JP2019003253A - 印影鑑定支援方法および印影鑑定支援プログラム - Google Patents

印影鑑定支援方法および印影鑑定支援プログラム Download PDF

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揮市 三崎
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Abstract

【課題】迅速で、精度の高い印影鑑定を行うことができる印影鑑定支援方法および印影鑑定支援プログラムを提供する。【解決手段】対象印影が参照印影と同一であるか否かを判断する印影鑑定支援方法は、画像読取手段が、複数の対象印影と、少なくとも1の参照印影を読み取るステップ301と、記憶手段が、読み取られた対象印影、および参照印影の画像データを記憶するステップ302と、重ね合わせ手段が、記憶された複数の対象印影の画像データを重ね合わせするステップ303と、表示手段が、重ね合わせられた対象印影の画像データ、および少なくとも1の参照印影の画像データを、対比可能に表示するステップ304と、を含む。【選択図】図5

Description

本発明は、印影鑑定のための支援方法および支援プログラムに係るものであり、更に詳しくは、ある印影(対象印影)が特定の印影(参照印影)又は特定の印顆(参照印顆)と同一か否かを判断するための情報を提供する方法およびプログラムに係る。
ここで、「印顆」とは、動物の硬組織(牙や骨)、木材、石材、金属プラスチックなどの印材の面に凹凸の文字を加工した物体をいい、「印影」とは、印面(字面)に朱肉をつけ、紙などに押し写した形象をいう。
また、「ある印影(対象印影)が特定の印影(参照印影)と同一」とは、「ある印影(対象印影)と特定の印影(参照印影)は、同一の印顆を押印して得られた印影である」ことをいい、「ある印影(対象印影)が特定の印顆(参照印顆)と同一」とは、「ある印影(対象印影)が特定の印顆(参照印顆)を押印して得られた印影に相当する」ということを意味する。
なお、本明細書における「印影」には、「印面(字面)に朱肉をつけ、紙などに押し写した形象」そのもののみならず、「印面(字面)に朱肉をつけ、紙などに押し写した形象」の印影画像をプリントしたものやフォトコピー(例えば、印鑑登録証明書の印影画像はこれに当たる)なども含まれるものとする。
印影鑑定の分野では、例えば、遺言書や契約書等に押印された印影が、特定の印影(例えば、印鑑登録証明書に記載された印影)と同一か否か、あるいは特定の印顆(参照印顆)を使用して押印した印影に相当するか否かということを判断することが求められている。
従来の印影鑑定の分野では、対比の対象となる2つの印影のそれぞれについて、基準間隔線26と重ねて表示された印影を被鑑定物60とし、この被鑑定物60を顕微鏡10の基台12に置いて、検査用アタッチメント25を介して顕微鏡10により視認対比することにより、2つの印影の同一性を判断していた(特許文献1の段落[0026]〜[0028]参照)。
また、拡大された印影画像を並置し、それらを視認により比較対比するほか、拡大された印影画像をスーパーインポーズした上で比較対比する手法をとることもあった。
しかしながら、押印された印影は、朱肉の量や質、押印時の圧力、用紙の種類、用紙の下の表面状態等によってさまざまに変化するのが一般的であり、場合によっては印影の一部が欠損した状態の印影もあり、必ずしも正確な鑑定を行なうことができないという問題があった。
特開2002−352247号公報
本発明は、上述したような問題点に鑑みなされたものであり、解決しようとする課題は、迅速で、精度の高い印影鑑定を行うことができる印影鑑定のための支援方法および支援プログラムを提供することである。
上述した課題を解決するため、第1の観点に係る発明においては、対象印影が参照印影と同一であるか否かを判断する印影鑑定支援方法であって、
画像読取手段が、複数の対象印影を読み取るステップと、
画像読取手段が、少なくとも1の参照印影を読み取るステップと、
記憶手段が、読み取られた対象印影、および参照印影の画像データを記憶するステップと、
重ね合わせ手段が、記憶された複数の対象印影の画像データを重ね合わせするステップと、
表示手段が、重ね合わせられた対象印影の画像データ、および少なくとも1の参照印影の画像データを、対比可能に表示するステップとから成る構成の印影鑑定支援方法とした。
また、第2の観点に係る発明では、第1の観点に係る発明の印影鑑定支援方法において、
輪郭化手段が、記憶された対象印影の画像データ及び参照印影の画像データの一部又は全てを輪郭化処理するステップを更に含み、
表示手段が実行するステップが、重ね合わせられた対象印影の画像データ(輪郭化処理された対象印影の画像データを含む)、および少なくとも1の参照印影の画像データ(輪郭化処理された参照印影の画像データを含む)を、対比可能に表示する構成の印影鑑定支援方法とした。
また、第3の観点に係る発明では、第1又は第2の観点に係る発明の印影鑑定支援方法において、色彩変更手段が、参照印影の画像データの色彩を、対象印影の画像データの色彩とは異なる色彩に変更するステップを更に含む構成の印影鑑定支援方法とした。
また、第4の観点に係る発明では、第3の観点に係る発明の印影鑑定支援方法において、参照印影の画像データが複数ある場合に、
色彩変更手段が実行するステップが、参照印影の画像データの色彩を、対象印影の画像データの色彩とは異なる色彩であって、参照印影の画像データ毎に異なる色彩に変更する構成の印影鑑定支援方法とした。
更に、第5の観点に係る発明では、対象印影が参照印顆と同一であるか否かを判断する印影鑑定支援方法であって、
画像読取手段が、複数の対象印影を読み取るステップと、
画像読取手段が、1の参照印顆の印面を読み取るステップと、
記憶手段が、読み取られた対象印影、および参照印顆の印面の画像データを記憶するステップと、
重ね合わせ手段が、記憶された複数の対象印影の画像データを重ね合わせするステップと、
反転手段が、記憶された参照印顆の印面の画像データを反転するステップと、
表示手段が、重ね合わせられた対象印影の画像データ、および反転された参照印顆の印面の画像データを、対比可能に表示するステップとから成る構成の印影鑑定支援方法とした。
また、第6の観点に係る発明では、第5の観点に係る発明の印影鑑定支援方法において、
輪郭化手段が、記憶された対象印影の画像データ及び反転された参照印顆の印面の画像データの一部又は全てを輪郭化処理するステップを更に含み、
表示手段が実行するステップが、重ね合わせられた対象印影の画像データ(輪郭化処理された対象印影の画像データを含む)、および反転された参照印顆の印面の画像データ(輪郭化処理された、あるいは輪郭化処理されていない参照印顆の印面の画像データ)を、対比可能に表示する構成の印影鑑定支援方法とした。
また、第7の観点に係る発明では、第5又は第6の観点に係る発明の印影鑑定支援方法において、色彩変更手段が、参照印顆の印面の画像データの色彩を、対象印影の画像データの色彩とは異なる色彩に変更するステップを更に含む構成の印影鑑定支援方法とした。
更に、第8の観点に係る発明では、対象印影が参照印影と同一であるか否かを判断するためにコンピュータを、
複数の対象印影と、少なくとも1の参照印影を読み取る画像読取手段と、
読み取られた対象印影、および参照印影の画像データを記憶する記憶手段と、
記憶された複数の対象印影の画像データを重ね合わせする重ね合わせ手段と、
重ね合わせられた対象印影の画像データ、および少なくとも1の参照印影の画像データを、対比可能に表示する表示手段として機能させるための構成の印影鑑定支援プログラムとした。
また、第9の観点に係る発明では、第8の観点に係る発明の印影鑑定支援プログラムにおいて、コンピュータを、更に、
記憶された対象印影の画像データ及び参照印影の画像データの一部又は全てを輪郭化処理する輪郭化手段として機能させると共に、
表示手段は、重ね合わせられた対象印影の画像データ(輪郭化処理された対象印影の画像データを含む)、および少なくとも1の参照印影の画像データ(輪郭化処理された参照印影の画像データを含む)を、対比可能に表示する構成の印影鑑定支援プログラムとした。
また、第10の観点に係る発明では、第8又は第9の観点に係る発明の印影鑑定支援プログラムにおいて、コンピュータを、更に、
参照印影の画像データの色彩を、対象印影の画像データの色彩とは異なる色彩に変更する色彩変更手段として機能させるようにした構成の印影鑑定支援プログラムとした。
また、第11の観点に係る発明では、第10の観点に係る発明の印影鑑定支援プログラムにおいて、参照印影の画像データが複数ある場合に、
色彩変更手段が、参照印影の画像データの色彩を、対象印影の画像データの色彩とは異なる色彩であって、参照印影の画像データ毎に異なる色彩に変更する構成の印影鑑定支援プログラムとした。
更に、第12の観点に係る発明では、対象印影が参照印顆と同一であるか否かを判断するためにコンピュータを、
複数の対象印影と、1の参照印顆の印面を読み取る画像読取手段と、
読み取られた対象印影、および参照印顆の印面の画像データを記憶する記憶手段と、
記憶された複数の対象印影の画像データを重ね合わせする重ね合わせ手段と、
記憶された参照印顆の印面の画像データを反転する反転手段と、
重ね合わせられた対象印影の画像データ、および反転された参照印顆の印面の画像データを、対比可能に表示する表示手段として機能させる構成の印影鑑定支援プログラムとした。
また、第13の観点に係る発明では、第12の観点に係る発明の印影鑑定支援プログラムにおいて、コンピュータを、更に、
対象印影の画像データ及び反転された参照印顆の印面の画像データの一部又は全てを輪郭化処理する輪郭化手段として機能させると共に、
表示手段が、重ね合わせられた対象印影の画像データ(輪郭化処理された対象印影の画像データを含む)、および反転された参照印顆の印面の画像データ(輪郭化処理された、あるいは輪郭化処理されていない参照印顆の印面の画像データ) を、対比可能に表示する構成の印影鑑定支援プログラムとした。
また、第14の観点に係る発明では、第12又は第13の観点に係る発明の印影鑑定支援プログラムにおいて、コンピュータを、更に、
参照印顆の印面の画像データの色彩を、対象印影の画像データの色彩とは異なる色彩に変更する色彩変更手段として機能させる構成の印影鑑定支援プログラムとした。
本発明の印影鑑定支援方法および印影鑑定支援プログラムでは、上述したように、重ね合わせ手段によって、記憶された複数の対象印影の画像データを重ね合わせるようにしたり、輪郭化手段によって、記憶された少なくとも1の参照印影の画像データを輪郭化処理したり、色彩変更手段によって、参照印影の画像データの色彩を、対象印影の画像データの色彩とは異なる色彩に変更したりすることにより、精度の高い鑑定を容易に実施することが可能になる。 また、これらの一連の処理は、コンピュータによって自動化されているため、迅速な印影鑑定を可能としている。
図1は、本発明の1実施形態に係る印影鑑定装置のシステム構成を示すブロック図である。 図2は、4つの対象印影とこれらの4つの対象印影(a,b,c,d)を重ね合わせた結果としての対象印影の例を示したものである。 図3は、輪郭化手段により2つの参照印影を輪郭化処理した結果の例(AおよびB)と、複数の輪郭化処理した参照印影を重ね合わせた画像を示したものである。 図4は、重ね合わされた複数の対象印影と、輪郭化処理された複数の参照印影とを、表示手段によってスーパーインポーズして表示した例を示すものである。 図5は、対象印影と参照印影を比較評価することにより印影鑑定を行なう場合の、印影鑑定支援方法および印影鑑定支援プログラムのフローチャートを示すものである。 図6は、対象印影と参照印影を比較評価することにより印影鑑定を行なう場合の、印影鑑定支援方法および印影鑑定支援プログラムのフローチャートを示すものである。 図7は、対象印影と参照印影を比較評価することにより印影鑑定を行なう場合の、印影鑑定支援方法および印影鑑定支援プログラムのフローチャートを示すものである。 図8は、対象印影と参照印顆の印面を比較評価することにより印影鑑定を行なう場合の、印影鑑定支援方法および印影鑑定支援プログラムのフローチャートを示すものである。 図9は、対象印影と参照印顆の印面を比較評価することにより印影鑑定を行なう場合の、印影鑑定支援方法および印影鑑定支援プログラムのフローチャートを示すものである。 図10は、対象印影と参照印顆の印面を比較評価することにより印影鑑定を行なう場合の、印影鑑定支援方法および印影鑑定支援プログラムのフローチャートを示すものである。
以下、図面に基づき、本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の1実施形態に係る印影鑑定支援装置100のシステム構成を示すブロック図である。 図1に示す実施形態の印影鑑定支援装置100は、汎用されているデスクトップコンピュータやラップトップコンピュータをベースとして構成されたものであり、CPU(Central Processing Unit)のような演算処理装置101、スタートアップ時のコンピュータ内のエレメント間の情報転送を支援するBIOS(Basic Input/Output System)を収納するROM(Read Only Memory)102、実行時にオペレーション・システム(OS)やアプリケーションプログラム(本実施形態では、印影鑑定支援プログラム200)、あるいはプログラムデータを収納するRAM(Random Access Memory)103、コマンドや情報を入力するためのキーボードやポインティングデバイス等の入力装置104、画像データを入力するためのスキャナーやカメラ等の読取装置105、結果を表示するためのモニターのような表示装置106、および結果をハードコピーとして出力するプリンターのような出力装置107から構成されている。
また、印影鑑定支援装置100には、ハードディスク、磁気ディスク、光ディスク等のコンピュータ読取可能媒体とコンピュータとの間のデータの授受を行うコンピュータ読取可能媒体入出力装置(図示せず)を更に備えるようにすることもできる。
本発明に係る印影鑑定支援プログラム200は、対象印影や参照印影の画像データ、並びに参照印顆の印面の画像データを読み込み、複数の印影画像データを重ね合わせ処理を行ない、印面の画像データを反転処理し、印影画像データや反転された印面の画像データの輪郭線を抽出(輪郭化処理)し、印影画像データや輪郭線の画像データの色彩を変更処理した上で、処理された画像データを対比可能に表示させることによって、対象印影と参照印影又は参照印顆の印面との対比評価できるようにしたものである。
図1に示すように、印影鑑定支援プログラム200は、画像読取手段201、記憶手段202、重ね合わせ手段203、輪郭化手段204、色彩変更手段205、反転手段206、および表示手段207から構成されており、以下、これらついて詳細に説明する。
画像読取手段201は、用紙に押印され、又は印刷された印影や、印顆の印面を画像データとして読取るための手段である。 画像読取手段201は、例えばイメージスキャナを用いて解像度240dpiの2値画像として読取り、例えば160×160画素の大きさの画像データとするものである。
記憶手段202は、画像読取手段201により読取った画像データをRAMの中にプログラムデータの一部として記憶するものである。
重ね合わせ手段203は、公知の手法により、記憶手段202によって記憶されている複数の対象印影の画像データ、あるいは複数の参照印影の画像データを重ね合わせるものであり、これにより、印影の一部が欠損した状態にある対象印影の画像データを、当該部分が欠損していない状態にある対象印影の画像データが補うことが可能となり、より正確な対象印影の画像データを構築することが可能となる。
なお、重ね合わせ手段203は、複数の対象印影のサイズが一致するように、重ね合わせ処理を実行する前に、各画像データの縮尺を調整することができるようにしても良い。
また、重ね合わせ手段203は、一部分のみしか存在しない対象印影の画像データ、例えば、印影の1/2あるいは1/3しか存在しない画像データであっても重ね合わせ処理が可能となっている。 これにより、契約書等において割り印、契印、消印等として押印された印影についても対象印影の画像データとして取り扱うことが可能となる。
輪郭化手段204は、公知の手法により、記憶手段202に記憶された種々の画像データを輪郭化処理するものであり、画像データの枠画線(印顆の印面の外周や特定領域を表示するための枠を表示する画線)や文字画線の外縁に相当する画素データのみを残し、その他の領域(画線の内側領域や画線の外側領域)の画素データを削除する処理を実行する。
色彩変更手段205は、公知の手法により、記憶手段202に記憶された種々の画像データの色彩を予め設定された色彩に変更する処理を行なうものである。
反転手段206は、公知の手法により、ある画像データを鏡像となる画像データに反転処理するものであり、例えば、印顆の印面の画像データを反転処理すると当該印顆の印影に相当する画像データが得られる。
表示手段207は、モニターのような表示装置106に、対象印影の画像データ(種々の処理を行なった画像データを含む)および参照印影の画像データ(種々の処理を行なった画像データを含む)を対比可能に表示するものである。
ここで、対比可能に表示することには、対比する2以上の画像データを拡大表示したり、並置したり、あるいはこれらの画像データをスーパーインポーズして表示することが含まれる。
図2は、4つの対象印影とこれらの4つの対象印影を重ね合わせた結果としての対象印影の例を示したものである。
また、図3は、輪郭化手段204により2つの参照印影を輪郭化処理した結果の例を示したものである。
更に、図4は、重ね合わされた対象印影と、輪郭化処理された2つの参照印影とを、表示手段207によってスーパーインポーズして表示した例を示すものである。
次に、本発明にかかる印影鑑定支援方法および印影鑑定支援プログラムの手順について説明する。 図5〜図7は、対象印影と参照印影を比較評価することにより印影鑑定を行なう場合の、印影鑑定支援方法および印影鑑定支援プログラムのフローチャートを示すものである。 以下、このフローチャートに基づき、手順を説明することにする。
まず、図5のステップ301において、画像読取手段201は、用紙等に押印された対象印影と参照印影を画像データとして読取る。 ステップ302においては、記憶手段202が、画像読取手段201により読取った画像データをRAMの中にプログラムデータの一部として記憶する。 ステップ303においては、重ね合わせ手段203が、記憶された複数の対象印影の画像データ、あるいは複数の参照印影の画像データを重ね合わせ処理を行なう。 そして、ステップ304においては、表示手段207によって、重ね合わされた対象印影の画像データと参照印影の画像データが、表示装置106に対比可能に表示される。
このようにして表示された、重ね合わされた対象印影の画像データと参照印影の画像データによって、重ね合わされた対象印影の画像データと参照印影の画像データの形態的特徴を評価することができ、印影鑑定を容易に実行できるようになる。
また、図6に示すフローチャートに進むと、ステップ307においては、輪郭化手段204が、対象印影の画像データ、あるいは参照印影の画像データの一部又は全ての輪郭化処理を実行する。 そして、ステップ308においては、表示手段207によって、重ね合わされた対象印影の画像データ(輪郭化処理された対象印影の画像データを含む)と参照印影の画像データ(輪郭化処理された参照印影の画像データを含む)が、表示装置106に対比可能に表示される。
このようにして、重ね合わされた対象印影の画像データと輪郭化処理された参照印影の画像データを対比表示することにより、形態的特徴を更に詳細に評価することができ、印影鑑定を容易に実行できるようになる。
また、図7に示すフローチャートに進むと、ステップ311においては、重ね合わされた対象印影の画像データおよび参照印影の画像データ(輪郭処理化前および輪郭化処理後の画像データ)の色彩が選択され、この選択結果に基づきステップ312においては、色彩変更手段205によって、対象印影の画像データおよび参照印影の画像データの色彩が変更される。 そしてステップ313においては、表示手段207によって、色彩の変更された対象印影の画像データおよび参照印影の画像データが、表示装置106に対比可能に表示される。 なお、色彩変更手段205によって、画像データの色彩を変更する際、参照印影の画像データの色彩を、対象印影の画像データの色彩とは異なる色彩に変更することが望ましい。
このようにして、色彩を変更した対象印影の画像データと参照印影の画像データを対比表示することにより、形態的特徴を更に詳細に評価することができ、印影鑑定を容易に実行できるようになる。
次に、対象印影と参照印顆の印面を比較評価することにより印影鑑定を行なう場合の印影鑑定支援方法および印影鑑定支援プログラムの手順について説明する。 図8〜図10は、対象印影と参照印顆の印面を比較評価することにより印影鑑定を行なう場合の、印影鑑定支援方法および印影鑑定支援プログラムのフローチャートを示すものである。 以下、このフローチャートに基づき、手順を説明することにする。
まず、図8のステップ401において、画像読取手段201は、用紙等に押印された対象印影と参照印顆の印面を画像データとして読取る。 ステップ402においては、記憶手段202が、画像読取手段201により読取った画像データをRAMの中にプログラムデータの一部として記憶する。 ステップ403においては、重ね合わせ手段203が、記憶された複数の対象印影の画像データを重ね合わせ処理を行なう。 また、ステップ404においては、反転手段206が、記憶された参照印顆の印面の画像データを反転処理し、参照印顆の印影に相当する画像データを得る。 そして、ステップ405においては、表示手段207によって、重ね合わされた対象印影の画像データと反転された参照印顆の印面の画像データが、表示装置106に対比可能に表示される。
このようにして表示された、重ね合わされた対象印影の画像データと反転された参照印顆の印面の画像データによって、重ね合わされた対象印影の画像データと反転された参照印顆の印面の画像データの形態的特徴を評価することができ、印影鑑定を容易に実行できるようになる。
また、図9に示すフローチャートに進むと、ステップ408においては、輪郭化手段204が、対象印影の画像データ及び反転された参照印顆の印面の画像データの一部又は全ての輪郭化処理を実行する。 そして、ステップ409においては、表示手段207によって、重ね合わされた対象印影の画像データ(輪郭化処理された対象印影の画像データを含む)と反転処理された参照印顆の印面の画像データ(輪郭化処理された、あるいは輪郭化処理されていない参照印顆の印面の画像データ) が、表示装置106に対比可能に表示される。
このようにして、重ね合わされた対象印影の画像データと反転処理され、輪郭化処理された参照印顆の印面の画像データを対比表示することにより、形態的特徴を更に詳細に評価することができ、印影鑑定を容易に実行できるようになる。
また、図10に示すフローチャートに進むと、ステップ412においては、重ね合わされた対象印影の画像データおよび反転処理された参照印顆の印面の画像データ(輪郭処理化前又は輪郭化処理後の画像データ)の色彩が選択され、この選択結果に基づきステップ413においては、色彩変更手段205によって、対象印影の画像データおよび反転処理された参照印顆の印面の画像データの色彩が変更される。 そしてステップ414においては、表示手段207によって、色彩の変更された対象印影の画像データおよび反転処理された参照印顆の印面の画像データが、表示装置106に対比可能に表示される。 なお、色彩変更手段205によって、画像データの色彩を変更する際、反転処理された参照印顆の印面の画像データの色彩を、対象印影の画像データの色彩とは異なる色彩に変更することが望ましい。
このようにして、色彩を変更した対象印影の画像データと反転処理された参照印顆の印面の画像データを対比表示することにより、形態的特徴を更に詳細に評価することができ、印影鑑定を容易に実行できるようになる。
本発明は、印影鑑定のような鑑定業務のために適用することができる。
100 印影鑑定支援装置
101 演算処理装置
102 ROM
103 RAM
104 入力装置
105 読取装置
106 表示装置
107 出力装置
200 印影鑑定支援プログラム
201 画像読取手段
202 記憶手段
203 重ね合わせ手段
204 輪郭化手段
205 色彩変更手段
206 反転手段
207 表示手段


Claims (14)

  1. 対象印影が参照印影と同一であるか否かを判断する印影鑑定支援方法であって、
    画像読取手段が、複数の対象印影を読み取るステップと、
    画像読取手段が、少なくとも1の参照印影を読み取るステップと、
    記憶手段が、読み取られた対象印影、および参照印影の画像データを記憶するステップと、
    重ね合わせ手段が、記憶された複数の対象印影の画像データを重ね合わせするステップと、
    表示手段が、重ね合わせられた対象印影の画像データ、および少なくとも1の参照印影の画像データを、対比可能に表示するステップとから成る、
    ことを特徴とする印影鑑定支援方法。
  2. 請求項1に記載の印影鑑定支援方法において、
    輪郭化手段が、記憶された対象印影の画像データ及び参照印影の画像データの一部又は全てを輪郭化処理するステップを更に含み、
    前記表示手段が実行するステップが、重ね合わせられた対象印影の画像データ(輪郭化処理された対象印影の画像データを含む)、および少なくとも1の参照印影の画像データ(輪郭化処理された参照印影の画像データを含む)を、対比可能に表示することであることを特徴とする印影鑑定支援方法。
  3. 請求項1又は2に記載の印影鑑定支援方法において、
    色彩変更手段が、参照印影の画像データの色彩を、対象印影の画像データの色彩とは異なる色彩に変更するステップを更に含むことを特徴とする印影鑑定支援方法。
  4. 請求項3に記載の印影鑑定支援方法において、参照印影の画像データが複数ある場合に、
    前記色彩変更手段が実行するステップが、参照印影の画像データの色彩を、対象印影の画像データの色彩とは異なる色彩であって、参照印影の画像データ毎に異なる色彩に変更することであることを特徴とする印影鑑定支援方法。
  5. 対象印影が参照印顆と同一であるか否かを判断する印影鑑定支援方法であって、
    画像読取手段が、複数の対象印影を読み取るステップと、
    画像読取手段が、1の参照印顆の印面を読み取るステップと、
    記憶手段が、読み取られた対象印影、および参照印顆の印面の画像データを記憶するステップと、
    重ね合わせ手段が、記憶された複数の対象印影の画像データを重ね合わせするステップと、
    反転手段が、記憶された参照印顆の印面の画像データを反転するステップと、
    表示手段が、重ね合わせられた対象印影の画像データ、および反転された参照印顆の印面の画像データを、対比可能に表示するステップとから成る、
    ことを特徴とする印影鑑定支援方法。
  6. 請求項5に記載の印影鑑定支援方法において、
    輪郭化手段が、記憶された対象印影の画像データ及び反転された参照印顆の印面の画像データの一部又は全てを輪郭化処理するステップを更に含み、
    前記表示手段が実行するステップが、重ね合わせられた対象印影の画像データ(輪郭化処理された対象印影の画像データを含む)、および反転された参照印顆の印面の画像データ(輪郭化処理された、あるいは輪郭化処理されていない参照印顆の印面の画像データ)を、対比可能に表示することであることを特徴とする印影鑑定支援方法。
  7. 請求項5又は6に記載の印影鑑定支援方法において、
    色彩変更手段が、参照印顆の印面の画像データの色彩を、対象印影の画像データの色彩とは異なる色彩に変更するステップを更に含むことを特徴とする印影鑑定支援方法。
  8. 対象印影が参照印影と同一であるか否かを判断するためにコンピュータを、
    複数の対象印影と、少なくとも1の参照印影を読み取る画像読取手段と、
    読み取られた対象印影、および参照印影の画像データを記憶する記憶手段と、
    記憶された複数の対象印影の画像データを重ね合わせする重ね合わせ手段と、
    重ね合わせられた対象印影の画像データ、および少なくとも1の参照印影の画像データを、対比可能に表示する表示手段、
    として機能させるための印影鑑定支援プログラム。
  9. 請求項8に記載の印影鑑定支援プログラムにおいて、前記コンピュータを、更に、
    記憶された対象印影の画像データ及び参照印影の画像データの一部又は全てを輪郭化処理する輪郭化手段として機能させると共に、
    前記表示手段は、重ね合わせられた対象印影の画像データ(輪郭化処理された対象印影の画像データを含む)、および少なくとも1の参照印影の画像データ(輪郭化処理された参照印影の画像データを含む)を、対比可能に表示することを特徴とする印影鑑定支援プログラム。
  10. 請求項8又は9に記載の印影鑑定支援プログラムにおいて、前記コンピュータを、更に、参照印影の画像データの色彩を、対象印影の画像データの色彩とは異なる色彩に変更する色彩変更手段として機能させるための印影鑑定支援プログラム。
  11. 請求項10に記載の印影鑑定支援プログラムにおいて、参照印影の画像データが複数ある場合に、
    前記色彩変更手段が、参照印影の画像データの色彩を、対象印影の画像データの色彩とは異なる色彩であって、参照印影の画像データ毎に異なる色彩に変更することを特徴とする印影鑑定支援プログラム。
  12. 対象印影が参照印顆と同一であるか否かを判断するためにコンピュータを、
    複数の対象印影と、1の参照印顆の印面を読み取る画像読取手段と、
    読み取られた対象印影、および参照印顆の印面の画像データを記憶する記憶手段と、
    記憶された複数の対象印影の画像データを重ね合わせする重ね合わせ手段と、
    記憶された参照印顆の印面の画像データを反転する反転手段と、
    重ね合わせられた対象印影の画像データ、および反転された参照印顆の印面の画像データを、対比可能に表示する表示手段、
    として機能させるための印影鑑定支援プログラム。
  13. 請求項12に記載の印影鑑定支援プログラムにおいて、前記コンピュータを、更に、
    対象印影の画像データ及び反転された参照印顆の印面の画像データの一部又は全てを輪郭化処理する輪郭化手段として機能させると共に、
    前記表示手段が、重ね合わせられた対象印影の画像データ(輪郭化処理された対象印影の画像データを含む)、および反転された参照印顆の印面の画像データ(輪郭化処理された、あるいは輪郭化処理されていない参照印顆の印面の画像データ)を、対比可能に表示することを特徴とする印影鑑定支援プログラム。
  14. 請求項12又は13に記載の印影鑑定支援プログラムにおいて、前記コンピュータを、更に、
    参照印顆の印面の画像データの色彩を、対象印影の画像データの色彩とは異なる色彩に変更する色彩変更手段として機能させることを特徴とする印影鑑定支援プログラム。


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