JP2019012491A - 保険金支払いシステム、保険金支払い方法、および保険金支払いプログラム - Google Patents

保険金支払いシステム、保険金支払い方法、および保険金支払いプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】保険金の受取方法を被保険者が選択できる保険金支払いシステム及び保険金支払い方法を提供する。【解決手段】情報を送信する送信部を有する協会サーバ2と、前記協会サーバ2から前記情報を受信する受信部を有する被保険者端末3とを備えた保険金支払いシステム1に、前記協会サーバ2の前記送信部は、保険金支払対象者の前記被保険者端末3に保険金支払対象であることを示す保険金支払対象情報を送信する構成であり、前記ユーザ端末は、電子マネーを含む複数種類の金銭価値保有手段からユーザが希望する金銭価値保有手段の選択入力を受け付ける入力部と、前記入力部により入力された金銭価値保有手段にて前記保険金の少なくとも一部を支払う金銭価値支払情報を送信する送信部とを備えた。【選択図】図1

Description

この発明は、例えば保険金を支払うような保険金支払いシステム、保険金支払い方法、および保険金支払いプログラムに関する。
近年、物品の購入、サービスを受けた際に発生する支払いについて、現金を用いないで電子データで処理をする電子決済が普及してきている。
生命保険や自動車保険等については、保険料のクレジットカード払いに対応している保険会社はまだ多くないが、ネットで申し込みが可能なインターネット保険では対応する会社は多くなっている。
特許文献1には、顧客が保険会社に保険料を支払う場合に、クレジットカード等の決済カードを利用して、できるだけ支払総額を安くすることを可能とするカード精算システム及びカード精算方法が記載されている。
また、特許文献2には、患者が生命保険等の被保険者の場合に、患者が医療機関に支払う医療費の支払方法を現金だけでなく、保険会社からの支払による相殺、カードによる支払など支払方法を多様化することにより、患者が最も負担の軽い支払方法を選択できる医療費支払システムが記載されている。
しかしながら、保険会社から被保険者に支払われる保険金の受取方法については、被保険者に選択の余地があまりなく、利便性に欠けるものとなっていた。
特開2003−196561号公報 特開2004−126793号公報
この発明は、上述の問題点に鑑みて、保険金の受取方法を被保険者が選択できる保険金支払いシステム、保険金支払い方法、および保険金支払いプログラムを提供し、被保険者の利便性を向上することを目的とする。
この発明は、情報を送信する送信手段を有する管理装置と、前記管理装置から前記情報を受信する受信手段を有するユーザ端末とを備え、前記管理装置の前記送信手段は、保険金支払対象者の前記ユーザ端末に保険金支払対象であることを示す保険金支払対象情報を送信する構成であり、前記ユーザ端末は、電子マネーを含む複数種類の金銭価値保有手段からユーザが希望する金銭価値保有手段の選択入力を受け付ける入力手段と、前記入力手段により入力された金銭価値保有手段にて前記保険金の少なくとも一部を支払う金銭価値支払情報を送信する送信手段とを備えた保険金支払いシステム、またはこれによる保険金支払い方法、もしくはこれに用いる保険金支払いプログラムであることを特徴とする。
この発明により、保険金の受取方法を被保険者が選択でき、被保険者の利便性を向上させることができる。
保険金支払いシステムのシステム構成を示すブロック図。 被保険者データ、避難勧告データ、保険支払いデータ、及び会員データのデータ構成の説明図。 被保険者登録のフローチャート。 避難勧告が発令された場合に実行する保険金支払いのフローチャート。 被保険者端末に表示する保険金受取方法の選択画面の説明図。
以下、本願発明の一実施形態を説明する。
<システム構成>
図1は、保険金支払いシステム1のシステム構成を示すブロック図である。
保険金支払いシステム1は、例えば、対象地域の土地、建物などに被害が発生する恐れのある場合に住民に対して自治体から避難勧告(避難指示を含む。以下同じ。)が発令された場合に、これにより生じた損害を補償する保険の保険金支払いシステムである。
当該保険は、例えば、複数の会員が加入している協会が団体保険契約者となって、保険会社の代理店との間で団体保険契約、及び集金事務委託契約が締結されている。そして、協会は、料金収納サーバ8を管理する集金代行会社との間で事務委託契約を締結し、協会に代わって保険料の集金を集金代行会社に代行してもらうこととし、被保険者の募集を行っている。
協会は、例えば、減災を目的とした事業を行う協会であり、協会サーバ2(管理装置)を管理している。協会は、ソフトウェア開発会社と共同して開発した避難所案内アプリで、携帯電話やスマートフォンが災害時に近くの避難所まで案内するユーザアプリ33(保険金支払いプログラム)を提供している。
保険金支払いシステム1は、協会サーバ2、料金収納サーバ8、及び被保険者端末3を備えており、インターネット9に接続されている。
また、インターネット9には、代理店端末4、銀行サーバ5、電子マネーサーバ6、及びポイントサーバ7が接続されている。
協会サーバ2、銀行サーバ5、電子マネーサーバ6、ポイントサーバ7、及び、料金収納サーバ8は、それぞれサーバコンピュータで構成されており、それぞれハードウェア要素として、CPUとROMとRAM等で構成されて各種演算や制御動作を実行する制御部、ハードディスクやフラッシュメモリ等で構成されて情報の読み取り/書き込みを許容する記憶部、タッチパネル、キーボード、マウス、押下ボタン、またはこれらの複数で構成されて接触操作による入力を受け付ける入力部、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等で構成されて文字や図等の画像を表示する表示部、及びLANボードやWiFiユニット等で構成されて有線または無線での通信を実行する通信部を備えている。
代理店端末4は、通信機能を有する一般的なコンピュータで構成されており、ハードウェア要素として、CPUとROMとRAM等で構成されて各種演算や制御動作を実行する制御部、ハードディスクやフラッシュメモリ等で構成されて情報の読み取り/書き込みを許容する記憶部、タッチパネル、キーボード、マウス、押下ボタン、またはこれらの複数で構成されて接触操作による入力を受け付ける入力部、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等で構成されて文字や図等の画像を表示する表示部、及びLANボードやWiFiユニット等で構成されて有線または無線での通信を実行する通信部を備えている。
被保険者端末3は、携帯電話やスマートフォン等(総称して携帯電話とも言う。)で構成されており、ハードウェア要素として、CPUとROMとRAM等で構成されて各種演算や制御動作を実行する制御部、フラッシュメモリ等で構成されて情報の読み取り/書き込みを許容する記憶部、タッチパネル、押下ボタン、またはこれらの複数で構成されて接触操作による入力を受け付ける入力部、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等で構成されて文字や図等の画像を表示する表示部、及び電話回線用アンテナやWiFiユニット等で構成されて無線での通信を実行する通信部を備えている。
協会サーバ2は、複数の会員が加入している協会(団体保険契約者)のサーバである。協会サーバ2は、記憶部に記憶されている協会サーバ用プログラムを制御部が実行することで、被保険者登録機能部21、受取意思確認機能部22、受取方法確認機能部23、及び保険金支払機能部24として機能する。また、協会サーバ2は、これらの機能部が入力(取得)、使用、作成、あるいは出力するデータとして、被保険者データ25、避難勧告データ26、及び保険金支払データ27を記憶部に記憶している。
料金収納サーバ8は、協会に代わって保険料の集金を代行する集金代行会社のサーバである。料金収納サーバ8は、記憶部に記憶されている料金収納サーバ用プログラムを制御部が実行することで、会員登録機能部81、及び料金収納機能部82として機能し、記憶部に会員データ83を記憶している。
代理店端末4は、保険会社の代理店のコンピュータ端末である。代理店端末4は、記憶部に記憶されている代理店端末用プログラムを制御部が実行することで、支払対象者確認機能部41、保険金銀行振込機能部42、及び被保険者データ管理機能部43として機能する。
被保険者端末3は、協会の個人会員、または法人会員に所属する者で、且つ保険の補償を受けまたは保険の対象になる被保険者名義の端末である。被保険者端末3は、記憶部に記憶されている被保険者端末用プログラムを制御部が実行することで、被保険者表示入力機能部31として機能し、被保険者の操作入力に応じて各種動作を実行するためのユーザアプリ33や、ユーザアプリ33の利用等に必要となる端末データ32を記憶部に記憶している。
銀行サーバ5は、記憶部に記憶されている銀行サーバ用プログラムを制御部が実行することで、入出金機能部51、及び振込機能部52として機能し、記憶部に口座データ53を記憶している。
電子マネーサーバ6は、記憶部に記憶されている電子マネーサーバ用プログラムを制御部が実行することで、入出金機能部61、及び振込機能部62として機能し、記憶部に電子マネーデータ63を記憶している。
ポイントサーバ7は、記憶部に記憶されているポイントサーバ用プログラムを制御部が実行することで、ポイント加減機能部として機能し、記憶部にポイントデータ72を記憶している。
図2は、被保険者データ25、避難勧告データ26、保険支払いデータ27、及び会員データ83のデータ構成の説明図である。
被保険者データ25、避難勧告データ26、及び保険支払いデータ27は、協会サーバ2に記憶されている。
被保険者データ25は、被保険者ID、法人/個人区別、会員ID、被保険者端末ID(ユーザアプリ33のIDまたは携帯電話番号)、被保険者氏名、被保険者住所、被保険者電話番号、被保険者Eメールアドレスの被保険者情報と、被保険者重要事項等了承有無情報と、保険金受取用データ情報等の情報が含まれる。
避難勧告データ26は、避難勧告ID、避難勧告名称、避難勧告日時、避難勧告自治体、避難対象地域等の避難勧告情報が含まれる。
保険支払いデータ27は、保険金ID、避難勧告ID、被保険者ID、保険金受取意思、保険金受取方法、保険金支払日時等の情報が含まれる。
会員データ83は、料金収納サーバ8に記憶されており、会員ID、法人/個人区別、会員氏名/名称、会員住所、会員電話番号、会員Eメールアドレスの会員情報と、料金支払方法、料金支払銀行口座、料金支払クレジットカードの料金支払情報と、契約携帯電話台数、契約携帯電話番号の契約携帯電話情報と、保険対象者数、保険料情報等の情報が含まれる。
端末データ32は、ユーザアプリ33のID等の情報が記憶部に記憶されている。
<被保険者の登録>
被保険者端末3からインターネット9を介して協会サーバ2にアクセスすると、協会サーバ2は、被保険者端末3の被保険者表示入力機能部31に、保険の募集案内に誘導するメニュー画面を表示させる。メニュー画面の指示に従って、保険の募集案内を選択し操作入力を繰り返していくと、被保険者登録画面が表示される。
図3は、被保険者登録のフローチャートである。
協会サーバ2の被保険者登録機能部21は、被保険者表示入力機能部31に、協会に加入する被保険者が属する会員の種別(「法人会員」または「個人会員」)の選択を求める会員種別選択画面(図示省略)を表示させ、さらに当該会員の氏名/名称等、ID、及びパスワードの入力を求める会員情報入力画面(図示省略)を表示させる(ステップS1)。
被保険者登録機能部21は、「法人会員」が選択されると(ステップS2:Yes)、料金収納サーバ8の会員登録機能部81に対して、会員データ82に当該「法人会員」が登録済みの「法人会員」であるか照会する(ステップS3)。そして、被保険者登録機能部21は、当該「法人会員」が登録済みの「法人会員」の場合には(ステップS3:Yes)、会員登録機能部81に、当該ID及びパスワードを会員データ82の会員IDと照合させ、登録済みの「法人会員」を特定する(ステップS4)。
一方、被保険者登録機能部21は、当該「法人会員」が登録済みの「法人会員」でない場合には(ステップS3:No)、会員登録機能部81に、当該「法人会員」の名称等の会員情報を会員データ82に登録させる(ステップS5)。さらに、被保険者登録機能部21は、会員登録機能部81に、当該「法人会員」の料金支払方法等の料金支払情報(保険料、及び契約携帯電話情報を含む)を会員データ82に登録させる(ステップS6)。
また、被保険者登録機能部21は、「個人会員」が選択されると(ステップS2:No)、会員登録機能部81に、当該「個人会員」の氏名等の会員情報を会員データ82に登録させる(ステップS7)。さらに、被保険者登録機能部21は、会員登録機能部81に、当該「個人会員」の料金支払方法等の料金支払情報(保険料、及び契約携帯電話情報を含む)を会員データ82に登録させる(ステップS8)。
被保険者登録機能部21は、被保険者表示入力機能部31に、被保険者の氏名等の入力を求める被保険者情報入力画面(図示省略)を表示をさせて、入力を求める(ステップS9)。
被保険者登録機能部21は、被保険者表示入力機能部31に、協会への入会意思の確認を求める入会意思入力画面(図示省略)を表示をさせて、確認の入力を求める(ステップS10)。
被保険者登録機能部21は、被保険者表示入力機能部31に、保険補償内容を表示させ、確認を求める補償内容確認表示画面(図示省略)を表示をさせて、確認の入力を求める(ステップS11)。
被保険者登録機能部21は、被保険者表示入力機能部31に、重要事項を表示する重要事項表示画面(図示省略)を表示させ、確認を求める表示をさせて、確認の入力を求める(ステップS12)。
被保険者登録機能部21は、被保険者表示入力機能部31に、保険付保の説明を示す保険付保説明画面(図示省略)を表示させ、同意を求める表示をさせて、同意の入力を求める(ステップS13)。
被保険者登録機能部21は、被保険者表示入力機能部31に、保険金支払スキームとなる受取方法選択画面120(図5(B)参照)を表示させ、同意を求める同意画面(図示省略)を表示させて、同意の入力を求める(ステップS14)。
被保険者登録機能部21は、被保険者表示入力機能部31に、個人情報利用目的を示す個人情報利用目的表示画面(図示省略)を表示させ、同意を求める表示をさせて、同意の入力を求める(ステップS15)。
被保険者登録機能部21は、被保険者表示入力機能部31に、保険金受取方法を事前に登録するか否かの選択を求める保険金受取方法登録有無選択画面(図示省略)を表示させる(ステップS16)。
被保険者登録機能部21は、保険金受取方法を事前に登録する旨の選択がされると(ステップS16:Yes)、被保険者表示入力機能部31に、保険金受取方法の詳細の入力を求める保険金受取方法詳細入力画面(図示省略)を表示させて、詳細の入力を求める(ステップS17)。
被保険者登録機能部21は、ステップS9で入力された被保険者の氏名等の被保険者情報を被保険者データ25に登録する(ステップS18)。このとき、被保険者登録機能部21は、ステップS10〜S15で入力された協会への入会意思がある旨の確認情報、保険補償内容の確認情報、重要事項の確認情報、保険付保の同意情報、保険金支払スキームの同意情報、及び個人情報利用目的の同意情報を被保険者重要事項等了承有無情報として、被保険者データ25に登録する(ステップS18)。また、同様に、被保険者登録機能部21は、ステップS17で入力された保険金受取方法情報を保険金受取用データ情報として、被保険者データ25に登録する(ステップS18)。
一方、被保険者登録機能部21は、保険金受取方法を事前に登録しない旨の選択がされると(ステップS16:No)、保険金受取用データ情報を作成せずに、被保険者データ25に登録する(ステップS18)。
尚、ステップS17で被保険者登録機能部21が被保険者表示入力機能部31に表示させる、保険金受取方法の詳細の入力を求める保険金受取方法詳細入力画面(図示省略)には、選択可能な保険金受取方法として複数の選択肢(どの金銭価値保有手段で受け取るか)が表示される。保険金受取方法の選択肢には、少なくとも、現金、電子マネー、及びポイントによる方法が含まれ、ギフトや商品券、ビットコインによる方法をさらに含んでもよい。これらの現金、電子マネー、ポイント、ギフト、商品券、及びビットコインは、いずれも金銭価値保有手段の種類である。
「現金」は、銀行口座への振込による方法であり、「電子マネー」は、交通系の電子マネーを記憶するカード媒体やスマートフォンでアプリ購入等に利用される電子マネーが記憶されている記憶部に電子マネーの金額を加算する方法であり、「ポイント」は、百貨店で利用できるポイントや航空会社が管理するマイレージポイントなどを記憶するサーバの記憶部にポイント(マイレージポイントを含む)を加算する方法である。「ギフト」や「商品券」は、ギフトや商品券を被保険者の自宅へ郵送する等の方法である。「ビットコイン」は、ビットコインを管理しているサーバにて被保険者が所有するビットコインを記憶する記憶部にビットコインを加算する方法である。
<保険料の集金>
料金収納サーバ8は、携帯電話のキャリア(携帯電話による通信事業者)が形態電話の利用料をユーザの銀行口座から引き落とす、あるいはユーザのクレジットカードから引き落とすといった方法にて利用料を収納するために用いているサーバである。 料金収納サーバ8の会員登録機能部81は、協会サーバ2の被保険者登録機能部21に、被保険者データ25に登録された被保険者情報を出力させ、当該被保険者情報を会員情報として会員データ83に登録する(図1,2参照)。
料金収納サーバ8の会員登録機能部81は、当該会員情報に紐付けして料金支払情報(保険料、及び契約携帯電話情報を含む)を会員データ83に登録する。
料金収納サーバ8の料金収納機能部82は、会員データ83に登録された当該会員情報と料金支払情報(保険料、及び契約携帯電話情報を含む)に基づいて、保険料の集金を行う。
詳細には、料金収納機能部82は、インターネット9を介して、被保険者の会員あるいはクレジットカード会社の銀行口座を有する銀行サーバ5にアクセスし、口座自動振替の申し込みを行う。当該銀行サーバ5の入出金機能部51は、被保険者の会員あるいはクレジットカード会社の銀行口座から保険料を引き落とす。その後、当該銀行サーバ5の振込機能部51は、インターネット9を介して、集金代行会社の銀行口座を有する他の銀行サーバ5にアクセスし、引き落とされた当該保険料を集金代行会社の銀行口座に送金する。他の銀行サーバ5の入出金機能部51は、送金された当該保険料を入金し、当該保険料情報を口座データ53に記録する。
尚、保険金支払いシステム1は、集金代行会社が、携帯電話キャリアであることが好ましいが、これに限らない。携帯電話キャリアは、被保険者端末3の名義人でもある被保険者から被保険者端末3の利用料金に加えて、ユーザアプリ33の利用料金、保険料をまとめて集金できる。
<避難勧告発生から保険金支払まで>
≪保険金の支払対象者の確定≫
図4は、避難勧告が発令された場合(事故発生時)に実行する保険金支払いのフローチャートであり、図5は被保険者端末3に表示させる画面の画面説明図である。
図4(A)のフローチャートに示すように、協会サーバ2の受取意思確認機能部22は、自治体から避難勧告が発令された場合に、避難勧告ID、避難勧告名称、避難勧告日時、避難勧告自治体、避難対象地域等の避難勧告情報の登録操作を受け付け、避難勧告データ26に記憶する(ステップS21)。この避難勧告データ26に記憶される各種情報は、手入力により記憶される、あるいは自治体のコンピュータから発信されるデータが協会サーバ2により取得加工されて登録されるなど、適宜の方法によって記憶される。
受取意思確認機能部22は、当該避難勧告情報と被保険者の生死情報から判別する保険金種別と、適宜のサーバから取得したニュースデータ等の外部情報に基づいて、協会サーバ2の記憶部に記憶されている支払い対象外事由データと照合し、保険金支払い対象外であるか否かを確認する(ステップS22)。具体的には、支払い対象外事由データとして、「天災見舞保険金」と「死亡保険金」の2種類の保険金種別について、次のデータが記憶されている。
「天災見舞保険金」を支払いできないケース:
(1)戦争、外国の武力行使、暴動等
(2)核燃料物質等の有害な特性またはその特性による事故
(3)避難勧告等が出された場合でも、加入証明書記載の被保険者住所のある区域に災害救助法が適用されない場合
「死亡保険金」を支払いできないケース:
(1)保険加入者(普通傷害保険の場合のみ)、被保険者または保険金受取人の故意または重大な過失
(2)自殺行為、犯罪行為または闘争行為
(3)無資格運転中、酒気帯び運転中(酒酔い運転を含みます)、麻薬等服用時の運転中に生じた事故
(4)脳疾患、疾病または心神喪失
(5)妊娠、出産、早産または流産
(6)外科的手術やその他の医療処置。ただし、保険会社が保険金を支払うべきケガを治療する場合は支払う。
(7)戦争、外国の武力行使、暴動等
(8)核燃料物質等の有害な特性またはその特性による事故
(9)山岳登はん(ピッケル等の登山用具を使用するもの)、スカイダイビング、ハンググライダー等の危険度の高いスポーツをしている間の事故
(10)自動車等の乗用具による競技、競争、興行(練習を含みます)または試運転している間、もしくは競技場でのフリー走行等を行っている間の事故
(11)頸(けい)部症候群(むちうち症)、腰痛その他の自覚症状があっても、それを裏付ける医学的他覚所見のない症状
(12)細菌性食中毒およびウイルス性食中毒による中毒症状 等
受取意思確認機能部22は、保険金支払い対象外の事由であると確認した場合には(ステップS23:Yes)、以後、何もしないで処理を終了する。
一方、受取意思確認機能部22は、保険金支払い対象外の事由でないと確認した場合には(ステップS23:No)、避難勧告データ26に登録された避難勧告情報と、被保険者データ25に登録されている被保険者情報とに基づいて、保険金の支払対象者を抽出する(ステップS24)。
具体的には、受取意思確認機能部22は、避難勧告データ26に登録された避難対象地域情報と被保険者データ25に登録されている被保険者住所情報とを照合し、当該避難対象地域に住所を有する被保険者を抽出する。
このとき、抽出した被保険者の住所情報を料金収納サーバ8からも取得し、この住所情報が協会サーバ2の被保険者データ25に記憶されている住所情報と一致するか確認することが好ましい。そして、一致しなければ、料金収納サーバ8から取得した住所がなお避難対象地域に入っているか確認し、入っていなければ支払い対象外とすることが好ましい。このようにすることで、携帯電話会社には住所変更を通知していながら、協会や代理店には住所変更を通知しておらず、現在は避難対象地域に居住していないにもかかわらず保険金が支給されるということを防止できる。
受取意思確認機能部22は、抽出されて保険金の支払対象者となった被保険者の当該被保険者データ25に支払対象フラグを登録し、保険金の支払対象者を確定する(ステップS25)。
≪保険金受取意思、及び保険金受取方法の確認≫
図4(B)のフローチャートに示すように、受取意思確認機能部22は、インターネット9を介して、確定した保険金の支払対象者の被保険者端末3にアクセスし(ステップS26)、被保険者端末3の被保険者表示入力機能部31に、保険金の支払いがある旨の通知を表示させる(ステップS31)。この表示は、図5(A)に示す保険金支払通知画面110のような画面をユーザアプリ33の画面に表示させる、または、電子メールを送信して被保険者端末3のメールソフトにてメールとして表示させる、あるいは、その電子メールに記載しているURLにアクセスさせてホームページ画面として表示するなど、適宜の方法で表示させる。保険金支払通知画面110に表示する場合、保険金が支払われる旨を知らせる文章と受け取る意思があるか否かを問いかける文章を表示する保険金支払い通知部112を表示する。
受取意思確認機能部22は、被保険者表示入力機能部31に、保険金の受取意思の確認を求める表示をさせて、確認の入力を求める(ステップS32)。具体的には、図5(A)に示す保険金支払通知画面110に、受け取る意思を入力する受取意思入力ボタン113と、保険金を辞退する意思を入力する辞退意思入力ボタン114を表示して、いずれか一方を選択させる。受取意思入力ボタン113が押下された場合は次のステップS33に処理を進め、辞退意思入力ボタン114が押下された場合は辞退された旨を示す辞退データを協会サーバ2へ送信して処理を終了する。
協会サーバ2の受取方法確認機能部23は、被保険者端末3の被保険者表示入力機能部31に、被保険者データ25に保険金受取用データ情報として事前に登録されている保険金受取方法情報と、他に選択可能な複数の保険金受取方法の選択肢を表示させて、保険金受取方法の選択を求める(ステップS33)。具体的には図5(B)に示す受取方法選択画面120を表示させ、受取方法選択ボタン(122〜125)である銀行振り込みボタン122、A社電子マネー受取ボタン123、B社電子マネー受取ボタン124、C社ポイント受取ボタン125等のボタンを表示するとともに、分割受取ボタン126、および一括受取ボタン127を表示する。受取方法選択ボタン(122〜125)は、1つだけ選択可能に構成され、1つが選択されるとそのボタンの表示色を変更して選択中であることがわかるようにする。分割受け取りボタン126が選択された場合には、被保険者表示入力機能部31は、図5(C)の受取方法別受取金額指定画面130を表示し、受取方法として選択されたことを示すチェックボックス(132a〜135a)と、その受取方法で受け取る金額を示す金額表示部(132b〜135b)を、選択ボタン(132〜135)の中かその周辺に表示する。選択ボタン(132〜135)が押下されると、図示省略する金額入力画面を表示して支払い合計金額以下の金額を入力できる。金額が入力されると、保険金支払残額表示部131に表示する金額をその金額だけ減額して表示する。これにより、割り当てられていない保険金残額を容易に把握できる。一括受取ボタン136が押下されると、図5(B)に示した受取方法選択画面120に表示を切り替える。選択完了ボタン127,137が押下されると、選択されていた保険金受取方法(およびその方法で受け取る保険金額)に決定する。
受取方法確認機能部23は、事前に登録されている保険金受取方法が選択されない場合には(ステップS34:No)、被保険者表示入力機能部31に、選択する保険金受取方法の詳細の入力を求める表示をさせて、詳細の入力を求める支払用不足情報入力要請処理を実行する(ステップS35)。ここで入力させる詳細データは、受取方法が銀行振り込みであれば銀行名、支店名、銀行口座であり、電子マネーであれば電子マネー用のID等のデータであり、ポイントであればポイント用のID等のデータである。
受取意思確認機能部22は、ステップS32で入力された保険金の受取意思のある旨の確認情報、ステップS33で選択された保険金受取方法、およびステップS35で入力された受取用データを保険金受取意思情報として、保険金支払データ27に登録する(ステップS36)。
受取方法確認機能部23は、ステップS35で新たに入力された保険金受取方法情報を保険金受取用データ情報として、保険金支払データ27に更新登録する(ステップS36)。
一方、受取方法確認機能部23は、事前に登録されている保険金受取方法が選択された場合には(ステップS34:Yes)、保険金受取用データ情報を変更せずに、保険金支払データ27に登録する(ステップS36)。
尚、ステップS33で受取方法確認機能部23が被保険者表示入力機能部31に表示させる、他に選択可能な複数の保険金受取方法の選択肢には、少なくとも、現金、電子マネー、及びポイントによる方法が含まれ、ギフトや商品券、ビットコインによる方法をさらに含んでもよい。
≪保険金の支払い≫
協会サーバ2の保険金支払機能部24は、被保険者データ25に支払対象フラグが登録された保険金の支払対象者について、保険金支払いデータ27の保険金受取意思情報を参照して、当該保険金の支払対象者に保険金を受取意思のある旨を確認し、さらに、被保険者データ25に支払対象フラグが登録された保険金の支払対象者について、保険金支払いデータ27の保険金受取方法情報を参照して、保険金受取方法が適正に登録されている旨を確認する。
保険金支払機能部24は、インターネット9を介して、代理店端末4にアクセスし、確認済みの保険金の支払対象者情報、当該保険金の支払対象者に保険金を受取意思のある旨の情報、及び保険金受取方法情報を送信して、保険金の支払いを請求する。
図4(C)のフローチャートに示すように、代理店端末4の支払対象者確認機能部41は、受信した保険金の支払対象者情報、当該保険金の支払対象者に保険金を受取意思のある旨の情報、及び保険金受取方法情報を確認した後、保険金銀行振込機能部42に保険金の支払い手続きを開始させる(ステップS41)。
保険金銀行振込機能部42は、保険金受取方法が電子マネーによる方法になっている場合には(ステップS42:Yes)、電子マネーによる支払いを実行する(ステップS43)。
この電子マネーによる支払いは、詳述すると次のように実行する。まず、保険金銀行振込機能部42が、電子マネー管理会社の銀行口座に、振込名義人に被保険者の電子マネー用IDを含む文字列を含めて、保険金の金額を振り込む。
次に、電子マネー管理会社の銀行口座を有する銀行サーバ5の入出金機能部51は、振込まれた当該保険金の入金を確認すると、入金額と振込人名義を含む入金情報を、電子マネー管理会社の電子マネーサーバ6に送信する。
そして、入金情報を受信した電子マネーサーバ6は、入出金機能部61により、電子マネー管理会社の銀行口座に入金された当該保険金に相当する電子マネーを、振込名義人に記載されいていた電子マネー用IDを所有するユーザ(すなわち当該保険金の支払対象者所有)の電子マネー情報として電子マネーデータ63に記録させる。
最後に、入出金機能部61は、当該保険金に相当する電子マネーが入金された旨の通知を、当該保険金の支払対象者の被保険者端末3及び代理店端末4に送信する。
また、保険金銀行振込機能部42は、保険金受取方法が電子マネーによる方法ではなく(ステップS42:No)、ポイントによる方法が選択されていた場合には(ステップS44:Yes)、ポイントによる支払いを実行する(ステップS45)。
このポイントによる支払いを詳述すると、まず、保険金銀行振込機能部42が、ポイント管理会社の銀行口座に、振込名義人に被保険者のポイント用IDを含む文字列を含めて、保険金の金額を振り込む。
次に、ポイント管理会社の銀行口座を有する銀行サーバ5の入出金機能部51は、振込まれた当該保険金の入金を確認すると、その入金情報を、ポイント管理会社のポイントサーバ7に送信する。
さらに、通知を受信したポイントサーバ7は、ポイント加減機能部71により、ポイント管理会社の銀行口座に入金された当該保険金に相当するポイントを、入金情報に記憶されたポイント用IDのユーザ(すなわち当該保険金の支払対象者所有)のポイント情報としてポイントデータ72に記録させる。
最後に、ポイント加減機能部71は、当該保険金に相当するポイントが付与された旨の通知を、当該保険金の支払対象者の被保険者端末3及び代理店端末4に送信する。
また、保険金銀行振込機能部42は、保険金受取方法が電子マネーによる方法でもなく(ステップS42:No)、ポイントによる方法でもない場合には(ステップS44:No)、代理店端末4へ現金支払いであることを示すデータを送信し、銀行振り込みによる現金支払い処理を実行する(ステップS46)。
この現金支払い処理を詳述すると、まず、保険金銀行振込機能部42は、インターネット9を介して、当該保険会社の代理店の銀行口座を有する銀行サーバ5にアクセスし、銀行サーバ5の振込機能部52により被保険者の銀行口座へ当該保険金の振込をさせる。
最後に、当該保険金の支払対象者の銀行口座を有する銀行サーバ5の入出金機能部51は、振込まれた当該保険金の入金を確認すると、その旨の通知を、当該保険金の支払対象者の被保険者端末3及び代理店端末4に送信する(ステップS46)。
代理店端末4が、ステップS43で電子マネーサーバ6の入出金機能部61から、当該保険金に相当する電子マネーが入金された旨の通知を受信した場合、あるいはステップ45でポイントサーバ7のポイント加減機能部71から、当該保険金に相当するポイントが付与された旨の通知を受信した場合、またはステップ46で当該保険金の支払対象者の銀行口座を有する銀行サーバ5の入出金機能部51から、当該保険金の入金を確認した旨の通知を受信した場合には(ステップS47:No)、代理店端末4の被保険者データ管理機能部43は、当該保険金の支払いの完了を登録し、当該保険金の支払い手続きを終了する(ステップS48)。
一方、当該保険金の支払い手続きに不具合がありエラーが発生した場合には(ステップS47:Yes)、電子マネーサーバ6の入出金機能部61、またはポイントサーバ7のポイント加減機能部71、若しくは当該保険金の支払対象者の銀行口座を有する銀行サーバ5の入出金機能部51は、代理店端末4に、支払エラー通知を送信する(ステップS49)。
支払エラー通知を受信した代理店端末4の被保険者データ管理機能部43は、インターネット9を介して、協会サーバ2にアクセスし、支払エラー通知があった旨の通知と、当該保険金の支払対象者の保険金受取方法の再確認を求める旨の通知を送信する。
当該通知を受信した協会サーバ2は、当該保険金の支払対象者の保険金受取方法の確認を、ステップS33以降の保険金受取方法の確認フローに従って再度行う。
以上の構成および動作により、被保険者は、保険金の支払いが決定した段階で最も受取に適した方法にて保険金を受け取ることができる。このため、特に避難勧告が出ていてスマートフォン(被保険者端末3)しか持っていないような場合でも、そのスマートフォン(被保険者端末3)の電子マネーで保険金を受け取り、避難先にて必要なものをその電子マネーで購入するといったことが可能になる。従って、保険金の即座の受取が容易になり、急な避難勧告で困っているときに効果的に保険金を受け取ることができる。
また、被保険者に選択された保険金の受取方法で支払うための情報が登録されていない場合に、保険金を受け取りたいタイミングで即座に必要な情報を登録して、その受取方法にて保険金を受け取れる。従って、保険契約時には使用していなかった種類の電子マネーやポイント等でも保険金支払い時に指定してその種類の受取方法で受領でき、被保険者の利便性が向上するとともに、柔軟性に富んだシステムを提供できる。
また、避難勧告の地域と被保険者の住所によって保険金支払対象者か否かを判定できるため、迅速かつ確実に保険金の支払対象者を特定し、迅速に保険金を支払えることを通知できる。
また、保険料を定期的に集金する料金収納サーバ8に登録されているユーザの住所と協会サーバ2に登録されている被保険者の住所が一致しているか確認することにより、避難勧告地域から区域外へ避難勧告前に引っ越し完了している被保険者に対して保険料を支払うことを容易に防止できる。
また、保険金の受け取り方法毎にいくらをその方法で受け取るか指定できるため、複数種類の受取方法を混合して補保険者が使いやすいように受け取ることができる。
また、保険金の支払事由は、自治体が避難勧告を発令したことと、被保険者が避難対象地域に住所を有することであり、災害に関連した事由であり、また、簡単、明確である。そして、保険の加入資格に煩雑な制限はなく、さらに減災を目的とした事業を行う協会が当該協会の会員に対して当該保険の加入の募集を行っている。
そのため、災害に関心のある当該協会の会員にとって加入しやすい形で保険を提供することができる。
そして、支払事由発生時に煩雑な支払審査の必要はほとんどないため、迅速かつ確実に保険金を支払うことができる。また、支払の可否判定も容易である。そのため、団体保険契約者となる協会の協会サーバ2は、当該保険金の支払対象者となる被保険者を容易に抽出でき、大規模なハードウェアを必要としない。
また、支払を請求するために書類等の準備が不要であると予想されるため、被保険者にとって便宜である。
保険金の支払対象者となった被保険者は、保険金受取方法として現金以外の電子マネーやポイントによる方法を選択することができる。そのため、保険金は、本人にとって使い勝手の良い方法により受け取ることが可能で便宜である。
保険金受取方法は、被保険者が名義人となっている被保険者端末3を用いて選択できるため便宜である。
保険金受取方法は、保険の契約時に詳細を予め登録しておくことができるため、保険金の受取時になって詳細な登録をする必要がなく面倒がない。
他方、保険金受取方法は、保険金の受取時に、その時に受け取る本人にとって最も使い勝手の良い方法に変更することも可能であり便宜である。
料金収納サーバ8は、被保険者端末3が利用する携帯電話キャリアの所有であるため、被保険者が支払う月払いの保険料に加えて、被保険者端末3の利用料金や、被保険者端末3にインストールされたユーザアプリ33(協会が販売した避難所案内アプリ)の利用料金をまとめて集金することができ便宜である。
尚、本願発明は本実施形態に限られず他の様々な実施形態とすることができる。
例えば、被保険者の情報や保険内容によって、被保険者が選択可能な受取方法を一部制限し、選択可能な受取方法以外を非保険者がそのときに指定できないようにしてもよい。この場合、保険種別毎に受取方法として選択可能な方法を指定する、あるいは被保険者毎に受取方法として選択可能な方法を指定することができる。これにより保険種別や被保険者に応じた適切な受取方法を迅速に選択することができる。
本願発明は、保険金の受取方法を被保険者が選択できる保険金支払いシステム等を提供し、被保険者の利便性を向上するとともに、保険業における保険金の支払い業務を簡素化することに役立てることができる。
この発明は、情報を送信する送信部を有する管理装置と、前記管理装置から前記情報を受信する受信部を有するユーザ端末とを備え、前記管理装置の前記送信部は、保険金支払対象者の前記ユーザ端末に保険金支払対象であることを示す保険金支払対象情報を送信する構成であり、前記ユーザ端末は、前記保険金の受取方法として複数種類の金銭価値保有手段からユーザが希望する金銭価値保有手段の選択入力を受け付ける入力部と、前記入力部により入力された金銭価値保有手段にて前記保険金の少なくとも一部を受け取る保険金受取方法情報を送信する送信部とを備え、前記入力部で選択入力を受け付ける前記金銭価値保有手段は、銀行口座への振込による方法で前記保険金の少なくとも一部を受け取れる「現金」と、電子マネーが記憶されている記憶部に電子マネーの金額を加算する方法で前記保険金の少なくとも一部を受け取れる「電子マネー」とが含まれ、前記入力部は、前記保険金の受取方法として前記ユーザが事前に登録していない種類の前記金銭価値保有手段についても前記選択入力を受け付ける構成である保険金支払いシステム、またはこれによる保険金支払い方法、もしくはこれに用いる保険金支払いプログラムであることを特徴とする。
この発明は、情報を送信する送信部を有する管理装置と、前記管理装置から前記情報を受信する受信部を有するユーザ端末と、前記ユーザから保険料を徴収する保険料収納装置とを備え、前記管理装置の前記送信部は、保険金支払対象者の前記ユーザ端末に保険金支払対象であることを示す保険金支払対象情報を送信する構成であり、前記ユーザ端末は、前記保険金の受取方法として複数種類の金銭価値保有手段からユーザが希望する金銭価値保有手段の選択入力を受け付ける入力部と、前記入力部により入力された金銭価値保有手段にて前記保険金の少なくとも一部を受け取る保険金受取方法情報を送信する送信部とを備え、前記入力部で選択入力を受け付ける前記金銭価値保有手段は、銀行口座への振込による方法で前記保険金の少なくとも一部を受け取れる「現金」と、電子マネーが記憶されている記憶部に電子マネーの金額を加算する方法で前記保険金の少なくとも一部を受け取れる「電子マネー」とが含まれ、前記入力部は、前記保険金の受取方法として前記ユーザが事前に登録していない種類の前記金銭価値保有手段についても前記選択入力を受け付ける構成であり、前記管理装置は、前記ユーザの居住する住所を記憶する記憶部と、避難勧告が出された地域の避難勧告地域情報を受信する受信部と、前記避難勧告地域情報の地域内に住所が入っている前記ユーザを前記保険金支払対象者であると判定する判定処理を行う制御部を有し、前記保険料収納装置は、前記ユーザの居住する住所を記憶する記憶部を有し、前記保険料を前記ユーザから定期的に徴収する構成であり、前記制御部の前記判定処理は、前記管理装置の記憶部に記憶している前記住所と前記保険料収納装置の記憶部に記憶している前記住所が一致していて、かつ当該住所が前記避難勧告地域情報の地域内に入っている前記ユーザを保険金支払対象と判定し、前記管理装置の記憶部に記憶している前記住所と前記保険料収納装置の記憶部に記憶している前記住所が一致せず、かつ、いずれか一方の住所が前記避難勧告地域情報の地域内に入っている前記ユーザについて、保険金支払対象とするか否か確認が必要な保険金支払前要確認対象者であると判定する構成である保険金支払いシステム、またはこれによる保険金支払い方法、もしくはこれに用いる保険金支払いプログラムであることを特徴とする。

Claims (8)

  1. 情報を送信する送信部を有する管理装置と、
    前記管理装置から前記情報を受信する受信部を有するユーザ端末とを備え、
    前記管理装置の前記送信部は、保険金支払対象者の前記ユーザ端末に保険金支払対象であることを示す保険金支払対象情報を送信する構成であり、
    前記ユーザ端末は、
    電子マネーを含む複数種類の金銭価値保有手段からユーザが希望する金銭価値保有手段の選択入力を受け付ける入力部と、
    前記入力部により入力された金銭価値保有手段にて前記保険金の少なくとも一部を支払う金銭価値支払情報を送信する送信部とを備えた
    保険金支払いシステム。
  2. 前記ユーザ端末は、
    前記入力部により入力された金銭価値保有手段にて前記ユーザに前記保険金の少なくとも一部を支払うために必要な情報が揃っていない場合に不足情報の前記入力部での入力を求める支払用不足情報入力要請処理を実行する制御部を備えた
    請求項1記載の保険金支払いシステム。
  3. 前記管理装置は、
    前記ユーザの居住する住所を記憶する記憶部と、
    避難勧告が出された地域の避難勧告地域情報を受信する受信部と、
    前記避難勧告地域情報の地域内に住所が入っている前記ユーザを前記保険金支払対象者であると判定する判定処理を行う制御部を備えた
    請求項1または2記載の保険金支払いシステム。
  4. 前記ユーザから保険料を定期的に徴収する保険料収納装置を備え、
    前記保険料収納装置は、
    前記ユーザの居住する住所を記憶する記憶部を備え、
    前記判定処理は、前記管理装置の記憶部に記憶している前記住所と前記料金収納装置の記憶部に記憶している前記住所が一致していて、かつ当該住所が前記避難勧告地域情報の地域内に入っている前記ユーザを保険金支払対象と判定し、前記管理装置の記憶部に記憶している前記住所と前記料金収納装置の記憶部に記憶している前記住所が一致せず、かつ、いずれか一方の住所が前記避難勧告地域情報の地域内に入っている前記ユーザについて、保険金支払対象とするか否か確認が必要な保険金支払前要確認対象者であると判定する構成である
    請求項3記載の保険金支払いシステム。
  5. 前記ユーザ端末の入力部は、
    選択された前記金銭価値保有手段にて前記保険金の全額のうちいくらを受け取るか入力する受取金額入力部を備えた
    請求項1から4のいずれか1つに記載の保険金支払いシステム。
  6. 前記受取金額入力部は、選択可能な前記金銭価値保有手段別に入力可能に構成され、複数の金銭価値保有手段にてそれぞれ前記受取金額入力部で入力された金額を受け取り可能とする
    請求項5記載の保険金支払いシステム。
  7. 情報を送信する送信部を有する管理装置と、前記管理装置から前記情報を受信する受信部を有するユーザ端末とにより保険金を支払う保険金支払い方法であって、
    前記管理装置の前記送信部は、保険金支払対象者の前記ユーザ端末に保険金支払対象であることを示す保険金支払対象情報を送信し、
    前記ユーザ端末は、
    電子マネーを含む複数種類の金銭価値保有手段からユーザが希望する金銭価値保有手段の選択入力を入力部により受け付け、
    前記入力部により入力された金銭価値保有手段にて前記保険金の少なくとも一部を支払う金銭価値支払情報を送信部により送信する
    保険金支払い方法。
  8. コンピュータを、
    電子マネーを含む複数種類の金銭価値保有手段からユーザが希望する金銭価値保有部の選択入力を受け付ける入力部と、
    前記入力部により入力された金銭価値保有手段にて前記保険金の少なくとも一部を支払う金銭価値支払情報を送信する送信部として機能させる
    保険金支払いプログラム。
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