JP2019002618A - 差圧式膨張弁 - Google Patents

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穂南美 山下
Honami Yamashita
穂南美 山下
圭吾 竹本
Keigo Takemoto
圭吾 竹本
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Abstract

【課題】差圧式膨張弁により冷媒の流量を調整する冷凍装置に対して冷媒の充填を速やかに行えるようにする。【解決手段】可動弁体52は、本体51の内部に移動可能に配置されている。可動弁体52は、第1冷媒出入口61と第2冷媒出入口62の間の差圧に応じて本体51の中での位置を変える。しかし、第2冷媒出入口62から第1冷媒出入口61に向って冷媒が流れる冷媒充填時などにおいては、可動弁体52とは別の部材である本体51などが差圧によって移動して冷媒流路面積を最低面積から最低面積より大きい所定面積に変更する。【選択図】図5

Description

本発明は、差圧に応じて弁開度が変化する差圧式膨張弁に関する。
従来から、膨張弁に流れる冷媒流量の変更を、膨張弁の上流側と下流側の差圧に応じて行う差圧式膨張弁が知られている。例えば、特許文献1(特開2004−218918号公報)には、弁座部の上流側と下流側の差圧とバネの付勢力とのバランスによって冷媒流量を制御する差圧式膨張弁が開示されている。このような差圧式膨張弁を用いて圧縮式冷凍サイクルを行う冷凍装置を構成すると、差圧式膨張弁が安価であることなどから冷凍装置を安価に提供することができる。
しかしながら、特許文献1に記載されている差圧式膨張弁が組み込まれた冷凍装置においては、通常運転とは逆向きに差圧式膨張弁の中を流さなければならない場所に冷媒を充填する充填箇所が設けられている場合がある。このような場合には、差圧式膨張弁が通常運転とは逆向きには少ししか冷媒を通さないため、冷凍装置への冷媒の充填に時間が掛かるという問題がある。
本発明の課題は、差圧式膨張弁により冷媒の流量を調整する冷凍装置に対して冷媒の充填を速やかに行えるようにすることである。
本発明の第1観点に係る差圧式膨張弁は、第1冷媒出入口と第2冷媒出入口とを持つ本体と、本体の内部に移動可能に配置され、第1冷媒出入口と第2冷媒出入口の間の差圧に応じて本体の中での位置を変える可動弁体とを備え、第1冷媒出入口から第2冷媒出入口に向って冷媒が流れるときには、可動弁体により差圧に応じて冷媒流路面積を最低面積から最大面積の間で変更し、第2冷媒出入口から第1冷媒出入口に向って冷媒が流れるときには、可動弁体とは別の部材が差圧によって移動して冷媒流路面積を最低面積から最低面積より大きい所定面積に変更する。
第1観点に係る差圧式膨張弁によれば、通常運転時には第1冷媒出入口から第2冷媒出入口に冷媒が流れて冷媒流路面積が最低面積から最大面積の間で差圧に応じて変更され、冷媒充填時には第2冷媒出入口から第1冷媒出入口に向って冷媒を流しても別の部材が差圧に応じて移動して所定面積の冷媒流路面積が確保されることから、冷媒充填時に通常運転時とは逆向きに冷媒が流れても所定面積の冷媒流路に多くの冷媒を流すことができる。
本発明の第2観点に係る差圧式膨張弁は、第1観点に係る差圧式膨張弁において、別の部材は、本体であり、本体は、幅広箇所と幅狭箇所とを持つ冷媒流路の幅広箇所に移動可能に設置され、冷媒の流れ方向に対して垂直な平面で切断された断面の大きさが幅広箇所よりも小さく且つ幅狭箇所よりも大きくなるように設定され、第1冷媒出入口から第2冷媒出入口に向って冷媒が流れるときには、本体が幅狭箇所に当接して可動弁体により冷媒流路面積を最低面積から最大面積の間で変更し、第2冷媒出入口から第1冷媒出入口に向って冷媒が流れるときには、本体が幅狭箇所から離隔して冷媒流路面積を所定面積にする、ものである。
第2観点に係る差圧式膨張弁によれば、幅広箇所と幅狭箇所を持つ冷媒流路の幅広箇所に本体が設置されて第2冷媒出入口から第1冷媒出入口に向って冷媒が流れるときに本体が幅狭箇所から離隔して冷媒流路面積が所定面積になることから、第2冷媒出入口から第1冷媒出入口に向って冷媒が流れるときに所定面積を確保するための構成が簡単になる。
本発明の第3観点に係る差圧式膨張弁は、第2観点に係る差圧式膨張弁において、冷媒流路に取り付けられ、幅狭箇所を構成する弁座をさらに備える、ものである。
第3観点に係る差圧式膨張弁によれば、弁座によって幅狭箇所が構成されることから、例えば冷媒流路の断面積が一定の配管においても弁座を取り付けることで幅狭箇所と幅広箇所を実現できる。
本発明の第4観点に係る差圧式膨張弁は、第2観点または第3観点に係る差圧式膨張弁において、本体は、幅狭箇所に当接する部位にテーパが付けられている、ものである。
第4観点に係る差圧式膨張弁によれば、幅狭箇所に当接する部位にテーパが付けられていることから、本体が幅狭箇所から一旦離隔した後に幅狭箇所に当接する動作を繰り返しても本体を幅狭箇所に嵌め込んで所望の状態で当接させることが容易になっている。
本発明の第5観点に係る差圧式膨張弁は、第2観点から第4観点のいずれかに係る差圧式膨張弁において、第2冷媒出入口から第1冷媒出入口に向って冷媒が流れるときに幅狭箇所から離隔する本体を所定位置に留めるストッパをさらに備える、ものである。
第5観点に係る差圧式膨張弁によれば、離隔する本体がストッパにより所定位置にとどめられることから、離隔した本体が再び幅狭箇所に当接するまでの時間を制限することができる。
本発明の第6観点に係る差圧式膨張弁は、第5観点に係る差圧式膨張弁において、第2冷媒出入口から第1冷媒出入口に向って流れる冷媒の圧力よりも小さい付勢力で本体を幅狭箇所に押し付ける付勢部材をさらに備える、ものである。
第6観点に係る差圧式膨張弁によれば、付勢部材が第2冷媒出入口から第1冷媒出入口に向って流れる冷媒の圧力よりも小さい付勢力で本体を幅狭箇所に押し付けることから、第2冷媒出入口から第1冷媒出入口に向って流れる冷媒の圧力が無くなれば本体が付勢力により幅狭箇所に強く押し付けられる。
本発明の第7観点に係る差圧式膨張弁は、第6観点に係る差圧式膨張弁において、ストッパ及び付勢部材は、幅広箇所に固定されているバネ受け及びバネ受けと本体との間に取り付けられているバネである、ものである。
第7観点に係る差圧式膨張弁によれば、ストッパ及び付勢部材がバネ受け及びバネで実現されていることから、安価なバネ受け及びバネを使ってコストを抑制することができる。
本発明の第1観点に係る差圧式膨張弁では、差圧式膨張弁により冷媒の流量を調整する差圧式膨張弁に対して冷媒の充填を速やかに行うことができる。
本発明の第2観点に係る差圧式膨張弁では、第2冷媒出入口から第1冷媒出入口に向って冷媒が流れるときに所定面積を確保するためにコストが増加するのを抑制することができる。
本発明の第3観点に係る差圧式膨張弁では、差圧式膨張弁の取り付けが容易になる。
本発明の第4観点に係る差圧式膨張弁では、幅狭箇所に本体が予期せぬ姿勢で当接することによる不具合を防止することができる。
本発明の第5観点に係る差圧式膨張弁では、冷媒充填について高い作業効率を実現することができる。
本発明の第6観点に係る差圧式膨張弁では、第1冷媒出入口から第2冷媒出入口に向って冷媒が流れる通常運転時に本体と幅狭箇所との間から冷媒が流れて冷媒流量の制御の精度が低下するのを防止することができる。
本発明の第7観点に係る差圧式膨張弁では、冷媒流量の制御の精度低下が抑制され且つ速やかな冷媒充填が可能な差圧式膨張弁を安価に提供することができる。
本発明の実施形態に係る冷凍装置の構成の概要を示す回路図。 実施形態に係る差圧式膨張弁の構成の一例を示す模式的な断面図。 図2の差圧式膨張弁の弁開度が増加した状態を示す模式的な断面図。 差圧式膨張弁の弁開度の調整動作の一例を示すグラフ。 図2の差圧式膨張弁についての冷媒充填時の状態を示す模式的な断面図。 接続配管内に設置された差圧式膨張弁を第1冷媒出入口の側から見た平面図。 変形例1Aに係る差圧式膨張弁の構成の一例を示す模式的な断面図。 図7の差圧式膨張弁の弁開度が増加した状態を示す模式的な断面図。 図7の差圧式膨張弁についての冷媒充填時の状態を示す模式的な断面図。 変形例1Cに係る差圧式膨張弁の構成の一例を示す模式的な断面図。 従来の差圧式膨張弁を用いてサービスポートを設けた場合の構成の一例を示す回路図。
以下、本発明の実施形態に係る差圧式膨張弁について図面を用いて説明する。図1には、実施形態に係る差圧式膨張弁が組み込まれている冷凍装置が備える冷媒回路が示されている。
(1)全体構成
図1に示されている冷凍装置10は、利用ユニット20と利用ユニット20に接続された熱源ユニット30とを備えている。利用ユニット20は、室内熱交換器21と室内ファン22とを備えている。利用ユニット20と熱源ユニット30とは連絡配管12,13で接続されており、利用ユニット20と熱源ユニット30の間で冷媒を循環させるための冷媒回路11が形成されている。この冷媒回路11を冷媒が循環することによって、冷凍装置10は、蒸気圧縮式冷凍サイクルを行うことができる。
熱源ユニット30は、圧縮機31と室外熱交換器32と差圧式膨張弁33とアキュムレータ35とを備えている。運転状態では、圧縮機31、室外熱交換器32、差圧式膨張弁33、室内熱交換器21及びアキュムレータ35の順に冷媒が循環するように冷媒回路11が構成されている。圧縮機31は、アキュムレータ35から吸入したガス冷媒を圧縮する。圧縮機31の吐出口から出た高温高圧の冷媒は、室外熱交換器32の流入口に流入する。室外熱交換器32において室外空気との間で熱交換された液冷媒は、室外熱交換器32の流出口から流出し、差圧式膨張弁33の流入口に流入する。差圧式膨張弁33で膨張されて減圧された冷媒は、差圧式膨張弁33の流出口から流出し、室内熱交換器21の流入口に流入する。室内熱交換器21において室内空気との間で熱交換されたガス冷媒は、室内熱交換器21の流出口から流出し、アキュムレータ35を介して圧縮機31の吸入口に流入する。
(2)詳細構成
(2−1)利用ユニット20
利用ユニット20のケーシング29の内部には、室内熱交換器21と室内ファン22とが設置されている。室内熱交換器21は、空気と冷媒との間の熱交換をさせる空気熱交換器であって、例えば伝熱管と多数のフィンとにより構成されたクロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器である。室内熱交換器21においては、チューブ(伝熱管)内を流れる冷媒回路11の冷媒と、フィンの間を通過する室内空気との間で熱交換が行われる。利用ユニット20の室内ファン22は、ケーシング内に室内空気を吸入して、室内熱交換器21において冷媒と熱交換させた後に、熱交換後の空気を供給空気として室内に供給する送風機として機能する。利用ユニット20は、冷凍装置10から分離して冷凍装置10の設置現場まで運搬することができるように構成されている。設置現場において、利用ユニット20の室内熱交換器21から延びる接続配管23,24が連絡配管12,13に接続されて、冷凍装置10の組立が行われる。
(2−2)熱源ユニット30
熱源ユニット30のケーシング39の内部には、圧縮機31と室外熱交換器32と差圧式膨張弁33と室外ファン34とアキュムレータ35が設置されている。また、ケーシング39の側面には液側の閉鎖弁36及びガス側の閉鎖弁37が取り付けられている。圧縮機31は、例えば、回転数によって運転容量を変えることが可能な容積式圧縮機である。室外熱交換器32は、熱源ユニット30の内部に流入する外気と圧縮機31で圧縮された冷媒との間で熱交換を行わせる。室外熱交換器32は、例えばクロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器であり、チューブ(伝熱管)の中を通る冷媒と多数のフィンの間を通過する外気との間で熱交換を行わせる。室外ファン34は、熱源ユニット30のケーシングの周りの外気を室外熱交換器32に送る。この室外ファン34は、室外熱交換器32に供給する空気の風量を変更することが可能なファンである。アキュムレータ35は、圧縮機31に吸入されるガス冷媒に混じっている液冷媒を分離する機能を有する。このアキュムレータ35には、ある程度の液冷媒を貯留しておくことができる。差圧式膨張弁33の構成については後ほど詳しく説明するが、差圧式膨張弁33は、室外熱交換器32から閉鎖弁36に向って流れる冷媒を適切な運転状態となるように減圧(流量調節)している。この差圧式膨張弁33は、冷媒を減圧する方向が前述の室外熱交換器32から閉鎖弁36に向う方向に限定されており、逆向きの閉鎖弁36から室外熱交換器32に向う方向では、冷凍装置10の運転を想定した冷媒の減圧(流量調節)はできない。
このような構成を有する熱源ユニット30は、閉鎖弁36,37で連絡配管12,13から切り離すことができ、冷凍装置10から分離して設置現場まで運搬することができるような構成になっている。そして、設置現場で連絡配管12,13に閉鎖弁36,37が接続されて、冷凍装置10が組み立てられる。冷凍装置10の冷媒回路11を循環する冷媒は、例外を除き、工場で連絡配管12,13が閉鎖弁36,37に接続される前に充填される。工場で冷媒が充填された熱源ユニット30が設置現場まで運搬される場合は、閉鎖弁36,37が閉じられて、閉鎖弁36,37の間に接続されているアキュムレータ35、圧縮機31、室外熱交換器32及び差圧式膨張弁33などの中に冷媒が溜まった状態になる。
熱源ユニット30への冷媒の充填は、液側の閉鎖弁36から冷媒を注入することによって行われる。ガス側の閉鎖弁37から冷媒を注入すると、アキュムレータ35に液冷媒が多く溜まって冷凍装置10を起動するときに圧縮機31に液冷媒が吸入される不具合が発生することがあるので、液側の閉鎖弁36を使って冷媒の充填が行われる。
しかしながら、既に説明したように一般に差圧式膨張弁は、冷媒の減圧をする方向が決まっている。一般に差圧式膨張弁では差圧式膨張弁に掛かる差圧が大きくなるほど弁開度が開く構成になっているが、従来の差圧式膨張弁では、閉鎖弁36からの冷媒の注入は差圧式膨張弁の冷媒出口から冷媒入口に向う逆方向へ圧力が掛かって弁開度が最小になるため、冷媒の充填に非常に長い時間を要することになる。図1に示されている差圧式膨張弁33では、このように冷媒の充填に長時間を要するという不具合が解消されているが、その詳細については差圧式膨張弁33の構成とともに以下に説明する。
(2−2−1)差圧式膨張弁33
図2及び図3には、差圧式膨張弁33の構成が模式的に示されている。差圧式膨張弁33は、弁開度を変えることにより冷媒回路11を循環する冷媒の流量を変化させる。差圧式膨張弁33は、差圧式膨張弁33に掛かる差圧、つまり第1冷媒出入口61と第2冷媒出入口62の冷媒の差圧に応じて弁開度が変化する。
差圧式膨張弁33は、本体51と可動弁体52と弁座55とストッパ56を備えている。差圧式膨張弁33の本体51には、冷媒回路11から差圧式膨張弁33の内部に冷媒が流入する第1冷媒出入口61と、差圧式膨張弁33の内部から冷媒回路11に冷媒が流出する第2冷媒出入口62とが設けられている。弁座55及びストッパ56には、冷媒が通過する開口部71,72が設けられている。なお、図中に示されている矢印は、冷媒の流れる向きを示している。
冷房運転時には、ストッパ56の開口部71を通過した冷媒が本体51の第1冷媒出入口61に流入し、本体51の第2冷媒出入口62から流出した冷媒が弁座55の開口部72を通って流れる。図1に示されている接続配管38の中の冷媒流路80は、図2及び図3に示されているように弁座55によって幅広箇所81と幅狭箇所82が形成される。接続配管38は、熱源ユニット30が建物などに設置されると、差圧式膨張弁33が取り付けられる箇所が上下方向に延びている状態になる。接続配管38の上下方向に延びた箇所の中で、弁座55が下に位置し、ストッパ56が上に位置している。このように弁座55が本体51よりも下に位置することから、接続配管38の中の冷媒に圧力が生じていない状況では、重力によって本体51が弁座55に着座する。冷房運転時には、第1冷媒出入口61から第2冷媒出入口62に向って冷媒が流れ、冷媒により発生する圧力の向きも重力の向きと一致する。従って、差圧式膨張弁33は、冷房運転時においては、本体51が弁座55に着座した図2及び図3の状態を保って、本体51の中の可動弁体52が移動する。このとき本体51と弁座55が隙間無く接触しているので、本体51と弁座55の間から冷媒が漏洩することはない。
本体51は、可動弁体52を支持するコイルバネ53を有している。コイルバネ53は、可動弁体52に対して付勢力を与えている。コイルバネ53が可動弁体52に与える付勢力は、第2冷媒出入口62から第1冷媒出入口61の向きに可動弁体52を押す力である。第1冷媒出入口61と第2冷媒出入口62の間の差圧(P1−P2)が小さいときは、図2に示されているように、可動弁体52が第1冷媒出入口61の方に移動し、弁開度が小さくなる。逆に、第1冷媒出入口61と第2冷媒出入口62の間の差圧(P1−P2)が大きいときは、図3に示されているように、可動弁体52が第2冷媒出入口62の方に移動し、弁開度が大きくなる。
図2及び図3には本体51と弁座55とストッパ56とが分離されている構成が示されているが、弁座55とストッパ56が例えば数本の棒状部材で結合されていてもよい。そのような構成においては、弁座55とストッパ56と棒状部材で囲まれた空間に本体51が移動可能に収納される。このように全体が一体化された構成であれば、差圧式膨張弁33の接続配管38の中への設置が容易になる。例えば、差圧式膨張弁33を接続配管38の中に挿入して接続配管38の径を狭めるようにかしめれば、差圧式膨張弁33が接続配管38の中に容易に設置できる。
可動弁体52の中には、最も狭くなっている部分において断面積S1を持つ弁内流路FC1が形成されている。この断面積S1は弁内流路FC1の流れ方向に対して垂直な平面で切断した断面の面積である。また、可動弁体52の外形の寸法は、本体51の空洞63の寸法よりも小さくなっている。従って、可動弁体52と本体51との間に隙間ができる。この隙間が弁外流路FC2になる。弁外流路FC2は、最も狭くなっている部分において断面積S2を持つ。
(2−2−1−1)冷房運転時の差圧式膨張弁33の動作
冷房運転時において、第1冷媒出入口61の冷媒の圧力は、実質的に図1の点Cの圧力P1(室外熱交換器32と差圧式膨張弁33の間の冷媒の圧力)になり、第2冷媒出入口62の冷媒の圧力は、実質的に図1の点Dの圧力P2(差圧式膨張弁33と室内熱交換器21の間の冷媒の圧力)になる。ここでは、説明を簡単にするために、冷媒回路11の配管などで生じる冷媒の圧力の低下は無視している。差圧式膨張弁33を冷媒が通過することにより圧力が低下し、圧力P1が圧力P2になる。つまり、差圧式膨張弁33は、冷媒を減圧する減圧機構として機能する。
本体51の形状は、例えば円筒である。差圧式膨張弁33は、本体51が円筒状であると、冷媒回路11を構成する円筒状の接続配管38に設置し易くなる。第1冷媒出入口61と第2冷媒出入口62の間に可動弁体52が配置されている。さらに詳細に見ると、第1冷媒出入口61と第2冷媒出入口62を繋ぐ本体51の内部の空洞63の中に可動弁体52が移動可能に配置されている。
図4には、冷房運転時に差圧式膨張弁33に掛かる差圧と差圧式膨張弁33の流量との関係が示されている。差圧が大きくなっていって図4に示されている差圧DP2を超えるまでは、図2に示されているように、可動弁体52が本体51の幅狭部51aに当接している。このように可動弁体52が幅狭部51aに当接しているときには、冷媒は、弁内流路FC1を流れる。弁内流路FC1の冷媒流路面積が、最小面積の断面積S1になる。このとき弁開度が最も小さくなる。例えば、図4に示されている差圧DP2より小さくなった差圧DP1が差圧式膨張弁33に掛かると、差圧式膨張弁33の流量は第2流量になる。
差圧が大きくなっていって差圧DP2を超えると、幅狭部51aと可動弁体52の間隔が広がる。幅狭部51aと可動弁体52の間隔が最も広がった状態で、弁外流路FC2の断面積S2が弁内流路FC1の断面積S1に加わる。つまり、可動弁体52が幅狭部51aから離隔すると、弁開度が大きくなり、弁開度が最も大きくなったときの差圧式膨張弁33の冷媒流路面積が最大面積の断面積(S1+S2)になる。例えば室内温度と設定温度との間に温度差があって冷凍装置10が室内温度を設定温度に近づけるためにある程度の冷房能力で運転されるときには、制御装置40により圧縮機31の回転数及び室外ファン34の回転数などが調整され、第1流量の近傍の流量になるように弁開度が開いている。通常の冷房運転では、例えば圧縮機31の吸入側の過熱度が所定範囲に収まるように制御されており、圧縮機31の回転数などに応じて冷媒回路11に第1流量の冷媒が流れ、差圧式膨張弁33の差圧がDP3になる。
(2−2−1−2)冷媒充填時の差圧式膨張弁33の動作
図5には、冷媒充填時の差圧式膨張弁33の状態が示されている。また、図6には、冷媒充填時の冷媒の下流側から見たストッパ56と本体51との位置関係が示されている。液側の閉鎖弁36から冷媒が注入されると、注入される冷媒の圧力によって本体51が上に持ち上げられる。その結果、本体51が幅狭箇所82から離隔して冷媒流路面積が最低面積のS1からS1よりも大きい所定面積に変更される。
本体51は、冷媒の流れ方向に対して垂直な平面で切断された断面の大きさ(2×r1)が、幅広箇所81の大きさ(2×r2)より小さく且つ幅狭箇所82の大きさ(2×r3)よりも大きくなるように設定されている。円筒状の本体51の外径r1は、円筒状の接続配管38の内径r2よりも小さい。このような外径r1と内径r2との差から本体51と幅広箇所81との間には隙間In1が生じる。また、円筒状のストッパ56の内周面56aの内径r4よりも本体51の外径r1の方が小さい。しかしながら、ストッパ56の内周面56aから中心に向って4本の突出部56bが突出している。また、突出部56bには突起56cが下方に向って形成されている。本体51が押し上げられてもこの突出部56bの突起56cに突き当たるので、突出部56bよりも上には移動しない。ストッパ56の内周面56aと本体51の間に形成される隙間In2の冷媒流路面積は、例えば、本体51と幅広箇所81との間に形成される隙間In1の冷媒流路面積よりも大きくなるように構成されている。このような構成の場合、最低面積のS1よりも大きい所定面積は、隙間In1によって形成される冷媒流路FC3の流路面積(π×r22−π×r12)と弁内流路FC1の断面積S1の和になる。この隙間In1の冷媒流路面積は、最低面積のS1よりも十分に大きくなるように構成されている。このような構成によって、冷媒の充填時には、本体51が移動してできる隙間In1を通って多くの冷媒を流すことができる。
冷媒の充填が終了すると冷媒の圧力がなくなるので、本体51は、重力によって下向きに移動して、差圧式膨張弁33は、図5に示されている状態から図2に示されている状態に変わる。弁座55には、上部の凹部55aが円錐形に形成されるようにテーパが付けられている。また、本体51の下部51bには、弁座55の凹部55aに嵌合するように、テーパが付けられている。テーパが付けられることによって、下部51bは、凹部55aに隙間無く嵌合するように、凹部55aと同じ形の円錐形になっている。弁座55の凹部55aと本体51の下部51bの形状によって、冷媒の充填が終了すると確実に弁座55に本体51が着座する。
(4)変形例
(4−1)変形例1A
上記実施形態の差圧式膨張弁33は、冷媒の充填時において、重力と充填される冷媒の圧力とによって本体51が移動するものであったが、冷媒充填時に本体51を移動させる構成は、実施形態の差圧式膨張弁33の構成に限られるものではない。
図7、図8及び図9には、冷媒の充填時に、第2冷媒出入口62から第1冷媒出入口61に向って流れる冷媒の圧力よりも小さい付勢力で本体51を幅狭箇所82(弁座55)に押し付けるコイルバネ58を備える差圧式膨張弁33Aが示されている。コイルバネ58は、一方端がバネ受け57に取り付けられ、他方端が本体51に取り付けられている。図7及び図8には、差圧式膨張弁33Aが冷房運転において動作している状態が示されている。コイルバネ58は、図7及び図8に示されている状態で、本体51を弁座55に押し付ける付勢力を発生している。これらバネ受け57とコイルバネ58がストッパと付勢部材として機能する。図7及び図8に示されている状態は、コイルバネ58が本体51を弁座55に押し付けている以外については、図2及び図3を用いて説明した冷房運転時の動作と同様であるので説明を省く。
液側の閉鎖弁36から冷媒が注入されると、注入される冷媒の圧力がコイルバネ58の付勢力より大きいためにコイルバネ58が押し縮められる。その結果、本体51が幅狭箇所82から離隔して冷媒流路面積が最低面積のS1からS1よりも大きい所定面積、つまり実施形態の差圧式膨張弁33と同様に隙間In1によって形成される冷媒流路FC3の流路面積と弁内流路FC1の流路面積の和に変更される。
冷媒の充填が終了すると冷媒の圧力がなくなるので、本体51は、コイルバネ58によって弁座55の方に移動して、差圧式膨張弁33Aは、図9に示されている状態から図7に示されている状態に変わる。本体51が弁座55に着座する位置はコイルバネ58によって規制され、本体51は常に所望の位置に着座する。実施形態のコイルバネ58の付勢力(弾性復元力)によって本体51が弁座55に着座するので、接続配管38は、差圧式膨張弁33Aが配置される場所が上下に延びている必要は無く、例えば水平方向に延びていてもかまわない。
なお、差圧式膨張弁33Aにおいても、差圧式膨張弁33と同じように、本体51の下部及び弁座55に設けられた凹部にテーパを付けるように構成してもよい。
(4−2)変形例1B
上記変形例1Aでは、付勢部材としてコイルバネ58を例に挙げて説明したが、付勢部材に用いられるバネはコイルバネ58には限られない。また、付勢部材としてコイルバネ58のようなバネを例に挙げて説明したが、付勢部材はバネに限られず、例えばゴムなどの他の弾性部材を付勢部材として用いることもできる。また、例えば磁石を付勢部材として用いることもできる。磁石と磁石の間に生じる斥力または引力を付勢力として用いたり、磁石と金属の間に生じる引力を付勢力として用いたりすることができる。
(4−3)変形例1C
上記実施形態及び変形例1Aでは、幅広箇所81と幅狭箇所82を形成するために、弁座55を用いる場合について説明したが、弁座55の代わりに、図10に示されている差圧式膨張弁33Bのように、幅広箇所81と幅狭箇所82を有する接続配管38Aを用いてもよい。このような構成を形成するために接続配管38Aは、本体51の下部51bに合うようなテーパ部38nを有している。
(4−4)変形例1D
上記実施形態では冷媒充填時の本体51の移動を制限するための部材としてストッパ56を示し、変形例1Aではコイルバネ58とバネ受け57を示した。しかし、冷媒充填時の本体51の移動を制限するための部材は、上述の部材に限られるものではなく、例えば紐または内径が小さくなった箇所を持つ接続配管などの他の部材を用いてもかまわない。
(4−5)変形例1E
上記実施形態では、1台の熱源ユニット30に対して1台の利用ユニット20が接続されるペア型である場合について説明したが、冷凍装置の構成はペア型には限られず、本発明は、熱源ユニットに複数の利用ユニットが接続されるマルチ型にも本発明の差圧式膨張弁33を適用することができる。
(5)特徴
(5−1)
上述の実施形態、変形例1A及び変形例1Cで説明したように差圧式膨張弁33,33A,33Bは、第1冷媒出入口61から第2冷媒出入口62に向って冷媒が流れるときには、可動弁体52により差圧に応じて冷媒流路面積を最低面積のS1から最大面積の(S1+S2)の間で変更する。しかし、第2冷媒出入口62から第1冷媒出入口61に向って冷媒が流れるときには、可動弁体52とは別の部材である本体51が差圧によって移動して冷媒流路面積を最低面積のS1から最低面積より大きい所定面積に変更する。差圧式膨張弁33,33A,33Bでは、所定面積が、流路FC1,FC3の流路面積の和に対応する。このように、冷媒充填時には第2冷媒出入口62から第1冷媒出入口61に向って冷媒を流しても本体51が差圧に応じて移動して所定面積の冷媒流路面積が確保されることから、冷媒充填時に通常運転時とは逆向きに冷媒が流れても多くの冷媒を流すことができる。その結果、差圧式膨張弁33,33A,33Bにより冷媒の流量を調整する冷凍装置10に対して冷媒の充填を速やかに行うことができる。
なお、従来の差圧式膨張弁133を用いて冷媒充填を速やかに行わせるためには、図11に示されているように、圧縮機31から差圧式膨張弁133までの間に冷媒充填用のサービスポート90を設けることが考えられる。それに対して、差圧式膨張弁33,33A,33Bを用いる場合には、サービスポート90の部品及びサービスポート90を設けるための場所を省くことができる。差圧式膨張弁33,33A,33Bを用いると、サービスポート90を設ける場合に比べて部品点数を削減でき、このようなサービスポート90を持つ熱源ユニット130よりも小型化し易くなる。
(5−2)
差圧式膨張弁33,33A,33Bの本体51は、幅広箇所81と幅狭箇所82とを持つ冷媒流路の幅広箇所81に移動可能に設置されている。そして、本体51は、冷媒の流れ方向に対して垂直な平面で切断された断面の大きさが幅広箇所81よりも小さく且つ幅狭箇所82よりも大きくなるように設定されている。冷媒の充填時に、第2冷媒出入口62から第1冷媒出入口61に向って冷媒が流れるときに本体51が幅狭箇所82から離隔して冷媒流路面積が所定面積になる。このように、第2冷媒出入口62から第1冷媒出入口61に向って冷媒が流れるときに所定面積を確保するための構成が簡単であり、第2冷媒出入口62から第1冷媒出入口61に向って冷媒が流れるときに所定面積を確保するためにコストが増加するのを抑制することができる。
(5−3)
差圧式膨張弁33,33Aは、弁座55によって幅狭箇所82が構成されることから、例えば冷媒流路の断面積が一定の配管においても弁座55を取り付けることで幅狭箇所82と幅広箇所81を実現できる。その結果、接続配管38に対する差圧式膨張弁33,33Aの取り付けが容易になる。
(5−4)
差圧式膨張弁33の本体51には、幅狭箇所82に当接する部位にテーパが付けられていることから、本体51が幅狭箇所82から一旦離隔した後に幅狭箇所82に当接する動作を繰り返しても本体51を幅狭箇所82に嵌め込んで所望の状態で当接させることができるものとなっている。その結果、幅狭箇所82に本体51が予期せぬ姿勢で当接することによる不具合を防止することができる。特に、本体51が嵌り込む弁座55の凹部55aにテーパをつけることで、さらにテーパが付けられている本体51の下部51bが嵌り易くなっている。また、このような構造を持つ差圧式膨張弁33は、本体51の下部51bと弁座55の凹部55aの接触面積が拡大するので、冷媒の漏洩も抑制し易くなっている。
(5−5)
差圧式膨張弁33は、第2冷媒出入口62から第1冷媒出入口61に向って冷媒が流れるときに幅狭箇所82から離隔する本体51を所定位置に留めるストッパ56を備えている。また、差圧式膨張弁33Aは、このようなストッパとして機能するバネ受け57及びコイルバネ58を備えている。このような構造を持つ差圧式膨張弁33,33Aでは、離隔する本体51がストッパ56またはバネ受け57とコイルバネ58により所定位置にとどめられることから、離隔した本体51が再び幅狭箇所82に当接するまでの時間を制限することができ、冷媒充填について高い作業効率を実現することができる。
(5−6)
特に、差圧式膨張弁33Aのように、冷媒充填時に第2冷媒出入口62から第1冷媒出入口61に向って流れる冷媒の圧力よりも小さい付勢力で本体51を幅狭箇所82に押し付ける付勢部材であるコイルバネ58を備えている場合には、第2冷媒出入口62から第1冷媒出入口61に向って流れる冷媒の圧力が無くなれば本体51が付勢力により幅狭箇所82に強く押し付けられる。その結果、第1冷媒出入口61から第2冷媒出入口62に向って冷媒が流れる通常運転時には、本体51と幅狭箇所82との間から冷媒が漏れて冷媒流量の制御の精度が低下するのを防止することができる。
(5−7)
差圧式膨張弁33Aでは、幅広箇所81に固定されているバネ受け57及びバネ受け57と本体51との間に取り付けられているコイルバネ58がストッパ及び付勢部材として機能している。バネ受け57及びコイルバネ58が安価であり、冷媒流量の制御の精度低下が抑制され且つ速やかな冷媒充填が可能な差圧式膨張弁33Aがコストを抑えて安価に実現できている。
10 冷凍装置
11 冷媒回路
20 利用ユニット
21 室内熱交換器
30 熱源ユニット
31 圧縮機
32 室外熱交換器
33,33A,33B 差圧式膨張弁
34 室外ファン
51 本体
52 弁体
55 弁座
56 ストッパ
57 バネ受け(コイルバネ58とともにストッパを構成)
58 コイルバネ(付勢部材の例)
特開2004−218918号公報

Claims (7)

  1. 第1冷媒出入口と第2冷媒出入口とを持つ本体(51)と、
    前記本体の内部に移動可能に配置され、前記第1冷媒出入口と前記第2冷媒出入口の間の差圧に応じて前記本体の中での位置を変える可動弁体(52)と
    を備え、
    前記第1冷媒出入口から前記第2冷媒出入口に向って冷媒が流れるときには、前記可動弁体により前記差圧に応じて冷媒流路面積を最低面積から最大面積の間で変更し、前記第2冷媒出入口から前記第1冷媒出入口に向って冷媒が流れるときには、前記可動弁体とは別の部材が前記差圧によって移動して冷媒流路面積を前記最低面積から前記最低面積より大きい所定面積に変更する、差圧式膨張弁。
  2. 前記別の部材は、前記本体であり、
    前記本体は、幅広箇所と幅狭箇所とを持つ冷媒流路の前記幅広箇所に移動可能に設置され、冷媒の流れ方向に対して垂直な平面で切断された断面の大きさが前記幅広箇所よりも小さく且つ前記幅狭箇所よりも大きくなるように設定され、
    前記第1冷媒出入口から前記第2冷媒出入口に向って冷媒が流れるときには、前記本体が前記幅狭箇所に当接して前記可動弁体により冷媒流路面積を前記最低面積から前記最大面積の間で変更し、前記第2冷媒出入口から前記第1冷媒出入口に向って冷媒が流れるときには、前記本体が前記幅狭箇所から離隔して冷媒流路面積を前記所定面積にする、
    請求項1に記載の差圧式膨張弁。
  3. 前記冷媒流路に取り付けられ、前記幅狭箇所を構成する弁座(55)をさらに備える、
    請求項2に記載の差圧式膨張弁。
  4. 前記本体は、前記幅狭箇所に当接する部位にテーパが付けられている、
    請求項2または請求項3に記載の差圧式膨張弁。
  5. 前記第2冷媒出入口から前記第1冷媒出入口に向って冷媒が流れるときに前記幅狭箇所から離隔する前記本体を所定位置に留めるストッパ(56,57,58)をさらに備える、
    請求項2から4のいずれか一項に記載の差圧式膨張弁。
  6. 前記第2冷媒出入口から前記第1冷媒出入口に向って流れる冷媒の圧力よりも小さい付勢力で前記本体を前記幅狭箇所に押し付ける付勢部材(58)をさらに備える、
    請求項5に記載の差圧式膨張弁。
  7. 前記ストッパ及び前記付勢部材は、前記幅広箇所に固定されているバネ受け(57)及び前記バネ受けと前記本体との間に取り付けられているバネ(58)である、
    請求項6に記載の差圧式膨張弁。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112228656A (zh) * 2020-10-20 2021-01-15 中国航发沈阳发动机研究所 一种通径自适应调节的管路

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