JP2019009401A - 太陽電池電極 - Google Patents

太陽電池電極 Download PDF

Info

Publication number
JP2019009401A
JP2019009401A JP2017126756A JP2017126756A JP2019009401A JP 2019009401 A JP2019009401 A JP 2019009401A JP 2017126756 A JP2017126756 A JP 2017126756A JP 2017126756 A JP2017126756 A JP 2017126756A JP 2019009401 A JP2019009401 A JP 2019009401A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
solar cell
conductor
passivation film
cell electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017126756A
Other languages
English (en)
Inventor
ダムリン マルワン
Marwan Dhamrin
ダムリン マルワン
紹太 鈴木
Shota Suzuki
紹太 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Aluminum KK
Original Assignee
Toyo Aluminum KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Aluminum KK filed Critical Toyo Aluminum KK
Priority to JP2017126756A priority Critical patent/JP2019009401A/ja
Publication of JP2019009401A publication Critical patent/JP2019009401A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
    • Y02E10/546Polycrystalline silicon PV cells

Landscapes

  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

【課題】アルミニウム電極とシリコン基板との間の空洞の形成が抑制され、しかも、優れた変換効率Effを有する太陽電池電極を提供する。【解決手段】太陽電池電極Aは、シリコン基板10の少なくとも一方の面に、1以上の孔を有するパッシベーション膜20と、アルミニウムを含む導電体40とがこの順に積層された構造を有する。パッシベーション膜20のシリコン基板10とは逆側の面には、第1の領域31、第2の領域32、第3の領域33及び第4の領域34が設けられている。第1の領域31は、導電体で覆われて形成された領域であり、第2の領域32は、第1の領域31の外周の一部を取り囲む領域であって、パッシベーション膜20が露出した領域である。第3の領域33は、第2の領域32の外周よりも外側の範囲が導電体40で覆われている。第4の領域は、第1の領域31と前記第3の領域33とを部分的かつ電気的に繋ぐ領域である。【選択図】図2

Description

本発明は、太陽電池電極に関する。
近年、結晶系太陽電池セルの変換効率(発電効率)や信頼性等を向上させることを目的として、種々の研究開発が行われている。その一つとして、PERC(Passivated emitter and rear cell)型高変換効率セルが注目されている。PERC型高変換効率セルは、例えば、アルミニウムを主成分とする電極(アルミニウム電極層)を備えた構造を有する。この電極層の構成を適切に設計することで、BSF(Back Surface Field)効果が得られ、PERC型高変換効率セルの変換効率を高められることが知られている。BSF効果とは、アルミニウム電極層からのアルミニウム原子の拡散によって形成されたp+層の存在により、生成キャリアの収集効率を向上させることをいう。
前記アルミニウム電極層は、アルミニウムペーストを焼結することで形成することができる。例えば、シリコン基板を用いて、PERC構造の太陽電池の裏面電極をアルミニウムペーストで形成した場合、シリコン基板とアルミニウム電極層との界面に空洞が形成され、これにより、BSF効果をもたらすp+層が形成されないという問題があることが知られている。この問題を解決すべく、特許文献1等にはアルミニウム−シリコン合金粉末と、シリコン粉末とを含むペーストを使用してアルミニウム電極層を形成することで、空洞の生成を抑制することを提案している(特許文献1)。
特開2013−143499号公報
しかしながら、アルミニウム−シリコン合金粉末とシリコン粉末とを含むペーストを使用してアルミニウム電極を形成する場合、ペースト中のシリコン量が多すぎると太陽電池の電気特性(開放端電圧Voc,短絡電流Isc、曲線因子FF)のうちIscが低下しやすい。しかも、アルミニウムに比べて電気抵抗率の高いシリコンが電極中に多く混合されるので電気抵抗が高くなってFFが低下し、その結果、変換効率Eff(=Voc×Isc×FF)が低下する問題も引き起こしやすい。逆に、ペースト中のシリコン量が少ない場合にはVocが低下するとともに、電極とシリコン基板との間に空洞が生じやすくなってFFが低下し、結果として、変換効率Effが低下する問題を引き起こし得る。
このように、アルミニウム−シリコン合金粉末とシリコン粉末とを含むペーストを使用した場合は、空洞の形成を抑制できるという点で有利ではあるが、Effの向上という観点では限界があり、たとえシリコンの含有量を調節したとしてもEffを向上させることは難しかった。特に、シリコンを含まないペーストを用いて形成したアルミニウム電極のEffを、例えばさらに1%以上向上させる技術の確立が望まれていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、アルミニウム電極とシリコン基板との間の空洞の形成が抑制され、しかも、優れた変換効率Effを有する太陽電池電極を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、シリコン基板に形成されたパッシベーション膜上に、特定の形状で導電体(つまり、電極パターン)を形成することにより、上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、例えば、以下の項に記載の発明を包含する。
項1.シリコン基板の少なくとも一方の面に、1以上の孔を有するパッシベーション膜と、アルミニウムを含む導電体とがこの順に積層された構造を有する太陽電池電極において、
前記孔の内部には前記導電体が充填されており、
前記パッシベーション膜の前記シリコン基板とは逆側の面には、第1の領域、第2の領域、第3の領域及び第4の領域が設けられ、
前記第1の領域は、前記孔の開口面と、該開口面の周端から少なくともRμm以内である範囲とが前記導電体で覆われて形成された領域であり、前記Rは1≦R≦400であり、
前記第2の領域は、前記第1の領域の外周の一部を取り囲む領域であって、前記導電体で覆われずに前記パッシベーション膜が露出した領域であり、
前記第3の領域は、前記第2の領域の外周よりも外側の範囲が前記導電体で覆われて形成された領域であり、
前記第4の領域は、前記導電体で形成され、前記第2の領域によって離間された前記第1の領域と前記第3の領域とを部分的かつ電気的に繋ぐ領域であり、
すべての前記開口面の面積の合計をSp、すべての前記第1の領域の面積の合計をS1、すべての前記第3の領域の面積の合計をS3としたときに下記(1)式
S1>Sp かつ S3>S1 (1)
を満たす、太陽電池電極。
項2.すべての前記第2の領域の面積の合計をS2及びすべての前記第4の領域の面積の合計をS4としたときに下記(2)式
S4<0.7×S2 (2)
を満たす、項1に記載の太陽電池電極。
項3.前記導電体は、該導電体中のアルミニウム100質量部あたり、ガラス成分を0.1〜15質量部含む、項1又は2に記載の太陽電池電極。
項4.前記開口面の平均直径が20〜100μmである、項1〜3のいずれか1項に記載の太陽電池電極。
本発明に係る太陽電池電極によれば、アルミニウム電極とシリコン基板との間の空洞の形成が抑制され、しかも、優れた変換効率Effを有する太陽電池に付与することができる。
本発明の太陽電池電極の実施形態の一例を示す平面図である。 同上の太陽電池電極の一部を拡大した平面図である。 同上の太陽電池電極の断面図である。 本発明の太陽電池電極の製造方法の実施形態の一例を説明する模式図である。 実施例で使用したシリコン基板に形成されているパッシベーション膜を示す平面図である。 実施例で作製した電極パターンを示し、各領域が形成されている様子を示す概略平面図である。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書中において、「含有」及び「含む」なる表現については、「含有」、「含む」、「実質的にからなる」及び「のみからなる」という概念を含む。
1.太陽電池電極
図1は、本発明の太陽電池電極Aの実施形態の一例であり、太陽電池電極10の平面図を示している。図1は、太陽電池電極Aにおいて、後記する電極パターン30側からの平面視した図である。
図2は、図1の一部を拡大した図である。
図3は、本発明の太陽電池電極Aの実施形態の一例であり、具体的には、図2におけるa−a線断面図であって、図2の実施形態の太陽電池電極Aの断面を模式的に表した図である。なお、図1及び図2は、図3において後記する導電体40側から太陽電池電極Aを直視した場合の平面図である。
本実施形態の太陽電池電極Aは、少なくともシリコン基板10と、パッシベーション膜20と、導電体40とを備える。導電体40により電極パターン30が形成される(図3参照)。
図3に示されるように、本実施形態の太陽電池電極Aは、シリコン基板10の少なくとも一方の面に、1以上の孔24を有するパッシベーション膜20と、アルミニウムを含む導電体40とがこの順に積層された構造を有する。パッシベーション膜20に導電体40が所定の形状で設けられていることで、電極パターン30が形成される。
シリコン基板10は特に限定されず、公知のシリコン基板を広く適用することができる。シリコン基板10としては、p型シリコン半導体基板、n型シリコン半導体基板、及び、これらの積層体等を例示できる。p型シリコン半導体基板を使用する場合は、例えば、その厚みを180〜250μmとすることができる。n型シリコン半導体基板を使用する場合は、例えば、その厚みを0.3〜0.6μmとすることができる。図3の実施形態では、シリコン基板10は、p型シリコン半導体基板11及びn型シリコン半導体基板12の積層体であり、パッシベーション膜20側にp型シリコン半導体基板11が配置されている。
パッシベーション膜20は、反射防止機能を有する膜であり、その種類は特に限定されない。例えば、パッシベーション膜20として、公知のパッシベーション膜を広く適用することができる。パッシベーション膜20としては、酸化アルミニウム膜、窒化シリコン膜及びこれらの積層膜等を例示することができる。パッシベーション膜20は、例えば、公知の方法でシリコン基板10上に形成することができる。
パッシベーション膜20の厚みは特に限定されず、公知のパッシベーション膜20と同様の厚みを採用することができる。
パッシベーション膜20には、1以上の孔24が形成される。孔24は、パッシベーション膜20の厚み方向で貫通するように形成される。孔24が形成されることで、シリコン基板10と導電体40とがコンタクトをとることができる。
孔24は、図2,3に示すように、空洞の円柱状に形成され得る。孔24は、円柱以外の形状であってもよく、四角柱状、三角柱状等の任意の形状を取り得る。孔24の開口面25は、円形、楕円形、四角形、三角形等、任意の形状で形成され得る。開口面25は、孔24の開口している箇所を平面として見立て部分をいう。
孔24が複数個形成されている場合は、複数の孔24は、平面視において直線状、曲線状、破線状、点状、格子状等、種々の形態で規則的に配列され得る。孔24は、不規則に配列されていてもよい。孔24は、電極パターン30の形状を制御し易いという観点から、図1に示すように格子状に配列(つまり、シリコン基板10の平面において縦方向及び横方向に一定間隔で規則的に配列)していることが好ましい。
複数の孔24は、例えば、パッシベーション膜20上において互いに離れて形成され得るものであり、この場合、隣接する孔24どうしの距離は、例えば、1μm以上1000μm以下の範囲とすることができる。
孔24は、パッシベーション膜20に2個以上形成されていることが好ましい。具体的には、パッシベーション膜20表面の1mmあたり1〜100個の孔24が形成されていることが好ましい。この場合、太陽電池電極の変換効率Effがより向上しやすい。
孔24の平均直径、つまり、孔24の開口面25の平均直径は特に限定されない。開口面25の平均直径が、例えば、20〜100μmである場合は、太陽電池電極の変換効率Effがより向上しやすい。なお、ここでは、走査型電子顕微鏡によって観察される1cm×1cmの視野において存在するすべての開口面25の直径を計測し、その平均値を開口面25の平均直径とする。
パッシベーション膜20は、孔24が形成されている部分を除いては、シリコン基板10の少なくとも片面の全面に形成され得る。
孔24の内部には、導電体40が充填されている。この導電体40は、後記の導電体40の種類と同一とすることができる。
導電体40は、孔24の内部以外の部分にも形成され、具体的には、パッシベーション膜20のシリコン基板10とは逆側の面にも形成される。導電体40は、パッシベーション膜20上に特定の形状に形成されることで、電極パターン30を形成する。この電極パターン30は、太陽電池電極Aの電極として機能し得る。
導電体40は、後記するアルミニウムペーストを使用することで形成され、例えば、アルミニウムペーストの焼結体で形成される。導電体40に含まれるアルミニウムは、純アルミニウムであってもよいし、あるいは、アルミニウムと他の金属との合金であってもよい。また、アルミニウムには、原料由来のシリコンが含まれていてもよい。ただし、本発明の太陽電池電極はシリコンを含有せずとも、優れた変換効率Effを有することができる。
導電体40は、導電体40中に含まれるアルミニウム100質量部あたり、ガラス成分を0.1〜15質量部含むことが好ましい。この場合、太陽電池電極の変換効率Effがより向上しやすい。ガラス成分は特に限定されず、例えば、B、Bi、ZnO、SiO、Al、BaO、CaO、SrO、V、Sb、WO、P及びTeOからなる群から選択される一種以上の成分が挙げられる。より好ましいガラス成分はBであり、この場合、シリコン基板10とアルミニウムとの反応性が向上しやすい。
導電体40の厚みは特に限定されず、例えば、公知の太陽電池電極の電極パターン30と同じ厚みとすることができる。例えば、導電体40の厚みは5〜30μmである。
図3に示すように、パッシベーション膜20のシリコン基板10とは逆側の面には、第1の領域31、第2の領域32、第3の領域33及び第4の領域34が設けられる(図2も参照)。これらの各領域は、導電体40又はパッシベーション膜が露出した部分で形成される。以下、詳述する。
第1の領域31は、孔24の開口面25と、該開口面25の周端から少なくともRμm以内である範囲とが導電体40で覆われて形成された領域である(図2参照)。ここでR(μm)は1≦R≦400である。第1の領域31の全面には、導電体40が形成されている。
第1の領域31の平面形状は特に限定されず、例えば、図2に示すように、平面視で円形とすることができ、その他、楕円形、四角形、三角形等を挙げることができ、不規則に歪んだ形状であってもよい。
第2の領域32は、第1の領域31の外周の一部を取り囲む領域であって、導電体40で覆われずにパッシベーション膜20が露出した領域である。
第2の領域32の平面形状は特に限定されず、例えば図2に示すような環状又は輪状であって、少なくとも一部で破断した形状とすることができる。つまり、第2の領域32は、少なくともパッシベーション膜20上に2箇所以上に形成され、かつ、互いの領域どうしが離間して形成されている。
第2の領域32が破断した環状である場合は、その外観は円形、楕円形、四角形及び三角形等の形状とすることができる。第2の領域32は、不規則に歪んだ形状であってもよい。図2における第2の領域32は、平面視円形状の環状であり、4箇所で破断している。つまり、図2の形態の第2の領域32は、4つの第2の領域32を有して、互いに離間して形成されているということができる。4つの第2の領域32はいずれも厚みのある円弧状に形成されている。第2の領域32どうしが離間している部分は、後記のように第4の領域34となり得る。
第3の領域33は、第2の領域32の外周よりも外側の範囲が導電体40で覆われて形成された領域である。具体的に第3の領域33は、第1の領域31、第2の領域32及び第4の領域34以外の領域である。第3の領域33の全面は導電体40で覆われる。
第1の領域31、第2の領域32及び第3の領域33が上記のように形成されていることで、第1の領域31と第3の領域33とは、第2の領域32によって隔てられる。ただし、後記するように、第1の領域31と第3の領域33とは、第4の領域34によって、電気的には接続されている。
第4の領域34は、導電体40で形成され、第2の領域32によって離間された第1の領域31と第3の領域33とを部分的かつ電気的に繋ぐ領域である。
図2の実施形態では、離間して配置されている第2の領域32どうしの間に導電体40が設けられることで第4の領域34が形成されている。
本実施形態の太陽電池電極Aでは、以上のように第1の領域31、第2の領域32、第3の領域33及び第4の領域34が形成されていることで、第2の領域32以外の全面には導電体40が積層され、第2の領域32には導電体40は設けられずにパッシベーション膜20が露出している。本実施形態の太陽電池電極Aでは、導電体40で形成された第1の領域31、第3の領域33及び第4の領域34により、電極パターン30が形成される。
太陽電池電極Aは、第2の領域32は、開口面25を覆う第1の領域31と、第3の領域33とを電気的に分離させている。しかし、第4の領域34が、第1の領域31と第3の領域33とを部分的かつ電気的に繋いでいる。
本実施形態の太陽電池電極Aでは、すべての開口面25の面積の合計をSp、すべての第1の領域31の面積の合計をS1、すべての第3の領域33の面積の合計をS3としたときに下記(1)式
S1>Sp かつ S3>S1 (1)
を満たす。
ここで、すべての開口面25の面積の合計(Sp)とは、孔24が複数ある場合は、複数ある孔24におけるそれぞれの開口面25の面積の総合計であることを意味する。すべての第1の領域31の面積の合計(S1)、すべての第3の領域33の面積の合計(S3)、並びに、後記するすべての第2の領域32の面積の合計(S2)及びすべての第4の領域34の面積の合計(S4)はそれぞれ、パッシベーション膜20上に形成されているすべての第1の領域31、第3の領域33、第2の領域32及び第4の領域34の面積の総合計であることを意味する。
以下、上記各面積を単にSp、S1、S3、S2、S4と表記する。
本実施形態の太陽電池電極Aは、(1)式の関係を満たすことで、導電体40(すなわち、アルミニウム電極)とシリコン基板10との間の空洞の形成が抑制され、しかも、優れた変換効率Effを有することが可能となる。
仮に、S1>Spを満たさない場合は、孔24が導電体40で覆われないことを意味するので、孔24と導電体40との接触面積が低下して抵抗値が増えるだけでなく、後述するBSF層42が十分に形成されなくなるため、変換効率Effが向上しない。
また、S3>S1を満たさない場合は、S3>S1を満たす場合に比して第1の領域31の面積が相対的に大きくなることから、孔24を介して導電体40にシリコンがより拡散しやすく、空洞が形成されやすくなって、変換効率Effが向上しない。
本実施形態の太陽電池電極Aは、シリコンを含まない導電体でアルミニウム電極を形成した従来の太陽電池電極に比べても、高い変換効率Effを有することができ、例えば、従来の太陽電池電極よりも変換効率Effを1.0%以上向上させることができる。これに加えて本実施形態の太陽電池電極Aは、アルミニウム電極とシリコン基板との間の空洞の形成も抑制される。
本実施形態の太陽電池電極Aは、すべての第2の領域32の面積の合計をS2及びすべての第4の領域34の面積の合計をS4としたときに下記(2)式
S4<0.7×S2 (2)
を満たすことも好ましい。この場合、本実施形態の太陽電池電極Aは、より優れた変換効率Effを有することができる。特に、本実施形態の太陽電池電極Aが(2)式を満たす場合、シリコン基板10から導電体40へのシリコンの流出が起こりにくく(シリコンが導電体40全体に拡がりにくく)、シリコン基板及び導電体40(アルミニウム電極)間の空洞が形成されにくくなる。
本実施形態の太陽電池電極Aは、下記(3)式
S4<0.3×S2 (2)
を満たすことがさらに好ましい。この場合、本実施形態の太陽電池電極Aは、特に優れた変換効率Effを有することができる。S4の上限は、本発明の効果が阻害されない程度である限りは特に限定されず、例えば、0.1×S2とすることができ、また、下限は、0.01×S2とすることができる。
本発明の太陽電池電極Aは、開口面25の形状及び大きさによって、シリコン基板10とアルミニウムとが反応する範囲が異なる。よって、本発明の太陽電池電極Aにおいて、電極パターン30の形状及び大きさ(すなわち、第1の領域31、第2の領域32、第3の領域33及び第4の領域34の形状及び大きさ)は、開口面25の形状及び大きさに応じて適宜設計することができる。
S1の値は小さいほどシリコン基板10から導電体40へのシリコンの流出が少なく、空洞も形成されにくい。この観点から、例えば、太陽電池電極Aにおける全面の面積を100とした場合、S1の値は0.5〜50とすることができ、好ましくは1〜20である。
S3の値が大きいほど、太陽電池電極Aの電気抵抗は小さくなりやすい。この観点から、太陽電池電極Aにおける全面の面積を100とした場合、S3の値は10〜99とすることができ、好ましくは50〜99である。
S4の下限値は、太陽電池電極Aにおける全面の面積を100とした場合、0.1であることが好ましく、この場合、電気抵抗が大きくなりにくい。また、S4の上限値は、太陽電池電極Aにおける全面の面積を100とした場合、50であることが好ましく、この場合、シリコン基板10から導電体40全体へのシリコンの流出が起こりにくく、シリコン基板10と導電体40(アルミニウム電極)との間に空洞が形成されにくい。太陽電池電極Aにおける全面の面積を100とした場合、S4の下限値は0.1であることが好ましく、上限値は10であることが好ましい。
S2の値は、太陽電池電極Aにおける全面の面積を100とした場合、0.5〜90であることが好ましく、1〜20であることがより好ましい。
Spの値は、太陽電池電極Aにおける全面の面積を100とした場合、0.5〜5であることが好ましく、1〜3であることがより好ましい。
第1の領域31、第2の領域32、第3の領域33及び第4の領域34で形成される電極パターンを形成する方法は特に限定されない。例えば、後記するように、スクリーン印刷法等の公知の印刷法を採用することで、所望の形状の電極パターン30を形成することができる。
図3に示すように、太陽電池電極Aにおいて、孔24のシリコン基板10側の近傍には、BSF層42が形成される。このBSF層42は、第1の領域31の導電体40に含まれるアルミニウムが、シリコン基板10(p型シリコン半導体基板11)に拡散することで形成される層であり、不純物拡散層とも称される。
太陽電池電極Aは、シリコン基板10と、パッシベーション膜20と、導電体40とを備える限りは、その他の構成部材を備えることもできる。
例えば、図3に示すように、シリコン基板10のパッシベーション膜20とは逆側の面、つまり、p型シリコン半導体基板12のn型シリコン半導体基板11と逆側の面にパッシベーション膜60を設けることができる。このパッシベーション膜60は、逆側に配置されているパッシベーション膜20と同様の材料で形成することができる層である。太陽電池電極Aにおいて、パッシベーション膜20とパッシベーション膜60は互いに同一の材料であってもよいし、異なる材料で形成されていてもよい。
パッシベーション膜60のシリコン基板10と逆側の面には、電極70が備えられていてもよい。太陽電池電極Aでは、電極70がある側の面が受光面となる。電極70を形成するための材料は特に限定されず、公知の太陽電池電極で使用されている電極を広く採用することができ、例として銀電極が挙げられる。
2.太陽電池電極の製造方法
本発明の太陽電池電極の製造方法は特に限定されず、公知の太陽電池電極の製造方法を広く採用することができる。例として、図1〜3の実施形態に係る太陽電池電極Aの製造方法について説明する。
図4(a)〜(c)には、太陽電池電極Aの製造方法を模式的に示している。
まず、シリコン基板10を準備する。このシリコン基板10は、図4(a)に示すように、例えば、一方の面にパッシベーション膜60と、該パッシベーション膜60上にグリッド電極としての電極70(例えば銀電極)とを備えていてもよい。このシリコン基板10では、電極70がある側の面が受光面となる。パッシベーション膜60及び電極70の形成方法は特に限定されず、公知の手段を広く採用することができる。
本発明の製造方法で使用できるシリコン基板10、パッシベーション膜60及び電極70は、例えば、図1〜3の実施形態で説明した材料と同様であり、好ましい形態も同様である。
次に、シリコン基板10の電極70とは逆側の面(受光面と反対側の面)に、パッシベーション膜20を形成する。パッシベーション膜20の形成方法は特に限定されず、公知の手段を広く採用することができる。
本発明の製造方法で使用できるパッシベーション膜20を形成するための材料は、例えば、図1〜3の実施形態で説明したものと同様とすることができ、好ましい形態も同様である。
次いで、図4(b)に示すように、パッシベーション膜20に孔24を形成する。孔24の形成方法は特に限定されない。例えば、レーザー照射、エッチング等の公知の手段により、孔24を一又は二以上形成することができる。孔24の個数、配列等は前述のとおりである。
次いで、図4(c)に示すように、孔24が形成されたパッシベーション膜20に、導電体40を所定のパターンで形成させる。導電体40の形成方法は特に限定されず、公知の方法を広く採用することができる。例えば、アルミニウムペーストをパッシベーション膜20上に塗布することで、所望のパターンに形成された導電体40を形成することができる。このとき、孔24の内部にもアルミニウムペーストが充填され得る。
アルミニウムペーストの塗布の方法は特に限定されず、例えば、スクリーン印刷等の各種印刷法、スピンコート等の各種コーティング法を採用できる。アルミニウムペーストの塗布量も限定されず、例えば、5〜30μmの厚みに調節することができる。
特に本発明では、導電体40が孔24の内部に形成されるとともに、前述の第1の領域31、第2の領域32、第3の領域33及び第4の領域34が形成されるように、アルミニウムペーストをパッシベーション膜20上に設ける。これにより、第1の領域31、第2の領域32、第3の領域33及び第4の領域34を有する導電体40(電極パターン30)を形成することができる。
本発明の製造方法で使用できるアルミニウムペーストの種類は特に限定されず、公知のアルミニウムペーストと同様とすることができる。アルミニウムペーストは、例えば、アルミニウム粉末と、有機ビヒクルとを含むことができる。この場合、アルミニウムペーストは、アルミニウム粉末が有機ビヒクルに分散した形態となる。
アルミニウム粉末の組成は特に制限はなく、例えば、アルミニウム99重量%以上含有することが好ましい。アルミニウム粉末は純アルミニウムであってもよいし、あるいは、アルミニウムと他の金属との合金であってもよい。また、アルミニウムには、原料由来のシリコンが含まれていてもよい。
アルミニウム粉末に含まれる粒子の形状は特に限定されず、球状、楕円体、扁平状等を広く採用することができる。アルミニウム粉末に含まれる粒子が球状である場合いは、印刷性が良好となり、シリコン基板10とアルミニウムとの反応性も向上しやすい。アルミニウム粉末に含まれる粒子の大きさは、例えば、平均粒子径D50で1μm以上、20μm以下とすることができ、この場合、印刷性及び前記反応性も向上しやすい。より好適な平均粒子径D50は1μm以上、6μm以下である。
有機ビヒクルの種類は特に限定されず、公知のアルミニウムペーストと同様の種類とすることができる。
アルミニウムペーストは、ガラス粉末を含むこともできる。この場合、シリコン基板とアルミニウムとの反応性がより向上しやすい。
ガラス粉末の成分としては、例えば、B、Bi、ZnO、SiO、Al、BaO、CaO、SrO、V、Sb、WO、P及びTeOからなる群から選択される一種以上の成分が挙げられる。より好ましいガラスは、Bであり、この場合、シリコン基板10とアルミニウムとの反応性が向上しやすい。
アルミニウムペーストは、アルミニウム粉末100質量部に対して、ガラス粉末を0.1〜15質量部含有することができ、この場合、前記反応性が特に向上しやすい。
アルミニウムペーストの調製方法は特に限定されない。例えば、アルミニウム粉末と、有機ビヒクルと、必要に応じて添加されるガラス粉末とを所定の配合量で混合することで、アルミニウムペーストを調製することができる。アルミニウムペースト調製するにあたっては、例えば、市販の混合機を使用することができる。
アルミニウムペーストを、例えば、スクリーン印刷等でパッシベーション膜20上に塗布した後は、適宜の条件で乾燥することができる。
次に、アルミニウムペーストが塗布されたシリコン基板10の焼成処理を行う。これにより、アルミニウムペーストが焼結され、導電体40が形成される。焼成条件は特に限定されず、公知の焼成方法を広く採用できる。例えば、焼成温度は660℃以上で行うことができる。
上記焼成処理により、特定形状を有する電極パターン30が形成される。この電極パターン30は導電体40で形成され、特に、少なくとも前述の第1の領域31、第2の領域32、第3の領域33及び第4の領域34を有して形成されている。
また、焼成処理により、孔24近傍に存在するアルミニウムとシリコン基板10とが接している部分にて、アルミニウムとシリコンが反応する。これにより、いわゆるp+層、アルミニウムシリコン合金層及びアルミニウム電極層が形成される。p+層の存在により、電子の再結合が防止され、生成キャリアの収集効率が向上し、太陽電池電極AにBSF効果がもたらされ得る。
以上の方法によって、例えば、図1〜図3に示される実施形態の太陽電池電極Aが製造され得る。
以下、実施例により本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれら実施例の態様に限定されるものではない。
(実施例1)
少なくとも一方の面(裏面)にパッシベーション膜が形成されたPERC型太陽電池用シリコン基板(ウェハ状の156mm角)を準備した。このシリコン基板は、パッシベーション膜に複数の孔が形成されており、孔の開口面の全面積はパッシベーション膜の全面積に対して1.5%であった。
図5は、シリコン基板のパッシベーション膜側からの平面図である。孔の平均直径(開口面平均の直径)は55μmであり、孔は円形状に形成されていた。また、隣り合う開口面どうしは400μm間隔であった。複数の孔は、格子状に等間隔に規則配列していた。
前記パッシベーション膜側の面に、アルミニウムペーストを第一のパターンマスクを使用してスクリーン印刷により塗布した。アルミニウムペーストはあらかじめ、アルミニウム粉末100質量部(シリコン無添加)に、ガラス粉末を3質量部、及び有機ビヒクルを29質量部加えて、周知の混合機にて混合することで調製した。第一のパターンマスクとしては、後記焼結後に第1の領域、第2の領域、第3の領域及び第4の領域が形成できる形状とした。
アルミニウムペーストが塗布されたシリコン基板を、100℃で10分間乾燥させ、次いで、700℃以上の温度で4秒以下の焼成を行った。これにより、パッシベーション膜上に導電体が形成され、所定形状を有する電極パターンが形成された太陽電池サンプルを得た。
パッシベーション膜上には、第1の領域、第2の領域、第3の領域及び第4の領域が形成されており、S1>SpかつS3>S1を満たし、また、S4<0.3×S2を満たすものであった。なお、S1、S2、S3、S4及びSpの定義は前記同様である。ここで、S1、S2、S3、S4及びSpは次のように求めることができる。
図6に示すように、X(μm)四方の中心に1つの孔が配置される領域に着目して、この領域の全面積を100として、第1の領域、第2の領域、第3の領域、第4の領域及び開口面のそれぞれの面積を選択し、この値をS1、S2、S3、S4及びSpとした。なお、本実施例でXは、隣り合う開口面どうしの距離と同じ400μmとした。算出の結果、Spが1.5、S1が7.1、S2が16.7、S3が76.2、S4が4.7であった。
(実施例2)
第一のパターンマスクの形状を変更したこと以外は実施例1と同様の方法で太陽電池サンプルを得た。パッシベーション膜上には、第1の領域、第2の領域、第3の領域及び第4の領域が形成されており、S1>SpかつS3>S1を満たし、また、0.3×S2<S4<0.7×S2を満たすものであった。また、Spが1.5、S1が7.1、S3が76.2、S2が16.7、S4が10.9であった。
(実施例3)
第一のパターンマスクの形状を変更したこと以外は実施例1と同様の方法で太陽電池サンプルを得た。パッシベーション膜上には、第1の領域、第2の領域、第3の領域及び第4の領域が形成されており、S1>SpかつS3>S1を満たし、また、0.7×S2<S4<0.9×S2を満たすものであった。また、Spが1.5、S1が7.1、S3が76.2、S2が16.7、S4が14であった。
(比較例1)
第一のパターンマスクの形状を変更したこと以外は実施例1と同様の方法で太陽電池サンプルを得た。パッシベーション膜上には、第1の領域、第2の領域、第3の領域及び第4の領域が形成されており、S1>Spは満たすものの、S3>S1を満たさずにS1>S3であった。また、S4<0.3×S2であった。さらに、Spが1.5、S1が38.5、S3が29.2、S2が32.4、S4が9.4であった。
(参考例1)
シリコンを含まないアルミニウムペーストを、公知のようにパッシベーション膜全面にスクリーン印刷により塗布した以外は、実施例1と同様にして太陽電池サンプルを得た。
実施例、比較例及び参考例で得られた太陽電池サンプルは次のように評価した。
(発電特性)
太陽電池サンプルをソーラーシミュレータWXS−156S−10、I−V測定装置IV15040−10(株式会社ワコム電創社製)を用いて、I−V測定を行った。これにより、短絡電流(ISC)及び開放端電圧(VOC)を測定し、また、曲線因子(FF)及び変換効率Effを算出した。曲線因子(FF)は、市販のソーラーシミュレータを用いて行った。
(表面抵抗)
4端針法による抵抗測定器により、太陽電池サンプルの表面抵抗測定を実施した。表面抵抗は低いほど電気を通しやすくなり、電極としての性能が良いと判定した。
(空洞の確認)
太陽電池サンプルにおいて、シリコン基板と導電体(アルミニウム電極層)との界面に空洞が形成されているかどうかを、超音波探傷装置(株式会社日立パワーソリューション製、FS100)により確認し、下記基準で判定した。
◎:空洞の発生率が30%未満であった。
○:空洞の発生率が30%以上〜70%未満であった。
×:空洞の発生率が70%以上であった。
また、太陽電池サンプル上部から超音波を照射し、戻ってくるエコー強度から映像化して、空洞部分をカウントすることによっても空洞の発生率を計測した。
(Eff向上率)
参考例1で得られた太陽電池サンプルのEffを基準として、実施例及び比較例で得られた太陽電池サンプルのEff向上率を算出した。
表1は、実施例、比較例及び参考例で得られた太陽電池サンプルの各領域面積の関係式及び評価結果を示している。
実施例で得られた太陽電池サンプルは、S1>Sp、かつ、S3>S1(つまり、前記(1)式)を満たすため、空洞の発生が抑制され、大きなEff向上率を示したことから、従来の太陽電池電極に比べて優れたEFFを有していることがわかった。特に、実施例1、2では、S4<0.7×S2(つまり、前記(2)式)も満たすので、Eff向上率がいずれも1%を超えることも確認した。また、空洞発生率も10%以下であることを確認した。
他方、比較例1の太陽電池サンプルは、S1>S3であることから、孔24を通じてシリコンがアルミニウム電極中に拡散しやすくなり、空洞の形成が抑制されず(空洞発生率が90%以上)、Effも向上しにくいものであった。
A:太陽電池電極
10:シリコン基板
20:パッシベーション膜
40:導電体
24:孔
25:開口面
30:電極パターン
25:開口面
31:第1の領域
32:第2の領域
33:第3の領域
34:第4の領域

Claims (4)

  1. シリコン基板の少なくとも一方の面に、1以上の孔を有するパッシベーション膜と、アルミニウムを含む導電体とがこの順に積層された構造を有する太陽電池電極において、
    前記孔の内部には前記導電体が充填されており、
    前記パッシベーション膜の前記シリコン基板とは逆側の面には、第1の領域、第2の領域、第3の領域及び第4の領域が設けられ、
    前記第1の領域は、前記孔の開口面と、該開口面の周端から少なくともRμm以内である範囲とが前記導電体で覆われて形成された領域であり、前記Rは1≦R≦400であり、
    前記第2の領域は、前記第1の領域の外周の一部を取り囲む領域であって、前記導電体で覆われずに前記パッシベーション膜が露出した領域であり、
    前記第3の領域は、前記第2の領域の外周よりも外側の範囲が前記導電体で覆われて形成された領域であり、
    前記第4の領域は、前記導電体で形成され、前記第2の領域によって離間された前記第1の領域と前記第3の領域とを部分的かつ電気的に繋ぐ領域であり、
    すべての前記開口面の面積の合計をSp、すべての前記第1の領域の面積の合計をS1、すべての前記第3の領域の面積の合計をS3としたときに下記(1)式
    S1>Sp かつ S3>S1 (1)
    を満たす、太陽電池電極。
  2. すべての前記第2の領域の面積の合計をS2及びすべての前記第4の領域の面積の合計をS4としたときに下記(2)式
    S4<0.7×S2 (2)
    を満たす、請求項1に記載の太陽電池電極。
  3. 前記導電体は、該導電体中のアルミニウム100質量部あたり、ガラス成分を0.1〜15質量部含む、請求項1又は2に記載の太陽電池電極。
  4. 前記開口面の平均直径が20〜100μmである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の太陽電池電極。
JP2017126756A 2017-06-28 2017-06-28 太陽電池電極 Pending JP2019009401A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017126756A JP2019009401A (ja) 2017-06-28 2017-06-28 太陽電池電極

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017126756A JP2019009401A (ja) 2017-06-28 2017-06-28 太陽電池電極

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019009401A true JP2019009401A (ja) 2019-01-17

Family

ID=65029087

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017126756A Pending JP2019009401A (ja) 2017-06-28 2017-06-28 太陽電池電極

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019009401A (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013143499A (ja) * 2012-01-11 2013-07-22 Toyo Aluminium Kk ペースト組成物
CN103296099A (zh) * 2013-06-17 2013-09-11 奥特斯维能源(太仓)有限公司 一种背钝化点接触光伏电池及其制备方法
US20130247976A1 (en) * 2012-03-22 2013-09-26 Motech Industries Inc. Solar cell
JP2016533635A (ja) * 2013-09-25 2016-10-27 常州天合光能有限公司 結晶シリコン太陽電池の背面ブリッジ式コンタクト電極及びその製造方法
JP2016213284A (ja) * 2015-05-01 2016-12-15 東洋アルミニウム株式会社 Perc型太陽電池用アルミニウムペースト組成物

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013143499A (ja) * 2012-01-11 2013-07-22 Toyo Aluminium Kk ペースト組成物
US20130247976A1 (en) * 2012-03-22 2013-09-26 Motech Industries Inc. Solar cell
CN103296099A (zh) * 2013-06-17 2013-09-11 奥特斯维能源(太仓)有限公司 一种背钝化点接触光伏电池及其制备方法
JP2016533635A (ja) * 2013-09-25 2016-10-27 常州天合光能有限公司 結晶シリコン太陽電池の背面ブリッジ式コンタクト電極及びその製造方法
JP2016213284A (ja) * 2015-05-01 2016-12-15 東洋アルミニウム株式会社 Perc型太陽電池用アルミニウムペースト組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9978889B2 (en) Conductive contact for solar cell
EP2650923B1 (en) Solar cell, solar cell module and method of making a solar cell
KR101033028B1 (ko) 태양 전지 및 그 제조 방법
JP5542212B2 (ja) 銀ペースト組成物及びそれを用いた太陽電池
EP2363864A1 (en) Conductive aluminum paste and the fabrication method thereof, the solar cell and the module thereof
US20160155868A1 (en) Crystalline silicon solar cell and method for producing same
KR101497038B1 (ko) 전극 형성용 은 페이스트 조성물 및 이의 제조 방법
JP2001202822A (ja) 導電性ペースト
JP6050376B2 (ja) 太陽電池及びその製造方法
JP6355213B2 (ja) 太陽電池
JPH08148447A (ja) 導電性ペースト及び該導電性ペーストを用いて形成された電極を備える太陽電池
JPWO2018180441A1 (ja) 太陽電池用ペースト組成物
TWI529954B (zh) 太陽能電池、其模組及其製造方法
TWI657119B (zh) 用於太陽能電池之背面電極糊料組成物
TW201340347A (zh) 太陽能電池
TW201725742A (zh) 太陽能電池及製造太陽能電池的方法
KR102060425B1 (ko) 태양전지 전극용 도전성 페이스트 및 이에 포함되는 유리 프릿, 그리고 태양 전지
JP2019009401A (ja) 太陽電池電極
TW200531296A (en) Contact fabrication of emitter wrap-through back contact silicon solar cells
JP6434310B2 (ja) パッシベーション膜、塗布型材料、太陽電池素子及びパッシベーション膜付シリコン基板
KR20140048465A (ko) 전극형성용 페이스트 조성물, 이를 이용한 실리콘 태양전지
KR20090089617A (ko) 실리콘 태양전지의 전면전극 형성용 금속 페이스트 조성물및 그 제조 방법과 이를 포함하는 실리콘 태양전지
WO2019230728A1 (ja) 結晶系太陽電池セルの製造方法
TW201240113A (en) Solar cell structure and manufacturing method of the same
CN113555456B (zh) 一种柔性超薄晶硅电池及制备方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200306

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210216

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20210419

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210617

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210824