JP2019002061A - 貯蔵庫およびそれを用いた冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】適切に酸素濃度を低減できる貯蔵庫およびそれを用いた冷蔵庫を提供する。【解決手段】食品を貯蔵する貯蔵室12と、この貯蔵室12の酸素を減じる減酸素部20Aと、を有する貯蔵庫10Aにおいて、減酸素部20Aは、電気化学反応により水素を生成する水素生成部30と、水素生成部30に原料を供給する水タンク50と、水素生成部30において生成された水素と貯蔵室12内の空気中の酸素とを反応させる酸素反応部40と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、貯蔵庫およびそれを用いた冷蔵庫に関する。
食品が傷む原因は、酸素による直接酸化や、細菌やカビなどの微生物による食品の腐敗が主である。そのため食品などの鮮度保持のために、貯蔵庫内の酸素濃度を低減することが提案されている。酸素濃度を低減させる方式としては、減圧方式、燃焼方式、吸着剤方式など様々提案されているが、近年、電解質膜を用いて電気化学的に酸素濃度を低減させる方式が提案されている。
例えば、特許文献1では、水電解装置に対して、アノード側において水の電気分解を行って水素イオンを発生させ、カソード側においてアノード側で発生させた水素イオンと貯蔵庫内の酸素とを反応させて、貯蔵庫内の酸素を低減する技術が提案されている。
特開2015−94026号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、貯蔵庫内に十分な酸素が無くなると、水素イオンが水素となり貯蔵庫へ侵入してしまうおそれがある。また、特許文献1の技術では、酸素濃度の低減速度を上げるためには電流を大きくしなければならないが、電流を上げるために電圧を上げてしまうと酸素を消費せずに水素が発生するおそれがあり、酸素濃度を素早く低減させることが難しいという課題がある。
本発明は、前記した従来の課題を解決するものであり、適切に酸素濃度を低減できる貯蔵庫およびそれを用いた冷蔵庫を提供することを目的とする。
本発明は、食品を貯蔵する貯蔵室と、この貯蔵室の酸素を減じる減酸素部と、を有する貯蔵庫において、前記減酸素部は、電気化学反応により水素を生成する水素生成部と、前記水素生成部に原料を供給する原料供給手段と、前記水素生成部において生成された水素と前記貯蔵室内の空気中の酸素とを反応させる酸素反応部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、適切に酸素濃度を低減できる貯蔵庫およびそれを用いた冷蔵庫を提供できる。
第1実施形態の貯蔵庫を用いた冷蔵庫を示す正面図である。 図1の冷蔵庫の断面図である。 第1実施形態の貯蔵庫を示す構成図である。 第1実施形態の貯蔵庫の減酸素部を示す断面図である。 第1実施形態の貯蔵庫における減酸素動作を示すフローチャートである。 図5の変形例における減酸素動作を示すフローチャートである。 第2実施形態の貯蔵庫を示す構成図である。 第2実施形態の貯蔵庫における減酸素動作を示すフローチャートである。 第3実施形態の貯蔵庫を示す断面図である。 第3実施形態の貯蔵庫における減酸素動作を示すフローチャートである。 第4実施形態の貯蔵庫を示す断面図である。 第5実施形態の貯蔵庫を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の貯蔵庫を用いた冷蔵庫を示す正面図である。なお、図1では、6つの扉を備えた冷蔵庫1を例に挙げて説明しているが、5つ以下、または7つ以上の扉を備えた冷蔵庫に適用することもできる。また、冷蔵庫1に適用せず、本実施形態の貯蔵庫のみの構成であってもよい。
図1に示すように、第1実施形態の冷蔵庫1は、最上部に冷蔵温度帯の冷蔵室2、最下部に冷蔵温度帯の野菜室5を備えている。また、冷蔵庫1は、冷蔵室2と野菜室5との間に、これらの両室と断熱的に仕切られた冷凍温度帯の上段冷凍室3(製氷室3aおよび急速冷凍室3b)および下段冷凍室4を備えている。冷蔵室2は、観音開き式の扉を備えている。上段冷凍室3、下段冷凍室4および野菜室5は、引き出し式の扉を備えている。
また、冷蔵庫1は、冷蔵室2に減酸素(酸素分圧の低減)を行うことのできる貯蔵庫10Aが設けられている。また、冷蔵室2の扉には、減酸素の制御に関する操作を行う操作部6、貯蔵庫10Aの状態を表示する表示部7が設けられている。例えば、表示部7には、貯蔵庫10Aの酸素濃度、原料(水)の残存量が表示される。このような表示を行うことにより、ユーザによって直感的に分かりやすい冷蔵庫1を提供できる。
図2は、図1の冷蔵庫の断面図である。
図2に示すように、冷蔵庫1は、扉を除く外周筐体部(冷蔵庫本体)が、鋼板製の外箱と樹脂製の内箱との間に外気との断熱を図るウレタン発泡断熱材および真空断熱材(図示せず)を有して構成されている。また、冷蔵庫1には、冷凍および冷蔵を行うための公知の冷凍サイクルが設けられている。
貯蔵庫10Aは、冷蔵室2の最下段の仕切棚8と、冷蔵室2と上段冷凍室3とを断熱的に仕切る断熱仕切り9との間の空間に設けられている。
また、貯蔵庫10Aは、正面(手前)に引き出し式のトレイ11を備えている。このトレイ11は、内部に、肉、魚、野菜などの生鮮食品(食品)を貯蔵することのできる貯蔵室12を有している。また、トレイ11は、例えば、底面、前面、後面および左右側面を有し、トレイ11を引き出したときに食品の出し入れが可能となる上面が開放した四角箱形状のものである。
また、貯蔵庫10Aは、トレイ11を引き出すための取手11aを備えている。取手11aの形状は、手でつまんで引き出すことができる形状、手(指)を掛けて引き出すことができる形状など適宜選択して適用することができる。
また、貯蔵庫10Aは、トレイ11の背面側に、貯蔵室12の酸素濃度(分圧)を低減させる減酸素部20Aが設けられている。このように、貯蔵室12の酸素濃度を低減することにより、青果(野菜・果物)の呼吸を抑えたり、鮮魚、精肉などの酸化の防止やかびの発生を防止して生鮮食品の劣化を抑制することができる。
また、貯蔵庫10Aは、図2に示す所定の位置(トレイ11が収納される位置)に配置されるとき、酸素濃度を素早く低減させるために、減酸素部20Aとトレイ11との接続部以外は、閉じた部屋(空間)となっている。但し、減酸素部20Aにおいて消費した酸素分、外気が入り込むことができるように、貯蔵庫10Aには、厳密な気密性は必要としない。そして、貯蔵庫10Aが図2に示す収納位置にあるとき、トレイ11が減酸素部20Aと接続され、トレイ11(貯蔵室12)内の酸素を減少できる状態となる。
図3は、第1実施形態の貯蔵庫を示す構成図である。
図3に示すように、減酸素部20Aは、電気化学反応により水素(水素ガス)を生成する水素生成部30、水素生成部30において生成された水素と貯蔵室12内の空気中の酸素とを反応させる酸素反応部40、水素生成部30において水素を生成させる原料としての水を供給する水タンク50(原料供給手段)などを備えて構成されている。
貯蔵庫10Aは、減酸素部20Aとトレイ11とが分離可能に構成され、トレイ11を手前に引き出すことができるように構成されている。すなわち、貯蔵庫10Aは、減酸素部20Aが庫内に固定され、トレイ11が前後方向にスライド自在に動作するように構成されている。なお、図3では、トレイ11が矢印方向に引き出された状態を二点鎖線で示している。このように、トレイ11を分離できる構造にすることで、トレイ11の引き出しを可能とし、トレイ11内に貯蔵している食品等を取り出すことが可能となる。また、貯蔵庫10Aでは、トレイ11が減酸素部20Aと一体となっていないため、重量のある水タンク50をユーザが引き出すことがなくなるので、使い勝手を向上できる。
また、貯蔵庫10Aは、トレイ11と酸素反応部40とを連通させて酸素を含む空気を酸素反応部40に導入する導入路21と、酸素反応部40とトレイ11とを連通させて空気をトレイ11に向けて導出する導出路22と、を有している。また、トレイ11には、導入路21に対応する位置に接続口13が形成され、導出路22に対応する位置に接続口14が形成されている。接続口13を介して空気が導入され、接続口14を介して空気が導出される。
導入路21には、貯蔵室12内の空気を酸素反応部40に送る電動式のファン(送風機)23が設けられている。導出路22には、酸素反応部40で酸素が消費されて酸素濃度が低い状態の空気を貯蔵室12内に戻す電動式のファン(送風機)24が設けられている。すなわち、ファン23が回転することで、貯蔵室12内の空気が接続口13を介して酸素反応部40に送り込まれる。また、ファン24が回転することで、酸素反応部40で酸素が消費された空気が、接続口14を介してトレイ11内に戻される。このように導入路21、導出路22およびファン23,24を設けることで、貯蔵室12と減酸素部20A(酸素反応部40)との間で空気を循環させることができる。
水タンク50に貯められる原料は、水素生成部30に直接接触するように構成されている。このように、水タンク50は、原料(水)を貯める機能だけではなく、原料供給手段として機能することで、部品点数を減らすことができ、簡易な構造にできる。
水素生成部30には、この水素生成部30において電気化学反応(電気分解反応)させるための電源60が接続されている。この電源60は、制御装置70によって、水素生成部30に送る電力が制御される。
制御装置70は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、各種インタフェイス、電子回路などを含んで構成されている。また、制御装置70は、その内部に記憶されたプログラムにしたがって、各種機器を制御し、各種処理を実行する。
また、制御装置70は、電源60から水素生成部30に与える電力を制御することで水素の生成速度を制御する水素生成速度制御手段を有している。この水素生成速度制御手段によって水素生成部30における水素の生成速度を制御することで、貯蔵室12内の酸素濃度の低減速度を制御することが可能となる。すなわち、水素生成部30に与える電力(電圧、電流)を大きくすることで、電荷の移動も多くなるので、水素の生成速度が上昇し、逆に水素生成部30に与える電力(電圧、電流)を小さくすることで、電荷の移動が少なくなるので、水素の生成速度が低下する。
酸素反応部40は、水素生成部30において生成された水素と、貯蔵室12内の空気中の酸素とを反応させることで、貯蔵室12内の酸素濃度を低減する機能を有する。水素生成部30における水素の生成速度が上昇することで酸素の消費速度が上昇し、水素の生成速度が減少することで酸素の消費速度が減少する。なお、酸素反応部40では、酸素の消費速度を変化させる構成に限定されるものではなく、一定速度で酸素を消費させる構成であってもよい。
水素生成部30と酸素反応部40とは、接続路25を介して接続されている。すなわち、水素生成部30のカソード側と酸素反応部40のアノード側とが接続されている。また、水素生成部30と酸素反応部40は、互いに離間して配置され、水素生成部30において生成された水素が接続路25内に放出され、貯められる。また、接続路25は、貯められた水素がトレイ11内や庫内などに漏れ出ないように密閉空間Qとなるように構成されている。
このように第1実施形態では、水素生成部30と酸素反応部40とを有し、その間に水素を貯めておく密閉空間Qからなる接続路25が設けられる。これにより、貯蔵庫10Aの外部や貯蔵室12内に水素を漏出させない(侵入させない)構造となっている。なお、密閉空間Qは、樹脂製の筒状のケース内に、水素生成部30と酸素反応部40とが収納され、水素生成部30とケースとの隙間、酸素反応部40とケースとの隙間がパッキンを介して密閉することで構成されている。
また、貯蔵庫10Aは、貯蔵室12内の酸素濃度を検知する酸素濃度計71を有していてもよい。制御装置70は、酸素濃度計71によって検出された現在の貯蔵室12内の酸素濃度に応じて、水素生成速度を速めたり、遅めたり、停止したりという制御を水素生成速度制御手段により行うことができる。このようにして、貯蔵室12内の酸素濃度を厳密に管理できる。またその他にも、酸素濃度計71により検知された貯蔵室12内の酸素濃度をユーザに表示部7(図1参照)を用いて知らせることができる。
また、貯蔵庫10Aは、接続路25(密閉空間Q)の圧力を検出する圧力計72(圧力検出手段)を有している。制御装置70は、圧力計72によって検出された圧力に応じて、接続路25内の水素の生成量を検出する。すなわち、制御装置70は、検出された圧力が高い場合には水素の生成量が多いと判定でき、検出された圧力が低い場合には水素の生成量が少ないと判定できる。これにより、圧力計72の検出値を参照することで、接続路25内に貯まっている水素量を推定できる。
図4は、第1実施形態の貯蔵庫の減酸素部を示す断面図である。なお、図4では、電源60および制御装置70、圧力計72などの図示を省略している。
図4に示すように、減酸素部20Aは、底板26aと、上板26bと、前板26cと、左右の側板(不図示)と、からなる筐体(ケース)26を有している。上板26bは、前後方向中央より前側が高い上段部26b1と、前後方向中央よりも後側が上段部26b1よりも低く形成された下段部26b2と、を有している。また、上板26bは、上段部26b1と下段部26b2との境界に、鉛直方向に延びる鉛直部26b3を有している。
水素生成部30は、底板26aと上板26bの下段部26b2との間の空間の後端に位置している。また、水素生成部30は、水の電気分解を行うことができる水電解装置である。この水電解装置は、電解質膜31と、電解質膜31の一面側(背面側)に配置されるアノード32と、電解質膜31の他面側(正面側)に配置されるカソード33と、を有して構成されている。
酸素反応部40は、底板26aと上板26bの下段部26b2との間の空間の前端に位置している。また、酸素反応部40は、固体高分子形燃料電池である。この固体高分子形燃料電池は、電解質膜41と、電解質膜41の一面側(背面側)に配置されるアノード42と、電解質膜41の他面側(正面側)に配置されるカソード43と、を有して構成されている。
電解質膜31は、パーフルオロスルホン酸系樹脂、スルホン化芳香族炭化水素系樹脂などのプロトン伝導性を有する固体高分子電解質で構成されている。
アノード32およびカソード33は、それぞれ、カーボンなどの導電性を有する多孔質体と、これに担持され、アノード32およびカソード33における電極反応を生じさせるための触媒(Ptなど)と、を含んで構成されている。
このように、減酸素部20Aは、水素生成部30と酸素反応部40とがどちらも同様のもので構成されている。すなわち、水素生成部30では、水を電気分解して水素を発生させる装置として構成され、酸素反応部40では、水素と酸素とを反応させる装置として構成されている。
水タンク50は、水を貯める貯溜部51aと、水素生成部30に向けて延びて水をアノード32に供給する延出部51bと、を有して構成されている。貯溜部51aは、上板26bの下段部26b2に沿って前方に延びて形成されている。このように、貯溜部51aを、上板26bの窪み(凹み)に沿うように(収納されるように)形成することで、水タンク50の貯水量を十分に確保しつつ、貯蔵庫10Aの設置スペースをコンパクトにすることができる。また、水の自重で水を水素生成部30に供給することができる。
また、水タンク50の延出部51bは、水電解装置(水素生成部30)のアノード32の面に沿う形状を有している。これにより、延出部51b内の水52が、アノード32の面全体に浸かるように構成されている。
そして、水素生成部30では、電源60(図3参照)によって、例えば、0〜24Vの電圧が印加され、水52が電気分解される。なお、0〜24Vは、一般的に使える電源(直流電源)である、5V、12V、24Vに基づいている。制御装置70(図3参照)は、0〜24Vの電圧を印加することで、水素生成部30を、目的とする水素生成速度となるように制御する。
そして、水素生成部30において水52が電気分解されると、アノード32側において酸素53が発生して水タンク50内に放出される。このとき、水タンク50は、発生した酸素53により、内圧が上昇する。そこで、内圧が上昇しないように、水タンク50には、内圧に応じて開く弁54(外部連通弁)が設けられている。この弁54は、内圧が所定圧力以上になったときに機械的に開放されるものであってもよく、または内圧を検知して、内圧が所定圧力以上になったときに制御装置70によって開放制御されるものであってもよい。このように、水タンク50を常時開放する構成にしないことで、水タンク50内の水52が蒸発するのを抑えることができる。これにより、水タンク50における水の補給回数を減らすことができ、メンテナンス性を向上できる。但し、水タンク50の一部を常時開放する構造にすることを妨げるものではない。
また、水52が電気分解されると、カソード33側において水素が発生し、水素が密閉空間Qからなる接続路25に放出される。すなわち、アノード32では、水が電気分解されて、水素イオンが電解質膜31を透過してカソード33に移動し、電子が外部負荷回路(不図示)を通ってカソード33に移動する。また、アノード32で発生した酸素53は、水タンク50内に放出される。そして、カソード33では、アノードからの水素イオンと電子とが反応して水素(水素ガス)が生成され、密閉空間Qに放出される。
そして、酸素反応部40では、アノード42において水素から電子が乖離して、電子が外部負荷回路を通ってカソード43に移動するとともに水素イオンが電解質膜41を透過してカソード43に移動する。一方、カソード43では、アノード42からの水素イオンおよび電子と、貯蔵室12の空気に含まれる酸素との化学反応によって水(液滴)が生成される。
このように、水素生成部30において水素を生成することで、酸素反応部40で貯蔵室12内の空気中の酸素が消費され、貯蔵室12内の空気中の酸素が低減される。
なお、水素生成部30(水電解装置)に電源60から供給される電力は、酸素反応部40の燃料電池の出力(例えば、20Wや30W)を超えないように制御する。こうすることで、密閉空間Q(接続路25)内の水素を、酸素反応部40で消費しきれなくなるのを防止できる。これにより、密閉空間Q(接続路25)の内圧が上昇することなく、貯蔵庫10Aから水素が漏れるのを防止できる。
また、酸素反応部40は、ファン23,24と電線27を介して電気的に接続されている(図3参照)。また、酸素反応部40は、固体高分子形燃料電池であり、水素と酸素とが反応する際に、化学エネルギを電気エネルギに変換して電力を取り出すことができる。この電力を、ファン23,24を動作させる電力源として構成できる。なお、図3では、酸素反応部40で発生した電力をファン23,24に直接に供給する構成を図示しているが、蓄電装置(バッテリ)を備えて、酸素反応部40で発生した電力を蓄電装置に一旦蓄えて、そして蓄電装置からファン23,24に電力を供給するようにしてもよい。
図5は、第1実施形態の貯蔵庫における減酸素動作を示すフローチャートである。
図5に示すように、ステップS10において、制御装置70は、貯蔵庫10Aが開閉されたか否かを判定する。例えば、貯蔵庫10Aのトレイ11(図3参照)が引き出されて食品が出し入れされ、その後にトレイ11が閉じられることで、貯蔵庫10Aが開閉されたと判定される。なお、貯蔵庫10Aの開操作および閉操作の判定は、公知のセンサを用いて構成することができる。
ステップS10において、制御装置70は、貯蔵庫10Aが開閉されていないと判定された場合には(No)、ステップS10の処理を繰り返し、貯蔵庫10Aが開閉されたと判定された場合には(Yes)、ステップS20の処理に進む。
ステップS20において、制御装置70は、水電解装置(水素生成部30)に電力供給を開始して、水電解装置を作動(ON)させる。これにより、水の電気分解によって水素が生成され、生成された水素が密閉空間Q(接続路25)に放出される。そして、酸素反応部40において、生成された水素と貯蔵室12内の空気中の酸素とが反応して、貯蔵室12内の酸素が消費される。
ステップS30において、制御装置70は、密閉空間Q(接続路25)の圧力(情報)Pを検知し、検知した圧力Pが所定圧力以下であるか否かを判定する。このように、密閉空間Qの圧力Pを検知することで、密閉空間Q内の水素量を推定することができる。なお、所定圧力は、酸素反応部40において酸素と反応することができる水素量に対応する圧力であり、事前の試験により決定される。
ステップS30において、制御装置70は、圧力Pが所定圧力以下であると判定した場合には(Yes)、ステップS40の処理に進み、圧力Pが所定圧力を超えていると判定した場合には(No)、ステップS60の処理に進む。
ステップS40において、制御装置70は、所定時間が経過したか否かを判定する。なお、所定時間は、貯蔵室12の容積(例えば、18リットル)の酸素濃度を所定濃度(例えば、10%〜20%)まで低下させるのに必要な時間(水電解装置をONにしてからの経過時間)であり、事前の試験により決定される。
ステップS40において、制御装置70は、所定時間が経過していないと判定した場合には(No)、ステップS30の処理に戻り、所定時間が経過したと判定した場合には(Yes)、ステップS50の処理に進む。
そして、ステップS50において、制御装置70は、水電解装置の動作を停止(OFF)する。このような一連の動作を実行することで、貯蔵室12の酸素濃度が10%〜20%に低減される。なお、酸素濃度を10%より低くすると、肉の変色が発生するので好ましくなく、酸素濃度が20%を超えると生鮮食品の鮮度保持効果が低下する。
一方、ステップS30において圧力Pが所定圧力を超えている場合(ステップS30、No)、制御装置70は、ステップS60において、水電解装置(水素生成部30)への電力供給を停止(OFF)する。これにより、水電解装置での水素の生成が停止する。
ステップS70において、制御装置70は、圧力Pが所定圧力を超えている否かを判定し、圧力Pが所定圧力以下であると判定した場合には(No)、ステップS20に戻り、圧力Pがまだ所定圧力を超えていると判定した場合には(Yes)、ステップS80の処理に進む。
ステップS80において、制御装置70は、所定時間が経過したか否かを判定する。なお、所定時間は、ステップS50と同様にして設定される。ステップS80において、制御装置70は、所定時間が経過していないと判定した場合には(No)、ステップS70に戻り、所定時間が経過したと判定した場合には(Yes)、リターンする。
なお、圧力Pが所定圧力以下の場合(S70、No)、ステップS20に戻って、水電解装置を再度ONにする。そして、圧力Pが所定圧力を超えている場合には(S30、No)、水電解装置をOFFにし(S60)、圧力Pが所定圧力以下である場合には(S30、Yes)、通常の動作に戻る。これにより、密閉空間Qの水素量が多くなり過ぎて、水電解装置が停止したとしても、所定時間が経過するまでに、圧力Pが低下した場合には、水電解装置をONにして、減酸素動作に復帰することができる。その結果、貯蔵室12に、酸素濃度計71を設けることなく、貯蔵室12の減酸素を実行することができる。
また、固体高分子形燃料電池(酸素反応部40)では、カソード43側で水が発生し、気化するため、酸素反応部40を通過した後の空気は加湿され、湿度が高くなる。この空気をファン24によって貯蔵室12内に戻すことで、貯蔵室12内の保湿効果向上に貢献することができる。
また、図5に示す動作では、所定時間が経過した場合に水電解装置の動作を終了するようにしたが、これに限定されるものではない。例えば、図6の第1実施形態の変形例に示すように、図5のステップS40およびステップS80に替えて、ステップS41,S81としてもよい。
すなわち、ステップS41において、制御装置70は、酸素濃度が所定濃度以下であるか否かを判定する。酸素濃度が所定濃度以下であると判定した場合には(S41、Yes)、水電解装置を停止する(S50)。酸素濃度が所定濃度以下でないと判定した場合には(S41、No)、ステップS30に戻る。
また、ステップS81において、制御装置70は、酸素濃度が所定濃度以下であるか否かを判定する。酸素濃度が所定濃度以下であると判定した場合には(S81、Yes)、リターンする。酸素濃度が所定濃度以下ではないと判定した場合には(S81、No)、ステップS70に戻る。
このように、図6に示す変形例では、貯蔵室12の酸素濃度を精度よく検出することができ、貯蔵室12の酸素濃度を所定濃度以下に安定して制御できる。
以上説明したように、第1実施形態の貯蔵庫10Aでは、減酸素部20Aが、電気化学反応により水素を生成する水素生成部30と、水素生成部30に水(原料)を供給する水タンク50(原料供給手段)と、水素生成部30において生成された水素と貯蔵室12の空気中の酸素とを反応させる酸素反応部40と、を備えて構成されている(図3参照)。これによれば、水素生成部30で生成された水素が、酸素反応部40において酸素と反応するので貯蔵室12に水素が侵入するのを防止できる。また、水素生成部30に与える電力を上げて水素を多く発生させたとしても、発生させた水素を酸素反応部40で酸素と反応させることができるので、酸素濃度を素早く低減させることが可能になる。具体的には、酸素反応部40が反応できる速度(例えば、20W〜30Wの固体高分子形燃料電池により酸素消費速度:0.1〜0.3L/min)で、素早く貯蔵室12内の酸素を減少させることができる。また、第1実施形態では、貯蔵室12内が減圧されることがないので、貯蔵庫10Aの筐体の強度を減圧に耐え得るような強度の高いものにする必要がなくなる。
また、第1実施形態では、水素生成部30と酸素反応部40とを接続する接続路25を備え、接続路25が密閉空間Qとなるように構成されている(図4参照)。これによれば、水素生成部30で生成された水素が密閉空間Qに放出されるので、貯蔵室12や貯蔵庫10Aの外部への水素の漏出を確実に防止できる。すなわち、水素を冷蔵室2内に侵入させることがない。
また、第1実施形態では、水素生成部30は、水タンク50から原料として供給される水を電気分解する水電解装置であり、酸素反応部40は、固体高分子形燃料電池である(図4参照)。これによれば、水電解装置と固体高分子形燃料電池とを、電解質膜とアノードとカソードからなる同じ装置で構成することが可能になる。
また、第1実施形態では、水電解装置(水素生成部30)に与える電力を制御することで、生成される水素の生成速度を制御する水素生成速度制御手段(制御装置70)を有している。水素生成速度制御手段(制御装置70)は、水素の生成速度を、酸素反応部40で消費することのできる水素消費速度を超えない範囲で制御する。これによれば、密閉空間Qの圧力が高くなり過ぎて、密閉空間Qから水素が漏れ出るのを防止できる。
また、第1実施形態では、密閉空間Qの圧力を検知する圧力計72を有し、水素生成速度制御手段(制御装置70)が圧力計72により検知される圧力に基づいて水電解装置(水素生成部30)を制御する(図3参照)。これによれば、圧力計72の圧力によって、密閉空間Qの水素量を推定でき、この情報(水素量)をもとに電源60を制御することで、水素生成部30において必要以上に水素が発生するのを防止することが可能になる。
また、第1実施形態では、貯蔵室12内において空気を循環させるファン23,24を有し、燃料電池(酸素反応部40)で発生した電力によってファン23,24を動作させる(図3参照)。これによれば、ファン23,24を動作させる電源を別に設ける必要がないので、無駄な電力消費を抑えることができ、システム全体の省エネルギ化を図ることができる。第1実施形態におけるシステム全体の消費電力としては、固体高分子形燃料電池(酸素反応部40)から電力を回収して利用することで、水電解装置(水素生成部30)の変換効率のロス分と固体高分子形燃料電池(酸素反応部40)の発電効率のロス分とファン23,24の電力だけに抑えることができる。
また、第1実施形態では、貯蔵室12が当該貯蔵室12を引出分離できる構造である(図3参照)。これによれば、冷蔵庫1の冷蔵室2に適用した場合(図1および図2参照)、貯蔵庫10Aの上側のスペースを有効に利用することができ、冷蔵室2の収納容量を広く確保できる。
なお、第1実施形態では、水タンク50内の水52の残存量を検出する水位センサを設けてもよい。この場合、制御装置70は、水位センサの検出値に基づいて水52の残存量が少ないと判定したときには、電源60から水素生成部30への給電を停止して、ユーザに水タンク50に水52を供給させるよう、表示部7(図1参照)に表示することができる。
(第2実施形態)
図7は、第2実施形態の貯蔵庫を示す構成図である。なお、第2実施形態では、第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図7に示すように、第2実施形態の貯蔵庫10Bは、第1実施形態の貯蔵庫10Aの密閉空間Qの圧力を検出する圧力計72に替えて、酸素反応部40(固体高分子形燃料電池)において発生した電力を検出する電力計73(電力検出手段)にしたものである。
図8は、第2実施形態の貯蔵庫における減酸素動作を示すフローチャートである。なお、第1実施形態と同様の処理については、同一のステップ符号を付して重複した説明を省略する。
図8に示すように、水電解装置(水素生成部30)をONした後(S20)、ステップS31の処理に進み、制御装置70は、電力計73によって検出された電力Wが所定電力以下であるか否かを判定する。なお、所定電力は、酸素反応部40において消費できる水素量に対応する電力であり、例えば、酸素反応部40(固体高分子形燃料電池)が出力できる値(20ワットなど)以下に設定される。
このように、酸素反応部40において発生する電力Wを検知することで、酸素反応部40で消費される水素量を推定することができる。つまり、発生する電力Wが大きくなれば、消費される水素量が多いと推定され、発生する電力Wが小さくなれば、消費される水素量が少ないと推定され、酸素反応部40で消費される水素量を推定できる。制御装置70は、電力計73によって検出された電力Wを基づいて、電源60から水素生成部30に与える電力を制御することで、酸素反応部40で水素が消費しきれなくなるといった不都合を防止できる。
ステップS31において、制御装置70は、電力Wが所定電力以下であると判定した場合には(Yes)、ステップS40の処理に進み、電力Wが所定電力を超えていると判定した場合には(No)、ステップS60の処理に進む。なお、ステップS60では、水電解装置をOFF(通電停止)する場合を例に挙げて説明したが、水電解装置に与える電力(電圧)を低下させる制御であってもよい。
電力Wが所定電力を超えている場合には、水電解装置が停止された後(S60)、ステップS71に進み、制御装置70は、電力計73によって検出された電力Wが所定電力を超えているか否かを判定する。なお、所定電力は、ステップS31と同様にして設定される。ステップS71において、制御装置70は、検出された電力Wが所定電力を超えていると判定した場合には(Yes)、ステップS80の処理に進み、検出された電力Wが所定電力以下であると判定した場合には(No)、ステップS20の処理に戻る。
このように、第2実施形態では、酸素反応部40(固体高分子形燃料電池)の発生電力を検知する電力計73(電力検出手段)を有し、制御装置70(水素生成速度制御手段)は、電力計73によって検知される電力に基づいて水素生成部30(水電解装置)を制御する。これによれば、酸素反応部40で水素が消費しきれなくなるといった不都合を防止できる。また、密閉空間Qにおける水素圧が高くなり過ぎるのを防止することができ、密閉空間Qからの水素漏れを防止できる。
(第3実施形態)
図9は、第3実施形態の貯蔵庫を示す断面図である。
図9に示すように第3実施形態の貯蔵庫10Cは、トレイ11の背面側に、貯蔵室12の酸素濃度を低減させる減酸素部20Bが設けられている。このように、貯蔵室12の酸素濃度を低減することにより、青果(野菜・果物)、鮮魚、精肉などの生鮮食品の劣化を抑制することができる。
減酸素部20Bは、第1実施形態の水素生成部30と酸素反応部40とを一体にしたものであり、ダイレクトアルコール型燃料電池(以下、DAFC(Direct Alcohol Fuel Cell)とする)80と、DAFC80に原料(燃料)としてのアルコールを供給するアルコールタンク90(アルコール供給手段)と、を備えている。
DAFC80は、電解質膜81と、電解質膜81の一面側(背面側)に配置されるアノード82と、電解質膜81の他面側(正面側)に配置されるカソード83と、を有して構成されている。
電解質膜81は、パーフルオロアルキルスルホン酸電解質やプロトン伝導性を示す極性基を有する炭化水素系電解質を挙げることができる。炭化水素系電解質としては、例えば、スルホン化ポリエーテルエーテルケトン、スルホン化ポリエーテルスルホン、スルホン化アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン、スルホン化ポリスルフィッド、スルホン化ポリフェニレン等のスルホン化エンジニアプラスチック系電解質や、スルホアルキル化ポリエーテルエーテルケトン、スルホアルキル化ポリエーテルスルホン、スルホアルキル化ポリエーテルエーテルスルホン、スルホアルキル化ポリスルホン、スルホアルキル化ポリスルフィッド、スルホアルキル化ポリフェニレン、スルホアルキル化ポリエーテルエーテルスルホン等のスルホアルキル化エンジニアプラスチック系電解質を用いることができる。
アノード82およびカソード83は、カーボン材料に触媒が担持されたものである。触媒としては、例えば、白金、金、銀、パラジウム、イリジウム、ロジウム、ルテニウム、鉄、コバルト、ニッケル、クロム、タングステン、マンガン、バナジウムもしくはチタンまたはこれらの合金が挙げられる。特に、アノード82用の触媒としては、白金/ルテニウム(Pt/Ru)触媒を用いることが望ましく、カソード83用の触媒としては、白金(Pt)触媒を用いることが望ましい。
アルコールタンク90は、アルコール92を貯める貯溜部91aと、DAFC80に向けて延びてアルコールをアノード82に供給する延出部91bと、を有して構成されている。アルコールとしては、メタノール、エタノールなどから選択することができ、エネルギ密度や取り扱い性の点においてエタノールを適用することが望ましい。
また、アルコールタンク90は、延出部91bによってアルコール92がDAFC80のアノード82側に直接接触するように配置されている。これにより、DAFC80のアノード82にアルコール92が供給される。つまり、アルコールタンク90は、延出部91bのアルコール92が、アノード82の面に浸漬するように構成されている。
また、アルコールタンク90は、貯溜部91aと延出部91bとの境界に弁93を備えている。この弁93は、アルコールタンク90内にアルコール92のアノード82に対する供給のON/OFFを制御することのできる機能を有する。第2実施形態では、この弁93が、DAFC80へ供給するアルコール92の量を制御し、貯蔵室12の酸素濃度を制御する手段となる。また、弁93は、制御装置100によって開閉制御される。
図10は、第3実施形態の貯蔵庫における減酸素動作を示すフローチャートである。
図10に示すように、制御装置100は、ステップS10において、貯蔵庫10Cが開閉されたか否かを判定する。例えば、貯蔵庫10Cのトレイ11(図9参照)が手前に引き出されて貯蔵室12が外部に開放され、食品の出し入れ後にトレイ11が閉じられることで、貯蔵庫10Cが開閉されたと判定される。なお、貯蔵庫10Cの開操作および閉操作の判定は、公知のセンサを用いて構成することができる。
ステップS10において、制御装置100は、貯蔵庫10Cが開閉されていないと判定された場合には(No)、ステップS10の処理を繰り返し、貯蔵庫10Cが開閉されたと判定された場合には(Yes)、ステップS11の処理に進む。
ステップS11において、制御装置100は、アルコールタンク90の弁93を開放する。これにより、アルコールタンク90内のアルコール(アルコール水溶液)92が、DAFC80のアノード82に供給される。
これにより、減酸素部20Bでは、アノード82において触媒の作用によってアルコール92が分解され、水素イオンと二酸化炭素94(図9参照)を発生する。二酸化炭素94は、アノード82側より発生し、アルコールタンク90内に放出される。
ステップS12において、制御装置100は、弁93が開いてから所定時間が経過したか否かを判定する。なお、所定時間は、貯蔵室12の容積(例えば、18リットル)の酸素濃度を所定濃度(例えば、10%〜20%)まで低下させるのに必要な時間であり、事前の試験により決定される。ステップS12において、制御装置100は、所定時間が経過していないと判定した場合には(No)、ステップS12の処理を繰り返し、所定時間が経過したと判定した場合には(Yes)、ステップS13の処理に進む。
ステップS13において、制御装置100は、アルコールタンク90内の弁93を閉じる。これにより、DAFC80へのアルコール92の供給が停止され、貯蔵室12の空気中の酸素との反応が停止する。
この場合、アルコールタンク90は、発生した二酸化炭素94により、アルコールタンク90の内圧が上昇する。そこで、第3実施形態においても、第1実施形態と同様にして、内圧が上昇しないように、アルコールタンク90の一部が解放されているか、内圧に応じで開く弁が備わっていることが望ましい。
なお、ステップS12において、所定時間の経過を判定する処理に替えて、貯蔵室12の酸素濃度を検出する酸素濃度計を設けて、検出した酸素濃度に基づいて、弁93を閉じるか否かを判定してもよい。
また、第3実施形態では、第1実施形態のように水電解に関わる電力を必要とせず、アルコール92の分解により電力を回収することができる。第1実施形態と同様に、例えば、貯蔵室12から空気を引き込むためのファン23や酸素を取り除いた後の空気を貯蔵室12に戻すためのファン24を、この回収した電力により回転させることで、無駄な電力の消費を抑えることができる。そのため、第3実施形態の構造では、電力を生み出しながら貯蔵室12内の酸素を減少させることができる。
また、第3実施形態においても、DAFC80の発生電力を検出する電力検知手段(電力計)を備えていてもよい。この場合、制御装置100は、電力検知手段によって検知される電力WからDAFC80において消費されるアルコール92量を算出することができる。そして、制御装置100は、アルコール92の残存量が少なければ、弁93を閉じて、DAFC80を停止させ、ユーザにアルコールタンク90にアルコール92を補給するように、表示部7(図1参照)に表示させることができる。また、電力検知手段の替わりに、アルコールタンク90内のアルコール92の液面を検出するレベルセンサを設けて、アルコールタンク90内のアルコール92量を検出してもよい。
このように構成された第3実施形態の貯蔵庫10Cでは、電気化学反応により、水素イオンを生成して、この生成した水素イオンと貯蔵室12の空気中の酸素とを反応させるDAFC(ダイレクトアルコール型の燃料電池)80と、DAFC80にアルコール92を供給するアルコールタンク90(原料供給手段)と、を備える。これによれば、水素(水素ガス)を生成することがないので、貯蔵室12に水素が漏れ出るのを防止できる。また、第3実施形態では、従来のように電圧を掛けて水を電気分解するものではないので、水素(水素ガス)を発生させるものではない。
また、第3実施形態では、第1実施形態の水素生成部30と酸素反応部40とを一つにした構成であるので、減酸素部20Bの前後方向の寸法を短くすることが可能になり、冷蔵庫1(図1参照)に適用した場合、貯蔵室12の食品の収納容積を第1実施形態の場合と比べて大きくすることができる。
(第4実施形態)
図11は、第4実施形態の貯蔵庫を示す断面図である。
ところで、固体高分子形燃料電池(酸素反応部40)では、カソード43側において凝縮水が発生するため、凝縮水によって貯蔵室12内の湿度が高くなる。貯蔵室12内の湿度が100%近くになると、非常に結露しやすくなり、貯蔵室12内に結露水が溜まるおそれがある。そこで、第4実施形態の貯蔵庫10Dは、トレイ11(貯蔵室12)が位置する箇所に、結露水を回収する結露水回収機構110(回収機構)を設けたものである。
結露水回収機構110は、貯蔵室12内で発生した結露水を回収するタンク111と、このタンク111と水タンク50とを接続するパイプ112と、タンク111内の結露水を吸い込んで水タンク50に戻すポンプ113と、を備えて構成されている。
タンク111は、トレイ11の下面側に位置し、トレイ11を所定位置に収納したときに、トレイ11に形成された孔(不図示)とタンク111とが上下方向において連通するように構成されている。パイプ112は、減酸素部20Aの底面および背面を通り、水タンク50の上部と接続されている。
このように構成された第4実施形態では、貯蔵室12内において発生した結露水を水タンク50に回収する結露水回収機構110を有している。これにより、回収した結露水を水タンク50に戻して再利用できるため、ユーザが水タンク50に供給する水52の量を減らすことができる。
なお、第4実施形態では、貯蔵室12内で発生した結露水を水タンク50に回収する場合を例に挙げて説明したが、このような構成に限定されるものではない。例えば、結露水を回収するタンクを、トレイ11と減酸素部20Aとの接続部に設けてもよい。これにより、湿度の高い空気が貯蔵室12に送られるのを抑制することができ、貯蔵室12内での結露水の発生を抑制できる。
また、減酸素部20Aの酸素反応部40(固体高分子形燃料電池のカソード)の出口に対応する位置に、燃料電池において発生した凝縮水を回収するタンクを設けてもよい。これにより、高い湿度の空気が発生するのを抑えることができ、貯蔵室12内での結露水の発生を抑制できる。
(第5実施形態)
図12は、第5実施形態の貯蔵庫を示す断面図である。
図12に示すように、第5実施形態の貯蔵庫10Eは、第3実施形態の貯蔵庫10C(図9参照)に、二酸化炭素導入部120を追加したものである。
二酸化炭素導入部120は、アルコールタンク90と貯蔵室12(トレイ11)とを接続するパイプ121を有して構成されている。これにより、アルコールタンク90の内圧が上昇することで、DAFC80のアノード82において発生した二酸化炭素を貯蔵室12内に導入することができる。DAFC80において発生する二酸化炭素94は不活性ガスであるため、この二酸化炭素を貯蔵室12内に供給して充満させることで、貯蔵物(食品など)をより長く保存することができる。なお、必要に応じてポンプを設けて、二酸化炭素を貯蔵室12に強制的に導入するようにしてもよい。
このように構成された貯蔵庫10A〜10Eを冷蔵庫1(図1参照)に適用することにより、生鮮食品の劣化を抑制しつつ、減圧方式に比べて貯蔵庫10A〜10Eのケース(トレイ11)を高い強度のものにする必要がなくなる。
なお、本発明は前記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前記した実施形態では、トレイ11(貯蔵室12)と減酸素部20A,20Bとを分離可能な構成を例に挙げて説明したが、トレイ11と減酸素部20A,20Bとが一体となって引き出される構造であってもよい。これにより、トレイ11と減酸素部20A,20Bとの密閉構造を省略することが可能になり、貯蔵庫からの水素漏れをより確実に防止できる。
また、第1実施形態では、水素生成部30として、電解質膜31とアノード32とカソード33からなる燃料電池を例に挙げて説明したが、メタノールなどのアルコールを改質して水素を生成する方法など他の水素生成部を適用してもよい。
また、前記した実施形態では、酸素反応部40として、電解質膜41とアノード42とカソード43からなる単セルを示して説明したが、複数の単セルを重ねたスタック構造の固体高分子形燃料電池を適用してもよい。
また、前記した実施形態では、食品を貯蔵する貯蔵庫10を例に挙げて説明したが、食品に限定されるものではなく、花卉を貯蔵する貯蔵庫に適用してもよい。これにより、花卉の劣化を抑えて長持ちさせることができる。
1 冷蔵庫
6 操作部
7 表示部
10A,10B,10C,10D,10E 貯蔵庫
11 トレイ
12 貯蔵室
20A,20B 減酸素部
21 導入路
22 導出路
23,24 ファン(送風機)
25 接続路
30 水素生成部(水電解装置)
31 電解質膜
32 アノード
33 カソード
40 酸素反応部(固体高分子形燃料電池)
41 電解質膜
42 アノード
43 カソード
50 水タンク(原料供給手段)
54 弁(外部連通弁)
60 電源
70 制御装置(水素生成速度制御手段)
71 酸素濃度計
72 圧力計(圧力検出手段)
73 電力計(電力検出手段)
80 ダイレクトアルコール型燃料電池(DAFC)
81 電解質膜(ダイレクトアルコール型燃料電池)
82 アノード(ダイレクトアルコール型燃料電池)
83 カソード(ダイレクトアルコール型燃料電池)
90 アルコールタンク(アルコール供給手段)
92 アルコール
93 弁
94 二酸化炭素
100 制御装置
110 結露水回収機構(回収機構)
120 二酸化炭素導入部
121 パイプ
Q 密閉空間

Claims (13)

  1. 食品を貯蔵する貯蔵室と、この貯蔵室の酸素を減じる減酸素部と、を有する貯蔵庫において、
    前記減酸素部は、
    電気化学反応により水素を生成する水素生成部と、
    前記水素生成部に原料を供給する原料供給手段と、
    前記水素生成部において生成された水素と前記貯蔵室内の空気中の酸素とを反応させる酸素反応部と、を備えることを特徴とする貯蔵庫。
  2. 請求項1に記載の貯蔵庫において、
    前記水素生成部と前記酸素反応部とを接続して、前記水素生成部において生成された水素を前記酸素反応部に導入する接続路を備え、
    前記接続路は、密閉空間であることを特徴とする貯蔵庫。
  3. 請求項2に記載の貯蔵庫において、
    前記水素生成部は、前記原料供給手段から原料として供給される水を電気分解する水電解装置であり、
    前記酸素反応部は、固体高分子形燃料電池であることを特徴とする貯蔵庫。
  4. 請求項3に記載の貯蔵庫において、
    前記水電解装置に与える電力を制御することで生成される水素の生成速度を制御する水素生成速度制御手段を有し、
    前記水素生成速度制御手段は、前記水素の生成速度を、前記酸素反応部で消費することのできる水素消費速度を超えない範囲で制御することを特徴とする貯蔵庫。
  5. 請求項4に記載の貯蔵庫において、
    前記密閉空間の圧力を検出する圧力検出手段を有し、
    前記水素生成速度制御手段は、前記圧力検出手段により検知される圧力に基づいて前記水電解装置を制御することを特徴とする貯蔵庫。
  6. 請求項4に記載の貯蔵庫において、
    前記固体高分子形燃料電池の発生電力を検出する電力検出手段を有し、
    前記水素生成速度制御手段は、前記電力検出手段で検出される電力に基づいて前記水電解装置を制御することを特徴とする貯蔵庫。
  7. 請求項3に記載の貯蔵庫において、
    前記原料供給手段は、水を貯めるタンクであり、
    前記固体高分子形燃料電池において発生した凝縮水および/または前記貯蔵室内において発生した結露水を前記タンクに回収する回収機構を有することを特徴とする貯蔵庫。
  8. 請求項3に記載の貯蔵庫において、
    前記原料供給手段は、水を貯めるタンクであり、
    前記タンクは、当該タンクの外部と連通させる外部連通弁を有することを特徴とする貯蔵庫。
  9. 食品を貯蔵する貯蔵室と、この貯蔵室の酸素を減じる減酸素部と、を有する貯蔵庫において、
    前記減酸素部は、
    電気化学反応により、水素イオンを生成して、この生成した水素イオンと前記貯蔵室内の空気中の酸素とを反応させるダイレクトアルコール型燃料電池と、
    前記ダイレクトアルコール型燃料電池にアルコールを供給するアルコール供給手段と、を備えることを特徴とする貯蔵庫。
  10. 請求項9に記載の貯蔵庫において、
    前記ダイレクトアルコール型燃料電池のアノードにおいて発生した二酸化炭素を、前記貯蔵室に導入する二酸化炭素導入部を有することを特徴とする貯蔵庫。
  11. 請求項3または請求項9に記載の貯蔵庫において、
    前記貯蔵室内の空気を循環させる送風機を有し、
    前記減酸素部において発生した電力によって前記送風機を動作させることを特徴とする貯蔵庫。
  12. 請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の貯蔵庫において、
    前記貯蔵室は、当該貯蔵室を引出分離できる構造であることを特徴とする貯蔵庫。
  13. 請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の貯蔵庫を有することを特徴とする冷蔵庫。
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