JP2019003622A - モジュール型の安全性モニタリング・警告システム、及びそれを使用するための方法 - Google Patents

モジュール型の安全性モニタリング・警告システム、及びそれを使用するための方法 Download PDF

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Abstract

【課題】少なくとも1つのセンサによって生成されたトリガイベントの通知を受信することに応じて、アクターのリスクレベルを判定する、安全性モニタリングシステム・警告システムを提供する。【解決手段】安全性モニタリングシステムの演算デバイス200は、少なくとも1つのセンサによって生成されたトリガイベントの通知を受信することに応じて、トリガイベントに関連するアクターに関する情報にアクセスする。演算デバイスは、アクターのリスクレベルを判定することによって、履歴情報の集合体と相関させる。演算デバイスは、相関の結果に基づいてコマンドを生成し、このコマンドを少なくとも1つの制御可能なデバイス126,128に送信する。【選択図】図3

Description

本書で別途指示されない限り、このセクションに記載の題材は、この出願における特許請求の範囲に対する従来技術ではなく、このセクションに包含されることにより従来技術であると認められるものでもない。
本開示は概して、安全システムに関し、より具体的には、状況認識(situational−awareness)コントローラ、及び、情報を複数のアクターからの履歴情報の集合体と相関させること、及び、アクターのリスクレベルを判定することにより、トリガイベントに関連するアクターの状況認識を増大させるための、方法に関する。警告の発信又はアクチュエータの作動を引き起こすために、コマンドが次いで生成され、制御可能なデバイスに送信される。
人間、物体、及びロボットといった一又は複数のアクターは、タスクを実施するため、又は、その空間を別様に利用するために、建造物の一部又は全ての内部、及び/又は、その周囲の屋外領域などの環境全体において移動しうる。例えば、人間、物体、及びロボットが、自動車、飛行機、工作機械などであり、他のロボットであることもある、複雑な機械を製造するために、一緒に使用されうる。人間、物体、及びロボットが一緒に使用されうるその他の環境も、存在しうる。製造環境では、人間アクターに警告するために、コーン、旗、又は標識などの受動的インジケータが用いられてきた。かかる受動的インジケータは、個人による視覚的接触に依存するものであるが、個人がその受動的インジケータを認知しない場合には目的が達せられない。更に、解除スイッチ及び近接センサも、オペレータにより制御される物体アクター及び自動化されたロボットアクター向けに用いられてきたが、これらは特定の応用に特化されており、モジュールでも、拡張可能でもない。
本開示の一態様では、少なくとも1つのセンサによって生成されたトリガイベントの通知を受信することに応じて、演算デバイスが、トリガイベントに関連するアクターの識別、アクターの場所、及びトリガイベントの関連日時を含む情報にアクセスすることを含む、方法について説明する。演算デバイスは、この情報を、(i)アクターの場所が、複数のアクターからの履歴情報の集合体の一部として記憶されている一又は複数の安全性イベントに関連するか否かを判定すること、及び、(ii)アクターの場所が一又は複数の安全性イベントに関連すると判定することに応じて、トリガイベントに関連する時点から所定の時間範囲内において一又は複数の関連安全性イベントが発生したか否かに基づいて、アクターのリスクレベルを判定すること、によって、履歴情報の集合体と相関させる。演算デバイスは、相関の結果に基づいてコマンドを生成し、このコマンドを少なくとも1つの制御可能なデバイスに送信する。
本書では、本開示の一態様において、状況認識コントローラが開示される。状況認識コントローラは、プロセッサとデータ記憶装置とを含む。プロセッサは、制御可能なデバイスと通信可能であり、かつ、少なくとも1つのセンサによって生成されたトリガイベントの通知を受信するよう設定される。データ記憶装置は指令を記憶し、この指令は、プロセッサによって実行されると、プロセッサに状況認識機能を実施させる。状況認識機能は、演算デバイスを介して、トリガイベントに関連するアクターの識別、アクターの場所、及びトリガイベントの関連日時を含む情報にアクセスすることと、この情報を、(i)アクターの場所が、複数のアクターからの履歴情報の集合体の一部として記憶されている一又は複数の安全性イベントに関連するか否かを判定すること、及び、(ii)アクターの場所が一又は複数の安全性イベントに関連すると判定することに応じて、トリガイベントに関連する時点から所定の時間範囲内において一又は複数の関連安全性イベントが発生したか否かに基づいて、アクターのリスクレベルを判定すること、によって、履歴情報の集合体と相関させることと、相関の結果に基づいてコマンドを生成し、このコマンドを少なくとも1つの制御可能なデバイスに送信することとを、含む。
本開示の一態様では、製品について説明する。この製品は、指令を記憶している有形のコンピュータ可読記憶媒体を含み、この指令は、製品のプロセッサによって実行されると、製品に機能を実施させる。機能は、少なくとも1つのセンサによって生成されたトリガイベントの通知を受信することに応じて、トリガイベントに関連するアクターの識別、アクターの場所、及びトリガイベントの関連日時を含む情報にアクセスすることと、この情報を、(i)アクターの場所が、複数のアクターからの履歴情報の集合体の一部として記憶されている一又は複数の安全性イベントに関連するか否かを判定すること、及び、(ii)アクターの場所が一又は複数の安全性イベントに関連すると判定することに応じて、トリガイベントに関連する時点から所定の時間範囲内において一又は複数の関連安全性イベントが発生したか否かに基づいて、アクターのリスクレベルを判定すること、によって、履歴情報の集合体と相関させることと、相関の結果に基づいてコマンドを生成し、このコマンドを少なくとも1つの制御可能なデバイスに送信することとを、含む。
前述の特徴、機能、及び利点は、様々な例において個別に実現可能であるか、又は、更に別の例において組み合わされうる。更に別の例の更なる詳細は、以下の説明及び図面を参照することで理解されうる。
付随する図を併用して、例について以下で説明する。様々な図において、類似の参照番号は類似の要素を表している。
例示的な一実行形態による環境を示す。 例示的な一実行形態による、図1に描かれている環境において発生する一連の状況を示す。 例示的な一実行形態による、システムの機能ブロック図である。 例示的な一実行形態による、システムの機能ブロック図である。 例示的な一実行形態による、システムの機能ブロック図である。 例示的な一実行形態による、演算デバイス及びコンピュータネットワークのブロック図を示す。 例示的な一実行形態による、方法のフロー図を示す。 例示的な一実行形態による、図7に示す方法と共に使用される例示的な一方法のフロー図を示す。 例示的な一実行形態による、図7に示す方法と共に使用される例示的な一方法のフロー図を示す。 例示的な一実行形態による、図7に示す方法と共に使用される別の例示的な方法のフロー図を示す。 例示的な一実行形態による、図7に示す方法と共に使用される別の例示的な方法のフロー図を示す。 例示的な一実行形態による、図7に示す方法と共に使用される別の例示的な方法のフロー図を示す。 例示的な一実行形態による、図7に示す方法と共に使用される別の例示的な方法のフロー図を示す。 例示的な一実行形態による、図7に示す方法と共に使用される別の例示的な方法のフロー図を示す。 例示的な一実行形態による、図7に示す方法と共に使用される別の例示的な方法のフロー図を示す。
全ての図において、対応する部分には同じ参照記号が記されている。
図面は例を示す目的で提示されており、これらの例は、図面に示す構成及び手段に限定されるものではないと理解される。
開示されている例は、状況認識コントローラ、及び、人間、物体、及びロボットを含むアクターにとっての環境内の潜在リスクを評価しうる方法を、提供する。例えば、製造環境において、人間アクター(エンジニア、専門技術者、オペレータなど)が、物体アクター(工具、フォークリフト、頭上クレーンなど)及びロボットアクター(静止型及び携帯型の自動システムなど)と共に作業すること、又はかかるアクターに遭遇することはよくある。上記の例示的な状況認識コントローラ及び方法により、環境内に設置されたセンサによって、又は環境内のアクターに関連するセンサによって生成されるトリガイベントに応じて、アクターの安全性を増大させることが可能になる。これらのセンサは、環境内で静止的に位置付けられていること、環境内で再構成可能なセンサ配置を可能にするよう、モジュールであること、センサが関連アクターと共に移動するように携帯型であること、のいずれかの利点を有する。製造工程は、オプションで、頭上で使用され、搬送される大型の器材及び部品(航空宇宙業界で使用されるものなど)を伴い、環境内のアクターにこれらの頭上工程についての状況認識を提供するために、センサが製造環境内に配置されうる。加えて、センサによって検出されたトリガイベントに関連するアクターに関する情報は、有利には、状況認識コントローラの形態の演算デバイスを介して、アクターのリスクレベルを判定するために、環境内の複数のアクターからの履歴情報の集合体と相関される。コマンドが次いで生成され、警告を発することによってアクターの状況認識を増大させるか、制御可能なデバイスをセーフモードにすること、若しくは制御可能なデバイスに動作を停止させることによってアクターの安全性を増大させるかのいずれかのために、アクターのリスクレベルに基づいて制御可能なデバイスに送信される。
図1及び図2は、例示的な一実行形態による、通路によって区切られた9つのエリア102、104、106、108、110、112、114、116、及び118を含む、環境100を示している。環境100は、工場や製造施設などの屋内空間、及び/又は、エリアに区切られた屋外領域などの屋外空間を表しうる。各エリアは、人間アクター122H、物体アクター122O、及びロボットアクター122Rを含む、一又は複数のアクター122によって利用されうる。物体アクター122O及びロボットアクター122Rは、静止型でも携帯型でもありうる。エリア102、104、108、110、112、116、及び118は、自己完結型(self−contained)工程が行われるエリアを表しているが、その一方で、エリア106及び114は、ブラインドサイド工程が行われるエリアを表しており、このブラインドサイド工程の結果として、物体アクター122Oの一部分(ドリルビットやのこ刃など)、又は物体アクター122Oのアウトプット(爪状部、レーザ、又は炎状体など)が、エリア106、114に置かれたバリア120の一方の側を通過又は貫通して、隣接する通路に進入することになりうる(詳細については図2から図5に関連して後述する)。例示的なバリア120は、製造環境又はメンテナンス環境における飛行機の外板若しくは翼、船殻、又は輸送体のパネル、及び、建設区域内の壁、屋根、又は天井を含むが、それらに限定されるわけではない。例示的なバリア120は更に、メッシュを含むことも、複数の開口を有することもある。その他の例示的なバリア120は、視界を確保するが音を遮る透明パネルを含んでよく、これにより、通過するアクターの工程に対する聴覚認知が弱められうる。一代替例では、エリア106及び114は、工程の再構成を可能にするための、開放的な、閉ざされていない空間を表すこともある。一部の例では、ブラインドサイドであり、音が遮られ、かつ再構成可能であるという工程の性質により、エリア106及び114、並びにそれらを取り囲む通路に関連するアクターの場所は、履歴情報の集合体内でハイリスクレベルに割り当てられうる。このリスクレベルは、履歴情報の集合体を記憶するデータ記憶装置206に手動で入力されうるか、又は、エリア106及び114に関連する場所における複数のアクターからの履歴情報に基づいて、演算デバイス200(状況認識コントローラなど)によって相関されうる。データ記憶装置206及び演算デバイス200については、図6に関連して詳細に後述する。
図2から図5に示しているように、環境100は、製品(機械、電子部品、繊維製品など)の製造、保管、及び/又は搬送といった(ただしそれらに限定されるわけではない)タスクを実施するために、人間アクター122H、物体アクター122O、及びロボットアクター122Rを含むアクター122によって利用されうる。状況認識コントローラの形態の少なくとも1つの演算デバイスは、環境100内のアクター122に関連する一又は複数の制御可能なデバイスと通信するよう、設定される。環境100内の安全性を維持するために、おそらくはその他の理由でも、環境100全体にセンサ124が設置されうる。一部の実行形態では、図3から図5に関連してより詳細に後述するように、センサ124は、環境100内のアクター122に関連する通信デバイス126及び応答デバイス128などの制御可能なデバイス、又は近接センサデバイス144に含まれる。更なる例示的な実行形態では、センサ124は、環境100内に静止的に位置付けられているか、又は環境100内の決まった場所にある、センサ124を含む。そして、また更なる例示的な実行形態では、センサ124は、必要に応じて環境100内で再構成可能であるようにモジュールである、センサ124を含む。
更に、センサ124は、環境100内のアクター122の状況認識及び安全性を増大させるよう、環境100において単独で又は組み合わされて使用されうる。加えて、センサ124は、図6に関連してより詳細に後述する状況認識コントローラなどの演算デバイス200と通信するために、無線通信インターフェースを含むか、無線通信インターフェースを有するデバイスと通信可能である。
一例では、センサ124は無線識別(RFID)システムの一部である。RFIDセンサは、アンテナを含み、かつ、アクター122に関連するRFIDタグ132を識別し、追跡するために電磁場を送信する、RFIDインテロゲータ130を有する。RFIDタグ132は、電子的に記憶された情報を包含するマイクロチップと、アンテナとを有する。稼働中、RFIDインテロゲータ130は信号(電磁波など)を発信し、RFIDタグ132のアンテナは、この信号を受信するようチューニングされる。次いでマイクロチップが信号を処理し、RFIDタグ132はRFIDインテロゲータ130に応答信号を返送する。RFIDインテロゲータ130はこの応答信号を処理する。加えて、RFIDタグ132は受動型又は能動型でありうる。受動RFIDタグは、近隣のRFIDインテロゲータの無線電磁波から電力を取る。その一方で、能動RFIDタグは、バッテリなどのローカル電源を有し、かつ、たとえRFIDタグ132がRFIDインテロゲータ130から数百メートル離れていても、RFIDインテロゲータ130による問い合わせを受けうる。RFIDインテロゲータのアンテナは、環境100における所与のRFIDインテロゲータ130の場所に応じて調整可能なセンサ検出ゾーンを作り出すよう、プログラムされうる。受動型と能動型の両方のRFIDタグが、環境100において利用されうる。RFIDインテロゲータ130が、アクター122に関連するRFIDタグ132を読み取ると、このことは、アクター122に関連するトリガイベントとなる。例えば、図2に示しているように、RFIDインテロゲータ130は、環境100のあらゆる通路における決まった場所に配置される。RFIDインテロゲータ130は、環境100において、モジュールとして、再構成可能に設定されることもある。
センサ124は、アクター122に関連する内部測定ユニット(IMU)システム134も含みうる。IMUシステム134は、人間アクター122Hによって携行されうるか、又は、物体アクター122O又はロボットアクター122Rの可動構成要素に連結されうる。IMUシステム134は、加速度・角速度センサと、マイクロコントローラと、アンテナと、バッテリなどの電源とを含む。IMUシステム134は、線形運動及び角運動を測定し、センサにおける角速度と加速度の積算量を出力する。IMUシステムのマイクロチップは、アクター122による特定の種類のアクティビティを追跡するようプログラムされたプロセッサと、通信可能でありうる。IMUシステムのマイクロチップは、例えばストレス関連受傷の回避を支援するために、アクター122の反復動作を計数するよう、更にプログラムされうる。IMUシステムのマイクロチップが、動作計数のオンチップ分析を実施するよう設定されうるか、又は、その機能が、制御可能なデバイス、若しくは状況認識コントローラなどの別の演算デバイスを含む、互いに通信可能な1を上回る数の物理デバイスの間で、分散されうる。IMUシステムの運動信号の分析は、IMUシステム132がアクセス可能な複数のアクター122からの履歴情報の集合体に基づいて、リアルタイムで行われうる。履歴情報のこの集合体は、反復動作及び安全性イベント(ストレス受傷など)に関連するこの反復動作の動作計数に関連するアクティビティの種類、警告閾値、並びにアクチュエータ閾値を、含みうる。
ストレス受傷の形態の安全性イベントは、150回の反復運動という動作計数と相関されうる。この例におけるIMUシステムの警告閾値は、100〜120回の反復運動という動作計数と相関されうる。警告閾値と相関される動作計数は、アクティビティの種類、及び、そのアクティビティを実施するアクターの種類に大きく依存しうる。動作計数の警告閾値が超過されると、状況認識コントローラは、図4から図5に関連して後述する警告インジケータ136a〜cを作動させるために、コマンドを生成し、制御可能なデバイスに送信しうる。この例では、警告インジケータを作動させることで、図2に示す、IMUシステム134bに関連するエリア114内の人間アクター122H(人間アクター122Hbなど)、及びオペレータ制御型のデバイス154bは、休憩をとるようにと、又は、人間アクター122Hがそのシフトに関して人間工学的限界に近づきつつあると、警告されうる。この例では、物体アクター122Obに対応する応答デバイス128b、及び人間アクター122Hbが、例えば、可聴警告若しくは音声案内を伴って、又は触覚フィードバックを伴って、視覚ディスプレイ上に警告を発しうる。この同じ例では、IMUシステムのアクチュエータ閾値は、120〜145回の反復運動という動作計数と相関されうる。アクチュエータ閾値と相関される動作計数は、アクティビティの種類、及び、そのアクティビティを実施するアクターの種類に大きく依存しうる。人間アクター122Hbが、警告インジケータ136a〜cが作動した後にアクティビティを継続し、アクチュエータ閾値に関連する数量まで動作計数を増大させた場合、応答デバイス128bは、アクチュエータを作動させるためのコマンドを受信し、物体アクター122Obをセーフモードで稼働させること、又は、物体アクター122Obに稼働を停止させることによって、強制的に、人間アクター122Hbのアクティビティを停止しうるか、又は反復動作を修正しうる。一例では、トリガイベントは、ある種のアクティビティに関連する動作計数が、その種のアクティビティの警告閾値に関連する数量に到達すると、IMUシステム134によって検出される。
センサ124は、全地球測位システム(GPS)も含みうる。この例では、GPSは、環境100内のアクター122に関連するGPS受信器140を含む。衛星、コンピュータ、及び受信器というシステムは、別々の衛星からの信号がGPS受信器140に到達するまでの時間の違いを計算することによって、GPS受信器140の緯度と経度とを判定することが可能である。GPS受信器140は、衛星によって送信されたデータを直接受信し、GPS受信器140の場所をリアルタイムで算出する、GPSプロセッサ・アンテナを有する。アクター122に関連するGPS受信器140は、環境100内の他のアクターに関連するGPS受信器140からの場所情報にアクセスするよう設定された無線通信インターフェースを有する、GPSプロセッサと通信可能である。
GPSプロセッサは更に、安全性イベント(例えば、人間アクターと物体アクターとの接触又はニアミス、人間アクターとロボットアクターとの接触又はニアミス、及び、物体アクターとロボットアクターとの接触又はニアミス)に関連するGPS受信器140同士の間の距離、警告閾値、及びアクチュエータ閾値を含む、履歴情報の集合体にアクセスするよう設定される。例えば、一実行形態では、安全性イベントはGPS受信器140同士の間の距離が0から1mの範囲であることに対応し、アクチュエータ閾値はGPS受信器140同士の間の距離が1mから3mの範囲であることに対応し、かつ、警告閾値はGPS受信器140同士の間の距離が3mから6mの範囲であることに対応する。
上記の範囲は、各GPS受信器140に対応するアクターの種類に大いに依存しうる。例えば、GPS受信器140が全て人間アクターに関連している場合には、アクチュエータ閾値は適切ではないことがあり、警告閾値が、GPS受信器140同士の間の距離が1mから3mの範囲であることに対応する。別の例では、一方のGPS受信器140が静止型の物体アクター又は静止型のロボットアクターに関連し、他方のGPS受信器140が人間アクターに関連する場合には、アクチュエータ閾値はGPS受信器140同士の間の距離が1mから2mの範囲であることに対応し、警告閾値はGPS受信器140同士の間の距離が2mから5mの範囲であることに対応する。代替的な一例では、一方のGPS受信器140が携帯型の物体アクター又は携帯型のロボットアクターに関連し、他方のGPS受信器140が人間アクターに関連する場合には、アクチュエータ閾値はGPS受信器140同士の間の距離が1nから6mの範囲であることに対応し、警告閾値はGPS受信器140同士の間の距離が6mから10mの範囲であることに対応する。一例では、トリガイベントは、第1アクターに関連する第1GPS受信器140と、第2アクターに関連する第2GPS受信器140との間の距離が、警告閾値に関連する距離に到達すると、GPSプロセッサによって検出される。
センサ124は、図2に示すように、センサゾーン145を有する近接センサ142も含みうる。近接センサ142は、光センサ、赤外センサ、紫外センサ、触覚センサ、容量性センサ、レーザベースのセンサ、全通ビームセンサ、接触センサ、カメラベースのセンサ、及び運動センサを含むが、それらに限定されるわけではない。近接センサ142は、センサゾーン145内のアクター122の存在を検出しうる。別の例では、近接センサ142は、アクター122から近接センサ142までの距離を測定するよう、更に設定される。いずれの場合においても、近接センサがセンサゾーン145内のアクター122の存在を検出することが、アクター122に関連するトリガイベントを構成する。
図2についての以下の記載に関して、環境100内のアクター122のリスクレベルは、例えば、図6に関連して説明する演算デバイス200によって判定され、リスクレベルには、例えば1から10までの幅がありうる。リスクレベルは、環境100内の少なくとも1つの制御可能なデバイス向けにコマンドを生成する上で、演算デバイスを支援する。一例では、1〜3の範囲は低リスクレベルに対応し、4〜7の範囲は中リスクレベルに対応し、8〜10の範囲は高リスクレベルに対応する。他の範囲設定も可能である。あるアクターを低リスクレベルと判定することは、警告インジケータを作動させるためのコマンドに対応しうる。あるアクター122を中リスクレベルと判定することは、2つ以上の種類の(例えば、視覚的、聴覚的、及び/又は触覚的な)フィードバックを伴って、又は、視覚的効果、音量、及び/又は振動の強度若しくはパルスの増強を伴って、警告インジケータ136a〜cを稼働させるため、及び/又は、物体アクター122O若しくはロボットアクター122Rをセーフモードで稼働させるよう、アクチュエータ138を作動させるための、コマンドに対応しうる。あるアクター122を高リスクレベルと判定することは、2つ以上の種類の(例えば、視覚的、聴覚的、及び/又は触覚的な)フィードバックを伴って、かつ、視覚的効果、音量、及び/又は振動の強度若しくはパルスの増強を伴って、警告インジケータ136a〜cを作動させるため、及び、物体アクター122O又はロボットアクター122Rに稼働を停止させるよう、アクチュエータ138を作動させるための、コマンドに対応しうる。その他の組み合わせ及びコマンドも可能であり、更なる例について以下で説明する。
図2に示す例示的な一実行形態では、環境100のエリア102、104、及び108内の近接センサ142e〜gはロボットアクター122Re〜gに隣接して配置され、ロボットアクター122Re〜gの各々は、対応する応答デバイス128e〜gを有する。エリア102、104、及び108内の人間アクター122He〜gは各々、対応する通信デバイス126e〜gを有する。この例では、センサゾーン145e〜gは各々、近接センサ142e〜gのそれぞれからの、低リスク閾値距離L、中リスク閾値距離M、及び高リスク閾値距離Hを有する。エリア108において、人間アクター122Heは、近接センサ142eのセンサゾーン145eの低リスク閾値距離Lの外側に図示されている。一例では、近接センサ142eからの人間アクター122Heの距離に基づく人間アクター122Heのリスクレベルは、例えば1〜3という低リスクレベルと相関され、これにより、状況認識コントローラは、応答デバイス128eにロボットアクター122Oeと通信させて、ロボットアクター122Oeの通常稼働を維持するよう設定された、コマンドを生成しうる。エリア102において、人間アクター122Hfは、近接センサ142fから、高リスク閾値距離Hを超えているが中リスク閾値距離Mよりも近い距離に、図示されている。近接センサ142fからの人間アクター122Hfの距離に基づく人間アクター122Hfのリスクレベルは、例えば4〜7という中リスクレベルと相関され、これにより、状況認識コントローラは、応答デバイス128fに警告インジケータを作動させ、かつ/又は、ロボットアクター122Ofをセーフモードで稼働させるよう設定された、コマンドを生成しうる。エリア104において、人間アクター122Hgは、近接センサ142gから、高リスク閾値距離Hよりも近い距離に図示されている。オプションで、近接センサ142gからの人間アクター122Hgの距離に基づく人間アクター122Hgのリスクレベルは、例えば8〜10という高リスクレベルと相関され、これにより、状況認識コントローラは、応答デバイス128gに警告インジケータを作動させ、かつ、ロボットアクター122Ogに稼働を停止させるよう設定された、コマンドを生成しうる。
図4に示す更なる例では、近接センサ142は、トランシーバ146aと、近接センサ142と、警告インジケータ136aと、演算デバイス148aとを有する、近接センサデバイス144として設定されうる稼働中、近接センサデバイス144は、一実行形態により物体アクター122Oと近接センサ144とがエリア106、114に配置されたバリア120の両側に配置されるように、一例においては、物体アクター122Oに対する見通し線外の位置に配置されるよう、構成される。近接センサ142は、近接センサデバイス144のトランシーバ146aと通信するよう設定される。一例では、近接センサデバイス144のトランシーバ146aは、近接センサ142の一部であってよく、配線接続構成、光ファイバ構成、又は電気機械構成において、直接的又は間接的にひとまとめに連結されうる。一代替例では、近接センサデバイス144の近接センサ142とトランシーバ146aとは、無線で通信しうる。本書において、トランシーバ146a〜cは、1つの電気回路又は1つのハウジングを共有している無線送信器と無線受信器との組み合わせなどの、無線通信の送信と受信の両方を行いうるデバイスである。一代替例では、トランシーバ146a〜cの代わりに、電気回路を共有しない、送信器と受信器の両方が使用されうる。例示的な一実行形態では、トランシーバ146a〜cは、近接センサデバイス144から遠隔に置かれた状況認識コントローラとして設定された少なくとも1つの演算デバイス200と、双方向無線通信が可能である。
図6に示す演算デバイス200に関連して以下でより網羅的に説明している、近接センサデバイス144の演算デバイス148aは、トリガイベントに関連するアクター122のリスクレベルの判定を容易にするために、近接センサ142から信号を受信し、かつ状況認識コントローラと通信する、一又は複数のプロセッサ202を有する。演算デバイス148aは、近接センサ142、トランシーバ146a、及び警告インジケータ136aに、通信可能に連結される。一例では、演算デバイス148aは、トランシーバ146a、近接センサ142、及び警告インジケータ136aを含む近接センサデバイス144の構成要素に、直接的に有線接続される。別の例では、演算デバイス148aは、近接センサ142、トランシーバ146a、及び警告インジケータ136aに無線接続される。
加えて、図2から図5に関連して、環境100内のアクター122の一部又は全ては各々、制御可能なデバイスに関連している。一例では、制御可能なデバイスは、アクターの状況認識を増大させるための警告インジケータ136bを有する、通信デバイス126である。例示的な通信デバイス126は、携帯型演算デバイス、タブレット、ラップトップ、ウエアラブルスマートデバイス(時計、指輪、眼鏡、ネックレス、バッジ、及び頭部装着ディスプレイなど)を含むが、それらに限定されるわけではない。例示的な警告インジケータ136a〜cは、電子ディスプレイ上の画像、種々のリスクレベル(すなわち、低リスクレベル、中リスクレベル、及び高リスクレベル)に対応する様態で作動するよう構成されたLEDライト(例えば、緑/黄/赤の色分け、一又は複数のステータスバーの点灯、種々の速度でのLEDライトの点滅)、聴覚的警告(例えば、種々の音及び/又は音量)、及び触覚的警告(例えば、様々な種類、程度、及びパルスの振動、並びにこれらの組み合わせ)を含むが、それらに限定されるわけではない。通信デバイス126は、プリセット警告を含むよう、人間アクター122Hによって設定されうる。例えば、第1人間アクター122Hは、第2人間アクター122Hが第1人間アクター122Hからプリセット距離内にいる時に警告を発するよう、通信デバイス126を設定しうる。通信デバイス126は、人間アクター122H、オペレータとして人間アクター122Hを有する物体アクター122O、又は、自動システム156e〜gを監視する人間アクター122He〜gを有するロボットアクター122Rに、関連する。
制御可能なデバイスは、物体アクター122Oなどのオペレータにより制御されるデバイス154、又はロボットアクター122Rなどの自動システム156を、セーフモードにするか、又は、それに稼働を停止させるためのアクチュエータ138を有する、応答デバイス128である。例示的なアクチュエータ138は、(i)関連する物体アクター122O若しくはロボットアクター122Rのハードウェアを制御するために演算デバイス148cによって実行可能な指令を包含する、ソフトウェア、(ii)例えば、物体アクター122O若しくはロボットアクター122Rの電動のモータ若しくはブレーキシステムの電気回路に直接連結されている、回路遮断器、継電器、若しくは電気的に操作されるスイッチ、又は、(iii)空圧スイッチボックスに連結されているか、物体アクター122O若しくはロボットアクター122Rに連結された空気ホースと一線になっているかのどちらかの、空圧開放バルブ、を含むが、それらに限定されるわけではない。一部の例では、応答デバイス128は、図2のエリア106及び114に例として示している、オペレータにより制御されるデバイス154a及び154bを操作する人間アクター122Hb、122Hdなど、又は、図2のエリア102、104及び108に例として示している、ロボットアクター122Re、122Rf、122Rgを監視する人間アクター122He、122Hf、122Hgなどの、人間アクター122Hのための警告インジケータ136cも有しうる。応答デバイス128は、物体アクター122O(工具、フォークリフト、頭上クレーンなど)、又は、アクチュエータ138の作動に応答するよう設定されている自動システムを有するロボットアクター122Rに、関連している。警告インジケータ136cを有する例示的な応答デバイス128は、独立型の電子ディスプレイ、又は、物体アクター122O及びロボットアクター122Rに組み込まれた、若しくは装着された電子ディスプレイを含む。
図2及び図5に示しているように、制御可能なデバイスは各々、上述のRFIDタグ132、近接センサ142、GPS受信器140、及びIMUシステム134といった、一又は複数のセンサ124を有する。制御可能なデバイスは各々、トランシーバ146a〜c及び演算デバイス148a〜cのそれぞれも有する。上述のように、演算デバイス148a〜cについては、図6を参照して以下でより網羅的に説明する。通信デバイス126の演算デバイス148bは、信号を受信して警告インジケータ136bを作動させるための一又は複数のプロセッサ202を有し、かつ、センサ124、トランシーバ146b、及び警告インジケータ136bに通信可能に連結される。応答デバイス128の演算デバイス148cは、信号を受信して警告インジケータ136c又はアクチュエータ138のいずれかを作動させるための一又は複数のプロセッサ202を有し、かつ、センサ124、トランシーバ146c、警告インジケータ136c、及びアクチュエータ138に通信可能に連結される。
図2及び図5において、エリア106及び114はブラインドサイド工程が行われるエリアを表しており、このブラインドサイド工程の結果として、物体アクター122Oa、bの一部分(ドリルビットやのこ刃など)、又は物体アクター122Oa、bのアウトプット(爪状部、レーザ、又は炎状体など)が、バリア120の一方の側を通過又は貫通して、隣接する通路内の物体アクター122Oa、bの作業領域に進入することになりうる。換言すると、エリア106、114における物体アクター122Oa、bの動作パス123a、bは、稼働中に物体アクター122Oa、bの一部分、及び、物体アクター122Oa、bのアウトプットがあればそれがたどる、ルート又は到達範囲を含む。図2に示しているように、エリア106、114において、物体アクター122Oa、bは、バリア120a、bの一方の側に配置され、近接センサデバイス144a、bは、センサゾーン145a、bが物体アクター122Oa、bの動作パス123a、bを取り囲むように、反対側に配置される。この例では、近接センサデバイス144a及び144bは、モジュールであり、かつ、環境100の中で再構成可能である。エリア106内の物体アクター122Oaは、応答デバイス128aに関連している。エリア106とエリア112との間の通路内の人間アクター122Haは、通信デバイス126aに関連している。加えて、エリア114内の物体アクター122Obは応答デバイス128bに関連し、エリア114と108との間の通路内の物体アクター122Ocは応答デバイス128cに関連している。一例では、近接センサデバイス144a、通信デバイス126a、及び応答デバイス128aは全て、ネットワーク214を介して互いに通信可能でありうる制御可能なデバイスであり、それらは各々、人間アクター122Haの存在を検出した近接センサデバイス144aによって生成された同一のトリガイベントに応じて、状況認識コントローラから一又は複数のコマンドを受信しうる。近接センサデバイス144b、及び応答デバイス128b、128cは全て、ネットワーク214を介して互いに通信可能でありうる制御可能なデバイスであり、それらは各々、物体アクター122Ocの存在を検出した近接センサデバイス144bによって生成された同一のトリガイベントに応じて、状況認識コントローラにより生成され、送信されたコマンドを受信しうる。
通信デバイス126と応答デバイス128は、本書で説明している状況認識コントローラの本書で説明している特徴を実施するよう設定されうる遠隔演算デバイス(図6に関連して後述する演算デバイス200など)と、通信可能である。代替的かつ例示的な実行形態では、近接センサデバイス144の演算デバイス148a、通信デバイス126の演算デバイス148b、及び、応答デバイス128の演算デバイス148cは各々、状況認識コントローラの機能を実施しうる。センサ124と、制御可能なデバイスと、演算デバイス200との間の通信は、図6に関連して後述するネットワーク214を介して行われる。
図2には、例示的な実行形態による、図1に示す環境100内で起こりうる状況が描かれている。図2は、環境100内のアクターの状況認識を増大させるために複数のセンサ124を統合しうる、システムの態様を示している。上記に示したように、このシステムは、一又は複数のセンサ124及び一又は複数の制御可能なデバイスと無線で(又は有線で)通信可能な、演算デバイス200の形態の少なくとも1つの状況認識コントローラを含みうる。状況認識コントローラは、センサ124、制御可能なデバイス、及び、ネットワーク214を介してアクセス可能なその他のデータソースから、情報を取得するよう設定されうる。例えば、状況認識コントローラは、一又は複数の制御可能なデバイス及びアクター122に関連するセンサ124と通信可能なプロセッサ202を含んでよく、この場合、プロセッサ202は、トリガイベントに関連するアクター122の識別、環境100内のアクター122の場所、及び、トリガイベントの関連日時を含むアクター情報を受信するよう、設定される。一例では、アクター122の識別は、プロセッサに提供されないこともあるオプション情報である。
人間アクター122Hを識別するアクター情報は、名前、ID番号、又は従業員番号を含みうる。物体アクター122O又はロボットアクター122Rを識別するアクター情報は、識別番号、シリアル番号、物体アクター122O又はロボットアクター122Rの識別文字列又は名称、製造者、及び、物体アクター122O又はロボットアクター122Rについてのモデル情報を含みうる。人間アクター122Hの役割、作業分類、又は年功(すなわち、初心者であるか、又は熟練者であるか)、人間アクター122Hの一又は複数の生物学的インジケータについての情報、人間アクター122Hについての生体力学的情報、物体アクター122O又はロボットアクター122Rの能力についての情報、物体アクター122O又はロボットアクター122Rによって実施されるタスク又は役割、及び、物体アクター122O又はロボットアクター122Rの構成情報(サイズ、重量、揚重能力、及び/又はその他の能力情報、可動性情報、物体アクター又はロボットのプラットフォームのアクチュエータについての情報など)を含むが、それらに限定されるわけではない、アクター122についてのその他の情報も、演算デバイス200によって使用されうる。
アクター情報は、環境100内のセンサ124によって検出されたトリガイベントに応じて、演算デバイス200に送信される。加えて、例示的な一実行形態では、演算デバイス200は、周期的に、環境100内の一又は複数のセンサ124から情報をポーリングしうるか、又は別様に受信しうる。かかる情報は、アクター122に関連するGPS受信器140による環境100内のアクター122の場所、及び、アクター122についての運動学的情報を含みうるが、それらに限定されるわけではない。環境100内の複数のアクター122からの履歴情報の集合体を包含するデータ記憶装置206などの、その他のデータソースも、演算デバイス200によってアクセスされうるか、又は演算デバイス200に情報を提供しうる。データ記憶装置206については、図6に関連して以下でより網羅的に説明する。
データ記憶装置206(詳細には、それに記憶された複数のアクターの履歴情報の集合体)は、環境100及びその中のアクター122に関連するセンサ124、制御可能なデバイス、及び演算デバイス200から受信した情報に基づいて、継続的に補完されうる。データ記憶装置206は、ネットワーク214を介してデータ記憶装置206と有線又は無線で通信可能な一又は複数の演算デバイス(タブレット216a、パーソナルコンピュータ216b、ラップトップコンピュータ216c、又は携帯型演算デバイス216dなど)を介して、例えば、安全性イベントが発生した際に、又は、周期的なシステム更新の一部として、手動で適宜供給される情報に基づいて、更に補完されうる。例えば、データ記憶装置206は、履歴情報の集合体の一部として、(i)アクター122同士の接触の種類、及び、それによって生じた受傷又は損害の種類、(ii)光、レーザ、音、温度、大気圧の変化、風、放射線、化学物質、又は生物学的有害物質といった安全性に影響を与える環境要素に対する、アクター122の非接触暴露の種類、及び、それによって生じた受傷又は損害の種類、(iii)アクター122同士のニアミス(例えば、ある種のアクター122が互いの閾値距離内に入ったことにより、アクター122の一方又は両方があやうく受傷する、又は損害されるところだった等)、並びに、(iv)アクター122のストレス関連受傷の確認及び種類、及び、このストレス関連受傷をもたらした、関連のアクティビティ及び動作計数、を含むが、それらに限定されるわけではない、安全性イベントに関する情報を、受信し、記憶しうる。
データ記憶装置206は、履歴情報の集合体の一部として、環境100内に新たに固定されたセンサ124の場所と、環境100内の新たな静止型物体アクター122O又は静止型ロボットアクター122Rの場所、及び、これらのアクターの関連能力も、受信し、記憶しうる。他の例示的な実行形態では、データ記憶装置206は、履歴情報の集合体の一部として、分析され、環境100におけるアクターの通行の増加や、特定の場所及び時間における有害物質の存在などの安全性イベントと相関されうる、環境100のスケジュールに関する情報(例えば、シフト変更、昼休憩、週次ミーティング、避難訓練、予定されたメンテナンス、環境100内のエリア102〜118間での化学物質の搬送など)を、受信し、記憶しうる。
演算デバイス200は、環境100内の少なくとも1つのセンサ124によって生成されたトリガイベントの通知を受信し、トリガイベントに関連するアクター122の情報にアクセスした後に、このアクター情報を複数のアクター122からの履歴情報の集合体と相関させる。演算装置200が、アクター122の場所は履歴情報の集合体の一部として記憶されている一又は複数の安全性イベントに関連すると判定する例においては、演算デバイス200は次いで、トリガイベントに関連する時点から所定の時間範囲内において一又は複数の関連安全性イベントが発生したか否かに基づいて、アクター122のリスクレベルを判定する。一例では、リスクレベルには1から10までの幅があってよく、1〜3というリスクレベルは低リスク状況に対応し、4〜7というリスクレベルは中リスク状況に対応し、8〜10というリスクレベルは高リスク状況に対応する。オプションで、演算デバイス200は、一又は複数の安全性イベントの種類(例えば、アクターの通行の増加、人間アクター同士の接触、人間アクターと物体アクターとの接触、人間アクターとロボットアクターとの接触、物体アクターとロボットアクターとの接触、ロボットアクター同士の接触、物体アクター同士の接触、アクター間のニアミス、化学物質又は生物学的有害物質の搬送など)、トリガイベントに関連するアクター122の種類(すなわち、人間アクター122H、物体アクター122O、又はロボットアクター122R)、トリガイベントに関連するアクター122が従事しているアクティビティの種類、環境100内のトリガイベントに関連するアクター122及び他のアクター122の運動情報を含むが、それらに限定されるわけではない追加の種類の情報に基づいて、リスクレベルを更に判定しうる。状況認識コントローラの一又は複数のソフトウェア構成要素は、トリガイベントに関連するアクター122のリスクレベルを判定するために、前述の情報に付与される重みを決定しうる。それぞれの種類の情報は、例えば、アクターの安全性に対する影響力にしたがって履歴情報の集合体内でランク付けされ、更にそれにしたがって、リスクレベル判定において重み付けされうる。更に、リスクレベルの判定の精度を更に高めるために、それぞれの種類の情報におけるカテゴリも、同様にランク付けされうる。上記の種類の情報の種々の組み合わせ、及び、それぞれの種類の情報におけるカテゴリが、アクター122のリスクレベルを判定するために使用されうる。
演算デバイス200は、リスクレベルを判定した後に、次いで、相関の結果に基づいてコマンドを生成し、このコマンドを少なくとも1つの制御可能なデバイスに送信する。一例では、リスクレベルが、例えばアクターが低リスク状況にあるような1〜3の範囲に当てはまると判定された場合には、演算デバイス200(例えば状況認識コントローラ)によって送信されるコマンドが、通信デバイス126に、警告インジケータ136bを作動させ、低リスクレベルに対応する警告を発信させるよう、設定されうる。例えば、低リスク警告は、電子ディスプレイ上のメッセージ、緑色のLED、複数のステータスバーのうちの3分の1未満の発光、又はLEDの安定的な発光といった、視覚ディスプレイの形態でありうる。コマンドは、近接センサデバイス144に、例えば人間アクター122Hに対して、低リスクレベルに対応する聴覚的警告を発信させるよう、設定されうる。代替的には、低リスク状況向けには、コマンドは、応答デバイス128に、物体アクター122O又はロボットアクター122Rを低リスクモードで稼働させるよう設定されてよく、低リスクモードは、中リスクモード及び高リスクモードと比較しての動作スピードの増大及び運動範囲の増大を含みうるがそれらに限定されるわけではない。低リスクレベルという判定に応じた、視覚的警告、聴覚的警告、及び触覚的警告の組み合わせを含むその他のコマンドも可能である。
リスクレベルが、例えばアクターが中リスク状況にあるような4〜7の範囲に当てはまると判定された場合には、コマンドが、通信装置126、応答デバイス128、又は近接センサデバイス144のうちの一又は複数に、中リスクレベルに対応する警告を警告インジケータ136a〜cを介して発信させるよう、設定されうる。一例では、中リスク警告は、例えば、電子ディスプレイ上のメッセージ、黄色LEDの発光、複数のステータスバーのうちの3分の1〜3分の2の発光、LEDのゆっくりとした点滅といった、視覚ディスプレイの形態でありうる。中リスク警告は、視覚ディスプレイに加えて、又はそれに代えて、通信デバイス126、応答デバイス128、又は近接センサデバイス144によって発せられる、聴覚的警告又は触覚的警告にもなる。コマンドは、応答デバイス128に、物体アクター122O又はロボットアクター122Rを中リスクモードで稼働させるよう設定されてよく、中リスクモードは、低リスクモードと比較しての動作スピードの低減、低リスクモードと比較しての、一又は複数の可動構成要素の運動範囲の低減、又は、物体アクター122O若しくはロボットアクター122R、或いはそれらの一又は複数の構成要素の運動方向の変更を含みうるが、それらに限定されるわけではない。
リスクレベルが、例えばアクター122が高リスク状況にあるような8〜10の範囲に当てはまると判定された場合には、コマンドが、通信装置126、応答デバイス128、又は近接センサデバイス144のうちの一又は複数に、高リスクレベルに対応する警告を警告インジケータ136a〜cを介して発信させるよう、設定されうる。高リスク警告は、例えば、電子ディスプレイ上のメッセージ、赤色LEDの発光、複数のステータスバーのうちの3分の2以上の発光、又はLEDの速い点滅といった、視覚ディスプレイの形態でありうる。高リスク警告は、視覚ディスプレイの警告に加えて、又はそれに代えて、通信デバイス126、応答デバイス128、又は近接センサデバイス144のうちの一又は複数によって発せられる、聴覚的警告若しくは触覚的警告、又はその両方にもなる。一例では、聴覚的警告は、高リスク警告向けには、中リスク警告又は低リスク警告向けとは異なる音及び/又は音量を有する。別の例では、触覚的警告は、高リスク警告向けには、中リスク警告又は低リスク警告向けとは異なる種類、程度、及び/又はパルスの振動を有する。コマンドは、応答デバイス128に、物体アクター122O又はロボットアクター122Rを高リスクモードで稼働させるよう設定されてよく、高リスクモードは、中リスクモードと比較しての動作スピードの低減、中リスクモードと比較しての、一又は複数の可動構成要素の運動範囲の低減、一又は複数の可動構成要素の運動の停止、物体アクター122O若しくはロボットアクター122R、或いはそれらの一又は複数の構成要素の運動方向の変更、又は、物体アクター122O若しくはロボットアクター122Rの稼働の停止を含みうるが、それらに限定されるわけではない。アクター122の判定済みのリスクレベルに基づいて生成された上記のコマンドは、環境100におけるアクターの状況認識及び安全性を増大させうる。
状況認識コントローラから制御可能なデバイスに送信されたコマンドは、環境100内の他のアクター122に、又は、ネットワーク214を用いて通信可能なタブレット216a、パーソナルコンピュータ216b、ラップトップコンピュータ216c、若しくは携帯型演算デバイス216dにも、送信されうる。例えば、演算デバイス200は、例えば図2に示すエリア104内のロボットアクター122Rにコマンドを送信して、高リスクモードで稼働させること、及び、同じくエリア104内にある、人間アクター122Hが携行又は保有している通信デバイス128にコマンドを送信して、付近のロボットアクター122Rが高リスクモード状態であることに関する警告を作動させることが、可能である。通信デバイス126は、コマンドを受信すると、ディスプレイを変化させること、可聴警告若しくは触覚的警告を発すること、及び/又は、エリア104内のロボットアクター122Rがその時点で高リスクモードであることを別様に示すことが、可能である。演算デバイス200から他のアクター122に送信されるコマンドの、その他の多くの例も可能である。一部の例示的な実行形態では、状況認識コントローラは、コマンド受信することが可能などの演算デバイスもコマンドを受信し、処理しうるように、コマンドを送信しうる。例えば、避難訓練や化学物質流出などの場合には、ネットワーク214における全ての演算デバイスシステムに送信される全体通知が有利でありうる。
状況認識コントローラによって情報が処理され、かつ、適切なコマンドが、生成されて状況認識コントローラから制御可能なデバイスに送信されると、次いで、状況認識コントローラは、アクター122及び環境100についての追加情報を取得すること、追加情報に基づいて環境100内のアクター122のリスクレベルを判定すること、及び、これらのアクター122に関連する制御可能なデバイス、又は、環境100内の若しくはネットワーク214と通信可能な他の演算デバイス200、216a〜dに、適切なコマンドを送信することが、可能になる。
図6は、例示的な一実行形態による、演算デバイス200の例を示すブロック部である。演算デバイス200は、図7から図10に示す方法の機能を実施するために使用されうる。詳細には、演算デバイス200は、例えば、本書に記載の、アクター122に関連する制御可能なデバイス、近接センサデバイス144、センサ124、及び状況認識コントローラに関して、状況認識機能を含む一又は複数の機能を実施するよう設定されうる。演算デバイス200は、プロセッサ(複数可)202と、更に、通信インターフェース204、データ記憶装置206、出力インターフェース208、及びディスプレイ210(各々が通信バス212にそれぞれ接続されている)とを有する。演算デバイス200は、演算デバイス200において、かつ演算デバイス200と他のデバイス(図示せず)との間で、通信を可能にするための、ハードウェアも含みうる。このハードウェアは、例えば、送信器、受信器、及びアンテナを含みうる。
通信インターフェース204は、一又は複数のネットワーク214と、若しくは一又は複数の遠隔演算デバイス(例えば、タブレット216a、パーソナルコンピュータ216b、ラップトップコンピュータ216c、及び携帯型演算デバイス216dなど)との短距離通信と長距離通信の両方を可能にする、無線インターフェース及び/又は一又は複数の有線インターフェースでありうる。かかる無線インターフェースは、Bluetooth、WiーFi(例えば、IEEE(institute of electrical and electronic engineers:米国電気電子学会) 802.11プロトコル)、ロングタームエボリューション(LTE)、移動体通信、近距離無線通信(NFC)、及び/又は他の無線通信プロトコルといった、一又は複数の無線通信プロトコルのもとで、通信を提供しうる。上記の有線インターフェースは、イーサネットインターフェース、ユニバーサルシリアルバス(USB)インターフェース、又は、ワイヤ、ツイストペア線、同軸ケーブル、光リンク、光ファイバリンク、若しくは有線ネットワークとの他の物理的接続を介して通信を行うための類似のインターフェースを含みうる。ゆえに、通信インターフェース204は、一又は複数のデバイスから入力データを受信するよう設定されてよく、その他のデバイスに出力データを送信するよう、更に設定されうる。
通信インターフェース204は、例えば、キーボード、キーパッド、タッチスクリーン、タッチパッド、コンピュータマウス、トラックボール、及び/又は、他の類似のデバイスなどの、ユーザ入力デバイスも含みうる。
データ記憶装置206は、プロセッサ(複数可)202が読み取るか、若しくはアクセスすることが可能な一又は複数のコンピュータ可読記憶媒体を含みうるか、又はかかるコンピュータ可読記憶媒体の形態を取りうる。コンピュータ可読記憶媒体は、プロセッサ(複数可)202に全体的又は部分的に統合されうる、光メモリ、磁気メモリ、有機メモリ若しくは他のメモリ、又はディスク記憶装置などの、揮発性及び/又は非揮発性の記憶装置構成要素を含みうる。データ記憶装置206は、非一過性のコンピュータ可読媒体と見なされる。データ記憶装置206は、一部の例では、単一の物理デバイス(例えば、1つの光学メモリ、磁気メモリ、有機メモリ、若しくは他のメモリ、又はディスク記憶装置ユニット)を使用して実装されうる一方、他の例では、2つ以上の物理デバイスを使用して実装されうる。
ゆえに、データ記憶装置206は非一過性のコンピュータ可読記憶媒体であり、実行可能指令218がそれに記憶される。指令218は、コンピュータ実行可能なコードを含む。指令218がプロセッサ(複数可)202によって実行されると、プロセッサ(複数可)202が機能を実施する。かかる機能は、センサ124又は制御可能なデバイスから信号を受信することと、アクター122の場所が、履歴情報の集合体の一部として記憶されている一又は複数の安全性イベントに関連するか否かを判定することと、それに応じて、トリガイベントに関連する時点から所定の時間範囲内において一又は複数の関連安全性イベントが発生したか否かに基づいて、アクターのリスクレベルを判定することとを、含む。
プロセッサ(複数可)202は、汎用プロセッサ又は特殊用途プロセッサ(例えば、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路など)でありうる。プロセッサ202(複数可)は、通信インターフェース204から入力を受信し、この入力を処理してデータ記憶装置206に記憶される出力を生成し、ディスプレイ210へ出力しうる。プロセッサ(複数可)202は、データ記憶装置206に記憶され、かつ、本書に記載の演算デバイス200の機能を提供するために実行可能である、実行可能指令218(コンピュータ可読プログラム指令など)を実行するよう、設定されうる。
出力インターフェース208は、ディスプレイ210、又はその他の構成要素にも、情報を出力する。ゆえに、出力インターフェース208は、通信インターフェース204と類似していることがあり、無線インターフェース(送信器など)、又は有線インターフェースでもありうる。出力インターフェース208は、例えば一又は複数の制御可能なデバイスに、コマンドを送信しうる。
図6に示す演算デバイス200は、例えば演算デバイス148a〜cを表すこともある。
図7は、例示的な一実行形態による、アクター122の状況認識を増大させるための例示的な方法300のフロー図を示している。図7に示す方法300は、例えば、図6の状況認識コントローラと共に使用されることがある方法の一例を提示している。更に、デバイス又はシステムは、図7に提示している論理的機能を実施するために使用されうるか、又は、かかる論理的機能を実施するよう構成されうる。場合によっては、デバイス及び/又はシステムの構成要素は、機能を実施するよう構成されてよく、そのため、かかる実施を可能にするためのハードウェア及び/又はソフトウェアを伴って設定され、構築される。デバイス及び/又はシステムの構成要素は、例えば特定の様態で操作された時に機能を実施するように適合するよう、かかる実施が可能であるよう、又は、かかる実施に適するよう、構成されうる。方法300は、ブロック305〜304のうちの一又は複数に示す、一又は複数の工程、機能、又は動作を含みうる。ブロックはある順序で示されているが、これらのブロックの一部は、並行して実施されること、及び/又は、本書に記載の順序とは異なる順序で実施されることもある。また、様々なブロックが、組み合わされて数が減少すること、分割されて数が増加すること、及び/又は、所望の実行形態に基づいて取り除かれることがある。
本書で開示されているこのプロセス及び方法、並びに他のプロセス及び方法について、フロー図は、本書の例の許容可能な一実行形態の機能性及び工程を示していることを、理解すべきである。これに関して、各ブロックは、プロセスにおいて特定の論理的機能又はステップを実装するためのプロセッサによって実行可能な一又は複数の指令を含む、プログラムコードのモジュール、セグメント、又は一部分を表しうる。プログラムコードは、例えば、ディスクドライブ又はハードドライブを含む記憶デバイスなどの、任意の種類のコンピュータ可読媒体又はデータ記憶装置に記憶されうる。更に、プログラムコードは、コンピュータ可読記憶媒体で機械可読形式に符号化されうるか、又は、他の非一過性の媒体又は製品で符号化されうる。コンピュータ可読媒体は、例えば、データを短期間記憶するコンピュータ可読媒体(例えば、レジスタメモリ、プロセッサキャッシュ、及びランダムアクセスメモリ(RAM))などの、非一過性のコンピュータ可読媒体又はメモリを含みうる。コンピュータ可読媒体は、例えば、読み出し専用メモリ(ROM)、光学ディスク若しくは磁気ディスク、コンパクトディスク読み出し専用メモリ(CD−ROM)のような、二次的な又は永続的な長期記憶装置などの、非一過性の媒体も含みうる。コンピュータ可読媒体は、他の任意の揮発性又は非揮発性の記憶システムでもありうる。コンピュータ可読媒体は、例えば、有形のコンピュータ可読記憶媒体とみなされうる。
加えて、図7の、及び、本書で開示されている他のプロセス及び方法における各ブロックは、プロセスで特定の論理的機能を実施するために配線されている回路を表しうる。代替的な実行形態は、本開示の例の範囲内に含まれ、かかる例では、当業者であれば理解しうるように、関連する機能性に応じて、図示又は説明されている順序とは異なる順序(実質的に同時であること、又は逆順であることを含む)で、機能が実行されることもある。
ここで図7を参照するに、図1から図6のシステムを使用する方法300が図示されている。方法300は、ブロック305において、演算デバイス200が、少なくとも1つのセンサ124によって生成されたトリガイベントの通知を演算デバイス200が受信することに応じて、情報にアクセスすることを、含む。情報は、トリガイベントに関連するアクター122の識別、アクター122の場所、及びトリガイベントの関連日時を含む。例示的なトリガイベントは、近接センサ142、近接センサデバイス144、GPS受信器140、若しくはRFIDインテロゲータ130によるアクター122の存在の検出、又は、アクター122に関連するIMUシステム134による、所定の動作計数に到達したという判定を含みうるが、それらに限定されるわけではない。次いで、ブロック310において、演算デバイス200は、この情報を、(i)アクター122の場所が、複数のアクターからの履歴情報の集合体の一部として記憶されている一又は複数の安全性イベントに関連するか否かを判定すること、及び、(ii)アクター122の場所が一又は複数の安全性イベントに関連すると判定することに応じて、トリガイベントに関連する時点から所定の時間範囲内において一又は複数の関連安全性イベントが発生したか否かに基づいて、アクターのリスクレベルを判定すること、によって、履歴情報の集合体と相関させる。更に、ブロック315において、演算デバイス200は、相関の結果に基づいてコマンドを生成し、このコマンドを少なくとも1つの制御可能なデバイスに送信する。
図2には、エリア116とエリア118との間の長手方向通路内に配置された、固定型センサ124a(例えばRFIDインテロゲータ130や近接センサ142)に人間アクター122Hhが接近しつつあることを示す、環境100における例示的な一状況が提示されている。センサ124aが人間アクター122Hhを検出するとトリガイベントが発生し、通知が、センサ124aによって生成されて、演算デバイス200(すなわち状況認識コントローラ)に送信される。これに応じて、演算デバイス200は、上述のように、人間アクター122Hhの場所及びトリガイベントの日時を含む、人間アクター122Hhに関連する情報にアクセスする。演算デバイス200は、この情報を複数のアクターからの履歴情報の集合体と相関させ、この例示的な状況では、人間アクター122Hhの場所が、例えば、同一の曜日の、トリガイベントの時点から2分間〜5分間の時間内に発生する、エリア110と116との間の横断方向通路における人間アクターの通行の増大という形態の、多重安全性イベントに関連していると、判定することがある。演算装置200は、この情報に基づく人間アクター122Hhのリスクレベルが、4〜6というリスクレベルを有する中リスク状況に対応すると判定しうる、演算デバイス200は、4〜6というリスクレベルに基づいて、通信デバイス126hに警告インジケータを作動させ、かつ視覚的警告及び触覚的警告を発信させるよう設定されたコマンドを生成し、通信デバイス126hに送信しうる。一代替例では、履歴情報の集合体からの多重安全性イベントが、トリガイベントから10分間〜20分間の時間内に発生したと判定され、演算デバイス200は、この情報に基づく人間アクター122Hhのリスクレベルが、例えば1〜2というリスクレベルを有する低リスク状況に対応すると判定することがある。演算デバイス200は、1〜2というリスクレベルに基づいて、通信デバイス126hに警告インジケータを作動させ、かつ視覚的警告を発信させるよう設定されたコマンドを生成し、通信デバイス126hに送信しうる。加えて、演算デバイス200によって送信されるコマンドは、通信デバイス126hに、アクター122Hhに対して警告の根拠を通信させるようにも、設定されうる。
前記の代替例として又は前記に加えて、履歴情報の集合体からの多重安全性イベントが、トリガイベントから10秒間〜1分間の時間内に発生したと判定され、演算デバイス200は、この情報に基づく人間アクター122Hhのリスクレベルが、例えば9〜10というリスクレベルを有する高リスク状況に対応すると判定することがある。演算デバイス200は、9〜10というリスクレベルに基づいて、通信デバイス126hに警告インジケータを作動させ、かつ視覚的警告、聴覚的警告、及び触覚的警告を発信させるよう設定されたコマンドを生成し、通信デバイス126hに送信しうる。演算デバイス200は、環境100内の通信デバイス126及び応答デバイス128の全てに、警告インジケータ136b、136cを作動させ、かつ環境100において通行が増大した場所に関する視覚メッセージを表示させるよう設定された、第2コマンドを生成し、送信することもある。
図8に示しているように、ブロック320において、方法300は、一又は複数の関連安全性イベントの各々に予め割り振られたリスクレベルに更に基づいて、演算デバイス200がアクター122のリスクレベルを判定することを含む。関連安全性イベントに予め割り振られたリスクレベルは、(i)アクター122同士の接触の種類、及び、それによって生じた受傷又は損害の種類、(ii)光、レーザ、音、温度、大気圧の変化、風、放射線、化学物質、ガス(例えば、高水準のCO若しくはCO、又は低水準のO)、粉塵、粉末、糸状菌、低湿度レベル若しくは高湿度レベル、又は生物学的有害物質といった、安全性に影響を与える環境要素に対する、アクター122の非接触暴露の種類、及び、それによって生じた受傷又は損害の種類、(iii)アクター122が環境要素に暴露された時間量、(iv)アクター122同士の間のニアミス(例えば、ある種のアクター122が互いの閾値距離内に入ったことにより、アクター122の一方又は両方があやうく受傷し又は損害されるところだった等)、並びに、(v)アクター122のストレス関連受傷の確認及び種類、及び、疲労及びストレス関連受傷をもたらした、関連のアクティビティ及び動作計数、を含む、安全性情報に基づくものでありうる。
図9に示しているように、方法300はオプションで、ブロック325において、演算デバイス200が、アクターのリスクレベルを判定することに応じて、アクター122のリスクレベルが警告閾値を超過するか否かを判定することを、含む。オプションの一例では、アクター122のリスクレベルには1から10までの幅があり、警告閾値は4というリスクレベル4に対応する。アクター122のリスクレベルが警告閾値を超過すると判定した後の、ブロック330において、演算デバイス200は、アクターのリスクレベルがアクチュエータ閾値を超過するか否かを判定する。オプションの一例では、アクター122のリスクレベルには1から10までの幅があり、アクチュエータ閾値は8というリスクレベルに対応する。また、ブロック335において、演算デバイス200は、アクターのリスクレベルがアクチュエータ閾値を超過しないという判定に応じて、コマンドが、アクター122に保有され、携行され、又は関連するよう構成された通信デバイス126の警告インジケータを作動させるためのコマンドを含むことを決定する。次に、ブロック340において、演算デバイス200は、アクター122のリスクレベルがアクチュエータ閾値を超過するという判定に応じて、コマンドが(i)アクターに保有され、携行され、又は関連するよう構成された通信デバイスの警告インジケータを作動させるため、及び、(ii)オペレータにより制御されるデバイスと通信可能な応答デバイスの警告インジケータ及びアクチュエータを作動させるための、コマンドを含むことを決定する。
オプションの別の例では、情報を複数のアクターからの履歴情報の集合体と相関させることは、アクター122の場所に関連する所定の数の安全性イベントが、所定の日数にわたって、トリガイベントの時点から所定の時間範囲内において発生したと判定することを含む。オプションの一例では、安全性イベントの所定の数には10から20のイベントという幅があってよく、トリガイベントの時点から所定の時間内とは0秒から5分間という幅があってよく、かつ、所定の日数には30日間から60日間という幅がありうる。次いで、これに応じて、一又は複数の関連安全性イベントの各々に関して、予め割り振られたリスクレベルが、履歴情報の集合体内で増大する。これは、演算デバイス200による、履歴情報の集合体における傾向の特定、及び、リアルタイムでの又は周期的なリスクレベルの相関の一例である。
オプションで、図10に示しているように、ブロック345において、方法300は、演算デバイス200が、一又は複数の関連安全性イベントの種類、トリガイベントに関連するアクター122の種類、及び、トリガイベントに関連するアクター122が従事しているアクティビティの種類のうちの一又は複数に更に基づいて、アクター122のリスクレベルを判定することを含む。安全性イベントの種類は、アクターの通行の増加、人間アクター同士の接触、人間アクターと物体アクターとの接触、人間アクターとロボットアクターとの接触、物体アクターとロボットアクターとの接触、ロボットアクター同士の接触、物体アクター同士の接触、アクター間のニアミス、化学物質又は生物学的有害物質の搬送などを含みうるが、それらに限定されるわけではない。アクター122の種類は、人間アクター122H、物体アクター122O、及びロボットアクター122Rを含む。
アクターのリスクレベルを判定することに応じて、演算デバイスは、コマンドが、警告インジケータ136a〜cにアクター122のリスクレベルを表示するためのコマンドを含むことを決定する。アクター122に対してリスクレベルを表示することで、環境100における状況認識が増大する。
情報を複数のアクターからの履歴情報の集合体と相関させることは、少なくとも1つのセンサ124によって生成されたトリガイベントの通知を受信することに応じて、トリガイベントに関連するアクター122の場所から所定の距離内に他のアクター122があればそれを特定するために、情報にアクセスすることを含む。次いで、トリガイベントに関連するアクター122の場所から所定の距離内の少なくとも1つの他のアクター122を特定することに応じて、演算デバイス200は、トリガイベントに関連するアクター122に対応する制御可能なデバイス、及び、トリガイベントに関連するアクター122の場所から所定の距離内の少なくとも1つの他のアクター122に対応する制御可能なデバイスに、コマンドを送信する。この動作の技術的効果は、例えば、ある場所又はその付近にあるアクターであって、センサ124によって検出されていないが、近くで中リスク又は高リスクのアクティビティが行われているかもしれないアクターの、状況認識を増大させることである。
オプションで、情報を複数のアクターからの履歴情報の集合体と相関させることは、少なくとも1つのセンサによって生成されたトリガイベントの通知を受信することに応じて、少なくとも1つのセンサの識別、及び少なくとも1つのセンサの場所を含む情報にアクセスすることを含む。次いで、演算デバイス200は、少なくとも1つのセンサ124の場所とアクター122の場所との間の距離が高リスク閾値距離Hを下回るか否かを判定する。一例では、高リスク閾値距離Hは、環境100内のアクター122同士の接触を回避するために維持されるべき、センサからの距離に対応する。次に、少なくとも1つのセンサ124の場所とアクター122の場所との間の距離が高リスク閾値距離Hを下回ると判定することに応じて、トリガイベントに関連する情報は、履歴情報の集合体内で安全性イベントとして割り振られる。
オプションで、情報を複数のアクターからの履歴情報の集合体と相関させることは、演算デバイスが少なくとも1つのセンサによって生成されたトリガイベントの通知を受信することに応じて、演算デバイス200が、トリガイベントに関連するアクターのアクティビティの動作計数を含む情報にアクセスすることを含む。上述のように、かかる動作計数は、加速度計又はIMUシステム134によって測定され、追跡されうる。次いで、演算デバイス200は、トリガイベントに関連するアクターのアクティビティの動作計数が高リスク閾値に関連する数量を超過するか否かを判定する。一例では、高リスク閾値に関連する数量は、10〜20の動作という範囲内の動作計数(例えば、他のアクター122に関して同じアクティビティでストレス関連受傷が発生した動作計数)に、対応する。次いで、トリガイベントに関連するアクターのアクティビティの動作計数が高リスク閾値に関連する数量を超過すると判定することに応じて、トリガイベントに関連する情報は、履歴情報の集合体内で安全性イベントとして割り振られる。
オプションで、図11に示しているように、方法300は、ブロック350において、演算デバイス200が、トリガイベントに関連するアクター122のアクティビティの動作計数に更に基づいて、アクターのリスクレベルを判定することを含む。この判定を行うために、一例では、演算デバイスは、動作計数が低リスク閾値に関連する数量、中リスク閾値に関連する数量、及び高リスク閾値に関連する数量のうちの一又は複数を超過したか否かを判定しうる。
オプションで、図12に示しているように、ブロック355において、方法300は、制御可能なデバイスに警告インジケータ136bを作動させるよう、コマンドを設定することを含む。この例では、制御可能なデバイスは、警告インジケータ136bを含み、かつ、アクター122に保有され、携行され、又は関連するよう構成された、通信デバイス126である。図13に示すオプションの更なる例では、方法300は、通信デバイス126が、ブロック360において、演算デバイスからコマンドを受信すること、及び、ブロック365において、コマンドを受信することに応じて、通信デバイス126の警告インジケータ136bを作動させることを含む。一例では、警告インジケータ136bを作動させる通信デバイス126は、視覚的警告、聴覚的警告、又は触覚的警告を発する、警告インジケータ136bを含む。
オプションで、図14に示しているように、ブロック370において、制御可能なデバイスにアクチュエータ138を作動させて、自動システム156に稼働の停止又はセーフモードでの稼働のいずれかを行わせるよう、コマンドが設定される。この場合、制御可能なデバイスは、自動システムと通信可能な応答デバイス128であり、この応答デバイス128はアクチュエータ138を備える。
更に、図15にオプションで示しているように、ブロック375において、制御可能なデバイスに警告インジケータ136b〜cとアクチュエータ138の少なくとも一方を作動させるよう、コマンドが設定される。制御可能なデバイスは、オペレータにより制御されるデバイス154と通信可能な応答デバイス128である。応答デバイス128は、警告インジケータ136b〜cとアクチュエータ138とを含む。
更に、本開示は以下の条項による例を含む。
1.少なくとも1つのセンサによって生成されたトリガイベントの通知を、演算デバイスによって受信することに応じて、トリガイベントに関連するアクターの識別、アクターの場所、及びトリガイベントの関連日時を含む情報にアクセスすることと、演算デバイスを介して、この情報を、(i)アクターの場所が、複数のアクターからの履歴情報の集合体の一部として記憶されている一又は複数の安全性イベントに関連するか否かを判定すること、及び、(ii)アクターの場所が一又は複数の安全性イベントに関連すると判定することに応じて、トリガイベントに関連する時点から所定の時間範囲内において一又は複数の関連安全性イベントが発生したか否かに基づいて、アクターのリスクレベルを判定すること、によって、履歴情報の集合体と相関させることと、演算デバイスを介して、相関の結果に基づいてコマンドを生成し、このコマンドを少なくとも1つの制御可能なデバイスに送信することとを含む、方法。
2.一又は複数の関連安全性イベントの各々に予め割り振られたリスクレベルに更に基づいて、アクターのリスクレベルを判定することを更に含む、条項1に記載の方法。
3.情報を複数のアクターからの履歴情報の集合体と相関させることが、アクターの場所に関連する所定の数の安全性イベントが、所定の日数にわたって、トリガイベントの時点から所定の時間範囲内において発生したと判定することと、一又は複数の関連安全性イベントの各々に予め割り振られたリスクレベルを増大させることとを更に含む、条項1又は2に記載の方法。
4.アクターのリスクレベルを判定することに応じて、アクターリスクレベルが警告閾値を超過するか否かを判定することと、アクターのリスクレベルが警告閾値を超過すると判定した後に、アクターのリスクレベルがアクチュエータ閾値を超過するか否かを判定することと、アクターのリスクレベルがアクチュエータ閾値を超過しないという判定に応じて、コマンドが、アクターに保有され、携行され、又は関連するよう構成された通信デバイスの警告インジケータを作動させるためのコマンドを含むことを決定することと、アクターのリスクレベルがアクチュエータ閾値を超過するという判定に応じて、コマンドが、(i)アクターに保有され、携行され、又は関連するよう構成された通信デバイスの警告インジケータを作動させるため、及び、(ii)オペレータにより制御されるデバイスと通信可能な応答デバイスの警告インジケータ及びアクチュエータを作動させるための、コマンドを含むことを決定することとを更に含む、条項1から3のいずれか一項に記載の方法。
5.一又は複数の関連安全性イベントの種類、トリガイベントに関連するアクターの種類、及び、トリガイベントに関連するアクターが従事しているアクティビティの種類のうちの一又は複数に更に基づいて、アクターのリスクレベルを判定することを更に含む、条項1から4のいずれか一項に記載の方法。
6.アクターのリスクレベルを判定することに応じて、コマンドが、警告インジケータにアクターのリスクレベルを表示するためのコマンドを含むことを決定することを更に含む、条項1から5のいずれか一項に記載の方法。
7.情報を複数のアクターからの履歴情報の集合体と相関させることが、少なくとも1つのセンサによって生成されたトリガイベントの通知を、演算デバイスによって受信することに応じて、トリガイベントに関連するアクターの場所から所定の距離内に他のアクターがあればそれを特定するために、情報にアクセスすることと、トリガイベントに関連するアクターの場所から所定の距離内の少なくとも1つの他のアクターを特定することに応じて、トリガイベントに関連するアクターに対応する制御可能なデバイス、及び、トリガイベントに関連するアクターの場所から所定の距離内の少なくとも1つの他のアクターの制御可能なデバイスに、コマンドを送信することとを更に含む、条項1から6のいずれか一項に記載の方法。
8.情報を複数のアクターからの履歴情報の集合体と相関させることが、少なくとも1つのセンサによって生成されたトリガイベントの通知を、演算デバイスによって受信することに応じて、少なくとも1つのセンサの識別、及び少なくとも1つのセンサの場所を含む情報にアクセスすることと、演算デバイスを介して、少なくとも1つのセンサの場所とアクターの場所との間の距離が高リスク閾値距離を下回るか否かを判定することと、少なくとも1つのセンサの場所とアクターの場所との間の距離が高リスク閾値距離を下回ると判定することに応じて、トリガイベントに関連する情報を、履歴情報の集合体内で安全性イベントとして割り振ることとを更に含む、条項1から7のいずれか一項に記載の方法。
9.情報を複数のアクターからの履歴情報の集合体と相関させることが、少なくとも1つのセンサによって生成されたトリガイベントの通知を、演算デバイスによって受信することに応じて、トリガイベントに関連するアクターのアクティビティの動作計数を含む情報にアクセスすることと、演算デバイスを介して、トリガイベントに関連するアクターのアクティビティの動作計数が高リスク閾値に関連する数量を超過するか否かを判定することと、トリガイベントに関連するアクターのアクティビティの動作計数が高リスク閾値に関連する数量を超過すると判定することに応じて、トリガイベントに関連する情報を、履歴情報の集合体内で安全性イベントとして割り振ることとを更に含む、条項1から8のいずれか一項に記載の方法。
10.トリガイベントに関連するアクターのアクティビティの動作計数に更に基づいて、アクターのリスクレベルを判定することを更に含む、条項1から9のいずれか一項に記載の方法。
11.制御可能なデバイスに警告インジケータを作動させるよう、コマンドを設定することであって、制御可能なデバイスが、警告インジケータを備え、かつ、アクターに保有され、携行され、又は関連するよう構成された、通信デバイスである、コマンドを設定することを更に含む、条項1から10のいずれか一項に記載の方法。
12.通信デバイスにおいてコマンドを受信することと、コマンドを受信することに応じて、通信デバイスを介して、通信デバイスの警告インジケータを作動させることとを更に含む、条項11に記載の方法。
13.通信デバイスを介して警告インジケータを作動させることが、視覚的警告、聴覚的警告、又は触覚的警告を発することを含む、条項12に記載の方法。
14.制御可能なデバイスにアクチュエータを作動させて、自動システムに稼働の停止又はセーフモードでの稼働のいずれかを行わせるよう、コマンドを設定することであって、制御可能なデバイスは自動システムと通信可能な応答デバイスであり、この応答デバイスはアクチュエータを備える、コマンドを設定することを更に含む、条項1から13のいずれか一項に記載の方法。
15.制御可能なデバイスに、警告インジケータとアクチュエータの少なくとも一方を作動させるよう、コマンドを設定することであって、制御可能なデバイスは、オペレータにより制御されるデバイスと通信可能な応答デバイスであり、この応答デバイスは警告インジケータ及びアクチュエータを備える、コマンドを設定することを更に含む、条項1から14のいずれか一項に記載の方法。
16.制御可能なデバイスと通信可能なプロセッサであって、少なくとも1つのセンサによって生成されたトリガイベントの通知を受信するよう設定された、プロセッサ、及び、指令を記憶しているデータ記憶装置であって、この指令が、プロセッサによって実行されると、プロセッサに、トリガイベントに関連するアクターの識別、アクターの場所、及びトリガイベントの関連日時を含む情報にアクセスすることと、この情報を、(i)アクターの場所が、複数のアクターからの履歴情報の集合体の一部として記憶されている一又は複数の安全性イベントに関連するか否かを判定すること、及び、(ii)アクターの場所が一又は複数の安全性イベントに関連すると判定することに応じて、トリガイベントに関連する時点から所定の時間範囲内において一又は複数の関連安全性イベントが発生したか否かに基づいて、アクターのリスクレベルを判定すること、によって、履歴情報の集合体と相関させることと、相関の結果に基づいてコマンドを生成し、このコマンドを少なくとも1つの制御可能なデバイスに送信することとを含む状況認識機能を実施させる、データ記憶装置を備える、状況認識コントローラ。
17.機能が、アクターのリスクレベルを判定することに応じて、アクターリスクレベルが警告閾値を超過するか否かを判定することと、アクターのリスクレベルが警告閾値を超過すると判定した後に、アクターのリスクレベルがアクチュエータ閾値を超過するか否かを判定することと、アクターのリスクレベルがアクチュエータ閾値を超過すると判定した後に、コマンドが、(i)アクターに保有され、携行され、又は関連するよう構成された通信デバイスの警告インジケータを作動させるため、及び、(ii)オペレータにより制御されるデバイスと通信可能な応答デバイスの警告インジケータ及びアクチュエータを作動させるための、コマンドを含むことを決定することを更に含む、条項16に記載の状況認識コントローラ。
18.機能が、一又は複数の関連安全性イベントの各々に予め割り振られたリスクレベルに更に基づいて、アクターのリスクレベルを判定することを更に含む、条項16又は17に記載の状況認識コントローラ。
19.機能が、アクターの場所に関連する所定の数の安全性イベントが、所定の日数にわたって、トリガイベントの時点から所定の時間範囲内において発生したと判定することと、一又は複数の関連安全性イベントの各々に予め割り振られたリスクレベルを増大させることとを更に含む、条項16から18のいずれか一項に記載の状況認識コントローラ。
20.指令を記憶している有形のコンピュータ可読記憶媒体を備える製品であって、この指令が、製品のプロセッサによって実行されると、製品に、少なくとも1つのセンサによって生成されたトリガイベントの通知を、製品によって受信することに応じて、トリガイベントに関連するアクターの識別、アクターの場所、及びトリガイベントの関連日時を含む情報に、製品を介してアクセスすることと、製品を介して、この情報を、(i)アクターの場所が、複数のアクターからの履歴情報の集合体の一部として記憶されている一又は複数の安全性イベントに関連するか否かを判定すること、及び、(ii)アクターの場所が一又は複数の安全性イベントに関連すると判定することに応じて、トリガイベントに関連する時点から所定の時間範囲内において一又は複数の関連安全性イベントが発生したか否かに基づいて、アクターのリスクレベルを判定すること、によって、履歴情報の集合体と相関させることと、製品を介して、相関の結果に基づいてコマンドを生成し、このコマンドを少なくとも1つの制御可能なデバイスに送信することとを含む、機能を実施させる、製品。
種々の有利な構成についての説明は、例示及び説明を目的として提示されており、網羅的であること、又は開示された形態の例に限定することを意図するものではない。当業者には、多くの修正例及び変形例が自明となろう。更に、種々の有利な例は、その他の有利な例と比べて異なる利点を表現しうる。選択された一又は複数の例は、それらの例の原理と実践的応用を最もよく解説するため、及び、他の当業者が、様々な修正例を伴う様々な例の開示内容は、想定される特定の用途に適するものであると理解することを可能にするために、選ばれ、説明されている。

Claims (20)

  1. 少なくとも1つのセンサ(124)によって生成されたトリガイベントの通知を、演算デバイス(200)によって受信することに応じて、前記トリガイベントに関連するアクター(122)の識別、前記アクター(122)の場所、及び前記トリガイベントの関連日時を含む情報にアクセスすること(プロセス305)と、
    前記演算デバイスを介して、前記情報を、(i)前記アクターの場所が、複数のアクターからの履歴情報の集合体の一部として記憶されている一又は複数の安全性イベントに関連するか否かを判定すること、及び、(ii)前記アクターの場所が一又は複数の安全性イベントに関連すると判定することに応じて、前記トリガイベントに関連する時点から所定の時間範囲内において前記一又は複数の関連安全性イベントが発生したか否かに基づいて、前記アクターのリスクレベルを判定すること、によって、前記履歴情報の集合体と相関させること(プロセス310)と、
    前記演算デバイス(200)を介して、前記相関の結果に基づいてコマンドを生成し、前記コマンドを少なくとも1つの制御可能なデバイスに送信すること(プロセス315)とを含む、方法。
  2. 前記一又は複数の関連安全性イベントの各々に予め割り振られたリスクレベルに更に基づいて、前記アクターのリスクレベルを判定すること(プロセス320)を更に含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記情報を複数のアクター(122)からの履歴情報の集合体と相関させることが、
    前記アクターの場所に関連する所定の数の安全性イベントが、所定の日数にわたって、前記トリガイベントの前記時点から前記所定の時間範囲内において発生したと判定することと、
    前記一又は複数の関連安全性イベントの各々に予め割り振られたリスクレベルを増大させることとを更に含む、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記アクターのリスクレベルを判定することに応じて、
    前記アクター(122)のリスクレベルが警告閾値を超過するか否かを判定すること(プロセス325)と、
    前記アクターのリスクレベルが前記警告閾値を超過すると判定した後に、前記アクターのリスクレベルがアクチュエータ閾値を超過するか否かを判定すること(プロセス330)と、
    前記アクターのリスクレベルがアクチュエータ閾値を超過しないという判定に応じて、前記コマンドが、前記アクターに保有され、携行され、又は関連するよう構成された通信デバイスの警告インジケータを作動させるためのコマンドを含むことを決定すること(プロセス335)と、
    前記アクターのリスクレベルがアクチュエータ閾値を超過するという判定に応じて、前記コマンドが(i)前記アクターに保有され、携行され、又は関連するよう構成された前記通信デバイス(126)の前記警告インジケータを作動させるため、及び、(ii)オペレータにより制御されるデバイスと通信可能な応答デバイスの警告インジケータ及びアクチュエータを作動させるための、コマンドを含むことを決定すること(プロセス340)とを更に含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記一又は複数の関連安全性イベントの種類、前記トリガイベントに関連する前記アクターの種類、及び、前記トリガイベントに関連する前記アクターが従事しているアクティビティの種類のうちの一又は複数に更に基づいて、前記アクター(122)のリスクレベルを判定すること(プロセス345)を更に含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記アクター(122)のリスクレベルを判定することに応じて、前記コマンドが、警告インジケータ(136a〜c)に前記アクターのリスクレベルを表示するためのコマンドを含むことを決定することを更に含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記情報を複数のアクターからの履歴情報の集合体と相関させることが、
    前記少なくとも1つのセンサ(124)によって生成された前記トリガイベントの前記通知を、前記演算デバイスによって受信することに応じて、前記トリガイベントに関連する前記アクターの場所から所定の距離内に他のアクター(122)があればそれを特定するために、情報にアクセスすることと、
    前記トリガイベントに関連する前記アクターの場所から前記所定の距離内の少なくとも1つの他のアクターを特定することに応じて、前記トリガイベントに関連する前記アクターに対応する制御可能なデバイス、及び、前記トリガイベントに関連する前記アクターの場所から前記所定の距離内の前記少なくとも1つの他のアクターの制御可能なデバイス(126、128)に、前記コマンドを送信することとを更に含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記情報を複数のアクター(122)からの履歴情報の集合体と相関させることが、
    前記少なくとも1つのセンサによって生成された前記トリガイベントの前記通知を、前記演算デバイスによって受信することに応じて、前記少なくとも1つのセンサ(124)の識別、及び前記少なくとも1つのセンサの場所を含む情報にアクセスすることと、
    前記演算デバイスを介して、前記少なくとも1つのセンサの場所と前記アクター(122)の場所との間の距離が高リスク閾値距離Hを下回るか否かを判定することと、
    前記少なくとも1つのセンサの場所と前記アクターの場所との間の前記距離が前記高リスク閾値距離を下回ると判定することに応じて、前記トリガイベントに関連する前記情報を、前記履歴情報の集合体内で安全性イベントとして割り振ることとを更に含む、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記情報を複数のアクターからの履歴情報の集合体と相関させることが、
    前記少なくとも1つのセンサ(124)によって生成された前記トリガイベントの前記通知を、前記演算デバイス(200)によって受信する
    ことに応じて、前記トリガイベントに関連する前記アクター(122)のアクティビティの動作計数を含む情報にアクセスすることと、
    前記演算デバイスを介して、前記トリガイベントに関連する前記アクターの前記アクティビティの前記動作計数が高リスク閾値に関連する数量を超過するか否かを判定することと、
    前記トリガイベントに関連する前記アクターの前記アクティビティの前記動作計数が前記高リスク閾値に関連する前記数量を超過すると判定することに応じて、前記トリガイベントに関連する前記情報を、前記履歴情報の集合体内で安全性イベントとして割り振ることとを更に含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記トリガイベントに関連する前記アクター(122)のアクティビティの動作計数に更に基づいて、前記アクターのリスクレベルを判定することを更に含む、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記制御可能なデバイスに警告インジケータ(136b)を作動させるよう、前記コマンドを設定することであって、前記制御可能なデバイスが、前記警告インジケータを備え、かつ、前記アクター(122)に保有され、携行され、又は関連するよう構成された、通信デバイス(126)である、前記コマンドを設定すること(プロセス355)を更に含む、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記通信デバイスにおいて前記コマンドを受信すること(プロセス360)と、
    前記コマンドを受信することに応じて、前記通信デバイス(128)を介して前記通信デバイス(126)の前記警告インジケータ(136b)を作動させること(プロセス365)とを更に含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記通信デバイス(128)を介して前記警告インジケータ(136b)を作動させることが、視覚的警告、聴覚的警告、又は触覚的警告を発することを含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記制御可能なデバイス(126、128)にアクチュエータ(138)を作動させて、自動システムに稼働の停止又はセーフモードでの稼働のいずれかを行わせるよう、前記コマンドを設定することであって、前記制御可能なデバイスは前記自動システムと通信可能な応答デバイス(128)であり、前記応答デバイスは前記アクチュエータを備える、前記コマンドを設定すること(プロセス370)を更に含む、請求項1から13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記制御可能なデバイス(126、128)に、前記警告インジケータ(136b〜c)と前記アクチュエータ(138)の少なくとも一方を作動させるよう、前記コマンドを設定することであって、前記制御可能なデバイスは、オペレータにより制御されるデバイス(154)と通信可能な応答デバイス(128)であり、前記応答デバイスは前記警告インジケータ及び前記アクチュエータを備える、前記コマンドを設定すること(プロセス375)を更に含む、請求項1から14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 制御可能なデバイス(126)と通信可能なプロセッサ(202)であって、少なくとも1つのセンサ(124)によって生成されたトリガイベントの通知を受信するよう設定された、プロセッサ(202)、及び、
    指令を記憶しているデータ記憶装置であって、前記指令が、前記プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに、
    前記トリガイベントに関連するアクター(122)の識別、前記アクターの場所、及び前記トリガイベントの関連日時を含む情報にアクセスすることと、
    前記情報を、(i)前記アクターの場所が、複数のアクターからの履歴情報の集合体の一部として記憶されている一又は複数の安全性イベントに関連するか否かを判定すること、及び、(ii)前記アクターの場所が一又は複数の安全性イベントに関連すると判定することに応じて、前記トリガイベントに関連する時点から所定の時間範囲内において前記一又は複数の関連安全性イベントが発生したか否かに基づいて、前記アクターのリスクレベルを判定すること、によって、前記履歴情報の集合体と相関させることと、
    前記相関の結果に基づいてコマンドを生成し、前記コマンドを少なくとも1つの制御可能なデバイスに送信することとを含む状況認識機能を実施させる、データ記憶装置を備える、状況認識コントローラ。
  17. 前記機能が、
    前記アクター(122)のリスクレベルを判定することに応じて、
    前記アクターのリスクレベルが警告閾値を超過するか否かを判定することと、
    前記アクターのリスクレベルが前記警告閾値を超過すると判定した後に、前記アクターのリスクレベルがアクチュエータ閾値を超過するか否かを判定することと、
    前記アクターのリスクレベルがアクチュエータ閾値を超過すると判定した後に、前記コマンドが、(i)前記アクターに保有され、携行され、又は関連するよう構成された通信デバイスの警告インジケータ(136a〜c)を作動させるため、及び、(ii)オペレータにより制御されるデバイス(126、128)と通信可能な応答デバイスの警告インジケータ及びアクチュエータ(128)を作動させるための、コマンドを含むことを決定することとを更に含む、請求項16に記載の状況認識コントローラ。
  18. 前記機能が、
    前記一又は複数の関連安全性イベントの各々に予め割り振られたリスクレベルに更に基づいて、前記アクターのリスクレベルを判定することを更に含む、請求項16又は17に記載の状況認識コントローラ。
  19. 前記機能が、
    前記アクターの場所に関連する所定の数の安全性イベントが、所定の日数にわたって、前記トリガイベントの前記時点から前記所定の時間範囲内において発生したと判定することと、
    前記一又は複数の関連安全性イベントの各々に予め割り振られたリスクレベルを増大させることとを更に含む、請求項16から18のいずれか一項に記載の状況認識コントローラ。
  20. 指令を記憶している有形のコンピュータ可読記憶媒体を備える製品であって、前記指令は、前記製品のプロセッサによって実行されると、前記製品に、
    少なくとも1つのセンサ(124)によって生成されたトリガイベントの通知を、製品によって受信することに応じて、前記トリガイベントに関連するアクターの識別、前記アクターの場所、及び前記トリガイベントの関連日時を含む情報に、製品を介してアクセスすることと、
    前記製品を介して、前記情報を、(i)前記アクターの場所が、複数のアクターからの履歴情報の集合体の一部として記憶されている一又は複数の安全性イベントに関連するか否かを判定すること、及び、(ii)前記アクターの場所が一又は複数の安全性イベントに関連すると判定することに応じて、前記トリガイベントに関連する時点から所定の時間範囲内において前記一又は複数の関連安全性イベントが発生したか否かに基づいて、前記アクターのリスクレベルを判定すること、によって、前記履歴情報の集合体と相関させることと、
    前記製品を介して、前記相関の結果に基づいてコマンドを生成し、前記コマンドを少なくとも1つの制御可能なデバイス(126、128)に送信することとを含む機能を実施させる、製品。
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