JP2019012020A - インジケータ付吸着部材及び吸着部材と共に使用されるインジケータ - Google Patents
インジケータ付吸着部材及び吸着部材と共に使用されるインジケータ Download PDFInfo
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Abstract
Description
吸着部材200は、空気中の有害物質を吸着することができるものであればよく、材料は特に限定されるものではない。吸着部材200は、シート状、フィルム状、フィルタ状であってもよいし、例えば、粒状、粉状、ゲル状等であってもよい。また、吸着部材200は、図示しないが、通気性を有する容器に収容されていてもよい。吸着部材200が吸着する有害物質は、例えば、アンモニア、酢酸、ホルムアルデヒド等である。これら有害物質は、例えば展示ケース100に収容されている文化財等に悪影響を与えるおそれのある物質であり、このような有害物質を吸着部材200が吸着することで、展示ケース100に収容されている文化財等を良好な状態で長期間に亘って保存することが可能になる。
インジケータ1は、吸着部材200と一体化されていてもよいし、別体とされていて互いに離して配置することができるように構成されていてもよい。また、インジケータ1と吸着部材200とは別々に調達して、インジケータ1を吸着部材200と共に使用することもできる。
まず、変色部材2について説明する。変色部材2は、所定方向に長い形状、例えば長方形のシート状に形成されており、通気性を持った部材からなる基材を備えている。変色部材2の基材を構成する部材としては、例えばろ紙、不織布、布等を挙げることができるが、これらに限られるものではない。変色部材2の基材の形状は、長方形以外にも、例えば、図6に示す三角形、図示しない長円形等であってもよいが、短径と長径、または短辺と長辺を有するような形状が好ましい。
次に、収容部材3の構成について説明する。図3にも示すように、収容部材3は、表側樹脂製シート4及び裏側樹脂製シート5とで構成されている。表側樹脂製シート4及び裏側樹脂製シート5の材料は同じものであり、例えば無色透明なポリエステルフィルム等を用いることができるが、これに限られるものではなく、各種樹脂製シートを用いることができる。表側樹脂製シート4及び裏側樹脂製シート5の色は、変色部材2の呈色反応、即ち、色の変化をはっきりと見るためには無色透明が好ましいが、これに限られるものではなく、変色部材2の色の変化を見ることが可能な程度に着色されていてもよい。また、表側樹脂製シート4及び裏側樹脂製シート5の厚さは、変色部材2の厚さより薄くてもよい。
次に、変色部材2の色の変化について詳しく説明する。インジケータ1の使用を開始する際には、収容部材3の切り取り線42に沿って当該収容部材3の切り取り線42よりも下側の部分を切除する。すると、切り取り線42が変色部材2の下端部から上に離れているので、変色部材2の下側(長手方向一側)のみが切断面から収容部材3の外部に露出する。これにより、変色部材2の一部のみ収容部材3から露出させて他の部分を収容部材3で覆っておくことが可能になる。
次に、インジケータ1の製造方法について説明する。まず、変色部材2の基材となるろ紙を用意する。このろ紙は、基材を複数枚取ることができる大きなものであり、例えば12cm四方の大きさとすることができる。また、含浸させる薬液を調製する。酢酸用の場合、0.5%メタ珪酸ナトリウム水溶液26mlと、0.1%pH指示薬溶液108mlとの混合液を用意する。アンモニア用の場合、0.2%リン酸水溶液36.6mlと、0.04%pH指示薬溶液100mlとの混合液を用意する。
以上説明したように、この実施形態に係るインジケータ1を使用する場合には、切り取り線42に沿って収容部材3の下側の一部を切除することで、収容部材3を開口させることができ、その開口から変色部材2の下側のみを露出させることができる。そして、例えば展示ケース100の内部にインジケータ付吸着部材200を置いておくことで、有害物質が吸着部材200に吸着されていく。また、インジケータ1の変色部材2には、収容部材3から露出した一部にのみ、有害物質が直接接触することになり、収容部材3で覆われている部分には有害物質が直接接触しない。従って、変色部材2における有害物質が接触した部分が早期に変色し、収容部材3で覆われている部分は遅れて変色する。時間の経過により、有害物質が、変色部材2における収容部材3から露出した部分から他の部分に徐々に入り込んでいくことで、変色部材2の変色した領域が広がっていく。
上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
2 変色部材
3 収容部材
7 通気部材
40 変色部材配置領域(着色部)
42 切り取り線
44 第1目印部
45 吸着物質表示部
46 第2目印部
100 展示ケース
200 吸着部材
Claims (9)
- 物質を吸着する吸着部材と、
上記吸着部材の交換時期を示すインジケータとを備えたインジケータ付吸着部材において、
上記インジケータは、上記物質と反応して変色する変色部材と、
上記物質を透過させない非透過部材からなり、上記変色部材を外部から視認可能に収容する収容部材とを備え、
上記収容部材は、上記変色部材の一部のみ外気に接触させて他の部分を覆っておくことが可能に構成され、
上記変色部材は、上記吸着部材による上記物質の吸着力を発揮することができる期間が短くなればなるほど、変色した領域が広くなるように構成されていることを特徴とするインジケータ付吸着部材。 - 請求項1に記載のインジケータ付吸着部材において、
上記吸着部材による上記物質の吸着力を発揮することができる期間と、上記変色部材の変色した領域の広さとが対応していることを特徴とするインジケータ付吸着部材。 - 請求項1または2に記載のインジケータ付吸着部材において、
上記変色部材は所定方向に長い形状とされ、
上記収容部材は、上記変色部材の長手方向一側のみ露出可能に構成されていることを特徴とするインジケータ付吸着部材。 - 請求項1から3のいずれか1つに記載のインジケータ付吸着部材において、
上記収容部材には、上記変色部材の変色した領域の広さが上記吸着部材の交換時期に対応する広さとなったことを示す目印部が設けられていることを特徴とするインジケータ付吸着部材。 - 請求項1から4のいずれか1つに記載のインジケータ付吸着部材において、
上記収容部材には、該収容部材の一部を他の部分から切除して上記変色部材の一部のみ露出させるための切り取り線が設けられていることを特徴とするインジケータ付吸着部材。 - 請求項1から5のいずれか1つに記載のインジケータ付吸着部材において、
上記変色部材はシート状に形成され、
上記収容部材には、通気性を持った通気部材が上記変色部材と重なった状態で収容されていることを特徴とするインジケータ付吸着部材。 - 請求項5に記載のインジケータ付吸着部材において、
上記収容部材の切除される部分には、上記吸着部材が吸着する物質名が表示される吸着物質表示部が設けられていることを特徴とするインジケータ付吸着部材。 - 請求項1から5のいずれか1つに記載のインジケータ付吸着部材において、
上記収容部材は、上記吸着部材が吸着する物質毎に予め決められた色に着色される着色部が設けられていることを特徴とするインジケータ付吸着部材。 - 物質を吸着する吸着部材と共に使用されるインジケータにおいて、
上記インジケータは、上記物質と反応して変色する変色部材と、
上記物質を透過させない非透過部材からなり、上記変色部材を外部から視認可能に収容する収容部材とを備え、
上記収容部材は、上記変色部材の一部のみ外気に接触させて他の部分を覆っておくことが可能に構成され、
上記変色部材は、上記吸着部材による上記物質の吸着力を発揮することができる期間が短くなればなるほど、変色した領域が広くなるように構成されていることを特徴とする吸着部材と共に使用されるインジケータ。
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2017
- 2017-06-30 JP JP2017128860A patent/JP6526746B2/ja active Active
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