JP2019007932A - 温度センサ - Google Patents

温度センサ Download PDF

Info

Publication number
JP2019007932A
JP2019007932A JP2017126754A JP2017126754A JP2019007932A JP 2019007932 A JP2019007932 A JP 2019007932A JP 2017126754 A JP2017126754 A JP 2017126754A JP 2017126754 A JP2017126754 A JP 2017126754A JP 2019007932 A JP2019007932 A JP 2019007932A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide tube
pair
lead wire
temperature
temperature sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017126754A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6888439B2 (ja
Inventor
毅 稲川
Tsuyoshi Inagawa
毅 稲川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2017126754A priority Critical patent/JP6888439B2/ja
Priority to DE102018115227.2A priority patent/DE102018115227A1/de
Priority to US16/019,949 priority patent/US10989608B2/en
Publication of JP2019007932A publication Critical patent/JP2019007932A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6888439B2 publication Critical patent/JP6888439B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01KMEASURING TEMPERATURE; MEASURING QUANTITY OF HEAT; THERMALLY-SENSITIVE ELEMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01K7/00Measuring temperature based on the use of electric or magnetic elements directly sensitive to heat ; Power supply therefor, e.g. using thermoelectric elements
    • G01K7/16Measuring temperature based on the use of electric or magnetic elements directly sensitive to heat ; Power supply therefor, e.g. using thermoelectric elements using resistive elements
    • G01K7/22Measuring temperature based on the use of electric or magnetic elements directly sensitive to heat ; Power supply therefor, e.g. using thermoelectric elements using resistive elements the element being a non-linear resistance, e.g. thermistor
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01KMEASURING TEMPERATURE; MEASURING QUANTITY OF HEAT; THERMALLY-SENSITIVE ELEMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01K1/00Details of thermometers not specially adapted for particular types of thermometer
    • G01K1/08Protective devices, e.g. casings
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01KMEASURING TEMPERATURE; MEASURING QUANTITY OF HEAT; THERMALLY-SENSITIVE ELEMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01K1/00Details of thermometers not specially adapted for particular types of thermometer
    • G01K1/16Special arrangements for conducting heat from the object to the sensitive element
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01KMEASURING TEMPERATURE; MEASURING QUANTITY OF HEAT; THERMALLY-SENSITIVE ELEMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01K7/00Measuring temperature based on the use of electric or magnetic elements directly sensitive to heat ; Power supply therefor, e.g. using thermoelectric elements
    • G01K7/02Measuring temperature based on the use of electric or magnetic elements directly sensitive to heat ; Power supply therefor, e.g. using thermoelectric elements using thermoelectric elements, e.g. thermocouples
    • G01K7/021Particular circuit arrangements

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)

Abstract

【課題】応答性を高く維持して、振動に対する耐久性を向上させることができる温度センサを提供する。【解決手段】温度センサ1は、ハウジング、コネクタ、カバー4、感温素子5、一対のリード線6、ガイドチューブ65、充填材7及び空間Kを備える。一対のリード線6は、感温素子5とコネクタにおけるターミナルとに接続されている。ガイドチューブ65は、リード線6との間に隙間Sを形成してリード線6を覆うものである。充填材7は、感温素子5、及びガイドチューブ65の先端部651に間接的に又は直接接触して、カバー4内の先端位置に充填されている。空間Kは、カバー4内における、充填材7が充填された位置の基端側D2に形成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、測定対象の温度を測定する温度センサに関する。
温度センサは、例えば、車両の内燃機関の排気管、吸気管、排気再循環(EGR)による吸排気混合管等の配管に配置され、配管内を流れる流体の温度を測定するために使用される。温度センサは、温度によって電気抵抗値又は起電力が変化する感温部が、カバーによって覆われるとともに、感温部から引き出された一対のリード線がコネクタにおけるターミナルに接続されることによって形成されている。
温度センサにおいては、感温部から引き出された一対のリード線が互いに接触しないように、一対のリード線の位置を案内する絶縁管を用いることが知られている。また、例えば、特許文献1の温度センサにおいては、温度検出素子に繋がる一対の電極線のそれぞれが保護チューブ内に配置され、温度検出素子と保護チューブの一部とが、コーティング材によって固着されることが記載されている。また、コーティング材は、毛細管現象によって保護チューブ間に這い上がらせている。
特開2009−192424号公報
温度センサの先端部における感温部の周辺は、温度を検出する部位であり、この部位の熱容量が小さくなると、温度を測定する流体から感温部へ熱が伝わりやすくなる。従って、感温部の周辺の熱容量を小さくすることによって、温度センサの応答性が高められる。そこで、応答性を向上させるために、温度センサの先端部を細径化することが考えられ、この場合には、一対のリード線も細径化される。このとき、特に、一対のリード線とコネクタのターミナルとの接続部が、振動に対してさらに弱くなるおそれがある。そのため、一対のリード線とコネクタのターミナルとの接続部を強固にすることが考えられる。
一対のリード線は、感温部とコネクタのターミナルとの間に渡されている。そして、温度センサが振動を受けるときに、温度センサに加わる振動の周波数が、一対のリード線の固有振動数に重なったときには、一対のリード線が共振によって大きく振れるおそれがある。この場合には、一対のリード線とコネクタのターミナルとの接続部に大きな応力が加わり、この接続部を応力から保護することが難しくなる。
特許文献1の温度センサは、一対の電極線の先端部に配置された保護チューブを、コーティング材によって温度検出素子に固着するものである。そのため、保護チューブ自体を温度検出素子に固定できたとしても、一対の電極線とコネクタのターミナルとの接続部を、一対の電極線の共振から保護することはできない。
また、一対のリード線を共振から保護するために、カバー内における隙間の全体に充填材を充填して、一対のリード線が振動しないように固定することも考えられる。しかし、この場合には、温度センサにおける温度測定部位の熱容量が増加し、温度センサの応答性が悪化するおそれがある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたもので、応答性を高く維持して、振動に対する耐久性を向上させることができる温度センサを提供しようとして得られたものである。
本発明の一態様は、ハウジング(2)と、
前記ハウジング内に配置されたコネクタ(3)と、
前記ハウジングに取り付けられたカバー(4)と、
前記カバー内の先端位置に配置され、温度の測定を行うための感温部(5)と、
前記感温部と前記コネクタにおけるターミナル(32)とに接続された、導通性の一対のリード線(6)と、
前記リード線の外径よりも大きな内径に形成され、前記リード線との間に隙間(S)を形成して前記リード線を覆う、絶縁性のガイドチューブ(65)と、
前記感温素子、及び前記ガイドチューブの先端部(651)に間接的に又は直接接触して、前記カバー内の先端位置に充填された充填材(7)と、
前記カバー内における、前記充填材が充填された位置の基端側(D2)に形成された空間(K)と、を備える温度センサにある。
前記一態様の温度センサは、車両等の、振動が頻繁に発生する環境下に配置される場合であっても、ガイドチューブによって、一対のリード線の共振を抑制するものである。
具体的には、一対のリード線はガイドチューブによって覆われており、各リード線とガイドチューブとの間には、ガイドチューブ内においてリード線が振動することが可能な隙間が形成されている。また、感温部とガイドチューブの先端部とは、充填材によってカバー内の先端位置に固着されている。そして、カバー内における、充填材が充填された位置の基端側には空間が形成されている。
これらの構成により、一対のリード線及びガイドチューブは、温度センサが振動を受ける際には、空間内において振動することになる。そして、温度センサに加わる振動の周波数が、一対のリード線の固有振動数に重なったときに、一対のリード線が共振を起こす場合であっても、以下の理由によって、一対のリード線の共振を抑えることができる。
一対のリード線は、導通性の導体として形成されており、ガイドチューブは、絶縁性のチューブとして形成されている。そして、両者の質量及び剛性は異なっており、両者の固有振動数も異なる。一対のリード線及びガイドチューブに振動が加わる際に、この振動の周波数が一対のリード線の固有振動数に重なったとき、一対のリード線は共振現象によって大きく振れようとする。このとき、一対のリード線とガイドチューブとの間に隙間が形成されていることにより、ガイドチューブは、一対のリード線と共揺れしない。また、一対のリード線が共振する際には、ガイドチューブが共振しない。
これにより、一対のリード線の共振による揺れを、ガイドチューブによって抑えることができる。つまり、一対のリード線の共振による揺れは、ガイドチューブ内における揺れに制限される。そのため、ガイドチューブの存在によって、一対のリード線の共振が抑制され、一対のリード線が揺れる際に、一対のリード線とコネクタのターミナルとの接続部に加わる応力を低減させることができる。その結果、温度センサの、振動に対する耐久性を向上させることができる。
また、カバー内における、充填材が充填された位置の基端側には空間が形成されていることにより、温度センサのカバー内の熱容量を小さく抑えることができ、さらにハウジング等が位置する基端側への熱引きを抑えることができる。これにより、温度センサによって温度を測定する際の応答性を高く維持することができる。
それ故、前記一態様の温度センサによれば、応答性を高く維持して、振動に対する耐久性を向上させることができる。
なお、感温部の最外殻部には、後述する封止ガラス、保護膜等が存在することがある。この場合には、充填材は、感温部に直接接触せず、間接的に接触することになる。
また、本発明の一態様において示す各構成要素のカッコ書きの符号は、実施形態における図中の符号との対応関係を示すが、各構成要素を実施形態の内容のみに限定するものではない。
実施形態1にかかる、温度センサを断面によって示す説明図。 実施形態1にかかる、温度センサにおける感温素子の周辺を断面によって示す説明図。 実施形態1にかかる、排気再循環機構を有する内燃機関の吸気管内に配置された温度センサを示す説明図。 実施形態1にかかる、温度センサにおけるターミナルの周辺を断面によって示す説明図。 実施形態1にかかる、温度センサの製造方法を示すフローチャート。 実施形態1にかかる、感温素子体のリード線にガイドチューブを装着した状態を示す説明図。 実施形態1にかかる、感温素子体のリード線にガイドチューブを装着する状態を拡大して示す説明図。 実施形態1にかかる、感温素子体及びガイドチューブの先端部を保護膜で覆った状態を拡大して示す説明図。 実施形態1にかかる、感温素子体におけるリード線がコネクタにおけるターミナルに接続された第1組付体を示す説明図。 実施形態1にかかる、ハウジングとカバーとが接合された第2組付体を示す説明図。 実施形態1にかかる、第1組付体と第2組付体とを組み付ける状態を示す説明図。 実施形態1にかかる、リード線にガイドチューブが装着され、感温素子が充填材によって固着された場合について、リード線が共振する状態を模式的に示す説明図。 第1の比較形態にかかる、リード線にガイドチューブが装着されていない一方、感温素子が充填材によって固着された場合について、リード線が共振する状態を模式的に示す説明図。 第2の比較形態にかかる、リード線にガイドチューブが装着された一方、感温素子が充填材によって固着されていない場合について、リード線が共振する状態を模式的に示す説明図。 実施形態1にかかる、温度センサに加わる振動の周波数(Hz)と、リード線に生じる共振重力加速度(m/s2)との関係を示すグラフ。 実施形態2にかかる、温度センサにおける感温素子の周辺を断面によって示す説明図。 実施形態3にかかる、温度センサにおける測温接点の周辺を断面によって示す説明図。
前述した温度センサにかかる好ましい実施形態について、図面を参照して説明する。
<実施形態1>
本形態の温度センサ1は、図1に示すように、ハウジング2、コネクタ3、カバー4、感温部としての感温素子5、一対のリード線6、ガイドチューブ65、充填材7及び空間Kを備える。ハウジング2は、配管等に取り付けられるものである。コネクタ3は、電気配線を行うために用いられ、ハウジング2内に配置されている。カバー4は、ハウジング2の先端側D1に取り付けられている。感温素子5は、カバー4内の先端位置に配置されており、温度によって電気抵抗値が変化するものである。一対のリード線6は、導通性を有しており、感温素子5とコネクタ3におけるターミナル(端子)32とに接続されている。
図2に示すように、ガイドチューブ65は、絶縁性を有しており、リード線6の外径よりも大きな内径に形成されており、リード線6との間に隙間Sを形成してリード線6を覆うものである。充填材7は、感温素子5、及びガイドチューブ65の先端部651に間接的に又は直接接触して、カバー4内の先端位置に充填されている。空間Kは、カバー4内における、充填材7が充填された位置の基端側D2に形成されている。
温度センサ1においては、感温素子5が配置されて温度の測定を行う側を先端側D1といい、先端側D1とは反対側を基端側D2という。先端側D1と基端側D2とを決定する方向を軸線方向Dといい、軸線方向Dは、ハウジング2及びカバー4の中心軸線が通る方向と同じである。
以下に、本形態の温度センサ1について詳説する。
(温度センサ1)
本形態の温度センサ1は、車載用のものであり、自動車における内燃機関8の吸気管81又は排気管82内を流れる流体の温度を測定するために使用される。
図3に示すように、温度センサ1は、燃焼用空気Aに排ガスGの一部を再循環させる排気再循環機構80を有する内燃機関8の吸気管81内に配置して用いられる。排気再循環機構80は、内燃機関8から排気管82に排気される排ガスGの一部を、内燃機関8の吸気管81に再循環させるものである。排気再循環機構80は、排気管82から分岐して吸気管81に接続される再循環管83と、再循環管83内を流れる排ガスGの流量を調整する流量調整弁831とを有している。本形態の温度センサ1は、吸気管81における、再循環管83が合流する位置よりも、燃焼用空気Aと排ガスGの混合ガスMの流れの下流側に配置されている。
(感温素子5)
本形態の感温素子5は、サーミスタ材料としてのセラミックスの焼結体を用いて構成されたサーミスタ素子である。サーミスタ素子は、温度の上昇に対して緩やかに電気抵抗値が減少するNTC(negative temperature coefficient)サーミスタとすることができる。サーミスタ素子は、これ以外にも、所定温度を超えると温度の上昇に対して急激に電気抵抗値が増大するPTC(positive temperature coefficient)サーミスタ、又は所定温度を超えると急激に電気抵抗値が減少するCTR(critical temperature resistor)サーミスタとすることもできる。
また、感温素子5は、白金、銅、ニッケル等を用いて構成され、温度が上昇するに伴って電気抵抗値が増加する測温抵抗素子としてもよい。
感温素子5がサーミスタ素子である場合には、一対のリード線6は、感温素子5の両側に接合されたものとすることができる。感温素子5が、測温抵抗素子である場合には、一対のリード線6は、測温抵抗素子を構成する白金線又は金属線とすることができる。
図2に示すように、感温素子5、及び一対のリード線6の先端部611は、封止ガラス51によって覆われている。封止ガラス51は、異なる材料間の電気的絶縁及び気密封止を行うために用いられる。特に、本形態の封止ガラス51は、セラミックスからなる感温素子5と、金属材料からなる一対のリード線6との電気的絶縁及び気密封止を行う。封止ガラス51としては、例えば、SiPbBa系等のガラスを用いることができる。
(リード線6)
一対のリード線6は、温度センサ1の細径化に伴い、より細径化されている。本形態の一対のリード線6は、直径がφ0.1〜0.6mmの丸線によって構成されている。リード線6の直径がφ0.1mmよりも細い場合には、その製造が困難であり、リード線6の強度が不足する。リード線6の直径がφ0.6mmよりも太い場合には、温度センサ1の細径化を十分に図ることができなくなる。
リード線6が、φ0.6mm以下、好ましくはφ0.4mm以下であることにより、ガイドチューブ65によって、共振によって揺れるリード線6をガイドする効果が顕著になる。すなわち、φ0.6mm以下まで細径化されたリード線6の質量及び剛性は小さい。そのため、リード線6と同様に質量及び剛性が小さいガイドチューブ65を用いることによっても、リード線6の共振による揺れを受け止めることが可能になる。
図1及び図4に示すように、一対のリード線6における、少なくともカバー4内に配置された先端側部位61同士の配置間隔に比べて、一対のリード線6における、ハウジング2内に配置された基端側部位62同士の配置間隔は大きい。一対のリード線6の先端側部位61は、感温素子5に接続されている。一対のリード線6の先端側部位61同士の配置間隔は、一対のリード線6が感温素子5に接続された間隔と同じになっている。また、一対のリード線6の基端側部位62は、コネクタ3のターミナル(端子)32にそれぞれ接続されている。コネクタ3における一対のターミナル32の、幅方向の中心軸線が配置された間隔は、一対のリード線6の先端側部位61の、幅方向の中心軸線が並ぶ間隔よりも大きくなっている。
一対のリード線6における先端側部位61及び基端側部位62は、ハウジング2及びカバー4の軸線方向Dに略平行に配置されている。一対のリード線6の先端側部位61と基端側部位62との間には、一対のリード線6が、基端側部位62から先端側部位61に向けて傾斜して互いに接近する傾斜部位63が形成されている。一対のリード線6の傾斜部位63は、ハウジング2内に配置されている。
一対のリード線6は、導通性(電気伝導性)を有する種々の金属材料から構成されている。一対のリード線6は、例えば、FeNi合金等によって構成することができる。
リード線6は、感温素子5に設けられた素子側リード部に対して、突き合わせた状態又は重ね合わせた状態で、溶接等によって接合されていてもよい。
(ガイドチューブ65)
図2及び図4に示すように、本形態のガイドチューブ65は、各リード線6を別々にガイドするよう、各リード線6に対して別々に形成されている。ガイドチューブ65は、直線状の円筒形状に形成されている。また、ガイドチューブ65は、絶縁性の熱硬化性樹脂によって構成されている。ガイドチューブ65は、耐熱性を有する熱硬化性樹脂としてのポリイミド等によって構成することができる。ガイドチューブ65は、樹脂でありながら適度な剛性を有しており、直線状の形状を維持可能である。
本形態のガイドチューブ65は、一対のリード線6における先端側部位61、傾斜部位63及び基端側部位62の一部を覆っている。ガイドチューブ65は、一対のリード線6とターミナル32との接続部Pには装着されていない。ガイドチューブ65を装着する長さは、適宜変更することができる。ガイドチューブ65の先端部651は、感温素子5、充填材7等に固定されている一方、ガイドチューブ65の基端部653は、リード線6等の周囲の部材に固定されていない。また、ガイドチューブ65の基端開口部654は、カバー4内の空間Kに位置しており、この空間K内に開放されている。
図2に示すように、ガイドチューブ65は、リード線6を挿通させるための挿通穴650を有している。ガイドチューブ65の外径は、ガイドチューブ65をリード線6に装着したときに、ガイドチューブ65同士が互いに接触しない大きさに形成されている。ガイドチューブ65の内径は、例えば、リード線6の外径の1.2〜2.0倍にすることができる。リード線6の外径とガイドチューブ65の内径との比を適切にすることにより、ガイドチューブ65が、リード線6とともに共振しないようにし、かつリード線6の共振を抑制することができる。
ガイドチューブ65の材質及び太さは、ガイドチューブ65の固有振動数が、リード線6の固有振動数と異なるように決定する。また、ガイドチューブ65の材質及び太さは、リード線6の共振に釣られてガイドチューブ65もともに共振しないことを基準として決定することができる。
ガイドチューブ65とリード線6との間に形成された隙間Sは、ガイドチューブ65の内径寸法からリード線6の外径寸法を差し引いた値としては、ガイドチューブ65の軸線方向Dにおいて一定である。ただし、ガイドチューブ65の基端部653は、リード線6によって位置が拘束される以外は自由状態にある。そのため、ガイドチューブ65とリード線6との間に形成された隙間Sは、リード線6及びガイドチューブ65の軸線方向D及び周方向の各位置においてばらつきがある場合が多い。
固有振動数は、物体が共振を起こすときの振動数であり、各物体に特有の振動数(周波数)となる。固有振動数は、質量の大きさと、バネの役割を果たす梁の剛性との要因によって定まる。物体の質量が小さくなる場合、又は梁の剛性が高くなる場合には、固有振動数が高くなる。一方、物体の質量が大きくなる場合、又は梁の剛性が低くなる場合には、固有振動数が低くなる。
なお、ガイドチューブ65は、リード線6ごとに1本ずつ形成する以外にも、一対のリード線6を互いに絶縁して内部に挿通させる、共通のチューブとして形成することもできる。つまり、ガイドチューブ65は、一対のリード線6を挿通させる2つの挿通穴650を有する形状に形成することもできる。
(保護膜52)
図2に示すように、本形態の感温素子5の表面には、一対のリード線6に生じる熱応力を緩和するための保護膜52が設けられている。保護膜52は、封止ガラス51、ガイドチューブ65の先端開口部652から突出するリード線6の部分、及びガイドチューブ65の先端開口部652とリード線6との隙間Sを覆っている。特に、本形態の保護膜52は、封止ガラス51の全体、ガイドチューブ65の先端開口部652から突出するリード線6の部分の全体、及びガイドチューブ65の先端開口部652とリード線6との隙間Sの全体を覆っている。言い換えれば、ガイドチューブ65の先端開口部652における、リード線6との間の隙間Sは、保護膜52によって閉じられている。そして、保護膜52の存在によって、充填材7は、封止ガラス51及びリード線6に接触することができなくなっている。
また、保護膜52によって、充填材7は、ガイドチューブ65の先端開口部652から、ガイドチューブ65とリード線6との隙間Sへ入ることができなくなっている。これにより、ガイドチューブ65とリード線6との隙間Sが、充填材7によって埋められることが防止される。
保護膜52は、熱硬化性樹脂によって構成されている。保護膜52は、耐熱性を有する熱硬化性樹脂としてのポリアミド等によって構成することができる。充填材7は、セラミックス粉末を用いて構成されており、セラミックス粉末が焼結されて結合した状態でカバー4内の先端位置に充填されている。
保護膜52の線膨張係数は、リード線6の線膨張係数よりも小さく、かつ充填材7の線膨張係数よりも大きい。本形態のリード線6を構成するFeNi合金の線膨張係数は、9.6×10-6(/℃)であり、本形態の充填材7を構成するセラミックスの線膨張係数は、4.5×10-6(/℃)である。そして、本形態の保護膜52を構成するポリアミドの線膨張係数は、8.0×10-6(/℃)である。
充填材7は、封止ガラス51及び一対のリード線6には接触せず、保護膜52及びガイドチューブ65の先端部651に接触している。言い換えれば、充填材7は、保護膜52、ガイドチューブ65の先端部651及びカバー4の内側面にのみ接触している。
リード線6を構成する材料の線膨張係数と充填材7を構成する材料の線膨張係数との差に比べて、リード線6を構成する材料の線膨張係数と保護膜52を構成する材料の線膨張係数との差は小さい。また、リード線6を構成する材料の線膨張係数と充填材7を構成する材料の線膨張係数との差に比べて、充填材7を構成する材料の線膨張係数と保護膜52を構成する材料の線膨張係数との差は小さい。
保護膜52の存在により、互いに接触する異種材料間の線膨張係数の差を小さくすることができる。そのため、リード線6と充填材7との線膨張係数の差によって、これらの間に生じる熱応力を低減させることができる。これにより、温度センサ1の耐久性を向上させることができる。
(ハウジング2)
図1及び図4に示すように、ハウジング2は、一対のリード線6及びコネクタ3のターミナル32を配置するための配置穴21と、温度センサ1を配管に取り付けるための外周ネジ22と、コネクタ3を連結するための連結部23とを有する。配置穴21には、コネクタ3のターミナル32の一部が6挿入され、連結部23には、コネクタ3のコネクタ本体31が連結される。一対のリード線6は、その先端部611が充填材7を介してカバー4に固定され、その基端部621がコネクタ3のターミナル32を介してハウジング2に固定される。
(コネクタ3)
図1に示すように、コネクタ3は、絶縁性の樹脂等からなるコネクタ本体31と、コネクタ本体31の内部に配置されたターミナル(端子)32とを有する。ターミナル32の先端部321は、リード線6の基端部621が接続されるよう、コネクタ本体31から突出している。ターミナル32の基端部322は、コネクタ本体31の内部に配置されている。ターミナル32の基端部322は、温度センサ1の動作を制御する制御装置10に接続される。ターミナル32は、導通性の金属材料によって構成されている。
一対のリード線6の基端部は、抵抗溶接等を行ってターミナル32の先端部に接合されている。
(カバー4)
図1に示すように、カバー4は、有底円筒形状に形成されている。カバー4は、感温素子5が内部に配置され、外径が最も縮小した検知カバー部41と、ハウジング2の先端部の外周に装着され、外径が最も拡大した装着カバー部42と、検知カバー部41と装着カバー部42との間に形成された中間カバー部43とを有する。特に、検知カバー部41は、感温素子5が配置された、温度を測定する際の中心部位であり、より細径化することによって、温度を測定する際の応答性を高めることができる。
(充填材7)
図2に示すように、充填材7には、セラミックス粉末が用いられる。このセラミックス粉末には、ガラス粉末が含まれていてもよい。充填材7は、カバー4の検知カバー部41内の先端側位置に配置されている。充填材7の使用量は、ガイドチューブ65の先端部651を覆って、検知カバー部41内の先端側位置の空間Kを充填する範囲内で、できるだけ少なくすることができる。充填材7の使用量を少なくすることにより、充填材7の熱容量を減らすことができ、温度センサ1によって温度を測定する際の応答性を高めることができる。
組付後の温度センサ1が加熱されて、充填材7を構成するセラミック粉末が焼結された後には、感温素子5、封止ガラス51、保護膜52及びガイドチューブ65の先端部651が、充填材7によってカバー4の検知カバー部41に固定される。
図2に示すように、カバー4の検知カバー部41における先端底部411の内側面と保護膜52の先端521との間には、クリアランスCが形成されており、このクリアランスCには、充填材7が充填されている。一対のリード線6の長さは、カバー4の長さ及びカバー4がハウジング2に取り付けられた位置を考慮して、保護膜52の先端521がカバー4の先端底部411の内側面に接触しないように決定される。
カバー4の先端底部411の内側面と保護膜52の先端521との間にクリアランスCが形成されていることにより、一対のリード線6にカバー4から負荷が加わらないようにすることができる。保護膜52がカバー4の先端底部411の内側面に接触すると、一対のリード線6に、この一対のリード線6を撓ませようとする荷重が加わることになる。この場合には、一対のリード線6とターミナル32との接続部Pに不要な応力が作用することになる。カバー4の先端底部411の内側面と保護膜52の先端521との接触は、温度センサ1の組付時に生じるおそれがある。
また、カバー4の先端底部411の内側面と保護膜52の先端521との間のクリアランスCに充填材7が配置されていることにより、温度センサ1が、加熱・冷却されて、カバー4が熱収縮する際に、カバー4から一対のリード線6に加わる荷重を緩和することができる。そして、一対のリード線6とターミナル32との接続部Pに作用する応力を緩和することができる。
(空間K)
図1に示すように、カバー4内における空間Kは、検知カバー部41内の基端側D2の一部、中間カバー部43内、及び装着カバー部42内の先端側D1の一部に形成されている。この空間Kは、温度センサ1の熱容量を減らすために形成されている。そして、温度センサ1が振動する際には、一対のリード線6及びガイドチューブ65は、空間K内において振動する。
(製造方法)
次に、本形態の温度センサ1の製造方法を、図5のフローチャートを参照して説明する。
温度センサ1を製造するに当たっては、まず、図6及び図7に示すように、感温素子5及び一対のリード線6の先端部611が封止ガラス51によって覆われた感温素子体11を準備し、感温素子体11における各リード線6にそれぞれガイドチューブ65を装着する(図5のステップS101)。
次いで、図8に示すように、感温素子体11における封止ガラス51の表面を、保護膜52を形成するための液状の保護膜材料によって覆う(ステップS102)。このとき、封止ガラス51、ガイドチューブ65の先端開口部652から突出するリード線6の部分、及びガイドチューブ65の先端開口部652とリード線6との隙間Sは、液状の保護膜材料によって覆われる。
次いで、保護膜材料が硬化されて保護膜52となり、ガイドチューブ65の先端開口部652が閉塞された状態で、ガイドチューブ65の先端部651が保護膜52によって感温素子体11に固着される(ステップS103)。次いで、感温素子体11における一対のリード線6に折曲げ加工を行い、一対のリード線6に、ガイドチューブ65が装着された先端側部位61、基端側部位62及び傾斜部位63が形成される(ステップS104)。
その後、図9に示すように、感温素子体11における一対のリード線6の基端部621を、コネクタ3のターミナル32に、抵抗溶接等によって接合する(ステップS105)。こうして、ガイドチューブ65及び保護膜52が設けられた感温素子体11とコネクタ3とが一体化された第1組付体12が形成される。
一方、図10に示すように、ハウジング2の先端部の外周にカバー4の装着カバー部42を装着し、溶接等を行って両者を接合する(ステップS106)。こうして、ハウジング2とカバー4とが一体化された第2組付体13が形成される。次いで、図11に示すように、第2組付体13におけるカバー4の検知カバー部41内に、充填材7を形成するための充填材材料を注入する(ステップS107)。充填材材料は、水等を溶媒とし、セラミックス粉末を含有するものであり、検知カバー部41内の先端部(底部)に注入される。
次いで、同図に示すように、第2組付体13におけるハウジング2内及びカバー4内に、第1組付体12における感温素子体11を挿入する(ステップS108)。このとき、充填材材料内に、第1組付体12における、保護膜52によって覆われた感温素子5、ガイドチューブ65の先端開口部652から突出する一対のリード線6の一部、及びガイドチューブ65の先端部651が浸漬される(図2参照)。そして、保護膜52の先端521と、カバー4における検知カバー部41の先端底部411の内側面との間には、クリアランスCが形成され、このクリアランスCには、充填材材料が充填される。
次いで、第2組付体13におけるハウジング2の連結部23に、第1組付体12におけるコネクタ3を連結し、連結部23に設けられた突出部231を変形させて、コネクタ3にかしめる(ステップS109)。こうして、第1組付体12と第2組付体13とが一体化される。
その後、第2組付体13におけるカバー4の検知カバー部41の周辺を加熱する(ステップS110)。これにより、充填材材料を構成する溶媒が揮発するとともに充填材材料を構成するセラミックス粉末が焼結されて充填材7となり、温度センサ1が製造される。
(作用効果)
本形態の温度センサ1は、振動が頻繁に発生する自動車に搭載されるものであり、ガイドチューブ65によって、一対のリード線6の共振を抑制するものである。
具体的には、一対のリード線6はガイドチューブ65によって覆われており、各リード線6とガイドチューブ65との間には、ガイドチューブ65内においてリード線6が振動することが可能な隙間Sが形成されている。また、感温素子5とガイドチューブ65の先端部651とは、充填材7によってカバー4の検知カバー部41内の先端位置に固着されている。そして、カバー4内における、充填材7が充填された位置の基端側D2には空間Kが形成されている。
これらの構成により、一対のリード線6及びガイドチューブ65は、温度センサ1が振動を受ける際には、空間K内において振動することになる。そして、温度センサ1に加わる振動の周波数が、一対のリード線6の固有振動数に重なったときに、一対のリード線6が共振を起こす場合であっても、以下の理由によって、一対のリード線6の共振を抑えることができる。
一対のリード線6は、導通性の導体として形成されており、ガイドチューブ65は、絶縁性のチューブとして形成されている。そして、両者の質量及び剛性は異なっており、両者の固有振動数も異なる。一対のリード線6及びガイドチューブ65に振動が加わる際に、この振動の周波数が一対のリード線6の固有振動数に重なったとき、一対のリード線6は共振現象によって大きく振れようとする。このとき、一対のリード線6とガイドチューブ65との間に隙間Sが形成されていることにより、ガイドチューブ65は、一対のリード線6と共に揺れない。また、一対のリード線6が共振する際には、ガイドチューブ65が共振しない。
これにより、一対のリード線6の共振による揺れを、ガイドチューブ65によって抑えることができる。つまり、一対のリード線6の共振による揺れは、ガイドチューブ65内における揺れに制限される。そのため、ガイドチューブ65の存在によって、一対のリード線6の共振が抑制され、一対のリード線6が揺れる際に、一対のリード線6とコネクタ3のターミナル32との接続部Pに加わる応力を低減させることができる。その結果、温度センサ1の、振動に対する耐久性を向上させることができる。
図12には、リード線6にガイドチューブ65が装着され、感温素子5が充填材7によって固着された本形態の温度センサ1において、リード線6が共振する状態を模式的に示す。また、図13には、リード線6にガイドチューブ65が装着されていない一方、感温素子5が充填材7によって固着された、第1の比較形態としての温度センサ9Aにおいて、リード線6が共振する状態を模式的に示す。また、図14には、リード線6にガイドチューブ65が装着された一方、感温素子5が充填材7によって固着されていない、第2の比較形態としての温度センサ9Bにおいて、リード線6が共振する状態を模式的に示す。各図において、リード線6の揺れを二点鎖線Nによって示す。
図13に示すように、ガイドチューブ65が存在しない場合には、リード線6は、空間K内において何ら制約を受けずに共振することになり、リード線6とターミナル32との接続部Pに発生するストレスは大きくなる。また、図14に示すように、リード線6にガイドチューブ65が装着されていたとしても、カバー4内に充填材7がなく、感温素子5が宙に浮いた状態にある場合には、リード線6及びガイドチューブ65がともに大きく振動する。この場合には、リード線6とターミナル32との接続部Pに発生するストレスが大きくなる。
一方、図12に示すように、ガイドチューブ65及び充填材7が存在する場合には、リード線6が共振するときには、リード線6がガイドチューブ65の挿通穴650の内周面に衝突する。これにより、リード線6の共振による振幅が小さく抑えられ、リード線6とターミナル32との接続部Pに発生するストレスは小さくなる。
図15には、温度センサ1に加わる振動の周波数(Hz)と、リード線6に生じる共振重力加速度(m/s2)との関係を示す。共振重力加速度は、リード線6における、最大振幅が発生する部位の重力加速度を示す。試験品は、一対のリード線6にガイドチューブ65が装着されるとともにカバー4内に充填された充填材7によって感温素子5が固着された場合を示す。比較品1は、ガイドチューブ65がある一方、充填材7がない場合を示す。比較品2は、ガイドチューブ65がない一方、充填材7がある場合を示す。比較品3は、ガイドチューブ65及び充填材7がない場合を示す。ガイドチューブ65及び充填材7の構成は、本形態に示した構成とした。
同図に示すように、ガイドチューブ65及び充填材7がない比較品3の場合には、共振重力加速度のピーク値が、試験品及び比較品1〜3の全体の中で最大になった。また、ガイドチューブ65がない一方、充填材7がある比較品2の場合には、比較品3に比べて、共振重力加速度のピーク値が若干小さくなるとともに、共振重力加速度のピーク値がある周波数が若干低周波数側に変わった。
また、ガイドチューブ65がある一方、充填材7がない比較品1の場合には、比較品2,3に比べて、共振重力加速度のピーク値が小さくなるとともに、共振重力加速度のピーク値がある周波数が高周波数側に変わった。そして、ガイドチューブ65の存在により、共振が起こる周波数が高くなり、共振の振幅が小さくなることが分かった。また、比較品1の場合には、リード線6とガイドチューブ65とがともに共振することにより、リード線6の固有振動数とガイドチューブ65の固有振動数との中間の周波数の位置に、共振重力加速度のピーク値が観察されたと考えられる。
一方、ガイドチューブ65及び充填材7がある試験品の場合には、共振重力加速度のピーク値が小さくなるとともに、共振重力加速度のピーク値がある周波数が低周波数側と高周波数側とに分かれた。試験品において、低周波数側に生じた共振重力加速度のピーク値は、リード線6の固有振動数に基づくものであり、高周波数側に生じた共振重力加速度のピーク値は、ガイドチューブ65の固有振動数に基づくものである。このような共振重力加速度が観察された理由は、リード線6の共振がガイドチューブ65によって抑制され、ガイドチューブ65の共振がリード線6によって抑制されたためであると考えられる。
このような試験品による共振重力加速度の波形より、リード線6にガイドチューブ65が装着され、感温素子5が充填材7によってカバー4に固着されることにより、共振による振幅を小さく抑えられることが確認された。
また、カバー4内における、充填材7が充填された位置の基端側D2には空間Kが形成されていることにより、温度センサ1のカバー4内の熱容量を小さく抑えることができる。熱容量とは、物体の温度を所定の温度上昇させるために必要な熱エネルギー量のことをいう。そして、熱容量が小さい物体ほど、加熱及び冷却が迅速に行われ、温度変化に対する追従性が良くなる。こうして、温度センサ1のカバー4内の熱容量が小さくなることにより、温度センサ1によって温度を測定する際の応答性を高く維持することができる。
それ故、本形態の温度センサ1によれば、応答性を高く維持して、振動に対する耐久性を向上させることができる。
<実施形態2>
本形態においては、図16に示すように、感温素子5の封止ガラス51が保護膜52によって覆われていない場合を示す。
実施形態1における保護膜52は、その線膨張係数の値が、リード線6の線膨張係数と充填材7の線膨張係数との間にあることを利用して、リード線6及び充填材7の周辺に生じる熱応力を緩和した。ただし、リード線6を構成する材料と充填材7を構成する材料との線膨張係数の差によって、これらの間に生じる熱応力を許容できる場合には、保護膜52は設けないこともできる。
本形態においては、ガイドチューブ65の先端開口部652からガイドチューブ65内に充填材7が入らないようにするために、ガイドチューブ65の先端開口部652を、封止材、接着剤等によって閉じておくことができる。また、リード線6とガイドチューブ65との隙間Sの大きさ、充填材7の粘性等によっては、先端開口部652から隙間Sへ充填材7が入りにくい場合もある。この場合には、先端開口部652を意図的に閉じる工夫は不要となる。
また、本形態においては、カバー4内に充填された充填材7は、感温素子5における封止ガラス51と、ガイドチューブ65の先端開口部652から突出するリード線6の部分と、ガイドチューブ65の先端部651とを覆うことになる。また、封止ガラス51と、カバー4の検知カバー部41における先端底部411の内側面との間にクリアランスCが形成され、このクリアランスCが充填材7によって充填される。
本形態の温度センサ1におけるその他の構成、作用効果等については、実施形態1の場合と同様である。また、本形態においても、実施形態1に示した符号と同一の符号が示す構成要素は、実施形態1の場合と同様である。
<実施形態3>
本形態は、感温部を、感温素子5とする代わりに、図17に示すように、一対の接点間の温度差によって生じる熱起電力を利用する熱電対50の測温接点5Aとした場合について示す。
熱電対50においては、一対の接点として、測定対象の温度を測定するための測温接点5Aと、温度を測定する際の基準を形成する冷接点とが形成される。一対のリード線6は、材質が互いに異なる2種類の金属線を用いて構成される。また、測温接点5Aは、2種類のリード線6の先端が互いに接合された接合部として形成される。
また、本形態においては、測温接点5A、ガイドチューブ65の先端開口部652から突出するリード線6の部分、及びガイドチューブ65の先端開口部652とリード線6との隙間Sは、保護膜52によって覆われている。また、充填材7は、保護膜52及びガイドチューブ65の先端部651に接触している。
感温部が熱電対の測温接点5Aである場合にも、感温部が感温素子5である場合と同様の作用効果を得ることができる。また、本形態の温度センサ1におけるその他の構成、作用効果等については、実施形態1の場合と同様である。また、本形態においても、実施形態1に示した符号と同一の符号が示す構成要素は、実施形態1の場合と同様である。
<実施形態4>
本形態においては、リード線6とターミナル32との接続部Pに採用される種々の構成を示す。接続部Pの代表的な構造は、実施形態1の図4、図12に示した。
一対のリード線6に共振現象が発生するときに、最も損傷を受けやすいのは、リード線6がターミナル32に接続された接続部Pである。従って、リード線6とターミナル32との接続の仕方に工夫をして、接続部Pに生じる損傷を最小限にすることが好ましい。
(金属材料接合)
リード線6とターミナル32とは、それらの母材同士を接合する金属材料接合、又はそれらの母材以外の金属材料を用いて接合する金属材料接合によって接合し、接続部Pは、接合部として形成することができる。また、リード線6とターミナル32との金属材料接合は、溶融接合、液相−固相接合又は固相−固相接合とすることができる。
溶融接合には、レーザー光によって母材同士を溶融させて接合するレーザー溶接、互いに密着させた母材間に電流を流し、接触面に生じる電気抵抗を利用して接合する抵抗溶接、アーク放電によって母材同士又は溶加材を溶融させて接合するアーク溶接、燃焼時に発生する熱を利用して母材同士を接合するガス溶接等がある。
液相−固相接合には、接着剤としてのろう材を用いて接合するろう付け、溶融したインサート金属を介し、接合面に生じる原子の拡散を利用して接合する液相拡散接合、母材間の界面反応によって接合する反応接合等がある。
固相−固相接合には、母材同士の接合面に生じる原子の拡散を利用して接合する拡散接合、固形のインサート金属を介し、接合面に生じる原子の拡散を利用して接合する固相拡散接合、母材間に超音波振動を与えて接合する超音波接合等がある。
金属材料接合を行うことにより、母材を必要以上に潰すことが不要になり、リード線6の母材強度を確保することができる。ここで、リード線6の母材強度とは、リード線6自体の強度のことをいう。リード線6の母材強度は、リード線6の潰れ量が大きい場合、材質劣化がある場合等に低下する。母材強度が低下すると、リード線6に亀裂等が生じるおそれがある。
(機械的締結)
また、リード線6とターミナル32とは、それらの材料同士を互いに締結する機械的締結、又はそれらの材料以外の金属材料を用いて互いに締結する機械的締結によって接続することもできる。リード線6とターミナル32との機械的締結は、材料の少なくとも一方を変形させて互いにかしめる冷かしめ、リベットを用いて互いに締結するリベット接合、ネジを用いて互いに締結するネジ接合等がある。
冷かしめは、例えば、ターミナル32に貫通孔を形成し、この貫通孔にリード線6の端部を挿通させて、リード線6とターミナル32を締結する態様とすることができる。また、リベット又はネジを用いてリード線6とターミナル32とを締結する場合には、リード線6の端部を潰して扁平させ、この扁平した端部とターミナル32とを締結することができる。
金属材料接合を行う場合には、母材が局所的に加熱されたことにより、母材に局所的な材質劣化が生じる。この材質劣化の影響をなくすためには、金属材料接合を行う代わりに機械的締結を行うことができる。また、金属材料接合ができない場合にも、機械的締結を行うことができる。
機械的締結を行うことにより、リード線6とターミナル32との接合強度を確保することができる。ここで、接合強度とは、リード線6とターミナル32とが接合されている強度のことをいう。接合強度は、材料的な相性の悪さ、接合力が小さいこと等に起因して低下する。接合強度が低下すると、リード線6とターミナル32との間に剥離が生じるおそれがある。
(金属材料接合と機械的締結との併用)
また、リード線6とターミナル32とは、前述した金属材料接合と前述した機械的締結とを併用して接続することもできる。
金属材料接合又は機械的締結の一方のみによっては、リード線6とターミナル32との必要な接合強度を確保できない場合には、金属材料接合及び機械的締結を併用することができる。
この場合には、母材強度に低下が生じたとしても、金属材料接合と機械的締結とを組み合わせることによって、リード線6とターミナル32との接合強度を確保することができる。特に、温度センサ1が、振動がより多く発生する環境下で用いられる場合には、金属材料接合と機械的締結とを併用することができる。
また、熱かしめとしてのヒュージングは、金属材料接合及び機械的締結を併用する場合として分類することができる。ヒュージングは、リード線6とターミナル32とに電流を流し、これらの端部に加圧力を加えてこれらの端部を変形させて、これらを互いに接合するものである。ヒュージングは、固相−固相接合に分類してもよいが、リード線6及びターミナル32の少なくとも一方の接合面に形成された凹凸が相手側の表面に食い込んだり、挟み込まれたりすることによる機械的な結合力も得られるため、金属材料接合及び機械的締結を併用する場合として分類した。リード線6とターミナル32とをヒュージングによって接合することにより、接合強度を十分に確保することができる。
本形態の温度センサ1におけるその他の構成、作用効果等については、実施形態1の場合と同様である。また、本形態においても、実施形態1に示した符号と同一の符号が示す構成要素は、実施形態1の場合と同様である。
本発明は、各実施形態のみに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲においてさらに異なる実施形態を構成することが可能である。また、本発明は、様々な変形例、均等範囲内の変形例等を含む。
1 温度センサ
2 ハウジング
3 コネクタ
32 ターミナル
4 カバー
5 感温素子(感温部)
5A 測温接点(感温部)
6 リード線
65 ガイドチューブ
7 充填材
S 隙間
K 空間

Claims (11)

  1. ハウジング(2)と、
    前記ハウジング内に配置されたコネクタ(3)と、
    前記ハウジングに取り付けられたカバー(4)と、
    前記カバー内の先端位置に配置され、温度の測定を行うための感温部(5)と、
    前記感温部と前記コネクタにおけるターミナル(32)とに接続された、導通性の一対のリード線(6)と、
    前記リード線の外径よりも大きな内径に形成され、前記リード線との間に隙間(S)を形成して前記リード線を覆う、絶縁性のガイドチューブ(65)と、
    前記感温素子、及び前記ガイドチューブの先端部(651)に間接的に又は直接接触して、前記カバー内の先端位置に充填された充填材(7)と、
    前記カバー内における、前記充填材が充填された位置の基端側(D2)に形成された空間(K)と、を備える温度センサ。
  2. 前記感温部、及び一対の前記リード線の先端部(611)は、封止ガラス(51)によって覆われており、
    前記封止ガラス、前記ガイドチューブの先端開口部(652)から突出する前記リード線の部分、及び前記ガイドチューブの先端開口部と前記リード線との隙間は、保護膜(52)によって覆われており、
    前記保護膜の線膨張係数は、前記リード線の線膨張係数よりも小さく、かつ前記充填材の線膨張係数よりも大きく、
    前記充填材は、前記保護膜及び前記ガイドチューブの先端部に接触している、請求項1に記載の温度センサ。
  3. 前記感温部、前記ガイドチューブの先端開口部(652)から突出する前記リード線の部分、及び前記ガイドチューブの先端開口部と前記リード線との隙間は、保護膜(52)によって覆われており、
    前記保護膜の線膨張係数は、前記リード線の線膨張係数よりも小さく、かつ前記充填材の線膨張係数よりも大きく、
    前記充填材は、前記保護膜及び前記ガイドチューブの先端部に接触している、請求項1に記載の温度センサ。
  4. 前記カバーの先端底部(411)の内側面と前記感温部との間には、クリアランス(C)が形成されており、
    前記充填材は、前記クリアランスにも充填されている、請求項1に記載の温度センサ。
  5. 前記カバーの先端底部(411)の内側面と前記保護膜との間には、クリアランス(C)が形成されており、
    前記充填材は、前記クリアランスにも充填されている、請求項2又は3に記載の温度センサ。
  6. 一対の前記リード線における、少なくとも前記カバー内に配置された先端側部位(61)同士の配置間隔に比べて、一対の前記リード線における、前記ハウジング内に配置された基端側部位(62)同士の配置間隔は大きく、
    前記ガイドチューブは、少なくとも一対の前記リード線における前記先端側部位を覆っている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の温度センサ。
  7. 前記感温部は、温度によって電気抵抗値が変化する感温素子としてのサーミスタ素子又は測温抵抗素子である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の温度センサ。
  8. 前記感温部は、一対の接点間の温度差によって生じる熱起電力を利用する熱電対の測温接点である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の温度センサ。
  9. 一対の前記リード線と前記コネクタにおけるターミナルとは、それらの母材同士を接合する金属材料接合、又はそれらの母材以外の金属材料を用いて互いに接合する金属材料接合によって接合されている、請求項1〜8のいずれか1項に記載の温度センサ。
  10. 一対の前記リード線と前記コネクタにおけるターミナルとは、それらの材料同士を互いに締結する機械的締結、又はそれらの材料以外の金属材料を用いて互いに締結する機械的締結によって接続されている、請求項1〜8のいずれか1項に記載の温度センサ。
  11. 一対の前記リード線と前記コネクタにおけるターミナルとは、
    それらの母材同士を接合する金属材料接合、又はそれらの母材以外の金属材料を用いて接合する金属材料接合と、
    それらの材料同士を互いに締結する機械的締結、又はそれらの材料以外の金属材料を用いて互いに締結する機械的締結と、を併用して接続されている、請求項1〜8のいずれか1項に記載の温度センサ。
JP2017126754A 2017-06-28 2017-06-28 温度センサ Active JP6888439B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017126754A JP6888439B2 (ja) 2017-06-28 2017-06-28 温度センサ
DE102018115227.2A DE102018115227A1 (de) 2017-06-28 2018-06-25 Temperatursensor
US16/019,949 US10989608B2 (en) 2017-06-28 2018-06-27 Temperature sensor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017126754A JP6888439B2 (ja) 2017-06-28 2017-06-28 温度センサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019007932A true JP2019007932A (ja) 2019-01-17
JP6888439B2 JP6888439B2 (ja) 2021-06-16

Family

ID=64661978

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017126754A Active JP6888439B2 (ja) 2017-06-28 2017-06-28 温度センサ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10989608B2 (ja)
JP (1) JP6888439B2 (ja)
DE (1) DE102018115227A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7473753B1 (ja) 2023-11-06 2024-04-23 株式会社芝浦電子 温度センサ素子および温度センサ

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11196881B2 (en) 2019-01-21 2021-12-07 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus employs a line-of-sight detection technique to execute user operations in plural modes
KR20200143617A (ko) 2019-06-14 2020-12-24 삼성디스플레이 주식회사 표시 장치의 제조 장치, 및 표시 장치의 제조 방법

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6345517A (ja) * 1986-08-13 1988-02-26 Toyota Motor Corp 温度センサ
JPH0875561A (ja) * 1994-09-08 1996-03-22 Shimeo Seimitsu Kk 電子体温計用サーミスタ
US5749656A (en) * 1995-08-11 1998-05-12 General Motors Corporation Thermal probe assembly with mold-over crimp sensor packaging
JP2011127938A (ja) * 2009-12-15 2011-06-30 Ngk Spark Plug Co Ltd 温度センサ
JP2013231680A (ja) * 2012-05-01 2013-11-14 Ngk Spark Plug Co Ltd 温度センサ
JP2016090563A (ja) * 2014-10-31 2016-05-23 株式会社デンソー 温度センサ

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB8514587D0 (en) * 1985-06-10 1985-07-10 Britannia Refined Metals Ltd Recovery of metals from their alloys with lead
US7621672B2 (en) * 2007-03-19 2009-11-24 Babcock & Wilcox Technical Services Y-12, Llc Thermocouple shield
JP4986692B2 (ja) * 2007-04-13 2012-07-25 日本特殊陶業株式会社 温度センサ
JP4990256B2 (ja) 2007-10-15 2012-08-01 株式会社デンソー 温度センサ及びその製造方法
JP4821786B2 (ja) 2008-02-15 2011-11-24 株式会社デンソー 温度センサおよび温度センサ一体型圧力センサ
US7982580B2 (en) 2008-05-30 2011-07-19 Rosemount Inc. High vibration thin film RTD sensor
JP2010032493A (ja) * 2008-06-25 2010-02-12 Ngk Spark Plug Co Ltd 温度センサ
EP2358265B1 (en) * 2008-11-19 2013-01-02 Koninklijke Philips Electronics N.V. Needle with integrated fibers
JP2010230610A (ja) 2009-03-30 2010-10-14 Hitachi Automotive Systems Ltd 内燃機関用温度計測センサ及び製造方法
US8523430B2 (en) * 2010-07-28 2013-09-03 Lattron Co. Ltd. Ultra thin temperature sensor device
JP5655702B2 (ja) 2011-05-18 2015-01-21 株式会社デンソー 温度センサ、温度センサの製造方法及び温度センサ付圧力センサ
WO2013072961A1 (ja) 2011-11-16 2013-05-23 株式会社芝浦電子 温度センサおよび機器
JP5807811B2 (ja) 2011-12-28 2015-11-10 三菱マテリアル株式会社 温度センサ装置
JP6515569B2 (ja) 2015-02-17 2019-05-22 三菱マテリアル株式会社 温度センサ

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6345517A (ja) * 1986-08-13 1988-02-26 Toyota Motor Corp 温度センサ
JPH0875561A (ja) * 1994-09-08 1996-03-22 Shimeo Seimitsu Kk 電子体温計用サーミスタ
US5749656A (en) * 1995-08-11 1998-05-12 General Motors Corporation Thermal probe assembly with mold-over crimp sensor packaging
JP2011127938A (ja) * 2009-12-15 2011-06-30 Ngk Spark Plug Co Ltd 温度センサ
JP2013231680A (ja) * 2012-05-01 2013-11-14 Ngk Spark Plug Co Ltd 温度センサ
JP2016090563A (ja) * 2014-10-31 2016-05-23 株式会社デンソー 温度センサ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7473753B1 (ja) 2023-11-06 2024-04-23 株式会社芝浦電子 温度センサ素子および温度センサ

Also Published As

Publication number Publication date
DE102018115227A1 (de) 2019-01-03
JP6888439B2 (ja) 2021-06-16
US20190003899A1 (en) 2019-01-03
US10989608B2 (en) 2021-04-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5155246B2 (ja) 温度センサ
US7553078B2 (en) Temperature sensor and method for producing the same
JP6888439B2 (ja) 温度センサ
KR20080008995A (ko) 내연기관의 배기가스 시스템에 사용되는 저항 온도계용온도 센서
JP5229355B2 (ja) 温度センサ
WO2019087755A1 (ja) 温度センサ及び温度センサを備えた装置
FR2822231A1 (fr) Capteur de temperature
US8177427B2 (en) Temperature sensor and method of producing the same
US8256956B2 (en) Temperature sensor
US9207130B2 (en) Sensor and method for manufacturing the same
JP6992442B2 (ja) 温度センサ
EP2075557B1 (en) Temperature sensor and method of producing the same
EP3339825B1 (en) High-temperature exhaust sensor
US20150231868A1 (en) Method for pressing or welding the protective cover of a high temperature sensor
JP5842610B2 (ja) センサ制御装置及びその製造方法
JP5519590B2 (ja) 温度センサの製造方法及び温度センサ
US10935437B2 (en) Coaxial high temperature thermocouple background
JP2006126067A (ja) 温度センサの製造方法
US20120020386A1 (en) Temperature Sensor
JP4059222B2 (ja) 温度センサ及び温度センサの製造方法
WO2019151167A1 (ja) 温度センサ
JP5651550B2 (ja) 温度センサ及び温度センサの製造方法
JP2002267546A (ja) 温度センサ
JPH09170954A (ja) 温度検出器
WO2016167066A1 (ja) グロープラグ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200519

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210331

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210420

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210503

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6888439

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151