JP2019008644A - コンテンツ評価システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のユーザ端末を安定して動作させることができるコンテンツ評価システムを提供する。【解決手段】コンテンツ評価システムは、評価時間情報取得手段が取得した評価時間情報とコンテンツ評価情報取得手段が取得したコンテンツ評価情報とを含む情報を全体情報として記憶する記憶手段と、全体情報を電気通信回線を通じて送信する送信手段と、送信手段により送信された全体情報を受信して、複数の全体情報を収集する全体情報収集手段と、複数の全体情報の各々が有する評価時間情報の共通性に基づいて、1の全体情報と他の1又は複数の全体情報とが統合可能であるか否かの判定を行う統合判定手段(ステップS25B)と、統合判定手段が統合可能と判定した場合に、1の全体情報と他の1又は複数の全体情報とを統合した統合情報を生成する統合情報生成手段(ステップS28B)とを備える。【選択図】図11

Description

本発明は、講演、講義、プレゼンテーション又は演劇等の実演、商談、面談、面接並びに映画、アニメ、CM又は楽曲等のコンテンツを評価するコンテンツ評価システムに関する。
現在、複数のモバイル端末を同期させてサーバを介して情報を共有や統合をしたり、同期により所定の作業を共同で行うことができるシステムが知られている。
例えば、特許文献1の同期入力システムでは、複数のクライアント端末に対してペアリングの操作を実施すると、サーバ端末がそのリクエストを解析してペアリングの許可を判定する。そして、ペアリングを許可した場合には、複数のクライアント端末に対して許可のレスポンスをする。
これにより、複数のクライアント端末の画面を利用して、1つの仮想キーボードが表示されるようになる。仮想キーボードによる文字入力は、入力時の基準時刻の情報がサーバ端末に送信されることで、一連の入力情報が基準時刻でソートされ、ユーザが入力した通りの順番での同期動作が実現される(段落0072〜0074、図8)。
特開2015−88898号公報
しかしながら、上記特許文献1のシステムでは、はじめに複数のクライアント端末をペアリングする必要があったため、その作業に手間がかかっていた。また、クライアント端末から文字入力をする、すなわち複数の情報を統合する際に、常にサーバ端末と通信しているため、電波状況によっては通信に時間がかかったり、通信が途切れたりして作業が安定しないという問題があった。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、複数のユーザ端末を安定して動作させることができるコンテンツ評価システムを提供することを目的とする。
第1発明のコンテンツ評価システムは、コンテンツに対する評価の開始時刻、記録時間及び終了時刻のうちの何れか2つから特定される評価時間情報を取得する評価時間情報取得手段と、前記コンテンツに対する評価であるコンテンツ評価情報を取得するコンテンツ評価情報取得手段と、前記評価時間情報取得手段が取得した前記評価時間情報と、前記コンテンツ評価情報取得手段が取得した前記コンテンツ評価情報とを含む情報を全体情報として記憶する記憶手段と、前記全体情報を電気通信回線を通じて送信する送信手段と、前記送信手段により送信された前記全体情報を受信して、複数の全体情報を収集する全体情報収集手段と、前記複数の全体情報の各々が有する前記評価時間情報の共通性に基づいて、1の全体情報と他の1又は複数の全体情報とが統合可能であるか否かの判定を行う統合判定手段と、前記統合判定手段が前記1の全体情報と前記他の1又は複数の全体情報とが統合可能と判定した場合に、これらを統合した統合情報を生成する統合情報生成手段と、を備えることを特徴とする。
第1発明では、評価時間情報取得手段が評価時間情報を取得し、コンテンツ評価情報取得手段がコンテンツ評価情報を取得して、評価時間情報とコンテンツ評価情報とが、全体情報としてローカルディスク等の記憶手段に記憶される。
その後、送信手段が電気通信回線を通じて全体情報を送信して、全体情報収集手段が複数の全体情報を1カ所に収集する。複数の全体情報は、それぞれ評価時間情報を有しているが、統合判定手段は、1の全体情報と他の全体情報(1つとは限らない)の評価時間情報の共通性に基づいて、それらの情報を統合することが可能か否かを判定する。そして、統合情報生成手段は、統合判定手段が1の全体情報と他の全体情報とを統合可能と判定した場合に、これらを統合した統合情報を生成する。このように複数の全体情報を処理することで、システムを安定して動作させることができる。
第1発明のコンテンツの評価システムにおいて、前記統合情報生成手段は、前記1の全体情報を基準全体情報とし、前記他の1又は複数の全体情報が有する前記評価時間情報のうち、前記コンテンツに対する評価の開始時刻、記録時間及び終了時刻のうちの何れか2つから特定される期間が、前記基準全体情報と少なくとも一部重複するものを該基準全体情報に統合することが好ましい。
この構成によれば、1の全体情報と他の全体情報とを統合する場合、統合情報生成手段は、1の全体情報を基準全体情報と定める。そして、他の全体情報が有する評価時間情報のうち、コンテンツに対する評価の開始時刻、記録時間及び終了時刻のうちの何れかから特定される期間が、基準全体情報と少なくとも一部重複するものを選択して、基準全体情報に統合する。これにより、基準全体情報の評価時間情報と一部共通の期間を有する他の全体情報のコンテンツ評価情報とを統合して、関連性のある1つの評価として記録することができる。
また、第1発明のコンテンツの評価システムにおいて、前記統合判定手段は、前記評価時間情報に加えて、前記基準全体情報と前記他の1又は複数の全体情報との所有者情報、会場情報又は位置情報の共通性に基づいて、統合可能であるか否かを判定することが好ましい。
この構成によれば、統合判定手段は、基本的に評価時間情報の共通性に基づいて、複数の全体情報が統合可能か否かを判定する。また、統合判定手段は、所有者情報、会場情報又は位置情報の共通性を併せて判断する。これにより、より関連性の高い統合情報の候補を推薦することができる。
また、第1発明のコンテンツの評価システムにおいて、前記開始時刻は、前記コンテンツの録画若しくは録音開始時刻、又は該コンテンツの再生開始時刻であることが好ましい。
この構成によれば、コンテンツの録画中又は再生中に、評価者がコンテンツに対する評価を行うと、その評価が受け付けられる。評価者は、コンテンツの録画中にはリアルタイムでコンテンツを評価することができ、コンテンツの再生中にはコンテンツの内容をよく吟味してから評価することができる。なお、再生されるコンテンツは、録画、録音ファイルに限られず、操作情報等が記載されたPDFファイル等が含まれる。
また、第1発明のコンテンツの評価システムにおいて、前記コンテンツ評価情報には、前記コンテンツの開始から所定時間が経過した時点で受け付けられた評価者が行う簡易評価である一次評価と、該一次評価の後に評価者がその内容を記入する二次評価とが含まれることが好ましい。
この構成によれば、コンテンツ評価情報には一次評価と二次評価とが含まれ、評価者は、コンテンツに対して一次評価(例えば、時点情報に「+」、「−」を付与する簡易な評価)と二次評価(例えば、コメントを記入する評価)とを行うことができる。これにより、統合された統合情報が充実して、コンテンツ評価情報の利用価値を高めることができる。
第2発明は、各ユーザが所有するユーザ端末装置と、所定の情報を管理するサーバ装置とからなるコンテンツ評価システムであって、前記ユーザ端末装置は、コンテンツに対する評価の開始時刻、記録時間及び終了時刻のうちの何れか2つから特定される評価時間情報を取得する評価時間情報取得手段と、前記コンテンツに対する評価であるコンテンツ評価情報を取得するコンテンツ評価情報取得手段と、前記評価時間情報取得手段が取得した前記評価時間情報と、前記コンテンツ評価情報取得手段が取得した前記コンテンツ評価情報とを含む情報を全体情報として記憶する記憶手段と、前記全体情報を電気通信回線を通じて前記サーバ装置に送信する送信手段と、を備え、前記サーバ装置は、前記送信手段により送信された前記全体情報を受信して、複数の全体情報を収集する全体情報収集手段と、複数の前記全体情報の各々が有する前記評価時間情報の共通性に基づいて、前記複数の全体情報のうちの1の全体情報と他の1又は複数の全体情報とが統合可能であるか否かの判定を行う統合判定手段と、前記判定手段が統合可能と判定した場合に、前記1の全体情報を基準全体情報とし、前記他の1又は複数の全体情報が有する前記評価時間情報のうち、前記コンテンツに対する評価の開始時刻、記録時間及び終了時刻のうちの何れか2つから特定される期間が、該基準全体情報と少なくとも一部重複するものを該基準全体情報に統合した統合情報を生成する統合情報生成手段と、を備えることを特徴とする。
第2発明では、ユーザ端末装置の評価時間情報取得手段が評価時間情報を取得し、コンテンツ評価情報取得手段がコンテンツ評価情報を取得して、評価時間情報とコンテンツ評価情報とが、全体情報の一部としてユーザ端末装置の記憶手段(ローカルディスク等)に記憶される。そして、ユーザ端末装置が備える送信手段は、電気通信回線を通じて全体情報をサーバ装置に送信する。
また、サーバ装置の全体情報取得手段は、送信された全体情報を取得する。ここで、複数の全体情報は、それぞれ評価時間情報を有しているが、サーバ装置の統合判定手段は、1の全体情報と他の全体情報(1つとは限らない)の評価時間情報の共通性に基づいて、それらの情報を統合することが可能か否かを判定する。
サーバ装置の統合情報生成手段は、1の全体情報と他の全体情報とを統合する場合、1の全体情報を基準全体情報と定める。そして、他の全体情報が有する評価時間情報のうち、コンテンツに対する評価の開始時刻、記録時間及び終了時刻のうちの何れかから特定される期間が、基準全体情報と少なくとも一部重複するものを選択して、基準全体情報に統合する。複数の全体情報は、ユーザ端末装置から送信された後に、サーバ装置の全体情報収集手段に保管されて両装置が同期状態となるため、ユーザ端末装置を安定して動作させることができる。基準全体情報の評価時間情報と一部共通の期間を有する他の全体情報のコンテンツ評価情報とを統合することで、関連性のある1つの評価として記録することができる。
本発明の実施形態であるコンテンツ評価システムの概略図である。 図1のシステムのサーバの内部構成を示すブロック図である。 図1のシステムの端末の内部構成を示すブロック図である。 ユーザ端末で行われる評価ルーチンR1のフローチャートである。 端末の画面表示(待機画面)の例である。 端末の画面表示(一次評価入力画面)の例である。 端末の画面表示(レコード保存画面)の例である。 端末の画面表示(二次評価待受け画面)の例である。 端末の画面表示(二次評価入力画面)の例である。 サーバとユーザ端末とで行われる同期ルーチンR2のフローチャートである。 同期ルーチンR2のレコードバージョン比較処理のフローチャートである。 サーバとユーザ端末とで行われる評価ルーチンR3のフローチャートである。 評価レコードファイルのデータ構造の例である。 評価レコードファイル中のヘッダー情報の例である。 評価レコードファイルの統合を説明する図である。 統合後の評価レコードファイルのデータ構造の例である。 端末の画面表示(コンテンツ片の統計的表示)の例である。
以下では、本発明の実施形態であるコンテンツ評価システムについて、図面を参照しつつ説明する。
まず、図1は、本実施形態のコンテンツ評価システム1の概略図を示している。図示するように、コンテンツ評価システム1は、主に、サーバ10(本発明の「サーバ装置」)と、コンテンツを評価するユーザ(視聴者、評価者)が操作するユーザ端末20A〜20C(本発明の「ユーザ端末装置」)とで構成されている。なお、説明の便宜上、ユーザ端末を3つにしているが、このようなユーザ端末は、理論上無限に存在する。
また、サーバ10とユーザ端末20A〜20C(以下、ユーザ端末20という)とは、ネットワークNW(通信路)、例えば、TCP/IP等の通信プロトコルにより相互にデータの送受信が可能となっている。ネットワークNWは、例えば、インターネット、LAN(Local Area Network)、専用通信回線(例えば、CATV回線)、移動体通信網(基地局等を含む)、又はゲートウェイ等により構築されている。
次に、図2に、サーバ10の内部構成図を示す。サーバ10は、システムバス11を介して、大容量記憶装置13と、システム制御部15と、データ通信部17とが協働している装置である。
大容量記憶装置13(本発明の「全体情報収集手段」)は、例えば、ハードディスク装置、SSD(Solid State Drive)等により構成されており、オペレーティングシステムやサーバ用のソフトウェア等の各種プログラムを記憶している。
また、図示するように、大容量記憶装置13は、識別情報データベース(以下、DB)13aと、コンテンツDB13bと、評価情報及びコンテンツ片DB13cとにより構成されている。
各種プログラムは、他のサーバ等からネットワークNWを介して取得できるようにしてもよいし、各種ドライブ装置を介して読み込まれるようにしてもよい。すなわち、大容量記憶装置13に記憶される各種プログラム(後述する「同期ルーチンR2」、「統合ルーチンR3」のサーバ側の処理を実行するためのプログラムを含む)は、ネットワークNWを介して伝送可能であるし、また、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して譲渡することができる。
システム制御部15(本発明の「統合判定手段」、「統合情報生成手段」)は、CPU(Central Processing Unit)15aと、ROM(Read Only Memory)15bと、RAM(Random Access Memory)15c等により構成され、コンピュータとして機能する。そして、CPU15aがROM15bや大容量記憶装置13に記憶された各種プログラムを読み出して実行することにより、各種機能を実現している。
データ通信部17は、上述したネットワークNWに接続されており、種々のデータをユーザ端末20等の他の機器との間で送受信する。
次に、図3にユーザ端末20の内部構成図を示す。ユーザ端末20は、システムバス21を介して、大容量記憶装置23と、システム制御部25と、入力部27と、出力部29と、データ通信部31とが協働している装置である。
ユーザ端末20の例としては、スマートフォン、携帯電話、パーソナルコンピュータ(PC)、タブレット型PC、フィーチャーフォン、PDA(Personal Digital Assistant)等が挙げられる。後述する評価レコードファイルは、録画コンテンツが一般的であるため、ユーザ端末は、スマートフォンやタブレット型PCのようにカメラを内蔵していることが好ましい。しかし、ユーザ端末は、カメラを内蔵している機器に限られない。
大容量記憶装置23(本発明の「記憶手段」)は、例えば、ハードディスク装置、SSD、フラッシュメモリ等により構成されており、オペレーティングシステムやユーザ端末用のソフトウェア等の各種プログラムを記憶している。
この各種プログラムについても、他のサーバ装置等からネットワークNWを介して取得できるようにしてもよいし、各種ドライブ装置を介して読み込まれるようにしてもよい。すなわち、大容量記憶装置23に記憶される各種プログラム(後述する「同期ルーチンR2」、「統合ルーチンR3」のユーザ端末20側の処理を実行するためのプログラムを含む)は、ネットワークNWを介して伝送可能であるし、また、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して譲渡することができる。
システム制御部25(本発明の「評価時間情報取得手段」、「コンテンツ評価情報取得手段」)は、CPU25aと、ROM25bと、RAM25c等により構成され、コンピュータとして機能する。そして、CPU25aがROM25bや大容量記憶装置23に記憶された各種プログラムを読み出して実行することにより、各種機能を実現している。
入力部27は、例えば、キーボード、マウス、タッチパッド、タッチパネル、スタイラスペン、音声入力装置、加速度センサ、傾きセンサ等の入力装置である。また、出力部29は、例えば、映像を表示するディスプレイ、及び/又は音声を発するスピーカである。
データ通信部31(本発明の「送信手段」)は、上述したネットワークNWに接続されており、種々のデータをサーバ10等の他の機器との間で送受信する。
次に、図4を参照して、コンテンツ評価システムにおいて、ユーザ端末20で実行される評価ルーチンR1について説明する。なお、評価ルーチンR1の各ステップの説明を補足するため、適宜、図5〜図9を参照する。
評価ルーチンR1は、ユーザ端末20により実行される処理である。ここでは、他人の実演(本発明の「コンテンツ」の一例)を録画した録画コンテンツが生成され、さらに評価がなされる場合を例に説明する。
なお、評価ルーチンR1は、例えば、ユーザ端末20において評価ルーチンR1を実行するアプリが起動された際に実行されてもよいし、ユーザ端末20が専用機の場合には、電源がオンになった際に評価ルーチンR1が実行されてもよい。
まず、ユーザ端末20のシステム制御部25は、出力部29に、評価開始の入力待機状態である待機画面を表示させる(ステップS11)。図5は、ユーザ端末20のディスプレイ41に待機画面を表示した例である。なお、以下では、ディスプレイ41がタッチパネルであるとして説明する。
待機画面は、「評価基準」、「録画中のFB(フィードバック)評価入力」、「機内モードの設定」、「アドバンス機能」及び「PDF撮影」のコンテンツを評価するのに必要な項目で構成されている。なお、これらの項目の背後には、カメラによる画像(録画はしていない)が映し出されているので、人物等の配置を確認するための参考とすることができる。
例えば、「録画中のFB評価入力」は、オン/オフボタンで切り替えが可能である。また、「アドバンス機能」の「FBのみ」を選択した場合には、統合するレコード情報(詳細は後述する)として録画、録音データを含まず、評価データのみに設定することができる。その後、ステップS12に進む。
また、リアルタイムのコンテンツを録画、録音しながら評価するのではなく、既存の録画、録音ファイルを再生しながら評価する場合には、「アドバンス機能」の「レコード複製」を選択することで、ファイルを指定することができる。
ステップS12では、システム制御部25は、評価を開始するか否かを判定する。この判定は、待機画面下方の開始ボタン46が、待機画面の表示開始から一定時間内にユーザによって操作されたか否かにより行われる。なお、サーバ10からの信号をユーザ端末20で受信して、評価の開始を判断してもよい。
未だ評価を開始していないと判定された場合(ステップS12:NO)、システム制御部25は、ユーザが評価を開始するまでループする。すなわち、待機画面が表示されたまま、ユーザの入力の待つ待受け状態となる。一方、評価を開始すると判定された場合(ステップS12:YES)、システム制御部25は、ステップS13に進む。
ステップS13では、システム制御部25は、出力部29に評価入力画面を表示させる。例えば、動画(録画コンテンツ)に対して評価を行う場合には、ここでカメラによる録画を開始する。図6は、ユーザ端末20のディスプレイ41にユーザの簡易かつ直感的、そして逐次的な評価である一次評価が入力される評価入力画面(一次評価入力画面)を表示した例である。なお、録画を開始した時点では、後述する評価結果バー48は、表示されていない。
評価入力画面は、カメラ画面部43の下方に評価表示部45が重ねて配置されている。カメラ画面部43は、例えば、ユーザ端末20に内蔵されている、又はユーザ端末20に接続されているカメラからの映像が表示される領域である。また、評価表示部45は、ユーザによって入力された評価を含む情報(本発明の「コンテンツ評価情報」)が表示される領域である。
評価表示部45では、その右側には評価段階表示部45A、その左側には評価結果表示部45Bが配置されている。図6に示すように、評価段階表示部45Aは、上下方向に5つの領域に区切られており、上から2つの領域に良いとの評価を示す記号「++」、やや良いとの評価を示す記号「+」が記されている。
また、下から2つの領域に悪いとの評価を示す記号「−−」、やや悪いとの評価を示す記号「−」が記されている。なお、中段の領域には、評価開始からの経過時間、すなわち、録画開始からの経過時間が表示される。
また、評価結果表示部45Bは、評価段階表示部45Aと同様に、上下方向に5つの領域に区切られている。評価結果バー48は、評価段階表示部45Aと評価結果表示部45Bの境界部から開始し、時間の経過ともに左方に移動するバー表示である。
また、評価入力画面が表示されている時点で、ユーザによりタップ等の操作が行われた場合に、カメラ画面部43の領域内に評価ポップアップ47が表示される。そして、コンテンツを録画又は視聴しているユーザは、その時感じた直感的な評価(一次評価)をユーザ端末20のディスプレイ41(カメラ画面部43の領域)をスワイプして入力することができ、このとき、一次評価の操作が受け付けられる。
一次評価の操作としては、例えば、カメラ画面部43の領域を上方に向けて一度スワイプするとやや良いとの評価「+」が入力され、一定時間内に上方に向けて二度スワイプすると良いとの評価「++」が入力される。
また、カメラ画面部43の領域を下方に向けて一度スワイプするとやや悪いとの評価「−」が入力され、一定時間内に下方に向けて二度スワイプすると悪いとの評価「−−」が入力される。
評価が入力されない間は、経過時間が表示されている評価段階表示部45Aの中段の領域と評価結果表示部45Bとの境界部から評価結果バー48が出現する。そして、評価が入力されると、評価の入力から一定時間、当該入力された評価を示す記号(例えば、「++」)が記された領域と評価結果表示部45Bとの境界から評価結果バー48が出現する。この結果、図6に示すように、評価入力画面において、評価入力の結果が時系列的に表示される。その後、ステップS14に進む。
ステップS14では、システム制御部25は、上述の一次評価操作が検出されたか否かを判定する。一次評価操作が検出されたと判定された場合(ステップS14:YES)、システム制御部25は、ステップS15に進む。一方、未だ一次評価操作が検出されていないと判定された場合(ステップS14:NO)、システム制御部25は、ステップS17に進む。
ステップS15では、システム制御部25は、一次評価情報を記録する。ここで、一次評価情報は、一次評価操作が開始された時刻やその期間(本発明の「評価時間情報」)と、一次評価の内容(本発明の「コンテンツ評価情報」)とを含む。時刻データは各ユーザ端末内の時計の時刻に基づくが、その時刻が正確な時刻に対してずれている場合には、正確な時刻を電波等から取得し、そのずれを調整する方式を取り入れてもよい。その後、ステップS16に進む。
ステップS16では、システム制御部25は、コンテンツ片を生成し、保存する。ここで、コンテンツ片とは、録画コンテンツのうちの連続又は断続した一部分であり、ユーザ端末20の大容量記憶装置23に記憶された一次評価情報に基づいて生成される。
コンテンツ片は、例えば、録画コンテンツのうちの一次評価操作が行われた時刻の前後の既定又は任意に決定される所定時間(例えば、前後10秒)を切り出すことでも生成することができる。このようにして、コンテンツ片を生成する場合には、切り出す基準となった一次評価とそのコンテンツ片とが紐付けられて記録される。その後、ステップS17に進む。
ステップS17では、システム制御部25は、評価を終了するか否かを判定する。この判定は、例えば、評価入力画面のカメラ画面部43内に表示されている終了ボタン49(図6参照)がユーザによって操作されたか否かで行われる。なお、予め録画等されたコンテンツを再生するモードでは、コンテンツの再生終了に伴い自動的に評価を終了する。
未だ評価を終了しないと判定された場合(ステップS17:NO)、システム制御部25は、ステップS14にリターンして以降の処理を行う。一方、評価を終了すると判定された場合(ステップS17:YES)、システム制御部25は、ステップS18に進む。
ステップS18では、システム制御部25は、出力部29にレコード保存画面を表示させる。ここで、ユーザは、レコードの所有者等の入力を行う。図7は、ユーザ端末20のディスプレイ41にレコード保存画面を表示した例である。レコード保存画面は、「レコード名」、「チームで共有」、「レコードのオーナー」等の項目で構成されている。
例えば、レコードのオーナー(所有者)をプレゼンテーションの発表者に設定することで、レコードの開始時刻、記録時間及び終了時刻のうち何れか2つから特定される期間情報に加えて、同じオーナーである情報を元にレコードを統合候補として認識することができる。その後、ステップS19に進む。
ステップS19では、システム制御部25は、出力部29に二次評価待受け画面を表示させる。図8は、ユーザ端末20のディスプレイ41に二次評価待受け画面を表示した例である。二次評価待受け画面では、その上方に代表画像表示部50、その下方に評価一覧部51が配置されている。
代表画像表示部50には、録画された実演のコンテンツであって、一次評価により録画コンテンツから抽出された抽出画像が表示されている。ユーザは、この抽出画像を視聴することで、コンテンツのどの部分に対して一次評価がなされたのかを確認することができる。
また、評価一覧部51には、全体評価欄53と個別評価欄55とが含まれている。ユーザは、評価一覧部51の全体評価欄53をタップすることで、コンテンツに対する全体評価(全体コメント)を入力することができる。
個別評価欄55は、それぞれ一次評価に対応して生成される。図8では、2つの個別評価欄55a,55bが生成されているが、それぞれの個別評価に対応した一次評価の内容、及びその一次評価に紐付けられたコンテンツ片のコンテンツ内での再生時間の情報が含まれる。
二次評価待受け画面において、ユーザは、個別評価欄55の領域をタップすることで、選択された個別評価欄55に対応した一次評価について、さらに詳細な二次評価を入力することができる。その後、ステップS20に進む。
ステップS20では、システム制御部25は、二次評価の入力待受けを行う。二次評価は、二次評価待受け画面(図8参照)において、ユーザが個別評価欄55の領域をタップすることで移行する。
図9は、ユーザ端末20のディスプレイ41に二次評価入力画面を表示した例である。図示するように、二次評価入力画面では、その上方に再生画面部57、その下方に二次評価入力画面部59が配置されている。再生画面部57においては、選択された個別評価に対応し、かつ一次評価に紐付けられたコンテンツ片が再生される。
また、二次評価入力画面部59には、コメント選択欄61と自由コメント欄63とが含まれている。ユーザは、コメント選択欄61の領域をタップして所定のコメントを選択したり、自由コメント欄63の領域をタップし、文字入力をして二次評価を行うことができる。その後、ステップS21に進む。
ステップS21では、システム制御部25は、二次評価の入力待受けを終了するか否かを判定する。この判定は、例えば、二次評価入力画面の再生画面部57に表示されている終了ボタン49がユーザにより操作されたか否かで行われる。
二次評価の入力待受けを終了しないと判定された場合(ステップS21:NO)、システム制御部25は、ステップS20にリターンして以降の処理を行う。一方、二次評価の入力待受を終了すると判定された場合(ステップS21:YES)、システム制御部25は、評価ルーチンR1を終了する。
次に、図10A,図10Bを参照して、コンテンツ評価システムにおいて、サーバ10とユーザ端末20との間で実行される同期ルーチンR2について説明する。
同期ルーチンR2は、サーバ10とユーザ端末20との間のデータ送受信により実行される処理であり、この処理により、サーバ10とユーザ端末20とで後述するレコード情報が同期状態となる。
まず、ユーザ端末20のデータ通信部31は、識別情報IDを送信する(ステップS1A)。具体的には、データ通信部31は、今回のレコード情報を識別する識別情報ID(詳細は後述する)をサーバ10に送信する。その後、ステップS2Aに進む。
ここで、サーバ10のシステム制御部15は、ステップS1Aの後にID認証処理を行う(ステップS1B)。これは、ユーザ端末20から送信された識別情報IDを認証する処理である。その後、ステップS2Bに進む。
ステップS2Bでは、サーバ10のデータ通信部17は、ID認証処理の成否を送信する。具体的には、データ通信部17は、ステップS1AにおけるID認証処理の成否をユーザ端末20に送信する。その後、ステップS3Bに進む。
ここで、ユーザ端末20の処理に戻ると、ステップS2Aでは、ユーザ端末20のシステム制御部25は、ID認証処理の成否を受信したか否かを判定する。未だID認証処理の成否を受信していないと判定された場合(ステップS2A:NO)、システム制御部25は、ID認証処理の成否を受信するまでループする。一方、ID認証処理の成否を受信したと判定された場合(ステップS2A:YES)、システム制御部25は、ステップS3Aに進む。
ステップS3Aでは、システム制御部25は、ID認証の結果が成功していたか否かを判定する。ID認証の結果が失敗であった場合(ステップS3A:NO)、システム制御部25は、ステップS1Aにリターンする。一方、ID認証の結果が成功していた場合(ステップS3A:YES)、システム制御部25は、ステップS4Aに進む。
ステップS4Aでは、システム制御部25は、データベースからレコード情報を取得する。ここで、レコード情報とは、評価ルーチンR1(図4参照)により、ユーザ端末20の大容量記憶装置23(データベース)に記憶された録画コンテンツ(録音コンテンツ等を含む)と、評価情報(一次情報や一次評価情報に関連するコンテンツ片や二次評価情報を含む)の両方又は何れか一方である。その後、ステップS5Aに進む。
ステップS5Aでは、システム制御部25は、ネットワークに接続しているか否かを判定する。現在、ネットワークに接続していない場合(ステップS5A:NO)、システム制御部25は、同期ルーチンR2を終了する。一方、現在、ネットワークに接続している場合(ステップS5A:YES)、システム制御部25は、ステップS7Aに進む。
ステップS6Aでは、データ通信部31は、レコード情報を送信する。具体的には、データ通信部31は、ステップS4Aで取得したレコード情報をサーバ10に送信する。その後、ステップS6Aに進む。
ここで、サーバ10の処理に戻ると、ステップS3Bでは、システム制御部15は、レコード情報を受信したか否かを判定する。未だレコード情報を受信していないと判定された場合(ステップS3B:NO)、システム制御部15は、レコード情報を受信するまでループする。一方、レコード情報を受信したと判定された場合(ステップS3B:YES)、システム制御部15は、ステップS4Bに進む。
ステップS4Bでは、システム制御部15は、一致するレコード情報があるか否かを判定する。開始時刻、記録時間及び終了時刻のうちの何れか2つから特定される期間が一部でも一致するレコード情報がある場合(ステップS4B:YES)、システム制御部15は、ステップS6Bに進む。一方、一致するレコードがない場合(ステップS4B:NO)、システム制御部15は、ステップS5Bに進む。
ステップS5Bでは、システム制御部15は、今回のレコード情報を保存する。具体的には、ユーザ端末20から送信されたレコード情報をサーバ10の大容量記憶装置13に保存する。その後、ステップS6Bに進む。
ステップS6Bでは、データ通信部17は、一致するレコード情報を送信する。具体的には、データ通信部17は、ステップS4Bで検索した一致するレコード情報をユーザ端末20に送信する。その後、ステップS7Bに進む。
ここで、ユーザ端末20の処理に戻ると、ステップS7Aでは、システム制御部25は、レコード情報を受信したか否かを判定する。未だレコード情報を受信していないと判定された場合(ステップS7A:NO)、システム制御部25は、レコード情報を受信するまでループする。一方、レコード情報を受信したと判定された場合(ステップS7A:YES)、システム制御部25は、ステップS8Aに進む。
ステップS8Aでは、システム制御部25は、レコードバージョン比較処理を行う。以下、図10Bを参照して、レコードバージョン比較処理の詳細を説明する。
以下の処理では、システム制御部25は、最後に同期したレコードのバージョン情報と、ユーザ端末内のレコード情報のバーション及びステップS7Aで受信したサーバ内のレコード情報のバージョンとを比較する。
まず、システム制御部25は、最後に同期したレコード情報のバージョンと、ユーザ端末内のレコード情報のバーション及びサーバ内のレコード情報のバージョンとが同じであるか否かを判定する(ステップS8A−1)。両者が同じである場合(ステップS8A−1:YES)、システム制御部25は、レコードバージョン比較処理を終了する。なお、この場合をケースC1とする。一方、両者が同じでない場合(ステップS8A−1:NO)、システム制御部25は、ステップS8A−2に進む。
ステップS8A−2では、システム制御部25は、ユーザ端末内のレコード情報のバーションが最後に同期したレコード情報のバージョンと同じ、かつ、サーバ内のレコード情報のバージョンが最後に同期したレコード情報のバージョンより高いか否かを判定する。この条件を満たさない場合(ステップS8A−2:NO)、システム制御部25は、ステップS8A−5に進む。一方、この条件を満たす場合(ステップS8A−2:YES)、システム制御部25は、ステップS8A−3に進む。なお、この場合をケースC2とする。
ステップS8A−3では、システム制御部25は、ユーザ端末内のレコード情報をサーバ内のレコード情報で上書きする。この処理により、バージョンが高いサーバ内のレコード情報がユーザ端末20の大容量記憶装置23に記憶される。その後、ステップS8A−4に進む。
ステップS8A−4では、システム制御部25は、レコード情報のバージョンを更新する。この処理により、ステップS8A−3で記憶されたサーバ内のレコード情報が最終の同期として確定する。その後、レコードバージョン比較処理を終了する。
次に、ステップS8A−2の条件を満たさない場合を説明する。この場合、システム制御部25は、ユーザ端末内のレコード情報のバーションとサーバ内のレコード情報のバージョンの両方が、最後に同期したレコード情報のバージョンより高いか否かを判定する(ステップS8A−5)。
この条件を満たさない場合(ステップS8A−5:NO)、システム制御部25は、レコードバージョン比較処理を終了する。なお、この場合をケースC3とする。一方、この条件を満たす場合(ステップS8A−5:YES)、システム制御部25は、ステップS8A−6に進む。
ステップS8A−6では、システム制御部25は、出力部29に選択メッセージを表示させる。具体的には、ユーザ端末20のディスプレイ41に「ユーザ端末内のレコード情報とサーバ内のレコード情報の何れを適用するか」という旨のメッセージを表示する。その後、ステップS8A−7に進む。
ステップS8A−7では、システム制御部25は、サーバ内のレコード情報を適用するか否かを判定する。サーバ内のレコード情報を適用する場合(ステップS8A−7:YES)、システム制御部25は、ステップS8A−3に進み、以降の処理を行う。なお、この場合をケースC4とする。
一方、サーバ内のレコード情報を適用しない場合(ステップS8A−7:NO)、ユーザ端末内のレコード情報を適用することとなり、システム制御部25は、レコードバージョン比較処理を終了する。なお、この場合をケースC5とする。
図10Aに戻り、ステップS8Aのレコードバージョン比較処理にて、ケースC1,C2,C4であった場合、システム制御部25は、同期ルーチンR2を終了する。一方、レコードバージョン比較処理にて、ケースC3又はC5であった場合、システム制御部25は、ステップS9Aに進む。
ステップS9Aでは、データ通信部31は、レコード情報を送信する。ここでは、データ通信部31は、今回適用するユーザ端末内のレコード情報をサーバ10に送信する。その後、ステップS10Aに進む。
ここで、サーバ10の処理に戻ると、ステップS7Bでは、システム制御部15は、レコード情報を受信したか否かを判定する。未だレコード情報を受信していないと判定された場合(ステップS7B:NO)、システム制御部15は、レコード情報を受信するまでループする。一方、レコード情報を受信したと判定された場合(ステップS7B:YES)、システム制御部15は、ステップS8Bに進む。
ステップS8Bでは、システム制御部15は、サーバ内のレコード情報をユーザ端末のレコード情報で上書きする。この処理により、バージョンが高いユーザ端末20内のレコードがサーバ10の大容量記憶装置13に記憶される。その後、ステップS9Bに進む。
ステップS9Bでは、システム制御部25は、レコードのバージョン情報を更新する。この処理により、ステップS9Bで記憶されたユーザ端末20内のレコード情報が最終の同期として確定する。その後、ステップS10Bに進む。
ステップS10Bでは、データ通信部17は、同期の完了報知を送信する。具体的には、データ通信部17は、ステップS9Bにて同期処理が完了したことをユーザ端末20に送信する。その後、同期ルーチンR2を終了する。
ここで、ユーザ端末20の処理に戻ると、ステップS10Aでは、システム制御部25は、完了報知を受信したか否かを判定する。未だ完了報知を受信していないと判定された場合(ステップS10A:NO)、システム制御部25は、完了報知を受信するまでループする。一方、完了報知を受信したと判定された場合(ステップS10A:YES)、システム制御部25は、ステップS11Aに進む。
最後に、ステップS11Aでは、システム制御部25は、レコード情報のバージョンを更新する。この処理により、ステップS8Aのレコードバージョン比較処理にて、ケースC3又C5であった場合についても、レコード情報が最終の同期として確定する。その後、同期ルーチンR2を終了する。
このように、同期ルーチンR2では、評価レコードファイルをサーバ10とユーザ端末20との間で同期する。なお、この同期処理は、インターネットに接続されていない場合は、しばらくした後に自動又は手動で行われるようにしてもよい。
次に、図11を参照して、コンテンツ評価システムにおいて、サーバ10とユーザ端末20とで実行される統合ルーチンR3について説明する。なお、統合ルーチンR3の各ステップの説明を補足するため、適宜、図12〜図15を参照する。
統合ルーチンR3は、サーバ10とユーザ端末20との間のデータ送受信により実行される処理であり、この処理により、複数の評価レコードファイル(以下、単にレコードともいう)が1つに統合される。
まず、ユーザ端末20のデータ通信部31は、識別情報IDを送信する(ステップS21A)。具体的には、データ通信部31は、今回のレコードを識別する識別情報IDをサーバ10に送信する。その後、ステップS22Aに進む。
ここで、サーバ10のシステム制御部15は、ステップS21Aの後にID認証処理を行う(ステップS21B)。具体的には、ユーザ端末20から送信された識別情報IDを認証する処理である。その後、ステップS22Bに進む。
ステップS22Bでは、サーバ10のデータ通信部17は、ID認証処理の成否を送信する。具体的には、データ通信部17は、ステップS21BにおけるID認証処理の成否をユーザ端末20に送信する。その後、ステップS23Bに進む。
ここで、ユーザ端末20の処理に戻ると、ステップS22Aでは、システム制御部25は、ID認証処理の成否を受信したか否かを判定する。未だID認証処理の成否を受信していないと判定された場合(ステップS22A:NO)、システム制御部25は、ID認証処理の成否を受信するまでループする。一方、ID認証処理の成否を受信したと判定された場合(ステップS22A:YES)、システム制御部25は、ステップS23Aに進む。
ステップS23Aでは、システム制御部25は、ID認証の結果が成功していたか否かを判定する。ID認証の結果が失敗であった場合(ステップS23A:NO)、システム制御部25は、ステップS21Aにリターンする。一方、ID認証の結果が成功していた場合(ステップS23A:YES)、システム制御部25は、ステップS24Aに進む。
ステップS24Aでは、データ通信部31は、評価レコード一覧について問い合せする。具体的には、サーバ10に対して、ユーザ端末20の評価レコードファイルの一覧について問い合せをする。その後、ステップS25Aに進む。
ここで、図12に、評価レコードファイルのデータ構造を示す。
1つのレコードは、「メディア情報」、「FB(Feed Back)情報」及び「ヘッダー情報」で構成される(「レコードA」参照)。「メディア情報」の例は、「動画」データであるが、「音声」データ(「レコードB」参照)や、操作情報を含むPDFファイルであってもよい。なお、このPDFファイルは、図5に示した待機画面(アドバンス機能)の「PDF撮影」を選択して、PDFファイルを表示、操作したことにより記録されたものである。
また、1つのレコードに対して、「FB情報」が複数生成されることがあるので、例として、「FBA−1」〜「FBA−3」が示されている。なお、1つのレコードは、「メディア情報」と「FB情報」の何れか一方のみでもよい。
また、図13に、「ヘッダー情報」の内容を示す。図示するように、「ヘッダー情報」には、「識別情報ID」、「評価開始時刻」、「評価終了時刻」、「所有者ID」及び「端末ID」が含まれている。なお、「評価開始時刻」と「評価時間」、又は「評価終了時刻」と「評価時間」等、何れか2つを組み合せても、レコードを統合する際の情報となり得る。また、「端末ID」とは、ユーザ端末20を識別するIDである。
ここで、サーバ10の処理に戻ると、ステップS23Bでは、システム制御部15は、問い合せを受信したか否かを判定する。未だ問い合せを受信していないと判定された場合(ステップS23B:NO)、システム制御部15は、問い合せを受信するまでループする。一方、問い合せを受信したと判定された場合(ステップS23B:YES)、システム制御部15は、ステップS24Bに進む。
ステップS24Bでは、システム制御部15は、統合可能ファイルを検索する。ここで、図14は、複数のユーザ端末20からサーバ10に送信された評価レコードファイル(ヘッダー情報)を示した図である。
(a)保存レコード1は、同期ルーチンR2においてサーバ10に送信された評価レコードファイル(レコード情報)の「ヘッダー情報」である。システム制御部15は、1又は複数の評価レコードファイル(例えば、図14の保存レコード1〜3)の中で統合可能なファイルを検索する。その後、ステップS25Bに進む。
ステップS25Bでは、システム制御部15は、統合可能ファイルがあるか否かを判定する。統合可能ファイルがないと判定された場合(ステップS25B:NO)、システム制御部15は、統合ルーチンR3を終了する。一方、統合可能ファイルがあると判定された場合(ステップS25B:YES)、システム制御部15は、ステップS26Bに進む。
ステップS26Bでは、データ通信部17は、統合可能ファイル一覧を送信する。なお、図14の(b)保存レコード2と、(c)保存レコード3とは、共に大容量記憶装置13(コンテンツDB13b)に保存されていたデータである。
(b)保存レコード2に関しては、(a)保存レコード1と「評価開始時刻」、「評価終了時刻」から特定される期間の重複がないため、統合は不可能である。しかし、(c)保存レコード3に関しては、(a)保存レコード1と「評価開始時刻」、「評価終了時刻」から特定される期間が一部重複しており、統合が可能である。従って、データ通信部17は、ユーザ端末20に、(c)保存レコード3を含む統合可能ファイル一覧を送信する。
また、各評価レコードファイルの「所有者ID」が一致していることを、統合条件に加える。なお、「端末ID」に関しては、一致している必要はない。その後、ステップS27Bに進む。
ここで、ユーザ端末20の処理に戻ると、ステップS25Aでは、システム制御部25は、統合可能ファイル一覧を受信したか否かを判定する。未だ統合可能ファイル一覧を受信していないと判定された場合(ステップS25A:NO)、システム制御部25は、統合ルーチンR3を終了する。一方、統合可能ファイルを受信したと判断された場合(ステップS25A:YES)、システム制御部25は、ステップS26Aに進む。
ステップS26Aでは、システム制御部25は、統合操作を受け付けたか否かを判定する。例えば、ユーザがユーザ端末20の画面中に表示された「統合ボタン」(図示省略)を操作することで、統合操作が受け付けられる。
未だ統合操作が受け付けられていないと判定された場合(ステップS26A:NO)、システム制御部25は、統合ルーチンR3を終了する。一方、統合操作が受け付けられたと判定された場合(ステップS26A:YES)、システム制御部25は、ステップS27Aに進む。
ステップS27Aでは、データ通信部31は、統合要求を送信する。具体的には、データ通信部31は、サーバ10に統合要求を送信する。その後、ステップS28Aに進む。
ここで、サーバ10の処理に戻ると、ステップS27Bでは、システム制御部15は、統合要求を受信したか否かを判定する。統合要求を受信していないと判定された場合(ステップS27B:NO)、システム制御部15は、統合ルーチンR3を終了する。一方、統合要求を受信したと判定された場合(ステップS27B:YES)、システム制御部15は、ステップS28Bに進む。
ステップS28Bでは、システム制御部15は、統合処理を実行する。具体的には、システム制御部15は、統合先データの評価開始時刻、評価終了時刻を取得する。図14の例では、統合先データは(a)保存レコード1であるから(本発明の「基準全体情報」)、このファイルの評価開始時間(2017/06/01/13:30)と評価終了時間(2017/06/01/14:00)とを取得する。
その後、システム制御部15は、統合ファイルを生成する。これにより、図14の例の(a)保存レコード1と(c)保存レコード3とから統合ファイル(本発明の「統合情報」)が生成される。
ここで、図15に、統合後の評価レコードファイルのデータ構造を示す。図示するように、1つのレコードが「メディア情報」、「FB(Feed Back)情報」及び「ヘッダー情報」で構成される点は同じである。しかし、図11の「レコードA」と「レコードB」を統合した場合、「メディア情報」には、「レコードA」に存在していた「動画A」に加えて、「レコードB」に存在していた「音声B」が含まれるようになる。
同様に、「FB情報」には、「レコードA」に存在していた「FBA−1」〜「FBA−3」に加えて、「レコードB」に存在していた「FBB−1」〜「FBB−3」が含まれるようになる。なお、「ヘッダー情報」は、統合した側の「ヘッダー情報A」が維持される。
その後、ステップS29Bに進む。なお、上記のような一部の一次評価情報、コンテンツ片を削除せずに統合するようにしてもよい。
ステップS29Bでは、データ通信部17は、統合ファイルを送信する。具体的には、データ通信部17は、ユーザ端末20にステップS28Bで作成した統合ファイルを送信する。その後、統合ルーチンR3を終了する。
ここで、ユーザ端末20の処理に戻ると、ステップS28Aでは、システム制御部25は、統合ファイルを受信したか否かを判定する。未だ統合ファイルを受信していないと判定された場合(ステップS28A:NO)、システム制御部25は、統合ファイルを受信するまでループする。一方、統合ファイルを受信したと判断された場合(ステップS28A:YES)、システム制御部25は、統合ルーチンR3を終了する。
以上のようにして、サーバ10とユーザ端末20とを連携させて、複数の評価レコードファイルが統合可能の判定を行い、統合可能と判定された場合に統合を実行する。上記の例では、2つの評価レコードファイルを統合したが、3つ以上の評価レコードファイルの統合も可能である。
評価レコードファイルの統合は、ユーザがユーザ端末20の画面中に表示された「統合ボタン」を操作するだけの簡易な態様となっている。例えば、プレゼンテーションを行っている人物の録画コンテンツ(動画)と、その評価を統合してもよいし、プレゼンテーションを行っている人物の録画コンテンツと、プレゼンテーションのスライドの録画コンテンツとを統合してもよい。なお、録画コンテンツは2つ以上統合可能であって、数の制限はない。操作情報を含むPDFファイルも統合の対象である。
さらに、評価開始時刻、評価終了時刻等の統合条件と、所有者IDの一致の統合条件を満たせば、自動的に評価レコードファイルを統合するようにしてもよい。この場合、コンテンツとしては相関がないもの同士であってもよい。
評価レコードファイルには、録画コンテンツを再生したときに生成される再生コンテンツも含まれる。ユーザは、再生コンテンツに対して評価を行い、その評価を統合することもできる。なお、その場合、再生開始時刻を評価開始時刻とする。
録画コンテンツ又は再生コンテンツに対して、どの部分でどれくらいの人が評価を行っているかの統計を取って、統計情報として表示するようにしてもよい。これにより、コンテンツの内容や視聴者の反応を分析するのに用いることができる。
図16は、図8の代わりにコンテンツ片の分布を見やすい態様にした表示である。中央の時間軸を中心に、評価者毎の評価状況を表示することで、評価者に応じた評価数や評価時間が視覚的に認識可能になる。
録画コンテンツ又は再生コンテンツに対して、所定の基準(例えば、以前にプレゼンテーションを行った人物)の評価を定めて、基準と比較が行えるような評価を行って、評価情報として表示するようにしてもよい。これによっても、コンテンツの内容等を分析して、役立つ情報を抽出することができる。
上述した実施例における端末もしくはサーバの構成、各評価ルーチン、又は表示や入力の態様は一例に過ぎず、用途等に応じて適宜変更することができる。例えば、各評価ルーチンにおける各ステップは、上記の例に関わらずサーバ、ユーザ端末の何れかが行うようにしてもよい。
10 サーバ
11 システムバス
13 大容量記憶装置
15 システム制御部
17 データ通信部
20 ユーザ端末
21 システムバス
23 大容量記憶装置
25 システム制御部
27 入力部
29 出力部
31 データ通信部
本発明は、講演、講義、プレゼンテーション又は演劇等の実演、商談、面談、面接並びに映画、アニメ、CM又は楽曲等のコンテンツを評価するコンテンツ評価システムに関する。
現在、複数のモバイル端末を同期させてサーバを介して情報を共有や統合をしたり、同期により所定の作業を共同で行うことができるシステムが知られている。
例えば、特許文献1の同期入力システムでは、複数のクライアント端末に対してペアリングの操作を実施すると、サーバ端末がそのリクエストを解析してペアリングの許可を判定する。そして、ペアリングを許可した場合には、複数のクライアント端末に対して許可のレスポンスをする。
これにより、複数のクライアント端末の画面を利用して、1つの仮想キーボードが表示されるようになる。仮想キーボードによる文字入力は、入力時の基準時刻の情報がサーバ端末に送信されることで、一連の入力情報が基準時刻でソートされ、ユーザが入力した通りの順番での同期動作が実現される(段落0072〜0074、図8)。
特開2015−88898号公報
しかしながら、上記特許文献1のシステムでは、はじめに複数のクライアント端末をペアリングする必要があったため、その作業に手間がかかっていた。また、クライアント端末から文字入力をする、すなわち複数の情報を統合する際に、常にサーバ端末と通信しているため、電波状況によっては通信に時間がかかったり、通信が途切れたりして作業が安定しないという問題があった。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、複数のユーザ端末を安定して動作させることができるコンテンツ評価システムを提供することを目的とする。
第1発明のコンテンツ評価システムは、レコードの開始時刻、記録時間及び終了時刻のうちの何れか2つから特定される評価時間情報を取得する評価時間情報取得手段と、前記レコードの評価対象であるコンテンツに対する評価であるコンテンツ評価情報を取得するコンテンツ評価情報取得手段と、前記評価時間情報取得手段が取得した前記評価時間情報と、前記コンテンツ評価情報取得手段が取得した前記コンテンツ評価情報とを含む情報を前記レコードの全体情報として記憶する記憶手段と、前記レコードの全体情報を、電気通信回線に接続している時には随時、接続していない時にはその後の接続した時に、前記電気通信回線を通じて送信する送信手段と、前記送信手段により送信された前記レコードの全体情報を受信して、複数の前記レコードの全体情報を収集する全体情報収集手段と、前記複数の前記レコードの全体情報の各々が有する前記評価時間情報の共通性に基づいて、1の前記レコードの全体情報と他の1又は複数の前記レコードの全体情報とが統合可能であるか否かの判定を行う統合判定手段と、前記統合判定手段が前記1の前記レコードの全体情報と前記他の1又は複数の前記レコードの全体情報とが統合可能と判定した場合に、これらを統合した統合情報を生成する統合情報生成手段と、を備え、前記統合情報生成手段は、前記1の前記レコードの全体情報を基準全体情報とし、前記他の1又は複数の前記レコードの全体情報が有する前記評価時間情報のうち、前記レコードの開始時刻、記録時間及び終了時刻のうちの何れか2つから特定される期間が、前記基準全体情報と少なくとも一部重複するものを該基準全体情報に統合することを特徴とする。
第1発明では、評価時間情報取得手段が評価時間情報を取得し、コンテンツ評価情報取得手段がコンテンツ評価情報を取得して、評価時間情報とコンテンツ評価情報とが、レコードの全体情報としてローカルディスク等の記憶手段に記憶される。
その後、送信手段が電気通信回線を通じてレコードの全体情報を、電気通信回線に接続している時には随時、接続していない時にはその後の接続した時に送信して、全体情報収集手段が複数の全体情報を1カ所に収集する。複数の全体情報は、それぞれ評価時間情報を有しているが、統合判定手段は、1の全体情報と他の全体情報(1つとは限らない)の評価時間情報の共通性に基づいて、それらの情報を統合することが可能か否かを判定する。そして、統合情報生成手段は、統合判定手段が1の全体情報と他の全体情報とを統合可能と判定した場合に、これらを統合した統合情報を生成する。このように複数の全体情報を処理することで、システムを安定して動作させることができる。
また、1の全体情報と他の全体情報とを統合する場合、統合情報生成手段は、1の全体情報を基準全体情報と定める。そして、他の全体情報が有する評価時間情報のうち、レコードの開始時刻、記録時間及び終了時刻のうちの何れかから特定される期間が、基準全体情報と少なくとも一部重複するものを選択して、基準全体情報に統合する。これにより、基準全体情報の評価時間情報と一部共通の期間を有する他の全体情報のコンテンツ評価情報とを統合して、関連性のある1つの評価として記録することができる。
また、第1発明のコンテンツの評価システムにおいて、前記統合判定手段は、前記評価時間情報に加えて、前記基準全体情報と前記他の1又は複数の前記レコードの全体情報との所有者情報の一致に基づいて、統合可能であるか否かを判定することが好ましい。
この構成によれば、統合判定手段は、基本的に評価時間情報の一致に基づいて、複数の全体情報が統合可能か否かを判定する。また、統合判定手段は、所有者情報、会場情報又は位置情報の一致を併せて判断する。これにより、より関連性の高い統合情報の候補を推薦することができる。
また、第1発明のコンテンツの評価システムにおいて、前記開始時刻は、前記コンテンツの録画若しくは録音開始時刻であることが好ましい。
この構成によれば、コンテンツの録画中又は再生中に、評価者がコンテンツに対する評価を行うと、その評価が受け付けられる。評価者は、コンテンツの録画中にはリアルタイムでコンテンツを評価することができ、コンテンツの再生中にはコンテンツの内容をよく吟味してから評価することができる。なお、再生されるコンテンツは、録画、録音ファイルに限られず、操作情報等が記載されたPDFファイル等が含まれる。
また、第1発明のコンテンツの評価システムにおいて、前記コンテンツ評価情報には、前記レコードの開始時刻から終了時刻までの間で評価の時点を示す簡易評価である一次評価と、該一次評価の後に評価者がその内容を記入する二次評価とが含まれることが好ましい。
この構成によれば、コンテンツ評価情報には一次評価と二次評価とが含まれ、評価者は、コンテンツに対して一次評価(例えば、時点情報に「+」、「−」を付与する簡易な評価)と二次評価(例えば、コメントを記入する評価)とを行うことができる。これにより、統合された統合情報が充実して、コンテンツ評価情報の利用価値を高めることができる。
第2発明は、各ユーザが所有するユーザ端末装置と、所定の情報を管理するサーバ装置とからなるコンテンツ評価システムであって、前記ユーザ端末装置は、レコードの開始時刻、記録時間及び終了時刻のうちの何れか2つから特定される評価時間情報を取得する評価時間情報取得手段と、前記レコードの評価対象であるコンテンツに対する評価であるコンテンツ評価情報を取得するコンテンツ評価情報取得手段と、前記評価時間情報取得手段が取得した前記評価時間情報と、前記コンテンツ評価情報取得手段が取得した前記コンテンツ評価情報とを含む情報を前記レコードの全体情報として記憶する記憶手段と、前記レコードの全体情報を、電気通信回線に接続している時には随時、接続していない時にはその後の接続した時に、前記電気通信回線を通じて送信する送信手段と、を備え、前記サーバ装置は、前記送信手段により送信された前記レコードの全体情報を受信して、複数の前記レコードの全体情報を収集する全体情報収集手段と、複数の前記レコードの全体情報の各々が有する前記評価時間情報の共通性に基づいて、前記複数の前記レコードの全体情報のうちの1の前記レコードの全体情報と他の1又は複数の前記レコードの全体情報とが統合可能であるか否かの判定を行う統合判定手段と、前記判定手段が統合可能と判定した場合に、前記1の前記レコードの全体情報を基準全体情報とし、前記他の1又は複数の前記レコードの全体情報が有する前記評価時間情報のうち、前記レコードの開始時刻、記録時間及び終了時刻のうちの何れか2つから特定される期間が、前記基準全体情報と少なくとも一部重複するものを該基準全体情報に統合した統合情報を生成する統合情報生成手段と、を備えることを特徴とする。
第2発明では、ユーザ端末装置の評価時間情報取得手段が評価時間情報を取得し、コンテンツ評価情報取得手段がコンテンツ評価情報を取得して、評価時間情報とコンテンツ評価情報とが、レコードの全体情報の一部としてユーザ端末装置の記憶手段(ローカルディスク等)に記憶される。そして、ユーザ端末装置が備える送信手段は、電気通信回線を通じてレコードの全体情報を、電気通信回線に接続している時には随時、接続していない時にはその後の接続した時にサーバ装置に送信する。
また、サーバ装置の全体情報取得手段は、送信された全体情報を取得する。ここで、複数の全体情報は、それぞれ評価時間情報を有しているが、サーバ装置の統合判定手段は、1の全体情報と他の全体情報(1つとは限らない)の評価時間情報の共通性に基づいて、それらの情報を統合することが可能か否かを判定する。
サーバ装置の統合情報生成手段は、1の全体情報と他の全体情報とを統合する場合、1の全体情報を基準全体情報と定める。そして、他の全体情報が有する評価時間情報のうち、レコードの開始時刻、記録時間及び終了時刻のうちの何れかから特定される期間が、基準全体情報と少なくとも一部重複するものを選択して、基準全体情報に統合する。複数の全体情報は、ユーザ端末装置から送信された後に、サーバ装置の全体情報収集手段に保管されて両装置が同期状態となるため、ユーザ端末装置を安定して動作させることができる。基準全体情報の評価時間情報と一部共通の期間を有する他の全体情報のコンテンツ評価情報とを統合することで、関連性のある1つの評価として記録することができる。
本発明の実施形態であるコンテンツ評価システムの概略図である。 図1のシステムのサーバの内部構成を示すブロック図である。 図1のシステムの端末の内部構成を示すブロック図である。 ユーザ端末で行われる評価ルーチンR1のフローチャートである。 端末の画面表示(待機画面)の例である。 端末の画面表示(一次評価入力画面)の例である。 端末の画面表示(レコード保存画面)の例である。 端末の画面表示(二次評価待受け画面)の例である。 端末の画面表示(二次評価入力画面)の例である。 サーバとユーザ端末とで行われる同期ルーチンR2のフローチャートである。 同期ルーチンR2のレコードバージョン比較処理のフローチャートである。 サーバとユーザ端末とで行われる評価ルーチンR3のフローチャートである。 レコードのデータ構造の例である。 レコード中のヘッダー情報の例である。 レコードの統合を説明する図である。 統合後のレコードのデータ構造の例である。 端末の画面表示(コンテンツ片の統計的表示)の例である。
以下では、本発明の実施形態であるコンテンツ評価システムについて、図面を参照しつつ説明する。
まず、図1は、本実施形態のコンテンツ評価システム1の概略図を示している。図示するように、コンテンツ評価システム1は、主に、サーバ10(本発明の「サーバ装置」)と、コンテンツを評価するユーザ(視聴者、評価者)が操作するユーザ端末20A〜20C(本発明の「ユーザ端末装置」)とで構成されている。なお、説明の便宜上、ユーザ端末を3つにしているが、このようなユーザ端末は、理論上無限に存在する。
また、サーバ10とユーザ端末20A〜20C(以下、ユーザ端末20という)とは、ネットワークNW(通信路)、例えば、TCP/IP等の通信プロトコルにより相互にデータの送受信が可能となっている。ネットワークNWは、例えば、インターネット、LAN(Local Area Network)、専用通信回線(例えば、CATV回線)、移動体通信網(基地局等を含む)、又はゲートウェイ等により構築されている。
次に、図2に、サーバ10の内部構成図を示す。サーバ10は、システムバス11を介して、大容量記憶装置13と、システム制御部15と、データ通信部17とが協働している装置である。
大容量記憶装置13(本発明の「全体情報収集手段」)は、例えば、ハードディスク装置、SSD(Solid State Drive)等により構成されており、オペレーティングシステムやサーバ用のソフトウェア等の各種プログラムを記憶している。
また、図示するように、大容量記憶装置13は、識別情報データベース(以下、DB)13aと、コンテンツDB13bと、評価情報及びコンテンツ片DB13cとにより構成されている。
各種プログラムは、他のサーバ等からネットワークNWを介して取得できるようにしてもよいし、各種ドライブ装置を介して読み込まれるようにしてもよい。すなわち、大容量記憶装置13に記憶される各種プログラム(後述する「同期ルーチンR2」、「統合ルーチンR3」のサーバ側の処理を実行するためのプログラムを含む)は、ネットワークNWを介して伝送可能であるし、また、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して譲渡することができる。
システム制御部15(本発明の「統合判定手段」、「統合情報生成手段」)は、CPU(Central Processing Unit)15aと、ROM(Read Only Memory)15bと、RAM(Random Access Memory)15c等により構成され、コンピュータとして機能する。そして、CPU15aがROM15bや大容量記憶装置13に記憶された各種プログラムを読み出して実行することにより、各種機能を実現している。
データ通信部17は、上述したネットワークNWに接続されており、種々のデータをユーザ端末20等の他の機器との間で送受信する。
次に、図3にユーザ端末20の内部構成図を示す。ユーザ端末20は、システムバス21を介して、大容量記憶装置23と、システム制御部25と、入力部27と、出力部29と、データ通信部31とが協働している装置である。
ユーザ端末20の例としては、スマートフォン、携帯電話、パーソナルコンピュータ(PC)、タブレット型PC、フィーチャーフォン、PDA(Personal Digital Assistant)等が挙げられる。後述するメディア情報の例としては、録画コンテンツが一般的であるため、ユーザ端末は、スマートフォンやタブレット型PCのようにカメラを内蔵していることが好ましい。しかし、ユーザ端末は、カメラを内蔵している機器に限られない。
大容量記憶装置23(本発明の「記憶手段」)は、例えば、ハードディスク装置、SSD、フラッシュメモリ等により構成されており、オペレーティングシステムやユーザ端末用のソフトウェア等の各種プログラムを記憶している。
この各種プログラムについても、他のサーバ装置等からネットワークNWを介して取得できるようにしてもよいし、各種ドライブ装置を介して読み込まれるようにしてもよい。すなわち、大容量記憶装置23に記憶される各種プログラム(後述する「同期ルーチンR2」、「統合ルーチンR3」のユーザ端末20側の処理を実行するためのプログラムを含む)は、ネットワークNWを介して伝送可能であるし、また、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して譲渡することができる。
システム制御部25(本発明の「評価時間情報取得手段」、「コンテンツ評価情報取得手段」)は、CPU25aと、ROM25bと、RAM25c等により構成され、コンピュータとして機能する。そして、CPU25aがROM25bや大容量記憶装置23に記憶された各種プログラムを読み出して実行することにより、各種機能を実現している。
入力部27は、例えば、キーボード、マウス、タッチパッド、タッチパネル、スタイラスペン、音声入力装置、加速度センサ、傾きセンサ等の入力装置である。また、出力部29は、例えば、映像を表示するディスプレイ、及び/又は音声を発するスピーカである。
データ通信部31(本発明の「送信手段」)は、上述したネットワークNWに接続されており、種々のデータをサーバ10等の他の機器との間で送受信する。
次に、図4を参照して、コンテンツ評価システムにおいて、ユーザ端末20で実行される評価ルーチンR1について説明する。なお、評価ルーチンR1の各ステップの説明を補足するため、適宜、図5〜図9を参照する。
評価ルーチンR1は、ユーザ端末20により実行される処理である。ここでは、他人の実演(本発明の「コンテンツ」の一例)を録画した録画コンテンツが生成され、さらに評価がなされる場合を例に説明する。
なお、評価ルーチンR1は、例えば、ユーザ端末20において評価ルーチンR1を実行するアプリが起動された際に実行されてもよいし、ユーザ端末20が専用機の場合には、電源がオンになった際に評価ルーチンR1が実行されてもよい。
まず、ユーザ端末20のシステム制御部25は、出力部29に、評価開始の入力待機状態である待機画面を表示させる(ステップS11)。図5は、ユーザ端末20のディスプレイ41に待機画面を表示した例である。なお、以下では、ディスプレイ41がタッチパネルであるとして説明する。
待機画面は、「評価基準」、「録画中のFB(フィードバック)評価入力」、「機内モードの設定」、「アドバンス機能」及び「PDF撮影」のコンテンツを評価するのに必要な項目で構成されている。なお、これらの項目の背後には、カメラによる画像(録画はしていない)が映し出されているので、人物等の配置を確認するための参考とすることができる。
例えば、「録画中のFB評価入力」は、オン/オフボタンで切り替えが可能である。また、「アドバンス機能」の「FBのみ」を選択した場合には、統合するレコード情報(詳細は後述する)として録画、録音データを含まず、評価データのみに設定することができる。その後、ステップS12に進む。
また、リアルタイムのコンテンツを録画、録音しながら評価するのではなく、既存の録画、録音ファイルを再生しながら評価する場合には、「アドバンス機能」の「レコード複製」を選択することで、ファイルを指定することができる。
ステップS12では、システム制御部25は、評価を開始するか否かを判定する。この判定は、待機画面下方の開始ボタン46が、待機画面の表示開始から一定時間内にユーザによって操作されたか否かにより行われる。なお、サーバ10からの信号をユーザ端末20で受信して、評価の開始を判断してもよい。
未だ評価を開始していないと判定された場合(ステップS12:NO)、システム制御部25は、ユーザが評価を開始するまでループする。すなわち、待機画面が表示されたまま、ユーザの入力の待つ待受け状態となる。一方、評価を開始すると判定された場合(ステップS12:YES)、システム制御部25は、ステップS13に進む。
ステップS13では、システム制御部25は、出力部29に評価入力画面を表示させる。例えば、動画(録画コンテンツ)に対して評価を行う場合には、ここでカメラによる録画を開始する。図6は、ユーザ端末20のディスプレイ41にユーザの簡易かつ直感的、そして逐次的な評価である一次評価が入力される評価入力画面(一次評価入力画面)を表示した例である。なお、録画を開始した時点では、後述する評価結果バー48は、表示されていない。
評価入力画面は、カメラ画面部43の下方に評価表示部45が重ねて配置されている。カメラ画面部43は、例えば、ユーザ端末20に内蔵されている、又はユーザ端末20に接続されているカメラからの映像が表示される領域である。また、評価表示部45は、ユーザによって入力された評価を含む情報(本発明の「コンテンツ評価情報」)が表示される領域である。
評価表示部45では、その右側には評価段階表示部45A、その左側には評価結果表示部45Bが配置されている。図6に示すように、評価段階表示部45Aは、上下方向に5つの領域に区切られており、上から2つの領域に良いとの評価を示す記号「++」、やや良いとの評価を示す記号「+」が記されている。
また、下から2つの領域に悪いとの評価を示す記号「−−」、やや悪いとの評価を示す記号「−」が記されている。なお、中段の領域には、評価開始からの経過時間、すなわち、録画開始からの経過時間が表示される。
また、評価結果表示部45Bは、評価段階表示部45Aと同様に、上下方向に5つの領域に区切られている。評価結果バー48は、評価段階表示部45Aと評価結果表示部45Bの境界部から開始し、時間の経過ともに左方に移動するバー表示である。
また、評価入力画面が表示されている時点で、ユーザによりタップ等の操作が行われた場合に、カメラ画面部43の領域内に評価ポップアップ47が表示される。そして、コンテンツを録画又は視聴しているユーザは、その時感じた直感的な評価(一次評価)をユーザ端末20のディスプレイ41(カメラ画面部43の領域)をスワイプして入力することができ、このとき、一次評価の操作が受け付けられる。
一次評価の操作としては、例えば、カメラ画面部43の領域を上方に向けて一度スワイプするとやや良いとの評価「+」が入力され、一定時間内に上方に向けて二度スワイプすると良いとの評価「++」が入力される。
また、カメラ画面部43の領域を下方に向けて一度スワイプするとやや悪いとの評価「−」が入力され、一定時間内に下方に向けて二度スワイプすると悪いとの評価「−−」が入力される。
評価が入力されない間は、経過時間が表示されている評価段階表示部45Aの中段の領域と評価結果表示部45Bとの境界部から評価結果バー48が出現する。そして、評価が入力されると、評価の入力から一定時間、当該入力された評価を示す記号(例えば、「++」)が記された領域と評価結果表示部45Bとの境界から評価結果バー48が出現する。この結果、図6に示すように、評価入力画面において、評価入力の結果が時系列的に表示される。その後、ステップS14に進む。
ステップS14では、システム制御部25は、上述の一次評価操作が検出されたか否かを判定する。一次評価操作が検出されたと判定された場合(ステップS14:YES)、システム制御部25は、ステップS15に進む。一方、未だ一次評価操作が検出されていないと判定された場合(ステップS14:NO)、システム制御部25は、ステップS17に進む。
ステップS15では、システム制御部25は、一次評価情報を記録する。ここで、一次評価情報は、一次評価操作が開始された時刻やその期間と、一次評価の内容(本発明の「コンテンツ評価情報」)とを含む。時刻データは各ユーザ端末内の時計の時刻に基づくが、その時刻が正確な時刻に対してずれている場合には、正確な時刻を電波等から取得し、そのずれを調整する方式を取り入れてもよい。その後、ステップS16に進む。
ステップS16では、システム制御部25は、コンテンツ片を生成し、保存する。ここで、コンテンツ片とは、録画コンテンツのうちの連続又は断続した一部分であり、ユーザ端末20の大容量記憶装置23に記憶された一次評価情報に基づいて生成される。
コンテンツ片は、例えば、録画コンテンツのうちの一次評価操作が行われた時刻の前後の既定又は任意に決定される所定時間(例えば、前後10秒)を切り出すことでも生成することができる。このようにして、コンテンツ片を生成する場合には、切り出す基準となった一次評価とそのコンテンツ片とが紐付けられて記録される。その後、ステップS17に進む。
ステップS17では、システム制御部25は、評価を終了するか否かを判定する。この判定は、例えば、評価入力画面のカメラ画面部43内に表示されている終了ボタン49(図6参照)がユーザによって操作されたか否かで行われる。なお、予め録画等されたコンテンツを再生するモードでは、コンテンツの再生終了に伴い自動的に評価を終了する。
未だ評価を終了しないと判定された場合(ステップS17:NO)、システム制御部25は、ステップS14にリターンして以降の処理を行う。一方、評価を終了すると判定された場合(ステップS17:YES)、システム制御部25は、ステップS18に進む。
ステップS18では、システム制御部25は、出力部29にレコード保存画面を表示させる。ここで、ユーザは、レコードの所有者等の入力を行う。図7は、ユーザ端末20のディスプレイ41にレコード保存画面を表示した例である。レコード保存画面は、「レコード名」、「チームで共有」、「レコードのオーナー」等の項目で構成されている。
例えば、レコードのオーナー(所有者)をプレゼンテーションの発表者に設定することで、レコードの開始時刻、記録時間及び終了時刻のうち何れか2つから特定される期間情報に加えて、同じオーナーである情報を元にレコードを統合候補として認識することができる。その後、ステップS19に進む。
ステップS19では、システム制御部25は、出力部29に二次評価待受け画面を表示させる。図8は、ユーザ端末20のディスプレイ41に二次評価待受け画面を表示した例である。二次評価待受け画面では、その上方に代表画像表示部50、その下方に評価一覧部51が配置されている。
代表画像表示部50には、録画された実演のコンテンツであって、一次評価により録画コンテンツから抽出された抽出画像が表示されている。ユーザは、この抽出画像を視聴することで、コンテンツのどの部分に対して一次評価がなされたのかを確認することができる。
また、評価一覧部51には、全体評価欄53と個別評価欄55とが含まれている。ユーザは、評価一覧部51の全体評価欄53をタップすることで、コンテンツに対する全体評価(全体コメント)を入力することができる。
個別評価欄55は、それぞれ一次評価に対応して生成される。図8では、2つの個別評価欄55a,55bが生成されているが、それぞれの個別評価に対応した一次評価の内容、及びその一次評価に紐付けられたコンテンツ片のコンテンツ内での再生時間の情報が含まれる。
二次評価待受け画面において、ユーザは、個別評価欄55の領域をタップすることで、選択された個別評価欄55に対応した一次評価について、さらに詳細な二次評価を入力することができる。その後、ステップS20に進む。
ステップS20では、システム制御部25は、二次評価の入力待受けを行う。二次評価は、二次評価待受け画面(図8参照)において、ユーザが個別評価欄55の領域をタップすることで移行する。
図9は、ユーザ端末20のディスプレイ41に二次評価入力画面を表示した例である。図示するように、二次評価入力画面では、その上方に再生画面部57、その下方に二次評価入力画面部59が配置されている。再生画面部57においては、選択された個別評価に対応し、かつ一次評価に紐付けられたコンテンツ片が再生される。
また、二次評価入力画面部59には、コメント選択欄61と自由コメント欄63とが含まれている。ユーザは、コメント選択欄61の領域をタップして所定のコメントを選択したり、自由コメント欄63の領域をタップし、文字入力をして二次評価を行うことができる。その後、ステップS21に進む。
ステップS21では、システム制御部25は、二次評価の入力待受けを終了するか否かを判定する。この判定は、例えば、二次評価入力画面の再生画面部57に表示されている終了ボタン49がユーザにより操作されたか否かで行われる。
二次評価の入力待受けを終了しないと判定された場合(ステップS21:NO)、システム制御部25は、ステップS20にリターンして以降の処理を行う。一方、二次評価の入力待受を終了すると判定された場合(ステップS21:YES)、システム制御部25は、評価ルーチンR1を終了する。
次に、図10A,図10Bを参照して、コンテンツ評価システムにおいて、サーバ10とユーザ端末20との間で実行される同期ルーチンR2について説明する。
同期ルーチンR2は、サーバ10とユーザ端末20との間のデータ送受信により実行される処理であり、この処理により、サーバ10とユーザ端末20とで後述するレコード情報が同期状態となる。
まず、ユーザ端末20のデータ通信部31は、識別情報IDを送信する(ステップS1A)。具体的には、データ通信部31は、今回のレコード情報を識別する識別情報ID(詳細は後述する)をサーバ10に送信する。その後、ステップS2Aに進む。
ここで、サーバ10のシステム制御部15は、ステップS1Aの後にID認証処理を行う(ステップS1B)。これは、ユーザ端末20から送信された識別情報IDを認証する処理である。その後、ステップS2Bに進む。
ステップS2Bでは、サーバ10のデータ通信部17は、ID認証処理の成否を送信する。具体的には、データ通信部17は、ステップS1AにおけるID認証処理の成否をユーザ端末20に送信する。その後、ステップS3Bに進む。
ここで、ユーザ端末20の処理に戻ると、ステップS2Aでは、ユーザ端末20のシステム制御部25は、ID認証処理の成否を受信したか否かを判定する。未だID認証処理の成否を受信していないと判定された場合(ステップS2A:NO)、システム制御部25は、ID認証処理の成否を受信するまでループする。一方、ID認証処理の成否を受信したと判定された場合(ステップS2A:YES)、システム制御部25は、ステップS3Aに進む。
ステップS3Aでは、システム制御部25は、ID認証の結果が成功していたか否かを判定する。ID認証の結果が失敗であった場合(ステップS3A:NO)、システム制御部25は、ステップS1Aにリターンする。一方、ID認証の結果が成功していた場合(ステップS3A:YES)、システム制御部25は、ステップS4Aに進む。
ステップS4Aでは、システム制御部25は、データベースからレコード情報を取得する。ここで、レコード情報とは、評価ルーチンR1(図4参照)により、ユーザ端末20の大容量記憶装置23(データベース)に記憶された録画コンテンツ(録音コンテンツ等を含む)と、評価情報(一次情報や一次評価情報に関連するコンテンツ片や二次評価情報を含む)の両方又は何れか一方である。その後、ステップS5Aに進む。
ステップS5Aでは、システム制御部25は、ネットワークに接続しているか否かを判定する。現在、ネットワークに接続していない場合(ステップS5A:NO)、システム制御部25は、同期ルーチンR2を終了する。一方、現在、ネットワークに接続している場合(ステップS5A:YES)、システム制御部25は、ステップS6Aに進む。
ステップS6Aでは、データ通信部31は、レコード情報を送信する。具体的には、データ通信部31は、ステップS4Aで取得したレコード情報をサーバ10に送信する。その後、ステップS7Aに進む。
ここで、サーバ10の処理に戻ると、ステップS3Bでは、システム制御部15は、レコード情報を受信したか否かを判定する。未だレコード情報を受信していないと判定された場合(ステップS3B:NO)、システム制御部15は、レコード情報を受信するまでループする。一方、レコード情報を受信したと判定された場合(ステップS3B:YES)、システム制御部15は、ステップS4Bに進む。
ステップS4Bでは、システム制御部15は、一致するレコード情報があるか否かを判定する。開始時刻、記録時間及び終了時刻のうちの何れか2つから特定される期間が一部でも一致するレコード情報がある場合(ステップS4B:YES)、システム制御部15は、ステップS6Bに進む。一方、一致するレコードがない場合(ステップS4B:NO)、システム制御部15は、ステップS5Bに進む。
ステップS5Bでは、システム制御部15は、今回のレコード情報を保存する。具体的には、ユーザ端末20から送信されたレコード情報をサーバ10の大容量記憶装置13に保存する。その後、ステップS6Bに進む。
ステップS6Bでは、データ通信部17は、一致するレコード情報を送信する。具体的には、データ通信部17は、ステップS4Bで検索した一致するレコード情報をユーザ端末20に送信する。その後、ステップS7Bに進む。
ここで、ユーザ端末20の処理に戻ると、ステップS7Aでは、システム制御部25は、レコード情報を受信したか否かを判定する。未だレコード情報を受信していないと判定された場合(ステップS7A:NO)、システム制御部25は、レコード情報を受信するまでループする。一方、レコード情報を受信したと判定された場合(ステップS7A:YES)、システム制御部25は、ステップS8Aに進む。
ステップS8Aでは、システム制御部25は、レコードバージョン比較処理を行う。以下、図10Bを参照して、レコードバージョン比較処理の詳細を説明する。
以下の処理では、システム制御部25は、最後に同期したレコードのバージョン情報と、ユーザ端末内のレコード情報のバーション及びステップS7Aで受信したサーバ内のレコード情報のバージョンとを比較する。
まず、システム制御部25は、最後に同期したレコード情報のバージョンと、ユーザ端末内のレコード情報のバーション及びサーバ内のレコード情報のバージョンとが同じであるか否かを判定する(ステップS8A−1)。両者が同じである場合(ステップS8A−1:YES)、システム制御部25は、レコードバージョン比較処理を終了する。なお、この場合をケースC1とする。一方、両者が同じでない場合(ステップS8A−1:NO)、システム制御部25は、ステップS8A−2に進む。
ステップS8A−2では、システム制御部25は、ユーザ端末内のレコード情報のバーションが最後に同期したレコード情報のバージョンと同じ、かつ、サーバ内のレコード情報のバージョンが最後に同期したレコード情報のバージョンより高いか否かを判定する。この条件を満たさない場合(ステップS8A−2:NO)、システム制御部25は、ステップS8A−5に進む。一方、この条件を満たす場合(ステップS8A−2:YES)、システム制御部25は、ステップS8A−3に進む。なお、この場合をケースC2とする。
ステップS8A−3では、システム制御部25は、ユーザ端末内のレコード情報をサーバ内のレコード情報で上書きする。この処理により、バージョンが高いサーバ内のレコード情報がユーザ端末20の大容量記憶装置23に記憶される。その後、ステップS8A−4に進む。
ステップS8A−4では、システム制御部25は、レコード情報のバージョンを更新する。この処理により、ステップS8A−3で記憶されたサーバ内のレコード情報が最終の同期として確定する。その後、レコードバージョン比較処理を終了する。
次に、ステップS8A−2の条件を満たさない場合を説明する。この場合、システム制御部25は、ユーザ端末内のレコード情報のバーションとサーバ内のレコード情報のバージョンの両方が、最後に同期したレコード情報のバージョンより高いか否かを判定する(ステップS8A−5)。
この条件を満たさない場合(ステップS8A−5:NO)、システム制御部25は、レコードバージョン比較処理を終了する。なお、この場合をケースC3とする。一方、この条件を満たす場合(ステップS8A−5:YES)、システム制御部25は、ステップS8A−6に進む。
ステップS8A−6では、システム制御部25は、出力部29に選択メッセージを表示させる。具体的には、ユーザ端末20のディスプレイ41に「ユーザ端末内のレコード情報とサーバ内のレコード情報の何れを適用するか」という旨のメッセージを表示する。その後、ステップS8A−7に進む。
ステップS8A−7では、システム制御部25は、サーバ内のレコード情報を適用するか否かを判定する。サーバ内のレコード情報を適用する場合(ステップS8A−7:YES)、システム制御部25は、ステップS8A−3に進み、以降の処理を行う。なお、この場合をケースC4とする。
一方、サーバ内のレコード情報を適用しない場合(ステップS8A−7:NO)、ユーザ端末内のレコード情報を適用することとなり、システム制御部25は、レコードバージョン比較処理を終了する。なお、この場合をケースC5とする。
図10Aに戻り、ステップS8Aのレコードバージョン比較処理にて、ケースC1,C2,C4であった場合、システム制御部25は、同期ルーチンR2を終了する。一方、レコードバージョン比較処理にて、ケースC3又はC5であった場合、システム制御部25は、ステップS9Aに進む。
ステップS9Aでは、データ通信部31は、レコード情報を送信する。ここでは、データ通信部31は、今回適用するユーザ端末内のレコード情報をサーバ10に送信する。その後、ステップS10Aに進む。
ここで、サーバ10の処理に戻ると、ステップS7Bでは、システム制御部15は、レコード情報を受信したか否かを判定する。未だレコード情報を受信していないと判定された場合(ステップS7B:NO)、システム制御部15は、レコード情報を受信するまでループする。一方、レコード情報を受信したと判定された場合(ステップS7B:YES)、システム制御部15は、ステップS8Bに進む。
ステップS8Bでは、システム制御部15は、サーバ内のレコード情報をユーザ端末のレコード情報で上書きする。この処理により、バージョンが高いユーザ端末20内のレコードがサーバ10の大容量記憶装置13に記憶される。その後、ステップS9Bに進む。
ステップS9Bでは、システム制御部25は、レコードのバージョン情報を更新する。この処理により、ステップS9Bで記憶されたユーザ端末20内のレコード情報が最終の同期として確定する。その後、ステップS10Bに進む。
ステップS10Bでは、データ通信部17は、同期の完了報知を送信する。具体的には、データ通信部17は、ステップS9Bにて同期処理が完了したことをユーザ端末20に送信する。その後、同期ルーチンR2を終了する。
ここで、ユーザ端末20の処理に戻ると、ステップS10Aでは、システム制御部25は、完了報知を受信したか否かを判定する。未だ完了報知を受信していないと判定された場合(ステップS10A:NO)、システム制御部25は、完了報知を受信するまでループする。一方、完了報知を受信したと判定された場合(ステップS10A:YES)、システム制御部25は、ステップS11Aに進む。
最後に、ステップS11Aでは、システム制御部25は、レコード情報のバージョンを更新する。この処理により、ステップS8Aのレコードバージョン比較処理にて、ケースC3又C5であった場合についても、レコード情報が最終の同期として確定する。その後、同期ルーチンR2を終了する。
このように、同期ルーチンR2では、レコード情報をサーバ10とユーザ端末20との間で同期する。なお、この同期処理は、インターネットに接続されていない場合は、しばらくした後に自動又は手動で行われるようにしてもよい。
次に、図11を参照して、コンテンツ評価システムにおいて、サーバ10とユーザ端末20とで実行される統合ルーチンR3について説明する。なお、統合ルーチンR3の各ステップの説明を補足するため、適宜、図12〜図15を参照する。
統合ルーチンR3は、サーバ10とユーザ端末20との間のデータ送受信により実行される処理であり、この処理により、複数のレコード情報が1つに統合される。
まず、ユーザ端末20のデータ通信部31は、識別情報IDを送信する(ステップS21A)。具体的には、データ通信部31は、今回のレコードを識別する識別情報IDをサーバ10に送信する。その後、ステップS22Aに進む。
ここで、サーバ10のシステム制御部15は、ステップS21Aの後にID認証処理を行う(ステップS21B)。具体的には、ユーザ端末20から送信された識別情報IDを認証する処理である。その後、ステップS22Bに進む。
ステップS22Bでは、サーバ10のデータ通信部17は、ID認証処理の成否を送信する。具体的には、データ通信部17は、ステップS21BにおけるID認証処理の成否をユーザ端末20に送信する。その後、ステップS23Bに進む。
ここで、ユーザ端末20の処理に戻ると、ステップS22Aでは、システム制御部25は、ID認証処理の成否を受信したか否かを判定する。未だID認証処理の成否を受信していないと判定された場合(ステップS22A:NO)、システム制御部25は、ID認証処理の成否を受信するまでループする。一方、ID認証処理の成否を受信したと判定された場合(ステップS22A:YES)、システム制御部25は、ステップS23Aに進む。
ステップS23Aでは、システム制御部25は、ID認証の結果が成功していたか否かを判定する。ID認証の結果が失敗であった場合(ステップS23A:NO)、システム制御部25は、ステップS21Aにリターンする。一方、ID認証の結果が成功していた場合(ステップS23A:YES)、システム制御部25は、ステップS24Aに進む。
ステップS24Aでは、データ通信部31は、評価レコード一覧について問い合せする。具体的には、サーバ10に対して、ユーザ端末20のレコード情報の一覧について問い合せをする。その後、ステップS25Aに進む。
ここで、図12に、上述のレコード情報(レコード)のデータ構造を示す。
1つのレコードは、「メディア情報」、「FB(Feed Back)情報」及び「ヘッダー情報」で構成される(「レコードA」参照)。「メディア情報」の例は、「動画」データであるが、「音声」データ(「レコードB」参照)や、操作情報を含むPDFファイルであってもよい。なお、このPDFファイルは、図5に示した待機画面(アドバンス機能)の「PDF撮影」を選択して、PDFファイルを表示、操作したことにより記録されたものである。
また、1つのレコードに対して、「FB情報」が複数生成されることがあるので、例として、「FBA−1」〜「FBA−3」が示されている。なお、1つのレコードは、「メディア情報」と「FB情報」の何れか一方のみでもよい。
また、図13に、「ヘッダー情報」の内容を示す。図示するように、「ヘッダー情報」には、「識別情報ID」、「評価開始時刻」、「評価終了時刻」、「所有者ID」及び「端末ID」が含まれている。なお、「評価開始時刻」と「評価時間」、又は「評価終了時刻」と「評価時間」等、何れか2つを組み合せても、レコードを統合する際の情報となり得る。また、「端末ID」とは、ユーザ端末20を識別するIDである。
ここで、サーバ10の処理に戻ると、ステップS23Bでは、システム制御部15は、問い合せを受信したか否かを判定する。未だ問い合せを受信していないと判定された場合(ステップS23B:NO)、システム制御部15は、問い合せを受信するまでループする。一方、問い合せを受信したと判定された場合(ステップS23B:YES)、システム制御部15は、ステップS24Bに進む。
ステップS24Bでは、システム制御部15は、統合可能ファイルを検索する。ここで、図14は、複数のユーザ端末20からサーバ10に送信されたレコード(ヘッダー情報)を示した図である。
(a)保存レコード1は、同期ルーチンR2においてサーバ10に送信されたレコードの「ヘッダー情報」である。システム制御部15は、1又は複数のレコード(例えば、図14の保存レコード1〜3)の中で統合可能なファイルを検索する。その後、ステップS25Bに進む。
ステップS25Bでは、システム制御部15は、統合可能ファイルがあるか否かを判定する。統合可能ファイルがないと判定された場合(ステップS25B:NO)、システム制御部15は、統合ルーチンR3を終了する。一方、統合可能ファイルがあると判定された場合(ステップS25B:YES)、システム制御部15は、ステップS26Bに進む。
ステップS26Bでは、データ通信部17は、統合可能ファイル一覧を送信する。なお、図14の(b)保存レコード2と、(c)保存レコード3とは、共に大容量記憶装置13(コンテンツDB13b)に保存されていたデータである。
(b)保存レコード2に関しては、(a)保存レコード1と「評価開始時刻」、「評価終了時刻」から特定される期間の重複がないため、統合は不可能である。しかし、(c)保存レコード3に関しては、(a)保存レコード1と「評価開始時刻」、「評価終了時刻」から特定される期間が一部重複しており、統合が可能である。従って、データ通信部17は、ユーザ端末20に、(c)保存レコード3を含む統合可能ファイル一覧を送信する。
また、各レコードの「所有者ID」が一致していることを、統合条件に加える。なお、「端末ID」に関しては、一致している必要はない。その後、ステップS27Bに進む。
ここで、ユーザ端末20の処理に戻ると、ステップS25Aでは、システム制御部25は、統合可能ファイル一覧を受信したか否かを判定する。未だ統合可能ファイル一覧を受信していないと判定された場合(ステップS25A:NO)、システム制御部25は、統合ルーチンR3を終了する。一方、統合可能ファイルを受信したと判断された場合(ステップS25A:YES)、システム制御部25は、ステップS26Aに進む。
ステップS26Aでは、システム制御部25は、統合操作を受け付けたか否かを判定する。例えば、ユーザがユーザ端末20の画面中に表示された「統合ボタン」(図示省略)を操作することで、統合操作が受け付けられる。
未だ統合操作が受け付けられていないと判定された場合(ステップS26A:NO)、システム制御部25は、統合ルーチンR3を終了する。一方、統合操作が受け付けられたと判定された場合(ステップS26A:YES)、システム制御部25は、ステップS27Aに進む。
ステップS27Aでは、データ通信部31は、統合要求を送信する。具体的には、データ通信部31は、サーバ10に統合要求を送信する。その後、ステップS28Aに進む。
ここで、サーバ10の処理に戻ると、ステップS27Bでは、システム制御部15は、統合要求を受信したか否かを判定する。統合要求を受信していないと判定された場合(ステップS27B:NO)、システム制御部15は、統合ルーチンR3を終了する。一方、統合要求を受信したと判定された場合(ステップS27B:YES)、システム制御部15は、ステップS28Bに進む。
ステップS28Bでは、システム制御部15は、統合処理を実行する。具体的には、システム制御部15は、統合先データの評価開始時刻、評価終了時刻を取得する。図14の例では、統合先データは(a)保存レコード1であるから(本発明の「基準全体情報」)、このファイルの評価開始時刻(2017/06/01/13:30)と評価終了時刻(2017/06/01/14:00)とを取得する。
その後、システム制御部15は、統合ファイルを生成する。これにより、図14の例の(a)保存レコード1と(c)保存レコード3とから統合ファイル(本発明の「統合情報」)が生成される。
ここで、図15に、統合後のレコードのデータ構造を示す。図示するように、1つのレコードが「メディア情報」、「FB(Feed Back)情報」及び「ヘッダー情報」で構成される点は同じである。しかし、図11の「レコードA」と「レコードB」を統合した場合、「メディア情報」には、「レコードA」に存在していた「動画A」に加えて、「レコードB」に存在していた「音声B」が含まれるようになる。
同様に、「FB情報」には、「レコードA」に存在していた「FBA−1」〜「FBA−3」に加えて、「レコードB」に存在していた「FBB−1」〜「FBB−3」が含まれるようになる。なお、「ヘッダー情報」は、統合した側の「ヘッダー情報A」が維持される。
その後、ステップS29Bに進む。なお、上記のような一部の一次評価情報、コンテンツ片を削除せずに統合するようにしてもよい。
ステップS29Bでは、データ通信部17は、統合ファイルを送信する。具体的には、データ通信部17は、ユーザ端末20にステップS28Bで作成した統合ファイルを送信する。その後、統合ルーチンR3を終了する。
ここで、ユーザ端末20の処理に戻ると、ステップS28Aでは、システム制御部25は、統合ファイルを受信したか否かを判定する。未だ統合ファイルを受信していないと判定された場合(ステップS28A:NO)、システム制御部25は、統合ファイルを受信するまでループする。一方、統合ファイルを受信したと判断された場合(ステップS28A:YES)、システム制御部25は、統合ルーチンR3を終了する。
以上のようにして、サーバ10とユーザ端末20とを連携させて、複数のレコードが統合可能の判定を行い、統合可能と判定された場合に統合を実行する。上記の例では、2つのレコードを統合したが、3つ以上のレコードの統合も可能である。
レコードの統合は、ユーザがユーザ端末20の画面中に表示された「統合ボタン」を操作するだけの簡易な態様となっている。例えば、プレゼンテーションを行っている人物の録画コンテンツ(動画)と、その評価を統合してもよいし、プレゼンテーションを行っている人物の録画コンテンツと、プレゼンテーションのスライドの録画コンテンツとを統合してもよい。なお、録画コンテンツは2つ以上統合可能であって、数の制限はない。操作情報を含むPDFファイルも統合の対象である。
さらに、評価開始時刻、評価終了時刻等の統合条件と、所有者IDの一致の統合条件を満たせば、自動的にレコードを統合するようにしてもよい。この場合、コンテンツとしては相関がないもの同士であってもよい。
レコードのメディア情報には、録画コンテンツを再生したときに生成される再生コンテンツも含まれる。ユーザは、再生コンテンツに対して評価を行い、その評価を統合することもできる。なお、その場合、再生開始時刻を評価開始時刻とする。
録画コンテンツ又は再生コンテンツに対して、どの部分でどれくらいの人が評価を行っているかの統計を取って、統計情報として表示するようにしてもよい。これにより、コンテンツの内容や視聴者の反応を分析するのに用いることができる。
図16は、図8の代わりにコンテンツ片の分布を見やすい態様にした表示である。中央の時間軸を中心に、評価者毎の評価状況を表示することで、評価者に応じた評価数や評価時間が視覚的に認識可能になる。
録画コンテンツ又は再生コンテンツに対して、所定の基準(例えば、以前にプレゼンテーションを行った人物)の評価を定めて、基準と比較が行えるような評価を行って、評価情報として表示するようにしてもよい。これによっても、コンテンツの内容等を分析して、役立つ情報を抽出することができる。
上述した実施例における端末もしくはサーバの構成、各評価ルーチン、又は表示や入力の態様は一例に過ぎず、用途等に応じて適宜変更することができる。例えば、各評価ルーチンにおける各ステップは、上記の例に関わらずサーバ、ユーザ端末の何れかが行うようにしてもよい。
10 サーバ
11 システムバス
13 大容量記憶装置
15 システム制御部
17 データ通信部
20 ユーザ端末
21 システムバス
23 大容量記憶装置
25 システム制御部
27 入力部
29 出力部
31 データ通信部

Claims (6)

  1. コンテンツに対する評価の開始時刻、記録時間及び終了時刻のうちの何れか2つから特定される評価時間情報を取得する評価時間情報取得手段と、
    前記コンテンツに対する評価であるコンテンツ評価情報を取得するコンテンツ評価情報取得手段と、
    前記評価時間情報取得手段が取得した前記評価時間情報と、前記コンテンツ評価情報取得手段が取得した前記コンテンツ評価情報とを含む情報を全体情報として記憶する記憶手段と、
    前記全体情報を電気通信回線を通じて送信する送信手段と、
    前記送信手段により送信された前記全体情報を受信して、複数の全体情報を収集する全体情報収集手段と、
    前記複数の全体情報の各々が有する前記評価時間情報の共通性に基づいて、1の全体情報と他の1又は複数の全体情報とが統合可能であるか否かの判定を行う統合判定手段と、
    前記統合判定手段が前記1の全体情報と前記他の1又は複数の全体情報とが統合可能と判定した場合に、これらを統合した統合情報を生成する統合情報生成手段と、を備えることを特徴とするコンテンツ評価システム。
  2. 前記統合情報生成手段は、
    前記1の全体情報を基準全体情報とし、
    前記他の1又は複数の全体情報が有する前記評価時間情報のうち、前記コンテンツに対する評価の開始時刻、記録時間及び終了時刻のうちの何れか2つから特定される期間が、前記基準全体情報と少なくとも一部重複するものを該基準全体情報に統合することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ評価システム。
  3. 前記統合判定手段は、前記評価時間情報に加えて、前記基準全体情報と前記他の1又は複数の全体情報との所有者情報、会場情報又は位置情報の共通性に基づいて、統合可能であるか否かを判定することを特徴とする請求項2に記載のコンテンツ評価システム。
  4. 前記開始時刻は、前記コンテンツの録画若しくは録音開始時刻、又は該コンテンツの再生開始時刻であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のコンテンツ評価システム。
  5. 前記コンテンツ評価情報には、前記コンテンツの開始から所定時間が経過した時点で受け付けられた評価者が行う簡易評価である一次評価と、該一次評価の後に評価者がその内容を記入する二次評価とが含まれることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のコンテンツ評価システム。
  6. 各ユーザが所有するユーザ端末装置と、所定の情報を管理するサーバ装置とからなるコンテンツ評価システムであって、
    前記ユーザ端末装置は、
    コンテンツに対する評価の開始時刻、記録時間及び終了時刻のうちの何れか2つから特定される評価時間情報を取得する評価時間情報取得手段と、
    前記コンテンツに対する評価であるコンテンツ評価情報を取得するコンテンツ評価情報取得手段と、
    前記評価時間情報取得手段が取得した前記評価時間情報と、前記コンテンツ評価情報取得手段が取得した前記コンテンツ評価情報とを含む情報を全体情報として記憶する記憶手段と、
    前記全体情報を電気通信回線を通じて前記サーバ装置に送信する送信手段と、を備え、
    前記サーバ装置は、
    前記送信手段により送信された前記全体情報を受信して、複数の全体情報を収集する全体情報収集手段と、
    複数の前記全体情報の各々が有する前記評価時間情報の共通性に基づいて、前記複数の全体情報のうちの1の全体情報と他の1又は複数の全体情報とが統合可能であるか否かの判定を行う統合判定手段と、
    前記判定手段が統合可能と判定した場合に、前記1の全体情報を基準全体情報とし、前記他の1又は複数の全体情報が有する前記評価時間情報のうち、前記コンテンツに対する評価の開始時刻、記録時間及び終了時刻のうちの何れか2つから特定される期間が、前記基準全体情報と少なくとも一部重複するものを該基準全体情報に統合した統合情報を生成する統合情報生成手段と、を備えることを特徴とするコンテンツ評価システム。
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