JP2019000852A - 冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】上下方向に沿って配置されている管の温度上昇を抑制することができ、管に対する溶接作業を容易に行うことができる冷却装置を得る。
【解決手段】冷却装置11は、上下方向に沿って配置されている第1の管1に着脱可能な冷却装置本体12を有している。冷却装置本体12は、第1の把持部31を含む第1の挟み部材21と、第2の把持部41を含む第2の挟み部材22とを有している。第1の把持部31には、冷却材を収容可能な第1の凹部34が設けられている。冷却装置本体12は、第1の把持部31及び第2の把持部41を第1の管1の外周面に接触させた状態で、第1の把持部31と第2の把持部41との間に第1の管1を把持することにより、第1の凹部34の開放部を上方に向けて第1の管1に保持される。
【選択図】図5

Description

この発明は、上下方向に沿って配置されている管を冷却する冷却装置に関するものである。
従来、2本の配管の端部同士を接続するために、各配管の端部のそれぞれにフランジを取り付け、一方及び他方のフランジの間にシール部材を挟んで各フランジ同士をボルトで接続する接続方法が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2002−81594号公報
例えば給湯器のメンテナンス又は修繕を行うときには、給湯管を切断することがある。この場合、給湯器を復旧させるために、切断後の給湯管の端部同士を接続する必要がある。給湯管の端部同士を接続するために、特許文献1に示されている従来の接続方法を用いることも考えられるが、給湯管の端部にフランジを溶接で取り付けると、給湯管が高温になってしまい、給湯管の周囲に存在する部品が損傷を受けてしまうおそれがある。
また、溶接時の給湯管の温度上昇を抑制するために、給湯管に水をかけることも考えられるが、上下方向に沿って配置されている給湯管の下端部にフランジを溶接で取り付ける場合には、水が給湯管を伝わって下方のフランジに達してしまい、溶接作業を行うことが難しくなってしまう。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、上下方向に沿って配置されている管の温度上昇を抑制することができ、管に対する溶接作業を容易に行うことができる冷却装置を得ることを目的とする。
この発明による冷却装置では、上下方向に沿って配置されている管に着脱可能な冷却装置本体を備え、冷却装置本体は、第1の把持部を含む第1の挟み部材と、第2の把持部を含む第2の挟み部材とを有し、第1の把持部には、冷却材を収容可能な第1の凹部が設けられ、冷却装置本体は、第1の把持部及び第2の把持部を管の外周面に接触させた状態で、第1の把持部と第2の把持部との間に管を把持することにより、第1の凹部の開放部を上方に向けて管に保持される。
この発明による冷却装置によれば、冷却装置本体から冷却材が下方へ漏れることを防止しながら、管に冷却装置本体を容易に取り付けることができる。これにより、管に対する溶接作業を容易にすることができる。また、第1の凹部に冷却材を入れておくことにより、管を冷却することができる。これにより、管の温度上昇を抑制することができる。
この発明の実施の形態1によるフランジ接続部を示す分解斜視図である。 図1のフランジ接続部を示す断面図である。 図1の第1の管に冷却装置が取り付けられている状態を示す斜視図である。 図3の冷却装置の要部を示す縦断面図である。 図3の冷却装置本体を示す斜視図である。 この発明の実施の形態2による冷却装置の冷却装置本体を示す分解斜視図である。 この発明の実施の形態3による冷却装置の冷却装置本体を示す断面図である。 この発明の実施の形態4による冷却装置の冷却装置本体を示す断面図である。 この発明の実施の形態5による冷却装置の冷却装置本体を示す斜視図である。 この発明の実施の形態6による冷却装置の冷却装置本体を示す断面図である。 この発明の実施の形態7による冷却装置の冷却装置本体を示す断面図である。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1.
例えば給湯器のメンテナンス又は修繕を行うときには、給湯器の給湯管を切断することがある。給湯管が切断されて第1の管と第2の管とに分離された場合、給湯器を復旧させるために、第1の管及び第2の管のそれぞれの端部同士を接続する必要がある。本実施の形態では、第1の管及び第2の管のそれぞれの端部同士がフランジ接続部によって接続される。
図1は、この発明の実施の形態1によるフランジ接続部を示す分解斜視図である。また、図2は、図1のフランジ接続部を示す断面図である。本実施の形態では、第1の管1と、第1の管1よりも下方に配置されている第2の管2とがフランジ接続部3によって互いに接続される。第1の管1及び第2の管2のそれぞれは、上下方向に沿って配置された縦管である。この例では、第1の管1及び第2の管2のそれぞれを構成する材料として銅が用いられている。第1の管1の一部及び第2の管2の一部は、断熱材4で覆われている。
フランジ接続部3は、第1の管1の下端部に接続された接続部品である第1のフランジ部品5と、第2の管2の上端部に接続された接続部品である第2のフランジ部品6と、第1のフランジ部品5と第2のフランジ部品6との間に介在しているシール部材である環状のパッキン7と、第1の管1が通されている第1のフランジ押さえプレート8と、第2の管2が通されている第2のフランジ押さえプレート9と、第1のフランジ押さえプレート8と第2のフランジ押さえプレート9とを互いに締結する複数のフランジ締結具10とを有している。
第1のフランジ部品5は、第1の管1の下端部に接続された筒状部5aと、筒状部5aの下端部から径方向外側へ拡がっている円板状のフランジ部5bとを有している。第1のフランジ部品5の筒状部5aの上端部は、第1の管1の下端部に溶接部5cによって接続されている。
第2のフランジ部品6は、第2の管2の上端部に接続された筒状部6aと、筒状部6aの上端部から径方向外側へ拡がっている円板状のフランジ部6bとを有している。第2のフランジ部品6の筒状部6aの下端部は、第2の管2の上端部に溶接部6cによって接続されている。この例では、第2のフランジ部品6のフランジ部6bの外径が、第1のフランジ部品5のフランジ部5bの外径と同じになっている。
パッキン7は、第1のフランジ部品5のフランジ部5bと第2のフランジ部品6のフランジ部6bとの間に配置されている。この例では、ゴム製のパッキン7がシール部材として用いられている。
第1のフランジ押さえプレート8は、第1の管1を通す管用貫通孔8aと、フランジ締結具10を通す複数の締結用貫通孔8bとが設けられた円板である。管用貫通孔8aは、第1のフランジ押さえプレート8の中心に設けられている。複数の締結用貫通孔8bは、管用貫通孔8aの周囲で第1のフランジ押さえプレート8の周方向へ等間隔に設けられている。第1のフランジ押さえプレート8は、管用貫通孔8aに第1の管1を通した状態で第1の管1に対してスライド可能になっている。管用貫通孔8aの内径は、第1のフランジ部品5のフランジ部5bの外径よりも小さくなっている。各締結用貫通孔8bの内径は、管用貫通孔8aの内径よりも小さくなっている。
第2のフランジ押さえプレート9は、第2の管2を通す管用貫通孔9aと、フランジ締結具10を通す複数の締結用貫通孔9bとが設けられた円板である。管用貫通孔9aは、第2のフランジ押さえプレート9の中心に設けられている。複数の締結用貫通孔9bは、管用貫通孔9aの周囲で第2のフランジ押さえプレート9の周方向へ等間隔に設けられている。第2のフランジ押さえプレート9は、管用貫通孔9aに第2の管2を通した状態で第2の管2に対してスライド可能になっている。管用貫通孔9aの内径は、第2のフランジ部品6のフランジ部6bの外径よりも小さくなっている。各締結用貫通孔9bの内径は、管用貫通孔9aの内径よりも小さくなっている。
第1のフランジ押さえプレート8及び第2のフランジ押さえプレート9は、鉄製の土台板と、土台板の表面をコーティングするナイロン(登録商標)製の被覆材とをそれぞれ有している。従って、第1のフランジ押さえプレート8及び第2のフランジ押さえプレート9では、土台板が被覆材で保護されることにより、土台板に錆びが生じることが防止されている。
各フランジ締結具10は、図2に示すように、第1及び第2のフランジ押さえプレート8,9の締結用貫通孔8b,9bに通されたボルト10aと、ボルト10aに取り付けられたナット10bとを有している。第1及び第2のフランジ押さえプレート8,9は、ボルト10a及びナット10bによる締め付け力により、第1及び第2のフランジ部品5,6のそれぞれのフランジ部5b,6bを互いに近づける方向へ押圧されている。これにより、パッキン7は、第1及び第2のフランジ部品5,6のそれぞれのフランジ部5b,6bの間で押圧されている。フランジ部5bとフランジ部6bとの間の隙間は、パッキン7によってシールされている。
次に、第1の管1の下端部と第2の管2の上端部とをフランジ接続部3によって接続するときの手順について説明する。第1の管1の下端部と第2の管2の上端部とをフランジ接続部3によって接続するときには、まず、第1のフランジ押さえプレート8の管用貫通孔8aに第1の管1を通した状態で、第1の管1の下端部に第1のフランジ部品5を溶接によって接続する。また、第2のフランジ押さえプレート9の管用貫通孔9aに第2の管2を通した状態で、第2の管2の上端部に第2のフランジ部品6を溶接によって接続する。
この後、第1のフランジ部品5のフランジ部5bと第2のフランジ部品6のフランジ部6bとの間にパッキン7を配置する。この後、第1及び第2のフランジ押さえプレート8,9を移動させて第1及び第2のフランジ押さえプレート8,9で各フランジ部5b,6bを挟む。この後、複数のフランジ締結具10によって第1及び第2のフランジ押さえプレート8,9を締結することにより、第1の管1の下端部と第2の管2の上端部とがフランジ接続部3によって接続される。
ここで、第1の管1の下端部に第1のフランジ部品5を溶接で接続するときには、第1の管1を伝わった溶接の熱によって第1のフランジ押さえプレート8の温度が上昇しやすくなる。また、第1のフランジ押さえプレート8が第1のフランジ部品5よりも上方にあるので、第1のフランジ押さえプレート8が自重で下方の第1のフランジ部品5に近づく方向へ移動しやすくなる。第1のフランジ押さえプレート8が第1のフランジ部品5に近づくと、溶接の熱によって第1のフランジ押さえプレート8の温度がさらに上昇しやすくなる。第1のフランジ押さえプレート8が溶接の熱によって高温になると、第1のフランジ押さえプレート8の被覆材が融けて土台板が外部に露出してしまい、第1のフランジ押さえプレート8が破損してしまうおそれがある。
そこで、第1の管1の下端部に第1のフランジ部品5を溶接で接続する前に、第1のフランジ押さえプレート8を支えながら第1の管1を冷却する冷却装置を、第1の管1に取り付ける。
図3は、図1の第1の管1に冷却装置が取り付けられている状態を示す斜視図である。また、図4は、図3の冷却装置の要部を示す縦断面図である。冷却装置11は、第1の管1に着脱可能な冷却装置本体12と、冷却装置本体12に取り付けられ、第1のフランジ部品5を保持する複数の吊り部材13とを有している。
冷却装置本体12は、第1の管1の下端部から一定の距離だけ上方へ離れた位置で第1の管1に保持される。第1のフランジ押さえプレート8は、冷却装置本体12の上面に載せられた状態で、第1の管1の下端部よりも上方の位置に保持されている。
複数の吊り部材13は、冷却装置本体12の周方向について互いに離して配置されている。また、複数の吊り部材13は、冷却装置本体12に接続されているワイヤ14と、ワイヤ14の下端部に取り付けられている爪15とをそれぞれ有している。
冷却装置本体12が第1の管1に保持されている状態では、複数の吊り部材13のそれぞれの爪15が第1のフランジ部品5のフランジ部5bに掛かることにより、第1のフランジ部品5が第1の管1の下端部に配置される。第1のフランジ部品5は、筒状部5aを第1の管1の下端部に嵌めた状態で第1の管1の下端部に配置される。第1の管1の下端部に第1のフランジ部品5の筒状部5aを接続する溶接は、第1のフランジ部品5が第1の管1の下端部に配置されている状態で行われる。
図5は、図3の冷却装置本体12を示す斜視図である。冷却装置本体12は、第1の挟み部材21と、第2の挟み部材22と、第1及び第2の挟み部材21,22間に設けられている弾性体であるばね23とを有している。第1の挟み部材21及び第2の挟み部材22を構成する材料としては、例えば銅が用いられている。この例では、冷却装置本体12が、第1の管1に着脱可能なクリップになっている。
第1の挟み部材21は、第1の把持部31と、第1の持ち手部32と、第1の把持部31及び第1の持ち手部32を互いに連結する第1の連結部33とを有している。
第2の挟み部材22は、第2の把持部41と、第2の持ち手部42と、第2の把持部41及び第2の持ち手部42を互いに連結する第2の連結部43とを有している。
第1の把持部31には、冷却材を収容可能な第1の凹部34が設けられている。第1の凹部34の深さ方向は第1の把持部31の厚さ方向と一致し、第1の凹部34の幅方向は第1の把持部31の幅方向と一致している。また、第1の把持部31の表面には、第1の把持部31の幅方向について互いに対向する内側面31a及び外側面31bが設けられている。第1の把持部31の内側面31aは、第1の管1の外周面に合わせた曲面になっている。
第2の把持部41には、冷却材を収容可能な第2の凹部44が設けられている。第2の凹部44の深さ方向は第2の把持部41の厚さ方向と一致し、第2の凹部44の幅方向は第2の把持部41の幅方向と一致している。また、第2の把持部41の表面には、第2の把持部41の幅方向について互いに対向する内側面41a及び外側面41bが設けられている。第2の把持部41の内側面41aは、第1の管1の外周面に合わせた曲面になっている。この例では、第1及び第2の凹部34,44のそれぞれに収容される冷却材として、液体である水が用いられている。また、この例では、吊り部材13が第1及び第2の把持部31,41のそれぞれに取り付けられている。
第1の連結部33及び第2の連結部43は、連結軸24を中心として互いに回転自在に連結されている。連結軸24は、第1及び第2の把持部31,41の厚さ方向に沿って配置されている。
第1の把持部31及び第2の把持部41は、連結軸24の周方向について互いに対向している。また、第1の把持部31及び第2の把持部41は、第1及び第2の把持部31,41のそれぞれの内側面31a,41aを互いに対向させた状態で配置されている。第1の凹部34及び第2の凹部44のそれぞれの開放部は、第1及び第2の把持部31,41の厚さ方向の同じ側に形成されている。
第1の持ち手部32及び第2の持ち手部42は、連結軸24の周方向について互いに対向している。第1の持ち手部32は、第1及び第2の把持部31,41の間の空間とは逆方向へ第1の連結部33から突出している。第2の持ち手部42は、第1及び第2の把持部31,41の間の空間とは逆方向へ第2の連結部43から突出している。
第1の把持部31と第2の把持部41との間の距離、及び第1の持ち手部32と第2の持ち手部42との間の距離は、第1の連結部33及び第2の連結部43が連結軸24を中心に互いに回転することによりそれぞれ変化する。具体的には、第1及び第2の持ち手部32,42間の距離が狭くなることにより第1及び第2の把持部31,41間の距離が広がり、第1及び第2の持ち手部32,42間の距離が広がることにより第1及び第2の把持部31,41間の距離が狭くなる。
ばね23は、第1の持ち手部32と第2の持ち手部42との間で縮められている。これにより、ばね23は、第1及び第2の持ち手部32,42間の距離が広がる方向、即ち第1及び第2の把持部31,41間の距離が狭くなる方向へ第1及び第2の持ち手部32,42を付勢する弾性復元力を発生している。
冷却装置本体12は、第1及び第2の把持部31,41のそれぞれの内側面31a,41aを第1の管1の外周面に接触させた状態で、第1の把持部31と第2の把持部41との間に第1の管1を把持することにより、第1及び第2の凹部34,44のそれぞれの開放部を上方に向けて第1の管1に保持される。第1の把持部31及び第2の把持部41は、ばね23の弾性復元力によって第1の管1を把持する。即ち、ばね23は、第1の把持部31と第2の把持部41との間に第1の管1を把持する力を発生する把持力発生体になっている。一方、冷却装置本体12は、ばね23の弾性復元力に逆らって、第1及び第2の把持部31,41間の距離を広げることにより第1の管1から外れる。
次に、冷却装置11を第1の管1に取り付ける手順について説明する。冷却装置11を第1の管1に取り付けるときには、まず第1の管1の下端部よりも上方の位置に第1のフランジ押さえプレート8を持ち上げた後、第1のフランジ押さえプレート8よりも下方の位置で冷却装置本体12を第1の管1に保持する。このとき、第1及び第2の凹部34,44のそれぞれの開放部を上方に向けて第1の管1に冷却装置本体12を保持する。また、このとき、第1及び第2の凹部34,44には、冷却材としての水を入れておく。
この後、第1のフランジ押さえプレート8を冷却装置本体12の上面に載せる。これにより、第1のフランジ押さえプレート8が第1の管1の下端部よりも上方に保持され、第1の管1の下端部から第1のフランジ押さえプレート8までの距離が確保される。
この後、第1のフランジ部品5の筒状部5aを第1の管1の下端部に嵌めた後、複数の吊り部材13のそれぞれの爪15を第1のフランジ部品5のフランジ部5bに掛ける。これにより、第1のフランジ部品5が第1の管1の下端部に配置される。
この後、第1のフランジ部品5の筒状部5aと第1の管1の下端部とを溶接によって互いに接続する。このとき、第1及び第2の凹部34,44に溜まっている水によって第1の管1が冷却され、第1のフランジ押さえプレート8の温度上昇が抑制される。
第2の管2の上端部に第1のフランジ部品6を溶接によって接続するときには、水が第2の管2を伝わって下方へ流れても、第2の管2の上端部の溶接箇所に水がかかることはないので、第2の管2に水をかけたり、水を含浸させた布を第2の管2に接触させたりすることにより、第2の管2が高温になることを防止する。なお、冷却装置本体12を第2の管2に保持した状態で、第2の管2の上端部に第1のフランジ部品6を溶接によって接続してもよい。
このような冷却装置11では、第1及び第2の把持部31,41間に第1の管1を把持することにより、第1及び第2の凹部34,44のそれぞれの開放部を上方に向けて冷却装置本体12が第1の管1に保持されるので、冷却装置本体12から水が下方へ漏れることを防止しながら、第1の管1に冷却装置本体12を容易に取り付けることができる。これにより、冷却装置本体12に第1のフランジ押さえプレート8を載せた状態で、第1の管1の下端部よりも上方の位置に第1のフランジ押さえプレート8を容易に保持することができ、第1の管1に対する溶接作業を容易にすることができる。また、第1及び第2の凹部34,44に冷却材を入れておくことにより、第1の管1を冷却することができる。これにより、第1の管1の温度上昇を抑制することができ、溶接の熱によって第1のフランジ押さえプレート8が損傷することを防止することができる。
また、第1及び第2の連結部33,43は、連結軸24を中心として互いに回転自在に連結され、第1及び第2の把持部31,41は、連結軸24の周方向について互いに対向し、第1及び第2の持ち手部32,42は、連結軸24の周方向について互いに対向しているので、第1及び第2の持ち手部32,42を握って第1及び第2の持ち手部32,42間の距離を変化させることにより、第1及び第2の把持部31,41間の距離を変化させることができる。これにより、第1及び第2の把持部31,41間の距離を容易に変化させることができ、第1の管1に対する冷却装置本体12の着脱作業を容易にすることができる。
また、冷却装置本体12には、爪15を有する吊り部材13が取り付けられているので、冷却装置本体12が第1の管1に保持されている状態で、接続部品である第1のフランジ部品5に爪15を掛けることにより、第1の管1の下端部に第1のフランジ部品5を容易に配置することができる。これにより、第1の管1の下端部に第1のフランジ部品5を接続する溶接作業をさらに容易にすることができる。
なお、上記の例では、第1の把持部31に第1の凹部34が設けられ、第2の把持部41に第2の凹部44が設けられているが、第2の凹部44はなくてもよい。このようにしても、第1の凹部34に収容した冷却材によって第1の管1を冷却することができる。
実施の形態2.
図6は、この発明の実施の形態2による冷却装置の冷却装置本体を示す分解斜視図である。冷却装置本体12は、第1の挟み部材21と、第2の挟み部材22と、第1の挟み部材21及び第2の挟み部材22を互いに締結する複数の把持用締結具51とを有している。
第1の挟み部材21は、第1の把持部31と、第1の把持部31から互いに反対方向へ突出する一対の第1の鍔部35とを有している。
第2の挟み部材22は、第2の把持部41と、第2の把持部41から互いに反対方向へ突出する一対の第2の鍔部45とを有している。
第1の把持部31には、冷却材としての水を収容可能な第1の凹部34が設けられている。第2の把持部41には、冷却材としての水を収容可能な第2の凹部44が設けられている。第1及び第2の把持部31,41の構成は、実施の形態1と同様である。
一対の第1の鍔部35は、第1の把持部31の外側面31bから第1の把持部31の幅方向外側へそれぞれ突出している。また、一対の第1の鍔部35には、貫通孔である複数の通し穴35aが設けられている。
一対の第2の鍔部45は、第2の把持部41の外側面41bから第2の把持部41の幅方向外側へそれぞれ突出している。また、一対の第2の鍔部45には、貫通孔である複数の通し穴45aが設けられている。
第1及び第2の把持部31,41のそれぞれの内側面31a,41aが互いに対向している状態では、第1の鍔部35及び第2の鍔部45が互いに対向する。第1の鍔部35及び第2の鍔部45が互いに対向している状態では、各通し穴35a,45aの位置が互いに対向する位置になる。
把持用締結具51は、第1及び第2の鍔部35,45のそれぞれの通し穴35a,45aに通されたボルト51aと、ボルト51aに取り付けられたナット51bとを有している。第1及び第2の鍔部35,45は、各把持用締結具51のボルト51aにナット51bが締め付けられることによって互いに締結される。
冷却装置本体12は、第1及び第2の把持部31,41のそれぞれの内側面31a,41aを第1の管1の外周面に接触させて第1及び第2の鍔部35,45を互いに対向させた状態で、複数の把持用締結具51で第1及び第2の鍔部35,45を互いに締結することにより、第1の把持部31と第2の把持部41との間に第1の管1を把持する。これにより、冷却装置本体12は、第1及び第2の凹部34,44のそれぞれの開放部を上方に向けて第1の管1に保持される。第1の把持部31及び第2の把持部41は、把持用締結具51の締結力によって第1の管1を把持する。即ち、把持用締結具51は、第1の把持部31と第2の把持部41との間に第1の管1を把持する力を発生する把持力発生体になっている。一方、冷却装置本体12は、各把持用締結具51を第1及び第2の鍔部35,45から外すことにより第1の管1から外れる。他の構成は実施の形態1と同様である。
このように、第1及び第2の把持部31,41からそれぞれ突出した第1及び第2の鍔部35,45が複数の把持用締結具51によって締結されるようにしても、第1及び第2の把持部31,41の間に第1の管1を把持することができ、冷却装置本体12を第1の管1に保持することができる。これにより、第1の管1の下端部よりも上方の位置に第1のフランジ押さえプレート8を容易に保持することができ、第1の管1に対する溶接作業を容易にすることができる。また、第1及び第2の凹部34,44に冷却材を入れておくことにより、第1の管1を冷却することができ、溶接の熱によって第1のフランジ押さえプレート8が損傷することを防止することができる。
実施の形態3.
図7は、この発明の実施の形態3による冷却装置の冷却装置本体を示す断面図である。冷却装置本体12の第1の挟み部材21は、第1の把持部31から突出する板状の第1の張出部36を有している。また、冷却装置本体12の第2の挟み部材22は、第2の把持部41から突出する板状の第2の張出部46を有している。
第1の張出部36は、第1の把持部31の外側面31bから外側へ突出している。また、第1の張出部36は、第1の凹部34の開放部を囲む第1の把持部31の縁部から突出している。冷却装置本体12が第1の管1に保持されている状態、即ち第1の把持部31の内側面31aが第1の管1の外周面に接触している状態では、第1の張出部36の上端部が第1の張出部36の下端部よりも第1の管1から離れた位置にあり、かつ第1の張出部36が第1の凹部34に向かって下方へ傾斜している。
第2の張出部46は、第2の把持部41の外側面41bから外側へ突出している。また、第2の張出部46は、第2の凹部44の開放部を囲む第2の把持部41の縁部から突出している。冷却装置本体12が第1の管1に保持されている状態、即ち第2の把持部41の内側面41aが第1の管1の外周面に接触している状態では、第2の張出部46の上端部が第2の張出部46の下端部よりも第1の管1から離れた位置にあり、かつ第2の張出部46が第2の凹部44に向かって下方へ傾斜している。他の構成は実施の形態1と同様である。
このような冷却装置11では、板状の第1の張出部36が第1の把持部31から突出するとともに、板状の第2の張出部46が第2の把持部41から突出しており、冷却装置本体12が第1の管1に保持されている状態では、第1の張出部36が第1の凹部34の開放部に向かって下方へ傾斜し、第2の張出部46が第2の凹部44の開放部に向かって下方へ傾斜するので、冷却装置本体12が第1の管1に保持されている状態で、第1及び第2の張出部36,46の上端部の位置を第1のフランジ押さえプレート8よりも外側にすることにより、第1のフランジ押さえプレート8が邪魔になることなく、冷却材である水を第1及び第2の張出部36,46から第1及び第2の凹部34,44へ供給することができる。これにより、冷却装置本体12が第1の管1に保持されている状態でも、冷却材である水を第1及び第2の凹部34,44へ容易に供給することができる。例えば、第1及び第2の凹部34,44内の水が溶接の熱によって蒸発した場合、第1及び第2の凹部34,44に水を容易に補給することができる。
なお、上記の例では、第1の張出部36が第1の把持部31に設けられ、第2の張出部46が第2の把持部41に設けられているが、第2の張出部46はなくてもよい。
また、上記の例では、実施の形態1での冷却装置本体12に第1及び第2の張出部36,46が適用されているが、実施の形態2での冷却装置本体12に第1及び第2の張出部36,46を適用してもよい。
実施の形態4.
図8は、この発明の実施の形態4による冷却装置の冷却装置本体を示す断面図である。第1の凹部34の幅寸法は、第1の凹部34の底面に向かって大きくなっている。これにより、第1の凹部34の断面積は、第1の凹部34の開放部から第1の凹部34の底面に向かって大きくなっている。
第2の凹部44の幅寸法は、第2の凹部44の底面に向かって大きくなっている。これにより、第2の凹部44の断面積は、第2の凹部44の開放部から第2の凹部44の底面に向かって大きくなっている。他の構成は実施の形態1と同様である。
このような冷却装置11では、第1の凹部34の断面積が第1の凹部34の開放部から底面に向かって大きくなっており、第2の凹部44の断面積が第2の凹部44の開放部から底面に向かって大きくなっているので、冷却装置本体12が第1の管1に保持されている状態で、冷却装置本体12の下部での水の量を、冷却装置本体12の上部での水の量よりも多くすることができる。これにより、第1の管1の下端部の溶接箇所に近い冷却装置本体12の下部で効果的に冷却することができ、第1の管1の温度上昇をさらに抑制することができる。
なお、上記の例では、第1の凹部34の断面積が第1の凹部34の開放部から底面に向かって大きくなっており、第2の凹部44の断面積が第2の凹部44の開放部から底面に向かって大きくなっているが、第1の凹部34の断面積のみが第1の凹部34の開放部から底面に向かって大きくなっていてもよい。
また、上記の例では、第1及び第2の凹部34,44のそれぞれの断面積が第1及び第2の凹部34,44のそれぞれの開放部から底面に向かって大きくなっている構成が、実施の形態1での冷却装置本体12に適用されているが、第1及び第2の凹部34,44のそれぞれの断面積が第1及び第2の凹部34,44のそれぞれの開放部から底面に向かって大きくなっている構成を、実施の形態2又は3での冷却装置本体12に適用してもよい。
実施の形態5.
図9は、この発明の実施の形態5による冷却装置の冷却装置本体を示す斜視図である。第1の把持部31の少なくとも一部は、透明部である第1の窓37になっている。第1の窓37は、第1の把持部31の外側面31bに設けられている。この例では、第1の把持部31に設けられた開口部に透明板を嵌めて第1の窓37が構成されている。第1の凹部34の内部は、外部から第1の窓37を通して認識可能になっている。また、第1の窓37には、第1の凹部34に溜まっている水の上面と比較するための目盛りが表示されている。
第2の把持部41の少なくとも一部は、透明部である第2の窓47になっている。第2の窓47は、第2の把持部41の外側面41bに設けられている。この例では、第2の把持部41に設けられた開口部に透明板を嵌めて第2の窓47が構成されている。第2の凹部44の内部は、外部から第2の窓47を通して認識可能になっている。また、第2の窓47には、第2の凹部44に溜まっている水の上面と比較するための目盛りが表示されている。他の構成は実施の形態1と同様である。
このような冷却装置11では、第1の把持部31の一部が第1の窓37になっており、第2の把持部41の一部が第2の窓47になっているので、第1及び第2の凹部34,44のそれぞれの内部に溜まっている水の量を外部から容易に確認することができる。これにより、第1及び第2の凹部34,44への水の補給をより確実に行うことができ、水の不足による第1の管1の温度上昇をより確実に防止することができる。
なお、上記の例では、第1の把持部31の一部が透明部である第1の窓37になっており、第2の把持部41の一部が透明部である第2の窓47になっているが、第1の把持部31の全部が透明部になっていてもよいし、第2の把持部41の全部が透明部になっていてもよい。
また、第1の把持部31の少なくとも一部のみが透明部になっており、第2の把持部41には透明部がなくてもよい。
また、上記の例では、実施の形態1での冷却装置本体12に透明部が適用されているが、実施の形態2〜4での冷却装置本体12に透明部を適用してもよい。
実施の形態6.
図10は、この発明の実施の形態6による冷却装置の冷却装置本体を示す断面図である。第1の把持部31は、第1の凹部34が設けられている上部タンク311と、上部タンク311から離して配置された下部タンク312と、上部タンク311と下部タンク312とを互いに連結する連結管313とを有している。
上部タンク311及び下部タンク312のそれぞれには、第1の把持部31の幅方向について互いに対向する内側面31a及び外側面31bが設けられている。第1の把持部31の内側面31aは、第1の管1の外周面に合わせた曲面になっている。下部タンク312の内部は、連結管313を介して第1の凹部34に連通されている。また、上部タンク311及び下部タンク312のそれぞれの断面積は、連結管313の断面積よりも大きくなっている。
第2の把持部41は、第2の凹部44が設けられている上部タンク411と、上部タンク411から離して配置された下部タンク412と、上部タンク411と下部タンク412とを互いに連結する連結管413とを有している。
上部タンク411及び下部タンク412のそれぞれには、第2の把持部41の幅方向について互いに対向する内側面41a及び外側面41bが設けられている。第2の把持部41の内側面41aは、第1の管1の外周面に合わせた曲面になっている。下部タンク412の内部は、連結管413を介して第2の凹部44に連通されている。また、上部タンク411及び下部タンク412のそれぞれの断面積は、連結管413の断面積よりも大きくなっている。
冷却装置本体12が第1の管1に保持されている状態では、第1の把持部31において、下部タンク312が上部タンク311の下方に配置され、かつ連結管313が第1の管1から離れ、上部タンク311及び下部タンク312のそれぞれの内側面31aが第1の管1の外周面に接触する。また、冷却装置本体12が第1の管1に保持されている状態では、第2の把持部41において、下部タンク412が上部タンク411の下方に配置され、かつ連結管413が第1の管1から離れ、上部タンク411及び下部タンク412のそれぞれの内側面41aが第1の管1の外周面に接触する。他の構成は実施の形態1と同様である。
このような冷却装置11では、冷却装置本体12が第1の管1に保持されているときに、第1の把持部31の上部タンク311及び下部タンク312が第1の管1の外周面に接触するとともに、第2の把持部41の上部タンク411及び下部タンク412が第1の管1の外周面に接触するので、第1の管1に保持されているときの冷却装置本体12の上部及び下部で水の量を多くすることができる。これにより、第1の管1の下端部の溶接箇所に近い位置と、第1のフランジ押さえプレート8に近い位置とで、第1の管1を効果的に冷却することができ、第1のフランジ押さえプレート8が保持されている位置での第1の管1の温度上昇をさらに抑制することができる。
なお、上記の例では、上部タンク311及び下部タンク312が連結管313を介して互いに連結された構成が実施の形態1での第1の把持部31に適用されているが、上部タンク311及び下部タンク312が連結管313を介して互いに連結された構成を実施の形態2〜5での第1の把持部31に適用してもよい。
また、上記の例では、上部タンク411及び下部タンク412が連結管413を介して互いに連結された構成が実施の形態1での第2の把持部41に適用されているが、上部タンク411及び下部タンク412が連結管413を介して互いに連結された構成を実施の形態2〜5での第2の把持部41に適用してもよい。
実施の形態7.
図11は、この発明の実施の形態7による冷却装置の冷却装置本体を示す断面図である。冷却装置11は、冷却装置本体12及び吊り部材13と、第1及び第2の凹部34,44のそれぞれに冷却材としての水を導く供給管16と、第1及び第2の凹部34,44のそれぞれに供給管16を通して水を供給するポンプ17とを有している。冷却装置本体12及び吊り部材13のそれぞれの構成は、実施の形態1と同様である。
供給管16は、冷却装置本体12が第1の管1に保持されている状態で、第1の凹部34に水を導く第1の供給位置と、第2の凹部44に水を導く第2の供給位置との間で移動可能になっている。第1の凹部34に水を供給するときには供給管16が第1の供給位置に保持され、第2の凹部44に水を供給するときには供給管16が第2の供給位置に保持される。この例では、曲げやすいゴム製のチューブが供給管16として用いられている。
第1の供給位置にあるときの供給管16は、第1の凹部34の外部から第1の凹部34の開放部を通って第1の凹部34の内部に水を導く。第2の供給位置にあるときの供給管16は、第2の凹部44の外部から第2の凹部44の開放部を通って第2の凹部44の内部に水を導く。
ポンプ17は、供給管16に接続されている。また、ポンプ17は、容器18内に溜められた冷却材である水に沈められる。容器18は、冷却装置本体12の外部に配置される。供給管16が第1の供給位置に保持された状態でポンプ17が動作すると、容器18内に溜められた水が供給管16を通って第1の凹部34に供給される。供給管16が第2の供給位置に保持された状態でポンプ17が動作すると、容器18内に溜められた水が供給管16を通って第2の凹部44に供給される。他の構成は実施の形態1と同様である。
作業者が第1の凹部34に水を供給するときには、水を溜めた容器18を冷却装置本体12の外部に設置した後、供給管16が接続されたポンプ17を水に沈めるとともに、第1の供給位置に供給管16を保持する。この後、ポンプ17を動作させて第1の凹部34に水を供給する。
作業者が第1の凹部34に水を供給するときには、水を溜めた容器18を冷却装置本体12の外部に設置した後、供給管16が接続されたポンプ17を水に沈めるとともに、第2の供給位置に供給管16を保持する。この後、ポンプ17を動作させて第2の凹部44に水を供給する。
このような冷却装置11では、ポンプ17が供給管16に接続され、冷却材である水がポンプ17の動力によって供給管16を通して第1及び第2の凹部34,44に供給されるので、第1及び第2の凹部34,44のそれぞれへの水の供給を容易にすることができる。
なお、上記の例では、実施の形態1での冷却装置11に供給管16及びポンプ17が適用されているが、実施の形態2〜6での冷却装置11に供給管16及びポンプ17を適用してもよい。
また、上記の例では、第1の凹部34内の水を強制的に排出する構造が設けられていないが、第1の凹部34内に連通された排出管を第1の把持部31に接続し、手動の開閉弁を排出管に設けてもよい。この場合、排出管は、第1の把持部31の下面に接続される。このようにすれば、第1の凹部34内の水の温度が上昇した場合に、開閉弁を手動で開くことにより、第1の凹部34内の水を外部へ強制的に排出することができ、温度の低い新たな水を第1の凹部34に供給することができる。
また、上記の例では、第2の凹部44内の水を強制的に排出する構造が設けられていないが、第2の凹部44内に連通された排出管を第2の把持部41に接続し、手動の開閉弁を排出管に設けてもよい。この場合、排出管は、第2の把持部41の下面に接続される。このようにすれば、第2の凹部44内の水の温度が上昇した場合に、開閉弁を手動で開くことにより、第2の凹部44内の水を外部へ強制的に排出することができ、温度の低い新たな水を第2の凹部44に供給することができる。
また、各上記実施の形態では、第1及び第2の凹部34,44に収容可能な冷却材として水が用いられているが、これに限定されず、例えば冷却ジェル、油、水又は油を含浸させた布を冷却材として用いてもよい。
また、各上記実施の形態では、吊り部材13がワイヤ14を有しているが、ワイヤ14に限定されず、ワイヤ14の代わりに例えば針金、棒を用いてもよい。また、吊り部材13は、冷却装置本体12に対して吊り部材13の軸線を中心に回るようにしてもよい。このようにすれば、爪15の向きの調整を容易にすることができる。
また、各上記実施の形態では、吊り部材13が冷却装置本体12から外せないようになっているが、冷却装置本体12に対して吊り部材13を着脱可能にしてもよい。このようにすれば、例えば冷却装置11の運搬時等、吊り部材13が不要なときの冷却装置11の取り扱いを容易にすることができる。また、長さの互いに異なる吊り部材13を冷却装置本体12に対して着脱することにより、冷却装置本体12に取り付ける吊り部材13の長さを変えることができるので、冷却装置本体12を第1の管1に取り付けた位置から第1の管1の下端部までの距離に応じて、吊り部材13の長さを選択することができる。
また、各上記実施の形態では、吊り部材13が冷却装置本体12に取り付けられているが、吊り部材13はなくてもよい。このようにしても、ペンチ等の工具で第1のフランジ部品5を第1の管1の下端部に配置することによって、第1の管1の下端部に第1のフランジ部品5を接続する溶接作業をすることができる。
また、各上記実施の形態において、温度の変化によって色が変わる温度シールを第1の把持部31及び第2の把持部41の少なくともいずれかに貼ってもよい。このようにすれば、温度シールを見ただけで、温度シールが貼っている把持部が高温になっているかどうかの判断をすることができ、第1及び第2の凹部34,44への水の供給の要否の判断を容易にすることができる。
1 第1の管、12 冷却装置本体、13 吊り部材、14 ワイヤ、15 爪、16 供給管、17 ポンプ、21 第1の挟み部材、22 第2の挟み部材、24 連結軸、31 第1の把持部、32 第1の持ち手部、33 第1の連結部、34 第1の凹部、36 第1の張出部、37 第1の窓(透明部)、41 第2の把持部、42 第2の持ち手部、43 第2の連結部、34 第1の凹部、44 第2の凹部、311 上部タンク、312 下部タンク、313 連結管。

Claims (10)

  1. 上下方向に沿って配置されている管に着脱可能な冷却装置本体
    を備え、
    前記冷却装置本体は、第1の把持部を含む第1の挟み部材と、第2の把持部を含む第2の挟み部材とを有し、
    前記第1の把持部には、冷却材を収容可能な第1の凹部が設けられ、
    前記冷却装置本体は、前記第1の把持部及び前記第2の把持部を前記管の外周面に接触させた状態で、前記第1の把持部と前記第2の把持部との間に前記管を把持することにより、前記第1の凹部の開放部を上方に向けて前記管に保持される冷却装置。
  2. 前記冷却装置本体に取り付けられ、前記管の下端部に接続される接続部品に掛かる吊り部材
    を備えている請求項1に記載の冷却装置。
  3. 前記吊り部材は、前記冷却装置本体に接続されているワイヤと、前記ワイヤに取り付けられ、前記接続部品に掛かる爪とを有している請求項2に記載の冷却装置。
  4. 前記第1の挟み部材は、第1の持ち手部と、前記第1の把持部と前記第1の持ち手部とを互いに連結する第1の連結部とを有し、
    前記第2の挟み部材は、第2の持ち手部と、前記第2の把持部と前記第2の持ち手部とを互いに連結する第2の連結部とを有し、
    前記第1の連結部及び前記第2の連結部は、連結軸を中心に互いに回転自在に連結され、
    前記第1の把持部及び前記第2の把持部は、前記連結軸の周方向について互いに対向し、
    前記第1の持ち手部及び前記第2の持ち手部は、前記連結軸の周方向について互いに対向している請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の冷却装置。
  5. 前記第1の挟み部材は、前記第1の把持部から突出する板状の第1の張出部を有し、
    前記冷却装置本体が前記管に保持されている状態では、前記第1の張出部の上端部が前記第1の張出部の下端部よりも前記管から離れた位置にあり、かつ前記第1の張出部が前記第1の凹部の開放部に向かって下方へ傾斜している請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の冷却装置。
  6. 前記第1の凹部の断面積は、前記第1の凹部の開放部から前記第1の凹部の底面に向かって大きくなっている請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の冷却装置。
  7. 前記第1の把持部の少なくとも一部は、透明部になっている請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の冷却装置。
  8. 前記第1の把持部は、前記第1の凹部が設けられている上部タンクと、前記上部タンクから離して配置された下部タンクと、前記上部タンクと前記下部タンクとを互いに連結する連結管とを有し、
    前記下部タンクの内部は、前記連結管を介して前記第1の凹部に連通され、
    前記冷却装置本体が前記管に保持されている状態では、前記上部タンクの下方に前記下部タンクが配置され、かつ前記上部タンク及び前記下部タンクが前記管の外周面に接触している請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の冷却装置。
  9. 前記第1の凹部の外部から前記第1の凹部の開放部を通って前記第1の凹部の内部に前記冷却材を導く供給管、及び
    前記供給管に接続され、前記供給管を通して前記冷却材を前記第1の凹部の内部に供給するポンプ
    を備えている請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載の冷却装置。
  10. 前記第2の把持部には、冷却材を収容可能な第2の凹部が設けられ、
    前記冷却装置本体は、前記第2の凹部の開放部を上方に向けて前記管に保持される請求項1〜請求項9のいずれか一項に記載の冷却装置。
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