JP2019002037A - ウォーキングビーム搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動ビームの下降による重力エネルギーを有効活用できるウォーキングビーム搬送装置を提供する。【解決手段】ワークWを載置可能であり、ワークWの搬送方向に延伸するように固定された固定ビーム1と、固定ビーム1と平行して延伸し、ワークWを所定数だけ支持可能な長さを有し、上昇することによって固定ビーム1上に載置されたワークWを取り上げ、下降することによって支持しているワークWを固定ビーム1に載置可能な駆動ビーム2と、駆動ビーム2を昇降させる昇降装置3と、圧縮空気製造装置4と、を備えており、圧縮空気製造装置4は、駆動ビーム2を支持する支持部41と、支持部41の下方に位置し、上下方向に延びるシリンダ42と、支持部41に接触可能であり、シリンダ42内を上下に移動するピストン43と、を備えていることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、ウォーキングビーム搬送装置に関するものである。
従来、鋼片等のワークを加熱する加熱炉等の搬送装置には、前後上下に矩形運動を行うウォーキングビーム搬送装置が用いられている。その矩形運動の前後動は、油圧シリンダ又は電動シリンダの伸縮動作を利用しており、上下動は、特許文献1に示されるように、傾斜レールを利用して油圧シリンダでワークを持ち上げるものや、特許文献2に示されるように、偏心輪をモータで回転運動させてワークを持ち上げるものがある。
加熱炉等のウォーキングビーム搬送装置の駆動ビームは、積載したワークや床下の駆動フレームを含めると重量が十数トンにもなるので、駆動ビームが下降する際には、その支持部で大きな荷重が加わり、シリンダのロッドやモータの回転軸にも負荷や衝撃がかかるので、当該部品を大型化したり、駆動ビームの減速装置や緩衝装置を導入する必要があった。
特開昭56−74587号公報 特開2012−219324号公報
そして、従来、このような駆動ビームが下降するときの重力エネルギーを有効活用することついては、特に検討されてこなかった。
そこで、本発明では、駆動ビームの下降による重力エネルギーを有効活用できるウォーキングビーム搬送装置を提供することを目的とする。
本発明は、
ワークを載置可能であり、前記ワークの搬送方向に延伸するように固定された固定ビームと、
前記固定ビームと平行して延伸し、前記ワークを所定数だけ支持可能な長さを有し、上昇することによって前記固定ビーム上に載置された前記ワークを取り上げ、下降することによって支持している前記ワークを前記固定ビームに載置可能な駆動ビームと、
前記駆動ビームを昇降させる昇降装置と、
圧縮空気製造装置と、
を備えており、
前記圧縮空気製造装置は、前記駆動ビームを支持する支持部と、
前記支持部の下方に位置し、上下方向に延びるシリンダと、
前記支持部に接触可能であり、前記シリンダ内を上下に移動するピストンと、を備えていることを特徴とする。
前記構成によれば、圧縮空気製造装置が、駆動ビームを支持する支持部と、シリンダと、支持部に接触可能であり、シリンダ内を移動するピストンと、を備えているので、駆動ビームの下降によって、シリンダ内の空気を圧縮することができ、駆動ビームの下降によって圧縮空気を得ることができる。また、駆動ビームの下降が、シリンダ内の空気を圧縮しながら行われるので、駆動ビームの下降による衝撃を緩和することができる。
本発明は、さらに、次のような構成を備えるのが好ましい。
(1)前記圧縮空気製造装置は、圧縮空気を貯蔵する圧力タンクを備えており、
前記圧力タンクは、前記シリンダのヘッド側空間に設けられたタンク側ポートと接続されている。
(2)前記構成(1)において、前記圧力タンクは吐出弁を備えており、
前記吐出弁を開放することによって、前記圧力タンクに貯蔵された圧縮空気を利用するようになっている。
(3)前記支持部と前記駆動ビームとは連結構造となっている。
(4)前記構成(1)又は(2)において、前記シリンダのヘッド側空間には、大気開放された大気側ポートが設けられ、
前記ピストンが上昇するときには、前記タンク側ポートが閉止され、前記大気側ポートが開放され、
前記ピストンが下降するときには、前記タンク側ポートが開放され、前記大気側ポートが閉止される、開閉機構を有している。
(5)前記シリンダのロッド側空間には、大気開放された大気開放ポートが設けられている。
前記構成(1)によれば、圧力タンクは、シリンダのヘッド側空間に設けられたタンク側ポートと接続されているので、駆動ビームの上昇に圧力タンクに貯蔵された圧縮空気を利用することによって、ピストンを上昇位置に戻すことができ、駆動ビームの上昇に必要な力を補助することができる。
前記構成(2)によれば、圧縮空気が必要となれば圧力タンクから圧縮空気を供給することができる。
前記構成(3)によれば、支持部と駆動ビームとは連結構造となっているので、駆動ビームの上昇に合わせてピストンを上昇させることができ、駆動ビームの昇降に合わせたピストンの昇降を容易に行うことができる。
前記構成(4)によれば、タンク側ポート及び大気側ポートの開閉によって、圧縮空気製造装置と圧力タンクとの間に設けられる弁等を含む開閉機構を単純化することができる。
前記構成(5)によれば、シリンダのピストンの動作を円滑に行うことができる。
要するに、本発明によると、駆動ビームの下降によるエネルギーを有効活用できるウォーキングビーム搬送装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係るウォーキングビーム搬送装置の概略構成図である。 ウォーキングビーム搬送装置の作動を示すウォーキングビーム搬送装置の概略構成図である。 ウォーキングビーム搬送装置の作動を示すウォーキングビーム搬送装置の概略構成図である。 ウォーキングビーム搬送装置の作動を示すウォーキングビーム搬送装置の概略構成図である。 駆動フレームと支持部との連結を示す概略図である。 駆動フレームと支持部との連結を示す概略図である。 圧縮空気製造装置と圧力タンクとの接続関係の変形例を示すウォーキングビーム搬送装置の概略構成図である。 駆動フレームと支持部との接続関係の変形例を示す概略図である。 駆動フレームと支持部との接続関係の変形例を示す概略図である。
(全体構成)
図1は、本発明の実施形態に係るウォーキングビーム搬送装置10の概略構成図である。図1に示されるように、ウォーキングビーム搬送装置10は、ワークWを載置可能であり、ワークWの搬送方向に延伸するように、炉床11から支柱(図示せず)によって支持された固定ビーム1と、固定ビーム1と平行して延伸し、ワークWを所定数だけ支持可能な長さを有し、上昇することによって固定ビーム1上に載置されたワークWを取り上げ、下降することによって支持しているワークWを固定ビーム1に載置可能な駆動ビーム2と、駆動ビーム2を昇降させる昇降装置3と、圧縮空気製造装置4と、を備えている。
昇降装置3は、駆動ビーム2を支持する支柱31と、支柱31に連結される駆動フレーム32と、駆動フレーム32を支持する回転支持部材33、34と、回転支持部材33、34を支持する支持部材35、36と、を備えている。
回転支持部材33、34は、モータ(図示せず)によって回転する回転軸33a、34aと、それらと接合して回転する内輪33b、34bと、内輪33b、34bの外周を囲み回動が可能な外輪33c、34cと、を有している。また、駆動フレーム32を搬送方向に前後(X方向)に移動させるための前後動用シリンダ37が設けられている。前後動用シリンダ37は、支持台37a、回転軸37b、シリンダロッド37c及び回転軸37dを有している。回転軸37bは、固定された支持台37aに接続され、シリンダロッド37cは、駆動フレーム32の端部と回転軸37dで接続されている。これにより、回転支持部材33、34の回転軸33a、34aを回転させることによって、駆動フレーム32が上下に昇降し、その結果、支柱31を介して駆動フレーム32と連結されている駆動ビーム2が上下に昇降する。また、駆動フレーム32は、前後動用シリンダ37によって、前後方向に移動可能となっている。炉床11には、支柱31を貫通し、支柱31が前後方向に移動可能なように長孔12が設けられている。
圧縮空気製造装置4は、支柱31及び駆動フレーム32を介して駆動ビーム2を支持する支持部41と、支持部41の下方に位置し、上下方向に延びるシリンダ42と、支持部41に連結され、シリンダ42内を上下に移動するピストン43と、を備えている。
支持部41は、ピストン43のロッド43bの上端部に回転自在に支持されるローラ形状を有しており、駆動フレーム32と接触している。
シリンダ42内は、ピストン43によって、ピストン43のヘッド43a側に位置するヘッド側空間44と、ピストン43のロッド43b側に位置するロッド側空間45とに分割されている。シリンダ42には、ヘッド側空間44に連通する下部第1ポート46、下部第2ポート47と、ロッド側空間45に連通する上部ポート48とが設けられている。上部ポート48は開放され、ロッド側空間45への空気の出入りは自由となっている。
下部第1ポート46は、開閉弁50及び逆止弁51を介して圧力タンク5に接続されている。開閉弁50は、シリンダ42で発生させた圧縮空気を圧力タンク5内へ供給する電磁弁となっている。逆止弁51は、下部第1ポート46から圧力タンク5への方向に空気が流れ、その逆方向には流れない構造となっている。
下部第2ポート47は、逆止弁52、減圧弁55及び開閉弁53を介して圧力タンク5に接続されている。逆止弁52は、圧力タンク5から下部第2ポート47への方向に圧縮空気が流れ、その逆方向には流れない構造となっている。減圧弁55は、圧力タンク5内の圧縮空気の圧力を低下させて、下部第2ポート47に供給する。圧力タンク5には、吐出弁54及び減圧弁56が設けられており、吐出弁54を開放することによって、他の設備に圧力タンク5の圧縮空気を一定の圧力で供給するようになっている。開閉弁50、53及び吐出弁54は電磁弁であり、電気信号で開閉される。
ウォーキングビーム搬送装置10は、次のように作動するようになっている。
図1に示されるように、ワークWが固定ビーム1上に載置され、駆動ビーム2は最下位置に位置する。
次に、図2に示されるように、モータによって回転支持部材33、34が回転すると、回転支持部材33、34は偏心輪となっているので、図2に示されるように、駆動フレーム32を上昇させる。駆動フレーム32が上昇すると、支柱31を介して駆動フレーム32と連結されている駆動ビーム2が上昇する。
駆動フレーム32の上昇に合わせ、開閉弁53が開放され(図では、開状態は白抜き、閉状態は黒塗りで示されている)圧力タンク5から逆止弁52、減圧弁55及び開閉弁53を介して、下部第2ポート47へ圧縮空気を供給することによって、圧縮空気がヘッド側空間44に送られ、開放状態の上部ポート48からロッド側空間45の空気を排出しながら、ピストン43を押し上げる。このとき、開閉弁50は閉止され、吐出弁54は必要に応じて開閉される(図では閉止されている)。
駆動フレーム32と支持部41とは接離可能となっており、支持部41上に駆動フレーム32が載置されているだけなので、駆動フレーム32が上昇しても、駆動フレーム32と接触しながら、ピストン43が上昇する必要はない。つまり、駆動フレーム32と回転支持部材33、34とは離れて、ピストン43は独自に後から上昇してもよい。下部第2ポート47の空気圧はピストン43だけを持ち上げる力があればよいので、減圧弁55によって圧力を低く設定しておけばよい。それにより、シリンダ42内の空気の圧力の無駄を防止できる。また、減圧弁55によって、下部第2ポート47への空気圧を高く設定すれば、ピストン43の上昇によって、支持部41が駆動フレーム32と接触しながら押し上げることとなり、回転支持部材33、34を回転させる力を補助することもできる。
駆動ビーム2が上昇し、固定ビーム1より高位置に位置するようになると、駆動ビーム2は、固定ビーム1上に載置されたワークWを取り上げる。このとき、前後動用シリンダ37は、回転軸37b、37dにより、傾斜角度を変えながら、シリンダロッド37cが駆動フレーム32と接触された状態を保つ。
次に、図3に示されるように、駆動フレーム32が、前後動用シリンダ37によって、ワークWの進行方向に移動し、駆動ビーム2上に載置されたワークWも、駆動フレーム32と同方向に移動する。このとき、開閉弁53は閉止されている。
次に、図4に示されるように、モータによって回転支持部材33、34が回転すると、回転支持部材33、34は偏心輪となっているので、駆動フレーム32を下降させる。駆動フレーム32が下降すると、支柱31を介して駆動フレーム32と連結されている駆動ビーム2が下降する。駆動ビーム2の下降に合わせ、開閉弁50を開放する。なお、逆止弁51があれば、開閉弁50は無くてもよい。
駆動フレーム32の下降により、駆動フレーム32と接触している支持部41は、駆動フレーム32及びワークWの自重で下方に押され、その結果、支持部41に連結されているピストン43は、開放状態の上部ポート48からロッド側空間45へ空気を流入させながら、シリンダ42内を下降し、ヘッド側空間44内の空気を圧縮する。ピストン43によって圧縮されたヘッド側空間44内の圧縮空気は、下部第1ポート46から開閉弁50及び逆止弁51を介して圧力タンク5に送られる。そして、圧力タンク5に圧縮空気が貯蔵される。このとき、開閉弁53は閉止されている。
駆動ビーム2が下降し、固定ビーム1より低位置に位置するようになると、駆動ビーム2は、駆動ビーム2上に載置されたワークWを固定ビーム1上に載置する。ここで、駆動フレーム32は、シリンダによって前方向に移動しているので、ワークWは、前方向に移動した位置で固定ビーム1上に載置される。その後、シリンダロッド37cが縮み、駆動フレーム32を後退させることにより、図1の状態に戻る。このような圧縮空気製造装置4と圧力タンク5との間に設けられる弁等を含む開閉機構を備えるウォーキングビーム搬送装置10の動きによって、ワークWを次々に前進させながら、圧縮空気を製造することができる。
他の設備で圧縮空気が必要となると、吐出弁54を開放し、他の設備に圧力タンク5の圧縮空気を供給する。なお、圧力タンク5の圧縮空気は、圧縮空気として使用するだけでなく、容器に貯蔵された油を押し出すのに使用して、油圧に変換して使用することもでき、また、圧縮空気を噴射した圧力でタービンを回転させて電力を得ることもできる。また、圧力タンク5には、内部の圧力が過剰とならないよう、一定の圧力で開放できる安全弁57が設けられる。安全弁57は、バネ式のものでも、電磁弁でもよい。
また、駆動ビーム2を上昇させた際に、後方に動かすようにすれば、ワークWを反対方向に搬送させることも可能であり、その場合も圧縮空気を製造することができる。
前記構成のウォーキングビーム搬送装置10によれば、次のような効果を発揮できる。
(1)圧縮空気製造装置4が、駆動ビーム2を支持する支持部41と、シリンダ42と、支持部41に接触可能であり、シリンダ42内を移動するピストン43と、を備えているので、駆動ビーム2の下降によって、シリンダ42内の空気を圧縮することができ、駆動ビーム2の下降によって圧縮空気を得ることができる。また、駆動ビーム2の下降が、シリンダ42内の空気を圧縮しながら行われるので、駆動ビーム2の下降による衝撃を緩和することができる。
(2)圧縮空気製造装置4は、圧縮空気を貯蔵する圧力タンク5を備えており、圧力タンク5は、シリンダ42のヘッド側空間44に設けられた下部第1ポート46と接続されているので、圧力タンク5に圧縮空気を貯蔵することができ、圧縮空気が必要となれば吐出弁54を開いて圧力タンク5から圧縮空気を供給することができる。
(3)駆動ビーム2の上昇において、圧力タンク5に貯蔵された圧縮空気を利用するようになっているので、ピストンを上昇位置に戻すことができ、駆動ビーム2の上昇に必要な力を補助することができる。
(4)駆動フレーム32と支持部41とが接触可能である場合、すなわち、駆動ビーム2とピストン43とが分離されている場合、駆動ビーム2が上昇する際は、駆動ビーム2とピストン43とは切り離され、ピストン43を独自に後から上昇させる際は、低い圧力で上昇させることができる。
(5)駆動フレーム32と支持部41とが連結されている場合、すなわち、駆動ビーム2とピストン43とが連結されている場合、下部第1ポート46及びシリンダ42のロッド側空間45に設けられた上部ポート48において、空気の流入及び流出が行われるようになっているので、駆動ビーム2の上昇に合わせてピストン43を上昇させることができ、駆動ビーム2の昇降に合わせたピストン43の昇降を容易に行うことができる。
(6)ピストン43が上昇するときには、下部第1ポート46が閉止され、下部第2ポート47が開放され、ピストン43が下降するときには、下部第1ポート46が開放され、下部第2ポート47が閉止されるので、ピストン43の昇降に合わせてシリンダ42の下部第1ポート46、下部第2ポート47及び上部ポート48ポートの開閉を行うことによって、シリンダ42内及び圧力タンク5内の空気を効率的に利用することができる。
なお、上述したように、駆動フレーム32と支持部41とを連結しておくことによって、駆動フレーム32が上昇する際、駆動フレーム32の上昇する力によって、ピストン43を上昇させてもよい。その結果、駆動フレーム32に対するピストン43の追従性を向上させることができる。
図5Aは、駆動フレーム32と支持部41とが連結されている場合の一実施形態を示しており、図5Bは、図5AのB矢視図である。図5A及び図5Bに示されるように、駆動フレーム32は、支持部41を両側から挟むように支持する支持レール32aを有しており、支持レール32aに沿って、支持部41はX方向に移動可能となっている。その結果、駆動フレーム32と支持部41とは連結されながら、支持部41に対して、駆動フレーム32がX方向に移動可能となっている。そのため、支持部41とその上下の接触面とは隙間Cが設けられ、支持部41は、駆動フレーム32の上昇時には支持レール32aの上面、下降時には下面に接触して(図5Bでは、支持部41が支持レール32aの下面に接触している状態が示されている)転がりながら前後に移動する。
図6は、圧縮空気製造装置4と圧力タンク5との接続関係の変形例を示すウォーキングビーム搬送装置10の概略構成図である。図6に示されるように、圧力タンク5へ接続される下部第1ポート46には、ヘッド側空間44で製造された圧縮空気を排出する方向にのみ流し、空気の流入を防止する逆止弁51aが設けられている。外気に開放された下部第2ポート47には、ピストン43が上昇するとき、外気をヘッド側空間44に流入する方向にのみ流し、空気の排出を防止する逆止弁52aが設けられている。このようにすれば、開閉弁50、53及び減圧弁55は不要となり、圧縮空気製造装置4と圧力タンク5との間に設けられる弁等を含む開閉機構を単純化することができる。
図7A及び図7Bは、駆動フレーム32と支持部41との接続関係の変形例を示している。図7A及び図7Bに示されるように、駆動フレーム32にはフック32bが設けられ、ロッド43bにはフック32bが引っ掛けられるツバ32cが設けられており、図7Aに示されるように、駆動フレーム32が上昇するときは、フック32bが支持部41のツバ32cを引っ掛けて、駆動フレーム32の上昇に合わせ、ピストン43が上昇する。そして、図7Bに示されるように、駆動フレーム32が下降するときは、支持部41のツバ32cからフック32bが外れ、支持部41は、駆動フレーム32と接触した状態で押されて下降する。
上記実施形態では、昇降装置3は、偏心輪である回転支持部材33、34が回転することによって、駆動ビーム2を上下に昇降させるようになっているが、その他の構成、例えば、駆動ビームを支持する支持部材が傾斜レールを移動する構成によって、駆動ビームを昇降させてもよい。
上記実施形態では、駆動ビーム2は偏心輪である回転支持部材33、34によって上下に昇降し、シリンダによって前後に移動して、全体として矩形運動をするようになっている、すなわち、昇降運動と前後運動とが個別に行われるようになっているが、昇降運動と前後運動とを同時に行う機構を有してもよい。
また、上記実施形態では、駆動ビーム2が矩形運動を行い、ワークWを順々に移動させる例を説明したが、それに限らず、本発明は、ワークWの底面と固定ビーム1、駆動ビーム2との長時間の接触による部分的な温度低下を防止するため、駆動ビームが前後運動を行わず、昇降運動だけを繰り返して待機するというアイドリング状態のときにも、行われることが可能である。
また、ウォーキングビーム搬送装置10の前後動用シリンダ37が空気圧シリンダや油圧シリンダの場合は、圧力タンク5の吐出弁54からの空気圧を前後動用として利用することが可能である。例えば、油圧シリンダの場合は、空気圧で油タンクの油を押すことができる。
特許請求の範囲に記載された本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、各種変形及び変更を行うことも可能である。
本発明では、駆動ビームの下降による重力エネルギーを有効活用できるウォーキングビーム搬送装置を提供できるので、産業上の利用価値が大である。
1 固定ビーム
2 駆動ビーム
3 昇降装置
31 支柱
32 駆動フレーム
32a 支持レール 32b フック 32c ツバ
33 回転支持部材
34 回転支持部材
35 支持部材 36 支持部材
37 前後動用シリンダ
37a 支持台 37b 回転軸 37c シリンダロッド 37d 回転軸
4 圧縮空気製造装置
41 支持部 42 シリンダ
43 ピストン
43a ヘッド 43b ロッド
44 ヘッド側空間 45 ロッド側空間
46 下部第1ポート 47 下部第2ポート
48 上部ポート
5 圧力タンク
50 開閉弁 51 逆止弁 52 逆止弁 53 開閉弁 54 吐出弁
55 減圧弁 56 減圧弁 57 安全弁
10 ウォーキングビーム搬送装置
11 炉床 12 長孔
W ワーク

Claims (6)

  1. ワークを載置可能であり、前記ワークの搬送方向に延伸するように固定された固定ビームと、
    前記固定ビームと平行して延伸し、前記ワークを所定数だけ支持可能な長さを有し、上昇することによって前記固定ビーム上に載置された前記ワークを取り上げ、下降することによって支持している前記ワークを前記固定ビームに載置可能な駆動ビームと、
    前記駆動ビームを昇降させる昇降装置と、
    圧縮空気製造装置と、
    を備えており、
    前記圧縮空気製造装置は、前記駆動ビームを支持する支持部と、
    前記支持部の下方に位置し、上下方向に延びるシリンダと、
    前記支持部に接触可能であり、前記シリンダ内を上下に移動するピストンと、を備えていることを特徴とする、ウォーキングビーム搬送装置。
  2. 前記圧縮空気製造装置は、圧縮空気を貯蔵する圧力タンクを備えており、
    前記圧力タンクは、前記シリンダのヘッド側空間に設けられたタンク側ポートと接続されている、請求項1記載のウォーキングビーム搬送装置。
  3. 前記圧力タンクは吐出弁を備えており、
    前記吐出弁を開放することによって、前記圧力タンクに貯蔵された圧縮空気を利用するようになっている、請求項2記載のウォーキングビーム搬送装置。
  4. 前記支持部と前記駆動ビームとは連結構造となっている、請求項1又は2に記載のウォーキングビーム搬送装置。
  5. 前記シリンダのヘッド側空間には、大気開放された大気側ポートが設けられ、
    前記ピストンが上昇するときには、前記タンク側ポートが閉止され、前記大気側ポートが開放され、
    前記ピストンが下降するときには、前記タンク側ポートが開放され、前記大気側ポートが閉止される、開閉機構を有している、請求項2又は3に記載のウォーキングビーム搬送装置。
  6. 前記シリンダのロッド側空間には、大気開放された大気開放ポートが設けられている、請求項1〜5のいずれか1つに記載のウォーキングビーム搬送装置。
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