JP2019010133A - 水位検知装置 - Google Patents

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晋介 佐々木
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Abstract

【課題】調理溶液の沸騰状態および粘度を推定することができる水位検知装置を提供する。【解決手段】調理溶液4の入った加熱容器1を、誘導加熱手段11で加熱することで、調理溶液の温度が上昇して、沸騰に至る。沸騰すると加熱容器1の底で発生した沸騰泡15が調理溶液4の表面に浮かんでくる。この沸騰泡15で、超音波センサ20の超音波発信波7が反射する際に、乱反射して、超音波反射波81のように検知距離が大幅に伸びて、水位が瞬間的に下降したように検知される。加熱容器1の底部の温度を検知する底温度検知手段13が、沸騰開始温度を検知してから、沸騰検知手段26が沸騰を検知するまでの時間差から、調理溶液4の粘度を推定することができる水位検知装置3を提供する。【選択図】図2

Description

本発明は溶液の液面高さを検知することで、溶液の沸騰状態と、溶液の粘度を検知することが出来る水位検知装置に関するものである。
調理機器において、水位検知装置を使用した調理溶液の沸騰検知は、最適加熱や省エネの観点から、重要な機能である。この沸騰検知に関する従来の技術について、図10、図11をそれぞれ参照しながら以下に説明する。
図10は、特許文献1に記載された従来の超音波センサを用いて沸騰検知を行う電気湯沸かし器を示す側断面略図である。図10に示すように、超音波センサ20が加熱容器である水タンク50の底面に設けられている。水タンク50の底面には、水タンク50に収納された被加熱物である水53を加熱する誘導加熱手段11が設けられている。超音波センサ20から超音波の発信波51を送信し、水タンク50に収納された水面で反射して超音波の反射波52として超音波センサ20で受信する。誘導加熱手段11によって水タンク50に収納された水53が加熱され、水53の沸騰時に発生する沸騰泡によって超音波が乱反射する。超音波が乱反射することによって、超音波センサ20が超音波の反射波52を検出しなくなることで、水タンク50に収納された水53の沸騰状態を検知する。
図11は、特許文献2に記載された従来の超音波センサを用いて沸騰検知を行う誘導加熱機器を示す側断面略図である。図11に示すように、超音波センサ20が加熱容器である鍋50を載置したトッププレート12の下に設けられている。トッププレート12の下には、鍋50に収納された被加熱物である溶液53を加熱する誘導加熱手段11が設けられている。超音波センサ20から発信された超音波の発信波51は、トッププレート12、鍋50を介して、溶液53に伝わり、溶液53の水面で反射した超音波の反射波52が、今度は溶液53から鍋50、トッププレート12を伝わって、超音波センサ20に戻る。誘導加熱手段11によって鍋50に収納された溶液53が加熱される。超音波の反射波52が、溶液53の温度に応じて溶液53内に発生する泡に乱反射することによる、超音波の反射率を判定することで、沸騰を検知する。
これら従来技術によって、被加熱物である溶液の沸騰を検知することができる調理機器が提案されている。
特開平3−112521号公報 特開2005−050713号公報
しかしながら、前記従来の構成では、沸騰したか否かの2値が検出されるものであり、被加熱物の沸騰状態を検知することはできなかった。また、特に、特許文献2に記載の従来の構成では、トッププレート12は物性を固定して、製造上のバラつきを管理することができたとしても、載置される加熱容器である鍋50は、ユーザーによって違った性状のものが選ばれ、その載置状態も、誘導加熱手段11との位置関係や、異物かみこみによる高さの違いといった、バラつきを含み、超音波の反射波52を、安定して受信するのは難しく、沸騰状態を細かく制御する、煮物などの火力制御に応用することが難しい、という
課題があった。さらに、被加熱物がカレーのような粘性の高いものは、沸騰(泡)を検知するまで加熱すると、対流が乏しいため、直接加熱されている加熱容器である鍋50の底部分の温度のみが上昇して、結果として被加熱物であるカレーが焦げ付いてしまう、という課題があった。
つまりは、調理を考えた場合には、沸騰検知のみならず、被加熱物である調理溶液の粘性を検知する必要がある、という課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、加熱容器の性状や載置状態に左右されることなく、調理溶液の沸騰状態を検知するとともに、調理溶液の粘度を推定することができる水位検知装置を提供することを目的とする。
本発明の発明者らは、前記従来の課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、以下のことを見出した。
すなわち、加熱容器内の調理溶液上方に配置した超音波センサによって、超音波の伝搬媒質を空気として、調理溶液の水位を検知することによって、沸騰の泡が、調理溶液の表面に現れた際には、乱反射によって、反射波の経路が伸びることによって、見かけの検出距離が瞬間的、かつ断続的に長くなり、この検出距離の伸長は、沸騰泡が調理溶液の表面に現れて初めて検出され、沸騰泡の出現頻度、すなわち、沸騰の強さに比例した頻度で検出されることを見出した。
また、加熱容器の底部分の温度が、所定の温度、例えば95℃に達してから、所定時間後に沸騰泡が調理溶液の表面に検知されるが、調理溶液の粘度が高い場合には、この所定時間が長くなり、所定時間の長さは、火力、水位が一定の場合には、調理溶液の粘度の増加に比例していることを見出した。そして、これらの知見によって本発明に想到した。
前記従来の課題を解決するために、本発明の水位検知装置は、加熱容器内の調理溶液上方に配置した超音波センサによって得られた調理溶液の沸騰状態と、底温度検知手段によって得られた加熱容器の底温度とにより、調理溶液の粘度を推定する構成とした。
これによって、本発明の水位検知装置は、被加熱容器の性状や、載置状態に左右されることなく、調理溶液の沸騰状態と、粘度を検知することができるものである。
本発明の水位検知装置は、調理溶液の沸騰状態を検知するとともに、粘度を推定することができることで、例えば、カレーやシチューといった、粘度の高い調理溶液を加熱する場合に、焦げ付かないように加熱調理機の火力を自動で調節する、といったように、実際の調理溶液の粘度に応じて、加熱機器が加熱手段の火力自動調整をすることで、失敗せずに、よりおいしい煮込み調理を、簡単、便利に実施することができる水位検知装置を提供することができる。
本発明の実施の形態1における水位検知装置付き加熱容器の側断面図 本発明の実施の形態1における水位検知装置及び誘導加熱機器の構成を示すブロック構成図 本発明の実施の形態1における沸騰泡による超音波反射波の乱反射の例を示す水位検知装置付き加熱容器の側断面図 本発明の実施の形態1における沸騰の波による超音波反射波の乱反射の例を示す水位検知装置付き加熱容器の側断面図 本発明の実施の形態1における水位検知装置の水位データを示す概略図 本発明の実施の形態1における水位検知装置の低粘度の調理溶液を火力中で加熱した場合の容器底温度と水位データと火力の関係を示す特性図 本発明の実施の形態1における水位検知装置の高粘度の調理溶液を火力中で加熱した場合の容器底温度と水位データと火力の関係を示す特性図 本発明の実施の形態1における水位検知装置の高粘度の調理溶液を火力弱で加熱した場合の容器底温度と水位データと火力の関係を示す特性図 本発明の実施の形態1における水位検知装置の高粘度の調理溶液を粘度推定しながら火力を自動調整した場合の容器底温度と水位データと火力の関係を示す特性図 従来の沸騰検知を実施するための電気湯沸かし器の構成を示す側断面図 従来の沸騰検知を実施するための誘導加熱装置の構成を示す側断面図
第1の発明は、
加熱手段によって加熱される調理溶液を収納する加熱容器の上方に配され前記調理溶液の液面に対して超音波を発信する発信手段と、
前記調理溶液で反射された超音波を受信する受信手段と、を有する超音波センサと、
前記超音波センサによって検知される前記調理溶液の液面までの距離の変化によって、前記調理溶液の沸騰状態を検知する沸騰検知手段と、
前記加熱容器の底温度を検知する底温度検知手段と、
前記底面温度検知手段と前記沸騰検知手段の出力情報から、前記調理溶液の粘度を推定する粘度推定手段を備える構成とした。
これによって、加熱容器の性状や、載置状態に左右されることなく、調理溶液の沸騰状態を検知することができ、さらに粘度推定ができることから、例えば、カレーやシチューといった、粘度の高い調理溶液を加熱する場合に、焦げ付かないように加熱調理機火力を自動で調節する、といったように、実際の調理溶液の粘度に応じて、加熱機器が加熱手段の火力自動調整をすることで、煮込み調理を、失敗せずに、簡単、便利に、よりおいしく仕上げることができる、水位検知装置を提供することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、
前記粘度推定手段は、
前記底面温度検知手段によって所定の沸騰開始温度が検知されてから、前記沸騰検知手段によって沸騰が検知されるまでの時間差から、前記調理溶液の粘度を推定する構成とした。
これによって、加熱容器の性状や、載置状態に左右されることなく、調理溶液の沸騰状態を検知することができ、さらに粘度推定ができることから、調理溶液の沸騰開始タイミングを検知することができることで、例えば、カレーやシチューといった、粘度の高い調理溶液を加熱する場合に、焦げ付かないように加熱調理機火力を自動で調節する、といったように、実際の調理溶液の粘度に応じて、加熱機器が加熱手段の火力自動調整をすることで、煮込み調理を、失敗せずに、簡単、便利に、よりおいしく仕上げることができる、水位検知装置を提供することができる。
第3の発明は、特に、第2の発明において、
前記粘度推定手段は、
前記時間差が、所定の閾値を超える場合に、前記調理溶液の粘度が高いと検知する構成とした。
これによって、加熱容器の性状や、載置状態に左右されることなく、調理溶液の沸騰状態を検知することができ、さらに粘度推定ができることから、調理溶液の沸騰開始タイミングを検知することができることで、例えば、カレーやシチューといった、粘度の高い調理溶液を加熱する場合に、焦げ付かないように加熱調理機火力を自動で調節する、といったように、実際の調理溶液の粘度に応じて、加熱機器が加熱手段の火力自動調整をすることで、煮込み調理を、失敗せずに、簡単、便利に、よりおいしく仕上げることができる、水位検知装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における水位検知装置付き加熱容器の側断面図、図2は、本発明の第1の実施の形態における水位検知装置及び誘導加熱機器の構成を示すブロック構成図を示すものである。
図1、図2において、誘導加熱可能な有底筒形状の加熱容器1には調理溶液4を収納しており、加熱容器1の上面を覆う蓋2には、調理溶液4の略水平面に対向するように、水位検知装置3が配置されている。水位検知装置3は、加熱容器1の上方に配されている。加熱容器1の側壁の外側上部には、使用者が把手可能な容器把手6が取付けられている。蓋2の中央部には、使用者が把手可能な蓋把手5が取付けられている。
水位検知装置3は蓋2に配置した構成としているが、この限りではなく、特に、図示はしないが、容器把手6と一体に構成する、またはアドオン型で、加熱容器1の形状によらず、後付けで取り付け可能とするなど、蓋2がなくても使用できる構成も考えられる。
また、加熱容器1は誘導加熱機器10の誘導加熱手段11によって誘導加熱されるように、誘導加熱機器10の上部に配置されたトッププレート12上に載置されている。誘導加熱機器10の誘導加熱手段11は加熱コイルで構成されている。誘導加熱手段11は加熱制御手段25によって加熱火力などの制御が行われる。加熱制御手段25はインバータ等(図示せず)により構成されている。
加熱制御手段25を構成するインバータから誘導加熱手段11を構成する加熱コイルに高周波電流を供給すると、加熱コイルに高周波磁束が発生する。この高周波磁束が加熱コイルの上方に載置されている加熱容器1と交叉することにより、加熱容器1には高周波磁束の磁束密度に応じた渦電流が誘起される。加熱容器1は、この渦電流によるジュール熱により発熱し、加熱容器1に収納されている調理溶液4が加熱される。
トッププレート12の下方には、誘導加熱手段11と底温度検知手段13が配置されている。底温度検知手段13は、トッププレート12を介して加熱容器1の底温度を検知する構成である。
底温度検知手段13は、誘導加熱機器10内に設けられ、感熱素子、赤外線センサ等で構成される。例えば、赤外線センサで構成した場合には、加熱容器1の底面から放射される赤外線をトッププレート12越しに検知して加熱容器1の底温度を検知する。加熱制御手段25は、底温度検知手段13である赤外線センサの検知結果に応じて誘導加熱手段11への電力供給を制御する。
そして、水位検知装置3は、加熱容器1に収納された調理溶液4の液面に対して超音波発信波7を発信する発信手段21と、調理溶液4の液面で反射された超音波反射波8を受
信する受信手段22で構成される超音波センサ20を有している。さらに、水位検知装置3は、超音波センサ20の発信手段21から超音波発信波7が発信されてから受信手段22が超音波反射波8を受信するまでの所要時間を測定する計時手段23と、計時手段23によって計測した所要時間から、超音波センサ20と調理溶液4の液面との距離を演算する距離演算手段24を有している。また、水位検知装置3は、距離演算手段24によって演算される超音波センサ20と調理溶液4の液面との距離に基づく調理溶液4の水位情報から、調理溶液4の沸騰状態を検知する沸騰検知手段26を有している。発信手段21は、加熱容器1の上方に、調理溶液4の液面の略水平面に対向するように配置されている。
また、水位検知装置3は、底温度検知手段13と沸騰検知手段26の出力情報から、調理溶液4の粘度を推定する粘度推定手段27を備えている。
粘度推定手段27は、底温度検知手段13によって、所定の沸騰開始温度(たとえば95℃)が検知されてから、沸騰検知手段26によって調理溶液4が実際に沸騰を検知するまでの時間差などの情報から、調理溶液4の粘度を推定する。
さらに、水位検知装置3には水位検知装置側通信手段30が設けられ、誘導加熱機器10には加熱機器側通信手段31を設けられている。水位検知装置側通信手段30と加熱機器側通信手段31との間では無線もしくは有線による、一方向または双方向に水位検知装置3と誘導加熱機器10の夫々に関する情報伝達が可能となっている。伝達される情報は、例えば、距離演算手段24によって演算される超音波センサ20と調理溶液4の液面との距離に基づく調理溶液4の水位情報と、沸騰検知手段26によって検知された調理溶液4の沸騰状態である。
ここで、以上の説明と図2では、計時手段23、距離演算手段24、沸騰検知手段26、粘度推定手段27は、水位検知装置3に含まれるように表現してあるが、上記の内一つ、もしくは複数の機能が誘導加熱機器10側に構成されていても良く、その場合には、通信手段により伝達される内容も、構成に合わせて変わってくる。
また、以上の説明と図2では、底温度検知手段13は、誘導加熱機器10に含まれる構成としたが、水位検知装置3に含まれる構成としても良く、その場合には、通信手段により伝達される内容も、構成に合わせて変わってくる。
以上のように構成された水位検知装置、加熱容器および誘導加熱機器について、以下にその動作、作用を説明する。
超音波センサ20の発信手段21から、調理溶液4に向けて超音波を発信する際に、計時手段23によって、発信時刻が記憶される。
発信された超音波は空気中を伝わり、調理溶液4と空気の境界面(水面)で反射して、超音波センサ20に戻って、受信手段22によって受信される。このときの受信強度が、所定値を超えた時点が、計時手段23によって、反射波受信時刻として記憶される。
超音波センサ20から発信された超音波発信波7が、調理溶液4の水面に反射して、超音波センサ20に戻ってくるまでの時間、すなわち、反射波受信時刻と発信時刻の差分を、計時手段23によって、反射波応答時間として記憶する。
ここで、距離演算手段24で、超音波センサ20から、超音波の反射を起こした調理溶液4の水面までの距離を、音速と反射波応答時間から演算して求める。
具体的には、超音波センサ20と調理溶液4の距離をL[m]、音速をC[m/sec]、反射波応答時間をt(sec)としたときに、距離L[m]は、下記(数1)によって求めることができる。
L=(C*t)/2[m] ・・・(数1)
音速Cは、媒質空気の温度(気温)θ[℃]のとき、下記(数2)で求めることができる。
C=331.5+0.607・θ[m/sec] ・・・(数2)
調理溶液4がなく、加熱容器1が空の場合の、超音波センサ20から加熱容器1の底までの距離は不変で、一定であるので、この一定距離から、前述の(数1)の演算によって求めた距離Lを減算することで、調理溶液4の高さを求め、水位として検知することができる。
しかしながら、調理動作中に、水位検知装置3によって調理溶液4の水位を検知する場合には、誘導加熱手段11によって加熱容器1を加熱することで、高周波ノイズが発生する。
ここで、図3は、本発明の実施の形態1における沸騰泡による超音波反射波の乱反射の例を示す水位検知装置付き加熱容器の側断面図であり、図4は、本発明の実施の形態1における沸騰の波による超音波反射波の乱反射の例を示す水位検知装置付き加熱容器の側断面図であり、さらに、図5は、本発明の実施の形態1における水位検知装置の水位データを示す概略図を夫々示すものである。
図3において、誘導加熱手段11により加熱された加熱容器1の底部分は高温となり、熱伝達によって加熱容器1内の調理溶液4が加熱されて、次第に調理溶液4の温度が上昇する。そして、誘導加熱手段11による加熱を続けると、調理溶液4は沸騰に至り、加熱容器1の底部分に発生した沸騰泡15が、調理溶液4の水面まで上昇してくる。この沸騰泡15が、水位検知装置3の下で調理溶液4の水面に現れると、超音波発信波7が沸騰泡15の表面で乱反射を起こすことで、例えば、超音波反射波81のように加熱容器1の側壁等を反射して水位検知装置3に戻る。
したがって、超音波センサ20から発信された超音波発信波7が、調理溶液4の沸騰泡15の表面で乱反射して、超音波反射波81として超音波センサ20に戻ってくるまでの時間、すなわち、計時手段23によって記憶される反射波応答時間が、調理溶液4の沸騰前と比較して長くなる。また、距離演算手段24で演算される超音波センサ20から超音波の反射を起こした調理溶液4の水面までの前述の(数1)の演算によって求めた距離Lについても、調理溶液4の沸騰前と比較して長くなる。さらに、距離演算手段24で演算される、超音波センサ20から加熱容器1の底までの一定距離から、演算した距離Lを減算した調理溶液4の水位が調理溶液4の沸騰前と比較して低く検知される。
このように、距離演算手段24で演算される超音波センサ20から超音波の反射を起こした調理溶液4の水面までの距離Lは、通常の、図1に示すような調理溶液4の沸騰前である超音波反射波8と、図3に示すような調理溶液4の沸騰時である超音波反射波81とを比較すると、調理溶液4の沸騰時の距離が長くなる。つまり、調理溶液4の沸騰前と比較して、沸騰後は、距離演算手段24で演算される距離に基づく調理溶液4の水位は下がり、水位が低く見なされることになる。
図5は、本発明の実施の形態1における水位検知装置の水位データを示す概略図である。さらに詳細に説明すると、図5は、距離演算手段24で演算される超音波センサ20か
ら調理溶液4の水面までの距離に基づいて、調理溶液4の演算された水位を、調理溶液4の水面の状況に対応して表した水位データ42である。なお、定常水位43は常に一定値である。
図5において、水位データ42のA点は、調理溶液4が沸騰し、調理溶液4の水面に沸騰泡15が発生したときの、距離演算手段24で演算される超音波センサ20から調理溶液4の水面までの距離に基づく調理溶液4の演算された水位データである。
図5の水位データ42のA点に示すように、調理溶液4の沸騰時における距離演算手段24で演算される超音波センサ20から超音波の反射を起こした調理溶液4の水面までの距離は長くなることで、調理溶液4の実際の水位よりも、沸騰泡15の高さ分だけ水位が高くなっているにも関わらず、逆に、瞬間的に水面が大きく下がる現象が検出されることになる。
そこで、図5に示す沸騰判定閾値41を設けて、これを水位が下回る場合で、かつ沸騰判定閾値41を水位が下回ってから、所定の時間T1経過するまでの間に水位が再び沸騰判定閾値41を上回る場合に、沸騰検知手段26が沸騰泡15を検知して、沸騰状態を検知する。
換言すれば、超音波センサ20から調理溶液4の液面までの距離に基づいて得られる調理溶液4の水位データをもとに、沸騰検知手段26は、調理溶液4の水位が、所定の時間T1以内である瞬間的かつ断続的に、所定閾値の水位である沸騰判定閾値41を超えて下降することを検知することで、調理溶液4の沸騰状態の検知を行うものである。
ここで、図4に示すように、沸騰泡15そのものではなく、沸騰泡15によって、調理溶液4の水面に波16が発生した状態においても、超音波発信波7が波16で乱反射して、超音波反射波82のように、加熱容器1の側壁等を反射して水位検知装置3に戻る。これによって、沸騰泡15の検知と同様に、水位の瞬間的な下降が検知されて、沸騰検知手段26によって、沸騰泡(波)の検知がされたと判断して、沸騰状態が検知される。
また、沸騰判定閾値41は、加熱容器1の底(水位=0)からの所定の高さH2、または、直前の安定した水位である、定常水位43を記憶しておいて、そこからの差分H1を指定する。所定の高さH2は、加熱容器1の底付近の、低い水位を指定することで、水位が低い場合にも対応できる。差分H1は、定常状態での水位の揺らぎより大きな値を指定することで、誤検知を減らしつつ、沸騰検知の確度を調整することができる。
当然ながら、沸騰検知手段26は、図5に示す水位データ42のB点のように、沸騰判定閾値41を下回らない場合や、水位データ42がC−D間のように、C点で沸騰判定閾値41を下回ったものの、所定の時間T1を経過するまでの間に、沸騰判定閾値41を超えて上昇しなかった場合には、沸騰泡(波)の検知がされなかったと判断される。
以下に、図6から図8を用いて粘度推定手段27による調理溶液4の粘度を推定する動作を説明する。
図6は、本発明の実施の形態1における水位検知装置付き加熱容器に収納された低粘度の調理溶液を火力「中」で加熱した場合の容器底温度と水位データと火力の関係を示す特性図である。図7は、本発明の実施の形態1における水位検知装置付き加熱容器に収納された高粘度の調理溶液を火力「中」で加熱した場合の容器底温度と水位データと火力の関係を示す特性図である。図8は、本発明の実施の形態1における水位検知装置付き加熱容器に収納された高粘度の調理溶液を火力「弱」で加熱した場合の容器底温度と水位データ
と火力の関係を示す特性図である。
図6の上の温度グラフは、加熱容器1を加熱して、低粘度の調理溶液4を沸騰させたときの加熱容器1の底温度である容器底温度44(実線)と調理溶液温度45(点線)である。図6の真ん中の水位グラフは、調理溶液4の水位データ42である。図6の下の火力グラフは、加熱容器1を加熱する火力(ここでは例えば10段階中の5の「中」火力)を示す火力データ46である。
図6において、使用者が誘導加熱機器10を操作することにより、誘導加熱手段11は加熱容器1に収納された調理溶液4を火力「中」で加熱する。底温度検知手段13によって検知される加熱容器1の底温度である容器底温度44が徐々に上昇する。
容器底温度44が100℃に近づいて、所定の沸騰開始温度(例えば95℃)を超えてから、調理溶液4の水位データ42の水位が、瞬間的かつ断続的に、所定閾値の水位である沸騰判定閾値41を超えて下降することを検知することで、沸騰検知手段26によって沸騰泡15もしくは、それに伴う波16が検出(以下、沸騰泡15の検出)されて、調理溶液4の沸騰が検知される。
底温度検知手段13は、容器底温度44が、所定の沸騰開始温度(たとえば95℃)として検知されたE点時間を加熱機器側通信手段31と水位検知装置側通信手段30とを介して粘度推定手段27へ出力する。
沸騰検知手段26は、調理溶液4が実際に沸騰を検知されるF点時間を粘度推定手段27へ出力する。
粘度推定手段27は、底温度検知手段13から得られた所定の沸騰開始温度(たとえば95℃)が検知されたE点時間から、沸騰検知手段26から得られた調理溶液4が実際に沸騰を検知されるF点時間までの時間差T1を演算する。さらに、粘度推定手段27は、時間差T1と所定の閾値Thとを比較する。
粘度推定手段27は、時間差T1が所定の閾値Thと比較して短いため、調理溶液4は、粘度が低いと推定する。
詳細に説明すると、粘度推定手段27は、加熱容器1の底部と調理溶液4の水面での熱対流が、充分に起こっていて、底部と水面に温度差(容器底温度44と調理溶液温度45の温度差)がなく、沸騰泡15が所定の閾値Th以内に検出されたと推定され、調理溶液4は、粘度が低いと推定されるものである。
図7の上の温度グラフは、加熱容器1を加熱して、高粘度の調理溶液4を沸騰させたときの加熱容器1の底温度である容器底温度441(実線)と調理溶液温度451(点線)である。図7の真ん中の水位グラフは、調理溶液4の水位データ421である。図7の下の火力グラフは、加熱容器1を加熱する火力(ここでは例えば10段階中の5の「中」火力)を示す火力データ461である。
図7において、使用者が誘導加熱機器10を操作することにより、誘導加熱手段11は加熱容器1に収納された調理溶液4を火力「中」で加熱する。底温度検知手段13によって検知される加熱容器1の底温度である容器底温度441が徐々に上昇する。
容器底温度441が100℃に近づいて、所定の沸騰開始温度(例えば95℃)を超えてから、調理溶液4の水位データ421の水位が、瞬間的かつ断続的に、所定閾値の水位
である沸騰判定閾値41を超えて下降することを検知することで、沸騰検知手段26によって沸騰泡15もしくは、それに伴う波16が検出(以下、沸騰泡15の検出)されて、調理溶液4の沸騰が検知される。
底温度検知手段13は、容器底温度441が、所定の沸騰開始温度(たとえば95℃)として検知されたG点時間を加熱機器側通信手段31と水位検知装置側通信手段30とを介して粘度推定手段27へ出力する。
沸騰検知手段26は、調理溶液4が実際に沸騰を検知されるH点時間を粘度推定手段27へ出力する。
粘度推定手段27は、底温度検知手段13から得られた所定の沸騰開始温度(たとえば95℃)が検知されたG点時間から、沸騰検知手段26から得られた調理溶液4が実際に沸騰を検知されるH点時間までの時間差T2を演算する。さらに、粘度推定手段27は、時間差T2と所定の閾値Thとを比較する。
粘度推定手段27は、時間差T2が所定の閾値Thと比較して長いため、調理溶液4は、粘度が高いと推定する。
詳細に説明すると、粘度推定手段27は、加熱容器1の底部と調理溶液4の水面での熱対流が、充分に起こっておらず、底部と水面に温度差(容器底温度441と調理溶液温度451の温度差)を有するために、沸騰泡15が所定の閾値Th以内に検出されず、沸騰泡15の検知が遅れていることが推定され、粘度推定手段27によって、調理溶液4は、粘度が高いと推定される。
図8の上の温度グラフは、加熱容器1を加熱して、高粘度の調理溶液4を沸騰させたときの加熱容器1の底温度である容器底温度442(実線)と調理溶液温度452(点線)である。図8の真ん中の水位グラフは、調理溶液4の水位データ422である。図8の下の火力グラフは、加熱容器1を加熱する火力(ここでは例えば10段階中の2の「弱」火力)を示す火力データ462である。
図8において、使用者が誘導加熱機器10を操作することにより、誘導加熱手段11は加熱容器1に収納された調理溶液4を火力「弱」で加熱する。底温度検知手段13によって検知される加熱容器1の底温度である容器底温度442が徐々に上昇する。容器底温度442は、高粘度の調理溶液4を火力「弱」で加熱しているため、図6に示す低粘度の調理溶液4を火力「中」で加熱した容器底温度44と同程度の傾きとなる。
容器底温度442が100℃に近づいて、所定の沸騰開始温度(例えば95℃)を超えてから、調理溶液4の水位データ422の水位が、瞬間的かつ断続的に、所定閾値の水位である沸騰判定閾値41を超えて下降することを検知することで、沸騰検知手段26によって沸騰泡15もしくは、それに伴う波16が検出(以下、沸騰泡15の検出)されて、調理溶液4の沸騰が検知される。
底温度検知手段13は、容器底温度442が、所定の沸騰開始温度(たとえば95℃)として検知されたI点時間を加熱機器側通信手段31と水位検知装置側通信手段30とを介して粘度推定手段27へ出力する。
沸騰検知手段26は、調理溶液4が実際に沸騰を検知されるJ点時間を粘度推定手段27へ出力する。
粘度推定手段27は、底温度検知手段13から得られた所定の沸騰開始温度(たとえば95℃)が検知されたI点時間から、沸騰検知手段26から得られた調理溶液4が実際に沸騰を検知されるJ点時間までの時間差T3を演算する。さらに、粘度推定手段27は、時間差T3と所定の閾値Thとを比較する。
粘度推定手段27は、時間差T3が所定の閾値Thと比較して長いため、調理溶液4は、粘度が高いと推定する。
詳細に説明すると、粘度推定手段27は、加熱容器1の底部と調理溶液4の水面での熱対流が、充分に起こっておらず、底部と水面に温度差(容器底温度442と調理溶液温度452の温度差)を有するために、沸騰泡15が所定の閾値Th以内に検出されず、沸騰泡15の検知が遅れていることが推定され、粘度推定手段27によって、調理溶液4は、粘度が高いと推定される。
以下に、図9を用いて粘度推定手段27を使用して調理溶液4の粘度を推定して火力を自動調整する動作を説明する。
図9は、本発明の実施の形態1における水位検知装置付き加熱容器に収納された高粘度の調理溶液を粘度推定しながら火力を自動調整した場合の容器底温度と水位データと火力の関係を示す特性図である。
図9の上の温度グラフは、加熱容器1を加熱して、高粘度の調理溶液4を、加熱容器1の底部を焦げ付かせずに、できるだけ早く沸騰させたときの加熱容器1の底温度である容器底温度443(実線)と調理溶液温度453(点線)である。図9の真ん中の水位グラフは、調理溶液4の水位データ423である。図9の下の火力グラフは、加熱容器1を加熱する火力を示す火力データ463である。
図9において、使用者が誘導加熱機器10を操作することにより、誘導加熱手段11は加熱容器1に収納された調理溶液4を火力「中」で加熱する。底温度検知手段13によって検知される加熱容器1の底温度である容器底温度443が徐々に上昇する。
容器底温度443が100℃に近づいて、所定の沸騰開始温度(例えば95℃)を超えてから、調理溶液4の水位データ423の水位が、瞬間的かつ断続的に、所定閾値の水位である沸騰判定閾値41を超えて下降することを検知することで、沸騰検知手段26によって沸騰泡15もしくは、それに伴う波16が検出(以下、沸騰泡15の検出)されて、調理溶液4の沸騰が検知される。
底温度検知手段13は、容器底温度443が、所定の沸騰開始温度(たとえば95℃)として検知されたK点時間を加熱機器側通信手段31と水位検知装置側通信手段30とを介して粘度推定手段27へ出力する。
粘度推定手段27は、底温度検知手段13から得られた所定の沸騰開始温度(たとえば95℃)が検知されたK点時間から、沸騰検知手段26から得られ予定の調理溶液4が実際に沸騰を検知されるまでの時間差TXを順次計測開始する。
粘度推定手段27は、時間差TXと所定の閾値Thとを順次比較する。粘度推定手段27は、時間差TXが所定の閾値Thを越えても、沸騰検知手段26から沸騰泡15の検知を知らせる入力がなかったため、調理溶液4は、粘度が高いと推定する。
粘度推定手段27は、調理溶液4が粘度は高いと推定したことを、水位検知装置側通信
手段30と加熱機器側通信手段31とを介して誘導加熱機器10へ出力する。誘導加熱機器10の加熱制御手段25は、火力「弱」になるよう加熱火力を制御して誘導加熱手段11で加熱容器1を加熱する。加熱制御手段25で加熱火力を制御することにより、容器底温度443が100℃を超えて上昇し、加熱容器1の底部が焦げることを防止する。
誘導加熱機器10の加熱制御手段25は、誘導加熱手段11で加熱容器1に収納された調理溶液4を火力「弱」で加熱を継続させる。
沸騰検知手段26は、調理溶液4が実際に沸騰を検知されるM点時間を粘度推定手段27へ出力する。
粘度推定手段27は、沸騰検知手段26により調理溶液4が沸騰を検知したことを、誘導加熱機器10へ出力する。誘導加熱機器10の加熱制御手段25は、火力「弱弱」として、弱めの沸騰を維持するように加熱火力を制御して誘導加熱手段11で加熱容器1を加熱する。
上記の動作によって、高粘度の調理溶液4、例えば、カレーや、シチューを自動で、焦がさずに、できるだけ早く温めることができる。
なお、以上の説明では、底温度検知手段13は、誘導加熱機器10に含まれる構成としたが、水位検知装置3に含まれる構成としても良いものである。
以上のように、本実施の形態の水位検知装置においては、調理溶液4の上方に配置した水位検知装置で、水位を検知することで、加熱容器1の性状や、誘導加熱手段11への載置状態に左右されることなく、調理溶液の沸騰状態を検知することができる。さらに、底温度検知手段13によって、所定の沸騰開始温度を検知してから、実際に沸騰泡15を検知して、沸騰検知手段によって沸騰を検知するまでの時間差によって、調理溶液4の粘度を推定することができる。
また、調理溶液4の粘度を推定しながら、加熱を自動的に制御することによって、高粘度の調理溶液4であっても、焦がさずに、できるだけ早く温めるシーケンスを動作させることで、煮込み調理を、簡単、便利に、よりおいしく仕上げることができる、水位検知装置および調理機器を提供することが可能である。
以上のように、本発明にかかる水位検知装置は、調理溶液の粘度を検知することができるため、炊飯器や、マルチクッカー、ジャーポットといった、調理溶液の粘度を正確に検知することで、最適な加熱調理ができる、加熱調理器の用途に適用できる。
1 加熱容器
2 蓋
3 水位検知装置
4 調理溶液
5 蓋把手
6 容器把手
7 超音波発信波
8 超音波反射波
81 超音波反射波
82 超音波反射波
10 誘導加熱機器
11 誘導加熱手段
12 トッププレート
13 底温度検知手段
15 沸騰泡
16 波
20 超音波センサ
21 発信手段
22 受信手段
23 計時手段
24 距離演算手段
25 加熱制御手段
26 沸騰検知手段
27 粘度推定手段
30 水位検知装置側通信手段
31 加熱機器側通信手段
41 沸騰判定閾値
42 水位データ
43 定常水位
44 容器底温度
45 調理溶液温度
46 火力データ
421 水位データ
441 容器底温度
451 調理溶液温度
461 火力データ
422 水位データ
442 容器底温度
452 調理溶液温度
462 火力データ
423 水位データ
443 容器底温度
453 調理溶液温度
463 火力データ

Claims (3)

  1. 加熱手段によって加熱される調理溶液を収納する加熱容器の上方に配され前記調理溶液の液面に対して超音波を発信する発信手段と、
    前記調理溶液で反射された超音波を受信する受信手段と、を有する超音波センサと、
    前記超音波センサによって検知される前記調理溶液の液面までの距離の変化によって、前記調理溶液の沸騰状態を検知する沸騰検知手段と、
    前記加熱容器の底温度を検知する底温度検知手段と、
    前記底面温度検知手段と前記沸騰検知手段の出力情報から、前記調理溶液の粘度を推定する粘度推定手段を備える水位検知装置。
  2. 前記粘度推定手段は、
    前記底面温度検知手段によって所定の沸騰開始温度が検知されてから、前記沸騰検知手段によって沸騰が検知されるまでの時間差から、前記調理溶液の粘度を推定する請求項1に記載の水位検知装置。
  3. 前記粘度推定手段は、
    前記時間差が、所定の閾値を超える場合に、前記調理溶液の粘度が高いと検知する請求項2に記載の水位検知装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102272898B1 (ko) * 2020-10-30 2021-07-06 대한민국 방사성물질 분석용 증발 농축장치

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