JP2019012373A - 電子メール誤送信防止装置、電子メール誤送信防止方法、および、プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】電子メールの誤送信を確実に防止すること。【解決手段】電子メールの誤送信を防止する電子メール誤送信防止装置において、送信済の複数の電子メールに含まれる所定の情報を取得する取得手段(電子メール取得部101)と、取得手段によって取得された所定の情報を格納する格納手段(データベース構築部102およびデータベース103)と、新たな電子メールが作成される場合、新たな電子メールに含まれる情報と、格納手段に格納されている所定の情報とを照合し、誤送信の可能性の有無を判定する判定手段(送信メール監視部104)と、判定手段によって誤送信の可能性があると判定した場合には、警告を行う警告手段(警告部105)と、を有することを特徴とする。【選択図】図4
Description
本発明は、電子メール誤送信防止装置、電子メール誤送信防止方法、および、プログラムに関するものである。
従来、電子メールの誤送信を防止する技術としては、例えば、特許文献1に開示された技術がある。この技術では、自機のメールアドレスと、宛先のメールアドレスのドメインが一致しない場合には、宛先が社外であるとして送信を拒否する。
また、特許文献2には、画像データを電子メールで送信する場合、画像データが表示されている表示部に送信先のメールアドレスが表示され、メールアドレスを使用者が可視的に確認した後、画像データが添付された電子メールが送信される技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、社外へ電子メールを送信することができないという問題点がある。
また、特許文献2に開示された技術では、メールアドレスが単に表示されるだけであるので、表示を見誤った場合等には、誤送信が発生するという問題点がある。
本発明は、電子メールの誤送信を確実に防止することが可能な電子メール誤送信防止装置、電子メール誤送信防止方法、および、プログラムを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は、電子メールの誤送信を防止する電子メール誤送信防止装置において、送信済の複数の前記電子メールに含まれる所定の情報を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された前記所定の情報を格納する格納手段と、新たな前記電子メールが作成される場合、前記新たな前記電子メールに含まれる情報と、前記格納手段に格納されている前記所定の情報とを照合し、誤送信の可能性の有無を判定する判定手段と、前記判定手段によって誤送信の可能性があると判定した場合には、警告を行う警告手段と、を有することを特徴とする。
このような構成によれば、電子メールの誤送信を確実に防止することが可能となる。
このような構成によれば、電子メールの誤送信を確実に防止することが可能となる。
また、本発明は、前記取得手段は、前記送信済の複数の前記電子メールに含まれる、宛先メールアドレスを取得するとともに、カーボンコピー(CC)のメールアドレスおよびブラインドカーボンコピー(BCC)のメールアドレスを前記所定の情報として取得し、前記格納手段は、前記取得手段によって取得された前記所定の情報を格納し、前記判定手段は、前記宛先メールアドレスと同じ前記宛先メールアドレスを有する前記送信済の前記電子メールを前記格納手段から検索し、検索によって見つかった前記送信済の前記電子メールの前記カーボンコピーのメールアドレスおよびブラインドカーボンコピーの少なくとも一方が、前記新たな前記電子メールに含まれるこれらの情報と異なる場合に誤送信の可能性があると判定することを特徴とする。
このような構成によれば、カーボンコピー(CC)およびブラインドカーボンコピー(BCC)の間違いによる誤送信を確実に防止することができる。
このような構成によれば、カーボンコピー(CC)およびブラインドカーボンコピー(BCC)の間違いによる誤送信を確実に防止することができる。
また、本発明は、前記取得手段は、前記送信済の複数の前記電子メールに含まれる、本文の冒頭の数行分の情報を前記所定の情報としてさらに取得し、前記格納手段は、前記取得手段によって取得された前記所定の情報を格納し、前記判定手段は、前記宛先メールアドレスと同じ前記宛先メールアドレスを有する前記送信済の前記電子メールを前記格納手段から検索し、検索によって発見された前記送信済の前記電子メールの前記本文の冒頭の数行分の情報と、前記新たな前記電子メールに含まれるこれらの情報とが異なる場合に誤送信の可能性があると判定することを特徴とする。
このような構成によれば、本文に記載内容の間違いを確実に防止することができる。
このような構成によれば、本文に記載内容の間違いを確実に防止することができる。
また、本発明は、前記取得手段は、前記送信済の前記電子メールを最新のものから所定の件数を対象として前記所定の情報を取得し、前記格納手段は、前記取得手段によって取得された前記所定の件数の前記送信済の前記電子メールから取得した前記所定の情報を格納する、ことを特徴とする。
このような構成によれば、最新の事例に基づいて、誤送信を効率良く、確実に防ぐことができる。
このような構成によれば、最新の事例に基づいて、誤送信を効率良く、確実に防ぐことができる。
また、本発明は、前記取得手段は、前記判定手段によって誤送信の可能性がないと判定された後に送信された前記電子メールを最新の前記電子メールとして前記所定の情報を取得し、前記格納手段は、前記取得手段によって誤送信の可能性がないと判定された後に送信された前記電子メールから取得された前記所定の情報を最新の情報として格納する、ことを特徴とする。
このような構成によれば、情報を効率良く取得することができる。
このような構成によれば、情報を効率良く取得することができる。
また、本発明は、新たな前記電子メールを作成する際に、前記判定手段によって誤送信の可能性があると判定された入力中の情報については、前記格納手段に格納されている対応する情報に基づいて選択候補を提示する提示手段をさらに有することを特徴とする。
このような構成によれば、間違いの修正を簡易化することができる。
このような構成によれば、間違いの修正を簡易化することができる。
また、本発明は、電子メールの誤送信を防止する電子メール誤送信防止方法において、送信済の複数の前記電子メールに含まれる所定の情報を取得する取得ステップと、前記取得ステップにおいて取得された前記所定の情報を格納装置に格納する格納ステップと、新たな前記電子メールが作成される場合、前記新たな前記電子メールに含まれる情報と、前記格納装置に格納されている前記所定の情報とを照合し、誤送信の可能性の有無を判定する判定ステップと、前記判定ステップによって誤送信の可能性があると判定した場合には、警告を行う警告ステップと、を有することを特徴とする。
このような方法によれば、電子メールの誤送信を確実に防止することが可能となる。
このような方法によれば、電子メールの誤送信を確実に防止することが可能となる。
また、本発明は、電子メールの誤送信を防止する電子メール誤送信防止処理をコンピュータに実行させるコンピュータ読み取り可能なプログラムにおいて、前記コンピュータを、送信済の複数の前記電子メールに含まれる所定の情報を取得する取得手段、前記取得手段によって取得された前記所定の情報を格納する格納手段、新たな前記電子メールが作成される場合、前記新たな前記電子メールに含まれる情報と、前記格納手段に格納されている前記所定の情報とを照合し、誤送信の可能性の有無を判定する判定手段、前記判定手段によって誤送信の可能性があると判定した場合には、警告を行う警告手段、として機能させることを特徴とする。
このようなプログラムによれば、電子メールの誤送信を確実に防止することが可能となる。
このようなプログラムによれば、電子メールの誤送信を確実に防止することが可能となる。
本発明によれば、電子メールの誤送信を確実に防止することが可能な電子メール誤送信防止装置、電子メール誤送信防止方法、および、プログラムを提供することが可能となる。
次に、本発明の実施形態について説明する。
(A)本発明の実施形態の構成の説明
図1は、本発明の実施形態に係る電子メール誤送信防止装置を有するメールシステムの構成例を示す図である。図1に示す構成では、メールシステム1は、PC(Personal Computer)10−1〜10−3、LAN(Local Area Network)20、ゲートウェイ30、インターネット40、メールサーバ50、および、処理サーバ60を有している。
図1は、本発明の実施形態に係る電子メール誤送信防止装置を有するメールシステムの構成例を示す図である。図1に示す構成では、メールシステム1は、PC(Personal Computer)10−1〜10−3、LAN(Local Area Network)20、ゲートウェイ30、インターネット40、メールサーバ50、および、処理サーバ60を有している。
ここで、PC10−1〜10−3、LAN20、および、ゲートウェイ30は、例えば、企業内に配置されるローカルなネットワークシステムである。PC10−1〜10−3は、企業の社員等のユーザが使用するコンピュータであり、社員はPC10−1〜10−3を用いることで社内または社外の相手に対して電子メールを送信することができる。なお、図1では、一例として3台のPC10−1〜10−3を示しているが、3台未満または4台以上のPCを有するようにしてもよい。
LAN20は、企業内に張り巡らされたローカルなネットワークであり、PC10−1〜10−3、および、ゲートウェイ30を相互に接続し、これらの間で情報の授受を可能とする。
ゲートウェイ30は、LAN20とインターネット40とを相互に接続し、これらの間で情報の授受を可能とするための接続装置である。
インターネット40は、共通の通信仕様を用いて全世界のコンピュータや通信機器を相互に繋いだグローバルなコンピュータネットワークである。
メールサーバ50は、電子メールを送受信するためのソフトウエアを有するサーバコンピュータである。メール送受信プロトコルとしては、例えば、POP(Post Office Protocol)、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)、および、IMAP(Internet Message Access Protocol)等を用いることができる。もちろん、これら以外のプロトコルを用いてもよい。また、図1では、メールサーバ50は、インターネット40に接続された形態としているが、社内に配置され、LAN20に接続される形態としてもよい。
処理サーバ60は、電子メールの誤送信を防止するサーバソフトウェアを有するサーバコンピュータであり、インターネット40を介して、例えば、PC10−1〜10−3にサービスを提供することができる。
図2は、図1に示すPC10−1〜10−3の構成例を示す図である。なお、PC10−1〜10−3は同様の構成とされているので、以下ではこれらをPC10として説明する。
PC10は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、HDD(Hard Disk Drive)14、GPU(Graphical Processor Unit)15、I/F(Interface)16、バス17、および、表示装置18を有している。
ここで、CPU11は、ROM12およびHDD14に格納されているプログラムに基づいて処理を実行し、例えば、電子メールの作成、送信、および、受信等の動作を行うことができる。
ROM12は、CPU11が実行する基本的なプログラムやデータを格納する半導体記憶装置である。
RAM13は、CPU11が実行するプログラムや演算途中のデータを一時的に格納するための半導体記憶装置である。
HDD14は、CPU11が実行するプログラムやデータを格納する磁気記憶装置である。
GPU15は、CPU11から供給される描画命令に応じて描画処理を実行し、得られた画像および映像等を表示装置18に供給して表示させる。
I/F16は、例えば、図示しないキーボード等の入力デバイスからの情報を入力するとともに、LAN20との間で情報を授受するインターフェースである。
バス17は、CPU11、ROM12、RAM13、HDD14、GPU15、および、I/F16を相互に接続し、これらの間で情報の授受を可能にするための信号線群である。
表示装置18は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)等によって構成され、GPU15から供給される画像および映像等を表示部に表示する。
図3は、図1に示すメールサーバ50および処理サーバ60の構成例を示す図である。図3に示すように、メールサーバ50は、CPU51、ROM52、RAM53、HDD54、および、I/F55を有している。また、処理サーバ60は、CPU61、ROM62、RAM63、HDD64、および、I/F65を有している。なお、図3に示すCPU51,61、ROM52,62、RAM53,63、HDD54,64、および、I/F55,65は、図2に示すCPU11、ROM12、RAM13、HDD14、および、I/F16と機能は同様であるのでその説明は省略する。
図4は、本発明の実施形態に係る電子メール誤送信防止装置の構成例を示す図である。図4に示すように、本発明の実施形態に係る電子メール誤送信防止装置は、電子メール取得部101、データベース構築部102、データベース103、送信メール監視部104、および、警告部105を有している。
ここで、電子メール取得部101は、管理対象となる社員等のユーザが送信した電子メールを、メールサーバ50から所定の件数取得するともに、所定の情報を抽出する機能を有する。
データベース構築部102は、電子メール取得部101によって取得された所定の件数の電子メールから抽出された所定の情報に基づいて、管理対象となるユーザ毎のデータベースを構築する機能を有する。
データベース103は、データベース構築部102から供給される情報を、管理対象となるユーザ毎にデータベースとして格納する。
送信メール監視部104は、管理対象となるユーザが新たな電子メール(送信メール)を作成する場合に、電子メールに記載される情報を監視し、誤送信が発生する可能性がある場合には、警告部105を介して警告を発するとともに、正しい情報の候補を提示する機能を有する。
警告部105は、送信メール監視部104による監視により、誤送信の可能性がある場合には、ユーザに対して警告を発する機能を有する。
なお、図4に示す各部は、図1に示すメールサーバ50および処理サーバ60のいずれか一方に全て実装されるようにすることができる。あるいは、管理対象となるユーザが使用するPC10−1〜10−3に対して全て実装することができる。あるいは、図4に示す構成を、PC10−1〜10−3、メールサーバ50、および、処理サーバ60に適宜分散して実装するようにしてもよい。例えば、電子メール取得部101、データベース構築部102、および、データベース103を処理サーバ60に実装し、送信メール監視部104および警告部105をPC10−1〜10−3に実装するようにしてもよい。もちろん、これ以外の態様で実装してもよい。
(B)本発明の実施形態の動作の説明
つぎに、本発明の実施形態の動作について説明する。なお、以下では、図4に示す電子メール取得部101、データベース構築部102、および、データベース103が処理サーバ60に実装され、送信メール監視部104および警告部105がPC10−1〜PC10−3にそれぞれ実装されている場合を例に挙げて説明する。
つぎに、本発明の実施形態の動作について説明する。なお、以下では、図4に示す電子メール取得部101、データベース構築部102、および、データベース103が処理サーバ60に実装され、送信メール監視部104および警告部105がPC10−1〜PC10−3にそれぞれ実装されている場合を例に挙げて説明する。
電子メール誤送信防止サービスを受けるためには、管理対象となるユーザが、メールサーバ50を利用する際に必要な情報、例えば、メールアドレス、送受信サーバ名、送受信サーバの種類、および、パスワード等を処理サーバ60に登録する。なお、PC10−1〜10−3において実行される処理は同様であるので、以下では、PC10−1を例に挙げて説明する。PC10−1を使用するユーザのメールアドレス、送受信サーバ名、送受信サーバの種類、および、パスワード等は、暗号化された後、処理サーバ60のHDD64に格納される。
管理対象となるユーザがメールサーバ50を利用する際に必要な情報の登録が完了すると、処理サーバ60のCPU61は、HDD64に格納されている所定のソフトウエアを読み出して実行する。この結果、ハードウエアとソフトウエアの協働によって図4に示す電子メール取得部101、データベース構築部102、および、データベース103が実現される。電子メール取得部101は、新たに登録がされたユーザに関する、メールサーバ50を利用する際に必要な情報をHDD64から取得し、これらの情報を用いてメールサーバ50にアクセスする。そして、管理対象となるユーザ(いまの例では、PC10−1のユーザ)の送信済メールを、最新のものから新しい順に所定の件数(例えば、100件)だけ取得する。
図5は、PC10−1において生成される電子メールの一例を示している。図5の例では、電子メール作成ウィンドウ120は、タイトル121、宛先122、CC(Carbon Copy)123、BCC(Blind Carbon Copy)124、添付ファイル125、本文126、送信ボタン127、および、キャンセルボタン128を有している。
ここで、タイトル121は、電子メールのタイトルであり、図5の例では「お問い合わせの件」が入力されている。宛先122は、当該電子メールを送信する主たる相手のメールアドレスを示し、図5の例では「x@abc.com」が入力されている。CC123は、当該電子メールを明示的に共有する相手のメールアドレスを示し、図5の例では「y@abc.com」が入力されている。BC124は、当該電子メールを非明示的に共有する相手のメールアドレスを示し、図5の例では「z@abc.com」が入力されている。添付ファイル125は、電子メールに添付して送信するファイルを示し、図5の例では、「Estimate.pdf」が添付されている。本文126は、電子メールの本文であり、図5の例では「〇〇株式会社 技術開発部 ××様 お世話になっております。お問い合わせの件ですが、・・・・」が改行を伴って入力されている。なお、送信ボタン127は、当該メールを相手に対して送信する際に操作されるボタンであり、キャンセルボタン128は、当該メールの送信をキャンセルする場合に操作されるボタンである。送信ボタン127が操作されると、PC10−1において生成された電子メールは、メールサーバ50を介して、宛先122、CC123、および、BCC124に記載された相手(図1では不図示)に対して送信される。
電子メール取得部101は、送信済メール(図5と同様の電子メール)から、宛先122、CC123、BCC124、添付ファイル125、および、本文126の一部を取得する。図5の例では、宛先122として「x@abc.com」、CC123として「y@abc.com」、BCC124として「z@abc.com」、添付ファイル125として「Estimate.pdf」、および、本文126として、例えば、冒頭の5行分である「〇〇株式会社 技術開発部 ××様 お世話になっております。」を取得する。また、電子メール取得部101は、電子メールの送信日時と、添付ファイル125の暗号化の有無に関する情報についても取得する。なお、メールサーバ50と処理サーバ60とは、暗号化通信によって通信を実行するので、これらの間で授受される情報は外部に漏洩することはない。
つぎに、データベース構築部102は、電子メール取得部101によって取得された情報に基づいて、ユーザ毎にデータベース103を構築する。図6は、データベース構築部102によって構築されたデータベースの一例を示している。図6の例では、送信日時が新しいものから100件の送信済メールに関する情報が登録されている。ここで、「No」は送信済メールの項番を示し、「送信日時」は送信済メールの送信日時を示し、「宛先」、「CC」、および、「BCC」は、図5に示す宛先122、CC123、および、BCC124に入力された情報を示し、「本文」は図5に示す本文126に入力された情報の一部(例えば、冒頭の5行)を示している。また、「ファイル」は、添付ファイル125の有無を示し、「暗号化」は、添付ファイル125の暗号化の有無を示している。なお、図6に示す例は、例えば、PC10−1のユーザに関する情報を示しており、図6に示すようなデータベースは、ユーザ毎に構築される。
以上の処理により、初期登録処理が完了する。
つぎに、初期登録処理が完了した後に、ユーザが新たな電子メールを作成する場合の動作について説明する。
ユーザが、PC10−1に対して新たな電子メールを作成する操作を行った場合、CPU11はこれを検出し、HDD14に格納されているプログラムを読み出して実行する。この結果、ハードウエアとソフトウエアの協働によって図4に示す送信メール監視部104と警告部105が実現される。
ユーザが、新たな電子メール作成ウィンドウにおいて、タイトルを入力するとともに、宛先を入力したとする。このとき、宛先として、「x@abc.com」と入力すべきところを、誤って「w@abc.com」と入力したとする。送信メール監視部104は、宛先122に対して入力されたメールアドレスを取得し、処理サーバ60に対して問い合わせを行う。なお、このとき送信メール監視部104は、当該ユーザを特定するためのユーザID(Identification)と、ユーザの正当性を確認するためのパスワードとを合わせて送信する。ユーザIDとパスワードを受け取った処理サーバ60は、問い合わせを行ったユーザに対応するデータベース103を特定するとともに、ユーザの正当性を確認する。
この結果、該当するデータベース103が特定される。そして、ユーザの正当性が確認された場合は、処理サーバ60は、宛先のメールアドレスである「w@abc.com」がデータベース103に登録されているか判定する。この結果、宛先のメールアドレスである「w@abc.com」が既に登録されている場合(過去に同じ宛先の電子メールを送っている場合)には、処理サーバ60は、登録されていることから宛先が妥当である旨の回答を行う。一方、登録されていない場合には宛先が妥当でない旨の回答を行うとともに、例えば、入力されたドメイン(いまの例では「abc.com」)と同じドメインを含む宛先のメールアドレス(いまの例では、例えば、「x@abc.com」、「a@abc.com」、「b@abc.com」)をデータベース103から取得して送信する。
送信メール監視部104は、処理サーバ60から受け取った回答が「宛先が妥当でない」である場合、警告部105に対して警告を発するように指示をする。この結果、警告部105は、図7に示すようなポップアップウィンドウ130を表示装置18に表示させる。図7の例では、宛先122として「w@abc.com」が入力されており、当該宛先のメールアドレスがデータベース103に登録されていないことから、警告を示すポップアップウィンドウ130が表示されている。ポップアップウィンドウ130の上部にはメッセージ「!! 警告 !!」が表示され、その下にはメッセージ「宛先の指定が間違っている可能性があります。」が表示され、その下には正しい候補として「正しい候補:x@abc.com」、「正しい候補:a@abc.com」、および、「正しい候補:b@abc.com」が表示されるとともに、選択ボタンがその右隣にそれぞれ表示されている。なお、処理サーバ60から受け取った回答が「宛先が妥当である」の場合、ポップアップウィンドウ130は表示されない。
ユーザは、ポップアップウィンドウ130を参照することで、宛先が誤っている可能性があることを知るとともに、選択ボタンを操作することで、正しい宛先を選択することができる。例えば、図7の例では、「正しい候補:x@abc.com」の右隣の選択ボタンを操作することで、正しい宛先である「x@abc.com」を選択する。
つぎに、ユーザは、CC123を入力する。このとき、CC123として、「y@abc.com」と入力すべきところを、誤って「s@ghi.com」と入力したとする。送信メール監視部104は、CC123として入力されたメールアドレスを取得し、処理サーバ60に対して問い合わせを行う。
処理サーバ60は、PC10−1から送信されたCC123に関するメールアドレスを取得し、先に受信した宛先122に関するメールアドレスと、CC123に関するメールアドレスの双方を含むエントリを検索し、該当するエントリが存在する場合には処理サーバ60はCCが妥当である旨の回答を行う。一方、該当するエントリが存在しない場合にはCCが妥当でない旨の回答を行うとともに、同じ宛先のメールアドレスが含まれるエントリを取得し、当該エントリに含まれるCCを取得して送信する。例えば、図7の例では、宛先のメールアドレスである「x@abc.com」を宛先として含むエントリを検索し、見つかったエントリに含まれているCC(一例として、「y@abc.com」、「a@abc.com」、および、「b@abc.com」、)を取得して送信する。
送信メール監視部104は、処理サーバ60から受け取った回答が「CCが妥当でない」である場合、警告部105に対して警告を発するように指示をする。この結果、警告部105は、図8に示すようなポップアップウィンドウ131を表示装置18に表示させる。図8の例では、CC123として「s@ghi.com」が入力されており、当該CCと前述した宛先とを含むエントリがデータベース103に登録されていないことから、警告を示すポップアップウィンドウ131が表示されている。ポップアップウィンドウ131の上部にはメッセージ「!! 警告 !!」が表示され、その下にはメッセージ「CCの指定が間違っている可能性があります。」が表示され、その下には正しい候補として「正しい候補:y@abc.com」、「正しい候補:a@abc.com」、および、「正しい候補:b@abc.com」が表示されるとともに、選択ボタンがその右隣にそれぞれ表示されている。なお、処理サーバ60から受け取った回答が「CCが妥当である」の場合、ポップアップウィンドウ130は表示されない。
ユーザは、ポップアップウィンドウ131を参照することで、CCが誤っている可能性があることを知るとともに、選択ボタンを操作することで、正しいCCを選択することができる。例えば、図8の例では、「正しい候補:y@abc.com」の右隣の選択ボタンを操作することで、正しいCCである「y@abc.com」を選択する。
つぎに、ユーザが、添付ファイル125として所定のファイルを選択する操作をPC10−1に対して行ったとすると、送信メール監視部104は、この操作を検出し、警告部105に対して警告を行うように指示する。この結果、警告部105は、表示装置18に対して、図9に示すようなポップアップウィンドウ132を表示させる。図9に示すポップアップウィンドウ132の上部にはメッセージ「!! 警告 !!」が表示され、その下にはメッセージ「添付ファイルチェックを行って下さい。」が表示され、その下にはメッセージ「添付ファイルは正しい?」、「個人情報ではない?」、および、「暗号化済み?」が表示され、それぞれのメッセージの左隣にはチェックボックスが表示されている。また、ポップアップウィンドウ132の最下部には確認ボタン133およびキャンセルボタン134が表示されている。
このようなポップアップウィンドウ132が表示されると、ユーザは、まず、添付ファイルを開封して内容を確認することを求められる。図9の例では添付ファイルとして「Estimate.pdf」が添付されているので、ユーザは、当該添付ファイルを開封し、その内容を確認した後に、メッセージ「添付ファイルは正しい?」の左隣のチェックボックスをチェックする。なお、添付メールを開封しないと、「添付ファイルは正しい?」の左隣のチェックボックスにチェックできないか、確認ボタン133が操作できないようにすることで、内容の確認を担保するようにしてもよい。また、ユーザは、添付ファイルが個人情報ではないことを確認した後に、メッセージ「個人情報ではない?」の左隣のチェックボックスにチェックする。さらに、ユーザは、添付ファイルが暗号化されていることを確認した後に、メッセージ「暗号化済み?」の左隣のチェックボックスにチェックする。なお、図9に示すポップアップウィンドウ132は一例であって、これ以外のメッセージおよびチェック項目を表示したポップアップウィンドウを表示するようにしてもよい。
ユーザが図9に示すポップアップウィンドウ132において全てのチェックボックスにチェックを行った後に、確認ボタン133が操作されると、送信メール監視部104は、添付メールは問題ないと判定する。
つぎに、ユーザは、PC10−1を操作して、本文126を入力する。このとき、本文126として、「〇〇株式会社 技術開発部」と入力すべきところを、「〇〇株式会社 研究開発部」と誤って入力したとする。送信メール監視部104は、宛先122を取得し、これに該当する本文を送信するように処理サーバ60に対して要求する。なお、宛先122だけでなく、CC123およびBCC124の少なくとも一方も宛先122と合わせて送信し、これらに対応する本文を送信するように処理サーバ60に対して要求してもよい。
処理サーバ60は、PC10−1から先に送信された宛先122に対応するエントリをデータベース103から検索し、該当するエントリに含まれる本文の内容をPC10−1に対して送信する。
PC10−1の送信メール監視部104は、処理サーバ60から受信した本文の内容と、入力された本文126の内容とを比較し、これらが一致しない場合には、警告部105に警告を発するように指示をする。
この結果、警告部105は、表示装置18に対して、図10に示すようなポップアップウィンドウ135を表示させる。図10に示すポップアップウィンドウ135の上部にはメッセージ「!! 警告 !!」が表示され、その下にはメッセージ「本文が間違っている可能性があります。」が表示され、その下にはメッセージ「正しい候補:技術開発部」、「正しい候補:知的財産部」、および、「正しい候補:営業本部」が表示され、それぞれのメッセージの右隣にはチェックボックスが表示されている。なお、候補を表示する方法としては、宛先122に入力されているメールアドレスと同じメールアドレスを有するエントリに格納されている本文を取得し、取得した本文に含まれる情報を表示するようにすればよい。
図10に示すポップアップウィンドウ135において該当する選択ボタンをユーザが操作すると、送信メール監視部104は、選択された候補に対応する情報によって、本文126の内容を書き換える。例えば、図10の例では、「研究開発部」が「技術開発部」に書き換えられる。
以上の動作により、宛先122、CC123、および、BCC124が正しいか否かが判定される。また、添付ファイル125が適正であるか否かが判定されるとともに、本文126の記載内容が検証される。
以上の動作によって、作成された電子メールの内容が正しいと判定された場合には、ユーザが送信ボタン127を操作することで、当該電子メールが送信される。
つぎに、図11および図12を参照して、図1に示す実施形態において実行される処理の流れについて説明する。
まず、図11は、新たなユーザに対してサービスを開始する際に実行される処理の一例を説明するフローチャートである。図11に示すフローチャートが開始されると、以下のステップが実行される。
ステップS10では、電子メール取得部101は、新たなユーザのメールアドレス、送受信サーバ名、送受信サーバの種類、および、パスワード等の情報を用いて、メールサーバ50にログインする。
ステップS11では、電子メール取得部101は、送信済の電子メールを1つ選択する。より詳細には、電子メール取得部101は、送信済の電子メールの中から送信日時が新しいものを選択する。
ステップS12では、電子メール取得部101は、ステップS11で選択した電子メールの日時情報を取得する。この結果、例えば、「2017/6/9 9:21」のような情報が取得される。
ステップS13では、電子メール取得部101は、ステップS11で選択した電子メールの宛先情報を取得する。この結果、例えば、「x@abc.com」のような情報が取得される。
ステップS14では、電子メール取得部101は、ステップS11で選択した電子メールのCC情報を取得する。この結果、例えば、「y@abc.com」のような情報が取得される。
ステップS15では、電子メール取得部101は、ステップS11で選択した電子メールのBCC情報を取得する。この結果、例えば、「z@abc.com」のような情報が取得される。
ステップS16では、電子メール取得部101は、ステップS11で選択した電子メールの添付ファイル情報を取得する。この結果、例えば、「Estimate.pdf」のような情報が取得される。
ステップS17では、電子メール取得部101は、ステップS11で選択した電子メールの本文情報を取得する。なお、本文の全てを取得するのではなく、本文の冒頭の数行(例えば、5行程度)を取得する。この結果、例えば、「〇〇株式会社 技術開発部 ××様 お世話になっております。お問い合わせの件ですが、・・・・」のような情報が、改行を伴って取得される。
ステップS18では、電子メール取得部101は、ステップS12〜ステップS17で取得した送信済の電子メールの情報をデータベース103に格納する。この結果、例えば、図6に示す「No1」に示す情報が登録される。なお、添付ファイルについては、添付ファイルの有無と、添付ファイルが存在する場合には暗号化の有無に関する情報を登録することができる。
ステップS19では、電子メール取得部101は、所定数(例えば、100件)の送信済電子メールを取得したか否かを判定し、所定数の送信済電子メールを取得したと判定した場合(ステップS19:Y)には処理を終了し、それ以外の場合(ステップS19:N)にはステップS11に戻って、前述の場合と同様の処理を繰り返す。なお、電子メールを取得する件数については、例えば、ユーザまたはユーザの上長等が、管理画面において設定できるようにしてもよい。
図11に示す処理によれば、図6に示すような、新たなユーザに関するデータベース103を生成することができる。
つぎに、図12を参照して、PC10−1〜10−3において、新たな電子メールを作成する際に実行される処理について説明する。図12に示すフローチャートが開始されると、以下のステップが実行される。
ステップS30では、送信メール監視部104は、新たな送信メールの作成が開始されたか否かを判定し、新たな送信メールの作成が開始されたと判定した場合(ステップS30:Y)にはステップS31に進み、それ以外の場合(ステップS30:N)には処理を終了する。例えば、ユーザが、PC10−1のキーボードを操作して、新たなメールを作成する操作を行った場合には、Yと判定してステップS31に進む。
ステップS31では、送信メール監視部104は、例えば、図5等に示す電子メール作成ウィンドウ120に宛先122が入力されたか否かを判定し、入力されたと判定した場合(ステップS31:Y)にはステップS32に進み、それ以外の場合(ステップS31:N)には同様の処理を繰り返す。例えば、宛先122として「x@abc.com」が入力された場合にはYと判定してステップS32に進む。
ステップS32では、送信メール監視部104は、ステップS31で取得した宛先を有する電子メールが存在するか否かについてデータベース103に照合を依頼する。例えば、いまの例では、宛先122として「x@abc.com」を有する電子メールがデータベース103に登録されているかの照合を依頼する。
ステップS33では、送信メール監視部104は、ステップS32における照合の結果、該当する電子メールが存在するか否かを判定し、存在すると判定した場合(ステップS33:Y)にはステップS34に進み、それ以外の場合(ステップS33:N)にはステップS46に進む。いまの例では、宛先「x@abc.com」を有する電子メールがデータベース103に登録されている場合にはYと判定してステップS34に進む。
ステップS34では、送信メール監視部104は、ステップS32における照合の結果として得られた電子メールのCC、BCC、および、本文をデータベース103から取得する。例えば、CCとして「y@abc.com」が、BCCとして「z@abc.com」が、本文として「〇〇株式会社 技術開発部 ××様 お世話になっております。お問い合わせの件ですが、・・・・」が取得される。なお、複数の電子メールの情報を取得するようにしてもよい。あるいは、電子メールの情報を取得するのではなく、前述したように、処理サーバ60に対してその都度問い合わせを行うようにしてもよい。
ステップS35では、送信メール監視部104は、ユーザの操作により、電子メール作成ウィンドウ120にCC123が入力されたか否かを判定し、CC123が入力されたと判定した場合(ステップS35:Y)にはステップS36に進み、それ以外の場合(ステップS35:N)には同様の処理を繰り返す。
ステップS36では、入力されたCC123が適正か否かを判定し、適正と判定した場合(ステップS36:Y)にはステップS37に進み、それ以外の場合(ステップS36:N)にはステップS46に進む。例えば、ステップS34においてデータベース103から受信したCC(例えば、y@abc.com)と入力されたCC123(例えば、y@abc.com)が一致する場合にはYと判定してステップS36に進む。
ステップS37では、送信メール監視部104は、ユーザの操作により、電子メール作成ウィンドウ120にBCC124が入力されたか否かを判定し、BCC124が入力されたと判定した場合(ステップS37:Y)にはステップS38に進み、それ以外の場合(ステップS37:N)には同様の処理を繰り返す。
ステップS38では、入力されたBCC124が適正か否かを判定し、適正と判定した場合(ステップS38:Y)にはステップS39に進み、それ以外の場合(ステップS38:N)にはステップS46に進む。例えば、ステップS34においてデータベース103から受信したBCC(例えば、z@abc.com)と入力されたBCC124(例えば、z@abc.com)が一致する場合にはYと判定してステップS39に進む。
ステップS39では、送信メール監視部104は、ユーザの操作により、電子メール作成ウィンドウ120に対して添付ファイル125が添付されたか否かを判定し、添付ファイル125が添付されたと判定した場合(ステップS39:Y)にはステップS40に進み、それ以外の場合(ステップS39:N)にはステップS41に進む。
ステップS40では、添付された添付ファイル125が適正か否かを判定し、適正と判定した場合(ステップS40:Y)にはステップS41に進み、それ以外の場合(ステップS40:N)にはステップS46に進む。例えば、図9に示すポップアップウィンドウ132の全てのチェックボックスにチェックがされた場合にはYと判定してステップS41に進む。
ステップS41では、送信メール監視部104は、ユーザの操作により、電子メール作成ウィンドウ120に本文126が入力されたか否かを判定し、本文126が入力されたと判定した場合(ステップS41:Y)にはステップS42に進み、それ以外の場合(ステップS41:N)には同様の処理を繰り返す。
ステップS42では、入力された本文126が適正か否かを判定し、適正と判定した場合(ステップS42:Y)にはステップS43に進み、それ以外の場合(ステップS42:N)にはステップS46に進む。例えば、例えば、ステップS34においてデータベース103から受信した本文と入力された本文126が一致する場合にはYと判定してステップS43に進む。
ステップS43では、送信メール監視部104は、図10に示す送信ボタン127が操作されたか否かを判定し、送信ボタン127が操作されたと判定した場合(ステップS43:Y)にはステップS44に進み、それ以外の場合(ステップS43:N)には同様の処理を繰り返す。なお、キャンセルボタン128が操作された場合には、作成中の電子メールを破棄して処理を終了するようにしてもよい。
ステップS44では、送信メール監視部104は、作成された電子メールの送信処理を実行する。この結果、作成された電子メールは、LAN20、ゲートウェイ30、および、インターネット40を介してメールサーバ50に伝送され、メールサーバ50を介して、宛先122、CC123、および、BCC124に記載されたメールアドレスに送信される。
ステップS45では、送信メール監視部104は、送信処理が完了した送信メールの送信日時、宛先122、CC123、BCC124、添付ファイル125、および、本文126を取得し、処理サーバ60に送信する。この結果、処理サーバでは、電子メール取得部101がこれらの情報を取得してデータベース構築部102に供給する。データベース構築部102は、図6に示すデータベースに対して、最新の情報(図6に示す項番1の情報)として登録する処理を実行するとともに、最も古い登録情報(図6に示す項番100の情報)を削除する。なお、より詳細には、最も古い登録情報を削除した後に項番を繰り下げる処理を実行し、最新の情報として登録する。
ステップS46では、警告部105は、警告処理を実行する。例えば、図7〜図9に示すポップアップウィンドウ131〜132,135を表示させ、警告を行う。なお、図12に示す処理では警告処理後には処理を終了するようにしているが、警告処理を実行した後に、適正な情報が入力された場合には、つぎの情報入力処理に進むようにしてもよい。
図12に示すフローチャートによれば、データベース103に格納された過去に送信した電子メールと照合することで、電子メールの誤送信を防ぐようにしたので、簡単な処理によって誤送信を防ぐことができる。
(C)変形実施形態の説明
以上の各実施形態は一例であって、本発明が上述したような場合のみに限定されるものでないことはいうまでもない。例えば、以上の例では、図4に示す電子メール取得部101、データベース構築部102、および、データベース103が処理サーバ60に実装され、送信メール監視部104および警告部105をPC10−1〜10−3に実装するようにしたが、これら全てを処理サーバ60に実装したり、あるいは、これら全てをPC10−1〜10−3に実装したりしてもよい。また、図4に示す機能を、処理サーバ60とPC10−1〜10−3に分散して実装するようにしたり、メールサーバ50、処理サーバ60、および、PC10−1〜10−3に適宜分散して実装するようにしたりしてもよい。
以上の各実施形態は一例であって、本発明が上述したような場合のみに限定されるものでないことはいうまでもない。例えば、以上の例では、図4に示す電子メール取得部101、データベース構築部102、および、データベース103が処理サーバ60に実装され、送信メール監視部104および警告部105をPC10−1〜10−3に実装するようにしたが、これら全てを処理サーバ60に実装したり、あるいは、これら全てをPC10−1〜10−3に実装したりしてもよい。また、図4に示す機能を、処理サーバ60とPC10−1〜10−3に分散して実装するようにしたり、メールサーバ50、処理サーバ60、および、PC10−1〜10−3に適宜分散して実装するようにしたりしてもよい。
また、以上の実施形態では、電子メールを作成および送受信するメールソフトがPC10−1〜10−3に実装される場合を例に挙げて説明したが、メールサーバ50または処理サーバ60によって電子メールを作成および送受信するようにしてもよい。そのような場合には、図4に示す機能を、メールサーバ50または処理サーバ60に実装することができる。
また、以上の実施形態では、宛先122に入力されたメールアドレスに対応するエントリをデータベース103から検索するようにしたが、宛先122が入力される前に、他の情報、例えば、本文126等が入力された場合には、警告部105が宛先122の入力を促し、入力された宛先122に基づいてデータベース103から該当するエントリを検索するようにしてもよい。あるいは、宛先122が入力された段階で、データベース103に照合を行うようにしてもよい。
また、以上の実施形態では、宛先、CC、BCCのメールアドレスが完全に一致しない場合に警告を発するようにしたが、例えば、メールアドレスのローカルパートは無視し、ドメインが一致しない場合に警告を発するようにしてもよい。例えば、入力された宛先等のメールアドレスが「x@abc.com」である場合にデータベース103に登録されているエントリの宛先のアドレスが「y@abc.com」であるときは警告せず、データベース103に登録されているエントリの宛先のアドレスが「a@def.com」であるときは警告をするようにしてもよい。なお、CCおよびBCCについても同様である。
また、以上の実施形態では、宛先、CC、および、BCCは、それぞれ1件だけメールアドレスを有するようにしたが、これらが複数のメールアドレスを有するようにしてもよい。なお、その場合には、新たに入力された宛先、CC、および、BCCに関するメールアドレスが、データベース103に登録されているこれらのメールアドレスに包含される関係を有する場合には、問題がないとして警告を行わないようにしたり、全てが一致する場合にのみ警告を行わないようにしたりすることができる。もちろん、これ以外の方法でもよい。
また、過去に送信したことがないドメインを含むメールアドレスに対して、電子メールを送信する(宛先だけでなく、CC、BCCに送信する場合も含む)際には、警告を発するだけでなく、例えば、上長の承認を得なければ送信できないようにしてもよい。
また、以上の実施形態では、1人のユーザに対して1つのデータベース103を構築するようにしたが、例えば、複数のユーザに対して1つのデータベース103を構築するようにしてもよい。あるいは、1人のユーザに対して1つのデータベース103を構築し、例えば、同じ部署に所属している全てのユーザのデータベース103と照合するようにしてもよい。また、データベース103に格納する送信済メールの件数は、前述した例では100件としたが、これ以外の件数(100件未満または101件以上)としてもよい。もちろん、データベース103に格納する送信済メールの件数をユーザまたは管理者が設定可能としてもよい。あるいは、件数ではなく、例えば、過去1ヶ月分等のように、日数で管理するようにしてもよい。
また、以上の実施形態では、ポップアップウィンドウで候補を表示する際に、同一のメールアドレスを有する電子メールをデータベース103から検索し、そこに含まれるCC、BCCを候補として表示するようにしたが、例えば、同一のメールアドレスではなく、同じドメインのメールアドレスを有する電子メールをデータベース103から検索し、そこに含まれるCC、BCCを候補として表示するようにしてもよい。
また、以上の実施形態では、本文については、例えば、冒頭から5行を抽出してデータベース103に格納するとともに、照合の対象とするようにしたが、例えば、対象とする行数を任意に設定可能としてもよい。あるいは、挨拶文(例えば、「お世話になっております」等)よりも1行前までをデータベース103の格納対象とするとともに、照合の対象としてもよい。また、本文全体を照合対象としてもよい。具体的には、例えば、本文全体に対して形態素解析処理を実行して単語を抽出し、単語の中に不適切なものが含まれている場合には警告を発するようにしてもよい。
また、以上の実施形態では、新たな電子メールを作成する場合を例に挙げて説明したが、例えば、受信メールに対して返信する場合には、宛先、CC、および、BCCを間違う可能性は低い。しかしながら、返信メールを作成する際に、宛先、CC、および、BCCを追加する場合には、誤送信が生じる可能性が高まる。このため、返信メールを作成する際に、宛先、CC、および、BCCが追加された場合には、厳しくチェックを行うようにしてもよい。また、受信メールを転送する際には、宛先を新たに入力する必要があることから、誤送信の可能性が高まる。このため、転送する際には、宛先、CC、および、BCCを厳しくチェックするようにしてもよい。なお、厳しくチェックするとは、例えば、入力終了後に、送信ボタン127が操作された際に、チェック項目を表示して再確認を行うようにしたり、送信完了後にチェック項目を表示して再確認を行い、間違いがあった場合には送信を取り消したりすることである。
また、過去に誤送信が生じた場合には、当該誤送信に係る電子メールを教師データとしてデータベース103に格納しておき、この教師データに基づいて、例えば、ベイジアンフィルタによって、誤送信の可能性を判定するようにしてもよい。具体的には、教師データとなる過去における誤送信の電子メールを解析し、送信された日時(例えば、曜日および時間帯)、形式(例えば、新たに作成された電子メール、返信された電子メール、または、転送された電子メール)、内容(例えば、カスタマーサポートメール、顧客開拓メール、打ち合わせメール、情報共有メール等)、および、添付ファイルの内容(例えば、多数の人物の氏名を含む、技術情報を含む、クレジットカード情報を含む等)を得る。そして、それぞれの項目毎に判定用スコア(例えば、新たに作成された電子メールの判定用スコア>転送された電子メールの判定用スコア>返信された電子メールの判定用スコア)を付与した分類辞書を作成する。そして、送信しようとする電子メールが誤送信の可能性があるか否かを判定する場合には、対象となる電子メールに含まれている前述した情報を取得し、分類辞書と照合し、判定用スコアを累積加算する。そして、誤送信の可能性を判定するための閾値と比較し、累積加算された判定用スコアが所定の閾値を超える場合には、誤送信の可能性があると判断して警告するようにすればよい。
なお、図11および図12に示すフローチャートは一例であって、本発明が図11および図12に示すフローチャートに限定されるものではない。
また、以上の実施形態では、PC10−1〜10−3から電子メールを送る場合を例に挙げて説明したが、これ以外にも、例えば、移動体端末(例えば、携帯電話端末、スマートフォン端末、または、タブレット端末等)から電子メールを送信する場合に、本発明を適用するようにしてもよい。なお、その場合、移動体端末は、無線通信によってLAN20との間で情報を授受するようにしてもよいし、あるいは、図示しない基地局を介してインターネット40との間で情報を授受するようにしてもよい。
1 メールシステム
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 HDD
16 I/F
17 バス
18 表示装置
30 ゲートウェイ
40 インターネット
50 メールサーバ
51,61 CPU
52,62 ROM
53,63 RAM
54,64 HDD
55,65 I/F
60 処理サーバ
101 電子メール取得部(取得手段)
102 データベース構築部(格納手段)
103 データベース(格納手段)
104 送信メール監視部(判定手段、提示手段)
105 警告部(警告手段)
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 HDD
16 I/F
17 バス
18 表示装置
30 ゲートウェイ
40 インターネット
50 メールサーバ
51,61 CPU
52,62 ROM
53,63 RAM
54,64 HDD
55,65 I/F
60 処理サーバ
101 電子メール取得部(取得手段)
102 データベース構築部(格納手段)
103 データベース(格納手段)
104 送信メール監視部(判定手段、提示手段)
105 警告部(警告手段)
Claims (8)
- 電子メールの誤送信を防止する電子メール誤送信防止装置において、
送信済の複数の前記電子メールに含まれる所定の情報を取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得された前記所定の情報を格納する格納手段と、
新たな前記電子メールが作成される場合、前記新たな前記電子メールに含まれる情報と、前記格納手段に格納されている前記所定の情報とを照合し、誤送信の可能性の有無を判定する判定手段と、
前記判定手段によって誤送信の可能性があると判定した場合には、警告を行う警告手段と、
を有することを特徴とする電子メール誤送信防止装置。 - 前記取得手段は、前記送信済の複数の前記電子メールに含まれる、宛先メールアドレスを取得するとともに、カーボンコピー(CC)のメールアドレスおよびブラインドカーボンコピー(BCC)のメールアドレスを前記所定の情報として取得し、
前記格納手段は、前記取得手段によって取得された前記所定の情報を格納し、
前記判定手段は、前記宛先メールアドレスと同じ前記宛先メールアドレスを有する前記送信済の前記電子メールを前記格納手段から検索し、検索によって見つかった前記送信済の前記電子メールの前記カーボンコピーのメールアドレスおよびブラインドカーボンコピーの少なくとも一方が、前記新たな前記電子メールに含まれるこれらの情報と異なる場合に誤送信の可能性があると判定することを特徴とする請求項1に記載の電子メール誤送信防止装置。 - 前記取得手段は、前記送信済の複数の前記電子メールに含まれる、本文の冒頭の数行分の情報を前記所定の情報としてさらに取得し、
前記格納手段は、前記取得手段によって取得された前記所定の情報を格納し、
前記判定手段は、前記宛先メールアドレスと同じ前記宛先メールアドレスを有する前記送信済の前記電子メールを前記格納手段から検索し、検索によって発見された前記送信済の前記電子メールの前記本文の冒頭の数行分の情報と、前記新たな前記電子メールに含まれるこれらの情報とが異なる場合に誤送信の可能性があると判定することを特徴とする請求項2に記載の電子メール誤送信防止装置。 - 前記取得手段は、前記送信済の前記電子メールを最新のものから所定の件数を対象として前記所定の情報を取得し、
前記格納手段は、前記取得手段によって取得された前記所定の件数の前記送信済の前記電子メールから取得した前記所定の情報を格納する、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電子メール誤送信防止装置。 - 前記取得手段は、前記判定手段によって誤送信の可能性がないと判定された後に送信された前記電子メールを最新の前記電子メールとして前記所定の情報を取得し、
前記格納手段は、前記取得手段によって誤送信の可能性がないと判定された後に送信された前記電子メールから取得された前記所定の情報を最新の情報として格納する、
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電子メール誤送信防止装置。 - 新たな前記電子メールを作成する際に、前記判定手段によって誤送信の可能性があると判定された入力中の情報については、前記格納手段に格納されている対応する情報に基づいて選択候補を提示する提示手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の電子メール誤送信防止装置。
- 電子メールの誤送信を防止する電子メール誤送信防止方法において、
送信済の複数の前記電子メールに含まれる所定の情報を取得する取得ステップと、
前記取得ステップにおいて取得された前記所定の情報を格納装置に格納する格納ステップと、
新たな前記電子メールが作成される場合、前記新たな前記電子メールに含まれる情報と、前記格納装置に格納されている前記所定の情報とを照合し、誤送信の可能性の有無を判定する判定ステップと、
前記判定ステップによって誤送信の可能性があると判定した場合には、警告を行う警告ステップと、
を有することを特徴とする電子メール誤送信防止方法。 - 電子メールの誤送信を防止する電子メール誤送信防止処理をコンピュータに実行させるコンピュータ読み取り可能なプログラムにおいて、
前記コンピュータを、
送信済の複数の前記電子メールに含まれる所定の情報を取得する取得手段、
前記取得手段によって取得された前記所定の情報を格納する格納手段、
新たな前記電子メールが作成される場合、前記新たな前記電子メールに含まれる情報と、前記格納手段に格納されている前記所定の情報とを照合し、誤送信の可能性の有無を判定する判定手段、
前記判定手段によって誤送信の可能性があると判定した場合には、警告を行う警告手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017128126A JP2019012373A (ja) | 2017-06-29 | 2017-06-29 | 電子メール誤送信防止装置、電子メール誤送信防止方法、および、プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017128126A JP2019012373A (ja) | 2017-06-29 | 2017-06-29 | 電子メール誤送信防止装置、電子メール誤送信防止方法、および、プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2019012373A true JP2019012373A (ja) | 2019-01-24 |
Family
ID=65228016
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017128126A Pending JP2019012373A (ja) | 2017-06-29 | 2017-06-29 | 電子メール誤送信防止装置、電子メール誤送信防止方法、および、プログラム |
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Country | Link |
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2017
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