムであって、前記移動体は、目的地周辺に到達するまでは自律移動し、目的地周辺に到達してからは前記移動体誘導装置に誘導されることを特徴とする移動体誘導システム。【選択図】 図1

Description

本発明は、空間上を自由に動く移動体を目的地に誘導する移動体誘導システムに関する。
空間上を自由に動く移動体の一種として、近年急速に機体性能が向上している小型の無人飛行体(所謂、ドローン)がある。従来の無人飛行体は、操縦者がリモートコントロールによって操縦する必要があったが、近年では、汎地球航法衛星システム(Global Navigation Satellite System、GNSS)と連携することで、自己の現在位置を常時取得し、自己の現在位置と目的地位置を比較することで自律的に目的地に到達することが可能となった。なお、GNSS信号受信により取得される緯度、経度及び高度を、以下ではグローバル座標系での位置情報と表現する。
その一方で、GNSS受信機の測位精度は単独測位で誤差が数十mと言われており、またビルやマンションといった高層建築物の谷間などでは電波が受信できる衛星数が限られ、測位精度がさらに低下することが知られている。
そのため、GNSS受信機で受信した自己位置情報のみを利用して、無人飛行体を狭い目的地(例えば、マンションのベランダやバルコニーなど)に着陸させることは、測位精度の面から非常に困難であった。特に、目的地近傍に障害物(例えば、ベランダの手すりなど)がある場合、無人飛行体の自律判断で障害物回避を行う必要もあり、目的地への着陸を更に困難なものとしていた。
非GNSS環境下で移動体が自己位置を推定する技術として、例えば、特許文献1〜特許文献3に開示された技術が知られている。
特許文献1の請求項1には、「飛行空間内において移動物体と所定の離間距離を保って追従飛行する自律飛行ロボットにおいて、前記飛行空間における移動可能空間及び該飛行空間内にある障害物を表した飛行空間マップを記憶した記憶部と、前記移動物体の移動物体位置と自律飛行ロボットの自己位置とを推定する処理を行う位置推定手段と、前記移動物体位置から前記離間距離だけ離れた周囲の位置に複数の移動候補位置を設定する移動候補位置設定手段と、前記各移動候補位置を評価した結果から該移動候補位置のうちの一つを移動目標位置に設定する処理を行う移動目標位置設定手段と、前記自己位置から前記移動目標位置へ移動するよう制御する処理を行う移動制御手段と、を有し、前記各処理を逐次繰り返すことによって追従移動するものであって、前記移動目標位置設定手段は、前記飛行空間マップ及び前記自己位置から該自己位置が前記移動可能空間内に位置しているとき、前記移動可能空間内の領域であって前記障害物の近傍にない前記移動候補位置についてのみ前記評価を行うことを特徴とする自律飛行ロボット。」と記載されており、周囲環境を撮影した複数の画像の特徴量(記憶部に記憶された飛行空間マップ)と無人飛行体が持つカメラで得られた画像と比較することで自己位置を推定する方法が開示されている。
また、特許文献2の請求項1には、「自動離着陸システムに用いられる離着陸ターゲット装置であって、該離着陸ターゲット装置は所要数の発光素子を有するターゲットと、前記発光素子の発光を制御するターゲット制御部とを具備し、前記発光素子はターゲットの離着陸面に、所定形状のパターンを表示する様所定の配列で設けられ、全灯状態で図形中心を有するターゲットマークを形成する様に表示し、前記ターゲット制御部は、最初に前記発光素子を全灯した全灯パターンを表示し、次に前記発光素子の一部を点灯し、点灯部分が所定形状のパターンを表示する様発光を制御することを特徴とする離着陸ターゲット装置。」と記載されており、飛行体が持つ撮像装置が着陸地点を誤認することを避けるのに適した離着陸ターゲット装置が開示されている。
さらに、特許文献3の要約書には、「情報取得システムは、撮影目標物の情報を取得するRC撮影装置と、RC撮影装置の飛行状態を無線通信によって制御してRC撮影装置を情報取得可能領域に飛行させるRC制御装置と、を有し、測量装置は、撮影目標物の位置、RC撮影装置の位置、及び情報取得可能領域に飛行するRC撮影装置の飛行の障害になり得る飛行時障害物を測量し、RC制御装置は、測量装置の測量結果を基に、RC撮影装置が飛行時障害物に接触することなく情報取得可能領域に飛行できる飛行経路を算出し、算出した飛行経路及び飛行中のRC撮影装置の飛行状態を基に、RC撮影装置との無線通信によるRC撮影装置の飛行状態の制御を行いRC撮影装置を情報取得可能領域に飛行させる。」と記載されており、ラジコンヘリコプタ等のRC撮影装置を限定された空間(情報取得可能領域)の中で自由に飛行させる技術が開示されている。
特許第6014485号公報 特許第5775354号公報 特開2015−113100号公報
特許文献1に開示の技術は、同文献の段落0023「各種データには、本発明の「飛行空間マップ」に対応する2Dポイント情報81及びボクセル情報82、・・・が含まれる。」、段落0024「本実施形態では、飛行高度毎に設定された複数の点集合を2Dポイント情報として予め記憶部8に記憶していることとし、自律飛行ロボットの飛行高度によって対応する飛行高度の点集合を記憶部8から読み出して利用するものとする。」、段落0025「ボクセル情報82は、飛行空間をボクセル空間として複数のボクセルに分割して飛行空間の障害物の構造等を表した情報であり、予め管理者等によって設定され記憶部8に記憶される情報である。」のように、予め管理者等が設定した目的地近傍の2Dポイント情報、ボクセル情報が必要であり、飛行空間マップが設定されていない初回の飛行時は有人操縦により、飛行空間マップ作成のための情報収集を行う必要がある。
特許文献2に開示の技術は、飛行体の搭載カメラで離発着ターゲット装置を撮影可能な位置に飛行体を到達させなければならず、カメラの向きや進入方向に制約が生じ、また離発着ターゲット装置は遠方からも認識しやすいように十分な大きさを持たせる必要がある。
また、特許文献1、2ともに、無人飛行体のカメラを着陸時制御に使用するものであるため、マンションの特定のバルコニーが目的地である場合には、目的地に接近するまでに、他家の内部を撮影してしまう可能性があり、プライバシー保護の観点からも望ましくない。
さらに、特許文献3に開示の技術は、ラジオコントロールによる飛行体における飛行状態の制御に関するものであり、運用可能エリアが電波の届く範囲に限定され、長距離の自律飛行に適用できるものではない。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、GNSSを利用しても移動体の自己位置を精度よく把握できない高層建築物の谷間などの環境下であって、目的地近傍に障害物が存在する場合であっても、移動体に搭載したカメラを使用することなく、かつ、有人操縦に頼ることなく、移動体を目的地に誘導可能な移動体誘導システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の動体誘導システムは、GNSS信号受信環境下で自己位置を把握し、現在地から目的地周辺まで自律移動する移動体と、目的地周辺に到達した前記移動体を目的地に誘導する移動体誘導装置と、を備えた移動体誘導システムであって、前記移動体は、目的地周辺に到達するまでは自律移動し、目的地周辺に到達してからは前記移動体誘導装置に誘導されるものとした。
本発明によれば、無人飛行体などの移動体の目的地が、GNSS信号受信による位置情報が取得が困難な、高層建築物の谷間のような環境下に設定された場合でも、移動体に搭載したカメラを使用することなく、かつ、有人操縦に頼ることなく、障害物を避けながら、移動体を目的地まで誘導することが可能となる。
実施例1の移動体誘導システムのブロック図である。 実施例1の移動体誘導装置と無人飛行体のブロック線図である。 実施例1の誘導装置座標系を表す図である。 実施例1の目的地がある建築物の正面図である。 実施例1の目的地がある建築物の横断図である。 実施例1の空間情報の取得に用いるマーカの外観図である。 実施例1のカメラで無人飛行体を取得した際に得られる画像の模式図である。 実施例1の無人飛行体を誘導装置座標系で表す図である。 実施例1の誘導信号を誘導装置座標系で表す図である。 実施例3の移動体誘導装置と無人飛行体のブロック線図である。 実施例4の移動体誘導装置と無人飛行体のブロック線図である。 実施例4の位置計測部の振り角と測定平面までの距離の関係を示す図である。
以下、本発明の実施例を説明する。以下では、便宜上、複数の実施例に分割して本発明に係る構成を説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。また、以下の実施例を説明するための各図において、同一機能を有するものは原則として同一の符号を付し、重複説明は省略する。
図1は、実施例1の移動体誘導システム1の概要を示すブロック図であり、小型の無人飛行体3が目的地2である建築物7の四階ベランダに向かって自律飛行している様子を示している。
ここに示すように、本実施例の移動体誘導システム1は、GNSS信号を用いて目的地2の近傍まで自律移動する無人飛行体3と、目的地2に接近した無人飛行体3を誘導する、目的地2の近傍(図1では、四階ベランダの軒下)に設置された移動体誘導装置4と、インターネット回線6を介して両者を管制する管制装置5からなる。なお、誤差が数十mであるGNSSの測位精度から考えると、目的地2とその上方に設置される移動体誘導装置4のグローバル座標系での座標は同じとみなすことができる。
本実施例の無人飛行体3は、四つのプロペラ軸をプロペラ軸の同軸上に配置された同数の電磁モータで回転させ、各軸の回転数の違いで上下左右前後に移動が可能なマルチコプタであり、垂直に上昇及び下降が可能である。各プロペラは地上から視認しやすいように蛍光塗料で塗装されており、機体前方の二軸は黄色に、後方の二軸は赤色に塗り分けられている。なお、各プロペラ軸は機体上部から見ると正方形に配置されており、正方形の対角線方向のプロペラ軸間距離は460mmである。
無人飛行体3は三つの加速度検出器と三つの角速度検出器を持ち、機体の姿勢制御や慣性航法による飛行に用いる。また、針路を補正するための磁気コンパスを持つ。無人飛行体3は、搭載するGNSS受信機で複数の航行衛星の発する航行電波を受信することで、グローバル座標系における自己の座標を常時取得している。また、無人飛行体3は無線通信装置を持ち、インターネット回線6を介して移動体誘導装置4および管制装置5と相互に情報を交換できる情報伝達経路101および103を形成する。なお、移動体誘導装置4と管制装置5間も、インターネット回線6を介する双方向の情報伝達経路102を形成する。これらの情報伝達経路のうち無線部分に、3G、4G、LTE、WiMAXなどのモバイル通信回線を利用すれば、無人飛行体3の自律移動中のインターネット回線6との接続を概ね全域に亘り維持できるが、他の無線通信方式を利用しても良い。
本実施例の無人飛行体3の特徴として、管制装置5から与えられる目的地2のグローバル座標系における位置情報を基に自律的に飛行する自律飛行モードと、移動体誘導装置4により与えられる誘導信号を基に従属的に飛行する誘導飛行モードの二種類の飛行モードを持つことが挙げられる。自律飛行モードは、管制装置5から与えられる目的地のグローバル座標系での位置情報と、GNSS信号受信より得られる自己位置情報の差分から無人飛行体3が自律的に機体の方位角と移動量、飛行高度を決定する飛行モードである。これに対し、誘導飛行モードは、移動体誘導装置4が無人飛行体3の相対位置と姿勢から方位角と移動量を無人飛行体3に指令する飛行モードである。なお、両者とも機体の姿勢制御は無人飛行体3自身が行っており、外部からの指令がなく、突風といった大きく飛行環境が変化しない場合は、その場に静止する等、適当な自律制御が行われる。
また、無人飛行体3に飛行制御部は外部または内部演算により移動方向と移動量が与えられると、検出加速度の2回積分により算出される距離と検出角速度の積分により算出される方角を用いて飛行する、慣性航法による飛行を行う。
次に、図2のブロック図を用いて、移動体誘導装置4の詳細を説明する。ここに示すように、移動体誘導装置4は、目的地2の周辺に到達した無人飛行体3の位置と方位角を計測する位置及び方位角計測部41と、無人飛行体3の誘導前に記憶部45に記憶した空間情報403からルート情報404を生成するルート生成部42と、ルート情報404を踏まえて無人飛行体3の誘導信号405を作成する誘導信号生成部43と、インターネット回線6を介して管制装置5および無人飛行体3と通信する通信部44と、を持っている。なお、位置及び方位角計測部41、ルート生成部42、誘導信号生成部43の一部または全部は、必ずしも専用のハードウェアである必要はなく、半導体メモリ等の主記憶装置に記憶されたプログラムやハードディスク等の補助記憶装置に記憶されたデータを、CPU等の演算装置で処理することで実現されるものであっても良い。
これらのうち、位置及び方位角計測部41は、無人飛行体3や後述するマーカMを含む画像を取得するカメラ41aと、カメラ41aをモータでパンとチルトするパン及びチルト機構部41bと、パン及びチルト機構部41bの回転角度と取得した画像401から無人飛行体3の位置と方位角を算出する演算部41cを持つ。カメラ41aは、固定焦点のレンズ(図示せず)と、撮像素子(図示せず)、また筐体およびカラーにより構成される。本実施例での撮像素子は1/4型で2592画素×1944画素、レンズの焦点距離は10mであり、30m遠方での撮像範囲は21.6m×16.2m(8.3mm/画素)、1m遠方では0.72m×0.54mm(0.27mm/画素)である。
図3は、移動体誘導装置4が持つ三次元ユークリッド空間におけるローカル座標系であり、以下では誘導装置座標系と呼ぶ。誘導装置座標系はパン及びチルト機構部41bにより変更されるカメラ41aのパン軸をz軸とし、チルト軸はxy平面上に存在する。原点はパン軸及びチルト軸の交点(=移動体誘導装置内)である。このとき、パン動作の基準位置(φ=0度)をx軸とし、チルト動作の基準位置(θ=0度)をz軸とする。本実施例では、移動体誘導装置4を誘導装置座標系のx軸が真東に、y軸が真北に向く、xy平面が水平となるように設置する。これは、右手系東基準(東が正のx方向で、角度増分は反時計回り)と呼ばれ、方位角=φの関係にある。このとき、グローバル座標系の方位角と誘導装置座標系の方位角は同一である。x軸が真東からφ’だけずれて設置する場合は移動体計測部で計測した角度からφ’減算すればよい。なお、移動体誘導装置4は無人飛行体3を誘導する前に、誘導装置座標系での目的地2の座標および目的地2周辺部に存在する障害物の座標を目的地周辺の空間情報403としてあらかじめ位置及び方位角計測部41で取得し、記憶部45に記憶しておく。
次に、図4A、図4Bを用いながら、位置及び方位角計測部41による空間情報403の取得方法について説明する。図4Aは、目的地2として設定されたベランダ周辺の正面図を示し、図4Bは、図4AのC断面で見た横断図を示す。また、現在位置Iにいる無人飛行体3が、中継点II、中継点IIIを経由して、目的地2である着陸点IVに誘導される様子を示している。
これらに示すように、目的地2は無人飛行体3の現在位置Iよりも低い位置にあるが、現在位置Iと着陸点IVを結ぶ直線上には、障害となる構造物8が設置されているため、無人飛行体3は現在位置Iから目的地2まで直線的に飛行することができず、また、無人飛行体3から目的地2を視認することもできない。これに対し、位置及び方位角計測部41は、張り出した天井部に設置されており、パン及びチルト機構部41bを用いることで、無人飛行体3と目的地2の双方を見通すことができる。
位置及び方位角計測部41による空間情報403の取得には、図5に示すマーカMを用いる。マーカMは、プラスチック等の平板であり、表側の中心には黒丸が描かれ、その周辺には四つの黒四角が描かれている。そして、黒四角の間隔を100mmとしており、これを1m離れた正対位置からカメラ41aで撮影した画像401では、隣り合う黒四角の距離は360画素である。このことから、カメラ41aでは、1m先の黒四角間隔100mmが360画素として観測されることが分かる。
次に、図4A、図4Bに示す点M〜MにマーカMを置き、カメラ41aを操作して点M〜Mの各点を含む画像401を撮影する。ここで、点M〜Mは目的地の四隅に相当する位置であり、点Mは構造物8の上端のカメラ41aに正対する位置である。このとき、各点の撮影時のパン及びチルト機構部41bの回転角φ、θを記録しておく。次に、演算部41cで、各点における画像401で隣り合う黒四角間の画素数nを求める。例えば、点Mを含む画像401で黒四角間の画素数nが450であった場合、移動体誘導装置4から点Mまでの距離Lは式1で求められる。
Figure 2019016197
点Mの撮影時に、パン及びチルト機構部41bの回転角がφ、θであるとき、誘導装置座標系で表した点Mの座標G(xG5,yG5,zG5)は、式2で求められる。
Figure 2019016197
他の点M〜Mについても同様の手順により誘導装置座標系の座標G〜Gを得ることができるため、目的地周辺の点M〜Mの誘導装置座標系での座標G〜Gを空間情報として生成することができる。なお、カメラ41aにマーカMを撮影させる際には、一度カメラの視野内に入ったマーカM中心の黒丸を追尾するよう自動でパン及びチルト機構部41bを動作させてもよいし、手動で合わせてもよい。
次に、位置及び方位角計測部41による無人飛行体3の位置及び方位角計測方法について説明する。無人飛行体3の検知前は、移動体誘導装置4は、管制装置5から予め与えられる無人飛行体3の接近方向にカメラ41aの光軸を向け、画像取得を繰り返しながら、背景差分法で無人飛行体3の検出を行う。具体的には、背景とする接近前の画像401’と現在の画像401の各画素での差を比較し、差が一定以上を超えた画素の塊が設定値を超えた場合に無人飛行体3とみなし、位置及び方位角計測演算を開始する。本実施例では、30m遠方において機体が正面に向いた際の断面積が650画素以上となった場合に無人飛行体3であると判断する。無人飛行体3の検知後は、パン及びチルト機構部41bを画像中心が無人飛行体3の中心となるよう駆動制御する。例えば、無人飛行体3の中心が画面右上(第一象限)に写る場合、パン角度φとチルト角度θを増やせばよい。
図6は、無人飛行体3が遠方から接近して来る場合に、カメラ41aで取得される画像401である。図中の点3a〜3dはプロペラ中心位置を示しており、点3a、点3bが黄色、点3c、点3dが赤色であった。上述したように、無人飛行体3では、黄色のプロペラは機体前方に配置され、赤色のプロペラは機体後方に配置されることから、画像401中の移動体は無人飛行体3であり、移動体誘導装置4に向かって飛んでいるものと判断できる。このとき、無人飛行体3の姿勢が水平である場合の方位角は、点3cと点3dを結ぶ線分の中点から、点3a、点3bを結ぶ線分の中点に向かう方向Dとなり、画面に垂直な軸と成す角をωとする。
図7は、誘導装置座標系を水平面(xy平面)で見た無人飛行体3の座標GUAVを表しており、画像を撮影した際のカメラ41aのパン角がφGであるとすると、無人飛行体3の方位角φUAVとGUAV座標(xUAV,yUAV,zUAV)は式3となる。
Figure 2019016197
ここで、LUAVは、画像401の点3aと点3dを結ぶ線分の画素数と、点3aと点3dを結ぶ線分の画素数の平均nUAVを用いて、式4で求めることができる。なお、式3、式4による方位角計測方法は、無人飛行体3の傾きを考慮しない簡易なものであり、簡単に演算できるという利点があるが、より高い精度が必要な場合は、他の演算方法を用いても良い。
Figure 2019016197
なお、式4において、360はマーカMに描かれた隣り合う黒四角を1m離れた距離から撮像した時の画素数、0.10はマーカMに描かれた隣接する黒四角の距離、0.46は無人飛行体3のプロペラ軸間距離である。
次に、図4A、図4Bを用いて、ルート生成部42におけるルート情報404の生成方法を説明する。ルート生成部42では、位置及び方位角計測部41で算出された無人飛行体3の現在位置Iでの位置及び方位角情報402と、記憶部45に記憶された空間情報403から、現在位置Iから目的地2までのルートを生成する。本実施例の空間情報403は、目的地周辺の点M〜Mの誘導装置座標系の座標である。本実施例のルート作成は、以下の四つのルールに従う。
(1)現在位置から目的地点までは、周囲1mに障害物がない場合、最短距離で移動する。
(2)狭隘部に進入する際は、入り口から1m離れた位置で一度静止する。
(3)目的地に至る狭隘部は、空間の中心を通る。狭隘部は徐行(速度は0.1m/秒)する。
(4)目的地には、必ず真上で静止してから垂直に降下(降下速度は0.1m/秒)する。
図4Bに示すように、本実施例では、現在位置Iと着陸点IVを結ぶ直線上に障害物となる構造物8が存在し、その上方の開口部が0.8mの狭隘部でとなっているため、上述のルールに従うと、図4A、図4BのI〜IVに示すルートが作成される。
すなわち、現在位置Iから、狭隘部手前(中継点II)に直線的に向かい、中継点IIで一度静止し、中継点IIから目的地上空(中継点III)まで最徐行で進み、目的地上空(中継点III)で静止し、最後に垂直降下し、目的地2の中心にある着陸点IVに着陸する、というルートが作成される。そして、作成されたルート上の各点の誘導装置座標系の座標値に、区間毎の制限速度を付加することでルート情報404が生成される。なお、ルート情報404の生成は、基本的には無人飛行体3を検知し、誘導対象であることが確認された直後に一度行えばよいが、無人飛行体3が著しくルートを外れた場合にはその場に静止するよう指令を出し、その後、再度ルート生成を行っても良い。
続いて、誘導信号生成部43の働きについて説明する。図2に示すように、誘導信号生成部43は、位置及び方位角計測部41で取得した無人飛行体3の現在の位置及び方位角情報402と、ルート生成部42で作成したルート情報404を用いて、誘導信号405を生成する。なお、誘導信号405は方位角指令φと移動量指令(前進f及び上昇h)、移動の制限速度からなる。
最初に、誘導信号生成部43は、位置及び方位角情報402とルート情報404から、現在位置I座標(xI,yI,zI)と中継点II座標(xII,yII,zII)を抽出し、式5に基づいて、現在位置Iから中継点IIまでの誘導信号405I−II(方位角指令φI−II、前進移動量指令fI−II、上昇移動量指令hI−II)を生成する。図8は、この演算で求められた誘導装置座標系の誘導信号405I−IIを示す図である。
Figure 2019016197
無人飛行体3は、通信部44、情報伝達経路103を介して、移動体誘導装置4からの誘導信号405を受け取ると、まず、方位角指令φI−IIに従って旋回動作を行い、その後、前進移動量指令fI−II、上昇移動量指令hI−IIに従って、前進及び上昇動作を実施する。なお、無人飛行体3がルートを移動中も位置及び方位角計測部で常時位置及び方位角情報を取得しており、誘導により無人飛行体3が中継点II、または、中継点IIIに到達したことを確認すると、中継点IIから中継点IIIに行くための誘導信号405II−III、または、中継点IIIから着陸点IVに行くための誘導信号405III-IVを作成し、無人飛行体3に向けて送信する。なお、無人飛行体3がルートを大きく外れた場合は、無人飛行体3にその場で静止するよう指令し、ルート生成からやり直す。
最後に、本実施例において、無人飛行体3が現在位置から目的地2へ着陸する一連の流れを説明する。
まず、本システムの操作者(図示せず)または上位制御装置(図示せず)が、管制装置5にグローバル座標系での目的地2の座標(≒誘導装置座標系の原点)を与える。管制装置5は、与えられた目的地2の座標情報を、情報伝達経路101を用いて無人飛行体3に送る。無人飛行体3は与えられた目的地2の座標情報とGNSS信号受信による自己の座標情報により、目的地近傍まで自律飛行する。このとき、管制装置5が無人飛行体3へ渡す目的地2の座標は、最終的な目的地を最初から与えてもよいし、目的地までの複数の中間点を複数回にわたり与えてもよい。また、管制装置5は、接近する無人飛行体3のロータ間距離の情報と、無人飛行体3の接近方向を、情報伝達経路102を用いて移動体誘導装置4に送る。移動体誘導装置4は、管制装置5より与えられた無人飛行体3の接近方向に基づき、位置及び方位角計測部41のカメラ41aの光軸を接近方向と一致するよう、パン及びチルト機構部41bを駆動する。
無人飛行体3が移動体誘導装置4の位置及び方位角計測部41の検知範囲に入ると、誘導装置座標系における無人飛行体3の座標と姿勢情報が得られるようになる。そして予め設定した発報領域に無人飛行体3が入ると、移動体誘導装置4は管制装置5に情報伝達経路102を用いて無人飛行体3の接近を報告する。なお、発報領域は、移動体計測部41の最大検知範囲より狭い領域とし、移動体誘導装置4が一度検知した無人飛行体3の機影を見失わないようにする。無人飛行体接近の報告を受けた管制装置5は、無人飛行体3に対して、自律飛行モードから誘導飛行モードへ切り替えるモード切り替え指令を、情報伝達経路101を用いて送信する。モード切り替え指令を受け取った無人飛行体3は、飛行モードを切り替え、情報伝達経路103で移動体誘導装置4から送付される誘導信号を待つ。
移動体誘導装置4は、目的地2への誘導を開始する前に、検知した無人飛行体3が正規の誘導対象であるか、正常に誘導ができるかを確認する。具体的には、無人飛行体3に対して特定の動作をするよう確認動作指令を出し、無人飛行体3が特定の動作をすることを位置及び方位角計測部41で確認する。動作として、例えば無人飛行体3に飛行位置を変えずにその場で機体正面の方向を一回転する旋回動作を行う。無人飛行体3が所定の行動を行い、正規の誘導対象であることと、誘導が正常に行えることを確認すると、移動体誘導装置4のルート生成部42で、位置及び方位角計測部41により得られた無人飛行体3の位置及び方位角情報402と、事前に記憶部に記録した空間情報403から、現在位置から目的地までのルート情報404を生成する。そして、無人飛行体3が生成したルートを飛行するよう、誘導信号生成部43で現在の無人飛行体3の位置及び方位角情報402とルート情報404から機体の方位角と移動量からなる誘導信号405を生成する。そして、誘導信号405は通信部44より情報伝達経路103を用いて無人飛行体3に送信し、無人飛行体3は与えられた誘導指令に従って飛行する。誘導信号の生成と飛行を繰り返すことで目的地2の上空まで到達し、最終的に高度を下げて着陸する。
本実施例では、無人飛行体3と移動体誘導装置4間を情報伝達経路103で接続しているが、情報伝達経路101と情報伝達経路102と管制装置5を用いることで直接接続していなくてもよい。
以上で説明した本実施例の移動体誘導システムによれば、無人飛行体などの移動体の目的地が、GNSS信号受信による位置情報の取得が困難な、高層建築物の谷間のような環境下に設定された場合でも、移動体に搭載したカメラを使用することなく、かつ、有人操縦に頼ることなく、障害物を避けながら、移動体を目的地まで誘導することが可能となる。
次に、実施例2の移動体誘導システムを説明する。なお、実施例1と共通する点は重複説明を省略する。
本実施例の移動体誘導装置4は、空間情報403の内容が実施例1とは異なる。実施例1では、空間情報403が目的地周辺部の構造物上の各点(点M〜点M)の座標値であったが、本実施例では飛行ルート(中継点II、III、着地点IV)の座標値とする。これを取得するには、まず、図4Bの中継点IIにマーカMを置き、カメラ41a中心がマーカMの黒丸と重なるようにパン及びチルト機構部41bを駆動制御する。この時の中継点IIの座標値を、式1および式2で算出する。同様に、中継点III、着陸点IVの座標値を求め、これらを用いて空間情報403を生成する。
そして、ルート作成部42では、位置及び方位角計測部41で算出された無人飛行体3の現在位置Iでの位置及び方位角情報402と、記憶部45に記憶された空間情報403から、現在位置Iから目的地2までのルート情報404を生成する。中継点IIから着陸点IVに至るルートは予め登録されているので、ここでは現在位置Iから中継点IIまでのルートだけを作成すればよい。
次に、実施例3の移動体誘導システムを説明する。なお、上述の実施例と共通する点は重複説明を省略する。
図9は、本実施例に係る移動体誘導装置4と無人飛行体3のブロック図である。本実施例に係る移動体誘導装置4と無人飛行体3は、互いに直接通信できる無線通信部45aおよび45bを持つことを特徴とする。実施例1の構成では、無人飛行体3は常時インターネット環境に接続する必要があったが、本実施例の構成では、目的地2に向かって飛行を開始する前に、インターネットに接続されたタブレット端末などから目的地情報を与え、多くの飛行時間ではオフラインで飛行し、目的地近傍に接近した際に移動体誘導装置4の持つ無線通信部45aと接続して誘導信号405を受け取ることで、目的地へ到達することが可能である。
本構成によれば、無人飛行体3と移動体誘導装置4をインターネット環境に接続する必要があるのは、無人飛行体3の出発時だけで良いため、無人飛行体3がモバイル通信回線に接続できないような僻地を通って目的地2に向かう場合であっても、実施例1と同様の効果を得ることができる。
次に、実施例4の移動体誘導システムを説明する。なお、上述の実施例と共通する点は重複説明を省略する。
本実施例の移動体誘導装置4では、これまでの実施例とは違い、無人飛行体3の位置計測にカメラ41aではなく一次元距離計46aを用いる。一次元距離計は、光検出測距計(Light Detection and Ranging、Laser Imaging Detection Ranging、LIDAR)と呼ばれるもので、パルス状に照射したレーザ光の対象物での散乱光を測定し、照射開始から検出に要した時間から対象物との距離を求めるものである。本実施例のLIDARの使用波長は535nmの可視光線であり、測定点を目視できる。また、測定可能距離が40mあり、毎秒500回の測定が可能である。なお、一次元距離計はカメラに比べ奥行き方向の精度に優れる一方、色の認識ができないといった制約もある。
図10は、本実施例に係る移動体誘導装置4のブロック線図である。図2の移動体誘導装置4との差異は、位置計測部46内にある一次元距離計46a、一次元距離計46aをモータでパン及びチルトするためのパン及びチルト機構部46b、パン及びチルト機構部41bの回転角度と取得した距離情報406から無人飛行体3の位置407を算出する演算部46cである。上述したように、一次元距離計46aは対象物との距離を直接測定できるので、本実施例では、図5のマーカMを用いる必要がない。
ここで、パン及びチルト機構部46bの走査パターンを格子状とした際の、各軸方向の振り角θ(=φ)と、各軸方向の測定点数m、測定平面までの距離Ldistを用いると、検出範囲Ldet、水平方向の分解能La(測定点間距離に相当)と走査周波数fは、式6で示すことができる。
Figure 2019016197
ここで、横方向分解能15(全225点、操作周波数2.2Hz)、振り角3.0度とし、測定平面30m先での検出範囲1.57m四方、同水平方向分解能0.10mと固定する走査条件を、検出時走査条件とする。検出時走査条件は、接近する無人飛行体3を検出する際に用いる。その一方、無人飛行体3を誘導する際には、横方向分解能10(全49点、走査周波数5.0Hz)で、測定平面までの距離に応じて振り角を変更し、検出範囲と水平方向分解能をそれぞれ0.5m、0.05mとする走査条件とし、これを誘導時走査条件とする。誘導時走査条件の距離に対する振り角の設定は図11のようにし、一走査前で検出された測定距離から振り角の条件を変える。
本実施例の移動体誘導装置4で空間情報403を得る際には、実施例1とは異なりマーカMは用いず、測定したい点(図4A、図4Bの点M〜M)に一次元距離計46aの光軸を手動もしくはモータ駆動で向け、そのとき計測した測定点までの距離L、パン角度φ、チルト角度θより、誘導装置座標系での測定点の座標P(x,y,z)は、式7で表される。
Figure 2019016197
このとき、可視波長を使用しているため、測定点は視認できる。ルート生成方法は実施例1と同一である。
次に、位置計測部46による無人飛行体3の計測方法について説明する。なお、移動体誘導装置4が無人飛行体3を検知する前は、位置計測部46は検出時走査条件で管制装置5から与えられる無人飛行体3の接近方向を走査中心として走査しており、ある時刻で測定した結果と現走査での距離の差分値を比較する。そして、差が一定以上を超えた測定点の塊が設定値を超えた場合に移動体とみなし、誘導時走査条件での計測に切り替える。本実施例では、四点以上で距離が50mm以上となった場合に移動体と判断する。誘導時走査条件での計測は、各走査点での計測距離と振り角について式7を用いて座標値を求め、隣接する走査点との三次元の距離が0.1m以内である走査点群を無人飛行体3とする。この点群の中心座標を無人飛行体3の位置407とし、次の走査での走査中心が無人飛行体3の位置となるようパン及びチルト機構部46bを駆動する。
次に、誘導信号生成部43の働きについて説明する。誘導信号生成部43は、位置計測部46で取得した現在の無人飛行体3の位置407と、ルート生成部42で作成したルート情報404を用いて、誘導信号405を生成する。なお、本実施例の誘導信号は実施例1と異なり、ルート作成部42で作成されたルート座標と、無人飛行体の現在地座標からなる。無人飛行体3は、移動体誘導装置4に検出される前は、管制装置5から与えられたグローバル座標系で与えられた目的地座標と、GNSS信号受信で得られる自己位置から自律飛行を行い、移動体誘導装置4に検出された後は、移動体誘導装置4により与えられるルート座標を目的地とし、同時に与えられる現在値座標で飛行する。
なお、本実施例ではLIDARの波長を可視光としたが、例えば935nmなどの目に見えない波長を使用してもよい。その場合、空間情報を測定する際には、測定点を知るためにガイド光として可視光のレーザ源を用意する。
本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。例えば、本実施例では移動体を無人飛行体としたが、他には走行体または浮体が想定される。また、無人飛行体の方位角演算のためにプロペラを機体前後で塗り分けたが、例えば発光素子を用いてもよい。また、複数の移動体誘導装置を用い、互いに連携させてリレー方式でつなぐことで、GNSS信号が受信不能な環境でも無人飛行体を誘導することができる。さらに、移動体誘導装置を、誘導する移動体とは別の移動体に取りつける変形例も考えられる。
1 移動体誘導システム、
2 目的地、
3 無人飛行体、
4 移動体誘導装置、
5 管制装置、
6 インターネット回線、
7 建築物、
8 構造物、
101、102、103 情報伝達経路、
41 位置及び方位角計測部、
41a カメラ、
41b パン及びチルト機構部、
41c 演算部、
42 ルート生成部、
43 誘導信号生成部、
44 通信部、
45 記憶部、
45a、45b 無線通信部、
46 位置計測部、
46a 一次元距離計、
46b パン及びチルト機構部、
46c 演算部、
401、401’ 画像、
402 位置及び方位角情報、
403 空間情報、
404 ルート情報、
405 誘導信号、
406 距離情報、
407 位置、
I 現在位置、
II、III 中継点、
IV 着陸点、
M マーカ

Claims (12)

  1. GNSS信号受信環境下で自己位置を把握し、現在地から目的地周辺まで自律移動する移動体と、
    目的地周辺に到達した前記移動体を目的地に誘導する移動体誘導装置と、
    を備えた移動体誘導システムであって、
    前記移動体は、目的地周辺に到達するまでは自律移動し、目的地周辺に到達してからは前記移動体誘導装置に誘導されることを特徴とする移動体誘導システム。
  2. 前記移動体誘導システムは、前記移動体および前記移動体誘導装置と通信する管制装置をさらに備え、
    前記管制装置は、前記移動体誘導装置に前記移動体の接近方向を知らせることを特徴とする、請求項1記載の移動体誘導システム。
  3. 前記移動体誘導装置は、接近する移動体に対し、正規の誘導対象であることを確認するための動作指令を出すことを特徴とする、請求項1または2に記載の移動体誘導システム。
  4. 前記移動体および前記移動体誘導装置は、前記管制装置を介さずに通信する通信部を持つことを特徴とする、請求項2に記載の移動体誘導システム。
  5. 前記移動体誘導装置は、
    前記移動体と前記目的地の位置関係を計測する位置及び方位角計測部と、
    移動体位置情報と事前登録された空間情報から目的地までのルートを作成するルート作成部と、
    作成されたルート情報から前記移動体を誘導する誘導信号を生成する誘導信号生成部と、
    を持つことを特徴とする、請求項1から4の何れか一項に記載の移動体誘導システム。
  6. 前記位置及び方位角計測部は、
    前記移動体を撮影するカメラと、
    該カメラの光軸を二次元的に走査する走査機構と、
    前記移動体の位置と方位角を算出する演算部と、を持つことを特徴とする、請求項5記載の移動体誘導システム。
  7. 前記移動体が前記位置及び方位計測部の検知範囲内に進入したときに、前記移動体の移動が自律移動から誘導移動に切り替わることを特徴とする、請求項5または6に記載の移動体誘導システム。
  8. 前記移動体誘導装置は、
    移動体と目的地の位置関係を計測する位置計測部と、
    移動体位置情報と事前登録された空間情報から目的地までのルートを作成するルート作成部と、
    作成されたルート情報から前記移動体を誘導する誘導信号を生成する誘導信号生成部と、
    を持つことを特徴とする、請求項1から4の何れか一項に記載の移動体誘導システム。
  9. 前記位置計測部は、
    前記移動体との距離を測定する一次元距離計と、
    該一次元距離計の検出軸を二次元的に走査する走査機構と、
    前記移動体の位置を算出する演算部と、を持つことを特徴とする、請求項8記載の移動体誘導システム。
  10. 前記移動体が前記位置計測部の検知範囲内に進入したときに、前記移動体の移動が自律移動から誘導移動に切り替わることによることを特徴とする、請求項8または9記載の移動体誘導システム。
  11. 前記空間情報は、目的地周辺の障害物の位置情報であることを特徴とする、請求項5から10の何れか一項に記載の移動体誘導システム。
  12. 前記空間情報は、あらかじめ定めた進入経路であることを特徴とする、請求項5から10の何れか一項に記載の移動体誘導システム。
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