JP2019001250A - 表示システム、表示方法 - Google Patents

表示システム、表示方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2019001250A
JP2019001250A JP2017116225A JP2017116225A JP2019001250A JP 2019001250 A JP2019001250 A JP 2019001250A JP 2017116225 A JP2017116225 A JP 2017116225A JP 2017116225 A JP2017116225 A JP 2017116225A JP 2019001250 A JP2019001250 A JP 2019001250A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
vehicle
image
aerial
displayed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017116225A
Other languages
English (en)
Inventor
中井 潤
Jun Nakai
潤 中井
隆 大河平
Takashi Ogahira
隆 大河平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2017116225A priority Critical patent/JP2019001250A/ja
Publication of JP2019001250A publication Critical patent/JP2019001250A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Instrument Panels (AREA)

Abstract

【課題】運転者が前方から視線をそらした状態において、視覚的に運転支援する。【解決手段】前方状況検知部20は、車両の前方の状況を検知する。表示器41は、検知部により検知された車両が前進可能か否かを判断するためのステータス情報に対応した画像を表示する。光学プレート42は、車両内のステアリングの近傍に設定された空中表示領域と表示器41との間に設置され、表示器41に表示された画像を空中表示領域に結像させる。【選択図】図5

Description

本発明は、車両内において空中映像を表示させる表示システム、表示方法に関する。
近年、空中に映像を表示させる空中ディスプレイの開発が進められている。例えば、映像を、特殊な光学プレートを通過させることにより、実像の反対側の等距離の空中に実像を結像させる技術が開発されている(例えば、特許文献1参照)。当該光学プレートは、短冊状の鏡面ガラスを積層して形成した光学部材を2つ、交差させて接合することにより1枚のプレートを形成している。ディスプレイ等から発光された光が、直交する2つの光学部材で反射し、反対側の空中で再び結像する。
また車載用途においてHUD(Head-Up Display)の開発が進められており、一部の車種で実用化されている。HUDはフロントガラスや、運転席前のダッシュボード上に取り付けられた透明パネルに、速度等の走行情報を投影させるものであり、走行中の運転者の視線移動を減らし、安全性を向上させることに寄与している。
特許4865088号
HUDは走行中の前方視認時の運転支援に寄与するものであり、例えば、信号待ち中に前方から視線をそらした状態では、運転支援に寄与しない。
本発明はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、運転者が前方から視線をそらした状態において、視覚的に運転支援する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の表示システムは、車両の前方の状況を検知する検知部と、前記検知部により検知された前記車両が前進可能か否かを判断するためのステータス情報に対応した画像を表示する表示器と、前記車両内のステアリングの近傍に設定された空中表示領域と前記表示器との間に設置され、前記表示器に表示された画像を前記空中表示領域に結像させる光学プレートと、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせ、本発明の表現を装置、システム、方法、プログラム、プログラムを記録した記録媒体、それらを搭載した自動運転車両などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、運転者が前方から視線をそらした状態において、視覚的に運転支援することができる。
本発明の実施の形態に係る表示システムで使用されるカメラの設置位置の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る表示システムで使用される空中映像表示装置の構成例を示す図である。 図3(a)−(b)は、本発明の実施の形態に係る表示システムで使用される空中映像表示装置の設置例を示す図である。 図4(a)、(b)は、赤信号による停車中に表示される空中映像の具体例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る表示システムの構成を示すブロック図である。 図6(a)−(d)は、本発明の実施の形態に係る表示システムの具体的な動作例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る表示システムの動作を示すフローチャートである。 図8(a)−(d)は、信号機ピクトを空中表示させるための表示器の第1〜第3構成例を示す図である。 図9(a)−(c)は、信号機ピクトを空中表示させるための表示器の第4構成例を示す図である。
図1は、本発明の実施の形態に係る表示システムで使用されるカメラ20aの設置位置の一例を示す図である。カメラ20aは、車両の進行方向前方を撮影可能であり、例えば、車両1内のルームミラーの上に取り付けられる。なおカメラ20aは車両1の外に取り付けることも可能であり、例えば、フロントグリルに内蔵させてもよい。なおドライブレコーダ、他の運転支援、自動運転用のカメラが既に設置されている場合、当該カメラを転用することができる。
図2は、本発明の実施の形態に係る表示システムで使用される空中映像表示装置40の構成例を示す図である。空中映像表示装置40は主要部材として、表示器41及び光学プレート42を含む。上述した特殊加工が施された光学プレート42は、自己を挟んで一方側に設置された表示器41に表示された映像を、光学プレート42の反対側の線対称な空間位置に空中映像I1として結像させることができる。
表示器41は格納ボックス45に収納される。格納ボックス45の内側は低反射処理が施されている。表示器41には通常の液晶ディスプレモジュール(LCM)や、少なくとも1つのLEDを所定の位置に配置した表示器を使用することができる。表示器41の表示面側の表面にはライトコントロールフィルム(LCF)43が貼り付けられている。ライトコントロールフィルム43は拡散光を抑制し、光の平行度を向上させるフィルムであり、表示器41を正面から見た場合の輝度・視認性を向上させることができる。格納ボックス45の上蓋の位置に光学プレート42が設置される。
このように光学プレート42の一方側に設置される表示器41を格納ボックス45で覆うことにより、表示器41の周囲を暗くすることができ、光学プレート42の反対側の空中に結像される映像I1の視認性を向上させることができる。また表示器41にライトコントロールフィルム43を貼り、格納ボックス45の内側に低反射処理を施すことにより、空中にゴースト映像が結像されることを防止することができる。
図3(a)−(b)は、本発明の実施の形態に係る表示システムで使用される空中映像表示装置40の設置例を示す図である。図3(a)に示す第1設置例は、空中映像表示装置40を、ステアリングホイール3aの取付部3aa内の上部に埋め込む例である。取付部3aaは、ステアリングホイール3aをステアリングコラム3bに取り付けるための部材である。取付部3aaの運転者側の面は、ステアリングパッド3ab(図4(a)、(b)参照)に接合されており、ステアリングパッドの内部にはエアバッグとインフレータが収納されている。
図3(a)に示すように、ステアリングパッド3abの中に侵入する位置まで空中映像表示装置40を運転者側に近い位置に設置し、空中映像表示装置40内の表示器41をステアリングパッド3ab側の端に設置することにより、空中映像I1をステアリングパッド3abの上側の空間に結像させることができる。運転者からは、空中映像I1がステアリングホイール3aのスポークの隙間に見える。
図3(b)に示す第2設置例は、空中映像表示装置40を、ステアリングコラム3bのステアリングホイール3aとの接合部分の上部に埋め込む例である。空中映像I1は、ステアリングコラム3bの上側の空間に結像される。運転者からは、空中映像I1がステアリングホイール3aのスポーク間の隙間の奥に見える。
第1設置例と第2設置例を比較すると、第1設置例では空中映像表示装置40がステアリングの可動部側に設置されているため、運転者がステアリングホイール3aを回すと空中映像I1も一緒に回ることになる。その際、運転者からはゴーストが見えるようになり、空中映像I1の実体が認識しにくくなる。これに対して、第2設置例では空中映像表示装置40がステアリングの固定部側に設置されているため、運転者がステアリングホイール3aを回しても空中映像I1は定位置に表示され続けることになる。なお後述するように、走行中は空中映像I1を表示させない仕様では、第1設置例でもゴースト問題は発生しない。
ただし表示位置の観点では、第1設置例の方が運転者の視点に近い分、第2設置例より視認性が高い。第1設置例では、ステアリングホイール3aと略同一平面上に空中映像I1が表示され、運転者の視点から角度的に認識しやすい。また運転者がアクセルペダルの位置を確認するために下方向に視線を向けていたり、ギアシフトレバーの位置を確認するために左方向に視線を向けている状況でも、空中映像I1が視野に入りやすい。設置例2では、やや奥まった位置に表示されるため空中映像I1が視野に入りにくくなる。
以下、空中映像表示装置40を使用してステアリングホイール3aの近傍に、信号機の空中映像を表示させる例を考える。赤信号による停車中に、センタコンソール付近にある物を触るために運転者が左下を向いた場合、車両1の前方上部に見える信号機の変化に気づかない場合がある。そこで本実施の形態では、赤信号による停車中に、ステアリングホイール3aの近傍に、信号機の状態を反映したピクト、シンボル、マークなどを空中に表示させる。例えば、赤信号中は赤信号の信号機ピクトを空中に表示させ、青信号になると青信号の信号機ピクトを表示させる。なお車両1の走行が開始されると、信号機ピクトは表示されなくなる。従って、空中映像が運転者の運転中に視界の邪魔になることはない。
図4(a)、(b)は、赤信号による停車中に表示される空中映像の具体例を示す図である。図4(a)、(b)では、ステアリングコラム3bの軸上面に近接した空間に赤信号の信号機ピクトIrが表示されている。図4(a)は運転者が前方を向いている状態を示している。この状態では、フロントガラス越しに見える実際の信号機が視野に入っており、運転者は信号の変化に気づく。
図4(b)は運転者がセンタコンソール近辺5aを見ている状態を示している。例えば、センタコンソール近辺5aで探し物をしており、センタコンソール近辺5aを凝視している状態である。この状態では、フロントガラス越しに見える実際の信号機は視野に入っておらず、運転者は実際の信号機の変化に気づかない。しかしながら、ステアリングホイール3aの近傍に表示された赤信号の信号機ピクトIrは視野に入っており、信号機ピクトの変化には気づく。
図5は、本発明の実施の形態に係る表示システム2の構成を示すブロック図である。表示システム2は、制御装置10、前方状況検知部20、空中映像表示装置40を含む。前方状況検知部20は、車両1の前方の状況を検知するためのセンサである。例えば、図1に示したカメラ20aを使用することができる。本実施の形態では基本的に、車両1の停止中の前方状況を検知することを想定している。
車両1の前方の検知対象は、信号機の状態に限るものではない。例えば、前方の踏切の状態を検知してもよいし、渋滞時の先行車両の状態を検知してもよい。なお先行車両の有無、先行車両との距離、先行車両の動きは、カメラ20a以外のセンサで検知することもできる。例えば、ミリ波レーダ、LIDAR(Light Detection and Ranging)、ソナーで検知してもよい。
制御装置10は、処理部11及びI/O部12を備える。処理部11は、検知情報取得部111、停止判定部112、検知情報解析部113、及び表示制御部114を含む。処理部11の機能はハードウェア資源とソフトウェア資源の協働により実現できる。ハードウェア資源としてCPU、GPU、DSP、FPGA、ROM、RAM、その他のLSIを利用できる。ソフトウェア資源としてオペレーティングシステム、アプリケーション、ファームウェア等のプログラムを利用できる。なお制御装置10は、NAND型フラッシュメモリチップ、SSD、HDD等の不揮発性メモリを備えていてもよい。
制御装置10は、専用の筐体内に実装されてもよいし、カーナビゲーション装置や、ディスプレイオーディオ等のヘッドユニット内に実装されてもよい。後者の場合、制御装置10の機能を実装した基板を、それらの筐体内に追加する形態でもよいし、それらの既存のハードウェア資源を時分割で活用する形態でもよい。また、スマートフォンやタブレット等の外部から持ち込まれた情報機器のハードウェア資源を活用する形態でもよい。
I/O部12は、前方状況検知部20から供給される検知信号を処理部11に出力し、処理部11から供給される画像信号を表示器41に出力する。またI/O部12は、車載ネットワーク(例えば、CAN(Controller Area Network))に接続されている。I/O部12は車載ネットワークを介して、図示しないECU(Electronic Control Unit)から、車速情報、ブレーキ開度などの車両情報を受信して処理部11に出力する。
検知情報取得部111は、前方状況検知部20から車両1の前方状況を示す検知情報を取得する。例えば、カメラ20aで撮影された車両前方の画像データを取得する。停止判定部112は、車載ネットワークを介して車速情報などを取得し、車両1の停止を判定する。
検知情報解析部113は車両1の停止中において、検知情報取得部111により取得された検知情報を解析して、車両1が前進可能か否かを運転者が判断するためのステータス情報を検出する。例えば、信号機の色、先行車両が停止中か発進したか、踏切の遮断機が上がっているか否かを検出する。検知情報解析部113は例えば、カメラ20aにより撮像された画像内から、信号機の識別器を使用して信号機を探索する。信号機を検出できた場合、信号機の色を検出する。
表示制御部114は、検知情報解析部113により検出されたステータス情報に対応する画像を生成し、表示器41に出力して表示させる。例えば、ステータス情報として赤信号の信号機を検出した場合は赤信号の信号機ピクトを表示器41に表示させ、青信号の信号機を検出した場合は青信号の信号機ピクトを表示させる。表示制御部114は、車両1が走行再開すると、表示器41の表示を終了させる。
図6(a)−(d)は、本発明の実施の形態に係る表示システム2の具体的な動作例を示す図である。図6(a)は走行中の状態を示しており、ステアリングホイール3aの隙間の空間に空中映像は表示されていない。図6(b)は赤信号により停止中の状態を示しており、ステアリングホイール3aの隙間の空間に、赤信号の信号機ピクトIrが表示されている。図6(c)は停止中に青信号に変わった状態を示しており、ステアリングホイール3aの隙間の空間に、青信号の信号機ピクトIbが表示される。運転者が前方上部にある実際の信号機を見ていない状態でも、信号機ピクトが青に変わったことに気づけば、実際の信号機が青に変わったことを認識することができる。図6(d)は走行再開後の状態を示しており、ステアリングホイール3aの隙間の空間に表示されていた信号機ピクトが、表示されなくなる。
図7は、本発明の実施の形態に係る表示システム2の動作を示すフローチャートである。停止判定部112が車両1の停止を検出すると(S10のY)、検知情報解析部113は、前方状況検知部20から取得された検知情報をもとに所定のステータス情報を検出する(S11)。表示制御部114は、検出されたステータス情報に対応する画像を表示器41に出力して表示させる(S12)。これにより、表示器41に表示された画像に対応する映像が空中表示される。停止判定部112が車両1の走行再開を検出すると(S13のY)、空中表示を終了させる。車両1の停止中は(S13のN)、空中表示を継続する(S12、S13)。
上記図2では、表示器41に液晶ディスプレイモジュールを使用する例を説明した。この点、空中映像の表示内容として信号機ピクトに特化した場合、より簡素な表示器にすることができる。
図8(a)−(d)は、信号機ピクトを空中表示させるための表示器41の第1〜第3構成例を示す図である。図8(a)は第1構成例を示す。長方形の基板41a上に、信号機の外形を示す角丸長方形の反射物フレーム41bを設置する。角丸長方形内の青信号ランプを示す位置に青色発光ダイオードLbを設置し、赤信号ランプを示す位置に赤色発光ダイオードLrを設置する。なお、青色発光ダイオードLbの代わりに緑色発光ダイオードを使用してもよい。格納ボックス45内において、基板41aから離れた位置に白色発光ダイオードLwを設置する。白色発光ダイオードLwは停止中に発光し、反射物フレーム41bは白色発光ダイオードLwから入射された光を光学プレート42の方向へ反射する。白色発光ダイオードLwは走行中は消灯する。
図8(b)は第2構成例を示す。第2構成例は、第1構成例の反射物フレーム41bを導光棒41cに置き換えた構成である。白色発光ダイオードLwは導光棒41cの中に埋め込まれる。第1構成例及び第2構成例では、液晶ディスプレイモジュールを使用していないため、液晶層で光が減衰することがなく高輝度な映像を表示することができる。また液晶パネル、カラーフィルタ、ライトコントロールフィルム43が不要であり、ドライバ回路も簡素化できる。従って、第1構成例及び第2構成例では低コストで視認性の高い表示器を作成することができる。
なお空中表示では点滅した映像は視認性が低くなるため、黄色信号ランプに対応する部材は設けていない。黄色は原色の発光ダイオードで表現できないため、カラーフィルタ等を使用する必要が生じ、コスト増に繋がる。
図8(c)は第3構成例を示す。第3構成例は、白色のバックライトを設置した基板41d上に、長方形の透過板41eを重ねた構成である。透過板41eの、信号機の外形を示す角丸長方形のフレーム部分に透明透過部Pwが形成され、青信号ランプを示す部分に青色透過部Pbが形成され、赤信号ランプを示す部分に赤色透過部Prが形成される。
図8(d)は第3構成例の基板41dの構成を詳細に示す図である。基板41d上において、透過板41eの透明透過部Pwに対応する領域に第1白色バックライトB1が設置され、青色透過部Pbに対応する領域に第2白色バックライトB2が設置され、赤色透過部Prに対応する領域に第3白色バックライトB3が設置される。
第3構成例によれば、基板全面にバックライトを設置せずに、透過部の形状に対応する領域にバックライトを設置している。これにより、バックライトからの光に指向性を持たせることができる。また第1構成例及び第2構成例と同様に、液晶ディスプレイモジュール及びライトコントロールフィルム43は不要である。このように第3構成例では、比較的低コストで比較的高輝度な表示器を作成することができる。また透過板41eを使用しているため、表示面を平坦化させることができる。
図9(a)−(c)は、信号機ピクトを空中表示させるための表示器41の第4構成例を示す図である。第4構成例は、モノクロ液晶パネル41fと、三原色(RGB)バックライトを組み合わせた構成である。図9(a)はバックライトが緑色の状態を示しており、緑色の空中画像Igが表示される。図9(b)はバックライトが赤色の状態を示しており、赤色の空中画像Irが表示される。図9(c)はバックライトが白色の状態を示しており、白色の空中画像Iwが表示される。バックライトとして、基板上に三原色の光源が設置され、図9(a)の状態では赤色光源だけが点灯され、図9(b)の状態では緑色光源だけが点灯され、図9(c)の状態では赤色光源、緑色光源、及び青色光源の全てが点灯される。なお、三原色の光源は基板の端に設置され、基板面上に導光される構成でもよい。
第4構成例によれば、液晶パネルを使用しているため、任意形状の映像を表示させることができる。また三原色の光源とモノクロ液晶パネル41fで構成しているためカラーフィルタが不要である。またカラー液晶パネルを使用する場合と比較して階調表現では劣後するが、低コストで高輝度な表示器を作成することができる。
以上説明したように本実施の形態によれば、停止中にステアリングホイール3aの近傍に、前進可能か否かを判断するためのステータス情報を空中表示させることにより、運転者が前方から視線をそらした状態において、視覚的に運転支援することができる。例えば、信号機ピクトを表示させることにより、運転者が下を向いている場合でも信号の変化に気づかせることができる。また走行中は表示されないため、運転の支障になることはなく、車室内の意匠を乱すこともない。また、ステアリングの近傍に物理的なディスプレイを設置する必要がないため、車両1が衝突した場合でも、ディスプレイの破片が車室内に飛散する可能性がない。またエアバックの作動も妨げない。HUDの場合、物理的な透明パネルを必要とするため、原理的に破片が飛散する可能性がある。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。これらの実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
例えば、表示器41を第1構成例や第2構成例で作成した場合、夜間において車室内が暗いとき空中映像が眩しく見える場合がある。表示制御部114は、車両1内の明るさに応じて発光ダイオードの輝度を調整してもよい。車両1内の明るさは、車両1に設置された照度センサ(不図示)により検知された照度情報をもとに判定する。なお気象庁または民間気象会社のサーバから無線通信ネットワークを介して、現在位置の照度を取得してもよい。表示制御部114は、車両1内の照度が低いほど発光ダイオードの輝度を低下させる。発光ダイオードの輝度は、駆動電流またはPWM比を調整することによりコントロールすることができる。なお表示器41に液晶ディスプレイモジュールを使用している場合は、もともとの表示輝度が低いため夜間に輝度を低下させる必要性は低いが、液晶ディスプレイモジュール使用時における輝度コントロールを排除するものではない
なお、実施の形態は、以下の項目によって特定されてもよい。
[項目1]
車両(1)の前方の状況を検知する検知部(20)と、
前記検知部(20)により検知された前記車両(1)が前進可能か否かを判断するためのステータス情報に対応した画像を表示する表示器(41)と、
前記車両内のステアリングの近傍に設定された空中表示領域と前記表示器(41)との間に設置され、前記表示器(41)に表示された画像を前記空中表示領域に結像させる光学プレート(42)と、を備える、
表示システム(2)。
これにより、運転者が前方から視線をそらした状態であっても、ステアリング近傍が視野に入っていれば、前方のステータスを認識することができる。
[項目2]
前記表示器(41)は、前記車両(1)の停止中に前記画像を表示し、前記車両(1)の走行中は前記画像を表示しない、
項目1に記載の表示システム(2)。
これにより、走行中にステアリング近傍の空中映像が目障りになることを防止することができる。
[項目3]
前記表示器(41)は、前記検知部(20)により検知された信号機の画像を表示する、
項目1または2に記載の表示システム(2)。
これにより、運転者が前方から視線をそらした状態であっても、ステアリング近傍が視野に入っていれば、前方の信号機の色を認識することができる。
[項目4]
前記表示器(41)は、前記信号機の外枠を表示させるための発光素子(Lw)と、赤色ランプを表示させるための赤色発光素子(Lr)と、青色ランプを表示するための青色または緑色発光素子(Lb)と、を含む、
項目3に記載の表示システム(2)。
これにより、低コストで高輝度な表示器(41)を作成することができる。
[項目5]
前記表示器(41)は、前記車両(1)内の明るさに応じて前記複数の発光素子(Lw、Lr、Lb)の輝度を調整する、
項目4に記載の表示システム(2)。
これにより、車室内において適度な明るさの信号機を空中表示させることができる。
[項目6]
車両(1)の前方の状況を検知するステップと、
検知された、前記車両(1)が前進可能か否かを判断するためのステータス情報に対応した画像を表示器(41)に表示するステップと、
前記車両(1)内のステアリングの近傍に設定された空中表示領域と前記表示器(41)との間に設置される光学プレート(42)を使用して、前記表示器(41)に表示された画像を前記空中表示領域に結像させるステップと、を有する、
表示方法。
これにより、運転者が前方から視線をそらした状態であっても、ステアリング近傍が視野に入っていれば、前方のステータスを認識することができる。
1 車両、 2 表示システム、 3a ステアリングホイール、 3aa 取付部、 3ab ステアリングパッド、 3b ステアリングコラム、 10 制御装置、 11 処理部、 12 I/O部、 13 記録部、 14 通信部、 20 前方状況検知部、 20a カメラ、 40 空中映像表示装置、 41 表示器、 41a 基板、 41b 反射物フレーム、 41c 導光棒、 41d 基板、 41e 透過板、 41f モノクロ液晶パネル、 42 光学プレート、 43 ライトコントロールフィルム、 45 格納ボックス、 111 検知情報取得部、 112 停止判定部、 113 検知情報解析部、 114 表示制御部。

Claims (6)

  1. 車両の前方の状況を検知する検知部と、
    前記検知部により検知された前記車両が前進可能か否かを判断するためのステータス情報に対応した画像を表示する表示器と、
    前記車両内のステアリングの近傍に設定された空中表示領域と前記表示器との間に設置され、前記表示器に表示された画像を前記空中表示領域に結像させる光学プレートと、を備える、
    表示システム。
  2. 前記表示器は、前記車両の停止中に前記画像を表示し、前記車両の走行中は前記画像を表示しない、
    請求項1に記載の表示システム。
  3. 前記表示器は、前記検知部により検知された信号機の画像を表示する、
    請求項1または2に記載の表示システム。
  4. 前記表示器は、前記信号機の外枠を表示させるための発光素子と、赤色ランプを表示させるための赤色発光素子と、青色ランプを表示するための青色または緑色発光素子と、を含む、
    請求項3に記載の表示システム。
  5. 前記表示器は、前記車両内の明るさに応じて前記複数の発光素子の輝度を調整する、
    請求項4に記載の表示システム。
  6. 車両の前方の状況を検知するステップと、
    検知された、前記車両が前進可能か否かを判断するためのステータス情報に対応した画像を表示器に表示するステップと、
    前記車両内のステアリングの近傍に設定された空中表示領域と前記表示器との間に設置される光学プレートを使用して、前記表示器に表示された画像を前記空中表示領域に結像させるステップと、を有する、
    表示方法。
JP2017116225A 2017-06-13 2017-06-13 表示システム、表示方法 Pending JP2019001250A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017116225A JP2019001250A (ja) 2017-06-13 2017-06-13 表示システム、表示方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017116225A JP2019001250A (ja) 2017-06-13 2017-06-13 表示システム、表示方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019001250A true JP2019001250A (ja) 2019-01-10

Family

ID=65007119

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017116225A Pending JP2019001250A (ja) 2017-06-13 2017-06-13 表示システム、表示方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019001250A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111422129A (zh) * 2020-03-17 2020-07-17 博众成(武汉)科技有限公司 一种汽车及用于消除汽车a柱盲区的消除装置和消除方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111422129A (zh) * 2020-03-17 2020-07-17 博众成(武汉)科技有限公司 一种汽车及用于消除汽车a柱盲区的消除装置和消除方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6123761B2 (ja) 車両用表示装置
WO2018139139A1 (ja) 車両用表示装置
WO2015037117A1 (ja) 情報表示システム及び情報表示装置
JP2009217682A (ja) 車両用表示装置
JP6075248B2 (ja) 情報表示装置
JP2013032087A (ja) 車両用ヘッドアップディスプレイ
US20200051529A1 (en) Display device, display control method, and storage medium
US20150123878A1 (en) Information display device
US11203295B2 (en) Rearview head up display
JP2020057915A (ja) 表示装置、表示制御方法、およびプログラム
US20210155159A1 (en) Vehicle display apparatus
JP2009227245A (ja) 車載機器の操作装置
US20180219052A1 (en) Display system for a vehicle
JP2019043176A (ja) 車載表示装置
JP6623910B2 (ja) 車両用表示装置
JP2017186008A (ja) 情報表示システム
JP2013119268A (ja) 車両用表示システム
JP5157663B2 (ja) 車両用表示装置
US10916223B2 (en) Display device, and display control method
JP2019001250A (ja) 表示システム、表示方法
JP2014106635A (ja) 車両用灯具システム
WO2018230526A1 (ja) 入力システム、および入力方法
JP6642103B2 (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
JP6251495B2 (ja) 表示ユニット
US10914948B2 (en) Display device, display control method, and storage medium

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20180417