JP2019000535A - 髪止め具のゴム紐取付台 - Google Patents

髪止め具のゴム紐取付台 Download PDF

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直広 水野
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Abstract

【課題】 使用者が自分で環状のゴム紐を交換することができる髪止め具用のゴム紐取付台を提供する。【解決手段】 環状のゴム紐11を利用して頭髪を束ねる種類の髪止め具において、頭髪を装飾するための装飾体22にゴム紐11を取り付けるためのゴム紐取付台M。ゴム紐取付台Mは、装飾体22に連結される取付部31と、ゴム紐11を保持するために、取付部31における、装飾体22に連結される側とは反対側に設けられる保持部42と、を備える。保持部42が、ゴム紐11を挿通させるための挿通孔44と、挿通孔44の周縁を構成する周壁部46と、を備える。周壁部46に、縮径された状態でのゴム紐11の出入りを許容するべく、挿通孔44の軸方向に沿って、周壁部46を全長に亘って分断し挿通孔44の内と外とを連通させるように延びる連通開口部51が設けられる。【選択図】 図2

Description

本発明は、環状のゴム紐を利用して頭髪を束ねる種類の髪止め具において、頭髪を装飾するための装飾体にゴム紐を取り付けるためのゴム紐取付台に関する。
長い頭髪を束ねる道具としては、環状のゴム紐が広く普及している。そしてゴム紐を用いて頭髪を束ねる際に、ゴム紐がそのまま見えてしまっては外観的に優雅さに欠けるので、ゴム紐と、ゴム紐を目立たなくしつつ頭髪を装飾する装飾体とが予め一体化された髪止め具も知られている。そのような髪止め具の一種として、頭髪を束ねる環状のゴム紐と、着用時に頭髪を束ねたゴム紐の外周側に配置される装飾体と、装飾体の裏面に配置されて、ゴム紐を装飾体に取付けるゴム紐取付台と、を備えたものがあった。ゴム紐取付台はトンネル状の挿通孔を有し、環状ゴム紐は該挿通孔に挿通されて装飾体と一体化されていた。
その種の従来の髪止め具では、一定期間使用されるうちに、装飾体の方は未だ使用に堪える状態であるのにも関わらず、ゴム紐が伸びてしまったり、切れてしまったりすることがある。その場合にゴム紐の交換をしたいと思っても、ゴム紐が市場において通常環状で提供されるものである一方、ゴム紐取付台の挿通孔が、軸方向の両端部にゴムを突出させる突出口を有してなる、単なるトンネル状に形成されているために、環状のゴム紐を挿通孔に通すことはできなかった。環状にされていない線状のゴム紐を突出口を経て挿通孔に挿通させ、その後ゴム紐の両端を結んで環状にすることも考えられるが、その種の髪止め具に使用するゴム紐は径が3mmから5mm程度の太いタイプのものであることが多いために固く結ぶのが容易ではなく、また結んだ場合には結び目が巨大となって外観が劣るという不都合があった。このような理由により自分でゴム交換ができないため、使用者は、髪止め具の製造業者にゴム紐の交換を依頼する必要があったが、その場合には、製造業者の店舗まで出向かねばならないのに加えて、市販のゴム紐を使用する場合と比較して修理費用がかさむという問題があった。修理の依頼が難しい場合には、まだ使用可能であるお気に入りの装飾体も、もはや使用をあきらめるしかなかった。
なお、上述の従来の実施形態は、公然に実施されているものであり、出願人はこの従来の実施形態が記載された文献を、本願出願時において知得していない。
そこで本発明は、使用するゴム紐が環状のものであっても、使用者が自分でゴム紐を交換することを可能とする髪止め具のゴム紐取付台と、このゴム紐取付台を備えた髪止め具と、を提供することを目的とする。
本発明に係るゴム紐取付台は、環状のゴム紐を利用して頭髪を束ねる種類の髪止め具において、頭髪を装飾するための装飾体にゴム紐を取り付けるためのゴム紐取付台であって、
装飾体に連結される取付部と、
ゴム紐を保持するために、取付部における、装飾体に連結される側とは反対側に設けられる保持部と、を備え、
保持部が、ゴム紐を挿通させるための挿通孔と、挿通孔の周縁を構成する周壁部と、を備え、
周壁部に、縮径された状態でのゴム紐の出入りを許容するべく、挿通孔の軸方向に沿って、周壁部を全長に亘って分断し挿通孔の内と外とを連通させるように延びる連通開口部が設けられる
ことを特徴とする。
このようなゴム紐取付台においては、環状のゴム紐が切れたり伸びてしまったりした際に、古いゴム紐を取り除き、新しいゴム紐を連通開口部に沿って配置し、保持部の両脇に配置されたゴム紐の部位を両手で把持し、挿通孔の内部に向かって押し込むように力を加えれば、ゴム紐が縮径して連通開口部を通行し、挿通孔の内部に収容されるから、髪止め具に使用された場合には、使用者が自分で古い環状ゴム紐を新しい環状ゴム紐と交換することができ、お気に入りの装飾体をさらに長く使用することができる。また連通開口部は、ゴム紐を縮径させて通行させる構成としているため、一旦挿通孔の内部に収容されて外径を復元させたゴム紐を、特に外方に向かって引っ張られるような外力を受けない限り、髪止め具の着用中に、離脱させてしまうおそれがない。このため、連通開口部を備えたゴム紐取付台を使用した髪止め具でも、着用中にゴム紐が装飾体から分離することにより装飾体を失くしてしまう心配なく、安心して髪止め具を使用することが可能となる。
上述のゴム紐取付台においては、周壁部が、取付部側において挿通孔の周縁を構成する部位である底壁部と、底壁部と対向する側において挿通孔の周縁を構成する部位である天井壁部と、底壁部と天井壁部との間において挿通孔の周縁を構成する部位である一対の側壁部と、を備え、連通開口部が、側壁部のいずれか一方における、天井壁部から離れた底壁部側の位置に設けられることが望ましい。
この構成によれば、ゴム紐取付台が取り付けられた髪止め具が着用される際には、ゴム紐の収縮力は、束ねられた頭髪の束の中心部、すなわち、ゴム紐取付台における周壁部の天井壁部側に向かって作用するから、連通開口部が側壁部の一方における天井壁部から離れた底壁部側に設けられていれば、一層、髪止め具の着用中に、ゴム紐が連通開口部から離脱して装飾体と分離してしまうおそれがなくなる。
また、本発明のゴム紐取付台では、挿通孔の軸直交方向における断面図において、連通開口部が、周壁部の周方向における開口幅を、周壁部の外周側から内周側に向かって狭めるような形状に形成されることが望ましい。この構成では、周壁部における連通開口部の周縁を構成する部位が、外周側から内周側に向かって下り坂となるような断面略漏斗状に形成されることとなるから、ゴム紐の交換時に、新しいゴム紐を連通開口部に沿って配置すれば、ゴム紐の外周側の領域の一部が周壁部の外周面において略漏斗状に落ち込んだ部位に嵌りこむ態様となるため、連通開口部に対するゴム紐の位置決めが容易となり、またゴム紐がこの連通開口部の周縁における断面略漏斗状の部位に案内されて、連通開口部の開口幅の縮小に伴って徐々に縮径されて挿通孔に収容されることとなるから、ゴム紐交換作業が容易となる。
さらに、上述のゴム紐取付台における連通開口部を臨む正面視において、連通開口部における挿通孔の軸方向における少なくとも一方の端部が、周壁部の端縁から中間部位に向かって上下方向の開口幅を徐々に狭めるように形成されていればなお望ましい。この構成によれば、連通開口部を臨む正面視において、連通開口部の長さ方向の端部に、開口幅が徐々に縮小してゴム紐の挿入を案内するような略漏斗状の部位が形成されることとなるから、連通開口部の開口幅が周壁部の端縁に至るまで均一に形成された場合と比較して、ゴム紐の挿入が容易となる。
上述のゴム紐取付台において、取付部に、保持部から外方に突出するように設けられる鍔部を設け、鍔部における保持部を挟んだ両側の位置に一対の取付孔を設ける構成としてもよい。この構成によれば、ゴム紐取付台が結合される装飾体の部位が溶着や接着に適さない布帛や皮革等の素材からなる場合に、鍔部に設けられた取付孔を利用して、装飾体にゴム紐取付台を縫着等により結合することができるから、ゴム紐取付台が、より幅広い範囲の素材の装飾体に対して適用可能となる。
本発明の一実施形態であるゴム紐取付台を備えた髪止め具の斜視図である。 図1に示したゴム紐取付台の斜視図である。 図2のゴム紐取付台の下方から見た斜視図である。 図2のゴム紐取付台における、挿通孔の軸直交方向の断面図である。 図1の髪止め具を着用した状態を示す概略断面図である。 本発明の別の実施形態のゴム紐取付台を使用した髪止め具を示す斜視図である。 図6に示したゴム紐取付台の下方から見た斜視図である。 本発明のさらに別の実施形態のゴム紐取付台の斜視図である。 図8のゴム紐取付台の正面図である。 本発明のさらに別の実施形態のゴム紐取付台を示すものであり、(a)は右上前方から見た斜視図、(b)は左下後方から見た斜視図である。
以下に本発明の望ましい実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態であるゴム紐取付台Mを使用した髪止め具Gを示す。髪止め具Gは、ゴム紐取付台Mの他、環状ゴム紐11と、装飾体22と、を備えるもので、環状ゴム紐11により頭髪を束ね、束ねた頭髪の部位の外周側に装飾体22を配置させて使用(着用)するものである。
環状ゴム紐11(以下、単にゴム紐11ということがある)は、その伸縮性を利用して、頭髪に巻き付ける等して束ねるもので、天然ゴム等からなるゴム糸を、伸縮性を有するナイロン等の糸を組む等して成した被覆材により被覆して形成した線状のゴム紐を、環状にしたものである。実施形態のゴム紐11は、線状ゴム紐の両端を接着等により結合させて、結び目の無い環状に形成されている。本実施形態では、ゴム紐11として外径約4mmのものを使用している。
装飾体22は、髪止め具Gの着用時に、頭髪を束ねた環状ゴム紐11の外周側に配置させて、ゴム紐11の存在を目立たなくしつつ頭髪を装飾するものであり、少なくとも着用時に外周側となる部位(すなわち、表面22a)に装飾部24を備える。そして装飾部24の配置される表面22aと反対側の裏面22bに、ゴム紐取付台Mの配置される台設置部22cを備える。装飾体22は、少なくとも台設置部22c付近の領域を、真鍮等の金属製とする。実施形態では、装飾体22全体が金属製としている。
本発明の一実施形態であるゴム紐取付台Mは、ゴム紐11を装飾体22に取り付ける部材である。図1に示す髪止め具Gでは、ゴム紐取付台Mは、装飾体22の裏面22bにおける略中央部に位置する台設置部22cに取付られている。ゴム紐取付台Mは、装飾体22とは別体で用意されて、髪止め具Gの組み付け時に装飾体22に結合されるものである。本実施形態では、ゴム紐取付台Mは、真鍮等の金属から形成され、ロウ付け等の溶着により、金属製の装飾体22の台設置部22cに結合されている。
装飾体22に結合される前のゴム紐取付台Mを、図2から図4に示す。ゴム紐取付台Mは、装飾体22に結合される部位である取付部31と、ゴム紐11を保持する保持部42と、を備えて構成される。なお、本明細書では、図2におけるFを前面(正面)、Bを背面、Uを上方、Dを下方、Lを左、Rを右として説明する。
取付部31は、装飾体22に連結される取付面33を備える。図1に示す髪止め具Gでは、この取付面33が、ロウ付け等により装飾体22の台設置部22cに結合されることにより、ゴム紐取付台Mが装飾体22に連結される。本実施形態では、取付部31は、後述する挿通孔44の軸方向に沿った長さL1を12mmとしている。なお本明細書でいう取付面の装飾体に対する連結態様は、本実施形態におけるように取付面33の全面が溶着や接着により装飾体に連結される態様のみならず、後述するゴム紐取付台MAの取付面33Aのように、別途の縫い糸Tにより取付部31Aが装飾体22Aに取り付けられて取付面33Aが装飾体22Aに対して密着するように当接するような態様も含むものとする。
ゴム紐11を保持するための保持部42は、取付部31における、装飾体22に連結される側(すなわち取付面33)とは反対側に設けられるもので、ゴム紐11が挿通される挿通孔44と、挿通孔44の周縁を構成して挿通孔44に挿通されたゴム紐11を保持する周壁部46と、を備えて、略円筒形に形成される。本実施形態では、取付部31と保持部42とは、一体的に成型されており、ゴム紐取付台Mとしては、略直方体状の取付部31と、略円筒形状の保持部42とを合体させたような形状に形成されている。保持部42の挿通孔44の軸方向における長さL2は、取付部31の長さL1と等しい12mmである。本実施形態では、挿通孔44は、断面略円形として取付部31の取付面33と平行に延びるように形成され、両端に、ゴム紐11を突出させる突出口44a,44bを備える。本実施形態の挿通孔44は、内径Dを約6mmに設定されている。周壁部46は、挿通孔44の周縁を構成するもので、図4に示すように、取付部31側において挿通孔44の周縁を構成する底壁部46aと、底壁部46aと対向する側において挿通孔44の周縁を構成する部位である天井壁部46bと、底壁部46aと天井壁部46bとの間の側部において挿通孔44の周縁を構成し、相互に対向する一対の側壁部46c,46dと、を備える。側壁部46cは、底壁部46aと天井壁部46bとを連結するように設けられ、もう一方の側壁部46dは、後述するように連通開口部51が設けられるため、底壁部46aと天井壁部46bとの間の中間部位において分断される構成としている。なお、天井壁部46bや側壁部46cの、厚みの薄い部位において、周壁部46の厚み(図符号省略)は、約1mmである。
周壁部46には、環状ゴム紐11の出し入れに使用される連通開口部51が設けられる。連通開口部51は、挿通孔44の内と外と(すなわち挿通孔44の内部と周壁部46の外周側と)を連通させるように設けられる線状の開口部であって、挿通孔44の軸方向に沿って、挿通孔44の軸方向における周壁部46の一方の端縁46eから他方の端縁46fまで、周壁部46の全長に亘って連続的に設けられる。すなわち、連通開口部51は、挿通孔44の軸方向に沿って周壁部46を部分的に分断するように設けられるもので、両端部51a,51bにおいて、挿通孔44の両端の突出口44a,44bと連通する。本実施形態では、連通開口部51は、上述したように、周壁部46における底壁部46aと天井壁部46bとの間の側部において挿通孔44の周縁を構成する一対の側壁部46c,46dの一方である側壁部46dに設けられる。具体的にいえば、連通開口部51は、側壁部46dにおける、天井壁部46bから離れた底壁部46a側の位置に設けられている。さらに詳細には、連通開口部51は、側壁部46dにおいて、断面略円形の挿通孔44の円弧面状の内周面46hにおける底壁部46a側、すなわち取付部31側、の略1/2の領域46hu(図4)に開口するように設けられている。
この連通開口部51は、周壁部46の周方向における開口幅を、環状ゴム紐11を縮径させた状態での出入りを許容する幅に設定されている。本実施形態では、図4に示すように、連通開口部51の周壁部46の周方向における開口幅は、最も狭い部位(すなわち、周壁部の内周側46hの部位)において約1mmと、ゴム紐11の外径4mmの約4分の1に設定されている。この寸法は、連通開口部51を経てゴム紐11を挿通孔44内に収容させる際に、ゴム紐11を縮径させて通行可能とする寸法であり、また、一旦挿通孔44内に収容されて径を復元させたゴム紐11が、特に外方に向かって引っ張られるような外力を受けない限り、保持部42からの離脱を不能とする寸法である。
なお本実施形態では、図4に示すように、連通開口部51は、周壁部46の軸直交方向における断面図において、周壁部46の内周側46hにおける周方向の開口幅W2を、外周側46gにおける周方向の開口幅W1より小さくした形状に形成されている。具体的には、周壁部46の外周側46gから内周側46hに向かって周方向における連通開口部51の開口幅を徐々に狭まらせた形状に形成されている。さらに詳細には、本実施形態では、周壁部46における連通開口部51の上側周縁を構成する部位46iと下側周縁を構成する部位46jとが、ともに外周側46gから内周側46hに向かって斜めに切り欠かれたような形状に形成され、上側周縁46iと下側周縁46jとに、外周側46gから内周側46hに向かって下り坂となるような案内面70,70が形成されている。本実施形態では、周壁部46の内周側(すなわち、上述した最も開口幅の小さい部位)46hにおける連通開口部51の周方向における開口幅W2は約1mmとし、外周側46gにおける開口幅W1は約3mmとしている。なお、本実施形態では、連通開口部51の開口幅W1、W2は、挿通孔44の軸方向の全長に亘って均一に形成される。
以上のように形成されたゴム紐取付台Mでは、ゴム紐11を縮径された状態で出し入れ可能とするように、ゴム紐11を挿通させるための挿通孔44の周壁部46に、挿通孔44の軸方向に沿って、周壁部46を全長に亘って分断して挿通孔44の内と外とを連通するように延びる連通開口部51が設けられている。
このようなゴム紐取付台Mにおいては、環状ゴム紐11が切れたり伸びてしまったりした際に、古いゴム紐11を取り除き、新しいゴム紐11を連通開口部51に沿って配置し、保持部42の両脇に配置されたゴム紐11の部位を両手で把持し、挿通孔44の内部に向かって押し込むように力を加えれば、ゴム紐11が縮径して連通開口部51を通行し、挿通孔44の内部に収容されるから、使用者が自分で古い環状ゴム紐11を新しい環状ゴム紐11と交換することができ、髪止め具Gに適用された場合、お気に入りの装飾体22をさらに長く使用することができる。そして、連通開口部51は、ゴム紐11を縮径させた状態での出入りを可能とするような周壁部46の周方向の開口幅、言い換えれば、ゴム紐11を縮径させなければ通行できない開口幅に形成されているから、ゴム紐11が一旦挿通孔44の内部に収容されてしまえば、ゴム紐11の外径が復元するため、特に外方に向かって引っ張られるような外力を受けない限り、髪止め具Gの着用中に、ゴム紐11が連通開口部51から離脱してゴム紐11と装飾体22とが分離してしまうおそれがない。このため、連通開口部51を備えたゴム紐取付台Mを使用した髪止め具Gでも、着用中に装飾体22を失くしてしまう心配なく、安心して髪止め具Gを使用することができる。
また、本実施形態のゴム紐取付台Mでは、連通開口部51が、挿通孔44の周壁部46における、装飾体22に取り付けられる取付部31側の部位である底壁部46aと、底壁部46aと対向する側である天井壁部46bと、の間の部位を構成する側壁部46dにおける、天井壁部46bから極力離れた底壁部46a側の位置に設けられている。ゴム紐取付台Mが髪止め具Gの装飾体22に取り付けられ、髪止め具Gが着用される際には、図5に示すように、ゴム紐11の収縮力CFは、束ねられた頭髪Hの束の中心部、すなわち、ゴム紐取付台Mにおける周壁部46の天井壁部46b側に向かって作用するから、本実施形態のように、連通開口部51が天井壁部46bから離れた底壁部46a側に設けられていれば、一層、髪止め具Gの着用中に、ゴム紐11が連通開口部51から離脱して装飾体22と分離してしまうおそれがなくなる。
さらに、本実施形態のゴム紐取付台Mでは、連通開口部51が、周壁部46の周方向における開口幅を、外周側46gから内周側46hに向かって狭めるような形状に形成されている。この構成によれば、図4に示すように、周壁部44における連通開口部51の周縁を構成する部位に、外周側46gから内周側46hに向かって下り坂となるような断面略漏斗状の案内面70が形成されることとなるから、ゴム紐の交換時に、新しいゴム紐11を連通開口部51に沿って配置すれば、ゴム紐11の外周側の領域の一部が周壁部46の外周面46gにおいて略漏斗状に落ち込んだ部位に嵌りこむ態様となるため、連通開口部51に対するゴム紐11の位置決めが容易となり、またゴム紐11がこの連通開口部51の周縁における断面略漏斗状の案内面70に案内されて、連通開口部51の開口幅の縮小に伴って徐々に縮径されて挿通孔44に収容されることとなるから、ゴム紐交換作業が容易となる。特に本実施形態では、周壁部46における連通開口部51の上側周縁46iと下側周縁46jとが、ともに外周側46gから内周側46hに向かって斜めに切り欠かれたような形状に形成され、上側周縁46iと下側周縁46jとの両方に、外周側46gから内周側46hに向かって相互に近づくように下り坂となるような案内面70,70が形成されるから、両方の案内面70,70に案内されて、ゴム紐交換作業が一層容易となる。
このような作用効果を考慮しなければ、連通開口部51の開口幅を、周壁部44の外周側から内周側に至るまで均一な形状に形成してもよい。また、周壁部46における連通開口部51の周縁を構成する部位である上側周縁46iと下側周縁46jのうち、どちらか一方のみを内周側46hに向かって斜めに切り欠くようにして、開口幅を外周側46gから46hに向かって狭めるような構成としてもよい。
図6は、別の実施形態のゴム紐取付台MAを使用した髪止め具GAを示す。髪止め具GAは、前述の実施形態の髪止め具Gと同様、ゴム紐取付台MAの他、環状ゴム紐11と、装飾体22Aと、を備える。環状ゴム紐11は前述の髪止め具Gで使用する環状ゴム紐11と同様のものであるので、詳細な説明は省略する。
装飾体22Aは、前述の装飾体22と同様、着用時に外周側となる表面22a側に装飾部24を備え、表面22aと反対側の裏面22bに、ゴム紐取付台MAの配置される台設置部22cを備える。図6に示す髪止め具GAの装飾体22Aでは、装飾部24が布帛により形成され、台設置部22cは、装飾部24の素材とは異なる布帛や皮革等の可撓性を有する素材からなる。
図7に示すように、ゴム紐取付台MAは、前述のゴム紐取付台Mと同様、髪止め具GAの装飾体22Aに結合される部位である取付部31Aと、取付部31Aにおける装飾体22Aに連結される部位である取付面33Aとは反対側に設けられる保持部42と、を備えて構成される。ゴム紐取付台MAにおける保持部42の構成は、挿通孔44の軸方向における長さL2も含め、前述のゴム紐取付台Mと同様であるので詳細な説明は省略する。取付部31Aは、ゴム紐取付台11を上側から見た場合に、保持部42から外方に突出するように設けられる鍔部133を備える。本実施形態では、鍔部133は、保持部42の下方から挿通孔44の軸方向の両側に大きく突出し、軸直交方向にわずかに突出する平板状に形成される。本実施形態では、鍔部133における、保持部42から軸方向の両側に突出する部位の長さ(図符号省略)をそれぞれ約6mmとし、取付部31Aの挿通孔44の軸方向における長さL3を24mmとしている。そして鍔部133は、保持部42を挟んだ両側の位置に、挿通孔44の軸直交方向に鍔部133を貫通する一対の取付孔135、135を備える。
この構成によれば、ゴム紐取付台MAが結合される装飾体22Aの台取付部22cがロウ付け等の溶着あるいは接着に適さない布帛や皮革等の素材からなる場合に、鍔部133に設けられた取付孔135,135を利用して、適宜縫い糸T等を使用して装飾体22Aにゴム紐取付台MAを縫着により結合することができるから、ゴム紐取付台MAが、より幅広い範囲の素材の装飾体22Aに対して適用可能となる。
図8及び図9は、さらに別の実施形態のゴム紐取付台MBを示す。図9は、ゴム紐取付台MBの、連通開口部51Bを臨む正面図である。このゴム紐取付台MBは、連通開口部51Bを除き、前述のゴム紐取付台Mと同様の構成であり、共通する部位の詳細な説明は省略する。ゴム紐取付台MBにおける連通開口部51Bでは、挿通孔44の突出口44a,44bと連通する長さ方向の両端部(挿通孔44の軸方向における両端部)51a,51bにおける少なくともいずれか一方が、ゴム紐取付台MBにおける連通開口部51Bを臨む正面視において、隣接部位51cから周壁部46の軸方向における端縁46e,46fに向かって上下方向の開口幅を徐々に拡幅するように、言い換えれば、周壁部46の軸方向における端縁46e,46fから中間部位46kに向かって上下方向の開口幅を徐々に狭めるように形成されている。具体的には、ゴム紐取付台MBでは、周壁部46における連通開口部51の上側周縁と下側周縁とを構成する部位46i,46jが、共に軸方向の端縁46e,46fにおいて斜めに切り欠かれることにより、連通開口部51Bの上下方向の開口幅を周壁部の端縁46e,46fから中間部位46kに向かって徐々に縮小される構成としている。図8及び図9に示すゴム紐取付台MBでは、連通開口部51Bは、両端部51a,51bの両方において、開口幅を周壁部の端縁46e,46fから中間部位46kに向かって徐々に縮小される構成としている。
この構成によれば、連通開口部51Bを臨む正面視において、連通開口部51Bの長さ方向の端部51a,51bに、開口幅が徐々に縮小してゴム紐11の挿入を案内するような略漏斗状の案内面55が形成されることとなるから、ゴム紐11を連通開口部51Bを経て挿通孔44内に押し込む際に、図9において二点鎖線で示すように、ゴム紐11を、連通開口部51Bの端部51a,51bにおける案内面55に当接させて、開口幅の縮小に伴って縮径させていくことができる。したがって、連通開口部の開口幅が周壁部46の端縁46e,46fに至るまで均一に形成されて案内面55が形成されない場合と比較して、ゴム紐11の挿入が容易となる。なお、ゴム紐取付台MBでは、連通開口部51Bの上側周縁46iと下側周縁46jとの両方において案内面55,55が形成されるものとしたが、上側周縁46iと下側周縁46jとのいずれか一方のみに案内面55が形成されることにより、連通開口部51の開口幅が、周壁部46の端縁46e,46fから中間部位46kに向かって徐々に狭まるように形成してもよい。
上述したゴム紐取付台MAは金属製としたが、ゴム紐取付台の素材はこれに限られず、装飾体側に接着剤等を利用して連結される合成樹脂製としてもよい。
また、上述したゴム紐取付台M,MA及びMBでは、周壁部46の天井壁部46b側の外形を略円筒状としたが、図10に示すゴム紐取付台MCのように、四角筒形としてもよい。また、挿通孔44の形状も、断面円形でなく断面四角柱状としてもよい。
また連通開口部51,51Bは、挿通孔44の軸方向に沿って直線状に設けられるものとしたが、連通開口部の形状はこれに限らず、例えば中間部位で湾曲するような形状としてもよい。
11 ・・・ ゴム紐
22,22A ・・・ 装飾体
31,31A ・・・ 取付部
42 ・・・ 保持部
44 ・・・ 挿通孔
46 ・・・ 周壁部
46a ・・・ 底壁部
46b ・・・ 天井壁部
46c,46d ・・・ 側壁部
46e,46f ・・・ 端縁
46g ・・・ 外周側
46h ・・・ 内周側
46k ・・・ 中間部位
51,51B ・・・ 連通開口部
51a,51b ・・・ 端部
133 ・・・ 鍔部
135 ・・・ 取付孔
G,GA ・・・ 髪止め具
M,MA,MB,MC ・・・ ゴム紐取付台

Claims (6)

  1. 環状のゴム紐を利用して頭髪を束ねる種類の髪止め具において、頭髪を装飾するための装飾体に前記ゴム紐を取り付けるためのゴム紐取付台であって、
    前記装飾体に連結される取付部と、
    前記ゴム紐を保持するために、前記取付部における、前記装飾体に連結される側とは反対側に設けられる保持部と、を備え、
    前記保持部が、前記ゴム紐を挿通させるための挿通孔と、前記挿通孔の周縁を構成する周壁部と、を備え、
    前記周壁部に、縮径された状態での前記ゴム紐の出入りを許容するべく、前記挿通孔の軸方向に沿って、前記周壁部を全長に亘って分断し前記挿通孔の内と外とを連通させるように延びる連通開口部が設けられる
    ことを特徴とする、髪止め具のゴム紐取付台。
  2. 前記周壁部が、前記取付部側において前記挿通孔の周縁を構成する部位である底壁部と、前記底壁部と対向する側において前記挿通孔の周縁を構成する部位である天井壁部と、前記底壁部と前記天井壁部との間において前記挿通孔の周縁を構成する部位である一対の側壁部と、
    を備え、
    前記連通開口部が、前記側壁部のいずれか一方における、前記天井壁部から離れた前記底壁部側の位置に設けられる
    ことを特徴とする請求項1に記載の髪止め具のゴム紐取付台。
  3. 前記挿通孔の軸直交方向における断面図において、前記連通開口部が、前記周壁部の周方向における開口幅を、前記周壁部の外周側から内周側に向かって狭めるような形状に形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の髪止め具のゴム紐取付台。
  4. 前記ゴム紐取付台における連通開口部を臨む正面視において、前記連通開口部の前記挿通孔の軸方向における少なくとも一方の端部が、前記周壁部の端縁から中間部位に向かって上下方向の開口幅を徐々に狭めるように形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の髪止め具のゴム紐取付台。
  5. 前記取付部が、前記保持部より外方に突出するように設けられる鍔部を備え、前記鍔部における前記保持部を挟んだ両側の位置に一対の取付孔が設けられることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の髪止め具のゴム紐取付台。
  6. 頭髪を束ねるための環状のゴム紐と、
    前記ゴム紐で束ねた頭髪の部位の外周側に配置されて頭髪を装飾する装飾体と、を備える髪止め具であって、
    前記装飾体に請求項1から請求項5のいずれかのゴム紐取付台が結合され、前記ゴム紐が前記ゴム紐取付台の前記挿通孔に挿通されてなる
    ことを特徴とする髪止め具。

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