JP2019012429A - 車両用警報装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両を運転中の運転者の目の開き具合に基づく警告の精度を高める。【解決手段】測定部2は、車両の室内に設置され、車両の運転者との間の距離及び車両の運転者の開眼度を測定する。閾値取得部41は、運転者に警報を通知するか否かを判定するために参照される所定の閾値を記憶部3から取得する。修正部42は、測定部2と運転者との間の距離に基づいて、閾値と開眼度との少なくともいずれか一方を修正する。通知部43は、開眼度が閾値未満となる場合に警報を通知する。【選択図】図3

Description

本発明は、車両用警報装置に関する。
近年、運転者の覚醒状態を推定して必要に応じて警報を発する技術が種々提案されている(例えば、特許文献1)。特許文献1に開示されている技術は、開眼幅計測手段により計測された開眼幅の時系列トレンドを追跡し、実測値に低域濾過フィルタのフィルタをかけることで開眼閾値を決定することが開示されている。
特開2010−067137号公報
運転者が動くことによって撮像部と運転者との距離が変わると、撮像部が撮像した映像における運転者の見かけ上の開眼度が変化する。一方、上記のような技術では、開眼幅の決定には一定の実測を要するため、決定まで一定の時間を要すると考えられる。このため、上記のような技術では、運転者の急な動きに対する開眼閾値の変更に対応しにくいと考えられる。
本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、車両を運転中の運転者の目の開き具合に基づく警告の精度を高める技術を提供することを目的とする。
本発明のある態様は、車両用警報装置である。この装置は、車両の室内に設置され、前記車両の運転者との間の距離及び前記車両の運転者の開眼度を測定する測定部と、前記運転者に警報を通知するか否かを判定するために参照される所定の閾値を記憶部から取得する閾値取得部と、前記測定部と前記運転者との間の距離に基づいて、前記閾値と前記開眼度との少なくともいずれか一方を修正する修正部と、前記開眼度が前記閾値未満となる場合に警報を通知する通知部と、を備える。
前記測定部は、前記運転者の顔の向きをさらに測定してもよく、前記車両用警報装置は、前記車両の前進方向と前記運転者の顔向き方向とがなす角度を取得する角度取得部をさらに備えてもよく、前記修正部は、前記角度に基づいて、前記閾値と前記開眼度との少なくともいずれか一方を修正してもよい。
前記修正部は、前記開眼度を測定するための基準距離よりも前記測定部と前記運転者との間の距離が大きいほど、前記開眼度が大きくなるように前記開眼度を修正してもよい。
前記修正部は、前記開眼度を測定するための基準距離よりも前記測定部と前記運転者との間の距離が大きいほど、前記閾値が小さくなるように前記閾値を修正してもよい。
本発明によれば、車両を運転中の運転者の目の開き具合に基づく警告の精度を高めることができる。
実施の形態に係る車両用警報装置の概要を説明するための模式図である。 実施の形態に係る測定部が測定する運転者の開眼度を説明するための図である。 実施の形態に係る車両用警報装置の機能構成を模式的に示す図である。 実施の形態に係る修正部による修正処理を説明するための模式図である。 実施の形態に係る修正部による修正処理を説明するための模式図である。 実施の形態に係る車両用警報装置が実行する警報処理の流れを説明するためのフローチャートである。 実施の形態の変形例に係る修正部による修正処理を説明するための模式図である。
<実施の形態の概要>
図1及び図2を参照して、実施の形態に係る車両用警報装置1の概要を述べる。
図1は、実施の形態に係る車両用警報装置1の概要を説明するための模式図である。図1に示す例では、車両用警報装置1は運転者Dが運転する車両Vに搭載されている。車両Vは、車両用警報装置1の一部として、測定部2も備えている。
測定部2は、車両Vの室内に設置され、車両Vの運転者Dとの間の距離及び車両Vの運転者Dの開眼度を測定する。既知の技術であるため詳細な説明は省略するが、測定部2は、例えばCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の固体撮像素子と画像処理を実行する計算部とで実現されている。測定部2は、車両Vの運転者Dを撮像することで得られた映像を既知の画像処理技術を用いて解析することにより、運転者Dの目の開き具合を示す開眼度を取得する。
また、測定部2は、測定部2と運転者Dとの間の距離も取得する。測定部2が二つの撮像素子を持つ複眼カメラの場合、測定部2は示唆画像を解析することで測定部2と運転者Dとの間の距離を求めることができる。測定部2が単眼カメラの場合には、測定部2は赤外光等を用いる測距センサによって測定部2と運転者Dとの間の距離を求めることができる。
ここで、「目の開き具合を示す開眼度」は、例えば、測定部2のキャリブレーション時に測定部2が測定した運転者Dの目の開き具合を基準とする百分率によって表される。
図2(a)−(c)は、実施の形態に係る測定部2が測定する運転者Dの開眼度を説明するための図である。具体的には、図2(a)は、測定部2のキャリブレーション時の基準距離Lcを示す模式図である。図2(b)は、開眼度が100%である運転者Dの顔を示す模式図である。図2(c)は、開眼度が30%である運転者Dの顔を示す模式図である。
測定部2は、図2(a)に示すように測定部2と運転者Dの顔との距離が基準距離Lcのとき、図2(b)に示すように覚醒時の運転者Dの目の開き具合を開眼度100%とする。また、測定部2は、例えば映像中において運転者Dの目を構成する画素の縦方向の基準画素数Ncを記憶する。これにより、測定部2は、撮影した映像中において運転者Dの目を構成する画素の縦方向の画素数Nの基準画素数Ncに対する百分率を開眼度として取得することができる。
ここで、開眼度が小さいことは運転者Dの目が閉じていること又は閉じかかっていること、すなわち運転者Dが覚醒していない可能性を示唆する。このため、実施の形態に係る車両用警報装置1は、測定部2が算出した開眼度が所定の閾値未満となる場合、運転者Dに対して警報を通知する。これにより、運転者Dに覚醒を促すことができる。
ところで、測定部2と運転者Dの顔との距離が基準距離Lcであることを前提として測定部2が開眼度を算出する場合、測定部2と運転者Dの顔との距離が基準距離Lcからずれると、開眼度が不正確となる。例えば、測定部2と運転者Dの顔との距離が基準距離Lcよりも長くなると、運転者Dの目の開き具合が同じであっても算出される開眼度は小さくなる。反対に、測定部2と運転者Dの顔との距離が基準距離Lcよりも短くなると、運転者Dの目の開き具合が同じであっても算出される開眼度は大きくなる。
そこで、実施の形態に係る車両用警報装置1は、測定部2と運転者Dとの間の距離に基づいて、閾値と開眼度との少なくともいずれか一方を修正する。これにより、車両Vを運転中の運転者Dの目の開き具合に関する開眼度に基づく警報の精度を高めることができる。
<車両用警報装置1の機能構成>
図3は、実施の形態に係る車両用警報装置1の機能構成を模式的に示す図である。実施の形態に係る車両用警報装置1は、測定部2、記憶部3、及び制御部4を備える。
測定部2は、車両Vの室内に設置され、車両Vの運転者Dとの間の距離及び車両Vの運転者Dの開眼度を測定する。記憶部3は、HDD(Hard Disc Drive)やSSD(Solid State Drive)等の不揮発性記憶装置、及びDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の一時記憶部を含む。不揮発性記憶装置は、実施の形態に係る車両用警報装置1を実現するための各種プログラム及びデータの格納部として機能する。一時記憶部は、制御部4の作業メモリとして機能する。
制御部4は、車両VのECU(Electronic Control Unit)等のプロセッサである。制御部4は、記憶部3に格納されているプログラムを実行することにより、開眼度取得部40、閾値取得部41、修正部42、通知部43、及び角度取得部44として機能する。
開眼度取得部40は、測定部2から、運転者Dの目の開き具合に関する開眼度、開眼度算出の基準とする基準距離Lc、及び測定部2と運転者Dの顔との実際の距離Lを取得する。閾値取得部41は、運転者Dに警報を通知するか否かを判定するために参照される所定の閾値Tを記憶部3から取得する。閾値Tの具体的な値は、測定部2の精度や警報の強度等を考慮して定めればよいが、例えば50%である。運転者Dは、車両Vの図示しないユーザインタフェースを介して、閾値Tの値を変更することもできる。
修正部42は、測定部2と運転者Dとの間の距離Lに基づいて、閾値Tと開眼度との少なくともいずれか一方を修正する。通知部43は、修正部42による修正後の開眼度が閾値T未満となる場合に警報を通知する。これにより、車両用警報装置1は、車両Vを運転中の運転者Dの目の開き具合に基づく警告の精度を高めることができる。
以下、実施の形態に係る修正部42による修正処理についてより詳細に説明する。
図4(a)−(c)は、実施の形態に係る修正部42による修正処理を説明するための模式図である。具体的には、図4(a)は、測定部2のキャリブレーション時の基準距離Lcと、開眼度が100%である運転者Dの顔とを示す模式図である。図4(b)は、測定部2と運転者Dの顔との距離Lが基準距離Lcよりも長い場合の様子を示す模式図である。
図4(b)に示す運転者Dの目の開き具合は、図4(a)に示す運転者Dの目の開く具合と同一である。しかしながら、図4(b)に示す運転者Dは、図4(a)に示す運転者Dよりも測定部2から離れている。このため、測定部2が撮像する映像においては、図4(b)に示す運転者Dの目を構成する画素の縦方向の画素数Nは、図4(a)に示す運転者Dの目を構成する画素の縦方向の画素数である基準画素数Ncよりも少なくなる。図4(b)は、運転者Dの見かけ上の開眼度が90%となっている場合の例を図示している。
図4(c)は、測定部2と運転者Dの顔との距離と、見かけ上の開眼度との関係を説明するための模式図である。図4(c)において、運転者Dの目の縦方向の長さをP、運転者Dの目との距離がLcとなる点を点A、運転者Dの目との距離がLとなる点を点Bとする。また、点Aから運転者Dの目を見たときの見込み角をα[rad]、点Bから運転者Dの目を見たときの見込み角をβ[rad]とする。Lc<Lの時、α>βとなる。
このとき、P、Lc、α、L、βは、以下の式を満たす。
P=Lc×tan(α) (1)
P=L×tan(β) (2)
Pは人間の目の大きさであるため、大きくても2センチメートル程度である。また、測定部2が車両Vのダッシュボード付近に設置される場合、Lcは少なくとも50センチメートル程度である。この場合、αは0.04[rad]程度となる。
ここで、φを角度とし、y=tan(φ)とする。このとき、φ<<1であれば、y=tan(φ)≒φとなる。この関係を利用すると、式(1)及び式(2)は、それぞれ以下のように変形できる。
P=Lc×α (1)’
P=L×β (2)’
式(1)’及び式(2)’より以下の式(3)を得る。
β=α×Lc/L (3)
角度α及び角度βは、それぞれ測定部2が撮像した映像における運転者Dの目を構成する画素の縦方向の画素数Nに比例する。以上より、測定部2から距離L離れた場所に存在する運転者Dの見かけ上の開眼度Yは、真の開眼度をXとすると、
Y=X×Lc/L (4)
となる。ゆえに、測定部2から距離L離れた場所に存在する運転者Dの真の開眼度Xは、見かけ上の開眼度Yを用いて、
X=Y×L/Lc (5)
と変形できる。
式(5)は、基準距離Lcよりも測定部2と運転者Dとの間の距離Lが大きいほど、真の開眼度Xは、見かけ上の開眼度Yよりも大きくなることを示している。そこで修正部42は、開眼度を測定するための基準距離Lcよりも測定部2と運転者Dとの間の距離Lが大きいほど、開眼度が大きくなるように開眼度を修正する。
通知部43は、修正部42による修正後の開眼度が閾値T未満となる場合、すなわち以下の式(6)を満たす場合、警報を通知する。
T>Y×L/Lc (6)
これにより、車両用警報装置1は、車両Vを運転中の運転者Dの目の開き具合に基づく警告の精度を高めることができる。
式(6)を変形すると、以下の式(7)を得る。
T×Lc/L>Y (7)
式(7)は、修正部42が測定部2と運転者Dとの間の距離Lに基づいて見かけ上の開眼度Yを修正することに替えて、閾値TをT×Lc/Lとなるように修正してもよいことを示している。すなわち、修正部42は、開眼度を測定するための基準距離Lcよりも測定部2と運転者Dとの間の距離Lが大きいほど、閾値Tが小さくなるように閾値Tを修正してもよい。通知部43は、修正部42による修正後の閾値Tよりも見かけ上の開眼度Yが小さくなる場合、警報を通知する。これにより、車両用警報装置1は、車両Vを運転中の運転者Dの目の開き具合に基づく警告の精度を高めることができる。
以上、修正部42が、測定部2と運転者Dとの間の距離Lに基づいて、閾値Tと見かけ上の開眼度Yとの少なくともいずれか一方を修正する場合について説明した。ここで、見かけ上の開眼度Yは、測定部2と運転者Dとの間の距離Lのみならず、運転者Dの顔の向きによっても変化する。
図5(a)−(c)は、実施の形態に係る修正部42による修正処理を説明するための模式図である。具体的には、図5(a)は、測定部2のキャリブレーション時の基準距離Lcと開眼度が100%である運転者Dの顔を示す模式図である。図5(b)は、運転者Dの顔が上向きの場合の様子を示す模式図である。
図5(b)に示す運転者Dの目の開き具合は、図5(a)に示す運転者Dの目の開く具合と同一である。しかしながら、図5(b)に示す運転者Dは、図5(a)に示す運転者Dと異なり上を向いている。このため、測定部2が撮像する映像においては、図5(b)に示す運転者Dの目を構成する画素の縦方向の画素数Nは、図5(a)に示す運転者Dの目を構成する画素の縦方向の画素数である基準画素数Ncよりも少なくなる。図5(b)は、運転者Dの見かけ上の開眼度Yが80%となっている場合の例を図示している。
図5(c)は、運転者Dの顔向き方向を示す目の俯角と、見かけ上の開眼度との関係を説明するための模式図である。図5(c)において、運転者Dの目の縦方向の長さをP、運転者Dが上方を見上げる場合の運転者Dの目の俯角θとする。
このとき、運転者Dの目を正面から見た場合における運転者Dの目の縦方向の見かけ上の長さQは、
Q=Pcos(θ) (8)
となる。
したがって、測定部2の目の俯角がθである場合の運転者Dの見かけ上の開眼度Yは、真の開眼度をXとすると、
Y=X×cos(θ) (9)
となる。ゆえに、真の開眼度Xは、
X=Y/cos(θ) (10)
となる。
通知部43は、修正部42による修正後の開眼度が閾値T未満となる場合、すなわち以下の式(11)を満たす場合、警報を通知する。
T>Y/cos(θ) (11)
これにより、車両用警報装置1は、車両Vを運転中の運転者Dの目の開き具合に基づく警告の精度を高めることができる。
式(11)を変形すると、以下の式(12)を得る。
T×cos(θ)>Y (12)
式(12)は、修正部42が測定部2と運転者Dとの間の距離Lに基づいて見かけ上の開眼度Yを修正することに替えて、閾値TをT×cos(θ)となるように修正してもよいことを示している。
そこで、測定部2は、運転者Dの顔の向きをさらに測定する。角度取得部44は、車両Vの前進方向と運転者Dの顔向き方向とがなす角度である俯角θを取得する。修正部42は、角度に基づいて、閾値Tと開眼度との少なくともいずれか一方を修正する。具体的には、修正部42は、式(10)に基づいて見かけ上の開眼度Yを補正するか、あるいは式(12)を用いて閾値Tを修正する。これにより、車両用警報装置1は、車両Vを運転中の運転者Dの目の開き具合に基づく警告の精度を高めることができる。なお、上記の議論は、運転者Dの顔向き方向が下方である場合も同様に成り立つ。
<車両用警報装置1が実行する警報処理の処理フロー>
図6は、実施の形態に係る車両用警報装置1が実行する警報処理の流れを説明するためのフローチャートである。本フローチャートにおける処理は、例えば車両Vのエンジンが始動したときに開始する。
測定部2は、運転者Dの開眼度を測定するためのキャリブレーションを実行して基準距離Lcと基準画素数Ncとを取得する(S2)。測定部2は、車両Vの走行中に、車両Vの運転者Dとの間の距離Lを測定する(S4)。
測定部2は、運転者Dの見かけ上の開眼度Yを測定する(S6)。閾値取得部41は、運転者Dに警報を通知するか否かを判定するために参照される所定の閾値Tを記憶部3から取得する(S8)。測定部2は、運転者Dの顔向き方向を測定する(S10)。
角度取得部44は、車両Vの前進方向と運転者Dの顔向き方向とがなす角度である俯角θを取得する(S12)。角度取得部44は、車両Vの運転者Dとの間の距離L及び車両Vの前進方向と運転者Dの顔向き方向とがなす角度である俯角θとに基づいて、閾値Tと見かけ上の開眼度Yとの少なくともいずれか一方を修正する(S14)。
修正後の真の開眼度Xが閾値Tより小さいか、又は見かけ上の開眼度Yが修正後の閾値Tよりも小さい場合(S16のYes)、通知部43は警報を通知する(S18)。修正後の真の開眼度Xが閾値T以上、かつ見かけ上の開眼度Yが修正後の閾値T以上の場合(S16のNo)、又は通知部43が警報を通知すると、本フローチャートにおける処理は終了する。
<車両用警報装置1が奏する効果>
以上説明したように、実施の形態に係る車両用警報装置1によれば、車両Vを運転中の運転者Dの目の開き具合に基づく警告の精度を高めることができる。
実施の形態に係る車両用警報装置1は、測定部2と運転者Dとの間の距離による開眼度の見かけ上の変化を修正することにより、目の開き具合の推定精度を高めることができる。さらに、実施の形態に係る車両用警報装置1は、運転者の顔の向きによる開眼度の見かけ上の変化も修正するため、目の開き具合の推定精度を高めることができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の分散・統合の具体的な実施の形態は、以上の実施の形態に限られず、その全部又は一部について、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を合わせ持つ。
<変形例>
上記では、運転者Dの顔の高さと測定部2の設置場所の高さとが同じであることを前提として説明した。しかしながら、測定部2の設置場所は、運転者Dの顔の位置よりも下方にずれることも起こり得る。
図7は、実施の形態の変形例に係る修正部42による修正処理を説明するための模式図である。図7に示すように、変形例に係る車両用警報装置1においては、測定部2は、運転者Dの顔の下方に距離Hずれた位置に設置されている。
キャリブレーション時には、測定部2と運転者Dの顔との間の距離はLc(図中点Aと点Cとの間の距離)であるとする。また、点Aから運転者Dの目を見たときの見込み角をα[rad]とする。このとき、測定部2が撮像する映像における運転者Dの目の縦方向の大きさP’は、
P’=Lc×sin(α) (13)
となる。
ここで、φを角度とし、y=sin(φ)とする。このとき、φ<<1であれば、y=sin(φ)≒φとなる。この関係を利用すると、式(13)は、
P’=Lc×α (13)’
となる。式(13)’は式(1)’と同様の形となる。
したがって、運転者Dの目との距離がLとなる点から運転者Dの目を見たときの見込み角をβ[rad]とすれば、
P’=L×β (14)
も同様に成立する。
以上より、測定部2の設置場所が運転者Dの顔の位置よりも下方にずれる場合であっても、式(13)’及び式(14)が成り立つ。ゆえに、変形例に係る修正部42は、実施の形態に係る修正部42と同様に、測定部2と運転者Dとの間の距離Lに基づいて見かけ上の開眼度Y又は閾値Tを修正すればよい。
1・・・車両用警報装置
2・・・測定部
3・・・記憶部
4・・・制御部
40・・・開眼度取得部
41・・・閾値取得部
42・・・修正部
43・・・通知部
44・・・角度取得部
V・・・車両

Claims (4)

  1. 車両の室内に設置され、前記車両の運転者との間の距離及び前記車両の運転者の開眼度を測定する測定部と、
    前記運転者に警報を通知するか否かを判定するために参照される所定の閾値を記憶部から取得する閾値取得部と、
    前記測定部と前記運転者との間の距離に基づいて、前記閾値と前記開眼度との少なくともいずれか一方を修正する修正部と、
    前記開眼度が前記閾値未満となる場合に警報を通知する通知部と、
    を備える車両用警報装置。
  2. 前記測定部は、前記運転者の顔の向きをさらに測定し、
    前記車両用警報装置は、前記車両の前進方向と前記運転者の顔向き方向とがなす角度を取得する角度取得部をさらに備え、
    前記修正部は、前記角度に基づいて、前記閾値と前記開眼度との少なくともいずれか一方を修正する、
    請求項1に記載の車両用警報装置。
  3. 前記修正部は、前記開眼度を測定するための基準距離よりも前記測定部と前記運転者との間の距離が大きいほど、前記開眼度が大きくなるように前記開眼度を修正する、
    請求項1又は2に記載の車両用警報装置。
  4. 前記修正部は、前記開眼度を測定するための基準距離よりも前記測定部と前記運転者との間の距離が大きいほど、前記閾値が小さくなるように前記閾値を修正する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の車両用警報装置。

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