JP2019002035A - 磁性材料の電気めっき工程方法 - Google Patents

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張忠傑
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周建江
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Abstract

【課題】ワイヤレス充電過程において、導線の高周波スキンエフェクト抵抗を下げ、電感値を高め、インダクタQ値を上げ、充電インダクタの電磁転化率を明らかに向上させる磁性材料の電気めっき工程方法を提供する。【解決手段】磁性材料の電気めっき工程方法は、定張力コード放出、アルカリ洗後水洗、脱脂処理、酸洗後水洗、湯洗、連続電気めっき、水洗、乾燥、赤外線で直径を測定、そしてリード巻上げというステップを含む。本発明は導体表面に、めっき層が均一で緻密な鉄ニッケルめっき層を整備でき、厚みは2〜10μmであり、導体の外側に鉄ニッケルめっき層をめっきする。導体が非磁性体であるが、めっき層成形後充電インダクタ全体が磁性を備えた磁性材料となる。【選択図】図1

Description

本発明は、電気めっきに関し、更に磁性材料の電気めっき工程方法に係わる。
ワイヤレス充電器は、電磁波誘導原理で充電を行う設備である。原理は変圧器に類似する。発信と受信端子には各々一個のインダクタを有し、発信端子インダクタは有線電源に連接して電磁信号を発する。受信端子インダクタは感應発信端子の電磁信号を誘導し、それによって電流が電池に流れて充電する。
解決しようとする問題点として、受信インダクタは、電子設備内部に組み立て、インダクタのサイズに対する要求は非常に厳しい。現在あるワイヤレス充電インダクタは、純銅を導体とし、高周波電流において、電流のスキンエフェクトが引き起こす導線は実際のところ、有効積載面積は小さくなり、電流の抵抗に対しても、相応に増大し、品質因素Qが下がり(Q= 2πf*L/R)、電磁転化率を下げ、充電効率が下がる。そのため、現在の技術を改善する必要がある点である。
磁性材料の電気めっき工程方法は、定張力コード放出、アルカリ洗後水洗、脱脂処理、酸洗後水洗、湯洗、連続電気めっき、水洗、乾燥、赤外線で直径を測定、そしてリード巻上げというステップを含む。本発明は導体表面に、めっき層が均一で緻密な鉄ニッケルめっき層を整備でき、厚みは2〜10μmであり、導体の外側に鉄ニッケルめっき層をめっきする。導体が非磁性体であるが、めっき層成形後充電インダクタ全体が磁性を備えた磁性材料となることを最も主要な特徴とする。
本発明の磁性材料の電気めっき工程方法は、中心導体層が非磁性体であるが、中心導体層外部に位置するめっき層が磁性材料に属するため、充電通電した時、磁気増幅材が導線の高周波スキンエフェクト抵抗を下げ、電感値を高め、インダクタQ値を上げ、電磁転化率を向上させ、それによって充電効率を高める。
磁性材料の電気めっき工程方法において以下を含み、そのうち、ステップ1において、コード放出盤上に巻き付けた母線を放ち、母線の直径は0.25±0.01mmであり、母線の直流電気抵抗は0.333〜0.392Ωであり、ステップ2において、母線は定張力コード放出装置で張力を調節し、コード放出張力によって定張力コード放出を維持し、定張力は1.5±0.5kgfであり、コード放出速度は5-15m/minであり、ステップ3において、アルカリ洗後に水洗いし、定張力の母線を7%-10%のNaOH溶液内に浸して洗浄処理を行い、母線表層の油汚れ及び不純物を洗い流し、且つNaOH溶液の温度は50℃〜55℃であり、NaOH溶液のPH値は>11であり、アルカリ洗時間は10-20Sであり、そしてアルカリ洗後の母線に対して洗い流すのに用い、ステップ4において、脱脂処理し、ステップ3で処理した母線を7%〜10% のNaOHと5%〜10%の油除去剤で構成された溶液内で脱脂処理し、処理温度は50℃〜55℃、脱脂処理時間は10-20Sであり、母線に対して二度の油除去を行って油除去効果を強化し、それによって次のステップの酸洗及び電気めっきを均一にする基礎となり、ステップ5において、酸洗後に水洗いし、ステップ4で処理した母線を7-10%の希硫酸内で洗浄し、母線表層の錆跡を洗い流し、酸化膜を生成し、母線表層を活性化し、酸洗時間は10-20Sで、その後、再度水で洗浄し、ステップ6において、電気めっきを連続し、ステップ5の処理後の母線を陰極とし、陽極にニッケルを採用し、且つニッケルはチタンバスケット内に設置し、母線の定張力を電気めっき液で電気めっき処理を行い、該電気めっき液のPH値は3〜4で、電気めっき液の温度は55℃〜65℃、電気めっき時の電気密度は1〜25A/dmであり、電気めっき時間は3〜11minであり、電気めっき液は主めっき槽内の主めっき液が液ポンプを通過して電気めっき槽に送られた溶液であり、電気めっき液が通電する時、電気めっき液と電気めっき槽中のニッケルの陽極が反応し、母線コード材表層でニッケル沈殿を形成し、1L毎の電気めっき液内のニッケルイオン濃度は60〜80gであり、鉄イオン濃度は30-40g、ホウ酸30-45g、塩化ニッケル10-20gであり、ステップ7において、ステップ6で電気めっきして洗い流した後のコード材は水で洗い流し、そして温度は50℃〜55℃、電導率は≦100μsの水中で洗い流し、めっき層表面を徹底洗浄して不純物及び付着物を取り除き、ステップ8において、乾燥し、水洗後のコード材を乾燥装置で脱水素乾燥を行い、乾燥温度は110℃〜220℃、乾燥時間は10-20Sであり、ステップ9において、赤外線で直径を測定し、乾燥したコード材を紅外線直径測定装置で赤外線径測定することで、電気めっきの均一性を保証し、ステップ10において、リード巻き上げし、赤外線での直径測定したコード材を巻き上げ、コード巻上げの定張力は1.5±0.5kgf、コード巻上げのピッチは0.6mmであることを特徴とする磁性材料の電気めっき工程方法。
前記主めっき液は主めっき槽内に注入し、主めっき槽の長さは700±50mmであり、幅は650±50mmであり、高さは350±50mmであり、主めっき槽容積は193Lであり、該電気めっき槽の長さは176cmであり、幅は29cmであり、高さは20cmであり。
前記チタンバスケットは、8〜10個を有し、チタンバスケット内にはニッケル塊で満たし、チタンバスケットは電気めっき槽内に固定して設置し、チタンバスケットの長さは400±50mmであり、幅は20±10mmであり、高さは80±30mmである。
前記処理後の母線表面の鉄ニッケルめっきの厚みは、2〜10μmである。
仮に磁性材料の電気めっき工程方法をコード材に対して電気めっきする設備を採用する場合、それはコード放出盤を含み、コード放出盤上に巻き付けた母線を引き出し、コード放出盤から放出した母線が定張力コード放出装置内に進入し、定張力コード放出装置はコード放出盤の後方に設置し、母線のコード放出張力の一定を保証する。定張力コード放出装置からコード放出した母線は一定の張力によってアルカリ洗装置へ進入する。アルカリ洗装置は定張力コード放出装置の後方に設置し、アルカリ洗装置は母線表層の油汚れ及び不純物を取り除くのに用い、アルカリ洗後の母線から第一回水洗装置に進入して洗浄する。第一回水洗装置はアルカリ洗装置の後方に設置する。第一回水洗装置を経た後のコード材は脱脂処理装置に進入する。該脱脂処理装置は、第一回水洗装置の後方に設置し、脱脂処理装置は母線に対して二度の油除去を行うのに用い、油除去効果を強化する。それによって次のステップの酸洗及び電気めっきを均一にする基礎となる。母線は脱脂処理後に活化処理装置へ進入する。該活化処理装置は脱脂処理装置の後方に設置し、該活化処理装置は順に排列した酸洗処理装置及び第二回水洗装置を含む。酸洗処理装置は母線表層の錆跡を除去するのに用い、酸化膜を生成し、コード材表面に多数個の清潔な微細孔面を成形し、母線表層を活性化し、第二回水洗装置はコード材表面の酸液及び不純物をきれいにするのに用いる。母線は、活化処理を経た後、連続電気めっき装置に進入する。該連続電気めっき装置は活化処理装置の後方に設置し、該連続電気めっき装置は順に排列した電気めっき槽及び第三回水洗装置を含む。該電気めっき槽は主めっき槽に連通し、主めっき槽内の主めっき液は電気めっき槽の引込線端から電気めっき槽へ送り、電気めっき液は電気めっき槽の送出端から主めっき槽へ送り、且つ主めっき槽は電解装置に連接する。電解装置は主めっき槽内に入れた電気めっき液を電解して精製処理する。電気めっき液は主めっき槽内の主めっき液が液ポンプを通過して電気めっき槽9に送られた溶液であり、電気めっき液が通電する時、電気めっき液は電気めっき槽内のニッケル陽極と反応し、母線コード材表層でニッケル沈殿を形成する。第三回水洗装置はめっき層表層のめっき液及び不純物を洗浄するのに用いる。電気めっき後のコード材は湯洗装置に進む。湯洗装置は第三回水洗装置の後方に設置し、湯洗を経た後のコード材は乾燥装置へ進む。該乾燥装置は湯洗装置の後方に設置し、該乾燥装置は鉄ニッケルめっきしたコード材を脱水素乾燥するのに用いる。そして、コード材は赤外線キャリパーへ進む。赤外線キャリパーは乾燥装置の後方に設置し、乾燥した後のコード材は赤外線で直径を測定し、電気めっきの均一性を保証する。次にコード材は定張力コード巻上げ装置へ進み、定張力コード巻上げ装置は赤外線キャリパーの後方に設置し、コード材のコード巻上げ張力の一定を保証する。最後にコード材をコード巻上げ盤に巻上げる。
本発明は、主にアップルスマート電子設備、例としてアイフォン、アップルウォッチ、アイパッド(登録商標)等のワイヤレス充電コード材の電気めっき処理に用いる。定張力コード放出、アルカリ洗、脱脂処理、酸洗、水洗、連続電気めっき、水洗、乾燥、赤外線で直径を測定及びコード巻上げ等ステップを通じ、更にコントロール機構によって操作を制御し、導体表面にめっき層を均一で緻密な鉄ニッケルめっき層に形成し、厚みは2〜10μmで、電気めっきの品質を高めるという利点がある。
本発明の工程説明図である。
導体表面において、めっき層が均一で緻密な鉄ニッケルめっき層に作製され、めっき層後には充電インダクタ全体が磁性を帯びて磁性材料となり、導線の高周波スキンエフェクト抵抗を下げ、電感値を高め、インダクタQ値を高め、充電効率を向上させ、充電インダクタの電磁転化率を明らかに向上させる磁性材料の電気めっき工程方法を提供することを本発明の目的とする。
図1に示すとおり、磁性材料の電気めっき工程方法は以下を含む。
ステップ1において、コード放出盤1上に巻き付けた母線2を放つ。母線2の直径は0.25mmであり、母線2の直流電気抵抗は0.37Ωであり、母線2は銅ワイヤーである。
ステップ2において、母線2は定張力コード放出装置3で張力を調節する。コード放出張力によって定張力コード放出を維持し、定張力は1kgfであり、コード放出速度は、10m/minである。
ステップ3において、アルカリ洗後水洗する。定張力の母線2を8%のNaOH溶液に浸入し、洗浄処理を行い、母線2表層の油汚れ及び不純物を取り除く。且つNaOH溶液の温度は52℃であり、NaOH溶液のPH値は12であり、アルカリ洗時間は15Sである。その後、水でアルカリ洗後の母線2を洗浄する。
ステップ4において、脱脂処理する。ステップ3で処理した母線2を9% のNaOHと8%の油除去剤で構成した溶液内で脱脂処理する。処理温度は52℃であり、脱脂処理時間は15Sである。母線2に対して二度の油除去を行い、油除去効果を強化する。それによって次のステップの酸洗及び電気めっきを均一にする基礎となる。
ステップ5において、酸洗後水洗する。ステップ4で処理した母線2を9%の希硫酸内で洗浄する。母線2表層の錆跡を洗浄し、酸化膜を生成し、母線2表層を活性化する。酸洗時間は15Sであり、その後、再度水で洗浄する。
ステップ6において、電気めっきを継続する。ステップ5で処理した後の母線2は陰極となり、陽極はニッケルを採用する。更にニッケルをチタンバスケット内に設置する際、該チタンバスケットは8〜10個有し、チタンバスケット内にはニッケル塊で満たして設置する。チタンバスケットは電気めっき槽9内に固定して設置し、チタンバスケットの長さは400mmであり、幅は20mmであり、高さは80mmである。母線2は定張力によって電気めっき液で電気めっき処理を行う。該電気めっき液のPH値は3.6で、電気めっき液の温度は60℃である。電気めっき時の電気密度は15A/dmであり、電気めっき時間は5minである。電気めっき液は主めっき槽10内の主めっき液が液ポンプを通過して電気めっき槽9に送られた溶液であり、電気めっき液が通電する時、電気めっき液は電気めっき槽9内のニッケル陽極と反応し、母線2コード材表層でニッケル沈殿を形成し、電気めっき槽9の長さは176cmであり、幅は29cmであり、高さは20cmである。主めっき液は主めっき槽10内に注入し、主めっき槽10の長さは725mmであり、幅は675mmであり、高さは394mmであり、主めっき槽10容積は193Lである。1L毎の電気めっき液内のニッケルイオン濃度は70gで、鉄イオン濃度は30gであり、ホウ酸35g、塩化ニッケル15gである。
ステップ7において、ステップ6で電気めっきし、洗浄後のコード材は水で洗浄する。温度は52℃、電導率は50μsの水中で洗浄し、めっき層表面に対して徹底洗浄して不純物及び付着物を取り除く。
ステップ8において、乾燥する。水洗後のコード材を乾燥装置13で脱水素乾燥を行う。乾燥温度は170℃、乾燥時間は15Sである。
ステップ9において、赤外線直径測定する。乾燥したコード材を紅外線直径測定装置で赤外線径測定することで、電気めっきの均一性を保証する。
ステップ10において、リードを巻き上げる。赤外線での直径測定したコード材を巻き上げる。コード巻上げの定張力は1kgf、コード巻上げのピッチは0.6mmである。
上述のステップ処理後、母線2表面鉄ニッケルめっきの厚みは5μmである。
仮に磁性材料の電気めっき工程方法をコード材に対して電気めっきする設備を採用する場合、それはコード放出盤1を含む。コード放出盤1上に巻き付けた母線2を引き出す。コード放出盤1から放出した母線2が定張力コード放出装置3内に進入し、定張力コード放出装置3はコード放出盤1の後方に設置し、母線2のコード放出張力の一定を保証する。定張力コード放出装置3からコード放出した母線2は一定の張力によってアルカリ洗装置4へ進入する。アルカリ洗装置4は定張力コード放出装置3の後方に設置し、アルカリ洗装置4は母線2表層の油汚れ及び不純物を取り除くのに用いる。アルカリ洗後の母線2から第一回水洗装置5に進入して洗浄する。第一回水洗装置5はアルカリ洗装置4の後方に設置する。第一回水洗装置5を経た後のコード材は脱脂処理装置6に進入する。該脱脂処理装置6は、第一回水洗装置5の後方に設置し、脱脂処理装置6は母線に対して二度の油除去を行うのに用い、油除去効果を強化する。それによって次のステップの酸洗及び電気めっきを均一にする基礎となる。母線2は脱脂処理後に活化処理装置へ進入する。該活化処理装置は脱脂処理装置6の後方に設置し、該活化処理装置は順に排列した酸洗処理装置7及び第二回水洗装置8を含む。酸洗処理装置7は母線表層の錆跡を除去するのに用い、酸化膜を生成し、コード材表面に多数個の清潔な微細孔面を成形し、母線2表層を活性化し、第二回水洗装置8はコード材表面の酸液及び不純物をきれいにするのに用いる。
母線2は、活化処理を経た後、連続電気めっき装置に進入する。該連続電気めっき装置は活化処理装置の後方に設置し、該連続電気めっき装置は順に排列した電気めっき槽9及び第三回水洗装置11を含む。該電気めっき槽9は主めっき槽10に連通し、主めっき槽内の主めっき液は電気めっき槽9の引込線端から電気めっき槽9へ送り、電気めっき液は電気めっき槽9の送出端から主めっき槽10へ送り、且つ主めっき槽10は電解装置に連接する。電解装置は主めっき槽10内に入れた電気めっき液を電解して精製処理する。電気めっき液は主めっき槽10内の主めっき液が液ポンプを通過して電気めっき槽9に送られた溶液であり、電気めっき液が通電する時、電気めっき液は電気めっき槽9内のニッケル陽極と反応し、母線2コード材表層でニッケル沈殿を形成する。第三回水洗装置11はめっき層表層のめっき液及び不純物を洗浄するのに用いる。
電気めっき後のコード材は湯洗装置12に進む。湯洗装置12は第三回水洗装置11の後方に設置し、湯洗を経た後のコード材は乾燥装置13へ進む。該乾燥装置13は湯洗装置12の後方に設置し、該乾燥装置13は鉄ニッケルめっきしたコード材を脱水素乾燥するのに用いる。そして、コード材は赤外線キャリパー14へ進む。赤外線キャリパー14は乾燥装置13の後方に設置し、乾燥した後のコード材は赤外線で直径を測定し、電気めっきの均一性を保証する。次にコード材は定張力コード巻上げ装置15へ進み、定張力コード巻上げ装置15は赤外線キャリパー14の後方に設置し、コード材のコード巻上げ張力の一定を保証する。最後にコード材をコード巻上げ盤16に巻上げる。
電気めっきの設備は実施例1の電気めっきの設備と同じであり、そのコード材電気めっき方法は、以下のステップを含む。
ステップ1において、コード放出盤1上に巻き付けた母線2を放つ。母線2の直径は0.26mmであり、母線2の直流電気抵抗は0.39Ωで、母線は銅ワイヤーである。
ステップ2において、母線2は定張力コード放出装置3で張力を調節し、コード放出張力によって定張力コード放出を維持し、定張力は2kgfであり、コード放出速度は15m/minである。
ステップ3において、アルカリ洗後に水洗する。定張力の母線2を10%のNaOH溶液に浸入させ、洗浄処理を行い、母線2表層の油汚れ及び不純物を取り除く。且つNaOH溶液の温度は55℃であり、NaOH溶液のPH値は12であり、アルカリ洗時間20Sである。その後、水でアルカリ洗後の母線2を水洗いする。
ステップ4において、脱脂処理する。ステップ3処理した母線を10% のNaOHと10%の油除去剤で構成された溶液の中で脱脂処理を行う。処理温度は55℃であり、脱脂処理時間は20Sである。母線2に対して二回油除去を行い、油除去効果を強化する。それによって次のステップの酸洗及び電気めっきを均一にする基礎となる。
ステップ5において、酸洗後水洗する。ステップ4で処理した母線2を10%の希硫酸内で洗浄する。母線2表層の錆跡を洗浄して酸化膜を生成し、母線2表層を活性化する。酸洗時間は20Sであり、その後、再度水で洗浄する。
ステップ6において、電気めっきを連続する。ステップ5の処理を経た後の母線は陰極となり、陽極はニッケルを採用する。更にニッケルは、チタンバスケット内に設置する。該チタンバスケットは10個有し、チタンバスケット内にはニッケル塊で満たして設置する。チタンバスケットは電気めっき槽9内に固定して設置し、チタンバスケットの長さは400mmであり、幅は20mmであり、高さは80mmである。母線の定張力を電気めっき液で電気めっき処理を行う。該電気めっき液のPH値は4で、電気めっき液の温度は65℃、電気めっき時の電気密度は20A/dmであり、電気めっき時間は10minである。電気めっき液は主めっき槽10内の主めっき液が液ポンプを通過して電気めっき槽9に送られた溶液であり、電気めっき液が通電する時、電気めっき液は電気めっき槽9内のニッケル陽極と反応し、母線2コード材表層でニッケル沈殿を形成し、電気めっき槽9の長さは176cmであり、幅は29cmであり、高さは20cmである。主めっき液は主めっき槽10内に注入し、主めっき槽10の長さは725mmであり、幅は675mmであり、高さは394mmである。主めっき槽10の容積193Lである。1L毎の電気めっき液内のニッケルイオン濃度は80gであり、鉄イオン濃度は40g、ホウ酸40g、塩化ニッケル15gである。
ステップ7において、ステップ6で電気めっきし、洗浄後のコード材を温度55℃、電導率20μsの水中で洗浄し、コード材表層のめっき液及び不純物を洗い流す。
ステップ8において、乾燥する。水洗後のコード材を乾燥装置13で脱水素乾燥を行う。乾燥温度は220℃、乾燥時間は20Sである。
ステップ9において、赤外線で直径を測定。乾燥したコード材を紅外線直径測定装置で赤外線径測定することで、電気めっきの均一性を保証する。
ステップ10において、リードを巻き上げる。赤外線での直径測定したコード材を巻き上げる。コード巻上げの定張力は2kgf、コード巻上げのピッチは0.6mmである。
上述ステップ処理後の母線表面鉄ニッケルめっきの厚みは10μmである。めっき層の厚みと電気めっき液の濃度は関連があり、且つ電気めっきの電流密度と電気めっき時間も関係ある。電気めっき液の濃度が高いほど、電流密度も高くなり、電気めっき時間が長いと、めっき層の厚みも厚くなる。
上述の実施例は、本発明に対して、具体的に説明したものであり、本発明に対して更に一歩説明しただけであり、本発明の請求範囲を限定するものではない。当領域に習熟した技術者が上述の発明内容に基づいた本質的ではない改善と調整は、すべて本発明の請求範囲に含まれるものとする。
1 コード放出盤
2 母線
3 定張力コード放出装置
4 アルカリ洗装置
5 第一回水洗装置
6 脱脂処理装置
7 酸洗処理装置
8 第二回水洗装置
9 電気めっき槽
10 主めっき槽
11 第三回水洗装置
12 湯洗装置
13 乾燥装置
14 赤外線キャリパー
15 定張力コード巻上げ装置
16 コード巻上げ盤

Claims (5)

  1. 磁性材料の電気めっき工程方法において以下を含み、そのうち、
    ステップ1において、コード放出盤上に巻き付けた母線を放ち、母線の直径は0.25±0.01mmであり、母線の直流電気抵抗は0.333〜0.392Ωであり、
    ステップ2において、母線は定張力コード放出装置で張力を調節し、コード放出張力によって定張力コード放出を維持し、定張力は1.5±0.5kgfであり、コード放出速度は5-15m/minであり、
    ステップ3において、アルカリ洗後に水洗いし、定張力の母線を7%-10%のNaOH溶液内に浸して洗浄処理を行い、母線表層の油汚れ及び不純物を洗い流し、且つNaOH溶液の温度は50℃〜55℃であり、NaOH溶液のPH値は>11であり、アルカリ洗時間は10-20Sであり、そしてアルカリ洗後の母線に対して洗い流すのに用い、
    ステップ4において、脱脂処理し、ステップ3で処理した母線を7%〜10% のNaOHと5%〜10%の油除去剤で構成された溶液内で脱脂処理し、処理温度は50℃〜55℃、脱脂処理時間は10-20Sであり、母線に対して二度の油除去を行って油除去効果を強化し、それによって次のステップの酸洗及び電気めっきを均一にする基礎となり、
    ステップ5において、酸洗後に水洗いし、ステップ4で処理した母線を7-10%の希硫酸内で洗浄し、母線表層の錆跡を洗い流し、酸化膜を生成し、母線表層を活性化し、酸洗時間は10-20Sで、その後、再度水で洗浄し、
    ステップ6において、電気めっきを連続し、ステップ5で処理後の母線を陰極とし、陽極にニッケルを採用し、且つニッケルはチタンバスケット内に設置し、母線の定張力を電気めっき液で電気めっき処理を行い、該電気めっき液のPH値は3〜4で、電気めっき液の温度は55℃〜65℃、電気めっき時の電気密度は1〜25A/dmであり、電気めっき時間は3〜11minであり、電気めっき液は主めっき槽内の主めっき液が液ポンプを通過して電気めっき槽に送られた溶液であり、電気めっき液が通電する時、電気めっき液と電気めっき槽中のニッケルの陽極が反応し、母線コード材表層でニッケル沈殿を形成し、1L毎の電気めっき液内のニッケルイオン濃度は60〜80gであり、鉄イオン濃度は30-40g、ホウ酸30-45g、塩化ニッケル10-20gであり、
    ステップ7において、ステップ6の電気めっきして洗い流した後のコード材は水で洗い流し、そして温度は50℃〜55℃、電導率は≦100μsの水中で洗い流し、めっき層表面を徹底洗浄して不純物及び付着物を取り除き、
    ステップ8において、乾燥し、水洗後のコード材を乾燥装置で脱水素乾燥を行い、乾燥温度は110℃〜220℃、乾燥時間は10-20Sであり、
    ステップ9において、赤外線で直径を測定し、乾燥したコード材を紅外線直径測定装置で赤外線径測定することで、電気めっきの均一性を保証し、
    ステップ10において、リード巻き上げし、赤外線での直径測定したコード材を巻き上げ、コード巻上げの定張力は1.5±0.5kgf、コード巻上げのピッチは0.6mmである、
    ことを特徴とする磁性材料の電気めっき工程方法。
  2. 前記主めっき液は主めっき槽内に注入し、主めっき槽の長さは700±50mmであり、幅は650±50mmであり、高さは350±50mmであり、主めっき槽容積は193Lであり、
    該電気めっき槽の長さは176cmであり、幅は29cmであり、高さは20cmである、
    ことを特徴とする請求項1記載の磁性材料の電気めっき工程方法。
  3. 前記チタンバスケットは、8〜10個を有し、チタンバスケット内にはニッケル塊で満たし、チタンバスケットは電気めっき槽内に固定して設置し、チタンバスケットの長さは400±50mmであり、幅は20±10mmであり、高さは80±30mmである、
    ことを特徴とする請求項2記載の磁性材料の電気めっき工程方法。
  4. 前記処理後の母線表面の鉄ニッケルめっきの厚みは、2〜10μmである、
    ことを特徴とする請求項1記載の磁性材料の電気めっき工程方法。
  5. 仮に磁性材料の電気めっき工程方法をコード材に対して電気めっきする設備を採用する場合、それはコード放出盤を含み、コード放出盤上に巻き付けた母線を引き出し、コード放出盤から放出した母線が定張力コード放出装置内に進入し、定張力コード放出装置はコード放出盤の後方に設置し、母線のコード放出張力の一定を保証し、定張力コード放出装置からコード放出した母線は一定の張力によってアルカリ洗装置へ進入し、アルカリ洗装置は定張力コード放出装置の後方に設置し、アルカリ洗装置は母線表層の油汚れ及び不純物を取り除くのに用い、アルカリ洗後の母線から第一回水洗装置に進入して洗浄し、第一回水洗装置はアルカリ洗装置の後方に設置し、第一回水洗装置を経た後のコード材は脱脂処理装置に進入し、該脱脂処理装置は、第一回水洗装置の後方に設置し、脱脂処理装置は母線に対して二度の油除去を行うのに用い、油除去効果を強化し、それによって次ステップの酸洗及び電気めっきを均一にする基礎となり、母線は脱脂処理後に活化処理装置へ進入し、該活化処理装置は脱脂処理装置の後方に設置し、該活化処理装置は順に排列した酸洗処理装置及び第二回水洗装置を含み、酸洗処理装置は母線表層の錆跡を除去するのに用い、酸化膜を生成し、コード材表面に多数個の清潔な微細孔面を成形し、母線表層を活性化し、第二回水洗装置はコード材表面の酸液及び不純物をきれいにするのに用い、母線は、活化処理を経た後、連続電気めっき装置に進入し、該連続電気めっき装置は活化処理装置の後方に設置し、該連続電気めっき装置は順に排列した電気めっき槽及び第三回水洗装置を含み、該電気めっき槽は主めっき槽に連通し、主めっき槽内の主めっき液は電気めっき槽の引込線端から電気めっき槽へ送り、電気めっき液は電気めっき槽の送出端から主めっき槽へ送り、且つ主めっき槽は電解装置に連接し、電解装置は主めっき槽内に入れた電気めっき液を電解して精製処理し、電気めっき液は主めっき槽内の主めっき液が液ポンプを通過して電気めっき槽9に送られた溶液であり、電気めっき液が通電する時、電気めっき液は電気めっき槽内のニッケル陽極と反応し、母線コード材表層でニッケル沈殿を形成し、第三回水洗装置はめっき層表層のめっき液及び不純物を洗浄するのに用い、電気めっき後のコード材は湯洗装置に進み、湯洗装置は第三回水洗装置の後方に設置し、湯洗を経た後のコード材は乾燥装置へ進み、該乾燥装置は湯洗装置の後方に設置し、該乾燥装置は鉄ニッケルめっきしたコード材を脱水素乾燥するのに用い、そして、コード材は赤外線キャリパーへ進み、赤外線キャリパーは乾燥装置の後方に設置し、乾燥した後のコード材は赤外線で直径を測定し、電気めっきの均一性を保証し、次にコード材は定張力コード巻上げ装置へ進み、定張力コード巻上げ装置は赤外線キャリパーの後方に設置し、コード材のコード巻上げ張力の一定を保証し、最後にコード材をコード巻上げ盤に巻上げる、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の磁性材料の電気めっき工程方法。
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