JP2019009429A - 発光装置 - Google Patents

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Tadao Hayashi
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Abstract

【課題】 横方向への光を効率よく広げることが可能な発光装置を提供する。【解決手段】電極形成面と電極形成面の反対側の発光面と電極形成面と発光面との間の側面とを備える半導体積層体と、電極形成面に備えられた一対の電極と、を備える発光素子と、発光素子の側面を被覆する被覆部材と、発光素子の発光面と被覆部材の上面とにわたって配置される光学部材と、を備え、光学部材は、発光素子の上方に配置される光反射部と、光反射部と被覆部材との間に配置され、発光装置の外側面の一部を構成する透光部と、を備える発光装置。【選択図】図1B

Description

本発明は、発光装置に関する。
発光素子を封止する透明樹脂の上面に反射樹脂を設け、発光素子からの光を透明樹脂の側面から外部に照射する発光装置が知られている(例えば特許文献1)。このような発光装置は、横方向に光が広がり易く、例えば、バックライト用の光源などとして用いることができる。
特開2013−115280号公報 特開2013−115088号公報 特開2013−118244号公報 特開2013−258175号公報
近年、バックライトはますます薄型化されており、また、直下型方式を採用し画像に併せてバックライトの明るさを制御するローカルディミング方式が広がっている。そのため、光を効率よく横方向に広げることができる発光装置が求められている。
本発明の実施形態は、以下の構成を含む。
電極形成面と電極形成面の反対側の発光面と電極形成面と発光面との間の側面とを備える半導体積層体と、電極形成面に備えられた一対の電極と、を備える発光素子と、発光素子の側面を被覆する被覆部材と、発光素子の発光面と被覆部材の上面とにわたって配置される光学部材と、を備え、光学部材は、発光素子の上方に配置される光反射部と、光反射部と被覆部材との間に配置され、発光装置の外側面の一部を構成する透光部と、を備える発光装置。
以上により、発光装置からの光をより効率よく横方向に広げることができる。
実施形態1に係る発光装置の一例を示す概略斜視図である。 図1AのIB−IB断面における概略断面図である。 実施形態1に係る発光装置の一例を示す概略下面図である。 実施形態1に係る発光装置の一例を示す光学部材の概略斜視図である。 実施形態2に係る発光装置の一例を示す概略断面図である。 実施形態2に係る発光装置の一例を示す概略下面図である。 実施形態3に係る発光装置の一例を示す概略断面図である。 実施形態3に係る発光装置の変形例を示す概略断面図である。 実施形態1〜3に係る発光装置の変形例を示す概略断面図である。 実施形態1〜3に係る発光装置の変形例を示す概略断面図である。 実施形態1〜3に係る発光装置の変形例を示す概略断面図である。 実施形態1〜3に係る発光装置の変形例を示す概略断面図である。 実施形態1〜3に係る発光装置の変形例を示す概略断面図である。 実施形態1〜3に係る発光装置の製造方法を示す図である。 実施形態1〜3に係る発光装置の製造方法を示す図である。 実施形態1〜3に係る発光装置の製造方法を示す図である。 実施形態1〜3に係る発光装置の製造方法を示す図である。 実施形態1〜3に係る発光装置の製造方法を示す図である。 実施形態1〜3に係る発光装置の製造方法を示す図である。 実施形態1〜3に係る発光装置の製造方法を示す図である。 実施形態1〜3に係る発光装置の製造方法を示す図である。 実施形態4に係る発光装置の一例を示す概略断面図である。 実施形態4に係る発光装置の製造方法を示す図である。 実施形態4に係る発光装置の製造方法を示す図である。 実施形態4に係る発光装置の製造方法を示す図である。 実施形態4に係る発光装置の製造方法を示す図である。 実施形態5に係る発光装置の一例を示す概略断面図である。 実施形態5に係る発光装置の製造方法を示す図である。 実施形態5に係る発光装置の製造方法を示す図である。 実施形態5に係る発光装置の製造方法を示す図である。 実施形態5に係る発光装置の製造方法を示す図である。 実施形態5に係る発光装置の製造方法の変形例を示す図である。 実施形態5に係る発光装置の製造方法の変形例を示す図である。 実施形態5に係る発光装置の製造方法の変形例を示す図である。 実施形態5に係る発光装置の製造方法の変形例を示す図である。 実施形態6に係る発光装置の一例の断面図である。 実施形態6に係る発光装置の他の例の断面図である。 実施形態1〜6に係る発光装置の変形例の断面図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、以下の説明では、必要に応じて特定の方向や位置を示す用語(例えば、「上」、「下」および、それらの用語を含む別の用語)を用いる。それらの用語の使用は図面を参照した発明の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本発明の技術的範囲が限定されるものではない。複数の図面に表れる同一符号の部分は同一の部分又は部材を示す。成形、固化、硬化、個片化の前後を問わず、同じ名称を用いて説明する。すなわち、成形前は液状であり、成形後に固体となり、更に、成形後の固体を分割して形状を変化させた固体となる場合など、工程の段階によって状態が変化する部材について、同じ名称で説明する。
実施形態に係る発光装置は、発光素子と、被覆部材と、光学部材と、を備える。被覆部材は光反射性であり、発光素子の側面を直接的又は間接的に被覆するように配置される。
光学部材は、発光素子の上から被覆部材の上にわたって配置される部材である。光学部材は、光反射部とその下側に配置される透光部とを備えた少なくとも2層構造を有する。
発光素子の上方には、光学部材の光反射部が配置されている。これにより、発光素子からの光は、発光素子の上方(直上)から外部に出射されにくい。光学部材の透光部は、光反射部と被覆部材の間に配置される。つまり、光学部材の透光部は、発光装置の側面の一部を構成する。発光素子からの光は、光学部材の透光部内を伝搬して、主として透光部の側面から外部に出射される。
このように、実施形態に係る発光装置からの光は、主として発光装置の側面の一部である透光部から外部に出射される。さらに、発光装置の側面の全部ではなく、限られた一部を発光面とすることで、外部に出射される光の光密度を向上させることができる。これにより、発光素子からの光を、効率よく側方に出射することができる。例えば、発光装置をバックライト用の光源として導光板の直下に配置させる場合に、より広い範囲に光を照射することができる。
以下、各実施形態について詳説する。
<実施形態1>
実施形態1に係る発光装置100を図1A〜図1Cに示す。発光装置100は、外観形状が略直方体である。発光装置100の下面101及び上面102の形状は正方形又は長方形などの四角形である。また、発光装置100の側面103の形状も略四角形である。
側面103のうち、少なくとも反対側に位置する2つの側面103は同じ大きさである。
尚、発光装置は上記形状に限らず、上面視が六角形等の多角形等とすることができる。
発光装置100は、発光素子10と、被覆部材20と、光学部材30と、を備える。被覆部材20は、発光素子10の側面11cを被覆するように配置される。光学部材30は、発光素子10の発光面11bと被覆部材20の上面22とにわたって配置される。
(発光素子)
発光素子10は、半導体層を含む積層構造体11と、電極12と、を備える。積層構造体11は、電極形成面11aと、電極形成面11aの反対側の発光面11bと、を備える。電極12は、正極側の電極12pと、負極側の電極12nとを備える。積層構造体11の電極形成面11aは、発光素子10の電極形成面でもある。積層構造体11の発光面11bは、発光素子10の発光面でもある。
積層構造体11は、発光層を含む半導体層を含む。さらに、サファイア等の透光性基板を備えていてもよい。半導体積層体の一例としては、第1導電型半導体層(例えばn型半導体層)、発光層(活性層)および第2導電型半導体層(例えばp型半導体層)の3つの半導体層を含むことができる。紫外光や、青色光から緑色光の可視光を発光可能な半導体層としては、例えば、III−V族化合物半導体等の半導体材料から形成することができる。具体的には、InAlGa1−X−YN(0≦X、0≦Y、X+Y≦1)等の窒化物系の半導体材料を用いることができる。赤色を発光可能な半導体積層体としては、GaAs、GaAlAs、GaP、InGaAs、InGaAsP等を用いることができる。積層構造体11の厚みは、例えば3μm〜500μmとすることができる。
電極12は、当該分野で公知の材料及び構成で、任意の厚みで形成することができる。
また、電極12としては、電気良導体を用いることができ、例えば、Cu、Ni、Sn、Fe、Ti、Au、Ag、Pt等が使用できる。電極12として、AuSnやSnAgCu、SnPbはんだを仕様してもよい。電極12は、これらの金属又ははんだの単層もしくは複数を積層により構成することがてきるが、好ましくは材料価格の安いCu、Ni、Fe、Sn材料で主要部を構成し、その主要部の最表面を安定な金属であるAu、Ag、Ptで覆う事により構成する。このように安価な金属からなる主要部とその最表面覆う安定な金属膜で構成することにより、電極12を安価にできることに加えて酸化によるハンダ濡れ性の悪化を抑制できる。また、Au、Ag、Ptからなる表面層とCu、Ni、Fe、Snからなる主要部の間に、Ti、Ni、Mo、W、Ru、Pt等の密着層を形成しても良い。これらの密着層は表面層の下地として主要部との密着力を向上させると共に、はんだの拡散を制御してはんだ接合時のボイドを低減し、長期間にわたり安定した強度が維持できる。
電極12は、例えば、1μm〜300μmの厚さに形成することができるが、好ましくは5μm〜100μmの範囲、より好ましくは10μm〜50μmの範囲の厚さに形成する。表面層を形成する場合には、例えば、Au、Ag、Pt等を0.001μm〜1μmの厚さ、好ましくは0.01〜0.1μmの厚さに形成する。このような厚さの範囲で表面層を形成することにより、コスト上昇を抑えつつ、電極表面の酸化が防止でき、はんだ濡れ性が悪化を抑制できる。表面層と主要部の間に形成するTi、Ni、Mo、W、Ru、Pt等の密着層は、例えば、0.001〜1μmの範囲の厚さ、好ましくは0.001〜0.05μmの厚さに形成する。電極12の上面視形状は、目的や用途等に応じて、種々の形状を選択することができる。図1Cでは、電極12n、12pはそれぞれ同じ形状であり、長方形である。電極12n、12pは、極性を示すために、異なる形状とすることができる。例えば、長方形のいずれかの辺または角部を切欠いたような形状とすることができる。電極12の下面は被覆部材20から露出しており、外部接続端子として機能することができる。尚、ここでは電極12の下面のみが被覆部材20から露出している例を示しているが、電極12の側面の一部又は全部が、被覆部材20から露出してもよい。
(被覆部材)
被覆部材20は光反射性であり、発光素子10の側面11cを直接的又は間接的に被覆する。換言すると、被覆部材20の内側面24は、発光素子10の側面11cと接する又は対向する。図1Bに例示する発光装置100では、被覆部材20は、発光素子10の側面11cと接している。
被覆部材20の外側面23は、後述の光学部材30の側面33と共に、発光装置100の側面103を構成する。被覆部材20の外側面23と光学部材30の側面33とは、同一面とすることが好ましい。
被覆部材20は、発光素子10の一対の電極12p、12nのそれぞれの少なくとも一部が露出するように積層構造体11の電極形成面11aを被覆する。詳細には、被覆部材20は、電極12pの下面と、電極12nの下面とが露出し、電極12pの側面と電極12nの側面とを被覆する。被覆部材20の下面21は、発光装置100の下面101の一部を構成する。図1Bに示す発光装置100では、被覆部材20の下面21と電極12の下面とが同一面に位置している。積層構造体の下面を被覆する被覆部材は、例えば、被覆部材20の下面21と電極12の下面とが同一面に位置するように電極12の厚さと同じ、例えば、5〜100μmの範囲、好ましくは10〜50μmの厚さに形成する。この範囲の厚さの被覆部材により積層構造体の下面を被覆すると、積層構造体の下面から出射される光を少なくできる(光抜けを抑制できる)。尚、積層構造体の下面を被覆する被覆部材の厚さは、例えば、被覆部材に含有させるTiO2の濃度を考慮して適宜設定することができる。上述したように、例えば、被覆部材20の下面21と電極12の下面とは同一面上に位置するようにするが、本実施形態では、電極12の下面と被覆部材20の下面21の間には段差があってもよい。その場合、電極12の下面は被覆部材20の下面21から突出していてもよいし、窪んでいてもよい。電極12の下面と被覆部材20の下面21間の段差は、接続強度が高く、接続抵抗が低い安定した接続を確保するために、例えば、0.1〜30μm、好ましくは0.5〜20μm、より好ましくは0.5〜10μmの範囲とする。例えば、被覆部材20の下面21より電極12を突出させて形成すると、その突出部の側面にもはんだを接合させることができることから、接合強度を高くできる。また、電極12の下面を被覆部材20の下面21より窪ませて電極12を形成すると、実装時における発光装置の傾きを抑制でき、実装後の発光装置の配向方向のばらつきを小さくできる。
被覆部材20の上面22は、光学部材30の下面31と接している。図1Bに示す発光装置100では、被覆部材20の上面22と発光素子10の発光面11bとは同一面に位置している。
被覆部材20は、発光素子10からの光を反射可能な部材であり、例えば光反射性物質を含有する樹脂材料を用いることができる。被覆部材20は、発光素子10からの光に対する反射率が70%以上であることが好ましく、更に、80%以上であることが好ましく、90%以上であることがより好ましい。
被覆部材20としては、例えば、シリコーン樹脂、シリコーン変性樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂などの熱硬化性樹脂を主成分とする樹脂材料を母材とすることが好ましい。樹脂材料中に含有させる光反射性物質としては、例えば、白色物質を用いることができる。具体的には、例えば、酸化チタン、酸化ケイ素、酸化ジルコニウム、チタン酸カリウム、酸化アルミニウム、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、ムライトなどが好適である。
光反射性物質は、粒状、繊維状、薄板片状などが利用できる。
(光学部材)
光学部材30は、発光装置100の配光特性を制御するための部材である。図1Dは、図1Aに示す発光装置100の光学部材30を、下面側から見た概略斜視図である。光学部材30は、発光素子10の発光面11bと被覆部材20の上面22とにわたって配置される板状の部材である。光学部材30は、少なくとも上下方向において2層構造であり、上側に光反射部50を備え、下側に透光部40を備える。光反射部50の上面52は光学部材30の上面32であり、発光装置100の上面102でもある。光反射部50の側面53は、光学部材30の側面33の一部であり、発光装置100の側面103の一部である。透光部40の側面43は、光学部材30の側面33の一部であり、発光装置100の側面103の一部である。透光部40の下面41は光学部材30の下面31の一部又は全部であり、少なくとも被覆部材20の上面22と対向する面である。
実施形態1では、透光部40は、被覆部材20の上方に加え、発光素子10の上方にも配置される。換言すると、透光部40の下面41は、発光素子10の発光面11bと対向する。これにより、発光素子10の発光面11bと光反射部50の下面51とが、透光部40を介して対向配置されることになるため、発光素子10からの光を光反射部50の下面51を用いて効率よく反射して側方にある発光面から外部に光を取り出しやすくすることができる。
光学部材30の厚みTは、全体にわたって同じ厚みとすることができる。すなわち、光学部材30の下面31と上面32とは共に平面であり、互いに平行な面とすることができる。光学部材30の上面32を図1Bに示すような平面とすることで、例えば、コレット等によって吸着して発光装置を移送させる際に、精度よく吸着することができる。ただし、光学部材30の上面32と下面31とは、一部又は全部が平行ではない面を有していてもよい。光学部材30の厚みTは、発光素子10の大きさや発光装置100の大きさ、発光装置100の配光特性等に応じて適宜選択することができる。例えば、光学部材30の厚みTは、発光装置100の厚みの20%〜80%程度とすることができる。
(光学部材の透光部)
光学部材30の下面31側に配置される透光部40は、発光素子10からの光を伝搬させるための部材である。透光部40は、透光性の樹脂材料、ガラス等を用いることができる。例えば、シリコーン樹脂、シリコーン変性樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂などの熱硬化性樹脂を用いることができる。また、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、メチルペンテン樹脂、ポリノルボルネン樹脂などの熱可塑性樹脂を用いることができる。特に、耐光性、耐熱性に優れるシリコーン樹脂が好適である。透光部40は、発光素子からの光に対する透過率が70%以上であることが好ましく、更に、80%以上であることが好ましく、90%以上であることがより好ましい。透光部40は、後述の蛍光体を実質的に含まない。また、拡散材等も含まない。上述の樹脂材料又はガラスのみからなる。これにより、透光部40の内部で光が散乱することを抑制し、光反射部50の下面51及び被覆部材20の上面22とによって反射された光を、効率よく透光部40の側面43から外部に出射することができる。
透光部40の側面43は、発光素子10からの光を外部に出射する面であり、発光装置100の発光面である。図1A、図1Bに示すように、矩形の発光装置100の4つの側面103の全てにおいて、透光部40の側面43が配置されている。つまり、発光装置100は、4つの側面103に発光面を備える。これにより、発光装置100は、上面視において発光装置100を中心として360度方向に発光面を備える。
このように、発光装置100の側面103において、被覆部材20と光反射部50とで上下を挟まれた透光部40を発光面とすることで、発光素子10からの光を、発光装置100の厚みに比して小さい面積の発光面から外部に出射することになる。そのため、発光装置100の側方に出射される光をより遠くまで出射することができる。
全体が同じ厚みの平板状の光学部材30において、透光部40の厚み又は光反射部50の厚みも、それぞれ同じ厚みとすることができる。つまり、平板状の透光部40と平板状の光反射部50とすることができる。好ましくは、図1Bに示すように、断面視において、透光部40の厚みは、中心部における厚みTT2よりも、側面43における厚みTT1の方が厚いことが好ましい。透光部40の側面43における厚みTT1は、光学部材30の厚みTに対して、50%〜100%とすることができる。つまり、透光部40の側面43の厚みTT1と、光学部材の厚みTとが同じであってもよい。また、透光部40の中心部における厚みTT2は、光学部材30の厚みTに対して、0%〜90%とすることができる。つまり、透光部40の中央部において、光反射部50の厚みTT2と、光学部材30の厚みTとが同じであってもよい。
(光学部材の光反射部)
光学部材30の光反射部50は、発光素子10からの光を、発光面である透光部40の側面43に向けて反射させるための部材である。光反射部50は、例えば、光反射性物質を含有する樹脂材料や、金属材料を用いることができる。あるいは、誘電体多層膜を用いた無機材料を用いることができる。光反射部50は、発光素子からの光に対する反射率が70%以上であることが好ましく、更に、80%以上であることが好ましく、90%以上であることがより好ましい。
光反射部50として、光反射性物質を樹脂材料中に分散させた光反射性の樹脂材料を用いる場合、光反射性物質としては、例えば、白色物質を用いることができる。具体的には、例えば、酸化チタン、酸化ケイ素、酸化ジルコニウム、チタン酸カリウム、酸化アルミニウム、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、ムライトなどが好適である。光反射性物質は、粒状、繊維状、薄板片状などが利用できる。母材として、例えば、シリコーン樹脂、シリコーン変性樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂などの熱硬化性樹脂を用いることができる。
光反射部50として、光反射率の高い金属材料を用いる場合、例えば、銀、アルミニウム、ロジウム、金、銅等およびそれらの合金を挙げることができ、1又は2以上を組み合わせてもよい。
光反射部50として、誘電体多層膜を用いる場合、例えば、酸化チタン、酸化ケイ素、酸化ジルコニウム、チタン酸カリウム、酸化アルミニウム、窒化アルミニウ等を用いたものを挙げることができる。
光反射部50は、透光部40内に入射された光を反射する反射面として機能する下面51を備える。光反射部50の下面51は、発光素子10の発光面11bに対して平行な面とすることができる。好ましくは、また、発光面11b側に凸状である凸状面とすることができる。これにより、発光素子10からの光を、発光装置の側面に位置する発光面(透光部40の側面43)方向に光を反射し易くすることができる。
さらに、光反射部50の下面51が凸状面である場合、最も発光素子10の発光面11bに近い部分である頂部Rは、上面視において、発光素子10の中心とが一致するように配置されることが好ましい。これにより、発光素子10からの光を、発光装置の側面の全ての発光面から外部に向けて、均等に光を照射し易くすることができる。
光反射部50は、発光素子10からの光の透過率が50%程度以下となるような厚みとすることが好ましい。図1Bに示すように、光反射部50が、厚みの異なる部材である場合は、最も厚みが薄い部分において、発光素子10からの光の透過率が50%程度より小さくなるような厚みとすることが好ましい。
光学部材30が平板状の場合、光反射部50の厚みは、中心に位置する頂部Rにおける厚みTR2よりも、側面53における厚みTR1の方が薄いことが好ましい。
光反射部50として、光反射物質を含む樹脂材料等を用いる場合は、光反射物質の組成や含有量等によって光の透過率が変化する。そのため、用いる材料に応じて厚み等については適宜調整する。例えば、酸化チタンを70wt%程度含む樹脂材料を用いた光反射部50であって、図1Bに示すような、中央部が厚く側面53が薄い光反射部50の場合、側面53における厚みTR1は、0μm〜300μmが好ましく、20μm〜100μmが更に好ましいも厚く、例えば、20μm〜500μmが好ましく、50μm〜300μmが更に好ましい。
光反射部50の頂部Rにおける厚みTR2は、光学部材30の厚みTと同じであってもよい。つまり、光学部材30の厚み方向において、透光部40が存在しない領域を備えていても構わない。
光反射部50の下面51は、円錐状とすることができる。例えば、図1Bに示すように、中心部を頂部Rとし、この頂部Rから側面53にかけて傾斜する傾斜面である円錐状とすることが好ましい。傾斜面としては、図1Bに示すような、断面視において直線となる傾斜面とすることができる。その場合、傾斜面の角度θ(水平面からの角度)は、例えば、10度〜80度とすることが好ましく、更に、20度〜60度とすることが好ましい。
光反射部50の変形例については、後述する。
<実施形態2>
実施形態2に係る発光装置200を図2A、図2Bに示す。発光装置200は、外観形状は図1Aに示す発光装置100と同様であり、実施形態1の発光装置100と比べると、導光部材60を備える点、波長変換部材70を備える点、金属層80を備える点において異なる。尚、導光部材60、波長変換部材70、金属層80は、これらの全てを備えていてもよく、あるいは、いずれか1つ、または2つを備えていてもよい。以下において、主として導光部材60、波長変換部材70、金属層80について説明する。その他の構成については、実施形態1と同様とすることができるため、適宜説明を省略する。
(導光部材)
導光部材60は、発光素子10の側面11cを被覆するように配置される部材であり、発光素子10の側面11cから出射される光を光学部材30に導光させるための部材である。導光部材60は、透光性の樹脂材料を用いることができる。例えば、シリコーン樹脂、シリコーン変性樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂などの熱硬化性樹脂を主成分とする樹脂材料が好ましい。導光部材60は、発光素子からの光に対する透過率が70%以上であることが好ましく、更に、80%以上であることが好ましく、90%以上であることがより好ましい。
導光部材60は、発光素子10の側面11cの50%以上を被覆することが好ましい。
また、導光部材60は発光素子10の発光面11bを被覆してもよい。導光部材60の外側面63は、被覆部材20によって被覆されている。そのため、発光素子10の側面11cから出射された光は、導光部材60内に入射した後、導光部材60の外側面63によって上方向(発光素子10の発光面11b方向)に反射され、光学部材30の透光部40内に入射される。このような導光部材60を備えることで、発光素子10からの光を、効率よく光学部材30の透光部40に入射することができる。
導光部材60の上面62は、光学部材30の下面31と、光学的に直接的又は間接的に連続するように接続される。詳細には、光学部材30の透光部40の下面41と、光学的に直接的又は間接的に接続される。図2Aに示す発光装置200は、発光素子10の発光面11bと光学部材30の下面31との間に波長変換部材70を備えており、導光部材60の上面62は波長変換部材70の下面71と接している。後述のように波長変換部材70は透光性の部材であるため、発光素子10の側面11cから出射された光は、導光部材60内に入射された後、波長変換部材70内に入射され、その後に光学部材30の透光部40内に入射される。つまり、導光部材60と光学部材30とは、その間に波長変換部材70を介して光学的に間接的に連続している。波長変換部材70を備える場合は、導光部材60と光学部材30とは、波長変換部材70を間に介して接続させることが好ましい。
導光部材60は、図2Bに示す下面図のように、上面62の外形が略円形とすることができる。このような形状の導光部材60は、後述に記載する発光装置の製造方法において、平板状の光学部材30上に、液状の導光部材60をポッティング等により形成することで形成することができる。
(波長変換部材)
波長変換部材70は、発光素子10からの光を吸収し、異なる波長の光に変換する蛍光体を含む。波長変換部材70は、発光素子10の発光面11bと、光学部材30の下面31との間に配置される。詳細には、波長変換部材70は、発光素子10の発光面11bと、光学部材30のの透光部40の下面41との間に配置される。波長変換部材70を、発光素子10と透光部40との間に配置することで、透光部40には、発光素子10からの光と、波長変換部材70からの光の混光が入射される。波長変換部材70と発光素子10の間に、導光部材60が配置されていてもよい。
波長変換部材70は、図2A等に示すように、発光素子10の発光面11bの全面を被覆することが好ましい。換言すると、波長変換部材70の下面71及び上面72の幅(面積)は、発光素子10の発光面11bの幅(面積)よりも大きいことが好ましい。発光素子10の側面11cに導光部材60を備える場合は、波長変換部材70は、発光素子10の発光面11bの全面と、導光部材60の上面62の全面と、を覆うことが好ましい。換言すると、波長変換部材70の下面71及び上面72の幅は、発光素子10の幅(面積)と、導光部材60の上面62の幅(面積)とを足した幅(面積)よりも大きいことが好ましい。波長変換部材70の下面71と上面72は、同じ大きさ、又は異なる大きさとすることができる。また、波長変換部材70の側面73は、垂直な面、傾斜した面、曲面等とすることができる。
波長変換部材70の外形(上面視したときの外形)は、発光素子10の発光面の外形と相似形であることが好ましい。このようにすると、発光素子10の発光面の中心軸と波長変換部材70の中心軸とが略一致するように配置することにより、発光素子10の発光面の外側に位置する波長変換部材70の外周部の幅を略一定にでき、色むらを抑制できる。すなわち、発光素子10の発光面の外側に位置する波長変換部材70の外周部の幅が一定でない場合には、波長変換部材により波長変換される光量が方向によって異なるようになり、色むらが生じるおそれがあるが、波長変換部材70の外周部の幅を一定にすることにより色むらを抑えることができる。
波長変換部材70の側面73は、発光装置200の側面203から離間していることが好ましい。換言すると、波長変換部材70の第1面71及び第2面72の幅(面積)は、発光装置200の発光面11bの幅(面積)よりも小さいことが好ましい。波長変換部材70の上面視形状は、四角形、円形、多角形等とすることができる。波長変換部材70の厚みは、用いる蛍光体の種類や量、目的とする色度等に応じて適宜選択することができる。例えば、波長変換部材70の厚みは、20μm〜200μmとすることができ、好ましくは、40μm〜180μm、より好ましくは、60μm〜150μmの範囲とする。
また、波長変換部材70は、異なる種類の蛍光体を含む複数の層により構成してもよい。複数の層に異なる種類の蛍光体を含有させることにより、蛍光体の相互吸収を抑制して波長変換効率を改善し、光出力の高い発光装置とする事ができる。例えば、2つの層により波長変換部材70を構成する場合には、例えば、各層の厚みは10〜100μm、より好ましくは40〜80μmの範囲に設定する。
波長変換部材70は、透光性の樹脂材料、ガラス等の母材と、波長変換材料として蛍光体と含む。母材としては、例えば、シリコーン樹脂、シリコーン変性樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂などの熱硬化性樹脂を用いることができる。また、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、メチルペンテン樹脂、ポリノルボルネン樹脂などの熱可塑性樹脂を用いることができる。特に、耐光性、耐熱性に優れるシリコーン樹脂が好適である。母材は、発光素子からの光に対する透過率が70%以上であることが好ましく、更に、80%以上であることが好ましく、90%以上であることがより好ましい。
蛍光体は、発光素子10からの光を吸収し、異なる波長の光に変換するものが使用される。換言すると、発光素子10からの発光で励起可能なものが使用される。例えば、青色発光素子又は紫外線発光素子で励起可能な蛍光体としては、セリウムで賦活されたイットリウム・アルミニウム・ガーネット系蛍光体(YAG:Ce);セリウムで賦活されたルテチウム・アルミニウム・ガーネット系蛍光体(LAG:Ce);ユウロピウムおよび/又はクロムで賦活された窒素含有アルミノ珪酸カルシウム系蛍光体(CaO−Al−SiO);ユウロピウムで賦活されたシリケート系蛍光体((Sr,Ba)SiO);βサイアロン蛍光体、CASN系蛍光体、SCASN系蛍光体等の窒化物系蛍光体;KSF系蛍光体(KSiF:Mn);硫化物系蛍光体、量子ドット蛍光体などが挙げられる。これらの蛍光体と、青色発光素子又は紫外線発光素子と組み合わせることにより、様々な色の発光装置(例えば白色系の発光装置)を製造することができる。これら蛍光体は、1種類又は複数用いることができる。複数用いる場合は、混合させてもよく、積層させてもよい。
また、波長変換部材には、粘度を調整する等の目的で、各種のフィラー等を含有させてもよい。
(金属層)
金属層80は導電性の部材であり、発光装置200の外部接続端子として機能することができる。
金属層80は、発光素子10の電極12n、12pと、それぞれ電気的に接続される。
金属層80は被覆部材20の下面21の一部を被覆するように配置することができる。換言すると、発光装置200の下面において、金属層80は発光素子10の電極12から被覆部材20の下面21にわたって配置することができる。これにより、発光装置200の下面において、発光素子10の電極12よりも大きな面積の外部接続端子として外部に露出させることができる。金属層80の面積を発光素子10の電極12よりも大きくすることで、配線基板等の上に、半田等を用いて発光装置200を実装する際に、位置精度よく実装することができる。また、配線基板と発光装置200との接合強度を向上させることができる。
金属層80は、発光素子10の電極12よりも耐腐食性や耐酸化性に優れたものを選択することが好ましい。金属層80は単一の材料の一層のみで構成されてもよく、異なる材料の層が積層されて構成されていてもよい。特に、高融点の金属材料を用いるのが好ましく、例えば、Ru、Mo、Ta等を挙げることができる。また、これら高融点の金属材料を、発光素子の電極と最表面の層との間に設けることにより、はんだに含まれるSnが、発光素子の電極や電極に近い層に拡散することを低減することが可能な拡散防止層とすることができる。このような拡散防止層を備えた積層構造の例としては、Ni/Ru/Au、Ti/Pt/Au等が挙げられる。また、拡散防止層(例えばRu)の厚みとしては、10Å〜1000Å程度が好ましい。
金属層80の厚みは、種々選択することができる。金属層80の厚みは、例えば、10nm〜3μmとすることができる。ここで、金属層80の厚みとは、金属層80が複数の層が積層されて構成されている場合には、複数の層の合計の厚みのことをいう。
金属層80は、発光装置200の底面において、側面203に達する大きさとすることができる。また、金属層80は、発光装置200の底面において、側面203から離間するような大きさとすることができる。金属層80は、底面視において同じ形状、同じ大きさ、又は、異なる形状、異なる大きさとすることができる。例えば、電極12nに接続される金属層80と電極12pに接続される金属層80のいずれか一方に、カソードマーク、アノードマークなどとして機能するように切欠き部などを設けてもよい。
<実施形態3>
実施形態3に係る発光装置を図3A、図3Bに示す。発光装置300A及び発光装置300Bは、外観形状は図1Aに示す発光装置100等と同様である。また、前述の実施形態2では、発光素子10の側面11cに導光部材60が配置されているのに対し、実施形態3では、波長変換部材70の側面73に導光部材60Aが配置されている点が異なる。
発光装置300Bは、発光素子10の側面に導光部材60が配置され、波長変換部材70の側面に導光部材60Aが配置されている。このような場合、導光部材60及び導光部材60Bは、光学的に連続しないように配置することが好ましい。導光部材60と導光部材60Aとが光学的に連続すると、波長変換部材70を通過しない光が、透光部40内に入射されてしまうため、色ムラの原因となるため好ましくない。
波長変換部材70の側面73に配置される導光部材60Aは、発光装置300A、300Bの側面303から離間するように配置されることが好ましい。換言すると、導光部材60Aは、被覆部材20によって埋設されていることが好ましい。また、図3A及び図3Bに示す例では、金属層80を備えているが、これは必須ではない。
<光学部材の変形例>
図4A〜図4Eに示す発光装置は、実施形態1〜3において例示した光学部材の変形例を示す。ここでは、一例として波長変換部材、導光部材、金属層等を備えた発光装置を例示しているが、これらの部材は必須ではない。
図4A〜図4Eに示す光学は、光反射部の下面が、中心部において下方に凸状である点が共通している。
図4Aに示す発光装置400Aは、光学部材30Aの光反射部50Aは、下面51Aが曲面である。すなわち、半球状、又は、回転放物面とすることができる。光反射部50Aの下面51Aは、その中心部近傍が最も発光素子10に近い頂部Rとなっている。頂部Rは曲面であり、頂部Rから発光装置400Aの側面403の間の下面51Bは、側面に向かって凸状となる曲面である。
図4Bに示す発光装置400Bでは、光学部材30Bの光反射部50Bの下面51Bは、頂部Rを挟んで上面側に凸状である曲面となる形状であり、円錐の変形例のような形状である。詳細には、光反射部50Bの下面51Bは、発光装置400Bの側面403に対して凹状となる曲面である。図4Bに示すように、側面403に対して凹状となる曲面を反射面とすることで、図4Aに示す発光装置400Aよりも、より遠くに光を広げることができる。
また、光反射部の下面を、図4A、図4Bに示すような曲面とすることで、図1B等に示すような、断面視において平面となる傾斜面を備えた光反射部に比して、明るさのロスを減らしつつ、配向を制御することができる。光反射部の下面を曲面とする場合、その曲面の曲率は、例えば、1/(波長変換部材の長さL×0.5)〜1/(波長変換部材の長さL×20)、好ましくは1/(波長変換部材の長さL)〜1/(波長変換部材の長さL×10)の範囲にする。この範囲の曲面とすることにより、効果的に光を側面方向に反射することができ、光出力の高い発光装置が得られる。
ここで、波長変換部材の長さLは、波長変換部材の長さLは、波長変換部材の外形が矩形の場合は対角線の長さであり、波長変換部材の外形が円形の場合は、直径をいう。
図4Cに示す発光装置400Cでは、光学部材30Cの光反射部50Cは、その下面51C側の中心部近傍に凸部50Caを備え、その凸部50Caの周囲に平面部50Cbを備える。すなわち、図1B等に例示した光学部材30の光反射部50の下面51は、その全体が傾斜面または曲面であるのに対し、図4Cに示す光反射部50Cの下面51Cは、その一部である中心部近傍が凸部50Caの下面51Caであり、傾斜面である。なお、ここでは凸部50Caの下面51Caは、断面視において直線となる傾斜面となっている例を示しているが、これに限らず、図4A、図4Bに示すような凸状の曲面、または凹状の曲面を備えた下面51Caとしてもよい。
光反射部50Cの凸部50Caは発光素子10の上方に配置される。凸部50Caは、光学部材30Cの中心部近傍に配置されることが好ましい。さらに、上面視において凸部50Caの頂部Rと波長変換部材70の中心とが一致することが好ましい。ただし、波長変換部材70内は光が伝播するため、多少、発光素子10の中心と凸部50Caの中心がずれていても、波長変換部材70の中心と凸部50Caの中心とが一致していれば、均一に光が広がりやすい図4Cに示す光反射部50Cの凸部50Caは、その幅WR1が、発光素子10の幅Wよりも小さい例を示している。これに限らず、求められる配光に応じて、凸部50Caの幅WR1は、発光素子10の幅Wと同じでもよく、または、発光素子10の幅Wよりも大きくてもよい。
光反射部50Cの平面部50Cbは、光学部材30Cの下面31C(透過部40Cの下面41C)と平行な面であり、この領域における光反射部50Cの厚みは一定である。
図4Dに示す発光装置400Dでは、光学部材30Dの上面32D(光反射部50Dの上面52D)が、凹部形状になっている。発光装置400Dの透光部40Dは、図1Bに示す発光装置100の透光部40と同じ形状であり、光反射部50Dの上面52Dの形状が異なっている。さらに、光反射部50Dは、全体にわたって同じ厚みで形成されている。例えば、光反射部50Dとして、金属膜や、スパッタ等によって形成した絶縁性の反射膜等を用いる場合は、このように、全体的に同じ厚みとなるように形成することができる。また、図4Dに示す光反射部50Dは、図4A、図4Bに示すような凸状の曲面、または凹状の曲面を備えた下面としてもよい。
図4Dに示すような、上面が凹状に形成された光反射部の場合、その上にさらに、樹脂材料等の充填部材を具備していてもよい。例えば、図4Eに示す発光装置400Eでは、光反射部50Eは、上面52Eが凹状である。そして、この凹状の光反射部50Eの上面52Eの上に、充填部材54を配置している。充填部材54の上面が、光学部材30Eの上面32Eとなる。このように、光反射部50Eの上面52Eと、光学部材30Eの上面32Eとが異なるようにしてもよい。充填部材54の上面を平らな面とすることで、例えば、コレット等によって吸着し易くすることができる。図4Eに示す光反射部50Eも、図4A、図4Bに示すような凸状の曲面、または凹状の曲面を備えた下面としてもよい。
<製造方法>
実施形態1〜3における発光装置の製造方法について、図5A〜図5Hを用いて説明する。尚、ここでは、実施形態2に係る発光装置を一例として説明する。すなわち、導光部材、波長変換部材、金属層などを備える発光装置の製造方法について説明する。これらの部材を備えない発光装置を得るには、その部材を形成する工程を省略する。
(光反射部の準備)
まず、図5Aに示すように、光反射部50を準備する。光反射部50は、板状部材である。光反射部50は、平坦な面である第2面52と、凸状部を備えた第1面51とを備える。1つの光反射部50は、1又は複数の凸状部を備えることができる。ここでは、2つの凸状部を備えた光反射部50を一例として説明する。図5Aでは、第2面52を下側、第1面51を上側にして配置している。尚、第1面51は、発光装置100の光反射部50の下面41に相当する面であり、第2面52は、発光装置100の光反射部50の上面52に相当する面である。製造工程においては図5A等に示すように上下が反転する場合があるため、説明の便宜上、下面及び上面に代えて第1面及び第2面と標記している。
光反射部50は、上述のような形状の光反射部50を購入して準備してもよく、あるいは、以下のような材料を用いて成形等の工程を経て準備してもよい。
光反射部50として、光反射性物質を樹脂材料中に分散させた光反射性の樹脂材料を用いて形成する場合について説明する。光反射性の樹脂材料で構成される光反射部50は、金型等を用いて射出成形、トランスファ成形、圧縮成形などの方法で形成することができる。あるいは、別の樹脂材料等で図5Aに示すような板状部材を準備し、発光素子からの光を反射させる反射面となる第1面51に、上述の同様に射出成形、トランスファ成形、圧縮成形など方法や、印刷、スプレー、スパッタなどによって光反射層を形成して、光反射部50としてもよい。
光反射部50として、金属材料を用いて形成する場合について説明する。金属部材を用いる場合は、光反射部50の全体を光反射率の高い金属材料で構成してもよい。その場合は、金属板を研削、屈曲、等の加工を施して図5Aに示すような、片面が凸状となる金属板とすることができる。また、上述のような樹脂材料等からなり、図5Aに示す形状の板状部材を準備し、発光素子からの光を反射させる反射面となる第1面51にめっきなどによって光反射率の高い金属材料からなるめっき膜を形成して、光反射部としてもよい。
光反射部50として、誘電体多層膜を用いる場合について説明する。上述のように樹脂材料等からなり、図5Aに示す形状の板状部材を準備し、発光素子からの光を反射させる反射面となる第1面51にスパッタなどによって誘電体多層膜を形成して、光反射部50としてもよい。
(透光部の形成)
次に、図5Bに示すように、光反射部50の第1面51上に透光部40を形成する。これにより、透光部40の第1面41を、光学部材30の第1面31とし、かつ、光反射部50の第2面52を、光学部材30の第2面32とする平板状の光学部材30を得ることができる。透光部40は、例えば、金型内に上述の光反射部50を配置し、その後、射出成形、トランスファ成形、圧縮成形などの方法で透光性の樹脂材料を成型して形成することができる。あるいは、透光性の樹脂材料を光反射部50の第1面51上に印刷塗布、スプレー塗布などにより形成することができる。透光部40の第1面41は、後の工程において発光素子が載置される面となるため、平らな面となるようにすることが好ましい。
(光学部材の準備:変形例)
光学部材30は、上述のように光反射部50を準備した後に、透光部40を形成することで準備することができるほか、まず、透光部40を準備した後に、光反射部50を形成してもよい。特に、光反射部50として金属膜や誘電体多層膜を用いる場合は、先に透光部40を準備し、その透光部40の第1面にこれらの光反射部50を成膜法などを用いて形成することが好ましい。このような透光部40は、購入して準備してもよい。
(波長変換部材の形成)
次に、図5Cに示すように、光学部材30の第1面31上(透光部40の第1面41上)に、波長変換部材70を配置する。尚、波長変換部材を備えない発光装置の製造工程においては、この工程は省略する。
波長変換部材70は、光学部材30の第1面31上(透光部40の第1面31上)であって、光反射部50の各凸状部の頂部Rと対向する位置に、それぞれ配置させる。隣接する波長変換部材70同士は、頂部Rの間において離間されている。波長変換部材70の中心は、光反射部50の頂部Rとが一致するように配置させることが好ましい。
波長変換部材70は、成型品を準備して、光学部材30の第1面31上に接着剤等を用いて配置することができる。尚、接着剤を用いた場合は、図3A等に示すように、波長変換部材70の側面73に接着剤が配置されることで導光部材60Aを形成することができる。
また、波長変換部材70は、樹脂材料に蛍光体を含有させた液状樹脂材料を、光学部材30の第1面31上に、印刷、スプレー、射出成形、圧縮成形、トランスファ成形等により形成することができる。例えば、あらかじめ光学部材30の第1面31上に、光反射部の頂部Rと対向する領域に、所望の形状の開口部を備えたマスク等を設け、その開口部内に波長変換部材70を形成し、マスクを除去することで、それぞれ離間した波長変換部材70を形成することができる。あるいは、光学部材30の第1面31の全面に波長変換部材70を形成し、その後、光反射部の頂部Rと対向する領域に所望の形状の波長変換部材70が残るよう、他の部分を除去することで、それぞれ離間した波長変換部材70を形成することができる。また、マスクを用いず、ディスペンスノズル等を用いて、光学部材30の第1面31上に、液状樹脂材料をポッティングして、波長変換部材70を形成してもよい。
波長変換部材70の第1面71は、後の工程において発光素子が載置される面である。
そのため、波長変換部材70の第1面71は、発光素子が載置可能な平坦面を少なくとも備えることが好ましい。
(導光部材の形成)
次に、図5Dに示すように、光学部材30の第1面31上に、導光部材60を配置する。光学部材30の第1面31上に、波長変換部材70が配置されている場合は、波長変換部材70の第1面71上に導光部材60を配置する。尚、ここで配置される導光部材60は液状であり、後述の発光素子を光学部材30又は波長変換部材70と接合させるための接合部材として機能するため、変形可能な硬度であることが好ましい。液状の導光部材60の量によって、発光素子の側面に配置される導光部材60の大きさを調整することができる。そのため、発光素子の大きさや、発光素子の高さ等に応じて導光部材60の量を調整することが好ましい。また、波長変換部材70の第1面71上に液状の導光部材60を配置する場合は、波長変換部材70の第1面71の面積よりも小さい大きさとなるように、導光部材60の量を調整することが好ましい。また、本工程の前の液状の波長変換部材70を形成する工程において、液状の波長変換部材70を硬化させる前に発光素子を載置してもよい。すなわち、液状の波長変換部材70自体を接合部材として用いてもよい。このような場合は、導光部材を形成する工程は省略することができる。また、発光素子側に接着剤を付与してある場合や、光学部材と発光素子とを直接接合する場合なども、導光部材を形成する本工程を省略することができる。
(発光素子の載置)
次に、図5Eに示すように、導光部材60上に発光素子10を配置する。発光素子10は、電極12が上側になるように、つまり積層構造体11側が導光部材60と対向するように配置する。導光部材60が液状である場合は、発光素子10の側面に這い上がり、図5Eに示すように、フィレット形状の導光部材60が形成される。このような状態で導光部材60を硬化させる。
(被覆部材の形成)
次に、図5Fに示すように、複数の発光素子10を一体的に被覆するように、光学部材30上に被覆部材20を形成する。被覆部材20は、発光素子10の電極12が埋設される高さまで形成することができる。被覆部材20は、隣接する発光素子10の間の光学部材30の第1面31も埋設するように形成する。被覆部材20は、例えば、射出成形、トランスファ成形、圧縮成形、印刷、ポッティング、スプレー等によって形成することができる。
(電極の露出)
次に、図5Gに示すように、被覆部材20の一部を除去することで、発光素子10の電極12を露出させる。尚、この工程は、上述のように被覆部材20を形成する際に電極12を埋設させた後に必要な工程である。つまり、被覆部材20を形成する際に、電極12の上面が埋まらないようして形成する場合は、この工程は省略される。被覆部材20の一部を除去する方法としては、研磨、研削、ブラスト等が挙げられる。
次に、図5Hに示すように、露出された一対の電極12の上に、金属層80を形成する。金属層80は、被覆部材20の上を被覆してもよい。金属層80は、スパッタ、蒸着、原子層堆積(Atomic Layer Deposition;ALD)法や有機金属化学的気相成長(Metal Organic Chemical Vapor Deposition;MOCVD)法、プラズマCVD(Plasma-Enhanced Chemical Vapor Deposition;PECVD)法、大気圧プラズマ成膜法、めっきなどによって形成することができる。
金属層80は、被覆部材20と電極12とを含む全面を覆うように形成した後に、例えばレーザ光照射、エッチング等によってパターニングして形成することができる。あるいは、あらかじめパターニングされたマスク等を形成しておき、その後に上述の方法を用いて金属層80を形成し、マスクを除去することで形成することができる。レーザ光照射によるレーザアブレーションにより金属層80を形成する場合は、金属層80の厚みは、例えば、10nm〜3μmとすることができ、1μm以下とすることが好ましく、1000Å以下がより好ましい。また、電極12の腐食を低減することができる厚み、例えば5nm以上であることが好ましい。
(個片化する工程)
最後に、被覆部材20と、光学部材30とを、隣接する発光素子間(図5H中の破線Cで示す切断ライン)で切断して個片化することで、図2Aに示すような、発光装置200を得ることができる。
<実施形態4>
実施形態4に係る発光装置600を、図6に示す。実施形態4では、波長変換部材70Fの上面72F及び側面73Fが光学部材30Fの透光部40Fで被覆される。そのため、発光素子10からの光は、波長変換部材70Fの上面72F及び側面73Fから、透光部40F内に入射される。これにより、光の取り出し効率を向上させることができる。
以下において、実施形態1〜3と異なる点について主に説明する。
(被覆部材)
実施形態4では、被覆部材20Fは、発光素子10の側面11cを直接又は間接的に被覆し、波長変換部材70Fの側面73Fを被覆しない。被覆部材20Fの上面22Fは、波長変換部材70Fの下面71Fと面一である。
(光学部材)
実施形態4では、光学部材30Fは、その下面31Fが面一ではなく、凹部41Faを備える。詳細には、光学部材30Fの透光部40Fの下面41Fが面一ではなく、凹部41Faを備える。この凹部41Faの内部には、波長変換部材70Fが配置される。透光部40Fの下面41Fと、波長変換部材70Fとの下面71Fとが、面一となる。凹部41Faの幅(面積)は、波長変換部材70Fの第1面71F及び第2面72Fの幅(面積)と同一であることが好ましい。波長変換部材70Fの形成方法によっては、凹部41Faの幅よりも、波長変換部材70Fの第1面71F及び第2面72Fの幅を小さくしてもよい。上面視において、凹部41Faの中心と、波長変換部材70Fの中心とが一致することが好ましい。また、上面視において、凹部41Faの中心と光反射部50Fの頂部Rとが一致することが好ましい。また、凹部41Faの幅は、発光素子10の発光面の幅(面積)よりも大きいことが好ましい。また、導光部材60Fを備える場合は、凹部41Faの幅は、発光素子10の幅(面積)と導光部材60Fの上面62Fの幅(面積)とを足した幅(面積)よりも大きいことが好ましい。凹部41Faの深さは、所望の波長変換部材70Fを配置することができる深さとすることが好ましい。
図7A〜図7Dは、実施形態4に係る発光装置の製造方法の一部の工程を示す図である。まず、図7Aに示すように、透光部40Fを準備する。透光部40Fは、第1面41F側に、波長変換部材を配置可能な凹部41Faを備える。第2面42F側には傾斜面を備える。透光部40Fは、購入して準備してもよい。また、透光部40Fは、あらかじめ図7Aに示すような形状の透光部40Fを成型等によって準備してもよく、あるいは、第1面41Fとして平らな面を備え、第2面42Fとして傾斜面を備えた透光部を準備した後、凹部41Faを形成するなど、凹部41Faを別工程で形成してもよい。尚、第2面42Fは、図4A〜図4Cで示した形状等とすることができる。
次に、図7Bに示すように、透光部40Fの第2面42F側に光反射部50Fを形成し、光学部材30Fを得る。
次に、図7Cに示すように、光学部材30Fの第1面31F(透光部40Fの第1面41F)の凹部41Fa内に波長変換部材70Fを配置する。波長変換部材70Fの配置方法は実施形態1〜4と同様の方法を用いることができる。特に、凹部41Fa内に液状の波長変換部材70Fを、印刷、又は、ポッティングで形成することが好ましい。透光部40Fの第1面41Fと波長変換部材70Fの第1面71Fとは、同じ高さとする、又は、波長変換部材70Fの第1面71Fが、透光部40Fの第1面41Fよりも高い位置となるとなるようにする。
次に、図7Dに示すように、波長変換部材70Fの第1面71F上に、液状の導光部材60Fを配置する。その後、発光素子10を配置する工程以降については実施形態1〜3と同様であるため省略する。
<実施形態5>
実施形態5に係る発光装置800を、図8に示す。実施形態5では、波長変換部材70Gの側面73Gは、光学部材30Gの透光部40Gで被覆される。波長変換部材70Gの上面72Gは光学部材30Gの光反射部50Gで被覆される。そのため、発光素子10からの光は、波長変換部材70Fの側面73Fのみから、光学部材30Gの透光部40G内に入射される。これにより、より光を横方向に広げることができる。以下において、実施形態1〜4と異なる点について主に説明する。
(被覆部材)
実施形態5では、被覆部材20は、実施形態4と同様に発光素子10の側面11cを直接又は間接的に被覆し、波長変換部材70Gの側面73Gを被覆しない。
(光学部材)
実施形態5では、光学部材30Gの透光部40G及び光反射部50Gが発光装置800の側面803の一部を構成している点において、実施形態1〜4と同じである。光反射部50Gの下面51Gのうち、発光装置800側面803から連続する下面51Gの一部と透光部40Gが接しており、発光素子10の上方に位置する光反射部50Gの下面51Gは、波長変換部材70Gが接している点において、実施形態1〜4と異なる。換言すると、波長変換部材70Gの上方に、透光部40Gが配置されていない。これにより、より光を横方向に広げることが可能となるだけでなく、出射光の色むらも改善できる。
なお、ここでは光反射部50Gとして、凸部50Gaと平面部50Gbを備えた光反射部50Gを例示しているが、光反射部50Gは、他の実施形態において用いられる形状のものも適用することができる。
波長変換部材70Gの下面71Gの幅(面積)は、発光素子10の幅(面積)よりも大きくすることが好ましい。また、図8に示すように導光部材60Gを備える場合は、導光部材60Gの上面にも波長変換部材70Gが配置されることが好ましい。波長変換部材70Gの上面72Gの幅(面積)は、下面71Gと同じでもよく、また、大きくても小さくてもよい。すなわち、波長変換部材70Gの側面73Gは、垂直、又は傾斜した面とすることができる。また、波長変換部材70Gの側面73Gは、段差を備える面、曲面等とすることもできる。
波長変換部材70Gは、図8に示すように、その第2面72Gの全てが光反射部50Gと接している例を示しているが、これに限らず、波長変換部材70Gの第2面72Gの一部が光反射部50Gと接していてもよい。また、波長変換部材70Gは、光反射部50Gの凸部50Ga及び平面部50Gbと接していてもよく、凸部50Gaのみと接していてもよい。
図9A〜図9Dは、実施形態5に係る発光装置の製造方法の一部の工程を示す図である。まず、図9Aに示すように、光反射部50Gを準備する。光反射部50Gは、第1面51G側に、凸部51Ga及び平面部50Gbを備える。尚、光反射部50Gの第1面51Gは、他の実施形態で例示された形状を適用することができる。
次に、図9Bに示すように、光反射部50Gの第1面51Gの一部に、透光部40Gを形成する。透光部40Gは、発光装置800の側面803に配置されるため、後の個片化時に切断される位置に形成する。ここでは、透光部40Gは、光反射部50Gの凸部50Gaから離間する位置であって、平面部50Gb上に形成する。透光部40Gは、図示はしないが上面視において格子状に形成される。そのため、光反射部50Gの第1面51Gを底面とし、透光部40Gを側壁とする凹部34Gが複数形成されることになる。凹部34Gの底面の中央に、凸部50Gaの頂部Rが配置される。
次に、図9Cに示すように、凹部34G内に波長変換部材70Gを配置する。
次に、図9Cに示すように、波長変換部材70Gの第1面71G上に、液状の導光部材60Gを配置する。その後、導光部材60Gの上に発光素子を配置する工程以降については実施形態1〜4と同様であるため省略する。
図10A〜図10Dは、実施形態5に係る発光装置800の製造方法の変形例である。
まず、図10Aに示すように、光反射部50Gを準備する。次に、図10Bに示すように、波長変換部材70Gを形成する。その後、図10Cに示すように、後工程において切断される位置となる部分に配置された波長変換部材70Gを除去することで、光反射部50Gの平面部50Gbを露出させる。次に、図10Dに示すように、隣接する波長変換部材70Gの間の光反射部50Gの上に、透光部40Gを形成する。このように、透光部40Gよりも先に波長変換部材70Gを形成しても、図9Cに示す光学部材30Gと同様のものを形成することができる。
<実施形態6>
実施形態6の発光装置は、光学部材の側面が光学部材の上面に垂直な方向に対して傾斜している点を除いて実施形態1の発光装置と同様に構成されている。
具体的には、実施形態6に係る一態様の発光装置は、図11Aに示すように、光学部材30Hの側面33Hが光学部材30Hの上面に垂直な方向に対して傾斜角αで内側に傾いている。ここで、本明細書において、内側に傾くとは、上面に近いほど光学部材の中心軸に近づくように傾いていることをいい、内側に傾いたときの傾斜角をαという。
この一態様の発光装置において、光学部材30Hは、実施形態1と同様、光反射部50Hと透光部40Hとを含んでなり、光学部材30Hの側面33Hが透光部40Hの側面43Hと光反射部50Hの側面53Hとを含んでいる場合には、光学部材30Hの側面33Hにおいて少なくとも透光部40Hの側面43Hが内側に傾いていればよい。
また、実施形態6に係る他の態様の発光装置は、図11Bに示すように、光学部材30Iの側面33Iが光学部材30Iの上面に垂直な方向に対して傾斜角βで外側に傾いている。ここで、本明細書において、外側に傾くとは、上面に近いほど光学部材の中心軸から離れるように傾いていることをいい、外側に傾いたときの傾斜角をβという。
この他の態様の発光装置において、光学部材30Iは、実施形態1と同様、光反射部50Iと透光部40Iとを含んでなり、光学部材30Iの側面33Iが透光部40Iの側面43Iと光反射部50Iの側面53Iとを含んでいる場合には、光学部材30Iの側面33Iにおいて少なくとも透光部40Iの側面43Iが外側に傾いていればよい。
以上のように構成された実施形態6の発光装置は、光学部材30H,30Iの側面33H,33Iの傾斜角α,βを調整することにより側面33H,33Iから出射される光の方向を制御できるので、以下のような利点がある。
第1に、横方向の広い範囲に光を広げて出射させることができることに加え、横方向に出射させる光の配光特性をより適切に制御することができる。
また、例えば、製造過程の最終段階で光学部材30H,30Iの側面33H,33Iの傾斜角α,βを調整することにより異なる種々の配光特性を実現でき、異なる配光特性を備えた発光装置を効率よく製造することができる。これにより、配光特性が異なる多品種の発光装置を安価に提供することが可能になる。
以上の実施形態6の発光装置では、光学部材30H,30Iの側面33H,33Iが一定の傾斜角α,βで傾斜した例により説明したが、実施形態6の発光装置では、側面33H,33Iを曲面により構成してもよいし、側面33H,33Iに代えて突出した又は窪んだ曲面からなる側面により構成してもよい。このようにしても横方向に出射させる光の配光特性を制御することができる。
以上の実施形態6の発光装置では、光学部材30H,30Iの側面33H,33Iが一定の傾斜角α,βで傾斜した以外は実施形態1の発光装置と同様に構成した例により説明した。しかしながら、実施形態6の発光装置では、実施形態2〜5の発光装置において、例えば、光学部材30H,30Iの側面33H,33Iを一定の傾斜角α,βで傾斜させてもよい。
以上説明したことから理解できるように、実施形態1〜6の発光装置では、光反射部の下面の角度又は形状、透光部の側面の面方向を適宜設定することにより透光部の側面から所望の方向に光を出射させることができる。しかしながら、実施形態1〜6の発光装置では、さらに透光部の側面の面粗さを制御することにより配光特性を制御することが可能になる。実施形態1の発光装置において、透光部40の側面43の面粗さを大きくした例を図12に模式的に示す。例えば、透光部の側面の表面粗さRaを、0.1〜50の範囲、好ましくは、1〜20の範囲の比較的大きい面粗さにすると、透光部の側面における光の散乱を大きくでき、透光部の側面から出射される光の配光特性を広がりを持った配光特性にできる。ここで広がりを持った配光特性とは、光反射部の下面の角度及び透光部の側面の面方向により実現され、かつ透光部の側面における光の散乱がないと仮定したときの配光特性に比べて、配光中心とは異なる方向に出射される光の強度の減衰率が小さいことをいう。このように、透光部の側面から出射される光の配光特性を広がりを持った配光特性とすると、例えば、複数の発光装置をマトリクス状に配置した場合に、近い位置に配置した照射対象に対して均一に光を照射することが可能になり、例えば、より薄型のバックライトを実現できる。また、透光部の側面の表面粗さ大きくすると、透光部の側面における全反射を小さくでき、光の取り出し効率を高くすることができる。また、例えば、透光部の側面の表面粗さRaを、0.001〜0.1の範囲、好ましくは0.005〜0.05の範囲の比較的小さい範囲にすると、透光部の側面における光の散乱を小さくでき、光反射部の下面の角度又は形状、透光部の側面の面方向により設定された配光特性に基づいて光が出射される。透光部の側面の表面粗さRaを小さくする場合、表面粗さRaが小さくなると透光部の側面における全反射が大きくなる傾向があることから、透光部の側面の表面粗さRaは上記範囲の下限値以上とすることが好ましい。
以上説明したように、実施形態1〜6の発光装置では、透光部の側面の表面粗さRaを適宜変更することにより、光反射部の下面の角度及び透光部の側面の面方向により実現される、透光部の側面から出射される光の配光特性を変更することができる。
したがって、例えば、製造過程の最終段階で透光部の側面の表面粗さRaを適宜変更することにより、異なる種々の配光特性を実現でき、異なる配光特性を備えた発光装置を効率よく製造することができる。これにより、配光特性が異なる多品種の発光装置を安価に提供することが可能になる。
透光部の側面の表面粗さRaは、個片化された発光装置に側面を所望の面粗さになるように研磨したり、個片化する際の切断刃の砥粒の大きさ及び/又は回転速度を適宜選択することにより、所望の表面粗さに容易に調整できる。
100、200、300A、300B、400A、400B、400C、400D、400E、600、800…発光装置
101…発光装置の下面
102…発光装置の上面
103、203、303、403、803…発光装置の側面
10…発光素子
11…積層構造体
11a…積層構造体(発光素子)の電極形成面
11b…積層構造体(発光素子)の発光面
11c…積層構造体(発光素子)の側面
12、12p、12n…電極
20…被覆部材
21…被覆部材の下面(第1面)
22…被覆部材の上面(第2面)
23…被覆部材の外側面
24…被覆部材の内側面
30、30A、30B、30C、30D、30E、30F、30G…光学部材
31、31C…光学部材の下面(第1面)
32、32D…光学部材の上面(第2面)
33…光学部材の側面
34G…凹部
40、40A、40B、40C、40D、40E、40F、40G…透光部
41、41F…透光部の下面(第1面)
41Fa…透光部の下面の凹部
42…透光部の上面(第2面)
43…透光部の側面(光出射面)
50、50A、50B、50C、50D、50E、50F、50G…光反射部
50Ca、50Ga…光反射部の凸部
50Cb、50Gb…光反射部の平面部
R…光反射部の頂部
51、51A、51B、51C、51G…光反射部の下面(第1面)
51Ca、51Ga…光反射部の凸部の下面
51Cb、51Gb…光反射部の平面部の下面
52、52D…光反射部の上面(第2面)
53…光反射部の側面
54…充填部材
60、60A、60F、60G…導光部材
62、62F、62G…導光部材の上面
63…導光部材の外側面
70、70A、70G…波長変換部材
71、71F、71G…波長変換部材の下面(第1面)
72、72F、72G…波長変換部材の上面(第2面)
73、73F、73G…波長変換部材の側面
80…金属層
…光学部材の厚み
T1…透光部の側面における厚み
T2…透光部の中心部における厚み
R1…反射部の側面における厚み
R2…反射部の中心部における厚み
…光学部材の幅
…発光素子の幅
R1…反射部の傾斜部の幅

Claims (8)

  1. 電極形成面と前記電極形成面の反対側の発光面と前記電極形成面と前記発光面との間の側面とを備える半導体積層体と、前記電極形成面に備えられた一対の電極と、を備える発光素子と、
    前記発光素子の側面を被覆する被覆部材と、
    前記発光素子の前記発光面と前記被覆部材の上面とにわたって配置される光学部材と、を備え、
    前記光学部材は、前記発光素子の上方に配置される光反射部と、前記光反射部と前記被覆部材との間に配置され、発光装置の外側面の一部を構成する透光部と、を備える発光装置。
  2. 前記透光部は、前記発光素子の上方に配置される、請求項1記載の発光装置。
  3. 前記光反射部は、前記発光素子の前記発光面と対向する下面を備え、前記下面は凸状面である請求項1記載の発光装置。
  4. 前記凸状面の頂部は、前記発光素子の前記発光面の中心と対向する位置に配置されている請求項3に記載の発光装置。
  5. 前記光反射部は、光反射物質を含む樹脂材料である請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の発光装置。
  6. 前記光反射部は、金属である請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の発光装置。
  7. 前記光反射部は、誘電体多層膜である請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の発光装置。
  8. 前記光反射部の上面は、平面である請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の発光装置。
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