JP2019014320A - パラシュート又はパラグライダー展開装置およびこれを備える無人航空機 - Google Patents

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Hiroshi Nakamura
博 中村
泰彦 八木橋
Yasuhiko Yagihashi
泰彦 八木橋
久保 大理
Hiromichi Kubo
大理 久保
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Koichi Sasamoto
幸一 笹本
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【課題】構造が簡単で且つパラシュート又はパラグライダーの展開時間を短縮することができるパラシュート又はパラグライダー展開装置およびこれを備える無人航空機を提供する。【解決手段】パラシュート又はパラグライダー展開装置100は、パラシュート10と、パラシュート10に連結紐11により連結された複数の発射体12と、発射体12の推進方向を規制し、推進方向に沿ってスリット部が形成されると共に発射体12に対応して設けられた発射筒13と、パラシュート10を支持するパラシュート支持部16を有している発射台15と、パラシュート10を射出方向に射出するための駆動力を発射台15に与える駆動装置19とを備え、連結紐11は上記スリット部に挿通されており、パラシュート10の射出時に発射体12は連結紐11に引っ張られ射出されるように構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、パラシュート又はパラグライダーを展開するパラシュート又はパラグライダー展開装置およびこれを備える無人航空機に関する。
近年、自律制御技術および飛行制御技術の発展に伴って、例えばドローンと呼ばれる複数の回転翼を備えた無人航空機の産業上における利用が加速しつつある。ドローンは、例えば複数の回転翼を同時にバランスよく回転させることによって飛行し、上昇および下降は回転翼の回転数の増減によって行い、前進および後進は回転翼の回転数の増減を介して機体を傾けることによって成し得る。このような無人航空機は今後世界的に拡大することが見込まれている。
一方で、上記のような無人航空機の落下事故のリスクが危険視されており、無人航空機の普及の妨げとなっている。こうした落下事故のリスクを低減するために、安全装置として無人航空機用パラシュート装置が製品化されつつある。
上記無人航空機用パラシュート装置のパラシュート展開装置として、例えば特許文献1には、パラシュートと各発射体とを紐で連結し、これらの発射体を異なる方向に射出することによってパラシュートを展開させる技術が開示されている。このようなパラシュート展開装置によれば、無人航空機の落下時にパラシュートを高速展開することができ、無人航空機が例えば高度10m以下の低空飛行を行っている場合であっても、無人航空機の落下速度を十分に減速させることが可能となる。
米国特許出願公開第2016/0251083号明細書
しかしながら、用途によってはさらに低高度を飛行する無人航空機が存在するため、パラシュートの展開時間の更なる短縮が求められている現状がある。また、上記特許文献1のパラシュート展開装置では、発射体を発射させるためのアクチュエータが当該発射体に対応して設けられているため、パラシュート展開装置の構造をさらに簡素化する余地がある。
そこで、本発明は、構造が簡単で且つパラシュート又はパラグライダーの展開時間を短縮することができるパラシュート又はパラグライダー展開装置およびこれを備える無人航空機を提供することを目的とする。
(1) 本発明に係るパラシュート又はパラグライダー展開装置は、パラシュート又はパラグライダーと、前記パラシュート又は前記パラグライダーに連結紐により連結された1個又は複数個の発射体と、前記発射体の推進方向を規制し、前記推進方向に沿ってスリット部が形成されると共に前記発射体に対応して設けられた発射筒と、前記パラシュート又は前記パラグライダーを支持する支持部を有している発射台と、前記パラシュート又は前記パラグライダーを射出方向に射出するための駆動力を前記発射台に与える駆動装置と、を備え、前記連結紐は前記スリット部に挿通されており、前記パラシュート又は前記パラグライダーの射出時に前記発射体は前記連結紐に引っ張られ射出されるように構成されているものである。
上記(1)の構成によれば、発射台を推進させるための駆動力が駆動装置によって当該発射台に与えられる。上記駆動力が発射台に与えられると、当該発射台の推進に伴って、支持部に支持されているパラシュート又はパラグライダーが射出方向に沿って射出される。ここで、パラシュート又はパラグライダーには連結紐により発射体が連結されているので、当該発射体はパラシュート又はパラグライダーの射出時にパラシュート又はパラグライダーに引っ張られ且つ発射筒に推進方向を規制されつつ、当該発射筒から射出される。これにより、パラシュート又はパラグライダーは射出された発射体に引っ張られて展開し易くなると共に、当該パラシュート又はパラグライダーの展開速度が向上する。このように、発射体を射出させるためのアクチュエータが当該発射体に対応して設けられていた構成、つまり発射体分のアクチュエータが設けられていた従来の構成とは異なり、簡単な構成で発射体を射出してパラシュート又はパラグライダーを展開させることができる。また、連結紐が発射筒のスリット部に挿通されているので、パラシュート又はパラグライダーの射出時に発射体の推進が妨げられることがない。また、複数の発射体を一つの発射台により同時に射出することができるので、各発射体のストロークおよびスピードを一定にすることができる。それにより、パラシュート又はパラグライダーを引っ張る力がほぼ均一となり、当該パラシュート又はパラグライダーの展開を迅速かつスムーズに行うことができる。さらに、駆動装置による大きな駆動力によって発射体を高速に射出することができるので、パラシュート又はパラグライダーの展開時間を短くすることができる。
(2) 上記(1)のパラシュート又はパラグライダー展開装置において、前記連結紐の一端は、前記パラシュート又は前記パラグライダーの縁部に連結されていることが好ましい。
上記(2)の構成によれば、パラシュート又はパラグライダーが展開され易くなる。
(3) 上記(1)又は(2)のパラシュート又はパラグライダー展開装置は、前記パラシュート又は前記パラグライダーを収納するケースをさらに備え、前記発射台は前記ケース内に配置されていることが好ましい。
上記(3)の構成によれば、パラシュート又はパラグライダーをケースに収納することで、当該パラシュート又はパラグライダーをその射出方向を規制しつつ射出することができる。このことにより、パラシュート又はパラグライダーのスムーズな射出を実現できる。
(4)上記(3)のパラシュート又はパラグライダー展開装置において、前記発射台又は前記ケースには、前記発射台の推進を止める係止部が設けられていることが好ましい。
上記(4)の構成によれば、係止部が発射台の推進に対するストッパー機能を果たすので、当該発射台までもが射出されることを防ぐことができる。
(5) 上記(1)乃至(3)のパラシュート又はパラグライダー展開装置においては、前記駆動装置は、前記発射台に固定され且つ作動用ガスにより前記推進方向に推進するピストンを備え、前記作動用ガスにより前記ピストンを推進させるパイロアクチュエータであってもよい。
上記(5)の構成によれば、駆動装置のピストンが発射台に固定されているため、発射台の射出防止を実現することができる。
(6) 上記(1)乃至(5)のパラシュート又はパラグライダー展開装置においては、前記発射筒は、前記パラシュート又は前記パラグライダーの射出方向と同一方向又は異なる方向に開口された発射口を有していることが好ましい。
上記(6)の構成によれば、パラシュート又はパラグライダーの射出後にその縁部が広げられ易くなるため、当該パラシュート又はパラグライダーが迅速に展開され易くなる。
(7) 上記(1)乃至(6)のパラシュート又はパラグライダー展開装置においては、前記発射体は球状に形成されていてもよい。
上記(7)の構成によれば、発射体が射出後に空気抵抗を受け難いため、当該発射体の射出速度が減少し難くなる。これによって、パラシュート又はパラグライダーをより迅速に展開することができる。
(8) 本発明に係る無人航空機は、機体と、前記機体に結合される上記(1)乃至(7)のパラシュート又はパラグライダー展開装置と、前記機体に結合され、前記機体を推進させる1個又は複数個の推進機構と、を備えるものである。
上記(8)の構成によれば、上記(1)乃至(7)のパラシュート又はパラグライダー展開装置を備えているので、上述と同様に、パラシュート又はパラグライダーは、射出された発射体に引っ張られて、展開し易くなっている。上記のように、発射体を発射させるためのアクチュエータが当該発射体に対応して設けられていた構成、つまり発射体分のアクチュエータが設けられていた従来の構成とは異なり、簡単な構成で発射体を射出してパラシュート又はパラグライダーを展開させることができる。また、複数の発射体を一つの発射台により同時に射出することができるので、各発射体のストロークおよびスピードを一定にすることができる。それにより、パラシュート又はパラグライダーを引っ張る力がほぼ均一となり、当該パラシュート又はパラグライダーの展開を迅速かつスムーズに行うことができる。さらに、駆動装置による大きな駆動力によって発射体を高速に射出することができるので、パラシュート又はパラグライダーの展開時間を短くすることができる。
本発明によれば、構造が簡単で且つパラシュート又はパラグライダーの展開時間を短縮することができるパラシュート又はパラグライダー展開装置およびこれを備える無人航空機を提供することが可能となる。
本発明の一実施形態に係るパラシュート又はパラグライダー展開装置を示す正面図である。 図1のパラシュート又はパラグライダー展開装置を示す平面図である。 図1のパラシュート又はパラグライダー展開装置が適用される無人航空機を示す図である。 パラシュート又はパラグライダー展開装置の発射台の射出を防ぐ構成の変形例を示す図である。 パラシュート又はパラグライダー展開装置の発射台の射出を防ぐ構成の変形他例を示す図である。 パラシュート又はパラグライダー展開装置の発射台の射出を防ぐ構成の変形他例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態に係るパラシュート又はパラグライダー展開装置について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下では、パラシュートを展開する例について説明するが、本発明はパラグライダー(パラフォイル)のような揚力発生部材を展開する場合にも同様に適用することができる。
図1に示すように、本実施形態に係るパラシュート又はパラグライダー展開装置100は、パラシュート10と、複数(一例として、本実施形態では2つ)の発射体12と、当該発射体12の推進方向を規制すると共に当該発射体12に対応して設けられた発射筒13と、パラシュート10を支持するパラシュート支持部16を有している発射台15と、パラシュート10の射出方向に向けて推進するための駆動力を発射台15に与える駆動装置(アクチュエータ)19と、を備えている。なお、駆動装置19は、発射台15が図1の上方向(射出方向)に推進するための駆動力を当該発射台15に与えることが可能なものであればその構成は特に限定されるものではなく、例えばパイロアクチュエータ等がその一例として挙げられる。
上記の発射筒13の発射口13aは、パラシュート10の射出方向とは異なる方向に開口されている。また、発射筒13は板状のベース部20に固定されており、発射台15は図1の上方向に推進可能に当該ベース部20に支持されている。
発射台15は、パラシュート支持部16に垂直に設けられ当該パラシュート支持部16を支える垂直支持部17をさらに有している。パラシュート支持部16は平面視で例えば円形状に形成されている(図2参照)。垂直支持部17はベース部20に支持されている。なお、本実施形態では、パラシュート支持部16と垂直支持部17とを一体的に形成したが、各別に形成してもよい。
パラシュート10と発射体12とは連結紐11により連結されている。本実施形態では、連結紐11の一端はパラシュート10の縁部に固定されている。また、発射体12は例えば略球状に形成されている。
ここで、発射筒13には、図2に示すように、発射体12の推進方向に沿ってスリット部14が形成されている。連結紐11の途中部分は、一部が後述のパラシュートケース21の上端の上方を介し、他の部分がスリット部14内において上下に移動可能となるように、スリット部14に挿通されている。
パラシュート10は、例えば円筒状のパラシュートケース21に収納されている。このパラシュートケース21内の下方には発射台15が配置されている。また、パラシュートケース21の内壁には、複数の凸部22が設けられている。
上記のような構成において、駆動装置19が作動すると、その駆動力によって、パラシュート支持部16が射出方向に沿って推進する。すると、パラシュート支持部16により上記駆動力がパラシュート10に伝達される。これにより、パラシュート10は射出方向に沿って射出される。このとき、パラシュート10の射出に伴って、発射体12は連結紐11を介してパラシュート10に引っ張られて発射筒13から射出される。パラシュート支持部16は、所定距離を推進した後、凸部22に接触することで係止される。発射体12が発射口13aから射出されると、当該発射体12とパラシュート10とが連結紐11により連結されているため、パラシュート10は展開される。
図3には、パラシュート又はパラグライダー展開装置100が適用される無人航空機30が図示されている。この無人航空機30は、機体31と、当該機体31に結合されるパラシュート又はパラグライダー展開装置100と、機体31に結合され、当該機体31を推進させる1つ以上の推進機構(例えばプロペラ等)32と、機体31の下部に設けられた複数の脚部33とを備えている。
以上のように、本実施形態によれば、発射体を発射させるためのアクチュエータが当該発射体に対応して設けられていた構成、つまり発射体分のアクチュエータが設けられていた従来の構成とは異なり、簡単な構成で複数の発射体12を一括で射出してパラシュート10を展開させることができる。また、発射体12の射出をパラシュート10の射出に追従させることができるため、パラシュート10の展開速度が向上する。また、複数の発射体12を一つの発射台15により、連結紐11を介してパラシュート10に引っ張られるようにして同時に射出することができるので、各発射体12のストロークおよびスピードを一定にすることができる。それにより、パラシュート10を引っ張る力がほぼ均一となり、当該パラシュート10の展開を迅速かつスムーズに行うことができる。さらに、駆動装置19による大きな駆動力によって発射体12を高速に射出することができるので、パラシュート10の展開時間を短くすることができる。
また、本実施形態では、パラシュート10をパラシュートケース21に収納することで、当該パラシュート10をその射出方向を規制しつつ射出することができる。このことにより、パラシュート10のスムーズな射出を実現できる。
また、本実施形態では、連結紐11の一端はパラシュート10の縁部に固定されているので、当該パラシュート10の中央部等に固定されている場合に比べ、パラシュート10が展開され易くなる。
また、本実施形態では、凸部22が発射台15の推進に対するストッパー機能を果たすので、当該発射台15が射出されることを防ぐことができる。
また、本実施形態では、発射筒13の発射口13aがパラシュート10の射出方向とは異なる方向に開口されているので、パラシュート10の射出後にその縁部が広げられ易くなる。これにより、パラシュート10が迅速に展開され易くなる。
さらに、本実施形態では、発射体12が略球状に形成されているため、当該発射体12が射出後に空気抵抗を受け難く、発射体12の射出速度が減少し難くなる。これによって、パラシュート10をより迅速に展開することができる。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
上記実施形態では、凸部22により発射台15の推進をストップさせて当該発射台15の射出を防止することとしたが、これに限定されるものではなく、次のように構成してもよい。図4はパラシュート又はパラグライダー展開装置の発射台の射出を防ぐ構成の変形例を示す図である。図4では一部の構成要素の図示を省略している。なお、上記実施形態と下2桁が同じ符号の部位は、特に示す場合を除き、上記実施形態で説明したものと同様であるので説明を省略する。後記の図5および図6の説明においても同様とする。
図4に示すように、変形例に係るパラシュート又はパラグライダー展開装置200は、射出方向の末端から先端に向けてパラシュート支持部116の幅よりも小さくなるように徐々に縮径されたパラシュートケース130を備えている。パラシュート支持部116は、パラシュートケース130内の下方に配置されており、推進時に当該パラシュート支持部116の縁部がパラシュートケース130の内壁部分TPに当接するようになっている。このような構成によって、発射台115の射出防止を簡単な構成で実現することができる。
また、パラシュート又はパラグライダー展開装置の発射台の射出を防ぐ構成として、次のようなものも適用することができる。
図5に示すように、パラシュート支持部216の裏面に固定されたピストン145を有している駆動装置140を適用してもよい。詳細には、駆動装置140は、パイロアクチュエータとして構成され、点火器141と、当該点火器141の作動により生じる作動用ガスによって推進方向に推進するピストン145と、ピストン145に接続され、テレスコピック式に連結された筒部材142、143で構成されると共にピストン145の推進に伴って伸長する伸長部材144とを備えている。図5は伸長部材144が伸長した状態を示している。なお、図5では一部の構成要素の図示を省略している。
ピストン145は、筒部材143に内挿され、長さ方向にスライド可能となっている。同様に、筒部材143は、筒部材142に内挿され、長さ方向にスライド可能となっている。このような構成において、無人航空機の落下時に点火器141の作動により生じた作動用ガスによって、ピストン145が筒部材143から突出する方向に推進し、筒部材143が筒部材142から突出する方向に推進することで、伸長部材144全体として伸長する。これによって、パラシュート支持部216を推進させることができる。本構成では、上述した通り、ピストン145がパラシュート支持部216の裏面に固定されているため、発射台215の射出を防ぐことが可能となっている。
さらに、図6に示すような、発射台315の射出を防ぐ構成を採用してもよい。図6に示すように、垂直支持部317の下端には、円形状のパラシュート支持部316の径方向の外方に向けて突出した足部318(図6の面視では左側の足部318および右側の足部318)が設けられている。また、発射筒313には、上述のスリット部14と同じスリット部(発射口313aに至るまで切り欠かれたスリット部:図示略)が設けられているが、このスリット部とは別に、パラシュート支持部316の射出方向に沿ってスリット部313bが形成されている。このスリット部313bは、発射筒313の上部分を除いてその肉厚部分が切り欠かれて形成されたものである。上記両側の足部318は、発射体312に接触しない状態で、スリット部313bに挿通されている。
また、パラシュートケース321には、パラシュート支持部316の射出方向に沿ってスリット部323が形成されている。このスリット部323は、パラシュートケース321の上端部分を除いてその肉厚部分が切り欠かれて形成されたものである。上記両側の足部318は、さらにスリット部323に挿通されている。
上記のような構成において、駆動装置319が作動すると、その駆動力によって、パラシュート支持部316および足部318が推進する。すると、パラシュート支持部316により上記駆動力がパラシュート310に伝達される。これにより、パラシュート310は外方に向けて射出され、これに伴い発射体312も発射口313aから射出される、という作用は上述の通りである。ここで、本変形例では、足部318は、所定距離を推進した後、スリット部313bの端部に接触することで係止される。このような構成によって、発射台315の射出防止を簡単な構成で実現することができる。なお、スリット部313bを設けることなく、上述のスリット部14と同じスリット部(図示略)に足部318を挿通した状態で、パラシュート支持部316を推進させた後、当該足部318を上記スリット部323の端部に係止させることで、発射台315の射出を防ぐようにしてもよい。
また、上記実施形態では、複数(例えば2つ)の発射体12および当該発射体12に対応して発射筒13を設けることとしたが、これに限定されるものではなく、1つの発射体12および当該発射体12を発射する1つの発射筒13を設けるようにしてもよい。また、3つ以上の発射体12および3つ以上の発射筒13を設けてもよい。
さらに、上記実施形態では、発射台15の推進を止める凸部22をパラシュートケース21に設けるようにしたが、これに限定されるものではなく、パラシュートケース21にスリット部を設け、当該スリット部の端部に係止される被係止部を発射台15に設けるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、発射筒13の発射口13aをパラシュート10の射出方向とは異なる方向に開口することとしたが、これに限らず、発射口13aをパラシュート10の射出方向と同一方向に開口してもよい。
10、110、310 パラシュート
11、311 連結紐
12、312 発射体
13、313 発射筒
13a、313a 発射口
14 スリット部
15、115、215、315 発射台
16、116、216、316 パラシュート支持部(支持部)
17、117、217、317 垂直支持部
19、119、140、319 駆動装置
20、120、320 ベース部
21、130、321 パラシュートケース(ケース)
22 凸部(係止部)
30 無人航空機
31 機体
32 推進機構
33 脚部
100、200、300 パラシュート又はパラグライダー展開装置
141 点火器
142、143 筒部材
144 伸長部材
145 ピストン
313b スリット部
318 足部(係止部)
323 スリット部
TP パラシュートケース(ケース)の内壁部分

Claims (8)

  1. パラシュート又はパラグライダーと、
    前記パラシュート又は前記パラグライダーに連結紐により連結された1個又は複数個の発射体と、
    前記発射体の推進方向を規制し、前記推進方向に沿ってスリット部が形成されると共に前記発射体に対応して設けられた発射筒と、
    前記パラシュート又は前記パラグライダーを支持する支持部を有している発射台と、
    前記パラシュート又は前記パラグライダーを射出方向に射出するための駆動力を前記発射台に与える駆動装置と、を備え、
    前記連結紐は前記スリット部に挿通されており、前記パラシュート又は前記パラグライダーの射出時に前記発射体は前記連結紐に引っ張られ射出されるように構成されていることを特徴とするパラシュート又はパラグライダー展開装置。
  2. 前記連結紐の一端は、前記パラシュート又は前記パラグライダーの縁部に連結されていることを特徴とする請求項1に記載のパラシュート又はパラグライダー展開装置。
  3. 前記パラシュート又は前記パラグライダーを収納するケースをさらに備え、
    前記発射台は前記ケース内に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のパラシュート又はパラグライダー展開装置。
  4. 前記発射台又は前記ケースには、前記発射台の推進を止める係止部が設けられていることを特徴とする請求項3に記載のパラシュート又はパラグライダー展開装置。
  5. 前記駆動装置は、前記発射台に固定され且つ作動用ガスにより前記推進方向に推進するピストンを備え、前記作動用ガスにより前記ピストンを推進させるパイロアクチュエータであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のパラシュート又はパラグライダー展開装置。
  6. 前記発射筒は、前記パラシュート又は前記パラグライダーの射出方向と同一方向又は異なる方向に開口された発射口を有していることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のパラシュート又はパラグライダー展開装置。
  7. 前記発射体は球状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載のパラシュート又はパラグライダー展開装置。
  8. 機体と、
    前記機体に結合される請求項1乃至7の何れか1項に記載のパラシュート又はパラグライダー展開装置と、
    前記機体に結合され、前記機体を推進させる1個又は複数個の推進機構と、を備えることを特徴とする無人航空機。
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