JP2019012493A - 保険設計支援システム及び保険設計支援方法 - Google Patents

保険設計支援システム及び保険設計支援方法 Download PDF

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Abstract

【課題】レセプトに代表される過去の医療受診情報に基づいて、最適な医療保険設計を支援する。【解決手段】プロセッサと、プロセッサに接続される記憶装置と、を有する保険設計支援システムであって、記憶装置は、複数の人物に関する実際の医療報酬の情報を含むレセプト情報と、疾病間の関係を示す疾病因果構造情報と、保険において設計された保険金の支払い条件と、を保持し、プロセッサは、レセプト情報から抽出された疾病から、疾病因果構造情報に基づいて、原因疾病を特定する原因疾病特定手順と、特定された原因疾病が前記支払い条件に該当する場合に、抽出された疾病に関して行われた診療行為をレセプト情報から抽出し、抽出された診療行為と、原因疾病に対応する支払い条件と、に基づいて、複数の人物に支払われる保険金額を推計する保険金推計手順と、推計された保険金額に基づいて、保険の設計を評価する保険設計評価手順と、を実行する。【選択図】図1

Description

本発明は、保険商品開発における商品設計技術に関する。
従来、医療保険の支払条件及び金額は、生命表等の公的統計データと過去の保険契約の発生状況(経験データという)とをもとに算出されている。経験データは、過去に発売した商品の事例に限られるため、未経験の新しい支払条件を有する保険商品開発の際に将来リスクを正しく算定することが困難である。例えば、特開平8−335235号公報(特許文献1)では、利用者が予め設定した利益率と発生率を基に、将来収支をシミュレーションする方法が開示されているが、保険設計については触れられていない。
特開平8−335235号公報
上記特許文献1に記載されている方法のように、利用者が設定する情報を基にした収支分析では、複雑な背景因子が影響する医療保険において、正確な分析を行うことが困難である。
また、保険会社のもつ経験データを基にした分析では、未経験の支払条件を設定した場合の影響度を正確に推定することができない。レセプトなどの医療受診情報をもとに保険金額推定を行うことができれば、未経験の支払事由を設定した際の影響を分析できる。さらに、実際に保険契約者が負担する医療費も同時に算出することが可能であるため、契約者にとっても利用価値の高い保険金商品の条件を探索することが可能になる。そこで本発明は、レセプトに代表される過去の医療受診情報から、医療保険に加入していた場合に受け取ることができる保険金の推定と医療機関に支払う医療費を算定し、最適な医療保険設計を支援するシステムの提供を目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明は、プロセッサと、前記プロセッサに接続される記憶装置と、を有する保険設計支援システムであって、前記記憶装置は、複数の人物に関する実際の医療報酬の情報を含むレセプト情報と、疾病間の関係を示す疾病因果構造情報と、保険において設計された保険金の支払い条件と、を保持し、前記プロセッサは、前記レセプト情報から抽出された疾病から、前記疾病因果構造情報に基づいて、原因疾病を特定する原因疾病特定手順と、前記特定された原因疾病が前記支払い条件に該当する場合に、前記抽出された疾病に関して行われた診療行為を前記レセプト情報から抽出し、前記抽出された診療行為と、前記原因疾病に対応する前記支払い条件と、に基づいて、前記複数の人物に支払われる保険金額を推計する保険金推計手順と、前記推計された保険金額に基づいて、前記保険の設計を評価する保険設計評価手順と、を実行することを特徴とする。
本発明の一形態によれば、レセプトなどの医療受診情報に基づくシミュレーションによって保険金額推定を行うことで、経験データにない支払事由を設定した際の影響を分析することができる。これによって、医療保険の支払条件設計において正確なリスク評価を自動的に実行し、業務を精緻化及び効率化することができる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明によって明らかにされる。
本発明の実施例1の保険設計支援システムの構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施例1のレセプト情報管理部が管理するレセプト基本情報の一例を示す説明図である。 本発明の実施例1のレセプト情報管理部が管理する傷病名情報の一例を示す説明図である。 本発明の実施例1のレセプト情報管理部が管理する診療行為情報の一例を示す説明図である。 本発明の実施例1の健診情報管理部が管理する健診情報の一例を示す説明図である。 本発明の実施例1の健保加入者情報管理部が管理する健保加入者情報の一例を示す説明図である。 本発明の実施例1の疾病因果構造管理部が管理する疾病因果構造情報の一例を示す説明図である。 本発明の実施例1の支払条件管理部が管理する入院給付条件情報の一例を示す説明図である。 本発明の実施例1の支払条件管理部が管理する手術給付条件情報の一例を示す説明図である。 本発明の実施例1の加入条件管理部が管理する加入条件情報の一例を示す説明図である。 本発明の実施例1のレセプト情報管理部が管理する原因疾病記録情報の一例を示す説明図である。 本発明の実施例1の保険設計支援システムが疾病因果構造を構築する手順を示したフロー図である。 本発明の実施例1の保険設計支援システムが、レセプト情報から、原因疾病を特定する手順を示したフロー図である。 本発明の実施例1の保険設計支援システムが、レセプトから特定した原因疾病をもとに、支払い対象疾病かどうかを判定し、給付金を算出する手順を示したフロー図である。 本発明の実施例1の保険設計支援システムが、健診とレセプトから告知に相当する情報を生成する手順を示したフロー図である。 本発明の実施例1の保険設計支援システムが、レセプトから所定の支払条件に従って保険金を算出し、給付額と医療費とのアンバランスを解消するための支払条件を最適化する手順を示したフロー図である。 本発明の実施例1の保険設計支援システムが出力する疾病因果構造構築画面の一例を示した説明図である。 本発明の実施例1の保険設計支援システムが出力する保険金シミュレーション画面の一例を示した説明図である。 本発明の実施例1の保険設計支援システムが出力する保険設計シミュレーション画面の一例を示した説明図である。 本発明の実施例2の保険設計支援システムの構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施例2の商品別加入者情報管理部が管理する商品別加入者情報の一例を示す説明図である。 本発明の実施例2の保険設計支援システム101が、レセプト及び健診結果のデータから、実際の保険商品に加入している契約者と同一の統計的特徴をもつ集団を抽出するための手順を示したフロー図である。 本発明の実施例2の保険設計支援システムが加入者群を選定する処理の際に出力する加入者群選定画面の一例を示した説明図である。
以下に本発明の実施例1として、レセプト(診療報酬明細書)を用いて保険金額の推計から保険商品設計までを実行する方法を、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の実施例1の保険設計支援システム101の構成の一例を示すブロック図である。
保険設計支援システム101は、コンピュータシステムであり、例えばキーボード及びマウスなどの入力部102、ディスプレイを表す出力部103、CPU(Central Processing Unit)104、メモリ105、及び記憶媒体106を備えている。保険設計支援システム101は、原因疾病特定部111、保険金判定部112、保険設計評価部113、告知情報生成部114、加入条件判定部115を有している。原因疾病特定部111〜加入条件判定部115の各部は、CPU104が記憶媒体106に格納されたプログラムを実行することによって実現される。これらのプログラムがCPU104によって実行されるときに、それらの少なくとも一部が必要に応じてメモリ105にコピーされてもよい。以下の説明において上記の各部が実行する処理は、実際には、CPU104が上記のプログラムに記述された命令に従って実行する。
保険設計支援システム101にはデータベース107が接続される。データベース107は、レセプト情報管理部120、健診情報管理部121、健保加入者情報管理部122、疾病因果構造管理部123、支払条件管理部124、及び加入条件管理部125を有する。データベース107は、例えば、ネットワークを介して保険設計支援システム101に接続された記憶システムに格納されもよいし、保険設計支援システム101内に(例えば記憶媒体106に格納されることによって)内蔵されてもよい。データベース107が保険設計支援システム101の外部のシステムに格納される場合、その内容の少なくとも一部が必要に応じて記憶媒体106又はメモリ105にコピーされてもよい。また、入力部102、出力部103、CPU104、メモリ105及び記憶媒体106を有する計算機と、データベース107とを含むシステム全体を保険設計支援システムと呼んでもよい。
図2は、本発明の実施例1のレセプト情報管理部120が管理するレセプト基本情報200の一例を示す説明図である。
レセプト基本情報200は、それぞれのレセプトに関する基本的な情報であり、健康保険(健保)の加入者を特定する健保加入者ID201、レセプトを特定するための検索番号202、レセプトの発行された月を示す診療年月203、レセプトに記載されている医療費の情報を示す合計点数204、レセプトが入院であるか外来であるかなどの情報を示すレセプト種別205、及び、診療に要した日数を示す診療日数206を含む。この情報によって、レセプト毎に集計、分析を行うことができるという効果がある。
図3は、本発明の実施例1のレセプト情報管理部120が管理する傷病名情報300の一例を示す説明図である。
傷病名情報300は、それぞれのレセプトから抽出された傷病に関する情報であり、レセプトを特定するための検索番号202、治療対象となった傷病を示す傷病名302、傷病名に対応する傷病名コード303、及び、複数の疾病の中で最も医療資源を投入した疾病に付与される主傷病フラグ304を含む。例えば一人の患者が1カ月間に複数の病気のために診療を受けた場合、傷病名302、傷病名コード303及び主傷病フラグ304の複数の組が同じ検索番号202に対応付けられる。この情報によって、傷病別に分析することが可能になるという効果がある。
図4は、本発明の実施例1のレセプト情報管理部120が管理する診療行為情報400の一例を示す説明図である。
診療行為情報400は、それぞれのレセプトから抽出された、それぞれのレセプトに対応する月に患者に対して施された診療行為に関する情報であり、レセプトを特定するための検索番号202、患者に対して施された診療行為を示す診療行為名称402、診療行為に対応する診療行為コード403、診療行為ごとに定められた診療行為点数404、診療行為が行われた日を示す1日の情報405から31日の情報408を含む。診療行為が行われた日を示す1日の情報405から31日の情報408は、その月の1日から31日までの各日に、診療行為名称402が示す診療行為が行われたか否かを示す情報である。図4には例として1日の情報405、2日の情報406、3日の情報407及び31日の情報408を示すが、実際には4日の情報から30日の情報も含まれる。この情報によって、診療行為別に分析することが可能になるという効果がある。
なお、レセプト情報管理部120は、図2〜図4に示したレセプト基本情報200、傷病名情報300及び診療行為情報400を、レセプト情報としてまとめて管理してもよい。
図5は、本発明の実施例1の健診情報管理部121が管理する健診情報500の一例を示す説明図である。
健診情報500は、健保加入者が受信した健康診断(健診)の結果に関する情報であり、健保加入者ID201、健診を受診した年度を示す健診受診年度502、BMI(Body Mass Index)503、収縮期血圧504、中性脂肪505、空腹時血糖506、及び問診結果507などを含む。問診結果507は、例えば、飲酒の習慣の有無、運動の習慣の有無等を示す情報等を含んでもよい。この情報によって、健康状態に応じたシミュレーション対象集団の選定が可能になるという効果がある。
図6は、本発明の実施例1の健保加入者情報管理部122が管理する健保加入者情報600の一例を示す説明図である。
健保加入者情報600は、各健保加入者の属性に関する情報であり、健保加入者ID201、各健保加入者が被保険者本人か扶養者か及び扶養者の場合は被保険者との関係を示す続柄区分602、性別603、生年月日604、勤務先の業種を示す業種区分605、職種606、健保への加入日の情報を示す加入年月日607、及び、健保からの脱退日の情報を示す脱退年月日608を含む。この情報によって、続柄、年齢、性別、業種及び追跡可能年数等に応じた分析が可能になるという効果がある。
図7は、本発明の実施例1の疾病因果構造管理部123が管理する疾病因果構造情報700の一例を示す説明図である。
疾病因果構造情報700は、疾病間の関連情報を特定する疾病関連ID701、疾病因果構造の起点となる傷病を示す因果起点傷病702、因果起点傷病702に対して終端となる因果終端傷病703、医学的知見を基に算定した疾病間の関連度を示す医学的関連度704、データから算定した疾病間の関連を示す実態関連度705、及び、医学的関連度704と実態関連度705を融合して算定した疾病関連度706を含む。この情報によって、医学的知見と実態をベースにした疾病の関連を基にした分析が可能になるという効果がある。
図8は、本発明の実施例1の支払条件管理部124が管理する入院給付条件情報800の一例を示す説明図である。
入院給付条件情報800は、入院給付(すなわち入院に対する保険金の支払い)の対象条件を特定する入院給付対象条件ID801、支払対象の傷病を示す支払対象傷病802、及び、対象の保険商品を特定する保険商品ID803を含む。この情報によって、保険商品毎に対象とする疾病を設定する事が可能になるという効果がある。
図9は、本発明の実施例1の支払条件管理部124が管理する手術給付条件情報900の一例を示す説明図である。
手術給付条件情報900は、手術給付(すなわち手術に対する保険金の支払い)の対象条件を特定する手術給付対象条件ID901、支払対象の手術処置を示す支払対象診療行為902、対象の保険商品を特定する保険商品ID803、及び、対象処置に対する給付の倍率を示す給付倍率設定903を含む。この情報によって、保険商品毎に対象とする手術給付条件を設定する事が可能になるという効果がある。
図10は、本発明の実施例1の加入条件管理部125が管理する加入条件情報1000の一例を示す説明図である。
加入条件情報1000は、加入条件を特定する加入条件ID1001、年齢の加入条件を示す年齢条件1002、性別の加入条件を示す性別条件1003、及び、健康状態の加入条件を示す健康状態条件1004を管理している。この情報によって、保険商品別に年齢や性別、健康状態を加味した加入者群を作成することが可能になるという効果がある。
図11は、本発明の実施例1のレセプト情報管理部120が管理する原因疾病記録情報1100の一例を示す説明図である。
レセプト情報管理部120は、各レセプトに記録された傷病名に応じて、当該傷病名の原因と考えられる疾病を、疾病因果構造をもとに特定し、原因疾病1101として管理している。原因疾病記録情報1100の検索番号202は、各レセプトを特定する情報であり、原因疾病1101は、各レセプトに記録された傷病の原因として特定された疾病である。この情報によって、各レセプトに対応する患者に保険金が給付されるか否かを判定することが可能になるという効果がある。
次に、疾病の因果構造を構築する手順を、図を用いて説明する。
図12は、本発明の実施例1の保険設計支援システム101が疾病因果構造を構築する手順を示したフロー図である。
ここでは、疾病因果構造管理部123の管理する医学的知見に基づく疾病の関連情報を、レセプトなどの実態データに基づき算出する関連情報と融合する。まず、原因疾病特定部111は、開始ステップにて疾病因果構造を構築する手順を開始すると、構築条件設定ステップ1202にて、疾病因果構造を構築する際の条件設定を行う。具体的には、原因疾病特定部111は、医学的知見に基づく関連度とデータに基づく関連度とを融合する方法として、例えば両者の和を計算する方法、両者の積を計算する方法、又はその他任意の演算方法の指定を行う。
次に、原因疾病特定部111は、レセプト情報読込ステップ1203にて、レセプト情報管理部120からレセプト情報を読込む。次に、原因疾病特定部111は、レセプト情報から、分析対象レセプト抽出ステップ1204にて、分析の対象とするレセプトを抽出する。例えば、入院レセプトを対象とする場合には、原因疾病特定部111は、レセプト種別205を参照して、その値が入院を示す値となっているレセプト(すなわち入院レセプト)を抽出する。
次に、原因疾病特定部111は、疾病因果構造構築ステップ1205にて、傷病発生の因果構造を構築する。具体的には、原因疾病特定部111は、入院レセプトの診療年月203及び傷病名302の情報を参照し、疾病とその発生順序をもとに、図7の疾病因果構造情報700に示す因果起点傷病702及び因果終端傷病703を抽出し、その関連度を求める。
例えば、ある患者において、最初の入院レセプトの傷病名に肺がんの記載があった場合に、因果起点傷病702が肺がんとなり、翌月に発行されたレセプトの傷病名に肺炎の記載があった場合、因果起点傷病702が肺がんであり、因果終端傷病703が肺炎となる。原因疾病特定部111は、このような抽出を対象の集団に含まれる各患者について実行し、その中で肺がんと肺炎の実態関連度705を算出する。
実態関連度705をP’とすると、P’は、例えば、肺がんの入院発生者数をN、肺がんの後に肺炎で入院が発生した患者数をNABとして下記の式1に従って算出することができる。
Figure 2019012493
ただし、肺がんの後に肺炎で入院した患者であっても、肺がんでの入院が発生してから肺炎での入院が発生するまでの期間の長さが所定の条件を満たさない(例えば所定の期間より長い)患者については、その数をNABに含めなくてもよい。このように、各患者において、二つの疾病に対する診療行為が行われた時期の関係(すなわち両者の前後関係及び時間的な距離)に基づいて両者の因果関係の強さを示す関連度が算出される。
原因疾病特定部111は、これらの処理を全ての疾病の組合せについて実施し、データに基づく疾病因果構造を構築する。次に、原因疾病特定部111は、医学的因果構造融合ステップ1206にて、疾病因果構造構築ステップ1205で求めたデータに基づく因果構造と疾病の実態関連度705に対して医学的知見をもとに補正を行う。具体的には、例えば本システムのユーザ等が、主要な疾病間の医学的関連度704として、ほぼ確実に因果関係がある場合に1、因果関係が認められない場合は0、弱い因果関係がある場合は0.5など、エビデンスレベルに応じた関連度を予め入力しておく。次に、原因疾病特定部111は、医学的関連度704と実態関連度705をもとに、両者の値の和を疾病関連度706として算出する。ここで、疾病関連度706を算出するために、和を計算する他に、積を計算する、又は、その他任意の方法(例えば重み付けをして和又は積を計算するなど)を用いて両者を合成してもよい。
以上で疾病因果構造を構築する手順が終了する(終了ステップ1207)。
次に、原因疾病を特定する手順を、図を用いて説明する。
図13は、本発明の実施例1の保険設計支援システム101が、レセプト情報から、原因疾病を特定する手順を示したフロー図である。
原因疾病特定部111は、開始ステップ1301にてレセプト情報から原因疾病を特定する手順を開始すると、対象疾病定義読込ステップ1302にて、予め設定した処理の対象とする原因疾病の候補の読込を行う。例えば、肺がんに関連する疾病の分析を実行する場合には肺がんが設定される。
次に、原因疾病特定部111は、原因疾病特定条件設定ステップ1303にて、原因疾病を特定する際に用いる判定基準となる疾病関連度706に対する閾値を設定する。次に、原因疾病特定部111は、疾病因果構造読込ステップ1304にて、予め構築した疾病因果構造(例えば図7に示す疾病因果構造情報700)を読み込む。次に、原因疾病特定部111は、レセプト情報読込ステップ1305にて、分析対象のレセプトを読み込む。
次に、原因疾病特定部111は、傷病名抽出ステップ1306にて、読み込んだレセプトの診療年月日とともに傷病名302を抽出する。ここで、原因疾病特定部111は、例えば、各レセプトの診療年月203及び診療行為情報400の1日の情報405から31日の情報408に基づいて診療年月日を特定してもよい。ここで抽出された傷病名によって特定される傷病は、後の処理において「着目疾病」とも記載される。
次に、原因疾病特定部111は、原因疾病特定ステップ1307にて、抽出した傷病名中に、対象疾病定義読込ステップ1302で取得した対象疾病定義に該当する原因疾病が存在するか判定する。原因疾病該当判定ステップ1308にて、該当する原因疾病がない場合は処理を終了し、該当する原因疾病が存在する場合は次の閾値判定ステップ1309に移行する。閾値判定ステップ1309にて、原因疾病特定部111は、該当する原因疾病とステップ1306で抽出した傷病名が示す疾病との間の疾病関連度が、原因疾病特定条件設定ステップ1303にて設定した閾値を満たすか判定する。閾値が満たされる場合には、原因疾病特定部111は、次の原因疾病情報記録ステップ1310にて、抽出した傷病名に対する原因疾病をレセプト情報管理部120の原因疾病記録情報1100に記録する。
例えば、ステップ1302において「肺がん」が設定され、ステップ1306で「肺炎」が抽出された場合、ステップ1307では疾病因果構造情報700が参照される。ここで、仮に、図7の疾病因果構造情報700における「疾病C」が肺炎であるとすると、ステップ1307では、ID「2」によって識別される疾病関連に基づいて、レセプトから抽出された傷病名「肺炎」の原因(すなわち終端である「肺炎」に対応する起点)である「疾病B」が特定される。仮にこの「疾病B」が肺がんであるとすると、ステップ1307で原因疾病が存在すると判定される。図7の例ではこれらの疾病関連度が「1.2」であるため、ステップ1303で設定された疾病関連度の閾値が1.2より小さければ、読み込んだレセプトに対応する原因疾病1101として「肺がん」が記録される。
一方、仮に、「疾病B」が肺がんではないとすると、さらに疾病Bの原因が探索される。図7の例では、ID「1」によって識別される疾病関連に基づいて、「疾病B」の原因(すなわち終端である「疾病B」に対応する起点)である「疾病A」が特定される。仮にこの「疾病A」が肺がんであるとすると、ステップ1307で原因疾病が存在すると判定される。図7の例では「疾病B」と「疾病C」との疾病関連度が「1.2」、「疾病A」と「疾病B」との疾病関連度が「1.7」であるため、これらに基づいて「疾病A」(すなわち肺がん)と「疾病C」(すなわち肺炎)との疾病関連度が計算される。例えば、これらのうち最小のもの(すなわち「1.2」)を「肺がん」と「肺炎」との疾病関連度としてもよいし、他の方法で計算してもよい。このようにして計算された疾病関連度がステップ1303で設定された閾値より大きければ、読み込んだレセプトに対応する原因疾病1101として「肺がん」が記録される。
なお、ステップ1302において設定された疾病と、ステップ1306においてレセプトから抽出された疾病とが同一である場合には、図7を参照するまでもなく、ステップ1306においてレセプトから抽出された疾病が当該レセプトに対応する原因疾病1101として記録される。
以上でレセプト情報から原因疾病を特定する手順が終了する(終了ステップ1311)。
次に、保険金を算出する手順を、図を用いて説明する。
図14は、本発明の実施例1の保険設計支援システム101が、レセプトから抽出した疾病から特定した原因疾病をもとに、当該原因疾病が支払い対象疾病かどうかを判定し、当該原因疾病が支払い対象疾病である場合に、レセプトから抽出した疾病に関する診療行為に基づいて給付金を推計する手順を示したフロー図である。ここでは、入院給付だけでなく、手術給付に関しても、支払い対象かどうかが判定され、給付金が算出される。
保険金判定部112は、開始ステップに1401にて支払い対象疾病の判定及び給付金の算出の手順を開始すると、原因疾病記録情報読込ステップ1402にて原因疾病記録情報1100を読み込む。次に、保険金判定部112は、保険商品支払い条件読込ステップ1403にて入院給付条件情報800及び手術給付条件情報900を読込む。
次に、保険金判定部112は、入院給付条件判定ステップ1404にて、特定した原因疾病が入院給付の対象か否かを判定する。具体的には、保険金判定部112は、疾病が抽出されたレセプトに対応する原因疾病1101を参照し、それらの中に、入院給付条件情報800に記載された傷病がある場合には、特定した原因疾病が(言い換えると、当該レセプトに記載された入院が)入院給付の対象であると判定する。この場合、保険金判定部112は、入院給付保険金算出ステップ1405にて入院給付金を算出する。一般の医療保険商品では、入院の日数1日当たりに対して、支払い条件で定められた所定の給付金を支払う形態となっている。よって、レセプト基本情報の診療日数206(入院レセプトの場合には入院日数を表す)に所定の保険金を乗ずることで入院給付金を算出することができる。一方、入院給付条件判定ステップ1404にて、特定した原因疾病が入院給付の対象ではないと判定された場合、ステップ1405は実行されない。
次に、保険金判定部112は、手術給付条件判定ステップ1406にて、給付対象の手術が行われているか否かを判定する。具体的には、保険金判定部112は、レセプト情報管理部120の診療行為情報400の診療行為名称402が手術給付条件情報900の支払対象診療行為902に該当する場合に、給付対象の手術が行われていると判定する。その場合、保険金判定部112は、手術給付保険金算出ステップ1407にて、手術給付金の算出を行う。具体的には、保険金判定部112は、手術給付条件情報900の給付倍率設定903を参照し、所定の入院1日当たりの給付金額に当該倍率を乗じて手術給付金を算出する。一回の入院で複数の手術を行うなどの場合は、最も倍率の高い診療行為を一度のみ算出する。但し、保険商品の契約条項によっては、この限りではない。一方、手術給付条件判定ステップ1406にて、給付対象の手術が行われていないと判定された場合、ステップ1407は実行されない。
最後に、保険金判定部112は、合計保険金算出ステップ1408にて、入院給付金と手術給付金とを合算して、合計給付金を算出する。以上で原因疾病が支払い対象疾病かどうかを判定し、給付金を算出する手順が終了する(終了ステップ1409)。
次に、健診やレセプトから、医療保険の加入審査に用いる告知に相当する情報を生成する手順を、図を用いて説明する。
図15は、本発明の実施例1の保険設計支援システム101が、健診とレセプトから告知に相当する情報を生成する手順を示したフロー図である。
告知情報生成部114は、開始ステップ1501にて告知に相当する情報を生成する手順を開始すると、告知作成条件設定フロー1502にて、作成する告知項目の設定を行う。例えば、生成する告知項目として、身長体重などの基本的な項目の他、過去の既往歴、過去5年以内の手術歴、入院有無、現在の服薬状況、糖尿病などの生活習慣病の有無、妊娠の有無、検査値異常の有無、業種及び職種などがある。
次に、告知情報生成部114は、加入者情報・レセプト・健診情報読込ステップ1503にてレセプト情報管理部120の有するレセプトの情報と、健診情報管理部121の有する健診情報500と、健保加入者情報管理部122の有する健保加入者情報600とを読み込む。次に、告知情報生成部114は、健康状態判定ステップ1504にて、健診情報500から検査値異常の有無を判定する。例えば、告知情報生成部114は、空腹時血糖が所定の値以上であった場合に、血糖異常ありと判定する。血圧及び中性脂肪等の、その他の項目についても、告知情報生成部114は、所定の値を逸脱している場合に、異常ありと判定する。
次に、告知情報生成部114は、生活習慣判定ステップ1505にて、問診項目を基にした告知相当情報の生成を行う。例えば、問診の中に含まれる喫煙、飲酒、及びその他の身体的情報を抽出する。次に、告知情報生成部114は、医療受診状況判定ステップ1506にて、レセプトを基に、手術歴及び入院歴の有無等の情報を抽出する。具体的には、告知情報生成部114は、レセプトの診療行為情報400を参照して、例えば過去5年以内に手術の実績があるかを判定する。また同様にして、告知情報生成部114は、入院のレセプトが存在しているかどうかを判定する。このようにして、手術歴及び入院歴の情報を作成する。
次に、告知情報生成部114は、告知相当情報作成ステップ1507にて、健康状態の判定結果と、生活習慣の判定結果と、医療受診状況の判定結果を総合して告知相当情報を作成する。以上で告知に相当する情報を生成する手順が終了する(終了ステップ1508)。
図16は、本発明の実施例1の保険設計支援システム101が、レセプトから所定の支払条件に従って保険金を算出し、給付額と医療費とのアンバランスを解消するための支払条件を最適化する手順を示したフロー図である。
開始ステップ1601にて保険金の算出及び支払い条件最適化の手順が開始されると、加入条件判定部115が、評価対象群抽出ステップ1602にて、別途告知情報生成部114が作成した告知相当情報をもとに、加入条件の審査を行い、医療保険に加入できる健康状態の者を抽出する。ここで抽出された人物のレセプトを対象として、後述するステップ1604以降の手順が実行される。ここで対象を絞り込んで、加入できない人物を除外することによって、より正確に保険の設計を評価することができる。
次に、保険設計評価部113が、評価条件設定ステップ1603にて、支払条件が最適か否かを評価するための評価指標とその目標値を設定する。例えば、加入者の支払う医療費の負担額(支出)に対して保険金が充足しているか否かを加入者ごとに計算して、充足している者の割合である充足率を目標指標として使用してもよい。具体的には、例えば、医療費が発生した加入者の数に対する、推計された保険金が当該医療費の負担額以上である加入者の数の割合を、充足率として計算してもよい。その場合、所定の充足率の値(例えば90%)が評価指標の目標値として設定される。充足率は、保険の設計(具体的には支払い条件)が適切であるか否かを的確に評価することができる指標の一例であり、他の指標を採用してもよい。
次に、保険設計評価部113は、医療費算出ステップ1604にて、レセプトに記載の診療報酬点数を基に医療費を算定する。医療費は、診療報酬点数の3割分を窓口負担額として算出できる。次に、保険金判定部112が、保険金額算出ステップ1605にて、図14に示す保険金算出フローに従い保険金額を算出する。
次に、保険設計評価部113は、ステップ1605にて算出した保険金額と医療費とを基に、評価指標算出ステップ1606にて評価指標を算出する。ここで算出される評価指標は、評価条件設定ステップ1603にて設定されたものである。例えば、評価指標として、保険金が医療費を満たしている者の割合(すなわち充足率)が設定された場合、保険設計評価部113は、充足率を評価指標の値として算出する。次に、保険設計評価部113は、目標値判定ステップ1607にて、算出した評価指標の値が目標値を満たしているか否か判定する。算出した評価指標の値が目標値を満たしていない場合は、保険設計評価部113は、次の過不足要因探索ステップ1608にて要因の探索を行う。
例えば、充足率が目標値に満たない場合を例にして、具体的な処理を説明する。まず、保険設計評価部113は、各加入者別に医療費と保険金の差分を算出する。算出した差分の上位(例えば上位5%とする)を1としその他を0とすることで差分を指標化し、差分の大小を識別する。次に、保険設計評価部113は、加入者ごとの過去の診療行為の実績及び入院有無の情報等を説明変数として、目的変数(すなわち上記のように指標化された差分)と結合してデータセットを作成する。
さらに、保険設計評価部113は、作成したデータセットに対して、目的変数である医療費と保険金の差分に対して寄与している説明変数を抽出する。分析する手法として、決定木又は回帰モデル等の任意の手法を適用することができる。例えば、決定木モデルを採用した場合、目的変数すなわち医療費と保険金の差分に対して与える影響の大きい要因(説明変数)を抽出することができる。
設定した目標値に対して保険設計を最適化するため、保険設計評価部113は、抽出した要因のなかから保険金の支払条件となっている項目を抽出し、支払条件変更ステップ1609にて、当該支払条件を変更する。例えば、差分に対して影響の大きい要因として抽出した項目が手術回数であった場合、支払条件の手術回数上限を変更する。例えば手術回数上限が1回であった場合、2回まで給付対象とすることで、保険金の支払額が増加することになり、保険金が不足している場合においては差分を減少させる効果がある。
次に、保険設計評価部113は、保険金額算出ステップ1605にて再度保険金額を算出し、評価指標が目標値を満たしているか否かを判定する処理(ステップ1606、ステップ1607)を、目標値に到達するまで繰り返すことによって、最適化処理を実行する。目標値を満たす結果が得られると(すなわち目標値判定ステップ1607にて評価指標の値が目標値を満たしていると判定されると)、保険設計評価部113は、更新済み支払条件出力ステップ1610にて、上記の処理結果の支払条件を出力する。以上で保険金の算出及び支払い条件最適化の手順が終了する。
次に、疾病因果構造を構築する際の手順を、画面例を用いて説明する。
図17は、本発明の実施例1の保険設計支援システム101が出力する疾病因果構造構築画面1701の一例を示した説明図である。
例えば本システムのユーザが、出力部103によって表示された疾病因果構造構築画面1701を参照して、入力部102を操作して給付の対象となる疾病を原因疾病入力1702に入力し、関連を調べたい着目疾病入力1703に着目する疾病を入力し、関連判定閾値入力1704に、原因疾病と着目疾病の関連を認める判定基準となる閾値を入力する。ユーザが入力部102を操作して計算実行ボタン1705を押下すると、原因疾病特定部111が図12の処理を実行することによって疾病因果構造を構築する。
医学的知見に基づく疾病因果構造表示1708は、原因疾病とその他の疾病を医学的知見による関連度で結んだ図を示している。疾病Aから疾病Bへの医学的関連度704をPABとし、疾病Bから疾病Cへの医学的関連度をPBC、疾病Bから疾病Dへの関連度をPBD表現し、線の太さは関連度の強さを表現している。データに基づく疾病因果構造表示1709は、疾病間の関連度をデータから算出したものであり、実態関連度705をそれぞれP’AB、P’BC、P’BDとして表している。
次に融合手法選択1706にて、ユーザが医学的知見に基づく疾病因果構造とデータに基づく疾病因果構造を融合する方法を選択する。図17では和によって融合する例を示している。算出結果をデータで補正した因果構造表示1710に表示している。これが疾病関連度706に相当する。
図17の例では疾病A(例えば肺がん)から疾病Bを経由して疾病C(例えば肺炎)に至る経路が示されている。着目疾病である疾病Cの肺炎と疾病Aの肺がんとの関連を判定する際に、PAB+P’ABとPBC+P’BCの両経路が閾値以上である場合に関連ありと判定し、判定結果表示1711に結果を表示する。ここでは、説明の為に上記の例を挙げたが、関連を判定する手法は上記の限りではなく、任意の手法を用いることができる。
また、本処理は内部で実行し、画面上の操作を要せずに実行することも可能である。例えば、ユーザが原因疾病と着目疾病を指定する代わりに、原因疾病特定部111が原因疾病と着目疾病との全ての(又は必要な数の)組合せを生成して、それらについて疾病因果構造を構築してもよい。その場合、保険設計支援システム101は、疾病因果構造構築画面1701を出力しなくてもよい。
次に、保険金額推計を実行し結果を参照する際の手順を、画面例を用いて説明する。
図18は、本発明の実施例1の保険設計支援システム101が出力する保険金シミュレーション画面1801の一例を示した説明図である。
出力部103によって表示された保険金シミュレーション画面1801内に設定パネル1802があり、例えばユーザが入力部102を介して推計対象保険商品選択1803を操作することによって、推計対象の保険商品を選択し所望の支払条件を指定する。さらに、ユーザは、加入者条件選択1804にて、対象とする加入者群の抽出条件を指定し、対象期間選択1805にて、レセプトの推計対象期間を指定し、入院日額選択1806にて、保険金算定の際に用いる入院日額を設定する。ユーザが入力部102を操作して推計実行ボタン1807を押下すると、保険金判定部112が図14に示す手順で各種計算を実行し、結果表示1808に計算結果が表示される。
保険金推計の結果は推計結果表1809に表示される。例えば、原因疾病別の保険金推計額の平均などが表示される。計算結果からは、平均に限らず標準偏差又はその他任意の統計量を算出し、表示することができる。保険金推計結果グラフ表示1810に、推計結果表1809にて選択した推計結果がグラフ表示される。このグラフ表示によって、保険金額推計結果の分布などのより詳細な情報を得ることができる。
次に、保険金推計により最適な支払条件設計を行う際の手順を、画面例を用いて説明する。
図19は、本発明の実施例1の保険設計支援システム101が出力する保険設計シミュレーション画面1901の一例を示した説明図である。
出力部103によって表示された保険設計シミュレーション画面1901内に設定パネル1802があり、例えばユーザが入力部102を操作することによって設定パネル1802内の目標給付充足率設定1902に目標給付充足率を入力する。この目標給付充足率が、図16のステップ1603で設定される目標値に相当する。ユーザが最適化実行ボタン1903を押下すると、保険設計評価部113等が、図16に示す手順に従って最適な支払条件探索を実行する。
計算結果は、集計結果表示1904、最適化前結果表示1905及び最適化後結果表示1906に表示される。集計結果表示1904には、保険商品選択1803で設定した保険商品の支払条件に従って算出した保険金推計額及び医療費について、平均などの統計値と、医療費に対して保険金が充足している者の割合と不足している者の割合が表示される。図19の例では、集計結果表示1904に、原因疾病として肺がんが選択されたときの、最適化前及び最適化後のそれぞれにおける平均医療費自己負担、平均保険金額及び充足率が表示されている。ここで、最適化とは、図16のステップ1607において目標値が満たされたと判定されるまでステップ1605〜ステップ1609を繰り返すことである。最適化後の欄には支払条件変更内容表示1907に表示されている内容の変更を行った結果の保険金推計額が表示される。
例えば、支払条件変更内容1907には、従来支払条件対象外としていた疾病を対象に加えたり、特定の手術処置に関する給付額を増減させるなどの条件変更内容が表示される。最適化前結果表示1905には、最適化処理実行前の充足割合がグラフ表示され、最適化後結果表示1906には最適化処理実行後の充足割合がグラフ表示される。本画面例は説明のための一例を示したものであり、設定項目及び表示方法は任意のものを用いて構わない。
上記実施例1によれば、レセプト及び健診等の情報を用いて保険金推計を実施する事によって、実際にはまだ設定されていない仮想的な支払条件及び実際にはまだ加入していない仮想的な加入者を加えた際の影響を評価することができる。さらに保険契約者が負担する医療費も同時に算出することが可能であるため、契約者にとっても利用価値の高い保険金商品の条件を探索することが可能になる。これによって、医療保険の支払条件設計において正確なリスク評価を自動的に実行し、商品設計に係る設計業務を大幅に効率化できるという効果がある。
本発明の実施例2について、図を用いて詳細に説明する。ここでは、実際の(すなわち既に販売されている)保険商品の加入者群の健康状態の年齢、性別などの基本的な属性データに基づき、レセプトデータと健康診断結果、属性データを基に、統計的に同一の特徴を持つ仮想加入者群を選定する保険設計支援システムについて説明する。以下に説明する相違点を除き、実施例2のシステムの各部は、図1〜図19に示された実施例1の同一の符号を付された各部と同一の機能を有するため、それらの説明は省略する。
図20は、本発明の実施例2の保険設計支援システム101の構成の一例を示すブロック図である。
実施例2では、保険設計支援システム101の記憶媒体106は、保険加入者特徴抽出部116を有している。また、データベース107は、実際の保険商品加入者群の健康状態、年齢、性別などの基本的な属性データの情報を管理する商品別加入者情報管理部126を有している。
図21は、本発明の実施例2の商品別加入者情報管理部126が管理する商品別加入者情報2100の一例を示す説明図である。
商品別加入者情報2100は、保険加入者を特定する保険加入者ID2101、保険商品を特定する保険商品ID803、保険商品の名称を示す保険商品名称2102、被保険者の性別603、被保険者の生年月日604、被保険者の業種を示す業種区分2103、被保険者の職種を示す職種区分2104、保険商品への加入年月日2105、同保険商品からの脱退年月日2106、及び告知情報2017を管理している。この情報によって、商品別の加入者の特徴を抽出して、レセプト及び健診結果情報から同一の統計的特徴をもつ集団を選定することが可能になるという効果がある。
図22は、本発明の実施例2の保険設計支援システム101が、レセプト及び健診結果のデータから、実際の保険商品に加入している契約者と同一の統計的特徴をもつ集団を抽出するための手順を示したフロー図である。
まず、保険加入者特徴抽出部116は、調整変数設定ステップ2202にて、統計的に同一の集団を抽出するために、背景調整を行う少なくとも一つの項目(共変量)を設定する。例えば、年齢と性別構成を調整したい場合は、年齢と性別を設定する。その他、健康状態も含めて調整したい場合は、各種検査値等を設定する。共変量には、上記だけでなく、必要な項目を任意に設定することができる。次に、保険加入者特徴抽出部116は、商品別加入者情報読込ステップ2203にて、商品別加入者情報2100を読込む。
次に、保険加入者特徴抽出部116は、健保加入者情報読込ステップ2204にて、レセプトデータ、健診結果及び属性データを読み込む。次に、保険加入者特徴抽出部116は、告知情報生成ステップ2205にて、レセプトデータ、健診結果及び属性データから告知情報を生成する。次に、保険加入者特徴抽出部116は、加入条件判定ステップ2206にて、健保加入者の群から対象の保険商品に加入できる群の選定を行う。次に、保険加入者特徴抽出部116は、背景調整ステップ2207にて、保険商品加入者群の共変量と、健保加入者の共変量を調整する。次に、保険加入者特徴抽出部116は、背景調整済み選定群抽出ステップ2208にて、対象とする保険商品加入者群の共変量と統計的に有意差のない群を、健保加入者群の中から選定する。以下の説明では、統計的に有意差がないことを同一と記載する。すなわち、ここでの同一は、完全な同一だけでなく、十分に類似することを含む。実施例2の保険設計支援システム101は、保険加入者特徴抽出部116が抽出した集団を基に、保険金推計を実施する。
次に、レセプト及び健診結果のデータから、実際の保険商品の加入者群と同一の統計的特徴をもつ集団を抽出する際の手順を、画面例を用いて説明する。
図23は、本発明の実施例2の保険設計支援システム101が加入者群を選定する処理の際に出力する加入者群選定画面2301の一例を示した説明図である。
出力部103によって表示される加入者群選定画面2301には、設定パネル2302が含まれる。設定パネル2302は、調整変数指定2303、商品別加入者情報2304、健診・レセプト情報2305、告知情報生成実行ボタン2306、加入条件判定実行ボタン2307及び選定実行ボタン2308を有する。
例えばユーザが入力部102を操作することによって、調整変数指定2303に、調整を行う変数を入力し、商品別加入者情報2304にて、分析対象とする商品の加入者群を指定し、健診・レセプト情報2305にて、背景を調整し選定する対象の群のデータセットを指定する。そして、ユーザが告知情報生成実行ボタン2306を押下すると、設定した健診・レセプト情報から告知情報生成部114が告知情報を生成する。次に、ユーザが加入条件判定実行ボタン2307を押下すると、生成した上記の告知情報と健診情報から加入条件判定部115が加入可否を判定する。出力部103は、例えば、加入可否の判定結果の情報を、加入者群選定画面2301内の加入条件判定結果表示2309に表示する。
次に、ユーザが選定実行ボタン2308を押下すると、加入条件を満足した群の中から、保険加入者特徴抽出部116が、実際の保険商品の加入者群と同一の統計的特徴を持つ集団を抽出する。加入者群選定画面2301内の選定結果表示2310には、例えば調整を行った変数と、その変数に関する実加入者群の平均及び選定した群の平均と、差異の検定結果等とが表示される。各調整変数に関して両群間の有意差がないように、対象者を選定することで、統計的に同一の特徴を持つ群を抽出することができる。
上記実施例2によれば、保険加入者群と同一の特徴をもつ群を基にして、保険金推計が可能となり、より精緻な保険設計評価を実施することができる効果がある。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明のより良い理解のために詳細に説明したのであり、必ずしも説明の全ての構成を備えるものに限定されものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることが可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によってハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによってソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、不揮発性半導体メモリ、ハードディスクドライブ、SSD(Solid State Drive)等の記憶デバイス、または、ICカード、SDカード、DVD等の計算機読み取り可能な非一時的データ記憶媒体に格納することができる。
また、制御線及び情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線及び情報線を示しているとは限らない。実際にはほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
101 保険設計支援システム
102 入力部
103 出力部
104 CPU
105 メモリ
106 記憶媒体
111 原因疾病特定部
112 保険金判定部
113 保険設計評価部
114 告知情報生成部
115 加入条件判定部
116 保険加入者特徴抽出部
120 レセプト情報管理部
121 健診情報管理部
122 健保加入者情報管理部
123 疾病因果構造管理部
124 支払条件管理部
125 加入条件管理部
126 商品別加入者情報管理部

Claims (14)

  1. プロセッサと、前記プロセッサに接続される記憶装置と、を有する保険設計支援システムであって、
    前記記憶装置は、複数の人物に関する実際の医療報酬の情報を含むレセプト情報と、疾病間の関係を示す疾病因果構造情報と、保険において設計された保険金の支払い条件と、を保持し、
    前記プロセッサは、
    前記レセプト情報から抽出された疾病から、前記疾病因果構造情報に基づいて、原因疾病を特定する原因疾病特定手順と、
    前記特定された原因疾病が前記支払い条件に該当する場合に、前記抽出された疾病に関して行われた診療行為を前記レセプト情報から抽出し、前記抽出された診療行為と、前記原因疾病に対応する前記支払い条件と、に基づいて、前記複数の人物に支払われる保険金額を推計する保険金推計手順と、
    前記推計された保険金額に基づいて、前記保険の設計を評価する保険設計評価手順と、を実行することを特徴とする保険設計支援システム。
  2. 請求項1に記載の保険設計支援システムであって、
    前記保険設計評価手順において、前記プロセッサは、前記複数の人物の属性情報、前記複数の人物が受けた健康診断の結果を含む健診情報、前記レセプト情報、及び前記保険の加入条件に基づいて、前記保険の加入条件を満たす複数の人物を評価対象として抽出し、
    前記保険金推計手順において、前記プロセッサは、前記評価対象として抽出された複数の人物に支払われる保険金額を推計することを特徴とする保険設計支援システム。
  3. 請求項2に記載の保険設計支援システムであって、
    前記保険設計評価手順において、前記プロセッサは、
    前記レセプト情報に基づいて、前記評価対象として抽出された複数の人物の医療費を計算し、
    前記医療費と前記保険金額とに基づいて前記保険の設計の評価指標を計算し、
    前記評価指標が所定の目標値に達しない場合、前記支払い条件を変更し、
    前記支払い条件を変更した結果、前記評価指標が所定の目標値に達した場合、前記変更した支払い条件を出力することを特徴とする保険設計支援システム。
  4. 請求項3に記載の保険設計支援システムであって、
    前記評価指標は、前記評価対象として抽出された人物のうち、前記医療費が発生した人物の数に対する、前記保険金額が前記医療費の負担額以上である人物の数の割合である充足率であることを特徴とする保険設計支援システム。
  5. 請求項1に記載の保険設計支援システムであって、
    前記原因疾病特定手順において、前記プロセッサは、前記レセプト情報に基づいて、二つの疾病の組合せごとに、前記二つの疾病の一方に関する診療が行われた時期と他方に関する診療が行われた時期とを特定し、前記特定された時期の関係に基づいて、前記二つの疾病の関係の強さを示す関連度を計算し、前記関連度に基づいて前記疾病因果構造情報を生成することを特徴とする保険設計支援システム。
  6. 請求項5に記載の保険設計支援システムであって、
    前記原因疾病特定手順において、前記プロセッサは、医学的知見に基づいて生成された前記二つの疾病の関係の強さを示す関連度と、前記レセプト情報に基づいて計算された関連度と、を合成することによって生成された関連度に基づいて前記疾病因果構造情報を生成することを特徴とする保険設計支援システム。
  7. 請求項1に記載の保険設計支援システムであって、
    前記プロセッサは、前記複数の人物の属性情報、前記複数の人物が受けた健康診断の結果を含む健診情報、及び前記レセプト情報に基づいて、前記属性情報、前記健診情報及び前記レセプト情報の一つ以上の項目の統計的特徴が、既に販売されている実際の保険商品の加入者の前記一つ以上の項目の統計的な特徴と類似する集団を前記複数の人物から抽出する保険加入者特徴抽出手順をさらに実行し、
    前記保険金推計手順において、前記プロセッサは、前記抽出された集団に含まれる複数の人物に支払われる保険金額を推計することを特徴とする保険設計支援システム。
  8. 計算機システムが実行する保険設計支援方法であって、
    前記計算機システムは、プロセッサと、前記プロセッサに接続される記憶装置と、を有し、
    前記記憶装置は、複数の人物に関する実際の医療報酬の情報を含むレセプト情報と、疾病間の関係を示す疾病因果構造情報と、保険において設計された保険金の支払い条件と、を保持し、
    前記保険設計支援方法は、
    前記プロセッサが、前記レセプト情報から抽出された疾病から、前記疾病因果構造情報に基づいて、原因疾病を特定する原因疾病特定手順と、
    前記特定された原因疾病が前記支払い条件に該当する場合に、前記プロセッサが、前記抽出された疾病に関して行われた診療行為を前記レセプト情報から抽出し、前記抽出された診療行為と、前記原因疾病に対応する前記支払い条件と、に基づいて、前記複数の人物に支払われる保険金額を推計する保険金推計手順と、
    前記プロセッサが、前記推計された保険金額に基づいて、前記保険の設計を評価する保険設計評価手順と、を含むことを特徴とする保険設計支援方法。
  9. 請求項8に記載の保険設計支援方法であって、
    前記保険設計評価手順は、前記プロセッサが、前記複数の人物の属性情報、前記複数の人物が受けた健康診断の結果を含む健診情報、前記レセプト情報、及び前記保険の加入条件に基づいて、前記保険の加入条件を満たす複数の人物を評価対象として抽出する手順を含み、
    前記保険金推計手順は、前記プロセッサが、前記評価対象として抽出された複数の人物に支払われる保険金額を推計する手順を含むことを特徴とする保険設計支援方法。
  10. 請求項9に記載の保険設計支援方法であって、
    前記保険設計評価手順は、
    前記プロセッサが、前記レセプト情報に基づいて、前記評価対象として抽出された複数の人物の医療費を計算する手順と、
    前記プロセッサが、前記医療費と前記保険金額とに基づいて前記保険の設計の評価指標を計算する手順と、
    前記プロセッサが、前記評価指標が所定の目標値に達しない場合、前記支払い条件を変更する手順と、
    前記支払い条件を変更した結果、前記評価指標が所定の目標値に達した場合、前記プロセッサが、前記変更した支払い条件を出力する手順と、を含むことを特徴とする保険設計支援方法。
  11. 請求項10に記載の保険設計支援方法であって、
    前記評価指標は、前記評価対象として抽出された人物のうち、前記医療費が発生した人物の数に対する、前記保険金額が前記医療費の負担額以上である人物の数の割合である充足率であることを特徴とする保険設計支援方法。
  12. 請求項8に記載の保険設計支援方法であって、
    前記原因疾病特定手順は、前記プロセッサが、前記レセプト情報に基づいて、二つの疾病の組合せごとに、前記二つの疾病の一方に関する診療が行われた時期と他方に関する診療が行われた時期とを特定し、前記特定された時期の関係に基づいて、前記二つの疾病の関係の強さを示す関連度を計算し、前記関連度に基づいて前記疾病因果構造情報を生成する手順を含むことを特徴とする保険設計支援方法。
  13. 請求項12に記載の保険設計支援方法であって、
    前記原因疾病特定手順は、前記プロセッサが、医学的知見に基づいて生成された前記二つの疾病の関係の強さを示す関連度と、前記レセプト情報に基づいて計算された関連度と、を合成することによって生成された関連度に基づいて前記疾病因果構造情報を生成する手順を含むことを特徴とする保険設計支援方法。
  14. 請求項8に記載の保険設計支援方法であって、
    前記プロセッサが、前記複数の人物の属性情報、前記複数の人物が受けた健康診断の結果を含む健診情報、及び前記レセプト情報に基づいて、前記属性情報、前記健診情報及び前記レセプト情報の一つ以上の項目の統計的特徴が、既に販売されている実際の保険商品の加入者の前記一つ以上の項目の統計的な特徴と類似する集団を前記複数の人物から抽出する保険加入者特徴抽出手順をさらに含み、
    前記保険金推計手順は、前記プロセッサが、前記抽出された集団に含まれる複数の人物に支払われる保険金額を推計する手順を含むことを特徴とする保険設計支援方法。
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