JP2019014162A - インクジェット記録装置及び該インクジェット記録装置の制御方法 - Google Patents

インクジェット記録装置及び該インクジェット記録装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】インクの供給ポンプの上流側と下流側の供給流路を接続する分岐流路にインクを充填することができるインクジェット記録装置を提供する。【解決手段】インクジェット記録装置は、インクの吐出口を有する記録ヘッド8と、記録ヘッドへ供給されるインクを収容するタンクと、タンクから記録ヘッドへインクを供給する供給流路C2と、供給流路に配置され、タンクから記録ヘッドへインクを送液する供給ポンプP1と、供給ポンプの上流側と下流側の供給流路を接続する第一分岐流路C3と、供給ポンプの下流側とタンクとを接続する第二分岐流路C5と、第二分岐流路に配置され、第二分岐流路の開閉が可能な開閉弁V5と、供給ポンプ及び開閉弁の動作を制御する制御部と、を備える。制御部は、供給ポンプの駆動と開閉弁の開閉動作を繰り返すことで第一分岐流路にインクを充填する。【選択図】図12

Description

本発明は、インクを吐出して画像を記録する記録ヘッドを備えるインクジェット記録装置及び該インクジェット記録装置の制御方法に関する。
従来、インクジェット記録装置には、インクタンクと記録ヘッドとの間でインクを循環させるインク循環系を採用するものがある。かかるインクジェット記録装置はインクを循環させるために、インクタンクから記録ヘッドへインクを供給する供給路と、記録ヘッドからインクタンクへインクを還流させる還流路とを有する。特許文献1には、インク循環系を採用した記録装置においてインクを充填するために、インクの供給路に配置された供給ポンプと、インクの還流路に配置された還流ポンプとを駆動して、インクを充填することが開示されている。
特開2010−155449号公報
しかしながら、供給ポンプの上流側と下流側の供給流路を接続する分岐流路が設けられている場合、当該分岐流路にインクを十分に充填することができなかった。そのため、分岐流路内に残ってしまった気泡が記録ヘッドに流れ込んでしまい、インクの吐出不良が生じてしまうなどのおそれがあった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、インク循環系を採用したインクジェット記録装置において、インクの供給ポンプの上流側と下流側の供給流路を接続する分岐流路にインクを充填することにある。
上記課題を解決するために、本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置は、インクの吐出口を有する記録ヘッドと、前記記録ヘッドへ供給される前記インクを収容するタンクと、前記タンクから前記記録ヘッドへ前記インクを供給する供給流路と、前記供給流路に配置され、前記タンクから前記記録ヘッドへ前記インクを送液する供給ポンプと、前記供給ポンプの上流側と下流側の前記供給流路を接続する第一分岐流路と、前記供給ポンプの下流側と前記タンクとを接続する第二分岐流路と、前記第二分岐流路に配置され、前記第二分岐流路の開閉が可能な開閉弁と、前記供給ポンプ及び前記開閉弁の動作を制御する制御部と、を備える。前記制御部は、前記供給ポンプの駆動と前記開閉弁の開閉動作を繰り返すことで前記第一分岐流路に前記インクを充填する。
本発明によれば、インク循環系を採用したインクジェット記録装置において、インクの供給ポンプの上流側と下流側の供給流路を接続する分岐流路にインクを充填することができる。
記録装置が待機状態にあるときの図である。 記録装置の制御構成図である。 記録装置が記録状態にあるときの図である。 (a)〜(c)は、第1カセットから給送された記録媒体の搬送経路図である。 (a)〜(c)は、第2カセットから給送された記録媒体の搬送経路図である。 (a)〜(d)は、記録媒体の裏面に記録動作を行う場合の搬送経路図である。 記録装置がメンテナンス状態にあるときの図である。 (a)および(b)は、メンテナンスユニットの構成を示す斜視図である。 インク循環系の流路構成を示す図である。 インク循環系全体のインク充填処理のフローチャートである。 メインタンクからサブタンクへインクを補給する際のインク循環系の状態を示す図である。 上流流路にインクを充填する際のインク循環系の状態を示す図である。 リリーフ流路のインク充填処理のフローチャートである。 リリーフ流路にインクを充填する際の上流流路の状態を示す図である。 ヘッドユニットにインクを充填する際のインク循環系の状態を示す図である。 第一のヘッドユニット充填方法によるヘッドユニットのインク充填処理のフローチャートである。 第二のヘッドユニット充填方法によるヘッドユニットのインク充填処理のフローチャートである。 回収流路にインクを充填する際のインク循環系の状態を示す図である。 回収流路のインク充填処理のフローチャートである。 回収流路にインクを充填する際のインク循環系の状態を示す図である。 回収流路のインク充填処理のフローチャートである。
図1は、本実施形態で使用するインクジェット記録装置1(以下、記録装置1)の内部構成図である。図において、x方向は水平方向、y方向(紙面垂直方向)は後述する記録ヘッド8において吐出口が配列される方向、z方向は鉛直方向をそれぞれ示す。
記録装置1は、プリント部2とスキャナ部3を備える複合機であり、記録動作と読取動作に関する様々な処理を、プリント部2とスキャナ部3で個別にあるいは連動して実行することができる。スキャナ部3は、ADF(オートドキュメントフィーダ)とFBS(フラットベッドスキャナ)を備えており、ADFで自動給紙される原稿の読み取りと、ユーザによってFBSの原稿台に置かれた原稿の読み取り(スキャン)を行うことができる。なお、本実施形態はプリント部2とスキャナ部3を併せ持った複合機であるが、スキャナ部3を備えない形態であってもよい。図1は、記録装置1が記録動作も読取動作も行っていない待機状態にあるときを示す。
プリント部2において、筐体4の鉛直方向下方の底部には、記録媒体(カットシート)Sを収容するための第1カセット5Aと第2カセット5Bが着脱可能に設置されている。第1カセット5AにはA4サイズまでの比較的小さな記録媒体が、第2カセット5BにはA3サイズまでの比較的大きな記録媒体が、平積みに収容されている。第1カセット5A近傍には、収容されている記録媒体を1枚ずつ分離して給送するための第1給送ユニット6Aが設けられている。同様に、第2カセット5B近傍には、第2給送ユニット6Bが設けられている。記録動作が行われる際にはいずれか一方のカセットから選択的に記録媒体Sが給送される。
搬送ローラ7、排出ローラ12、ピンチローラ7a、拍車7b、ガイド18、インナーガイド19およびフラッパ11は、記録媒体Sを所定の方向に導くための搬送機構である。搬送ローラ7は、記録ヘッド8の上流側および下流側に配され、不図示の搬送モータによって駆動される駆動ローラである。ピンチローラ7aは、搬送ローラ7と共に記録媒体Sをニップして回転する従動ローラである。排出ローラ12は、搬送ローラ7の下流側に配され、不図示の搬送モータによって駆動される駆動ローラである。拍車7bは、記録ヘッド8の下流側に配される搬送ローラ7及び排出ローラ12と共に記録媒体Sを挟持して搬送する。
ガイド18は、記録媒体Sの搬送経路に設けられ、記録媒体Sを所定の方向に案内する。インナーガイド19は、y方向に延在する部材で湾曲した側面を有し、当該側面に沿って記録媒体Sを案内する。フラッパ11は、両面記録動作の際に、記録媒体Sが搬送される方向を切り替えるための部材である。排出トレイ13は、記録動作が完了し排出ローラ12によって排出された記録媒体Sを積載保持するためのトレイである。
本実施形態の記録ヘッド8は、フルラインタイプのカラーインクジェット記録ヘッドであり、記録データに従ってインクを吐出する吐出口が、図1におけるy方向に沿って記録媒体Sの幅に相当する分だけ複数配列されている。記録ヘッド8が待機位置にあるとき、記録ヘッド8の吐出口面8aは、図1のように鉛直下方を向きキャップユニット10によってキャップされている。記録動作を行う際は、後述するプリントコントローラ202によって、吐出口面8aがプラテン9と対向するように記録ヘッド8の向きが変更される。プラテン9は、y方向に延在する平板によって構成され、記録ヘッド8によって記録動作が行われる記録媒体Sを背面から支持する。記録ヘッド8の待機位置から記録位置への移動については、後に詳しく説明する。
インクタンクユニット14は、記録ヘッド8へ供給される4色のインクをそれぞれ貯留する。インク供給ユニット15は、インクタンクユニット14と記録ヘッド8を接続する流路の途中に設けられ、記録ヘッド8内のインクの圧力及び流量を適切な範囲に調整する。本実施形態では循環型のインク供給系を採用しており、インク供給ユニット15は記録ヘッド8へ供給されるインクの圧力と記録ヘッド8から回収されるインクの流量を適切な範囲に調整する。
メンテナンスユニット16は、キャップユニット10とワイピングユニット17を備え、所定のタイミングにこれらを作動させて、記録ヘッド8に対するメンテナンス動作を行う。メンテナンス動作については後に詳しく説明する。
図2は、記録装置1における制御構成を示すブロック図である。制御構成は、主にプリント部2を統括するプリントエンジンユニット200と、スキャナ部3を統括するスキャナエンジンユニット300と、記録装置1全体を統括するコントローラユニット100によって構成されている。プリントコントローラ202は、コントローラユニット100のメインコントローラ101の指示に従ってプリントエンジンユニット200の各種機構を制御する。スキャナエンジンユニット300の各種機構は、コントローラユニット100のメインコントローラ101によって制御される。以下に制御構成の詳細について説明する。
コントローラユニット100において、CPUにより構成されるメインコントローラ101は、ROM107に記憶されているプログラムや各種パラメータに従って、RAM106をワークエリアとしながら記録装置1全体を制御する。例えば、ホストI/F102またはワイヤレスI/F103を介してホスト装置400から印刷ジョブが入力されると、メインコントローラ101の指示に従って、画像処理部108が受信した画像データに対して所定の画像処理を施す。そして、メインコントローラ101はプリントエンジンI/F105を介して、画像処理を施した画像データをプリントエンジンユニット200へ送信する。
なお、記録装置1は無線通信や有線通信を介してホスト装置400から画像データを取得しても良いし、記録装置1に接続された外部記憶装置(USBメモリ等)から画像データを取得しても良い。無線通信や有線通信に利用される通信方式は限定されない。例えば、無線通信に利用される通信方式として、Wi−Fi(Wireless Fidelity)(登録商標)やBluetooth(登録商標)が適用可能である。また、有線通信に利用される通信方式としては、USB(Universal Serial Bus)等が適用可能である。また、例えばホスト装置400から読取コマンドが入力されると、メインコントローラ101は、スキャナエンジンI/F109を介してこのコマンドをスキャナ部3に送信する。
操作パネル104は、ユーザが記録装置1に対して入出力を行うための機構である。ユーザは、操作パネル104を介してコピーやスキャン等の動作を指示したり、印刷モードを設定したり、記録装置1の情報を認識したりすることができる。
プリントエンジンユニット200において、CPUにより構成されるプリントコントローラ202は、ROM203に記憶されているプログラムや各種パラメータに従って、RAM204をワークエリアとしながら、プリント部2が備える各種機構を制御する。コントローラI/F201を介して各種コマンドや画像データが受信されると、プリントコントローラ202は、これを一旦RAM204に保存する。記録ヘッド8が記録動作に利用できるように、プリントコントローラ202は画像処理コントローラ205に、保存した画像データを記録データへ変換させる。記録データが生成されると、プリントコントローラ202は、ヘッドI/F206を介して記録ヘッド8に記録データに基づく記録動作を実行させる。この際、プリントコントローラ202は、搬送制御部207を介して図1に示す給送ユニット6A、6B、搬送ローラ7、排出ローラ12、フラッパ11を駆動して、記録媒体Sを搬送する。プリントコントローラ202の指示に従って、記録媒体Sの搬送動作に連動して記録ヘッド8による記録動作が実行され、印刷処理が行われる。
ヘッドキャリッジ制御部208は、記録装置1のメンテナンス状態や記録状態といった動作状態に応じて記録ヘッド8の向きや位置を変更する。インク供給制御部209は、記録ヘッド8へ供給されるインクの圧力が適切な範囲に収まるように、インク供給ユニット15を制御する。メンテナンス制御部210は、記録ヘッド8に対するメンテナンス動作を行う際に、メンテナンスユニット16におけるキャップユニット10やワイピングユニット17の動作を制御する。
スキャナエンジンユニット300においては、メインコントローラ101が、ROM107に記憶されているプログラムや各種パラメータに従って、RAM106をワークエリアとしながら、スキャナコントローラ302のハードウェアリソースを制御する。これにより、スキャナ部3が備える各種機構は制御される。例えばコントローラI/F301を介してメインコントローラ101がスキャナコントローラ302内のハードウェアリソースを制御することにより、ユーザによってADFに搭載された原稿を、搬送制御部304を介して搬送し、センサ305によって読み取る。そして、スキャナコントローラ302は読み取った画像データをRAM303に保存する。なお、プリントコントローラ202は、上述のように取得された画像データを記録データに変換することで、記録ヘッド8に、スキャナコントローラ302で読み取った画像データに基づく記録動作を実行させることが可能である。
図3は、記録装置1が記録状態にあるときを示す。図1に示した待機状態と比較すると、キャップユニット10が記録ヘッド8の吐出口面8aから離間し、吐出口面8aがプラテン9と対向している。本実施形態において、プラテン9の平面は水平方向に対して約45度傾いており、記録位置における記録ヘッド8の吐出口面8aも、プラテン9との距離が一定に維持されるように水平方向に対して約45度傾いている。
記録ヘッド8を図1に示す待機位置から図3に示す記録位置に移動する際、プリントコントローラ202は、メンテナンス制御部210を用いて、キャップユニット10を図3に示す退避位置まで降下させる。これにより、記録ヘッド8の吐出口面8aは、キャップ部材10aと離間する。その後、プリントコントローラ202は、ヘッドキャリッジ制御部208を用いて記録ヘッド8の鉛直方向の高さを調整しながら45度回転させ、吐出口面8aをプラテン9と対向させる。記録動作が完了し、記録ヘッド8が記録位置から待機位置に移動する際は、プリントコントローラ202によって上記と逆の工程が行われる。
次に、プリント部2における記録媒体Sの搬送経路について説明する。記録コマンドが入力されると、プリントコントローラ202は、まず、メンテナンス制御部210およびヘッドキャリッジ制御部208を用いて、記録ヘッド8を図3に示す記録位置に移動する。その後、プリントコントローラ202は搬送制御部207を用い、記録コマンドに従って第1給送ユニット6Aおよび第2給送ユニット6Bのいずれかを駆動し、記録媒体Sを給送する。
図4(a)〜(c)は、第1カセット5Aに収容されているA4サイズの記録媒体Sが給送されるときの搬送経路を示す図である。第1カセット5A内の1番上に積載された記録媒体Sは、第1給送ユニット6Aによって2枚目以降の記録媒体から分離され、搬送ローラ7とピンチローラ7aにニップされながら、プラテン9と記録ヘッド8の間の記録領域Pに向けて搬送される。図4(a)は、記録媒体Sの先端が記録領域Pに到達する直前の搬送状態を示す。記録媒体Sの進行方向は、第1給送ユニット6Aに給送されて記録領域Pに到達する間に、水平方向(x方向)から、水平方向に対して約45度傾いた方向に変更される。
記録領域Pでは、記録ヘッド8に設けられた複数の吐出口から記録媒体Sに向けてインクが吐出される。インクが付与される領域の記録媒体Sは、プラテン9によってその背面が支持されており、吐出口面8aと記録媒体Sの距離が一定に保たれている。インクが付与された後の記録媒体Sは、搬送ローラ7と拍車7bに案内されながら、先端が右に傾いているフラッパ11の左側を通り、ガイド18に沿って記録装置1の鉛直方向上方へ搬送される。図4(b)は、記録媒体Sの先端が記録領域Pを通過して鉛直方向上方に搬送される状態を示す。記録媒体Sの進行方向は、水平方向に対し約45度傾いた記録領域Pの位置から、搬送ローラ7と拍車7bによって鉛直方向上方に変更されている。
記録媒体Sは、鉛直方向上方に搬送された後、排出ローラ12と拍車7bによって排出トレイ13に排出される。図4(c)は、記録媒体Sの先端が排出ローラ12を通過して排出トレイ13に排出される状態を示す。排出された記録媒体Sは、記録ヘッド8によって画像が記録された面を下にした状態で、排出トレイ13上に保持される。
図5(a)〜(c)は、第2カセット5Bに収容されているA3サイズの記録媒体Sが給送されるときの搬送経路を示す図である。第2カセット5B内の1番上に積載された記録媒体Sは、第2給送ユニット6Bによって2枚目以降の記録媒体から分離され、搬送ローラ7とピンチローラ7aにニップされながら、プラテン9と記録ヘッド8の間の記録領域Pに向けて搬送される。
図5(a)は、記録媒体Sの先端が記録領域Pに到達する直前の搬送状態を示す。第2給送ユニット6Bに給送されて記録領域Pに到達するまでの搬送経路には、複数の搬送ローラ7とピンチローラ7aおよびインナーガイド19が配されることで、記録媒体SはS字上に湾曲されてプラテン9まで搬送される。
その後の搬送経路は、図4(b)および(c)で示したA4サイズの記録媒体Sの場合と同様である。図5(b)は、記録媒体Sの先端が記録領域Pを通過して鉛直方向上方に搬送される状態を示す。図5(c)は、記録媒体Sの先端が排出ローラ12を通過して排出トレイ13に排出される状態を示す。
図6(a)〜(d)は、A4サイズの記録媒体Sの裏面(第2面)に対して記録動作(両面記録)を行う場合の搬送経路を示す。両面記録を行う場合、第1面(表面)を記録した後に第2面(裏面)に記録動作を行う。第1面を記録する際の搬送工程は図4(a)〜(c)と同様であるので、ここでは説明を省略する。以後、図4(c)以後の搬送工程について説明する。
記録ヘッド8による第1面への記録動作が完了し、記録媒体Sの後端がフラッパ11を通過すると、プリントコントローラ202は、搬送ローラ7を逆回転させて記録媒体Sを記録装置1の内部へ搬送する。この際、フラッパ11は、不図示のアクチュエータによってその先端が左側に傾くように制御されるため、記録媒体Sの先端(第1面の記録動作における後端)はフラッパ11の右側を通過して鉛直方向下方へ搬送される。図6(a)は、記録媒体Sの先端(第1面の記録動作における後端)が、フラッパ11の右側を通過する状態を示す。
その後記録媒体Sは、インナーガイド19の湾曲した外周面に沿って搬送され、再び記録ヘッド8とプラテン9の間の記録領域Pに搬送される。この際、記録ヘッド8の吐出口面8aに、記録媒体Sの第2面が対向する。図6(b)は、第2面の記録動作のために、記録媒体Sの先端が記録領域Pに到達する直前の搬送状態を示す。
その後の搬送経路は、図4(b)および(c)で示した第1面記録の場合と同様である。図6(c)は、記録媒体Sの先端が記録領域Pを通過して鉛直方向上方に搬送される状態を示す。この際、フラッパ11は、不図示のアクチュエータにより先端が右側に傾いた位置に移動するように制御される。図6(d)は、記録媒体Sの先端が排出ローラ12を通過して排出トレイ13に排出される状態を示す。
次に、記録ヘッド8に対するメンテナンス動作について説明する。図1でも説明したように、本実施形態のメンテナンスユニット16は、キャップユニット10とワイピングユニット17とを備え、所定のタイミングにこれらを作動させてメンテナンス動作を行う。
図7は、記録装置1がメンテナンス状態のときの図である。記録ヘッド8を図1に示す待機位置から図7に示すメンテナンス位置に移動する際、プリントコントローラ202は、記録ヘッド8を鉛直方向において上方に移動させるとともにキャップユニット10を鉛直方向下方に移動させる。そして、プリントコントローラ202は、ワイピングユニット17を退避位置から図7における右方向に移動させる。その後、プリントコントローラ202は、記録ヘッド8を鉛直方向下方に移動させメンテナンス動作が可能なメンテナンス位置に移動させる。
一方、記録ヘッド8を図3に示す記録位置から図7に示すメンテナンス位置に移動する際、プリントコントローラ202は、記録ヘッド8を45度回転させつつ鉛直方向上方に移動させる。そして、プリントコントローラ202は、ワイピングユニット17を退避位置から右方向に移動させる。その後プリントコントローラ202は、記録ヘッド8を鉛直方向下方に移動させて、メンテナンスユニット16によるメンテナンス動作が可能なメンテナンス位置に移動させる。
図8(a)はメンテナンスユニット16が待機ポジションにある状態を示す斜視図であり、図8(b)はメンテナンスユニット16がメンテナンスポジションにある状態を示す斜視図である。図8(a)は図1に対応し、図8(b)は図7に対応している。記録ヘッド8が待機位置にあるとき、メンテナンスユニット16は図8(a)に示す待機ポジションにあり、キャップユニット10は鉛直方向上方に移動しており、ワイピングユニット17はメンテナンスユニット16の内部に収納されている。キャップユニット10はy方向に延在する箱形のキャップ部材10aを有し、これを記録ヘッド8の吐出口面8aに密着させることにより、吐出口からのインクの蒸発を抑制することができる。また、キャップユニット10は、キャップ部材10aに予備吐出等で吐出されたインクを回収し、回収したインクを不図示の吸引ポンプに吸引させる機能も備えている。
一方、図8(b)に示すメンテナンスポジションにおいて、キャップユニット10は鉛直方向下方に移動しており、ワイピングユニット17がメンテナンスユニット16から引き出されている。ワイピングユニット17は、ブレードワイパユニット171とバキュームワイパユニット172の2つのワイパユニットを備えている。
ブレードワイパユニット171には、吐出口面8aをx方向に沿ってワイピングするためのブレードワイパ171aが吐出口の配列領域に相当する長さだけy方向に配されている。ブレードワイパユニット171を用いてワイピング動作を行う際、ワイピングユニット17は、記録ヘッド8がブレードワイパ171aに当接可能な高さに位置決めされた状態で、ブレードワイパユニット171をx方向に移動する。この移動により、吐出口面8aに付着するインクなどはブレードワイパ171aに拭き取られる。
ブレードワイパ171aが収納される際のメンテナンスユニット16の入り口には、ブレードワイパ171aに付着したインクを除去するとともにブレードワイパ171aにウェット液を付与するためのウェットワイパクリーナ16aが配されている。ブレードワイパ171aは、メンテナンスユニット16に収納される度にウェットワイパクリーナ16aによって付着物が除去されウェット液が塗布される。そして、次に吐出口面8aをワイピングしたときにウェット液を吐出口面8aに転写し、吐出口面8aとブレードワイパ171a間の滑り性を向上させている。
一方、バキュームワイパユニット172は、y方向に延在する開口部を有する平板172aと、開口部内をy方向に移動可能なキャリッジ172bと、キャリッジ172bに搭載されたバキュームワイパ172cとを有する。バキュームワイパ172cは、キャリッジ172bの移動に伴って吐出口面8aをy方向にワイピング可能に配されている。バキュームワイパ172cの先端には、不図示の吸引ポンプに接続された吸引口が形成されている。このため、吸引ポンプを作動させながらキャリッジ172bをy方向に移動すると、記録ヘッド8の吐出口面8aに付着したインク等は、バキュームワイパ172cによって拭き寄せられながら吸引口に吸い込まれる。この際、平板172aと開口部の両端に設けられた位置決めピン172dは、バキュームワイパ172cに対する吐出口面8aの位置合わせに利用される。
本実施形態では、ブレードワイパユニット171によるワイピング動作を行いバキュームワイパユニット172によるワイピング動作を行わない第1のワイピング処理と、両方のワイピング処理を順番に行う第2のワイピング処理を実施することができる。第1のワイピング処理を行う際、プリントコントローラ202は、まず、記録ヘッド8を図7のメンテナンス位置よりも鉛直方向上方に退避させた状態で、ワイピングユニット17をメンテナンスユニット16から引き出す。そして、プリントコントローラ202は、記録ヘッド8をブレードワイパ171aに当接可能な位置まで鉛直方向下方に移動させた後、ワイピングユニット17をメンテナンスユニット16内へ移動させる。この移動により、吐出口面8aに付着するインク等はブレードワイパ171aに拭き取られる。すなわち、ブレードワイパ171aは、メンテナンスユニット16から引き出された位置からメンテナンスユニット16内へ移動する際に吐出口面8aをワイピングする。
ブレードワイパユニット171が収納されると、プリントコントローラ202は、次にキャップユニット10を鉛直方向上方に移動させ、キャップ部材10aを記録ヘッド8の吐出口面8aに密着させる。そして、プリントコントローラ202は、その状態で記録ヘッド8を駆動して予備吐出を行わせ、キャップ部材10a内に回収されたインクを吸引ポンプによって吸引する。
一方、第2のワイピング処理を行う際、プリントコントローラ202は、まず、記録ヘッド8を図7のメンテナンス位置よりも鉛直方向上方に退避させた状態で、ワイピングユニット17をメンテナンスユニット16からスライドさせて引き出す。そして、プリントコントローラ202は、記録ヘッド8をブレードワイパ171aに当接可能な位置まで鉛直方向下方に移動させた後、ワイピングユニット17をメンテナンスユニット16内へ移動させる。これにより、ブレードワイパ171aによるワイピング動作が吐出口面8aに対して行われる。次に、プリントコントローラ202は、再び記録ヘッド8を図7のメンテナンス位置よりも鉛直方向上方に退避させた状態で、ワイピングユニット17をメンテナンスユニット16からスライドさせて所定位置まで引き出す。続いて、プリントコントローラ202は、記録ヘッド8を図7に示すワイピング位置に下降させながら、平板172aと位置決めピン172dを用いて吐出口面8aとバキュームワイパユニット172の位置決めを行う。その後、プリントコントローラ202は、上述したバキュームワイパユニット172によるワイピング動作を実行する。プリントコントローラ202は、記録ヘッド8を鉛直方向上方に退避させ、ワイピングユニット17を収納した後、第1のワイピング処理と同様に、キャップユニット10によるキャップ部材内への予備吐出と回収したインクの吸引動作を行う。
図9は、本実施形態のインクジェット記録装置1で採用するインク供給ユニット15を含む図である。図9を用いて本実施形態のインク循環系の流路構成を説明する。インク供給ユニット15は、インクタンクユニット14から記録ヘッド8へインクを供給する構成である。ここでは、1色のインクについての構成を示しているが、実際にはこのような構成が、インク色ごとに用意されている。インク供給ユニット15は、基本的に図2で示したインク供給制御部209によって制御される。以下、ユニットの各構成について説明する。
インクは主にサブタンク151と記録ヘッド8(図9ではヘッドユニット)の間を循環する。ヘッドユニット8では画像データに基づいてインクの吐出動作が行われ、吐出されなかったインクが再びサブタンク151に回収される。
所定量のインクを収容するサブタンク151は、ヘッドユニット8へインクを供給するための供給流路C2とヘッドユニット8からインクを回収するための回収流路C4に接続されている。すなわち、サブタンク151、供給流路C2、ヘッドユニット8、および回収流路C4によってインクが循環する循環経路が構成される。
サブタンク151には複数のピンで構成される液面検知手段151aが設けられ、インク供給制御部209は、これら複数のピン間の導通電流の有無を検知することによって、インク液面の高さ即ちサブタンク151内のインク残量を把握することができる。減圧ポンプP0は、サブタンク151の内部を減圧するための負圧発生源である。大気開放弁V0は、サブタンク151の内部を大気に連通させるか否かを切り替えるための弁である。
メインタンク141は、サブタンク151へ供給されるインクを収容するタンクである。メインタンク141は可撓性部材で構成され、可撓性部材の容積変化によってサブタンク151へインクが充填される。メインタンク141は、記録装置本体に対して着脱可能な構成である。サブタンク151とメインタンク141を接続するタンク接続流路C1の途中には、サブタンク151とメインタンク141の接続を切り替えるためのタンク供給弁V1が配されている。
以上の構成のもと、インク供給制御部209は、液面検知手段151aによってサブタンク151内のインクが所定量より少なくなったことを検知すると、大気開放弁V0、供給弁V2、回収弁V4、およびヘッド交換弁V5を閉じ、タンク供給弁V1を開く。この状態において、インク供給制御部209は減圧ポンプP0を作動させる。すると、サブタンク151の内部が負圧となりメインタンク141からサブタンク151へインクが供給される。液面検知手段151aによってサブタンク151内のインクが所定量を超えたことを検知すると、インク供給制御部209は、タンク供給弁V1を閉じ減圧ポンプP0を停止する。
供給流路C2は、サブタンク151からヘッドユニット8へインクを供給するための流路であり、その途中には供給ポンプP1と供給弁V2が配されている。記録動作中は、供給弁V2を開いた状態で供給ポンプP1を駆動することにより、ヘッドユニット8へインクを供給しつつ循環経路においてインクを循環することができる。ヘッドユニット8によって単位時間あたりに吐出されるインクの量は画像データに応じて変動する。供給ポンプP1の流量は、ヘッドユニット8が単位時間あたりのインク消費量が最大となる吐出動作を行った場合にも対応できるように決定されている。
リリーフ流路C3は、供給弁V2の上流側であって、供給ポンプP1の上流側と下流側を接続する流路である。供給ポンプP1の上流側と接続される接続部を第1接続部とし、下流側と接続される接続部を第2接続部とする。リリーフ流路C3の途中には差圧弁であるリリーフ弁V3が配される。供給ポンプP1からの単位時間あたりのインク供給量がヘッドユニット8の単位時間あたりの吐出量と回収ポンプP2における単位時間あたりの流量(インクを引く量)の合計値よりも多い場合は、リリーフ弁V3は自身に作用する圧力に応じて開放される。これにより、供給流路C2の一部とリリーフ流路C3とで構成される巡回流路が形成される。上記リリーフ流路C3の構成を設けることにより、ヘッドユニット8に対するインク供給量はヘッドユニット8でのインク消費量に応じて調整され、循環経路内の流圧を画像データによらず安定させることができる。
回収流路C4は、ヘッドユニット8からサブタンク151へインクを回収するための流路であり、その途中には回収ポンプP2と回収弁V4が配されている。回収ポンプP2は、循環経路内にインクを循環させる際、負圧発生源となってヘッドユニット8よりインクを吸引する。回収ポンプP2の駆動により、ヘッドユニット8内のIN流路80bとOUT流路80cの間に適切な圧力差が生じ、IN流路80bとOUT流路80cの間でインクを循環させることができる。ヘッドユニット8内の流路構成については後に詳しく説明する。
回収弁V4は、記録動作を行っていないとき、すなわち循環経路内にインクを循環させていないときの逆流を防止するための弁である。本実施形態の循環経路では、サブタンク151はヘッドユニット8よりも鉛直方向において上方に配置されている(図1参照)。このため、供給ポンプP1や回収ポンプP2を駆動していないとき、サブタンク151とヘッドユニット8の水頭差によって、サブタンク151からヘッドユニット8へインクが逆流してしまうおそれがある。このような逆流を防止するため、本実施形態では回収流路C4に回収弁V4を設けている。
同様に供給弁V2も、記録動作を行っていないとき、すなわち循環経路内にインクを循環させていないときに、サブタンク151からヘッドユニット8へのインクの供給を防止するための弁として機能する。
ヘッド交換流路C5は、供給流路C2とサブタンク151の空気室(インクが収容されていない空間)を接続する流路であり、その途中にはヘッド交換弁V5が配されている。ヘッド交換流路C5の一端は供給流路C2におけるヘッドユニット8の上流に接続され、第3接続部と称する。第3接続部は、供給弁V2より下流側に配される。ヘッド交換流路C5の他端はサブタンク151の上方に接続して内部の空気室と連通し、第4接続部と称する。ヘッド交換流路C5は、ヘッドユニット8を交換する際や記録装置1を輸送する際など、使用中のヘッドユニット8からインクを回収するときに利用される。ヘッド交換弁V5は、記録装置1にインクを充填するときとヘッドユニット8からインクを回収するとき以外は閉じるように、インク供給制御部209によって制御される。また、上述した供給弁V2は、供給流路C2において、ヘッド交換流路C5との第3接続部と、リリーフ流路C3との第2接続部の間に設けられている。なお、第2接続部は第3接続部より下流の供給流路C2に配される形態であってもよい。
次に、ヘッドユニット8内の流路構成について説明する。供給流路C2よりヘッドユニット8に供給されたインクは、フィルタ83を通過した後、第1の負圧制御ユニット81と、第2の負圧制御ユニット82とに供給される。第1の負圧制御ユニット81は、弱い負圧に制御圧力が設定されている。第2の負圧制御ユニット82は、強い負圧に制御圧力が設定されている。これら第1の負圧制御ユニット81と第2の負圧制御ユニット82における圧力は、回収ポンプP2の駆動により適正な範囲で生成される。
インク吐出部80には、複数の吐出口が配列された記録素子基板80aが複数配置され、長尺の吐出口列が形成されている。第1の負圧制御ユニット81より供給されるインクを導くための共通供給流路80b(IN流路)と、第2の負圧制御ユニット82より供給されるインクを導くための共通回収流路80c(OUT流路)も、記録素子基板80aの配列方向に延在している。さらに個々の記録素子基板80aには、共通供給流路80bと接続する個別供給流路と、共通回収流路80cと接続する個別回収流路が形成されている。このため、個々の記録素子基板80aにおいては、相対的に負圧の弱い共通供給流路80bより流入し、相対的に負圧の強い共通回収流路80cへ流出するような、インクの流れが生成される。個別供給流路と個別回収流路との経路中に、各吐出口に連通し、インクを充填する圧力室が設けられており、記録を行っていない吐出口や圧力室においてもインクの流れが生じる。記録素子基板80aで吐出動作が行われると、共通供給流路80bから共通回収流路80cへ移動するインクの一部は吐出口から吐出されることによって消費されるが、吐出されなかったインクは共通回収流路80cを経て回収流路C4へ移動する。
以上の構成のもと、記録動作を行うとき、インク供給制御部209は、タンク供給弁V1とヘッド交換弁V5を閉じ、大気開放弁V0、供給弁V2、および回収弁V4を開き、供給ポンプP1および回収ポンプP2を駆動する。これにより、サブタンク151→供給流路C2→ヘッドユニット8→回収流路C4→サブタンク151の循環経路が確立する。供給ポンプP1からの単位時間あたりのインク供給量がヘッドユニット8の単位時間あたりの吐出量と回収ポンプP2における単位時間あたりの流量の合計値よりも多い場合は、供給流路C2からリリーフ流路C3にインクが流れ込む。これにより、供給流路C2からヘッドユニット8に流入するインクの流量が調整される。
記録動作を行っていないとき、インク供給制御部209は、供給ポンプP1および回収ポンプP2を停止し、大気開放弁V0、供給弁V2、および回収弁V4を閉じる。これにより、ヘッドユニット8内のインクの流れは止まり、サブタンク151とヘッドユニット8の水頭差による逆流も抑制される。また、大気開放弁V0を閉じることで、サブタンク151からのインク漏れやインクの蒸発が抑制される。
ヘッドユニット8からインクを回収するとき、インク供給制御部209は、タンク供給弁V1、供給弁V2、および回収弁V4を閉じ、大気開放弁V0およびヘッド交換弁V5を開き、減圧ポンプP0を駆動する。これにより、サブタンク151内が負圧状態になり、ヘッドユニット8内のインクは、ヘッド交換流路C5を経由してサブタンク151へ回収される。このように、ヘッド交換弁V5は、通常の記録動作や待機時には閉じられており、ヘッドユニット8からインクを回収する際に開放される弁である。但し、ヘッドユニット8への充填においてヘッド交換流路C5にインクを充填する際もヘッド交換弁V5は開放される。
<インク充填>
次いで、図9を参照して説明したインク循環系のインク充填について説明する。インク充填は、例えば、インクタンクユニット14にメインタンク141が取り付けられた後、サブタンク151、記録ヘッド8、及びインクが循環する流路にインクを充填するために行われる。なお、充填動作は記録装置1の着荷時に限らず、記録ヘッド8の交換後や輸送のためにインクをサブタンク151内へ全て回収した後にも行われる。
図10は、インク循環系全体のインク充填処理のフローチャートを示す。インク充填処理は、インク供給制御部209が、インク供給ユニット15に設けられた各種ポンプ及び各種弁の動作を制御することによって実行される。
まず、ステップS1001において、インク供給制御部209は、メインタンク141からサブタンク151へインクを補給する。
図11は、メインタンク141からサブタンク151へインクを補給する際のインク循環系の状態を示す。ここでは、大気開放弁V0、供給弁V2、ヘッド交換弁V5、及び回収弁V4は閉じ(CLOSE)、タンク供給弁V1が開いている(OPEN)。また、供給ポンプP1及び回収ポンプP2は停止している。この状態で減圧ポンプP0が駆動すると、サブタンク151内に負圧が生じ、メインタンク141からタンク接続流路C1を介してサブタンク151へ、インクが補給される。サブタンク151の液面検知手段151aによってサブタンク151内のインクが所定量を超えたことが検知されると、インク供給制御部209は、タンク供給弁V1を閉じ、減圧ポンプP0を停止する。その後、インク供給制御部209は大気開放弁V0を開き、負圧になっているサブタンク151内の圧力を大気開放する。
次いで、ステップS1002において、インク供給制御部209は、サブタンク151からインクを供給し、上流流路にインクを充填する。上流流路とは、サブタンク151とヘッドユニット8との間にある流路の総称であり、供給流路C2、リリーフ流路C3、及びヘッド交換流路C5を含む。
図12は、上流流路にインク充填する際のインク循環系の状態を示す。ここでは、サブタンク151へのインクの補給が完了した状態から、供給弁V2及びヘッド交換弁V5が開いている。なお、リリーフ弁V3は差圧弁であり、自身に作用する圧力に応じて開放される。この状態で供給ポンプP1が駆動すると、サブタンク151からインクが供給され、上流流路にインクが充填される。なお、回収ポンプP2は停止しており、第1の負圧制御ユニット81と第2の負圧制御ユニット82には所定の負圧がかからないため、閉塞されている。これにより、ヘッドユニット8にはインクが供給されない。
<リリーフ流路充填処理>
ここで、上流流路のインク充填処理において、特に、リリーフ流路C3のインク充填について説明する。リリーフ流路C3は、供給ポンプP1の上流側と下流側の供給流路C2を接続する分岐流路(第一分岐流路)である。リリーフ流路C3には、供給ポンプP1によるインクの供給だけでは十分な充填がされず、流路内に気泡が残ってしまうおそれがある。リリーフ流路C3内に気泡が残っていると、ヘッドユニット8にその気泡が流れ込んでしまい、吐出口での吐出不良等の問題が生じてしまう可能性がある。
そこで、本実施形態では、ヘッド交換流路C5およびヘッド交換弁V5を用いて、リリーフ流路C3にインク充填を行う。そうすることで、リリーフ流路C3内に残存する気泡を減少させることできる。ヘッド交換流路C5は、リリーフ流路C3(第一分岐流路)が供給ポンプP1の下流側で供給流路C2と接続する接続部の下流側と、サブタンク151とを接続する分岐流路(第二分岐流路)である。ヘッド交換弁V5は、ヘッド交換流路C5に配置され、ヘッド交換流路C5の開閉が可能な開閉弁として機能する。以下、リリーフ流路C3のインク充填処理について詳細に説明する。
図13は、リリーフ流路C3のインク充填処理のフローチャートを示す。また、図14は、リリーフ流路C3にインクを充填する際の上流流路の状態を示す。
まず、ステップS1301において、インク供給制御部209は、供給弁V2及びヘッド交換弁V5を開く。
ステップS1302において、インク供給制御部209は、供給ポンプP1を駆動する。図14(a)はステップS1302において、供給弁V2及びヘッド交換弁V5が開いた状態で、供給ポンプP1が駆動している状態の上流流路を示す。図示されるように、リリーフ流路C3には気泡が残っている。リリーフ流路C3は、インクの流量を調整するリリーフ弁V3を有しているためヘッド交換流路C5より流抵抗が高く、ヘッド交換弁V5が開いた状態で供給ポンプP1を駆動してもインクは流れにくい。そのため、リリーフ流路C3内の気泡はリリーフ流路C3で停滞している。
次いで、ステップS1303において、インク供給制御部209は、ヘッド交換弁V5を閉じる。図14(b)はステップS1303において、ヘッド交換弁V5が閉じた状態の上流流路の状態を示す。図示されるように、供給ポンプP1が駆動したままヘッド交換弁V5が閉じると、供給流路C2の一部とリリーフ流路C3とで構成される循環流路を、インクと気泡が循環する。
ステップS1304において、インク供給制御部209は、ヘッド交換弁V5が閉じた状態で、所定時間待機する。本実施形態では、インク供給制御部209は、2秒間ヘッド交換弁V5を閉じた状態で待機する。
ステップS1305において、インク供給制御部209は、ヘッド交換弁V5を開く。このとき、供給ポンプP1は駆動している状態である。図14(c)に、ヘッド交換弁V5が開いた状態の上流流路の状態を示す。図示されるように、ヘッド交換弁V5が開くと、供給流路C2を通過していた気泡がヘッド交換流路C5に流れる。このとき、ヘッドユニット8内の負圧制御ユニットは閉塞されているためヘッドユニット8へ向かうインクの流れは発生せず、ヘッド交換流路C5へと流れる。
さらに、図14(c)の状態で供給ポンプP1の駆動が続くことで、図14(d)に示すように、ヘッド交換流路C5を流れる気泡は、サブタンク151に移動して、サブタンク151内で消泡する。本実施形態ではこのようにして、リリーフ流路C3に残った気泡が取り除かれる。
ステップS1306において、インク供給制御部209は、ヘッド交換弁V5の開閉数をカウントする。ここでは、ヘッド交換弁V5を閉じてから開く、ステップS1303からステップS1305までの動作(開閉動作)を1回として、累積回数をカウントする。
ステップS1307において、インク供給制御部209は、ヘッド交換弁V5の開閉動作を所定回数行ったか判定する。本実施形態では、所定回数として10回が予め設定され、記憶装置に記憶されている。ヘッド交換弁V5の開閉動作が所定回数より少ない場合は、ステップS1308に進む。一方、ヘッド交換弁V5の開閉動作が所定回数を満たす場合は、ステップS1309に進む。
ステップS1308において、インク供給制御部209は、ヘッド交換弁V5が開いた状態で、所定時間待機する。本実施形態では、インク供給制御部209は、2秒間、ヘッド交換弁V5を開いた状態で待機する。所定時間待機した後、ステップS1303に戻り、インク供給制御部209は処理を繰り返す。
図14(e)に、所定時間の経過後、再びヘッド交換弁V5を閉じた状態の上流流路を示す。この状態では、再び、残存する気泡が循環流路を循環する。そして、図14(f)に示すように、所定時間の経過後、ヘッド交換弁V5を開く。そうすることで、残存する気泡がヘッド交換流路C5に流れ、サブタンク151にて消泡する。本実施形態によると、ヘッド交換弁V5の開閉動作を、所定の時間間隔で所定の回数繰り返すことで(すなわち、ヘッド交換弁V5を間欠的に開閉することで)、一度の開閉動作では取り除ききれない気泡を徐々に取り除くことができる。本実施形態では、ヘッド交換弁V5について、「2秒開けて2秒閉じる」という開閉動作を10回繰り返すが、本発明はこれに限定されるものではない。
ステップS1309において、インク供給制御部209は、ヘッド交換弁V5を閉じ、供給ポンプP1を停止し、上流流路の充填処理を終了する。
なお、ヘッド交換弁V5の開閉動作は、供給ポンプP1を駆動させた状態で行わなくてもよい。例えば、ヘッド交換弁V5を閉じた状態で供給ポンプP1を駆動させ、一旦供給ポンプP1を停止させてヘッド交換弁V5を開き、また供給ポンプP1を駆動するようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態におけるリリーフ流路充填処理によると、ヘッド交換流路C5を用いて(すなわち、ヘッド交換弁V5の開閉動作を繰り返すことで)、リリーフ流路C3に残っている気泡を取り除くことができる。
図10に戻り、上流流路のインク充填が完了した後、ステップS1003において、インク供給制御部209は、ヘッドユニット8にインクを充填する。以下では、ヘッドユニット8を充填する2通りの方法について説明する。
<第一のヘッドユニット充填方法>
第一のヘッドユニット充填方法では、供給ポンプP1でインクを送液しながら、ヘッドユニット8をキャップし、サブタンク151の減圧ポンプP0を駆動させることで、ヘッドユニット8にインクを充填する。
図15は、第一のヘッドユニット充填方法によって、ヘッドユニット8にインクを充填する際のインク供給ユニット15の状態を示す。ここでは、上流流路のインク充填が完了した状態から、供給ポンプP1が駆動されている。また、キャップユニット10によってヘッドユニット8がキャップされ、キャップユニット10の減圧ポンプP3が駆動されている。なお、サブタンク151の減圧ポンプP0とキャップユニット10の減圧ポンプP3は一つの共通のポンプであってもよい。サブタンク151の減圧ポンプP0をキャップユニット10の減圧ポンプP3としても使用する場合、減圧ポンプP0をサブタンク151及びキャップユニット10のそれぞれと接続し、それぞれの流路上に弁を設ける。そして、それらの弁の開閉をインク供給制御部209が制御することで、減圧ポンプP0をサブタンク151及びキャップユニット10のそれぞれを減圧するポンプとして動作させることができる。
図16は、第一のヘッドユニット充填方法におけるヘッドユニット充填処理のフローチャートを示す。
まず、ステップS1601において、インク供給制御部209は、供給ポンプP1を駆動し、ヘッドユニット8の手前の供給流路C2までインクを供給する。このとき、ヘッドユニット8内の負圧制御ユニットは閉塞している。
ステップS1602において、インク供給制御部209は、キャップユニット10によってヘッドユニット8をキャップする。すなわち、キャップユニット10のキャップ部材10aによって、ヘッドユニット8の吐出口面8aを覆う。
ステップS1603において、インク供給制御部209は、キャップユニット10の減圧ポンプP3を駆動する。すなわち、供給ポンプP1でインクを送液しながら、キャップユニット10内に負圧を発生させる。この負圧によって、ヘッドユニット8内の負圧制御ユニットが開放され、吐出口までインクを引き込むことで、インクを充填する。減圧ポンプP3は、キャップユニット10内を減圧するキャップ内減圧ポンプとして機能する。また、キャップユニット10内を減圧するとは、キャップ内を減圧することを意味する。
ステップS1604において、インク供給制御部209は、供給ポンプP1及び減圧ポンプP3を駆動した状態で、ヘッドユニット8へのインクの充填が完了するまでの所定時間、待機する。インクの充填が完了するまで待機する所定時間は、予め設定されている。
ステップS1605において、インク供給制御部209は、所定時間の経過後、供給ポンプP1及び減圧ポンプP3を停止する。
以上説明したように、第一のヘッドユニット充填方法では、供給ポンプP1でインクを送液しながら、キャップユニット10内に減圧ポンプP3で負圧を発生させることで、短時間でヘッドユニット8にインクを充填することができる。すなわち、供給ポンプP1がインクを送液する力と、キャップユニット10内の負圧によってインクを引き込む力とをヘッドユニット8のインク充填に利用する。かかる構成は、サブタンク151からヘッドユニット8までの流路が長く、流抵抗が大きい場合でも、短時間でのインク充填を可能にする。
<第二のヘッドユニット充填方法>
第二のヘッドユニット充填方法では、ヘッドユニット8をキャップし、減圧ポンプP3を駆動してキャップユニット10内を減圧して負圧を発生させた後、供給ポンプP1を駆動して、ヘッドユニット8にインクを充填する。第二の記録ヘッド充填方法では、負圧を発生させた後に減圧ポンプP3を停止して供給ポンプP1を駆動するので、第一の記録ヘッド充填方法と比較して、キャップユニット10及びヘッドユニット8内の負圧を弱く抑えることができる。したがって、負圧を解放した際にヘッドユニット8の下流側で生じ得る混色を軽減することができる。
第二のヘッドユニット充填方法によってインクを充填する際のインク供給ユニット15の状態は、図15に示した状態と同様である。しかしながら、本方法では、初めにヘッドユニット8をキャップし、減圧ポンプP3を駆動してキャップ内を負圧にした後に、供給ポンプP1を駆動する。
図17は、第二のヘッドユニット充填方法によるヘッドユニット充填処理のフローチャートを示す。
まず、ステップS1701において、インク供給制御部209は、キャップユニット10によってヘッドユニット8をキャップする。
ステップS1702において、インク供給制御部209は、キャップユニット10の減圧ポンプP3を駆動し、キャップユニット10内を減圧して負圧にする。
ステップS1703において、インク供給制御部209は、キャップユニット10内が所定の圧力まで減圧されたら、減圧ポンプP3を停止する。インク供給制御部209は、キャップユニット10内が所定の圧力まで減圧されるまで、予め設定された所定時間、待機するようにしてもよい。また、キャップユニット10内の圧力を測定する圧力センサを設け、所定の圧力になったらインク供給制御部209が減圧ポンプP3を停止するようにしてもよい。また、所定の圧力とは、キャップユニット10内の負圧により、ヘッドユニット8内でインクが共通供給流路80bから共通回収流路80cへ流れるように、第1の負圧制御ユニット81及び第2の負圧制御ユニット82が制御される圧力である。第1の負圧制御ユニット81及び第2の負圧制御ユニット82はそれぞれ、圧力調整弁を備えており、キャップユニット10から吐出口に負圧がかかることで圧力調整弁が開く。圧力調整弁が開くと、サブタンク151から吐出口までの流路が連通されて、減圧ポンプP3の駆動によって供給流路C2からヘッドユニット8に向かってインクが流れ始める。
ステップS1704において、インク供給制御部209は、供給ポンプP1を駆動して、ヘッドユニット8にインクを供給する。すなわち、キャップユニット10内に発生させた負圧を利用しながら、供給ポンプP1でインクを送液し、ヘッドユニット8にインクを充填する。なお、キャップユニット10内を減圧する減圧ポンプP3は停止している。
ステップS1705において、インク供給制御部209は、供給ポンプP1を駆動した状態で、ヘッドユニット8のインクの充填が完了するまでの所定時間、待機する。また、インクの充填に伴い、インクが吐出口まで充填されると、吐出口における負圧は解消されて、負圧制御ユニットの圧力調整弁が閉塞する。これにより、ヘッドユニット8内のインクの流れが停止する。
ステップS1706において、インク供給制御部209は、ヘッドユニット8のインク充填が完了した後、供給ポンプP1を停止する。
以上説明したように、第二のヘッドユニット充填方法では、キャップユニット10内に負圧を発生させた後に減圧ポンプP3を停止し、負圧を利用しながら供給ポンプP1を駆動してヘッドユニット8にインクを充填する。そのため、第一のヘッドユニット充填方法と比較して、キャップユニット10及びヘッドユニット8内の負圧を低く抑えることができ、負圧を解放した際にヘッドユニット8の下流側で生じ得る混色を軽減することができる。
図10に戻り、ヘッドユニット8のインク充填が完了した後、ステップS1004において、インク供給制御部209は、回収流路C4にインクを充填する。本実施形態では、サブタンク151の減圧ポンプP0を駆動してサブタンク151を減圧し、サブタンク151に生じた負圧を利用することで、ヘッドユニット8から回収流路C4にインクを充填する。
図18は、回収流路C4にインクを充填する際のインク循環系の状態を示す。ここでは、ヘッドユニット8へのインクの充填が完了した状態から、回収弁V4が開き、大気開放弁V0が閉じた状態で、サブタンク151の減圧ポンプP0が駆動されている。
なお、供給ポンプP1の上流側で、リリーフ流路C3が供給流路C2に接続している部分の上流側には、不図示の逆流防止弁が設けられている。逆流防止弁は、供給流路C2からサブタンク151へインクが逆流しようとすると自動的に閉じ、サブタンク151へのインクの逆流を防止することができる。すなわち逆流防止弁は、サブタンク151が減圧されることで供給流路C2内のインクがサブタンク151へ引き戻されるのを防止する。
図19は、回収流路C4のインク充填処理のフローチャートを示す。
まず、ステップS1901において、インク供給制御部209は、回収弁V4が開き、大気開放弁V0が閉じた状態で、サブタンク151の減圧ポンプP0を駆動する。減圧ポンプP0が駆動することで発生したサブタンク151内の負圧によって、ヘッドユニット8から回収流路C4へインクが流れる。すなわち、減圧ポンプP0は、サブタンク151内を減圧するタンク内減圧ポンプとして機能する。
ステップS1902において、インク供給制御部209は、回収流路C4へのインクの充填が完了するまでの所定時間、待機する。インクの充填が完了するまで待機する所定時間は、予め設定されている。
ステップS1903において、インク供給制御部209は、回収流路C4のインク充填が完了した後、サブタンク151の減圧ポンプP0を停止する。
以上説明したように、本実施形態における回収流路C4のインク充填処理では、サブタンク151に発生させた負圧を利用することで、ヘッドユニット8から回収流路C4にインクを充填することができる。すなわち、サブタンク151内に発生させた負圧が、ヘッドユニット8から回収流路C4にインクを引き込む力として作用する。
なお、ヘッドユニット8を充填する前に回収流路C4を充填してしまうと、ヘッドユニット8の吐出口から空気を吸い込んでしまうため、ヘッドユニット8にインクを充填した後に、回収流路C4を充填する。
<単一の減圧ポンプ構成における回収流路の充填>
また、回収流路C4は、上述した第一のヘッドユニット充填方法におけるヘッドユニット充填処理においてキャップユニット10内を減圧した際の負圧をサブタンク151の減圧に利用することで充填することもできる。
図20は、第一のヘッドユニット充填方法によってヘッドユニット8へのインクの充填が完了した状態から、回収流路C4にインクを充填する際のインク循環系の状態を示す。ここでは、単一の減圧ポンプP0が、サブタンク151及びキャップユニット10(すなわち、ヘッドユニット8)を減圧するように動作する。ここでは、減圧ポンプP0とサブタンク151を接続する流路C6と、減圧ポンプP0とキャップユニット10を接続する流路C7が設けられている。また、サブタンク151への流路C6には、サブタンク減圧弁V6が設けられ、キャップユニット10への流路C7には、キャップユニット減圧弁V7が設けられている。インク供給制御部209がサブタンク減圧弁V6を開き、キャップユニット減圧弁V7を閉じた状態で減圧ポンプP0を駆動すると、サブタンク151が減圧される。また、インク供給制御ユニットがキャップユニット減圧弁V7を開き、サブタンク減圧弁V6を閉じた状態で減圧ポンプP0を駆動すると、キャップユニット10が減圧される。このような構成のインク供給ユニット15において、第一のヘッドユニット充填方法によりヘッドユニット8にインクが充填された場合の、回収流路C4の充填方法を説明する。
なお、供給ポンプP1の上流側で、リリーフ流路C3が供給流路C2に接続している部分の上流側には、不図示の逆流防止弁が設けられている。逆流防止弁は、供給流路C2からサブタンク151へインクが逆流しようとすると自動的に閉じ、サブタンク151へのインクの逆流を防止することができる。
図21は、回収流路C4のインク充填処理のフローチャートを示す。ここでは、単一の減圧ポンプP0を駆動することでヘッドユニット8が減圧され、ヘッドユニット8へのインク充填が完了した状態にあるものとする。したがって、図21のフローチャートに示した処理を行う前は、キャップユニット減圧弁V7が開き、サブタンク減圧弁V6が閉じた状態にある。また、減圧ポンプP0は停止している。以下に説明する回収流路C4のインク充填処理は、図16に示した第一のヘッドユニット充填方法におけるヘッドユニット充填処理に続いて実施される。
まず、ステップS2101において、インク供給制御部209は、キャップユニット減圧弁V7を閉じる。すなわち、キャップユニット10と減圧ポンプP0との接続が遮断される。
ステップS2102において、インク供給制御部209は、サブタンク減圧弁V6を開く。すなわち、減圧ポンプP0とサブタンク151を接続する流路C6が開く。これにより、キャップ内を減圧するために発生した負圧を使ってサブタンク151とヘッドユニット8を接続する回収流路C4が減圧される。
上述したようにキャップユニット減圧弁V7及びサブタンク減圧弁V6の開閉を制御することで、減圧ポンプP0がキャップユニット10内を減圧した際の負圧を、サブタンク151の減圧に利用することができる。そして、サブタンク151が減圧されることで発生した負圧によって、ヘッドユニット8から回収流路C4へインクが流れる。
ステップS2103において、インク供給制御部209は、回収流路C4へのインクの充填が完了するまでの所定時間、待機する。インクの充填が完了するまで待機する所定時間は、予め設定されている。
以上説明したように、本実施形態では、単一の減圧ポンプ構成においてキャップユニット10内を減圧した際の負圧をサブタンク151の減圧に利用してもよい。そうすることで、減圧ポンプP0を停止したまま弁の開閉を制御するだけでサブタンク151内を減圧し、回収流路C4にインクを充填することができる。
なお、上述したステップS2102においてサブタンク減圧弁V6を開くとともに、減圧ポンプP0をさらに駆動して、サブタンク151を減圧する速度を速めてもよい。
以上説明したように、本発明によると、上述したように構成されたインクジェット記録装置において、インクの充填を行なうことができる。
8 記録ヘッド(ヘッドユニット)
151 サブタンク
80 インク吐出部
C2 供給流路
C3 リリーフ流路
C5 ヘッド交換流路
P1 供給ポンプ
V3 リリーフ弁
V5 ヘッド交換弁

Claims (8)

  1. インクの吐出口を有する記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドへ供給される前記インクを収容するタンクと、
    前記タンクから前記記録ヘッドへ前記インクを供給する供給流路と、
    前記供給流路に配置され、前記タンクから前記記録ヘッドへ前記インクを送液する供給ポンプと、
    前記供給ポンプの上流側と下流側の前記供給流路を接続する第一分岐流路と、
    前記供給ポンプの下流側と前記タンクとを接続する第二分岐流路と、
    前記第二分岐流路に配置され、前記第二分岐流路の開閉が可能な開閉弁と、
    前記供給ポンプ及び前記開閉弁の動作を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記供給ポンプの駆動と前記開閉弁の開閉動作を繰り返すことで前記第一分岐流路に前記インクを充填することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記第二分岐流路は、一端が前記第一分岐流路より下流側で前記供給流路と接続され、他端が前記タンクと接続されることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記第一分岐流路には差圧弁が配されていることを特徴とする請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記制御部は、前記開閉弁の開閉動作を、所定の時間間隔で所定の回数繰り返すことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記第二分岐流路は、前記タンク内の空気室に接続されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記タンクは、前記インクジェット記録装置に着脱可能なメインタンクから供給される前記インクを収容するサブタンクであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記記録ヘッドは、前記吐出口と連通し、前記吐出口から吐出される前記インクを充填する圧力室と、
    前記圧力室の内部を通るように前記インクを循環させる循環手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  8. インクの吐出口を有する記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドへ供給される前記インクを収容するタンクと、
    前記タンクから前記記録ヘッドへ前記インクを供給する供給流路と、
    前記供給流路に配置され、前記タンクから前記記録ヘッドへ前記インクを送液する供給ポンプと、
    前記供給ポンプの上流側と下流側の前記供給流路を接続する第一分岐流路と、
    前記供給ポンプの下流側と前記タンクとを接続する第二分岐流路と、
    前記第二分岐流路に配置され、前記第二分岐流路の開閉が可能な開閉弁と、
    前記供給ポンプ及び前記開閉弁の動作を制御する制御部と、
    を備えたインクジェット記録装置の制御方法であって、
    前記制御部が、前記供給ポンプの駆動と前記開閉弁の開閉動作を繰り返すことで、前記第一分岐流路に前記インクを充填するステップを含むことを特徴とするインクジェット記録装置の制御方法。
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