JP2019008177A - 立体画像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】精度良く組み付け可能な立体画像表示装置を提供する。【解決手段】振動スクリーン10は、少なくともスクリーン面の法線方向に沿って振動し、投射部20は、振動スクリーン10に投影光Lを出射することで、振動スクリーン10に画像Mを結像させ、結像部30は、振動スクリーン10に結像した画像を空間中に立体的な中間像IMとして結像させ、リレー光学部40は、結像部30が結像した中間像IMを被投射部に向けて拡大して投射することで、被投射部を介して中間像IMの虚像を結像し、第1のベースフレーム100は、振動スクリーン10と、投射部20と、結像部30と、をそれぞれ位置調整可能に固定する。【選択図】図1
Description
本発明は、立体的な虚像を表示する立体画像表示装置に関するものである。
特許文献1に開示される立体画像表示装置は、高速に振動するスクリーン上に画像を投影することで立体的なボリューム実像を結像し、このボリューム実像を被投射部に映すことでボリューム実像の虚像を視認者に視認させるものである。
しかしながら、このように立体的な虚像を表示する場合、各光学部材の配置を適切にすることが重要であるが、各部品形状の誤差や、組み付け誤差などにより、所望の状態で立体的な虚像を表示しにくいといった問題があった。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、精度良く組み付け可能な立体画像表示装置を提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するため、以下の手段を採用した。
本発明の立体画像表示装置は、振動スクリーンと、振動スクリーンに画像を投射する投射部と、振動スクリーンに結像した画像を空間中に立体的な中間像として結像させる結像部と、を第1のベースフレームに位置調整可能に固定することで、振動スクリーン、投射部、および結像部を適切な配置に調整することが可能となり、所望の立体的な虚像を表示する、ことをその要旨とする。
本発明の立体画像表示装置は、振動スクリーンと、振動スクリーンに画像を投射する投射部と、振動スクリーンに結像した画像を空間中に立体的な中間像として結像させる結像部と、を第1のベースフレームに位置調整可能に固定することで、振動スクリーン、投射部、および結像部を適切な配置に調整することが可能となり、所望の立体的な虚像を表示する、ことをその要旨とする。
本発明の第1の態様における立体画像表示装置は、振動部(11)により少なくともスクリーン面の法線方向に沿って振動する振動スクリーン(10)と、
前記振動スクリーン(10)に表示光(L2)を出射し、前記振動スクリーン(10)に画像(M)を結像させる投射部(20)と、
前記振動スクリーン(10)に結像した前記画像を空間中に立体的な中間像(IM)として結像させる結像部(30)と、
前記結像部(30)が結像した前記中間像(IM)を被投射部に向けて拡大して投射することで、前記被投射部を介して前記中間像(IM)の虚像を結像するリレー光学部(40)と、
前記振動スクリーン(10)と、前記投射部(20)と、前記結像部(30)と、をそれぞれ位置調整可能に固定する第1のベースフレーム(100)と、を備える。
前記振動スクリーン(10)に表示光(L2)を出射し、前記振動スクリーン(10)に画像(M)を結像させる投射部(20)と、
前記振動スクリーン(10)に結像した前記画像を空間中に立体的な中間像(IM)として結像させる結像部(30)と、
前記結像部(30)が結像した前記中間像(IM)を被投射部に向けて拡大して投射することで、前記被投射部を介して前記中間像(IM)の虚像を結像するリレー光学部(40)と、
前記振動スクリーン(10)と、前記投射部(20)と、前記結像部(30)と、をそれぞれ位置調整可能に固定する第1のベースフレーム(100)と、を備える。
このように構成された立体画像表示装置によれば、第1のベースフレームを基準に、振動スクリーンと、投射部と、結像部と、をそれぞれ適切な公差範囲内に位置調整することができ、所望の状態で立体的な虚像を表示することができる。
また、第1の態様に従属する第2の態様における立体画像表示装置のように、前記第1のベースフレーム(100)の面に非平行な方向に位置調整可能に前記結像部(30)を前記第1のベースフレーム(100)に固定する結像位置調整機構(33)を備えてもよい。
このように構成された立体画像表示装置によれば、結像位置調整機構により、第1のベースフレームのフレーム面に非平行な方向に結像部が位置調整可能に固定されるため、立体的な中間像の位置をベースフレームの形状に依らず柔軟に調整することができる。また、結像部が、画像の投影光の光軸方向に概ね沿って位置調整されるため、結像部を位置調整させても光の利用効率を低下させにくくすることができる。
また、第1または第2の態様に従属する第3の態様における立体画像表示装置のように、前記結像位置調整機構(33)は、前記結像部(30)が有する複数のレンズの縁を保持しつつ内部に収納する筒状に形成され、外表面にネジ山を有する保持部(34)と、前記第1のベースフレーム(100)に固定され、前記ネジ山に螺合することで前記保持部(34)を支持する支持体(35)と、で構成され、前記保持部(34)を回転させることで前記結像部(30)を前記保持部(34)の回転軸方向に移動させてもよい。
このように構成された立体画像表示装置によれば、保持部を回転させることで、第1のベースフレームに固定された支持体の内表面に形成されたネジ山により保持部が送り出され、保持部を回転軸方向に沿って直進的に移動させることができる。すなわち、画像の投影光の光軸方向と、支持体が保持部(複数のレンズを有する結像部)を送り出す方向とを概ね揃えてしまえば、保持部を回転させる簡単な操作で、結像部を画像の投影光の光軸方向に沿って移動させることができる。
また、第1乃至第3の態様のいずれかに従属する第4の態様における立体画像表示装置のように、前記画像の表示光(L2)の光軸方向に沿う方向であり、前記第1のベースフレーム(100)の面に平行な第1の方向、前記第1のベースフレーム(100)の面に平行であり前記第1の方向と垂直な第2の方向、および前記第1の方向及び前記第2の方向に垂直な第3の方向にそれぞれ位置調整可能に前記投射部(20)を前記第1のベースフレーム(100)に固定する投射位置調整機構を備えていてもよい。
このように構成された立体画像表示装置によれば、投射部を光軸方向および光軸方向と垂直な2方向に1方向ずつ位置調整するができるため、精度良く投射部の位置を調整することができる。
また、第4の態様に従属する第5の態様における立体画像表示装置のように、前記投射位置調整機構は、電気的に制御されることで、前記投射部の位置を調整してもよい。
このように構成された立体画像表示装置によれば、設定値を入力することで、簡単に所望の位置に投射部を調整することができる。
また、第1乃至第5の態様に従属する第6の態様における立体画像表示装置のように、前記リレー光学部が有する複数の反射部が固定される第2のベースフレーム(200)をさらに備え、前記結像部(30)から出射される光の光軸方向に位置調整可能に前記第2のベースフレーム(200)を前記第1のベースフレーム(100)に固定する中間像位置調整機構(300)をさらに備えてもよい。
これによれば、リレー光学部に対して、結像部が結像する中間像の位置を簡単に調整することができる。
以下に、本発明の立体画像表示装置の一実施形態に係るヘッドアップディスプレイ(HUD)装置を、添付図面に基づいて説明する。
HUD装置1は、車両のダッシュボードに内蔵され、画像を表す表示光L2を被投影部の一例である図示しないウインドシールドに向けて出射する。この表示光L2は、ウインドシールドで反射したうえで視認者(主に、車両の運転者)の視点に到達する。これにより、視認者は、ウインドシールドの前方に形成された3次元の虚像を視認可能となる。3次元の虚像は、視認者から見て奥行きがある形状であれば、どのような形状であってもよい。また、3次元の虚像は、道路情報、車両情報等、いかなる情報の提示に利用されてもよい。
図1に示すように、HUD装置1は、振動スクリーン10と、投射部20と、結像部30と、リレー光学部40と、これら振動スクリーン10、投射部20、および結像部30が取付けられる第1のベースフレーム100と、リレー光学部40が取付けられる第2のベースフレーム200と、を備える。
振動スクリーン10は、例えば、拡散フィルムであるスクリーンを有し、このスクリーンに投射部20から出射される投影光L1が結像した画像Mが表示される。振動スクリーン10は、スクリーンを投射部20から出射される投影光L1の光軸に沿って往復振動する駆動部11を有する。詳しくは、駆動部11は、図示しないモーターと、そのモーターの回転運動を直線的な往復運動に変換し、その変換した往復運動を前記スクリーンに伝達する図示しない変換機構と、を備える。
投射部20は、図示しない制御部から入力される映像信号に基づいてその映像信号に含まれる画像Mを表す投影光L1を振動スクリーン10に出射するプロジェクタであり、画像Mを高速でM1…Mnで高速に切り替え、その間、振動スクリーン10は、その投影光L1の光軸に沿って高速で往復運動する。すなわち、投射部20は、振動スクリーン10の振動位置に応じた画像M1…Mnを振動スクリーン10上に表示する。図1では、投射部20は、往復運動で、振動スクリーン10が最も投射部20に近い位置にある際、振動スクリーン10に画像M1を表示し、また、振動スクリーン10が最も投射部20から遠い位置にある際、振動スクリーン10に画像Mnを表示する。画像M1は、投射部20に最も近い画像Mであり、後述する結像部30により結像部30とリレー光学部40との間の最も結像部30に近い中間像IM1として再結像される。したがって、画像M1(中間像IM1)の虚像は、虚像のうち視認者から最も遠い位置に視認される。また、画像Mnは、投射部20から最も遠い画像Mであり、後述する結像部30により結像部30とリレー光学部40との間の最もリレー光学部40に近い中間像IMnとして再結像される。したがって、画像Mn(中間像IMn)の虚像は、虚像のうち視認者から最も近い位置に視認される。本実施形態では、前記制御部は、振動スクリーン10がその振幅のうち第1の範囲に位置している期間においては投影光L1を出射せず、振動スクリーン10がその振幅のうち第2の範囲に位置している期間においては投影光L1を出射する。第1の範囲及び第2の範囲の位置及び比率が調整されることで3D虚像の奥行き方向における位置及び長さが調整される。具体的には、振動スクリーン10は、60[Hz]以上の周波数で振動し、この周期1/60[sec]内で、投射部20が複数フレームの異なる画像M1…Mnを投射することで各振動位置に複数フレームの異なる実像である画像M(以下では、第1の3D画像とも呼ぶ)を結像する。すなわち、本実施形態では、複数フレームの実像が振動スクリーン10の振動方向で重なることで第1の3D画像Mが生成される。なお、前記制御部は、振動スクリーン10の振幅を変化させることで、前記3Dの虚像の奥行き方向の長さを調整してもよい。
結像部30は、投射部20が振動スクリーン10上に表示した第1の3D画像Mの光を受け、この第1の3D画像Mを拡大した第2の3D画像IMを結像するものである。結像部30は、例えば、投射部20が生成した第1の3D画像Mの光を受光するレンズ群からなる第1の結像部31と、第1の結像部31を通った光を反射し、第1の結像部31の光学的パワーと協働して第1の3D画像Mを拡大した第2の3D画像IMを結像させる第2の結像部32と、から構成される。
第1の結像部31は、第1の3D画像Mにおける振動スクリーン10の各振動位置に結像した各画像M1…Mnを、異なる倍率で拡大する機能を有し、図2では模式的に1枚のレンズに図示されているが、実際には図示しない複数の薄膜レンズを合成した合成レンズから構成される。
第2の結像部32は、例えば、正の光学的パワーを有する凹状の反射面を有するミラーで構成され、第1の結像部31から第1の3D画像Mの光を入射し、この入射した光を第1のリレー光学部41に向けて反射し、第1の結像部31の光学的パワーと協働して第1の3D画像Mを拡大した第2の3D画像IMを、第2の結像部32(結像部30)と第1のリレー光学部41(リレー光学部40)との間で結像させる。なお、第2の結像部32が担う光学的作用を、第1の結像部31に持たせることで、第2の結像部32は、省略されてもよい。
リレー光学部40は、第2の3D画像IMの表示光L2を被投影部に向けて反射させる凹状の反射面を有する単数または複数のミラーであり、第1のリレー光学部41と、第1のリレー光学部41が反射した表示光L2を被投影部に向けて反射する第2のリレー光学部42と、から構成され、被投影部の曲面形状による像の歪みを補正する機能と、第2の3D画像IMを拡大する機能と、を有する。なお、リレー光学部40は、反射型の光学部材のみではなく、レンズ等の屈折型光学部材や、回折型光学部材を含んでいてもよい。
第1のベースフレーム100は、例えば、金属などの硬質材料からなり、平板状又は厚さ方向に貫通穴を有する枠形状で形成され、振動スクリーン10、投射部20及び結像部30が取付けられるものである。第1のベースフレーム100には、1方向に位置調整可能なスクリーンスライド機構(図示しない)により振動スクリーン10が取付けられ、3方向それぞれに位置調整可能な投射位置調整機構(図示しない)により投射部20が取付けられ、第1のベースフレーム100の面に非平行な方向に位置調整可能に第1のベースフレーム100に固定する結像位置調整機構33により結像部30が取付けられる。
前記スクリーンスライド機構は、例えば、第1のベースフレーム100上に設けられた投射部20から出射される投影光L1の光軸方向に延びた長穴と、振動スクリーン10に設けられた貫通穴と、第1のベースフレーム100の前記長穴と振動スクリーン10の前記貫通穴に挿通されるボルトと、ボルトを固定するナットで構成され、この長穴における任意の位置でボルトとナットを用いて振動スクリーン10を固定することで、振動スクリーン10を投影光L1に概ね沿った方向で位置調整可能に固定することができる。なお、他の実施例として、例えば、ラック・アンド・ピニオン機構、送りネジ機構などの公知の機構を採用してもよい。また、前記スクリーンスライド機構は、振動スクリーン10だけではなく、その他の部材も取付けられてもよい。具体的には、振動スクリーン10に向けられた投影光L1の配光を調整するレンズや、その他の外装部品などが取付けられてもよい。
前記投射位置調整機構は、投射部20から出射される投影光L1の光軸方向に沿う方向であり、かつ第1のベースフレーム100の面に平行な第1の方向に投射部20の位置を調整可能な第1の投射位置調整機構(図示しない)と、第1のベースフレーム100の面に平行であり、かつ第1の方向と垂直な第2の方向に投射部20の位置を調整可能な第2の投射位置調整機構(図示しない)と、第1の方向及び第2の方向に垂直な第3の方向(第1のベースフレームの面の法線方向)に投射部20の位置を調整可能な第3の投射位置調整機構(図示しない)と、で構成される。
前記第1の投射位置調整機構は、例えば、第1のベースフレーム100上に設けられた投射部20から出射される投影光L1の光軸方向(第1の方向)に延びた長穴と、投射部20が係合する中間ベース体(図示しない)に設けられた貫通穴と、第1のベースフレーム100の前記長穴と前記中間ベース体の前記貫通穴に挿通されるボルトと、ボルトを固定するナットで構成され、この長穴における任意の位置でボルトとナットを用いて投射部20を固定することで、投射部20を投影光L1に概ね沿った方向で位置調整可能に固定することができる。なお、他の実施例として、例えば、ラック・アンド・ピニオン機構、送りネジ機構などの公知の機構を採用してもよい。
前記第2の投射位置調整機構は、例えば、前記中間ベース体に設けられた第2の方向に延びた長穴と、投射部20に設けられた貫通穴と、第1のベースフレーム100の前記長穴と投射部20の前記貫通穴に挿通されるボルトと、ボルトを固定するナットで構成され、この長穴における任意の位置でボルトとナットを用いて投射部20を固定することで、投射部20を第2の方向で位置調整可能に固定することができる。なお、他の実施例として、例えば、ラック・アンド・ピニオン機構、送りネジ機構などの公知の機構を採用してもよい。
前記第3の投射位置調整機構は、例えば、調整シムで構成され、前記第1の投射位置調整機構における第1のベースフレーム100と前記中間ベース体との間、または/及び前記第2の投射位置調整機構における前記中間ベース体と投射部20との間に配置されることで、投射部20を第1のベースフレーム100の面の法線方向で位置調整可能に固定することができる。
図2は、結像位置調整機構33は、筒状に形成され、結像部30を保持しつつ内部に収納し、外表面にネジ山(図示しない)を有する保持部34と、第1のベースフレーム100に固定され、ネジ山に螺合することで保持部34を支持する支持体35と、で構成される。保持部34を回転させることで保持部34自身が保持部34の回転軸方向AXに移動し、これに伴い、保持部34に収納された第1の結像部31も移動する。なお、保持部34の回転軸方向AXは、第1のベースフレーム100の平行面と平行でなくてもよく、具体的に例えば、保持部34の回転軸方向AXは、第1のベースフレーム100の平行面に対して1[degree]程度傾いていてもよい。なお、他の実施例として、結像位置調整機構33は、第1のベースフレーム100の面に非平行な方向に位置調整可能に結像部30を第1のベースフレーム100に固定するものであり、例えば、第1のベースフレーム100上に設けられた投射部20から出射される投影光L1の光軸方向に延びた長穴と、結像部30に設けられた貫通穴と、第1のベースフレーム100の前記長穴と結像部30の前記貫通穴に挿通されるボルトと、ボルトを固定するナットと、で構成されてもよい。また、結像位置調整機構33は、ラック・アンド・ピニオン機構、送りネジ機構などの公知の機構で構成されてもよい。
第2のベースフレーム200は、例えば、金属などの硬質材料からなり、平板状又は厚さ方向に貫通穴を有する枠形状で形成され、少なくともリレー光学部40が取付けられるものである。図1において、第2のベースフレーム200には、第2の結像部32と、第1のリレー光学部41と、第2のリレー光学部42とが取付けられる。
中間像位置調整機構300は、結像部30から出射される投影光L1の光軸方向に位置調整可能に第2のベースフレーム200を第1のベースフレーム100に固定するものである。中間像位置調整機構300は、例えば、第1のベースフレーム100上に設けられた投射部20から出射される投影光L1の光軸方向に延びた長穴と、第2のベースフレーム200上に設けられた貫通穴と、第1のベースフレーム100の前記長穴と第2のベースフレーム200の前記貫通穴に挿通されるボルトと、ボルトを固定するナットで構成され、この長穴における任意の位置でボルトとナットを用いて第2のベースフレーム200を固定することで、投影光L1に概ね沿った方向で、第1のベースフレーム100と第2のベースフレーム200との相対的な位置を調整することができる。なお、他の実施例として、例えば、ラック・アンド・ピニオン機構、送りネジ機構などの公知の機構を採用してもよい。
[変形例]
なお、本発明は、以上の実施形態及び図面によって限定されるものではない。本発明の要旨を変更しない範囲で、適宜、実施形態及び図面に変更(構成要素の削除も含む)を加えることが可能である。以下に、変形例の一例を記す。
なお、本発明は、以上の実施形態及び図面によって限定されるものではない。本発明の要旨を変更しない範囲で、適宜、実施形態及び図面に変更(構成要素の削除も含む)を加えることが可能である。以下に、変形例の一例を記す。
前記スクリーンスライド機構、前記投射位置調整機構、結像位置調整機構33は、電動であってもよい。具体的には、ラック・アンド・ピニオン機構、送りネジ機構にモーターを設け、前記制御部からの制御に基づいてモーターを駆動して位置調整してもよい。
上記実施形態では、第1のベースフレーム100に、振動スクリーン10と、投射部20と、結像部30と、を個別に取付けていたが、振動スクリーン10、投射部20、及び結像部30のうち2以上を相対的に位置調整可能に組み付けた後に、第1のベースフレーム100に組み付けられてもよい。例えば、振動スクリーン10と投射部20とを相対的に位置調整可能に組み付けた後に、このモジュールを第1のベースフレーム100に組み付けてもよい。
本発明の立体画像表示装置は、車両などの移動体に搭載されるヘッドアップディスプレイ装置に適用可能である。
1 :HUD装置(立体画像表示装置)
10 :振動スクリーン
11 :駆動部
20 :投射部
30 :結像部
31 :第1の結像部
32 :第2の結像部
33 :結像位置調整機構
34 :保持部
35 :支持体
40 :リレー光学部
41 :第1のリレー光学部
42 :第2のリレー光学部
100 :第1のベースフレーム
200 :第2のベースフレーム
300 :中間像位置調整機構
AX :回転軸方向
IM :第2の3D画像
L1 :投影光
L2 :表示光
M :画像(第1の3D画像)
10 :振動スクリーン
11 :駆動部
20 :投射部
30 :結像部
31 :第1の結像部
32 :第2の結像部
33 :結像位置調整機構
34 :保持部
35 :支持体
40 :リレー光学部
41 :第1のリレー光学部
42 :第2のリレー光学部
100 :第1のベースフレーム
200 :第2のベースフレーム
300 :中間像位置調整機構
AX :回転軸方向
IM :第2の3D画像
L1 :投影光
L2 :表示光
M :画像(第1の3D画像)
Claims (6)
- 振動部により少なくともスクリーン面の法線方向に沿って振動する振動スクリーンと、
前記振動スクリーンに投影光を出射し、前記振動スクリーンに画像を結像させる投射部と、
前記振動スクリーンに結像した前記画像を空間中に立体的な中間像として結像させる結像部と、
前記結像部が結像した前記中間像を被投射部に向けて拡大して投射することで、前記被投射部を介して前記中間像の虚像を結像するリレー光学部と、
前記振動スクリーンと、前記投射部と、前記結像部と、をそれぞれ位置調整可能に固定する第1のベースフレームと、を備える、
ことを特徴とする立体画像表示装置。 - 前記第1のベースフレームの面に非平行な方向に位置調整可能に前記結像部を前記第1のベースフレームに固定する結像位置調整機構を備える、ことを特徴とする請求項1に記載の立体画像表示装置。
- 前記結像位置調整機構は、前記結像部が有する複数のレンズの縁を保持しつつ内部に収納する筒状に形成され、外表面にネジ山を有する保持部と、前記第1のベースフレームに固定され、前記ネジ山に螺合することで前記保持部を支持する支持体と、で構成され、前記保持部を回転させることで前記結像部を前記保持部の回転軸方向に移動させる、ことを特徴とする請求項2に記載の立体画像表示装置。
- 前記画像の投影光の光軸方向に沿う方向であり、前記第1のベースフレームの面に平行な第1の方向、前記第1のベースフレームの面に平行であり前記第1の方向と垂直な第2の方向、および前記第1の方向及び前記第2の方向に垂直な第3の方向にそれぞれ位置調整可能に前記投射部を前記第1のベースフレームに固定する投射位置調整機構を備える、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の立体画像表示装置。
- 前記投射位置調整機構は、電気的に制御されることで、前記投射部の位置を調整する、ことを特徴とする請求項4に記載の立体画像表示装置。
- 前記リレー光学部が有する複数の反射部が固定される第2のベースフレームをさらに備え、前記結像部から出射される光の光軸方向に位置調整可能に前記第2のベースフレームを前記第1のベースフレームに固定する中間像位置調整機構をさらに備える、ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の立体画像表示装置。
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JP (1) | JP2019008177A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2019225571A1 (ja) * | 2018-05-23 | 2019-11-28 | 日本精機株式会社 | ヘッドアップディスプレイ装置 |
WO2023094659A1 (de) * | 2021-11-29 | 2023-06-01 | Audi Ag | Head-up-display für ein kraftfahrzeug, kraftfahrzeug und verfahren zum montieren eines head-up-displays |
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2017
- 2017-06-26 JP JP2017124588A patent/JP2019008177A/ja active Pending
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