JP2018537655A - タイヤ状態解析 - Google Patents

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Abstract

車輪(2)が車両(1)に取り付けられている間及び車両(1)が動いている間に、車輪(2)上のタイヤ(5)の状態が評価される。車両(1)が移動するにつれて、タイヤ(5)は回転し、移動経路に沿って長手方向に移動する。タイヤ(5)が回転する間に、撮像装置(3,4)は、トレッド間隙(11)によって分離されたトレッド部(10)を有するタイヤ(5)の外周の複数の異なる部分(7)の画像を取り込む。画像が取り込まれている間、長手方向に間隔を置かれたフラッシュ装置(F1、F2、F3、F4)が起動してタイヤ(5)の外周の部分(7)を照明する。フラッシュ装置(F1、F2、F3、F4)は、タイヤ(5)の移動経路の一方の側に配置され、タイヤ(5)の移動経路に対して鋭角で光を向けるため、光が、トレッド部(10)間のトレッド間隙(11)に影を投射させる。各フラッシュ装置(F1、F2、F3、F4)は、フラッシュ装置(F1、F2、F3、F4)が起動したときに一連のフラッシュ光を発生させ、一連の各フラッシュ光は、一連の次のフラッシュ光から間隔をあけて分離される。同時に起動され、タイヤ(5)の周辺の重複部分を照明するフラッシュ装置(F1、F2、F3、F4)の場合、それぞれの一連のフラッシュ光は、位相がずれるので、一方のフラッシュ装置(F1、F2、F3、F4)からのフラッシュ光は、他方又は互いのフラッシュ装置(F1、F2、F3、F4)からのフラッシュ光の間に放射される。画像は、データ処理装置(8)によって解析されて、トレッド間隙(11)内の影の程度を判定し、トレッド間隙(11)の深度の指標を提供する。

Description

本発明は、車輪が回転して車両が移動している間に、車輪上の車両タイヤの状態を評価するための方法及び装置に関する。特に、本発明は、タイヤのトレッド深度を測定することに関する。
タイヤのトレッド深度を測定するためのシステムが米国特許第5987978号に開示されている。一実施形態では、トレッドパターンの凹部内に影が形成されるように、光源を用いて斜めにタイヤを照明する。異なる方向からタイヤを照明するための第2光源が設けられている。第1及び第2光源は、交互の順序で動作するように配置され、それらが生成する光が反対の方向から来るように配置されてもよい。照明されたタイヤのこれらの部分は、影領域内にあるトレッドの底部の部分よりも大きな光の強度を反射する。タイヤが各側面から照明されたときの反射光パターンを比較することにより、トレッド深度を計算することができる。タイヤが摩耗するにつれて、トレッド溝の深度が減少し、最終的には溝の底部から光が反射され得るそのような範囲に摩耗することが記載されている。いったんこれが起こると、影の幅はトレッド深度に直接関係していると言われている。反射光は、カメラに向けられ、画像が取り込まれ、処理のためにデータプロセッサに送られる。米国特許第5987978号の装置は、タイヤが回転しながら表面に沿って移動している間に、その円周の周りの複数の位置でタイヤのトレッド深度を測定しない。その代わりに、タイヤは、曲がり道のようなテストベッド上で回転させることができ、又はセンサは、例えば路側検査中にタイヤの外周で動かすことができる。
米国特許第8542881号には、車両タイヤの動作検査のためのコンピュータ視覚支援自動タイヤ検査システムが開示されている。画像取得ステーションのカメラは、車両が検査ステーションを通過する際に、接近する車両のタイヤ、特にトレッド及び側壁のデジタル画像を取得する。画像取得ステーションには光があり、これは、さらに、画像取得ステーションから物理的に離れていてもよい。タイヤの全回転を覆うのに十分な画像が取り込まれる。タイヤトレッド深度を決定するために画像が解析されると述べられている。画像を使用してトレッド深度がどのように測定されるかは開示されていない。
WO2015/059457では、車輪が地面に沿って回転しながら移動している間、車両の車輪上のタイヤのトレッド深度を測定するシステムが開示されている。カメラは、タイヤがその円周の少なくとも大部分にわたって回転している間に画像を取り込む。光源は、長手方向に間隔をあけて配置され、画像が取り込まれている間にタイヤを照明するために、タイヤの経路に対して鋭角に向けられる。画像はデータ処理装置によって解析され、トレッド深度はトレッドブロック間の間隙内の影の長さから決定される。光源は、タイヤの存在を検出する長手方向に間隔を置かれたセンサからの信号にしたがって連続的に起動されかつ停止されるので、画像がタイヤトレッドの一部分を取り込んだときに、1つの光源のみが起動してタイヤトレッドのその部分を照明する。別の配置では、車両の速度が決定され、フラッシュ装置の起動及び停止のシーケンスは、時間ベースで順番に行われる。
WO2015/059457では、いくつかの場合、重複照明ゾーンが存在するように、隣接する光源を一緒に起動させることが必要な場合があることが説明される。これは、例えば、光源を起動/停止させるセンサ間の距離と同じくらいの車軸間隔を有する重荷重車両トラクターのような車両が存在し、その結果、前車輪と後車輪は、ほぼ同時にセンサを動作する。これにより、隣接する光源が同時に起動することになるが、画像が取り込まれたときにタイヤが重複照明の領域にないような制御方法で光源は動作される。例えば、第1光源は、タイヤが重複領域に入る前に停止される。
本発明は、WO2015/059457に開示されているような配置の光源にフラッシュ照明を使用することに関するものであり、本発明の1つの態様は、特に限定されるものではないが、近接して間隔を置かれた車軸を有する車両を収容することができる方法及びシステムを提供することに関する。
1つの態様から見ると、本発明は、車両が移動し、タイヤが回転して移動経路に沿って長手方向に移動する間に、車両に取り付けられた車輪上のタイヤの状態を評価する方法を提供し、タイヤの外周はトレッド間隙によって分離されたトレッド部を有し、本方法は、タイヤが回転している間に、タイヤの外周の複数の異なる部分の画像を取り込むために撮像装置を使用することを含み、長手方向に間隔を置かれたフラッシュ装置が起動されてタイヤの外周部分を照明する間に、画像が取り込まれ、フラッシュ装置は、タイヤの移動経路の一方の側に配置され、光をタイヤの移動経路に鋭角で向けて、光は、影がトレッド部の間のトレッド間隙に投射するようにし、画像は、データ処理装置によって解析され、データ処理装置は、トレッド間隙内の影の範囲を判定して、トレッド間隙の深度の指標を提供し、各フラッシュ装置は、フラッシュ装置が起動されたときに一連のフラッシュ光を発生させ、一連の各フラッシュ光は、一連の次のフラッシュ光から間隔をおいて分離され、
同時に起動され、タイヤの外周の重複部分を照明する任意のフラッシュ装置に対して、それぞれの一連のフラッシュ光の位相がずれているので、一方フラッシュ装置からのフラッシュ光が、他方又は互いのフラッシュ装置からのフラッシュ光の間に放射される。
したがって、制御システムは、タイヤが前記移動経路に沿って移動する間に、フラッシュ装置を起動させるように構成することができ、その結果、フラッシュ装置の1つのみからのフラッシュ光は、画像が撮像装置によって取り込まれているときはいつでも、タイヤの外周の特定の部分を照明する。同時に起動され、タイヤの重複部分を覆う2つのフラッシュ装置があるケースで、フラッシュ装置がそれぞれ同じ速度でフラッシュを生成する場合、同じ期間に2つのフラッシュ(一方のフラッシュ装置からのものと他方のフラッシュ装置からのもの)が存在するので、撮像装置はその倍の速度で画像を取り込まなければならない。
したがって、本発明のいくつかの実施形態では、各フラッシュ装置は、起動されると、同一又は略同一の間隔で分離された一連の同一又は略同一のパルスを生成する。好ましくは、撮像装置は、フラッシュ装置が起動されたときに、パルスが生成される速度の2倍又は略2倍の速度で画像を取り込む。
したがって、2つの隣接するフラッシュ装置が同時に起動され得るが、起動期間中のどの時点でもフラッシュが同時に生成されないため、近接して間隔を置かれた車軸を有する車両では、もはや同じ問題は存在しないことが理解される。起動時には、一方のフラッシュ装置からのフラッシュ光が、他方のフラッシュ装置からのフラッシュ光と交互になる。W02015/059457に記載されていることとは対照的に、すなわち、タイヤが重複領域に入る前に第1フラッシュ装置が停止されると、本発明によれば、フラッシュ装置を停止する必要はない。両方のフラッシュ装置を引き続き起動させ、継続してフラッシュ光を発することができるが、フラッシュは位相がずれている。
本発明による方法又はシステムでは、車輪及びタイヤは、撮像装置及びフラッシュ装置に向かって又は離れる方向にあり得る移動経路に沿って移動する間、タイヤの外周、例えば、外面の複数の異なる部分の画像が得られる。いくつかの実施形態では、画像は、タイヤが完全な回転の少なくとも大部分、すなわち少なくとも約半分を完了している間に取得される。撮像プロセスの間、撮像装置と撮像されるタイヤの表面との間の距離にはかなりの変化がある。例えば、タイヤが約1メートルの直径を有する場合、周囲の半分は1.5mを超えるであろう。撮像装置は、タイヤがこの距離だけ撮像装置の方へ又は撮像装置から離れるように移動する間に、回転しているタイヤの焦点があっている画像を取り込むように配置される。より大きなタイヤ及び/又はタイヤの外周のより大きな割合の画像を取り込むために、撮像装置は、タイヤが撮像装置に近づく方向又は遠ざかる方向に動く間に画像を取り込む。
画像が取り込まれたときに一方のフラッシュ装置のみが、フラッシュを生成してタイヤを照明するように、車輪が前記移動経路に沿って移動する間に長手方向に間隔をあけて起動される複数のフラッシュ装置の使用は、良好な画像が得られるようにタイヤの十分な照明が常に存在することを意味する。画像が取得されているときに、1つのフラッシュ装置からのフラッシュ光を使用することは、十分に定義された影を取得して解析して、トレッド深度を決定することを意味する。各フラッシュ装置は照明ゾーンを提供し、車輪の移動経路は複数の照明ゾーンを通って延び、一方から次へ移動する。いくつかの実施形態では、照明ゾーンは重複している。一部の状況では、車輪が完全に第1ゾーン内にあるとき、第1フラッシュ装置が起動され、第2フラッシュ装置が起動されない。車輪が第2ゾーンとの重複領域に入ったとき、第2フラッシュ装置が起動されるが、本発明によれば、第1フラッシュ装置は停止される必要はなく、起動状態を維持することができる。車輪が重複領域に入ったと言われるとき、これは、車輪がゾーンに入るとき、車輪がゾーンに入る直後に、又は車輪が重複ゾーンにあるときの他の適切な時間に行動することを含む。
照明ゾーンが重複しない場合、システムを通る経路中に明るく照明されていないタイヤの外周領域が存在することになり、タイヤの全周に画像を取り込むことが意図されている場合には、高品質の画像に間隙が存在することになる。
照明ゾーンは、一般に、フラッシュ装置の出力が向けられる主方向を中心とするセグメントの形態の(2次元の)ものである。3次元では、照明ゾーンは円錐形であってもよいが、断面が円形ではなく、例えば楕円形になるようにフラッシュ装置の出力を成形することが好ましい場合がある。
フラッシュ装置が長手方向に離間されていると言われるとき、これは、フラッシュ装置の全てがタイヤの移動経路に平行な線上にあることを意味するものではないが、いくつかの実施形態では、フラッシュ装置は、そのような線上又はタイヤの移動経路に略平行なものの上にある。しかし、フラッシュ装置は、平行方向に対していくらか傾斜した線上に位置してもよく、又はフラッシュ装置が線上に全く位置しなくてもよい。一連のフラッシュ装置は、均等に間隔を置かれていてもよいし、略均等に間隔を置かれていてもよいし、あるいは間隔が変化していてもよい。
フラッシュ装置は、背景の周囲光を考慮して、トレッドを照明する光の支配的な光源となるのに十分に明るく選択される。一般に、昼間照明や夜間の背景照明などの周囲照明もある。しかしながら、フラッシュ装置からのフラッシュ光は、周囲光の影響が無視できるほど明るいことが好ましい。
いくつかの実施形態では、フラッシュ装置は、明るい光のバーストを生成するために、少なくとも1つのフラッシュチューブ、例えば、キセノンフラッシュチューブを使用する。いくつかの実施形態では、各フラッシュ装置は、複数のフラッシュチューブを備えることができる。1つ以上のフラッシュチューブを有するフラッシュ装置では、フラッシュチューブが同時に発射される。フラッシュ装置は、非コリメート光の光源として作用し、単一のフラッシュ装置が複数のフラッシュチューブを備えてもよい場合でも、各フラッシュ装置は、本発明の実施形態の目的上、点光源として効果的に作用する。
いくつかの実施形態では、単一の物理的ハウジングは、車両の移動経路に対して異なる角度で向けられた2つ以上のフラッシュ装置を備えることができる。
本発明の実施形態で使用されるフラッシュ装置は、起動されたとき、40ms毎に光パルスのバーストを生成することができることが好ましく、換言すれば、フラッシュ装置は40ms間隔で発射されるフラッシュを発することができて(すなわち、毎秒約25回までのフラッシュ速度)、これは、約4.5メートル/秒(約10マイル/時)で走行する車両に適している可能性がある。しかし、フラッシュ装置の要件及び/又は利用可能な性能に応じて、1秒当たりのフラッシュ回数を選択することができる。例えば、フラッシュ速度は、毎秒約15〜約100フラッシュ又は毎秒約20〜約50回のフラッシュ又、は毎秒約25〜約40回のフラッシュの間であり得る。
各フラッシュパルスの幅は、例えば、約100μs〜約200μsの間、又は約120μs〜約160μsとの間、又は約135μs〜約150μsの間であり得る。いくつかの実施形態では、幅は選択可能であり、例えば、約135μs〜約150μsの間で選択することができる。フラッシュ装置は、トリガストローブ(カメラシャッタをトリガするのに使用されるのと同じストロボであり得る)の立ち上がりエッジから予め設定された遅延後に発射することができる。遅延の長さは、例えば、約25μs〜約200μsの間であり得る。遅延の長さは、例えば約25μs〜約75μs、約125μs〜約175μsの間で選択することができる。遅延は、フラッシュ装置が発射する前にシャッターが完全に開いていることを保証することである。いくつかの実施形態では、シャッターはグローバルシャッターであるため、光収集が開始し、同時に全てのピクセルについて終了する。
いくつかの実施形態では、トリガ信号が撮像装置に送信され、次いで、トリガ信号がフラッシュ装置に送信される。
各フラッシュ装置は、車軸上の両方のタイヤを同時に照明するために適切な角度に配置されてもよい。
撮像装置は、タイヤの外周の表面が、タイヤが前方に転がるにつれて複数回撮像できるように、十分な被写界深度及びフレームレートを有さなければならない。一連の2つの隣接するフラッシュ装置からの交互のフラッシュが存在するので、撮像装置のフレームレートはフラッシュ装置のフレームレートの2倍である必要がある。例えば、2つのフラッシュ装置が起動時に1秒間に12回のフラッシュ速度でフラッシュを発しているが、交互になっている場合、撮像装置のフレームレートは24フレーム/秒である必要がある。
タイヤを撮像する能力は、タイヤの幾何学形状及びカメラの位置、車両の速度、撮像装置の解像度、撮像装置の視野、露出時間、照明状態及び環境状態に依存する。取り込まれた画像は、カラー又はグレースケールであってもよい。カラー画像が取り込まれる場合、トレッド深度のその後の評価において、いくつかの実施形態では、グレースケール画像が使用されてもよい。
撮像装置の動作は、典型的には、車輪が、機械的、光学的、磁気的、電気的又はその他の既知の検出システムによって検出され得るトリガリングポイントに到達すると開始する。トリガポイントは、フラッシュ装置の連続的な起動を開始するためにも使用できる。
2つの隣接するフラッシュ装置が同時に起動される場合、フラッシュ光は、交互になるために、画像が取り込まれている間に一度に1つのフラッシュ装置だけが、タイヤを照明することを保証するために、フラッシュ装置を連続的に起動及び停止させる必要はない一方で、いくつかの実施形態では、フラッシュ装置は、順番に起動され、停止される。いくつかの実施形態では、フラッシュ装置が起動された後、フラッシュ装置は、再び起動される前に、ある期間、例えば約1秒までの期間、次いで、停止される。停止期間中、フラッシュ装置は再充電されてもよい。
車両の速度が決定された場合、フラッシュ装置の起動及び停止のシーケンスは、時間ベースで連続的に行われ得る。しかし、いくつかの実施形態では、フラッシュ装置が停止され、次のフラッシュ装置が起動するために、タイヤが適切な位置にあるときを検出するセンサが存在する。
典型的には、撮像装置は、一連の静止画像を撮影するために使用される従来のカメラ、好ましくはデジタルカメラである。しかし、ビデオカメラを使用して個々のフレームを検査するか、又は使用される専門の撮像装置を使用することができる。
全体的な撮像解像度は、撮像装置の解像度、撮像装置と目標との間の距離、視野角、湾曲歪み及び動きぼけに依存することが分かっている。カメラを目標に近づけると「最高の」解像度が向上するが、「最悪の」解像度は悪化する。カメラを離すと、より一貫した性能が得られる。
動きぼけは、目標が路面から離れてタイヤを上に移動するにつれて増加するが、タイヤ表面の角度によって表面解像度が向上する。
高解像度カメラは画像当たりより高い解像度を提供するが、一回の通過でタイヤの全周を覆うために、画像を十分に素早く撮ることができない場合がある。
タイヤ表面の最高解像度は、カメラがタイヤに最も近いときである。しかし、近くにある場合、カメラが急に焦点が合っていると、遠く離れたところに焦点が合わなくなる。より良好な平均解像度を得るためには、より大きい最小焦点距離を有するが、より良好な被写界深度を有することが好ましい。
より小さい開口はより大きな被写界深度を提供する。一般に、これは、より強い照明及び/又はより長い露出時間が次いで必要とされることを意味する場合がある。しかし、明るいフラッシュ光による照明では、問題はないはずである。
カメラを使用するとき、ショット間でタイヤが暗い場合、ショット間でオートフォーカス及びズームを行うことは容易ではないことが判明している。したがって、いくつかの実施形態では、車輪の少なくとも1つの回転のために車両が走行する距離、又は画像が取り込まれている間に走行したそのような他の距離に及ぶ被写界深度を与えるように十分に小さく設定された開口を備える固定焦点距離レンズを有することなどが好ましい。露出は、動きぼけを避けるために十分に短くなければならず、これは非常に明るい照明源の使用を必要とする。しかしながら、本発明は、固定焦点距離レンズの使用に限定されない。撮像装置(例えば、カメラ)は、オートフォーカス及び/又はズームトラッキングを使用して、画像の焦点合わせ及び/又はタイヤの所望の部分のズームインを多数の異なる距離で行うことができる。
いくつかの実施形態では、撮像装置は、タイヤの完全な回転の少なくとも約50%、又はタイヤの完全な回転の少なくとも約55%、又はタイヤの完全な回転の少なくとも約60%、又はタイヤの完全な回転の少なくとも約65%、又はタイヤの完全な回転の少なくとも約70%、又はタイヤの完全な回転の少なくとも約75%、又はタイヤの完全な回転の少なくとも約80%、又はタイヤの完全な回転の少なくとも約85%、又はタイヤの完全な回転の少なくとも約90%、又はタイヤの完全な回転の少なくとも約95%、又はタイヤが少なくとも回転を完了している間に、タイヤの外周の複数の異なる部分に対応する複数の画像を取り込むように動作される。
画像が外周の異なる部分、すなわちタイヤの外面の周りに間隔を置かれて、取り込まれていると述べた場合、これは必ずしもタイヤの外面の全周を覆う連続した一連の画像が存在することを意味するものではなく、これは本発明の好ましい実施形態の特徴であるが、本発明のその実施形態では、タイヤの外面の略全外周を覆う連続した一連を提供するのに十分な画像が存在する。画像は、外周の重複部分、すなわちタイヤの外面であってもよい。代替の実施形態では、画像は、タイヤの外面の外周に不連続な一連の画像が存在するように、外周の周方向に間隔を置いた部分、すなわちタイヤの外面に関するものであってもよい。そのような配置では、それらの間の画像は、好ましくはタイヤの外周の少なくとも約50%、又はタイヤの外周の少なくとも約55%、又はタイヤの外周の少なくとも約60%、又はタイヤの外周の少なくとも約65%、又はタイヤの外周の少なくとも約70%、又はタイヤの外周の少なくとも約75%、又はタイヤの外周の少なくとも約80%、又はタイヤの外周の少なくとも約85%、又はタイヤの外周の少なくとも約90%、又はタイヤの外周の少なくとも約95%を覆う。
本発明のいくつかの実施形態では、画像は、回転が完了するまで完全に取り込まれず、取り込まれた最終画像から回転の完了までの間隙が存在し得る。好ましい実施形態では、画像は、タイヤの完全な回転の少なくとも約50%、又はタイヤの完全な回転の少なくとも約55%、又はタイヤの完全な回転の少なくとも約60%、又はタイヤの完全な回転の少なくとも約65%、又はタイヤの完全な回転の少なくとも約70%、又はタイヤの完全な回転の少なくとも約75%、又はタイヤの完全な回転の少なくとも約80%、又はタイヤの完全な回転の少なくとも約85%、又はタイヤの完全な回転の少なくとも約90%、又はタイヤの完全な回転の少なくとも約95%、又はタイヤの少なくとも完全な回転を覆う連続期間中に取り込まれる。
状況によっては、例えば、タイヤが他のタイヤによって前面又は側面に隠されている場合、及び/又はタイヤを隠す車両の構造物が存在する場合など、タイヤの外周の少なくとも50%を撮像することができないことが理解される。所与の車両の場合、後車軸上のタイヤの全周を撮像可能するのには不十分であるが、依然としてタイヤ外周のかなりの割合を見ることができるような、いくつかの車軸間隔が存在し得る。しかしながら、非常に緊密に結合されたタイヤ(例えば、それぞれが双子タイヤを有する3つの近接車軸を有するトレーラ)では、タイヤ間の間隙が、影又は撮像装置の何れか、例えば、中央車軸上のタイヤの視線を許容するには不十分である点がある。外側のタイヤは、内側のタイヤの影投射のカメラの視野を常に不明瞭にするか、又はその逆である。そのような状況では、撮像することができるタイヤ円周の量は、10%又はそれ以下の低さであり得る。この場合、本発明の方法は、あまり不明瞭でない車両上の他のタイヤにのみ適用可能である。本発明の方法及び装置は、車両のタイヤの一つ以上が十分又は全く撮像できない場合でも、特定の車両のタイヤが十分又は全く撮像できない場合でも、タイヤの十分な画像を依然として取り込むことができる。
タイヤのより少ない完全な回転をカバーする連続的な期間に外周の異なる部分の画像が取り込まれる実施形態では、画像はタイヤの全周の一部のみを覆う。画像は、タイヤの回転のその部分の間にタイヤの外周の全体の部分を覆い、画像が重複することがある。代替的な配置では、画像は、タイヤの外周のその部分の外面の円周方向に離間した部分に関して存在することができ、その結果、タイヤの外面の外周のその部分の周りに不連続な一連の画像が存在する。そのような配置では、それらの間の画像は、好ましくは、タイヤの外周のその部分の少なくとも約50%、又はタイヤ外周のその部分の少なくとも約55%、又はタイヤ外周のその部分の少なくとも約60%、又はタイヤ外周のその部分の少なくとも約65%、又はタイヤ外周のその部分の少なくとも約70%、又はタイヤ外周のその部分の少なくとも約75%、又はタイヤ外周のその部分の少なくとも約80%、又はタイヤ外周のその部分の少なくとも約85%、又はタイヤ外周のその部分の少なくとも約90%、又はタイヤ外周のその部分の少なくとも約95%を覆うことが好ましい。
各画像がタイヤの外周の異なる部分に関するものであると言われる場合、これは、2つの画像が非常に迅速に連続して撮影され得る可能性を排除するものではないため、実際には、タイヤの略同じ部分に関するものである。
タイヤの外面の外周の一部の画像を参照する場合、これはタイヤの外面の全幅が撮像され、及び/又はトレッド深度の指標が、タイヤの外面の全幅に対して設けられていることを意味するものではない。しかし、それは本発明の好ましい実施形態の特徴である。別の実施形態では、タイヤの外面の幅の一部のみが撮像される及び/又はトレッド深度の表示は、タイヤの外面の幅の一部のみに関して提供される。タイヤベースの外面の幅のこの部分は、車両が移動しているベースと接触するタイヤの外面のパーセンテージとすることができる。これは、任意の関連する法律によって確立されたパーセンテージ以上である可能性がある。例えば、英国では、トレッドの中央75%に亘って特定の最小トレッド深度がなければならない。したがって、例えば、撮像され解析される幅は、ベースと接触するトレッドの少なくとも約中央75%、又はトレッドの少なくとも約中央80%、又はトレッドの少なくとも約中央85%、トレッドの少なくとも約中央90%、又はトレッドの少なくとも約中央95%であってもよい。言い換えれば、撮像され解析される幅は、少なくともベースとの接触に使用されるタイヤの外面の約中央75%、又はベースとの接触に使用されるタイヤの外面の少なくとも約中央80%、ベースとの接触に使用されるタイヤの外面の少なくとも約中央85%、又はベースとの接触に使用されるタイヤの外面の少なくとも約中央90%、又はベースとの接触に使用されるタイヤの外面の少なくとも約中央95%であってもよい。
いくつかの実施形態では、タイヤの外周に十分な被覆が存在することを保証するために、2つ以上の撮像装置が存在し得る。例えば、対向するタイヤの前方に面するトレッド面の画像を取り込むように配置された1つの撮像装置と、第2撮像装置から離れて移動する間に、同じ又は別のタイヤの後方に面するトレッド面の画像を取り込むように反対方向を指し示すように配置された第2撮像装置が存在してもよい。タイヤの後部の画像を取り込むためのものと、タイヤの前部の画像を取り込むものの2つの撮像装置がある場合、例えば、後部カメラによって取り込まれたタイヤ部分の画像が、前部カメラによって取り込まれた部分の画像と交互配置されることにより、2つの一連の画像を一緒に使用することができ、後部カメラによって取り込まれたタイヤの部分は、前部カメラによって取り込まれたタイヤの部分とは異なる。
これに加えて又はこれに代えて、一方の撮像装置が車両の移動経路の第1部分に画像を取り込み、もう一方の撮像装置が車両の移動経路の第2部分に画像を取り込むことができるように、同じ方向に面する長手方向に間隔を置かれた撮像装置があってもよい。
いくつかの実施形態では、画像は、切れ目、平坦な斑点及び膨らみなど、タイヤの外面上のトレッドの欠陥を検出するために使用される。これは、手動検査によって、又はデータ処理装置を使用して行うことができる。追加的又は代替的に、画像は、タイヤの2つの側壁の部分を備えることができ、タイヤの外面の何れかの側で、それはベースと接触している。次いで、この画像を使用して、タイヤの側壁の欠陥(例えば、切れ目や膨らみ)を検出することができる。再度、これは、手動検査又はデータ処理装置を使用して行うことができる。
本発明によれば、フラッシュ装置は、タイヤのトレッド間隙に影を形成することができるように、前記移動経路の一方の側に対して鋭角に変位される。フラッシュ装置は、移動経路の何れかの側に変位することができる。撮像装置は、さらに、前記移動経路の一方の側に対して鋭角に変位されてもよい。この場合、撮像装置は、フラッシュ装置のような移動経路の同じ側に、又は移動経路の他の側に変位されてもよい。また、撮像装置が移動経路に沿って対面することも可能である。この場合、タイヤは通常、タイヤが頭上を通過したときに損傷を受けないように、例えば、透明プレートの下又はプリズムの下にバネ装填又は、搭載され得る撮像装置上を駆動する。
いくつかの実施形態では、例えば、膨らみを検出するために、タイヤの側壁の部分の画像を取り込むために補助撮像装置が使用される。補助撮像装置に補助フラッシュ装置を設けることは可能であるが、この装置と一連のフラッシュ装置の両方が同時に動作する場合、その配置は、本発明を実施するために必要とされる影を除去又は減少させるような方法で互いに干渉しないようにすべきである。
いくつかの実施形態では、タイヤの外面の何れかの側に2つの補助撮像装置が使用される。次いで、この画像を使用して、タイヤの側壁の欠陥を検出することができる。再度、これは、手動検査又はデータ処理装置を使用して行うことができる。
好ましい配置では、撮像装置は、タイヤが移動しているベースに隣接するタイヤの一部を目標にするように配置され、そのベースからある距離だけ上方に延びている。これは、車体構造の一部又は泥フラップなどの他のアイテムによる故障を避けるためである。
車両は、一方の側に複数のタイヤを有し、異なるタイヤの画像を同時に取り込むことができる複数の撮像装置を有することが可能である。これは、いくつかの重荷重車両のように、接近した間隔のある車軸がある場合に役立つことができる。撮像装置は、それぞれがタイヤの円周の一部を覆うように長手方向に離間させることができる。タイヤ円周が約2mの自動車では、1台のカメラで十分である。タイヤ円周が約4mのバスの場合、2台のカメラで十分である。おそらく約6mのタイヤ円周を有するHGVの場合、より多くのカメラが必要とされ得る。一部のカメラは、前方に向けられ、他方のカメラは、後方に向けられ得る。
さらに、複数の車輪と密接に離間した車軸がある場合、部分的に不明瞭なタイヤの画像を取り込めるように配置された少なくとも1つのカメラの追加の配置を有する必要がある。
好ましい配置では、車両の両側のタイヤを同時に検査することができる。したがって、好ましくは、車両の一方の側の車輪を撮像するために、撮像装置及びフラッシュ装置の配置、又はその複数の配置は、例えば鏡映されている車両の他方の側で繰り返される。
車両の一方の側のタイヤに関して上述した全ての特徴は、車両の反対側のタイヤにも等しく適用可能である。
場合によっては、1つの車軸が車両の一方の側に2つの車輪を有し、車両の他方の側に2つの車輪を有することができる。この場合、1対の外輪が対の内輪を塞ぐことがある。このような配置に対処するために、それは、外輪の画像を取り込むためのフラッシュ装置と撮像装置の第1配置と、内輪の画像を取り込むフラッシュ装置と撮像装置の第2配置とを有することが望ましい。再び、これは車両の両側に複製することができる。2つのタイヤが車軸上に互いに隣接して取り付けられている場合、タイヤの対向する側壁を少なくとも完全には撮像することができないことがある。
いくつかの実施形態では、撮像装置及び一連のフラッシュ装置は、車輪/タイヤの移動経路の反対側にあり、すなわち、撮像装置及び一連のフラッシュ装置のうちの一方は、車輪/タイヤの移動経路の一方の側、他方は移動経路の他方の側に位置する。したがって、撮像装置を車両と一直線上に配置する間に、フラッシュ装置は、車両を超えて一方の側に配置することができ又は、逆の配置を用いることもできる。車両の両側のタイヤを同時に解析すると、車両の反対側に配置を再現することができる。好適な一つの配置では、車両の両側のタイヤが解析され、2つの撮像装置が車両の輪郭内の位置に設けられ、一方、フラッシュ装置は、車両の輪郭の外側の側面に設けられている。あるいは、撮像装置は、車両の輪郭の外側の側面に設けられてもよく、一方、フラッシュ装置は、車両の輪郭内の位置に設けられてもよい。
本発明の実施形態では、タイヤに当たる光の角度が影の量に影響を及ぼす。照明の経路がタイヤの表面に垂直に近い場合、影投射がほとんど又は全くなく、トレッド間隙全体が照明される。光がタイヤの表面全体を照明すると、完全なトレッドの間隙は暗闇になる。
光がトレッド間隙に対して適切な角度で延びる場合、トレッド間隙の側面の下方に延びて、そしてトレッド間隙のベースを横切って延びる影が投射される。トレッド間隙が深くなればなるほど、トレッド間隙の側面の下方の影の範囲が長くなり、トレッド間隙のベースを横切って側壁のベースから離れて影の範囲が長くなる。トレッド間隙の側面下方の影の長さを解析することができる。追加的又は代替的に、トレッド間隙のベースを横切る影の範囲を解析することができる。
トレッド深度の数値的な測定値を提供することができる。追加的又は代替的に、トレッド深度が最小深度要件に適合するかどうかについての指示を提供することができる。
本発明のいくつかの実施形態では、画像の解析により、車輪とタイヤの組み合わせの位置が決定され、次に車輪の中心が決定される。これは、次いで、距離と角度を計算するための基礎となり得る。本発明を実施する際には、撮像装置からのタイヤまでの距離が連続的に変化していることに留意しなければならず、その結果、画像のスケールが変化し、影の実際の長さを計算するときにこれを考慮する必要がある。これは、各画像内に、車輪の直径又は半径、又はタイヤの直径又は半径などのスケールを設定するために評価することができる既知のサイズのアイテムが存在することによって行うことができ、車輪の中心を特定することは、これで支援する。タイヤ又は車輪の寸法は、事前に分かっていてもよく、例えば、アイテムの寸法を、カメラからの既知の距離に取り付けられたスケール、アイテム、及び画像に現れるスケールと比較することによって決定することができる。したがって、広義には、スケーリング係数は、各画像に存在する既知の実際のサイズのアイテムを基準にすることによって適用される。アイテムは、車輪の少なくとも一部であってもよい。車輪の寸法は既知であり、記憶されてもよい。あるいは、車輪の寸法が測定される。車輪の寸法は、車輪を有する画像に現れるスケールに対して測定することができ、車輪とスケールは画像装置から同じ距離にある。
代替的な配置は、既知の寸法を有するアイテムが撮像装置から既知の距離に配置される較正ステップを使用することである。アイテムは、それにマークが付いているチャートであり得る。この既知の距離のチャート又は他のアイテムの画像を見ることによって、例えば、特定の方向の画像ピクセルの数を実際の距離に関連付けるスケーリング係数を適用することができる。実際には、撮像装置からの既知の距離は、一連の画像の開始をトリガする装置と同じ距離にある。したがって、第1画像の時点におけるタイヤの撮像装置からの距離が分かる。
撮像装置が移動経路から横方向に変位する場合、幾何学的計算を実行して、次の画像のためのタイヤまでの距離を決定することができる。移動経路に対する撮像装置の角度は固定されている。車両が移動経路に沿って移動するにつれて、タイヤ又は車輪のような車両上のアイテムの位置は、撮像装置の視野を横切ってシフトする。較正ステップ又は他の手段によって、視野を横切るアイテムのシフト量(例えば、ピクセルで測定)は、移動経路に沿って移動した距離に関連し得る。したがって、幾何学的計算を使用して、適切な較正が行われていれば、画像を検査するだけでタイヤまでの距離を計算することが可能である。
また、カメラは移動している車両の側に変位して、配置の幾何学形状によって引き起こされる歪みを考慮する必要がある。カメラはタイヤ上で上向きに傾斜していてもよいが、その経路はタイヤの表面に対して垂直でなくてもよい。タイヤは曲面を有し、曲率はタイヤ半径に依存する。
いくつかの実施形態では、一般的な手順は以下のステップを備える。
1)既知の形状のタイヤと撮像装置との間の距離を測定する。
2)上記のようにフラッシュ装置を連続的に動作しながら、画像を取り込む。
3)画像をフィルタリングして、照明の変化を排除しようとする。
4)画像をフィルタリングして、他の暗い領域とは対照的に有効な溝の影を検出しようとする。
5)影値を統合する。
6)実際の影サイズに変換する。
7)影サイズからトレッド深度を計算する。
本発明のいくつかの実施形態では、車両は約30キロメートル毎時(1時間当たり約18,6マイル、又はより一般的には約20マイル/時まで)で走行することができ、好ましい速度は約10kphまで(約6.2mph以上、より一般的には約5mphまで)又は、約15kphまで(9.3マイル以上、一般的には約10マイルまで)、又は約25kphまで(15.5mph以上、より一般的には約15mphまで)で走行できる。いくつかの実施形態では、車両は、少なくとも約8〜10kph(約5〜6マイル)の速度で走行しなければならない。
本発明のいくつかの実施形態では、センサが車両の存在を検出し、撮像装置(複数可)及びフラッシュ装置(複数可)の動作をトリガする。車速を検出するための1つ又は複数のセンサが存在してもよく、又は画像が車速を計算するために検査されてもよい。
本発明のいくつかの実施形態では、自動車又はバンなどの典型的なより小さい車両は、本発明によるトレッド深度システムを約1から4.5メートル/秒(又は約2から10マイル/時)の速度で通過し、各フラッシュ装置は、システムを通って1メートルの自動車の経路を照明する必要があるので、各フラッシュ装置が起動している時間は、0.1秒〜1秒である。ほぼ全ての車が約1.5〜2.5m離れて設定された2つの車軸を有するので、それぞれが1mの自動車の経路をカバーするようにフラッシュ装置が配置されている場合、フラッシュ装置が起動している2つの間で、フラッシュ装置が停止される1mゾーンが常に存在する。典型的なシステムでは、フラッシュ装置は、毎秒約15〜25回フラッシュするか、約15〜20回フラッシュすることができる。フラッシュ装置は、毎秒約15〜25回フラッシュし、次いで、1秒間再充電し、その後、さらに約15〜20回フラッシュすることができる。自動車がシステムを使用するためにキューイングしている場合、次のクルマが最初の1秒後にシステムに入る可能性があるが、これは1秒オンタイミング、1秒オフタイミングを維持する。車速が上昇するにつれて、再充電時間が短くなるが(車両がより少ない時間で1mの停止ゾーンを横切るため)、同時に、フラッシュが発射される必要がある回数が減少するので、必要な再充電速度は変わらない。
バスの場合、速度範囲は似ているが、車軸はさらに離れているので、再充電時間は長くなる。したがって、システムは最悪の場合、すなわち自動車の周りで指定される。
このような配置は、大型トラック、すなわち重荷重車両(HGV)のトレッド深度を測定するのには適切ではない可能性があり、なぜならこれらの車両がシステムを横切る可能性がある低速(典型的には約1メートル/秒(又は約2マイル/時)未満)は、より多くのフラッシュのバーストを必要とし、これはフラッシュ装置の能力を超えている可能性があるからである。システムは、何れの事象でもHGV用に再構成する必要があり、なぜなら、速度が遅いということは、システムは、各々が走行している各車輪の200以上の画像を取り込むことができることを意味し、車輪はそれぞれの間に非常に小さな距離しか移動しない。この大量の画像が占有する記憶容量の問題とは別に、処理時間も長くかかるため、システムが応答しなくなる。これらの問題は、撮像装置とフラッシュ装置がトリガされる予め設定された速度を低下させるか、システムに入る前に車両の速度を測定したり(例えば、追加の車輪センサを使用して)、車両の速度に合わせて動的にフレームレートを調整したりして、克服できる。これらのオプションの何れかが実装されている場合、フラッシュバーストサイズはサポートするように設計された最大値よりも小さくなるため、次いで、このフラッシュ装置はHGV用のシステムで動作する。撮像装置は、フラッシュが発射される速度の2倍で画像を取得する必要があるが、これらのタイプの車両の速度が一層遅いということは、動的フレームレートが実装されていても実際のカメラフレームレートを過剰にする必要がないことを意味する。
したがって、速度感知システムが車両の速度を感知する本発明のいくつかの実施形態では、フラッシュがフラッシュ装置によって発せられる速度、及び画像が撮像装置によって取り込まれる速度は、車両の速度に応じて変化する。いくつかの実施形態では、フラッシュがフラッシュ装置によって発せられる速度と、画像が撮像装置によって取り込まれる速度は、車両の速度が所定の速度よりも低い場合は第1値であり、車両の速度が所定の速度以上である場合にはより高い第2値となる。いくつかの実施形態では、フラッシュがフラッシュ装置によって発せられる速度、及び画像が撮像装置によって取り込まれる速度は、車両の速度に直接関係する。
本発明のいくつかの実施形態では、車両の特性が決定され、それに応じて画像が取り込まれる前にシステムのパラメータが選択される。車両の特性は、例えば、車輪/タイヤのサイズ及び/又は車軸の数及び/又は車軸間隔であり得る。それに加えて、あるいは、車両の速度を決定することができ、したがって、画像が取り込まれる前にシステムのパラメータが選択される。システムのパラメータは、例えば、フラッシュ装置が起動される時間の長さ、起動間にフラッシュ装置が停止される時間の長さ、起動時にフラッシュ装置によって生成される毎秒のフラッシュの数、撮像装置のフレームレートの何れか又は全てを備えることができて、隣接部のフラッシュが位相からずれているかどうかを判定し、フラッシュ装置が同時に起動されると同時にフラッシュが発生しないようにする。
配置は、ある種の車両では、システムによって使用される方法が本発明の第1態様によるものである一方、他のタイプの車両では、隣接するフラッシュ装置によって生成されたフラッシュが位相からずれることなく、フラッシュ装置の車両の連続的な起動及び停止が適切である。
車両自体の物理的特性が決定される場合、システムは適切な動作モードを選択することができる。例えば、システムを担当する人員によるユーザの介入により、適切な動作モードを選択することができる。車両の速度が決定される場合、システムのモードが一方のモードから他方のモードに変化する所定の速度があり得る。システムのパラメータは、速度に応じてパラメータが連続的に又は段階的に変化するように、動的に変化させることができる。
検出された車両の速度に応じて撮像装置のフレームレートを変更することは、WO2005/059457のシステムの開示にも適用可能である。
したがって、別の態様から見ると、本発明は、車両が移動しており、タイヤが回転して移動経路に沿って長手方向に移動する間に、車両に取り付けられた車輪上のタイヤの状態を評価する方法を提供し、タイヤの外周は、トレッド間隙によって分離されたトレッド部を有し、本方法は、タイヤが回転する間にタイヤの外周の複数の異なる部分の画像を取り込むために撮像装置を使用することを含み、光源が起動されタイヤの外周の部分を照明する間に、画像は取り込まれ、画像を解析してトレッド間隙の深度を決定し、
一連の複数の光源は、タイヤの移動経路の一方の側に配置され、各光源は非コリメート光の点光源として働き、鋭角で光をタイヤの移動経路に導く。複数の光源は、長手方向に互いに間隔を置いて配置され、
制御システムは、タイヤが前記移動経路に沿って移動する間に光源を連続的に起動させるように構成され、その結果、画像がタイヤの外周部分の撮像装置によって取り込まれているときに、一連の前記光源のうちの1つだけが、タイヤの外周の一部を照明し、
光源が起動してタイヤの外周部の一部を照明すると、光源は、トレッド部間のトレッド間隙に影を投射させ、撮像装置は、タイヤの外周の照明された部分の少なくとも一部の画像を取り込むように動作され、画像は、トレッド間隙内の影の範囲を決定して、トレッド間隙の深度の指標を提供するデータ処理装置によって解析され、
車両の速度を検出し、検出された車両の速度に応じて撮像装置が画像を取り込むフレームレートを調整することを特徴とする。
本発明のこの第2態様のいくつかの実施形態では、撮像装置が画像を取り込む速度は、検出された車両速度に応じて動的に変化する。
本発明のこの第2態様のいくつかの実施形態では、各光源はフラッシュ装置であり、フラッシュ装置が起動されると、フラッシュ装置は一連のフラッシュ光を放射し、検出された車両の速度に応じて撮像装置のフレームレートが調整されるとともに、フラッシュ装置が放射するフラッシュ光のフラッシュ速度も、検出された車両の速度に応じて調整される。
上述したように、タイヤの側壁を撮像するために補助撮像装置を設けることができる。したがって、一組の好ましい実施形態では、本方法は、タイヤが回転する間にタイヤの側壁の複数の異なる部分の画像を取り込むために、複数の長手方向に間隔を置かれた側壁撮像装置を用いてタイヤの側壁の少なくとも一部を撮像することを含み、長手方向に間隔を置かれた側部フラッシュ装置を起動させてタイヤの側壁の一部を照明する間に画像は取り込まれ、側部フラッシュ装置は、タイヤの移動経路の一方の側に配置され、長手方向の移動経路に対して鋭角でタイヤの側壁上に光を向けて、各側部フラッシュ装置は、側部フラッシュ装置が起動されたときに一連のフラッシュ光を発生させ、一連の各フラッシュ光は、一連の次のフラッシュ光から間隔をおいて分離される。
これは新規で独創的であり、さらなる態様から見ると、本発明は、車両が移動して、タイヤが回転して移動経路に沿って長手方向に移動する間に車両に取り付けられた車輪上のタイヤの側壁の少なくとも一部を撮像する方法を提供し、本方法は、タイヤが回転している間にタイヤの側壁の複数の異なる部分の画像を取り込むために複数の長手方向に間隔を置かれた側壁撮像装置を使用することを含み、長手方向に間隔を置かれた側部フラッシュ装置を起動させてタイヤの側壁の一部を照明する間に画像は取り込まれ、側部フラッシュ装置は、タイヤの移動経路の一方の側に配置され、長手方向の移動経路に対して鋭角で側壁に光を向けて、各側部フラッシュ装置は、側部フラッシュ装置が起動されたときに一連のフラッシュ光を発生させ、一連の各フラッシュ光は、一連の次のフラッシュ光から間隔をおいて分離される。
側部フラッシュ装置が長手方向に間隔を置いていると言われるとき、これは側部フラッシュ装置の全てが、タイヤの移動経路に平行な線上にあることを意味するものではないが、いくつかの実施形態では、側部フラッシュ装置は、そのような線上に、又はタイヤの移動経路に略平行な線上に位置する。しかし、側部フラッシュ装置は、平行方向に対していくらか傾斜した線上に位置してもよく、又は、側部フラッシュ装置が線上に全く位置しなくてもよい。一連のフラッシュ装置は、均等に間隔を置かれていてもよいし、又は、略均等に間隔を置かれていてもよいし、あるいは、間隔が変化していてもよい。側部フラッシュ装置は、グループ分けされてもよく、例えば、それにしたがって、側壁撮像装置は、側部フラッシュ装置が照明する位置を撮像する。
同様に、側壁撮像装置が長手方向に離間されていると言われるとき、これは、側壁撮像装置の全てがタイヤの移動経路に平行な線上にあることを意味するものではないが、好ましい実施形態では、側壁撮像装置は、そのような線上にあるか、タイヤの移動経路に略平行な線上にある。しかし、側壁撮像装置は、平行方向に対して幾分傾斜した線上に位置してもよく、又は、側壁撮像装置がまったく線上になくてもよい。
画像が側壁の異なる部分に取り込まれると述べられている場合、これは必ずしも側壁全体を覆う連続した一連の画像が存在することを意味するものではなく、これはいくつかの好ましい実施形態の特徴であるが、これらの実施形態では、側壁略全体を覆う連続シリーズを提供するのに十分な画像が存在する。画像は、側壁の重複部分であってもよい。あるいは、画像は、タイヤの側壁の周りに不連続な一連の画像が存在するように、側壁の円周方向に離間した部分に関してあってもよい。さらに、各画像が側壁の異なる部分に関するものと言われる場合、これは、2つの画像が非常に迅速に連続して撮影される可能性を排除するものではないので、実際には、それらは側壁の略同じ部分に関するものである。
側部フラッシュ装置が起動され、側壁の一部を照明する間に画像が取り込まれと述べられている場合、フラッシュ装置からのフラッシュ光が側壁を照明している間に、画像が取り込まれることを意味することが理解される。
以下のパラグラフは、本発明のこの態様のいくつかの好ましい特徴を示しているが、これらの特徴は、本発明の任意の他の態様の実施形態の特徴であってもよく、前記実施形態は、側壁撮像を組み込んでいる。さらに、本発明の他の態様を参照して上述した特徴は、本発明のこの態様の特徴であってもよい。上述したフラッシュ装置の特徴は、また、側部フラッシュ装置の特徴であってもよい。さらに、上述した撮像装置の特徴は、側壁撮像装置の特徴であってもよい。
いくつかの実施形態では、側壁の画像を使用して側壁の損傷を評価する。例えば、画像は、膨らみ、亀裂、ビード亀裂、側壁摩耗インジケータからの亀裂、バーストジッパー、リトレッド故障などの存在を識別するために使用されてもよい。タイヤの側壁は、トレッドが依然として許容可能な状態にある間に損傷を受ける可能性があることが理解される。したがって、タイヤのトレッドの状態に加えて、又はタイヤのトレッドの状態とは独立して、タイヤの側壁の状態を確認することが有用である。
いくつかの実施形態では、側壁の画像を使用して、タイヤ側壁のエンボスマークを読み取ることができる。エンボスマークは、テキストと、数字と、ロゴと、記号と、絵文字と、及び他の任意の情報の視覚的表現と、を備えることができる。エンボス情報を読み取ることは、エンボスマークからデータを取得する任意の方法を備えることができる。例えば、光学式文字認識(OCR)を実行してマークを電子データ、例えば、ASCIIテキストに変換することを含むことができる。別の例として、それは、画像認識を使用してマーク(例えば、ロゴ又は絵文字)を識別することを含むことができる。
タイヤのより良い分解能の画像が得られ、タイヤの各部分が、フラッシュ光によって最適に点灯され得るように、タイヤの複数の個別部分を撮像することが有益であり(例えば、タイヤ全体の単一の画像をとるのではなく)、明確に定義された影が、エンボステキストをより容易に読み取り、側壁の損傷をよりはっきりと見えるようにすることができるようにするために、タイヤの各部分は、フラッシュ光によって最適に点灯されてもよい。
いくつかの実施形態では、本方法は、側壁の損傷を評価すること、タイヤの側壁からエンボスマークを読み取ること、との両方を含むことができることが理解される。これらの各目的のために別々の画像が撮影されてもよいし、損傷評価とエンボスマークの読み取りの両方に同じ画像が使用されてもよい。好ましくは、画像は、側壁の損傷を識別し、及び/又は画像から側壁のエンボスマークを読み取るデータ処理装置によって解析される。
側部フラッシュ装置は、好ましくは、タイヤに当たる側部フラッシュ装置からの光が損傷及び/又はエンボスマークによって影を投射し、画像内の相対明度及び相対的暗度のコントラスト領域を生成するように配置される。損傷の検出及び/又はエンボスマークの読み取りは、画像のコントラストのある明領域と暗領域とを区別することによって、損傷及び/又はエンボスマークを識別できる画像解析ソフトウェアによって実行することができる。
側部フラッシュ装置からの光は、コニカルリフレクタを使用して側壁に向けられてもよい。いくつかの好ましい実施形態では、光を側壁に向けるために放物面リフレクタが使用される。撮像される領域にわたって明るく均一な照明を提供することが望ましい。いくつかの実施形態では、撮像される領域は、側壁撮像装置に対して約45°の角度で約600mmの幅及び300mmの高さである。1つの例示的な実施形態では、リフレクタの焦点に水平フラッシュチューブを備える、平坦な鏡面を有する分割された放物面鏡が使用される。これは、ビームの左右で次第に先細りになる側部フラッシュ装置の前に、明るく短い幅広ビームを投射する。撮像される領域の遠端にビームの中間(すなわち、最も明るい)部分を向けることによって、これは、側壁撮像装置の視野にわたる光強度のバランスをとるのに役立つ。側壁の光の入射角は、画像内の検出のために影を最適化するように選択することができる。入射角は、車両の長手方向の移動経路と光の伝搬方向との間の角度を指す。コリメートされた光ビームの場合の伝搬方向は、コリメートされたビームの方向を指す。光がコリメートされていない場合、例えば、コニカルビームで発散する場合、光の方向は、ビーム方向の中央部分の一般的な方向を指し、例えば、これは光ビームの対称軸であってもよい。いくつかの実施形態では、例えば、コニカルリフレクタを使用する実施形態では、光の入射角は、好ましくは30°〜50°、より好ましくは35°〜45°、最も好ましくは約40°である。いくつかの他の実施形態では、例えば、放物面リフレクタを使用する実施形態では、光の入射角は、好ましくは20°〜50°、より好ましくは30°〜40°、最も好ましくは約35°である。いくつかの実施形態では、光の入射角は約45°である。
側壁撮像装置は、好ましくは、各側壁撮像装置がタイヤ上の同じ位置を撮像するように配置される。好ましい実施形態では、側壁撮像装置は、タイヤ側壁の上部領域、例えば、側壁の上半分を撮像するように配置される。しかし、側壁撮像装置は、タイヤ側壁上の任意の位置を撮像するように配置することができる。車両が各側壁撮像装置を通過するとき、タイヤは回転して、側壁面の異なる部分が各側壁撮像装置の撮像位置に移動できるようになることが理解される。側壁撮像装置は、地面に(すなわち、車両が走行する表面の高さに)配置されてもよい。側壁撮像装置は、撮像される側壁部分の高さにほぼ位置することができる。側壁撮像装置は、撮像領域に対向するように(例えば、タイヤ回転軸に平行に、撮像領域と一直線で)指向することができる。側壁撮像装置は、タイヤ回転軸に対してある角度(例えば、それらが地面に又は地面に近接して配置されている場合には、垂直に対して45°上方に傾斜している)であってもよい。
側壁撮像装置は、好ましくは、撮像された部分が、共に側壁の全て又は略全てを覆うように間隔を置かれる。タイヤが走行して、側壁の特定の部分を撮像装置の視野に持っていく距離は、タイヤの円周(したがって直径)に依存することが理解される。したがって、側壁撮像装置の位置は、装置が測定しようとしている車両の車輪のサイズに応じて選択することができる。しかしながら、好ましい実施形態では、側壁撮像装置は、広い範囲のタイヤサイズが収容されるのに十分広い視野を有する。異なる側壁撮像装置によって撮像される部分が重複する可能性があり、重複範囲は、タイヤのサイズによって変化する可能性があることが理解される。
いくつかの実施形態では、2つの側壁撮像装置が、例えば、各側壁撮像装置がタイヤ側壁の上半分を撮像する実施形態では、車両の各側部で使用される。そのような実施形態では、側壁撮像装置は、それらの間の距離が約180°のタイヤの回転に対応するように間隔を空けてもよい。
しかし、いくつかの実施形態では、2つ以上の側壁撮像装置を使用することができる。例えば、3つ、4つ、5つ、6つ、又は6つ以上を使用することができる。大幅に異なるサイズの車輪が測定される実施形態では、より多くの数の側壁撮像装置を使用することが特に有益であり得る。例えば、大きな車輪は、小さな車輪よりも一回の回転でより大きな距離を移動するので、非常に大きな車輪の側壁全体を取り込むためには、より遠くに広がるより多くの画像装置が必要になることがある。
好ましくは、各側壁撮像装置は、タイヤが通って転がるにつれて、側壁の複数の画像を撮る。タイヤのサイズに応じて、複数の画像を使用することによって、各側壁撮像装置は、タイヤ側壁の主要セクタを取り込むことができる。
いくつかの実施形態では、側壁撮像装置ごとに1つのフラッシュ装置が使用される。放物面リフレクタを有するフラッシュ装置は、これに特に適している。このような実施形態では、1つのフラッシュ装置は、タイヤが通って転がるにつれて、側壁撮像装置の視野内にあるタイヤの部分を完全に照明するのに十分な照明を提供することができる。
他の実施形態では、1つ以上のフラッシュ装置が側壁撮像装置ごとに使用される。例えば、側壁撮像装置ごとに2つのフラッシュ装置を使用することができる。これは、例えば、特定のタイプのフラッシュ装置が、単一の側壁撮像装置の視野内でタイヤによって走行された全距離にわたって十分な照明を提供することができないような実施形態において使用されてもよく、したがって、2つのフラッシュ装置を使用することができ、これを達成するために協働する。
フラッシュ装置がより明るい領域を有するビーム、例えば、コニカルビームを提供する場合、ビームの最も明るい部分が側壁の最も遠い部分に向けられるようにフラッシュ装置の角度を付けることができる。これは、距離とともに発散するビームの減少した強度を補正することにより、より均一な照明を提供するのに役立つ。
車両上の複数の(例えば、それぞれの)タイヤの側壁を撮像する、例えば車両の各タイヤの損傷をチェックすることが可能であることが望ましいことが理解される。したがって、いくつかの実施形態では、本方法は、各タイヤが側部フラッシュ装置及び側壁撮像装置を通過する際に、車両の1つ以上のタイヤに対して実行される。特に、接近している車軸を備えた車両の場合、隣接する側面フラッシュ装置が同時に起動され、2つのフラッシュ装置が同時に、側壁の領域を照明する重複照明領域を生成できることが理解される。本発明によるトレッド深度測定の場合のように、これは容易に撮像できる明確に定義された影の形成を妨げる可能性があるため、一度に1つ以上のフラッシュによる撮像領域の照明を防止することが望ましい。
したがって、好ましい実施形態では、同時に起動され、タイヤの側壁の重複領域を照明する任意の側部フラッシュ装置について、側部フラッシュ装置からの光のそれぞれの一連のフラッシュ光は位相がずれていて、その結果、一方のフラッシュ装置からのフラッシュ光は、他方又は互いのフラッシュ装置からのフラッシュ光の間に放射される。
同様に、側壁撮像が上述のトレッド撮像と組み合わされる実施形態では、フラッシュ装置と同時に起動され、フラッシュ装置によって照明された部分と重複するタイヤ表面の領域を照明する任意の側部フラッシュ装置について、それぞれの一連のフラッシュ光は、好ましくは位相がずれ、その結果、側部フラッシュ装置からのフラッシュ光は、フラッシュ装置からのフラッシュ光の間の間隔で放射される。
側部フラッシュ装置が互いに、及び/又は他方のフラッシュ装置と位相がずれている必要はないが、側部フラッシュ装置の位相がずれていると、レンズのフレアを低減し、タイヤの隔離及び追跡を容易にすることができる。これは、特に、互いに接近している車軸を備えた車両の場合であってもよい。
好ましい実施形態では、画像解析ソフトウェアを使用して画像を解析する。ソフトウェアを使用して、側壁の損傷を検出及び/又は評価することができる。好ましい実施形態では、画像解析ソフトウェアを使用して、側壁上のエンボスマークを読み取る。タイヤ及びその仕様に関する情報は、エンボスマークから決定され、例えば、タイヤサイズ、メーカー(例えば、ブランド)、製造業者、製造年月日、荷重、速度等を決定することができる。これは、タイヤに関する情報(例えば、ブランド、仕様、サイズなど)をトレッド深度及び/又はタイヤ空気圧を計算する際に、この情報を使用するアルゴリズムに提供することができるので、本方法をトレッド深度測定及び/又はタイヤ圧力測定と組み合わせる場合に特に有益である。エンボスマークを読み取って得られた情報は、側壁の欠陥及び/又はタイヤトレッドの欠陥の評価に関するアルゴリズムにおいても使用することができる。
ソフトウェアベースの画像解析に加えて、又はそれに代えて、画像の視覚的批評は、人員、例えば、整備士又は車両のユーザ/所有者によって実行されてもよい。画像は、視覚的解析のために第三者(例えば、機械式ターク)に送信されてもよい。
側壁、トレッド及び/又は車両の画像は、車両のユーザ/所有者、例えば、側壁撮像システムに隣接するキオスクで(例えば画面上又はプリントアウトとして)提供されてもよい。エンボスマークから得られたタイヤ情報はまた、現在設置されているタイヤのタイプ及びメーカーの基準として車両所有者/ユーザに提供されてもよい。例えば、どの地元企業が交換に必要なタイヤブランドを供給しているかを判断することによって、タイヤ情報はまた、交換用タイヤを購入することができるサプライヤ及び/又はサプライヤの場所を識別するために有益に使用することができる。
フラッシュ装置を利用する本発明の任意の態様による方法の実施は、WO2015/059457に記載されているような装置によって実施することができるが、フラッシュ装置を光源とし、フラッシュ装置及び撮像装置(複数可)のためのタイミングパルスを生成する。
したがって、別の態様から見ると、本発明は、車両が移動しており、タイヤが回転して移動経路に沿って長手方向に移動している間に、車両に取り付けられた車輪上のタイヤの状態を評価するシステムにまで及び、タイヤの外周はトレッド間隙によって分離されたトレッド部を有し、本システムは、
タイヤの移動経路の一方の側に配置され、トレッド部の間の前記トレッド間隙に影が投射するようにする光をタイヤの移動経路に対して鋭角に向ける長手方向に間隔を置かれたフラッシュ装置と、
タイヤが回転している間にタイヤの外周の複数の異なる部分の画像を取り込むように配置された撮像装置と、を備え、長手方向に間隔を置かれたフラッシュ装置が起動してタイヤの外周の部分を照明する間に、画像が取り込まれ、そして、
画像を解析し、トレッド間隙の影の範囲を決定して、トレッド間隙の深度の指標を提供するように配置されたデータ処理装置を備え、
各フラッシュ装置は、フラッシュ装置が起動されたときに一連のフラッシュ光を発生させ、一連の各フラッシュ光は、一連の次のフラッシュ光から間隔を置いて分離され、
同時に起動され、タイヤの外周の重複部分を照明する任意のフラッシュ装置に対して、それぞれの一連のフラッシュ光の位相がずれているので、一方のフラッシュ装置からのフラッシュ光が、他方又は互いのフラッシュ装置からのフラッシュ光の間に放射される。
さらに別の態様から見ると、本発明は、車両が移動しており、タイヤが回転して移動経路に沿って長手方向に移動している間に、車両に取り付けられた車輪上のタイヤの状態を評価するためのシステムに及び、タイヤの外周はトレッド間隙によって分離されたトレッド部を有し、本システムは、
タイヤの移動経路の一方の側に配置された一連の複数の光源を備え、各光源は非コリメート光の点光源として働き、鋭角で光をタイヤの移動経路に導き、光源は、長手方向に互いに間隔を置いており、タイヤが回転している間にタイヤの外周の一部を照明するように起動し、光源は、影をトレッド部分の間のトレッド間隙に投射し、さらに、
タイヤが回転している間にタイヤの外周の照明された部分の少なくとも一部の画像を取り込むように配置された撮像装置と、
画像を解析し、トレッド間隙の深度の指標を提供するためにトレッド間隙内の影の範囲を決定するように配置されたデータ処理装置と、
タイヤが前記移動経路に沿って移動する間に、光源を連続的に起動させるように配置された制御システムと、を備え、その結果、画像がタイヤの外周部分の撮像装置によって取り込まれているときに、一連の前記光源のうちの1つだけがタイヤの外周の一部を照明し、
車両の速度を検出し、検出された車両の速度に応じて撮像装置が画像を取り込むフレームレートを調整することを特徴とする。
さらに別の態様から見ると、本発明は、車両は移動しており、タイヤが回転し、移動経路に沿って長手方向に移動している間に、車両に取り付けられた車輪上のタイヤの側壁の少なくとも一部を撮像するためのシステムに及び、本システムは、
タイヤの移動経路の一方の側に配置され、長手方向の移動経路に対して鋭角で側壁に光を向ける長手方向に間隔を置かれた側部フラッシュ装置と、
タイヤが回転している間にタイヤの側壁の複数の異なる部分の画像を取り込むように配置された複数の長手方向に離間した側壁撮像装置と、を備え、長手方向に間隔を置かれた側部フラッシュ装置を起動させてタイヤの側壁の一部を照明する間に、画像が取り込まれ、各側部フラッシュ装置は、側部フラッシュ装置が起動されたときに一連のフラッシュ光を発生させ、一連の各フラッシュ光は、一連の次のフラッシュ光から間隔をおいて分離される。
本発明の実施形態の何れかに関して上に説明した特徴の何れも、そのようなシステムに等しく適用することができる。
本発明のいくつかの実施形態を、添付の図面を参照して例として説明する。
本発明を実施するために使用されるシステムの一実施形態の図である。 撮像されているタイヤの側面図である。 撮像されているタイヤの前面図である。 車両タイヤの一部を示す。 影がどのように形成されるかを示す。 撮像装置を取り付けるための別の構成を示す。 距離測定システムを示す図である。 フラッシュ装置、撮像装置及びセンサの配置を詳細に示す。 2つのフラッシュ装置のシーケンスが起動及び停止されていることを示す。 フラッシュ装置が起動されたときのフラッシュのタイミングを示す。 重荷重車両(HGV)で使用するためのシステムのレイアウトを示す。 図11に示すシステムを介して駆動されるHGVを示す。 本発明の態様による側壁撮像システムの一実施形態を示す。 本発明の態様による側壁撮像システムの別の実施形態を示す。 第1カメラを用いて得られたタイヤ側壁の部分の一連の画像を示す。 第2カメラを使用して得られた、図15のタイヤ側壁の異なる部分の一連の画像を示す。 図15及び図16の2つの画像シリーズによって覆われるタイヤのそれぞれのセクタを示す。 タイヤ側壁部分の画像からの画像解析によって推定されたタイヤ位置を示す。 図18に示されるタイヤ側壁部分の巻き戻された画像を示す。 本発明による方法を使用して撮像されたタイヤの側壁上のエンボステキストの例を示す。 エンボステキストを示す側壁の画像の別の例を示す。 エンボステキストを有する側壁の画像のさらなる例を示す。 側壁磨耗インジケータの領域に亀裂損傷を有する側壁の例示的な画像を示す。 タイヤビードの領域における亀裂の損傷を示す例示的な画像を示す。 リトレッド故障による損傷を有するタイヤ側壁の例示的な画像を示す。 ジッパー破裂を示すタイヤ側壁の画像例を示す。
ここで、本発明の態様を実施するための装置を示す図面を参照すると、図1は、システムの第1実施形態を図式的に示す。トラック1は、2で示される10個の車輪を有し、矢印Aで示す方向に走行している。トラックの高さより下に位置するのは、デジタルスチールカメラ3,4の形の2つの撮像装置であり、それぞれ、トラックの左手側の車輪とトラックの右手側の鋭角に向けられている。第1一連のフラッシュ装置F1、F2、F3及びF4は、トラックの左手側の外側の、トラックの移動経路に略平行に走る線に沿って長手方向に間隔を置いて配置されている。第2一連のフラッシュ装置F5、F6、F7及びF8は、トラックの右手側の外側の、トラックの移動経路に略平行に走る線に沿って長手方向に間隔を置いて配置されている。各フラッシュ装置は、以下でより詳細に説明する2つのキセノンフラッシュチューブからなり、効果的に単一の光源として動作する。
図2を参照すると、矢印Aで示すようにベース6上を長手方向に移動する間に、車輪2には空気入りゴムタイヤ5が取り付けられ、矢印B方向に回転する。両方のカメラは、トラック1の車体構造の下のタイヤの領域7を撮像する。図2では、車両の右手側が図式的に示されており、カメラ4が示されている。反対側は対応する。図3は、カメラ3が画像を取り込む間に、フラッシュ装置F4がタイヤの領域7を照明するためにどのように使用されるかを示す左手側を図式的に示す。図3に示すF4のようなフラッシュ装置及び図3に示すカメラ3のようなカメラの動作は、データ処理部8によって制御され、カメラからの画像データも受け取り、データを操作してトレッド深度を計算することができる。他の画像データを画面9に表示することができる。
図4は、間隙11によって分離されたトレッド10のブロックを有するタイヤ5の一部を示している。図5は、タイヤ5の表面がF1のようなフラッシュ装置によって照明されたときに、どのように影が形成されるかを示している。トレッド間隙11の側面を下方に延びる影部分12と、ベースを横切って途中まで延びる影部分13とがある。トレッド間隙11の深度が小さくなるにつれて、タイヤの摩耗と共に、両方の影がより短くなる。
車輪が回転すると、タイヤの表面の異なる部分が連続的に視野カメラ3,4に入る。フラッシュ装置は、データ処理部8の制御下で動作する。データ処理部は、本発明による方法によって必要とされる機能を実行するために、一緒にリンクされた多数の別個の装置を備えることが理解される。
図6は、図2と同様の代替的な配置を示しており、カメラ4が表面6の下に窪んでいる。カメラは、強化ガラスなどの窓14によって覆われ得ているので、頭上を通過する車輪又はタイヤによって損傷されることはない。
図7は、対象物Oの距離を検出するためのシステムを示す。観測面OPは、タイヤの移動経路Bに対して鋭角θで配置されている。観察面から画像の撮影がトリガされる開始点P1までの距離D1は、較正ステップから分かる。対象物Oが移動経路Aに沿って点P2に移動したとき、対象物の観察面OPからの距離D2は、以下の式、D2=D1−L×cotanθによる観察面OPを横切る距離Lと関連する。
したがって、距離Lを測定すると、距離D2を算出することができる。実際には、カメラは観察面上に配置され、真の距離Lは、ピクセル数などの画像の上に見える距離に関係する。カメラのレンズが向いている方向は、移動経路Bとの角度がθになる。対象物Oは、画像内で識別された車輪の中心などの任意の適切なものにすることができる。
図8は、カメラ3とフラッシュ装置F1〜F4の配置をより詳細に示している。カメラ4及びフラッシュ装置FS〜F8の配置は対応する。撮像されているタイヤの移動経路はCで示されている。カメラの視野はセグメント15によって示されており、かなりの長さの経路又は走行にわたってタイヤがこの視野内にあるように配置されている。フラッシュ装置F1〜F2は、タイヤの走行線Cに平行であり、その走行線の左側に変位された線16に沿って等しい間隔で配置されている。フラッシュ装置F1、F2、F3及びF4は、それぞれ17,18,19及び20としてマークされたセグメントを照明する。照明のこれらのセグメントは重複し、タイヤの移動経路に対して鋭角に向けられる。それらの間で、照明のセグメントは、カメラの視野内に入るタイヤの全移動経路を覆う。
また、タイヤの移動経路に平行な線に沿って離間した間隔で、車輪/タイヤの存在を検出するセンサS1、S2、S3及びS4が設けられている。センサは全てデータ処理8と通信している。最初は、フラッシュ装置F1〜F4は起動されていない。タイヤがシステムに入ると、それはセンサS1をトリガする。これは、データ処理部と通信し、フラッシュ装置F1を起動させる。タイヤが前進すると、センサS2がトリガされ、フラッシュ装置F2が起動される。タイヤがさらに前進すると、センサS3がトリガされ、フラッシュ装置F3が起動される。タイヤがさらに前進すると、センサS4がトリガされ、フラッシュ装置F4が起動される。
フラッシュ装置が起動されると、所定のフラッシュ速度で、例えば約0.1秒から約1秒の期間にわたってバーストを発生させて、毎秒約25回のフラッシュ速度で、すなわち40ms間隔で発射するフラッシュ速度で、所定の時間、一連のフラッシュ光を生成する。各フラッシュパルスの幅は、例えば、135μsと150μsの間である。その後、フラッシュ装置は、再充電のための時間を提供するために停止される。典型的には、これは約1秒かかることがあり、いくつかの実施形態では、フラッシュ装置は約1秒間起動され、その後再び起動される前に少なくとも約1秒間停止される。場合によっては、関連するセンサによって他のタイヤが検出されない限り、フラッシュ装置は再び起動されない。
この配置は、フラッシュ装置F2によって生成されたフラッシュパルスが、フラッシュ装置F1及びF3によって生成された個々のパルスの間の空間に生成され、フラッシュ装置F3によって生成された個々のパルスの間の空間にフラッシュ装置F4によって生成されたフラッシュパルスが生成される。したがって、2つの隣接するフラッシュ装置は、同時に、個々のパルスを生成せず、タイヤの一部分は、同じ瞬間に2つのフラッシュ装置によって照明されない。このため、一連の次のフラッシュ装置が起動する前に、タイヤが2つのフラッシュ装置の被覆間の重複領域に移動するときに、1つのフラッシュ装置を停止させる必要はない。
最後に、画像が取り込まれている領域を離れるにつれて車輪/タイヤの存在を検出する第5センサS5が設けられる。
適切な場合、例えばトラックではなく自動車では、W02015/059457の方法にしたがって代替モードでシステムを動作させることが可能であり、フラッシュ装置は、その文書に記載されているように、起動、停止され、同時に起動されると、1つのユニットによって生成されたフラッシュが、一連の隣接部によって生成されたフラッシュと位相がずれないように配置されない。
図8に示すように、車両が主センサS1〜S5に遭遇する前に、近接して離間した道路に取り付けられた2つの圧力スイッチの形態とすることができる速度センサ21の上を通過する。これは、速度情報をデータ処理部8に供給して、システムのパラメータを調整することができる。このセンサは、車軸の数及び車軸間の間隔に関する情報も提供することができる。さらに、車両のタイプを識別するためにデータ処理部8に供給することができる車両に関するデータを取り込む別の画像取り込み装置22があってもよい。別の配置では、センサ21とセンサS1との間の距離が分かっているので、これを用いて速度を検出することができる。全てのセンサS1〜S5の間の距離が分かっているので、車両が進むにつれて速度チェックを保つことができる。
データ処理部は、フラッシュ装置F1〜F8及び撮像装置3,4に供給される信号を生成するモジュールを備える。これらの信号は、撮像装置が画像を取り込むとき、フラッシュ装置が起動され、停止されるとき、フラッシュ装置が起動されたときの個々のパルスのタイミングを制御する。フラッシュ装置が起動しているときには、画像取り込み装置は、個々のフラッシュ光の生成と同期しなければならない。
図9は、時間に対するフラッシュ装置F1及びF2の起動及び停止のシーケンスを示す。フラッシュ装置F1は、1秒間持続する停止期間24と交互に、1秒間持続する起動期間23を有する。フラッシュ装置F2は、1秒間継続する停止期間26と交互に、1秒間持続する起動期間25を有する。F2の起動はF2の起動より遅れて開始されるため、フラッシュ装置F2の起動期間25は、フラッシュ装置F1の起動期間23から時間の経過と共に変位する。F1及びF2の起動期間は変位されるが、両方のフラッシュ装置が起動される27と記されたゾーンがある。
図10は、重複ゾーンをより詳細に示している。フラッシュF1が起動されると、期間23の間、フラッシュ装置F1は、間隔Gだけ分離された一連の光パルスPを放射する。パルスが放射されないとき、次いで、停止期間24が存在する。フラッシュ装置F1が起動された後、フラッシュ装置F2は停止期間26に留まるが、フラッシュ装置F1は依然として起動期間23にあり、両方のフラッシュ装置F1、F2が起動している状態である場合、フラッシュ装置F2は起動期間25に入り、これにより重複領域27が生じる。起動されると、フラッシュ装置F2はまた、間隔Gだけ分離された一連の光パルスPを放射し、この一連のパルスのプロファイルは、フラッシュ装置F1のものと一致する。しかしながら、起動時にフラッシュ装置F2によって放射された一連のパルスは、起動時にフラッシュ装置F1によって放射された一連のパルスと位相がずれているので、フラッシュ装置F2によって放射されたパルスPは、フラッシュ装置F1によって放射されたパルス間の間隔Gで放射され、逆もまた同様である。したがって、両方のフラッシュ装置F1及びF2が起動されているときに重複期間27があるが、2つのフラッシュ装置のパルスは一致しない。このようにして、タイヤは2つのフラッシュ装置によって同時に照明されない。
図11は、重荷重車両(HGV)と共に使用するためのシステムのレイアウトを示す。Vは移動中の車両の中心線Vを示す。撮像のための目標領域はA1、A2、A3及びA4として示されている。これらは、中心線Vに沿って配置され、主に目標領域A1、A2、A3及びA4をそれぞれ照明する4つの長手方向に離間した後面フラッシュ装置28,29,30及び31によって照明される。目標領域はまた、主に目標領域A1、A2、A3及びA4をそれぞれ照明する4つの長手方向に間隔を置かれた前面フラッシュ装置32,33,34及び35によって照明される。フラッシュ装置は前述のように順番に動作され、それらは同時に起動されると必要に応じて位相がずれる。必要とされる他の位相差に加えて、後面フラッシュ装置は、前面フラッシュ装置と位相がずれて動作してもよく、その結果、各後面フラッシュ装置は、前面カメラ部に対して1/50番目の遅延で開始される。画像は、後面カメラ36,37、前面カメラ38,39によって取り込まれる。
後面フラッシュ装置40及び前面フラッシュ装置41ならびに後面カメラ42及び前面カメラ43が設けられている追加の目標領域ASがある。それらは、困難な領域を撮像することができる車両の車輪の近くで緊密に結合されたシステムを提供する。通常、被覆の量は限られているが、少なくとも一部の画像を取り込むことができる。
図12は、図11に示されたシステムを介して駆動されるHGV44を示す。この配置は、図11に示されている配置の鏡像によって、車両の他方の側に対して複製される。6つの外輪及びタイヤT1、T2、T3、T4、TS及びT6が示される。タイヤT5は、タイヤT4及びT6によって閉塞されているので、撮像するのが困難な可能性が高い。下記の表1は、どのくらいの量の画像をカメラが撮像できるか、及び各タイヤの総被覆を示す。
Figure 2018537655
システムは、密結合システムが20°の被覆を提供し、他のカメラがタイヤをまったく撮像することができないT5を除く全てのタイヤについて、周辺部に被覆を提供することが分かる。
図13は、本発明の態様による側壁撮像システム45の一実施形態の概略上面図を示す。撮像システム45は、車両48が通って走行する際に車両48上の車輪を撮像するための第1撮像部46と、第2撮像部47と、を備える。第1撮像部46は、第1カメラ49と、第1及び第2フラッシュ装置50,51と、を備える。
第1カメラ49は、車両48が通って走行するとき、車両タイヤ53の上半分52がカメラの視野54を通過するように配置される。
第1及び第2フラッシュ装置50,51は、車両タイヤ53の側壁55を照明するように配置されている。第1フラッシュ装置50は、タイヤ53の近端部56を照明するように配置され、一方、フラッシュ装置51は、タイヤ53の遠方側57を照明するように配置される。同時に両方の側部フラッシュ装置50,51を起動させることによって、車両48が通って走行する間に、したがって、タイヤ53を横切る照明を達成することができる。
第1及び第2フラッシュ装置50,51は、車両の移動方向(矢印60で示す)に対して約40°の角度で側壁55面にフラッシュ光を向けるように配置されている。この実施形態の変形形態では、光の移動方向への入射角は30°〜50°の範囲にあるが、他の角度も可能である。
フラッシュからの照明は、側壁55の表面にエンボスマークによって、側壁55の亀裂や膨らみなどの任意の損傷によって影が投射される。
第1センサ58は、車両が第1カメラ49の視野54に接近したときを検出し、次いで、車両がセンサ58を通過する際に、フラッシュ装置50,51及びカメラ49を起動させて撮像プロセスを開始する。第2センサ59は、車両が第1カメラ49の視野54から出たときを検出し、第1カメラ49及び第1及び第2フラッシュ装置50,51を停止させる。
第1カメラは、システムが使用されているときに車両タイヤ53の位置から約1.8メートルのところに配置される。この距離では、カメラの視野は約0.5メートルである。第1及び第2フラッシュ装置は、システムが使用されているときにタイヤからそれぞれ約0.5メートル及び0.2メートルのところに配置される。一方の側部フラッシュ装置を他方の側部フラッシュ装置よりもタイヤに近づけることは、より近いフラッシュ装置が、より小さくて遠くのタイヤを照明できるという利点をもたらす。
車両48が矢印60で示す移動方向を継続するため、車両48は第2撮像部47に移動する。第2撮像部47は、第2カメラ61と、第3及び第4フラッシュ装置62,63と、を備える。これらの構成要素は、第1撮像部46の第1カメラ49及び第1及び第2フラッシュ装置50,51と同様に配置されているが、約1mだけ移動方向に横方向に変位している。車両が第1撮像部46を離脱したことを検出する第2センサ59は、車両が第2撮像部47に進入したと判断する機能も果たす。このとき、第2カメラ61、第3及び第4フラッシュ装置62,63は、第1撮像部46を参照して前に説明したのと同様に起動される。
車両が第1カメラの視野と第2カメラの視野との間の距離を走行するとき、タイヤ53は回転し、側壁55の異なる部分がタイヤの上部に位置するようになる。したがって、第2カメラ61の視野にある側壁55の部分は、第1カメラ49の視野にあった部分とは異なる。このようにして、第2カメラ61は、側壁55の異なる部分を、第1カメラ49によって撮像されたものから撮像できる。
第3センサ64は、車両が第2カメラ61の視野から外れたときを検出し、車両が第2撮像部47を出たときに第2カメラ61、第3及び第4フラッシュ装置62,63を停止させる。
カメラ49,61は、5メガピクセルで200マイクロ秒のカメラ露出で、毎秒23フレームで記録するJAIGigE GO−5000M−PGEカメラであり、50mmレンズ(例えば、1”センサを備えたKowa LMSOHC−SW 14.50の水平視野)を使用する。他の仕様を有する異なるカメラをこの実施形態又は他の実施形態で使用できることを理解されたい。
図14は、側壁撮像システム65の別の実施形態を示している。システム65は、第1撮像部66と、第2撮像部67と、を備える。第1及び第2撮像部66,67はそれぞれ第1及び第2カメラ68,69を備え、図13の実施形態における第1及び第2カメラと同様に配置されている。撮像システム65はまた、図13のセンサと同様に配置され、機能する第1、第2及び第3センサ70,71,72を備える。撮像システム65は、図13の撮像システム45と同様に機能し、車両75上のタイヤ74の側壁73を撮像するが、但し、1つのフラッシュ装置のみが各撮像部に設けられて、即ち、カメラ毎に1つのフラッシュ装置があることを除く。
第1撮像部66の第1フラッシュ装置76には、第1放物面リフレクタ77が設けられており矢印78で示される車両の移動方向に対して約35°の入射角で光ビームをタイヤ74に向けるように配置され、角度を付けられる。放物面リフレクタを使用するいくつかの他の実施形態では、入射角は20°〜50°であるが、他の角度も可能である。
第1フラッシュ装置76によって生成された光ビームは、第1放物面リフレクタ77によってタイヤ74の遠端79に向けて導かれる。これは、光ビームの最も明るい部分がタイヤの最も遠い部分に向けられるように、側壁面にわたってより均一な光強度を生成するのに役立つ。放物面リフレクタ77の使用は、単一のフラッシュ装置76によって提供される照明が、側壁全体を照明するのに十分であることを意味する。これは、図13の実施形態とは対照的であり、放物面リフレクタのない2つのフラッシュ装置を使用して、カメラによって撮像された側壁の部分を完全に照明する。放物面リフレクタ77はまた、タイヤにつき2つの側部フラッシュ装置を必要とせずに、より小さい及び/又は遠方のタイヤを照明することを可能にする。他の実施形態では、例えば、図13の実施形態では、側部フラッシュ装置を車両のより近くに配置することによってこれを達成することができる。
第2撮像部67には、対応する第2放物面リフレクタ81を備える第2フラッシュ装置80が設けられている。第2フラッシュ装置80と第2リフレクタ81は、第1フラッシュ装置76と第1リフレクタ77と同じ位置に配置されており、それらが移動方向78に約1メートル横方向に変位することを除く。したがって、第2撮像部67は、第1撮像部66と同様に動作するが、車両が前進するために(先に説明したように)タイヤが回転すると、側壁73の異なる部分が第2カメラ69によって撮像される。
図13及び14に示すシステムは、トレッド深度測定システム及び/又はタイヤ圧力測定システムと組み合わせることができるが、明確にするためにこれらの図から他のシステムを省略している。
図15は、図14に示す実施形態において第1カメラを用いて得られた一連の画像を示す。図15に示す連続画像の各々は、第1カメラの記録のフレームに対応する。第1カメラが毎秒23フレームで記録するので、カメラによって取り込まれた画像の全てが図15に示されているわけではないことが理解される。選択された画像は、タイヤがカメラの視野に入る時点からそれが残る時間までの画像取り込み時間の範囲を表す。
図15の各画像は、車両車輪アーチ84の下のタイヤ83を有する車輪82の上部を示す。中間画像では、テキスト85「UNIROYAL」が可視であり、タイヤがユニローヤル(商標)ブランドであることを示す。図15の左端の画像には、画像解析ソフトウェアを使用して画像から読み取ることができる付加的なエンボスマークも見える。このテキストから抽出されたデータは、タイヤの仕様を識別するために使用できる。
図16は、図14の実施形態における第2カメラを使用して撮影された同様の一連の画像を示す。第1及び第2カメラの間で、車両が前方に移動するにつれて車輪が回転するため、図16の画像は、図15の画像では見えない側壁の部分を示している。
図17は、図15及び図16で撮像された車輪82の2つの画像を示す。左側の画像において、点線は、図15に示すように、第1カメラによって撮像された主要セクタを示す。右側の画像では、点線は、図16に示すように、第2カメラによって撮像された主要セクタを示している。これらの画像から、第1及び第2カメラの画像が一緒になって、タイヤの側壁全体を覆い、いくらか重複していることが分かる。
図18は、図14に示すシステムを使用して得られた異なるタイヤ86,87,88,89の4つの例示的な画像を示す。画像解析ソフトウェアを使用して、画像内のタイヤを識別し、タイヤ全体の位置を推定する。推定された位置は、タイヤの内側エッジ及び外周を示す白丸90を用いて各画像に示される。
タイヤの位置が特定されると、画像ソフトウェアを使用してタイヤを巻き戻して、側壁全体を単一の細長い画像として示すことができる。これは図19に示されている。図18に示されているように、4つの画像はそれぞれのタイヤに対応している。側壁の巻き戻し画像があると、側壁全体が単一の画像内に見えるので、側壁の損傷の評価を助けることができる。巻き戻された画像のように、側壁上のエンボスマークからのデータの抽出を支援することもでき、テキストを直線的なフォーマットで直立して見ることができ、例えばデータを読み取るための光学的文字認識に役立つ。
図20から図26は、本発明によるシステムを用いて得られた例示的な側壁画像を示す。
図20では、側壁91の上半分が撮像されている。画像においてエンボステキスト92が見える。テキストは、フラッシュ装置からのフラッシュ光によって照明され、エンボステキストが影を投射し、コントラストのある影と光の領域を作り、テキストが画像内にはっきりと見えるようにする。フラッシュ光の反射93は車の車体構造に見える。
図21は、本発明にしたがって撮像された側壁94の別の例を示す。再度、エンボステキスト95が側壁94に見える。
図22は、エンボステキスト97を用いて撮像された側壁96のさらなる例を示している。側壁のいくつかには、ロゴ、例えば図22に見えるロゴ98もある。ロゴ、絵文字及び同様のマークの画像解析は、画像解析ソフトウェアによって実行されて、タイヤを識別し、又はそれに関連する情報を得ることができる。
図23は、側壁が損傷したタイヤの側壁99の画像の例を示す。この損傷は、側壁摩耗インジケータ101の領域内の亀裂100として目に見える。摩耗インジケータがタイヤに供給され、側壁の厚さが減少し、タイヤはすぐに置き換える必要があるという早期の指示を提供する。
図24は、タイヤの側壁102の損傷の別の例を示す。タイヤビード104の領域において、亀裂103が見える。
図25は、タイヤの側壁105の画像を示しており、これは、リトレッドの故障に起因する損傷106、すなわち交換用トレッドを摩耗したタイヤに適用して修復するが、新しいトレッドがタイヤの本体から取り外された場合の損傷106を示している。
図26は、タイヤジッパー破裂、すなわちタイヤの中間側壁の円周方向破裂を示すタイヤ側壁107のさらなる画像を示す。

Claims (27)

  1. 車両が移動してタイヤが回転して移動経路に沿って長手方向に移動している間に、前記車両に取り付けられた車輪上の前記タイヤの状態を評価する方法であって、前記タイヤの外周はトレッド間隙によって分離されたトレッド部を有し、該方法は、前記タイヤが回転する間に、前記タイヤの前記外周の複数の異なる部分の前記画像を取り込むために撮像装置を使用し、長手方向に間隔を置かれたフラッシュ装置を起動させて前記タイヤの前記外周の部分を照明する間に、前記画像は取り込まれ、前記フラッシュ装置は、前記タイヤの前記移動経路の一方の側に配置され、前記光を前記タイヤの前記移動経路に鋭角で向け、光は、影がトレッド部の間の前記トレッド間隙に投射するようにし、前記画像は、前記トレッド間隙の深度の指標を提供するように、前記トレッド間隙内の前記影の範囲を決定するデータ処理装置によって解析され、前記各フラッシュ装置は、前記フラッシュ装置が起動されたときに前記一連のフラッシュ光を発生させ、前記一連の各フラッシュ光は、前記一連の次のフラッシュ光から間隔をおいて分離され、
    同時に起動され、前記タイヤの前記外周の重複部分を照明する任意の前記フラッシュ装置について、それぞれの前記一連のフラッシュ光は、位相がずれているので、一方の前記フラッシュ装置からの前記フラッシュ光は、他方又は互いの前記フラッシュ装置からの前記フラッシュ光の間に放射されることを特徴とする。
  2. 前記各フラッシュ装置は、起動されると、略同一の間隔で分離された一連の略同一のパルスを生成する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記撮像装置は、前記フラッシュ装置が起動されたときに、前記パルスが生成される速度の略2倍の速度で前記画像を取り込む、請求項2に記載の方法。
  4. 制御システムが、前記フラッシュ装置からの前記フラッシュを発するためのトリガを送信するとともに、撮像装置に前記画像を取り込ませるための前記トリガを送信する、先行請求項の何れかに記載の方法。
  5. 速度感知システムが前記車両の速度を感知し、前記フラッシュが前記フラッシュ装置によって発せられる速度と、前記画像が前記撮像装置によって取り込まれる速度は、前記車両の速度に依存して変化する、先行請求項に記載の方法。
  6. 前記フラッシュが前記フラッシュ装置により発する速度と、前記画像が前記撮像装置によって取り込まれる速度が、前記車両の速度が所定速度以下である場合には第1値で、前記車両の速度が所定の速度以上である場合には、第2のより高い値である、請求項5に記載の方法。
  7. 前記フラッシュが、前記フラッシュ装置により発する速度と、前記画像が前記撮像装置によって取り込まれる速度は、前記車両の速度に直接関係する、請求項5に記載の方法。
  8. 前記車両は移動しており、前記タイヤは回転しており、前記移動経路に沿って長手方向に移動している間に、前記車両に取り付けられた前記車輪の前記タイヤ状態を評価する方法であって、前記タイヤの前記外周は、前記トレッド間隙によって分離された前記トレッド部を有し、該方法は、前記タイヤが回転する間に、前記タイヤの前記外周の複数の異なる部分の前記画像を取り込むために前記撮像装置を使用することを含み、前記光源が起動され、前記タイヤの前記外周の部分を照明する間に前記画像は取得され、前記画像を解析して前記トレッド間隙の深度を決定し、
    前記一連の複数の光源は、前記タイヤの前記移動経路の一方の側に配置され、前記各光源は非コリメート光の点光源として機能し、前記タイヤの移動経路に対して鋭角に前記光を向け、前記複数の光源は、長手方向に互いに離間され、
    前記制御システムは、前記タイヤが前記移動経路に沿って移動する間に前記光源を連続的に起動させるように構成され、その結果、前記一連の光源の1つのみが、前記画像が前記タイヤの前記外周のその部分の前記撮像装置によって取り込まれているときに、前記タイヤの前記外周の一部を照明し、
    前記光源が起動されて前記タイヤの前記外周の一部を照明すると、前記光源は、前記トレッド部の間の前記トレッド間隙に前記影を投射し、前記撮像装置は、前記タイヤの前記外周部の照明された部分の少なくとも一部の前記画像を取得するように動作され、前記画像は、前記トレッド間隙内の前記影の範囲を決定して、前記トレッド間隙の前記深度の前記指標を提供する前記データ処理装置によって解析され、
    前記車両の速度を検出し、検出された前記車両の速度に応じて前記撮像装置が前記画像を撮像するフレームレートを調整することを特徴とする。
  9. 前記画像が前記撮像装置によって取り込まれる前記フレームレートは、前記車両の速度が前記所定の速度よりも低い場合は前記第1値であり、前記車両の速度が前記所定の速度よりも高い場合は前記第2のより高い値である、請求項8に記載の方法。
  10. 前記画像が前記撮像装置によって取り込まれる前記フレームレートは、前記車両の速度に直接関連する、請求項8に記載の方法。
  11. 前記撮像装置は、前記タイヤが完全な回転の少なくとも大部分を完了している間に前記画像を取り込む、何れかの先行請求項に記載の方法。
  12. 複数の長手方向に間隔を置かれた側壁撮像装置を用いて前記タイヤの側壁の少なくとも一部を撮像して、前記タイヤが回転している間に前記タイヤの前記側壁の複数の異なる部分の前記画像を取得することを含み、長手方向に間隔を置かれた側部フラッシュ装置を起動させて前記タイヤの前記側壁の一部を照明する間に、前記画像は取り込まれ、前記側部フラッシュ装置は、前記タイヤの前記移動経路の一方の側に配置され、長手方向の前記移動経路に対して鋭角で前記タイヤの前記側壁に前記光を向け、前記各側部フラッシュ装置は、前記側部フラッシュ装置が起動されたときに前記一連のフラッシュ光を発生させ、前記一連の各フラッシュ光は、前記一連の次のフラッシュ光から間隔をおいて分離される、何れかの先行請求項に記載の方法。
  13. 前記車両は移動しており、前記タイヤは回転しており、前記移動経路に沿って長手方向に移動している間に、前記車両に取り付けられた前記車輪の前記タイヤの前記側壁の少なくとも一部を撮像する方法であって、該方法は、前記タイヤが回転する間に前記タイヤの前記側壁の複数の異なる部分の前記画像を取り込むために複数の長手方向に間隔を置かれた前記側壁撮像装置を使用することを含み、長手方向に間隔を置かれた前記側部フラッシュ装置が起動し、前記タイヤの前記側壁の一部を照明する間に前記画像は取り込まれ、前記側部フラッシュ装置は、前記タイヤの前記移動経路の一方の側に配置され、長手方向の前記移動経路に対して鋭角で前記側壁に前記光を向け、前記各側部フラッシュ装置は、前記側部フラッシュ装置が起動されたときに前記一連のフラッシュ光を発生させ、前記一連の各フラッシュ光は、前記一連の次のフラッシュ光から間隔をおいて分離される。
  14. 同時に起動され、前記タイヤの前記側壁の重複した領域を照明する前記側部フラッシュ装置については、前記側部フラッシュ装置からの各前記一連のフラッシュ光は位相がずれるので、一方の前記フラッシュ装置からの前記フラッシュ光は、他方、又は互いの前記フラッシュ装置からの前記フラッシュ光の間に放射される。
  15. 前記側壁の前記画像を使用して、前記側壁のエンボスマークを読み取る、請求項12〜14の何れかに記載の方法。
  16. 前記エンボスマークを読み取ることによって得られる情報は、トレッド深度、前記タイヤ圧力、前記側壁の欠陥及び/又は前記タイヤトレッドの欠陥の評価に関するアルゴリズムで使用される、請求項15に記載の方法。
  17. 前記側壁の前記画像を用いて前記側壁の損傷を評価する、請求項12〜16の何れかに記載の方法。
  18. 前記画像は、前記側壁の損傷を検出し、及び/又は前記側壁の前記エンボスマークを読み取る前記データ処理装置によって解析される、請求項12〜17の何れかに記載の方法。
  19. 放物面リフレクタを使用して、前記フラッシュ光を前記側壁に向ける、請求項12〜18の何れかに記載の方法。
  20. 長手方向の前記移動経路に対する前記フラッシュ光の入射角は、20°〜50°、好ましくは30°〜40°、より好ましくは約35°である、請求項12〜19の何れかに記載の方法。
  21. 長手方向の前記移動経路に対する前記フラッシュ光の入射角は約45°である、請求項12〜19の何れかに記載の方法。
  22. 前記側壁撮像装置は、前記各側壁撮像装置が前記タイヤ上の同じ位置を撮像するように配置される、請求項12〜21の何れかに記載の方法。
  23. 正確に2つの前記側壁撮像装置が前記車両の両側に使用される、請求項12〜22の何れかに記載の方法。
  24. 前記側壁撮像装置は、それらの間の距離が約180°の前記タイヤの回転に対応するように間隔を空けられている、請求項12〜23の何れかに記載の方法。
  25. 前記車両が移動しており、前記タイヤが回転して前記移動経路に沿って長手方向に移動している間に、前記車両に取り付けられた前記車輪の前記タイヤ状態を評価するシステムであって、前記タイヤの前記外周は、前記トレッド間隙によって分離された前記トレッド部を有し、該システムは、
    前記タイヤの前記移動経路の一方の側に配置され、前記光を前記タイヤの前記移動経路に鋭角で向ける長手方向に間隔を置かれた前記フラッシュ装置を備え、前記光は、前記影が前記トレッド部の間の前記トレッド間隙に投射するようにし、そして、
    前記タイヤが回転している間に前記タイヤの前記外周の異なる部分の少なくとも一部の前記画像を取り込むように配置された前記撮像装置を備え、長手方向に間隔を置かれた前記側部フラッシュ装置が起動し、前記タイヤの前記側壁の一部を照明する間に前記画像は取り込まれ、さらに、
    前記画像を解析し、前記トレッド間隙の前記深度の前記指標を提供するように前記トレッド間隙内の前記影の範囲を決定するように配置された前記データ処理装置を備え、
    前記各フラッシュ装置は、前記フラッシュ装置が起動されたときに前記一連のフラッシュ光を発生させ、前記一連の各フラッシュ光は、前記一連の次のフラッシュ光から間隔をおいて分離され、
    同時に起動され、前記タイヤの前記外周の前記重複部分を照明する任意の前記フラッシュ装置に対して、それぞれの前記一連のフラッシュ光は、位相がずれているので、一方の前記フラッシュ装置からの前記フラッシュ光が、他方又は互いの前記フラッシュ装置からの前記フラッシュ光の間に放射されることを特徴とする。
  26. 前記車両が移動しており、前記タイヤが回転して前記移動経路に沿って長手方向に移動している間に、前記車両に取り付けられた前記車輪の前記タイヤ状態を評価するシステムであって、前記タイヤの前記外周は、前記トレッド間隙によって分離された前記トレッド部を有し、該システムは、
    前記タイヤの前記移動経路の一方の側に配置された前記一連の複数の光源を備え、前記各光源は、前記非コリメート光の点光源として機能し、前記光を前記タイヤの前記移動経路に鋭角で向け、前記光源は、長手方向に互いに離間され、前記タイヤが回転している間に前記タイヤの前記外周の一部を照明するように起動され、前記光源は、前記トレッド部間の前記トレッド間隙に前記影を投射し、そして、
    前記タイヤが回転している間に前記タイヤの前記外周の照明された部分の少なくとも一部の前記画像を取り込むように配置された前記撮像装置と、
    前記画像を解析し、前記トレッド間隙内の前記影の範囲を決定して、前記トレッド間隙の前記深度の前記指標を提供するように配置された前記データ処理装置と、
    前記タイヤが前記移動経路に沿って移動する間に前記光源を連続的に起動させるように構成された前記制御システムと、備え、その結果、前記タイヤの前記外周のその部分の前記撮像装置によって前記画像が取り込まれているときに、前記一連の光源のうちの1つだけが前記タイヤの前記外周の一部を照明し、
    前記車両の速度を検出し、検出された前記車両の速度に応じて、前記撮像装置が前記画像を取り込む前記フレームレートを調整することを特徴とする。
  27. 前記車両が移動しており、前記タイヤが回転して前記移動経路に沿って長手方向に移動している間に、前記車両に取り付けられた前記車輪の前記タイヤの前記側壁の少なくとも一部を撮像するためのシステムであって、該システムは、
    前記タイヤの前記移動経路の一方の側に配置され、長手方向の前記移動経路に対して鋭角をなすように前記光を前記側壁に向ける長手方向に間隔を置かれた前記側部フラッシュ装置と、
    前記タイヤが回転している間に、前記タイヤの前記側壁の複数の異なる部分の前記画像を取り込むように配置された複数の長手方向に離間した前記側壁撮像装置と、を備え、長手方向に間隔を置かれた前記側部フラッシュ装置が起動して、前記タイヤの前記側壁の一部を照明する間に、前記画像は取り込まれ、前記各側部フラッシュ装置は、前記側部フラッシュ装置が起動されたときに前記一連のフラッシュ光を発生させ、前記一連のフラッシュ光は、前記一連の次のフラッシュ光から間隔をおいて分離される。
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