JP2019002663A - プレート式熱交換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱交換の効率を高めるとともに、受熱側水路での受熱側流体の突沸を防止して受熱側流体の温度を確実にコントロールできるプレート式熱交換器を提供する。【解決手段】一つの板状本体部2の内部に、板状本体部2の厚さ方向に伝熱体にて交互に隔離され、伝熱体を介して熱交換を行う受熱側水路3及び放熱側ガス通路4からなる熱交換部5が形成されたプレート式熱交換器1において、熱交換部5は、板状本体部2の一側面から他側面まで連通され、板状本体部2の厚さ方向に隔離されて配設される放熱側ガス通路4に対して、放熱側ガス通路4の出口側に形成され、受熱側水路3が板状本体部2の厚さ方向に並列に接続されて配設される潜熱回収部50と、放熱側ガス通路4の入口側に形成され、受熱側水路3が板状本体部2の厚さ方向に直列に接続されて配設される顕熱回収部51と、を有してなる。【選択図】図2

Description

本発明は、プレート式熱交換器の技術に関し、より詳細には、一つの板状本体部の内部に、前記板状本体部の厚さ方向に伝熱体にて交互に隔離され、該伝熱体を介して熱交換を行う受熱側水路及び放熱側ガス通路からなる熱交換部が形成されたプレート式熱交換器に関する。
従来、特許文献1又は特許文献2に開示されるように、一つの板状本体部の内部に、板状本体部の厚さ方向に伝熱体にて交互に隔離され、伝熱体を介して熱交換を行う受熱側水路及び放熱側ガス通路からなる熱交換部が形成されたプレート式熱交換器の構成が公知である。この種のプレート式熱交換器は、伝熱部を介して高温ガス(放熱側流体)と低温水(受熱側流体)とで間接的に熱のやり取りを行うものであり、熱交換の効率が高く小型化が容易であるため、例えば、ヒートポンプユニットと貯湯ユニットを組み合わせた家庭用ヒートポンプ給湯機やコンデンシング型給湯器等の水熱交換器等に好適に用いられている。
通常、家庭用ヒートポンプ給湯機やコンデンシング型給湯器等は、ヒートポンプユニットに配設された気液熱交換器(プレート式熱交換器)にて高温ガス(放熱側流体)と低温水(受熱側流体)とを熱交換して60℃〜65℃の温水とし、これを一時的に貯湯ユニットの貯湯槽に貯めておき、使用時に市水と混合させることで40℃前後の適温水として給湯する仕組みである。最近では、貯湯ユニット(貯湯槽)を小型化するために、貯湯槽中に80℃〜90℃の高温水を貯めておくようにしたものも散見されるようになっている。
しかしながら、上述した特許文献1又は特許文献2に開示される従来のプレート式熱交換器では、マニホールド(ノズル)を介して放熱側ガス通路及び受熱側水路に放熱側流体及び受熱側流体がそれぞれ配流され、同様に熱交換された各流体がマニホールドを介してそれぞれ混合された後に排出されるように構成されているため、気液熱交換器として80℃〜90℃の高温水を得ようとすると、受熱側水路内で突沸が生じ、受熱側水路の出口(マニホールド)で昇温水と蒸気とが混合される結果、得られる高温水の温度コントロールが困難であるという問題があった。また、受熱側水路内の突沸により、受熱側水路の突沸箇所や受熱側水路の出口付近にてスケールが堆積して、腐食が生じてしまう問題もあった。
すなわち、従来のプレート式熱交換器の構造では、放熱側流体がマニホールドに貯められてから板状本体部の厚さ方向に配設された放熱側ガス通路のそれぞれに配流される際に、各放熱側ガス通路に均等ではなく中央箇所に集中して配流されるため、受熱側水路の中央箇所とその他の箇所で温度差が生じる。したがって、80℃〜90℃の高温水を得ようとすると、受熱側水路の中央箇所で受熱側流体が沸騰して蒸気となってしまい、かかる蒸気と受熱側水路の他の箇所のそれ程昇温していない受熱側流体とが受熱側水路の出口(マニホールド)で混合されて排出されることから、得られる高温水の温度コントロールができないという問題があった。
特開2004−108690号公報 特開2004−183916号公報
そこで、本発明では、プレート式熱交換器に関し、前記従来の課題を解決するもので、熱交換の効率を高めるとともに、受熱側水路での受熱側流体の突沸を防止して高温流体の温度を確実にコントロールできるプレート式熱交換器を提供することを目的とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
すなわち、請求項1においては、一つの板状本体部の内部に、前記板状本体部の厚さ方向に伝熱体にて交互に隔離され、該伝熱体を介して熱交換を行う受熱側水路及び放熱側ガス通路からなる熱交換部が形成されたプレート式熱交換器において、前記熱交換部は、前記板状本体部の一側面から他側面まで連通され、前記板状本体部の厚さ方向に隔離されて配設される前記放熱側ガス通路に対して、前記放熱側ガス通路の出口側に形成され、前記受熱側水路が前記板状本体部の厚さ方向に並列に接続されて配設される潜熱回収部と、前記放熱側ガス通路の入口側に形成され、前記受熱側水路が前記板状本体部の厚さ方向に直列に接続されて配設される顕熱回収部と、を有してなるものである。
請求項2においては、前記潜熱回収部は、前記受熱側水路が前記板状本体部の内部に厚さ方向に沿って同一軸心上に貫設される流体連結通路を介して連結されるものである。
請求項3においては、前記潜熱回収部は、前記受熱側水路が放熱側流体の流れ方向に対して同一平面上で直交する方向に向けて折り返し交差する連続ジグザグ状に形成されるものである。
請求項4においては、前記顕熱回収部は、前記受熱側水路が前記板状本体部の内部に放熱側流体の流れ方向に沿って形成される長孔状の流体連結通路を介して連結されるものである。
請求項5においては、前記顕熱回収部は、前記受熱側水路が放熱側流体の流れ方向に対して同一平面上で直交する一方向に向けて形成されるものである。
請求項6においては、前記板状本体部は、一つの平面に前記受熱側水路の出入口が開口されるものである。
本発明の効果として、熱交換の効率を高めるとともに、受熱側水路での受熱側流体の突沸を防止して高温流体の温度を確実にコントロールできる。
本発明の一実施例に係るプレート式熱交換器の全体的な構成を示した斜視図である。 同じく図1のプレート式熱交換器の平面図である。 板状本体部の分解斜視図である。 板状本体部の正面図である。 側板の平面図である。 流路形成板及び流路形成ユニットの平面図である。 流路形成板及び流路形成ユニットの平面図である。 流路形成板、スペーサ及び流路形成ユニットの平面図である。 流路形成板、スペーサ及び流路形成ユニットの平面図である。 流路形成板、スペーサ及び流路形成ユニットの平面図である。 伝熱体の平面図である。 伝熱体の平面図である。 潜熱回収部を構成する受熱側水路を示した板状本体部の分解斜視図である。 顕熱回収部を構成する受熱側水路を示した板状本体部の分解斜視図である。
次に、発明の実施の形態を説明する。なお、以下の実施例においては、図2の矢印X方向をプレート式熱交換器の上下方向とし、図2の矢印Y方向をプレート式熱交換器の左右方向とする。
まず、本実施例のプレート式熱交換器1の全体構成について、以下に概説する。
図1乃至図3に示すように、本実施例のプレート式熱交換器1は、一例として、高温ガス(放熱側流体)と低温水(受熱側流体)とを熱交換する家庭用ヒートポンプ給湯機の気液熱交換器として構成されており、具体的には、一つの板状本体部2の内部に、板状本体部2の厚さ方向に伝熱体にて交互に隔離され、伝熱体を介して熱交換を行う受熱側水路3及び放熱側ガス通路4からなる熱交換部5が形成されている。
板状本体部2は、平面視長方形状の直方体として形成され、板状本体部2の表面には、受熱側水路3の受熱側流体入口2a及び受熱側流体出口2bが開口され、受熱側流体入口2a及び受熱側流体出口2bに連通されるノズル6・6がそれぞれ突設されている。また、板状本体部2の上方の一側面には、放熱側ガス通路4の放熱側流体入口2cが開口され、放熱側流体入口2cに連通されるマニホールド7が配設されており、他方、板状本体部2の下方の他側面には、放熱側ガス通路4の放熱側流体出口2dが開口され、流体出口2dに連通されるマニホールド8が配設されている。
受熱側水路3は、板状本体部2の内部に形成され、受熱側流体入口2aから受熱側流体出口2bに至るまでに、板状本体部2の厚さ方向に沿って同一軸心上に貫設される流体連結通路3a・3bを介して連結され、板状本体部2の厚さ方向に並列に接続されて配設されるとともに、放熱側流体の流れ方向に沿って形成される長孔状の流体連結通路3c・3d・3eを介して連結され、板状本体部2の厚さ方向に直列に接続されて配設されている(図3等参照)。放熱側ガス通路4は、板状本体部2の内部に形成され、板状本体部2の一側面から他側面まで上下方向に連通され、本実施例では、板状本体部2の厚さ方向に4段に隔離されて配設されている(図4等参照)。
熱交換部5は、放熱側流体出口2dの側で受熱側水路3が並列に接続されて配設される箇所にて潜熱回収部50が形成され、放熱側流体入口2cの側で受熱側水路3が直列に接続されて配設される箇所にて顕熱回収部51が形成されている。この熱交換部5の詳細は後述する(図2、図13及び図14等参照)。
次に、板状本体部2の構成について、以下に詳述する。
図3及び図4に示すように、板状本体部2は、側板20・21と、受熱側水路3を形成する流路形成ユニット30・31と、放熱側ガス通路4を形成する流路形成ユニット40・41・42と、流路形成ユニット30・31及び流路形成ユニット40・41・42の間に挟み込まれる伝熱板52・53・54・55・56等とから形成され、側板20・21、流路形成ユニット30・31・32、流路形成ユニット40・41・42、及び伝熱板52・53・54・55・56が相互に接合された一つの接合体として構成されている。
本実施例のプレート式熱交換器1では、表面側から側板20→流路形成ユニット30→伝熱板52→流路形成ユニット40→伝熱板53→流路形成ユニット31→伝熱板54→流路形成ユニット41→伝熱板55→流路形成ユニット30→伝熱板52→流路形成ユニット40→伝熱板53→流路形成ユニット31→伝熱板54→流路形成ユニット42→伝熱板56→流路形成ユニット30→側板21の順序に配置され、拡散接合やニッケルペーストによる接合など公知の方法により各素材が接合されることで、板状本体部2が形成されている(図3及び図4参照)。
図5に示すように、側板20は、厚みが均一で平滑な略長方形状のフレーム体20aとして形成され、接合体とされた状態で板状本体部2の前面を構成し、プレス加工等により上述した受熱側水路3の受熱側流体入口2a及び受熱側流体出口2bが穿設されている(図5(a))。他方、側板21は、厚みが均一で平滑な略長方形状のフレーム体21aとして形成され、接合体とされた状態で板状本体部2の後面を構成する(図5(b))。
流路形成ユニット30・31及び流路形成ユニット40・41・42は、複数の流路形成板等が重ね合わされたユニット体として形成されており、具体的には、流路形成ユニット30・31は、流路形成板32・33・34・35のうち2種が選択されてそれぞれが組み合わされて形成され、流路形成ユニット40・41・42は、流路形成板43・44・45及びスペーサ46・47・48のうち2種が選択されてそれぞれが組み合わされて形成されている。
図6に示すように、流路形成ユニット30は、複数の流路形成板32・33がそれぞれ重ね合わされた状態で形成されている。
流路形成板32は、厚みが均一で平滑な略長方形状のフレーム体32aとして形成され、プレス加工等により内部に受熱側流路形成リブ32b・32c及び受熱側流体孔32d・32e・32f・32g等が形成されている(図6(a))。受熱側流路形成リブ32b・32cは、略「く」の字形に曲がる多数のリブが等間隔に杉綾模様のように連続されることで形成されており、これらのリブの両端及び隣接するリブが相互に閉じられて不連続、又はリブの一旦及び隣接するリブが相互に閉開放されて連続となるように形成されている。
受熱側流路形成リブ32bは、平面視で放熱側流体の流れ方向(図6において紙面左右向)に対して同一平面上で直交する方向(図6において紙面上下方向)に向けて折り返し交差する連続ジグザグ状に形成され、受熱側流路形成リブ32bの両端には、断面円形の受熱側流体孔32d・32eが形成されている。受熱側流体孔32d・32eは、流路形成板32が接合体とされた状態で板状本体部2の内部に厚さ方向に沿って貫設される流体連結通路3a・3bを構成する(図6(c))。
受熱側流路形成リブ32cは、平面視で放熱側流体の流れ方向(図6において紙面左右向)に対して同一平面上で直交する一方向(図6において紙面上下方向)に向けて形成され、受熱側流路形成リブ32bの両端には、断面円形の受熱側流体孔32f・32gが形成されている。受熱側流体孔32f・32gは、流路形成板32が接合体とされた状態で板状本体部2の内部に放熱側流体の流れ方向に沿って形成される流体連結通路3c等と連通される。
流路形成板33は、厚みが均一で平滑な略長方形状のフレーム体33aとして形成され、プレス加工等により内部に受熱側流路形成リブ33b・33c及び受熱側流体孔33d・33e・33f・33g等が形成されている(図6(b))。受熱側流路形成リブ33b・33cのパターンは、上述した流路形成板32の受熱側流路形成リブ32b・32cのパターンに対して幅方向にほぼ反転したように形成されている。また、受熱側流路形成リブ33bの両端に形成される受熱側流体孔33d・33e及び受熱側流路形成リブ33cの両端に形成される受熱側流体孔33f・33gは、平面視において流路形成板32の受熱側流体孔32d・32e及び受熱側流体孔32f・32gと重なる位置に形成されている。
流路形成ユニット30では、複数の流路形成板32及び流路形成板33をそれぞれ重ね合わせて密着させると、受熱側流路形成リブ32b・33b及び受熱側流路形成リブ32c・33cが交差することにより、板状本体部2の厚さ方向に空隙が生じて流体の流通が許容されるように構成されている(図6(c))。すなわち、流路形成ユニット30の受熱側水路3は、このような空隙が受熱側流体孔32d・33dから受熱側流体孔32e・33eまで連通するようなパターンが選択され、同様に空隙が受熱側流体孔32f・33fから受熱側流体孔32g・33gまで連通するようなパターンが選択されて構成されている。
流路形成ユニット30においては、流体連結通路3aとしての受熱側流体孔32d・33dより流入した受熱側流体が受熱側流路形成リブ32b・33bの空隙に形成された受熱側水路3を通って流体連結通路3bとしての受熱側流体孔32e・33eから排出され、他方、受熱側流体孔32f・33fより流入した受熱側流体が受熱側流路形成リブ32c・33cの空隙に形成された受熱側水路3を通って受熱側流体孔32g・33gから排出される(図6(c))。
図7に示すように、流路形成ユニット31は、複数の流路形成板34・35がそれぞれ重ね合わされた状態で形成されている。
流路形成板34は、厚みが均一で平滑な略長方形状のフレーム体34aとして形成され、上述した流路形成板32と同様に、略同形状の受熱側流路形成リブ34b・34c及び受熱側流体孔34d・34e・34f・34g等が形成されているが、受熱側流路形成リブ34cにおいては、流路形成板32の受熱側流路形成リブ32cに対して鏡像関係、すなわち、紙面において180度回転させるようにしてパターンや受熱側流体孔34f・34gが配置形成されている(図7(a))。
流路形成板35は、厚みが均一で平滑な略長方形状のフレーム体35aとして形成され、上述した流路形成板33と同様に、略同形状の受熱側流路形成リブ35b・35c及び受熱側流体孔35d・35e・35f・35gが形成されているが、受熱側流路形成リブ34cにおいては、流路形成板33の受熱側流路形成リブ33cに対して鏡像関係、すなわち、紙面において180度回転させるようにしてリブのパターンや受熱側流体孔35f・35gが配置形成されている(図7(b))。
流路形成ユニット31においても、複数の流路形成板32及び流路形成板33をそれぞれ重ね合わせて密着させることで、受熱側水路3としては、受熱側流体孔34d・35dから受熱側流体孔34e・35eまで連通するようなパターンが選択され、同様に空隙が受熱側流体孔34f・35fから受熱側流体孔34g・35gまで連通するようなパターンが選択されて構成されている。そのため、流体連結通路3aとしての受熱側流体孔34d・35dより流入した受熱側流体が受熱側流路形成リブ34b・35bの空隙に形成された受熱側水路3を通って流体連結通路3bとしての受熱側流体孔34e・35eから排出され、受熱側流体孔34f・35fより流入した受熱側流体が受熱側流路形成リブ34c・35cの空隙に形成された受熱側水路3を通って受熱側流体孔34g・35gから排出される(図7(c))。
図8に示すように、流路形成ユニット40は、流路形成板43及び複数のスペーサ46が重ね合わされた状態で形成されている。
流路形成板43は、厚みが均一で平滑な略長方形状のフレーム体43aとして形成され、プレス加工等により内部に伝熱フィン43b及び受熱側流体孔43d・43e・43f等が形成されている(図8(a))。伝熱フィン43bは、フレーム体43aの一部が鉛直上方に屈曲されることで立設され、複数の伝熱フィン43b・43b・・・が平面視で放熱側流体の流れ方向(図8において紙面左右向)に対して略直角に対向するように配列されている。このように伝熱フィン43bが配設されることで、流路形成ユニット40にて形成される放熱側ガス通路4の流れを乱して伝熱特性を向上させることができる。
受熱側流体孔43d・43eは、断面円形状に形成され、流路形成板43が接合体とされた状態で板状本体部2の内部に厚さ方向に沿って貫設される流体連結通路3a・3bを構成する(図8(c))。また、受熱側流体孔43fは、平面視長孔状に形成され、流路形成板43が接合体とされた状態で板状本体部2の内部に放熱側流体の流れ方向に沿って形成される流体連結通路3cを構成する(図8(c))。
スペーサ46は、厚みが均一で平滑な略長板状の左右一対のフレーム体46a・46bとして形成され、プレス加工等により内部に受熱側流体孔46d・46e・46f等が形成されている(図8(b))。フレーム体46a・46bは、所定間隔を空けて対向するように配置され、スペーサ46が接合体とされた状態で、離間に放熱側ガス通路4が形成されるとともに、上述した流路形成板43の伝熱フィン43bが立設可能なように必要な枚数のスペーサ46が重ね合わされる。
受熱側流体孔46d・46eは、断面円形状に形成され、スペーサ46が接合体とされた状態で板状本体部2の内部に厚さ方向に沿って貫設される流体連結通路3a・3bを構成する(図8(c))。また、受熱側流体孔46fは、平面視長孔状に形成され、スペーサ46が接合体とされた状態で板状本体部2の内部に放熱側流体の流れ方向に沿って形成される流体連結通路3cを構成する(図8(b))。
流路形成ユニット40では、流路形成板43及び複数のスペーサ46をそれぞれ重ね合わせて密着させると、スペーサ46の離間に板状本体部2の厚さ方向に空隙が生じて流体の流通が許容され、板状本体部2の一側面の放熱側流体入口2cより流入した放熱側流体がスペーサ46の離間であって板状本体部2の厚さ方向に空隙に形成された放熱側ガス通路4を通って他側面の放熱側流体出口2dから排出される。また、流路形成ユニット40においては、流体連結通路3aとしての受熱側流体孔43d・46d、流体連結通路3bとしての受熱側流体孔43e・46e、及び流体連結通路3cとしての受熱側流体孔43f・46fを通って受熱側流体が流通される(図8(c))。
図9に示すように、流路形成ユニット41は、流路形成板44及び複数のスペーサ47が重ね合わされた状態で形成されている。
流路形成板44は、厚みが均一で平滑な略長方形状のフレーム体44aとして形成され、上述した流路形成板43と同様に、プレス加工等により内部に伝熱フィン44b及び受熱側流体孔44d・44e・44f等が形成されている(図9(a))。そして、受熱側流体孔44d・44eは、流路形成板44が接合体とされた状態で板状本体部2の内部に厚さ方向に沿って貫設される流体連結通路3a・3bを構成し、受熱側流体孔44fは、流路形成板43が接合体とされた状態で板状本体部2の内部に放熱側流体の流れ方向に沿って形成される流体連結通路3dを構成する(図9(c))。
スペーサ47は、厚みが均一で平滑な略長板状の左右一対のフレーム体47a・47bとして形成され、上述したスペーサ46と同様に、プレス加工等により内部に受熱側流体孔47d・47e・47f等が形成されている(図9(b))。そして、受熱側流体孔47d・47eは、スペーサ47が接合体とされた状態で板状本体部2の内部に厚さ方向に沿って貫設される流体連結通路3a・3bを構成し、受熱側流体孔47fは、スペーサ47が接合体とされた状態で板状本体部2の内部に放熱側流体の流れ方向に沿って形成される流体連結通路3dを構成する(図9(c))。
流路形成ユニット41では、流路形成板44及び複数のスペーサ47をそれぞれ重ね合わせて密着させると、スペーサ47の離間に板状本体部2の厚さ方向に空隙が生じて流体の流通が許容され、板状本体部2の一側面の放熱側流体入口2cより流入した放熱側流体がスペーサ47の離間であって板状本体部2の厚さ方向に空隙に形成された放熱側ガス通路4を通って他側面の放熱側流体出口2dから排出される。また、流路形成ユニット41においては、流体連結通路3aとしての受熱側流体孔44d・47d、流体連結通路3bとしての受熱側流体孔44e・47e、及び流体連結通路3dとしての受熱側流体孔44f・47fを通って受熱側流体が流通される(図9(c))。
図10に示すように、流路形成ユニット42は、流路形成板45及び複数のスペーサ48が重ね合わされた状態で形成されている。
流路形成板45は、厚みが均一で平滑な略長方形状のフレーム体45aとして形成され、上述した流路形成板43と同様に、プレス加工等により内部に伝熱フィン45b及び受熱側流体孔45d・45f・45g等が形成されている(図10(a))。受熱側流体孔45dは、流路形成板45が接合体とされた状態で板状本体部2の内部に厚さ方向に沿って貫設される流体連結通路3aを構成し、受熱側流体孔45fは、流路形成板45が接合体とされた状態で板状本体部2の内部に放熱側流体の流れ方向に沿って形成される流体連結通路3eを構成する(図10(c))。
また、受熱側流体孔45gは、平面視長孔状に形成され、流路形成板45が接合体とされた状態で板状本体部2の内部に放熱側流体の流れ方向(図10において紙面左右向)に沿って形成される接続切換通路3fを構成する。接続切換通路3fは、受熱側水路3において、潜熱回収部50で並列に接続された通路を顕熱回収部51にて直列に接続するための切換通路として形成され、流体連結通路3bの一部としても構成される。
スペーサ48は、厚みが均一で平滑な略長板状の左右一対のフレーム体48a・48bとして形成され、上述したスペーサ46と同様に、プレス加工等により内部に受熱側流体孔48d・48f・48g等が形成されている(図10(b))。そして、受熱側流体孔48dは、スペーサ48が接合体とされた状態で板状本体部2の内部に厚さ方向に沿って貫設される流体連結通路3aを構成し、受熱側流体孔48fは、スペーサ48が接合体とされた状態で板状本体部2の内部に放熱側流体の流れ方向に沿って形成される流体連結通路3eを構成し、受熱側流体孔48gは、スペーサ48が接合体とされた状態で上述した接続切換通路3fを構成する(図10(c))。
流路形成ユニット42では、流路形成板45及び複数のスペーサ48をそれぞれ重ね合わせて密着させると、スペーサ48の離間に板状本体部2の厚さ方向に空隙が生じて流体の流通が許容され、板状本体部2の一側面の放熱側流体入口2cより流入した放熱側流体がスペーサ48の離間であって板状本体部2の厚さ方向に空隙に形成された放熱側ガス通路4を通って他側面の放熱側流体出口2dから排出される。また、流路形成ユニット42においては、流体連結通路3aとしての受熱側流体孔45d・48d、流体連結通路3eとしての受熱側流体孔45f・48f、及び接続切換通路3f(流体連結通路3b)としての受熱側流体孔45g・48gを通って受熱側流体が流通される(図10(c))。
図11(a)に示すように、伝熱板52は、流路形成ユニット30及び流路形成ユニット40の間に挟み込まれることで伝熱体となり、この伝熱板52を介して受熱側水路3及び放熱側ガス通路4を流通する流体相互の熱交換が行われる(図3及び図4参照)。伝熱板52は、厚みが均一で平滑な略長方形状のフレーム体52aとして形成され、受熱側流体孔32d・33d及び受熱側流体孔43d・46dに対応する位置に流体出入口52dが設けられ、同じく受熱側流体孔32e・33e及び受熱側流体孔43e・46eに対応する位置に流体出入口52eが設けられ、同じく受熱側流体孔32f・33f及び受熱側流体孔43f・46fに対応する位置に流体出入口52eが設けられており、それぞれ流体連結通路3a・3b・3cに連通されている。
図11(b)に示すように、伝熱板53は、流路形成ユニット40及び流路形成ユニット31の間に挟み込まれることで伝熱体となる(図3及び図4参照)。伝熱板53は、厚みが均一で平滑な略長方形状のフレーム体53aとして形成され、受熱側流体孔43d・46d及び受熱側流体孔34d・35dに対応する位置に流体出入口53dが設けられ、同じく受熱側流体孔43e・46e及び受熱側流体孔34e・35eに対応する位置に流体出入口53eが設けられ、同じく受熱側流体孔43f・46f及び受熱側流体孔34f・35f及びに対応する位置に流体出入口53eが設けられており、それぞれ流体連結通路3a・3b・3cに連通されている。
図11(c)に示すように、伝熱板54は、流路形成ユニット31及び流路形成ユニット41の間に挟み込まれることで伝熱体となる(図3及び図4参照)。伝熱板54は、厚みが均一で平滑な略長方形状のフレーム体54aとして形成され、受熱側流体孔34d・35d及び受熱側流体孔44d・47dに対応する位置に流体出入口54dが設けられ、同じく受熱側流体孔34e・35e及び受熱側流体孔44e・47eに対応する位置に流体出入口55eが設けられ、同じく受熱側流体孔34g・35g及び受熱側流体孔44g・47gに対応する位置に流体出入口54gが設けられており、それぞれ流体連結通路3a・3b・3dに連通されている。
図12(a)に示すように、伝熱板55は、流路形成ユニット41及び流路形成ユニット30の間に挟み込まれることで伝熱体となる(図3及び図4参照)。伝熱板55は、厚みが均一で平滑な略長方形状のフレーム体55aとして形成され、受熱側流体孔44d・47d及び受熱側流体孔32d・33dに対応する位置に流体出入口55dが設けられ、同じく受熱側流体孔44e・47e及び受熱側流体孔32e・33eに対応する位置に流体出入口55eが設けられ、同じく受熱側流体孔44g・47g及び受熱側流体孔32g・33gに対応する位置に流体出入口55gが設けられており、それぞれ流体連結通路3a・3b・3dに連通されている。
図12(b)に示すように、伝熱板56は、流路形成ユニット42及び流路形成ユニット30の間に挟み込まれることで伝熱体となる(図3及び図4参照)。伝熱板56は、厚みが均一で平滑な略長方形状のフレーム体56aとして形成され、受熱側流体孔45d・48d及び受熱側流体孔32d・33dに対応する位置に流体出入口56dが設けられ、同じく受熱側流体孔45g・48g及び受熱側流体孔32e・33eに対応する位置に流体出入口56eが設けられ、同じく受熱側流体孔45g・48g及び受熱側流体孔32f・33fに対応する位置に流体出入口56fが設けられ、同じく受熱側流体孔45f・45f及び受熱側流体孔32g・33gに対応する位置に流体出入口56gが設けられており、それぞれ流体連結通路3a・3b・3e及び接続切換通路3fに連通されている。
次に、熱交換部5の受熱側水路3について、以下に詳述する。
本実施例のプレート式熱交換器1の熱交換部5は、放熱側ガス通路4に対して、板状本体部2の厚さ方向に並列に接続されて配設され、板状本体部2の内部に厚さ方向に沿って同一軸心上に貫設される流体連結通路3a・3bを介して連結される受熱側水路3にて潜熱回収部50が形成され、放熱側ガス通路4の放熱側流体入口2cの側に形成され、板状本体部2の厚さ方向に直列に接続されて配設され、板状本体部2の内部に放熱側流体の流れ方向に沿って形成される長孔状の流体連結通路3c・3d・3eを介して連結される受熱側水路3にて顕熱回収部51が形成されている。
図3及び図13に示すように、潜熱回収部50では、流路形成ユニット30・31、流路形成ユニット40・41・42、及び伝熱板52・53・54・55・56の受熱側流体孔32d・33d・34d・35d・43d・44d・45d・46d・47d・48d及び伝熱板52・53・54・55・56の流体出入口52d・53d・54d・55d・56dが連通されて流体連結通路3aが形成されるとともに、受熱側流体孔32e・33e・34e・35e・43e・44e・45g・46e・47e・48g及び流体出入口52e・53e・54e・55e・56eが連通されて流体連結通路3bが形成されている。このようにして、受熱側流体入口2aより流入された受熱側流体(低温水)は、流体連結通路3aを介して流路形成ユニット30・31へと供給され、各流路形成ユニット30・31の受熱側水路3を通った後に流体連結通路3bへと集められて接続切換通路3fへと送られる。
図3及び図14に示すように、顕熱回収部51では、接続切換通路3fより伝熱板56の流体出入口56fを介して流路形成ユニット30の受熱側流体孔32f・33fに連通されており、以下、流路形成ユニット30の受熱側流体孔32g・33g→伝熱板56の流体出入口56g→流路形成ユニット42の受熱側流体孔45f・48f(流体連結通路3e)→伝熱板54の流体出入口54g→流路形成ユニット31の受熱側流体孔34g・35g→流路形成ユニット31の受熱側流体孔34f・35f→伝熱板53の流体出入口53f→流路形成ユニット40の受熱側流体孔43f・46f(流体連結通路3c)→伝熱板52の流体出入口52f→流路形成ユニット30の受熱側流体孔32f・33f→流路形成ユニット30の受熱側流体孔32g・33g→伝熱板55の流体出入口55g→流路形成ユニット41の受熱側流体孔44f・47f(流体連結通路3d)→伝熱板54の流体出入口54g→流路形成ユニット31の受熱側流体孔34g・35g→流路形成ユニット31の受熱側流体孔34f・35f→流路形成ユニット40の受熱側流体孔43f・46f(流体連結通路3c)→伝熱板52の流体出入口52f→流路形成ユニット30の受熱側流体孔32f・33f→流路形成ユニット30の受熱側流体孔32g・33gの順に直列に連通されている。このようにして、接続切換通路3fへ送られた受熱側流体は、上記の通り流路形成ユニット30・31へと供給され、各流路形成ユニット30・31の受熱側水路3を通った後に、受熱側流体出口2bより排出される。
以上のように、本実施例のプレート式熱交換器1は、一つの板状本体部2の内部に、板状本体部2の厚さ方向に伝熱体にて交互に隔離され、伝熱体を介して熱交換を行う受熱側水路3及び放熱側ガス通路4からなる熱交換部5が形成されたプレート式熱交換器1において、熱交換部5は、板状本体部2の一側面から他側面まで連通され、板状本体部2の厚さ方向に隔離されて配設される放熱側ガス通路4に対して、放熱側ガス通路4の出口側に形成され、受熱側水路3が板状本体部2の厚さ方向に並列に接続されて配設される潜熱回収部50と、放熱側ガス通路4の入口側に形成され、受熱側水路3が板状本体部2の厚さ方向に直列に接続されて配設される顕熱回収部51と、を有してなるため、熱交換の効率を高めるとともに、受熱側水路3での受熱側流体の突沸を防止して受熱側流体の温度を確実にコントロールできる。
すなわち、本実施例のプレート式熱交換器1は、熱交換部5において、受熱側水路3が並列に接続されて配設される潜熱回収部50と、直列に接続されて配設される顕熱回収部51とを有するため、潜熱回収部50にて100℃以下の放熱側流体(高温ガス)の潜熱を回収できるので熱交換の効率に優れ、エネルギー効率の高い高温水を効果的に得ることができる。特に、高温の放熱側流体が通過する放熱側ガス通路4の入口側に形成される顕熱回収部51にて直列に配置されるため、受熱側流体を徐々に昇温させて受熱側水路3内での突沸が生じるのを防止することができ、昇温した受熱側流体を単一の受熱側流体出口2bより回収でき、従来の構造のように蒸気とそれ程昇温していない受熱側流体とがマニホールドで混合されて排出されるものではないので、得られる受熱側流体の温度コントロールが容易となる。
また、潜熱回収部50は、受熱側水路3が板状本体部2の内部に厚さ方向に沿って同一軸心上に貫設される流体連結通路3a・3bを介して連結されるため、受熱側水路3を板状本体部2の厚さ方向に適切に並列に配置することができ、板状本体部2の小型化を図ることができる。
また、潜熱回収部50は、受熱側水路3が放熱側流体の流れ方向に対して同一平面上で直交する方向に向けて折り返し交差する連続ジグザグ状に形成されるため、潜熱回収部50にて放熱側流体の潜熱を効果的に回収して、熱交換の効率に優れ、エネルギー効率の高い受熱側流体をより効果的に得ることができる。
また、顕熱回収部51は、受熱側水路3が板状本体部2の内部に放熱側流体の流れ方向に沿って形成される長孔状の流体連結通路3c・3e・3dを介して連結されるため、受熱側水路3を板状本体部2の厚さ方向に適切に直列に配置することができ、板状本体部2の小型化を図ることができる。
また、顕熱回収部51は、受熱側水路3が放熱側流体の流れ方向に対して同一平面上で直交する一方向に向けて形成されるため、顕熱回収部51にて放熱側流体の顕熱を効果的に回収して、熱交換の効率に優れ、エネルギー効率の高い受熱側流体をより効果的に得ることができる。
なお、プレート式熱交換器1の構成としては、上述した実施例に限定されず、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
すなわち、上述した実施例のプレート式熱交換器1では、熱交換部5において、放熱側ガス通路4を4段として構成したが、受熱側水路3及び放熱側ガス通路4の配列の仕方はこれに限定されず、放熱側ガス通路4を受熱側水路3で挟むような積層構造であれば、それぞれの積層数は適宜設定することができる。
また、上述した実施例では、放熱側ガス通路4を構成する流路形成ユニット40・41・42として、伝熱フィンを有する流路形成板の表面にスペーサを配設した構成について説明したが、流路形成ユニット40・41・42の構成はこれに限定されず、例えば、流路形成ユニット30・31と同様に、所定のパターンを有する流路形成リブを形成したもの重ね合わせてその空隙に放熱側流体を流通させるように構成してもよい。
また、上述した実施例では、受熱側水路3を構成する流路形成ユニット30・31として、プレス可能にて所定のパターンを有する流路形成リブを重ね合わせてその空隙に受熱側流体を流通させるようにした構成について説明したが、流路形成ユニット30・31の構成はこれに限定されず、例えば、板状体表面にエッチングで浅い(板状体表裏を貫通しない)流路形成リブを設け、その板状体を重ね合わせることにより形成するなどしてもよい。
また、上述した実施例のプレート式熱交換器1として、高温ガス(放熱側流体)と低温水(受熱側流体)とを熱交換して所定温度の高温水を得る家庭用ヒートポンプ給湯機の気液熱交換器として構成される場合について説明したが、プレート式熱交換器1の適用はこれに限定されず、例えば、固体酸化物形燃料電池(SOFC)を用いたSOFC型発電装置の気化器やSOFC型コジェネレーションシステムの温水器等として構成するようにしてもよい。
1 プレート式熱交換器
2 板状本体部
2a 受熱側流体入口
2b 受熱側流体出口
2c 放熱側流体入口
2d 放熱側流体出口
3 受熱側水路
3a、3b、3c、3d、3e 流体連結通路
3f 流体連結通路
4 放熱側ガス通路
5 熱交換部
6 ノズル
7 マニホールド
8 マニホールド
20、21 側板
20a、21a フレーム体
30、31 流路形成ユニット
32 流路形成板
32a フレーム体
32b、32c 受熱側流路形成リブ
32d、32e、32f、32g 受熱側流体孔
33 流路形成板
33a フレーム体
33b、33c 受熱側流路形成リブ
33d、33e、33f、33g 受熱側流体孔
34 流路形成板
34a フレーム体
34b、34c 受熱側流路形成リブ
34d、34e、34f、34g 受熱側流体孔
35 流路形成板
35a フレーム体
35b、35c 受熱側流路形成リブ
35d、35e、35f、35g 受熱側流体孔
40、41、42 流路形成ユニット
43 流路形成板
43a フレーム体
43b 伝熱フィン
43d、43e、43f 受熱側流体孔
44 流路形成板
44a フレーム体
44b 伝熱フィン
44d、44e、44f 受熱側流体孔
45 流路形成板
45a フレーム体
45b 伝熱フィン
45d、45e、45f、45g 受熱側流体孔
46 スペーサ
46a、46b フレーム体
46d、46e、46f 受熱側流体孔
47 スペーサ
47a、47b フレーム体
47d、47e、47f 受熱側流体孔
48 スペーサ
48a、48b フレーム体
48d、48e、48f、48g 受熱側流体孔
52 伝熱板
52a フレーム体
52d、52e、52f 流体出入口
53 伝熱板
53a フレーム体
53d、53e、53f 流体出入口
54 伝熱板
54a フレーム体
54d、54e、54g 流体出入口
55 伝熱板
55a フレーム体
55d、55e、55g 流体出入口
56 伝熱板
56a フレーム体
56d、56e、56f、56g 流体出入口

Claims (6)

  1. 一つの板状本体部の内部に、前記板状本体部の厚さ方向に伝熱体にて交互に隔離され、該伝熱体を介して熱交換を行う受熱側水路及び放熱側ガス通路からなる熱交換部が形成されたプレート式熱交換器において、
    前記熱交換部は、
    前記板状本体部の一側面から他側面まで連通され、前記板状本体部の厚さ方向に隔離されて配設される前記放熱側ガス通路に対して、
    前記放熱側ガス通路の出口側に形成され、前記受熱側水路が前記板状本体部の厚さ方向に並列に接続されて配設される潜熱回収部と、
    前記放熱側ガス通路の入口側に形成され、前記受熱側水路が前記板状本体部の厚さ方向に直列に接続されて配設される顕熱回収部と、
    を有してなることを特徴とするプレート式熱交換器。
  2. 前記潜熱回収部は、前記受熱側水路が前記板状本体部の内部に厚さ方向に沿って同一軸心上に貫設される流体連結通路を介して連結される請求項1に記載のプレート式熱交換器。
  3. 前記潜熱回収部は、前記受熱側水路が放熱側流体の流れ方向に対して同一平面上で直交する方向に向けて折り返し交差する連続ジグザグ状に形成される請求項1又は請求項2に記載のプレート式熱交換器。
  4. 前記顕熱回収部は、前記受熱側水路が前記板状本体部の内部に放熱側流体の流れ方向に沿って形成される長孔状の流体連結通路を介して連結される請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のプレート式熱交換器。
  5. 前記顕熱回収部は、前記受熱側水路が放熱側流体の流れ方向に対して同一平面上で直交する一方向に向けて形成される請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のプレート式熱交換器。
  6. 前記板状本体部は、一つの平面に前記受熱側水路の出入口が開口される請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のプレート式熱交換器。
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