JP2018536848A - 方法 - Google Patents

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Abstract

毛髪の香りを評価する方法であって、以下の工程:a)カプセル化香料を含む組成物で最初に毛髪を処理する工程;b)毛髪を織物物品に接触させる工程;5 c)織物物品をとり、嗅ぐ工程;d)織物物品の芳香を使用して毛髪の芳香を判定する工程を含む、方法。

Description

本発明は、毛髪の香りを評価する方法に関する。この方法は、ヘッドカバーを使用する消費者に対して特別な用途を有する。
スカーフ、ベール、ヒジャブ、ハット、キャップ、ヘルメット、かつら、ターバンなど、頭に着用する織物衣服の種類と様式が数多くある。そのような物品は、長時間、頭に着用される可能性がある。これらには、ヒジャブ、ニカブ、ブルカ、チャードル、キマール、ドゥパッタなど、文化的または宗教的理由で着用されることが多いヘッドカバーが含まれる。
頭の衣服の着用者は、特に暖かい気候においては、頭が熱くて湿っていると感じることが多く、毛髪にはカビ臭が発生することが多い。これらの消費者は、自分の毛髪が悪臭を放っていないか心配することがあるが、自分で評価するのは困難である。消費者は、毛髪の匂いを清潔さと爽快感に結びつける。この群の消費者に対する解決策が必要である。
剪断放出カプセル化芳香剤が知られており、これは使用者が動くと、香料の心地よい放出を提供する。そのようなカプセル化芳香剤は、特に洗濯分野において一般に使用されており、柔軟仕上げ剤は、シャツなどの衣服に香料カプセルを付着させるために使用され、動くことにより発生する剪断力でカプセルの内容物を放出し、芳香剤の噴出をもたらす。また、防臭剤の分野では、製品は直接肌に適用され、香料は、発汗、剪断、または熱により放出される。
しかし、毛髪の香りの自己評価には、ある種の困難が存在する。悪臭が最も広がっている頭皮の近くで自分の毛髪の匂いを嗅ぐことはできない。毛髪が頭の衣服に覆われると、毛髪の自然な動きが抑えられ、カプセル化香料の剪断放出の機会が減少する。さらに、ヘッドカバーの下ではよくあることだが、毛髪が短くても縛られていてもよい。ヘッドカバーの着用者には、改善された毛髪芳香剤の解決策が依然として必要とされている。
本発明者らは、ここで、消費者が頭の衣服を着用する前に、カプセル化香料を含む組成物で毛髪を処理し、続いて頭の衣服をとり、頭の衣服の匂いを嗅いで頭の衣服上の芳香の存在を判定することにより、消費者が正確に毛髪の香りを評価することができる間接的評価を見出した。
本発明の定義
第一態様では、毛髪の香りを評価する方法が提供され、この方法は、以下の工程:
a)カプセル化香料を含む組成物で最初に毛髪を処理する工程;
b)毛髪を織物物品に接触させる工程;
c)取り除いて織物物品の芳香を評価する工程;および
d)工程(c)で判定された、織物物品の芳香を、毛髪の芳香の指標として使用する工程を含む。
概要
織物物品
織物物品は、好ましくは、織物が毛髪または毛髪の一部と接触するような、頭に、または頭の上に着用する物品である。
このような織物物品には、スカーフ、ベール、ヒジャブ、ハット、キャップ、ヘルメット、かつら、ターバンなど、多くの種類と様式がある。
本発明は、織物物品が、長時間、好ましくは1分間〜12時間、より好ましくは1時間〜8時間、毛髪に着用される場合に特に有利である。本発明は、繊維製品が暖かい気候において使用される場合、特に有利である。これらには、ヒジャブ、ニカブ、ブルカ、チャードル、キマール、ドゥパッタなど、文化的または宗教的理由で着用されることが多いヘッドカバーが含まれる。
織物物品は、典型的には、国と気候に応じて、様々な布地で作られていてよい。いくつかの実施形態では、例えば、束髪などの特定の形態または様式で毛髪を保持または固定するために、二次的な織物片を織物片の下に着用する。二次的な織物片は織物片よりもしっかりと毛髪に着用されてもよい。二次的な織物片は、好ましくは綿で作られたキャップであってもよい。
好ましい布地としては、ポリエステル、絹、サテン、シフォン、ビスコースおよび綿が挙げられる。
好ましい実施形態では、ポリエステル織物物品が綿の二次的な織物片の上に着用される。
方法
ヘッドカバーを着用している消費者は、自己知覚によって、より多くの毛髪の悪臭の発生を報告する。彼らは実際に自分の頭を嗅ぐことはできない。この方法は、頭を嗅ぐための代替方法を提供し、それにより消費者を直接的な自己評価から分離し、客観的でより正確な評価を提供する。
本発明の方法は、着用者が毛髪の清潔さおよび爽快感を評価することを可能にする。本発明の方法は、香料製品の性能を評価するために使用することができる。
毛髪は、カプセル化香料(本明細書では「芳香剤」とも呼ばれる)を含む組成物で処理される。
芳香剤は、剪断に応答して、例えば、織物物品または毛髪に触れたときに、カプセル化香料から放出される。例えば、織物物品の着用者が織物物品または毛髪を整えなおすとき、または織物物品を完全に脱いで取り替えるときに芳香剤が放出され得る。
織物物品の芳香は、織物物品の着用者が毛髪の芳香を判定することを可能にする。例えば、織物物品の芳香の強度および特性を評価することによる。特性には、心地よい匂いおよび悪臭がないことが含まれる。本発明者らは、これが、毛髪の芳香の強度および特性と相関することを見出した。織物上で判定される強度および芳香の心地よさの要素は、毛髪自体に反映される。好ましくは、本発明の方法の工程(d)に基づく毛髪の芳香の判定は、毛髪が乾燥しているときに行われる。
このようにして毛髪上に示された芳香は、好ましくは次のようにして尺度に相関させることができる:
強い心地よい匂い
弱い心地よい匂い
匂いなし(中間)
弱い悪臭
強い悪臭
この方法はさらに、毛髪組成物中の芳香剤が毛髪に対して良い効果を有することを、消費者に対して保証する。
カプセル化香料
毛髪の処理のための組成物での使用に適したあらゆるタイプのカプセル化物を使用することができる。以下の節において、カプセル化香料は、「(1もしくは複数の)マイクロカプセル」、「(1もしくは複数の)カプセル化香料」、「(1もしくは複数の)粒子」または「(1もしくは複数の)カプセル」と記載されることもある。
カプセル化物は、好ましくは、拡散、剪断放出または酵素活性化によってその負荷物を放出する。
カプセル化物は、シェルおよびコアを含んでもよい。
シェルは、芳香を透過するものであってもよい。そのような実施形態では、シェルは、アミノプラスト、タンパク質、ポリウレタン、多糖類、ガム、およびポリメチルメタクリレートなどの本発明において効果的に使用され得るあらゆる他のカプセル化材料を含む材料からなる。
好ましいカプセル化ポリマーとしては、メラミンホルムアルデヒドまたは尿素ホルムアルデヒド縮合物、ならびに同様のタイプのアミノプラストから形成されるものが挙げられる。最も好ましくは、シェルは、メラミンホルムアルデヒドを含む。
さらに、ゼラチンの単純または複合コアセルベーションによって作られたマイクロカプセルはまた、コーティングでの使用に好ましい。ポリウレタン、ポリアミド、ポリオレフィン、多糖類、タンパク質、シリコーン、脂質、ガム、ポリアクリレート、ポリスチレン、およびポリエステルまたはこれらの材料の組み合わせからなるシェル壁を有するマイクロカプセルも可能である。
アミノプラストカプセル化に使用される代表的な方法は、米国特許第3,516,941号に開示されているが、材料および加工工程に関する多くの変形が可能であることが認識されている。ゼラチンカプセル化に使用される代表的な方法は、米国特許第2,800,457号に開示されているが、材料および加工工程に関する多くの変形が可能であることが認識されている。これらの方法の両方は、それぞれ米国特許第4,145,184号および第5,112,688号における消費者製品における使用のための芳香剤カプセル化の状況において議論されている。
カプセル化は、使用されるカプセル化技術によって、小孔空間または間隙開口を提供することができる。カプセルは、中空の性質を有することができる。もしくは、カプセルは、固形の多孔質構造、または固形の基礎構造、例えば「スポンジ」タイプのカプセル化香料であってもよい。
当技術分野で既知であり、本発明での使用に適した芳香剤カプセルは、アミノプラスト樹脂、より具体的には、置換または非置換のアクリル酸ポリマーあるいは尿素−ホルムアルデヒド前縮合物またはメラミン−ホルムアルデヒド前縮合物と架橋結合したコポリマーの三次元架橋ネットワークを含む壁またはシェルを含む。
(i)メラミン−ホルムアルデヒドまたは尿素−ホルムアルデヒド前縮合物および(ii)プロトン供与性官能基部分(例えばスルホン酸基またはカルボン酸無水物基)を有する置換ビニルモノマー単位が結合したポリマーを使用する上記の機構と類似した機構を使用したマイクロカプセル形成は、44068162USB米国特許第4,406,816号(2−アクリルアミド−2−メチル−プロパンスルホン酸基)、2062570GBA英国公開特許出願第2,062,570号(スチレンスルホン酸基)および2006709GBA英国公開特許出願第2,006,709号(カルボン酸無水物基)に開示される。
本発明で使用される特に好ましいカプセル化物は、メラミングリオキサールベースのカプセル化香料である。このタイプの好適なカプセル化香料は、国際公開第11161618号および国際公開第13068255号(いずれもフィルメニッヒ)に記載されている。
本発明者らは、これらのカプセル化香料が乾燥状態で剪断に敏感になり、低レベルの機械的作用によってカプセルを破壊することによって芳香剤を放出させることができることを見出した。本発明の状況において、例えば、カプセルは、激しい機械的作用がなくても、単に毛髪が触れられたとき、織物物品がとられたとき、または日中毛髪をスタイリングしたときに、破壊して芳香剤負荷物を放出する。
液体組成物については、カプセルは、好ましくは約40%の固形分を含むスラリーの形態で使用され得る。組成物中で使用されるこのような40%カプセルスラリーの量は、組成物全体の10重量%まで、好ましくは0.1〜5重量%、より好ましくは1〜2重量%である。
カプセル化物、またはカプセル化スラリーは、毛髪にとって重要な付着助剤を含み得る。
カプセルの粒径および平均直径は、約10ナノメートル〜約1000ミクロン、好ましくは約50ナノメートル〜約100ミクロン、より好ましくは約2〜約40ミクロン、さらにより好ましくは約4〜20ミクロンと様々であることができる。特に好ましい範囲は約5〜15ミクロンである。カプセルの分布は、狭い分布、幅広い分布、または多峰分布であってもよい。多峰分布は、異なるタイプのカプセルの化学的性質で構成され得る。
含まれていてよいキャリアオイル
本発明で使用されるカプセルは、キャリアオイルコアを含んでいてよい。オイルは、香料が周囲の組成物からオイルコアに移動することができるように、香料と相溶性でなければならない。当業者には、どのオイルが特定の香料組成物と共に使用するのに適しているかが明らかであろう。キャリアオイルは、本発明で使用される香料材料中で混和性である疎水性材料である。好適なオイルは、芳香剤化学物質に対して妥当な親和性を有するものである。好適な材料としては、トリグリセリドオイル、モノおよびジグリセリド、鉱油、シリコーンオイル、ジエチルフタレート、ポリアルファオレフィン、ヒマシ油およびミリスチン酸イソプロピルが挙げられるが、これらに限定されない。好ましくは、オイルは、トリグリセリドオイル、最も好ましくはカプリン酸/カプリル酸トリグリセリドオイルである。
香料
以下の段落に記載の香料は、本発明の方法において使用するためのカプセル化形態および非カプセル化形態での使用に適している。
本発明の方法において使用するための香料は、芳香剤材料およびプロフレグランスを含む。
プロフレグランスは、例えば、食物脂質であってもよい。食物脂質は、典型的には、顕著な疎水性を有する構造単位を含む。脂質の大部分は脂肪酸に由来する。これらの「アシル」脂質では、脂肪酸は、主としてエステルとして存在し、モノ−、ジ−、トリアシルグリセロール、リン脂質、糖脂質、ジオール脂質、ワックス、ステロールエステルおよびトコフェロールを含む。天然状態では、植物脂質は、それらの酸化を防止するための抗酸化剤を含む。これらは、植物からオイルを単離する際に少なくとも部分的に除去され得るが、いくつかの抗酸化剤が残っていてもよい。これらの抗酸化剤はプロフレグランスであり得る。特に、ビタミンA、レチノール、レチナール、レチノイン酸およびプロビタミンAを含むカロチノイドおよび関連化合物は、イオノン類、ダマスコン類およびダマセノン類を含む芳香物質に変換することができる。好ましいプロフレグランス食物脂質として、オリーブ油、パーム油、キャノーラ油、スクワレン、ヒマワリ油、小麦胚芽油、アーモンド油、ヤシ油、グレープシードオイル、ナタネ油、ヒマシ油、コーン油、綿実油、ベニバナ油、落花生油、ケシ油、パーム核油、米ぬか油、ゴマ油、大豆油、カボチャ種子油、ホホバ油およびマスタード種子油が挙げられる。香りのよい材料である香料成分を、以下にさらに詳述する。
香料は、典型的には、粒子の総重量の10〜85%、好ましくは粒子の総重量の15〜75%の量で存在する。香料は、好適には50〜500ダルトンの分子量を有する。プロフレグランスは、より高分子量であり得、典型的には1〜10kDであり得る。
香料の有用な成分には、天然および合成起源の材料が含まれる。それらは、単一の化合物および混合物を含む。このような成分の具体例は、現在の文献、例えば、Fenaroli’s Handbook of Flavour Ingredients、1975年、CRC出版;Synthetic Food Adjuncts、1947年、M.B.Jacobs著、Van Nostrand編;またはPerfume and Flavour Chemicals、S.Arctander著、1969年、モントクレア、ニュージャージー州(米国)に見出される。これらの物質は、使用者製品の芳香付け、香味付けおよび/または香り付け、すなわち従来より芳香付けまたは香味付けされた消費者製品に匂いおよび/または香味または風味を付与すること、あるいは上記消費者製品の匂いおよび/または風味を調整する当業者によく知られている。
この状況における香料とは、完全に処方された製品芳香剤を意味するだけでなく、いわゆる「トップノート」などの、その芳香剤の選択された成分、特に失われやすいものをも意味する。
トップノートは、Poucher(Journal of the Society of Cosmetic Chemists 6(2):80[1955年])によって定義されている。よく知られているトップノートの例としては、シトラス油、リナロール、酢酸リナリル、ラベンダー、ジヒドロミルセノール、ローズオキシドおよびシス−3−ヘキサノールが挙げられる。トップノートは、典型的には、15〜25重量%の香料組成物を含み、高濃度のトップノートを含む本発明の実施形態では、少なくとも20重量%が粒子内に存在すると想定される。
本発明の実施形態において使用するのが有利な典型的な香料成分としては、比較的低い沸点を有するもの、好ましくは沸点が300℃未満、好ましくは100〜250℃のものが挙げられる。
低いLogPを有する香料成分(すなわち、水に分配されるもの)、好ましくは3.0未満のLogPを有する香料成分をカプセル化することも有利である。比較的低い沸点および比較的低いLogPのこれらの材料は、「遅延ブルーミング」香料成分と呼ばれ、以下の材料が挙げられる:
カプロン酸アリル、酢酸アミル、プロピオン酸アミル、アニスアルデヒド、アニソール、ベンズアルデヒド、酢酸ベンジル、ベンジルアセトン、ベンジルアルコール、ギ酸ベンジル、イソ吉草酸ベンジル、プロピオン酸ベンジル、ベータガンマヘキセノール、カンファーガム、ラエボカルボン、d−カルボン、桂皮アルコール、ギ酸シンナミル、シス−ジャスモン、シス−3−酢酸ヘキセニル、クミン酸アルコール、シクラルC、ジメチルベンジルカルビノール、ジメチルベンジル酢酸カルビノール、酢酸エチル、アセト酢酸エチル、エチルアミルケトン、安息香酸エチル、酪酸エチル、エチルヘキシルケトン、フェニル酢酸エチル、ユーカリプトール、オイゲノール、酢酸フェンチル、フロルアセテート(flor acetate)(トリシクロデセニルアセテート)、フルテン(Frutene)(トリシクロデセニルプロピオネート)、ゲラニオール、ヘキセノール、酢酸ヘキセニル、酢酸ヘキシル、ギ酸ヘキシル、ヒドロアトロパアルコール、ヒドロキシシトロネラール、インドン(Indone)、イソアミルアルコール、イソメントン、酢酸イソプレギル、イソキノロン、リグストラール(Ligustral)、リナロール、リナロールオキシド、ギ酸リナリル、メントン、メンチルアセトフェノン、メチルアミルケトン、アントラニル酸メチル、安息香酸メチル、ベンジル酢酸メチル、メチルオイゲノール、メチルヘプテノン、炭酸メチルヘプチン、メチルヘプチルケトン、メチルヘキシルケトン、酢酸メチルフェニルカルビニル、サリチル酸メチル、N−メチルアントラニル酸メチル、ネロール、オクタラクトン、オクチルアルコール、p−クレゾール、p−クレゾールメチルエーテル、p−メトキシアセトフェノン、p−メチルアセトフェノン、フェノキシエタノール、フェニルアセトアルデヒド、酢酸フェニルエチル、フェニルエチルアルコール、フェニルエチルジメチルカルビノール、酢酸プレニル、ボロン酸プロピル、プレゴン、ローズオキシド、サフロール、4−テルピネオール、アルファ−テルピネオール、および/またはビリジン。
製剤中に複数の香料成分が存在することは一般的なことである。本発明のカプセル化物では、粒子中に存在する上述の遅延ブルーミング香料のリストから4種以上、好ましくは5種以上、より好ましくは6種以上またはさらには7種以上の異なる香料成分が存在することが想定される。
本明細書において本発明の組成物は、カプセル化芳香剤および非カプセル化芳香剤の両方を含有する。カプセル化芳香剤と非カプセル化芳香剤との合計重量は、多くの場合、全組成物重量の少なくとも0.5%であり、多くの好適な組成物において、全組成物重量の8重量%までであり、多くの望ましい実施形態では、組成物の1〜5重量%である。非カプセル化芳香剤の重量は、通常、全組成物重量の少なくとも0.1重量%であり、多くの場合、少なくとも0.2%であり、特に、少なくとも0.4%である。多くの望ましい実施形態において、組成物は、全組成物重量(噴射剤を含まない)に基づいて2%までの非カプセル化芳香剤を含有する。カプセル化芳香剤と非カプセル化芳香剤との重量比は、考案者の裁量に基づくが、実際には多くの場合、少なくとも1:10であり、多くの組成物では少なくとも1:5であり、いくつかの好ましい組成物では少なくとも1:3である。上記重量比は、一般に10:1までであり、多くの場合、5:1までであり、少なくともいくつかの望ましい組成物では3:1までである。
上述の制約を受け、それぞれの芳香剤は、あらゆる香料成分または好ましくは成分の混合物を含むことができる。各芳香剤は、一般に少なくとも6種の成分、特に、少なくとも12種の成分、多くの場合、少なくとも20種の成分を含有する。
本明細書の香料成分油は、一般に、少なくとも0.1のClogP値、多くの場合、少なくとも0.5のClogP値を有する。
1barの圧力で250℃未満の沸点を有する代表的な芳香油としては、以下の材料:アネトール、炭酸メチルヘプチン、アセト酢酸エチル、パラシメン、ネロール、デシルアルデヒド、パラクレゾール、酢酸メチルフェニルカルビニル、アルファイオノン、ベータイオノン、ウンデシレンアルデヒド、ウンデシルアルデヒド、2,6−ノナジエナール、ノニルアルデヒド、オクチルアルデヒド、フェニルアセトアルデヒド、アニスアルデヒド、ベンジルアセトン、2−メチル酪酸エチル、ダマセノン、アルファダマスコン、ベータダマスコン、フロルアセテート、フルテン、フラクトン、ハーバベール、イソシクロシトラール、メチルイソブテニルテトラヒドロピラン、イソプロピルキノリン、2,6−ノナンジエン−1−オール、2−メトキシ−3−(2−メチルプロピル)−ピラジン、炭酸メチルオクチン(methyl octine carbonate)、2−トリデセンニトリル、グリコール酸アリルアミル、シクロガルバネート、シクラルC、メロナール、ガンマノナラクトン、シス1,3−オキサチアン−2−メチル−4−プロピル、ベンズアルデヒド、酢酸ベンジル、樟脳、カルボン、ボルネオール、酢酸ボルニル、デシルアルコール、ユーカリプトール、リナロール、酢酸ヘキシル、酢酸イソアミル、チモール、カルバクロール、リモネン、メントール、イソアミルアルコール、フェニルエチルアルコール、アルファピネン、アルファテルピネオール、シトロネロール、アルファツジョン、ベンジルアルコール、ベータガンマヘキセノール、ジメチルベンジルカルビノール、フェニルエチルジメチルカルビノール、アドキサール、シクロヘキサンプロピオン酸アリル、ベータピネン、シトラル、酢酸シトロネリル、シトロネラールニトリル、ジヒドロミルセノール、ゲラニオール、酢酸ゲラニル、ゲラニルニトリル、ヒドロキノンジメチルエーテル、ヒドロキシシトロネラール、酢酸リナリル、フェニルアセトアルデヒドジメチルアセタール、フェニルプロピルアルコール、酢酸プレニル、トリプラール、テトラヒドロリナロール、ヴェルドックス、および酢酸シス−3−ヘキセニルが挙げられる。
1barの圧力で少なくとも250℃の沸点を有する代表的な芳香油としては、メチルフェニルグリシド酸エチル、エチルバニリン、ヘリオトロピン、インドール、アントラニル酸メチル、バニリン、サリチル酸アミル、クマリン、アンブロックス、バクダノール、サリチル酸ベンジル、アントラニル酸ブチル、セタロックス、エバノール、サリチル酸シス−3−ヘキセニル、リリアール、ガンマウンデカラクトン、ガンマドデカラクトン、ガンマデカラクトン、カロン、シマール、ジヒドロイソジャスモネート、イソオイゲノール、リラール、メチルベータナフチルケトン、ベータナフトールメチルエーテル、パラヒドロキシルフェニルブタノン、8−シクロヘキサデセン−1−オン、オキソシクロヘキサデセン−2−オン/ハバノライド、フロルヒドラル、イントレレベンアルデヒドオイゲノール、アミルシンナムアルデヒド、ヘキシルシンナムアルデヒド、サリチル酸ヘキシル、ジヒドロジャスモン酸メチル、サンダロール、ベロウトン、ウンデカベルトール、エキサルトリド/シクロペンタデカノリド、ジンゲロン、メチルセドリロン、サンデラ、酪酸ジメチルベンジルカルビニル、イソ酪酸ジメチルベンジルカルビニル、クエン酸トリエチル、カシュメラン、イソ酪酸フェノキシエチル、酢酸イソオイゲノール、ヘリオナール、イソEスーパー、イオノンガンマメチル、ペンタリド、ガラクソリド、プロピオン酸フェノキシエチルが挙げられる。カプセル化していてもカプセル化していなくても、本明細書で使用される芳香剤は、天然生成物から抽出されるか、または場合によっては合成で作られる予め形成された混合物を含むことができる。そのような予め形成された混合物の代表例としては、ベルガモット、シダーアトラス、シダーウッド、クローブ、ゼラニウム、ガイアックウッド、ジャスミン、ラベンダー、レモングラス、スズラン、ライム、ネロリ、ムスク、オレンジブロッサム、パチョリ、ピーチブロッサム、プチグレン(petitgrainまたはpetotgrain)、ピメント、バラ、ローズマリーおよびタイムからのオイルが挙げられる。
アロマテラピー
本発明を適用することができる別の群の香料は、いわゆる「アロマテラピー」材料である。これらとしては、クラリセージ、ユーカリ、ゼラニウム、ラベンダー、メースエキス、ネロリ、ナツメグ、スペアミント、スイートバイオレットリーフ、カノコソウなどの精油の成分を含む、香水にも使用される多くの成分が挙げられる。
組成物
本発明で使用される組成物は、好ましくは、ヘアトリートメント組成物である。
本発明で使用されるヘアトリートメント組成物は、主に、リンスオフまたはリーブオン組成物のいずれかで、ヒト対象の毛髪および/または頭皮への局所適用を意図している。
ヘアトリートメント組成物は、好適にはシャンプー、コンディショナー、スプレー、ムース、ゲル、ワックスまたはローションの形態をとり得る。
好ましくは、ヘアトリートメント組成物は、好ましくはシャンプー、コンディショナーおよびマスクから選択されるリンスオフヘアトリートメント組成物である。より好ましくは、シャンプーおよびコンディショナーは順に使用され、最も好ましくは数回の洗浄または処理にわたって繰り返し使用される。
シャンプー
本発明で使用されるシャンプー組成物は、一般に水性であり、すなわち、それらは主成分として水または水溶液またはリオトロピック液晶相を有する。
好適には、シャンプー組成物は、組成物の総重量に基づいて50〜98重量%、好ましくは60〜90重量%の水を含む。
本発明のシャンプー組成物は、一般に化粧品的に許容され、毛髪への局所適用に適した1つまたは複数のアニオン性洗浄界面活性剤を含む。
好適なアニオン性洗浄界面活性剤の例は、アルキル硫酸塩、アルキルエーテル硫酸塩、アルカリルスルホン酸塩、アルカノイルイセチオン酸塩、アルキルコハク酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、アルキルエーテルスルホコハク酸塩、N−アルキルサルコシン酸塩、アルキルリン酸塩、アルキルエーテルリン酸塩、ならびにアルキルエーテルカルボン酸およびそれらの塩、特にそれらのナトリウム塩、マグネシウム塩、アンモニウム塩ならびにモノ−、ジ−およびトリエタノールアミン塩である。アルキルおよびアシル基は、一般に8〜18個、好ましくは10〜16個の炭素原子を含み、不飽和であってもよい。アルキルエーテル硫酸塩、アルキルエーテルスルホコハク酸塩、アルキルエーテルリン酸塩ならびにアルキルエーテルカルボン酸およびそれらの塩は、1分子あたり1〜20個のエチレンオキシドまたはプロピレンオキシド単位を含有してもよい。
本発明で使用されるシャンプー組成物で使用される典型的なアニオン性洗浄界面活性剤としては、オレイルコハク酸ナトリウム、ラウリルスルホコハク酸アンモニウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ラウリルエーテルスルホコハク酸ナトリウム、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウリルエーテル硫酸アンモニウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、ココイルイセチオン酸ナトリウム、ラウリルイセチオン酸ナトリウム、ラウリルエーテルカルボン酸およびN−ラウリルサルコシン酸ナトリウムが挙げられる。
好ましいアニオン性洗浄界面活性剤は、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリルエーテル硫酸ナトリウム(n)EO(nは1〜3)、ラウリルエーテルスルホコハク酸ナトリウム(n)EO(nは1〜3)、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウリルエーテル硫酸アンモニウム(n)EO(nは1〜3)、ココイルイセチオン酸ナトリウムおよびラウリルエーテルカルボン酸(n)EO(nは10〜20)である。
前述のアニオン性洗浄界面活性剤のいずれかの混合物も好適であり得る。
本発明で使用されるシャンプー組成物中のアニオン性洗浄界面活性剤の総量は、一般に、組成物の総重量に基づいて、アニオン性洗浄界面活性剤の総重量で0.5〜45%、好ましくは1.5〜35%、より好ましくは5〜20%の範囲である。
本発明で使用されるシャンプー組成物は、性能および/または消費者の受容性を高めるために、以下に記載するようなさらなる成分を含有していてもよい。
組成物は、美的、物理的または洗浄特性を組成物に与えるのを助けるために、補助界面活性剤を含むことができる。
補助界面活性剤の例は、組成物の総重量に基づいて、0.5〜8重量%、好ましくは2〜5重量%の範囲の量で含まれてよい非イオン性界面活性剤である。
例えば、本発明で使用されるシャンプー組成物に含まれてよい代表的な非イオン性界面活性剤としては、脂肪族(C〜C18)の第1級または第2級の直鎖または分岐鎖アルコールまたはフェノールと、通常はエチレンオキシドであり一般に6〜30個のエチレンオキシド基を有するアルキレンオキシドとの縮合生成物が挙げられる。
他の代表的な非イオン性界面活性剤は、モノ−またはジ−アルキルアルカノールアミドを含む。例としては、ココモノ−またはジ−エタノールアミドおよびココモノイソプロパノールアミドが挙げられる。
本発明で使用されるシャンプー組成物に含まれてよいさらなる非イオン性界面活性剤は、アルキルポリグリコシド(APG)である。典型的には、APGは、1つ以上のグリコシル基のブロックに結合した(架橋基を介して結合していてもよい)アルキル基を含むものである。好ましいAPGは、以下の式によって定義される:
RO−(G)
式中、Rは、飽和または不飽和であってよい分岐鎖または直鎖アルキル基であり、Gは、糖基である。
Rは、約C〜約C20の平均アルキル鎖長を表し得る。好ましくは、Rは、約C〜約C12の平均アルキル鎖長を表す。最も好ましくは、Rの値は、約9.5〜10.5の間にある。Gは、CまたはC単糖残基から選択され得、好ましくはグルコシドである。Gは、グルコース、キシロース、ラクトース、フルクトース、マンノースおよびそれらの誘導体を含む群から選択され得る。好ましくは、Gは、グルコースである。
重合度nは、約1〜約10またはそれ以上の値を有し得る。好ましくは、nの値は、約1.1〜約2である。最も好ましくは、nの値は、約1.3〜約1.5である。
本発明で使用される好適なアルキルポリグリコシドは市販されており、例えばSeppicのOramix NS10;HenkelのPlantaren1200およびPlantaren2000として識別される材料が挙げられる。
本発明で使用される組成物に含まれてよい他の糖由来非イオン性界面活性剤としては、例えば国際公開第9206154号および米国特許第5194639号に記載されたC12−C18 N−メチルグルカミドなどのC10−C18 N−アルキル(C−C)ポリヒドロキシ脂肪酸アミド、およびC10−C18 N−(3−メトキシプロピル)グルカミドなどのN−アルコキシポリヒドロキシ脂肪酸アミドが挙げられる。
補助界面活性剤の好ましい例は、組成物の総重量に基づいて0.5〜約8重量%、好ましくは1〜4重量%の範囲の量で含まれ得る両性または双性イオン性界面活性剤である。
両性または双性イオン性界面活性剤の例としては、アルキルアミンオキシド、アルキルベタイン、アルキルアミドプロピルベタイン、アルキルスルホベタイン(スルタイン)、アルキルグリシン酸塩、アルキルカルボキシグリシン酸塩、アルキルアンホ酢酸塩、アルキルアンホプロピオン酸塩、アルキルアンホグリシン酸塩、アルキルアミドプロピルヒドロキシスルタイン、アシルタウレートおよびアシルグルタミン酸塩が挙げられ、アルキルおよびアシル基は、8〜19個の炭素原子を有する。本発明において使用されるシャンプーにおいて使用される典型的な両性および双性イオン性界面活性剤としては、ラウリルアミンオキシド、ココジメチルスルホプロピルベタイン、ラウリルベタイン、コカミドプロピルベタインおよびココアンホ酢酸ナトリウムが挙げられる。
特に好ましい両性または双性イオン性界面活性剤は、コカミドプロピルベタインである。
前述の両性または双性イオン性界面活性剤のいずれかの混合物も好適であり得る。好ましい混合物は、コカミドプロピルベタインと上記のさらなる両性または双性イオン性界面活性剤との混合物である。好ましいさらなる両性または双性イオン性界面活性剤は、ココアンホ酢酸ナトリウムである。
本発明で使用されるシャンプー組成物中の界面活性剤(あらゆる補助界面活性剤および/またはあらゆる乳化剤を含む)の総量は、一般に、組成物の総重量に基づいて、界面活性剤の総重量で1〜50%、好ましくは2〜40%、より好ましくは10〜25%である。
カチオン性ポリマーは、コンディショニング性能を高めるために本発明で使用されるシャンプー組成物中の好ましい成分である。
好適なカチオン性ポリマーは、カチオン的に置換されたホモポリマーであってもよいし、2種以上のモノマーから形成されていてもよい。ポリマーの重量平均分子量(M)は、一般に、100,000〜2,000,000ダルトンである。ポリマーは、第4級アンモニウムなどのカチオン性窒素含有基またはプロトン化アミノ基、あるいはそれらの混合物を有する。ポリマーの分子量が低すぎると、コンディショニング効果が低い。ポリマーの分子量が高すぎる場合、高い伸張粘度の問題があり得、注がれた際に、組成物が糸を引くことになる。
カチオン性窒素含有基は、一般に、カチオン性ポリマーの全モノマー単位の一部に置換基として存在する。したがって、ポリマーがホモポリマーでない場合、それはスペーサー非カチオン性モノマー単位を含むことができる。そのようなポリマーは、CTFA Cosmetic Ingredient Directory、第3版に記載されている。カチオン性モノマー単位と非カチオン性モノマー単位との比は、要求される範囲内のカチオン電荷密度を有するポリマーを与えるように選択され、一般に0.2〜3.0meq/gmである。ポリマーのカチオン電荷密度は、米国薬局方に記載されているようなケルダール法により、窒素測定のための化学試験に基づいて適切に決定される。
好適なカチオン性ポリマーとしては、例えば、(メタ)アクリルアミド、アルキルおよびジアルキル(メタ)アクリルアミド、アルキル(メタ)アクリレート、ビニルカプロラクトンおよびビニルピロリジンなどの水溶性スペーサーモノマーとのカチオン性アミンまたは第4級アンモニウム官能基を有するビニルモノマーのコポリマーが挙げられる。アルキルおよびジアルキル置換モノマーは、好ましくはC1〜C7アルキル基、より好ましくはC1〜C3アルキル基を有する。他の好適なスペーサーとしては、ビニルエステル、ビニルアルコール、無水マレイン酸、プロピレングリコールおよびエチレングリコールが挙げられる。
カチオン性アミンは、組成物の特定の種およびpHによって、第1級、第2級または第3級アミンであり得る。一般に、第2級および第3級アミン、特に第3級アミンが好ましい。
アミン置換ビニルモノマーおよびアミンは、アミン形態で重合され得、次いで、四級化によってアンモニウムに変換され得る。
カチオン性ポリマーは、アミン置換モノマーおよび/または第4級アンモニウム置換モノマーおよび/または相溶性スペーサーモノマーに由来するモノマー単位の混合物を含むことができる。
好適なカチオン性ポリマーとしては、例えば:
業界(CTFA)においてポリクオタニウム6およびポリクオタニウム7とそれぞれ呼ばれる、塩化ジメチルジアリルアンモニウムホモポリマーおよびアクリルアミドと塩化ジメチルジアリルアンモニウムとのコポリマーを含むカチオン性ジアリル第4級アンモニウム含有ポリマー;
3〜5個の炭素原子を有する不飽和カルボン酸のホモポリマーおよびコポリマーのアミノアルキルエステルのミネラル酸塩(米国特許第4,009,256号に記載されている);
(国際公開第95/22311号に記載されているような)カチオン性ポリアクリルアミドが挙げられる。
使用することができる他のカチオン性ポリマーとしては、カチオン性セルロース誘導体、カチオン性デンプン誘導体、およびカチオン性グアーガム誘導体などのカチオン性多糖ポリマーが挙げられる。
本発明で使用される組成物での使用に適したカチオン性多糖ポリマーとしては、式:
A−O−[R−N(R)(R)(R)X]のモノマーが挙げられ、
式中、Aは、デンプンまたはセルロースアンヒドログルコース残基などのアンヒドログルコース残基である。Rは、アルキレン、オキシアルキレン、ポリオキシアルキレン、もしくはヒドロキシアルキレン基、またはそれらの組み合わせである。R、R、Rは、独立してアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、アルコキシアルキルまたはアルコキシアリール基を表し、各基は約18個までの炭素原子を含む。各カチオン性部分の炭素原子の総数(すなわち、R、R、Rにおける炭素原子の合計)は、好ましくは約20以下であり、Xはアニオン性対イオンである。
別の種類のカチオン性セルロースとしては、ラウリルジメチルアンモニウム置換エポキシドと反応したヒドロキシエチルセルロースのポリマー性第4級アンモニウム塩が挙げられ、業界(CTFA)でポリクオタニウム24と呼ばれている。これらの材料は、Amerchol Corporationから、例えば、商品名Polymer LM−200として入手可能である。
他の適切なカチオン性多糖ポリマーとしては、第4級窒素含有セルロースエーテル(例えば、米国特許第3,962,418号に記載されている)、およびエーテル化セルロースとデンプンとのコポリマー(例えば、米国特許第3,958,581号に記載されている)が挙げられる。
使用することができる特に適切な種類のカチオン性多糖ポリマーは、グアーヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロライド(RhodiaからJAGUAR商標シリーズで市販されている)などのカチオン性グアーガム誘導体である。そのような材料の例は、JAGUAR C13S、JAGUAR C14、JAGUAR C15およびJAGUAR C17である。
上記カチオン性ポリマーのいずれかの混合物が使用され得る。
カチオン性ポリマーは、一般に、組成物の総重量に基づいて、カチオン性ポリマーの総重量で0.01〜5%、好ましくは0.05〜1%、より好ましくは0.08〜0.5%の濃度で本発明で使用されるシャンプー組成物中に存在する。
好ましくは、本発明で使用される水性シャンプー組成物は、懸濁剤をさらに含む。好適な懸濁剤は、ポリアクリル酸、アクリル酸の架橋ポリマー、アクリル酸と疎水性モノマーとのコポリマー、カルボン酸含有モノマーとアクリルエステルとのコポリマー、アクリル酸とアクリル酸エステルとの架橋コポリマー、ヘテロ多糖ガムおよび結晶性長鎖アシル誘導体から選択される。長鎖アシル誘導体は、望ましくは、ステアリン酸エチレングリコール、16〜22個の炭素原子を有する脂肪酸のアルカノールアミド、およびそれらの混合物から選択される。ジステアリン酸エチレングリコールおよびジステアリン酸ポリエチレングリコール3は、組成物に真珠光沢を付与するので、好ましい長鎖アシル誘導体である。ポリアクリル酸は、Carbopol 420、Carbopol 488またはCarbopol 493として市販されている。多官能剤で架橋したアクリル酸のポリマーも使用することができ、それらは、Carbopol 910、Carbopol 934、Carbopol 941およびCarbopol 980として市販されている。カルボン酸含有モノマーとアクリル酸エステルとの好適なコポリマーの例は、Carbopol 1342である。すべてのCarbopol(商標)材料は、Goodrichから入手可能である。
アクリル酸とアクリル酸エステルとの好適な架橋ポリマーは、Pemulen TR1またはPemulen TR2である。好適なヘテロ多糖ガムはキサンタンガムであり、例えばKelzan muとして入手可能なものである。
上記懸濁剤のいずれかの混合物が使用され得る。アクリル酸と結晶性長鎖アシル誘導体との架橋ポリマーの混合物が好ましい。
懸濁剤は、一般に、本発明で使用されるシャンプー組成物中に、組成物の総重量に基づいて、懸濁剤の総重量で0.1〜10%、好ましくは0.5〜6%、より好ましくは0.9〜4%の濃度で存在する。
コンディショナー
コンディショナー組成物は、典型的には、化粧品的に許容され、毛髪への局所適用に適した1つまたは複数のカチオン性コンディショニング界面活性剤を含む。
好ましくは、カチオン性コンディショニング界面活性剤は、式N(R)(R)(R)(R)を有し、式中、R、R、RおよびRは、独立して(C〜C30)アルキルまたはベンジルである。
好ましくは、R、R、RおよびRの1つ、2つまたは3つは、独立して(C〜C30)アルキルであり、他のR、R、RおよびR基は(C〜C)アルキルまたはベンジルである。
より好ましくは、R、R、RおよびRの1つまたは2つは、独立して(C〜C30)アルキルであり、他のR、R、RおよびR基は(C〜C)アルキルまたはベンジル基である。アルキル基は、アルキル鎖内に1つもしくは複数のエステル(−OCO−もしくは−COO−)および/またはエーテル(−O−)結合を含んでいてもよい。アルキル基は、1つまたは複数のヒドロキシル基で置換されていてもよい。アルキル基は、直鎖であっても分岐鎖であってもよく、3個以上の炭素原子を有するアルキル基では、環状であってもよい。アルキル基は、飽和であってもよく、または1つもしくは複数の炭素−炭素二重結合(例えば、オレイル)を含んでいてもよい。アルキル基は、1つまたは複数のエチレンオキシ基を有するアルキル鎖上でエトキシ化されていてもよい。
本発明の方法で使用されるコンディショナー組成物で使用される好適なカチオン性コンディショニング界面活性剤としては、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化セチルピリジニウム、塩化テトラメチルアンモニウム、塩化テトラエチルアンモニウム、塩化オクチルトリメチルアンモニウム、塩化ドデシルトリメチルアンモニウム、塩化ヘキサデシルトリメチルアンモニウム、塩化オクチルジメチルベンジルアンモニウム、塩化デシルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ジドデシルジメチルアンモニウム、塩化ジオクタデシルジメチルアンモニウム、塩化タロートリメチルアンモニウム、二水素化塩化タロージメチルアンモニウム(例えばAkzo NobelのArquad 2HT/75)、塩化ココトリメチルアンモニウム、PEG−2−オレアンモニウムクロライドおよびそれらの対応する水酸化物が挙げられる。さらなる好適なカチオン性界面活性剤としては、CTFA名クオタニウム−5、クオタニウム−31およびクオタニウム−18を有する材料が挙げられる。前述の材料のいずれかの混合物も好適であり得る。本発明によるコンディショナーに使用される特に有用なカチオン性界面活性剤は、塩化セチルトリメチルアンモニウムであり、例えばGENAMIN CTACとしてHoechst Celaneseから市販されている。本発明によるコンディショナーに使用される別の特に有用なカチオン性界面活性剤は、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウムであり、例えばGENAMIN KDMPとしてClariantから市販されている。
単独で、もしくは1つまたは複数の他のカチオン性コンディショニング界面活性剤との混合物のいずれかで、本発明で使用される組成物に使用される好適なカチオン性コンディショニング界面活性剤の種類の別の例は、以下の(i)と(ii)との組み合わせである:
(i)一般式(I)に対応するアミドアミン:
Figure 2018536848
式中、Rは、10個以上の炭素原子を有するヒドロカルビル鎖であり、
およびRは、独立して、1〜10個の炭素原子のヒドロカルビル鎖から選択され、
mは、1〜約10の整数である;および
(ii)酸。
本明細書で使用される用語ヒドロカルビル鎖は、アルキルまたはアルケニル鎖を意味する。
好ましいアミドアミン化合物は、式(I)に相当するものであり、式中、
は約11〜約24個の炭素原子を有するヒドロカルビル残基であり、
およびRは、それぞれ独立して、1〜約4個の炭素原子を有するヒドロカルビル残基、好ましくはアルキル基であり、
mは1〜約4の整数である。
好ましくは、RおよびRは、メチル基またはエチル基である。
好ましくは、mは2または3、すなわちエチレンまたはプロピレン基である。
本明細書において有用な好ましいアミドアミンとしては、ステアラミドプロピルジメチルアミン、ステアラミドプロピルジエチルアミン、ステアラミドエチルジエチルアミン、ステアラミドエチルジメチルアミン、パルミタミドプロピルジメチルアミン、パルミタミドプロピルジエチルアミン、パルミタミドエチルジエチルアミン、パルミタミドエチルジメチルアミン、ベヘンアミドプロピルジメチルアミン、ベヘンアミドプロピルジエチルアミン、ベヘンアミドエチルジエチルアミン、ベヘンアミドエチルジメチルアミン、アラキドアミドプロピルジメチルアミン、アラキドアミドプロピルジエチルアミン、アラキドアミドエチルジエチルアミン、アラキドアミドエチルジメチルアミン、およびそれらの混合物が挙げられる。
本明細書において有用な特に好ましいアミドアミンは、ステアラミドプロピルジメチルアミン、ステアラミドエチルジエチルアミン、およびそれらの混合物である。
本明細書において有用な市販のアミドアミンとしては、Inolex(フィラデルフィア、ペンシルベニア州、米国)から入手可能な商品名LEXAMINE S−13およびNikko(東京、日本)から入手可能な商品名AMIDOAMINE MSPのステアラミドプロピルジメチルアミン、Nikkoから入手可能な商品名AMIDOAMINE Sのステアラミドエチルジエチルアミン、Croda(ノースハンバーサイド、イングランド)から入手可能な商品名INCROMINE BBのベヘンアミドプロピルジメチルアミン、およびScher(クリフトン、ニュージャージー州、米国)から入手可能な商品名SCHERCODINEシリーズの様々なアミドアミンが挙げられる。
酸(ii)は、ヘアトリートメント組成物中のアミドアミンをプロトン化することができるあらゆる有機酸または鉱酸であり得る。本明細書において有用な好適な酸としては、塩酸、酢酸、酒石酸、フマル酸、乳酸、リンゴ酸、コハク酸、およびそれらの混合物が挙げられる。好ましくは、酸は、酢酸、酒石酸、塩酸、フマル酸、およびそれらの混合物からなる群から選択される。
酸の主な役割は、ヘアトリートメント組成物中のアミドアミンをプロトン化して、ヘアトリートメント組成物中でその場で第3級アミン塩(TAS)を形成することである。TASは実質的に、非永久的な第4級アンモニウムまたは擬4級アンモニウムカチオン性界面活性剤である。
好適には、酸は、存在するすべてのアミドアミンをプロトン化するのに十分な量、すなわち、組成物中に存在するアミドアミンの量と少なくとも等モルの濃度で含まれる。
本発明で使用されるコンディショナーにおいて、カチオン性コンディショニング界面活性剤の濃度は、一般に、組成物の総重量に基づいてカチオン性コンディショニング界面活性剤の総重量で0.01〜10%、より好ましくは0.05〜7.5%、最も好ましくは0.1〜5%の範囲である。
本発明で使用されるコンディショナーは、典型的には、脂肪アルコールも組み込む。コンディショニング組成物中での脂肪アルコールとカチオン性界面活性剤との併用は、カチオン性界面活性剤が分散したラメラ相の形成をもたらすので、特に有利であると考えられる。
代表的な脂肪アルコールは、8〜22個の炭素原子、より好ましくは16〜22個の炭素原子を含む。脂肪アルコールは、典型的には、直鎖アルキル基を含有する化合物である。好適な脂肪アルコールの例としては、セチルアルコール、ステアリルアルコールおよびそれらの混合物が挙げられる。これらの材料の使用は、それらが本発明で使用される組成物の全体的なコンディショニング特性に寄与する点でも有利である。
本発明で使用されるコンディショナー中の脂肪アルコールの濃度は、一般に、組成物の0.01〜10重量%、好ましくは0.1〜8重量%、より好ましくは0.2〜7重量%、最も好ましくは0.3〜6重量%の範囲である。カチオン性界面活性剤対脂肪アルコールの重量比は、好適には1:1〜1:10であり、好ましくは1:1.5〜1:8であり、最適には1:2〜1:5である。カチオン性界面活性剤対脂肪アルコールの重量比が高すぎる場合、これにより、組成物からの眼の刺激がもたらされる可能性がある。上記重量比が低すぎると、一部の消費者にとって髪がきしむ感じがすることがある。
組成物の形態
本発明で使用される組成物は、好適には、予備洗浄使用または後洗浄使用のために、ヘアオイルの形態をとることができる。典型的には、ヘアオイルは、トリグリセリド、鉱油およびそれらの混合物などの水不溶性の油性コンディショニング材料から主になる。
本発明で使用される組成物は、典型的には洗浄と洗浄の間に使用されるヘアローションの形態をとり得る。ローションは、水不溶性の油性コンディショニング材料を含む水性エマルジョンである。好適な界面活性剤は、相分離に対するローションの安定性を改善するために、ローション中に含まれていてよい。
特に水ベースのシャンプーおよびヘアコンディショナーである、本発明によるヘアトリートメント組成物は、好ましくは、1つまたは複数のシリコーンコンディショニング剤も含む。
特に好ましいシリコーンコンディショニング剤は、ポリジオルガノシロキサン、特にCTFA名ジメチコンのポリジメチルシロキサン、ヒドロキシル末端基を有しCTFA名ジメチコノールのポリジメチルシロキサン、およびCTFA名アモジメチコンのアミノ官能性ポリジメチルシロキサンなどのシリコーンから形成されるものなどのシリコーンエマルジョンである。
エマルジョン液滴は、典型的には、0.01〜20マイクロメートル、より好ましくは0.2〜10マイクロメートルの範囲の、本発明で使用される組成物中のザウター平均液滴径(D3,2)を有してもよい。
ザウター平均液滴径(D3,2)を測定するための好適な方法は、Malvern Mastersizerなどの機器を用いたレーザー光散乱によるものである。
本発明で使用される組成物で使用するのに好適なシリコーンエマルジョンは、Dow CorningおよびGE Siliconesなどのシリコーンの供給業者から入手可能である。このような予め形成されたシリコーンエマルジョンの使用は、処理の容易さおよびシリコーン粒径の制御のために好ましい。このような予め形成されたシリコーンエマルジョンは、典型的には、アニオン性乳化剤もしくは非イオン性乳化剤またはそれらの混合物などの好適な乳化剤をさらに含み、乳化重合などの化学乳化プロセスによって、または高剪断ミキサーを使用する機械的乳化によって調製され得る。0.15マイクロメートル未満のザウター平均液滴径(D3,2)を有する予め形成されたシリコーンエマルジョンは、一般にマイクロエマルジョンと呼ばれる。
好適な予め形成されたシリコーンエマルジョンの例としては、すべてDow Corningから入手可能なエマルジョンDC2−1766、DC2−1784、DC−1785、DC−1786、DC−1788およびマイクロエマルジョンDC2−1865およびDC2−1870が挙げられる。これらはすべてジメチコノールのエマルジョン/マイクロエマルジョンである。また、DC2−8177およびDC939(Dow Corning製)およびSME253(GE Silicones製)などのアモジメチコンエマルジョンも適している。
例えば国際公開第03/094874号に記載されているように、ある種の高分子量の界面活性ブロックコポリマーがシリコーンエマルジョン液滴と混合されているシリコーンエマルジョンも適している。このような材料において、シリコーンエマルジョン液滴は、好ましくは、上記のようなポリジオルガノシロキサンから形成される。界面活性ブロックコポリマーの1つの好ましい形態は、以下の式:
HO(CHCHO)(CH(CH)CHO)(CHCHO)Hにより、
式中、xの平均値は4以上であり、yの平均値は25以上である。
界面活性ブロックコポリマーの別の好ましい形態は、以下の式:
(HO(CHCHO)(CH(CH)CHO)−N−CH−CH−N((OCHCH(CH))(OCHCHOH)により、
式中、aの平均値は2以上であり、bの平均値は6以上である。
上述のシリコーンエマルジョンのいずれかの混合物も使用され得る。
上記のシリコーンエマルジョンは、一般に、組成物の総重量に基づいて、シリコーンの総重量で0.05〜10%、好ましくは0.05〜5%、より好ましくは0.5〜2%の濃度で、本発明で使用される組成物中に存在する。
他の材料
本発明で使用される組成物は、性能および/または消費者の受容性を高めるための他の成分を含んでもよい。そのような成分としては、染料および顔料、pH調整剤、真珠光沢剤または乳白剤、粘度調整剤、および防腐剤または抗菌剤が挙げられる。これらの各成分は、その目的を達成するのに有効な量で存在する。一般に、これらの含まれていてよい成分は、組成物全体の5重量%までの濃度で個別に含まれる。
[実施例]
[実施例1]本発明の方法による毛髪の処理
肩の長さの茶色の白色人種の毛髪のマネキンの頭を、無香のシャンプーで十分に洗浄し、すすいだ。天然の毛髪の匂いが検出不可能になるまで、または毛髪のあらゆる以前の匂いが除去されるまで、このプロセスを繰り返した。
芳香剤カプセルを含むシャンプー(SH1)10mLを、マネキンの湿った頭頂部に適用した。毛髪に1分間泡を塗った後、シャンプーが頭に残らなくなるまで2分間すすいだ。次に、2回目のこのプロセスを繰り返した。
その後、水の大部分を取り除くために、マネキンの頭を非常に軽くタオルで乾燥させた。頭を換気のよい部屋で一晩自然乾燥させた。
毛髪が乾いたとき、頭に、ぴったりしたキャップからなるヒジャブをかぶせ、ヘッドスカーフで覆った。
[実施例2]芳香の評価
芳香強度評価は、熟練した芳香の専門家によって実施した。強度は、0〜10の尺度でスコア付けし、0は芳香が検出されず、10は非常に強い芳香を検出したことを意味する。
0時間後、芳香を評価できるようにヒジャブをとった。毛髪および内側のぴったりしたキャップ(織物)を両方評価し、種々の時間における強度スコアを以下の表1に示す。
Figure 2018536848

毛髪の芳香強度とヒジャブの芳香強度との間の密接な相関が、本発明の方法によって達成されたことが理解される。

Claims (11)

  1. 毛髪の香りを評価する方法であって、以下の工程:
    a)カプセル化香料を含む組成物で最初に毛髪を処理する工程;
    b)前記毛髪を織物物品に接触させる工程;
    c)取り除いて前記織物物品の芳香を評価する工程;および
    d)工程(c)で判定された、前記織物物品の芳香を、毛髪の芳香の指標として使用する工程を含む、方法。
  2. 前記織物物品が、スカーフ、ベール、ヘルメット、ヒジャブ、ハット、キャップ、かつらおよびターバンから選択される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記組成物が、リンスオフ、リーブオンおよびスプレーから選択される、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記組成物が、シャンプー、コンディショナー、スタイリング製品、フレグランス製品、デタングリング製品およびトリートメント製品から選択される、請求項3に記載の方法。
  5. 前記毛髪組成物が非カプセル化香料をさらに含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記カプセル化香料が、前記カプセル化香料からの拡散、または機械的剪断によって、その香料を放出する、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 二次的な織物片が前記毛髪に着用される、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記織物物品が1分間から12時間、好ましくは8時間まで着用される、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記毛髪が乾燥している場合に、工程(d)が実施される、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記織物物品の前記芳香を評価する前記工程が、着用者が前記織物物品を嗅ぐことによって行われる、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記毛髪上に示された前記芳香が尺度、好ましくは強い心地よい匂いから弱い心地よい匂い、無臭、弱い悪臭、強い悪臭までの尺度に相関する、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
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