JP2019009658A - 置局設計方法 - Google Patents

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【課題】端末局間の伝搬損失を基にした端末局のグルーピングを行い、各グループに対して無線干渉を考慮した無線チャネルの割り当てにより、少ない無線チャネルで多くの端末局の収容を可能にする【解決手段】置局設計対象の全端末局を基地局の最大収容数M以内で、端末局間の伝搬損失および同時収容可能な基地局の有無に基づいてグルーピングし、起点となる端末局を替えることにより複数のグルーピングパターンを生成するステップ1と、生成された複数のグルーピングパターンの中から所定の条件に基づく1つのグルーピングパターンを選択するステップ2と、選択されたグルーピングパターンを構成するグループごとに各端末局を収容可能な基地局を選択し、該基地局の指向性アンテナのアンテナ方向を調整しながらグループ間で無線干渉がない無線チャネルを割り当てるステップ3とを有する。【選択図】 図1

Description

本発明は、1台の基地局に同時接続可能な端末局の数および利用可能な無線チャネルの数が有限である無線通信システムにおいて、端末局が密集するエリアがあっても最小限の無線チャネルで全端末局を収容するための基地局の置局設計方法に関する。
従来、複数の基地局を配置し、各基地局の通信エリア(セル)によって連続的な通信サービスエリアを構築する無線通信システムにおける基地局の置局設計を行う技術として、通信サービスエリアをカバーしつつ各セルに収容するトラヒックの均一化を図り、できるだけ少ないセル(基地局)でサービス提供を可能とする置局設計方法が提案されている(特許文献1)。
図6は、従来の置局設計方法の一例を示す。
図6において、想定する無線通信システムは、1台の基地局と同時接続可能な端末局の最大数を3台とする。基地局(▲)は、それぞれ3台の端末局(□)を収容するようにグルーピングし、グループ間で無線干渉が発生しないように各グループに無線チャネルを割り当てる。ここでは、15台の端末局をいずれかの基地局に収容するために、各基地局がそれぞれ最大3台の端末局を収容すれば、基地局は最小限の5台、5グループで対応することができる。このとき、グループ間で無線干渉が発生しないようにするには、無線チャネルの必要数は3チャネルとなる。
特開2013−046362号公報
従来の置局設計方法は、基地局を中心にエリア化するセルラー方式のような手法であり、基地局に収容可能な最大数まで端末局を収容すれば基地局およびグループの必要数は少なくなるが、グループ間の無線干渉を回避するための無線チャネル数は多くなりやすい。また、端末局の密度によっては全端末局を収容できない基地局が生じる可能性もある。
一方、収容したい端末局を中心に置局設計を行えば、基地局およびグループ数は増えるものの、グループ間の無線干渉を回避するための無線チャネル数を減らし、また基地局のアンテナ指向性と送信電力を制御すれば、隣接グループとの無線干渉を回避しつつ無線チャネル数のさらなる削減も可能となる。
例えば、図7は、図6と同様の基地局(▲)と端末局(□)の配置において、基地局の最大収容数未満でもグループを形成し、矢印で示す基地局のアンテナ指向性を考慮することにより、2チャネルでもグループ間で無線干渉が発生しないような無線チャネルの割り当てが可能となる例を示す。
本発明は、端末局間の伝搬損失を基にした端末局のグルーピングを行い、各グループに対して無線干渉を考慮した無線チャネルの割り当てにより、少ない無線チャネルで多くの端末局の収容を可能にする置局設計方法を提供することを目的とする。
本発明は、複数の基地局がそれぞれ同時収容可能な端末局の集合をグループとし、各グループ間で無線干渉がないように、各グループに収容する端末局および各グループに割り当てる無線チャネルを設計する置局設計方法において、置局設計対象の全端末局を基地局の最大収容数M以内で(Mは2以上の整数)、端末局間の伝搬損失および同時収容可能な基地局の有無に基づいてグルーピングし、起点となる端末局を替えることにより複数のグルーピングパターンを生成するステップ1と、生成された複数のグルーピングパターンの中から所定の条件に基づく1つのグルーピングパターンを選択するステップ2と、選択されたグルーピングパターンを構成するグループごとに各端末局を収容可能な基地局を選択し、該基地局の指向性アンテナのアンテナ方向を調整しながらグループ間で無線干渉がない無線チャネルを割り当てるステップ3とを有する。
本発明の置局設計方法において、ステップ1は、グルーピングパターンのグループの起点となり、かつ収容可能な基地局がある起点端末局を選択し、2番目以降の選定端末局としてグループ既存の端末局との間の伝搬損失が最小となり、この起点端末局および選定端末局を同時収容可能な基地局があるときにグループに加える処理を、置局設計対象の全端末局に対するグルーピングが終了するまで繰り返してグルーピングパターンを生成する処理を行う。
本発明の置局設計方法において、ステップ1は、グループ既存の端末局が起点端末局のみの場合は、2番目の選定端末局として起点端末局との間の伝搬損失が最小となる端末局を選択し、グループ既存の端末局が複数ある場合は、i番目(iは3以上の整数)以降の選定端末局としてi−1番目の端末局との間の伝搬損失Lと、グループ既存の他の端末局との間の最大伝搬損失Rとの和が最小となる端末を選択する処理を行う。
本発明の置局設計方法において、ステップ1は、グループの端末局間の伝搬損失が規定値を超える選定端末局はグループに加えない処理を行う。
本発明の置局設計方法において、ステップ2は、所定の条件として、グルーピングパターンを形成するグループ数が最小、またはグルーピングパターンを形成する各グループの端末局間の最大伝搬損失が最小とする。
本発明の置局設計方法において、ステップ3は、グループごとに各端末局を収容可能な基地局として、各端末局の受信レベル閾値を満たす最小送信電力の基地局を選択する処理を行う。
本発明の置局設計方法において、ステップ3は、グループ数に対して所定の無線チャネル数で対応できない場合は、所定のグループまたはグループ内で与干渉端末局数が最大の端末局を間引いて再度無線チャネルの割り当てを行う。
本発明の置局設計方法において、ステップ3は、グループごとの無線チャネルの割当パターンが複数ある場合に、グルーピングパターン全体で使用する無線チャネル数が最小となる割当パターンを選択する処理を行う。
本発明は、端末局間の伝搬損失を基にした端末局のグルーピングを行い、各グループに対して無線干渉を考慮した無線チャネルの割り当てにより、端末局間の距離に関係なく、少ない無線チャネルでより多くの端末局を収容する置局設計が可能となる。
本発明の置局設計方法の処理手順例を示すフローチャートである ステップS2(1つのグルーピングパターン生成)の処理手順例を示すフローチャートである。 グルーピングパターンを形成するグループの生成例を示す図である。 ステップS4(基地局選択・無線チャネル割当)の処理手順例を示すフローチャートである。 各グループの無線チャネル割当例を示す図である。 従来の置局設計方法の一例を示す図である。 2チャネルによる無線チャネルの割当例を示す図である。
図1は、本発明の置局設計方法の処理手順例を示す。
図1において、まず基地局の指向性アンテナのアンテナ方向に応じて基地局間および基地局と端末局間、さらに端末局間の全ての区間において、電波伝搬損失を計算する(S1)。
次に、置局設計対象の全端末局を基地局の最大収容数M以内でオーバーラップしないようにグルーピングし、その結果を1つのグルーピングパターンとし、グルーピングの起点となる端末局を替えて、複数のグルーピングパターンを生成する(S2)。
ここで、グループに収容する最初の端末局を「起点端末局」とし、グループに収容する2番目〜M番目の端末局を「選定端末局」とする。なお、起点端末局を収容可能な基地局がない場合は、当該起点端末局を含むグループを形成できないので、起点端末局として選択した端末局を置局設計対象から除外し、他の端末局を起点端末局とする。グルーピングパターンの最初のグループの起点端末局を収容可能な基地局がない場合は、当該起点端末局をスタートとするグルーピングパターンは成立せず、その分だけグルーピングパターンの数は減少する。
詳しくは図2および図3を参照して説明するが、各グループを形成する端末局数は必ずしも基地局の最大収容数Mとは限らず、起点端末局だけで1グループとなる場合や、起点端末局と選定端末局を合わせてM個に満たない端末局で1グループとなる場合もある。よって、各グルーピングパターンを構成するグループ数も一定ではない。1つのグループは、選択した起点端末局および選定端末局の全部を収容可能な基地局があれば形成されるが、物理的な距離ではなく端末局間の電波伝搬損失が規定値以下となる範囲とする。なお、規定値は、グループのエリアの上限を決める通信可能距離に対応する値である。
次に、複数のグルーピングパターンの中から、以下の条件を順次適用して1つのグルーピングパターンを選択する(S3)。
(1) グルーピングパターンを形成するグループ数が最小
(2) グルーピングパターンを形成する各グループの端末局間の最大伝搬損失Rが最小
(3) 以上の条件を満たすグルーピングパターンが複数あれば、1番目のグループの基準 端末局が最若番
次に、選択されたグルーピングパターンについて、グループを形成する全端末局を収容可能な基地局を選択し、グループ間で無線干渉のないようにグループごとに無線チャネルを割り当てる(S4)。詳しくは図4を参照して説明する。
図2は、ステップS2(1つのグルーピングパターン生成)の処理手順例を示す。
図2において、置局設計対象の全端末局の中からグループn(n=1)の起点端末局を選択する(S21)。次に、選択した起点端末局を収容可能な基地局があるか否かを判定し(S22)、当該基地局がなければ選択した起点端末局を含むグループおよびグルーピングパターンを形成できないので、起点端末局として選択した端末局を置局設計対象から除外し(S22)、ステップS21に戻って他の起点端末局を選択する。
起点端末局を収容可能な基地局があれば、グループnに収容する選定端末局として、グループnに収容された最終端末局(最初は起点端末局)と候補端末局との間の伝搬損失Lと、グループnに収容された他の端末局と候補端末局との間の最大伝搬損失Rの和(L+R)が最小になる候補端末局を次の選定端末局とする(S24)。
次に、グループnの端末局間の伝搬損失(LおよびR)が規定値を超えないか否かを判定し(S25)、超えている場合には選択した選定端末局をグループnに加えず、グループnに収容した最終端末局(最初は起点端末局n)まででグループnに収容する端末局を確定する(S29)。一方、グループnの端末局間の伝搬損失(LおよびR)が規定値を超えていない場合は、グループnの選定端末局を含む各端末局を同時に収容可能な基地局があるか否かを判定し(S26)、当該基地局がなければ選定端末局をグループnに加えず、グループnに収容した最終端末局(最初は起点端末局n)まででグループnに収容する端末局を確定する(S29)。
ステップS26で収容可能な基地局があれば選定端末局をグループnに加え(S27)、グループnに収容する端末局数がグループの最大収容数Mに達したか否かを判定し(S28)、達していない場合にはステップS24に戻ってグループnに収容する次の選定端末局を選択する。
一方、グループnに収容される端末局数がグループの最大収容数Mに達していれば、グループnに収容する端末局を確定し(S29)、全端末局に対するグルーピングが終了したか否かを判定する(S30)。ここで、グルーピングが終了していなければ、次のグループを形成するためにn=n+1とし(S31)、グループn−1の最終端末局から伝搬損失が最小の端末局をグループnの起点端末局nとして選択する(S32)。次に、選択した起点端末局を収容可能な基地局があるか否かを判定し(S33)、当該基地局がなければ選択した起点端末局を含むグループを形成できないので、起点端末局として選択した端末局を置局設計対象から除外し(S34)、ステップS32に戻ってグループn−1の最終端末局から伝搬損失が最小(除外した端末局の次に最小)となる他の起点端末局を選択する。
選択したグループnの起点端末局を収容可能な基地局があれば、ステップS24以降の処理を行い、グループnに収容する選定端末局の選択を行う。以上の処理を繰り返し、全端末局に対するグルーピングが終了するまで、次のグループn+1に収容する端末局の選択を行う。
ここで、図3を参照してグルーピングパターン1のグループ1の生成手順について具体的に説明する。全端末局の一部として端末局A〜Fを示し、グループの最大収容数M=4とする。各端末局間の伝搬損失をa〜nで示す。
まず、グルーピングパターン1のグループ1の起点端末局として端末局Aを選択し、この起点端末局Aを収容可能な基地局(図示せず)があるか否かを判定する。起点端末局Aを収容可能な基地局がなければ、起点端末局Aを含むグループおよびグルーピングパターンを形成できないので置局設計対象から除外し、次の端末局Bをグループ1の起点端末局として選択する。この場合、グルーピングパターン2のグループ1が起点端末局Bからスタートする場合と同じ結果になる。
起点端末局Aを収容可能な基地局があれば、他の端末局B,C,D,E,Fから選定端末局を選択することになるが、起点端末局Aからの伝搬損失a,b,c,d,eのうち、最小伝搬損失aに対応する端末局Bが選定端末局となる。このとき、最小伝搬損失aがステップS25における規定値を超えていれば、端末局Bを起点端末局Aのグループ1に収容することができず、グループ1は起点端末局Aのみで確定する。したがって、ステップS24において、例えば伝搬損失d,eが規定値を超えている端末局E,Fについては、この時点で選定端末局の候補から外してもよい。その例を図3のグルーピングパターン1’として示す。
端末局Bがグループ1の選定端末局として選択されたとき、グループ1に収容する起点端末局Aおよび選定端末局Bを同時に収容可能な基地局があるか否かを判定し、その基地局がない場合には、グループ1は起点端末局Aのみで確定する。起点端末局Aおよび選定端末局Bを同時に収容可能な基地局があれば、選定端末局Bをグループ1に加える。ここまででグループ1は2つの端末局であり、最大収容数M=4に達していないので、他の端末局C,D,E,Fから次の選定端末局を選択することになる。選定端末局Bからの伝搬損失f,g,h,iと、グループ1に収容される他の端末局(ここでは起点端末局A)との間の最大伝搬損失b,c,d,eとのそれぞれの和f+b,g+c,h+d,i+eのうち、最小伝搬損失和f+bに対応する端末局Cが選定端末局となる。図3のグルーピングパターン1’の例では、選定端末局Bからの伝搬損失f,gと、グループ1に収容される他の端末局(ここでは起点端末局A)との間の最大伝搬損失b,cとのそれぞれの和f+b,g+cのうち、最小伝搬損失和f+bに対応する端末局Cが選定端末局となる。
端末局Cがグループ1の選定端末局として選択されたとき、グループ1に収容する起点端末局Aおよび選定端末局B,Cを同時に収容可能な基地局があるか否かを判定し、その基地局がない場合には、グループ1は起点端末局Aおよび選定端末局Bのみで確定する。起点端末局Aおよび選定端末局B,Cを同時に収容可能な基地局があれば、選定端末局Cをグループ1に加える。ここまででグループ1は3つの端末局であり、最大収容数M=4に達していないので、他の端末局D,E,Fから次の選定端末局を選択することになる。選定端末局Cからの伝搬損失j,k,lと、グループ1に収容される他の端末局(ここでは起点端末局Aおよび選定端末局B)との間の最大伝搬損失c,d,eとのそれぞれの和j+c,k+d,l+eのうち、最小伝搬損失和j+cに対応する端末局Dが選定端末局となる。図3のグルーピングパターン1’の例では、選定端末局Cからの伝搬損失jと、グループ1に収容される他の端末局(ここでは起点端末局Aおよび選定端末局B)との間の最大伝搬損失cと和j+cに対応する端末局Dが選定端末局となる。
端末局Dがグループ1の選定端末局として選択されたとき、グループ1に収容する起点端末局Aおよび選定端末局B,C,Dを同時に収容可能な基地局があるか否かを判定し、その基地局がない場合には、グループ1は起点端末局Aおよび選定端末局B,Cのみで確定する。起点端末局Aおよび選定端末局B,C,Dを同時に収容可能な基地局があれば、選定端末局Dをグループ1に加える。ここまででグループ1は4つの端末局であり、最大収容数M=4に達したので、グループ1に収容する4つの起点端末局Aと選定端末局B,C,Dが確定する。
なお、ステップS22およびS26の処理において、起点端末局Aのみを収容可能な基地局と、起点端末局Aおよび選定端末局Bを同時に収容可能な基地局と、起点端末局Aおよび選定端末局B,Cを同時に収容可能な基地局と、起点端末局Aおよび選定端末局B,C,Dを同時に収容可能な基地局は、同じでもよいし異なっていてもよい。ここでは、基地局に収容可能か否かを確認しているだけであり、実際に収容可能な基地局の選択は図1および図4に示すステップS4で行われる。
グループ1に収容する端末局が確定すると、全端末局に対するグルーピングが終了していないので、グループ2に対するグルーピングに入る。
グループ2の起点端末局として端末局E,Fのいずれかを選択するが、グループ1に収容された最終端末局Dからの伝搬損失m,nのうち、最小伝搬損失mに対応する端末局Eが起点端末局として選択され、起点端末局Eを収容可能な基地局(図示せず)があるか否かを判定する。起点端末局Eを収容可能な基地局がなければ、起点端末局Eを含むグループを形成できないので置局設計対象から除外し、次に伝搬損失が小さい端末局Fをグループ2の起点端末局として選択する。起点端末局Eを収容可能な基地局があれば、以下同様にグループ2に収容する選定端末局を選択していく。図3では、端末局Fまでしか記載していないが、置局設計対象の全端末局がいずれかのグループに収容される、またか置局設計対象から除外されるまで、グループを更新していく。これにより、グルーピングパターン1の生成が収容する。
グルーピングパターン2については、図3にグループ1の起点端末局として端末局Bを選択すれば、選定端末局E,D,Cが順番に決まる例を示す。グループ2の起点端末局として端末局A,Fのいずれかを選択するが、グループ1に収容された最終端末局Cからの伝搬損失b,lのうち、最小伝搬損失bに対応する端末局Aがグループ2の起点端末局として選択される。以下同様である。
図4は、ステップS3(基地局選択・無線チャネル割当)の処理手順例を示す。
図4において、複数のグルーピングパターンから選択された1つのグルーピングパターンについて、グループごとに、各端末局を収容可能な基地局として、各端末局で受信レベル閾値を満たす最小送信電力の基地局を選択する(S41)。なお、ステップS2のグルーピングの過程では、1つの基地局が設置される場所で複数のグループの各端末局を同時に収容可能なケースも許容しているが、ステップS41では1つの場合に各グループに対応する基地局を別々に設置することで対応することができる。
次に、図1のステップS1で計算した各区間の電波伝搬損失に基づく与干渉レベルを想定し、基地局のアンテナ方向を調整しながらグループ間で無線干渉がない無線チャネルを割り当てる(S42)。詳しくは、図5を参照して説明する。次に、グルーピングパターンを形成する全グループに対して無線チャネル割当が終了したか否かを判定し(S43)、グループ数に対して所定の無線チャネル数が足りず終了できない場合には、所定のグループまたはグループ内の端末局を間引く取捨選択処理を行い(S44)、ステップS41の処理に戻る。例えば、1グループ1端末局となっている端末局を間引く、もしくは与干渉端末局数が最も多い端末局をグループから間引くことにより、グルーピングパターンを形成する全グループの無線チャネル割当が可能になる場合がある。無線チャネル割当が終了した場合には、各基地局の出力調整等による性能向上を実施し(S45)、終了する。
図5は、グループごとの無線チャネルの割当例を示す。
ここでは、図1のステップS2で形成された複数のグルーピングパターンの中から、ステップS3でグループ数が最小として選択された1つのグルーピングパターンを形成する8つのグループG1〜G8の無線チャネルを割り当てる例を示す。なお、グループG1〜G8は、図2および図3に示した手順で形成されるグループの順番を示すものではない。各グループに収容される端末局を「□」で示し、基地局は図示していない。1グループの端末局の最大収容数を4とする。グループG4の基地局および端末局と、グループG5に収容される端末局との間の最大伝搬損失が規定値を超えたために別なグループとなり、グループG4とグループG5が地理的にオーバーラップしている形になっている。
各グループの基地局は、収容する端末局と通信可能な最小送信電力に設定される。この状態において、アンテナ方向を調整しなから各グループにグループ間で無線干渉がない無線チャネルを割り当てる。ここでは、任意のグループG1に無線チャネルch1を割り当て、無線干渉のないグループG3,G6,G8に順次無線チャネルch1を割り当てる。次に、無線チャネルch1が割り当てられたグループを除く任意のグループG2に無線チャネルch2を割り当て、次にグループG4に無線チャネルch2を割り当てる。次に、無線チャネルch1,ch2が割り当てられたグループを除く任意のグループG5に無線チャネルch3を割り当て、次にグループG7に無線チャネルch3を割り当てる。
ここで、所定の無線チャネル以内で全グループの無線チャネル割当ができた場合に、無線チャネルch1を最初に割り当るグループを替えて無線チャネルを割り当てる。例えば、グループG2に無線チャネルch1を割り当てることから再スタートする。無線チャネルの割当パターンとして、グループG1〜G8をそれぞれ最初に割り当てた8通りの割当パターンができる場合に、その中で使用する無線チャネル数が最小の割当パターンを選択してもよい。あるいは、全グループに対する無線チャネル割当が成功した時点で無線チャネル割当処理を終了してもよい。
以上により、端末局のグルーピング(図1のS2)、1つのグルーピングパターンの選択(図1のS3)、各グループの基地局選択および無線チャネル割当(図1のS4)が終了する。
ステップS4の最後のステップS45では、各基地局の出力調整等による性能向上を実施する。ステップS41では、1つのグループ内の全端末局をできるだけ小さい送信電力で収容可能な基地局を選択し、その組合せが全グループに対して決まれば、ステップS45において他グループに干渉を与えない範囲で最大の送信電力となるように調整する。
なお、ステップS41では、1つのグループ内の全端末局をできるだけ小さい送信電力で収容可能な基地局を選択するが、各グループが選択した基地局に基づく無線チャネルの割当パターンが最小になるものが複数ある場合には、割当パターンごとに各グループの送信電力の最小値が最大となる割当パターン、もしくは各グループの送信電力の最小値の和や中央値が最大となる割当パターン、もとしく所定の端末局が含まれるグループの送信電力の最小値の和や中央値が最大となる割当パターンを選択してもよい。
A,B,C,D,E,F 端末局(起点端末局、選定端末局)
G1〜G8 グループ

Claims (8)

  1. 複数の基地局がそれぞれ同時収容可能な端末局の集合をグループとし、各グループ間で無線干渉がないように、各グループに収容する端末局および各グループに割り当てる無線チャネルを設計する置局設計方法において、
    置局設計対象の全端末局を前記基地局の最大収容数M以内で(Mは2以上の整数)、端末局間の伝搬損失および同時収容可能な基地局の有無に基づいてグルーピングし、起点となる端末局を替えることにより複数のグルーピングパターンを生成するステップ1と、
    前記生成された複数のグルーピングパターンの中から所定の条件に基づく1つのグルーピングパターンを選択するステップ2と、
    前記選択されたグルーピングパターンを構成するグループごとに各端末局を収容可能な基地局を選択し、該基地局の指向性アンテナのアンテナ方向を調整しながらグループ間で無線干渉がない無線チャネルを割り当てるステップ3と
    を有することを特徴とする置局設計方法。
  2. 請求項1に記載の置局設計方法において、
    前記ステップ1は、前記グルーピングパターンのグループの起点となり、かつ収容可能な基地局がある起点端末局を選択し、2番目以降の選定端末局としてグループ既存の端末局との間の伝搬損失が最小となり、この起点端末局および選定端末局を同時収容可能な基地局があるときにグループに加える処理を、前記置局設計対象の全端末局に対するグルーピングが終了するまで繰り返して前記グルーピングパターンを生成する処理を行う
    ことを特徴とする置局設計方法。
  3. 請求項2に記載の置局設計方法において、
    前記ステップ1は、前記グループ既存の端末局が前記起点端末局のみの場合は、前記2番目の選定端末局として前記起点端末局との間の伝搬損失が最小となる端末局を選択し、前記グループ既存の端末局が複数ある場合は、前記i番目(iは3以上の整数)以降の選定端末局としてi−1番目の端末局との間の伝搬損失Lと、前記グループ既存の他の端末局との間の最大伝搬損失Rとの和が最小となる端末を選択する処理を行う
    ことを特徴とする置局設計方法。
  4. 請求項2または請求項3に記載の置局設計方法において、
    前記ステップ1は、前記グループの端末局間の伝搬損失が規定値を超える選定端末局は前記グループに加えない処理を行う
    ことを特徴とする置局設計方法。
  5. 請求項1に記載の置局設計方法において、
    前記ステップ2は、前記所定の条件として、前記グルーピングパターンを形成するグループ数が最小、または前記グルーピングパターンを形成する各グループの端末局間の最大伝搬損失が最小とする
    ことを特徴とする置局設計方法。
  6. 請求項1に記載の置局設計方法において、
    前記ステップ3は、前記グループごとに各端末局を収容可能な基地局として、各端末局の受信レベル閾値を満たす最小送信電力の基地局を選択する処理を行う
    ことを特徴とする置局設計方法。
  7. 請求項1に記載の置局設計方法において、
    前記ステップ3は、前記グループ数に対して所定の無線チャネル数で対応できない場合は、所定のグループまたはグループ内で与干渉端末局数が最大の端末局を間引いて再度無線チャネルの割り当てを行う
    ことを特徴とする置局設計方法。
  8. 請求項1に記載の置局設計方法において、
    前記ステップ3は、前記グループごとの無線チャネルの割当パターンが複数ある場合に、前記グルーピングパターン全体で使用する無線チャネル数が最小となる割当パターンを選択する処理を行う
    ことを特徴とする置局設計方法。
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