JP2019015464A - 空気調和機、空気調和機の制御方法 - Google Patents
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Abstract
Description
例えば、特許文献2には、リモコン操作により、複数のルーバーのうちの任意のルーバーを選択して、その風向き角度の調整を行う構成が開示されている。
すなわち、複数のルーバーやドラフト防止機構のそれぞれに対応づけられたボタンが設けられている場合、目的のルーバーやドラフト防止機構を操作するボタンを選択して操作しなければならない。
また、特許文献2に開示された構成においては、リモコン操作によって風向きを調整できるルーバーが、一定時間に順次切り替わるようになっている。したがって、目的のルーバーを操作するには、そのルーバーが操作できるタイミングとなるまで待機しなければならない。
本発明に係る空気調和機は、室内に供給する空気を調和して空調風を送り出すユニット本体と、前記空調風を前記室内に吹き出す複数の吹出口と、複数の前記吹出口のそれぞれに設けられ、前記吹出口から吹き出す前記空調風が当たる風向調整部材と、複数の前記吹出口に設けられた前記風向調整部材のそれぞれに設けられ、前記空調風に対する前記風向調整部材の向きを変える駆動部と、リモートコントローラからの操作信号を受信する複数の受信部と、前記リモートコントローラからの操作信号に応じて、複数の前記風向調整部材のうちの一部の向きを制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記受信部で受信した前記操作信号の送信方向に基づいて、複数の前記吹出口に設けられた前記風向調整部材のうち、前記リモートコントローラによって送信された前記操作信号による操作対象の前記風向調整部材を特定する操作対象特定部と、前記操作対象特定部で特定された前記風向調整部材の前記駆動部を駆動させる駆動制御部と、を備えることを特徴とする。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態について、図1を用いて説明する。
図1に示すように、空気調和機1は、室内の天井面に設置される。空気調和機1は、ユニット本体2と、パネル本体3と、吸込口11と、吹出口14と、を備えている。
なお、このユニット本体2は、室外機に対して液管およびガス管からなる2本の冷媒配管9および電気配線10を介して接続される。
風向調整部18は、吹出口14に設けられたルーバー15に対し、パネル本体3の外側に配置されている。風向調整部18は、ルーバー15の長手方向に沿って延びている。
アーム部19は、風向調整部18の長手方向両端部にそれぞれ設けられている。アーム部19は、風向調整部18の両端部から、パネル本体3の内側に向かって延びている。アーム部19は、吸込口11側の基端部19aが、図示しない支軸によって、パネル本体3に回動自在に連結されている。ドラフト防止機構17は、一対のアーム部19の基端部19aを中心として、図示しないモータ等のドラフト防止機構駆動部16A、16B、16C、16D(図6参照)により、揺動可能に設けられている。
これら風向調整部18および両アーム部19の裏面側(上面側)には、図示しないリブが一体に成形され、各々の強度および剛性が確保されるように構成されている。
ドラフト防止機構17は、パネル本体3に対して面一となる収納位置(図2位置)において、パネル本体3の一部を形成する。この状態で、風向調整部18およびアーム部19は、各々の表面(下面)がパネル本体3の表面(下面)と面一とされるようになっている。
ドラフト防止機構17は、吹出口14と対向するルーバー方向位置にせり出すことにより、風向調整部18が吹出口14から吹き出される空調風を遮って風向を変える。これにより、ドラフト防止機構17は、空調風が下方に居る人に直接当たることによるドラフト感を低減あるいは解消する。
図7に示すように、本実施形態における空気調和機1の制御方法は、操作信号を受信するステップS1と、操作対象のドラフト防止機構を特定するステップS2と、操作対象のドラフト防止機構を駆動するステップS3と、を備える。
吹出範囲A1においてリモートコントローラ100が操作されると、そのリモートコントローラ100から送信される操作信号は、吹出範囲A1に空調風を吹き出す吹出口14Aに設けられた受光部20Aで受信される。
すなわち、本実施形態の例では、受光部20Aで操作信号を受信したので、操作対象特定部31は、受光部20Aに関連づけられた、吹出口14Aのドラフト防止機構17Aが操作対象であることを特定する。
すなわち、本実施形態の例では、ドラフト防止機構17Dに設けられたドラフト防止機構駆動部16Dを駆動させる。
すなわち、空気調和機1の周囲の吹出範囲A1〜A4のいずれかにおいて、操作者がリモートコントローラ100を操作すれば、その位置に向けて吹き出される空調風のドラフト感を調整することができる。
上記実施形態では、リモートコントローラ100によって送信される操作信号の受信範囲を制限する受信範囲制限部21Aとして、一対の壁部23,23を備えるようにしたが、これに限るものではない。
例えば、図8に示すように、受光部20A〜20Dは、リモートコントローラ100によって送信される操作信号の受信範囲を制限する受信範囲制限部21Bとして、受光素子22から離間するにしたがって、その内径が漸次拡大する円錐状のフード部24を備えるようにしても良い。
上記第一実施形態では、ドラフト防止機構17A〜17Dのそれぞれに対応づけられた受光部20A〜20Dの何れか一つで、リモートコントローラ100の操作信号を受信することで、操作対象のドラフト防止機構17A〜17Dを特定して操作するようにしたが、これに限らない。
例えば、空気調和機1に、2つの受光部(受信部)のみを設けるようにしても良い。二つの受光部においては、任意の位置で操作されたリモートコントローラ100からの操作信号の受信タイミングの違いを検知する。この受信タイミングの違いに基づき、それぞれの受光部から、操作信号の送信位置までの距離を算出することができる。それぞれの受光部と送信位置までの距離に基づき、三角法により、リモートコントローラ100からの操作信号の送信方向(送信位置)を特定することができる。これにより、特定されたリモートコントローラ100の操作信号の送信位置に対応したドラフト防止機構17A〜17Dのいずれかを制御する。
このような受光装置25において、受光部20E〜20Hのそれぞれは、受光素子22の両側の2枚の仕切壁27によって、リモートコントローラ100から送信された操作信号が、他の受光部20A〜20Dによって受信されることを抑える。これにより、複数の受光部20A〜20Dのうち、リモートコントローラ100からの操作信号を受信した受光部20A〜20Dを、より高い精度で特定することが可能となる。
次に、本発明に係る空気調和機の第2実施形態について説明する。なお、以下の説明において、上記第1実施形態と共通する構成については同符号を付してその説明を省略する。
図10に示すように、本実施形態の空気調和機1においては、ドラフト防止機構17A〜17Dを操作するため、複数のリモートコントローラ100A〜100Dを備える。
リモートコントローラ100A〜100Dは、吹出口14A〜14Dに設けられたドラフト防止機構17A〜17Dのそれぞれに関連づけて、識別情報が設定されている。すなわち、リモートコントローラ100Aは、ドラフト防止機構17Aのみを操作するよう、識別情報が設定されている。リモートコントローラ100Bは、ドラフト防止機構17Bのみを操作するよう、識別情報が設定されている。リモートコントローラ100Cは、ドラフト防止機構17Cのみを操作するよう、識別情報が設定されている。リモートコントローラ100Dは、ドラフト防止機構17Dのみを操作するよう、識別情報が設定されている。
このような構成においても、上記第1実施形態と同様、ドラフト防止機構17A〜17Dの調整を、より容易に行うことが可能となる。
また、上記実施形態では、リモートコントローラ100の操作によって、ドラフト防止機構17の向きを変えるようにしたが、リモートコントローラ100による操作対象は、ルーバー15であってもよい。
2 ユニット本体
3 パネル本体
14、14A、14B、14C、14D 吹出口
15 ルーバー
16A、16B、16C、16D ドラフト防止機構駆動部
17、17A、17B、17C、17D ドラフト防止機構(風向調整部材)
18 風向調整部
19 アーム部
20A、20B、20C、20D、20E、20F、20G、20H 受光部(受信部)
21A、21B、21C 受信範囲制限部
23 壁部
24 フード部
30 制御部
31 操作対象特定部
32 駆動制御部
100、100A、100B、100C、100D リモートコントローラ
A1、A2、A3、A4 吹出範囲
Claims (6)
- 室内に供給する空気を調和して空調風を送り出すユニット本体と、
前記空調風を前記室内に吹き出す複数の吹出口と、
複数の前記吹出口のそれぞれに設けられ、前記吹出口から吹き出す前記空調風が当たる風向調整部材と、
複数の前記吹出口に設けられた前記風向調整部材のそれぞれに設けられ、前記空調風に対する前記風向調整部材の向きを変える駆動部と、
リモートコントローラからの操作信号を受信する複数の受信部と、
前記リモートコントローラからの操作信号に応じて、複数の前記風向調整部材のうちの一部の向きを制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記受信部で受信した前記操作信号の送信方向に基づいて、複数の前記吹出口に設けられた前記風向調整部材のうち、前記リモートコントローラによって送信された前記操作信号による操作対象の前記風向調整部材を特定する操作対象特定部と、
前記操作対象特定部で特定された前記風向調整部材の前記駆動部を駆動させる駆動制御部と、
を備えることを特徴とする空気調和機。 - 前記受信部は、複数の前記吹出口のそれぞれに対応して設けられ、
前記操作対象特定部は、複数の前記受信部のうち、前記リモートコントローラからの前記操作信号を受信した前記受信部を特定することで、操作対象の前記風向調整部材を特定し、
前記駆動制御部は、前記操作対象特定部で特定された前記受信部に対応する前記吹出口に設けられた前記風向調整部材の前記駆動部を駆動させることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。 - 前記受信部は、前記リモートコントローラによって送信される前記操作信号の受信範囲を制限する受信範囲制限部を備えていることを特徴とする請求項2に記載の空気調和機。
- 前記リモートコントローラを複数備え、
複数の前記リモートコントローラは、互いに異なる識別情報を含んだ前記操作信号を送信し、
前記操作対象特定部は、前記リモートコントローラによって送信された前記操作信号に含まれる前記識別情報に基づいて、操作対象の前記風向調整部材を特定することを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。 - 前記吹出口に回動自在に設けられ、前記吹出口からの前記空調風の吹出方向を調整するルーバーをさらに備え、
前記風向調整部材は、前記吹出口の外側に配設され、前記ルーバーによって吹出方向が調整された前記空調風に対向するルーバー方向位置と、前記ルーバー方向位置から退避した退避位置との間で回動可能に設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の空気調和機。 - 請求項1から5のいずれか一項に記載の空気調和機の制御方法であって、
前記リモートコントローラから送信された送信信号を前記受信部で受信するステップと、
受信した前記操作信号の送信方向に基づいて、複数の前記吹出口に設けられた前記風向調整部材のうち、前記リモートコントローラによって送信された前記操作信号による操作対象の前記風向調整部材を特定するステップと、
前記操作対象特定部で特定された前記風向調整部材の前記駆動部を駆動させるステップと、
を含むことを特徴とする空気調和機の制御方法。
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JPS62131155A (ja) * | 1985-12-04 | 1987-06-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 空気調和機の風向制御装置 |
JP2015135201A (ja) * | 2014-01-16 | 2015-07-27 | 三菱電機株式会社 | 空気調和機 |
JP2015183964A (ja) * | 2014-03-25 | 2015-10-22 | 日立アプライアンス株式会社 | 空気調和機、およびその室内機 |
JP2016109310A (ja) * | 2014-12-02 | 2016-06-20 | 三菱重工業株式会社 | 空気調和機 |
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