JP2005121319A - 熱交換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 相変化型熱媒体の液相部分の流通がスムーズであり,気液分離が確実に行われる熱交換器を提供すること。
【解決手段】 本発明の熱交換器1は,第1プレート11と第2プレート21とが積層されて構成されている。そして,単相型熱媒体を通す単相型熱媒体流路と,相変化型熱媒体を通す相変化型熱媒体流路とがそれらのプレート間に形成され,プレート11,21を介して単相型熱媒体と相変化型熱媒体との間で熱交換を行う。さらに,相変化型熱媒体流路が,第1プレート11の表面と第2プレート21の裏面とで形成され,第1プレート11の表面には,凹部12と,凹部12より下方に位置する凹部13と,凹部12と凹部13とを結ぶ平行直線状の溝凹部が形成され,気相の相変化型熱媒体の連通孔15が凹部12に設けられている。
【選択図】 図3

Description

本発明は,2種の熱媒体の間で熱交換させるための熱交換器に関する。さらに詳細には,一方の熱媒体が気液相変化を伴う相変化型熱媒体であり,他方の熱媒体が相変化を伴わない単相型熱媒体である熱交換器に関するものである。
従来から,空調装置等においては,凝縮器や蒸発器として熱交換器が用いられている。この熱交換器として,複数の伝熱プレートを積層し,そのプレート間に熱媒体の流路を形成することにより,プレート面を介して熱交換を行わせるものがある。プレート面には平行な連続した波形や山形等のパターンが形成され,そのパターンとしては用途や流される物質の種類等に応じてさまざまなものが開発されている。
例えば,特許文献1では,一方の熱媒体として相変化型熱媒体を使用するための熱交換器が提案されている。この文献に記載されている熱交換器100は,図23に示すAプレート101と図24に示すBプレート102とを交互に複数枚積層し,図25のように構成されている。これらのプレート101,102には,それぞれ異なる方向の対角線状に平行な波溝が形成され,四隅にはそれぞれ同径の通路孔103,105,106,108が設けられている。この熱交換器100を凝縮器として使用するときには,気体フロンは通路孔103から流入され,伝熱面104を流れて凝縮され,通路孔105から流出される。また,水等の他方の熱媒体は通路孔106から伝熱面107を介して通路孔108へと流される。
ここで,伝熱面104は,Aプレート101の表面(おもてめん)(図23に示している面)とBプレート102の裏面(図24に示している面の裏側)とが重ねられて形成される流路である。これらの図で白抜き部分が表面から見た凹部であり,すなわち,裏面側への凸部となっている部分である。この流路では,両プレートの間に双方から凸部となっている部分は両プレートがお互いに接する接点であって,流通が閉止される。また,伝熱面107は,Aプレート101の裏面とBプレート102の表面とで形成される流路である。
特開平5−126478号公報
しかしながら,前記した従来の熱交換器では,フロンの流路はかなり複雑なものとなる。フロンの流路を表側から透視して図示すると,図26に示すようになり,多数の接点を有する複雑な流路となっている。この図では白抜き部分が流通可能な空間であり,着色部分は両プレートの接点であって流路は閉止されている。このため,この流路中で液化されたフロン液の流れがスムーズでなく,流路中で気液混合状態となりやすいという問題点があった。
本発明は,前記した従来の熱交換器が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,相変化型熱媒体の液相部分の流通がスムーズであり,気液分離が確実に行われる熱交換器を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた本発明の熱交換器は,単相型熱媒体を通す単相型熱媒体流路と,相変化型熱媒体を通す相変化型熱媒体流路とを内部に有し,単相型熱媒体と相変化型熱媒体との間で熱交換を行う熱交換器であって,相変化型熱媒体流路が,ヘッダスペースと,ヘッダスペースより下方に位置するフッタスペースと,ヘッダスペースとフッタスペースとを結ぶ平行直線状の溝スペースとを有し,気相の相変化型熱媒体の出入り口がヘッダスペースに設けられているものである。
本発明の熱交換器によれば,相変化型の熱媒体の流路はヘッダスペースとフッタスペースとが上下に配置され,その間を結ぶ平行直線状の溝スペースを有しているので,液相部分は重力によって溝スペースに沿って下方へ流れ,速やかにフッタスペースへと流れ込む。一方で,気相部分は比重が小さく,液相部分のようには流れ落ちずに上方に溜まる。従って,気相の相変化型熱媒体の出入り口がヘッダスペースに設けられていれば,液相部分とは異なる方向へ向かうこととなる。これにより,相変化型熱媒体の液相部分の流通がスムーズであり,気液分離が確実に行われる熱交換器となっている。
また,本発明の熱交換器は,ともに凹凸パターンを有し第1面の凸部が第2面の凹部であり第2面の凸部が第1面の凹部である第1種板と第2種板とを交互に積層してなり,第1種板の第2面の凹部と第2種板の第1面の凹部とで形成される隙間が単相型熱媒体流路をなし,第1種板の第1面の凹部と第2種板の第2面の凹部とで形成される隙間が相変化型熱媒体流路をなし,第1種板の第1面および第2種板の第2面にはともに,ヘッダスペースをなすヘッダ凹部と,フッタスペースをなすフッタ凹部とが,それぞれ相向き合う位置に形成されており,第1種板の第1面および第2種板の第2面にはともに,溝スペースをなす平行直線状の溝凹部が,互いに交差する方向に設けられており,第1種板の第1面および第2種板の第2面における残部に,単相型熱媒体流路の一部をなす第1凸部および第2凸部が設けられているものである。
このようにすれば,第1種板の第1面と第2種板の第2面との間に,ヘッダ凹部によってヘッダスペースが,フッタ凹部によってフッタスペースが,溝凹部によって溝スペースがそれぞれ形成される。従って,第1種板の第1面と第2種板の第2面との間が相変化型の熱媒体の流路として機能できる。また,平行直線状の溝凹部は,互いに交差する方向に設けられているので,接点がなくなって耐久性が低下することはない。また,その残部には第1凸部および第2凸部が設けられているので,裏面(第1種板の第2面および第2種板の第1面)では凹部となり,単相型熱媒体流路の一部をなすことができる。
さらに本発明では,第1種板の第1面の溝凹部の形成方向と第2種板の第2面の溝凹部の形成方向との間の角度が,5°〜30°の範囲内にあることが望ましい。
このようにすれば,第1種板の第1面の溝凹部と第2種板の第2面の溝凹部とによる接点の数が少なく,その間に形成された流路を流される相変化型熱媒体の流れに対する抵抗が小さい。
さらに本発明では,第1種板の第1面の溝凹部と第2種板の第2面の溝凹部との少なくとも一方が,その板の対角線方向に対して,−10°〜+10°の範囲内の角度で形成されていることが望ましい。
このようにすれば,その板の対角部付近に相変化型熱媒体の出入り口が設けられた場合に,液相の相変化型熱媒体が,第1種板の第1面の溝凹部と第2種板の第2面の溝凹部とのいずれかを通って,フッタスペースへ迅速に流れることができる。
さらに本発明では,液相の相変化型熱媒体の出入り口がフッタ凹部に設けられていることが望ましい。
このようにすれば,この熱交換器を凝縮器として使用した場合,液化された相変化型熱媒体をフッタスペースに集めて,フッタ凹部に設けられた出入り口から出力させることができる。
さらに本発明では,第1種板の第1面および第2種板の第2面にはともに,溝凹部の一部を横切る中間凹部が,相向き合う位置に形成されており,液相の相変化型熱媒体の出入り口が中間凹部に設けられていることが望ましい。
このようにすれば,この熱交換器を蒸発器として使用した場合,液相の相変化型熱媒体はその出入り口から中間凹部へと導かれる。ここから,溝凹部を介してフッタ凹部へ向かって流れ落ちつつ熱交換される。この流路は抵抗が小さく,液表面積が大きい適正な流下液膜を形成することができるため,効率のよい熱交換が可能となる。
さらに本発明では,液相の相変化型熱媒体の出入り口がフッタ凹部にも設けられていることが望ましい。
このようにすれば,バルブ等を用いて,どちらを液相の相変化型熱媒体の出入り口として使用するかを切り換えることにより,この熱交換器を凝縮器としても蒸発器としても使用できる。
さらに本発明では,液相の相変化型熱媒体の出入り口がヘッダ凹部に設けられていることが望ましい。
このようにすれば,この熱交換器を蒸発器として使用した場合,その出入り口から入力された液相の相変化型熱媒体をヘッダ凹部に導き,溝凹部を介してフッタ凹部へ向かって流れ落ちつつ熱交換される。この流路は抵抗が小さく,液表面積が大きい適正な流下液膜を形成することができるため,効率のよい熱交換が可能となる。
さらに本発明では,第1種板の第1面および第2種板の第2面にはともに,ヘッダ凹部内における液相の相変化型熱媒体の出入り口より設置時に上方となる位置に,土手状凸部が,相向き合うように形成されていることが望ましい。
このようにすれば,この熱交換器を蒸発器として使用し,ヘッダ凹部内における出入り口から液相の相変化型熱媒体を入力したとき,その上方へ飛散することが土手状凸部によって防止される。従って,気相の相変化型熱媒体の出入り口に液相の相変化型熱媒体が飛び込んでしまうことがない。
さらに本発明では,第1種板の第1面および第2種板の第2面にはともに,ヘッダ凹部内における気相の相変化型熱媒体の出入り口より設置時に下方となる位置に,土手状凸部が,相向き合うように形成されていることが望ましい。
このようにすれば,この熱交換器を蒸発器として使用し,ヘッダ凹部内における出入り口が液相の相変化型熱媒体の入力用にされているとき,土手状凸部によって,同じヘッダ凹部内における気相の相変化型熱媒体の出入り口へ直接流れ込むことが防止される。従って,気液分離が確実に行われる。
さらに本発明では,液相の相変化型熱媒体の出入り口がフッタ凹部にも設けられていることが望ましい。
このようにすれば,バルブ等を用いて,どちらを液相の相変化型熱媒体の出入り口として使用するかを切り換えることにより,この熱交換器を凝縮器としても蒸発器としても使用できる。
本発明によれば,相変化型熱媒体の液相部分の流通がスムーズであり,気液分離が確実に行われる熱交換器が提供されている。
以下,本発明を具体化した最良の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,従来と同様に2種類のプレートを交互に積層して構成される熱交換器であるが,本発明の特徴は主にその使用されるプレートにある。
「第1の形態」
本形態の熱交換器1は,図1に示す第1プレート11と図2に示す第2プレート21とが,図3に示すように交互に複数枚積層されたものである。第1プレート11と第2プレート21とは,略長方形の板状で,それらの外形は等しい。これらのプレート11,21は,例えば薄板材をプレスする等によって形成されるものであり,表面が凹部である部分は,裏面では凸部となる。また,図1,図2を含み,以下に示す各プレートの図では,全て各プレートの表面を示しており,外枠と孔周囲以外の着色している部分はこの表面で凸部となっている部分であり,白抜き部分はこの表面で凹んでいる部分である。裏面ではこの凹凸が逆になっている。なお,図3に示すように熱交換器として積層される場合は,各プレートの表面が同じ向きに揃えられる。
図1に示す第1プレート11の表面には,その上部と下部に横長の凹部12,13が設けられ,それらを結んで側端にほぼ平行な多数の平行溝14が形成されている。平行溝14は,連続した波形となっている。さらに,第1プレート11の4隅にはそれぞれ同径の連通孔15,16,17,18が設けられている。また,平行溝14の左右には,第1プレート11の側端に沿って凸部19,20が設けられている。すなわち,凹部12には連通孔15が,凹部13には連通孔16が,凸部19には連通孔17が,凸部20には連通孔18がそれぞれ配置されている。
一方,図2に示す第2プレート21の表面には,両側部に凹部22,23が設けられ,それらの間には,側端に対してやや角度がついて平行な多数の平行溝24が形成されている。平行溝24と第2プレート21の側端とのなす角度θ1は5°〜30°の範囲内である。この角度θ1は,平行溝14と平行溝24とがなす角度でもあり,左右のどちらへの傾きであってもよい。さらに,第2プレート21の四隅にはそれぞれ,第1プレート11と同位置に同径の連通孔25,26,27,28が設けられている。なお,この第2プレート21の表面では,第1プレート11の凹部12,13に相当する上下の部分は凸部29,30となっている。
熱交換器1は,これらの第1プレート11と第2プレート21とを交互に積層し,接点および周囲をブレージング等によって密着させたものである。さらに,両外面をフレームで挟んで密閉されている。図3に示すように,前面フレーム31には,4つのノズル35,36,37,38が設けられ,これらが各熱媒体の出入り口として他の流路等と連通される。このように構成されることにより,各プレート11,21の四隅に設けられた連通孔は互いに同軸に並べられ,前面フレーム31のノズル35〜38のいずれかにそれぞれ連通される。すなわち,各連通孔15,25はノズル35に,連通孔16,26はノズル36に,連通孔17,27はノズル37に,連通孔18,28はノズル38にそれぞれ連通される。
また,このように密着させることにより,第1プレート11の表面と第2プレート21の裏面との間,あるいは,第1プレート11の裏面と第2プレート21の表面との間にそれぞれ流路が形成される。形成される流路は,どちらか少なくとも一方が凹部となっている部分の全体である。相対する面の同位置が凸部同士であるときにその部分が接点となるので,その部分は流路とはならない。
なお,本形態では第1プレート11が第1種板に,第2プレート21が第2種板に相当し,表面が第1面,裏面が第2面に相当する。そして,第1プレート11の表面と第2プレート21の裏面とで形成される流路が相変化型熱媒体流路であり,第1プレート11の裏面と第2プレート21の表面とで形成される流路が単相型熱媒体流路である。ここでは,相変化型熱媒体としてフロンを,単相型熱媒体として水を使用するものとする。なお,以下の各形態では全て,添字の数字の小さいプレートが第1種板に相当する。
次に,フロンの流路である第1プレート11の表面と第2プレート21の裏面とで形成される流路の形状について説明する。この流路には上下部分に,凹部12と凸部29の裏面とが向かい合うことによってできる空間と,凹部13と凸部30の裏面とが向かい合うことによってできる空間とが形成される。そして,それらの空間同士は平行溝14および平行溝24の裏面によって連通されている。ここで,これらのうち上部の空間がヘッダスペースに,下部の空間がフッタスペースにそれぞれ相当する。また,平行溝14または平行溝24の裏面で形成される流路部分が溝スペースに相当する。さらには,ヘッダスペースを構成する凹部12および凸部29の裏面がそれぞれヘッダ凹部であり,フッタスペースを構成する凹部13および凸部30の裏面がそれぞれフッタ凹部である。また,平行溝14および平行溝24の裏面の溝部がそれぞれ溝凹部である。
一方,第1プレート11の裏面と第2プレート21の表面とで形成される水の流路は,上記のフロン流路の残りの部分となる。すなわち,凸部19の裏面と凹部22とで形成される空間,凸部20の裏面と凹部23とで形成される空間,および平行溝14の裏面と平行溝24とで形成される流路部分である。ここで,凸部19,20および凹部22,23の裏面が第1凸部に,平行溝14の間の凸部および平行溝24の裏面の凸部が第2凸部にそれぞれ相当している。
ここで,平行溝14,24によって形成される流路では,互いの凸部が向き合うことによる接点ができる。例えば,第1プレート11の表面と第2プレート21の裏面との間に形成されるフロン流路中には,図4に示すように,流路とならない部分として僅かな数の接点39を有する。この接点39の数が少ないのは,平行溝14と平行溝24とがなす角度θ1が,5°〜30°程度と比較的小さいためである。ここで,この角度θ1を5°未満とすると接点がほとんどなくなり,熱交換器1の強度(耐圧)が確保できなくなる。一方,この角度θ1が30°より大きいと,接点が多くなりすぎて,流路が複雑になるので望ましくない。また,第1プレート11の裏面と第2プレート21の表面との間に形成される水流路では,接点39とほぼ同数同配置で,全体にわずかにずれた位置に接点を有する形状となる。この2種のプレートに形成される平行溝同士がなす角度が5°〜30°という点は,以下の全ての形態に共通である。
また,熱交換器1では,図3に示すように,各プレート11,12の四隅の連通孔15〜18,25〜28はそれぞれ一繋がりの流路となって,それぞれ該当するノズル35〜38へと連通されている。そのため,凹部12および凸部29の裏面で形成されるヘッダスペースは連通孔15,25を介してノズル35に連通されている。また,凹部13および凸部30の裏面で形成されるフッタスペースはノズル36へと連通されている。このことから,フロン流路はノズル35,36と連通されていることになる。一方。水流路は,凹部22,23の連通孔27,28を介してノズル37,38に連通されている。
この熱交換器1は,下辺を水平に設置され,凝縮器としての使用に適している。このように設置すると,第1プレート11の平行溝14はほぼ鉛直方向に整列されることとなる。凝縮器として使用される場合には,熱交換器1には気体フロンとその気体フロンを冷却するための冷却水が入力される。図3中に白矢印で示すように,気体フロンは前面フレーム31のノズル35から入力される。これにより,第1プレート11の連通孔15から凹部12に流入されて水平方向へ広がり,第1プレート11の表面と第2プレート21の裏面との間に形成されるフロン流路(図4参照)へと流れ込む。
フロン流路において,冷却水との熱交換によって液化された液体フロンは,平行溝14の壁面または平行溝24の裏面の壁面に滴状となって付着する。そして,重力によって鉛直下方向へ流れ落ちる。この熱交換器1の流路では,鉛直方向に接点や障害物のない流路位置が多数あるので,流れに対する抵抗が小さく,壁面に沿ってスムーズに流れ落ちることができる。流れ落ちて凹部13に溜まった液体フロンは連通孔16からノズル36に出力される。
一方,フロンを冷却する冷却水は,図3中に黒矢印で示すように,前面フレーム31のノズル37から入力される。そして,連通孔27から凹部22に流入し,第1プレート11の裏面と第2プレート21の表面との間に形成される水流路を流される。さらに,凹部23の連通孔28を介してノズル38へ出力される。水は相変化しないので,水圧によって強制的に流通する。さらに,この流路には流通方向に多数の接点や障害物が存在するので,水の流れは乱流となり,各プレート11,21を介してフロンを効率的に冷却することができる。
以上詳細に説明したように,本形態の熱交換器1によれば,第1プレート11の表面と第2プレート21の裏面との間に形成されるフロン流路は,流れに対する抵抗となる接点39が少ないものとなっている。しかも,鉛直方向に接点のない流路位置が多数あるので,液化された液体フロンは重力によってスムーズに流れ落ちることができる。従って,ノズル35から入力された気体フロンが冷却されて液化された後の気液分離が確実に行われる。一方で,第1プレート11の裏面と第2プレート21の表面との間に形成される水流路は,流通方向に多数の接点が存在するので乱流となる。従って,効率のよい熱交換が可能となる。
「第2の形態」
本形態の熱交換器2は,図5に示す第3プレート41と図6に示す第4プレート42とが,図7に示すように交互に複数枚積層されたものである。本形態の熱交換器2は,第1の形態の熱交換器1と比較して,各プレートの平行溝の形成角度,および,熱交換器としての設置角度が異なるのみであるので,同一の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
本形態の第3プレート41の平行溝43は,プレート側端に対して角度θ2をなして形成されている。この角度θ2は,図5に示すように,時計回り方向とし,0°〜10°の範囲が好ましい。ただし,角度θ2が0°の場合は,第1の形態の熱交換器1と同じものとなる。ここで,時計回り方向とは,フロン用の連通孔15,16を結ぶ対角線方向に近づく角度方向である。
また,第4プレート42の平行溝44は,図6に示すように,プレート側端に平行かやや反時計方向へ傾いている。平行溝44とプレート側端とのなす角度θ3は,両プレートの平行溝43と平行溝44とのなす角度が第1の形態のθ1で示した範囲であるように決定される。すなわち,角度(θ2+θ3)が5°〜30°の範囲内になるように決められる。従って,熱交換器1と同様に,凹部12,13の間に流されるフロン流路には,接点の数が少なく,流れに対する抵抗が小さい。
この熱交換器2は,図7に示すように,その下辺が水平面と角度θ2をなすようにやや傾けて設置され,凝縮器としての使用に適している。このように設置されると,第3プレート41の平行溝43はほぼ鉛直方向に整列されることになる。気体フロンはノズル35から入力され,凹部12を介して第3プレート41の表面と第4プレート42の裏面とで形成されるフロン流路に流されて冷却される。液体フロンは鉛直方向に整列された平行溝43を流れ落ちて凹部13に溜まり,連通孔16へと流される。このとき,連通孔16が凹部13のうち最も低い位置に配置されるので,凹部13に流れ落ちた液体フロンは,速やかに連通孔16に流れ込みノズル36から出力される。
以上詳細に説明したように,本形態の熱交換器2によれば,第1の形態の熱交換器1と同様に,液化された液体フロンが重力によってスムーズに流れ落ち,気液分離が確実に行われる。
「第3の形態」
本形態の熱交換器3は,図8に示す第5プレート51と図9に示す第6プレート52とが,図10に示すように交互に複数枚積層されたものである。本形態の熱交換器3は,第1の形態の熱交換器1と比較して,各プレートの凹部や平行溝の配置,および,熱交換器としての設置姿勢が異なるのみであるので,同一の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
本形態の第5プレート51は,図8に示すように,連通孔15,16の周囲にそれぞれ略くさび形の凹部53,54が設けられている。また,両側の凹部53,54を繋ぐ平行溝55が形成されている。この平行溝55は,図8中に横線で示されている長辺に対して,0°〜45°の範囲の角をなして設けられる。より好ましくは,連通孔15,16を結んだ線に平行に形成されるのがよい。
また,第6プレート52は,図9に示すように,連通孔27,28の周囲に凹部56,57が設けられている。さらに,第5プレート51の凹部53,54に対応する位置を繋ぐ平行溝58が形成されている。ここで,平行溝55と平行溝58とは角度θ1をなしている。
この熱交換器3は,図10に示すように,その下面が水平面と角度θ4をなすように設置され,凝縮器としての使用に適している。気体フロンは,連通孔15に連通されるノズル35から入力され,凹部53を介して第5プレート51の表面と第6プレート52の裏面とで形成されるフロン流路に流されて冷却される。液体フロンは,第5プレート51の表面側に溜まり,平行溝55を伝って図中左手前方向へ流れる。そして,凹部54と連通孔16を介してノズル37から流れ出る。この熱交換器3では,ノズル35,38は図中上側のフレームに,ノズル36,37は下側のフレームに設けられる。冷却水は,ノズル38から入力され,第5プレート51の裏面と第6プレート52の表面とで形成される流路を流れて,ノズル37から流れ出る。
この熱交換器3は,熱交換器1と同様に平行溝55,58のなす角が小さく,流路中の接点の数が少ない。特に,凹部53と凹部54とは平行溝55によって直接接続されているので,液体フロンは平行溝55に沿ってスムーズに流れ落ちる。ここで,平行溝55のプレート長辺に対する角度が0°〜45°としたのは,この範囲を超えると凹部53と凹部54とを直接接続する平行溝55の数が少なくなりすぎるからである。
以上詳細に説明したように,本形態の熱交換器3によれば,第1の形態の熱交換器1と同様に,液化された液体フロンが重力によってスムーズに流れ落ち,気液分離が確実に行われる。
「第4の形態」
本形態の熱交換器4は,図11に示す第7プレート61と図12に示す第8プレート62とが,図13に示すように交互に複数枚積層されたものである。本形態の熱交換器4は,第1の形態の熱交換器1と比較して,各プレートの凹部や平行溝の配置が異なるのみであるので,同一の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
本形態の第7プレート61は,図11に示すように,上辺に沿って連通孔15を含む凹部63が,下辺に沿って凹部64がそれぞれ設けられている。また,両凹部63,64を繋いで,第7プレート61の短辺に平行に平行溝65が形成されている。また,両凹部63,64の中央よりやや左上位置に,略平行四辺形の凹部66が形成されている。凹部66はその長手方向がほぼ左上から右下へのプレート対角線に沿って形成されている。さらに,凹部66のほぼ中央部に連通孔67が設けられている。
また,第8プレート62には,図12に示すように,第7プレート71の平行溝65に対して角度θ1をなす平行溝68が設けられている。この形態では,第1の形態において図中左下位置に設けられた連通孔16,26は省略されている。
この熱交換器4は,図13に示すように,長辺を水平にして設置され,蒸発器としての使用に適している。このように使用される場合,連通孔67に連通されるノズル69から液体フロンが入力される。ここから,液体フロンは凹部66中に広がり,第7プレート61の表面と第8プレート62の裏面とで形成されるフロン流路を流れて,平行溝65を伝って流れ落ちる。これにより,広い面積で流下滴膜が形成される。ここで,連通孔67や凹部66の配置は,適正な流下液膜が形成でき,液体フロンが連通口15へ流れ出ることのないように決定されればよい。液化滴膜となった液体フロンは,凹部64までの途中で加温され,気化される。そして,気化したフロンはフロン流路に沿って上昇する。そして,凹部63に集められ,連通孔15を介してノズル35から出力される。一方,液体フロンを加温する温水は,ノズル37から入力され,第7プレート61の裏面と第8プレート62の表面とで形成される水流路を流れて,ノズル38から流れ出る。
以上詳細に説明したように,本形態の熱交換器4によれば,液体フロンが重力によってスムーズに流れ落ちることにより,広い面積で流下液膜が形成されるので気化の効率がよく,気液分離が確実に行われる。
「第5の形態」
本形態の熱交換器5は,図14に示す第9プレート71と図15に示す第10プレート72とが,図16に示すように交互に複数枚積層されたものである。本形態の熱交換器5は,第3の形態の熱交換器3と比較して,各プレートの連通孔の配置が異なるのみであるので,同一の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
本形態の第9プレート71は,図14に示すように,連通孔15の周囲に設けられた略くさび形の凹部53中に,さらなる連通孔73が設けられている。さらに,連通孔15と連通孔73とが直接連通されないように,両連通孔15,73の一部周囲に土手状凸部74,75が設けられている。連通孔15の周囲には図中左方に半周以上の土手状凸部74が設けられ,連通孔73の周囲には図中右方に半周以上の土手状凸部75が設けられている。
また,第10プレート72は,図15に示すように,連通孔73と同位置に連通孔76が設けられている。さらに,第10プレート72の裏面には,土手状凸部74,75と同位置に土手状凸部77,78が設けられている。これらの土手状凸部74と77,75と78は,図16に示すように両プレート71,72が交互に積層された時には互いに密着し,その部分の流路を閉塞する。なおここでは,両プレートに土手状凸部を設けて密着させるとしたが,一方のみに高いものを形成して,他方の連通孔の周囲に密着させるようにしてもよい。
この熱交換器5は,図16に示すように,その下面が水平面と角度θ4をなすように設置され,蒸発器としての使用に適している。液体フロンは連通孔73,76と連通されるノズル79から入力される。ここで,土手状凸部75によって図中右方への流通が制限されているので,入力された液体フロンが直接連通孔15へ流れ込むことはない。液体フロンは凹部53を介して,第9プレート71の表面と第10プレート72の裏面とで形成されるフロン流路を流され加温される。そして,平行溝55で気化されて上昇し,凹部53の図中上方(右方)に溜まる。連通孔15は図中右方に開放されているので,気体フロンは,連通孔15を介してノズル35から流れ出る。
以上詳細に説明したように,本形態の熱交換器5によれば,第4の形態の熱交換器4と同様に,液体フロンが重力によってスムーズに流れ落ちることにより,広い面積で流下液膜が形成されるので気化の効率がよく,気液分離が確実に行われる。
「第6の形態」
本形態の熱交換器6は,図17に示す第11プレート81と図18に示す第12プレート82とが,図19に示すように交互に複数枚積層されたものである。本形態の熱交換器6は,第2の形態の熱交換器2と比較して,各プレートに凹部および連通孔が追加されたのみであるので,同一の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
本形態の第11プレート81は,図17に示すように,第2の形態の第3プレート41に加えて,第4の形態の第7プレート61と同様の凹部66および連通孔67をも有している。また,本形態の第12プレート82は,図18に示すように,第2の形態の第4プレート42に加えて,第4の形態の第8プレート62と同様の凸部と連通孔をも有している。
この熱交換器6は,図19に示すように,熱交換器2と同様に,長辺を水平から角度θ2に設置される。さらに,この熱交換器6は,凝縮器としても蒸発器としても使用可能なものである。この熱交換器6を設置する際には,ノズル36とノズル69とにバルブを接続しておく。そのバルブの操作によって,ノズル36またはノズル69のいずれか一方のみが連通され,他方は閉止されるようにする。この熱交換器6を凝縮器として使用する場合は,ノズル36を連通させてノズル69を閉止する。またあるいは,蒸発器として使用する場合は,ノズル69を連通させてノズル36を閉止する。
このようにすれば,凝縮器として使用する場合には熱交換器2と同様に,気体フロンをノズル35から入力して,液体フロンをノズル36から出力する。蒸発器として使用する場合には熱交換器4と同様に,液体フロンをノズル69から入力して,気体フロンをノズル35から出力する。そしていずれの場合においても,第11プレート81の表面と第12プレート82の裏面とで形成されるフロン流路には,ほぼ鉛直方向に接点のない流路部分が多数あるので,液体フロンは重力によって速やかに流れ落ちる。なお,もう一つの熱媒体である水は,いずれの場合も,ノズル37から入力してノズル38から出力する。
なおここでは,第11プレート81の表面に形成される平行溝43として,第2の形態の第3プレート41と同様のやや傾いたものとしたが,第1の形態の第1プレート11に設けられたほぼ鉛直状の平行溝14としてもよい。この場合は,熱交換器6を水平に設置することにより,ほぼ鉛直方向に液体フロンの流路を形成することができる。
以上詳細に説明したように,本形態の熱交換器6によれば,液体フロンが重力によってスムーズに流れ落ちることにより,気液分離が確実に行われる。
「第7の形態」
本形態の熱交換器7は,図20に示す第13プレート91と図21に示す第14プレート92とが,図22に示すように交互に複数枚積層されたものである。本形態の熱交換器5は,第5の形態の熱交換器5と比較して,各プレートの連通孔の配置が異なるのみであるので,同一の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
本形態の第13プレート91は,図20に示すように,第5の形態の第9プレート71に加え,図中左下の連通孔16をも有している。また,本形態の第14プレート92は,図21に示すように,第5の形態の第10プレート72に加え,図中左下の連通孔26をも有している。第13プレート91には,第5の形態の第9プレート71と同様に,連通孔15,73の一部周囲に土手状凸部74,75が設けられている。第14プレート92には,第5の形態の第10プレート72と同様に,連通孔25,76の一部周囲に土手状凸部77,78が設けられている。
この熱交換器7は,図22に示すように,その下面が水平面と角度θ4をなすように設置される。さらに,この熱交換器7は,凝縮器としても蒸発器としても使用可能なものである。この熱交換器7を設置する際には,ノズル36とノズル79とにバルブを接続しておく。そのバルブの操作によって,ノズル36またはノズル79のいずれか一方のみが連通され,他方は閉止されるようにする。この熱交換器7を凝縮器として使用する場合は,ノズル36を連通させてノズル79を閉止する。あるいは,蒸発器として使用する場合は,ノズル79を連通させてノズル36を閉止する。
このようにすれば,凝縮器として使用する場合には熱交換器3と同様に,気体フロンをノズル35から入力して,液体フロンをノズル36から出力する。蒸発器として使用する場合には熱交換器5と同様に,液体フロンをノズル79から入力して,気体フロンをノズル35から出力する。そしていずれの場合においても,第13プレート91の表面と第14プレート92の裏面とで形成される流路中の液体フロンは,第13プレート91の平行溝55の深い部分に溜まり,溝に沿って流れ落ちる。なお,もう一つの熱媒体である水は,いずれの場合も,ノズル38から入力してノズル37から出力する。
以上詳細に説明したように,本形態の熱交換器7によれば,液体フロンが重力によってスムーズに流れ落ちることにより,気液分離が確実に行われる。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。 例えば,上記の各形態における熱交換器の平行溝は連続した波形で形成されるとしたが,四角溝や三角溝の連続によって構成されていてもよい。
第1形態の第1プレートを示す説明図である。 第1形態の第2プレートを示す説明図である。 第1形態の熱交換器を示す説明図である。 第1形態の熱交換器内部の流路を示す説明図である。 第2形態の第3プレートを示す説明図である。 第2形態の第4プレートを示す説明図である。 第2形態の熱交換器を示す説明図である。 第3形態の第5プレートを示す説明図である。 第3形態の第6プレートを示す説明図である。 第3形態の熱交換器を示す説明図である。 第4形態の第7プレートを示す説明図である。 第4形態の第8プレートを示す説明図である。 第4形態の熱交換器を示す説明図である。 第5形態の第9プレートを示す説明図である。 第5形態の第10プレートを示す説明図である。 第5形態の熱交換器を示す説明図である。 第6形態の第11プレートを示す説明図である。 第6形態の第12プレートを示す説明図である。 第6形態の熱交換器を示す説明図である。 第7形態の第13プレートを示す説明図である。 第7形態の第14プレートを示す説明図である。 第7形態の熱交換器を示す説明図である。 従来の熱交換器に用いられているプレートを示す説明図である。 従来の熱交換器に用いられているプレートを示す説明図である。 従来の熱交換器を示す説明図である。 従来の熱交換器内部の流路を示す説明図である。
符号の説明
1,2,3,4,5,6,7 熱交換器
11 第1プレート(第1種板)
12,53,63 凹部(ヘッダ凹部)
13,54,64 凹部(フッタ凹部)
14,43,55,65 平行溝(溝凹部)
15,16,17,18,25,26,27,28 連通孔(出入り口)
21 第2プレート(第2種板)
41 第3プレート(第1種板)
42 第4プレート(第2種板)
51 第5プレート(第1種板)
52 第6プレート(第2種板)
61 第7プレート(第1種板)
62 第8プレート(第2種板)
66 凹部(中間凹部)
71 第9プレート(第1種板)
72 第10プレート(第2種板)
74,75,77,78 土手状凸部
81 第11プレート(第1種板)
82 第12プレート(第2種板)
91 第13プレート(第1種板)
92 第14プレート(第2種板)

Claims (11)

  1. 単相型熱媒体を通す単相型熱媒体流路と,相変化型熱媒体を通す相変化型熱媒体流路とを内部に有し,単相型熱媒体と相変化型熱媒体との間で熱交換を行う熱交換器において,
    前記相変化型熱媒体流路が,ヘッダスペースと,前記ヘッダスペースより下方に位置するフッタスペースと,前記ヘッダスペースと前記フッタスペースとを結ぶ平行直線状の溝スペースとを有し,
    気相の相変化型熱媒体の出入り口が前記ヘッダスペースに設けられていることを特徴とする熱交換器。
  2. 請求項1に記載する熱交換器において,
    ともに凹凸パターンを有し第1面の凸部が第2面の凹部であり第2面の凸部が第1面の凹部である第1種板と第2種板とを交互に積層してなり,
    第1種板の第2面の凹部と第2種板の第1面の凹部とで形成される隙間が前記単相型熱媒体流路をなし,
    第1種板の第1面の凹部と第2種板の第2面の凹部とで形成される隙間が前記相変化型熱媒体流路をなし,
    第1種板の第1面および第2種板の第2面にはともに,前記ヘッダスペースをなすヘッダ凹部と,前記フッタスペースをなすフッタ凹部とが,それぞれ相向き合う位置に形成されており,
    第1種板の第1面および第2種板の第2面にはともに,前記溝スペースをなす平行直線状の溝凹部が,互いに交差する方向に設けられており,
    第1種板の第1面および第2種板の第2面における残部に,前記単相型熱媒体流路の一部をなす第1凸部および第2凸部が設けられていることを特徴とする熱交換器。
  3. 請求項2に記載する熱交換器において,
    第1種板の第1面の溝凹部の形成方向と第2種板の第2面の溝凹部の形成方向との間の角度が,5°〜30°の範囲内にあることを特徴とする熱交換器。
  4. 請求項3に記載する熱交換器において,
    第1種板の第1面の溝凹部と第2種板の第2面の溝凹部との少なくとも一方が,その板の対角線方向に対して,−10°〜+10°の範囲内の角度で形成されていることを特徴とする熱交換器。
  5. 請求項2に記載する熱交換器において,
    液相の相変化型熱媒体の出入り口が前記フッタ凹部に設けられていることを特徴とする熱交換器。
  6. 請求項2に記載する熱交換器において,
    第1種板の第1面および第2種板の第2面にはともに,前記溝凹部の一部を横切る中間凹部が,相向き合う位置に形成されており,
    液相の相変化型熱媒体の出入り口が前記中間凹部に設けられていることを特徴とする熱交換器。
  7. 請求項6に記載する熱交換器において,
    液相の相変化型熱媒体の出入り口が前記フッタ凹部にも設けられていることを特徴とする熱交換器。
  8. 請求項2に記載する熱交換器において,
    液相の相変化型熱媒体の出入り口が前記ヘッダ凹部に設けられていることを特徴とする熱交換器。
  9. 請求項8に記載する熱交換器において,
    第1種板の第1面および第2種板の第2面にはともに,前記ヘッダ凹部内における液相の相変化型熱媒体の出入り口より設置時に上方となる位置に,土手状凸部が,相向き合うように形成されていることを特徴とする熱交換器。
  10. 請求項8に記載する熱交換器において,
    第1種板の第1面および第2種板の第2面にはともに,前記ヘッダ凹部内における気相の相変化型熱媒体の出入り口より設置時に下方となる位置に,土手状凸部が,相向き合うように形成されていることを特徴とする熱交換器。
  11. 請求項8に記載する熱交換器において,
    液相の相変化型熱媒体の出入り口が前記フッタ凹部にも設けられていることを特徴とする熱交換器。
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