JP2019004574A - 結線確認システム - Google Patents

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Abstract

【課題】作業現場の環境によらず、ケーブル又は芯線の結線確認を行える結線確認システムを提供することにある。【解決手段】本発明の結線確認システム10は、複数のケーブル1又は/及び芯線2に取り付けて個別に識別可能とし、紫外線照射により発光する色コード3と、前記色コード3に紫外線照射する紫外線照射手段14と、紫外線が照射された前記色コード3を撮影する撮影手段12と、撮影画像中の前記色コード3を読み取って前記ケーブル1又は/及び芯線2を識別する読取手段20と、を備えたことを特徴としている。【選択図】図1

Description

本発明は、ケーブル作業において設計図、結線図に従ってケーブル又は/及び芯線が正しく結線されているか否か確認する結線確認システムに関する。
図12は従来のケーブル作業の処理フロー図である。図示のように、ケーブル作業にはプラント建設時の新設工事、定期検査時の解線・復旧工事、改修・改造・更新工事がある。
新設工事におけるケーブル作業は、一例として次のように行われている。予め登録されている複数の作業班の中から作業を担当する作業班を選定する(ステップ1)。次いで、ケーブルの末端処理(皮剥き、末端処理)を行い(ステップ2)、予め設計されたケーブルの布設経路(計画したケーブルトレイやケーブルラックの経路)に沿って施設内を布設するケーブルの布設作業を行う(ステップ3)。そして、設計図を参照しながら、ケーブルの端部をそのケーブルの接続対象である盤、端子台に接続した状況、いわゆる結線状況を確認する(ステップ4)。その後、上記作業の報告書を作成して(ステップ5)、作業が終了する。
また、解線・復旧工事は、予め登録されている複数の作業班の中から作業を担当する作業班を選定し(ステップ10)、解線・復旧工事を実施するケーブルの現状の結線状況の結線図を描く(ステップ11)。次いで、ケーブルを端子台から取り外す解線作業を行い(ステップ12)、しかる後に、ケーブルを元の接続状態に戻す復旧作業を行う(ステップ13)。そして、結線図を参照しながら、ケーブルが端子台のしかるべき位置に接続されているか否か、その結線状況を確認する(ステップ14)。その後、上記作業の報告書を作成して(ステップ15)、作業が終了する。
さらに、改修・改造・更新工事は、上記同様に作業班を選定する(ステップ20)。ケーブル末端処理(皮剥き、末端処理)を行う(ステップ21)。ケーブルの現状の結線状況の結線図を描く(ステップ22)。旧ケーブルの除去作業を行い(ステップ23)、新ケーブルの布設作業を行う(ステップ24)。そして、結線図を参照しながら、結線状況を確認する(ステップ25)。その後、作業の報告書を作成して(ステップ26)、作業が終了する。
ところで、ケーブル作業は、複数のケーブル及び芯線があるため、人為的なミスが生じやすいことから、布設、復旧作業時に正しく結線されているか確認する種々のシステムが提案されている。
特許文献1に開示のシステムは、ケーブル端部に貼り付けられたRFIDインデックスシールを、作業者が携帯するPDA(携帯情報端末)のタグリーダで読み取り、読み取ったインデックスに対応するケーブルの作業情報を取得している。そして作業者はPDA画面に表示された作業情報を見ながらケーブル布設等の作業を行っている。
特開2008−171186号公報
特許文献1に開示のシステムによれば、作業者の手間と時間を短縮することができるが、専用のタグリーダが必要となりシステム全体のコストが高くなってしまう。
ところで、結線作業時に作業者が複数のケーブル及び芯線を見分ける手段として、ケーブル及び芯線の色を手掛かりとすることがある。しかしながら作業を行う現場には暗所がある場合もあり、このような場所では、ケーブル及び芯線が色分けしてあるにも関わらず識別が困難なことがあった。この場合照明装置を用意したり、ハンドライトを用いたりする必要があるが、照明装置の発光特性(明かりの色合い等)によってはケーブル及び芯線の色が分かりにくい判断ミスを誘発しやすい作業となっていた。
上記従来技術の問題点に鑑み、本発明は作業現場の環境(特に照明による)に拠らず、ケーブル又は芯線の結線確認を容易かつ確実に行える結線確認システムを提供することにある。
上記課題を解決するための第1の手段として、本発明は、複数のケーブル又は/及び芯線に取り付けて個別に識別可能とし紫外線照射により発光する色コードと、
前記色コードに紫外線を照射する紫外線照射手段と、
紫外線が照射された前記色コードを撮影する撮影手段と、
撮影画像中の前記色コードを読み取って前記ケーブル又は/及び芯線を識別する読取手段と、
を備えたことを特徴とする結線確認システムを提供することにある。
上記第1の手段によれば、暗所あるいは照明の発光色など現場の環境によらず、ケーブル又は/及び芯線の色を識別することができ、人為的なミスを防止して、作業時間の短縮化が図れる。
上記課題を解決するための第2の手段として、本発明は、前記第1の手段において、前記紫外線照射手段は、主波長の異なる複数の紫外線を照射可能とし、前記色コードは、前記主波長の異なる複数の紫外線照射により発色域がシフトすることを特徴とする結線確認システムを提供することにある。
上記第2の手段によれば、紫外線インクの特性によらず複数のケーブル又は/及び芯線の色を個別に確実に識別することができる。
上記課題を解決するための第3の手段として、本発明は、前記第1又は第2の手段において、前記読取手段は、識別した前記ケーブル又は/及び芯線が設計図又は結線図の結線位置と一致しているか否かを判定する画像処理部を備えたことを特徴とする結線確認システムを提供することにある。
上記第3の手段によれば、結線作業における作業者の手間及び時間を大幅に削減して人為的ミスを防止できる。
上記課題を解決するための第4の手段として、本発明は、前記第3の手段において、前記画像処理部は、前記ケーブル又は/及び芯線を識別する前に、輝度を抽出して閾値を満たしているか否かを判断することを特徴とする結線確認システムを提供することにある。
上記第4の手段によれば、紫外線インクおよび紫外線照射手段の特性によらず紫外線照射による色コードの識別を確実に行うことができる。
上記課題を解決するための第5の手段として、本発明は、前記第1ないし第4のいずれか1の手段において、ケーブル情報、芯線情報、系統情報に基づいてケーブル又は/及び芯線を個別に識別可能な前記色コードを作成し、前記色コードの強く発光する発色域がシフトする紫外線波長を設定する色コード発行手段を備えたことを特徴とする結線確認システムを提供することにある。
上記第5の手段によれば、ケーブル又は/及び芯線を個別に識別可能とし紫外線照射による発光する色コードを容易に生成して取り付けることができる。
本発明によれば、暗所あるいは照明の発光色など現場の環境によらず、ケーブル又は/及び芯線の色を識別することができ、撮影画像の画像処理によって結線状態を判定して、設計図又は結線図と同じ結線作業を行うことができ人為的なミスを防止して、作業時間の短縮化が図れる。
本発明の結線確認システムの説明図である。 色コードの説明図である。 色コード取付手段の説明図である。 本発明のケーブル作業の処理フロー図である。 新設工事の色コード認識と結線確認の処理フロー図である。 色コード認識の処理フロー図である。 定期検査の色コード認識と結線確認の処理フロー図である。 主波長の異なる紫外線照射の色コードの説明図である。 変形例の新設工事の色コード認識と結線確認の処理フロー図である。 変形例の定期検査の色コード認識と結線確認の処理フロー図である。 変形例の色コードの説明図及び色コード認識の処理フロー図である。 従来のケーブル作業の処理フロー図である。
本発明の結線確認システムの実施形態を添付の図面を参照しながら、以下詳細に説明する。
[結線確認システム10]
図1は、本発明の結線確認システムの構成概略図である。図示のように本発明の結線確認システム10は、ケーブル又は/及び芯線を撮影する撮影手段12と、前記ケーブル又は/及び芯線に紫外線を照射する紫外線照射手段14と、前記ケーブル又は/及び芯線に割り振られたインデックスである色コードと該ケーブル又は/及び芯線の属性データ(系統名、ケーブルの型式、芯線数、許容電流、電圧、長さ、太さ、接続機器の情報、盤名称、接続端子名、接続端子番号など)を保存するデータベース(DB)16と、前記ケーブル又は/及び芯線に紫外線が照射されて得られる映像(画像)から前記色コードを読み取る読取手段20と、前記ケーブル又は/及び芯線に応じて割り振られる色コードを発行する色コード発行手段30と、前記色コードを前記ケーブル又は/及び芯線に貼付けあるいは印刷する色コード取付手段40と、を備えている。
[色コード3]
図2は色コードの説明図である。ケーブル1は絶縁被膜で被膜された芯線2を複数本外装被膜で被膜して形成されている。本実施形態の色コード3は、所定波長の紫外線照射により発光する紫外線インク(あるいはブラックライトインク)などの不可視インクを用いて、ケーブル1の端部表面、芯線2の端部表面にシール等で貼付け又は印刷などで取り付けた個別に識別可能なコードである。
色コード3は、(1)に示すように紫外線照射によって発光する全領域に亘って360色相を16等分し、0〜9の数字と、A〜Fの英字の計16の数英字で表される文字記号を用いて各色相を割り振りしている。なお、(1)の発光強度のグラフは、緑色(文字記号5〜A)あたりが強く発光する紫外線インクの例である。後述する画像処理で識別するための閾値(破線)を超えていることが必要である。そして芯線2の色コード3は、末端から開始数英字(1文字)+S(芯線の意味)+中間数英字(2文字)+最終数英字(2文字)+ケーブル番号(3文字)に設定し識別可能に構成している。例えば(2)では、4本の芯線2の上から順番に、開始数英字が1、芯線S、中間数英字が36、最終数英字が79、ケーブル番号が039、2番目の芯線は、開始数英字がC、芯線S、中間数英字が35、最終数英字がAC、ケーブル番号が039、3番目の芯線は、開始数英字が7、芯線S、中間数英字がBD、最終数英字がEF、ケーブル番号が039、4番目の芯線は、開始数英字が4、芯線S、中間数英字がD2、最終数英字が31、ケーブル番号が039と設定している。
またケーブル1の色コード3についても同様に、末端から開始数英字(1文字)+K(ケーブルの意味)+ケーブル番号(3文字)+中間数英字(3文字)+最終数英字(2文字)に設定し識別可能に構成している。例えば(2)では、開始数英字が3、ケーブルK、ケーブル番号が039、中間数英字が1E2、最終数英字が40と設定している。
また図8に示すように、色コード3は、紫外線照射手段14の紫外線照射によって発光する強度が異なる紫外線インク(ブラックライトインク)を各色(各種)組み合わせて構成することができる。すなわち、後述する画像処理による識別が可能になるように、全ての色(全ての文字記号が対応)が認識可能な閾値を超えるように組み合わせると良い。そして色コード3(ブラックライトインク)は、その色によって照射される紫外線の主波長(例えば、365nm、370nm、375nm、380nmなど)によって発色域がシフトする(すなわち照射される紫外線の波長によって発光強度が変化する)特性を有するものが使用可能となる。
[撮影手段12]
撮影手段12は、色コード3を取り付けたケーブル1又は/及び芯線2の結線状態を撮影可能なカメラ(望ましくはCCDカラーカメラ)である。
[紫外線照射手段14]
紫外線照射手段14は、所定波長の紫外線を照射可能なライトであり、例えばブラックライトインクなどの不可視インクに紫外線(UV−A)を照射して可視化するブラックライトである。その他紫外線蛍光ランプ、紫外線LED等を適用できる。
[データベース16]
データベース16は、前述のケーブル情報、芯線情報、系統情報などが管理、記憶されているハードディスク、磁気テープ、あるいは半導体目盛りなどが適用できる。
[読取手段20]
読取手段20は、読取部202と、入力部204と、画像処理部206と、制御部208と、表示部210と、データ処理部212と、データ保存部214を備えた携帯端末である。
読取部202は、撮影手段12からの撮影画像(ケーブル及び/又は芯線が結線状態の画像)を取得する。
入力部204は、作業者が作業日などの各種データを入力するキーボード、タッチパネル等である。入力データは画像処理部206又は表示部210へ与えられる。
画像処理部206は、読取部202から画像データ、入力部204から各種データを取得して画像処理を行う。画像処理部206は撮影画像の輝度を抽出して閾値を満たしているか否かの判定を行う。そして画像処理部206は、識別したケーブル又は/及び芯線が設計図又は結線図の結線位置と一致しているか否かの判定を行う。
制御部208は、画像処理部206の画像情報に基づいて、撮影画像の輝度が閾値を満たしているか、例えば閾値よりも大きくなるように紫外線照射手段14へ制御信号を与えている。
表示部210は、データ処理した画像を表示する液晶モニタである。
データ処理部212は、画像処理部206で処理した画像をデータ処理する。
データ保存部214は、データベース16からのケーブル情報、芯線情報、系統情報などを取得し、データ処理部212で処理した画像を保存する。
[色コード発行手段30]
色コード発行手段30は、読取部302と、入力部304と、処理部306と、出力部308を備えたパソコンである。
読取部302は、データベース16のケーブル情報、芯線情報、系統情報などの各種データを取得している。
入力部304は、各種データを入力するキーボード、タッチパネル等である。
処理部306は、読取部302の各種データ及び入力部304の入力データに基づいて、ケーブル又は/及び芯線の色コード3の色、紫外線照射手段14の波長を決定している。
出力部308は、処理した色コードを色コード取付手段40へ与えている。
このような色コード発行手段30は、ケーブル情報、芯線情報、系統情報に基づいてケーブル又は/及び芯線を個別に識別可能な色コードを発行する。
[色コード取付手段40]
色コード取付手段40は、読取部402と、制御部404と、出力部406を備えて、色コードをケーブル又は/及び芯線に取り付けている。
図3は色コード取付手段40の説明図である。図示のように色コード取付手段40は、ケーブルロール41からのケーブルを取得する色コード取付部42と、色コード3を取り付けたケーブルのケーブル被膜除去部44からなる。なお色コード取付部42は、前述の読取部402と、制御部404と、出力部406を備え、ケーブル1の表面にシールの添付又は印刷による色コード3を生成する。ケーブル被膜除去部44は、複数の芯線サイズを備えた被膜切り歯を上下方向に移動させる被膜切りレバー44aと、被膜切り歯をケーブルの軸心に沿って移動させる被膜切りレバー44bを備えている。
このような色コード取付手段40によれば、ケーブル又は/及び芯線に取り付ける色コード3を容易に生成して、色コード3を取り付けたケーブル1の末端作業を容易に行うことができる。
なお、ケーブル被膜を除去した芯線の束から各芯線に色コードを取り付ける場合、前述のケーブル用の取り付け手段をスケールダウンした芯線用の色コード取付手段を用いて同様に取り付けている。
[作用]
上記構成による本発明のケーブル結線確認システムを用いた作用について以下説明する。
図4は本発明のケーブル作業の処理フロー図である。まず新設工事を例に説明する。
新設工事におけるケーブル作業は予め登録されている複数の作業班の中から作業を担当する作業班を選定する(ステップ101)。ケーブルの末端処理を行う(ステップ102)。この処理は、色コード発行手段30及び色コード取付手段40により、色コード3を取り付けたケーブル1又は/及び芯線2の末端作業を行う。
そしてケーブルの布設作業を行う(ステップ103)。
次に色コード認識を行い(ステップ104)、結線状況を確認する(ステップ105)。その後、作業の報告書を作成して(ステップ106)、作業が終了する。
図5は新設工事の色コード認識と結線確認の処理フロー図である。
紫外線照射手段14を起動して、所定波長の紫外線を照射する(ステップ401)。撮影手段12の撮影画像を読取部202で取得して画像処理部206で輝度を抽出する(ステップ402)。
画像処理部206では抽出した輝度が閾値を満たしているか否か、本実施形態では例えば、閾値よりも大きいか否かを判定する(ステップ403)。
輝度が閾値よりも小さい場合(NO)には輝度を補正するために、制御部208から紫外線照射手段14へ輝度を上げる制御信号を送る(ステップ404)。
輝度が閾値よりも大きい場合(YES)には色コード認識を行う(ステップ405)。
図6は色コード認識の処理フロー図である。
色コードを取り付けたケーブル又は/及び芯線の結線状態の画像取得を行う(ステップ501)。
撮影画像中の背景色を削除して、色コードのエリアを抽出する(ステップ502)。
抽出したエリアの角度・歪み補正を行う(ステップ503)。
色コードの色エリアを改めて抽出する(ステップ504)。
色コードの細線化を行う(ステップ505)。
色コードの色相を算出する(ステップ506)。
色コードの順位を読み取る(ステップ507)。
色コードの各文字記号変換を行う(ステップ508)。
以上のステップによりケーブル又は/及び芯線の色コードを認識している。
画像処理部206では、色コード3を取り付けたケーブル及び/又は芯線の結線状態が設計図情報と同じか否か判断する(ステップ406)。結線状態が設計図情報と同じなら作業は終了する。一方、異なる場合はその箇所を指定する(ステップ407)。
作業者が手作業で異なる箇所の確認作業を行う(ステップ408)。
修正後の結線状態を確認するため、再度色コードの認識を行うためにステップ405に戻る。
結線状態が設計図と同じになるまでステップ405からステップ406の作業を繰り返す。
次に、既に色コードを取り付けた結線箇所の定期検査について以下説明する。定期検査には、解線・復旧工事又は改修・改造・更新工事がある。
図4の解線・復旧工事は、予め登録されている複数の作業班の中から作業を担当する作業班を選定し(ステップ201)、解線・復旧工事を実施するケーブルの現状の結線状況について色コードを認識して結線図を描く(ステップ202)。次いで、ケーブルを端子台から取り外す解線作業を行い(ステップ203)、しかる後に、ケーブルを元の接続状態に戻す復旧作業を行う(ステップ204)。そして、色コードを再認識して(ステップ205)、結線図を参照しながら、ケーブルが端子台のしかるべき位置に接続されているか否か、その結線状況を確認する(ステップ206)。その後、上記作業の報告書を作成して(ステップ0207)、作業が終了する。
さらに、改修・改造・更新工事は、上記同様に作業班を選定する(ステップ301)。ケーブル末端処理(皮剥き、末端処理)を行う(ステップ302)。ケーブルの現状の結線状況について色コードを認識して結線図を描く(ステップ303)。旧ケーブルの除去作業を行い(ステップ304)、新ケーブルの布設作業を行う(ステップ305)。そして、色コードを再認識して(ステップ306)、結線図を参照しながら、結線状況を確認する(ステップ307)。その後、作業の報告書を作成して(ステップ308)、作業が終了する。
次にこの工事の色コード認識について以下説明する。図7は、定期検査作業時の色コード認識の処理フロー図である。
ステップ601〜ステップ605までは前述のステップ401〜ステップ405と同一の作業を行う。
次に作業の正確性を判断する(ステップ606)。本実施形態の作業の正確性とは、作業前後(例えば解線・復旧、改修前後など)のケーブルと接続末端、換言すると端子台の接続箇所の色コードを照合している。
設計図と同じか否か判断する(ステップ607)。結線状態が設計図情報と同じなら作業は終了する。一方、異なる場合はその箇所を指定する(ステップ608)。
作業者が手作業で異なる箇所の確認作業を行う(ステップ609)。
確認作業後、修正が必要か否かの判断を行う(ステップ610)。必要なければ作業は終了する。一方。必要ならば、作業者の手作業による確認作業を行う(ステップ611)。その後作業は終了する。
[変形例]
図8は主波長の異なる紫外線照射の色コードの説明図である。図2に示す色コード3の色を区別し難い場合、主波長の異なる紫外線、例えば、365nm、370nm、375nm、380nmの360色相を4等分し、合計16等分の数英字で割り振りして色コードを作成することができる。
このような主波長の異なる紫外線照射により発光する色コードを用いたケーブル作業は、図4と基本的に同様の作業となる。
図9は変形例の新設工事の色コード認識と結線確認の処理フロー図である。
ステップ701〜ステップ704までは前述のステップ401〜ステップ404と同一の作業を行う。
紫外線照射手段14の波長を切り替えて、主波長の異なる複数の紫外線を照射する(ステップ705)。
ステップ706〜ステップ709までは前述のステップ405〜ステップ408と同一の作業を行う。
図10は変形例の定期検査の色コード認識と結線確認の処理フロー図である。
ステップ801〜ステップ804までは前述のステップ601〜ステップ604と同一の作業を行う。
紫外線照射手段14の波長を切り替えて、主波長の異なる複数の紫外線を照射する(ステップ805)。
ステップ806〜ステップ812までは前述のステップ605〜ステップ611と同一の作業を行う。
図11は変形例の色コードの説明図及び色コード認識の処理フロー図である。
ケーブル又は/及び芯線に取り付ける変形例の色コードは、1行〜3行(なお、芯線は円周方向で分割した領域を「行」とし、ケーブルは円周方向に一周する帯ごとに「行」としている)で構成している。図示の芯線は上から順番に2行、1行、3行縦、3行縦の色コードを示し、ケーブルは2行の色コードを示している。
1行の色コードは図6に示す色コード認識で認識できる。
2行の色コードは、細線化した後、長さでコードを認識している。
3行の色コードは、エリアの長さと面積の順位でコードを認識している。
このような変形例の色コード認識は、まず細線化を行う(ステップ901)。
次に配列方式を識別する(ステップ901)。
色コードが1行であるか否か判定する(ステップ903)。色コードが1行であれば、図6に示す色コード認識を行う(ステップ904)。
一方、色コードが1行でなければ、色コードが1行であるか否かを判定する(ステップ905)。色コードが2行であれば、細線の長さを算出する(ステップ906)。そして認識順位を算出して(ステップ907、)図6に示す色コード認識を行う(ステップ904)。
一方、色コードが2行でなければ、細線の長さを算出する(ステップ909)。次に面積を算出する(ステップ909)。そして認識順位を算出して(ステップ910、)図6に示す色コード認識を行う(ステップ904)。
このような本発明の結線確認システムによれば、暗所など現場の環境によらず、ケーブル又は/及び芯線の色を識別することができ、撮影画像の画像処理によって結線状態を判定して、設計図又は結線図と同じ結線作業を行うことができ人為的なミスを防止して、作業時間の短縮化が図れる。
1………ケーブル、2………芯線、3………色コード、10………結線確認システム、12………撮影手段、14………紫外線照射手段、16………データベース、20………読取手段、202………読取部、204………入力部、206………画像処理部、208………制御部、210………表示部、212………データ処理部、214………データ保存部、30………色コード発行手段、302………読取部、304………入力部、306………処理部、308………出力部、40………色コード取付手段、402………読取部、404………制御部、406………出力部、42………色コード取付部、44………ケーブル皮膜除去部。

Claims (5)

  1. 複数のケーブル又は/及び芯線に取り付けて個別に識別可能とし紫外線照射により発光する色コードと、
    前記色コードに紫外線を照射する紫外線照射手段と、
    紫外線が照射された前記色コードを撮影する撮影手段と、
    撮影画像中の前記色コードを読み取って前記ケーブル又は/及び芯線を識別する読取手段と、
    を備えたことを特徴とする結線確認システム。
  2. 前記紫外線照射手段は、主波長の異なる複数の紫外線を照射可能とし、
    前記色コードは、前記主波長の異なる複数の紫外線照射により発色域がシフトすることを特徴とする請求項1に記載の結線確認システム。
  3. 前記読取手段は、識別した前記ケーブル又は/及び芯線が設計図又は結線図の結線位置と一致しているか否かを判定する画像処理部を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の結線確認システム。
  4. 前記画像処理部は、前記ケーブル又は/及び芯線を識別する前に、輝度を抽出して閾値を満たしているか否かを判断することを特徴とする請求項3に記載の結線確認システム。
  5. ケーブル情報、芯線情報、系統情報に基づいてケーブル又は/及び芯線を個別に識別可能な前記色コードを作成し、前記色コードの強く発光する発色域がシフトする紫外線波長を設定する色コード発行手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1に記載の結線確認システム。
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