JPS62280984A - 印影採取方法および印影採取装置 - Google Patents

印影採取方法および印影採取装置

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JPS62280984A
JPS62280984A JP12323786A JP12323786A JPS62280984A JP S62280984 A JPS62280984 A JP S62280984A JP 12323786 A JP12323786 A JP 12323786A JP 12323786 A JP12323786 A JP 12323786A JP S62280984 A JPS62280984 A JP S62280984A
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JP
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seal
rubber
light
sheet
trapezoidal prism
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JP12323786A
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Inventor
Tadahiro Nagayama
長山 忠洋
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 この発明は印影をコンピュータなどのファイルに登録す
る場合などに必要となる印影採取方法および印影採取装
置に関するものである。
〔従来の技術〕
第6図は従来の印影採取方法の例を示す図である。1は
印影で、紙2に押捺されたものである。
3はイメージリーダである0紙2をイメージリーダ3に
セットし、ファクシミリで画像を読み取るのと同様な方
法で印影1を電気信号に変換する。
この電気信号はコントローラ4を介してファイルメモリ
5に格納される。ファイルメモリ5にはたとえば光メモ
リなどが使用される。
印影の採取と類似の方法に指紋の採取方法がある。この
方法を第7図に示す。第7図において、6はプリズム7
の上面8に下から入射する光であり、その入射角は全反
射のための臨界角以上に設定されている。従って光6は
上面8で全反射し、テレビカメラ9に入射する。テレビ
カメラ9は上面8の位置に集点が合わされている。上面
8に指1oを押しつけると、指紋の凸部11が上面8に
密着する。凸部11が密着した部分では上面8の内外に
おける屈折率の比が小さくなるため全反射しなくなり、
テレビカメラ9の方向から上面8を見ると指紋の凸部が
暗く、その他の部分が明るこ見えるようになる。すなわ
ち指紋をテレビカメラ9で撮像できる。テレビカメラ9
かち得られる指紋の像の電気信号をコントローラ12を
介してファイルメモリ13に格納する。この方法はゴム
印のように容易に変形する印の場合は印影の採取に使用
することができる。
また印影面を直接テレビカメラで撮像しても印鑑によっ
ては印影を採取できる場合がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし第6図の方法を用いる場合は、印影を1度紙2の
上に採取し、次にその紙2をイメージリーダ3で読ませ
るという2段階の手続が必要であり、わずられしい上、
印影1の採取に時間がかかる欠点がある。さらに、印影
1の採取に使用した紙2は、イメージリーダ3にかけた
後は不用となり、塵が発生する上、この紙2を不用意に
捨てると悪用され、犯罪の原因となる危険もある。そこ
で印鑑から直接印影1を採取する方法が望まれていた。
第7図の方法によればペーパレスで直接印影1を採取で
きるが、ゴム印のように材質が柔らかい場合だけであり
、通常の印鑑には適用できない欠点がある。またプリズ
ム7の上面8に印肉の汚れがつくと、その部分での光の
反射量が減って印影1が乱れる欠点もある。さらに印影
1を斜めから見るため、ゆがんだ印影1しか採取できな
い欠点がある。
印影面を直接テレビカメラ9で撮像する場合は、印鑑の
材料の色、摩擦の程度、朱肉による汚れの状況などによ
ってはコントラストが悪く、通常は印影1を採取するこ
とが困難である。この方法によって印影1を採取できる
のは特殊な場合だけであり、あらゆる条件の印鑑の印影
1をすべて正確に採取することは不可能である。
この発明は上記の欠点を解決するためになされたもので
あり、台形プリズムと表面が粗いゴム状シートを使用す
ることにより、どのような条件の印鑑でもゆがみなく確
実に印影を採取できるようにすることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明にかかる印影採取方法は、表面が粗いゴム状シ
ートが下底面上に重ねられた台形プリズムのひとつの側
面から光を入射させ、その入射光がその台形プリズムの
下底面で全反射し、その台形プリズムの他の側面に抜け
るようにしておき、前記ゴム状シートの上を印鑑の文字
面で押圧したとき、そのゴム状シートが台形プリズムの
下底面に印鑑の文字の形に接触し、その接触部では入射
光が全反射せずにゴム状シートに入射することによりそ
のゴム状シートの印鑑の文字の形に対応した部分で光の
乱反射を生じさせ、ゴム状シート上の光の乱反射が生じ
た部分が印影として台形プリズムの上底面の側から見え
るようにし、その印影をイメージセンサを用いて読みと
るようにしたものである。
またこの発明にかかる印影採取装置は、台形プリズムと
その台形プリズムの下底面上に載せられたゴム状シート
と、その台形プリズムの側面からその台形プリズム内に
入射し下底面上で全反射する光束を発生する光源と、印
鑑で前記ゴム状シート上を押圧したときにそのゴム状シ
ートが下底面に接触することにより発生する印影を台形
プリズムの上底面の側から読みとるためのイメージセン
サと、イメージセンサが読みとった印影の像を格納する
メモリと、前記ゴム状シート上を印鑑で押圧している状
態を検知するフォトインタラプタとを備えたものである
〔作用〕
この発明の印影採取方法においては、台形プリズムの下
底面上に置かれたゴム状シートが押圧されないときは、
その台形プリズムの側面から入射した光は台形プリズム
の下底面で全反射する。このため台形プリズムの上底面
からは下底面で反射した光は見えない、ゴム状シートを
印鑑で押圧すると、ゴム状シートは下底面に文字の形に
対応して接触する。この接触部においては前記入射光は
下底面で全反射せずゴム状シートに入射する。ゴム状シ
ートに入射した光は乱反射するから、上底面の方から下
底面を見ると前記接触部が印影として観察される。
またこの発明の印影採取装置は、メモリとフォトインタ
ラプタを備えており、フォトインタラプタによって印鑑
の装着、取りはすしを検出して自動的に印影の読みとり
を開始または停止し、イメージセンサによって読みとら
れた印影情報をメモリに格納し印影を得る。
〔実施例〕
次にこの発明の実施例について説明する。第1図はこの
発明の一実施例を示す図である。2oは台形プリズム(
タブタイププリズム二以下単にプリズムという)である
、プリズム20は台にしっかりと固定されている。プリ
ズム2oの下底面21と上底面22は平行である。下底
面21上にはゴム状シート23が載っている。ゴム状シ
ート23の下面24の表面は粗れているため、下底面2
1と下面24は密着していない、光源25から出た光束
26はプリズム20の側面27から入射し、屈折して下
底面21に入射する。下底面21に対する入射角は十分
に大きく、下底面21に入射した光束26は全反射する
。ゴム状シート23の下面24は下底面21に密着して
いないため、ゴム状シート23は下底面21における光
束26の全反射をほとんど妨げない、下底面21で全反
射した光束26は側面28からプリズム外に出る。すな
わち上底面22の方からプリズム2oを見ると光源25
の光は見えない。
29は印鑑であり、突起群から成る。30は文字面であ
る0文字面30をゴム状シート23の上に接触させ押圧
すると、ゴム状シート23は文字面3oの突起部によっ
てプリズム20の、下底面21に押しつけられ、接触部
31において下底面21に密着する。
接触部31と接触している下底面21の部分においては
、面内外における屈折率の比が小さくなるため光束26
は全反射せず、ゴム状シート23の下面24に入射する
。下面24に入射した光は下面24において乱反射する
。32は乱反射光を示す。この乱反射光32はプリズム
20の上底面22の方向から見ることができる。乱反射
が生じる接触部31は文字面3oに対応した部分である
から、プリズム2oを上底面22の方から見ると印鑑2
9の印影として見ることができる。
33は2次元のイメージセンサであり、乱反射光32に
よって形成される印影が結像レンズ34によってイメー
ジセンサ33の上に結像されている。イメージセンサ3
3は印影を読みとる。イメージセンサ33とレンズ34
はテレビカメラで代替することができる。下底面21と
上底面22とは平行であり、イメージセンサ33が上底
面22の正面にあるので、読みとられた印影にはゆがみ
が無い。
処理制御部35はイメージセンサ33で読みとった印影
の像を画像メモリ(フレームメモリ)36に格納し、ま
た画像メモリ36に格納した印影データをモニタ37に
表示する。この場合印影データは処理制御部35により
所定のしきい値と比較し、2値化して画像メモリ36に
格納してもよい。イメージセンサ33が読みとる印影像
は裏返しの文字であるから、処理制御部35は印影像の
左右を反転してから画像メモリ36に格納する。正常な
印影が得られたらスイッチ38を押下する。処理制御部
35はスイッチ38の開閉状態を看視しており、スイッ
チ38が押下されたことを検知したら画像メモリ36の
印影データをファイルメモリ39に転送する。
プリズム20.光源25.イメージセンサ33は遮光さ
れた箱40の内部に収納されている。箱40の内部は光
の反射が少くなるように黒色に塗られている。
ゴム状シート23の下面24は光が良く乱反射するよう
に白色など明るい色が適する。ゴム状シート23が透光
性であるときは、外部光がゴム状シート23を通してプ
リズム20に入射して来るため、乱反射光32のコント
ラストが悪くなり、明瞭な印影を得にくくなる。従って
、ゴム状シート23は黒色など光を通しにくい色とする
のが良い。すなわちゴム状シート23は黒など光を通し
にくい色とし、かつ下面24だけは白など光を乱反射し
やすい色とするのが良い。
箱40が遮光され、ゴム状シート23が上記のような構
造になっている場合はイメージセンサ33にはほとんど
接触部31における乱反射光32のみが撮像されるため
、コントラストの良い明瞭な印影が採取できる。
ゴム状シート23の遮光性が悪い場合は光源25の輝度
を強くし、光束26の接触部31における乱反射光の割
合がゴム状シート23から透過してくる光の割合に対し
て十分大きくなるようにすれば、ゴム状シート23を遮
光性にした場合と同様コントラストの良い明瞭な印影を
採取することができる。この場合はゴム状シート23は
全体が白色などの明るい色であって良い。
ゴム状シート23が透光性で、光源25も十分に明るく
ないときは乱反射光32のコントラストが悪いが、処理
制御部35で2値化処理を行う場合は明瞭な印影像を得
ることも可能である。
ゴム状シート23は薄いほど乱反射する接触部31の形
状が文字面30の形状に近くなる。しかし、ゴム状シー
ト23が薄くなるほど文字面30の凹凸の影響が大きく
なり、印影が採取しにくくなる。ゴム状シート23の厚
さはこれらの兼ね合いによって定めればよい、硬さによ
っても異なるし、印影の正確度をどのくらいにするかに
よっても異なるが、ゴム状シート23の厚さは0.05
mm〜0.5mmの範囲の中で定めるのが好ましい、下
面24の粗さはサンドペーパcv2000番から600
番くらいの粗さに相出する範囲の中で定めるのが好まし
い。上記のゴム状シート23の厚さ、粗さは通常の印鑑
が対象の場合であり、もっと大きい物体や小さい物体を
対象とする場合は上記以外の値が適する場合もありうる
ことは当然である。
第2図はこの発明の他の実施例を示す図である。41.
42は特定の波長領域を通すフィルタである。フィルタ
41.42が通す光の波長領域は等しい。従って乱反射
光32はフィルタ32を通過し、イメージセンサ33に
達する。
またゴム状シート23を透過してきた光はフィルタ42
が通す波長領域の成分のみがイメージセンサに達する。
従ってフィルタ41.42を使用したときは使用しない
場合と比べると、ゴム状シート23が透光性であるとき
にコントラストがよい利点がある。光源25が特定の領
域の波長の光を発光する場合には、ファイルタ41は不
要であり、フィルタ42の透過波長領域は光源25の光
の波長領域を選択的に良く透過するものとする。
フィルタ41や42を使用する代りにプリズム20に選
択的な波長領域のみを透過させる材質を用いてもよい。
すなわちプリズム20がフィルタ41や42を兼ねても
よい、フィルタ41.42を使用したり波長が限定され
ている光源25を使用するときは、ゴム状シート23の
下面24はこの選択的な波長の光を良く乱反射する色に
しておくことが重要である。
以上の実施例ではゴム状シート23の下面24が光源2
5の光束26をそのまま反射する例について説明したが
、光源25として紫外線を使用し、ゴム状シート23の
下面24は蛍光を発するようにしてもよい、この場合、
ゴム状シート23には蛍光体を含有させておく必要があ
る。ゴム状シート23は蛍光体だけを含有させてもよい
し、カーボンなどの遮光を行うための顔料や染料と共に
蛍光体を含有させてもよい、あるいは2層構造とし、印
鑑29が接触する側に遮光のための顔料などを下面24
側に蛍光体を含有させる構造としてもよい。
第1図または第2図の実施例ではゴム状シート23がプ
リズムの下底面21に接する接触部31が光源25の光
束26を乱反射することにより印影を形成したが、この
実施例では接触部には紫外線が入射し、乱反射の代わり
に蛍光を発して印影を形成する。この実施例では乱反射
光32は蛍光となる。イメージセンサ33はこの蛍光に
よって形成された印影を読みとる。この実施例ではプリ
ズム2oは紫外線を透過すること、蛍光を出さないこと
が必要である。イメージセンサ33が紫外線に感度があ
るときは紫外線を遮断するフィルタをフィルタ42とし
て使う方が良い。またゴム状シート23に遮光性がある
ときは接触部31で発光される蛍光を選択的に良く通す
フィルタをフィルタ42として使う方がコントラストが
良くなる、イメージセンサ33に紫外線の感度があり、
ゴム状シート23に透光性があるときはフィルタ42は
紫外線を遮断し、蛍光を選択的に通すフィルタとするの
が良い。
この実施例の場合は、光M25の光がプリズム20の傷
やその上に付着している塵などで反射しても印影の光と
区別させることが可能となるのでノイズの少ない印影を
採取するのが容易となる利点がある。
プリズム20とレンズ34は第3図に示すように一体化
してもよい。破線43の上の部分44が台形プリズムの
機能、破線43の下の部分45が平凸レンズの機能を持
つ。この明細書で用いている台形プリズム20はこのよ
うなレンズと組み合わせて一体化した台形プリズムを含
むものとする。
以上の図において光束26は平行光線のように書かれて
いるが、平行であることは必要でなく、全反射できる入
射角で下底面21に入射できれば十分である。
ゴム状シート23の材質はゴム状であれば何であっても
よい。またゴムだけでなく、ポリプロピレン、塩化ビニ
ルなどの可どう性のあるプラスチックフィルムの使用も
可能であり、この明細書で用いられているゴム状シート
23は可どう性プラスチックフィルムを含むものとする
ゴム状シート23の厚さが薄めに設定された場合、印鑑
29の文字面30が激しく摩擦している場合、印鑑29
を傾けて押圧した場合などは印影が部分的にしか発生し
ない。以下にこのような場合でも完全な印影が採取でき
る機能を備えた実施例を説明する。
第4図はこの発明の一実施例におけるデータ処理手順の
例を示す流れ図である。この図の(1)〜(9)は各手
順を示す。
手順(1)画像メモリ36をクリアする。
手順(2)処理制御部35はイメージセンサ33から印
影に関する画像データを受は取る。
手順(3)処理制御部35は受は取った画像データの2
値化を行う。元の画像データは明るい部分はど電圧値が
大きいものとする。画像データがしきい値として定めた
一定レベル以上のときはハイレベル(Hレベル)、一定
レベルより小さいときはローレベル(Lレベル)の2値
に画像データを変換する。
手順(4)2値化された画像データを画像メモリ36の
データ入力端子に送出する。この場合画像の左右が逆転
するように送出する。
手順(5)  手順(4)と同時に、画像データがHレ
ベルのときだけ、画像メモリ36のライトイネーブル端
子に信号を送出し、書き込み可脂状態にする0手順(4
) 、(5)の結果、画像メモリ36にはHレベルの画
像データのみが書きこまれる。接触部31において発生
した印影が部分的である場合はその部分的な印影に対応
した画像データが画像メモリ36に書きこまれる。
手順(6)画像メモリ36に記録された内容をモニタ3
7に表示する。この結果、発生した印影が完全か不完全
かを知ることができる。
手順(7)、(8)操作者はモニタ37の画像を見て印
影が不完全であれば、不完全な部分を補充できるように
印鑑の傾きや押圧力を変えて様子を見る。処理制御部3
5は引き続き手順(2)〜(6)を繰り返す、この結果
前回と異なる印影の部分が前回の印影の部分に重量され
て画像メモリ36に記録される。
手順(9)モニタ37の画面に完全な印影が表示される
ようになったら、操作者は処理制御部35に設けられた
スイー2千38を押下し、処理制御部35が手順(6)
のあと手順(2)に戻るのを停止させる。処理制御部3
5内にあるプロセッサはスイッチ38の開閉状態を看視
しており、スイッチ38が押下されたのを検知したら手
順(8)の後手順(2)に戻るのを停止する。
この後、処理制御部35は画像メモリ36に記録された
印影データを読み出し、ファイルメモリ39に転送し、
格納する0次に画像メモリ36をクリアする。なお、手
順(4)ではz値化していない元の画像データを画像メ
モリ36に送出するようにしてもよい。
以上の方法は部分的な印影を重畳する方法の例であって
、印影の重畳はこの他の方法によってもよい。
第5図はスイッチ38の機能を自動化した回路の例を示
す。48はLEDなどの光源、49はフォトダイオード
などの受光素子であり、両者でフォトインタラプタ50
が構成される。印鑑29をゴム状シート23の上に置か
ないときは光源48の光は受光素子49に入射し、印鑑
29をゴム状シート23の上に置いた時は光源48の光
は印鑑29によって遮断され、受光素子49に入射しな
いようになっている。51は前記受光素子49の受光の
有無の状態に対応してハイレベルとローレベルの電圧を
発生する論理回路である。処理制御部35は論理回路5
1の出力電圧の状態を看視している。モニタ37に表示
された印影が完全になったことを確認した操作者が印鑑
29をゴム状シート23上から除去したときの論理回路
51の出力電圧の変化を処理制御部35が検知したら、
処理制御回路35は手順(6)から手順(8)に移行す
る。受光素子49が光源48の光を受光しているときは
、画像メモリ36をクリアする信号を処理制御部35か
ら画像メモリ36に常に送付しておくようにしてもよい
以上の手順によりいろいろな角度で押圧されることによ
り発生する多種の部分的印影が重畳されて画像メモリ内
に蓄積され、各部分的印影の和として印影を求めること
ができるため、ゴム状シート23においては部分的な印
影しか発生しなくても完全な形状の印影を採取できる。
なお、モニタ37に表示された印影に不用な部分がノイ
ズとして含まれるときは、画像メモリ36からファイル
メモリ39に転送する前にそのノイズを除去するが方が
良い。このノイズは、モニタ37に表示されたノイズの
部分をライトペンでなぞり、ライトベンで得られた座標
に対する画像メモリの番地に格納された画像データを消
去することにより除去することができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明の印影採取方法は表面が
粗いゴム状シートが下底面上に重ねられた台形プリズム
のひとつの側面から光を入射させ、その入射光がその台
形プリズムの下底面で全反射し、その台形プリズムの他
の側面に抜けるようにしておき、前記ゴム状シートの上
を印鑑の文字面で押圧したとき、そのゴム状シートが台
形プリズムの下底面に印鑑の文字の形に接触し、その接
触部では入射光が全反射せずにゴム状シートに入射する
ことによりそのゴム状シートの印鑑の文字の形に対応し
た部分で光の乱反射を生じさせ、ゴム状シート上の光の
乱反射が生じた部分が印影として台形プリズムの上底面
の側から見えるようにし、その印影をイメージセンサを
用いて読みとる構成としたので、ゴム状シート上に印鑑
を押圧するだけで印影を採取できる。したがって紙に捺
印した後、イメージリーグで読むなどの2段階の操作が
不用であり、操作時間が短かい利点がある。また印影採
取後に押印した紙くずが発生しないため、処分の手間が
無く、また犯罪に悪用される危険も無い、さらにモニタ
しながら印影を採取できないため、紙の上に印影を採取
する場合のような捺印のしそこないが少ない、従来のプ
リズムを用いた指紋の採取方法を応用する場合と比べて
も、この発明では印影の正面から採取するため、ゆがみ
が無いなどの利点がある。
またこの発明の印影採取装置は、台形プリズムとその台
形プリズムの下底面上に載せられたゴム状シートと、そ
の台形プリズムの側面からその台形プリズム内に入射し
下底面上で全反射する光束を発生する光源と、印鑑で前
記ゴム状シート上を押圧したときにそのゴム状シートが
下底面に接触することにより発生する印影を台形プリズ
ムの上底面の側から読みとるためのイメージセンサと、
イメージセンサが読みとった印影の像を格納するメモリ
と、前記ゴム状シート上を印鑑で押圧している状態を検
知するフォトインタラプタを有する構成としたので、印
鑑の装着、取りはずしがフォトインタラプタにより自動
的に検出され、これにより印影の読みとりの開始および
停止を行うことができるので、正しく印影が読みとれる
まで印鑑を装着しておくだけで自動的に印影を読みとる
ことができる。しかもメモリに一時的に読みとった印影
情報を格納できるので、複数の読みとりを総合して全体
の印影を採取することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す構成図、第2図はこ
の発明の他の実施例を示す構成図、第3図はプリズムと
レンズが一体化された構造を示す図、第4図はこの発明
の実施例における画像データの処理の例を示す流れ図、
第5図はこの発明の他の実施例における回路の部分を示
す図、第6図は従来の印影採取方法の一例を示す図、第
7図はこの発明に関連した従来技術の一例を示す図であ
る。 図中、20は台形プリズム、21は台形プリズムの下底
面、22はその上底面、23はゴム状シート、24はゴ
ム状シートの下面、25は光源、26は光束、27.2
8は台形プリズムの側面、29は印鑑、30は印鑑の文
字面、31は接着部、32は乱反射光または蛍光、33
はイメージセンサ、34はレンズ、38はスイッチ、4
0は筐体、41.42はフィルタ、43は見かけ上の境
界線、44は台形プリズムの部分、44はレンズの部分
、48は光源、49は受光素子、5oはフォトインタラ
プタ、51は論理回路である。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)表面が粗いゴム状シートが下底面上に重ねられた
    台形プリズムのひとつの側面から光を入射させ、その入
    射光が前記台形プリズムの下底面で全反射し、その台形
    プリズムの他の側面に抜けるようにしておき、前記ゴム
    状シートの上を印鑑の文字面で押圧したとき、そのゴム
    状シートが台形プリズムの下底面に印鑑の文字の形に接
    触し、その接触部では入射光が全反射せずにゴム状シー
    トに入射することによりそのゴム状シートの印鑑の文字
    の形に対応した部分で光の乱反射を生じさせ、前記ゴム
    状シート上の光の乱反射が生じた部分が印影として前記
    台形プリズムの上底面の側から見えるようにし、その印
    影をイメージセンサを用いて読みとることを特徴とする
    印影採取方法。
  2. (2)ゴム状シートに蛍光体を含有させ、また台形プリ
    ズムのひとつの側面から紫外線を入射させ、印鑑で押圧
    したときの前記台形プリズムの下底面とゴム状シートの
    文字の形に対応した接触部においてその部分に入射した
    紫外線により蛍光を発光させ、その蛍光によって形成さ
    れた印影を前記台形プリズムの上底面の側からイメージ
    センサを用いて読みとることを特徴とする特許請求の範
    囲第(1)項記載の印影採取方法。
  3. (3)イメージセンサによって複数回読みとられた印影
    情報をメモリに蓄積し、1回に読みとられる印影が部分
    的であっても、複数の部分的印影を総合して全体の印影
    を採取することを特徴とする特許請求の範囲第(1)項
    または(2)項記載の印影採取方法。
  4. (4)台形プリズムと、その台形プリズムの下底面上に
    載せられたゴム状シートと、その台形プリズムの側面か
    らその台形プリズム内に入射し、下底面上で全反射する
    光束を発光する光源と、印鑑で前記ゴム状シート上を押
    圧したときにそのゴム状シートが下底面に接触すること
    により発生する印影を台形プリズムの上底面の側から読
    みとるためのイメージセンサと、イメージセンサが読み
    とった印影の像を格納するメモリと、前記ゴム状シート
    上を印鑑で押圧している状態を検知するフォトインタラ
    プタを有することを特徴とする印影採取装置。
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