JP2019005862A - カーボンナノチューブ複合レジンボンド砥石 - Google Patents
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一般に、研削砥石、研磨砥石、固定砥粒ワイヤソー等のレジンボンド砥石においては、砥石本体の加工面側(表面側)に、多数の砥粒を樹脂製のボンド材で結合してなる砥粒層が形成される。
レジンボンド砥石に限らず、砥石には、製品としての工具寿命及び研削比等の砥粒加工性能の更なる改善が要望されている。この要望に応えるには、砥粒層における砥粒保持力(換言すれば、ボンド材の砥粒保持力)を高めて、砥粒の脱落を抑える必要がある。
そのため、ボンド材に強化フィラー等を混入させて、ボンド材の機械的強度を高めたり(特許文献1参照)、また、砥粒の表面に金属被覆を形成して、砥粒とボンド材との密着性を高めたり(特許文献2〜4参照)することによって、砥粒層の砥粒保持力を高める対策がなされている。
しかしながら、特許文献1のように、ボンド材に強化フィラーを混入させる手法を採用した場合には、ボンド材の機械的強度を全体的に強化することができるものの、砥粒層の砥粒保持力に大きな影響を与える砥粒周辺部のボンド材の機械的強度を選択的に強化することができない。
また、特許文献2〜4のように、砥粒の表面に金属被覆を形成する手法を採用した場合には、金属被膜を介して砥粒とボンド材との間の密着性をアンカー効果(つまり、物理的保持力)により高めることができるものの、これらの手法では、砥粒とボンド材との間には化学的結合が介在しないため、砥粒層の砥粒保持力を十分に高めることができず、砥粒加工中に砥粒の離脱を招き易く、レジンボンド砥石の工具寿命及び砥粒加工性能を向上させることは容易ではないという問題がある。
また、最近では、砥粒の表面にカーボンナノチューブ(以下、単に「CNT」とも呼ぶ。)を被覆して、砥粒とボンド材との間の密着性を高める方法も提案されている(特許文献5参照)。このCNT被覆形成手法を採用した場合には、先述の金属被膜形成手法に比べて、アンカー効果が増すため、砥粒とボンド材との密着性を更に強化することができる。
しかしながら、特許文献5の手法では、CNTとボンド材との間の密着性は、物理的なアンカー効果のみに依存し、化学的結合が利用されていないため、砥粒層の砥粒保持力を高める余地が残っているものと本発明者らは考える。なお、特許文献5の好適な態様では、砥粒とCNTとの間に対を成す官能基を導入して砥粒とCNTとの間に化学結合を介在させることで、砥粒とCNTとの間の密着性を更に高めることができることが判っている。
(態様1)
多数の被覆砥粒と、
前記被覆砥粒を結合して砥粒層を形成する樹脂製ボンド材と、
を備えたレジンボンド砥石において、
前記被覆砥粒は、
砥粒と、
前記砥粒の表面を包み込むように被覆し、かつ、カーボンナノチューブが絡み合うように構成されたカーボンナノチューブ被覆と、
を備え、かつ、
前記カーボンナノチューブが官能基Yを有し、前記ボンド材が官能基Zを有し、かつ、前記カーボンナノチューブと前記ボンド材との界面には、前記官能基Yと前記官能基Zとを構成要素とする化学結合が存在することを特徴とするレジンボンド砥石。
(態様2)
前記官能基Yと前記官能基Zの一方が、フェノール性水酸基、ヒドロキシル基、カルボキシル基、アミノ基からなる群から選択された1種以上の官能基であり、他方がイソシアネート基、エポキシ基、酸無水物官能基からなる群から選択された1種以上の官能基であり、かつ、前記官能基Yと前記官能基Zとの化学結合が存在することを特徴とする態様1に記載のレジンボンド砥石。
(態様3)
前記官能基Yと前記官能基Zとが、カルボキシル基、フェノール性水酸基、ヒドロキシル基、酸無水物官能基、及び、チオール基からなる群から選択された1種以上の官能基であり、かつ、前記官能基Yと前記官能基Zとの間には共重合体Bが介在し、共重合体Bが有する官能基Y’と前記官能基Yとの化学結合、及び、共重合体Bが有する官能基Z’と前記官能基Zとの化学結合が存在することを特徴とする態様1に記載のレジンボンド砥石。
(態様4)
前記共重合体Bが、2−オキサゾリン系モノマー(a)を必須の構成単位として含有する共重合体であることを特徴とする態様3に記載のレジンボンド砥石。
(態様5)
前記共重合体Bが、2−オキサゾリン系モノマー(a)と、含窒素複素環系モノマー(b)とを構成単位として含有する共重合体であり、かつ、
前記共重合体Bには、前記2−オキサゾリン系モノマー(a)が1〜90モル%含有されることを特徴とする態様3に記載のレジンボンド砥石。
(態様6)
前記官能基Y’と前記官能基Z’とがオキサゾリン基であることを特徴とする態様3〜5のいずれかに記載のレジンボンド砥石。
ここで、カーボンナノチューブ表面側の官能基Yは、ボンド材表面側の官能基Zと直接、化学的相互作用により結び付いても良い。この直接的化学結合に限らず、官能基Yと官能基Zとの間に別個の物質(例えば、後述の共重合体B)を導入して、官能基Yと共重合体Bの官能基Y’との化学結合、及び、共重合体Bの官能基Z’と官能基Zとの化学結合を介在させることにより、官能基Yと官能基Zとを間接的に結び付けるようにしても良い。
直接的化学結合に適した官能基Yと官能基Zは、どちらか一方が、フェノール性水酸基、ヒドロキシル基、カルボキシル基、アミノ基からなる群から選択される1種以上の官能基であり、他方がイソシアネート基、エポキシ基、酸無水物官能基からなる群から選択された1種以上の官能基であることが好ましい。
間接的化学結合に適した官能基Yや官能基Zは、カルボキシル基、フェノール性水酸基、ヒドロキシル基、酸無水物官能基、及びチオール基からなる群から選択される1種以上の官能基であることが好ましい。官能基Yと官能基Zとの間に介在させる共重合体Bとして、例えば、後述の2−オキサゾリン系モノマー(a)を必須の構成単位として含有する共重合体とすることが好ましい。
本発明の実施形態に係るレジンボンド砥石1は、図1(a)に示すように、例えば、難削材(耐熱合金、超硬合金、工具鋼、セラミックス、ガラス等)からなる被加工物(図示せず)に対して砥粒加工を行う際に用いられるものである。レジンボンド砥石1は、円盤状(図示)、シャンク状、ワイヤー状などの台金3に、後述する砥粒層2を取り付けてなる。ただし、レジンボンド砥石1を、薄型化の要望に対応して、台金3を設けず、砥粒層2のみで形成されるようにしても良い。
図1(b)は、本発明の実施形態に係る砥粒層2の部分断面図(図1(a)のA−A線で破断した部分的な断面構造)を示す。レジンボンド砥石1は、多数の被覆砥粒4と、被覆砥粒4を結合して砥粒層2を形成する樹脂製(例えば、フェノール樹脂製)のボンド材5と、を備える。ここで、個々の被覆砥粒4は、砥粒6と、砥粒6の表面を包み込むように被覆したカーボンナノチューブ(CNT)被覆7とを備える。なお、砥粒6は、人造ダイヤモンドからなるものであるが、天然ダイヤモンド、cBN等からなるものであっても良い。
CNT被覆7では、図2(a)に示すように、カーボンナノチューブ(CNT)8が互いに絡み合いながら構成されている。より具体的には、カーボンナノチューブ8は、ファンデルワールス力等の自己凝集力によって自己組織化的に絡み合いながら構成されている。
本発明者らは、砥粒層2における被覆砥粒4の保持現象を子細に検討してみると、後述の図3や図4に示すように、(1)砥粒6とCNT被覆7(7’)との間の密着性と、(2)CNT被覆7(7’)とボンド材5(5’)との間の密着性との夫々が寄与しているものと推察する。
具体的には、図2(b)に示すように、官能基Yと官能基Zとを直接反応させて化学結合させても良い。上述の共重合体を介在させず、CNT被覆7の官能基Yとボンド材5の官能基Zとの間に直接的な化学結合Cを形成させる場合、特に次の好適な第1〜3態様の3つが考えられる。
なお、後述の「変性樹脂」とは、樹脂5の一部を変性剤で置き換えて反応性官能基(官能基Z)を導入した樹脂5’と定義される。また、「CNT(被覆)の官能基Y」とは、CNTの製造工程で自然に導入されるフェノール性水酸基、ヒドロキシル基もしくはカルボキシル基と定義される。なお、CNTの官能基Yは、酸処理等により前記官能基の量を増やすことができ、化学結合力を高めることができる。更に、「変性CNT(被覆)」とは、前述の官能基であるフェノール性水酸基、ヒドロキシル基もしくはカルボキシル基以外の反応性官能基を導入したCNTと定義される。
第1態様では、CNT被覆7と変性樹脂ボンド材5’とが直接的に化学結合する場合である。例えば、CNT被覆7の官能基Yがフェノール性水酸基、ヒドロキシル基もしくはカルボキシル基である場合、変性樹脂ボンド材5’の官能基Zは、CNT被覆7の官能基Yと化学結合する官能基であり、イソシアネート基、エポキシ基、酸無水物官能基からなる群から選択された1種以上の官能基であることが好ましい。
第2態様では、変性CNT被覆7’と樹脂ボンド材5とが直接的に化学結合する場合である。例えば、樹脂ボンド材5がフェノールである(つまり、これに付随する官能基Zがフェノール性水酸基である)場合、変性CNT被覆7’の官能基Yはこれと化学結合する官能基であり、特に、イソシアネート基、エポキシ基、酸無水物官能基からなる群から選択された1種以上の官能基であることが好ましい。
第3態様では、変性CNT被覆7’と変性樹脂ボンド材5’とが直接的に化学結合する場合である。例えば、変性樹脂ボンド材5’がエポキシ変性フェノール(つまり、これに付随する官能基Zがエポキシ基)である場合、変性CNT被覆7’の官能基Yは、フェノール性水酸基、ヒドロキシル基、アミノ基からなる群から選択された1種以上の官能基であることが好ましい。図3に示す官能基Yはアミノ基である。
一方で、図2(c)及び図4に示すように、CNT被覆7に付随する官能基Yと、ボンド材5に付随する官能基Zとの間に、これらと反応性の高い官能基Z’及びY’を有する別個の物質(例えば、後述の共重合体B)を導入することによって、官能基Yと官能基Zとを間接的な化学結合Cを形成させても良い。この間接的化学結合を行う場合、上記(2)の物体5,7間の界面に、共重合体Bを介在させることが好ましい。これにより、共重合体Bの官能基Y’とCNT8の官能基Yとの間、並びに、共重合体Bの官能基Z’と樹脂ボンド材5の官能基Zとの間を化学的相互作用により強固に接続することができる。なお、間接的化学結合では、共重合体Bの官能基Y’,Z’の種類や量を任意に選択できる。この自由度の高い選択性により、高い反応性を示す官能基Y’,Z’を採用したり、樹脂ボンド材5の種類・組成に応じて共重合体Bを最適なものに使い分けたりすることにより、直接的化学結合の場合に比し、共重合体Bの官能基Y’,Z’と、ダイヤモンド砥粒6、CNT被覆7、又はボンド材5の各官能基X,Y,Zとの間で、より多く結合点を形成することが可能となる(砥粒6に付随する官能基Xについては後述する)。
なお、共重合体Bは、上述の実施例に限定されず、例えば、(メタ)アクリレート系モノマーが選択されて良い。共重合体Bは、これに付随する官能基Y’及びZ’として、上述のオキサドリン基の他に(又はこれに替えて)、ビニルピロリドン基を有していることが望ましい。
本発明では、上述した(1)砥粒6とCNT被覆7との間の密着性と、(2)CNT被覆7とボンド材5との間の密着性と、のうち、(2)の密着性の向上を図ることを主眼としている。しかしながら、(2)の措置に加えて、(1)の密着性の向上を図るために、砥粒6とCNT被覆7との間に後述する化学結合を施しても良い。
次に、本発明のレジンボンド砥石1の製造方法の一例についても説明する。
フェノール樹脂の粉末とCNT被覆砥粒とを混合する。なお、粉末状のフェノール樹脂に限らず、液体状のフェノール樹脂を使用しても良い。この混合工程では、撹拌、せん断、摩擦作用を利用した自転公転混合機、カッターミル等が使用される。なお、フェノール樹脂等の耐摩耗性や放熱性を向上させたりすることを目的として、銅等の金属フィラーやSiC等の無機化合物などのフィラーを混合しても良い。また、混合手法として、乾式及び湿式のいずれの方法を採用しても良い。また、樹脂を溶媒に溶かした上で混合しても良い。この場合、常温又は加温環境で乾燥工程が別途必要となる。
例えば、下記比率で、それぞれの原料を混合する。
CNT被覆砥粒 ; 3〜50% (vol)
フェノール樹脂等;15〜97% (vol)
フィラー ; 0〜80% (vol)
以上のように用意された混合物は、金型等を使用し加圧・加熱(又は常温)環境下で所望の形状に近い形に成型される。
砥粒を含有した混合物は、成型後、焼結炉で加圧(又は常圧)・加熱環境下で焼成される。なお、乾燥混合物の場合は所定の焼成型に充填する。湿式混合物の場合は乾燥後、所定の焼成型にセットし、樹脂の特性に適した焼成条件で焼成し、レジンボンド砥石1として仕上げる。
実施例1の方法で作製したCNT被覆砥粒4を含有したレジンボンド砥石1に加え、未被覆砥粒を用いたレジンボンド砥石(比較例1)や化学結合の無いCNT被覆砥粒を用いたレジンボンド砥石(比較例2)を用意した。これらの砥石で被加工物を研削(ハイレシプロ研削)しながら被加工物の研削量と砥石の摩耗量を測定した。
表1に示す試験条件で研削加工を実施した。被加工物として耐熱合金であるワスパロイ(WASPALOY)を使用して、実施例1及び比較例1,2の砥石摩耗量を比較した。
図5(a)は、比較例1(化学結合もCNT被覆も施さない従来の砥粒)のレジンボンド砥石を用いた場合の研削量(工作物が研削された量)と砥石自体の摩耗量との関係を示す。図5(b)は、比較例2(化学結合の無いCNT被覆砥粒)のレジンボンド砥石を用いた場合の研削量と砥石自体の摩耗量との関係を示す。一方、図5(c)は、実施例1(化学結合の有るCNT被覆砥粒)のレジンボンド砥石1を用いた場合の研削量(研削によって除去された工作物の体積)と砥石自体の摩耗量との関係を示す。ここで、「化学結合の有る」とは、オキサゾリン基を有する共重合体Bを砥粒層2に介在させることによって、CNT8とボンド材5(フェノール樹脂)のそれぞれの官能基Y,Zが化学結合を形成したことを意味している。なお、図6に、工作物の単位体積除去量当たりの砥石摩耗量(図5(a)、図5(b)及び図5(c)の各条件での試験結果を直線近似させたときの傾き)を示す。
同条件の比較例1,2の結果と実施例1の結果とを対比してみると、図5及び図6に示すように、工作物往復周波数が500rev/minの試験条件において、通常の砥粒を用いた比較例1の場合よりも、実施例1(化学結合の有るCNT被覆砥粒を用いた砥石)の場合の方が、単位体積除去量当たりの砥石摩耗量が減少する傾向が観察された。
同条件の比較例2の結果と実施例1の結果とを対比してみると、化学結合が無く砥粒の保持をアンカー効果のみに依存するCNT被覆砥粒(比較例2)に比べて、化学結合の有るCNT被覆砥粒(実施例1)が、単位体積除去量当たりの砥石摩耗量が明らかに減少する傾向が観察された。
2 砥粒層
3 台金
4 被覆砥粒
5 ボンド材
5’ 変性樹脂ボンド材
6 砥粒
7 カーボンナノチューブ(CNT)被覆
7’ 変性カーボンナノチューブ(CNT)被覆
8 カーボンナノチューブ(CNT)
AE アンカー効果
B 共重合体
C 化学結合
X 砥粒の表面側に設けられた官能基
X’ 砥粒の官能基Xと結びつく、共重合体に付随する官能基
Y CNTの表面側に設けられた官能基
Y’ CNTの官能基Yと結びつく、共重合体に付随する官能基
Z ボンド材の表面側に設けられた官能基
Z’ ボンド材の官能基Zと結びつく、共重合体に付随する官能基
Claims (6)
- 多数の被覆砥粒と、
前記被覆砥粒を結合して砥粒層を形成する樹脂製ボンド材と、
を備えたレジンボンド砥石において、
前記被覆砥粒は、
砥粒と、
前記砥粒の表面を包み込むように被覆し、かつ、カーボンナノチューブが絡み合うように構成されたカーボンナノチューブ被覆と、
を備え、かつ、
前記カーボンナノチューブが官能基Yを有し、前記ボンド材が官能基Zを有し、かつ、前記カーボンナノチューブと前記ボンド材との界面には、前記官能基Yと前記官能基Zとを構成要素とする化学結合が存在することを特徴とするレジンボンド砥石。 - 前記官能基Yと前記官能基Zの一方が、フェノール性水酸基、ヒドロキシル基、カルボキシル基、アミノ基からなる群から選択された1種以上の官能基であり、他方がイソシアネート基、エポキシ基、酸無水物官能基からなる群から選択された1種以上の官能基であり、かつ、前記官能基Yと前記官能基Zとの化学結合が存在することを特徴とする請求項1に記載のレジンボンド砥石。
- 前記官能基Yと前記官能基Zとが、カルボキシル基、フェノール性水酸基、ヒドロキシル基、酸無水物官能基、及び、チオール基からなる群から選択された1種以上の官能基であり、かつ、前記官能基Yと前記官能基Zとの間には共重合体Bが介在し、共重合体Bが有する官能基Y’と前記官能基Yとの化学結合、及び、共重合体Bが有する官能基Z’と前記官能基Zとの化学結合が存在することを特徴とする請求項1に記載のレジンボンド砥石。
- 前記共重合体Bが、2−オキサゾリン系モノマー(a)を必須の構成単位として含有する共重合体であることを特徴とする請求項3に記載のレジンボンド砥石。
- 前記共重合体Bが、2−オキサゾリン系モノマー(a)と、含窒素複素環系モノマー(b)とを構成単位として含有する共重合体であり、かつ、
前記共重合体Bには、前記2−オキサゾリン系モノマー(a)が1〜90モル%含有されることを特徴とする請求項3に記載のレジンボンド砥石。 - 前記官能基Y’と前記官能基Z’とがオキサゾリン基であることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載のレジンボンド砥石。
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