JP2019006415A - 洗浄器、洗浄器とディスペンスヘッドとの組み合わせ、および、洗浄方法 - Google Patents

洗浄器、洗浄器とディスペンスヘッドとの組み合わせ、および、洗浄方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ディスペンスヘッドのガス流出口を洗浄可能な洗浄器、洗浄器とディスペンスヘッドとの組み合わせ、および、洗浄方法を提供する。
【解決手段】洗浄器は、ガス流入口、ガス流出口、および、飲料流出路を有するディスペンスヘッドを洗浄する洗浄器である。洗浄器は、洗浄液を貯留する洗浄液容器と、洗浄液容器に固定されたディスペンスヘッド取付部と、ディスペンスヘッドの飲料流出路に連通する流体通過孔と、当該流体通過孔に連通する流路を備え、洗浄液容器の底部に向かって延在する流体取出管と、ディスペンスヘッドのガス流出口に連通するガス通過孔とを具備する。ガス通過孔には、洗浄液容器内のガスがガス通過孔を介して洗浄液容器外に漏出するのを抑制するガス漏出抑制部材が配置される。洗浄器は、流体取出管を介して取り出される洗浄液を用いてガス流出口を洗浄することが可能である。
【選択図】図2

Description

本発明は、洗浄器、洗浄器とディスペンスヘッドとの組み合わせ、および、洗浄方法に関する。
ビール樽等の飲料容器に接続されて飲料をグラス等に注出する飲料サーバーが知られている。当該飲料サーバーは、飲料サーバー本体と、ビール樽等の飲料容器に接続されるディスペンスヘッドと、ディスペンスヘッドと飲料サーバー本体とを接続する飲料供給管とを備える。また、ディスペンスヘッドには、飲料容器内の飲料を飲料供給管に送り出すための飲料流出路と、飲料を圧送するためのガスを供給するガス供給路とが設けられている。当該ガス供給路は、ガス供給管を介して、ガスボンベ等のガス供給源に接続されている。
飲料サーバーから飲料を注出するに際しては、第1に、ビール樽等の飲料容器にディスペンスヘッドが装着される。第2に、ディスペンスヘッドを介して飲料容器内にガスが供給される。第3に、飲料サーバーの注出弁が開放される。第4に、飲料容器内に供給されたガスにより、飲料容器内の飲料が押し出される。第5に、押し出された飲料は、ディスペンスヘッド、飲料供給管、および、飲料サーバー本体を通って、飲料サーバーの注出口から注出される。
飲料サーバーの使用後には、ディスペンスヘッドが飲料容器から取り外される。その後、ディスペンスヘッドの内部流路(飲料流出路)、飲料供給管の内部流路、および、飲料サーバー本体の内部流路は、水等の洗浄液によって洗浄される。
関連する技術として、特許文献1には、飲料ディスペンサ用洗浄器が開示されている。特許文献1に記載の飲料ディスペンサ用洗浄器は、洗浄液を貯留可能な容器本体と、容器本体の上方に配置されたディスペンスヘッド取付口とを備える。そして、飲料ディスペンサを洗浄するに際しては、飲料ディスペンサのディスペンスヘッドがディスペンスヘッド取付口に装着される。その後、ディスペンスヘッドを介して容器本体内にガスが供給されると、容器本体内の洗浄液が押し出される。押し出された洗浄液は、ディスペンスヘッドの内部流路(飲料流出路)、飲料供給管の内部流路、および、飲料サーバー本体の内部流路を順次通過する。こうして、ディスペンスヘッドの内部流路(飲料流出路)、飲料供給管の内部流路、および、飲料サーバー本体の内部流路が洗浄される。
特開2000−117216号公報
ディスペンスヘッドを飲料容器から取り外す際に、ディスペンスヘッドのガス供給路の下流端(換言すれば、ガス流出口)に、飲料が付着することがある。しかし、特許文献1に開示された飲料ディスペンサ用洗浄器では、ディスペンスヘッドのガス流出口を洗浄することが困難である。
より具体的には、特許文献1に開示された飲料ディスペンサ用洗浄器では、洗浄液がディスペンスヘッドの飲料流出路を洗浄するとき、ディスペンスヘッドの飲料流出路と、ディスペンスヘッドのガス流出口とは互いに隔離されている。このため、洗浄液は、ディスペンスヘッドのガス流出口を洗浄することができない。
そこで、本発明の目的は、ディスペンスヘッドのガス流出口を洗浄可能な洗浄器、洗浄器とディスペンスヘッドとの組み合わせ、および、洗浄方法を提供することにある。
以下に、発明を実施するための形態で使用される番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、特許請求の範囲の記載と発明を実施するための形態との対応関係の一例を示すために、参考として、括弧付きで付加されたものである。よって、括弧付きの記載により、特許請求の範囲は、限定的に解釈されるべきではない。
いくつかの実施形態における洗浄器は、ガス流入口(111a)、ガス流出口(112a)、および、飲料流出路(120a)を有するディスペンスヘッド(100)を洗浄する洗浄器である。洗浄器は、洗浄液(L)を貯留する洗浄液容器(2)と、前記洗浄液容器(2)に固定されたディスペンスヘッド取付部(3)と、前記ディスペンスヘッド(100)の前記飲料流出路(120a)に連通する流体通過孔(5a)と、前記流体通過孔(5a)に連通する流路(6a)を備え、前記洗浄液容器(2)の底部に向かって延在する流体取出管(6)と、前記ディスペンスヘッド(100)の前記ガス流出口(112a)に連通するガス通過孔(7a)とを具備する。前記ガス通過孔(7a)には、前記洗浄液容器(2)内のガスが前記ガス通過孔(7a)を介して前記洗浄液容器外(2)に漏出するのを抑制するガス漏出抑制部材(8)が配置されている。また、洗浄器は、前記流体取出管(6)を介して取り出される前記洗浄液(L)を用いて前記ガス流出口(112a)を洗浄可能である。
上述の洗浄器において、前記ガス漏出抑制部材(8)は、前記洗浄液容器(2)内のガスが前記ガス通過孔(7a)を介して前記洗浄液容器外(2)に漏出するのを抑制する逆止弁(8A)であってもよい。
いくつかの実施形態における洗浄器とディスペンスヘッド(100)との組み合わせは、上述のいずれかの段落に記載の洗浄器と、ディスペンスヘッド(100)との組み合わせである。前記ディスペンスヘッド(100)は、前記飲料流出路(120a)を規定する中空シャフト(120)を備える。また、前記ディスペンスヘッド(100)が前記ディスペンスヘッド取付部(3)に取り付けられ、かつ、前記中空シャフト(120)が第1位置にあるとき、前記ガス流入口(111a)と前記ガス流出口(112a)とは非連通状態になり、前記ディスペンスヘッド(100)が前記ディスペンスヘッド取付部(3)に取り付けられ、かつ、前記中空シャフト(120)が第2位置にあるとき、前記ガス流入口(111a)と前記ガス流出口(112a)とは連通状態になる。
いくつかの実施形態における洗浄方法は、ガス流入口(111a)、ガス流出口(112a)、および、飲料流出路(120a)を有するディスペンスヘッド(100)を洗浄する洗浄方法である。洗浄方法は、前記ディスペンスヘッド(100)に、ディスペンスヘッド取付部(3)を介して、洗浄液(L)が貯留された洗浄液容器(2)を取り付ける取付工程と、前記ガス流入口(111a)から供給されるガスを前記洗浄液容器(2)内に導入して、前記洗浄液容器(2)の内圧を高める蓄圧工程と、前記ガス流入口(111a)から前記洗浄液容器(2)内へのガスの供給が遮断された状態で、前記蓄圧工程により高められた前記洗浄液容器(2)の内圧を利用して前記洗浄液容器(2)から前記洗浄液(L)を取り出す第1取出工程と、前記第1取出工程により取り出された前記洗浄液(L)を用いて前記ガス流出口(112a)を洗浄する第1洗浄工程とを具備する。
上述の洗浄方法において、前記ガス流入口(111a)から供給されるガスを前記洗浄液容器(2)内に導入することにより、前記洗浄液容器(2)から前記洗浄液(L)を取り出す第2取出工程と、前記第2取出工程により取り出された前記洗浄液(L)を用いて、前記ディスペンスヘッド(100)に連結された飲料サーバー本体(210)の内部流路を洗浄する第2洗浄工程とを更に具備していてもよい。
上述の洗浄方法において、前記蓄圧工程は、飲料サーバー(200)の注出弁(224)が閉鎖された状態で実行されてもよい。また、前記第1洗浄工程および前記第2洗浄工程は、前記飲料サーバー(200)の前記注出弁(224)が開放された状態で実行されてもよい。
本発明により、ディスペンスヘッドのガス流出口を洗浄可能な洗浄器、洗浄器とディスペンスヘッドとの組み合わせ、および、洗浄方法を提供することができる。
図1は、実施形態における洗浄器を模式的に示す概略断面図である。 図2は、実施形態における洗浄器がディスペンスヘッドに取り付けられている様子を模式的に示す概略断面図である。 図3は、比較例における洗浄器を模式的に示す概略断面図である。 図4は、実施形態における洗浄器がディスペンスヘッドに取り付けられている様子を模式的に示す部分拡大断面図である。 図5は、実施形態における洗浄器がディスペンスヘッドに取り付けられている様子を模式的に示す部分拡大断面図である。 図6は、洗浄器、ディスペンスヘッド、飲料サーバー本体、および、ガス供給源を模式的に示す図である。 図7は、実施形態における洗浄方法の一例を示すフローチャートである。
以下、洗浄器、洗浄器とディスペンスヘッドとの組み合わせ、および、洗浄方法に関して、添付図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、同じ機能を有する部材、部位については、同一の図番が付され、同一の図番が付されている部材、部位について、繰り返しの説明は省略される。
(方向の定義)
本明細書において、ディスペンスヘッド取付部3から、洗浄液容器2の内部に向かう方向を「下方向」と定義し、洗浄液容器2の内部からディスペンスヘッド取付部3に向かう方向を「上方向」と定義する。よって、洗浄液容器2の内部からディスペンスヘッド取付部3に向かう方向が実際には上方向に対応していない場合であっても、本明細書では、洗浄液容器2の内部からディスペンスヘッド取付部3に向かう方向を「上方向」と呼ぶ。
(実施形態:洗浄器)
図1乃至図3を参照して、実施形態における洗浄器1の一例について説明する。図1は、実施形態における洗浄器1を模式的に示す概略断面図である。図2は、実施形態における洗浄器1がディスペンスヘッド100に取り付けられている様子を模式的に示す概略断面図である。図3は、比較例における洗浄器Aを模式的に示す概略断面図である。
図1を参照して、実施形態における洗浄器1は、水等の洗浄液を貯留する洗浄液容器2と、ディスペンスヘッド取付部3と、流体通過孔5aと、流体取出管6と、ガス通過孔7aと、ガス漏出抑制部材8とを備える。
洗浄液容器2は、洗浄液を貯留可能な容器である。洗浄液容器2は、例えば、金属製である。
ディスペンスヘッド取付部3は、ディスペンスヘッド100を取り付けるための部材または部位である。図2には、ディスペンスヘッド100が、ディスペンスヘッド取付部3に取り付けられた様子が示されている。
流体通過孔5aは、ディスペンスヘッド100がディスペンスヘッド取付部3に取り付けられたときに、ディスペンスヘッド100の飲料流出路120aに連通する孔である。図2に記載の例では、流体通過孔5aを規定する第1管部材5が、ディスペンスヘッド取付部3に固着されている。代替的に、流体通過孔5aは、ディスペンスヘッド取付部3に直接設けられた孔であってもよい。
流体取出管6は、流体通過孔5aに連通する流路6aを備え、洗浄液容器2の底部に向かって延在している。図2に記載の例では、流体取出管6の上端部が、第1管部材5の下端部に取り付けられている。流体取出管6は、例えば、可撓性のチューブである。
ガス通過孔7aは、ディスペンスヘッド100がディスペンスヘッド取付部3に取り付けられたときに、ディスペンスヘッド100のガス流出口112aに連通する孔である。図2に記載の例では、ガス通過孔7aは、ディスペンスヘッド取付部3に直接設けられている。
ガス漏出抑制部材8は、洗浄液容器2内のガスがガス通過孔7aを介して洗浄液容器2外に漏出するのを抑制する部材である。ガス漏出抑制部材8は、ガス通過孔7aに配置されている。図2に記載の例では、ガス漏出抑制部材8が、ガス通過孔7aを貫通するように配置されている。代替的に、ガス漏出抑制部材8は、ガス通過孔7aの上端または下端を覆うように配置されてもよい。
実施形態における洗浄器1は、ガス漏出抑制部材8を備える。このため、実施形態における洗浄器1では、流体取出管6を介して取り出される洗浄液Lを用いてガス流出口112aを洗浄することが可能である。より具体的には、洗浄液容器2の内部空間SPの圧力が大気圧よりも大きい場合を想定する。この場合、飲料流出路120aの下流側が大気に開放されると、内部空間SPの圧力によって、洗浄液Lが、流体取出管6を通って上昇する。図2に記載の例では、流体通過孔5aとガス流出口112aとが連通しているため、流体取出管6を通って上昇する洗浄液Lによって、ガス流出口112aを洗浄することが可能である。
ガス流出口112aには、ディスペンスヘッド100を飲料容器(例えば、ビール樽)から取り外す際に、飲料(例えば、ビール)が付着することがある。実施形態における洗浄器1では、ディスペンスヘッド100の飲料流出路120aに加えて、ガス流出口112aを洗浄可能である。このため、ディスペンスヘッド100の保管時の衛生状態が向上する。
これに対し、図3に例示される比較例における洗浄器Aでは、ガス通過孔7aにガス漏出抑制部材が設けられていない。このため、飲料流出路120aの下流側が大気に開放されると、洗浄液容器2の内部空間SP内のガスが、ガス通過孔7aを通って抜けてしまう。よって、内部空間SPの圧力によって、洗浄液Lを十分に上昇させることができず、ガス流出口112aを洗浄することができない。
なお、実施形態において、上述のガス漏出抑制部材8は、洗浄液容器2内のガスがガス通過孔7aを介して洗浄液容器2外に漏出するのを抑制する逆止弁8Aであってもよい。図2に記載の例では、ガス通過孔7aに逆止弁8Aが配置されている。ガス漏出抑制部材8として逆止弁8Aが採用される場合には、洗浄器1の構造を複雑化させることなく、洗浄器1にガス漏出抑制機能を付加することが可能である。なお、逆止弁8Aの構造および形状は、図2に記載の例に限定されない。逆止弁8Aとしては、任意のタイプの逆止弁を採用することができる。
(実施形態:洗浄器とディスペンスヘッドとの組み合わせ)
図4および図5を参照して、実施形態における洗浄器1とディスペンスヘッド100との組み合わせの一例について説明する。図4および図5は、実施形態における洗浄器1がディスペンスヘッド100に取り付けられている様子を模式的に示す部分拡大断面図である。なお、図4は、ディスペンスヘッド100の中空シャフト120が、第1位置(例えば、上限位置)にある状態を示し、図5は、ディスペンスヘッド100の中空シャフト120が、第2位置(例えば、下限位置)にある状態を示している。
洗浄器1の概要については、説明済みであるため、洗浄器1の各構成について繰り返しとなる説明は省略する。
図4および図5に記載の例において、ディスペンスヘッド100は、ディスペンスヘッド取付部3に取り付けられている。
ディスペンスヘッド100は、飲料流出路120aを規定する中空シャフト120を備える。中空シャフト120は、例えば、金属製の剛体管である。
図4に示されるように、中空シャフト120が第1位置(例えば、上限位置)にあるとき、ガス供給路110aのガス流入口111aとガス供給路110aのガス流出口112aとは非連通状態になる。
中空シャフト120が第1位置にあるとき、流体取出管6を介して取り出される洗浄液Lを用いてガス流出口112aを洗浄することが可能である。より具体的には、洗浄液容器2の内部空間SPの圧力が大気圧よりも大きい場合を想定する。この場合、飲料流出路120aの下流側が大気に開放されると、内部空間SPの圧力によって、洗浄液Lが、流体取出管6を通って上昇する。そして、流体取出管6を通って上昇する洗浄液Lによって、ガス流出口112aを洗浄することが可能である。
他方、図5に示されるように、中空シャフト120が第2位置(例えば、下限位置)にあるとき、ガス供給路110aのガス流入口111aとガス供給路110aのガス流出口112aとは連通状態になる。
中空シャフト120が第2位置にあるとき、流体取出管6を介して取り出される洗浄液Lを用いて、飲料流出路120aおよび飲料流出路120aの下流側に設けられる流路(例えば、飲料サーバー本体内の流路)を洗浄することが可能である。より具体的には、ガス供給源から、ガス供給路110aおよびガス通過孔7aを介して、洗浄液容器2内にガスが供給される。洗浄液容器2の内部空間SP内の圧力が上昇すると、洗浄液Lが、流体取出管6を介して、ディスペンスヘッド100側に取り出される。そして、洗浄液Lは、ディスペンスヘッド100の飲料流出路120a、および、飲料流出路120aの下流側に設けられる流路を通過する。こうして、飲料流出路120aおよび飲料流出路120aの下流側に設けられる流路が洗浄される。
実施形態では、中空シャフト120の位置を第1位置と第2位置との間で切り替えることにより、ガス供給路110aのガス流出口112aの洗浄と、飲料流出路120aおよび飲料流出路120aの下流側に設けられる流路の洗浄とを切り替えることが可能である。よって、実施形態では、ディスペンスヘッド100の飲料流出路120a等を洗浄できるのに加えて、ディスペンスヘッド100のガス流出口112aを洗浄することができる。
(実施形態のより詳細な説明)
図4乃至図6を参照して、実施形態についてより詳細に説明する。図6は、洗浄器1、ディスペンスヘッド100、飲料サーバー本体210、および、ガス供給源300を模式的に示す図である。
(飲料サーバー200)
図6に記載の例では、飲料サーバー200は、飲料サーバー本体210と、飲料注出部220と、液だれ用の受け台230と、飲料供給管240と、上述のディスペンスヘッド100とを備える。
飲料サーバー本体210は、内部に、飲料が通る内部流路212aを備える。飲料サーバー本体210には、飲料を冷却する冷却機構が設けられていてもよい。
飲料注出部220は、飲料が注出される注出口222と、注出口222と内部流路212aとを接続する注出部内部流路と、注出部内部流路に配置される注出弁224と、注出弁224の開閉を操作する操作部226とを備える。
ディスペンスヘッド100に図示しない飲料容器(例えば、ビール樽)が接続された状態で、操作部226を第1操作することにより、注出弁224が開放され、注出口222から飲料が注出される。他方、操作部226を第2操作することにより(例えば、操作部226から手を放すことにより)、注出弁224が閉鎖され、飲料の注出が停止する。
液だれ用の受け台230は、飲料を受けることにより飲料が床面等に向かって流れ落ちるのを防止する台である。なお、液だれ用の受け台230は、省略されても構わない。
飲料供給管240は、飲料サーバー本体210とディスペンスヘッド100とを接続する管(例えば、可撓管)である。飲料供給管240の内部には、内部流路240aが設けられており、当該内部流路240aは、ディスペンスヘッド100の飲料流出路120aに連通し、かつ、飲料サーバー本体の内部流路212aに連通している。
(ガス供給源300)
ガス供給源300は、二酸化炭素等のガスを、ディスペンスヘッド100を介して、飲料容器内の内部空間、あるいは、洗浄液容器2の内部空間に供給する。ガス供給源300は、例えば、炭酸ガスボンベ等のガスボンベである。ガス供給管310は、ガス供給源300と、ディスペンスヘッド100のガス供給路110a(より具体的には、図5に例示されるガス供給路110aのガス流入口111a)とを接続する管である。ガス供給管310は、例えば、可撓管である。
(ディスペンスヘッド100)
図4を参照して、ディスペンスヘッド100は、飲料流出路120aを規定する中空シャフト120に加え、中空シャフト操作部130と、ベース部140とを備える。ディスペンスヘッド100は、第1シール部材151、第2シール部材152等のシール部材を備えていてもよい。
中空シャフト120の外周面122には、上部シール面123(例えば、上部環状シール面)と、下部シール面125(例えば、下部環状シール面)と、上部シール面123と下部シール面125との間に配置された凹部124(例えば、環状凹部)とが設けられている。
中空シャフト120の外周面122とベース部140の内周面142との間の空間は、ガス供給路110aの一部として機能する。
中空シャフト120の下端部126は、上述の下部シール面125よりも外径が小さい。そして、当該下端部126の外周面には、第1シール部材151が配置されている。第1シール部材151は、中空シャフト120が第1位置にあるとき(図4に示される状態にあるとき)、洗浄器1の流体通過孔5aを規定する内面5bから離間する。他方、第1シール部材151は、中空シャフト120が第2位置にあるとき(図5に示される状態にあるとき)、洗浄器1の流体通過孔5aを規定する内面5bに接触し、当該内面5bと中空シャフト120との間をシールする。第1シール部材151は、例えば、環状のシール部材である。
中空シャフト操作部130は、中空シャフト120およびベース部140の両方に連結され、ベース部140に対する中空シャフト120の位置を変更するための位置変更操作部である。中空シャフト操作部130は、例えば、枢軸131を介して、ベース部140に連結された操作レバーである。図4および図5に記載の例では、操作レバーを下方向に押圧することにより、中空シャフト120が下方向に移動し、操作レバーを上方向に引き上げることにより、中空シャフト120が上方向に移動する。
ベース部140は、ディスペンスヘッド取付部3に取り付けられる部材である。図4に記載の例では、ディスペンスヘッド取付部3が第1係合部31を備え、ベース部140が第2係合部141を備え、両係合部間の係合により、ベース部140が、ディスペンスヘッド取付部3に取り付けられる。また、両合部間の係合が解除されることにより、ベース部140が、ディスペンスヘッド取付部3から取り外される。第1係合部31と第2係合部141との間の係合は、例えば、バヨネット形式の係合である。
ベース部140には、ガス供給路110aの一部として機能する貫通孔Bが設けられている。また、図4に記載の例では、ベース部140の内周面142、より具体的には、ベース部140の下端部内周面に、凹部143(例えば、環状凹部)が設けられている。図4に記載の例では、凹部143の表面と中空シャフト120との間の空間が、ガス流出口112aとして機能する。
ベース部140の下端部外周面には、第2シール部材152が配置されている。第2シール部材152は、ベース部140とディスペンスヘッド取付部3との間をシールする。第2シール部材152は、例えば、環状のシール部材である。
図4に記載の例では、ベース部140の内周面と中空シャフト120の外周面との間に、上部シールリング145および下部シールリング146が配置されている。上部シールリング145は、貫通孔Bよりも上方に配置され、下部シールリング146は、貫通孔Bよりも下方に配置される。
上部シールリング145は、常時、中空シャフト120の上部シール面123に接触しており、上部シールリング145は、ベース部140の内周面と中空シャフト120の上部シール面123との間をシールする。
下部シールリング146は、中空シャフト120の下部シール面125と接触可能な部材である。より具体的には、中空シャフト120が第1位置にあるとき(図4に示される状態にあるとき)、下部シールリング146は、中空シャフト120の下部シール面125に接触する。
図4に示される状態では、ベース部140の貫通孔Bの上側は、上部シールリング145によってシールされ、貫通孔Bの下側は下部シールリング146によってシールされている。このため、ガス供給路110aのガス流入口111aとガス供給路110aのガス流出口112aとは非連通状態である。
他方、中空シャフト120が第2位置にあるとき(図5に示される状態にあるとき)、下部シールリング146は、中空シャフト120から離間している。このため、ガス供給路110aのガス流入口111aとガス供給路110aのガス流出口112aとは連通状態である。
(洗浄器1)
図4を参照して、洗浄器1は、洗浄液容器2と、ディスペンスヘッド取付部3とを備える。図4に記載の例では、洗浄液容器2の上部に、ディスペンスヘッド取付部3が取り付けられている。洗浄液容器2とディスペンスヘッド取付部3との間の係合は、例えば、螺合による係合である。なお、図4に記載の例では、洗浄液容器2とディスペンスヘッド取付部3との間には、シールリング9が介在している。
ディスペンスヘッド取付部3は、流体通過孔5aと、ガス通過孔7aと、ガス漏出抑制部材8とを備える。
図4に記載の例では、流体通過孔5aは、平面視で、ディスペンスヘッド取付部3の中央部に配置されている。また、図4に記載の例では、ガス通過孔7aは、流体通過孔5aの周囲に配置されている。流体通過孔5aの周囲に配置されるガス通過孔7aの数は、1個であってもよいし、2個以上であってもよい。
ガス漏出抑制部材8は、洗浄液容器2の内部空間SPからガス通過孔7aを介してガスが漏出するのを抑制する部材である。図4に記載の例では、ガス漏出抑制部材8は、逆止弁8Aである。逆止弁8Aは、常時、洗浄液容器2の内部空間SPからガス通過孔7aを介してガスが漏出するのを防止する。なお、ガス通過孔7aの数がN個(Nは、2以上の自然数)である場合、逆止弁8Aは、各ガス通過孔7aに対応して配置されることが好ましい。すなわち、ガス透過孔7aの数がN個である場合、逆止弁8Aの個数も、N個であることが好ましい。
図4に記載の例では逆止弁8Aの胴部外周面が、ガス通過孔7aを規定する内周面と面接触している。また、逆止弁8Aの先端部81が、内部空間SP側に突出している。なお、逆止弁8Aの先端部には、例えば、応力フリーの状態で閉鎖状態となるスリット部が設けられている。
ガス漏出抑制部材8は、逆止弁8A以外の部材であってもよい。例えば、ガス漏出抑制部材8は、中空シャフト120が第1位置にあるとき(図4に示される状態にあるとき)、ガス通過孔7aを閉鎖し、中空シャフト120が第2位置にあるとき(図5に示される状態にあるとき)、ガス通過孔7aを開放する開閉弁であってもよい。この場合、中空シャフト120と開閉弁との間に、リンク機構等の操作力伝達機構を設け、中空シャフト120の上下動により、開閉弁が開閉されるようにしてもよい。
(実施形態:洗浄方法)
続いて、図4乃至図7を参照して、実施形態における洗浄方法について説明する。図7は、実施形態における洗浄方法の一例を示すフローチャートである。
第1ステップST1において、ビール樽等の飲料容器がディスペンスヘッド100から取り外される。飲料容器がディスペンスヘッド100から取り外されるとき、ディスペンスヘッド100のガス流出口112aには、ビール等の飲料が付着することがある。実施形態における洗浄方法では、飲料が付着したガス流出口112aを洗浄することが可能である。
なお、図6に記載の例では、ディスペンスヘッド100は、飲料サーバー本体210に飲料供給管240を介して接続され、かつ、ガス供給源300にガス供給管310を介して接続されたディスペンスヘッドである。
第2ステップST2では、ディスペンスヘッド100に、ディスペンスヘッド取付部3を介して、洗浄液Lが貯留された洗浄液容器2が取り付けられる。図4に記載の例では、ディスペンスヘッド取付部3の第1係合部31を、ディスペンスヘッド100の第2係合部141に係合させることにより、ディスペンスヘッド100が、洗浄器1に取り付けられる。
なお、第2ステップST2は、ディスペンスヘッド100の中空シャフト120が第1位置(例えば、上限位置)にある状態で実行されることが好ましい。図4に記載の例では、中空シャフト操作部130が引き上げられた状態が、中空シャフト120が第1位置にある状態に対応する。
第3ステップST3は、ガス流入口111aから供給されるガスを洗浄液容器2内に導入して、洗浄液容器2の内圧を高める蓄圧工程である。
蓄圧工程は、ディスペンスヘッド100の飲料流出路120aが閉鎖された状態、または、飲料流出路120aの下流側の流路が閉鎖された状態で実行される。図6に記載の例では、飲料サーバー200の注出弁224が閉鎖された状態が、飲料流出路120aの下流側の流路が閉鎖された状態に対応する。
また、蓄圧工程は、ディスペンスヘッド100のガス供給路110aが開放された状態、換言すれば、ガス流入口111aとガス流出口112aとが連通した状態で実行される。蓄圧工程では、ガス供給源300からディスペンスヘッド100を介して洗浄液容器2内にガスが供給される。
なお、図5に記載の例では、ディスペンスヘッド100のガス供給路110aが開放された状態は、ディスペンスヘッド100の中空シャフト120が第2位置(例えば、下限位置)にある状態に対応する。図5に記載の例では、中空シャフト操作部130が下方に押し下げられることにより、ディスペンスヘッド100の中空シャフト120が第1位置から第2位置に移動する。
第4ステップST4は、ガス流入口111aから洗浄液容器2内へのガスの供給が遮断された状態で、蓄圧工程により高められた洗浄液容器2の内圧を利用して洗浄液容器2から洗浄液Lを取り出す第1取出工程である。
より具体的には、第4ステップST4では、まず、ガス流入口111aから洗浄液容器2内へのガスの供給が遮断される。図4および図5に記載の例では、ガス流入口111aから洗浄液容器2内へのガスの供給の遮断は、ディスペンスヘッド100の中空シャフト120を第2位置(例えば、図5に示される下限位置)から第1位置(例えば、図4に示される上限位置)に移動させることにより実行される。当該中空シャフト120の移動は、例えば、中空シャフト操作部130を上方に引き上げることにより実行される。
続いて、ディスペンスヘッド100の飲料流出路120aが大気に対して開放される。図6に記載の例では、飲料サーバー200の注出弁224を開放することにより、ディスペンスヘッド100の飲料流出路120aが大気に対して開放される。洗浄液容器2の内部空間SPの圧力は、上述の蓄圧工程により、大気圧よりも高い圧力になっている。このため、飲料流出路120aが大気に対して開放されると、洗浄液容器2内の洗浄液Lは、流体取出管6および流体通過孔5aを介して、洗浄液容器2外に取り出される。
第5ステップST5は、第1取出工程(第4ステップST4)により取り出された洗浄液Lを用いてガス流出口112aを洗浄する第1洗浄工程である。
図4に記載の例では、流体通過孔5aと、ディスペンスヘッド100のガス流出口112aとが連通している。このため、第4ステップST4において洗浄液容器2から流体通過孔5aを介して取り出される洗浄液Lは、ガス流出口112aを洗浄する。
第5ステップST5の実行中、ガス流入口111aからガス流出口112aに向かってガスの供給は行われない(図4を参照)。このため、洗浄液Lが、ガス流出口112aに向かうことが妨げられない。さらに、ディスペンスヘッド100の飲料流出路120aが大気に対して開放されるとき、洗浄液容器2の内部空間SPの圧力と大気圧との差により、洗浄液Lは、流体通過孔5aを通って勢いよく上昇する。このため、勢いよく上昇する洗浄液Lによって、ガス流出口112aが効果的に洗浄される。
以上のとおり、実施形態における洗浄方法では、ディスペンスヘッド100のガス流出口112aを効果的に洗浄することが可能である。
引き続いて、ディスペンスヘッド100に連結された飲料サーバー本体210を洗浄する方法について説明する。
第5ステップST5を実行後、第6ステップST6において、洗浄液容器2から洗浄液Lを取り出す第2取出工程が実行される。第6ステップST6(第2取出工程)では、ガス流入口111aから供給されるガスを洗浄液容器2内に導入することにより、洗浄液容器2から洗浄液Lが取り出される。
第6ステップST6では、ガス流入口111aから洗浄液容器2内へのガスの供給が行われる。図4および図5に記載の例では、ガス流入口111aから洗浄液容器2内へのガスの供給は、ディスペンスヘッド100の中空シャフト120を第1位置(例えば、図4に示される上限位置)から第2位置(例えば、図5に示される下限位置)に移動させることにより実行される。当該中空シャフト120の移動は、例えば、中空シャフト操作部130を下方に押し下げることにより実行される。
第7ステップST7は、第2取出工程により取り出された洗浄液Lを用いて、ディスペンスヘッド100に連結された飲料サーバー本体210の内部流路212aを洗浄する第2洗浄工程である。
第7ステップST7は、ディスペンスヘッド100の飲料流出路120aが大気に対して開放された状態で実行される。図6に記載の例では、飲料サーバー200の注出弁224が開放された状態が、ディスペンスヘッド100の飲料流出路120aが大気に対して開放された状態に対応する。
洗浄液容器2の内部空間SPの圧力は、第6ステップST6において洗浄液容器2内へガスが供給されることにより、大気圧よりも高くなっている。このため、飲料流出路120aが大気に対して開放された状態では、洗浄液容器2内の洗浄液Lは、流体取出管6および流体通過孔5aを介して、洗浄液容器2外に取り出されることとなる。
図5および図6に記載の例では、流体通過孔5aは、ディスペンスヘッド100の飲料流出路120a、飲料供給管240の内部流路240a、飲料サーバー本体210の内部流路212a、および、飲料注出部220の内部流路(注出部内部流路)と連通している。このため、流体取出管6および流体通過孔5aを介して洗浄液容器2外に取り出された洗浄液Lは、ディスペンスヘッド100の飲料流出路120a、飲料供給管240の内部流路240a、飲料サーバー本体210の内部流路212a、および、飲料注出部220の内部流路を洗浄して、注出口222から排出される。
以上のとおり、実施形態における洗浄方法では、飲料サーバー本体210の内部流路212aを効果的に洗浄することが可能である。
なお、第7ステップST7の実行後に、ガス洗浄工程が実行されてもよい。第8ステップST8は、ディスペンスヘッド100の飲料流出路120aをガスによって洗浄するガス洗浄工程である。第8ステップST8は、第7ステップST7の実行により、洗浄液容器2内の洗浄液Lが全て排出された後に実行される(換言すれば、洗浄液容器2内の洗浄液Lの液面が、流体取出管6の下端よりも低くなった後に実行される)。
第8ステップST8では、ガス供給路110aを介して洗浄液容器2内へガスが供給される。洗浄液容器2内に供給されたガスは、流体取出管6の流路6a、流体通過孔5a、ディスペンスヘッド100の飲料流出路120a、飲料供給管240の内部流路240a、飲料サーバー本体210の内部流路212a、および、飲料注出部220の内部流路を通って、注出口222から排出される。こうして、ディスペンスヘッド100の飲料流出路120a、飲料供給管240の内部流路240a、飲料サーバー本体210の内部流路212a、および、飲料注出部220の内部流路がガスによって洗浄される。
なお、ガス洗浄工程では、ガスは、各流路内に残留している洗浄液Lを注出口222に向けて押し出す。このため、各流路が乾燥される。よって、ディスペンスヘッド100あるいは飲料サーバー200の保管時の衛生状態が向上する。
実施形態では、飲料サーバー200の注出弁224の開閉操作、および、ディスペンスヘッド100のガス供給路110aの開閉操作によって、上述の蓄圧工程と、第1洗浄工程と、第2洗浄工程と、ガス洗浄工程とを選択的に実行することができる。より具体的には、蓄圧工程は、飲料サーバー200の注出弁224が閉鎖された状態で実行される。他方、第1洗浄工程、第2洗浄工程およびガス洗浄工程は、飲料サーバー200の注出弁224が開放された状態で実行される。また、蓄圧工程、第2洗浄工程およびガス洗浄工程は、ディスペンスヘッド100のガス供給路110aが開放された状態で実行され、第1洗浄工程は、ディスペンスヘッド100のガス供給路110aが閉鎖された状態で実行される。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されない。本発明の範囲内において、上述の実施形態の任意の構成要素の変形が可能である。また、上述の実施形態において任意の構成要素の追加または省略が可能である。
例えば、上述の実施形態では、洗浄液が水である例について説明された。代替的に、洗浄液は水以外の洗浄液であってもよい。また、上述の実施形態では、洗浄液容器2内に供給されるガスが二酸化炭素である例について説明された。代替的に、洗浄液容器2内に供給されるガスは二酸化炭素以外のガス(例えば、空気)であってもよい。さらに、実施形態における飲料は、ビールに限定されない。実施形態における飲料には、任意のアルコール飲料、任意の炭酸飲料、任意の非炭酸飲料が含まれる。
また、上述の実施形態では、中空シャフト120を第1位置と第2位置との間で移動させるための中空シャフト操作部130が、上下動可能な操作レバーである例について説明された。しかし、中空シャフト操作部は、中空シャフト120を第1位置と第2位置との間で移動させることが可能な操作部であれば、どのような操作部であっても構わない。
また、実施形態におけるディスペンスヘッド100の構造、ガス供給路110aの配置および形状、飲料流出路120aの配置および形状は、適宜変更可能である。同様に、洗浄液容器2の形状および構造、ディスペンスヘッド取付部3の配置、形状および構造、流体通過孔5aの配置および形状、ガス通過孔7aの配置および形状、ガス漏出抑制部材8の配置、形状および構造は、適宜変更可能である。
1 :洗浄器
2 :洗浄液容器
3 :ディスペンスヘッド取付部
5 :第1管部材
5a :流体通過孔
5b :内面
6 :流体取出管
6a :流路
7a :ガス通過孔
8 :ガス漏出抑制部材
8A :逆止弁
9 :シールリング
31 :第1係合部
81 :先端部
100 :ディスペンスヘッド
110a :ガス供給路
111a :ガス流入口
112a :ガス流出口
120 :中空シャフト
120a :飲料流出路
122 :外周面
123 :上部シール面
124 :凹部
125 :下部シール面
126 :下端部
130 :中空シャフト操作部
131 :枢軸
140 :ベース部
141 :第2係合部
142 :内周面
143 :凹部
145 :上部シールリング
146 :下部シールリング
151 :第1シール部材
152 :第2シール部材
200 :飲料サーバー
210 :飲料サーバー本体
212a :内部流路
220 :飲料注出部
222 :注出口
224 :注出弁
226 :操作部
230 :液だれ用の受け台
240 :飲料供給管
240a :内部流路
300 :ガス供給源
310 :ガス供給管
A :洗浄器
B :貫通孔
L :洗浄液
SP :内部空間



Claims (6)

  1. ガス流入口、ガス流出口、および、飲料流出路を有するディスペンスヘッドを洗浄する洗浄器であって、
    洗浄液を貯留する洗浄液容器と、
    前記洗浄液容器に固定されたディスペンスヘッド取付部と、
    前記ディスペンスヘッドの前記飲料流出路に連通する流体通過孔と、
    前記流体通過孔に連通する流路を備え、前記洗浄液容器の底部に向かって延在する流体取出管と、
    前記ディスペンスヘッドの前記ガス流出口に連通するガス通過孔と
    を具備し、
    前記ガス通過孔には、前記洗浄液容器内のガスが前記ガス通過孔を介して前記洗浄液容器外に漏出するのを抑制するガス漏出抑制部材が配置され、
    前記流体取出管を介して取り出される前記洗浄液を用いて前記ガス流出口を洗浄可能な
    洗浄器。
  2. 前記ガス漏出抑制部材は、前記洗浄液容器内のガスが前記ガス通過孔を介して前記洗浄液容器外に漏出するのを抑制する逆止弁である
    請求項1に記載の洗浄器。
  3. 請求項1または2に記載の洗浄器とディスペンスヘッドとの組み合わせであって、
    前記ディスペンスヘッドは、前記飲料流出路を規定する中空シャフトを備え、
    前記ディスペンスヘッドが前記ディスペンスヘッド取付部に取り付けられ、かつ、前記中空シャフトが第1位置にあるとき、前記ガス流入口と前記ガス流出口とは非連通状態になり、
    前記ディスペンスヘッドが前記ディスペンスヘッド取付部に取り付けられ、かつ、前記中空シャフトが第2位置にあるとき、前記ガス流入口と前記ガス流出口とは連通状態になる
    洗浄器とディスペンスヘッドとの組み合わせ。
  4. ガス流入口、ガス流出口、および、飲料流出路を有するディスペンスヘッドを洗浄する洗浄方法であって、
    前記ディスペンスヘッドに、ディスペンスヘッド取付部を介して、洗浄液が貯留された洗浄液容器を取り付ける取付工程と、
    前記ガス流入口から供給されるガスを前記洗浄液容器内に導入して、前記洗浄液容器の内圧を高める蓄圧工程と、
    前記ガス流入口から前記洗浄液容器内へのガスの供給が遮断された状態で、前記蓄圧工程により高められた前記洗浄液容器の内圧を利用して前記洗浄液容器から前記洗浄液を取り出す第1取出工程と、
    前記第1取出工程により取り出された前記洗浄液を用いて前記ガス流出口を洗浄する第1洗浄工程と
    を具備する洗浄方法。
  5. 前記ガス流入口から供給されるガスを前記洗浄液容器内に導入することにより、前記洗浄液容器から前記洗浄液を取り出す第2取出工程と、
    前記第2取出工程により取り出された前記洗浄液を用いて、前記ディスペンスヘッドに連結された飲料サーバー本体の内部流路を洗浄する第2洗浄工程と
    を更に具備する請求項4に記載の洗浄方法。
  6. 前記蓄圧工程は、飲料サーバーの注出弁が閉鎖された状態で実行され、
    前記第1洗浄工程および前記第2洗浄工程は、前記飲料サーバーの前記注出弁が開放された状態で実行される
    請求項5に記載の洗浄方法。





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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7382277B2 (ja) 2020-05-18 2023-11-16 サントリーホールディングス株式会社 飲料供給システムのための監視装置及び監視方法並びにプログラム

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