JP2019002336A - 中空水車及び発電装置 - Google Patents

中空水車及び発電装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019002336A
JP2019002336A JP2017117396A JP2017117396A JP2019002336A JP 2019002336 A JP2019002336 A JP 2019002336A JP 2017117396 A JP2017117396 A JP 2017117396A JP 2017117396 A JP2017117396 A JP 2017117396A JP 2019002336 A JP2019002336 A JP 2019002336A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
water turbine
hollow
outer shell
central axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017117396A
Other languages
English (en)
Inventor
誠一 勅使河原
Seiichi Teshigawara
誠一 勅使河原
杉田 澄雄
Sumio Sugita
澄雄 杉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP2017117396A priority Critical patent/JP2019002336A/ja
Publication of JP2019002336A publication Critical patent/JP2019002336A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/20Hydro energy

Landscapes

  • Hydraulic Turbines (AREA)

Abstract

【課題】水の流れを効率的に回転に変換することが可能な中空水車及び発電装置を提供する。【解決手段】中空水車10は、中心軸AXを中心とした筒状に形成され、水が流入する流入口11aを中心軸AXの軸線方向の一方の端部に有し、水が排出する流出口11bを軸線方向の他方の端部に有する外郭部11と、外郭部11の内部に配置され、外郭部11に連結され、流入口11aから流入する水の流れを受けて中心軸AXの軸回り方向に周回するブレード12と、中心軸AX上に配置され、ブレード12に連結される連結部14、及び連結部14から流入口11a側に突出した突出部15を有するハブ部13とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、中空水車及び発電装置に関する。
河川や農業用水路等の水流、配管内を流れる水流等、比較的小規模な水流を用いて発電を行う小水力発電が知られている。このような小水力発電に用いられる発電装置として、例えば、以下の特許文献1及び特許文献2に記載のように、水車を配置した構成が知られている。
特許文献1に記載の水車は、回転軸部材の周りに複数のブレードを配置し、ブレードを中空軸体で囲い、中空軸体に対してブレードを回転させる構成である。このような水車を用いた構成では、水中のゴミが水車に引っ掛かるため、定期的にゴミを取り払う等のメンテナンスが行われる。一方、特許文献1の構成では、中空軸体とブレードとの間に砂や泥が堆積し、ブレードの回転が妨げられる場合がある。
また、特許文献2に記載の水車は、配管の一部に設けられ、円筒状の外郭部と、この外郭部の内周面に固定された複数のブレードとを有し、複数のブレードが中心部分を開口するように配置された構成である。この水車は、配管を流れる水により、ブレードと外郭部とが一体で回転する。このため、水中に砂や泥が含まれる場合であっても、開口部分を通過して流れるため、水車の外郭部やブレードには堆積されず、ブレードの回転が妨げられない。
特開2016−050554号公報 米国特許第9464619号明細書
特許文献2に記載の水車は、中心部分が開口されているため、配管内を流れる水の一部がブレードを通過することなく開口部分を流れてしまう場合がある。このため、水の流れを効率的に回転に変換することができないという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、水の流れを効率的に回転に変換することが可能な中空水車及び発電装置を提供することを目的とする。
本態様の中空水車は、所定の中心軸を中心とした筒状に形成され、水が流入する流入口を前記中心軸の軸線方向の一方の端部に有し、前記水が排出する排出口を前記軸線方向の他方の端部に有する外郭部と、前記外郭部の内部に配置され、前記外郭部に連結され、前記流入口から流入する前記水の流れを受けて前記中心軸の軸回り方向に周回する少なくとも1つのブレードと、前記中心軸上に配置され、前記ブレードに連結される連結部、及び前記連結部から前記流入口側に突出した突出部を有するハブ部とを備える。
この構成によれば、外郭部の内部に流れ込む水のうち中心軸及びその周囲に流れる水を、突出部により外周側、つまりブレード側に流すことができる。これにより、外郭部の内部に流れ込む水を、確実にブレード側に供給することができる。したがって、水の流れを効率的に回転に変換することができる。
望ましい形態として、前記ハブ部は、前記突出部の突出方向の先端側にかけて先細りの形状を有する。
この構成によれば、突出部に向けた水が突出部の形状に沿って徐々に広がるように流れることになる。これにより、水の流れを減衰させることを抑制できる。
望ましい形態として、前記ブレードは、前記中心軸の軸回り方向に複数配置される。
この構成によれば、水の流れをより確実に回転に変換することができる。
望ましい形態として、前記ハブ部は、内部が中空状に形成される。
この構成によれば、ハブ部が軽量化されるため、水の流れをより効率的に回転に変換することができる。
本態様の発電装置は、上記の中空水車と、前記中空水車の前記外郭部の外周面との間に隙間を空けるように前記外周面を囲んで配置され、軸受を介して前記中空水車を前記軸回り方向に回転可能に支持する支持部材と、前記外郭部の外周面及び前記支持部材の内周面の一方に配置される界磁と、前記外郭部の外周面及び前記支持部材の内周面の他方に前記界磁に対応して配置される電機子と、前記外郭部と前記支持部材との間の前記隙間のうち前記界磁及び前記電機子が配置される部分に対する前記水の浸入を抑制する封止部とを備える。
この構成によれば、水の流れをより効率的に回転に変換する中空水車により発電を行うため、発電効率の高い発電装置を得ることができる。
望ましい形態として、前記封止部は、前記外郭部の一部との間に形成される微小隙間によるラビリンス構造を有する。
この構成によれば、界磁と電機子とが配置される部分への水の浸入を確実に抑制することができる。
望ましい形態として、前記外郭部は、前記流入口側の端部に環状凸部を有し、前記封止部は、前記環状凸部を挿入し、前記環状凸部との間に前記微小隙間を形成する環状凹部を有する。
この構成によれば、中空水車の外郭部に封止構造の一部を設けることにより、界磁と電機子とが配置される部分への水の浸入をより確実に抑制することができる。
本態様によれば、水の流れを効率的に回転に変換することが可能な中空水車及び発電装置を提供することができる。
図1は、本実施形態に係る発電装置の一例を示す断面図である。 図2は、本実施形態に係る中空水車の一例を示す斜視図である。 図3は、本実施形態に係る中空水車の一例を示す斜視図である。 図4は、本実施形態に係る中空水車の一例を示す正面図である。 図5は、本実施形態に係る中空水車の他の例を示す正面図である。 図6は、本実施形態に係る発電装置の使用態様の一例を示す図である。 図7は、発電装置の使用態様の他の例を示す図である。 図8は、発電装置の使用態様の他の例を示す図である。 図9は、中空水車の他の例を示す断面図である。
以下、本発明に係る中空水車及び発電装置の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
図1は、本実施形態に係る発電装置100の一例を示す断面図である。図1は、後述する中空水車10の中心軸AXを通る平面による断面構成を示している。図1に示す発電装置100は、小水力発電を行う発電設備として、例えば河川や農業用水路等の水が流れる場所に投入して用いられる。図1に示すように、発電装置100は、中空水車10と、支持部材20と、界磁30と、電機子40と、封止部50とを備えている。
図2及び図3は、本実施形態に係る中空水車10の一例を示す斜視図である。図2は正面側、図3は背面側をそれぞれ示す。図4は、中空水車10の一例を示す正面図である。図1から図4に示す中空水車10は、水流により中心軸AXの軸回り方向に回転可能に設けられる。
中空水車10は、外郭部11と、ブレード12と、ハブ部13とを備えている。中空水車10は、外郭部11、ブレード12及びハブ部13が成型等により一部材として形成されてもよいし、各部が別々に形成され、組み立てや固定等を行って形成されてもよい。中空水車10は、各部が同一の材料により構成されてもよいし、異なる材料により構成されてもよい。
外郭部11は、中心軸AXを中心とする円筒状に形成される。外郭部11は、流入口11a及び流出口11bを有する。流入口11aは、中心軸AXの軸線方向の一方の端部に設けられる。流入口11aは、外郭部11の内部に水が流入する。流出口11bは、外郭部11の軸線方向の他方の端部に設けられる。流出口11bは、外郭部11の内部の水が外部に流出する。外郭部11は、流入口11aから流出口11bまで、例えば内径が同一となっているが、これに限定されない。
外郭部11は、フランジ部11fを有する。フランジ部11fは、外郭部11の流入口11a側の端部に配置される。フランジ部11fの端面11eには、環状凸部16が設けられる(図1参照)。なお、図2から図4では、環状凸部16の図示を省略している。環状凸部16は、フランジ部11fの端面11eから中心軸AXの軸線方向に突出している。環状凸部16は、中心軸AXを中心とした同心円状に複数設けられる。環状凸部16は、外郭部11と一部材で形成された構成であってもよいし、外郭部11とは異なる部材として形成され、固定部材等により端面11eに固定された構成であってもよい。
ブレード12は、外郭部11に連結される。本実施形態では、ブレード12は、内周面11cに連結されるが、これに限定されない。ブレード12は、流入口11aから流入する水の流れを受けて中心軸AXの軸回り方向に周回する。ブレード12の周回により、外郭部11が中心軸AXの軸回り方向に回転する。ブレード12は、中心軸AXの軸回り方向に複数配置される。本実施形態では、ブレード12が例えば4つ配置された構成であるが、これに限定されず、5つ以上又は3つ以下であってもよい。ブレード12は、少なくとも1つあればよい。
ハブ部13は、中心軸AXの軸線上に配置される。ハブ部13は、連結部14及び突出部15を有する。連結部14は、4つのブレード12に連結され、当該4つのブレード12を介して外郭部11に連結される。したがって、中空水車10は、外郭部11、ブレード12及びハブ部13が一体となっている。連結部14は、例えば外周面14aにおいて4つのブレード12のすべてに連結される。なお、連結部14は、外周面14a以外の箇所、例えば外郭部11の流出口11b側の端部14b等においてブレード12に連結されてもよい。また、連結部14は、4つのブレード12のすべてに連結されなくてもよく、少なくとも1つのブレード12に連結された構成であればよい。
連結部14は、例えば円筒状に形成される。連結部14の外径は、例えば外郭部11の流入口11a側から流出口11b側にかけてほぼ同一となっている。このため、連結部14の外周面と外郭部11の内周面との間の径方向の距離は、中心軸AXの軸線方向についてほぼ等しくなっている。
突出部15は、連結部14から外郭部11の流入口11a側に向けて突出する。突出部15は、流入口11aから流入する水を中心軸AXに対して径方向の外側、つまりブレード12側に流す。突出部15が設けられることで、流入口11aから流入する水を確実にブレード12に流すことができるため、流水のエネルギーを効率よく回転力に変換することができる。
突出部15は、例えば流入口11a側の先端部15a側にかけて先細りの形状を有する。突出部15は、このような形状を有することにより、流入口11aから流入する水の勢いが減衰するのを抑制し、突出部15に沿ってスムーズに流すことができる。このような突出部15の形状としては、例えば半球状、放物面状等、円錐形状等が挙げられる。本実施形態において、突出部15の突出方向の先端15aが丸みを帯びた形状を有しているが、この形状に限定されない。
ハブ部13は、連結部14及び突出部15の内部に空間13Kが形成された中空状である。ハブ部13は、連結部14及び突出部15の内部が中空状に形成されることにより、中実状である場合に比べて軽量化されるため、中空水車10の軽量化を図ることができる。なお、ハブ部13の内部は、中実状であってもよい。
支持部材20は、例えば円筒状であり、中空水車10の外郭部11の外周面11dを囲んで配置される。支持部材20は、流水取込部21と、拡径部22と、段部23とを有する。流水取込部21は、中空水車10の流入口11a側に水を取り込む。流水取込部21は、中心軸AXの軸線方向において流入口11a側の端部に配置される。流水取込部21は、例えばテーパ状に形成される。流水取込部21がテーパ状に形成されることにより、中空水車10の流入口11a側に水を流すことができる。本実施形態において、流水取込部21は、断面視において湾曲した形状であるが、これに限定されず、断面視において直線状であってもよい。
拡径部22は、支持部材20のうち流水取込部21から内径が拡大された部分である。拡径部22が設けられることにより、外郭部11の外周面11dとの間に隙間20Kが形成される。この隙間20Kは、後述の界磁30及び電機子40が配置可能な寸法に設定される。段部23は、流水取込部21と拡径部22との間に配置される。段部23は、円環状の平面である。段部23には、後述の封止部50が配置される。
支持部材20は、軸受25を介して中空水車10を回転可能に支持する。軸受25としては、例えば転がり軸受等が用いられる。軸受25は、中心軸AXの軸線方向に複数、例えば2つ並んで配置されるが、3つ以上配置されてもよい。
なお、本実施形態では、例えば図4に示すように、中心軸AXの軸回り方向について4つの軸受25aを配置する構成としてもよい。中心軸AXの軸回り方向の軸受25aの個数は、中空水車10の径に応じて変えてもよい。図5は、本実施形態に係る中空水車10の他の例を示す正面図である。例えば、中空水車10の径が小さい場合、図5に示すように、中心軸AXの軸回り方向の軸受25aの個数を1個減らして3個としてもよい。このように、本実施形態では、中空水車10の径に応じて軸受25aの中心軸AXの軸回り方向における個数及び配置を調整することにより、同じ内径の軸受で対応できる。
図1に示すように、界磁30は、外郭部11の外周面11d上に周方向に複数並んで配置される。各界磁30は、ネジ又はボルト等の固定部材により外周面11dに固定される。複数の界磁30は、中空水車10が軸回り方向に回転することにより、中空水車10と共に中心軸AXの軸回り方向に周回する。界磁30としては、例えば永久磁石、電磁石等が用いられる。界磁30は、発電装置100のロータとして機能する。
電機子40は、支持部材20の拡径部22の内周面22a上に周方向に複数並んで配置される。電機子40は、界磁30に対応する位置に当該界磁30に対向して配置される。各電機子40は、ネジ又はボルト等の固定部材により内周面22aに固定される。電機子40は、電機子コア41及びコイル42を有する。電機子40は、界磁30が周回移動することで変化する磁界の影響により、コイル42を流れる電流を発生させる。電機子40は、発電装置100のステータとして機能する。
封止部50は、中空水車10の外郭部11と支持部材20との間に形成される隙間20Kのうち、界磁30及び電機子40が配置される部分に対する水の浸入を抑制する。封止部50は、環状部材51を有する。環状部材51は、例えば支持部材20の段部23に固定される。なお、環状部材51は、段部23の一部として設けられてもよい。
環状部材51には、環状凹部52が設けられる。環状凹部52には、フランジ部11fから突出する環状凸部16が挿入される。環状凹部52は、環状凸部16が挿入された状態において、環状凸部16との間に微小隙間53を形成する。この微小隙間53は、中心軸AXの内側から外側にかけて入り組んだ状態で設けられ、ラビリンス構造を構成する。微小隙間53の寸法、すなわち、環状凸部16と環状凹部52との距離は、例えば50〜500μm程度(但し、径のサイズによる)に形成される。このラビリンス構造により、中心軸AXの軸回り方向における中空水車10の回転を許容しつつ、微小隙間53の中心軸AXの内側から外側への水の浸入が抑制される。これにより、隙間20Kへの水の浸入が抑制される。なお、封止部50としては、上記のラビリンス構造に限定されず、油溝シール、フリンガ、他のラビリンス構造等の非接触型密封装置や、オイルシール等の接触型密封装置等、他の密封装置が用いられてもよい。
次に、上記のように構成された発電装置100の使用態様を説明する。図6は、発電装置100の使用態様の一例を示す図である。図6に示すように、発電装置100は、河川や農業用水路等の水が流れる場所において、中空水車10の流入口11aが水の流れる方向の上流側に向き、流出口11bが下流側に向くように配置する。これにより、支持部材20の内側に水Wが流れ込む。
このとき、支持部材20の上流側端部に向けて流れる水W1は、流水取込部21により案内されて支持部材20の内部に流れ込む。このため、より多くの水を支持部材20の内側に流し込むことができる。支持部材20の内側に流れ込んだ水は、流入口11aから中空水車10の外郭部11の内部に流入する。外郭部11の内部に流入した水は、ブレード12を通過して下流側に流れ、流出口11bから中空水車10の外部に流出する。なお、ハブ部13の突出部15に向けて流れる水W2は、突出部15に沿って外周側に案内される。このため、ブレード12に確実に水の流れを供給することができる。ブレード12を通過するこの水の流れにより、ブレード12が中心軸AXの軸回り方向に周回移動する。ブレード12の周回移動により、ブレード12と一体で外郭部11及びハブ部13が中心軸AXの軸回り方向に回転する。
外郭部11の回転により、外郭部11に固定された複数の界磁30が中心軸AXの軸回り方向に周回移動する。界磁30の周回移動により、界磁30の軌道及びその周辺の磁界が周期的に変化する。この磁界の変化により、電機子40においてコイル42に電流が生じる。コイル42を流れる電流は、配線43を介して取り出され、例えば蓄電装置等に蓄電される。
以上のように、本実施形態に係る中空水車10は、中心軸AXを中心とした筒状に形成され、水が流入する流入口11aを中心軸AXの軸線方向の一方の端部に有し、水が排出する流出口11bを軸線方向の他方の端部に有する外郭部11と、外郭部11の内部に配置され、外郭部11に連結され、流入口11aから流入する水の流れを受けて中心軸AXの軸回り方向に周回するブレード12と、中心軸AX上に配置され、ブレード12に連結される連結部14、及び連結部14から流入口11a側に突出した突出部15を有するハブ部13とを備える。
この中空水車10は、外郭部11の内部に流れ込む水のうち中心軸AX及びその周囲に流れる水を、突出部15により外周側、つまりブレード12側に流すことができる。これにより、外郭部11の内部に流れ込む水を、確実にブレード12側に供給することができる。したがって、中空水車10は、水の流れを効率的に回転に変換することができる。
本実施形態に係る中空水車10において、ハブ部13は、突出部15の突出方向の先端側にかけて先細りの形状を有する。この構成によれば、突出部15に向けた水が突出部15の形状に沿って徐々に広がるように流れることになる。これにより、水の流れを減衰させることを抑制できる。
本実施形態に係る中空水車10において、ブレード12は、中心軸AXの軸回り方向に複数配置される。この構成によれば、水の流れをより確実に回転に変換することができる。
本実施形態に係る中空水車10において、ハブ部13は、内部が中空状に形成される。この構成によれば、ハブ部13が軽量化されるため、水の流れをより効率的に回転に変換することができる。
本実施形態に係る発電装置100は、上記の中空水車10と、中空水車10の外郭部11の外周面11dとの間に隙間20Kを空けるように外周面11dを囲んで配置され、軸受25を介して中空水車10を軸回り方向に回転可能に支持する支持部材20と、外郭部11の外周面11dに配置される界磁30と、支持部材20の拡径部22の内周面22aに界磁30に対応して配置される電機子40と、外郭部11と支持部材20との間の隙間20Kのうち界磁30及び電機子40が配置される部分に対する水の浸入を抑制する封止部50とを備える。この構成によれば、水の流れをより効率的に回転に変換する中空水車10により発電を行うため、発電効率の高い発電装置を得ることができる。
本実施形態に係る発電装置100において、封止部50は、外郭部11の一部との間に形成される微小隙間53によるラビリンス構造を有する。この構成によれば、界磁30と電機子40とが配置される部分への水の浸入を確実に抑制することができる。
本実施形態に係る発電装置100において、外郭部11は、流入口11a側の端部に環状凸部16を有し、封止部50は、環状凸部16を挿入し環状凸部16との間に微小隙間53を形成する環状凹部52を有する。この構成によれば、中空水車10の外郭部11に封止構造の一部を設けることにより、界磁30と電機子40とが配置される部分への水の浸入をより確実に抑制することができる。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明は上記の実施形態に記載されたものに限定されない。例えば、上記の実施形態では、河川や用水等の略水平方向の水の流れに発電装置100を投入する場合を例に挙げて説明したが、これに限定されない。図7は、発電装置の使用態様の他の例を示す図である。図7に示すように、発電装置100は、例えば滝の流れ等、鉛直方向の上方から下方に流れる水の中に投入して用いることも可能である。
この場合、発電装置100に流れる水W3の最外径をR1とし、中空水車10の外郭部11の内径をR2とすると、R1<R2の場合であっても、水W3の流れを回転に変換することができる。また、ハブ部13の外形の最大値(例えば、連結部14の外径)をR3とすると、R1<R3の場合であっても、水W3の流れを回転に変換することができる。
また、図8は、発電装置の使用態様の他の例を示す図である。図8に示す発電装置100Aは、例えば配管に装着されて用いられる。発電装置100Aは、中空水車10Aと、支持部材20Aと、界磁30と、電機子40とを備える。中空水車10Aは、上記実施形態と同様に、外郭部11Aと、ブレード12と、ハブ部13とを有する。外郭部11Aは、流出口11b側にフランジ部11hを有する点で、上記実施形態とは異なっている。また、フランジ部11hの端面11gには、環状凸部16Aが設けられる。中空水車10Aの他の構成については、上記実施形態と同様である。
支持部材20Aは、上流側固定部21Aと、下流側固定部26Aと、拡径部22と、上流側段部23Aと、下流側段部24Aとを有する。上流側固定部21Aは、ボルト等の不図示の固定部材により、上流側配管P1に固定される。下流側固定部26Aは、ボルト等の不図示の固定部材により、下流側配管P2に固定される。拡径部22は、上記実施形態とほぼ同様の構成である。上流側段部23Aは、封止部50を支持する。下流側段部24Aは、封止部50Aを支持する。封止部50Aは、上記実施形態における封止部50と同様の構成を有する。つまり、封止部50Aは、封止部材51Aを有する。封止部材51Aには、環状凹部52Aが設けられる。環状凹部52Aには、フランジ部11hから突出する環状凸部16Aが挿入される。環状凹部52Aは、環状凸部16Aが挿入された状態において、環状凸部16Aとの間に微小隙間53Aを形成する。この微小隙間53Aは、中心軸AXの内側から外側にかけて入り組んだ状態で設けられ、ラビリンス構造を構成する。封止部50、50Aのラビリンス構造により、中心軸AXの軸回り方向における中空水車10Aの回転を許容しつつ、微小隙間53、53Aの中心軸AXの内側から外側への水の浸入が抑制される。これにより、隙間20Kへの水の浸入が抑制される。封止部50Aとしては、封止部50と同様、上記のラビリンス構造に限定されず、油溝シール、フリンガ、他のラビリンス構造等の非接触型密封装置や、オイルシール等の接触型密封装置等、他の密封装置が用いられてもよい。封止部50と封止部50Aとが異なる封止構造であってもよい。
また、上述の実施形態では、ハブ部13の連結部14が中心軸AXの軸線方向において等しい外径である構成を例に挙げて説明したが、これに限定されない。図9は、中空水車の他の例を示す断面図である。図9に示す中空水車10Bは、ハブ部13Bの連結部14Bが、流入口11a側から流出口11b側に向けて徐々に広がるテーパ形状を有する構成であってもよい。
P1 上流側配管
P2 下流側配管
W,W1,W2,W3 水
AX 中心軸
10,10A,10B 中空水車
11,11A 外郭部
11a 流入口
11b 流出口
11c,22a 内周面
11d,14a 外周面
11e,11g 端面
11f,11h フランジ部
12 ブレード
13,13B ハブ部
13K 空間
14,14B 連結部
14b 端部
15 突出部
15a 先端部,先端
16,16A 環状凸部
20,20A 支持部材
20K 隙間
21 流水取込部
21A 上流側固定部
22 拡径部
23 段部
23A 上流側段部
24A 下流側段部
25 軸受
26A 下流側固定部
30 界磁
40 電機子
41 電機子コア
42 コイル
43 配線
50,50A 封止部
51 環状部材
51A 封止部材
52,52A 環状凹部
53,53A 微小隙間
100,100A 発電装置

Claims (7)

  1. 所定の中心軸を中心とした筒状に形成され、水が流入する流入口を前記中心軸の軸線方向の一方の端部に有し、前記水が排出する排出口を前記軸線方向の他方の端部に有する外郭部と、
    前記外郭部の内部に配置され、前記外郭部に連結され、前記流入口から流入する前記水の流れを受けて前記中心軸の軸回り方向に周回する少なくとも1つのブレードと、
    前記中心軸上に配置され、前記ブレードに連結される連結部、及び前記連結部から前記流入口側に突出した突出部を有するハブ部と
    を備える中空水車。
  2. 前記ハブ部は、前記突出部の突出方向の先端側にかけて先細りの形状を有する
    請求項1に記載の中空水車。
  3. 前記ブレードは、前記中心軸の軸回り方向に複数配置される
    請求項1又は請求項2に記載の中空水車。
  4. 前記ハブ部は、内部が中空状に形成される
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の中空水車。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の中空水車と、
    前記中空水車の前記外郭部の外周面との間に隙間を空けるように前記外周面を囲んで配置され、軸受を介して前記中空水車を前記軸回り方向に回転可能に支持する支持部材と、
    前記外郭部の外周面及び前記支持部材の内周面の一方に配置される界磁と、
    前記外郭部の外周面及び前記支持部材の内周面の他方に前記界磁に対応して配置される電機子と、
    前記外郭部と前記支持部材との間の前記隙間のうち前記界磁及び前記電機子が配置される部分に対する前記水の浸入を抑制する封止部と
    を備える発電装置。
  6. 前記封止部は、前記外郭部の一部との間に形成される微小隙間によるラビリンス構造を有する
    請求項5に記載の発電装置。
  7. 前記外郭部は、前記流入口側の端部に環状凸部を有し、
    前記封止部は、前記環状凸部を挿入し、前記環状凸部との間に前記微小隙間を形成する環状凹部を有する
    請求項6に記載の発電装置。
JP2017117396A 2017-06-15 2017-06-15 中空水車及び発電装置 Pending JP2019002336A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017117396A JP2019002336A (ja) 2017-06-15 2017-06-15 中空水車及び発電装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017117396A JP2019002336A (ja) 2017-06-15 2017-06-15 中空水車及び発電装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019002336A true JP2019002336A (ja) 2019-01-10

Family

ID=65005656

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017117396A Pending JP2019002336A (ja) 2017-06-15 2017-06-15 中空水車及び発電装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019002336A (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50129837A (ja) * 1974-04-01 1975-10-14
JPS6129072U (ja) * 1984-07-26 1986-02-21 株式会社明電舎 水力電機機械のシ−ル構造
JPH05111216A (ja) * 1991-10-09 1993-04-30 Toshiba Corp モータ一体型ポンプ装置および発電機
JP2003129931A (ja) * 2001-10-25 2003-05-08 Toshiba Eng Co Ltd 水力発電機
JP2010216374A (ja) * 2009-03-17 2010-09-30 Kawasaki Heavy Ind Ltd 水力発電装置
JP2014084799A (ja) * 2012-10-24 2014-05-12 Takano Co Ltd マイクロ水力発電機
JP2014224459A (ja) * 2013-05-15 2014-12-04 川崎重工業株式会社 水力発電装置
CN106438166A (zh) * 2016-08-23 2017-02-22 杭州江河水电科技有限公司 全贯流无轴双向洋流发电装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50129837A (ja) * 1974-04-01 1975-10-14
JPS6129072U (ja) * 1984-07-26 1986-02-21 株式会社明電舎 水力電機機械のシ−ル構造
JPH05111216A (ja) * 1991-10-09 1993-04-30 Toshiba Corp モータ一体型ポンプ装置および発電機
JP2003129931A (ja) * 2001-10-25 2003-05-08 Toshiba Eng Co Ltd 水力発電機
JP2010216374A (ja) * 2009-03-17 2010-09-30 Kawasaki Heavy Ind Ltd 水力発電装置
JP2014084799A (ja) * 2012-10-24 2014-05-12 Takano Co Ltd マイクロ水力発電機
JP2014224459A (ja) * 2013-05-15 2014-12-04 川崎重工業株式会社 水力発電装置
CN106438166A (zh) * 2016-08-23 2017-02-22 杭州江河水电科技有限公司 全贯流无轴双向洋流发电装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5079804B2 (ja) 双方向潮流用水力発電タービン
JP4948924B2 (ja) 水力発電機
US20100279559A1 (en) Thrust generating apparatus
KR20040041680A (ko) 수력발전소의 제너레이터
JP2012112320A (ja) 水流発電装置
JP5809126B2 (ja) マイクロ水力発電機
JP4795144B2 (ja) 水力発電装置
JP2000054978A (ja) 回転流体機械及びその運用方法
JP2005171877A (ja) 小型水力発電機
NL2011519C2 (en) Hydrogenerator.
US11174833B2 (en) Pipe-flow driven electric power generator device
JP6196468B2 (ja) 水力発電装置
CN205895324U (zh) 透平膨胀发电机
JP2019002336A (ja) 中空水車及び発電装置
CN205895325U (zh) 透平膨胀发电机
CN106050326B (zh) 透平膨胀发电机
CN106050325B (zh) 透平膨胀发电机
JP7080470B2 (ja) 二重反転式羽根車及び流体機械
JP2018076841A (ja) 軸流水車発電装置
JP2001298902A (ja) タービン一体型発電機
JP5331525B2 (ja) 水力発電装置
KR101700332B1 (ko) 반경류 터빈의 추력감소 장치
KR102075020B1 (ko) 수차 및 소수력 발전장치
JP7356098B2 (ja) 水力発電装置
KR20190108314A (ko) 임펠러

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201201

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210525