JP2019002821A - 採血管 - Google Patents

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Abstract

【課題】採血後の初期段階における血糖値の低下を抑制することのできる、優れた精度で測定可能な採血管を提供する。
【解決手段】開口を有する上端と有底を有する下端とを長手方向に有する筒状体と上端の開口を塞ぐ栓とを備え、筒状体の内部空間に、無機リン酸及びアデノシンリン酸からなる群より選択される1種以上を含有する、血液中の血糖値及び/又はHbA1cを測定するための採血管。
【選択図】なし

Description

本発明は、採血管に関する。
血糖値(グルコース値)の測定は、様々な疾患に対する指標として健康診断等に広く用いられ、特に糖尿病の診断に用いられている。しかし、採血された血液に含まれる赤血球内の解糖系酵素によりグルコースが解糖されるため、時間経過により血液中の血糖値は低下する。
これまでにも、解糖阻止作用を有する薬剤を備えた採血管が提案されている。
例えば、特許文献1には、採血管を用いて採取した血液中の血糖値及び/またはヘモグロビンA1c値の変動を効果的に抑制することができ、血糖値及び/またはヘモグロビンA1c値を安定的に測定することができ、しかも採血直後に冷蔵保存といった煩雑な作業を行う必要がない、採血管及び薬剤組成物を提供することを目的として、血液中の血糖値及び/またはヘモグロビンA1c値を測定するのに用いられる採血管であって、採血管本体と、採血管本体内に収容された薬剤とを備え、該薬剤が、マルトースと、フッ化物塩と、pH調整用酸とを含み、pHが3.0〜6.5の範囲とされている液状試薬を含有する/または、更に、乾燥して収容した採血管が開示されている。
また、特許文献2には、採取された血液の溶血を防止し、しかも、血糖値の低下を効果的に抑制でき、血糖値を安定に測定することを可能とする採血管を提供することを目的として、血液中の血糖値を測定するのに用いられ、所定量の血液が採取される採血管であって、一端が開口し他端が閉塞してなる有底筒状の採血管本体と、採血管本体の内壁に付着されている粒子状の薬剤とを備え、薬剤が解糖阻止剤及び血液抗凝固剤を含む水溶性の薬剤であって、解糖阻止剤が、採取される血液1mL当たり、1〜5mgのD-マンノース及びNaF量換算で0.3〜1.0mgのフッ化物塩を含み、血液抗凝固剤が、EDTA及び/またはへパリンの少なくとも1種であり、薬剤が、採血管本体の内壁にスプレー塗布し乾燥させることにより粒子状で付着されており、採血管に採取される血液の所定量と等量の水で採血管本体の内壁に付着されている薬剤を溶解した際の水溶液の浸透圧が30〜80mOsmの範囲にある、採血管が開示されている。
特許第5435797号 特許第5822385号
しかしながら、特許文献1及び2に開示されるような従来の採血管を用いる場合においては、解糖阻止作用を有する薬剤を採血管内に備えていても、時間経過により血液中の血糖値は低下を完全に防止することはできない。また、採血は、様々な医療現場において行われるため、採血から血糖値等の測定まで必ずしも迅速に行うことはできない事情がある。
フッ化ナトリウム及びエチレンジアミン四酢酸(EDTA)を含む採血管は現状広く用いられているが、個人差はあるものの、採血後の4時間までに血液中の血糖値が約10〜20%程度低下することが知られている。
よって、従来の採血管を用いて血糖値を測定すると、4時間程度の時間経過によっても血液中の血糖値が低下してしまったがために、例えば糖尿病であったとしても、陰性と判定されることが数多い(偽陰性)。このように本来は陽性であったにも関わらず陰性と判断されてしまうと、気づかない間に糖尿病の進行が進み重症化してしまう懸念が存在する。
本発明は、採血後の初期段階(例えば、採血後4時間経過後)における血糖値の低下を抑制することのできる、優れた精度で測定可能な採血管を提供することを目的とする。
本発明者らは、採血管に採取した血液におけるグルコースの解糖の進行を抑制するために様々な化合物を検討した結果、無機リン酸やアデノシンリン酸を含有する採血管を用いることにより、採血後の初期段階における血糖値の低下の優れた抑制効果を発揮し得ることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、以下に示す通りである。
(1)
開口を有する上端と有底を有する下端とを長手方向に有する筒状体と、
前記上端の開口を塞ぐ栓と、を備え、
前記筒状体の内部空間に、無機リン酸及びアデノシンリン酸、並びにこれらの塩からなる群より選択される1種以上を含有する、血液中の血糖値及び/又はHbA1cを測定するための採血管。
(2)
無機リン酸としてリン酸を含有する、(1)に記載の採血管。
(3)
採取される血液1mLに対して、無機リン酸を1〜5μLの範囲で含有する、(1)又は(2)に記載の採血管。
(4)
ATP、ADP、及びAMP、並びにこれらの塩からなる群より選択される1種以上のアデノシンリン酸を含有する、(1)〜(3)のいずれかに記載の採血管。
(5)
採取される血液1mLに対して、アデノシンリン酸又はその塩を1〜100mgの範囲で含有する、(1)〜(4)のいずれかに記載の採血管。
(6)
フッ化塩をさらに含有する、(1)〜(5)のいずれかに記載の採血管。
以下、本発明の採血管及びその具体的な実施形態を説明することにより、本発明を明ら
かにする。
(採血管)
本発明の採血管は、開口を有する上端と有底を有する下端とを長手方向に有する筒状体と、上端の開口を塞ぐ栓とを備える。また、筒状体の内部空間に、無機リン酸及びアデノシンリン酸、並びにこれらの塩からなる群より選択される1種以上(以下、「無機リン酸等」ともいう。)を含有する。
(筒状体)
開口を有する上端と有底を有する下端とは、筒状体の長手方向の両端部であり、採血管の使用時に、上端は地面に対して下端よりも上部に位置して、開口から血液を採取し、下端は地面に対して上端よりも下部に位置し、採取された血液を有底で受け止める。また、筒状体は、その断面が環状であることが好ましい。断面が環状とは、断面が円形又は略円形であればよい。
筒状体の素材としては、特に限定されないが、例えばガラスや、ポリエチレンテレフタラート等のプラスチックが挙げられる。内部の状態を視認可能とするため、好ましくは無色透明の素材が好ましい。
筒状体の上端の開口を塞ぐ栓としては、特に限定されないが、例えばゴム栓、及びフィルム栓が挙げられる。また、採血管において、栓が筒状体の上端の開口を塞いでおり、筒状体の内部空間が減圧されていることが好ましい。筒状体の内部空間が減圧されていることにより、採血管への採血が容易になる傾向にある。減圧は、採血量、栓による筒状体の内部空間の密封度に応じて適宜設定できる。
本発明では、無機リン酸等を含有する筒状体の内部空間の位置は、筒状体の上端よりも下端側であることが、採血した血液と接触することが容易であるため好ましい。
(無機リン酸、アデノシンリン酸)
筒状体の内部空間に無機リン酸等を含有させるためには、例えば上端の開口から溶液とした無機リン酸等を添加すればよく、その後に溶液中の溶媒を乾燥させれば、固体状の形態で筒状体の内部に含有させることができる。無機リン酸等は、取扱い性の観点から、水溶液とすることが好ましい。
無機リン酸等を添加する方法は、特に限定されず、例えば、水溶液とした無機リン酸等をスポイトで滴下することや、スプレー塗布装置によってスプレーすることが挙げられる。
本発明の無機リン酸及びその塩としては、リン酸、亜リン酸、次亜リン酸及びそれらの塩が挙げられ、リン酸、亜リン酸及び次亜リン酸が好ましく、リン酸がより好ましい。これらは1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
無機リン酸の塩としては、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩等が挙げられ、アルカリ金属塩が好ましく、ナトリウム塩がより好ましい。
無機リン酸又はその塩を含有する場合には、採取される血液1mLに対して、無機リン酸又はその塩を0.1〜50μLの範囲で含有することが好ましく、0.5〜20μLの範囲で含有することがより好ましく、1〜5μLの範囲で含有することがさらに好ましく、2.5〜5μLの範囲で含有することがよりさらに好ましい。
本発明のアデノシンリン酸及びその塩としては、ATP(Adenosine TriPhosphate)、ADP(Adenosine DiPhosphate)、AMP(Adenosine MonoPhosphate)及びこれらの塩が挙げられ、ATP及びその塩が好ましい。これらは1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
アデノシンリン酸の塩としては、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩等が挙げられ、アルカリ金属塩が好ましく、ナトリウム塩がより好ましい。
ATPの塩としては、二ナトリウム塩であることが好適である。
アデノシンリン酸又はその塩を含有する場合には、採取される血液1mLに対して、アデノシンリン酸又はその塩を0.1〜1000mgの範囲で含有することが好ましく、0.5〜200mgの範囲で含有することがより好ましく、1〜100mgの範囲で含有することがさらに好ましく、5〜50mgの範囲で含有することがよりさらに好ましく、10〜20mgの範囲で含有することがさらにより好ましく、12〜17mgの範囲で含有することが極めて好ましい。アデノシンリン酸又はその塩を0.1mg以上含有することにより、採血後の初期段階における血糖値の低下を確実に抑制することができる傾向にある。アデノシンリン酸又はその塩を1000mg以下含有することにより、血糖値の測定における誤差を抑制することができる傾向にある。
本発明の採血管は、無機リン酸又はその塩、及びアデノシンリン酸又はその塩を同時に含有してもよく、いずれかのみを含有してもよい。
採血管は、必要に応じて、無機リン酸等以外にも採血管に用いられる公知の成分を含有することができる。特に、解糖阻止剤として、無機リン酸等以外の解糖系を阻止する作用を有する物質(フッ化塩、D-マンノース、モノヨード酢酸等)を併用することにより、採血後における血糖値の低下をさらに抑制することや、採血後の初期段階以降(例えば、採血後4時間超〜24時間経過後)における血糖値の低下をも抑制することができる。これらは1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。特に、採血管は、フッ化塩をさらに含有することが好ましい。
フッ化塩としては、特に限定されないが、例えばフッ化ナトリウム及びフッ化カリウムが挙げられ、フッ化ナトリウムが好ましい。これらは1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
フッ化塩を含有する場合には、採取される血液1mLに対して、フッ化塩を0.2〜3.0mgの範囲で含有することが好ましく、1.0〜2.5mgの範囲で含有することがより好ましく1.5〜2.0mgの範囲で含有することがさらに好ましい。
採血管は、pH調整剤をさらに含有してもよい。例えば採血した血液中の赤血球の代謝を抑制するためにpH調整用酸をさらに含有してもよく、また例えば採血した血液の溶血(pHが4以下であると生じる場合がある。)を阻害するためにpH調整用酸をさらに含有してもよい。当然、赤血球の代謝や溶血が抑制されるpHの領域内にある場合には、pH調整剤をさらに含有せずともよい。
pH調整用酸としては、特に限定されないが、例えばエチレンジアミン四酢酸(EDTA)、クエン酸、コハク酸及びそれらの塩が挙げられ、EDTAの塩(ナトリウム塩、カリウム塩)が好ましく、クエン酸及びその塩がより好ましい。これらは1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
無機リン酸等を水溶液とする場合における水溶液は、溶血抑制等の血液成分の安定性の観点から、生理食塩水を用いた水溶液であることが好ましい。
(用途)
本発明の採血管は、血液中の血糖値及び/又はHbA1c(Hemoglobin A1c)を測定するために用いられ、採血後の初期段階(例えば、採血後4時間経過後)における血糖値の低下を抑制することのできる以外にも、HbA1cの変動も抑制することができる。また、血糖値の正誤差等の誤差が生じることも抑制し、優れた精度で測定可能である。
以下に示す実施例に基づき、本発明をさらに詳しく説明するが、これらの実施例は、特許請求の範囲に記載した本発明の範囲を制限するものではない。
参考例、実施例及び比較例に用いる採血管及び試薬は、下記のように準備した。なお、各採血管には、生理食塩水や自家製で調製した各種添加溶液(EDTA-2K、フッ化ナトリウム(NaF)、マンノース、3.2%クエン酸溶液、リン酸、モノヨード酢酸、ATP-2Na、NADH、アデノシン、グアノシン、シトシン、シチジン、ヒドロキシウレア、ADP-1K、AMP)を下記実験で示す種類及び量で添加し、それらの合計した溶液量が一定となるように設定し、血液の希釈率を一定条件に揃えた。また、血液の遠心操作は、特に断らない限りは3000rpm(1710g)で3分間遠心した。
採血管:血糖測定に用いられている積水メディカル株式会社のインセパック(登録商標)II血糖検査用採血管(453557: 12.7×75.6mm EDTA-2K+NaF)を使用した(以下、「血糖検査用採血管」という。)。
血清用採血管:積水メディカル株式会社のインセパック(登録商標)II-D高速凝固タイプ採血管(473470: 12.7×75.6mm 高速凝固促進剤・分離剤入り)を使用し、解糖が始まらないよう採血後5分以内に遠心を行い、その上清(血清)を用いることで解糖を行う血球と分離した。その血清を比較対照(測定機器自体の状態変化による血糖変動がないことを確認する指標)として使用した。
血算用採血管:ニプロ株式会社の血液学検査(EK)〈EDTA-2K〉用採血管(NP-EK0255-2: 12.8×75mm EDTA-2K顆粒)を使用し解糖阻止剤(無機リン酸、アデノシンリン酸、マンノース、クエン酸、モノヨード酢酸等の解糖系を阻止する作用を有する物質)を含まない場合の比較対照として使用した。
ヘパリン採血管:テルモ株式会社のベノジェクトII真空採血管 ヘパリン用採血管(VP-H050K: 13.2×78mm ヘパリンナトリウム)を使用し解糖阻止剤を含まない場合の比較対照として使用した。
自家製採血管:東洋器材科学株式会社のYSチューブ7号(14910)に自家製で調製した下記の各種添加溶液(EDTA-2K添加溶液、フッ化ナトリウム(NaF)添加溶液、マンノース添加溶液、クエン酸添加溶液、リン酸添加溶液、モノヨード酢酸添加溶液、ATP添加溶液)を下記実験で示す種類及び量で添加し、使用した。
EDTA-2K添加溶液:添加用として和光純薬工業 EDTA-2K (340-01511)を使用し、EDTA-2K 110mgを精製水1mLに添加した溶液を調製した。
マンノース添加溶液:添加用として和光純薬工業 D-マンノース (130-00872)を使用し、D-マンノース 110mgを精製水1mLに添加した溶液を調製した。
クエン酸添加溶液:武藤化学株式会社3.2%クエン酸溶液(86231)を使用した。
リン酸添加溶液:添加用として和光純薬工業 リン酸 (164-02176)を使用し、精製水で10倍に希釈に添加した溶液を調製した。
モノヨード酢酸添加溶液:添加用として和光純薬工業 ヨード酢酸 (91-00492)を使用し、モノヨード酢酸110mgを精製水1mLに添加した溶液を調製した。
ATP-2Na添加溶液:添加用としてオリエンタル酵母工業株式会社 アデノシン-5'-三りん酸二ナトリウム(309-50513)を使用し、ATP-2Na 250mgに対し精製水1mLに添加した溶液を調製した。
ADP-1K添加溶液:添加用として和光純薬工業 アデノシン 5'-二リン酸一カリウム (303-50751)を使用し、ADP-1K 50mgを精製水1mLに添加した溶液を調製した。
AMP添加溶液:添加用として和光純薬工業 アデノシン 5'-一リン酸(303-50491)を使用し、AMP 50mgを精製水1mLに添加した溶液を調製した。
NADH添加溶液:添加用として和光純薬工業 β-ジホスホピリジンヌクレオチド二ナトリウム (046-16231)を使用し、NADH 110mgを精製水1mLに添加した溶液を作成した。
アデノシン添加溶液:添加用として和光純薬工業 アデノシン (015-24591)を使用し、アデノシン 110mgを精製水1mLに添加した溶液を調製した。
グアノシン添加溶液:添加用として東京化学工業 グアノシン (015-12303)を使用し、グアノシン 110mgを精製水1mLに添加した溶液を調製した。
シトシン添加溶液:添加用として和光純薬工業 シトシン (015-12303)を使用し、シトシン 110mgを精製水1mLに添加した溶液を調製した。
シチジン添加溶液:添加用として和光純薬工業 シチジン (035-23231)を使用し、シチジン 110mgを精製水1mLに添加した溶液を調製した。
ヒドロキシウレア添加溶液:添加用として和光純薬工業 ヒドロキシ尿素 (085-06653)を使用し、ヒドロキシウレア 110mgを精製水1mLに添加した溶液を調製した。
実験方法
血糖の測定にはアークレイ株式会社 アダムス グルコース GA-1171を使用した。
血清に関しては採血後5分以内に遠心分離して、その上清(血清)を別のスピッツに移したものを検体として継時的に血糖値を測定した(解糖を行う血球は除去した血清を室温放置した。)。
血清以外の採血管に関しては、遠心分離して血球と上清(血漿)とを分け、分けた上清(血漿)を血糖値の測定に用いた。また測定後には速やかに上清(血漿)と血球との混和を行い、全血に戻してから採血管に添加し、室温に放置した。
[実験1]血糖検査用採血管の解糖阻止効果
以下、参考例1及び比較例1〜2における各採血管は、下記のように準備し、室温放置下での各経過時間における血糖値を測定した。
参考例1(血清用採血管):血清用採血管に生理食塩水200μLと全血2mLを添加し、血球を除去した血清を用いた
比較例1 (血算用採血管):血算用採血管に生理食塩水200μLと全血2mLを添加
比較例2 (ヘパリン採血管):ヘパリン採血管に生理食塩水200μLと全血2mLを添加
参考例1の血清に関しては採血後5分以内に遠心分離して、その上清(血清)を別のスピッツに移したものを検体として継時的に血糖値を測定した(解糖を行う血球は除去した血清を室温放置した。)。
比較例1〜2は血糖値の測定後は速やかに混和を行い上清(血漿)と血球層を混ぜ全血に戻してから採血管に添加し、室温に放置した。
実験1 結果
血糖値 単位mg/dL
血球を除去した解糖が起こらない状態(参考例1)では血糖測定値の変動はなく、測定装置自体による血糖値変動も認められなかった。
解糖阻止剤の入っていない比較例1〜2の採血管では血糖値は継時的に減少し、明らかに解糖が進んでいることが確認された。
[実験2]解糖阻止効果が従来報告されている物質の検証
以下、比較例3〜13における各採血管は、下記のように準備し、室温放置下での各経過時間における血糖値を測定した。
参考例2(血清用採血管):血清用採血管に生理食塩水200μLと全血2mLを添加し、血球を除去した血清を用いた
比較例3 (血糖検査用採血管):血糖検査用採血管に生理食塩水200μLと全血2mLを添加
比較例4 (自家製採血管):自家製採血管に生理食塩水180μL、EDTA-2K添加溶液20μLおよび全血2mLを添加
比較例5 (マンノース2.2mg):自家製採血管に生理食塩水160μL、マンノース添加溶液20μL、EDTA-2K添加溶液20μLおよび全血2mLを添加
比較例6 (マンノース4.4mg):自家製採血管に生理食塩水140μL、マンノース添加溶液40μL、EDTA-2K添加溶液20μLおよび全血2mLを添加
比較例7 (マンノース6.6mg):自家製採血管に生理食塩水120μL、マンノース添加溶液60μL、EDTA-2K添加溶液20μLおよび全血2mLを添加
比較例8 (マンノース8.8mg):自家製採血管に生理食塩水100μL、マンノース添加溶液80μL、EDTA-2K添加溶液20μLおよび全血2mLを添加
比較例9 (マンノース11mg):自家製採血管に生理食塩水80μL、マンノース添加溶液100μL、EDTA-2K添加溶液20μLおよび全血2mLを添加
比較例10 (モノヨード酢酸11mg):自家製採血管に生理食塩水80μL、モノヨード酢酸添加溶液100μL、EDTA-2K添加溶液20μLおよび全血2mLを添加
比較例11 (モノヨード酢酸16.5mg):自家製採血管にモノヨード酢酸添加溶液150μL、EDTA-2K添加溶液20μLおよび全血2mLを添加
比較例12 (クエン酸2.56mg):自家製採血管に生理食塩水100μL、クエン酸添加溶液80μL、EDTA-2K添加溶液20μLおよび全血2mLを添加
比較例13 (クエン酸5.12mg):自家製採血管に生理食塩水20μL、クエン酸添加溶液160μL 、EDTA-2K添加溶液20μLおよび全血2mLを添加
実験2結果
血糖値 単位mg/dL
自家製採血管は血算用採血管と同様な成績を示した。
解糖阻止剤D-マンノースは添加量に従い血糖値に正誤差が認められ、さらに継時的な血糖値の低下も確認された(比較例5〜9)。ここで、「正誤差」とは、血糖値が真の値よりも大きい値として測定されることを意味する。例えば本実験における採血直後(経過時間0時間)の真の値が112 mg/dLであるとすれば、D-マンノースの添加量が大きい比較例7〜9における採血直後の測定値は+4 mg/dLの誤差を確認できる。
モノヨード酢酸は激しい溶血が確認され、モノヨード酢酸による酸性化の影響から血球の破壊が確認された。また、解糖阻止効果も血糖検査用採血管とほぼ同等であった。
クエン酸添加の採血管(比較例12〜13)において溶血は認められなかったが、解糖阻止効果も認められなかった。
[実験3]核酸類似物質添加効果
以下、参考例3〜9における各採血管は、下記のように準備し、室温放置下での各経過時間における血糖値を測定した。
参考例3 (血算用採血管):血算用採血管に生理食塩水200μLと全血2mLを添加
参考例4 (NADH):血算用採血管に生理食塩水180μL、NADH添加溶液20μLおよび全血2mLを添加
参考例5 (アデノシン):血算用採血管に生理食塩水180μL、アデノシン添加溶液20μLおよび全血2mLを添加
参考例6 (グアノシン):血算用採血管に生理食塩水180μL、グアノシン添加溶液20μLおよび全血2mLを添加
参考例7 (シトシン):血算用採血管に生理食塩水180μL、シトシン添加溶液20μLおよび全血2mLを添加
参考例8 (シチジン):血算用採血管に生理食塩水180μL、シチジン添加溶液20μLおよび全血2mLを添加
参考例9 (ヒドロキシウレア):血算用採血管に生理食塩水180μL、ヒドロキシウレア添加溶液20μLおよび全血2mLを添加
実験3結果
血糖値 単位mg/dL
実験3では優れた解糖阻止効果を示す物質はなかった。
[実験4]リン酸添加効果
以下、比較例14及び実施例1〜3における各採血管は、下記のように準備し、室温放置下での各経過時間における血糖値を測定した。
比較例14 (血糖検査用採血管):血糖検査用採血管に生理食塩水200μLと全血2mLを添加
実施例1 (リン酸4μL):血糖検査用採血管に生理食塩水160μL、リン酸添加溶液(10倍したリン酸)40μLおよび全血2mLを添加
実施例2 (リン酸6μL):血糖検査用採血管に生理食塩水140μL、リン酸添加溶液(10倍したリン酸)60μLおよび全血2mLを添加
実施例3 (リン酸8μL):血糖検査用採血管に生理食塩水160μL、リン酸添加溶液(10倍したリン酸)80μLおよび全血2mLを添加
実験4結果
血糖値 単位mg/dL
リン酸の添加量に従って解糖阻止効果の増強を認めたが、実施例3ではわずかに溶血が確認された。
[実験5]ATP-2Na、リン酸+EDTA-2Kの増量効果
以下、比較例15及び実施例4〜9における各採血管は、下記のように準備し、室温放置下での各経過時間における血糖値を測定した。
比較例15 (血糖検査用採血管):血糖検査用採血管に生理食塩水200μLと全血2mLを添加
実施例4 (リン酸2μL, EDTA-2K ):血糖検査用採血管に生理食塩水140μL、リン酸添加溶液(10倍したリン酸)20μL、EDTA-2K添加溶液40μLおよび全血2mLを添加
実施例5 (リン酸4μL, EDTA-2K ):血糖検査用採血管に生理食塩水120μL、リン酸添加溶液(10倍したリン酸)40μL、EDTA-2K添加溶液40μLおよび全血2mLを添加
実施例6 (リン酸6μL, EDTA-2K ):血糖検査用採血管に生理食塩水100μL、リン酸添加溶液(10倍したリン酸)60μL、EDTA-2K添加溶液40μLおよび全血2mLを添加
実施例7 (リン酸8μL, EDTA-2K ):血糖検査用採血管に生理食塩水80μL、リン酸添加溶液(10倍したリン酸)80μL、EDTA-2K添加溶液40μLおよび全血2mLを添加
実施例8 (ATP-2Na 12.5mg):血糖検査用採血管に生理食塩水150μL、ATP-2Na添加溶液50μLおよび全血2mLを添加
実施例9 (ATP-2Na 25mg):血糖検査用採血管に生理食塩水100μL、ATP-2Na添加溶液100μLおよび全血2mLを添加
実験5結果
血糖値 単位mg/dL
リン酸にEDTA-2Kを増量しても解糖阻止効果は増強しなかったが、EDTA-2K添加により溶血を抑える効果が確認された。
ATP-2Naは濃度依存的に解糖阻止効果が見られた上に溶血も認めなかった。
[実験6]ATP-2Naの増量効果
以下、実施例10〜13における各採血管は、下記のように準備し、室温放置下での各経過時間における血糖値を測定した。
実施例10 (ATP-2Na 25mg):血糖検査用採血管に生理食塩水100μL、ATP-2Na添加溶液100μLおよび全血2mLを添加
実施例11 (ATP-2Na 31.25mg):血糖検査用採血管に生理食塩水75μL、ATP-2Na添加溶液125μLおよび全血2mLを添加
実施例12 (ATP-2Na 37.5mg):血糖検査用採血管に生理食塩水50μL、ATP-2Na添加溶液150μLおよび全血2mLを添加
実施例13 (ATP-2Na 50mg):血糖検査用採血管にATP-2Na添加溶液200μLおよび全血2mLを添加
実験6結果
血糖値 単位mg/dl
血糖検査用採血管にATP-2Naを添加してもほとんど溶血は認めなかった。また、その解糖阻止効果は2mL血液に対して、ATP-2Na 25mg(250mg/mLのATP-2Naを100μL)以上添加することで、24時間までの解糖阻止効果が確認された(若干の測定値変動については測定装置自体の性能の変動幅としての目安である3%の範囲内であった。)。
[実験7]ATP-2Na、ADP-1K、AMP添加効果
以下、比較例16〜17及び実施例14〜19における各採血管は、下記のように準備し、室温放置下での各経過時間における血糖値を測定した。
比較例16 (血算検査用採血管):血算検査用採血管に生理食塩水200μLおよび全血2mLを添加
実施例14 (AMP 10mg):血算検査用採血管にAMP添加溶液200μLおよび全血2mLを添加
実施例15 (ADP-1K 10mg):血算検査用採血管にADP-1K添加溶液200μLおよび全血2mLを添加
実施例16 (ATP-2Na 50mg):血算検査用採血管にATP-2Na添加溶液200μLおよび全血2mLを添加
比較例17 (血算検査用採血管):血糖検査用採血管に生理食塩水200μLおよび全血2mLを添加
実施例17 (AMP 10mg):血糖検査用採血管にAMP添加溶液200μLおよび全血2mLを添加
実施例18 (ADP-1K 10mg):血糖検査用採血管にADP-1K添加溶液200μLおよび全血2mLを添加
実施例19 (ATP-2Na 50mg):血糖検査用採血管にATP-2Na添加溶液200μLおよび全血2mLを添加
実験7 結果
血糖値 単位mg/dl
ATP-2Na、ADP-1K、及びAMPのいずれにも解糖阻止効果が確認できた。
解糖阻止の効力はATP-2Na、ADP-1K、AMPの順で強かった。
血糖用採血管に含まれるフッ化ナトリウムの存在下では、よりATP-2Na、ADP-1K、AMPの解糖阻止効果が強くなることが確認された。
溶血はいずれの採血管(比較例16〜17、実施例14〜19)においても少なくとも8時間後までは認めなかった。
8時間以降は従来からの血糖測定に用いられている血糖用採血管(比較例17、実施例17〜19)でわずかに確認されたが、比較例17の採血管と比べATP-2Na、ADP-1K、AMPの添加された採血管における溶血は軽減されていた。特にATP-2Na添加(実施例19)では12時間まで溶血は起こらなかった。
24時間後に測定したHbA1cはいずれの採血管でも正常の範囲であり、対照と比較したパターン上の差も認められなかった。
[実験8]リン酸及びATP-2Na添加におけるHbA1c測定への影響確認
以下、比較例18〜19及び実施例20〜23における各採血管は、下記のように準備し、室温放置下での各経過時間におけるHbA1cを測定した。
比較例18 (血糖検査用採血管):血糖検査用採血管に全血2mLを添加
比較例19 (血糖検査用採血管):血糖検査用採血管に生理食塩水200μLと全血2mLを添加
実施例20 (リン酸2μL):血糖検査用採血管に生理食塩水100μL、リン酸添加溶液(10倍したリン酸)20μL、EDTA-2K添加溶液80μLおよび全血2mLを添加
実施例21 (リン酸4μL):血糖検査用採血管に生理食塩水100μL、リン酸添加溶液(10倍したリン酸)40μL、EDTA-2K添加溶液60μLおよび全血2mLを添加
実施例22 (ATP-2Na 25mg):血糖検査用採血管に生理食塩水100μL、ATP-2Na添加溶液100μLおよび全血2mLを添加
実施例23 (ATP-2Na 50mg):血糖検査用採血管にATP-2Na添加溶液200μLおよび全血2mLを添加
上記の比較例18〜19及び実施例20〜23の採血管中の検体を東ソー株式会社 自動グリコヘモグロビン分析計 HLC-723G9にてHbA1cを測定した。結果を下記にまとめた。
実験8 結果
HbA1c 測定値 (%)
24時間後まで、いずれの検体でもそのパターン上の変化は認められなかった(表8)。
リン酸及びATP-2Naの添加は従来の採血管と比較して溶血を認めず、24時間までの放置後でもパターンや測定値への影響は認められなかった。

Claims (6)

  1. 開口を有する上端と有底を有する下端とを長手方向に有する筒状体と、
    前記上端の開口を塞ぐ栓と、を備え、
    前記筒状体の内部空間に、無機リン酸及びアデノシンリン酸並びにこれらの塩からなる群より選択される1種以上を含有する、血液中の血糖値及び/又はHbA1cを測定するための採血管。
  2. 無機リン酸としてリン酸を含有する、請求項1に記載の採血管。
  3. 採取される血液1mLに対して、無機リン酸を1〜5μLの範囲で含有する、請求項1又は2に記載の採血管。
  4. ATP、ADP、及びAMP並びにこれらの塩からなる群より選択される1種以上のアデノシンリン酸を含有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の採血管。
  5. 採取される血液1mLに対して、アデノシンリン酸又はその塩を1〜100mgの範囲で含有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の採血管。
  6. フッ化塩をさらに含有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の採血管。
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