JP2018535594A - 無線通信システムにおいて端末間の直接通信方法及びそのための装置 - Google Patents

無線通信システムにおいて端末間の直接通信方法及びそのための装置 Download PDF

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Abstract

リモートUEとの直接連結設定過程でリモートUEから最大非活性化区間に関する情報を含む直接通信要求メッセージを受信し、リモートUEとの直接連結を通じたデータ送信又はシグナリングが完了すると、最大非活性化区間に対応するタイマーを始動し、タイマーが満了するまでにリモートUEからいかなるメッセージも受信されない場合、リモートUEとの直接連結をローカル解除する直接通信方法及びリレーUEが開示される。
【選択図】図17

Description

以下の説明は、無線通信システムに関し、具体的には、端末間の直接通信(例えば、ProSe通信)環境で通信効率を改善するための端末間の直接通信方法及びその装置に関する。
無線通信システムが音声やデータなどの多様な種類の通信サービスを提供するために広範囲に展開されている。一般に、無線通信システムは可用のシステムリソース(帯域幅、送信パワーなど)を共有して多重ユーザーとの通信を支援することができる多重接続(multiple access)システムである。多重接続システムの例としては、CDMA(code division multiple access)システム、FDMA(frequency division multiple access)システム、TDMA(time division multiple access)システム、OFDMA(orthogonal frequency division multiple access)システム、SC−FDMA(single carrier frequency division multiple access)システム、MC−FDMA(multi carrier frequency division multiple access)システムなどがある。
本発明の目的は、ProSe通信過程で端末の無線リソースと不要な電力浪費を減らすことである。
本発明の他の目的は、未定義の端末間直接通信手順を提案することによって効率的な通信を具現することである。
本発明で達成しようとする技術的課題は以上で言及した事項に制限されず、言及しなかった他の技術的課題は以下で説明する本発明の実施例から本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者が考慮することができる。
上記技術的課題を解決するための直接通信実行方法は、リモートUEとの直接連結設定過程において、リモートUEから最大非活性化区間(maximum inactivity period)に関する情報を含む直接通信要求(direct communication request)メッセージを受信するステップと、リモートUEとの直接連結を通じたデータ送信又はシグナリングが完了すると、最大非活性化区間に対応するタイマーを始動するステップと、タイマーが満了するまでにリモートUEからいかなるメッセージも受信されない場合、リモートUEとの直接連結をローカル解除(locally release)するステップとを含む。
タイマーが満了する前にリモートUEからデータ送信又はシグナリングメッセージが受信される場合、リレーUEはタイマーを中止し、初期値に設定することができる。
最大非活性化区間はリモートUEが送信する直接通信キープアライブ(direct communication keepalive)メッセージの送信周期、再送信時間間隔及び最大再送信許容回数を考慮して決定されてもよい。
最大非活性化区間は、式‘Inactivity timerkeep’≧‘transmission period of keepalive message’+‘retransmission time interval’*‘maximum number of allowed retransmissions’によって決定され、この式で、‘Inactivity timerkeep’は最大非活性化区間を表し、‘transmission period of keepalive message’は直接通信キープアライブメッセージの送信周期を表し、‘retransmission time interval’は直接通信キープアライブメッセージの再送信時間間隔を表し、‘maximumm number of allowed retransmissions’は直接通信キープアライブメッセージの最大再送信許容回数を表す。
直接通信要求メッセージを受信した後にリモートUEから新しい最大非活性化区間に関する情報を含む直接通信キープアライブメッセージを受信する場合、タイマーは新しい最大非活性化区間に関する情報によって設定されてもよい。
最大非活性化区間は、リモートUEが送信する直接通信キープアライブメッセージの送信パターンに関連し、直接通信キープアライブメッセージの送信パターンは、リモートUEのモビリティー(mobility)、レポーティングタイプ(reporting type)及びメッセージ送信パターンのうち少なくとも一つを考慮して決定されてもよい。
リレーUE及びリモートUEの中でリモートUEだけが直接通信キープアライブメッセージを送信することができる。
上記技術的課題を解決するためのリレーUEは、送信部と、受信部と、送信部及び受信部に連結されて動作するプロセッサとを備え、プロセッサは、リモートUEとの直接連結設定過程において、リモートUEから最大非活性化区間(maximum inactivity period)に関する情報を含む直接通信要求(direct communication request)メッセージを受信し、リモートUEとの直接連結を通じたシグナリングが完了すると、最大非活性化区間に対応するタイマーを起動し、タイマーが満了するまでにリモートUEからいかなるメッセージも受信されない場合、リモートUEとの直接連結をローカル解除(locally release)する。
本発明の実施例によれば次のような効果を期待することができる。
第一に、端末間直接通信がなされる過程で不要なシグナリングが減るため、無線リソースの浪費と端末の電力の浪費を減らすことができる。
第二に、従来の端末間直接通信の手順とシグナリングに定義されていない部分を具体的に提案することによって通信効率を改善することができる。
第三に、端末間直接通信の全般的な手順に関して様々な実施例を提案することによって従来の通信方式を改善することができる。
本発明の実施例から得られる効果は以上で言及した効果に制限されず、言及しなかった他の効果は下記の本発明の実施例についての記載から本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に明らかに導出されて理解可能であろう。すなわち、本発明を実施するによる意図せぬ効果も本発明の実施例から当該技術分野の通常の知識を有する者によって導出されることができる。
以下の添付図面は本発明の理解を助けるためのもので、詳細な説明と一緒に本発明の実施例を提供する。ただ、本発明の技術的特徴が特定図面に限定されるものではなく、各図で開示する特徴は互いに組み合わせられて新しい実施例として構成できる。各図の参照番号(reference numerals)は構造的構成要素(structural elements)を意味する。
EPC(Evolved Packet Core)を含むEPS(Evolved Packet System)の概略的な構造を示す図である。 一般的なE−UTRANとEPCのアキテクチャーを示した例示図である。 制御平面での無線インターフェースプロトコルの構造を示した例示図である。 ユーザー平面での無線インターフェースプロトコルの構造を示した例示図である。 ランダムアクセス過程を説明するためのフローチャートである。 無線リソース制御(RRC)階層での連結過程を示す図である。 EPSで2つのUEが通信する基本的な経路を示す図である。 ProSeに基づく2つのUE間の直接モード通信経路を示す図である。 ProSeに基づく2つのUE間のeNodeBを経る通信経路を示す図である。 Non−Roaming Reference Architectureを示す図である。 ProSe UE−to−Network Relayを介したコミュニケーションを示す図である。 グループコミュニケーションのメディアトラフィックを示す図である。 リモートUEがUE−to−network relayを介した直接通信を行う手順を示す図である。 提案する実施例に関連した端末間直接通信シグナリング手順を示す図である。 提案する実施例に関連した端末間直接通信シグナリング手順を示す図である。 提案する実施例に関連した端末間直接通信シグナリング手順を示す図である。 提案する実施例に係る端末間直接通信方法を示す図である。 提案する実施例に係る端末間直接通信方法を示す図である。 提案する実施例に係る端末間直接通信方法を示す図である。 提案する実施例に係る端末間直接通信方法を示す図である。 提案する実施例に係るノード装置の構成を示す図である。
本発明で使う用語は本発明における機能を考慮してできるだけ現在広く使われる一般的な用語を選択したが、これは当該分野の技術者の意図又は判例、新技術の出現などによって変わることができる。また、特定の場合は出願人が任意に選定した用語もある。この場合、該当の発明の説明部で詳細にその意味を記載する。したがって、本発明で使う用語は単純な用語の名称ではなくて、その用語が有する意味と本発明の全般的な内容に基づいて定義されなければならない。
以下の実施例は本発明の構成要素及び特徴を所定の形態に結合したものである。それぞれの構成要素又は特徴は別途の明示的言及がない限り選択的なものと見なすことができる。それぞれの構成要素又は特徴は他の構成要素又は特徴と結合しなかった形態に実施可能である。また、一部の構成要素及び/又は特徴を結合して本発明の実施例を構成することもできる。本発明の実施例で説明する動作の順序は変更可能である。一実施例の一部の構成又は特徴は他の実施例に含まれることができ、あるいは他の実施例の対応する構成又は特徴に取り替えられることができる。
図面の説明において、本発明の要旨をあいまいにすることができる過程又は段階などは記述しなく、当業者の水準で理解可能な程度の過程又は段階も記述しなかった。
明細書全般にわたり、ある部分がある構成要素を“含む(comprising又はincluding)”というとき、これは特に反対する記載がない限り他の構成要素を排除するものではなくて他の構成要素をさらに含むことができることを意味する。また、明細書に記載した“…部”、“…機”、“モジュール”などの用語は少なくとも一つの機能又は動作を処理する単位を意味し、これはハードウェア又はソフトウェアあるいはハードウェア及びソフトウェアの結合で具現できる。また、“一(a又はan)”、“一つ(one)”、“その(the)”及び類似関連語は本発明を記述する文脈において(特に、以下の請求項の文脈で)本明細書に他に指示されるか文脈によって明らかに反駁されることがない限り、単数及び複数のいずれも含む意味として使われることができる。
本発明の実施例は無線接続システムであるIEEE 802.xxシステム、3GPPシステム、3GPP LTEシステム、3GPP2システムのうち少なくとも一つに開示された標準文書によって支援されることができる。すなわち、本発明の実施例において説明しなかった自明な段階又は部分は前記標準文書を参照して説明することができる。
また、本文書で開示する全ての用語は前記標準文書によって説明することができる。特に、本発明の実施例は、IEEE 802.16システムの標準文書であるP802.16e−2004、P802.16e−2005、P802.16.1、P802.16p及びP802.16.1b標準文書の一つ以上によって支援されることができる。
以下で、本発明による好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。添付図面と一緒に以下に開示する詳細な説明は本発明の例示的実施形態を説明するためのものであり、本発明を実施することができる唯一の実施形態を示そうとするものではない。
また、本発明の実施例で使う特定用語は本発明の理解を助けるために提供するもので、このような特定用語の使用は本発明の技術的思想を逸脱しない範疇内で他の形態に変更可能である。
明細書で使われる用語は次のように定義される。
−UMTS(Universal Mobile Telecommunications System):3GPPによって開発された、GSM(Global System for Mobile Communication)に基づく3世代(Generation)移動通信技術。
−EPS(Evolved Packet System):IP(Internet Protocol)に基づくPS(packet switched)コアネットワークであるEPC(Evolved Packet Core)とLTE/UTRANなどのアクセスネットワークで構成されたネットワークシステム。UMTSが進化した形態のネットワークである。
−NodeB:GERAN/UTRANの基地局。屋外に設置され、カバレッジはマクロセル(macro cell)規模である。
−eNodeB:E−UTRANの基地局。屋外に設置され、カバレッジはマクロセル(macro cell)規模である。
−UE(User Equipment):ユーザー器機。UEは端末(terminal)、ME(Mobile Equipment)、MS(Mobile Station)などの用語でも言える。また、UEはノートブック型パソコン、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)、スマートフォン、マルチメディア器機などの携帯可能な器機であってもよく、あるいはPC(Personal Computer)、車両搭載装置などの携帯不可の器機であってもよい。MTC関連の内容でUE又は端末という用語はMTCデバイスを指すこともある。
−HNB(Home NodeB):UMTSネットワークの基地局であって、屋内に設置され、カバレッジはマイクロセル(micro cell)規模である。
−HeNB(Home eNodeB):EPSネットワークの基地局であって、屋内に設置され、カバレッジはマイクロセル規模である。
−MME(Mobility Management Entity):移動性管理(Mobility Management;MM)、セッション管理(Session Management;SM)機能を行うEPSネットワークのネットワークノード。
−PDN−GW(Packet Data Network−Gateway)/PGW:UE IP住所割当、パケットスクリーニング(screening)及びフィルタリング、課金データ収集(charging data collection)の機能などを行うEPSネットワークのネットワークノード。
−SGW(Serving Gateway):移動性アンカー(mobility anchor)、パケットルーティング(routing)、遊休(idle)モードパケットバッファリング、MMEがUEをページングするようにトリガリングする機能などを行うEPSネットワークのネットワークノード。
− PCRF(Policy and Charging Rule Function):サービスフロー(flow)別に差別化したQoS及び課金政策を動的(dynamic)に適用するための政策決定(Policy decision)を行うEPSネットワークのネットワークノード。
− OMA DM(Open Mobile Alliance Device Management):携帯電話、PDA、携帯用コンピュータなどのようなモバイルデバイスの管理のためにデザインされたプロトコルであり、デバイス設定(configuration)、ファームウェアアップグレード(firmware upgrade)、エラー報告(Error Report)などの機能を果たす。
− OAM(Operation Administration and Maintenance):ネットワーク欠陥表示、性能情報、そしてデータと診断機能を提供するネットワーク管理機能群。
− NAS(Non−Access Stratum):UEとMMEとの間の制御プレーン(control plane)の上位階層(stratum)。LTE/UMTSプロトコルスタックにおいてUEとコアネットワークとの間のシグナリング、トラフィックメッセージの交換のための機能的な階層であり、UEの移動性を支援し、UEとPDN GWとの間のIP連結を確立(establish)及び維持するセッション管理手順及びIPアドレス管理などを支援する。
− AS(Access−Stratum):UEとradio(或いは、access)ネットワークとの間のプロトコルスタックを含み、データ及びネットワーク制御信号の伝送などを担当する。
− NAS configuration MO(Management Object):NAS機能(Functionality)に関連したパラメータ(parameters)をUEに設定する過程で用いられるMO(Management object)。
−PDN(Packet Data Network):特定サービスを支援するサーバー(例えば、MMS(Multimedia Messaging Service)サーバー、WAP(Wireless Application Protocol)サーバーなど)が位置しているネットワーク。
−PDN連結:一つのIP住所(一つのIPv4住所及び/又は一つのIPv6プレフィックス)で表現される、UEとPDN間の論理的連結。
− APN(Access Point Name):PDNを表したり区別する文字列。要求したサービスや網に接続するためには特定P−GWを経由するが、このP−GWを見つけることができるように網内であらかじめ定義した名前(文字列)を意味する。(例えば、internet.mnc012.mcc345.gprs)
−RAN(Radio Access Network):3GPPネットワークでNodeB、eNodeB及びこれらを制御するRNC(Radio Network Controller)を含む単位。UE間に存在し、コアネットワークへの連結を提供する。
−HLR(Home Location Register)/HSS(Home Subscriber Server):3GPPネットワーク内の加入者情報を持っているデータベース。HSSは設定保存(configuration storage)、アイデンティティ管理(identity management)、ユーザー状態保存などの機能を行うことができる。
−PLMN(Public Land Mobile Network):個人に移動通信サービスを提供する目的で構成されたネットワーク。オペレーター別に区分されて構成できる。
−ANDSF(Access Network Discovery and Selection Function):一つのネットワークエンティティで、事業者単位で端末が使用可能なアクセスを見つけて選択するようにするポリシーを提供。
−Proximity Service(又はProSe Service又はProximity based Service):物理的に近接した装置間のディスカバリ及び互いに直接的なコミュニケーション又は基地局を介してのコミュニケーション又は第3の装置を介してのコミュニケーションが可能なサービス。この際、ユーザー平面データ(user plane data)は3GPPコアネットワーク(例えば、EPC)を介せずに直接データ経路(direct data path)を介して交換される。
−ProSeコミュニケーション:二つ以上のProSe可能な端末間の、ProSeコミュニケーション経路を介してのコミュニケーションを意味する。特に他に言及しない限り、ProSeコミュニケーションはProSe E−UTRAコミュニケーション、二つの端末間のProSe−assisted WLAN direct communication、ProSeグループコミュニケーション又はProSeブロードキャストコミュニケーションの一つを意味することができる。
−ProSe E−UTRAコミュニケーション:ProSe E−UTRAコミュニケーション経路を用いるProSeコミュニケーション
−ProSe−assisted WLAN direct communication:直接コミュニケーション経路を用いるProSeコミュニケーション
−ProSeコミュニケーション経路:ProSeコミュニケーションを支援するコミュニケーション経路であって、ProSe E−UTRAコミュニケーション経路はE−UTRAを用いてProSe−enabled UE間で又はローカルeNBを介して確立できる。ProSe−assisted WLAN direct communication pathはWLANを用いてProSe−enabled UEs間で直接確立できる。
−EPC経路(又はinfrastructure data path):EPCを介してのユーザー平面コミュニケーション経路
−ProSeディスカバリ:E−UTRAを用いて、近接したProSe−enabled端末を識別/確認する過程
−ProSe Group Communication:近接した二つ以上のProSe−enabled端末の間で、共通コミュニケーション経路を用いる一対多のProSeコミュニケーション
−ProSe UE−to−Network Relay:E−UTRAを用いるProSe−enabledネットワークとProSe−enabledパブリックセーフティー端末間のコミュニケーションリレーとして動作するProSe−enabledパブリックセーフティー端末
− リモートUE(Remote UE):UE−to−Network Relay動作においてE−UTRANによってサービス提供を受けず、ProSe UE−to−Network Relayを介してEPCネットワークに連結される、すなわち、PDN連結が提供されるProSe−enabledパブリックセーフティー端末。
−ProSe−enabled Network:ProSeディスカバリ、ProSeコミュニケーション及び/又はProSe−assisted WLAN直接通信を支援するネットワーク。以下では、ProSe−enabled Networkを簡単にネットワークと言える。
−ProSe−enabled UE:ProSeディスカバリ、ProSeコミュニケーション及び/又はProSe−assisted WLAN直接通信を支援する端末。以下では、ProSe−enabled UE及びProSe−enabled Public Safety UEを端末と言える。
−Proximity:ディスカバリとコミュニケーションでそれぞれ定義されるproximity判定基準を満たすもの。
1. EPC (Evolved Packet Core)
図1はEPC(Evolved Packet Core)を含むEPS(Evolved Packet System)の概略的な構造を示す図である。
EPCは3GPP技術の性能を向上するためのSAE(System Architecture Evolution)の核心的な要素である。SAEは多様な種類のネットワーク間の移動性を支援するネットワーク構造を決定する研究課題に相当する。SAEは、例えばIPに基づいて多様な無線接続技術を支援し、より向上したデータ送信能力を提供するなどの最適化したパケットに基づくシステムを提供することを目標とする。
具体的に、EPCは3GPP LTEシステムのためのIP移動通信システムのコアネットワーク(Core Network)であり、パケットに基づく実時間及び非実時間サービスを支援することができる。既存の移動通信システム(すなわち、2世代又は3世代移動通信システム)では音声のためのCS(Circuit−Switched)及びデータのためのPS(Packet−Switched)の二つの区別されるサブドメインによってコアネットワークの機能が具現された。しかし、3世代移動通信システムの進化である3GPP LTEシステムでは、CS及びPSのサブドメインが一つのIPドメインに単一化した。すなわち、3GPP LTEシステムでは、IP能力(capability)を有する端末と端末間の連結が、IPに基づく基地局(例えば、eNodeB(evolved NodeB))、EPC、アプリケーションドメイン(例えば、IMS(IP Multimedia Subsystem))で構成されることができる。すなわち、EPCは端対端(end−to−end)IPサービス具現に必須な構造である。
EPCは多様な構成要素を含むことができ、図1は、その一部に相当する、SGW(Serving Gateway)、PDN GW(Packet Data Network Gateway)、MME(Mobility Management Entity)、SGSN(Serving GPRS(General Packet Radio Service)Supporting Node)、ePDG(enhanced Packet Data Gateway)を示す。
SGW(又はS−GW)は無線接続ネットワーク(RAN)とコアネットワーク間の境界点として動作し、eNodeBとPDN GW間のデータ経路を維持する機能を行う要素である。また、端末がeNodeBによってサービング(serving)される領域にわたって移動する場合、SGWはローカル移動性アンカーポイント(anchor point)の役目をする。すなわち、E−UTRAN(3GPPリリース8以後に定義されるEvolved−UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)Terrestrial Radio Access Network)内での移動性のためにSGWを介してパケットがルーティングされることができる。また、SGWは他の3GPPネットワーク(3GPPリリース8以前に定義されるRAN、例えばUTRAN又はGERAN(GSM(Global System for Mobile Communication)/EDGE(Enhanced Data rates for Global Evolution)Radio Access Network)との移動性のためのアンカーポイントとして機能することもできる。
PDN GW(又はP−GW)はパケットデータネットワークに向かうデータインターフェースの終了点(termination point)に相当する。PDN GWは政策執行特徴(policy enforcement features)、パケットフィルタリング(packet filtering)、課金支援(charging support)などを支援することができる。また、3GPPネットワークと非3GPPネットワーク(例えば、I−WLAN(Interworking Wireless Local Area Network)のような信頼できないネットワーク、CDMA(Code division multiple access)ネットワーク又はWiMaxのような信頼できるネットワーク)との移動性管理のためのアンカーポイントの役目をすることができる。
図1のネットワーク構造の例示ではSGWとPDN GWが別個のゲートウェイで構成されるものを示すが、二つのゲートウェイが単一ゲートウェイ構成オプション(Single Gateway Configuration Option)によって具現されることもできる。
MMEは、UEのネットワーク連結に対するアクセス、ネットワークリソースの割当、トラッキング(tracking)、ページング(paging)、ローミング(roaming)及びハンドオーバーなどを支援するためのシグナリング及び制御機能を行う要素である。MMEは加入者及びセッション管理に係わる制御平面(control plane)の機能を制御する。MMEは幾多のeNodeBを管理し、他の2G/3Gネットワークに対するハンドオーバーのための従来のゲートウェイの選択のためのシグナリングを行う。また、MMEは保安過程(Security Procedures)、端末対ネットワークセッションハンドリング(Terminal−to−network Session Handling)、遊休端末位置決定管理(Idle Terminal Location Management)などの機能を行う。
SGSNは他の3GPPネットワーク(例えば、GPRSネットワーク)に対するユーザーの移動性管理及び認証(authentication)のような全てのパケットデータをハンドリングする。
ePDGは信頼できない非3GPPネットワーク(例えば、I−WLAN、WiFiホットスポット(hotspot)など)に対する保安ノードとしての役目をする。
図1を参照して説明したように、IP能力を有する端末は、3GPPアクセスはもちろんのこと、非3GPPアクセスに基づいてもEPC内の多様な要素を介して事業者(すなわち、オペレーター(operator))が提供するIPサービスネットワーク(例えば、IMS)にアクセスすることができる。
また、図1は多様なレファレンスポイント(例えば、S1−U、S1−MMEなど)を示す。3GPPシステムでは、E−UTRAN及びEPCの相異なる機能個体(functional entity)に存在する二つの機能を連結する概念的なリンクをレファレンスポイント(reference point)と定義する。次の表1は図1に示したレファレンスポイントをまとめたものである。表1の例示の外にもネットワーク構造によって多様なレファレンスポイントが存在することができる。
図1に示したレファレンスポイントのうちS2a及びS2bは非3GPPインターフェースに相当する。S2aは信頼できる非3GPPアクセス及びPDN GW間の関連制御及び移動性支援をユーザー平面に提供するレファレンスポイントである。S2bはePDG及びPDN GW間の関連制御及び移動性支援をユーザー平面に提供するレファレンスポイントである。
図2は一般的なE−UTRANとEPCのアキテクチャーを示した例示図である。
図示のように、eNodeBはRRC(Radio Resource Control)連結が活性化しているうちにゲートウェイへのルーティング、ページングメッセージのスケジューリング及び送信、放送チャネル(BCH)のスケジューリング及び送信、上りリンク及び下りリンクでのリソースのUEへの動的割当、eNodeBの測定のための設定及び提供、無線ベアラ制御、無線許可制御(radio admission control)、及び連結移動性制御などのための機能を行うことができる。EPC内ではページング発生、LTE_IDLE状態管理、ユーザー平面の暗号化、SAEベアラ制御、NASシグナリングの暗号化及び無欠性保護機能を行うことができる。
図3は端末と基地局間の制御平面での無線インターフェースプロトコル(Radio Interface Protocol)の構造を示した例示図、図4は端末と基地局間のユーザー平面での無線インターフェースプロトコルの構造を示した例示図である。
前記無線インターフェースプロトコルは3GPP無線接続網規格を基盤とする。前記無線インターフェースプロトコルは水平的に物理階層(Physical Layer)、データリンク階層(Data Link Layer)及びネットワーク階層(Network Layer)からなり、垂直的にはデータ情報送信のためのユーザー平面(User Plane)と制御信号(Signaling)伝達のための制御平面(Control plane)に区分される。
前記プロトコル階層は通信システムで広く知られた開放型システム間の相互接続(Open System Interconnection;OSI)基準モデルの下位3個階層を基にしてL1(第1階層)、L2(第2階層)、L3(第3階層)に区分されることができる。
以下で、前記図3に示した制御平面の無線プロトコルと、図4に示したユーザー平面での無線プロトコルの各階層を説明する。
第1階層である物理階層は物理チャネル(Physical Channel)を用いて情報送信サービス(Information Transfer Service)を提供する。前記物理階層は上位の媒体接続制御(Medium Access Control)階層とは送信チャネル(Transport Channel)を介して連結されており、前記送信チャネルを介して媒体接続制御階層と物理階層間のデータが伝達される。そして、相異なる物理階層の間、つまり送信側と受信側の物理階層の間は物理チャネルを介してデータが伝達される。
物理チャネル(Physical Channel)は時間軸上の複数のサブフレームと周波数軸上の複数のサブキャリア(Subcarrier)で構成される。ここで、一つのサブフレーム(Subframe)は時間軸上の複数のOFDMシンボル(Symbol)と複数のサブキャリアで構成される。一つのサブフレームは複数のリソースブロック(Resource Block)で構成され、一つのリソースブロックは複数のOFDMシンボル(Symbol)と複数のサブキャリアで構成される。データが送信される単位時間であるTTI(Transmission Time Interval)は一つのサブフレームに相当する1msである。
前記送信側と受信側の物理階層に存在する物理チャネルは、3GPP LTEによれば、データチャネルであるPDSCH(Physical Downlink Shared Channel)及びPUSCH(Physical Uplink Shared Channel)、及び制御チャネルであるPDCCH(Physical Downlink Control Channel)、PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)、PHICH(Physical Hybrid−ARQ Indicator Channel)及びPUCCH(Physical Uplink Control Channel)などに区分することができる。
第2階層にはさまざまな階層が存在する。まず、第2階層の媒体接続制御(Medium Access Control;MAC)階層は多様な論理チャネル(Logical Channel)を多様な送信チャネルにマッピングする役目をし、また多様な論理チャネルを一つの送信チャネルにマッピングする論理チャネル多重化(Multiplexing)の役目を行う。MAC階層は上位階層であるRLC階層とは論理チャネル(Logical Channel)で連結されており、論理チャネルは、大別して、送信される情報の種類によって制御平面(Control plane)の情報を送信する制御チャネル(Control Channel)とユーザー平面(User Plane)の情報を送信するトラフィックチャネル(Traffic Channel)に区分される。
第2階層の無線リンク制御(Radio Link Control;RLC)階層は上位階層から受信したデータを分割(Segmentation)及び連結(Concatenation)して、下位階層が無線区間にデータを送信するのに適するようにデータの大きさを調節する役目を行う。
第2階層のパケットデータ収斂プロトコル(Packet Data Convergence Protocol;PDCP)階層はIPv4又はIPv6のようなIPパケットの送信時に帯域幅の小さな無線区間で効率的に送信するために、相対的に大きくて不必要な制御情報を含んでいるIPパケットヘッダーのサイズを減らすヘッダー圧縮(Header Compression)の機能を行う。また、LTEシステムではPDCP階層が保安(Security)機能も行う。これは第3者のデータ傍受を防止する暗号化(Ciphering)と第3者のデータ操作を防止する無欠性保護(Integrity protection)で構成される。
第3階層の最上部に位置する無線リソース制御(Radio Resource Control;以下RRCと略称する)階層は制御平面でのみ定義され、無線ベアラ(Radio Bearer;RBと略称する)の設定(Configuration)、再設定(Re−configuration)及び解除(Release)に関連して論理チャネル、送信チャネル及び物理チャネルの制御を担う。この際、RBは端末とE−UTRAN間のデータ伝達のために第2階層によって提供されるサービスを意味する。
端末のRRCと無線網のRRC階層の間にRRC連結(RRC connection)が樹立された(established)場合、端末はRRC連結モード(Connected Mode)にあるようになり、そうでない場合はRRC遊休モード(Idle mode)にあるようになる。
以下で端末のRRC状態(RRC state)とRRC連結方法について説明する。RRC状態とは端末のRRCがE−UTRANのRRCとの論理的連結(logical connection)をなしているか否かを言い、連結されている場合はRRC_CONNECTED状態(state)、連結されていない場合はRRC_IDLE状態と言う。RRC_CONNECTED状態の端末はRRC連結が存在するから、E−UTRANは該当端末の存在をセル単位で把握することができ、よって端末を効果的に制御することができる。一方、RRC_IDLE状態の端末はE−UTRANが端末の存在を把握することはできなく、セルより大きな地域単位であるTA(Tracking Area)単位で核心網が管理する。すなわち、RRC_IDLE状態の端末はセルに比べて大きな地域単位で該当端末の存在有無のみ把握され、音声又はデータのような通常の移動通信サービスを受けるためには、該当端末がRRC_CONNECTED状態に遷移しなければならない。各TAはTAI(Tracking area identity)によって区分される。端末はセルで放送(broadcasting)される情報であるTAC(Tracking area code)によってTAIを構成することができる。
ユーザーが端末の電源を最初に入れたとき、端末は先に適切なセルを探索した後、該当セルでRRC連結をなし、核心網に端末の情報を登録する。その後、端末はRRC_IDLE状態に留まる。RRC_IDLE状態に留まる端末は必要によってセルを(再)選択し、システム情報(System information)又はページング情報を調べる。これをセルにキャンプオン(Camp on)すると言う。RRC_IDLE状態に留まっていた端末はRRC連結をなす必要があるときに初めてRRC連結過程(RRC connection procedure)によってE−UTRANのRRCとRRC連結をなし、RRC_CONNECTED状態に遷移する。RRC_IDLE状態にあった端末がRRC連結をなす必要がある場合は色々がある。例えば、ユーザーの通話試み、データ送信試み、又はE−UTRANからページングメッセージを受信した後、これに対する応答メッセージ送信などを挙げることができる。
前記RRC階層上に位置するNAS(Non−Access Stratum)階層は連結管理(Session Management)と移動性管理(Mobility Management)などの機能を行う。
以下では図3に示したNAS階層について詳細に説明する。
NAS階層に属するeSM(evolved Session Management)はデフォルトベアラ(Default Bearer)管理、専用ベアラ(Dedicated Bearer)管理のような機能を行い、端末が網からPSサービスを用いるための制御を担う。デフォルトベアラリソースは特定パケットデータネットワーク(Packet Data Network;PDN)に最初に接続するとき、網から割り当てられるという特徴を有する。この際、ネットワークは、端末がデータサービスを使えるように端末が使用可能なIP住所を割り当て、そしてデフォルトベアラのQoSを割り当てる。LTEでは、大別して、データ送受信のための特定帯域幅を保障するGBR(Guaranteed bit rate)QoS特性を有するベアラと帯域幅の保障なしにBest effort QoS特性を有するNon−GBRベアラの2種を支援する。デフォルトベアラの場合、Non−GBRベアラが割り当てられる。専用ベアラの場合にはGBR又はNon−GBRのQoS特性を有するベアラが割り当てられることができる。
ネットワークで端末に割り当てたベアラをEPS(evolved packet service)ベアラと言い、EPSベアラを割り当てるとき、ネットワークは一つのIDを割り当てるようになる。これをEPSベアラIDと言う。一つのEPSベアラはMBR(maximum bit rate)又は/及びGBR(Guaranteed bit rate)のQoS特性を有する。
図5は3GPP LTEでのランダムアクセス過程を示したフローチャートである。
ランダムアクセス過程はUEが基地局に対するUL同期を得るかUL無線リソースを割り当てられるために行われる。
UEはルートインデックス(root index)とPRACH(physical random access channel)設定インデックス(configuration index)をeNodeBから受信する。各セルごとにZC(Zadoff−Chu)シーケンスによって定義される64個の候補(candidate)ランダムアクセスプリアンブルがあり、ルートインデックスは端末が64個の候補ランダムアクセスプリアンブルを生成するための論理的インデックスである。
ランダムアクセスプリアンブルの送信は各セルごとに特定時間及び周波数リソースに限定される。PRACH設定インデックスはランダムアクセスプリアンブルの送信が可能な特定サブフレームとプリアンブルフォーマットを指示する。
UEは任意に選択されたランダムアクセスプリアンブルをeNodeBに送信する。UEは64個の候補ランダムアクセスプリアンブルの一つを選択する。そして、PRACH設定インデックスによって該当のサブフレームを選択する。UEは選択されたランダムアクセスプリアンブルを選択されたサブフレームに送信する。
前記ランダムアクセスプリアンブルを受信したeNodeBはランダムアクセス応答(random access response、RAR)をUEに送信する。ランダムアクセス応答は2段階で検出される。まず、UEはRA−RNTI(random access−RNTI)でマスキングされたPDCCHを検出する。UEは検出されたPDCCHによって指示されるPDSCH上でMAC(Medium Access Control)PDU(Protocol Data Unit)内のランダムアクセス応答を受信する。
図6は無線リソース制御(RRC)階層での連結過程を示す。
図6に示したように、RRC連結可否によってRRC状態が示されている。前記RRC状態とはUEのRRC階層のエンティティ(entity)がeNodeBのRRC階層のエンティティと論理的連結(logical connection)をなしているか否かを言い、連結されている場合はRRC連結状態(connected state)と言い、連結されていない状態をRRC遊休状態(idle state)と言う。
前記連結状態(Connected state)のUEはRRC連結(connection)が存在するから、E−UTRANは該当端末の存在をセル単位で把握することができ、よってUEを効果的に制御することができる。一方、遊休モード(idle state)のUEはeNodeBが把握することはできなく、セルより大きな地域単位であるトラッキング地域(Tracking Area)単位で核心網(Core Network)が管理する。前記トラッキング地域(Tracking Area)はセルの集合単位である。すなわち、遊休モード(idle state)UEは大きな地域単位で存在有無のみ把握され、音声やデータのような通常の移動通信サービスを受けるためには、端末は連結状態(connected state)に遷移しなければならない。
ユーザーがUEの電源を最初に入れたとき、前記UEは先に適切なセルを探索した後、該当セルで遊休モード(idle state)で留まる。前記遊休モード(idle state)で留まっていたUEはRRC連結をなす必要があるときに初めてRRC連結過程(RRC connection procedure)によってeNodeBのRRC階層とのRRC連結をなし、RRC連結状態(connected state)に遷移する。
前記遊休モード(Idle state)にあったUEがRRC連結をなす必要がある場合は色々がある。例えば、ユーザーの通話試み、データ送信、又はEUTRANからページングメッセージを受信した後、これに対する応答メッセージの送信を挙げることができる。
遊休モード(idle state)のUEが前記eNodeBとRRC連結をなすためには、前述したようにRRC連結過程(RRC connection procedure)を進行しなければならない。RRC連結過程は、大別して、UEがeNodeBにRRC連結要求(RRC connection request)メッセージを送信する過程、eNodeBがUEにRRC連結設定(RRC connection setup)メッセージを送信する過程、及びUEがeNodeBにRRC連結設定完了(RRC connection setup complete)メッセージを送信する過程を含む。このような過程について図6を参照してより詳細に説明すると次のようである。
1)遊休モード(Idle state)のUEは、通話試み、データ送信試み、又はeNodeBのページングに対する応答などの理由でRRC連結をなそうとする場合、まずRRC連結要求(RRC connection request)メッセージをeNodeBに送信する。
2)前記UEからRRC連結要求メッセージを受信すれば、前記eNBは、無線リソースが十分な場合、前記UEのRRC連結要求を受諾し、応答メッセージであるRRC連結設定(RRC connection setup)メッセージを前記UEに送信する。
3)前記UEが前記RRC連結設定メッセージを受信すれば、前記eNodeBにRRC連結設定完了(RRC connection setup complete)メッセージを送信する。前記UEがRRC連結設定メッセージを成功的に送信すれば、初めて前記UEはeNodeBとmpRRC連結をなし、RRC連結モードに遷移する。
2. ProSe(Proximity Service)
前述したように、ProSeは、物理的に近接した装置間のディスカバリ及び相互直接的なコミュニケーション又は基地局を介したコミュニケーション又は第3の装置を介したコミュニケーションが可能なサービスを意味する。
図7は、EPSにおいて2つのUEが通信する基本的な経路(default data path)を示している。このような基本的な経路は、事業者の運営する基地局(eNodeB)、及びコアネットワーク(core network)(すなわち、EPC)を経由する。本発明ではこのような経路をインフラストラクチャーデータ経路(infrastructure data path)(又はEPC path)と呼ぶ。また、このようなインフラストラクチャーデータ経路を通る通信をインフラストラクチャー通信と呼ぶ。
図8は、ProSeに基づく2つのUE間の直接モード通信経路(direct mode data path)を示している。このような直接モード通信経路は、事業者の運営するeNodeB及びコアネットワーク(すなわち、EPC)を経由しない。図8(a)は、UE−1とUE−2がそれぞれ異なるeNodeBにキャンプオン(camp−on)しており、かつ、直接モード通信経路を通ってデータをやり取りする場合を示し、図8(b)は、同じeNodeBにキャンプオンしている2つのUEが直接モード通信経路を通ってデータをやり取りする場合を示している。
図9は、ProSeに基づく2つのUE間のeNodeBを経由する通信経路(locally−routed data path)を示している。このようなeNodeBを経由する通信経路は、事業者の運営するコアネットワーク(すなわち、EPC)は経由しない。
図10にはNon−Roaming Reference Architectureを示している。図10のような構造において、EPCは2つのUEが近接(proximity)しているか否かを決定してそれをUEに知らせるEPC−level ProSeディスカバリ手順を行うことができる。このようなEPC−level ProSeディスカバリのために2つのUEの近接しているか否かを決定してそれをUEに知らせる役割を果たすようにするものがProSe Functionである。
ProSe functionは、ProSeと関連したサブスクライバーデータ及び/又はHSSからのProSeと関連したサブスクライバーデータをretrievalして保存し、EPCレベルProSeディスカバリ及びEPC補助WLANダイレクトディスカバリ、コミュニケーションのための認証及び構成を行うことができる。また、EPCレベルディスカバリを可能にする位置サービスクライアントとして動作することができ、UEにWLANダイレクトディスカバリ及びコミュニケーションを補助する情報を提供することができる。EPC ProSe User IDs及びApplication Layer User IDをハンドリングし、アプリケーション登録identifierマッピングのためのサードパーティーアプリケーションサーバーとの信号を交換する。近接要求の伝送、近接alerts及び位置報告のために、他のPLMNsのProSe functionとの信号を交換する。この他にもProSe Functionは、端末がProSeディスカバリ及びProSeコミュニケーションに必要とする様々なパラメータをprovisionする。ProSe Functionに関する詳細な事項は、3GPP TS 23.303の内容を準用する。
図11は、ProSe UE−to−Network Relayを介したコミュニケーションを示している。リモートUEは、UE−to−Network Relayを介してEPCへの連結性が提供されることによって、AS(Application Server)と通信したり、グループコミュニケーションに参加することができる。図12は、リモートUEがグループコミュニケーションに参加する例示を示している。図12で、同じグループに属しているUEであるUE−1〜UE−6が、グループコミュニケーションを構成する特定メディアに対してユニキャスト又はMBMSで下りリンクトラフィックを受信することができる。結局、リモートUEはたとえE−UTRANカバレッジにはいないが、UE−to−Network Relayを介してグループコミュニケーションに参加することによって、他のグループメンバーにメディアトラフィックを送信したり(すなわち、上りリンクトラフィックを生成)、他のグループメンバーの送信したメディアトラフィックを受信することができる。図12で、GCS AS(Group Communication Service Application Server)は、i)GC1 signallingの交換、ii)ユニキャストでUEから上りリンクデータの受信、iii)Unicast/MBMS deliveryを用いて、グループに属した全てのUEにデータ伝達、iv)PCRFへのRxインターフェースを介した、アプリケーションレベルセッション情報の伝送、v)Unicast DeliveryとMBMS DeliveryとをスイッチするUEのためのサービス連続性手順のための支援などの役割を担うことができる。GCS AS、Public Safety AS、GCSE AS(Group Communication Service Enabler Application Server)はいずれも同じ意味を有するものと解釈することができ、複数のUEが参加する通信を制御/管理するASを含む意味と解釈することができる。グループコミュニケーションに関する詳細な事項は、TS23.468の内容を準用する。
図13は、E−UTRANによってサービングされないリモートUEがUE−to−network relayを介した直接通信を行う手順を示している。ProSe UE−to−Network Relayとして動作可能なUEは、ネットワークに接続して、リモートUEにリレートラフィックを提供するためにPDN連結を生成することができる。UE−to−Network Relayを支援するPDN連結は、リモートUEへのリレートラフィックを支援する用途にのみ用いられる。
まず、リレーUEはE−UTRANに初期接続によってPDN連結を生成し(S1310)、IPv6の場合、リレーUEはprefix delegation functionを用いてIPv6プレフィックス(prefix)を取得する。続いて、リレーUEは、モデルA又はモデルBに従うUEとのディスカバリ手順をリモートUEと行う(S1320)。リモートUEはディスカバリ手順によって発見されたリレーUEを選択し、one−to−one直接連結を確立(establish)する(S1330)。リレーUEIDによるPDN連結がないか、リレー動作のための更なるPDN連結が必要な場合、リレーUEは新しいPDN連結手順を開始する(S1340)。
続いて、IPv6プレフィックス又はIPv4アドレスがリモートUEに割り当てられ(S1350)、これによって上りリンク/下りリンクリレー動作が始まる。IPv6プレフィックスが割り当てられる場合、リモートUEからのリレーUEへのルータ要請(router solicitation)シグナリング及びリレーUEからリモートUEへのルータ広告(router advertisement)シグナリングで構成されるIPv6 stateless address auto−configuration過程が行われる。IPv4アドレスが割り当てられる場合、DHCPv4ディスカバリシグナリング(リモートUEからリレーUEへ)、DHCPv4提供(offer)シグナリング(リレーUEからリモートUEへ)、DHCPv4要求(request)シグナリング(リモートUEからリレーUEへ)、DHCPv4 ACKシグナリング(リレーUEからリモートUEへ)で構成されるIPv4 address allocation using DHCPv4過程が行われる。
続いて、リレーUEは、リモートUEが自身に連結されたことをMMEに知らせるリモートUE報告手順を行う(S1360)。MMEは、SGW及びPGWに対してリモートUE報告手順を行うことによって、新しいリモートUEが連結されたことを知らせる(S1370)。続いて、リモートUEはネットワークとリレーUEを介して通信を行う(S1380)。上述した直接連結の生成過程の具体的な内容は、TS 23.303を準用する。
3. 提案する端末間直接通信方法
図14〜図16は、提案する実施例に関連した端末間直接通信シグナリング手順を示す図である。図14はリモートUEとリレーUEとの間の直接連結を設定する過程及び利用されるシグナリングメッセージを示し、図15はリモートUEとリレーUEとの間の直接連結が設定された以降の過程及び利用されるシグナリングメッセージを示し、図16はリモートUEとリレーUEとの間の直接連結が解除される過程及び利用されるシグナリングメッセージを示す。
図14についてまず説明する。上述したモデルA又はモデルBに従うディスカバリ手順によって対象UE(target UE)が発見されると、直接連結設定を開始するUE(initiating UE)は対象UEに直接通信要求(direct communication request)メッセージを送信する(S1410,S1430)。対象UEが開始するUEとの直接連結を設定できる場合、対象UEは応答して直接通信承認(direct communication accept)メッセージを送信する(S1420)。一方、直接連結を設定できない場合、対象UEは直接通信拒絶(direct communication reject)メッセージを送信する(S1440)。上述した過程で、開始するUEは直接連結要求メッセージを送信すると共にタイマーT4100を起動することができる。タイマーT4100は対象UEからの応答が受信されることにより中断され、タイマーが満了するまでに応答が受信されないと、開始するUEは対象UEにメッセージを再送信することができる。
次に、図15を説明する。図14で説明した過程によって直接連結が設定された2つのUE(例えば、リモートUE及びリレーUE)は、直接連結によって端末間直接通信を行う。一方、直接連結によるデータパケットの送受信がない間にも、直接連結が有効か否か確認し、直接連結を維持(maintain)するために両端末間に直接通信キープアライブ(direct communication keepalive)メッセージを送受信することができる。要求するUE(requesting UE)が直接通信キープアライブメッセージをピアUE(peer UE)に送信し(S1510)、送信と共にタイマーT4101を起動することができる。キープアライブメッセージを受信したピアUEは、これに応答して、直接通信キープアライブ確認(direct communication keepalive ACK)メッセージを、要求するUEに送信する(S1520)。この時、応答メッセージを受信した要求するUEは、タイマーT4101を中断し、新しいタイマーT4102を起動する。T4101は、先に送信した直接通信キープアライブメッセージを再送信するか否かを決定するためのタイマーであり、T4102は、新しい直接通信キープアライブを送信する時点を決定するためのタイマーである。
図16は直接連結の解除手順を示している。直接連結を解除することを決定したUEは解除UE(releasing UE)となり、ピアUE(peer UE)に直接通信解除(driect communication release)メッセージを送信する(S1610,S1630)。ピアUEは解除UEから受信したメッセージに応答して直接通信解除承認(direct communication release accept)メッセージを解除UEに送信する(S1620)。直接通信解除メッセージの送信と共にタイマーT4103が起動してもよく、タイマーT4103は直接通信解除承認メッセージの受信と共に中止される。
以下では、上述した図14〜図16の過程で発生し得る問題点について説明する。
第一に、直接連結設定過程において開始するUE(initiating UE)が拒絶メッセージを受信した時の動作である。モデルAディスカバリ手順において、一つ以上のリモートUEと直接連結を結んでいるリレーUEは続けてディスカバリメッセージを送信する。この時、ディスカバリメッセージを受信した第3のリモートUEはリレーUEに直接通信要求メッセージを送信することができ、リレーUEは第3のリモートUEとの通信を所望しないため、直接通信拒絶メッセージを送信する。このような拒絶メッセージには拒絶理由(reject cause)が含まれるが、拒絶メッセージを受信した開始するUEの具体的な動作が問題になり得る。特に、リモートUEが拒絶メッセージを受信し、リレー選択/再選択(relay select/reselect)する過程において、該当のリレーUEを再び選択しないようにする過程が要求される。さらに、拒絶メッセージに含まれた拒絶理由が一時的な(temporal)拒絶理由なのか永久的な(permanent)拒絶理由なのかも区別する必要があり、さらに、各拒絶理由に基づくリモートUEの動作も具体的に定義される必要がある。このような問題は、モデルBディスカバリ手順においてPC5ディスカバリ要求メッセージを受信したリレーUEがリモートUEを特定できない場合にも同様に発生する。
第二に、開始するUEが直接通信要求メッセージを対象UEに送信した後、対象UEから承認する応答や拒絶する応答が受信される前に新しいリレーがディスカバリされた場合が問題になり得る。開始するUEが直接通信要求メッセージを送信しながらタイマーT4100を起動することは、前の図14で説明したことがある。一方、動作中の直接連結設定手順とは別にディスカバリ手順が同時に動作することがあるが、開始するUEが直接通信要求メッセージに対する応答を受ける前に新しいディスカバリ手順によってより良いリレーUE(すなわち、対象UE)を発見した場合、動作が具体的に定義される必要がある。
第三に、直接連結が設定された後、直接連結解除過程でも問題が発生し得る。現在リレーUEの送信した直接連結解除メッセージを受信したリモートUEの直接連結解除メッセージに対する具体的な定義がないので問題になり得る。直接連結解除メッセージと共に解除理由(release cause)が送信された場合、これを受信したリモートUEの具体的な動作が定義される必要があり、特にリモートUEが該当のリレーUEを再選択することを防止する観点でも一層そうである。また、上述した第一の問題点で説明したのと同様に、一時的な解除理由と永久的な解除理由に従うリモートUEの動作が区別される必要がある。
第四に、直接連結が設定されて通信しているリモートUEとリレーUEの中で、直接通信キープアライブメッセージを送信する主体がどのUEになるかに関する問題である。現在TS 24.334では単純に要求するUE(requesting UE)が直接通信キープアライブメッセージを送信すると記述しているが、具体的にどのUEが要求するUEの役割を担うかについては記述していない。リモートUEがリレーUEとone−to−oneで連結されて通信する過程で該当のメッセージの送信主体を選定していない場合、両UEともキープアライブメッセージを送信することがある。この場合、シグナリングオーバーヘッドが発生して無線リソースの浪費につながることがあるだけでなく、両UE間の伝送タイミングを合わせなければならないという負担も発生する。
第五に、直接通信キープアライブメッセージの送信後に、要求するUE(requesting UE)が応答を未受信する場合に関する問題も解決しなければならない。このような問題点は、直接通信要求メッセージを送信した開始するUE(initiating UE)が応答を未受信した場合にも同様に発生し得る。特に、両メッセージの送信と共に起動したタイマーが満了すると、開始するUE/要求するUEはメッセージを再送信するが、最大再送信反復回数までの再送信以降に対する具体的定義がないので問題になり得る。再送信が反復されるにもかかわらず応答が受信されないことは、通信連結の品質が低下していることに起因し得るが、通信連結を維持する必要がないにもかかわらず続けて無線チャネルを占有する問題点を解決する必要がある。
第六に、図16で説明した解除するUE(releasing UE)が直接連結解除メッセージを送信した後に、ピアUEから応答を受信できなかった場合を考えてみてもよい。現在標準では、解除するUEが解除メッセージを要求したがその応答を受信できない場合に関する記述がないが、このような状況で解除するUEはピアUEから解除承認メッセージを受信するまで解除メッセージを反復して再送信する。このため、不要なシグナリングが反復して行われることがある。
第七に、リモートUEのリレー選択/再選択過程においてトリガリング条件と対象UEの候補を選定する過程に対して問題が発生し得る。すなわち、TS 24.334ではリレー選択/再選択手順のトリガリング条件と、いずれのUEを対象UEの候補として選定するかが具体的に定義されておらず、問題が発生し得る。
図17〜図20は、提案する実施例に係る端末間直接通信方法を示す図である。以下では、PC5シグナリングメッセージ及びシグナリング手順を改善するための実施例をそれぞれ説明し、図17は、前述した第一、第二の問題点に関する実施例を説明し、図18は前述した第三の問題点を、図19は第四、第五の問題点を、図20は第六の問題点を解決するための実施例をそれぞれ説明し、最後に第七の問題点に関する実施例を整理して説明する。また、以下では‘バックオフタイマー(back−off timer)’又は‘タイマー’という用語が種々の実施例で使われるが、具体的なタイマーの名称が定義又は説明されなくても、各実施例及び適用される用途によって異なる種類のタイマーを意味できる。
3.1 実施例1
まず、図17を用いて第一及び第二の問題点を解決するための実施例を説明する。特に、直接通信要求拒絶メッセージを受信した開始するUEが該当の対象UEを再選択する問題点を防止するための実施例を提案する。
開始するUE(又は、リモートUE)の直接通信要求メッセージに対して対象UE(又は、リレーUE)が拒絶メッセージを送信する場合、「#1:対象UEへの直接通信が許容されない(direct communication to target UE not allowed)」との拒絶理由が従来定義されたことがある。
まず、このような一つの拒絶理由を用いて対象UEの再選択を防止する方案を説明する。上述した拒絶理由#1又は新しく定義される拒絶理由を含む直接通信拒絶メッセージが受信されると、開始するUEは2つの方式で動作することができる。その第一は、連結設定のための禁止UEリスト(forbidden UE list for link setup)に、直接通信拒絶メッセージを送信した対象UEを含めることである。当該リストに含まれたUEは連結設定過程から除外され、さらにディスカバリ手順でも共に除外され得る。
その第二として、バックオフタイマーを動作させる方法も考えてみることができる。すなわち、開始するUEは拒絶メッセージを受信すると所定のバックオフタイマーを起動する。バックオフタイマー値は直接通信拒絶メッセージに含まれて開始するUEに送信されてもよく、開始するUE内に既に設定されて(configured)いてもよいが、開始するUEへメッセージに含まれて送信された場合には、既に設定された値ではなく受信した値が用いられる。バックオフタイマーが動作する間に、開始するUEは拒絶メッセージを送信したUEに対する連結設定過程を進行しなく、ディスカバリ手順から当該UEを除外する。
さらに、上記の2つの方式を共に適用してもよい。すなわち、開始するUEは拒絶メッセージを受信すると禁止UEリストに対象UEを追加し、タイマーを起動する。タイマーの満了するまでは禁止UEリストに対象UEが追加された状態が維持され、タイマー満了時に禁止UEリストから対象UEが削除されてもよい。
次に、2つ以上の拒絶理由を用いて対象UEの再選択を防止する方案を説明する。1つの拒絶理由だけを利用する場合には対象UEの動作が制限されて、意図するところが不明になることがある。このため、対象UEの再選択を制限するものが永久的か臨時的かを区別したり、再選択を許容するか否かなどを明示的に開始するUEに知らせるために2つ以上の拒絶理由を活用することができる。
一実施例によれば、1つの拒絶理由(例えば、理由#1)は、対象UEの再選択を永久的に(permanent)制限する場合に使用し、当該拒絶理由を含む拒絶メッセージを受信したUEは、当該対象UEに連結設定やディスカバリ手順を進行しなくてすむ。このとき、前述した対象UEを禁止UEリストに追加する方式を活用することができる。一方、後述する拒絶理由と区別するために、永久的に再選択を制限する時の拒絶理由は、「#1:対象UEへの直接通信が許容されず、再選択も禁止される(direct communication to target UE not allowed and retransmission not allowed)」と表現することができる。対象UEの再選択が禁止された場合、対象UEへのPC5シグナリングメッセージを含む全てのメッセージの送信も禁止される。
次に、「理由#4:対象UEへの直接通信が許容されないが、再選択は許容される(direct communication to target UE not allowed but retransmission allowed)」又は「理由#4:対象UEへの直接通信が臨時的に許容されない(direct communication to target UE temporarily not allowed)」との他の拒絶理由が新しく定義されてもよい。このような拒絶理由は前述した永久的制限のための拒絶理由と区別され、これを受信した開始するUEは対象UEに対して直接通信要求メッセージを再送信することができる。すなわち、拒絶理由に記載される‘再送信(retransmission)’は、直接通信拒絶メッセージを送信した同じ対象UEに直接通信要求メッセージを再び送信することを意味する。
一方、再送信は許容されるが、直ちに直接通信要求メッセージを再送信することは所望しない場合、前述したようにタイマーを活用することができる。すなわち、拒絶メッセージにタイマーが含まれて受信されたり、開始するUEにタイマーがあらかじめ設定されている場合、当該タイマー値を臨時的に対象UEの再選択を制限するために活用することができる。タイマーが適用される場合、開始するUEはタイマーの満了を待って対象UEへの再送信を行うことができ、連結設定手順やディスカバリ手順も当該タイマーの満了を待って行わなければならない。一方、タイマーが適用されない場合には、開始するUEは必要によって拒絶メッセージを受信すると直ちに再送信を行ってもよい。
タイマーを用いない場合を説明すると、前述した理由#1を含む拒絶メッセージを受信した開始するUEは対象UEを永久的に再選択できないので、新しい対象UEを見つけるための再選択手順を行う。一方、理由#4を含む拒絶メッセージを受信した開始するUEは、連結設定が必要な場合、直ちに直接通信要求メッセージを再送信することができる。すなわち、タイマーがなくても2つ以上の拒絶理由を活用することによって対象UEの永久的/臨時的再選択を防止することができる。
図17を用いて提案した実施例を整理すると、開始するUE(すなわち、リモートUE)が対象UE(すなわち、リレーUE)に直接通信要求メッセージを送信した後(S1710)、直接通信拒絶メッセージを受信する。この時、拒絶メッセージに含まれた拒絶理由が永久的な理由であれば(S1720)、開始するUEは拒絶メッセージを送信した対象UEを除いて再選択手順を行う(S1730)。逆に、拒絶メッセージに含まれた拒絶理由が臨時的な拒絶理由であれば(S1740)、開始するUEは、タイマーが動作する間には対象UEを除いて再選択手順を行う(S1750)。タイマーが利用されない場合には、臨時的な拒絶理由が受信されても、開始するUEは直ちに直接通信要求メッセージを再送信したり対象UEに対して再選択手順を行うことができる。
前述したように、対象UEを再選択するか否か及びタイマー値は直接通信拒絶メッセージに含まれて開始するUEに送信され得る。次の表2は、直接通信拒絶メッセージに、対象UEを再選択するか否かが表示される例を示し、表3及び表4は、理由を示す‘拡張されたPC5シグナリング理由(extended PC5 signalling cause)’IE(Information Element)がビットとして具現される例を示している。
次の表5は、直接通信拒絶メッセージに対象UEの再選択を臨時に制限するタイマー値が含まれる例を示し、表6及び表7はタイマー値の実具現例を示している。
3.2 実施例2
次に、第二の問題点に関する実施例を説明する。開始するUEが直接通信要求メッセージを送信した後、対象UEから承認応答又は拒絶応答を受信する前に新しいリレーUEを発見する場合に関する実施例である。
開始するUEは直接連結設定手順にしたがって直接通信要求メッセージを送信しながら、タイマーT4100を起動して対象UEから応答を待つ。この時、開始するUEは、進行中の直接連結設定手順とは別にディスカバリ手順を進行することができ、このようなディスカバリ手順は直接連結設定手順と同時に進行されてもよい。ディスカバリ手順はUE−to−networkリレーディスカバリ動作であってもよく、UE−to−networkリレーディスカバリが自身が受信及びフォワーディング可能なTMGI(Temporary Mobile Group Identity)関連情報をアナウンス(announce)するリレーディスカバリ付加情報(relay discovery additional information)伝送動作であってもよい。後者のディスカバリ動作は、TS 23.303 5.3.7節の具体的な内容を準用する。
次に、開始するUEが対象UEから応答を受信する前に上述したディスカバリ手順によって無線連結の品質がより良い対象UEを発見/選択した場合、開始するUEの動作を説明する。一方、従来には、タイマーT4100が動作する間にUEは新しい直接通信要求メッセージを同じ対象UEに送信することができなかった。これは、新しい対象UEには直接通信要求メッセージを送信することが可能であることを意味する。
大きく2つの方法を考慮してみることができる。まず第一の方式として、開始するUEはタイマーT4100を中断して新しい連結設定手順を開始することができる。すなわち、開始するUEは動作中のタイマーを中断して直接連結設定手順を終了し、新しい対象UEとの連結設定手順を始めることができる。この場合、開始するUEは以前対象UEから直接通信承認メッセージが受信されても、当該直接連結を使用しなく、以前対象UEに対して直接連結解除手順を行う。
第二の方式として、開始するUEは、動作中のタイマーを中断しないまま新しい直接連結設定手順を始めてもよい。この場合にも、開始するUEは、以前対象UEから直接通信承認メッセージが受信されても、当該直接連結を使用しなく、以前対象UEに対して直接連結解除手順を行う。
頻繁な対象UEの変更を防ぐために、2つの方式の両方に適用できる追加の内容を説明する。新しい対象UEと以前対象UEとの最小連結品質ギャップ(minimum link quality gap)を設定し、以前対象UEに比べて新しい対象UEの無線連結品質が格別によい場合でなければ、開始するUEは新しい対象UEの選択を制限してもよい。または、以前対象UEと維持された通信時間が短すぎる場合にも、頻繁な対象UEの変更を防止するために、新しい対象UEの選択を制限してもよい。
3.3 実施例3
次に、図18と共に第三の実施例について説明する。第三の実施例は、直接通信解除メッセージに対するリモートUEの動作を提案する。
リレーUEとリモートUEとが直接連結によって通信する途中に、解除するUE(releasing UE)(又は、リレーUE)は、ピアUE(peer UE)(又は、リモートUE)に直接通信解除メッセージを送信することができる。このような直接通信解除メッセージは、解除の理由として「理由#1:ピアUEへの通信がこれ以上必要でない(communication to peer UE no longer needed)」を表す情報を含むことができる。一方、このような解除理由は解除するUEの意図を明らかに表現できないこともある。すなわち、リレーUEとリモートUEとの間の直接連結による通信が正常に終了する場合にはこのような解除理由に問題がないが、正常でない理由(例えば、無線連結品質が突然悪くなる場合など)で連結が解除される場合には、リレーUEの再選択を防止するために新しい解除理由が定義される必要がある。
解除するUEの再選択を防止する目的という点で、上述の第一の実施例で説明した理由を類似に活用することができる。すなわち、拒絶理由として提案した「理由#1:対象UEへの直接通信が許容されない(direct communication to target UE not allowed)」が解除理由として使用されてもよく、新しく定義される解除理由が使用されてもよい。
まず、1つの解除理由だけを用いて解除するUEの再選択を防止する方案を説明する。上述した解除理由#1又は新しく定義される解除理由を含む直接通信解除メッセージが受信されると、ピアUEは2つの方式で動作することができる。その第一は、連結設定のための禁止UEリスト(forbidden UE list for link setup)に、直接通信解除メッセージを送信した解除するUEを含めることである。当該リストに含まれたUEは連結設定過程から除外され、さらにディスカバリ手順でも共に除外され得る。
第二に、バックオフタイマーを動作させる方法も考えてみることができる。すなわち、ピアUEは解除メッセージを受信すると所定のバックオフタイマーを起動する。バックオフタイマー値は直接通信解除メッセージに含まれてピアUEに送信されてもよく、ピアUE内に既に設定されて(configured)いてもよいが、メッセージに含まれてピアUEに送信された場合には、既に設定された値ではなく受信した値が用いられる。バックオフタイマーが動作する間に、ピアUEは解除メッセージを送信した解除するUEに対する連結設定過程を進行しなく、ディスカバリ手順において当該解除するUEを除外する。
さらに、2つの方式を共に適用することもできる。すなわち、ピアUEは解除メッセージを受信すると、禁止UEリストに対象解除するUEを追加し、タイマーを起動する。タイマーの満了までは禁止UEリストに解除するUEが追加された状態が維持され、タイマー満了時に禁止UEリストから解除するUEが削除されてもよい。
次に、2つ以上の解除理由を用いて解除するUEの再選択を防止する方案を説明する。1つの解除理由だけを利用する場合、ピアUEの動作が制限されて、意図するところが不明になることがある。直接連結が異常終了することから、解除するUEの再選択を制限するものが永久的か臨時的かを区別したり、再選択を許容するか否かなどを明示的にピアUEに知らせるために2つ以上の解除理由を活用することができる。
一実施例によれば、1つの解除理由(例えば、理由#1)は、解除するUEの再選択を永久的に(permanent)制限する場合に使用し、当該解除理由を含む解除メッセージを受信したピアUEは、当該解除するUEへの連結設定やディスカバリ手順を進行しなくてすむ。このとき、前述した解除するUEを禁止UEリストに追加する方式を活用することができる。一方、後述する解除理由と区別するために、永久的に再選択を制限する時の解除理由は「#1:対象UEへの直接通信が許容されず、再選択も禁止される(direct communication to target UE not allowed and retransmission not allowed)」と表現することができる。解除するUEの再選択が禁止された場合、解除するUEへのPC5シグナリングメッセージを含む全てのメッセージの送信も禁止される。
次いで、「理由#4:対象UEへの直接通信が許容されないが、再選択は許容される(direct communication to target UE not allowed but retransmission allowed)」又は「理由#4:対象UEへの直接通信が臨時的に許容されない(direct communication to target UE temporarily not allowed)」という他の解除理由が新しく定義されてもよい。このような解除理由は前述した永久的制限のための解除理由と区別され、これを受信したピアUEは、解除するUEに対して直接通信要求メッセージを再送信することができる。すなわち、解除理由に記載される‘再送信(retransmission)’は、直接通信解除メッセージを送信した同じ解除するUEに直接通信要求メッセージを再び送信することを意味する。
一方、再送信は許容されるが、直ちに直接通信要求メッセージを再送信することを所望しない場合、前述したようにタイマーが活用されてもよい。すなわち、解除メッセージにタイマーが含まれて受信されたり、ピアUEにタイマーがあらかじめ設定されている場合、当該タイマー値が臨時的に解除するUEの再選択を制限するために活用されてもよい。タイマーが適用される場合には、ピアUEはタイマーの満了を待って解除するUEへの再送信を行うことができ、連結設定手順やディスカバリ手順も当該タイマーの満了を待って行わなければならない。一方、タイマーが適用されない場合には、ピアUEは必要によって解除メッセージを受信すると直ちに再送信を行うこともできる。
タイマーが用いられない場合を説明すると、前述した理由#1を含む解除メッセージを受信したピアUEは、解除するUEを永久的に再選択できないので、新しいリレーUEを見つけるための再選択手順を行う。一方、理由#4を含む解除メッセージを受信したピアUEは、連結設定が必要な場合、直ちに直接通信要求メッセージを再送信することができる。すなわち、タイマーがなくても2つ以上の拒絶理由を活用することによって解除するUEの永久的/臨時的再選択を防止することができる。
図18を用いて提案した実施例を整理すると、解除するUE(すなわち、リレーUE)がピアUE(すなわち、リモートUE)に直接通信解除メッセージを送信する(S1810,S1830)。このとき、解除メッセージに含まれた解除理由が永久的な理由であれぱ(S1810)、ピアUEは解除メッセージを送信した解除するUEを除いて再選択手順を行う(S1820)。逆に、解除メッセージに含まれた解除理由が臨時的な解除理由であれば(S1830)、ピアUEはタイマーが動作する間には解除するUEを除いて再選択手順を行う(S1840)。タイマーが用いられない場合であれば、臨時的な拒絶理由が受信されてもピアUEは直ちに直接通信要求メッセージを再送信したり、解除するUEに対して再選択手順を行うことができる。
前述したように、解除するUEを再選択するか否かとタイマー値は直接通信解除メッセージに含まれてピアUEに送信され得る。次の表8は、直接通信解除メッセージに、解除するUEを再選択するか否かが表示される例を示し、表9及び表10は、理由を示す‘拡張されたPC5シグナリング理由(extended PC5 signalling cause)’IE(Information Element)がビットとして具現される例を示している。
次の表11は、直接通信解除メッセージに解除するUEの再選択を臨時に制限するタイマー値が含まれる例を示し、表12及び表13は、タイマー値の実具現例を示している。
上述した第三の実施例は、ディスカバリメッセージを用いて無線連結の品質を確認し、無線連結品質が一定以下に低下して直接通信解除メッセージを送信する場合にも適用することができる。
3.4 実施例4
次に、図19を用いて第四及び第五の実施例を説明する。まず、第四の実施例として、2つのUEの両方がキープアライブメッセージを送信することを防止するために、リモートUEとリレーUEのうち、直接通信キープアライブメッセージを送信する主体がどのUEになるかについて提案する。
現在TS 24.334には、直接通信キープアライブメッセージを送信するUEを‘要求するUE(requesting UE)’と定義している。‘要求するUE’を選択するための方式として三つを考えてみることができる。まず、特定メッセージを送信する主体になるUEを要求するUEと決定することができる。例えば、直接通信要求メッセージを送信するUE又は直接通信承認メッセージを送信するUEを、後でキープアライブメッセージを送信する‘要求するUE’として決定することができる。逆に、直接通信要求メッセージ又は直接通信承認メッセージは、相手が要求するUEになり、自身が相手ノードであるピアUEになることを認知することができる。
第二の方式として、特定UEを要求するUEとして選定する方式である。すなわち、TS 23.303においてone−to−one通信を確立するリモートUEとリレーUEを定義しているが、リレーシナリオにおいてリモートUE又はリレーUEが要求するUEになり得る。2つのUEのいずれか一方が要求するUEになってキープアライブメッセージを相手に送信すると、キープアライブメッセージを受信したUEは、自身がピアUEであることを認知することができる。
第三の方式として、特定のUEが要求するUEを選択する決定権を有する方式も考慮してみることができる。例えば、UE−to−networkリレーUEが、自身とリモートUEの中でどのUEが要求するUEになるかを決定することができる。勿論、逆に、リモートUEが要求するUEを選択することもできる。決定権を有するUEは、要求するUEを決定して相手UEに伝達する。
このとき、どのUEが要求するUEとして決定されたかを示す指示子を相手UEに伝達することができ、このような指示子は、PC5シグナリングメッセージ(例えば、直接通信要求メッセージ又は直接通信承認メッセージ)に含まれて相手UEに伝達することができる。また、指示子は、要求するUEをUE A又はUE Bのように明示的に示して知らせることができ、例えば、ビット‘0’はUE Aが、ビット‘1’はUE Bが要求するUEとして選択されたことを示すことができる。上述したUE A又はUE BはリレーUE又はリモートUEになり得る。
一方、第三の方式において要求するUEを選択するとき、いずれか一つのUEは2つのUEの状況を考慮して要求するUEを選択することもできる。すなわち、要求するUEは各UEの状態(例えば、負荷状態、バッテリー状態、端末のクラス(class)など)に関する情報を考慮して要求するUEを選択することができる。また、2つのUEの情報を全て有するUEが2つのUEの情報を比較して、どのUEが要求するUEとして適するかを決定することもできる。
3.5 実施例5
次に、第五の実施例として、直接通信要求メッセージ又は直接通信キープアライブメッセージの送信後に応答が未受信される場合の動作について説明する。まず、直接通信要求メッセージの場合から説明する。開始するUEは直接通信要求メッセージの送信と共にタイマーT4100を始動し、タイマーが満了すると直接通信要求メッセージを再送信する。この時、再送信は、最大許容再送信回数まで行うことができる。
一方、直接通信要求メッセージを送信したが、最大再送信許容回数までに対象UEから応答を受信できなかった場合、開始するUEは、当該直接連結に対する連結設定手順を中断(abort)し、他の対象UEを見つけるためのディスカバリ手順を行うことができる(S1910,S1920)。または、他の対象UEが発見された場合、該UEとの連結設定手順を進行することもできる。最大再送信回数までに直接通信要求メッセージに対する応答として承認メッセージや拒絶メッセージが受信されなかったということは、既に対象UEと直接連結を設定できる状態でないことを意味できるので、開始するUEはそれ以上対象UEとの連結設定手順を維持したり進行する必要がない。したがって、開始するUEは新しい連結設定手順のためのリレー再選択手順を行う。
一方、このような再選択過程において直接通信要求メッセージを送信した対象UEに再び直接通信要求メッセージを送信することもある。しかし、開始するUEが同じ対象UEに直ちに直接通信要求メッセージを送信して連結設定手順を進行することは非効率的であり得るので、一定時間区間が渡過した後に再送信が可能なように動作することができる。
例えば、開始するUEは、連結設定手順を中断した後にバックオフタイマーを起動し、タイマー満了前には、同じ対象UEに直接通信要求メッセージを送信したりディスカバリ手順を行わない。タイマー満了後に開始するUEは同じ対象UEに再び直接通信要求メッセージを再送信して連結設定手順を進行したり、対象UEに対する再選択(reselect)手順を行ったり、ディスカバリ手順を進行することができる。
次に、直接通信キープアライブメッセージの場合を説明する。以下では、前述した第四の実施例によって直接通信キープアライブメッセージを送信する主体としてリモートUEが選択された場合を前提にして説明する。
キープアライブメッセージの送信後にキープアライブ確認メッセージが未受信される場合は大きく2つに分類することができる。その一つは、要求するUEはキープアライブメッセージを送信したが、ピアUEが受信できない場合であり、もう一つは、ピアUEはキープアライブメッセージを受信してキープアライブ確認メッセージを送信したが、要求するUEが受信できない場合である。2つの場合のいずれに対しても、要求するUEとピアUEは、現在の直接連結がそれ以上有効でないと判断することができる。続いて、2つのUEは直接連結をローカル解除(locally release)することができる。
具体的な過程を、要求するUEとピアUEの立場で区分して説明する。
まず、要求するUE(すなわち、リモートUE)は、直接通信キープアライブメッセージの送信と共に始動したタイマーT4101が満了した後にキープアライブメッセージを再送信し、最大再送信許容回数まで再送信を反復する(S1940)。最大再送信許容回数まで再送信を試みる過程においてピアUEからいかなる応答(例えば、拒絶応答又は承認応答)も受信できなかった場合、要求するUEは、現在の無線連結品質がそれ以上有効でないと判断する。続いて、要求するUEはキープアライブ手順を中断し、無線連結をローカル解除する(S1950)。
無線連結をローカル解除する方法は、E−UTRANカバレッジにおいてモデル1である場合、ピアUEとの通信を終了するということを、サイドリンクUE情報(sidelink UE information)を用いてeNBに知らせることによって行うことができる。これを受信したeNBは、ピアUEへの送信に使用した無線リソースの割り当てを中止する。E−UTRANカバレッジにおいてモデル2であるか又はE−UTRANカバレッジ外である場合、要求するUEはピアUEに対する送信動作を中止し、送信のために使用していた無線リソースの使用を中止する。
無線連結をローカル解除したUEは、他の対象UEを見つけるためのディスカバリ手順を行う。仮に他の対象UEが発見された場合、対象UEとの直接連結設定手順を進行し、新しい対象UEを選択するための再選択手順を行う。このとき、同じ対象UEに対するディスカバリ手順や直接連結設定手順を直ちには進行できず、一定時間が超えた後に進行することができる。前述した直接通信要求メッセージの場合と同様に、バックオフタイマーを利用する方式も考慮してみることができる。すなわち、要求するUEはキープアライブ手順を中断した以降にタイマーを起動し、タイマーの満了前には同じピアUEに対してディスカバリ手順や連結設定手順を進行しない。タイマー満了後に、要求するUEは、同じピアUEに再び直接通信要求メッセージを再送信して連結設定手順を進行したり、同じピアUEに対する再選択(reselect)手順を行ったり、ディスカバリ手順を進行したりすることができる。
一方、ピアUE(すなわち、リレーUE)は、要求するUEから直接通信キープアライブメッセージを受信し、確認メッセージを要求するUEに送信する。この時、ピアUEの場合、要求するUEと同様に、現在無線連結を判断できるメッセージ再送信動作が定義されていないため問題になり得る。
ピアUEに対して、一実施例では、要求するUE(すなわち、リモートUE)が最大非活性化区間(maximum inactivity period)を定義して直接通信要求メッセージに含めて送信することを提案する(S1930)。ピアUEは、無線連結が設定された後に何らの通信も発生しないか又はPC5シグナリングが起きない時点になると(すなわち、データパケットの送信が完了した時点又はシグナリングの送信完了直後の時点)、非活性化タイマーT4abcdを起動する。このようなタイマーT4abcdは、上述した最大非活性化区間分の時間において動作するタイマーであり、ある通信やPC5シグナリングが再び開始すると(すなわち、データパケットの送信が始まると)中止され、初期値に設定される。
タイマーT4abcdが満了する場合、ピアUEは、要求するUEとの無線連結がそれ以上有効でないと判断し、無線連結をローカル解除する(S1960)。このような最大非活性化区間に対応するタイマーT4abcdは、要求するUEのキープアライブ最大再送信回数を考慮してその値が設定される必要がある。最大非活性化区間は、要求するUEがキープアライブメッセージを送信する周期(transmission period)、キープアライブメッセージの再送信時間間隔(retransmission time interval)及び最大再送信回数を考慮して計算することができる。例えば、最大非活性化区間は、次の式1によって計算することができる。
式1で、‘Inactivity timerkeep’は、最大非活性化区間を表すパラメータであり、‘transmission period of keepalive message’は、要求するUEがキープアライブメッセージを送信する周期、‘retransmission time interval’は、要求するUEがキープアライブメッセージを再送信する間隔、‘maximumm number of allowed retransmissions’は、要求するUEがキープアライブメッセージを再送信できる最大許容回数を表すパラメータである。
上述のようにして計算された最大非活性化区間は、前述したように、要求するUEから連結設定手順で直接通信要求メッセージを通じて受信することができる。最大非活性化区間は、ピアUEに独自にあらかじめ設定された値であってもよいが、直接通信要求メッセージにその値が含まれた場合、ピアUEは受信した値に従う。また、最大非活性化区間は、要求するUEが送信する直接通信キープアライブメッセージにも含まれてピアUEに送信されてもよく、ピアUEは、新しい最大非活性化区間値を受信すると、保存している値に代えて使用する。
一方、このような最大非活性化区間は、要求するUEごとに異なるように設定することができる。すなわち、UEごとにローカル設定値が異なってもよいが、これは、UEごとにキープアライブメッセージの再送信間隔や最大再送信許容回数が異なるように具現され得るためである。特に、UEごとにモビリティーやレポーティングタイプ(reporting type)、メッセージ送信パターンなどが異なるという点を考慮して、最大非活性化区間に該当する値はUEごとに異なるように設定されてもよい。
以上では最大非活性化区間に対応するタイマーT4abcdが満了すると、ピアUEが無線連結をローカル解除するとして説明した。このような過程で、ピアUEは無線連結をローカル解除するに先立って要求するUEに解除メッセージを送信することができる。すなわち、ピアUEは最大非活性化区間に対応するタイマーT4abcdの満了によって直接通信解除メッセージを要求するUEに送信し、次に無線連結をローカル解除することができる。
3.6 実施例6
次に、第六の実施例として、解除するUEがピアUEに直接通信解除メッセージを送信したが、応答を受信できなかった場合に関する実施例を説明する。上記の第五の実施例と同様に、解除するUE(例えば、リレーUE)とピアUE(例えば、リモートUE)の立場で区分して説明する。
まず、解除するUEは直接通信解除メッセージをピアUEに送信し(S2010)、タイマーT4103を起動する。このようなタイマーT4103が満了するまで、ピアUEから解除メッセージに対する応答として直接通信解除承認メッセージを受信しなかった場合(S2020)、解除するUEは、解除メッセージの再送信無しで直接連結をローカル解除することができる。または、解除するUEはタイマーT4103の満了以降に最大再送信許容回数までに直接通信解除メッセージを再送信することができず、最大再送信許容回数までにも応答を受信できなかった場合、直接連結をローカル解除することもできる(S2030)。上述したように、再送信を行うか否かは、解除するUEの状況によって変わることがあり、例えば、直接通信解除メッセージに含まれる解除理由によって変更することができる。
次に、直接通信解除メッセージを受信するピアUEの動作を説明する。ピアUEは、解除するUEから直接通信解除メッセージを受信すると、直接通信解除承認メッセージを解除するUEに送信する。この時、ピアUEの場合、解除するUEと同様に、現在無線連結を判断できるメッセージ再送信動作が定義されていないため問題になり得る。
ピアUEに対して、一実施例では、ピアUEが最大非活性化区間(maximum inactivity period)を定義し、当該区間の間に何らのメッセージも受信されないと直接連結をローカル解除することを提案する。具体的に、ピアUEは、直接通信解除承認メッセージの送信後に何らの通信も発生しないか又はPC5シグナリングが起きない時点(すなわち、データパケットの送信が完了した時点又はシグナリングの送信完了直後の時点)になると、非活性化タイマーT4abcdを起動する。このようなタイマーT4abcdは、上述した最大非活性化区間分の時間において動作するタイマーであり、ある通信やPC5シグナリングが再び開始すると(すなわち、データパケットの送信が始まると)中止され、初期値に設定される。
タイマーT4abcdが満了する場合、ピアUEは解除するUEとの無線連結がそれ以上有効でないと判断し、無線連結をローカル解除する(S2040)。このような最大非活性化区間に対応するタイマーT4abcdは、解除するUEのキープアライブ最大再送信回数を考慮してその値が設定される必要がある。最大非活性化区間は、解除するUEがキープアライブメッセージを送信する周期(transmission period)、キープアライブメッセージの再送信時間間隔(retransmission time interval)及び最大再送信回数を考慮して計算することができる。例えば、最大非活性化区間は、前述した式1によって計算することができる。
上述した最大非活性化区間は、ピアUEが計算して保存していてもよく、設定された任意の値であってもよい。また、ピアUEが計算した最大非活性化区間は、解除するUEとの直接連結設定過程において直接通信要求メッセージで解除するUEにあらかじめ伝達されてもよい(例えば、図19のS1930)。
一方、このような最大非活性化区間は、ピアUEごとに異なるように設定することができる。すなわち、UEごとにローカル設定値が異なってもよいが、これは、UEごとにキープアライブメッセージの再送信間隔や最大再送信許容回数が異なるように具現され得るためである。特に、UEごとにモビリティーやレポーティングタイプ(reporting type)、メッセージ送信パターンなどが異なるという点を考慮して、最大非活性化区間に該当する値はUEごとに異なるように設定されてもよい。
3.7実施例7
最後に、第七の問題点に関する実施例として、リレー選択/再選択手順のトリガリング条件と候補対象UE(candidate target UE)の選定条件について説明する。
まず、リレー選択/再選択のトリガリング条件について説明する。前述した第一、第三の実施例では、直接通信拒絶メッセージを受信したり直接通信解除メッセージを受信したリモートUEがリレーUEを再選択できないように設定される場合を説明した。永久的な拒絶理由/解除理由が受信された場合に、リモートUEは該当のリレーUEを記憶し、リレーUE選択/再選択過程(又は、対象UE選択/再選択過程)から除外する。次に、新しいリレーUEを選択するための選択/再選択過程が行われる。
一方、臨時的な拒絶理由/解除理由が受信され、再送信が直ちに許容される場合、連結設定が必要であれば、リモートUEは同じUEに直ちに直接通信要求メッセージを送信することができる。逆に、臨時的な拒絶理由/解除理由が受信されるが、再送信を直ちに行うことはできない場合(例えば、タイマー値が0でないか、deactivatedでないか、nullでない場合)、連結設定が必要であれば、リモートUEは同じUEに対するリレーUE選択/再選択過程を行ったり、一定時間区間(例えば、タイマーの満了時間)待ってから同じUEに直ちに直接通信要求メッセージを送信することができる。
前述した第五、第六の実施例において、特定メッセージを再送信できる最大許容回数までに再送信を試みたが、相手のノードから応答を受信できなかった場合にも、リレーUE選択/再選択をトリガーすることができる。すなわち、直接通信拒絶メッセージに対する応答が受信されなかったが直接連結設定が必要な場合、リモートUEはリレーUE選択/再選択手順を行う。これと類似に、リモートUEは直接通信キープアライブメッセージに対する確認応答が受信されなかった場合、直接連結をローカル解除し、リレーUE選択/再選択手順を行う。
次に、候補対象UEの選定条件について説明する。対象UEから直接通信拒絶メッセージ又は直接通信解除メッセージを受信した場合、当該UEに対する再選択を許容しない拒絶理由/解除理由又は指示子を共に受信することができる。この時、開始するUE又はピアUEは、対象UEの選択や再選択において当該UEを除外しなければならない。言い換えると、新しい直接連結を設定するための候補対象UEを選択する過程において拒絶/解除メッセージを送信したUEを除外する。このような過程は禁止UEリストにUEを追加する方式で行うことができ、禁止UEリストに追加されたUEは新しい対象UEの選択/再選択過程から除外される。
以上では端末間直接通信方法の種々の実施例について説明した。上述した実施例によって無線リソースを効率的に活用し、シグナリングオーバーヘッドを減らして従来の問題点を解決することができる。
4. 装置構成
図21は提案する実施例によるノード装置の構成を示す図である。
提案する実施例による端末装置100は、送受信装置110、プロセッサ120及びメモリ130を含むことができる。送受信装置110は、外部装置に各種の信号、データ及び情報を送信し、外部装置から各種の信号、データ及び情報を受信するように構成されることができる。若しくは、送受信装置110は送信部と受信部に分離されて具現されることもできる。端末装置100は外部装置と有線及び/又は無線で連結されることができる。プロセッサ120は端末装置100の全ての動作を制御することができ、端末装置100が外部装置と送受信すべき情報などを演算処理する機能を行うように構成されることができる。また、プロセッサ120は本発明で提案する端末動作を行うように構成されることができる。メモリ130は演算処理された情報などを所定時間の間に記憶することができ、バッファー(図示せず)などの構成要素に取り替えられることができる。
図21を参照すると、提案する実施例によるネットワークノード装置200は、送受信装置210、プロセッサ220及びメモリ230を含むことができる。送受信装置210は、外部装置に各種の信号、データ及び情報を送信し、外部装置から各種の信号、データ及び情報を受信するように構成されることができる。ネットワークノード装置200は外部装置と有線及び/又は無線で連結されることができる。送受信装置210は送信部と受信部に分離されて具現されることもできる。プロセッサ220はネットワークノード装置200の全ての動作を制御することができ、ネットワークノード装置200が外部装置と送受信すべき情報などを演算処理する機能を行うように構成されることができる。また、プロセッサ220は本発明で提案するネットワークノード動作を行うように構成されることができる。メモリ230は演算処理された情報などを所定時間の間に記憶することができ、バッファー(図示せず)などの構成要素に取り替えられることができる。
また、このような端末装置100及びネットワーク装置200の具体的な構成は、前述した本発明の多様な実施例で説明した事項が独立的に適用されるかあるいは二つ以上の実施例が同時に適用されるように具現でき、重複する内容は明確性のために説明を省略する。
上述した本発明の実施例は多様な手段によって具現できる。例えば、本発明の実施例は、ハードウェア、ファームウエア(firmware)、ソフトウェア又はそれらの組合せなどによって具現できる。
ハードウェアによる具現の場合、本発明の実施例による方法は、一つ又はそれ以上のASICs(Application Specific Integrated Circuits)、DSPs(Digital Signal Processors)、DSPDs(Digital Signal Processing Devices)、PLDs(Programmable Logic Devices)、FPGAs(Field Programmable Gate Arrays)、プロセッサ、コントローラー、マイクロコントローラー、マイクロプロセッサなどによって具現できる。
ファームウエア又はソフトウェアによる具現の場合、本発明の実施例による方法は以上で説明した機能又は動作を行う装置、過程又は関数などの形態に具現できる。ソフトウェアコードはメモリユニットに記憶され、プロセッサによって駆動されることができる。前記メモリユニットは前記プロセッサの内部又は外部に位置し、既に知られた多様な手段によって前記プロセッサとデータをやりとることができる。
前記のように開示された本発明の好適な実施形態についての詳細な説明は当業者が本発明を具現して実施することができるように提供した。以上では本発明の好適な実施形態に基づいて説明したが、当該技術分野の熟練した当業者は下記の特許請求範囲に記載された本発明の思想及び領域から逸脱しない範疇内で本発明を多様に修正及び変更することができることを理解することが可能であろう。よって、本発明はここで開示した実施形態に制限されるものではなく、ここで開示した原理及び新規の特徴と一致する最広の範囲を付与しようとするものである。
上述したような端末間直接通信方法は、3GPPシステムの他、IEEE 802.16x、802.11xシステムを含む様々な無線通信システムにも適用可能である。さらに、提案した方法は、超高周波帯域を利用するmmWave通信システムにも適用可能である。

Claims (14)

  1. 無線通信システムにおいてProSe−enabled UE(Proximity Service−enabled User Equipment)であるリレーUEがリモートUEとの直接通信を行う方法であって、
    上記リモートUEとの直接連結設定過程において、上記リモートUEから最大非活性化区間(maximum inactivity period)に関する情報を含む直接通信要求(direct communication request)メッセージを受信するステップと、
    上記リモートUEとの直接連結を通じたデータ送信又はシグナリングが完了すると、上記最大非活性化区間に対応するタイマーを始動するステップと、
    上記タイマーが満了するまでに上記リモートUEからいかなるメッセージも受信されない場合、上記リモートUEとの直接連結をローカル解除(locally release)するステップと、
    を含む、直接通信実行方法。
  2. 上記タイマーが満了する前に上記リモートUEからデータ送信又はシグナリングメッセージが受信される場合、上記リレーUEは上記タイマーを中止し、初期値に設定する、請求項1に記載の直接通信実行方法。
  3. 上記最大非活性化区間は、上記リモートUEが送信する直接通信キープアライブ(direct communication keepalive)メッセージの送信周期、再送信時間間隔及び最大再送信許容回数を考慮して決定される、請求項1に記載の直接通信実行方法。
  4. 上記最大非活性化区間は次の式
    'Inactivity timerkeep' ≧ 'transmission period of keepalive message' + 'retransmission time interval' * 'maximum number of allowed retransmissions'
    によって決定され、
    上記式で、‘Inactivity timerkeep’は上記最大非活性化区間を表し、上記‘transmission period of keepalive message’は上記直接通信キープアライブメッセージの送信周期を表し、上記‘retransmission time interval’は上記直接通信キープアライブメッセージの再送信時間間隔を表し、上記‘maximumm number of allowed retransmissions’は上記直接通信キープアライブメッセージの最大再送信許容回数を表す、請求項3に記載の直接通信実行方法。
  5. 上記直接通信要求メッセージを受信した後に上記リモートUEから新しい最大非活性化区間に関する情報を含む直接通信キープアライブメッセージを受信する場合、上記タイマーは上記新しい最大非活性化区間に関する情報によって設定される、請求項1に記載の直接通信実行方法。
  6. 上記最大非活性化区間は、上記リモートUEが送信する直接通信キープアライブメッセージの送信パターンに関連し、上記直接通信キープアライブメッセージの送信パターンは、上記リモートUEのモビリティー(mobility)、レポーティングタイプ(reporting type)及びメッセージ送信パターンのうち少なくとも一つを考慮して決定される、請求項1に記載の直接通信実行方法。
  7. 上記リレーUE及び上記リモートUEの中で上記リモートUEだけが直接通信キープアライブメッセージを送信する、請求項1に記載の直接通信実行方法。
  8. 無線通信システムにおいてProSe−enabled UE(Proximity Service−enabled User Equipment)であり、リモートUEと直接通信を行うリレーUEであって、
    送信部と、
    受信部と、
    上記送信部及び上記受信部に連結されて動作するプロセッサと、
    を備え、
    上記プロセッサは、
    上記リモートUEとの直接連結設定過程において、上記リモートUEから最大非活性化区間(maximum inactivity period)に関する情報を含む直接通信要求(direct communication request)メッセージを受信し、
    上記リモートUEとの直接連結を通じたデータ送信又はシグナリングが完了すると、上記最大非活性化区間に対応するタイマーを起動し、
    上記タイマーが満了するまでに上記リモートUEからいかなるメッセージも受信されない場合、上記リモートUEとの直接連結をローカル解除(locally release)する、リレーUE。
  9. 上記タイマーが満了する前に上記リモートUEからデータ送信又はシグナリングメッセージが受信される場合、上記リレーUEは上記タイマーを中止し、初期値に設定する、請求項8に記載のリレーUE。
  10. 上記最大非活性化区間は、上記リモートUEが送信する直接通信キープアライブ(direct communication keepalive)メッセージの送信周期、再送信時間間隔及び最大再送信許容回数を考慮して決定される、請求項8に記載のリレーUE。
  11. 上記最大非活性化区間は、次の式
    'Inactivity timerkeep' ≧ 'transmission period of keepalive message' + 'retransmission time interval' * 'maximum number of allowed retransmissions'
    によって決定され、
    上記式で、‘Inactivity timerkeep’は上記最大非活性化区間を表し、上記‘transmission period of keepalive message’は上記直接通信キープアライブメッセージの送信周期を表し、上記‘retransmission time interval’は上記直接通信キープアライブメッセージの再送信時間間隔を表し、上記‘maximumm number of allowed retransmissions’は上記直接通信キープアライブメッセージの最大再送信許容回数を表す、請求項10に記載のリレーUE。
  12. 上記直接通信要求メッセージを受信した後に上記リモートUEから新しい最大非活性化区間に関する情報を含む直接通信キープアライブメッセージを受信する場合、上記タイマーは上記新しい最大非活性化区間に関する情報によって設定される、請求項8に記載のリレーUE。
  13. 上記最大非活性化区間は、上記リモートUEが送信する直接通信キープアライブメッセージの送信パターンに関連し、上記直接通信キープアライブメッセージの送信パターンは上記リモートUEのモビリティー(mobility)、レポーティングタイプ(reporting type)及びメッセージ送信パターンのうち少なくとも一つを考慮して決定される、請求項8に記載のリレーUE。
  14. 上記リレーUE及び上記リモートUEの中で上記リモートUEだけが直接通信キープアライブメッセージを送信する、請求項8に記載のリレーUE。
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