JP2019009301A - 光学センサ用基板、および光学センサモジュール - Google Patents

光学センサ用基板、および光学センサモジュール Download PDF

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Abstract

【課題】 低背化および遮光性を向上させた光学センサ用基板等を提供すること。【解決手段】 本発明の光学センサ用基板1は、第1基板11と、第2基板12とを備えている。第1基板11は、上面から下面にかけて貫通する第1貫通孔21と、第1貫通孔21と間を空けるとともに、上面から下面にかけて貫通する第2貫通孔22と、を有している。第2基板12は、上面視において、第1貫通孔21と重なって位置した第1受光素子実装領域31と、第2貫通孔22と重なって位置した第2受光素子実装領域32と、を有するとともに、第1基板11の下面に接合されて、第1貫通孔21および第2貫通孔22を塞いでいる。第1基板11は、第2貫通孔22内において、第2基板12の上面に、第1基板11の内壁が突出した、上面に発光素子実装領域33を有する突出部41を有している。【選択図】 図3

Description

本発明は、光学センサ素子、例えば発光素子および受光素子等が収納される光学センサ用基板、および光学センサモジュールに関するものである。
従来、携帯電話、スマートフォン等の携帯端末において、ユーザーの顔と携帯端末の距離を検知するために、測距センサ等の光学センサモジュールが用いられている。この光学センサモジュールとして、例えば、赤外線発光素子等の発光素子および赤外線受光素子等の受光素子が基板に収納されたものが用いられる。このような光学センサモジュールは、赤外線発光素子等が収納される発光素子用の凹部と、赤外線受光素子等が収納される受光素子用の凹部の2つの凹部が、互いに隣接して設けられた基板上に、これらの素子が収納されている。
そして、互いに隣接する発光素子用の凹部と、受光素子用の凹部との間には、光を遮蔽するための遮蔽部が設けられている。光学センサモジュールは、発光素子から上方に光が放射され、さらにその放射された光の一部が被検知物で反射されて、反射された光を、受光素子が検知する。このことにより、被検知物と携帯端末の距離を検知することが可能となる(特許文献1参照)。
特開2003−287420号公報
特許文献1に開示された技術では、受光素子と発光素子が同一直線上に位置しており、外部に光を漏らさないようにするために各素子が実装される実装基板が別途設けられる場合があった。この場合には、低背化が困難な場合があった。
本発明の一実施形態に係る光学センサ用基板は、第1基板と、第2基板とを備えている。第1基板は、上面から下面にかけて貫通する第1貫通孔と、第1貫通孔と間を空けるとともに、上面から下面にかけて貫通する第2貫通孔と、を有している。第2基板は、上面視において、第1貫通孔と重なって位置した第1受光素子実装領域と、第2貫通孔と重なって位置した第2受光素子実装領域と、を有するとともに、第1基板の下面に接合されて、第1貫通孔および第2貫通孔を塞いでいる。第1基板は、第2貫通孔内において、第2基板の上面に、第1基板の内壁が突出した、上面に発光素子実装領域を有する突出部を有している。
本発明の一実施形態に係るの光学センサモジュールは、上述した光学センサ用基板と、第1受光素子と、第2受光素子と、発光素子とを備えている。第1受光素子は、第1受光素子実装領域に実装されている。第2受光素子は、第2受光素子実装領域に実装されている。発光素子は、発光素子実装領域に実装された、第1受光素子および第2受光素子よりも上方に位置している。
本発明の一実施形態に係る光学センサ用基板および光学センサモジュールは、低背化され遮光性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る光学センサ用基板を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る光学センサ用基板を示す上面図である。 本発明の一実施形態に係る光学センサ用基板を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る光学センサ用基板を示す断面図である。 本発明の他の実施形態に係る光学センサ用基板を示す断面図である。 本発明の他の実施形態に係る光学センサ用基板を示す断面図である。 本発明の他の実施形態に係る光学センサ用基板を示す断面図である。 本発明の他の実施形態に係る光学センサ用基板を示す断面図である。 本発明の他の実施形態に係る光学センサ用基板を示す断面図である。 本発明の他の実施形態に係る光学センサ用基板を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る光学センサモジュールを示す上面図である。 本発明の他の実施形態に係る光学センサモジュールを示す断面図である。
本発明の実施形態に係る光学センサ用基板1および、光学センサモジュール100について、図面を参照しながら説明する。なお、光学センサモジュール100は、光学センサ用基板1に、各素子(第1受光素子61、第2受光素子62および発光素子33)が実装されたものである。
<光学センサ用基板の構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る光学センサ用基板を示す斜視図である。図2は、本発明の一実施形態に係る光学センサ用基板を示す上面図である。図3は、本発明の一実施形態に係る光学センサ用基板を示す断面図である。図4は、本発明の一実施形態に係る光学センサ用基板を示す断面図である。図5は、本発明の他の実施形態に係る光学センサ用基板を示す断面図である。図6は、本発明の他の実施形態に係る光学センサ用基板を示す断面図である。図7は、本発明の他の実施形態に係る光学センサ用基板を示す断面図である。図8は、本発明の他の実施形態に係る光学センサ用基板を示す断面図である。図9は、本発明の他の実施形態に係る光学センサ用基板を示す断面図である。そして、図10は、本発明の他の実施形態に係る光学センサ用基板を示す断面図である。これらの図において、光学センサ用基板1は、第1基板11と、第2基板12とを備えている。
図1〜図3に示すように、光学センサ用基板1は、第1基板11と、第2基板12とを備えている。第1基板11は、第1基板11の上面から下面にかけて貫通している第1貫通孔21と、第1貫通孔21と間を空けて、第1基板11の上面から下面にかけて貫通している第2貫通孔22とを有している。
また、第2基板12は、上面視において、第1貫通孔21と重なって位置した第1受光素子実装領域31と、第2貫通孔22と重なって位置した第2受光素子実装領域32とを有している。また、第2基板12は、第1基板11の下面と接合されて、第1貫通孔21と第2貫通孔22を塞いでいる。
第1基板11は、第2貫通孔22内において、第2基板12の上面に、第1基板11の内壁が突出した突出部(第1の突出部)41を有している。また、突出部41は、上面に発光素子実装領域を有している。
第1基板11は、上面視において、例えば、矩形状であり、大きさが1.5mm×2.0mm〜3.0mm×6.0mmである。高さが、例えば0.3mm〜2.0mmである。また、例えば樹脂等の有機材料もしくはセラミック等の無機材料等から形成されている。第1基板11は、第1貫通孔21および第2貫通孔22を有しており、これらの貫通孔内に、発光素子および受光素子が収容されるため、遮光性の高い材料によって、形成されるのがよい。
第1基板11は、多層基板であってもよい。多層基板の場合には、各層の大きさを様々にすることによって、各貫通孔の形状、実装領域の位置および第2基板12との接合面の大きさ等を調整することができる。
第1貫通孔21は、第1基板11の上面から下面にかけて貫通して設けられている。第1貫通孔21は、上面視において、例えば、円形状であり、直径が0.1mm〜2.0mmである。高さが、例えば0.3〜2.0mmである。このとき、第1基板11の第1貫通孔21の下方は、空間になっていてもよい。つまり、図5に示すように、第1基板11の下端が第2基板12の下端よりも下方に位置していてもよい。
第2貫通孔22は、第1基板11の上面から下面にかけて貫通して設けられている。第1貫通孔11とは壁によって隔てられており、間を空けて位置している。第2貫通孔22は、上面視において、例えば、円形状であり、直径が0.5mm〜2.0mmである。高さが、例えば0.3mm〜2.0mmである。このとき、第1基板11の第2貫通孔22の下方は、第1貫通孔21の下方と同様に、空間になっていてもよい。つまり、図5に示すように、第1基板11の下端が第2基板12の下端よりも下方に位置していてもよい。この場合に、第1貫通孔21の下端と、第2貫通孔22の下端とが一致しているのがよい。このことによって、第2基板12を傾くことなく、安定して接合させることができる。
第2基板12は、上面視において、例えば、矩形状であり、大きさが1.5mm×2.0mm〜3.0mm×6.0mmである。高さが、例えば0.2mm〜2.0である。また、例えばIC(Integrated Circuit)などの半導体部品、もしくは樹脂材、有機基板、セラミック等等から形成されている。第2基板12は、第1受光素子実装領域31および第2受光素子実装領域32を有している。そして、第2基板12は、第1基板11の第1貫通孔21および第2貫通孔22を塞ぐように、第1基板11の下面に接合される。このとき、図5に示すように、第2基板12は、第1基板11に覆われて、外観からは隠れた状態であってもよい。第2基板12は、各受光素子が実装されるため、遮光性の高い材料によって、形成されるのがよい。
また、第2基板12は、第1受光素子実装領域31に後述する第1受光素子61が実装され、第2受光素子実装領域32に後述する第2受光素子62が実装されている状態でもよい。つまり、第2基板12と、各受光素子が一体的であってもよい。
突出部41は、第2貫通孔22内において、第2基板12の上面に、第1基板11の内壁が突出したものである。つまり、第1基板11が多層基板の場合には、第2貫通孔22を形成する少なくとも最下層が他の層よりも大きく、第2貫通孔22内に突出している状態である。突出部41は、上面視において、例えば、第2貫通孔22内に、0.5mm〜3.0mmだけ突出している。上面視において、例えば矩形状である。
突出部41は、上面に発光素子実装領域33を有している。このことによって、各受光素子よりも、発光素子が上方に位置することになる。このことによって、上方(後述する遮光性部材を塗布した透明基板)で光を反射させた場合に、反射させやすくなる。また、隙間を通って第1貫通孔21に漏れる光をより効果的に減らすことができるため、遮光性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る光学センサ用基板1は、上述したような構造であることから、第1基板11と第2基板12との接合箇所に遮光性の高い接合材を設ける必要がなく、その分の厚みが無くなるため、光学センサ用基板1を低背化することができる。すなわち、光が漏れやすい第2貫通孔22において、突出部41を有することによって、できるだけ多く第1基板11と第2基板12との接合面積を増やすことができる。接合面積を増やすことで、遮光性が上がり、第1基板11と第2基板12との隙間を通って第1貫通孔21に漏れる光が減少する。このことによって、光が外部に漏れにくくなり、遮光性が向上する。
また、図6に示すように、本発明の他の実施形態に係る光学センサ用基板1は、第1貫通孔21の上方の幅が下方の幅より大きく、および第2貫通孔22の上方の幅が下方の幅より大きくてもよい。つまり、第1貫通孔21および第2貫通孔22は、上方に向かって開口が大きくなっていてもよい。このような構造であれば、一対のセンサ素子である発光素子63および各受光素子との相互作用により、被検知物への検知感度を高めることができる。
つまり、第2貫通孔22に収納された発光素子63から、第1基板11の上方に赤外線が放射される際に、上述した構造により、効率よく赤外線を被検知物へ放射することができる。そして、発光素子63から放射された赤外線の一部が、ユーザーの顔等の被検知物で反射され、上述した第1貫通孔21の構造により、さらに効率よく第1受光素子61で受光されることが可能となり、より一層高い検知感度で被検知物と携帯端末等の距離を検知することが可能となる。
また、このとき、第1貫通孔21および第2貫通孔22は、漸次的に幅が大きくなっていてもよい。このような構造としたことから、一対のセンサ素子である発光素子63および各受光素子との相互作用により、被検知物への検知感度をさらに高めることができる。
また、図4に示すように、本発明の他の実施形態に係る光学センサ用基板1は、断面視において、発光素子実装領域33と、第2受光素子実装領域32とを結ぶ仮想線Xは、第2基板12の上面に対してなす角θが鋭角であってもよい。鋭角とは、90°未満で0°よりも大きいものをいう。また、このとき、仮想線Xは、発光素子実装領域33の中心と、第2受光素子実装領域32の中心とを結ぶのがよい。他にも、仮想線Xは、発光素子実装領域33上と、第2受光素子実装領域32上とを結んでいればよい。第1基板11上の発光素子実装領域33と受光素子実装領域32とを結ぶ仮想線を第2基板12の上面に対して鋭角にすることで、隙間に対して光の入射角を制限することにより第1基板11と第2基板12の隙間を通って第1貫通孔21に漏れる光を減少させることができる。このことによって、より効率よく光を外部に放射することができる。
また、図7に示すように、本発明の他の実施形態に係る光学センサ用基板1は、突出部41が、下面よりも上面が小さく突出した傾斜を有していてもよい。つまり、第2貫通孔22の下端から突出部41の上端にかけて、開口が大きくなっている。このことによって、より効率的に第2受光素子62に光が入射して、多くの光を受光することができる。また、光学センサ用基板1は、突出部41が、下面よりも上面が大きく突出した傾斜を有していてもよい。このことによって、第2受光素子62に入射する光の散乱を低減させることができる。
また、図8および図9に示すように、本発明の他の実施形態に係る光学センサ用基板1は、突出部41が、上面に発光素子実装領域33を有する第1部51と、第1部51の上面に発光素子実装領域33を取り囲んで位置する枠状の第2部52とを備えていてもよい。つまり、第1基板11が多層基板で有る場合には、第2貫通孔22を形成する少なくとも最下層から2層が、第2貫通孔22内に突出しており、最下層から2層目が枠状になっている。このような構成であることによって、発光素子63が発光する光が、散乱したとしても第2部52の内壁において反射されて、上方に向かって放射される。このため、後述する透明基板に向かう光が広がり難くなる。このことによって、光の放射方向をコントロールしやすくすることができる。また、隙間を通って第1貫通孔21に漏れる光をより効果的に減らすことができるため、遮光性を向上させることができる。
また、図10に示すように、本発明の他の実施形態に係る光学センサ用基板1は、第1基板11は、第2貫通孔22内において、第2基板21の上面に、第1の突出部41と対向する位置に、第2の突出部42を有していてもよい。第2の突出部42は、第1基板11の内壁が突出したものである。つまり、第1基板11が多層基板の場合には、第1の突出部41と対向する内壁においても、第2貫通孔22を形成する少なくとも最下層が他の層よりも大きく、第2貫通孔22内に突出している状態である。第2の突出部42は、上面視において、例えば、第2貫通孔22内に、0.2mm〜2.0mmだけ突出している。上面視において、例えば矩形状である。第2の突出部42を有することによって、第1基板11と第2基板12との接合面積が大きくなり、外部に光が漏れることを低減させることができる。
また、本発明の他の実施形態に係る光学センサ用基板1は、第1の突出部41は、上面視において、第2の突出部42よりも大きく突出していてもよい。このことによって、発光素子実装領域33を確保するとともに、遮光性を向上させることができる。なお、このとき、第1の突出部41が上述したように傾斜を有する場合には、少なくとも第1の突出部41の下面または上面の大きい方が、第2の突出部42よりも大きく突出していればよい。このような構成であれば、第1基板11と第2基板12との接合面積を確保しつつ、上述したような傾斜による効果を得ることができる。
<光学センサ用基板の製造方法>
第1基板11は、基体となる部分が例えば酸化アルミニウム質焼結体からなる場合であれば、酸化アルミニウムおよび酸化ケイ素等の原料粉末に適当な有機バインダおよび有機溶剤を混練して作製したセラミックスラリーを、シート状に成形して複数のセラミックグリーンシートを作製し、これらのセラミックグリーンシートを積層した後に還元雰囲気中にて約1600℃の温度で焼成することによって製作することができる。
第1基板11は、複数の配線基板領域が配列された母基板として形成されてもよい。そして、配線導体がタングステンやモリブデン等からなる場合であれば、露出する配線導体にニッケルや金等のめっき層が被着されたのち、このような母基板を分割することにより、図3〜図10で示すような第1基板11が製作される。
第1基板11に設けられた第1貫通孔21、第2貫通孔22は、例えば次のようにして形成することができる。第1基板11の上面となるセラミックグリーンシートの一部に、打ち抜き加工等の方法で、例えば矩形状の孔、あるいは円状の孔を形成して、2つの孔が形成されたセラミックグリーンシートを作製する。なお、孔は矩形状、円状に限定されず、楕円状、または角部が面取りされた長方形状であってもよい。そして、下面となるセラミックグリーンシートの上に上面となるセラミックグリーンシートを積層して密着させることにより、このような光学センサ用基板1を構成する第1基板11を製作することができる。
なお、上記の説明では酸化アルミニウム等の原料粉末に適当な有機バインダ、および有機溶剤とともに混練して作製されたセラミックスラリーから、セラミックグリーンシートを作製し、これら複数のセラミックグリーンシートを積層することにより、このような光学センサ用基板1の第1基板11を製作する例を示したが、第1基板11を有機樹脂材料から構成したものでもかまわない。第1基板11が有機樹脂材料からなる場合であれば、第1貫通孔21、第2貫通孔22を形成するための形状および寸法に加工された金型内に有機樹脂材料(未硬化のもの)を充填し、これを加熱して硬化させることによって作製することもできる。
第2基板12は、第1基板11と同様に基体となる部分が例えば酸化アルミニウム質焼結体からなる場合であれば、酸化アルミニウムおよび酸化ケイ素等の原料粉末に適当な有機バインダおよび有機溶剤を混練して作製したセラミックスラリーを、シート状に成形して複数のセラミックグリーンシートを作製し、これらのセラミックグリーンシートを積層した後に還元雰囲気中にて約1600℃の温度で焼成することによって製作することができる。
第2基板12は、複数の配線基板領域が配列された母基板として形成されてもよい。そして、配線導体がタングステンやモリブデン等からなる場合であれば、露出する配線導体にニッケルや金等のめっき層が被着されたのち、このような母基板を分割することにより、図3〜図10で示すような第2基板12が製作される。この他にも、第2基板11を有機樹脂材料から構成したものでもかまわない。
なお、第1貫通孔21の上方の幅が下方の幅より大きい構造、第2貫通孔22の上方の幅が下方の幅より大きい構造を設けるためには、例えば、第1基板11の上面となるセラミックグリーンシートの一部に、打ち抜き加工等の方法で、例えば矩形状または円状の孔を形成して、第1貫通孔21および第2貫通孔22が形成されたセラミックグリーンシートを作製する。この際に、打ち抜き時に用いるパンチの形状を径の異なる2つの円柱がつながった構造にすることにより、パンチの先端(径の小さい側)で第1貫通孔21、および第2貫通孔22を設けるとともに、上パンチのくびれ部分(径の小さい側と径の大きい側との境界の部分)がなくなるようにセラミックグリーンシートの内部に加圧により入り込むようにすればよい。
<光学センサモジュールの構成>
図11は、本発明の一実施形態に係る光学センサモジュールを示す上面図である。また、図12は、本発明の他の実施形態に係る光学センサモジュールを示す断面図である。これらの図において、本発明の一実施形態に係る光学センサモジュール100は、上述した光学センサ用基板1と、第1受光素子実装領域31に実装された第1受光素子61と、第2受光素子実装領域32に実装された第2受光素子62と、発光素子実装領域33に実装された発光素子63とを備えている。なお、第1受光素子61および第2受光素子62は、上述したように、第2基板12と一体的に形成されているものであってもよく、この場合には、発光素子63のみ実装される。
また、第1基板11の上面を塞ぐとともに、光を外部に放出および内部に入射させるための透明基板が接合されていてもよい。このとき、透明基板は、例えば、ガラス、樹脂等である。樹脂としては、アクリル等である。また、遮光性を向上させたい箇所・発光素子63の光を反射する箇所は、透明基板の表面に遮光性部材を塗布してもよい。
また、第1基板11の下面には、複数の外部接続導体が設けられていてもよい。そして、第1基板11の複数の外部接続導体が、外部基板等に半田等の接合材により電気的に接続される。
ここで、発光部を有する発光素子63は、例えば赤外線、電磁波または超音波等の物理的エネルギーを放射する放射用の素子からなり、受光部を有する第1受光素子61および第2受光素子62は、これらの物理的エネルギーを検知する検知用の素子からなり、発光素子63と第2受光素子62とが対になって用いられる。
また、発光素子63は、例えば発光部の周囲が例えば集光性を有する透明な樹脂で覆われた構造となっており、チップ部品として各受光素子の一部に接続されている。よって、各受光素子の主面から突出している構造であり、各発光素子の突出部が各貫通孔内に位置する構造となる。よって、集光性を有する透明な樹脂と各素子の配置との相乗効果により、赤外線を効率よく被検知物に照射できる。よって、被検知物で反射された赤外線を効率よく受光部で検知することが可能な、高い検知感度を有する光学センサモジュール100を実現できる。
発光素子63を構成する素子としては、ガリウム−ヒ素(Ga−As)発光ダイオード(赤外線)、超音波発振子(超音波)およびマイクロ波発振子(電磁波)等である。また、第1受光素子61および第2受光素子62としては、フォトダイオード(赤外線)、超音波発振子(超音波)、およびマイクロ波検知素子(電磁波)等である。また、第1受光素子61および第2受光素子62を構成する素子としては、ガリウム−ヒ素等の半導体材料であり、平面視が四角形状の第1受光素子61と、この第1受光素子61および第2受光素子62よりも上方に発光素子63が設けられており、光電変換による発光または受光が行なわれる機能部品として動作する。そして、これらの一対のセンサ素子である発光素子63および各受光素子により、配線導体等を介して発光素子63に供給される電力が、発光素子63で光電変換されて赤外線が放射される。さらに、被検知物で反射された赤外線が受光部で検知されて電気信号に変換される。電気信号は図示しない配線導体を介して、例えば検知回路やディスプレイ表示用回路等の外部電気回路に送信される。
なお、例えば上面となるセラミックグリーンシートの第2貫通孔22の内壁に段差部を設けておき、この段差部上にボンディング用接続端子を設けて、第2受光素子62の端子と段差部上のボンディング用接続端子をワイヤーボンディングで接続してもよい。このような接続方法により、第1基板11に設けられたボンディング用接続端子と第2受光素子62の端子を良好に接続することができる。さらに、この段差部に照度センサを搭載すれば、近接センサ機能とともに、照度を検知して省電力のために液晶画面のバックライトを制御する照度センサ機能を有する近接照度一体型センサ装置とすることもできる。
なお、本発明の光学センサ用基板1、および光学センサモジュール100は、以上の実施の形態の例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えても何ら差し支えない。また、各実施形態に関して、矛盾をきたさない程度に種々の組合せが可能である。また、本発明の実施形態に係る光学センサ用基板1、光学センサモジュールは、その用途を測距センサ装置として説明したが、発光素子および受光素子の一対のサンサ素子により動作するその他の装置、例えば近接照度一体型センサ装置、近接センサ装置、脈波血流センサ装置等に応用が可能である。
1 光学センサ用基板
11 第1基板
12 第2基板
21 第1貫通孔
22 第2貫通孔
31 第1受光素子実装領域
32 第2受光素子実装領域
33 発光素子実装領域
41 突出部(第1の突出部)
42 第2の突出部
51 第1部
52 第2部
61 第1受光素子
62 第2受光素子
63 発光素子
X 仮想線
100 光学センサモジュール

Claims (10)

  1. 上面から下面にかけて貫通する第1貫通孔と、前記第1貫通孔と間を空けるとともに、前記上面から前記下面にかけて貫通する第2貫通孔と、を有する第1基板と、
    上面視において、前記第1貫通孔と重なって位置した第1受光素子実装領域と、前記第2貫通孔と重なって位置した第2受光素子実装領域と、を有するとともに、前記第1基板の下面に接合されて、前記第1貫通孔および前記第2貫通孔を塞いだ第2基板と、を備えており、
    前記第1基板は、前記第2貫通孔内において、前記第2基板の上面に、前記第1基板の内壁が突出した、上面に発光素子実装領域を有する突出部を有していることを特徴とする光学センサ用基板。
  2. 前記発光素子実装領域と前記第2受光素子実装領域とを結ぶ仮想線は、前記第2基板の上面に対して鋭角であることを特徴とする請求項1に記載の光学センサ用基板。
  3. 前記突出部は、下面よりも上面が小さく突出した、傾斜を有していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光学センサ用基板。
  4. 前記第2貫通孔は、上方に向かって開口が大きくなっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の光学センサ用基板。
  5. 前記突出部は、上面に前記発光素子実装領域を有する第1部と、前記第1部の上面に、前記発光素子実装領域を囲んで位置した第2部とを備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の光学センサ用基板。
  6. 前記第1基板は、前記第2貫通孔内において、前記第2基板の上面の前記突出部と対向する位置に、前記第1基板の内壁が突出した第2の突出部を有していることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の光学センサ用基板。
  7. 上面視において、前記突出部は、前記第2の突出部よりも大きく前記第2貫通孔内に突出していることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の光学センサ用基板。
  8. 前記第2基板は、前記第1受光素子実装領域に第1受光素子が実装され、前記第2受光素子実装領域に第2受光素子が実装されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の光学センサ用基板。
  9. 請求項1〜7のいずれか1つに記載の光学センサ用基板と、
    前記第1受光素子実装領域に実装された第1受光素子と、
    前記第2受光素子実装領域に実装された第2受光素子と、
    前記発光素子実装領域に実装された、前記第1受光素子および前記第2受光素子よりも上方に位置した発光素子とを備えたことを特徴とする光学センサモジュール。
  10. 請求項8に記載の光学センサ用基板と、
    前記発光素子実装領域に実装された、前記第1受光素子および前記第2受光素子よりも上方に位置した発光素子とを備えたことを特徴とする光学センサモジュール。
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